JP4478103B2 - 車両用ドアハンドル及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用ドアハンドル及びその製造方法に関する。
車両のドアには、そのドアを開閉するために、種々の態様の車両用ドアハンドルが備え付けられている。例えば、ドアを開ける際に、グリップ式のハンドル本体を握って手前に引くと、そのドアが備えるドアロック機構が解除され、そのままハンドル本体を引くことによりドアを開けることができる車両用ドアハンドルが知られている。
特開2003−041811号公報
特許文献1のようなグリップ式のハンドル本体を備える車両用ドアハンドルは、例えば、車両のドアの所定位置に配置され、ドアの開閉が行われる際に操作されるレバー状のハンドル本体(グリップ型アウターハンドル)と、そのハンドル本体をドアアウタパネル等に装着するためのベース部材(フレーム)と、ハンドル本体が操作された際にそのハンドル本体を元の状態へ戻す方向に付勢するトーションスプリング等からなる弾性部材(コイルスプリング)と、その弾性部材の一端が係止されドアロック機構にリンクするベルクランク(ハンドルレバー)と、を備え組み立てられている。
また、ハンドル本体には、一方の端部に支軸としてハンドル本体自身を回転可能に固定する回転支持部が形成され、もう一方の端部にハンドル本体の長手方向に対して直立状に突出したフック部とその先端に位置するストッパ部とを含み構成される係合部が形成されている。ベース部材103には、ハンドル本体の両端部に対応して回転支持部を回転可能に固定する固定部と、図7(a)に示すように、ストッパ部が係合してハンドル本体を所定範囲回転可能に規制するストッパ係止部107及びストッパ部の両側でハンドル本体の回転動作を案内するガイド壁部108が形成されている。
ところで、このようなベース部材においては、例えばプラスチック材にて一体成形され、その際に可動型及び固定型等で構成される分割金型が用いられるものがある。図7(b)は、図7(a)におけるX線断面図である。図7(b)に示すように、ガイド壁部108における内側で対向する内壁面108aは、基端部側(ストッパ係止部107側)から先端部側に向かって間隔が広がる方向に傾斜して形成されている。これは、例えばベース部材103をプラスチック材で一体成形する際に、可動型を固定型から矢印Y方向に相対的に離型するための抜き勾配が必要となり、その抜き勾配による傾斜tが形成されている。
図8は、従来の車両用ドアハンドルの使用状態を示す説明図で、図7におけるX線断面に対応する。図8(a)は、ハンドル本体が操作されていない時の状態(非操作位置)を示し、図8(b)は、ハンドル本体が操作された時の状態(操作位置)を示す。図8(a)に示すように、ハンドル本体101は弾性部材によりドアに接近する方向に常時付勢され保持されている。この時ガイド壁部108の内壁面108aとストッパ部106の両側面部106aとの間には、ガイド壁部108基端部による寸法設定がなされるため傾斜t分の隙間が生じる。また、図8(b)に示すように、ストッパ部106とストッパ係止部107とが係合する位置まで弾性部材の付勢力に抗してハンドル本体が引き出されると、そのドアが備えるドアロック機構が解除され、そのままハンドル本体を引くことによりドアを開けることができる。
しかしながら、図8(c)に示すように、最大限状態まで引っ張り操作してストッパ部106がストッパ係止部107に係合されたときのハンドル本体102は、ストッパ部106の両側面部106aと内壁面108aとが僅かな隙間を有して隣接し、またフック部105の外側面105aとストッパ係止部107の内側面107aとが僅かな隙間を有して隣接して規制されているだけなので、傾斜tに伴いストッパ部106が傾くとハンドル本体102の取手部においてはフック部107の長さに比例して変位T分だけ上下方向に移動が生ずる。即ち変位T分のガタが生ずるという問題が起こり、ハンドル本体102(取手部)を握ったときのフィーリングが悪くなる。また、図8(a)においても、ストッパ部106とガイド壁部108との先端部との間に隙間(あそび)が生ずるため、例えばハンドル本体102を握って上下方向の力を加えた場合にガタが生じ、フィーリングが悪いものとなる。
また、ガイド壁部108は比較的薄い面厚で形成されているため、時間の経過とともに対向するガイド壁部108が外側または内側に倒れるなどの厚さ方向への変形が起こり、外側に開いた場合には、ストッパ部106との隙間も大きくなるためガタの度合いが大きくなり、内側に倒れた場合には、その間を摺動するストッパ部106を押圧するため操作性が悪くなるという問題があった。
本発明の課題は、ハンドル本体を操作した際に上下方向におこるガタの低減化を図り、フィーリングのよい安定性に優れた車両用ドアハンドルを提供することにある。
課題を解決するための手段及び効果
上記課題を解決するために、本発明の車両用ドアハンドルは、
車両のドア外側の所定位置に配置され、前記ドアの開閉が行われる際に操作されるハンドル本体と、
前記ハンドル本体を前記車両のドアに装着するためのベース部材と、を備え、
前記ハンドル本体がレバー状形態をなし、その両端部において一方を支軸とし他方を自由端部として所定範囲回転可能に前記ベース部材に支持されており、
前記自由端部には、ハンドル本体長手方向に対してベース部材に向かって突出するフック部が形成され、このフック部の先端部には前記ベース部材と当接して前記ハンドル本体の回転範囲を規制するストッパ部が備えられて、前記ハンドル本体の操作位置と非操作位置とを設定するとともに、
前記ハンドル本体の非操作位置において、前記ストッパ部の側面部に隣接するガイド壁部が前記ベース部材に形成されてなるとともに、前記ガイド壁部は、前記フック部及び前記ストッパ部の両側に対向して配置され、この2つのガイド壁部の先端に連結部が形成されてなることを特徴とする。
上記本発明によれば、ハンドル本体の非操作位置において、ガイド壁部がストッパ部の側面部と隣接して形成されているので、換言すれば、そのガイド壁部とストッパ部の側面部との間に隙間が生じていないので、ハンドル本体を握って上下方向に力を加えた場合にも、ストッパ部がガイド壁部に当接して変位が規制され、ハンドル本体の上下方向の移動、すなわちハンドル本体のガタの発生を抑制することができ、ハンドル本体を握ったときのフィーリングが向上する。
また、本発明の車両用ドアハンドルは、
前記ガイド壁部は、前記フック部及び前記ストッパ部の両側に対向して配置され、この2つのガイド壁部の先端に連結部を形成することができる。通常、ガイド壁部は比較的薄い面厚で形成されているので外開きや内倒れ等の厚さ方向への変形が起こりやすい。しかし、本発明のガイド壁部は自身の先端が連結部により連結補強されているので、厚さ方向への変形を抑制することができ耐久性に優れたものとなり、安定してハンドル本体のストッパ部をガイド壁部で案内することができる。また、ストッパ部が安定するので、ガタの発生を抑制することが可能となり、ハンドル本体を握ったときのフィーリングが向上する。さらには、連結部をガイド壁部の先端部に設けているので、その周辺部に十分な空間を備えることができるため、ハンドル本体をベース部材に取り付ける際に連結部がないときと同じように、特別な工程を必要とせず、また専用の工具を必要とせず組立作業を行うことができ、余分な製造コストアップを抑えることができる。
また、本発明の車両用ドアハンドルは、
前記ガイド壁部は、対向する内側の面を平行に形成することができる。これにより、ガイド壁部が平行で形成されているので、換言すれば、ガイド壁部が例えば基端部から先端部に向かって間隔が広がるように傾斜していないので、ストッパ部の幅とガイド壁部の間隔とをほぼ同一(側面部と内壁面とが当接して摺動できるよう)に設定して形成された場合に、非操作位置と操作位置との間において常時ストッパ部の側面部とガイド壁部の内壁面とを当接するようにできる。ひいては、側面部と内壁面との間で隙間がなくなるため、ハンドル操作時においてのブレやガタの発生が抑制され安定してハンドル操作ができ、フィーリングが向上する。
また、本発明の車両用ドアハンドルは、
前記ガイド壁部と隣接する前記ストッパ部の厚みをd、前記フック部の長さをDとしたとき、d/D≧0.14の範囲とすることができる。これにより、ストッパ部の側面部の長さが大きくなるので、ガイド壁部の内壁面との接触する面積が広がり、最大限引っ張り操作した状態においてもガタの幅を低減することが可能となる。ひいては、よりフィーリングのよい車両用ドアハンドルとすることができる。
また、本発明の車両用ドアハンドルの製造方法は、
前記ベース部材に対応する形状のキャビティが形成される成形型において、前記ガイド壁部の内側を形成する成形型のスライド抜き方向が当該ガイド壁部において前記ハンドル本体回転方向に対して略垂直方向であることを特徴とする。
上記本発明の製造方法によれば、抜き方向をガイド壁部においてハンドル本体回転方向に対して垂直方向に設定した成形型を加えるだけという簡単な構造にも関わらず、上記効果を有する車両用ドアハンドルを容易に製造することが可能となり製造コストアップを抑制して製造することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を用いて説明する。本実施例は、主として自動車(車両)のドアに用いる車両用ドアハンドルについて例示しているが、本発明はこれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲の趣旨を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づく種々の変更が可能である。
図1は、本発明の一実施形態にかかる車両用ドアハンドルの一部断面図、図2は、図1における車両用ドアハンドルの底面図である。車両用ドアハンドル1は、例えば車両のドアの所定位置に配置され、図1,2に示すように、ドアの開閉が行われる際に操作されるハンドル本体2と、そのハンドル本体2をドアアウタパネル10等に装着するためのベース部材3と、ハンドル本体2が操作された際にそのハンドル本体2を元の状態へ戻す方向に付勢するトーションスプリング等からなる弾性部材4と、その弾性部材4の一端が係止されドアドック機構にリンクするベルクランク5と、を備えている。
ハンドル本体2は、図1に示すように、レバー状形態をなす取手部20と、その一方の端部に支軸としてハンドル本体2自身を回転可能に固定する回転支持部21と、もう一方の端部にハンドル本体2の長手方向に対して直立状に突出したフック部23とその先端に位置するフランジ状に突出するストッパ部24とを含み構成される係合部22とを備え、ストッパ部24の上部には、後述するベルクランク5の一端が常時係合される係合面部25が形成されている。
図3は、ベース部材を示す平面図及び要部拡大斜視図、図4は、図3(b)における組立状態(非操作位置)を示す要部拡大斜視図及び断面図である。図3(a)に示すように、ベース部材3は、上面にハンドル本体2の両端部に対応して回転支持部21が挿入される挿入穴30aと、係合部22が挿入される挿入穴30bとを備えている。また挿入穴30a近傍には、回転支持部21を回転可能に固定する固定部31が形成され、挿入穴30b近傍には、図3(b)に示すように、挿入穴30bの開口縁部に沿って奥側(底面側)へ起立して対向する2つのガイド壁部32と、そのガイド壁部32の基端部にストッパ部24を係止してハンドル本体2の回転範囲を規制するストッパ係止部33と、ガイド壁部32の先端部に2つの対向するガイド壁部を連結する連結部34とが形成されている。
ガイド壁部32の対向する内壁面32aは、略平行に形成され(図4(b)参照)、ハンドル本体2の非操作位置において、ストッパ部24の下面より下側(図面においては上側)で連結部34により連結されている(図4(a)参照)。また、連結部34の横断面形状は特に限定されないが、横断面矩形形状で形成されることが望ましく、ストッパ部24と対向する面においてストッパ部24の下面と略平行な平面で形成されることが望ましい。平面で形成することにより金型構成を簡単にすることができる。一方、図4(b)に示すように、ストッパ部24の厚み(側面部24aの長さ)をd、フック部23の長さをDとしたとき、d/Dが0.14以上で形成されていることが望ましい。さらには0.28以上で形成されていることが望ましい。これにより、側面部24aの長さが大きく形成されるので、ガイド壁部32の内壁面32aとの当接する面積が拡大され、規制点の間隔(例えばストッパ係止部33の内周面33aからストッパ部24の側面部24a)を長くすることができ、ひいては、ハンドル本体2のガタを低減することができる。なお、ストッパ部24の厚み(側面部24aの長さ)は、大きくなるほどガタの発生を抑制することができるが、ハンドル本体2の回転範囲(フック部23の長さ)や、ハンドル本体2をドアアウタパネルに取り付ける際に内側のパネルを圧迫するなど周辺部品とのスペース上の制約を考慮して適宜調整することが望ましい。
図2に戻り、弾性部材4は、例えばトーションスプリングが用いられ、コイル部41とそのコイル部41の両端から延設された第1脚部42aと第2脚部42b(以下、単に脚部42と略すときもある)とで構成され、コイル部41にベルクランク5の軸部53が挿通され、このベルクランク5がベース部材3に固定されることにより、弾性部材4は保持されている。ベルクランク5は、第一腕部51と第2腕部52と軸部53を備え、その2本の腕部の交点位置から垂直に突出して軸部53が形成されている。前述したように軸部53が弾性部材4のコイル部41を挿通して弾性部材4を保持しているとともに、自身(軸部53)を回転中心に2本の腕部51,52が回転可能に固定されている。
弾性部材4の第1脚部42aは、例えばベース部材3の所定位置に適宜係止され、第2脚部42bはベルクランク5の第2腕部52に係止されている。これにより、ベルクランク5は弾性部材4により常時付勢されている。また、ベルクランク5の第1腕部51には、弾性部材4の付勢力によりストッパ部24の係合面部25に常時当接して付勢する接触面部54が備えられ、第2腕部52には、ドアロック機構にリンクしてドアの解施錠を行うロッドを連結するロッド連結具55及びカウンターウエイト56が取り付けられている。
これにより、車両用ドアハンドル1は、非操作位置(図1において実線状態)には、弾性部材4のバネ力(弾性力)により、ベルクランク5がハンドル本体2を引き戻す方向に常時付勢しており、それに伴いストッパ部24の係合面部25が接触面部54に付勢されるので、ハンドル本体2は回転支持部21を回転中心としてベース部材4に非操作位置で保持されている。ハンドル本体2が操作されると、ストッパ部24の係合面部25の作用によってベルクランク5が弾性部材4のバネ力に抗して回転させられ、第2腕部52に連結される図示しないドアロック機構にリンクしてドアの解錠が行われる(図1において仮想線状態:操作位置)。また、ハンドル本体2の開操作が終わると、弾性部材4のバネ力によりベルクランク5を介してストッパ部24が押し戻され、ハンドル本体2が元の状態(非操作位置)へと復帰する。このように、ハンドル本体2の運動(操作)に連動して、弾性部材4及びベルクランク5を介してドアロック機構が作動するようになっている。なお、本実施例において操作位置とはハンドル本体を最大限引っ張り、ハンドル本体のストッパ部とベース部材のストッパ係止部とが係合した状態位置とし、非操作位置とは、ハンドル本体が弾性部材に付勢されベース部材に最大限接近して保持された状態位置とする。
次に、以上のとおり構成された車両用ドアハンドルの製造工程の一部について説明する。図5は、ベース部材の成形工程の一部を説明する図である。図5(a)は、図3(b)におけるA線断面図であり、図5(a)に示すように、挿入孔30b近傍には、ガイド壁部32とストッパ係止部33と連結部34とが形成され、ストッパ係止部33と連結部34とが図面において上下方向に重なって構成されている。図5(b)は、型配置工程であり、例えば周知の射出成形用金型を用いて、固定型60と可動型61とスライド型62とを備え配置され、ベース部材3(挿入口30b近傍)の形状に対応するキャビティCVが形成されている。このキャビティCVに溶融樹脂等が導入され固化されることによりベース部材3が成形される。続いて、固定型60及び可動型61は、矢印E方向に相対的に離間された後、図5(c)に示すように、スライド型62がガイド壁部32の起立方向に対して直角(矢印F方向,幅方向)に相対的にスライド移動され、ベース部材3から抜かれる。これにより、ガイド壁部32の抜き勾配が幅方向に設けられるため、ハンドル本体2の回転方向に対しては垂直(平行)に形成することが可能となる。このとき連結部34を省略した状態でスライド型62を用いることもできる。この場合にも、対向するガイド壁部32はハンドル本体2の回転方向に対して平行となるので、ハンドル本体が非操作位置の状態でもストッパ部の側面部とガイド壁部の先端部は隣接することができるため、フィーリングのよい安定した車両用ドアハンドルとすることができる。
次に、車両用ドアハンドルの使用状態の一部について説明する。図6は、車両用ドアハンドル1の使用状態を示す説明図である。図6に示すように、図6(a)は、ハンドル本体2が操作されていない時の状態(非操作位置)であり、図6(b)は、ハンドル本体2が操作された時の状態(操作位置)である。図6(a)に示すように、ハンドル本体2は弾性部材4によりドアに接近する方向に常時付勢され保持されている。この時ガイド壁部32の内壁面32aとストッパ部24の両側面部24aとは、摺動可能に当接した状態で保持されているので、ハンドル本体2を握って上下方向に力を加えた場合にもガタの発生を抑制することができる。
また、図6(b)に示すように、ストッパ部24とストッパ係止部33とが係合する位置まで弾性部材4の付勢力に抗してハンドル本体2が引き出されると、そのドアが備えるドアロック機構が解除され、そのままハンドル本体2を引くことによりドアを開けることができる。このとき、最大限状態(操作位置)まで引っ張り操作したハンドル本体2は、規制点位置の間隔が広いので上下方向に不安定な状態にも関わらず、ストッパ部24の側面部24aとガイド壁部32の内壁面32aとが十分な面積で摺動可能に当接して保持されているので、ハンドル本体2におけるガタが生じない。ひいては、例えばハンドル本体2を握って上下方向に力を加えた場合にもガタを抑制することが可能となり、フィーリングのよい車両用ドアハンドル1となる。ここで、摺動可能に当接とは、面間距離0.1mm以下の範囲を含み、たとえばグリス等の潤滑材でその面間をなじませるように接触させて摺動可能に押し当てることをいう。
なお、車両用ドアハンドル1を形成するプラスチック材としては、ポリカーボネート系樹脂、ポリブチレンテレフタレート系樹脂、ナイロン系樹脂、ノリル系樹脂等を使用することができ、これらを単一で使用してもよいし、異なる種類のものを複数使用してもよい。
本発明の一実施形態に係る車両用ドアハンドルの一部断面図 図1における車両用ドアハンドルの底面図 ベース部材の平面図及び要部拡大斜視図 組立状態を示す要部拡大斜視図及び断面図 ベース部材の成形工程の一部を説明する図 本発明の車両用ドアハンドルの一使用状態を示す説明図 従来のベース部材の要部拡大斜視図及び断面図 従来の車両用ドアハンドルの一使用状態を示す説明図
符号の説明
1 車両用ドアハンドル
2 ハンドル本体
3 ベース部材
4 弾性部材
5 ベルクランク
10 ドアアウタパネル
20 取手部
21 回転支持部
22 係合部
23 フック部
24 ストッパ部
25 係合面部
30a,30b 挿入孔
31 固定部
32 ガイド壁部
33 ストッパ係止部
34 連結部

Claims (3)

  1. 車両のドア外側の所定位置に配置され、前記ドアの開閉が行われる際に操作されるハンドル本体と、
    前記ハンドル本体を前記車両のドアに装着するためのベース部材と、を備え、
    前記ハンドル本体がレバー状形態をなし、その両端部において一方を支軸とし他方を自由端部として所定範囲回転可能に前記ベース部材に支持されており、
    前記自由端部には、ハンドル本体長手方向に対してベース部材に向かって突出するフック部が形成され、このフック部の先端部には前記ベース部材と当接して前記ハンドル本体の回転範囲を規制するストッパ部が備えられて、前記ハンドル本体の操作位置と非操作位置とを設定するとともに、
    前記ハンドル本体の非操作位置において、前記ストッパ部の側面部に隣接するガイド壁部が前記ベース部材に形成されてなるとともに、前記ガイド壁部は、前記フック部及び前記ストッパ部の両側に対向して配置され、この2つのガイド壁部の先端に連結部が形成されてなることを特徴とする車両用ドアハンドル。
  2. 前記ガイド壁部は、対向する内側の面が平行に形成されてなる請求項1に記載の車両用ドアハンドル。
  3. 請求項1又は2に記載の車両用ドアハンドルの製造方法であって、
    前記ベース部材に対応する形状のキャビティが形成された分割成形型において、前記ガイド壁部の内側を形成する成形型のスライド抜き方向が当該ガイド壁部において前記ハンドル本体回転方向に対して略垂直方向であることを特徴とする車両用ドアハンドルの製造方法。
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