JP4175502B2 - 拡大撮像用ユニット - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、カメラないしカメラ付き携帯電話に取付けて用いられる、拡大撮像用ユニットに関する。
【0002】
【発明の背景】
近年の携帯電話の普及には目を見張るものがある。その要因の一つとなっているのが、カメラ付き携帯電話の流行である。
【0003】
カメラ付き携帯電話は、文字通りカメラを備えた携帯電話である。かかるカメラ付き携帯電話のカメラは、一般的な携帯電話のケースに、通常であればCCD(charge coupled device)によって形成される撮像手段を内蔵させるとともに、上記ケースの所定の位置にケースから露出するような状態で上記撮像手段に像光を導くカメラレンズを設けた構成とされている。
カメラ付き携帯電話は、このような構成によって、写真撮影を行えるようになっている。
【0004】
カメラ付き携帯電話は、持ち歩かれる場合の多い携帯電話による手軽な写真の撮影を可能とする、という機能を備えている。カメラ付き携帯電話は、また、カメラ付き携帯電話で撮像した写真を、携帯電話が備えている電子メール機能によって実現される電子メールに添付して他者の携帯電話等に他の機器の力を借りずにそのまま送信できる、という一般のカメラにはない機能を備えている場合が多い。これらの特徴的な機能は、一般的なカメラが持たない新たな楽しさを提供するものである。
このような特徴的な機能を持つことで、カメラ付き携帯電話は、ユーザの遊び心を刺激することに成功し、写真を撮る機会の多い、特に若年層に広く普及するに至っている。
【0005】
このような現状を見れば、カメラ付き携帯電話の更なる普及を図ろうとするのであれば、ユーザの遊び心を更に刺激する何かがあればいいということを理解できるであろう。
このような点を考慮し、カメラ付き携帯電話に、ユーザの遊び心を更に刺激する機能を与えるための研究が行われている。
例えば、カメラ付き携帯電話で撮像できる画像は、以前は静止画だけだったが、現在では動画やコマ送りの画像も撮像できるようになってきている。また、カメラ付き携帯電話に内蔵したメモリに所定の画像を記憶させておき、これとカメラ付き携帯電話で撮像した画像を合成するという機能が、最近のカメラ付き携帯電話には与えられている。
また、種々提案されているカメラ付き携帯電話の一つとして、照明を備えたものがある。カメラ付き携帯電話が備える照明は、静止画の撮影を行うための一瞬の点灯を行うもの、連続的な動画を撮影するための連続的な点灯を行うものなど幾つかの種類のものが存在する。そして、いずれの場合でも、カメラ付き携帯電話の照明からの光は、カメラ付き携帯電話を出ると、撮像対象物へ直接向かうようになっている。
【0006】
【発明の開示】
本願発明者は、カメラ付き携帯電話に、ユーザの遊び心を刺激する新たな機能を与えるため、研究を行ってきた。そして、カメラ付き携帯電話に備えられた照明を利用することで、カメラ付き携帯電話に、ユーザの遊び心を刺激する新たな機能を与えられることを想到するに至った。
本願発明者が提案する発明は、以下のようなものである。
【0007】
本発明は、カメラ付き携帯電話に取付けて用いられる拡大撮像用ユニットである。
なお、本発明の拡大撮像用ユニットが取付けられるカメラ付き携帯電話は、特殊なものである必要はない。照明のついた、一般的なカメラ付き携帯電話でよい。例えば、ケースと、前記ケースに内蔵されており、撮像対象物からの像光を捉えて撮像を行う撮像手段、前記ケースから露出しており、前記像光がそれを通過して前記撮像手段に導かれるカメラレンズ、及び前記撮像対象物へ照明光を照射する照明を備えてなるカメラと、を備えて構成されるカメラ付き携帯電話でよい。また、本明細書における「携帯電話」には、PHSも含む。
そして、本発明の拡大撮像用ユニットは、カメラ付き携帯電話が備えるケースに対して着脱自在に取付けを行えるようにされた取付け手段と、前記撮像手段によって撮像される画像の倍率を上げる拡大レンズであり、前記拡大撮像用ユニットがカメラ付き携帯電話に取付けられたときに、前記カメラ付き携帯電話のカメラレンズとその光軸が一致するものと、前記照明からの照明光を、撮像を行う対象となる撮像対象物へと導く照明光光学系と、を備えており、これら取付け手段、拡大レンズ、照明光光学系を一体に構成したものとなっている。
【0008】
この拡大撮像用ユニットを用いれば、これを、必要に応じてカメラ付き携帯電話に取付けることで、そのカメラ付き携帯電話に拡大画像を撮像させられるようになる。かかる拡大画像の撮影機能は今までの携帯電話にない機能であるから、この機能によりユーザの遊び心を刺激できるようなものとなる。拡大レンズの倍率は、撮像対象物の種類等、撮像の目的に応じて決定すればよいが、これを例えば10倍程度以上としておくと、カメラ付き携帯電話を、ハンディタイプの顕微鏡として利用できるようになる。このような高倍率の拡大画像を見る機会は、一般ユーザにとって日常的なこととはいえないので、かかる高倍率を実現することで、本発明は、ユーザの遊び心を更に刺激するものとなる。
【0009】
ところで、拡大画像を撮る場合には、一般の撮像を行う場合よりも照明が重要になる。拡大画像を撮る場合には撮像範囲が狭くなるから、照明を用いなければ、撮像範囲に届く光の量が少なくなり画像がどうしても暗くなる。そのため、拡大画像を撮る場合には、照明があった方が好ましい。
このような点を考慮して、本願発明者は、取付け手段、拡大レンズを一体的に構成するとともに、撮像対象物を照らす照明を備えた拡大撮像用ユニットを先に想到している。
かかる拡大撮像用ユニットは、拡大画像の撮像を行うことができ、その点での機能は十分なものである。しかしながら、かかる拡大撮像用ユニットは、光源及びそれ用のバッテリを備えているため、どうしても大型化してしまいがちである。
そこで、本願発明者が目を付けたのが、最近のカメラ付き携帯電話に備えつけられた照明である。本発明に係る拡大撮像用ユニットには、カメラ付き携帯電話の照明からの照明光を、撮像を行う対象となる撮像対象物へ(より詳細には、撮像対象物の撮像対象範囲へ)と導く照明光光学系が設けられているので、拡大撮像を行う際に、撮像対象物(の撮像対象範囲)を照明するにあたり、自前の光源が不要であり小型化、構造の簡易化が可能である。
【0010】
ところで、本願発明者は、上述の如き拡大撮像用ユニットは、カメラ付き携帯電話のカメラのみならず、照明を備えている一般的なカメラにも応用可能であること、また、そのようなカメラにも新たな機能を与えられること、を想到するに至った。
つまり、本発明に係る拡大撮像用ユニットは、これを、必要に応じて、照明を備えたカメラに取付けることで、そのカメラに拡大画像を撮像させられるから一般的なカメラのユーザの遊び心を刺激することができるのみならず、上述の如き小型化、構造の簡易化を図ることも容易である。
かかる拡大撮像用ユニットは、ケース、前記ケースに内蔵されており、撮像対象物からの像光を捉えて撮像を行う撮像手段、前記ケースから露出しており、前記像光がそれを通過して前記撮像手段に導かれるカメラレンズ、及び前記撮像対象物へ照明光を照射する照明を備えてなるカメラに取付けて用いられる。そして、この拡大撮像用ユニットは、前記ケースに対して着脱自在に取付けを行えるようにされた取付け手段と、前記撮像手段によって撮像される画像の倍率を上げる拡大レンズであり、前記拡大撮像用ユニットがカメラに取付けられたときに、前記カメラのカメラレンズとその光軸が一致するものと、前記照明からの照明光を、撮像を行う対象となる撮像対象物へと導く照明光光学系と、を備えており、これら取付け手段、拡大レンズ、照明光光学系が一体に構成されている。
【0011】
本発明の拡大撮像用ユニットは、その一部を撮像対象物に当接させることで、前記撮像対象物から前記拡大レンズまでの光学距離を固定するに寄与し、前記一部を撮像対象物に当接させた場合における前記カメラレンズと前記拡大レンズの組合せによるピント位置が、前記撮像手段の撮像可能位置に位置するようにされた位置決め補助手段を備えていてもよい。
拡大画像を撮像する場合には、撮像範囲が狭くなるため、手振れの問題が生じやすくなる。かかる手振れの問題は、ハンディタイプのカメラに顕著であるが、本発明の拡大撮像用ユニットを取付けたカメラないしカメラ付き携帯電話は、拡大画像を撮像するハンディタイプのカメラにまさに相当するため、手振れを抑えるための機能があった方が好ましい。
上述の位置決め補助手段は、手振れを抑える機能を有するのである。位置決め補助手段は、拡大画像の撮像を行う際に、その一部(例えば、先端)を撮像対象物に当接させて使用されるものである。位置決め補助手段があれば、拡大撮像用ユニットが取付けられたカメラないしカメラ付き携帯電話のカメラによって拡大画像を撮像する際に、位置決め補助手段の一部を撮像対象物の撮像範囲外に当接させて、カメラないしカメラ付き携帯電話と撮像対象物の撮像対象範囲との相対的な位置関係を安定させられるようになる。
従って、位置決め補助手段があれば、拡大画像の撮像中に、手振れによって撮像対象物が撮像対象範囲外に出てしまうといった不具合が生じにくい。
なお、上述の位置決め補助手段は、焦点合せを簡単に行えるようにするという機能も併せ持つ。ハンディタイプのカメラでは、撮像対象物からカメラを浮かせて拡大撮像を行おうとすると、手振れが原因となって、ピント位置の調整(焦点合せ)が行いにくくなる。上述のごとき位置決め補助手段があれば、手振れを軽減できるので、焦点合せについての困難を軽減できるようになる。
【0012】
本発明の位置決め補助手段は、上述のように、カメラないしカメラ付き携帯電話のカメラレンズと拡大レンズの組合せによるピント位置を撮像対象物の撮像対象範囲に合う範囲内に保つに寄与するものであることを必要条件とする。
これは、例えば、1本の棒状体にて構成することができる。この場合、棒状体の光軸に沿う長さを、その先端を撮像対象物に当接したときに、撮像対象物の撮像対象範囲にカメラレンズ及び拡大レンズの両レンズの組合せによるピント位置が位置するような長さにしておけば良い。位置決め補助手段を1本の棒状体とした場合、位置決め補助手段と撮像対象物とは点接触を行う。点接触であるから、その先端を撮像対象物と接触させていたとしても、本発明の拡大撮像用ユニットが取付けられたカメラないしカメラ付き携帯電話は、当該先端を中心としてピボット運動を行える。しかしながら、カメラないしカメラ付き携帯電話を撮像対象物から完全に浮かせて撮像を行う場合と比べれば、それでもなお、拡大画像の撮像を安定した状態で容易に行えるようになる。
位置決め補助手段は、この他に、複数本、例えば、3本の棒状体にて構成することができる。棒状体が増えれば安定性は増すが、とりあえず3本の棒状体があれば、各棒状体の先端3点での点接触による3点支持を行った状態での拡大画像の撮像を行えるようになる。これによれば、位置決め補助手段の先端を平面の撮像対象物に接触させた場合に、その撮像対象物と前記拡大レンズとの距離が一定に保たれるようになる。このような位置決め補助手段を採用すれば、カメラないしカメラ付き携帯電話が、上述のごときピボット運動を行わなくなるので、位置決め補助手段を撮像対象物に当接させた場合における撮像対象物の撮像対象範囲から撮像手段までの距離を、より一定に保てるものになる。つまり、このような位置決め補助手段を採用すれば、その先端を撮像対象物に当接させることにより、撮像対象物の撮像対象範囲に自動的にカメラレンズ及び拡大レンズの両レンズの組合せによるピント位置を合わせることが可能になるとともに、手振れのない安定した状態にカメラないしカメラ付き携帯電話を維持できることになるので、拡大画像の撮像を益々容易に行えるようになる。
尚、位置決め補助手段として3本の棒状体を採用した場合における上述の如き作用効果は、ある平面に対して3点以上での当接を行える形状、ある平面に対して直線+1点以上での接触を行える形状、ある平面に対して曲線での線接触を行える形状、ある平面に対して面接触を行える形状などによっても得ることができる。
【0013】
本発明における位置決め補助手段は、拡大撮像用ユニットがカメラないしカメラ付き携帯電話に取付けられたときに、拡大レンズの視野外に位置するのが基本であるが、実質的に撮像の邪魔にならないのであれば、拡大レンズの視野にかかるような位置にあっても構わない。
【0014】
本発明における位置決め補助手段の形状には、上述のように様々なバリエーションがある。
その一つとして、位置決め補助手段の前記先端に、拡大レンズの視野を確保するものであり、且つ前記撮像手段が拡大画像を撮像する際の撮像対象範囲と略一致するような大きさとされた孔が設けられているものを挙げることができる。
この位置決め補助手段は、その先端に開けられた孔が、撮像対象範囲に近い大きさとなっており、撮像対象範囲よりも過度に大きくなってはいない。このような構成を採用すれば、拡大画像の撮像を行うため位置決め補助手段の先端を撮像対象物に当接させると、その孔に収まっている撮像対象範囲に自動的に撮像手段の焦点が合うようになるため、非常に簡単に拡大画像の撮像を行えるようになる。また、拡大撮像を行う場合には、拡大撮像をユーザが望む撮像対象物を撮像対象範囲に収めるのが難しくなりがちになるが、上述の如き位置決め補助手段を用いれば、位置決め補助手段の先端を当接させたところが撮像対象範囲と一致するので、撮像対象範囲をユーザが直感的に理解し易くなる。
また、上述の孔は、以下のような利点をもたらす。例えば、人の肌などの柔軟性のある物を撮像対象物として拡大画像の撮像を行う場合、上記位置決め補助手段の孔を当該撮像対象物に当接させると、その孔の中に柔軟性のある撮像対象物が入り込み、当該撮像対象物に盛り上がりが生じる。この場合、盛り上がった撮像対象物は、拡大レンズに近づくため、カメラレンズ及び拡大レンズの両レンズの組合せによるピント位置は撮像対象物の撮像対象範囲上に来なくなってしまうことがある。そこで、上述のように、孔を小さくするのである。孔を小さくすることで、孔を撮像対象物に当接した場合の撮像対象物の上記盛り上がりを最小限に押さえられるようになるから、撮像対象物の撮像対象範囲をレンズの被写界深度の中に収め易くなる。このようなことを考慮すると、孔の大きさは、例えば人の肌に位置決め補助手段先端の孔の外周を当接させた場合に生じる撮像対象物の盛り上がりが、レンズの被写界深度の中に収まる程度の小ささにしておけば良いということになる。孔の形は、その縁が、撮像対象物における撮像対象範囲の外縁に略沿うようになっていても良い。尚、実質的に拡大画像の撮像の邪魔にならないのであれば、撮像対象範囲に孔の縁が入り込むことは許容される。
尚、撮像手段の撮像対象範囲は、その形状を問わない。円形、矩形等、適当に選択できる。
撮像対象範囲が矩形とされる場合、上記孔は、撮像手段が拡大画像を撮像する際の撮像対象範囲を略内接させる円形にすることが可能である。撮像手段の視野が円形であるのであれば、孔は、撮像手段の視野と略一致する視野と同心の円形とすることができる。
【0015】
本発明の拡大撮像用ユニットは、外光を遮断することで、前記撮像手段で行われる撮像が、前記照明からの照明光のみによって行われるようにする遮光手段を備えていてもよい。
かかる遮光手段があれば、拡大画像を撮像する際に、カメラないしカメラ付き携帯電話のカメラが有する照明からの光のみを照明光として用いることができるようになるので、照明に関する条件を常に一定とした状態でその撮像を行えるようになる。これは、医療目的で拡大画像を使用する場合など、異なる時間に撮像した画像の正確な対比が必要な場合に有用である。
遮光手段は、どのように構成されていても良い。位置決め補助手段と別体にされていても良いし、位置決め補助手段がこれを兼ねるようになっていても良い。特に、位置決め補助手段が筒状である場合には、位置決め補助手段が遮光手段を兼ねるようにすることが容易である。
遮光手段がこの場合、位置決め補助手段の素材を不透光性のものとしても良いし、位置決め補助手段の内外面の少なくとも一方に何らかの加工を施すことで、遮光機能を持つようにしても良い。
【0016】
本発明の照明光光学系は、前記照明光を反射して、前記照明光を同軸照明光として前記撮像対象物へ導く第1反射手段を備えていてもよい。同軸照明光を用いることで、当てた光の方向から撮像を行うことになるので、肌の撮像を行うに好ましく、また、光沢面の傷をはっきりと撮像できるという利点を得られる。
第1反射手段は、どのように構成されてもよいが、例えば、前記拡大レンズの光軸上に置かれたハーフミラーとして構成することができる。このハーフミラーは、前記撮像対象物からの光を透過するとともに、前記照明光を反射するようなものとすることができる。また、第1反射手段は、前記拡大レンズの前方に配された鏡とすることができる。この鏡は、前記拡大レンズの視野を確保できるような形状とされた鏡とすることができる。例えば、この鏡は、ドーナツ形状の中抜きの形状とすることができる。
本発明の照明光光学系は、照明光を反射して、前記第1反射手段へ前記照明光を導く第2反射手段を備えていてもよい。このような第2反射手段を設けることで、第1反射手段、第2反射手段の配置に関する設計上の自由度を高められるようになる。
【0017】
本発明の取付け手段は、拡大撮像用ユニットを、カメラないしカメラ付き携帯電話に対して着脱自在に取付けられるものである。
このようなものであれば、取付け手段はその具体的な構成を問わないが、例えば以下のように構成することができる。
取付け手段は、例えば、カメラないしカメラ付き携帯電話に固定される第1部材と、拡大撮像用ユニットに固定されるものであり、第1部材と着脱自在とされている第2部材とを含んでいてもよい。
第1部材と、第2部材は、お互いを着脱自在に取付けられれば、その具体的な構成を問わないが、例えば、以下のように構成することができる。
前記第1部材を、前記カメラレンズの光軸を囲むようにして前記カメラないしカメラ付き携帯電話に固定される環状のベロクロテープとし、前記第2部材を、前記第1部材に対応する形状とされた環状のベロクロテープとすることができる。
或いは、前記第1部材を、前記カメラレンズの光軸を囲むようにして前記カメラないしカメラ付き携帯電話に固定される環状の金属板とし、前記第2部材は、前記第1部材に対応する形状とされ、前記金属板に対して固定できる環状の磁石とすることができる。この場合には、第1部材と第2部材の材質を逆転させることも可能である。
或いは、前記第1部材を、前記カメラレンズの光軸を囲むようにして前記カメラないしカメラ付き携帯電話に固定される環状体とし、前記第2部材を、前記第1部材に対応する形状とされた環状体とし、且つ前記第1部材、前記第2部材の対向する面の一方に取付け凹部が、他方に取付け凸部がそれぞれ設けられており、前記取付け凹部と前記取付け凸部とを嵌合させることで、前記第1部材と前記第2部材との着脱自在な取付けがなされるようになっているものとすることができる。
前記取付け凹部、及び前記取付け凸部はその具体的な形状を問わない。取付け凹部、取付け凸部のそれぞれを、複数ずつ設けることも可能である。また、取付け凹部、取付け凸部をともに、環状に形成された前記第1部材、前記第2部材の対向する面を一周するように、環状に形成することも可能である。
【0018】
本発明の取付け手段は、前記拡大撮像用ユニットを前記カメラないしカメラ付き携帯電話に対して取付ける際に、前記拡大レンズと前記カメラレンズの光軸を一致させるための軸合せ手段を有していてもよい。
本発明の拡大撮像用ユニットは、撮像手段で得られる拡大画像の質を高めることを考慮すれば、拡大レンズと、カメラレンズの光軸の一致を正確に行うのが好ましい。上述の軸合せ手段により、これが可能になる。
【0019】
軸合せ手段の具体的な構成は不問である。例えば、この軸合せ手段は、上述した第1部材、第2部材の対向する面の一方に設けられた軸合せ凹部と、他方に設けられた軸合せ凸部とを含んで構成することができる。この場合の拡大撮像用ユニットでは、軸合せ凹部と軸合せ凸部とを嵌合させることで、拡大レンズと前記カメラレンズの光軸の一致がなされるようになっている。
軸合せ凹部、及び軸合せ凸部はその具体的な形状を問わない。軸合せ凹部、軸合せ凸部のそれぞれを、複数ずつ設けることも可能である。また、軸合せ凹部、軸合せ凸部をともに、環状に形成された前記第1部材、前記第2部材の対向する面を一周するように、環状に形成することも可能である。
軸合せ凹部、軸合せ凸部のそれぞれを、取付け凹部、取付け凸部のそれぞれと共用することも可能である。
【0020】
本発明の拡大撮像用ユニットは、また、前記撮像手段で拡大画像が撮像される際に、撮像対象物とともに前記拡大画像中に写りこむものであり、撮像された拡大画像内での撮像対象物との対比により、その撮像対象物の大きさを知るための目安となる対比画像を、前記撮像手段へ投影する対比画像投影手段を備えていてもよい。
対比画像投影手段によれば、撮像した画像に映りこんだ撮像対象物と、対比画像とを対比することで、撮像対象物の大きさを概略で知ることができるようになり便利である。
対比画像投影手段は、対比画像を直接撮像手段へ投影するものであってもよいし、間接的に投影するものであってもよい。後者の場合であれば、撮像対象物から前記撮像手段までの光路中にその光路に対して傾斜して配されたハーフミラーを設けておき、対比画像投影手段が、このハーフミラーに対し、そこで反射された光が撮像手段へ向かうような角度で対比画像を投影するように構成することができる。このようにすれば、対比画像投影手段の配置場所についての自由度を高くすることができる。
対比画像は、撮像対象物の大きさを概略で知ることができるようなものであればどのようなものでもよい。例えば、目盛りを含むものとすることができる。この目盛りの色は、その中心波長が、撮像対象物が肌である場合の撮像対象となる肌の色の中心波長と異なるものとすることができる。或いは、撮像素子としてよく使用されるCCDが反応する光の色である、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)のうち、緑色又は青色で、目盛りを表わすことができる。このような色は、その中心波長が肌の色(特に、黄色人種の肌の色、以下同じ。)からずれているのであるが、このような色で目盛りを表現することにより、自動的な画像処理を行いやすくなる。例えば、カメラで撮像された拡大画像が肌の画像であり、それを、肌診断などのために自動的に画像処理する場合には、目盛りの画像を、それ以外の画像から自動的に識別できることが重要になる。このような場合、緑色、青色等の、その中心波長が肌の色からずれている色を目盛りの色として用いておけば、目盛りの画像をそれ以外の画像から自動的に抽出することが容易になる。そのような意味では、目盛りの色は、自動的な画像処理を行う場合に肌の画像から抽出しやすい色にしておけばよい。
対比画像は、得られた拡大画像の中のどの部分に位置するように投影されてもよい。例えば、拡大画像の全体をメッシュ状に覆うようにされていても構わない。或いは、撮像手段によって得られた前記拡大画像の外周付近の一部に前記対比画像が位置するようにされていても構わない。後者の場合であれば、画像の見易さという点で優れたものとなる。いずれの場合であっても、対比画像投影手段は、そのようなものとなるように、対比画像を投影する。
本発明の対比画像投影手段は、拡大撮像用ユニットのどの部分にあってもよいが、拡大撮像用ユニットが上述の如き位置決め補助手段を備えており、これが筒状になっているのであれば、筒状とされた前記位置決め補助手段の内側に設けることができる。
【0021】
本発明の拡大撮像用ユニットは、また、前記撮像手段で拡大画像が撮像される際に、前記拡大レンズの視野内に位置して、撮像対象物とともに撮像されるものであり、撮像された拡大画像内での撮像対象物との対比により、その撮像対象物の大きさを知るための目安となる対比手段を備えていてもよい。
これによっても、撮像した画像に映りこんだ撮像対象物と対比手段とを対比することで、撮像対象物の大きさを概略で知ることができるようになり便利であるという、対比画像投影手段がある場合と同様の効果を得られるようになる。
尚、対比手段は、透明体に設けられていてもよい。拡大撮像用ユニットが孔を有するのであれば、その孔内に設けられた、例えば板状に形成された透明体に設けられていてもよい。
【0022】
対比手段は、撮像対象物の大きさを概略で知ることができるようなものであればどのようなものでもよい。例えば、目盛りを含むものとすることができる。この目盛りは、対比画像投影手段の場合と同様の理由で、緑色や、青色など、その中心波長が、撮像される肌の色の中心波長と異なる色にすることができる。つまり、目盛りの色は、自動的な画像処理を行う場合に、目盛りの画像を、肌の画像から抽出しやすい色にしておけばよい。
【0023】
対比手段は、前記拡大画像が撮像される際に撮像対象範囲にありさえすれば、どこにあっても構わない。例えば、前記対比手段は、前記拡大画像が撮像される際に、前記撮像手段の撮像対象範囲の外周付近の一部に映りこむような位置に設けられていてもよい。このような位置にあれば、対比手段が撮像を実質的に邪魔しないようになる。
拡大撮像用ユニットが位置決め補助手段を備える場合であれば、対比手段はこれに設けることができる。位置決め補助手段が筒状に形成されている場合であれば、対比手段は、筒状とされた前記位置決め補助手段の内側に設けることができる。
【0024】
本発明の拡大撮像用ユニットは、前記撮像手段で拡大画像が撮像される際に、前記拡大レンズの視野内に位置して、撮像対象物とともに撮像されるものであり、撮像された拡大画像の色の補正を行うために利用される、複数種類の基準色が配された色見本を備えていてもよい。
この色見本は、以下のような利点をもたらす。
カメラのうち比較的安価なもの、特にカメラ付き携帯電話に内蔵される比較的安価なカメラは、色調整を自動的に行ういわゆるAWB(Automatic White Balance)機構を採用しているものが多い。これは全画面の色彩の平均を白に近づけようとする機構である。このAWB機構は、画質調整を簡易に行えるというメリットがある反面、肌画像などにこれを用いると、処理後の画像が、単色、或いは無色に近い平板なものになってしまうというデメリットもある。カメラにこのような機構がついており、且つカメラ付き携帯電話の撮像手段により得られたデータを、例えば肌診断に用いようとした場合にはこのようなデメリットは許容できないものとなる可能性がある。このようなデメリットは、カメラ側の性能向上により解消できるものであるが、カメラ付き携帯電話に備えられるカメラのような比較的安価なカメラではそれも叶わない場合がある。そこで、上述のごとき色見本が役に立つのである。上述のごとき色見本を拡大画像の中に写し込んでおけば、定められた色見本の色のブレに基づいて、撮像された拡大画像の色調整を、かかる拡大画像についての画像データを受け付けた他の装置で簡単に行えるようになる。
つまり、色見本は、拡大撮像用ユニットが取付けられるカメラ以外の他の装置で、事後的な画質調整(色についての画質調整)を行いやすくなるという利点を生むのである。
【0025】
なお、本発明の色見本は、拡大撮像用ユニットのどの部分にあってもよい。尚、色見本は、透明体に設けられていてもよい。
拡大撮像用ユニットが上述の如き位置決め補助手段の孔を有するのであれば、その孔内に設けられた、例えば板状に形成された透明体に設けられていてもよい。拡大撮像用ユニットが位置決め補助手段を備えており、これが筒状になっているのであれば、筒状とされた前記位置決め補助手段の内側に設けることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて、本発明の好ましい一実施形態につき説明を行う。
【0027】
本実施形態における拡大撮像用ユニットUは、カメラ付き携帯電話Kに取付けて用いられる。この実施形態におけるカメラ付き携帯電話Kは、図1に示したようなものである。
このカメラ付き携帯電話Kは、この実施形態では、インテリジェンスなものとされており、マイクロフォンとスピーカとそれらを制御する回路によって実現されるごく一般的な電話機能に加えて、電子メールを送受信するためのメール機能を少なくとも備えている。これら機能を実現するため、このカメラ付き携帯電話Kは、アンテナ及びディスプレイを備え、CPU、ROM、RAM、インタフェイスなどを内蔵しているが、これらはこの種のカメラ付き携帯電話Kに限らず、携帯電話に一般的なものなので、その説明を省略する。
カメラ付き携帯電話Kは、テンキーや方向キーを含む多数の入力キーK1を備えている。これら入力キーK1は、電話機能を使用する場合、及びメール機能を使用する場合に用いられるが、後述するカメラCを用いた撮像が行われる場合にも使用される。
カメラ付き携帯電話Kは、また、カメラCを備えている。カメラCは、カメラ付き携帯電話Kの背面側に設けられている。カメラCは、レンズC1と、図3に示した撮像素子C2を備えている。レンズC1は、カメラ付き携帯電話Kから露出しており、この例では、カメラ付き携帯電話Kの背面中央から露出している。撮像素子C2は、レンズC1を介して撮像対象物から導かれた像光による撮像を行うものであり、この実施形態では、CCDにより構成されている。レンズC1は、複数のレンズの組合せにより構成されていても構わないが、この実施形態では、一のレンズにより構成されている。このカメラ付き携帯電話KのカメラCの撮像素子C2で撮像される画像は、カメラ付き携帯電話K単独で撮像が行われる場合には、縮小的画像となるようにされている。レンズC1及び撮像素子C2は、縮小的画像の撮像が可能なように構成されている。なお、ここでいう縮小的画像とは、撮像素子よりも大きなものを縮小して撮像素子へと写りこませるものをいう。
カメラCには、また、照明C3が含まれている。照明C3は、撮像対象物に対して照明光を照射するものであり、この実施形態では、LEDによって構成されている。照明C3は、カメラ付き携帯電話Kから露出している。照明C3は、静止画撮像用の瞬間的な点灯と、動画撮像用の連続的な点灯とを、選択的に行えるようになっている。照明C3の点灯の制御は、カメラCでの撮像に際して自動的に行われるようになっている。
上述のごときカメラ付き携帯電話Kとしては、例えばジェイフォン株式会社により製造、販売されている携帯電話であるJ-フォン(商標)を用いることができる。
【0028】
かかるカメラ付き携帯電話Kに取付けて用いる拡大撮像用ユニットUを、図2、図3に示す。図2は、拡大撮像用ユニットUを前面側から見たところを示す斜視図であり、図3は拡大撮像用ユニットUをカメラ付き携帯電話Kに取付けた状態を示す側断面図である。
拡大撮像用ユニットUは、それをカメラ付き携帯電話Kに取付けることにより、カメラ付き携帯電話Kの撮像素子C2にて撮像される画像を拡大画像とするものである。
【0029】
拡大撮像用ユニットUは、本体10を備えている。
この実施形態における拡大撮像用ユニットUの本体10は、略矩形とされている。本体10の前面の長手方向の一端部近くから当接部11が突出している。本体10の背面には、長手方向の一端部近くに第1開口12Aが、長手方向の他端部近くに第2開口12Bが、それぞれ設けられている。第1開口12A、及び第2開口12Bは、この実施形態では円形の孔とされている。なお、第1開口12Aと第2開口12Bは、一連の孔になっていてもよい。
当接部11は、本発明の位置決め補助手段に相当する。当接部11は、略円錐形状に構成され、図2に示したようなテーパーが付されている。当接部11の先端には、孔13が穿設されている。孔13の中心は、当接部11の中心軸上に位置するようになっている。上述した第1開口12Aの中心も、当接部11の中心軸(の延長線)上に位置するようになっている。
拡大撮像用ユニットUは、カメラ付き携帯電話Kから露出したレンズC1の近辺(この実施形態のカメラ付き携帯電話Kでは、カメラ付き携帯電話Kの背面)に取付けられる。
孔13と第2開口12Bの位置関係は、拡大撮像用ユニットUをカメラ付き携帯電話Kに取付けた場合に、孔13がカメラ付き携帯電話KのカメラCのレンズC1の直前に位置し、且つ第2開口12Bがカメラ付き携帯電話KのカメラCの照明C3の直前に位置するようにされている。
この実施形態における当接部11と、本体10は、樹脂によって一体的に形成されている。必ずしもそうなっている必要はないが、この実施形態の本体10、及び当接部11は、遮光機能を持っている。この遮光機能は、本体10、及び当接部11を不透明な材質で形成する、或いは不透明な層(例えば、塗料による着色で形成された層)で被覆するなどして得ることができる。
【0030】
上述した第1開口12Aの周囲には、第2部材14が設けられている。この第2部材14は、カメラ付き携帯電話Kに取付けられる第1部材15と協働して本発明における取付け手段を構成するものであり、拡大撮像用ユニットUのカメラ付き携帯電話Kに対する着脱自在な状態での取付けを実現するものである(図3、及び図4参照。)。
【0031】
この実施形態における第1部材15、第2部材14はともに、薄いベロクロテープとされている。第2部材14の形状は、第1開口12Aの周囲に沿うような環状(この実施形態では、円環状)であり、第1部材15の形状は、第2部材14の形状に対応した環状とされている。
カメラ付き携帯電話KのカメラCに含まれるレンズC1の光軸Lと同軸になるようにして、露出しているレンズC1の周囲を囲むような状態で、カメラ付き携帯電話Kの表面に第1部材15を貼り付けておき、ここに第2部材14を固定することで、拡大撮像用ユニットUのカメラ付き携帯電話Kに対する着脱自在な状態での取付けが実現される。
尚、第1部材15、第2部材14の対向する面の一方に、例えば樹脂や金属により適宜な形に形成された凸部Xを形成しておき、対向する面の他方に、上記凸部Xに対応する凹部Yを形成しておき、両ベロクロテープを固定させる際に、上記凸部Xを、凹部Yへ嵌め込むようにすることができる。図4に示した例では、第1部材15、第2部材14の一方側に凸部Xを、他方側に凹部Yを、それぞれ複数ずつ形成しておき、ベロクロテープである第1部材15と第2部材14を固定させる際に、上記複数の凸部Xのそれぞれを、対応する凹部Yへ嵌め込むようにするようにしている。このような凸部X、凹部Yが有れば、その円環の中心がレンズC1の光軸L上に正確に位置するようにして、第1部材15をカメラ付き携帯電話Kに固定しておきさえすれば、拡大撮像用ユニットUをカメラ付き携帯電話Kに取付けたときに、レンズC1と後述の拡大レンズ20の軸合せが自動的に行われることになる。
凸部X、凹部Yの他の例を、図5に示す。この例における凸部X、凹部Yはそれぞれ、円環状にされたベロクロテープの中心と同軸とされた円状に形成された円形の突出部と、円形の溝とされている。
【0032】
第1部材15、第2部材14の他のバリエーションとして、例えば、以下のものがある。
まず、第1部材15を金属板に、第2部材14を磁石にすることができる。金属である第1部材15の素材は、磁石に吸着するものとする。この場合の第1部材15、第2部材14の形状には特に制限がないが、上述のベロクロテープを用いる場合と同様の環状(この実施形態では、円環状)にすることができる。ベロクロテープを用いる場合と同様にして、カメラ付き携帯電話Kに第1部材15を、拡大撮像用ユニットUに第2部材14を固定しておくことで、拡大撮像用ユニットUのカメラ付き携帯電話Kに対する着脱自在な状態での取付けが実現される。
尚、この場合の第1部材15、第2部材14の材料は、逆にすることもできるが、磁石がカメラ付き携帯電話Kに好ましくない影響を与える可能性もないとはいえないので、第1部材15を金属板に、第2部材14を磁石にするのが好ましい。
尚、第1部材15、第2部材14の対向する面の一方に凸部Xを、対向する面の他方に、上記凸部Xに対応する凹部Yを形成して、軸合せが自動的に行われるようにできることは、第1部材15、第2部材14をベロクロテープにした場合と同様である。凸部X、凹部Yの形状は、第1部材15、第2部材14をベロクロテープにした場合と同様、適宜選択可能である。
他に、図6に示した如く、第1部材15、第2部材14の対向する面の一方に凹部17を、他方に凸部18をそれぞれ設けておき、凹部17と凸部18とを嵌め合わせることで、第1部材15と第2部材14の固定をなすようにするということも考えられる。第1部材15、第2部材14の素材は、樹脂、金属など適宜選択できる。この場合における第1部材15、第2部材14の形状も、ベロクロテープを用いる場合と同様の環状にすることができる。ベロクロテープを用いる場合と同様にして、カメラ付き携帯電話Kに第1部材15を、拡大撮像用ユニットUに第2部材14を固定しておき、凹部17と凸部18とを嵌合させることにより、拡大撮像用ユニットUのカメラ付き携帯電話Kに対する着脱自在な状態での取付けが実現される。凹部17と凸部18は、拡大撮像用ユニットU使用時に拡大撮像用ユニットUがカメラ付き携帯電話Kから脱落せず、また着脱が無理なく行える程度の固さで、拡大撮像用ユニットUをカメラ付き携帯電話Kに固定するように形成されている。凹部17と、凸部18の形状を、図7に示したようにすることも可能である。凹部17、凸部18は円環状であり、その中心は、光軸L上に位置する。
【0033】
本体10の内部には、図3に示したように、拡大レンズ20が取付けられている。拡大レンズ20は複数枚のレンズを組合わせて構成されていても構わないが、この実施形態では、凸レンズ1枚により構成されている。拡大レンズ20は、本体10の内部に固定された図示せぬマウントを介して、本体10の内周面に固定されている。
拡大レンズ20は、当接部11の中心軸の延長線上に、その中心が位置するようになっている。
【0034】
拡大撮像用ユニットUの本体10の内部には、第1反射鏡30と、第2反射鏡40が設けられている。
第1反射鏡30は、楕円形の鏡であり、その中心に、その外周形状と相似形状とされた孔31が設けられている。第1反射鏡30は、楕円形の中心が光軸L上に位置するようにしながら、第2反射鏡40に対して反射面を向けた状態で、光軸Lに対して45°傾けて、拡大レンズ20の前方に取付けられている。なお、第1反射鏡30に開けられた上述の孔31は、拡大撮像用ユニットUがカメラ付き携帯電話Kに取付けられた際に、撮像素子C2の視野を確保するに十分な大きさであり、且つカメラ付き携帯電話Kの撮像素子C2から見た場合に、略円形に見えるような形状となっている。
第2反射鏡40は、形状についての制限は特にないが、この実施形態では、円形とされている。第2反射鏡40は、図示せぬマウントに支持されており、このマウントを本体10に固定することで、本体10の内部に固定されている。第2反射鏡40は、第1反射鏡30と平行とされており、第2開口12Bの前方に位置するようにされている。
拡大撮像用ユニットUをカメラ付き携帯電話Kに取付けた場合、上述したように、孔13は、カメラ付き携帯電話KのカメラCのレンズC1の正面に、第2開口12Bは、カメラ付き携帯電話KのカメラCの照明C3の正面にそれぞれ位置する。
【0035】
拡大撮像用ユニットUをカメラ付き携帯電話Kに取付けた状態、即ち、図3に示した如き状態で拡大画像を撮像する場合には、本体10の当接部11の先端を撮像対象物に当接させる。当接部11の先端を撮像対象物に当接した状態で撮像を行えるので、手振れの問題が生じにくい。また、当接部11の本体10前面からの突出量は、当接部11先端の孔13を撮像対象物へ当接させたときに、レンズC1及び拡大レンズ20の両レンズの組合せによるピント位置が、撮像対象物のうち孔13の内側に位置する範囲(撮像対象範囲)に合う範囲内に保てるようにされている。したがって、孔13を撮像対象物に当接させれば、その孔13の中に位置する撮像対象物に対してピントが自動的に合うことになる。
尚、レンズC1及び拡大レンズ20の両レンズの組合せによるピント位置が撮像対象範囲からずれないようにするには、例えば本体10内に絞りを設けて焦点深度を深くすることが有用である。
【0036】
この実施形態における孔13と、カメラ付き携帯電話K内の撮像素子C2の撮像対象範囲との関係は、図8(A)に示したようになっている。即ち、この実施形態における撮像対象範囲Sは矩形であり、孔13は、撮像対象範囲Sを略内接させる円形となっている。もっとも、撮像対象範囲Sと、孔13の関係は、これには限られない。例えば、図8(B)に示すように、撮像対象範囲Sを矩形とすると共に、孔13を撮像対象範囲Sの外縁に略沿う矩形としたり、図8(C)に示すように、撮像対象範囲Sを円形とすると共に、孔13を撮像対象範囲Sの外縁に略沿う円形とすることもできる。
図8(C)又は図8(B)に示したように、孔13の縁を撮像対象範囲Sの外縁に沿わせるようにする場合、孔13の縁は、図8(C)に示したように撮像対象範囲Sの外縁にかかっても、図8(B)に示したように撮像対象範囲Sの外縁にかからなくてもよい。
【0037】
この拡大撮像用ユニットUの使用方法について説明する。
拡大撮像用ユニットUは、カメラ付き携帯電話Kに取付けて用いられる。具体的には、その第2部材14を、カメラ付き携帯電話Kに予め取付けておいた第1部材15に固定することで、拡大撮像用ユニットUのカメラ付き携帯電話Kへの固定をなす。その際に、上述した軸合せを行うべきである。
その状態で、カメラ付き携帯電話Kが備えるカメラCの機能をそのまま利用して撮像を行う。具体的には、本体10の当接部11先端を撮像対象物に当接させて撮像を行う。拡大レンズ20の存在により、撮像素子C2で撮像される画像が拡大画像となる。この画像は、カメラ付き携帯電話Kが備えるカメラCの機能により、静止画、動画、或いはそのいずれかから選択したものとなる。この場合の操作は、カメラ付き携帯電話Kの入力キーK1を用いて行う。
尚、撮像を行う際には、そのカメラ付き携帯電話KのカメラCが備える照明C3がONの状態(照明C3が照明光を照射する状態)にする(自動的に照明C3がONになるのであれば特に何もする必要がないが、必要であれば照明C3がONになるようにカメラ付き携帯電話Kを操作する。)。照明C3がONになっていれば、照明C3から出た光は、第2開口12Bを通り抜けた後に第2反射鏡40で反射して第1反射鏡30に向かい、第1反射鏡30で反射されて孔13の内側にある撮像対象物へと向かう。このようにして、この拡大撮像用ユニットUを用いれば、照明がある状態で、拡大撮像が行われる。なお、この場合の照明は、光軸Lに略沿って撮像対象物へ略垂直に照射されるものであり、いわゆる同軸照明となる。また当接部11先端の孔13を撮像対象物へ当接させた場合には、外部光が本体10の内部へ入らない。したがって、この拡大撮像用ユニットUを用いてなされる拡大画像の撮像は、照明C3からの光だけによるものとなる。
【0038】
撮像により得られた画像についてのデータは、カメラ付き携帯電話Kの機能にもよるが、カメラ付き携帯電話Kが備える内部メモリに記録したり、カメラ付き携帯電話Kから外部へ出力したり、或いはカメラ付き携帯電話Kが備えるメール機能を用いて送信したりすることにより利用できる。
拡大画像の撮像を行う必要がなくなったら、拡大撮像用ユニットUをカメラ付き携帯電話Kから取り外す。
【0039】
ここまで、本発明による拡大撮像用ユニットUの一実施形態について説明したが、上述の拡大撮像用ユニットUは、以下のように変更可能である。以下、変更例1〜6まで順次説明する。
【0040】
≪変更例1≫
この拡大撮像用ユニットは、構成、使用方法とも上述の一実施形態で説明した拡大撮像用ユニットUと基本的に変わらない。
但し、以下のような目盛り110を備えている。
この目盛り110は、この実施形態においては、当接部11の内面の孔13の近傍に設けられている。この例における孔13は、図9(A)に示したように撮像対象範囲Sの外縁の一部に掛かるようになっており、目盛り110は、孔13の近傍であって、撮像対象範囲Sの外周付近の一部に含まれる範囲内に設けられている。この目盛り110は、この変更例1では、青色で表示されているが、中心波長が肌の色の中心波長からずれている色、乃至自動的な画像処理により肌以外のものとして抽出できるような色とされていてもよい。例えば、目盛り110の色は、緑色としておくことができる。目盛り110は、また、当接部11の内面全体を青色として、白抜きで表示されていてもよい。
目盛り110は、当接部11先端を撮像対象物に当接させて拡大画像を撮像する場合、撮像対象物と共に撮像されて、撮像された拡大画像内に位置することになる。拡大画像内に映り込んだ目盛り110の画像を、撮像対象物の画像と対比することで、撮像対象物のおおよその大きさをその画像からだけで知ることができるようになる。
目盛り110が図9(A)のように設けられている場合に得られる拡大画像は、図9(B)のようになる。白抜きの部分が孔13の内部から覗く撮像対象物の画像であり、網掛け部分が孔13の外側部分である。
【0041】
≪変更例2≫
この拡大撮像用ユニットは、構成、使用方法とも上述の一実施形態で説明した拡大撮像用ユニットUと基本的に変わらない。
但し、以下のような目盛り110を備えている。この目盛り110は、図10に示したように、孔13の内側に嵌められた、樹脂などの透明体にて形成された板状体111に、図10(A)に示したように描かれている。
目盛り110が図10(A)のようにされている場合に得られる拡大画像は、図10(B)のようになる。図10(B)中の円が、孔13の内縁である。図10(B)のうち、円の内側が撮像対象物の画像である。
この変更例2によっても、拡大画像内に映り込んだ目盛り110の画像を撮像対象物の画像と対比することで、撮像対象物のおおよその大きさをその画像からだけで知ることができるようになる。目盛り110の色は、変更例1の拡大撮像用ユニットと同様とすることができる。
【0042】
≪変更例3≫
この拡大撮像用ユニットは、構成、使用方法とも上述の一実施形態で説明した拡大撮像用ユニットUと基本的に変わらない。
但し、以下のような色見本130を備えている。
この色見本130は、この実施形態においては、当接部11の内面の孔13の近傍に設けられている。この例における孔13は、図11(A)に示したように撮像対象範囲Sの外縁にかかるようになっており、色見本130は、孔13の近傍であって、撮像対象範囲Sの外周付近の一部に含まれる範囲内に設けられている。
この色見本130には、この変更例3では、複数種類の基準色が配されている。基準色は、撮像された拡大画像の色の補正を行うにふさわしいものであれば色の種類やその数に特に制限はないが、この変更例3では、赤色R、緑色G、青色B、白色w、及び黒色bの5色となっている。
色見本130は、当接部11先端を撮像対象物に当接させて拡大画像を撮像する場合、撮像対象物と共に撮像されて、撮像された拡大画像内に位置することになる。拡大画像内に映り込んだ色見本130の画像は、撮像された拡大画像の色の補正を行うために利用される。
色見本130が図11(A)のように設けられている場合に得られる拡大画像は、図11(B)のようになる。白抜きの部分が孔13の内部から覗く撮像対象物の画像であり、網掛け部分が孔13の外側部分であり、その中にある矩形の部分が映り込んだ色見本130である。
尚、この変更例3の拡大撮像用ユニットが持つ色見本130は、変更例1又は2の拡大撮像用ユニットに応用してもよい。
【0043】
≪変更例4≫
この拡大撮像用ユニットは、構成、使用方法とも上述の一実施形態で説明した拡大撮像用ユニットUと基本的に変わらない。
但し、以下のような色見本130を備えている。この色見本130は、孔13の内側に嵌められた、樹脂などの透明体にて形成された板状体111に、図12(A)に示したように描かれている。
色見本130が図12(A)のように設けられている場合に得られる拡大画像は、図12(B)のようになる。図12(B)に示された円が孔13の内縁であり、図12(B)に示された円の内側が、その孔13により撮像された画像となる。この画像中に、色見本130が写りこむ。
この変更例4は、撮像された拡大画像の色の補正を行い易くするために有用である。撮像された画像に写りこんだ色見本130の画像の色の変化を、その拡大画像の色を本来の色に近づけるように修正するために利用するのである。
尚、この変更例4の拡大撮像用ユニットが持つ色見本130は、変更例1又は2の拡大撮像用ユニットに応用してもよい。
【0044】
≪変更例5≫
この拡大撮像用ユニットは、構成、使用方法とも上述の一実施形態で説明した拡大撮像用ユニットUと基本的に変わらない。
変更されているのは、図13に示す第1反射鏡30が、上述の一実施形態の場合と異なりハーフミラーとされている点である。この第1反射鏡30は、上述の一実施形態の場合と同様の楕円形とされているが、先に説明したような孔を持たない。
この場合、第2反射鏡40で反射された照明C3からの照明光は、第1反射鏡30で反射されて撮像対象物へと向かう。その一方で、撮像対象物からの像光は、第1反射鏡30を透過して撮像素子C2へと向かう。
このようにして、この拡大撮像用ユニットによっても、上述の一実施形態で説明した拡大撮像用ユニットUと同様の作用効果を得られることになる。
【0045】
≪変更例6≫
この拡大撮像用ユニットは、構成、使用方法とも上述の一実施形態で説明した拡大撮像用ユニットUと基本的に変わらない。
この拡大撮像用ユニットが、上述の一実施形態で説明したものと異なるのは、これがカメラ付き携帯電話に取付けられるものではなく、一般的なカメラ、より詳細には、図14に示した如き一般的なデジタルカメラDCに取付けて用いられるという点である。
このデジタルカメラDCは、外部に露出したレンズC1を備えており、また、図示せぬ撮像素子をレンズC1の奥に内蔵している。撮像素子は、レンズC1を介して撮像対象物から導かれた像光による撮像を行うものであり、この変更例6では、CCDにより構成されている。レンズC1は、複数のレンズの組合せにより構成されていても構わないが、この変更例6では、一のレンズにより構成されている。デジタルカメラDCの撮像素子で撮像される画像は、デジタルカメラDC単独で撮像が行われる場合には、縮小的画像となるようにされている。レンズC1及び撮像素子は、縮小的画像の撮像が可能なように構成されている。なお、ここでいう縮小的画像とは、撮像素子よりも大きなものを縮小して撮像素子へと写りこませるものをいう。
デジタルカメラDCには、また、照明C3が設けられている。照明C3は、撮像対象物に対して照明光を照射するものであり、この変更例6では、静止画撮像用の瞬間的な点灯と、動画撮像用の連続的な点灯とを、選択的に行えるようになっている。照明C3の点灯の制御は、デジタルカメラDCでの撮像に際して自動的に行われるようになっている。
このようなデジタルカメラDCに取付けて用いられる拡大撮像用ユニットは、上述の一実施形態で説明したものと、内部の構成も含めて基本的に同一の構成が採用されている。
この拡大撮像用ユニットは、それをデジタルカメラDCに取付けた場合、上述の一実施形態の場合と同様に、位置決め補助手段の孔がデジタルカメラDCのレンズC1の正面に、第2開口がデジタルカメラDCの照明C3の正面にそれぞれ位置するようになっている。したがって、この変更例6の拡大撮像用ユニットは、そのようになるように、孔と第2開口の位置関係、第2開口の大きさなどが変更されている。
また、拡大撮像用ユニットの第1開口の周囲には、拡大撮像用ユニットのデジタルカメラDCへの取付けをなすための第2部材が取付けられている。この第2部材は、上述の一実施形態の場合のものと同様のものでももちろん構わないのであるが、例えばデジタルカメラDCの構造によっては、以下のような構成を採用することができる。デジタルカメラDCのレンズC1の近辺(一般的には、レンズC1がその内部に取付けられた鏡筒)には、交換レンズを取付けるための手段が当初から取付けられている場合がある。そのような場合には、第2部材は、交換レンズを取付けるためにデジタルカメラDCに当初から設けられた上述の手段に対して着脱自在な取付けを行えるようなものとしておくことができる。当初から存在する上述の手段との取付けを行えるようにしておくことで、拡大撮像用ユニットのデジタルカメラDCへの固定をしっかりと行えるようになる可能性がある。
この拡大撮像用ユニットの使用方法は、上述の一実施形態の場合と同様である。
また、変更例1〜変更例5の如き変更を、この拡大撮像用ユニットに加えることも可能である。
【0046】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、カメラないしカメラ付き携帯電話の機能を利用することで、小型、且つ簡単な構成でありながら、カメラないしカメラ付き携帯電話に拡大撮像を行わせられるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (A)は、本発明の一実施形態による拡大撮像用ユニットが取付けられるカメラ付き携帯電話の一例を示す正面図、(B)は、そのカメラ付き携帯電話Kの背面図。
【図2】 本発明の好ましい一実施形態による拡大撮像用ユニットを正面側から見たところを示す斜視図。
【図3】 本発明の好ましい一実施形態による拡大撮像用ユニットが、図1で示したカメラ付き携帯電話に取付けられた状態を示す側断面図。
【図4】 図2で示した拡大撮像用ユニットに含まれる第2部材と、カメラ付き携帯電話に取付けられる第1部材の一例を示す斜視図。
【図5】 図2で示した拡大撮像用ユニットに含まれる第2部材と、カメラ付き携帯電話に取付けられる第1部材の一例を示す斜視図。
【図6】 図2で示した拡大撮像用ユニットに含まれる第2部材と、カメラ付き携帯電話に取付けられる第1部材の一例を示す斜視図。
【図7】 図2で示した拡大撮像用ユニットに含まれる第2部材と、カメラ付き携帯電話に取付けられる第1部材の一例を示す斜視図。
【図8】 図2で示した拡大撮像用ユニットの孔と撮像対象範囲の関係を示す図。
【図9】 (A)は、拡大撮像用ユニットの変更例1における孔を内側から覗いた図、(B)はこのような拡大撮像用ユニットを用いて撮像された拡大画像の一例を示す図。
【図10】 (A)は、拡大撮像用ユニットの変更例2における孔を内側から覗いた図、(B)はこのような拡大撮像用ユニットを用いて撮像された拡大画像の一例を示す図。
【図11】 (A)は、拡大撮像用ユニットの変更例3における孔を内側から覗いた図、(B)はこのような拡大撮像用ユニットを用いて撮像された拡大画像の一例を示す図。
【図12】 (A)は、拡大撮像用ユニットの変更例4における孔を内側から覗いた図、(B)はこのような拡大撮像用ユニットを用いて撮像された拡大画像の一例を示す図。
【図13】 拡大撮像用ユニットの変更例5による拡大撮像用ユニットが、図1で示したカメラ付き携帯電話に取付けられた状態を示す側断面。
【図14】 変更例6による拡大撮像用ユニットが取付けられるデジタルカメラを示す斜視図。
【符号の説明】
10 本体
12A 第1開口
12B 第2開口
13 孔
14 第2部材
15 第1部材
17 凹部
18 凸部
20 拡大レンズ
30 第1反射鏡
40 第2反射鏡
110 目盛り
130 色見本
U 拡大撮像用ユニット
K カメラ付き携帯電話
C カメラ
DC デジタルカメラ
X 凸部
Y 凹部
C1 レンズ
C2 撮像素子
C3 照明
Claims (9)
- ケースと、
前記ケースに内蔵されており、撮像対象物からの像光を捉えて撮像を行う撮像手段、前記ケースから露出しており、前記像光がそれを通過して前記撮像手段に導かれるカメラレンズ、及び前記撮像対象物へ照明光を照射する照明を備えてなるカメラと、
を備えているカメラ付き携帯電話に取付けて用いられる拡大撮像用ユニットであって、
前記ケースに対して着脱自在に取付けを行えるようにされた取付け手段と、
前記撮像手段によって撮像される画像の倍率を上げる拡大レンズであり、前記拡大撮像用ユニットがカメラ付き携帯電話に取付けられたときに、前記カメラ付き携帯電話のカメラレンズとその光軸が一致するものと、
前記照明からの照明光を、撮像を行う対象となる撮像対象物へと導く照明光光学系と、
前記撮像手段で撮像がなされる際に、前記拡大レンズの視野内に位置して、撮像対象物とともに撮像されるものであり、撮像された画像の色の補正を行うために利用される、複数種類の基準色が配された色見本と、
を備えており、
これら取付け手段、拡大レンズ、照明光光学系、及び色見本が一体に構成されている、
拡大撮像用ユニット。 - その一部を撮像対象物に当接させることで、前記撮像対象物から前記拡大レンズまでの光学距離を固定するに寄与し、前記一部を撮像対象物に当接させた場合における前記カメラレンズと前記拡大レンズの組合せによるピント位置が、前記撮像手段の撮像可能位置に位置するようにされた位置決め補助手段を備えている、
請求項1記載の拡大撮像用ユニット。 - 外光を遮断することで、前記撮像手段で行われる撮像が、前記照明からの照明光のみによって行われるようにする遮光手段を備えている、
請求項1記載の拡大撮像用ユニット。 - 外光を遮断することで、前記位置決め補助手段の一部を前記撮像対象物に当接させた場合に前記撮像手段で行われる撮像が、前記照明からの照明光のみによって行われるようにする遮光手段を備えており、且つこの遮光手段が前記位置決め補助手段を兼ねている、
請求項2記載の拡大撮像用ユニット。 - 前記位置決め補助手段は、その先端を撮像対象物に当接させた場合に、前記撮像対象物から前記拡大レンズまでの光学距離を固定するに寄与し、前記先端を撮像対象物に当接させた場合における前記カメラレンズと前記拡大レンズの組合せによるピント位置が、前記撮像手段の撮像可能位置に位置するようにされており、
且つ前記先端には、前記拡大レンズの視野を確保するものであり、且つ前記撮像手段の撮像範囲と略一致するような大きさとされた孔が設けられている、
請求項2記載の拡大撮像用ユニット。 - 前記照明光光学系は、前記照明光を反射して、前記照明光を同軸照明光として前記撮像対象物へ導く第1反射手段を備えている、
請求項1記載の拡大撮像用ユニット。 - 前記第1反射手段は、前記拡大レンズの光軸上に置かれたハーフミラーであり、このハーフミラーは、前記撮像対象物からの光を透過するとともに、前記照明光を反射するようなものとされてなる、
請求項6記載の拡大撮像用ユニット。 - 前記第1反射手段は、前記拡大レンズの前方に配されており、且つ前記拡大レンズの視野を確保できるような形状とされた鏡である、
請求項6記載の拡大撮像用ユニット。 - 前記照明光光学系は、前記照明光を反射して、前記第1反射手段へ前記照明光を導く第2反射手段を備えている、
請求項6記載の拡大撮像用ユニット。
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