JPH11276397A - ワイピングテープ - Google Patents

ワイピングテープ

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JPH11276397A
JPH11276397A JP10082290A JP8229098A JPH11276397A JP H11276397 A JPH11276397 A JP H11276397A JP 10082290 A JP10082290 A JP 10082290A JP 8229098 A JP8229098 A JP 8229098A JP H11276397 A JPH11276397 A JP H11276397A
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JP
Japan
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wiping
yarn
wiping tape
tape
weft
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Application number
JP10082290A
Other languages
English (en)
Inventor
Etsuo Kiyomura
清村  悦央
Masakazu Yamakoshi
正和 山越
Koshi Takahashi
幸志 高橋
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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  • Cleaning Implements For Floors, Carpets, Furniture, Walls, And The Like (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】磁気ディスクや磁気テープ等の電子機器部品等
の表面汚れを拭き取るために好適に使用され、拭き取り
後の清浄効果に優れ、発塵性の少ないワイピングテープ
を提供する。さらに、ノントルクの捲縮糸を用いること
により微少な粒子が捕獲され、拭き取り作業では拭き残
しのないワイピングテープを提供する。 【解決手段】このワイピングテープは、単繊維繊度1デ
ニール以下の極細繊維からなるマルチフィラメント糸条
をタテ糸またはヨコ糸の少なくとも一方に用いてなる織
物であって、その極細繊維からなるマルチフィラメント
糸条は実質的にノントルクの捲縮糸であり、タテ糸とヨ
コ糸の総繊度の比率が2〜10倍で、極細繊維からなる
実質的にノントルクの捲縮糸の方の総繊度を大きくし、
極細繊維の浮き構造とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、好適にはハードデ
ィスク(磁気ディスク)や磁気テープ等の電子機器部品
等の表面の汚れの拭取り用に使用されるワイピングテー
プに関し、さらに詳しくは、回転駆動ローラ系で引張り
移動させながら電子機器部品等の汚れ拭き取るために好
ましく使用されるワイピングテープに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ハードディスクや磁気テープ等の電子機
器部品では、それらの表面にできる油膜や塵などの汚れ
の有無が性能に重大な影響を及ぼすため、これら部品の
製造工程には汚れの拭取り工程が設けられて、製品の清
浄処理が行なわれるようになっている。
【0003】従来、このような拭取り工程の拭取り手段
としては、例えば実開平1−160959号公報等に提
案されているような極細繊維使いの布帛をスリットした
ワイピングテープが使用されている。この極細繊維使い
布帛からなるワイピングテープは、通常繊度の繊維から
なるワイピングテープに比べて被処理面への拭き残しが
少ないため、より高い拭き取り性能を発揮することがで
きるものであった。
【0004】しかしながら、最近のハードディスク等の
電子機器部品は、その性能の一層の向上を図るために、
拭き取り後の清浄度をさらに高度にすることが要求され
るようになっている。そのため、例え極細繊維使いの布
帛であっても、従来のワイピングテープでは、上記最近
の要求に対して十分に対応することが難しくなってきて
いる。
【0005】また、特開平2−139449号公報で
は、ポリエステルとポリアミドの分割繊維からなる捲縮
加工糸により構成された織編物の比容積を限定したワイ
ピングクロスが提案されている。しかしながら、これは
拭取性能を水と油の吸収速度と量で数値化したものであ
り、現実に使用される電子情報機器の製造工程でのワイ
ピング材としては十分な拭取性能が得られ難い。すなわ
ち、一定方向で、テープ形状でのワイピングクロスまた
は対象物の機械的移動による拭取の場合には、拭き残し
が避けられないのである。
【0006】さらに、0.5デニール以下の極細繊維か
らなる布帛に立毛を付与したワイピングクロスが特開平
4−263648号公報で提案されているが、発塵があ
るためクリーンルーム等での実用には適さない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、拭き
取り後の清浄度をこれまで以上に向上することができる
ワイピングテープを提供することにあり、特に、本発明
の実質的にノントルクの捲縮糸を使いることにより、微
少な粒子が捕獲され、拭き取り作業では拭き残しのない
ワイピングテープを提供することにある。
【0008】本発明の他の目的は、静電気の発生を押さ
え、クリーン度が要求される産業界での使用に適した絶
縁破壊のない高度な拭取性を有する、発塵量の少ないワ
イピングテープを提供することにある。
【0009】本発明のさらに他の目的は、電子機器の製
造工程など一定方向での拭取性が要求される用途での拭
き残しのないワイピングテープを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のワイピングテー
プは、単繊維繊度1デニール以下の極細繊維からなるマ
ルチフィラメント糸条をタテ糸またはヨコ糸の少なくと
も一方に用いてなる織物であって、該極細繊維からなる
マルチフィラメント糸条は実質的にノントルクの捲縮糸
であり、該タテ糸と該ヨコ糸の総繊度の比率が1.5〜
10倍であることを特徴とするワイピングテープであ
る。
【0011】本発明のワイピングテープはまた、以下の
好ましい実施態様を含んでいる。
【0012】(1)前記タテ糸または該ヨコ糸の少なく
とも一方に制電性繊維を含むマルチフィラメント糸条を
配してなること。
【0013】(2)前記ヨコ糸が実質的にノントルクの
捲縮糸であり、該タテ糸が制電性繊維を含むマルチフィ
ラメント糸条であること。
【0014】(3)前記実質的にノントルクの捲縮糸の
方の総繊度が、該制電性繊維を含むマルチフィラメント
糸条の総繊度より大きいこと。
【0015】(4)前記織物の織組織におけるタテ糸に
よるヨコ糸の拘束点の最小径太さと非拘束点の最大径太
さの比率が1.1〜5倍であり、織組織構造が実質的に
ノントルクの捲縮糸の浮き構造であること。
【0016】(5)前記タテ糸と該ヨコ糸の数の単位面
積当たりの比率が、1:10以上であること。
【0017】(6)前記ヨコ糸の方の数が該タテ糸の数
より多いこと。
【0018】(7)前記タテ糸が単繊維繊度0.5〜
5.0デニールの生糸で、100℃の熱水中における収
縮率が10%以下の合成繊維からなること。
【0019】(8)前記ワイピングテープが、厚さ0.
1〜0.7mm、幅3〜1,800mmのテープ状に両
エッジをヒートカットされて形成されており、かつその
テープ長手方向の引張り強度が40〜70kg/5c
m、伸度が20〜50%であること。
【0020】(9)JIS B9923 6.2(1.
1)による前記テープの発塵量を5μm以上のパーティ
クルが20個/ft3 ・100cm2 以下であり、そ
してそのテープを樹脂フィルムの袋内に密封パックして
なること。
【0021】(10)前記テープが巻芯にロール状に巻上
げられていること。
【0022】(11)回転駆動ローラ系で引張り移動させ
ながら電子機器部品の汚れ拭取り用に使用されこと。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明のワイピングテープを構成
するタテ糸または/およびヨコ糸には、単繊維繊度1デ
ニール以下の極細繊維からなるマルチフィラメント糸条
の実質的にノントルクの捲縮糸が用いられる。
【0024】本発明で用いられる極細繊維からなるマル
チフィラメント糸条は、例えば2種の異なるポリマーか
らなる海島型複合繊維の海成分を溶解または分解除去す
ることによって得ることができ、また、2種の異なるポ
リマーからなる分割型複合繊維の各成分を剥離分割せし
めることによって得ることができる。
【0025】本発明において、極細繊維からなるマルチ
フィラメント糸条を造るために使用されるポリマーは、
特に限定されるものではなく、通常の方法で製糸可能な
ものであればいずれのポリマーであっても使用すること
ができる。例えば、ポリエステル、ポリアミド、ポリビ
ニルアルコール、およびポリオレフィンなどを例示する
ことができ、なかでもポリエステルが特に好ましく用い
られる。
【0026】本発明において極細繊維は、単繊維繊度が
1デニール以下、好ましくは0.5デニール以下、より
好ましくは0.3デニール以下の繊維であり、特に好ま
しくは単繊維繊度が0.05〜0.2デニールの極細繊
維が用いられる。
【0027】単繊維繊度が小さいほど繊維の表面積は大
きくなり、糸条や織物における小さな空隙も多くなる。
その小さな空隙に微小な粒子が捕獲されて、優れた拭取
性を発現されるのである。そして、単繊維繊度が小さい
ことによって、ワイピングテープが被対象物に接したと
き、繊維が座屈しやすく、汚れ成分を捕獲しやすくな
る。この座屈性はポリエステルよりもポリアミドの方が
曲げ剛性の点では有利である。
【0028】本発明の極細繊維からなるマルチフィラメ
ント糸条は、ワイピングテープにおける極細繊維からな
るマルチフィラメント糸条のカバーファクターを大なら
しめるために用いられ、そのために実質的にノントルク
の捲縮糸が好ましく用いられる。かかる実質的にノント
ルクの捲縮糸を得る方法としては、押し込みスタッファ
ー法、ギヤ法、および2段ヒーター仮より法などが挙げ
られるが、2段ヒーター仮より法が好ましく用いられ
る。
【0029】この2段ヒーター仮より法は、第1次の仮
よりに続き、第2次の熱処理を行なうもので、仮より糸
を連続してオーバーフィード状態で走行熱処理すること
によって、伸長変形抗力の小さい捲縮成分が相殺され
て、変形抗力が大きく細かで強固な捲縮成分が残った仮
より糸が得られる。すなわち、トルクと伸縮性が小さ
く、かつバルキー性と熱的寸法安定性に優れた仮より糸
が得られる。
【0030】本発明において、実質的にノントルクと
は、撚り数が5ターン/メーター以下を意味する。
【0031】この実質的にノントルクの捲縮糸を用いる
ことによって、得られる織物は、表面が実質的に極細繊
維で覆われた織物になり、その極細繊維により微少な粒
子が捕獲され、拭き取り作業では拭き残しのないワイピ
ングテープが得られる。
【0032】本発明のワイピングテープは、実質的にノ
ントルクの捲縮糸をタテ糸または/およびヨコ糸に使い
て構成されるが、実質的にノントルクの捲縮糸は、好適
にはヨコ糸に用いられる。
【0033】本発明のワイピングテープにおいては、実
質的にノントルクの捲縮糸の他に、他のマルチフィラメ
ント糸条をタテ糸または/およびヨコ糸に、好ましくは
ヨコ糸に配することができる。使用されるマルチフィラ
メント糸条は、前記極細繊維からなる実質的にノントル
クの捲縮糸との総繊度の比率を1.5〜10倍、好まし
くは3〜7倍とすることを除いて任意であり、例えば、
単繊維繊度が1デニール以上の通常のマルチフィラメン
ト糸条を用いることができる。具体的には、単繊維繊度
が好ましくは0.5〜5デニールの範囲にある、総繊度
が好ましくは20〜60デニールのマルチフィラメント
糸条を用いることができる。
【0034】本発明において、このマルチフィラメント
糸条を作るために用いられるポリマーは特に限定される
ものではなく、前記極細繊維からなるマルチフィラメン
ト糸条に使用されるポリマーと同じ、通常の方法で製糸
可能なものであればいずれのポリマーであっても適用す
ることができる。例えば、ポリエステル、ポリアミド、
ポリビニルアルコール、およびポリオレフィンなどを例
示することができ、中でもポリアミドやポリエステルが
特に好ましく用いられる。
【0035】また、このマルチフィラメント糸条は、制
電性繊維を含むことが好ましい。制電性繊維としては、
例えば、ポリアルキレンエーテルセグメントを含有する
ブロックポリエーテルアミドまたはグラフトポリエーテ
ルアミド(変性ポリアミド)をポリアミドまたはポリエ
ステルと混合紡糸して、変性ポリアミドをポリアミドま
たはポリエステル中に繊維軸方向に細長い分散粒子とし
て混在させたフィラメント、カーボンブラックや炭素繊
維等の導電性物質を含有せしめた重合体からなるフィラ
メント、特に芯鞘型複合繊維の芯成分に導電性物質を含
有せしめた重合体からなるフィラメント、金属フィラメ
ント等が挙げられる。
【0036】本発明のワイピングテープの特徴のひとつ
は、タテ糸とヨコ糸の総繊度の比が1.5〜10倍で、
好適には極細繊維からなるマルチフィラメント糸の総繊
度の方を大きくし、かつ実質的にノントルクの捲縮糸を
用いることである。これによって、織物の表面が実質的
に極細繊維で覆われた織物となる。
【0037】本発明においては、さらに、タテ糸とヨコ
糸構成するマルチフィラメント糸条の単位面積当たりの
フィラメント数の比率を、好ましくは1:10以上とす
ること、より好ましくは、タテ糸を形成するフィラメン
ト数1に対してヨコ糸を10以上、より好ましくは15
以上、さらには20以上とすることにより、本発明の効
果をさらに助長することができる。この比率が小さくな
ると、ヨコ糸による表面カバー率が小さく、一定方向の
拭取性作業では拭き残しがでることがある。ここに、単
位面積当たりのフィラメント数はタテ糸またはヨコ糸の
織密度(本/インチ)で表される。
【0038】本発明のワイピングテープ織物において
は、好ましくは一定方向、すなわちテープの長さ方向へ
の移動による拭取性能向上のため、極細繊維からなる実
質的にノントルクの捲縮糸をヨコ糸に用いることが好ま
しい。このようにすることにより、ヨコ糸に用いた実質
的にノントルクの捲縮糸が織物表面に多く浮いた織物構
造となる。
【0039】織物表面に浮き出たヨコ糸は、タテ糸によ
って拘束されるが、本発明ではその拘束点の最小太さと
非拘束点の最大太さ比率が好ましくは1.1〜5倍であ
り、より好ましくは1.3〜4倍であり、さらに好まし
くは1.5〜3倍である。1.1倍を下回る場合には、
単繊維または布帛間の空隙が不足し、タテ糸が織物表面
に浮き出るため、微小な粒子が捕獲されず、5倍を上回
る場合は、浮き糸の空隙が大きすぎるため、微小な粒子
が捕獲されず拭き残しが多発する傾向を示す。従って、
タテ糸を織物表面にできるだけ出さないようにし、か
つ、良好な拭き取り性能を得るには捲縮形態を実質的に
ノントルクとするにすることによって得られる。
【0040】本発明において、拘束点の最小太さと非拘
束点の最大太さは、次のようにして測定される。すなわ
ち、織物表面において、タテ糸またはヨコ糸によって拘
束された極細繊維からなるマルチフィラメント糸条と拘
束されていない極細繊維からなるマルチフィラメント糸
条を、倍率100倍で撮った顕微鏡写真から、拘束点の
最小太さと非拘束点の最大太さを10ケ所実測し、その
平均値で測定する。ここに、拘束点とは、タテ糸とヨコ
糸が交叉している部分をいい、非拘束点とはこれらが交
叉していない部分をいう。
【0041】この場合、タテ糸には、前述の単繊維繊度
0.5〜5デニールのマルチフィラメント糸条が好まし
く用いられる。このタテ糸は、織物の形態安定化に役立
ち、織物のタテ方向の伸びを抑制するため、寸法変化の
少ない生糸が好ましい。さらに生機から製品に仕上げる
までの熱履歴を受けた場合の寸法変化の少ない糸で、1
00℃の熱水処理における収縮率が10%以下の糸条が
好ましく、さらには6%以下の糸条が好ましい。この収
縮率が大きすぎると、拭取作業時にかかる張力でワイピ
ングテープが変形し、十分な拭取性能を示さない傾向と
なる。この寸法安定化の手段として、別に仕上げ工程で
の熱処理固定を併用することもできる。
【0042】本発明において、織組織は平織り、綾織
り、朱子織り等いずれでもよいが、ヨコ糸の浮き構造を
より効果的にするため、朱子織りのように一方の糸条が
織物表面に浮き出る織組織とすることが好ましい。
【0043】本発明の特に好ましい実施態様として、極
細繊維からなる実質的にノントルクの捲縮糸が主に織物
表面に浮き出ており、制電性繊維等の他のマルチフィラ
メント糸条が織物内部に存在する構造とすることができ
る。
【0044】本発明ではこのように構成したことで、ワ
イピングテープを構成する織物の表面に浮き出た極細繊
維からなる実質的にノントルクの捲縮糸が、表面の油膜
などの汚れをマルチフィラメント糸条内部の無数の空隙
に毛細管現象により吸い入れる作用を有するため、被処
理表面に汚れを残さないように拭き取ることができると
共に、ワイピングテープ表面側にも汚れを残さないよう
にすることができる。また、一方に制電性繊維を配する
ことで、静電気の発生を押さえ発塵量を少なくすること
ができる。
【0045】本発明のワイピングテープは、厚さ0.1
〜0.7mmの織物を、幅3〜1,800mmのテープ
状に両エッジをヒートカットすることによって製造する
ことができる。そして、ワイピングテープ長手方向の引
張り強度が40〜70kg/5cm、伸度が20〜50
%であることが好ましい。
【0046】このように両エッジがカットされたテープ
は、そのエッジ部分から繊維が切断端末が発塵しやすい
という問題があるが、上記のようにエッジがヒートカッ
トされていることにより繊維の切断端末が相互に融着
し、発塵を制御することができる。さらに極細繊維から
なるマルチフィラメント捲縮糸が毛羽立ちのない長繊維
であるため、マルチフィラメント自身が自己発塵するこ
とがなく、無塵性に優れたワイピングテープとすること
ができる。
【0047】本発明のワイピングテープは、さらにテー
プ長手方向の伸度が20〜50%であることにより、拭
取り時に適度の伸びを発生して摩擦力を逃がすようにす
るため極細繊維の単糸切れを発生せず、新たな発塵の原
因になることがないので、清浄度を一層向上することが
できる。しかも、ワイピングテープ厚さを0.1〜0.
7mm、長手方向の引張り強度を40〜70kg/5c
mにしているため、上記伸びによる極細繊維の単糸切れ
も発生せず、優れた清浄度の拭き取りを可能にする。
【0048】図1(A)、(B)は、それぞれ本発明の
実施形態からなるワイピングテープを示すものである。
【0049】図1(A)に示すワイピングクロスは、極
細繊維からなる実質的にノントルクの捲縮糸の織物を幅
狭にヒートカットによりスリットしたワイピングテープ
1であって、巻芯2にロール状の巻上げ体10として巻
き上げられている。また、図1(B)に示すワイピング
クロスは、同じ織物を幅広にヒートカットによりスリッ
トしたワイピングテープ1であって、同じく巻芯2にロ
ール状の巻上げ体10として巻き上げられている。
【0050】これらワイピングテープ1は、必ずしも図
示のようにロール状に巻き上げる必要はないが、ロール
状に巻き上げると、例えば40〜50mにも及ぶ長いテ
ープであっても極めてコンパクトに収納することができ
る。また、ロール状に巻き上げておけば、図4のような
方法で使用するとき、磁気テープなどの樹脂フィルム表
面の拭取り操作を容易にすることができる。
【0051】図4に示す拭取り操作では、拭取り操作前
の樹脂フィルム5が巻き上げられた巻上げ体30を巻戻
機6にセットし、この巻上げ体30から樹脂フィルム5
を引き出しながら巻取機7に連続的に巻き上げる一方、
この上方の巻戻し機8にワイピングテープ1の巻上げ体
10をセットし、この巻上げ体10からワイピングテー
プ1を引き出しながら巻取機9に巻き上げるようにして
いる。ワイピングテープ1と樹脂フィルム5とは互いに
反対方向に走行しており、そのワイピングテープ1の上
面から圧着ロール4を押し下げて樹脂フィルム5に圧着
させると、ワイピングテープ1が樹脂フィルム5の表面
に所定の摩擦力で相対移動しながら拭取り作用を行うよ
うになっている。
【0052】また、図5(A)、(B)は、ロール状に
巻き上げたワイピングテープをハードディスク表面の拭
取り操作に利用する場合を示す。
【0053】この拭取り操作工程では、回転軸にセット
したハードディスク15の上方の巻戻し機8にワイピン
グテープ1の巻上げ体10をセットし、この巻上げ体1
0からワイピングテープ1をハードディスク15の半径
方向上面を横切らせるように巻取機9に巻き上げてい
る。そしてそのワイピングテープ1の上面から圧着ロー
ル14を押し下げてハードディスク15の半径方向上面
に圧着させると、ワイピングテープ1がハードディスク
15の表面に所定の摩擦力で相対移動しながら拭取り作
用を行なうようになっている。
【0054】また、ワイピングテープ1が、多数の極細
繊維が集束したマルチフィラメント捲縮糸の機能によっ
て、図6(A)、(B)に示すような原理による拭取り
性能を奏する。
【0055】この拭取り性能は、単繊維繊度が1デニー
ルよりも太い繊維による場合には十分な効果が得られな
くなってしまう。
【0056】図6(A)に示すように、多数の超極細繊
維fが集束されたマルチフィラメント捲縮糸Fは、その
内部に無数の隙間Gを形成している。このマルチフィラ
メント糸条からなる捲縮糸Fの織物から形成されたワイ
ピングテープ1によって被処理表面を拭き取ると、拭き
取られた油膜や汚れDが毛細管現象によってマルチフィ
ラメント糸条からなる捲縮糸F内部の隙間Gへと移動
し、そこにトラップされた状態になる。したがって、被
処理表面に汚れを残すことなく拭き取ることができ、か
つワイピングテープ1の表面にも油膜や汚れDを残さな
いので、繰り返し拭き取りすることが可能になる。
【0057】さらに上記ワイピングテープ1は、極細繊
維のマルチフィラメント糸条からなる捲縮糸が毛羽立ち
のない長繊維であるため自己発塵することがなく、実質
的に無塵性の特性を有している。
【0058】本発明のワイピングテープ1は、上記極細
繊維のマルチフィラメント糸条からなる実質的にノント
ルクの捲縮糸を用いて製織された厚さ0.1〜0.7m
m、好ましくは0.2〜0.5mmの織物が、幅3〜1
800mmでテープ状にスリットされて形成されてお
り、かつテープ物性として、テープ長手方向の引張り強
度が40〜70kg/5cm、伸度が20〜50%であ
るようにしてある。
【0059】このようにテープ長手方向に20〜50%
の伸度(破断伸度)を有するため、拭き取り時の摩擦力
により伸びを発生することによって、極細繊維の単糸が
切断を招くようなことがないので、新たに発塵を起こす
ことがない。このテープ長手方向の伸度が小さすぎる
と、極細繊維が単糸切れを起こしやすくなり、また大き
すぎると伸びが大きくなりすぎ、良好な拭取りを行なう
ことができなくなる。また、本発明において、テープの
厚さを0.1〜0.7mm、長手方向の引張り強度を4
0〜70kg/5cmにするのは、上記摩擦力に対して
極細繊維に単糸切れが発生しないようにするためであ
る。
【0060】したがって、本発明のワイピングテープ
は、上記のようなテープ特性を備えることによって、一
層清浄度の高い拭取り操作を可能にすることができる。
【0061】上記ワイピングテープにおいて、特にクリ
ーンルームで生産が行われるハードディスク製造工程に
おける拭取り工程に使用するものについては、図2及び
図3に示すように、実質的無塵状態に処理したのち樹脂
フィルム袋3の中に密封パックするようにするとよい。
【0062】ここでワイピングテープが実質的無塵状態
であるとは、JIS B99236.2(1.1)の規
定に準じて測定した発塵量が、5μm以上のパーティク
ルが20個/ft3 ・100cm2 以下、さらに好ま
しくは5個/ft3 ・100cm2 以下になっている
ことである。このように実質的無塵状態にしたワイピン
グテープ1を、図2および図3のように樹脂フィルム袋
3内に密封パックし、これをハードディスク製造工程の
置かれたクリーンルームで開封して拭取り工程に使用す
るようにすれば、超無塵状態にするハードディスク製造
工程等に対しても容易に適用することができるようにな
る。
【0063】ワイピングテープを上記のように実質的無
塵状態に方法としては、特に限定されるものではない
が、好ましくは洗濯機で純水を使用し完全洗浄するとよ
く、その洗浄後、クリーンルーム内において上記ワイピ
ングテープを樹脂フィルム袋内に収納シールするとよ
い。
【0064】本発明のワイピングテープは、各種装置等
の清掃に用いられるが、特に磁気ディスクや磁気テープ
等の電子機器部品等の表面の汚れの拭取り用に好適に使
用される。
【0065】
【実施例】(実施例1)タテ糸に、50デニール、40
フィラメントのポリエステル長繊維(単繊維繊度:1.
25d)を用い、また、ヨコ糸に、2段ヒーター仮より
方式で加工された100デニール、18フィラメントの
海島型ポリエステルマルチフィラメント糸条からなり、
撚り数が3ターン/メーターの実質ノントルクの捲縮糸
を用いた。この捲縮糸は、島成分がポリエチレンテレフ
タレートで、海成分がポリエステルの酸成分としてテレ
フタル酸と5−ナトリウムスルホイソフタル酸の共重合
体からなるアルカリ可溶型ポリエステルからなる繊維
(海成分溶出後の単糸繊度:0.06d)である。これ
らのタテ糸およびヨコ糸をそれぞれ2本引き揃えて用い
て、タテ密度:140本/インチ、ヨコ密度:140本
/インチの8枚サテンを製織し生機とした。得られた生
機をアルカリの存在下で熱処理し、海成分を完全に除去
し、ヨコ糸を極細糸に分解した。次に、この織物を16
0℃で40秒間乾熱処理し仕上げ加工した。
【0066】得られた織物は、タテ密度:155本/イ
ンチ、すなわち、1インチ間のフィラメント数は、15
5×40=6,200本であり、ヨコ密度:150本/
インチ、すなわち、150×18×70×2=37,8
00本/インチであった。タテ糸とヨコ糸のフィラメン
ト数の比率は、約61であった。また、タテ糸総繊度は
50×155=7,750Dであり、ヨコ糸総繊度は
(100×0.9)×2×150=27,000Dで、
タテ糸に対するヨコ糸の繊度比率は3.50であった。
また、織物表面をSONY社製のビデオ・マイクロ・ス
コープを使って倍率100倍で写真撮影したところ、ヨ
コ糸の拘束点の最小直径太さ(7mm)と非拘束点の最
大直径太さ(21mm)比率は3倍であり、タテ糸はほ
とんど見えなかった。
【0067】さらにこの織物をタテ方向に70mm幅の
テープ形状ににカットし、ワイピングテープとした。得
られたテープ(引張強度:62kg/5cm、伸度25
%)は、ヨコ糸の浮き構造でタテ糸は見えないものであ
った。拭取性を評価した結果、拭き残しが全くなく、拭
取性は5級でタテ筋がなく、優れた性能が確認された。
【0068】なお、拭取性は次のようにして評価した。
シリコーンオイルSH200(東レ・ダウコーニング・
シリコーン株式会社製)を注射針で約5mgガラス板上
に落とし、直径45mm、重さ1Kgfの円柱状荷重の
一端面に固定した試料(ワイピングクロス)をガラス板
上に乗せ1m/minの速度で移動し、シリコーンを拭
き取る。次に、乾式複写機用トナー(SF−76T:シ
ャープ株式会社製)をガラス板上に振りかけ、そのトナ
ーを圧縮空気(1Kgf/m2 )で吹き飛ばす。ガラ
ス板表面にセロテープ(積水化学工業株式会社製、登録
商標)を張り付けてガラス板上の残留トナーを剥ぎ取
り、セロテープに付着したトナーの程度を判定する。ト
ナーが全く付着しないもの(ガラス板のシリコーンを完
全に拭き取ったもの)を5級、トナーが極めて多量に残
るものを1級として5段階で肉眼判定した。さらに、残
存するトナーの付着状態をタテ筋の有無でも評価した。
このタテ筋の有無が実際のハードディスク製造工程での
研磨剤の除去を目的とした拭取性の拭き残し有無と一致
した。
【0069】(比較例1)タテ糸に、50デニール、4
0フィラメントのポリエステル長繊維(単糸繊度:1.
25d)を用い、ヨコ糸に、仮ヨリ加工された70デニ
ール、72フィラメントのポリエステル繊維糸(単繊維
繊度:0.97d)を用いて、実施例1と同様に製織し
加工した。得られた織物は、タテ密度:150本/イン
チ、すなわち1インチ間のフィラメント数は、150×
40=6,000本であり、ヨコ密度:146本/イン
チ、すなわち146×72=10,512本/インチで
あった。タテ糸とヨコ糸のフィラメント数の比率は約
1.8であった。
【0070】得られた織物のヨコ糸は、捲縮による浮き
構造であるが、織物のタテ糸が見えタテ糸による溝が目
立ち、拭取性の評価結果も拭き残しが多く、拭取性は2
級でタテ筋が認められ、十分な性能が得られなかった。
これは、ヨコ糸のフィラメント数が少ないことが原因と
考えられる。
【0071】(実施例2)タテ糸に、75デニール、3
6フィラメントのポリエステル長繊維(単繊維繊度:
2.1d)を用い、また、ヨコ糸に、2段ヒーター仮よ
り方式で加工された245デニール、40フィラメント
の海島型ポリエステルマルチフィラメント糸条からなる
4ターン/メーターの実質ノントルクの捲縮糸を用い
た。この捲縮糸は、島成分がポリエチレンテレフタレー
トで海成分がポリエステルの酸成分としてテレフタル酸
と5−ナトリウムスルホイソフタル酸の共重合体からな
るアルカリ可溶型ポリエステルからなる繊維(海成分溶
出後の単糸繊度:0.12d)である。これらのタテ糸
およびヨコ糸をそれぞれ用いて、タテ密度:130本/
インチ、ヨコ密度:130本/インチである5枚サテン
を製織し生機とした。この生機をアルカリの存在下で熱
処理し、海成分を完全に除去し、ヨコ糸を極細糸に分解
した。さらに130℃の熱水で処理することにより、糸
の収縮による高密度化と洗浄を同時に実施した。次に、
この織物を160℃で40秒間乾熱処理し仕上げ加工し
た。
【0072】得られた織物は、タテ密度:143本/イ
ンチ、すなわち1インチ間のフィラメント数は、143
×36=5,148本であり、ヨコ密度:140本/イ
ンチ、すなわち140×40×36=201,600本
/インチであった。タテ糸とヨコ糸のフィラメント数の
比率は約39であった。また、タテ糸総繊度は75×1
43=10,725Dであり、ヨコ糸総繊度は(245
×0.8)×140=27,440Dで、タテ糸に対す
るヨコ糸の繊度比率は2.6であった。また、織物表面
をSONY社製のビデオ・マイクロ・スコープを使って
倍率100倍で写真撮影したところ、ヨコ糸の拘束点の
太さ(16mm)と非拘束点の最大太さ(44.8m
m)比率は2.8倍であり、タテ糸はほとんど見えなか
った。
【0073】さらに織物をタテ方向に70mm幅のテー
プ形状にカットし、ワイピングテープとした。得られた
テープ(引張強度:59kg/5cm、伸度37%)
は、ヨコ糸の浮き構造が十分なものであった。拭取性を
評価した結果、拭き残しが全くなく、拭取性は5級でタ
テ筋がなく、優れた性能が確認された。
【0074】
【発明の効果】本発明によれば、タテ糸とヨコ糸の総繊
度比や本数比によって、実質的にノントルクの極細繊維
からなるマルチフィラメント捲縮糸の浮き構造の織物で
構成されており、また、その極細繊維からなるマルチフ
ィラメント捲縮糸に基づく優れた拭取り性と長繊維とし
たことによって、一定方向の拭取り性が一段と優れたワ
イピングテープが得られる。特に、クリーンルームで使
用され、人間の手作業ではなく、機械的に拭き取る電子
情報機器類の製造工程でのワイピンク材として高い信頼
性を有するワイピングテープが得られる。この効果は、
極細繊維からなるマルチフィラメント捲縮糸に、実質的
にノントルクの極細捲縮繊維を用いることによって増長
される。特に、実質的にノントルクの捲縮糸を使いるこ
とにより、布帛の表面が実質的に極細繊維で覆われた織
物になり、その極細繊維により微少な粒子が捕獲され、
拭き取り作業では拭き残しのないワイピングテープが得
られる。 また、制電性繊維からなるマルチフィラメン
ト糸条を他方の糸に用いることにより、静電気の発生を
押さえることができ、発塵量を少なくすることができ
る。
【0075】さらに、両エッジがヒートされていること
に基づく低塵性を有し、その上に、さらにテープ長手方
向の伸度を20〜50%にしたことによって、拭取り時
に適度の伸びを発生して極細繊維に単糸切れを発生させ
ず、新たな発塵による清浄度の低下を招くことがなく、
かつテープ厚さを0.1〜0.7mm、長手方向の引張
り強度を40〜70kg/5cmにしたので、同じく極
細繊維の単糸切れを発生せず、清浄度の一層高い拭き取
り操作が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (A)、(B)は、それぞれ本発明の実施形
態からなるワイピングテープを示す斜視図である。
【図2】 本発明のワイピングテープを樹脂フィルム袋
に密封パックした他の実施形態を示す斜視図である。
【図3】 図2のX−X矢視による断面図である。
【図4】 本発明のワイピングテープの使用例を示す説
明図である。
【図5】 (A)、(B)は本発明のワイピングテープ
の他の使用例を示し、(A)は概略側面図、(B)は平
面図である。
【図6】 (A)、(B)は本発明のワイピングテープ
による作用を示す説明図である。
【符号の説明】
1 :ワイピングテープ 2 :巻芯 3 :樹脂フィルム袋 10:(ワイピングテープの)巻上げ体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G11B 23/50 G11B 23/50 C

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単繊維繊度1デニール以下の極細繊維か
    らなるマルチフィラメント糸条をタテ糸またはヨコ糸の
    少なくとも一方に用いてなる織物であって、該極細繊維
    からなるマルチフィラメント糸条は実質的にノントルク
    の捲縮糸であり、該タテ糸と該ヨコ糸の総繊度の比率が
    1.5〜10倍であることを特徴とするワイピングテー
    プ。
  2. 【請求項2】 前記タテ糸または該ヨコ糸の少なくとも
    一方に制電性繊維を含むマルチフィラメント糸条を配し
    てなることを特徴とする請求項1記載のワイピングテー
    プ。
  3. 【請求項3】 前記ヨコ糸が実質的にノントルクの捲縮
    糸であり、該タテ糸が制電性繊維を含むマルチフィラメ
    ント糸条であることを特徴とする請求項1また2記載の
    ワイピングテープ。
  4. 【請求項4】 前記極細繊維からなるマルチフィラメン
    ト糸条の方の総繊度が、該制電性繊維を含むマルチフィ
    ラメント糸条の総繊度より大きいことを特徴とする請求
    項3記載のワイピングテープ。
  5. 【請求項5】 前記織物の織組織におけるタテ糸による
    ヨコ糸の拘束点の最小径太さと非拘束点の最大径太さの
    比率が1.1〜5倍であり、織組織構造が実質的にノン
    トルクの捲縮糸の浮き構造であることを特徴とする請求
    項1〜4のいずれかに記載のワイピングテープ。
  6. 【請求項6】 前記タテ糸と該ヨコ糸の数の単位面積当
    たりの比率が、1:10以上であることを特徴とする請
    求項1〜5のいずれかに記載のワイピングテープ。
  7. 【請求項7】 前記ヨコ糸の方の数が該タテ糸の数より
    多いことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の
    ワイピングテープ。
  8. 【請求項8】 前記タテ糸が単繊維繊度0.5〜5.0
    デニールの生糸で、100℃の熱水中における収縮率が
    10%以下の合成繊維からなることを特徴とする請求項
    1〜7のいずれかに記載のワイピングテープ。
  9. 【請求項9】 前記ワイピングテープが、厚さ0.1〜
    0.7mm、幅3〜1,800mmのテープ状に両エッ
    ジをヒートカットされて形成されており、かつ該ワイピ
    ングテープ長手方向の引張り強度が40〜70kg/5
    cm、伸度が20〜50%であることを特徴とする請求
    項1〜8のいずれかに記載のワイピングテープ。
  10. 【請求項10】 JIS B9923 6.2(1.
    1)による該ワイピングテープの発塵量を5μm以上の
    パーティクルが20個/ft3 ・100cm2以下に
    し、該ワイピングテープを樹脂フィルムの袋内に密封パ
    ックしてなる請求項1〜9のいずれかに記載のワイピン
    グテープ。
  11. 【請求項11】 前記ワイピングテープが巻芯にロール
    状に巻上げられている請求項1〜10のいずれかに記載
    のワイピングテープ。
  12. 【請求項12】 回転駆動ローラ系で引張り移動させな
    がら電子機器部品の汚れ拭取り用に使用される請求項1
    〜11のいずれかに記載のワイピングテープ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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