JP2008058651A - 光学ユニットおよび撮影装置 - Google Patents

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伸行 尻江
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Abstract

【課題】装置の大型化を抑え、光学部材が抜けてしまう不具合を回避することができる光学ユニット、および撮影装置を提供することを目的とする。
【解決手段】光学部材を保持する、光学部材の光軸方向後方に突出する爪を有する枠体と、枠体の爪が光軸方向にガタをもって嵌め込まれて抜け止めされた抜止部を有し、枠体を保持するホルダと、枠体をホルダに引き寄せる方向に付勢する付勢部材とを備えた。落下などの衝撃によって枠体に大きな力が印加されても、枠体が付勢部材によってホルダに向けて付勢されているとともに、枠体の爪がホルダの抜止部に嵌め込まれて抜け止めされているため、枠体がホルダから外れてしまう不具合を回避することができる。
【選択図】 図6

Description

本発明は、光学部材を光軸方向に移動自在に保持する光学ユニット、および被写体を撮影する撮影装置に関する。
近年、デジタルカメラの小型化が急速に進んできたことに加えて、携帯電話機やPDA(Personal Digital Assistant)などといった小型機器に、被写体を撮影してデジタルの撮影画像を取得する撮影装置を内蔵することが広範に行われている。日ごろから常に携帯している小型機器に撮影装置が備えられることによって、デジタルカメラやビデオカメラを持ち運ぶ手間をかけずに、いつでも手軽に撮影を行うことができる。また、これらの小型機器には、無線や赤外線などを使ったデータ通信機能が予め搭載されていることが一般的であり、撮影した撮影画像をその場ですぐに他の携帯電話機やパーソナルコンピュータなどに送ることができるなどという利点もある。
また、近年では、高画素の小型撮像素子や、これに対応した小型レンズなどが開発されてきており、小型の撮影装置でも、十分な画質の撮影画像を取得することができるようになってきている。残る課題としては、撮影装置の小型化と、撮影機能の充実とを両立させることが望まれている。
この点に関し、携帯電話機用の撮影装置では、被写界深度が深い固定焦点レンズを適用することにより、ピント調節機構を省いて小型化を図っているものが多く、この固定焦点レンズを手動で光軸方向に移動させることによって、接写撮影を実現するものも知られている。
図1は、接写撮影が可能な撮影装置の外観斜視図であり、図2は、図1に示す撮影装置の分解斜視図である。以下では、被写体光Lの入射側を前、被写体光Lの出射側を後と称して説明する。
図1に示す撮影装置1は、携帯電話機などに搭載される小型の撮影装置であり、固定焦点レンズ11、固定焦点レンズ11を保持するレンズ保持枠10、レンズ保持枠10を保持するホルダ20、レバー31が設けられたカムリング30、フランジバックを調整するための調整リング40、レンズ保持枠10をホルダ20に向けて付勢する引っ張りばね50、シャッタ60、および撮像素子(図示しない)などで構成されている。
ホルダ20は、前面にカム面が形成されており、調整リング40の背面には、ホルダ20のカム面と嵌り合うカム突起が設けられている。また、レンズ保持枠10は、背面にカムリング30と嵌り合うカム突起が形成されており、上面に後方に向けて延びるガイド突起12も設けられている。さらに、ホルダ20の前面には、レンズ保持枠10のガイド突起12が嵌め込まれる切り欠き21が設けられている。
撮影装置1の組み立て時には、まず、ホルダ20のカム面に調整リング40のカム突起が嵌め込まれ、接着剤などを使って調整リング40にカムリング30が固定される。続いて、シャッタ60がねじ21でレンズ保持枠10に固定され、そのレンズ保持枠10のカム突起がカムリング30に嵌め込まれるとともに、レンズ保持枠10のガイド突起12がホルダ20の切り欠き21に嵌め込まれる。さらに、ホルダ20とレンズ保持枠10に引っ張りばね50が取り付けられることによって、調整リング40、カムリング30、およびレンズ保持枠10がホルダ20に保持される。
続いて、フランジバックの調整が行われる。
調整リング40を回転させると、調整リング40がホルダ20に対して前後方向に移動し、その結果、カムリング30およびレンズ保持枠10も前後方向に移動する。製造者によって調整リング40が回転されることにより、レンズ保持枠10が移動されてフランジバックが調整される。フランジバックの調整が終了すると、接着剤などを使って調整リング40がホルダ20に固定される。
以上のようにして、撮影装置1が組み立てられる。
実際の撮影時には、カムリング30に設けられたレバー31を図1の矢印A方向に動かすと、カムリング30が回転してレンズ保持枠10が被写体に向けて前方に繰り出され、接写撮影が行われる。
ここで、撮影装置1では、ガイド突起12が切り欠き21に嵌め込まれることによって、レンズ保持枠10の回転方向の移動は規制されているが、前後方向の移動は規制されていないため、落下などの衝撃によってレンズ保持枠10に前方に向けて大きな力が印加されると、レンズ保持枠10がホルダ20から外れてしまって、撮影を行うことができなくなってしまう恐れがある。
この点に関し、本願出願人は、ホルダに爪を設けるとともに、カムリングにホルダの爪が嵌め込まれる溝を設け、ホルダとカムリングとの間にレンズ保持枠を挟み、ホルダの爪がカムリングの溝に嵌るようにカムリングをホルダに取り付けて、さらにカムリングを回転させることによって爪と溝との位置を周方向にずらす技術について提案している(特許文献1参照)。この特許文献1に記載された技術によると、ホルダの爪とカムリングの溝との位置がずれているため、レンズ保持枠に前方に向けて大きな力が掛かっても、ホルダの爪がカムリングに引っ掛かかり、レンズ保持枠がホルダから外れてしまう不具合を回避することができる。
特開2005−156975号公報
しかし、図1および図2に示す撮影装置1のように、衝撃などによってレンズ保持枠10がホルダ20から外れてしまいやすい構成を有する撮影装置では、その撮影装置が搭載された携帯電話などに、レンズ保持枠をホルダに向けて押し付けるレンズカバーやストッパを設ける必要があり、装置が大型化してしまったり、デザイン的にも規制されてしまうという問題がある。
本発明は、上記事情に鑑み、装置の大型化を抑え、光学部材が抜けてしまう不具合を回避することができる光学ユニット、および撮影装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明の光学ユニットは、光学部材を保持する、光学部材の光軸方向後方に突出する爪を有する枠体と、
枠体の爪が光軸方向にガタをもって嵌め込まれて抜け止めされた抜止部を有し、枠体を保持するホルダと、
枠体をホルダに引き寄せる方向に付勢する付勢部材とを備えたことを特徴とする。
本発明の光学ユニットによると、落下などの衝撃によって枠体に大きな力が印加されても、枠体が付勢部材によってホルダに向けて付勢されているとともに、枠体の爪がホルダの抜止部に嵌め込まれて抜け止めされているため、枠体がホルダから外れてしまう不具合を回避することができる。
また、本発明の光学ユニットにおいて、上記枠体と上記ホルダとの間に配備され、ホルダに回転自在に保持されたカムリングを備え、
上記枠体が、カムリングに干渉する干渉部を有し、カムリングの回転に伴って、ホルダに保持された爪が抜止部に嵌め込まれたまま光軸方向に移動するものであることが好適である。
本発明の好適な光学ユニットによると、枠体がホルダから外れてしまう不具合を防止することができるとともに、この光学ユニットを撮影装置に搭載することによって、接写撮影を実現することができる。
また、本発明の光学ユニットにおいて、上記枠体が、光学部材を直接に保持する第1枠と、第1枠がねじ込まれ第1枠の光軸方向の相対位置が調整された状態に第1枠を固定した第2枠とからなることが好ましい。
図1および図2に示す調整リング40は、撮影装置1の製造時にフランジバックを調整するためのものであり、出荷後には利用されないため、無駄に装置の厚みを増加させてしまっている。光学部材を保持する枠体を第1枠と第2枠とで構成し、第1枠の位置を第2枠に対して調整することによって、フランジバック調整用のリングを省くことができ、光学ユニットが搭載された携帯電話機などを薄型化することができる。
また、上記目的を達成する本発明の撮影装置は、撮影レンズを保持する、撮影レンズの光軸方向後方に突出する爪を有する枠体と、枠体の爪が光軸方向にガタをもって嵌め込まれて抜け止めされた抜止部を有し、枠体を保持するホルダと、枠体を前記ホルダに引き寄せる方向に付勢する付勢部材とを備えた光学ユニット、および
撮影レンズを通過してきた被写体光を捉えて画像データを生成する撮影部とを具備したことを特徴とする。
本発明の撮影装置によると、撮影レンズをホルダに向けて押し付けるレンズカバーなどを設ける必要がなく、装置の大型化や、デザイン上の規制を軽減することができる。
また、本発明の撮影装置において、上記光学ユニットが、さらに、
枠体とホルダとの間に配備され、ホルダに回転自在に保持されたカムリングを備え、
上記枠体が、カムリングに干渉する干渉部を有し、カムリングの回転に伴って、ホルダに保持された爪が抜止部に嵌め込まれたまま光軸方向に移動するものであることが好ましい。
撮影レンズがホルダに対して光軸方向に移動されることによって、接写撮影を実現することができる。
本発明によれば、装置の大型化を抑え、光学部材が抜けてしまう不具合を回避することができる。
以下図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図3は、本発明の撮影装置の一実施形態である携帯電話機の外観斜視図である。
この携帯電話機100には、主に、外部装置との間で音声や電子メールなどを送受信するデータ通信機能と、被写体を撮影する撮影機能とが搭載されている。
図3(A)に示すように、携帯電話機100の前面には、メニュー画面や、撮影画像などが表示される液晶パネル101、内部にスピーカ(図4参照)が配備され、スピーカから発せられる音声を放つための送話口102、基地局を介して音声や電子メールなどのデータを送受信するための第1アンテナ103a、各種機能の選択や、撮影を行う際のシャッタボタンとして使用される選択ボタン104、電話番号を入力するためのプッシュボタン105、内部にマイクロフォン(図4参照)が配備され、声をマイクロフォンに伝えるための受話口106、ユーザが入力した電話番号などを確定する確定ボタン107、電源ボタン108、および基地局を介さずに、近距離用の無線通信によって画像やアドレス情報などを送受信するための第2アンテナ109aが備えられている。
図3(B)に示すように、携帯電話機100の背面には、焦点距離が固定の固定焦点レンズ110aが埋め込まれている。固定焦点レンズ110aは、本発明にいう光学部材の一例にあたるとともに、本発明にいう撮影レンズの一例にも相当する。また、携帯電話機100の側面には、固定焦点レンズ110aを光軸方向に移動させて、接写撮影を行うためのスライドレバー100bも備えられている。
携帯電話機100を使って音声や電子メールなどを送信する際には、ユーザがプッシュボタン105を使って電話番号や電子メールアドレス等を入力し、確定ボタン107を押下すると、無線通信によってデータが指定された通信相手先に向けて発信される。携帯電話機100から発信されたデータは、一旦、基地局で受信され、基地局から電話回線、LAN回線、および別の基地局などを介して通信相手先に伝えられる。逆に、通信相手先から送信されてきたデータは、基地局で受信されて無線のデータに変換された後、携帯電話機100に伝えられる。
また、携帯電話機100を使って被写体を撮影する際には、ユーザが、図3(B)の固定焦点レンズ110aを被写体に向けて選択ボタン104を押すと、携帯電話機100に内蔵されたシャッタが切られて、撮影が行われる。
続いて、携帯電話機100の内部構造について説明する。
図4は、携帯電話機100の内部ブロック図である。
携帯電話機100の内部には、レンズユニット110、アイリス111、CCD112、A/D(Analog/Degital)変換部113、マイクロフォン121、スピーカ122、インタフェース部120、第1送受信部103、入力コントローラ130、画像信号処理部140、ビデオエンコーダ150、画像表示装置160、第2送受信部109、メモリ170、CPU180、メディアコントローラ190、各種スイッチ181が具備されており、さらに、記録メディア191が接続されている。
各種スイッチ181には、図3に示す選択ボタン104やプッシュボタン105などが含まれる。これら各種スイッチ181が押下されると、そのスイッチが入ったことがCPU180に伝えられる。
CPU180は、図4に示す携帯電話機100の各種要素に処理の指示を伝えて、各種要素を制御する。例えば、撮影を行う撮影モードが設定された状態で図3の選択ボタン104が押下されると、CPU180から図4に示す各種要素に指示が与えられ、撮影が開始される。
まずは、携帯電話機100に搭載された撮影機能について説明する。
図3にも示す固定焦点レンズ110aは、レンズユニット110によって光軸方向に移動自在に保持されている。レンズユニット110は、図3にも示すスライドレバー100bと連結されており、ユーザがスライドレバー100bを操作すると、固定焦点レンズ110aが光軸方向に移動して接写撮影が実現される。レンズユニット110については、後で詳しく説明する。
固定焦点レンズ110aを通過してきた被写体光は、アイリス111によって光量が調整された後、CCD112上に結像され、CCD112において、被写体像を表わす画像信号が生成される。CCD112は、本発明にいう撮影部の一例に相当する。生成された画像信号は、A/D変換部113において粗く読み出され、アナログ信号がデジタル信号に変換されて、低解像度なスルー画像データが生成される。ここで、CCD112には、CPU180からタイミング信号が供給されており、このタイミング信号に同期して、所定の間隔ごとに、画像信号が生成される。生成されたスルー画像データは、入力コントローラ130を介して画像信号処理部140に送られる。
画像信号処理部140では、スルー画像データにRGBレベルの調節、ガンマ調整等といった画像処理が施される。画像処理後のスルー画像データは、ビデオエンコーダ150に送られ、さらに、画像表示装置160に伝えられて、液晶パネル101上に、スルー画像データが表わすスルー画像が表示される。ここで、CCD112では、所定のタイミング毎に被写体光が読み取られて画像信号が生成されているため、この液晶パネル101には、固定焦点レンズ110aが向けられた方向のスルー画像が常に表示され続ける。
また、A/D変換部113で生成されたスルー画像データは、CPU180にも供給される。CPU180は、スルー画像データに基づいて被写体の輝度を検出し、検出した輝度に応じてアイリス111の絞り値を調整する(AE処理)。
ここで、液晶パネル101に表示されたスルー画像を確認しながら、撮影者が図3に示す選択ボタン104を押下すると、選択ボタン104が押されたことがCPU180に伝えられ、CCD112で生成された画像信号がA/D変換部113において細かく読み出されて、高解像度な撮影画像データが生成される。生成された撮影画像データは、入力コントローラ130を介して画像信号処理部140に送られ、RGBレベルの調節、およびガンマ調整といった画像処理が施された後、圧縮されてメモリ170に送られる。
メモリ170には、この携帯電話機100内で実行されるプログラムが記憶されたり、中間バッファとして用いられる記録速度が高速なSDRAM、各種メニュー画面用のデータや、ユーザの設定内容などが記憶されたデータ保存用のメモリであるSRAM、圧縮された撮影画像データが記憶されるVRAMが含まれている。VRAMは、複数領域に分割されており、撮影画像データが複数領域に順番に記憶され、記憶された撮影画像データはビデオエンコーダ150やメディアコントローラ190に順次に読み出される。
ビデオエンコーダ150は、CPU180からの指示に従って、メモリ170から圧縮後の撮影画像データを取得し、圧縮後の撮影画像データを、液晶パネル101で表示できるデータ形式に変換する。変換後の撮影画像データは画像表示装置130に送られ、画像表示装置130によって、撮影画像データが表す撮影画像が液晶パネル101に表示される。また、ユーザによって撮影画像データの保存が指示された場合には、メディアコントローラ190は、メモリ170に記憶された圧縮後の撮影画像データを記録メディア191へ記録し、ユーザによって撮影画像データの表示が指示された場合には、メディアコントローラ190は、記録メディア191に記録された圧縮後の撮影画像データを読み出して、ビデオエンコーダ150に伝える。
続いて、携帯電話機100に搭載されたデータ通信機能について説明する。
図3に示すプッシュボタン105を使って電話番号が入力され、確定ボタン107が押下されると、電話番号が設定されて相手装置との通信が開始される。このとき、携帯電話機100の電話番号や入力された電話番号などの通信情報がCPU180から第1送受信部103に伝えられ、通信情報が電波に変換されてアンテナ103aに伝えられ、アンテナ103aから電波が発せられる。第1アンテナ103aから発せられた電波は、建物や電柱などといった各所に設けられている共同アンテナ(図示しない)を介して基地局に伝わり、基地局で、指定された電話番号が割り当てられた相手装置との接続が確立される。
相手装置との接続が確立すると、ユーザが携帯電話機100に向けて発した声がマイクロフォン121で集音され、集音された声がインタフェース部120で音声データを表わす電波に変換されて、第1送受信部103の第1アンテナ103aによって相手装置に送信される。また、第1アンテナ103aを介して受信された音声用の電波は、インタフェース部120で音声データに変換され、スピーカ122から音声として発せられる。第1送受信部103、第1アンテナ103aでは、音声データだけではなく、電話番号の代わりにメールアドレスを使ってメールを表わすメールデータも送受信される。第1アンテナ103aで受信されて、第1送受信部103でデジタル化されたメールデータは、入力コントローラ130によってメモリ170に記憶される。
また、この携帯電話機100には、基地局を介して他の携帯電話機などといった相手装置と通信するための通信インタフェース(第1送受信部103、第1アンテナ103a)とは別に、基地局を介さずに、近距離用の無線通信によって通信するための無線通信インタフェース(第2送受信部109、第2アンテナ109a)も備えられている。近距離無線通信用の通信インタフェースとしては、赤外線通信やブルートゥース(Bluetooth)などを適用することができる。本実施形態では、通信インタフェースとして赤外線通信が適用されており、他の携帯電話機などから直接送信されてきた赤外線が第2アンテナ109aで受信されると、その受信された赤外線に基づく電気信号が第2送受信部109でピックアップされて、デジタルのデータに変換される。逆に、外部装置にデータを送信するときには、第2送受信部109にデータが伝えられ、そのデータが第2送受信部109で電波に変換されて、第2アンテナ109aから発せられる。
この第2アンテナ109aで画像を表わす赤外線が受信されると、第2送受信部109では赤外線に基づく電気信号が画像データに変換される。変換された画像データは、撮影画像データと同様にして、画像表示装置160に送られて画像データが表わす画像が液晶パネル101に表示されたり、メディアコントローラ190を介して記録メディア191に記録される。
携帯電話機100は、基本的には以上のように構成されている。
以下では、本発明の光学ユニットの一実施形態であり、固定焦点レンズ110aを光軸方向に移動自在に保持するレンズユニット110について説明する。
図5は、レンズユニット110の分解斜視図であり、図6は、組み立てられたレンズユニット110の外観斜視図である。
レンズユニット110には、固定焦点レンズ100aを保持する保持枠240と、背面にカム突起232が設けられた連結枠230と、前面にカム面222が設けられたカムリング220と、連結枠230およびカムリング220を保持するホルダ210が備えられている。保持枠240は、本発明にいう第1枠の一例にあたり、連結枠230は、本発明にいう第2枠の一例にあたり、連結枠230と保持枠240とを合わせたものは、本発明にいう枠体の一例に相当する。また、カムリング220は、本発明にいうカムリングの一例にあたり、ホルダ210は、本発明にいうホルダの一例に相当する。
ホルダ210には、カムリング220の外周に合った内径を有する筒211が形成されており、その筒211の一部に切欠部212が設けられている。また、連結枠230には、ホルダ210の切欠部212に嵌め込まれる爪233が設けられている。
レンズユニット110は、以下のように組み立てられる。
まず、ホルダ210の筒211にカムリング220が嵌め込まれる。
続いて、カムリング220のカム面222に連結枠230のカム突起232が嵌り、連結枠230の爪233がホルダ210の切欠部212に嵌るように、連結枠230がカムリング220およびホルダ210に取り付けられる。尚、連結枠230の爪233は、ガタをもって切欠部212に嵌め込まれ、連結枠230は光軸方向(前後方向)に移動自在にホルダ210に取り付けられる。切欠部212は、本発明にいう抜止部の一例にあたり、カム突起232は、本発明にいう干渉部の一例に相当する。
ホルダ210にカムリング220と連結枠230が保持されると、連結枠230とホルダ210に引っ張りばね300が取り付けられる。この引っ張りばね300によって、連結枠230がホルダ210に向けて押し付けられる。引っ張りばね300は、本発明にいう付勢部材の一例に相当する。
続いて、フランジバックが調整される。連結枠230および保持枠240には、ねじ溝231,241が形成されており、連結枠230に保持枠240がねじ込まれることによって、固定焦点レンズ100aの前後方向の位置が調整され、フランジバックが調整される。フランジバックが調整されると、接着剤などを使って、保持枠240が連結枠230に固定される。このように、連結枠230に保持枠240をねじ込んでフランジバックを調整することにより、フランジバック調整用のリングなどを省くことができ、携帯電話機100を薄型化することができる。
以上のようにして、図6に示すレンズユニット110が組み立てられる。
ここで、連結枠230は、固定焦点レンズ100aが保持された保持枠240が固定され、カム突起232がカムリング220のカム面222に嵌め込まれ、爪233がホルダ210の切欠部212に嵌め込まれて、さらに、引っ張りばね300によってホルダ210に向けて付勢されている。
また、カムリング220には、レバー221が設けられており、このレバー221が図3(B)および図4に示すスライドレバー100bに連結されている。
ユーザがスライドレバー100bを操作すると、スライドレバー100bと連結されたレバー221が移動されて、カムリング220が回転する。カムリング220が回転すると、カムリング220のカム面222に嵌め込まれた連結枠230のカム突起232が被写体に向けて前方に押し出される。その結果、固定焦点レンズ100aが前方に移動し、接写撮影が可能となる。
図7は、連結枠230の爪233付近の拡大図である。
連結枠230の爪233は、ガタをもって切欠部212に嵌め込まれており、通常は、引っ張りばね300の付勢力によって、連結枠230が被写体とは逆の後方(図7の右側)に押し付けられているが、接写撮影時には、カムリング220が移動することによって、連結枠230が被写体に向けて前方(図7の左側)に押し出される。
ここで、携帯電話機100の落下時などに、保持枠240や連結枠230に前方に大きな力が印加されると、連結枠230は、引っ張りばね300の付勢力に逆らって前側に押し出されるが、爪233が切欠部212に引っ掛かるため、ホルダ210から抜けてしまう不具合が回避される。
このように、本実施形態によると、保持枠240の前面に、保持枠240をホルダ210に押し付けるレンズカバーなどを設けることなく、装置の大型化を抑えて、保持枠240がホルダ210から外れてしまう不具合を確実に防止することができる。
ここで、上記では、本発明の撮影装置を携帯電話機に適用する例について説明したが、本発明の撮影装置は、例えば、デジタルカメラや銀塩カメラなどに適用してもよい。
また、上記では、本発明にいう撮影部の一例としてCCDが示されているが、本発明にいう撮影部はCMOSセンサなどであってもよい。
接写撮影が可能な撮影装置の外観斜視図である。 図1に示す撮影装置の分解斜視図である 本発明の撮影装置の一実施形態である携帯電話機の外観斜視図である。 携帯電話機の概略的な内部構成図である。 レンズユニットの分解斜視図である。 組み立てられたレンズユニットの外観斜視図である。 連結枠の爪付近の拡大図である。
符号の説明
100 携帯電話機
100a 固定焦点レンズ
101 液晶パネル
102 送話口
103 第1送受信部
103a 第1アンテナ
104 選択ボタン
105 プッシュボタン
106 受話口
107 確定ボタン
108 電源ボタン
109 第2送受信部
109a 第2アンテナ
110 レンズユニット
111 アイリス
112 CCD
113 A/D変換部
120 インタフェース部
121 マイクロフォン
122 スピーカ
130 入力コントローラ
140 画像信号処理部
150 ビデオエンコーダ
160 画像表示装置
170 メモリ
180 CPU
181 各種スイッチ
190 メディアコントローラ
210 ホルダ
211 筒
212 切欠部
220 カムリング
221 レバー
222 カム面
230 連結枠
233 爪
240 保持枠

Claims (5)

  1. 光学部材を保持する、該光学部材の光軸方向後方に突出する爪を有する枠体と、
    前記枠体の爪が光軸方向にガタをもって嵌め込まれて抜け止めされた抜止部を有し、該枠体を保持するホルダと、
    前記枠体を前記ホルダに引き寄せる方向に付勢する付勢部材とを備えたことを特徴とする光学ユニット。
  2. 前記枠体と前記ホルダとの間に配備され、前記ホルダに回転自在に保持されたカムリングを備え、
    前記枠体が、前記カムリングに干渉する干渉部を有し、該カムリングの回転に伴って、前記ホルダに保持された前記爪が前記抜止部に嵌め込まれたまま光軸方向に移動するものであることを特徴とする請求項1記載の光学ユニット。
  3. 前記枠体が、前記光学部材を直接に保持する第1枠と、該第1枠がねじ込まれ該第1枠の光軸方向の相対位置が調整された状態に該第1枠を固定した第2枠とからなることを特徴とする請求項1記載の光学ユニット。
  4. 撮影レンズを保持する、該撮影レンズの光軸方向後方に突出する爪を有する枠体と、前記枠体の爪が光軸方向にガタをもって嵌め込まれて抜け止めされた抜止部を有し、該枠体を保持するホルダと、前記枠体を前記ホルダに引き寄せる方向に付勢する付勢部材とを備えた光学ユニット、および
    前記撮影レンズを通過してきた被写体光を捉えて画像データを生成する撮影部とを具備したことを特徴とする撮影装置。
  5. 前記光学ユニットが、さらに、
    前記枠体と前記ホルダとの間に配備され、前記ホルダに回転自在に保持されたカムリングを備え、
    前記枠体が、前記カムリングに干渉する干渉部を有し、該カムリングの回転に伴って、前記ホルダに保持された前記爪が前記抜止部に嵌め込まれたまま光軸方向に移動するものであることを特徴とする請求項4記載の撮影装置。
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