JP4176764B2 - ノイズ吸収装置 - Google Patents

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Description

本発明はノイズ吸収装置に関し、特に多種のケーブル幅に対応可能なノイズ吸収装置に関する。
従来、例えばノートパソコンにおいて本体からモニタに画像を出力するために、いわゆるフラットケーブルを用いて信号を送信している。このフラットケーブルにおいてノイズを除去するため、特許文献1に示されるように、コアとコアを保持するケースとを一体に形成してフラットケーブルを保持する構成や、特許文献2に示されるように、コアでフラットケーブルを挟んだ後に、コアを保持するケースを取り付ける構成を採ったノイズ吸収装置が開示されている。
実開平2−8009号公報 特開2003−332136号公報
しかし、コアとケースとを一体に構成した場合には、フラットケーブルの幅に応じて複数のケースを作成する必要があった。またコアでフラットケーブルを挟んだ後にコアを保持するケースを取り付ける場合には、コアをフラットケーブルに固定する必要、例えば手で押さえつけておく必要があり、作業性が劣っていた。
そこで本発明は、一種類のケースで多種のケーブル幅に自在に対応可能であり、かつ装着が容易なノイズ吸収装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は、第一対向面が設けられた第一コアと、第一対向面と対向する第二対向面が設けられた第二コアと、第一コアの一端部に装着される第一保持部材と、第一コアの他端部に装着される第二保持部材と、第二コアの一端部に装着される第三保持部材と、第二コアの他端部に装着される第四保持部材と、を備えたノイズ吸収装置を提供する。このノイズ吸収装置において、第一コア一端部側の第一対向面側に第一接触部が設けられると共に第一コア他端部側の第一対向面側に第二接触部が設けられ、第二コア一端部側の第二対向面側に第一接触部と接触可能な第三接触部が設けられると共に第二コア他端部側の第二対向面側に第二接触部と接触可能な第四接触部が設けられている。そして、第一接触部及び第二接触部と第三接触部及び第四接触部とがそれぞれ接触した状態で第一接触部と第二接触部との間であって第一対向面と第二対向面との間にケーブルを挿通可能なケーブル挿通孔が提供され、第一の保持部材と第三の保持部材との間には、第一対向面と第二対向面とを対向した状態に保持可能な第一連結部が設けられ、第二の保持部材と第四の保持部材との間には、第一対向面と第二対向面とを対向した状態に保持可能な第二連結部が設けられている。
このような構成によると、コアの一端から他端までの長さに関係なく、同一の保持部材を装着することができる。従って、ケーブル幅が広くなる等のケーブルの形状が変わったとしても、第一接触部と第二接触部との間の長さ、及び第三接触部と第四接触部との間の長さをそれぞれ各種変更したコアを選択的に用いることにより、同一の保持部材を用いてノイズ吸収装置を構成することができる。また予め保持部材をコアに装着しておけば、各保持部材を連結するだけでケーブルにノイズ吸収装置を装着することが可能であり、ケーブルへのノイズ吸収装置の装着が容易となっている。
上記構成のノイズ吸収装置おいて、第一連結部は、第一保持部材に設けられた被掛止部と第三保持部材に設けられた掛止部とから構成され、第二連結部は、第二保持部材と第四保持部材とを連結するヒンジ部から構成されていてもよい。
このような構成によると、第一連結部を自由端側、第二連結部を基部側として、ノイズ吸収装置を蝶番状に開閉することができる。よってノイズ吸収装置のケーブルへの装着をより容易に行うことができる。
また上記構成のノイズ吸収装置において、第一連結部は、第一保持部材に設けられた第一掛止部と第三保持部材に設けられた第一被掛止部とから構成され、第二連結部は、第二保持部材と第四保持部材とのいずれか一方に設けられた第二掛止部と第二保持部材と第四保持部材とのいずれか他方に設けられた第二被掛止部とから構成されていてもよい。
このような構成によると、例えば第一保持部材と第二保持部材とを同じ構成にすると共に、第三保持部材と第四保持部材とを同じ構成にすることができる。従って、ノイズ吸収装置を構成する部品の共通化を図ることができ、構成部品の種類を低減することができる。
また、第一コアの一端部側位置には、第一被係止領域と、第一対向面に配置された第一被保持領域と、第一対向面の裏面位置に配置された第一被付勢面が規定され、第一コアの他端部側位置には、第二被係止領域と、第一対向面に配置された第二被保持領域と、第一対向面の裏面位置に配置された第二被付勢面が規定され、第二コアの一端部側位置には、第三被係止領域と、第二対向面に配置された第三被保持領域と、第二対向面の裏面位置に配置された第三被付勢面が規定され、第二コアの他端部側位置には、第四被係止領域と、第二対向面に配置された第四被保持領域と、第二対向面の裏面位置に配置された第四被付勢面が規定され、第一保持部材は、第一保持部材が第一コアの一端に装着された状態で第一被付勢面に当接して第一コアを第一被付勢面から第一対向面へと向かう方向へ付勢する第一付勢部と、第一被保持領域と当接して第一コアの第一被付勢面から第一対向面へと向かう方向への移動を規制する第一保持部と、第一保持部材が第一コアの一端に装着された状態で第一被係止領域と係止して第一保持部材に対する第一コアの一端から他端へと向かう方向の移動を規制する第一係止部と、を備え、第二保持部材は、第二保持部材が第一コアの他端に装着された状態で第二被付勢面に当接して第一コアを第二被付勢面から第一対向面へと向かう方向へ付勢する第二付勢部と、第二被保持領域と当接して第一コアの第二被付勢面から第一対向面へと向かう方向への移動を規制する第二保持部と、第二保持部材が第一コアの他端に装着された状態で第二被係止領域と係止して第二保持部材に対する第一コアの他端から一端へと向かう方向の移動を規制する第二係止部と、を備え、第三保持部材は、第三保持部材が第二コアの一端に装着された状態で第三被付勢面に当接して第二コアを第三被付勢面から第二対向面へと向かう方向へ付勢する第三付勢部と、第三被保持領域と当接して第二コアの第三被付勢面から第二対向面へと向かう方向への移動を規制する第三保持部と、第三保持部材が第二コアの一端に装着された状態で第三被係止領域と係止して第三保持部材に対する第二コアの一端から他端へと向かう方向の移動を規制する第三係止部と、を備え、第四保持部材は、第四保持部材が第二コアの他端に装着された状態で第四被付勢面に当接して第二コアを第四被付勢面から第二対向面へと向かう方向へ付勢する第四付勢部と、第四被保持領域と当接して第二コアの第四被付勢面から第二対向面へと向かう方向への移動を規制する第四保持部と、第四保持部材が第二コアの他端に装着された状態で第四被係止領域と係止して第四保持部材に対する第二コアの他端から一端へと向かう方向の移動を規制する第四係止部と、を備えていることが好ましい。
このような構成によると、各コアへの各保持部材の装着が容易に可能になると共に、装着された各保持部材が各コアより外れ難くなる。よってノイズ吸収装置としての信頼性を増すことができる。
また第一保持部材と第二保持部材との少なくともいずれか一方には、ケーブルの位置規制を行う位置規制片が設けられ、位置規制片は、第一接触部と第二接触部との間に位置していることが好ましい。
このような構成によると、ケーブル挿通孔内でのケーブルの位置を正確に規定することができる。よって第一コアと第二コアとによりケーブルを挟み込む場合であっても、例えば第一接触部と第三接触部との間にケーブルが挟み込まれることが抑制される。また第一保持部材と第二保持部材との両方に位置規制片を設けることにより、これら位置規制片でケーブルをノイズ吸収装置に仮固定することができる。よってノイズ吸収装置をケーブルに装着する際に、第一コアと第二コアとによりケーブルを挟み込まなくてもケーブルに対するノイズ吸収装置の位置を固定することができる。
本発明のノイズ吸収装置によれば、一の形状を備えた保持部材で、多種のケーブルに対応し、その装着も容易になる。
以下、本発明の実施の形態によるノイズ吸収装置について図1から図6を参照しながら説明する。図1に示されるノイズ吸収装置1は、第一コア2と、第二コア3と、第一保持部材10と、第二保持部材20と、第三保持部材30と、第四保持部材40とから主に構成されている。
第一コア2は、その一端部側に第一保持部材10が装着されており、他端部側に第二保持部材20が装着されている。第二コア3は、その一端部側に第三保持部材30が装着されており、他端部側に第四保持部材40が装着されている。図2に示されるように、第一コア2は、略板状のフェライトコアから構成されており、一面に第二コア3と対向する第一対向面2Aが規定されている。第一コア2の一端部側と他端部側とであって、第一対向面2A側位置には、第一対向面2A表面から突出する第一接触部2Bと第二接触部2Cとが設けられている。この第一コア2の一端部から他端部に向かう方向を長さ方向と定義する。第一接触部2Bと第二接触部2Cとはそれぞれの頂部に同一平面状にある平面部分を有している。また図2及び4に示されるように、第一対向面2Aの裏面であって第一接触部2Bと第二接触部2Cの裏面となる位置には、後述の第一付勢部14及び第二付勢部24により付勢される第一被付勢面2Dと第二被付勢面2Eが規定されている。
この第一被付勢面2D及び第二被付勢面2Eから第一対向面2Aへと向かう方向を厚さ方向と定義し、長さ方向、厚さ方向と直交する方向を幅方向と定義する。また第一コア2において、一端部分と他端部分とは同じ形状に構成されている。
図2に示されるように、第一コア2の一端部側位置には、第一対向面2Aの幅方向の両端位置で長さ方向の一端部から、他端側に向かって延びる一対の第一切欠溝2a、2aが形成されており、この第一切欠溝2a、2aが第一被保持領域となる。同様に他端部側位置にも、第一対向面2Aの幅方向の両端位置で長さ方向の他端から、一端側に向かって延びる一対の第二切欠溝2b、2bが形成されており、この第二切欠溝2b、2bが第二被保持領域となる。
また第一コア2の長さ方向の一端部側位置であって第一切欠溝2a、2aの延出方向端部近傍位置に、厚さ方向に開口する一対の第一溝部2c、2cが形成されており、この第一溝部2c、2cが第一被係止領域となる。他端部側位置においても、同様の位置に厚さ方向に開口する一対の第二溝部2d、2dが形成されており、この第二溝部2d、2dが第二被係止領域となる。
また第一コア2の一端部分において、第一切欠溝2a、2aが形成されることにより厚さが薄くなる部分を一対の第一鍔部2F、2Fと規定する。他端部分においても、第二切欠溝2b、2bが形成されてその厚さが薄くなる部分を一対の第二鍔部2G、2Gと定義する。
図1に示されるように、第二コア3は、第一コア2と同一形状であり、第二対向面3Aの両端部分に第一接触部2Bと接触可能な第三接触部3Bと第二接触部2Cと接触可能な第四接触部3Cとを備え、一端部側に第三被係止領域である第三溝部3c、3cと第三被保持領域である第三切欠部3a、3a、他端部側に第四被係止領域である第四溝部3d、3dと第四被保持領域である第四切欠部3b、3bがそれぞれ形成され、一対の第三鍔部及び一対の第四鍔部が規定されている。
第一コア2の一端側に装着される第一保持部材10は、図3に示されるように、第一基部11Aと第一基部11Aの両端から延出される自由端である一対の第一腕部11B、11Bとから略コの字型に形成される第一フレーム11から主に構成されている。第一フレーム11において、第一腕部11B、11Bが延出されている方向を長さ方向、一方の第一腕部11Bから他方の第一腕部11Bに向かう方向を幅方向、長さ方向及び幅方向と略直交する方向を厚さ方向と定義して以下説明する。
一対の第一腕部11B、11Bのそれぞれの先端部分には、爪状であってその爪の先端部分が互いに向かい合う方向に延び、第一溝部2c、2cと係止可能な一対の第一係止部12、12が設けられている。また一対の第一係止部12、12の近傍位置であって第一フレーム11の厚さ方向における一端側位置には、一対の第一腕部11B、11Bに跨って設けられた連結部13が設けられ、連結部13の幅方向略中央部分に、第一フレーム11のコの字形状内方側かつ厚さ方向他端側へ向かって突出し、第一被付勢面2Dを付勢可能な第一付勢部14が設けられている。
第一腕部11B、11Bの第一基部11A側位置であって、第一フレーム11の厚さ方向他端側には、第一切欠溝2a、2aと係合可能な一対の第一保持部15、15が設けられている。第一基部11Aの一方の第一腕部11Bと他方の第一腕部11Bとの中間位置であって、第一腕部11B、11Bを延出している面の裏面位置には、後述の掛止部36が掛止される被掛止部16が設けられている。第一フレーム11の幅方向と直交する面である第一腕部11B、11Bの側面から、厚さ方向であって一端側から他端側へと向かう方向に向けて、先端が鈎状の一対の第一位置規制片17、17が延出されている。また第一基部11Aの厚さ方向他方側に位置する面であって第一腕部11B、11Bの基端部となる位置には、後述の凸部38、38が挿入可能な凹部18、18が形成されている。
第一コア2の他端側に装着される第二保持部材20については、図4に示されるように、第一保持部材10と同様に、第二基部21Aと一対の第二腕部21B、21Bから構成される第二フレーム21に第二係止部22、22、第二連結部23が設けられ、第二連結部23には第二付勢部24が設けられている。第二基部21Aの第二腕部21B、21Bを延出している面の裏面位置には、第四保持部材40と第二保持部材20とを連結する第二連結部であるヒンジ部26が設けられている。また第二腕部21B、21Bの第二基部21A側位置には、第二保持部25、25が設けられており、第二腕部21B、21Bの側面部分には、第二位置規制片27、27が設けられている。
第三保持部材30については、第一保持部材10と略同じ構成を採っているため、図1から図4における第一保持部材10の図番に20を付加してその概略の説明を省略する。また第三保持部材30においては、図1に示されるように、第一保持部材10における凹部18、18に対応する位置に、凹部18、18に挿入される凸部38、38が設けられており、第一保持部材10における被掛止部16に対応する位置に、被掛止部16に掛止する掛止部36が設けられ、掛止部36には係止孔36aが形成されている。これら被掛止部16と掛止部36とから第一連結部が構成される。
第四保持部材40については、第一保持部材10及び第二保持部材20と略同じ構成を採っているため、図1から図4における第一保持部材10の図番に30を付加し、若しくは第二保持部材20の図番に20を付加してその概略の説明を省略する。
第一保持部材10〜第四保持部材40をそれぞれ第一コア2及び第二コア3に取り付けるには、例えば第一保持部材10では、図4に示されるように、第一コア2の一端側が一対の第一腕部11B、11Bの間に挿入される。具体的には、第一保持部15、15(図3)が第一切欠溝2a、2a内(図2)に挿入されると共に、第一被付勢面2Dが第一付勢部14に当接して摺動し、第一保持部15、15と第一付勢部14との間の位置に一対の鍔部2F、2F(図2)が挿入される。第一コア2の一端側の最端部が第一基部11Aと接触可能な位置まで来ると一対の第一腕部11B、11Bの先端に位置する第一係止部12、12が第一溝部2c、2cと係合する。
この状態において第一コア2の一端部分では、第一保持部材10に対する厚さ方向への移動が第一付勢部14と第一保持部15、15により規制され、第一保持部材に対する長さ方向及び幅方向への移動が第一腕部11B、11B及び第一係止部12、12により規制される。よって第一コア2の一端に装着された第一保持部材10は、第一コア2に対し固定された状態となる。同様に図2に示されるように、第一コア2の他端に第二保持部材20が装着され、図1に示されるように、第二コア3の一端と他端とに第三保持部材30と第四保持部材40とがそれぞれ装着される。
上記構成のノイズ吸収装置1をフラットケーブル9(図5)に装着する際には、フラットケーブル9を第一対向面2A上の第一接触部2Bと第二接触部2Cとの間に配置すると共に、第一位置規制片17と第二位置規制片27とに掛止する。第一位置規制片17と第二位置規制片27とにフラットケーブル9を掛止しておくことにより、フラットケーブル9が第一接触部2B上若しくは第二接触部2C上に配置されることは無く、第一接触部2Bと第二接触部2Cとの間に正確に配置することができる。
また第一位置規制片17と第二位置規制片27とにフラットケーブル9が掛止されているため、ノイズ吸収装置1を取付作業中に、作業者がノイズ吸収装置1から手を離したとしても、ノイズ吸収装置1がフラットケーブル9から外れることが抑制される。
フラットケーブル9を第一接触部2Bと第二接触部2Cとの間に配置した後に、第2コア3をヒンジ部26(図1)を支点として閉じ、図5に示されるように、フラットケーブル9を挟みヒンジ部26を支点として閉じることができる。この場合に、図6に示されるように、第一接触部2Bと第三接触部3Bとを面接触させると共に、第二接触部2Cと第四接触部3Cとを面接触させる。これにより第一コア2と第二コア3との間に閉磁路が形成されるとともに、第一接触部2Bと第二接触部2Cとの間であって第一対向面2Aと第二対向面3Aとの間にフラットケーブル9が挿通される挿通路9aが形成される。フラットケーブル9は閉磁路内に位置することになるため、ノイズ吸収装置1でフラットケーブル9のノイズを好適に除去することが可能となる。
また第一コア2と第二コア3とを閉じた状態では、第一保持部材10に設けられた凹部18、18に第三保持部材30に設けられた凸部38、38がそれぞれ挿入されると共に、第一保持部材10に設けられた被掛止部16に第三保持部材に設けられた掛止部36が掛止する。従って、第一保持部材10と第三保持部材30とは略一体に接合され、第二保持部材20と第四保持部材40とはヒンジ部26で連結されているため、両端に第一保持部材10と第二保持部材20とが装着された第一コア2と、両端に第三保持部材30と第四保持部材40とが装着された第二コア3とは、一体に連結される。故に、第一保持部材10と第三保持部材30とを連結するだけでフラットケーブルにノイズ吸収装置1を容易装着可能となる。
本発明のノイズ吸収装置1は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において種々の変更や改良が可能である。例えば本実施の形態に係る第一コア2及び第二コア3は、何れも一定の幅のフラットケーブルのみに対応しているが、例えば第一溝部から第二溝部までの距離が異なると共に両端部の形状が第一コア2及び第二コア3と同一形状であるコアを複数用意することにより、第一保持部10〜第四保持部材40までの形状を変えずに、多様な幅を有するフラットケーブルに対応するノイズ吸収装置を構成することができる。
また第一接触部から第二接触部までの第一対向面の形状においても、例えば円柱状のケーブルに沿うように第一接触部から第二接触部までの第一対向面及び第二対向面の形状を変化させて構成することにより、円柱形状のケーブルにも対応することができる。即ち、フラットケーブル以外の導線においても、本発明に係るノイズ吸収装置を適用することが可能である。
また本実施の形態では、第一連結部として被掛止部と掛止部とを用い、第二連結部としてヒンジ部を用いたが、これに限らず、第一連結部及び第二連結部の何れもを被掛止部と掛止部とからなる構成としてもよい。
本発明の実施の形態に係るノイズ吸収装置を開いた状態での斜視図。 本発明の実施の形態に係るノイズ吸収装置の第一コアの斜視図。 本発明の実施の形態に係るノイズ吸収装置の第一保持部材の斜視図。 本発明の実施の形態に係るノイズ吸収装置を第一コア側から見た平面図。 本発明の実施の形態に係るノイズ吸収装置をフラットケーブルに取り付けた状態での斜視図。 図5のVI−VI線に沿った断面図。
符号の説明
1・・ノイズ吸収装置 2・・第一コア 2A・・第一対向面 2B・・第一接触部
2C・・第二接触部 2D・・第一被付勢面 2E・・第二被付勢面 2F・・第一鍔部
2G・・第二鍔部 2a・・第一切欠溝 2b・・第二切欠溝 2c・・第一溝部
2d・・第二溝部 3・・第二コア 3A・・第二対向面 3B・・第三接触部
3C・・第四接触部 3a・・第三切欠部 3b・・第四切欠部 3c・・第三溝部
3d・・第四溝部 9・・フラットケーブル 9a・・挿通路 10・・第一保持部材
11・・第一フレーム 11A・・第一基部 11B・・第一腕部 12・・第一係止部
13・・連結部 14・・第一付勢部 15・・第一保持部 16・・被掛止部
17・・第一位置規制片 18・・凹部 20・・第二保持部材 21・・第二フレーム
21A・・第二基部 21B・・第二腕部 22・・第二係止部 23・・第二連結部
24・・第二付勢部 25・・第二保持部 26・・ヒンジ部 27・・第二位置規制片
30・・第三保持部材 36・・掛止部 36a・・係止孔 38・・凸部
40・・第四保持部材

Claims (5)

  1. 第一対向面が設けられた第一コアと、
    該第一対向面と対向する第二対向面が設けられた第二コアと、
    該第一コアの一端部に装着される第一保持部材と、
    該第一コアの他端部に装着される第二保持部材と、
    該第二コアの一端部に装着される第三保持部材と、
    該第二コアの他端部に装着される第四保持部材と、を備え、
    該第一コア一端部側の該第一対向面側に第一接触部が設けられると共に該第一コア他端部側の該第一対向面側に第二接触部が設けられ、
    該第二コア一端部側の該第二対向面側に該第一接触部と接触可能な第三接触部が設けられると共に該第二コア他端部側の該第二対向面側に該第二接触部と接触可能な第四接触部が設けられ、
    該第一接触部及び該第二接触部と該第三接触部及び該第四接触部とがそれぞれ接触した状態で該第一接触部と該第二接触部との間であって該第一対向面と該第二対向面との間にケーブルを挿通可能なケーブル挿通孔が提供され、
    該第一の保持部材と該第三の保持部材との間には、該第一対向面と該第二対向面とを対向した状態に保持可能な第一連結部が設けられ、
    該第二の保持部材と該第四の保持部材との間には、該第一対向面と該第二対向面とを対向した状態に保持可能な第二連結部が設けられていることを特徴とするノイズ吸収装置。
  2. 該第一連結部は、該第一保持部材に設けられた被掛止部と該第三保持部材に設けられた掛止部とから構成され、
    該第二連結部は、該第二保持部材と該第四保持部材とを連結するヒンジ部から構成されることを特徴とする請求項1に記載のノイズ吸収装置。
  3. 該第一連結部は、該第一保持部材に設けられた第一掛止部と該第三保持部材に設けられた第一被掛止部とから構成され、
    該第二連結部は、該第二保持部材と該第四保持部材とのいずれか一方に設けられた第二掛止部と該第二保持部材と該第四保持部材とのいずれか他方に設けられた第二被掛止部とから構成されていることを特徴とする請求項1に記載のノイズ吸収装置。
  4. 該第一コアの一端部側位置には、第一被係止領域と、該第一対向面に配置された第一被保持領域と、該第一対向面の裏面位置に配置された第一被付勢面が規定され、
    該第一コアの他端部側位置には、第二被係止領域と、該第一対向面に配置された第二被保持領域と、該第一対向面の裏面位置に配置された第二被付勢面が規定され、
    該第二コアの一端部側位置には、第三被係止領域と、該第二対向面に配置された第三被保持領域と、該第二対向面の裏面位置に配置された第三被付勢面が規定され、
    該第二コアの他端部側位置には、第四被係止領域と、該第二対向面に配置された第四被保持領域と、該第二対向面の裏面位置に配置された第四被付勢面が規定され、
    該第一保持部材は、該第一保持部材が該第一コアの一端に装着された状態で該第一被付勢面に当接して該第一コアを該第一被付勢面から該第一対向面へと向かう方向へ付勢する第一付勢部と、該第一被保持領域と当接して該第一コアの該第一被付勢面から該第一対向面へと向かう方向への移動を規制する第一保持部と、該第一保持部材が該第一コアの一端に装着された状態で該第一被係止領域と係止して該第一保持部材に対する該第一コアの一端から他端へと向かう方向の移動を規制する第一係止部と、を備え、
    該第二保持部材は、該第二保持部材が該第一コアの他端に装着された状態で該第二被付勢面に当接して該第一コアを該第二被付勢面から該第一対向面へと向かう方向へ付勢する第二付勢部と、該第二被保持領域と当接して該第一コアの該第二被付勢面から該第一対向面へと向かう方向への移動を規制する第二保持部と、該第二保持部材が該第一コアの他端に装着された状態で該第二被係止領域と係止して該第二保持部材に対する該第一コアの他端から一端へと向かう方向の移動を規制する第二係止部と、を備え、
    該第三保持部材は、該第三保持部材が該第二コアの一端に装着された状態で該第三被付勢面に当接して該第二コアを該第三被付勢面から該第二対向面へと向かう方向へ付勢する第三付勢部と、該第三被保持領域と当接して該第二コアの該第三被付勢面から該第二対向面へと向かう方向への移動を規制する第三保持部と、該第三保持部材が該第二コアの一端に装着された状態で該第三被係止領域と係止して該第三保持部材に対する該第二コアの一端から他端へと向かう方向の移動を規制する第三係止部と、を備え、
    該第四保持部材は、該第四保持部材が該第二コアの他端に装着された状態で該第四被付勢面に当接して該第二コアを該第四被付勢面から該第二対向面へと向かう方向へ付勢する第四付勢部と、該第四被保持領域と当接して該第二コアの該第四被付勢面から該第二対向面へと向かう方向への移動を規制する第四保持部と、該第四保持部材が該第二コアの他端に装着された状態で該第四被係止領域と係止して該第四保持部材に対する該第二コアの他端から一端へと向かう方向の移動を規制する第四係止部と、を備えていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一に記載のノイズ吸収装置。
  5. 該第一保持部材と該第二保持部材との少なくともいずれか一方には、該ケーブルの位置規制を行う位置規制片が設けられ、該位置規制片は、該第一接触部と該第二接触部との間に位置していることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一に記載のノイズ吸収装置。
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