JP4165221B2 - 複合光学素子、光ピックアップ装置、光ディスク装置及び光ビーム検出方法 - Google Patents

複合光学素子、光ピックアップ装置、光ディスク装置及び光ビーム検出方法 Download PDF

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Description

【0001】
【技術分野】
本発明は、光ピックアップ装置及び光ディスク装置に用いられ、往復光路を分離する複合光学素子と、この複合光学素子を有する、例えば、光磁気ディスク、光ディスク等の光ディスクに対して情報信号を記録又は再生するために用いる光ピックアップ装置及びこの光ピックアップ装置を備える光ディスク装置と、光ピックアップ装置、光ディスク装置等に用いられる光ビーム検出方法に関する。
【0002】
【背景技術】
従来、光ディスク、光磁気ディスク等の光学式のディスクに対して情報信号を記録し、あるいは記録された情報信号を再生するために光ピックアップ装置が用いられている。この種の光ピックアップ装置は、図1に示すように構成された光学系101を備えている。この光学系101は、図1に示すように、光路順に、光ディスク104の信号記録領域を走査する光ビームを出射する光源111と、この光源111から出射された光ビームを分割する回折格子112と、光ビームと光ディスク104からの戻り光とを分離するビームスプリッタ113と、光ビームを所定の開口数NAに絞るための開口絞り114と、光ディスク104に光ビームを集光する対物レンズ115と、光ディスク104から反射される戻りの光ビームを受光する受光部116とを有している。
【0003】
光源111は、半導体レーザが用いられており、レーザ光を出射する。回折格子112は、いわゆる3ビーム法によってトラッキングエラー信号を得るために、光源111から出射された光ビームを0次光及び±1次光からなる3ビームに分割する。ビームスプリッタ113は、光源111から出射される光ビームを反射するとともに光ディスク104からの戻り光を透過するハーフミラー119を有し、光源111からの光ビームと戻りの光ビームとを分離する。
【0004】
受光部116は、図示しないが、戻りの光ビームのうち回折格子112で分割された0次光を受光するメインビーム用フォトディテクタと、戻りの光ビームのうち回折格子112で分割された±1次光をそれぞれ受光する一組のサイドビーム用フォトディテクタとを有している。
【0005】
光学系101には、フォーカシングエラー信号を検出する検出方法として、いわゆる非点収差法が用いられている。このため、図2A、図2B、図2Cに示すように、メインビーム用フォトディテクタ121は、戻り光を受光する受光面が略方形状に形成されており、受光面の中央を通り互いに直交する一組の分割線により4等分割された各受光領域a,b,c,dを有する分割パターンとされている。また、図示しないが、サイドビーム用フォトディテクタは、メインビーム用フォトディテクタ121を間に挟んで対向する位置にそれぞれ配設されている。
【0006】
光学系101は、図1に示すように、光源111から光ディスク104までの往路において、光源111の発光点を物点として、その共役点である像点が、光ディスク104の記録面105上に位置するように各光学部品がそれぞれ配設されている。
【0007】
光学系101は、光ディスク104から受光部116までの復路において、光ディスク104の記録面105上の点を物点として、その共役点である像点が受光部116のメインビーム用フォトディテクタ121の受光面上に位置するように各光学部品がそれぞれ配設されている。
【0008】
したがって、光学系101は、光源111の発光点と受光部116のメインビーム用フォトディテクタ121の受光面上の点も、また互いに共役な関係とされている。
【0009】
上述したメインビーム用フォトディテクタ121の各受光領域a,b,c,dにより、フォーカシングエラー信号を得る方法を以下説明する。
【0010】
まず、光ディスク104の記録面105に対して対物レンズ115が最適な位置とされて、光ディスク104の記録面105に対して合焦された、いわゆるジャストフォーカスの状態であれば、メインビーム用フォトディテクタ121の受光面上のビームスポットの形状は、図2Bに示すように、円形となる。
【0011】
対物レンズ115が光ディスク104の記録面105に近づき過ぎた場合、ジャストフォーカスの状態から外れて、戻り光がビームスプリッタ113を通過することによって発生した非点収差によって、メインビーム用フォトディテクタ121の受光面上のビームスポットの形状は、図2Aに示すように長軸が受光領域a及び受光領域cに跨った楕円形状になる。
【0012】
さらに、対物レンズ115が光ディスク104の記録面105から遠ざかり過ぎた場合、ジャストフォーカスの状態から外れて、戻り光がビームスプリッタ113を通過することによって発生した非点収差によって、メインビーム用フォトディテクタ121の受光面上のビームスポットの形状は、図2Cに示すように長軸が受光領域b及び受光領域dに跨った楕円形状になり、上述した図2Aに示すビームスポットの形状に比して長軸方向が90度だけ傾いた楕円形状になる。
【0013】
メインビーム用フォトディテクタ121は、各受光領域a,b,c,dによる戻り光の出力を各々Sa,Sb,Sc,Sdとすると、フォーカシングエラー信号FEは、以下に示す式1で計算される。
FE=(Sa+Sc)−(Sb+Sd) ・・・(式1)
すなわち、図2Bに示すように、メインビーム用フォトディテクタ121は、対物レンズ115が合焦位置に位置された、いわゆるジャストフォーカスの状態の場合、上述した式1により演算されるフォーカシングエラー信号FEが0となる。
【0014】
また、メインビーム用フォトディテクタ121は、対物レンズ115が光ディスク104の記録面105に近づき過ぎた場合、フォーカシングエラー信号FEが正となり、また対物レンズ115が光ディスク104の記録面105から遠ざかり過ぎた場合、フォーカシングエラー信号FEが負となる。
【0015】
トラッキングエラー信号TEは、回折格子112で分割された±1次光をサイドビーム用フォトディテクタがそれぞれ受光して、各サイドビーム用フォトディテクタの各出力の差分を演算することにより得られる。
【0016】
以上のように構成された光学系101を備える光ピックアップ装置は、受光部116のメインビーム用フォトディテクタ121によって得られたフォーカシングエラー信号FE、及びサイドビーム用フォトディテクタによって得られたトラッキングエラー信号TEに基づいて、対物レンズ115を駆動変位させることによって、光ディスク104の記録面105に対して対物レンズ115が合焦位置に移動されて、光ビームが光ディスク104の記録面105上に合焦されて、光ディスク104から情報が再生される。
【0017】
上述した光ピックアップ装置が備える光学系101は、上述した受光部116によってフォーカシングエラー信号FEを得る場合、メインビーム用フォトディテクタ121の受光面上に照射されるビームスポットの中心が、図3に示すように、メインビーム用フォトディテクタ121の中央からいずれかの方向に少しでも外れることにより、ジャストフォーカスの状態の場合の出力が0でなくなるため、結果的にフォーカシングエラー信号FEにオフセットがかかることになる。
【0018】
光学系101は、フォーカシングエラー信号FEが0になるようにフォーカシング制御が行われるため、対物レンズ115を正確な合焦位置に駆動制御することができなくなるという問題がある。
【0019】
上述した光ピックアップ装置は、対物レンズ115を適正な位置に制御することが可能とされる適正なフォーカシングエラー信号FEを得るために、光源111の発光点に対して共役な位置に高精度にメインビーム用フォトディテクタ121の受光面が4分割される中心を位置させるように配設する必要がある。
【0020】
上述したように光源111に対する受光部116の位置精度を高く確保するためには、メインビーム用フォトディテクタ121の製造時に、例えばパッケージの位置基準に対してメインビーム用フォトディテクタ121の受光面の位置精度を厳密に管理する等の必要がある。
【0021】
このため上述した光学系101は、メインビーム用フォトディテクタ121等の受光素子の製造コストを低減する妨げになるとともに、光ピックアップ装置の組立工程の生産性を向上する妨げにもなり、結果的に光ピックアップ装置自体の製造コストの低下の妨げや品質低下の大きな要因となり得る。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明は、生産性を向上し、製造コストの低減を図り、フォーカシングエラー信号の信頼性を向上することができる複合光学素子、光ピックアップ装置光ディスク装置及び光ビーム検出方法を提供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するため、本発明に係る複合光学素子は、光源から光ディスクに向かって出射された光ビームを透過させ、光ディスクにより反射された戻りの光ビームを回折させる回折素子と、回折素子で回折された戻りの光ビームが略合焦位置で入射される位置に配置され、戻りの光ビームを上記略合焦位置で複数に分割して複数の受光領域を有する受光手段に導く光分割手段とを備え、光分割手段は、それぞれに対応する受光領域の領域内にビームスポットを形成するように戻りの光ビームを複数に分割する。
【0024】
本発明に係る複合光学素子は、光源から出射された光ビームを光ディスクに導き、光ディスクからの戻りの光ビームを回折素子により回折させ、回折素子で回折された戻りの光ビームをさらに光分割手段で複数に分割し、光ピックアップ装置がフォーカシングエラー信号を得るために、光分割手段で分割された各戻りの光ビームを複数の受光領域を有する受光手段に導く。
【0025】
また、本発明に係る光ピックアップ装置は、所定の波長の光ビームを出射する光源と、光ディスクに光源から出射された光ビームを集光するとともに光ディスクからの戻りの光ビームを集光する対物レンズと、光源から出射された光ビームを透過させ、光ディスクからの戻りの光ビームを回折する回折素子と回折素子で回折された戻りの光ビームが略合焦位置で入射される位置に配置され戻りの光ビームを上記略合焦位置で複数に分割する光分割手段とを有する複合光学素子と、光分割手段で分割された各戻りの光ビームを、フォーカシングエラー信号を得るために複数の受光領域で受光する受光手段とを備え、光分割手段は、それぞれに対応する受光領域の領域内にビームスポットを形成するように戻りの光ビームを複数に分割する。
【0026】
この光ピックアップ装置は、光源から出射した光ビームを対物レンズにより光ディスクに集光し、光ディスクからの戻りの光ビームを複合光学素子内の回折素子により回折させて光源からの光ビームの光路と分離する。光ピックアップ装置は、回折素子で回折された戻りの光ビームを複合光学素子内の光分割手段で複数に分割し、この分割した各戻りの光ビームを受光手段が複数の受光領域で受光することによりフォーカシングエラー信号を得る。
【0027】
本発明に係る光ディスク装置は、光ディスクに対して情報信号を記録及び/又は再生するための光ピックアップと、光ディスクを回転駆動するディスク回転駆動手段とを備える。光ピックアップは、所定の波長の光を出射する光源と、光ディスクに光源から出射された光ビームを集光するとともに光ディスクからの戻りの光ビームを集光する対物レンズと、光源から出射された光ビームを透過させ光ディスクからの戻りの光ビームを回折させる回折素子と回折素子で分離された戻りの光ビームが略合焦位置で入射される位置に配置され戻りの光ビームを上記略合焦位置で複数に分割する光分割手段とを有する複合光学素子と、光分割手段で分割された各戻りの光ビームをフォーカシングエラー信号を得るために複数の受光領域で受光する受光手段とを有し、光分割手段は、それぞれに対応する受光領域の領域内にビームスポットを形成するように戻りの光ビームを複数に分割することを特徴とする。
【0028】
本発明に係る光ディスク装置は、ディスク回転駆動手段により光ディスクが回転駆動されて、光ピックアップにより情報の記録及び/又は再生が行われる。このとき、光ピックアップが、光源から出射され光ビームを対物レンズにより光ディスクに集光し、光ディスクからの戻りの光ビームを複合光学素子の回折素子により回折させ光源からの光ビームとを分離する。光ピックアップ装置は、回折素子で回折された戻りの光ビームを複合光学素子内の光分割手段で複数に分割し、この分割した各戻り光を受光手段が複数の受光領域で受光することによりフォーカシングエラー信号を得る。
【0029】
本発明に係る光ビーム検出方法は、光源から光ディスクに向かって出射された光ビームを回折素子に導き、上記回折素子を透過した光ビームを上記光ディスクに入射させ、上記光ディスクにより反射された戻りの光ビームを上記回折素子により回折させ、次いで、上記回折素子により回折された上記戻りの光ビームを、上記戻りの光ビームの略合焦位置で複数の平面又は曲面により構成されたプリズムにより複数の光ビームに分割させ、その後、上記複数の光ビームを受光素子の複数の受光領域によりそれぞれ受光させ、上記プリズムにより複数の光ビームに分割させる際に、それぞれに対応する上記受光領域の領域内にビームスポットを形成するように上記戻りの光ビームを複数に分割させる。
【0030】
本発明の更に他の目的、本発明によって得られる具体的な利点は、以下に説明される実施例の説明から一層明らかにされるであろう。
【0031】
【発明を実施するための最良の形態】
以下、本発明が適用された光ディスク装置について、図面を参照して説明する。
【0032】
光ディスク装置1は、図4に示すように、例えば、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Varsatile Disc)、情報の追記が可能とされるCD−R(Compact Disc−Recordable)、情報の書き換えが可能とされるCD−RW(Compact Disc−ReWritable)等の光ディスクや、光磁気ディスク等の光ディスク2に対して情報の記録又は再生を行う。
【0033】
光ディスク装置1は、光ディスク2から情報の記録再生を行う光ピックアップ3と、光ディスク2を回転駆動するディスク回転駆動機構4と、光ピックアップ3を光ディスク2の径方向に移動させる送り機構5と、これら光ピックアップ3、ディスク回転駆動機構4、
送り機構5を制御する制御部6とを備えている。
【0034】
ディスク回転駆動機構4は、光ディスク2が載置されるディスクテーブル7と、このディスクテーブル7を回転駆動するスピンドルモータ8とを有している。送り機構5は、図示しないが、光ピックアップ3を支持する支持ベースと、この支持ベースを移動可能に支持する主軸及び副軸と、支持ベースを移動させるスレッドモータとを有している。
【0035】
制御部6は、図4に示すように、送り機構5を駆動制御して光ディスク2の径方向に対する光ピックアップ3の位置を制御するアクセス制御回路9と、光ピックアップ3の二軸アクチュエータを駆動制御するサーボ回路10と、これらアクセス制御回路9、サーボ回路10を制御するドライブコントローラ11とを有している。また、この制御部6は、光ピックアップ3からの信号を復調処理する信号復調回路12と、復調処理された信号を誤り訂正する誤り訂正回路13と、誤り訂正された信号を外部コンピュータ等の電子機器に出力するためのインターフェース14とを有している。
【0036】
以上のように構成された光ディスク装置1は、ディスク回転駆動機構4のスピンドルモータ8によって、光ディスク2が載置されたディスクテーブル7を回転駆動し、制御部6のアクセス制御回路9からの制御信号に応じて送り機構5を駆動制御し、光ピックアップ3を光ディスク2の所望の記録トラックに対応する位置に移動することで、光ディスク2に対して情報の記録再生を行う。
【0037】
ここで、上述した光ピックアップ3について詳しく説明する。
【0038】
光ピックアップ3は、図5に示すように、光ディスク2から情報を再生する光学系30と、この光学系30が有する後述する対物レンズを駆動変位させる図示しないレンズ駆動機構とを有している。
【0039】
光ピックアップ3が有する光学系30は、光路順に、レーザ光を出射する光源31と、この光源31から出射された光ビームを分割し、光ディスク2の信号記録面から反射された戻り光ビームを回折するとともに、さらに戻りの光ビームを分割する複合光学素子32と、光源31から出射され複合光学素子32を透過した光ビームを所定の開口数NAに絞る開口絞り33と、この開口絞り33により絞られた光ビームを光ディスク2の記録面2aに集光させる対物レンズ34と、複合光学素子32を透過した光ディスク2から反射された戻りの光ビームを受光する受光部35とを有している。
【0040】
光源31は、波長が例えば780nm程度のレーザ光を出射する半導体レーザが用いられる。
【0041】
複合光学素子32は、例えば樹脂材料を射出成形して形成され、光源31に臨まされるとともにこの光源31から出射される光ビームの光軸に直交する第1の面41と、この第1の面41と平行に対向する第2の面42とを有している。
【0042】
第1の面41には、光源31から出射された光ビームを、0次光及び±1次光からなる3ビームに分割する第1の回折格子45が設けられている。光学系30は、トラッキングエラー信号TEを得るために、いわゆる3スポット法(3ビーム法)が適用されており、±1次光の各出力の差分を検出することによってトラッキングサーボを行うように構成されている。
【0043】
第2の面42には、光ディスク2からの各戻りの光ビームのうち第1の回折格子45からの0次光を、さらに0次光及び±1次光に分割することにより、±1次光のいずれか一方を受光部35に導くように戻りの光ビームを回折させる第2の回折格子46が設けられている。
【0044】
第1の面41には、第2の回折格子46によって回折された例えば−1次光の光路上に位置して、この−1次光を4分割する分割プリズム47が設けられている。
【0045】
この分割プリズム47は、第1の回折格子45に対して一方側に隣接して配設されている。分割プリズム47は、略正四角錐をなす形状に形成されており、第2の回折格子46によって回折された−1次光が、この回折光の焦点又は焦点近傍で、回折光の中心が正四角錐の頂角の中心に入射されるように配設されている。
【0046】
分割プリズム47は、複合光学素子32の内方に位置して、この内方側に頂角を向けて設けられている。すなわち、分割プリズム47は、第1の回折格子45で分割された3ビームにおける0次光が第2の回折格子46で回折された−1次光が頂角に入射されるように配設されている。なお、分割プリズム47は、正四角錐の底面が、第2の回折格子46で回折された−1次光の光軸に対して直交するように配設されてもよい。
【0047】
複合光学素子32は、第2の回折格子46で回折された戻りの光ビームが通過することによって、分割プリズム47に入射される戻りの光ビームに非点収差を所定量だけ付与する。複合光学素子32は、光源31から出射された光ビームの光軸方向の位置を調動することによって、光ディスク2に対するデフォーカスを容易に調整することが可能とされる。
【0048】
ここで、複合光学素子32は、樹脂材料を用いた射出成型により形成される。その他の形成方法としては、エッチング加工により上述の第1の回折格子45、第2の回折格子46、分割プリズム47を形成してもよいし、機械加工により形成してもよい。なお、複合光学素子32を形成する材料としては、樹脂材料に限定されるものではなく、ガラス材等の透光性を有する光学材料を用いることができ、さらにこれらの光学材料の組み合わせにより、部分的に材料構成を変えるようにしてもよい。
【0049】
開口絞り33は、複合光学素子32の第2の回折格子46を通過した光ビームの光軸上に位置して配設されている。
【0050】
対物レンズ34は、少なくとも1つの凸レンズにより構成され、光源31から出射され開口絞り33で絞られた光ビームを光ディスク2に集光するように配設されている。
【0051】
受光部35は、第1の回折格子45で分割された0次光であるメインビームを受光する略方形状のメインビーム用フォトディテクタ51と、第1の回折格子45で分割された±1次光である2つのサイドビームをそれぞれ受光する一組の略帯状のサイドビーム用フォトディテクタ52,53とを有している。受光部35は、複合光学素子32の分割プリズム47によって分割された各戻りの光ビームに対応する位置に配設されている。受光部35には、中央に位置して略方形状のメインビーム用フォトディテクタ51が配設されるとともに、このメインビーム用フォトディテクタ51を間に挟み込んで両側に位置して一組の略帯状のサイドビーム用フォトディテクタ52,53がそれぞれ配設されている。
【0052】
また、受光部35のメインビーム用フォトディテクタ51は、図6A〜図6Cに示すように、互いに直交する一組の分割線によって4等分割された各受光領域a,b,c,dを有している。これら各受光領域a,b,c,dには、分割プリズム47によって4分割された光ディスクからの各戻りの光ビームがそれぞれ照射される。
【0053】
光ピックアップ3が有するレンズ駆動機構は、図示しないが、対物レンズ34を保持するレンズホルダと、このレンズホルダを対物レンズ34の光軸に平行なフォーカシング方向及び対物レンズ34の光軸に直交するトラッキング方向との二軸方向に変位可能に支持するホルダ支持部材と、レンズホルダを二軸方向に電磁力により駆動変位させる電磁駆動部とを有している。
【0054】
レンズ駆動機構は、受光部35のメインビーム用フォトディテクタ51が検出するフォーカシングエラー信号及びサイドビーム用フォトディテクタ52,53が検出するトラッキングエラー信号に基づいて、対物レンズ34をフォーカシング方向及びトラッキング方向にそれぞれ駆動変位させて、光ディスク2の記録面2aの記録トラックに光ビームを合焦させる。
【0055】
なお、上述した複合光学素子32は、分割プリズム47が例えば八角錐に形成されるとしてもよい。この場合には、受光部35のメインビーム用フォトディテクタ51が、受光面の中央から放射状の分割線によって8分割されるように構成されてもよい。また、複合光学素子32は、分割プリズム47が、第1の面41に対して内方側に設けられたが、第1の面41に対して外方側に突設されてもよい。さらに、複合光学素子32は、分割プリズム47が、平面を有する角錐に限定されずに、複数の曲面を有する形状とされていてもよい。この場合には、受光部35のメインビーム用フォトディテクタ51の分割領域を対応するように設けることとなる。さらに、複合光学素子32は、第1及び第2の回折格子45,46がそれぞれホログラム素子として所定のホログラムパターンをエッチング処理等によって形成する構成とされてもよい。
【0056】
また、複合光学素子32は、分割プリズム47の代わりに、図7に示すように、4つの領域に分割されたグレーティング48を用いても同等の効果を得ることができる。この場合に、グレーティング48は、分割プリズム47と同等の効果が得られるように、分割領域y,y,y,yが設けられ、各分割領域y,y,y,yにおいて溝を形成する方向がそれぞれ異なっている。具体的には、分割領域yとyとの溝を形成する方向と、分割領域yとyとの溝を形成する方向とが互いに直交するようにされている。グレーティング48は、入射した光ディスク2からの戻りの光ビームを、各分割領域y,y,y,yにおけるそれぞれの溝の向き及び格子定数に応じて回折させて4分割し、受光部35のメインビーム用フォトディテクタ51に導く。また、グレーティング48は、ブレーズ化ホログラムを用いることで、回折効率が向上し迷光が低減するので特に好ましい。
【0057】
さらに、複合光学素子32は、内部に反射面を有する設計にしてもよく、反射面を利用して光路を曲げることにより光学設計の自由度を向上させることができる。この場合、複合光学素子32は、例えば、図8及び図9に示すような構成としてもよい。なお、以下で図8及び図9に示す複合光学素子32の他の例において、上述した複合光学素子32と略同等のものには同じ符号を付して説明を省略する。
【0058】
図8に示す複合光学素子60は、光源31から出射された光ビームを3ビームに分割する第1の回折格子45と、第1の回折格子45に分割された光ビームを反射させる反射面61と、反射面61で反射された光ビームを光ディスク2方向へ反射し、光ディスク2からの戻りの光ビームを透過させるハーフミラー62と、ハーフミラー62を透過した戻りの光ビームを4分割する分割プリズム47とを有する構成とされている。この複合光学素子60は、光源31から出射された光ビームを第1の回折格子45により3ビームに分割して、第1の回折格子45で分割された光ビームを反射面61で反射させ、反射面61で反射された光ビームをハーフミラー62で光ディスク2方向へ反射させる。また、光ディスク2からの戻りの光ビームをハーフミラー62を透過させ、ハーフミラー62を透過した戻りの光ビームを分割プリズム47により4分割して受光部35に導く。
【0059】
図9に示す複合光学素子70は、光源31から出射された光ビームを3ビームに分割する第1の回折格子45と、第1の回折格子45で分割された光ビームを光ディスク2方向に透過させ、光ディスク2からの戻りの光ビームを反射させるハーフミラー71と、ハーフミラー71で反射された戻りの光ビームを反射させる反射面72と、反射面72で反射された戻りの光ビームを4分割する分割プリズム47を有する構成とされている。この複合光学素子70は、光源31から出射された光ビームを第1の回折格子45により3ビームに分割して、第1の回折格子45で分割された光ビームをハーフミラー71を透過させ、反射面61で反射された光ビームをハーフミラー62で光ディスク2方向へ反射させる。また、光ディスク2からの戻りの光ビームをハーフミラー71で反射させ、ハーフミラーで反射された戻りの光ビームを反射面72で反射させ、反射面72で反射された戻りの光ビームを分割プリズム47により4分割し、受光部35に導く。
【0060】
以上のように、複合回折素子60及び複合回折素子70では、反射面61及び反射面72により光路を曲げることで光源31、分割プリズム47、受光部35等の配設位置を自由に設計することができるようになる。
【0061】
さらにまた、複合光学素子32は、分割プリズム47に入射する光ディスク2からの戻りの光ビームの入射角が分割プリズム47の各面に対して45°以下となるようにする、すなわち分割プリズム47の各面の傾角を45°以下とすることで、入射する戻りの光ビームが全反射条件に入らずに屈折による分割された戻りの光ビームの進行方向の変化量を大きくすることができ、メインビーム用フォトディテクタ51内の各分割領域の間隔や、メインビーム用フォトディテクタ51とサイドビーム用フォトディテクタ52,53との間隔を広く取ることができ、光ピックアップ3の組立精度を緩くすることができる。
【0062】
さらにまた、複合光学素子32は、図10に示すように、分割プリズム47をコーナーに配するようにしてもよく、このようにすることで、加工が容易となり複合光学素子32の生産性が向上する。
【0063】
以上のように構成された光ディスク装置1は、光ディスク2からの戻りの光ビームによって光ピックアップ3が検出したフォーカシングエラー信号及びトラッキングエラー信号に基づいて、サーボ回路10から光ピックアップ3の二軸アクチュエータに制御信号が出力されて、対物レンズ34がフォーカシング方向及びトラッキング方向にそれぞれ駆動変位されることにより、光ビームが対物レンズ34を介して光ディスク2の所望の記録トラックに合焦される。そして、光ディスク装置1は、光ピックアップ3によって読み取られた信号が信号復調回路12及び誤り訂正回路13により、復調処理及び誤り訂正処理された後、インターフェース14から再生信号として出力される。
【0064】
ここで、光ディスク装置1について、光ピックアップ3内の光ビーム及び戻りの光ビームの光路を図面を参照して説明する。
【0065】
光ディスク装置1は、図4に示すように、光ディスク2の記録面2aから情報を再生する場合、光源31から出射されたレーザ光である光ビームが、複合光学素子32の第1の回折格子45によって0次光及び±1次光からなる3ビームにそれぞれ分割される。3ビームに分割された光ビームは、複合光学素子32の第2の回折格子46を透過されて、対物レンズ34により光ディスク2の記録面2aに集光される。
【0066】
光ディスク2の記録面2aにより反射された戻りの光ビームは、複合光学素子32の第2の回折格子46により回折し、受光部35に向かう光路に導かれて、−1次光が分割プリズム47の頂角に入射される。分割プリズム47の正四角錐の頂角に入射された−1次光は、正四角錐の各周面にそれぞれ入射されることにより、互いに異なる方向にそれぞれ屈折し、4本の戻りの光ビームに4分割されて、受光部35のメインビーム用フォトディテクタ51の各受光領域a,b,c,dにそれぞれ照射される。
【0067】
第2の回折格子46で回折された回折光が分割プリズム47の頂角に入射されるとき、図11Bに示すように、光ディスク2の記録面2aに対して対物レンズ34が合焦位置に位置されている場合、分割プリズム47の頂角には、ほぼ円形とされた回折光が入射される。
【0068】
一方、回折光が分割プリズム47の頂角に入射されるとき、図11Aに示すように、光ディスク2の記録面2aに対して対物レンズ34が近づき過ぎた場合、対物レンズ34が合焦位置から外れるため、回折光が複合光学素子32を通過することにより発生する非点収差によって、分割プリズム47の頂角には、長軸が図中右上がりの楕円形とされた回折光が入射される。
【0069】
また、回折光が分割プリズム47の頂角に入射されるとき、図11Cに示すように、光ディスク2の記録面2aに対して対物レンズ34が遠ざかり過ぎた場合、対物レンズ34が合焦位置から外れるため、回折光が複合光学素子32を通過することにより発生する非点収差によって、分割プリズム47の頂角には、長軸が図中左上がりの楕円形とされた回折光が入射される。
【0070】
したがって、対物レンズ34が合焦位置から外れた状態で、分割プリズム47の頂角に回折光が入射するとき、分割プリズム47の互いに対向する二組の周面x,xと周面x,xには、一方の組の各周面に回折光の大部分が入射するとともに、他方の組の各周面に回折光のごく僅かが入射するように分かれる。
【0071】
すなわち、図11Aに示すように楕円形とされた回折光が入射する分割プリズム47には、回折光の大部分が一組の対向する各周面x,xに入射するとともに、回折光のごく僅かが一組の対向する各周面x,xに入射する。また、図11Cに示すように楕円形とされた回折光が入射する分割プリズム47には、回折光の大部分が一組の各周面x,xに入射するとともに、回折光のごく僅かが一組の対向する各周面x,xに入射する。
【0072】
第1の回折格子45で分割された0次光のうち光ディスク2からの戻りの光ビームは、第2の回折格子46で回折され−1次光とされて、この−1次光が分割プリズム47の各周面x,x,x,xにそれぞれ入射されることにより、互いに異なる方向に屈折されるため、4本の戻りの光ビームに分割されて、受光部35のメインビーム用フォトディテクタ51の各受光領域a,b,c,dにそれぞれ入射する。
【0073】
このため、図6A及び図6Cに示すように、メインビーム用フォトディテクタ51の互いに対向する二組の各受光領域a,cと各受光領域b,dとでは、一方の組の各受光領域が受光する受光量が多くなるとともに、他方の組の各受光領域が受光する受光量が少なくなる。
【0074】
すなわち、図11Aに示すような楕円形の回折光が分割プリズム47に入射した場合、メインビーム用フォトディテクタ51は、図6Aに示すように、対向する各受光領域a,cが受光する受光量が多くなるとともに、対向する各受光領域b,dが受光する受光量が少なくなる。また、図11Cに示すような楕円形の回折光が分割プリズム47に入射した場合、メインビーム用フォトディテクタ51は、図6Cに示すように、対向する各受光領域b,dが受光する受光量が多くなるとともに、対向する各受光領域a,cが受光する受光量が少なくなる。
【0075】
また、図11Bに示すような円形の回折光が分割プリズム47の頂角に入射した場合、メインビーム用フォトディテクタ51は、図6Bに示すように、対向する各受光領域a,cと各受光領域b,dの各受光量が等しくなる。
【0076】
したがって、メインビーム用フォトディテクタ51は、各受光領域a,b,c,dがそれぞれ検出する各出力をSa,Sb,Sc,Sdとすると、フォーカシングエラー信号FEは、以下に示す式2で計算することができる。
FE=(Sa+Sc)−(Sb+Sd) ・・・(式2)
すなわち、メインビーム用フォトディテクタ51は、光ディスク2の記録面2aに対して対物レンズ34が合焦位置に位置された場合、式2によって演算されるフォーカシングエラー信号FEが0となる。また、メインビーム用フォトディテクタ51は、光ディスク2の記録面2aに対して対物レンズ34が近づき過ぎた場合、フォーカシングエラー信号FEが正となり、また光ディスク2の記録面2aに対して対物レンズ34が遠ざかり過ぎた場合、フォーカシングエラー信号FEが負となる。
【0077】
上述のように受光部35のメインビーム用フォトディテクタ51は、各受光領域a,b,c,dにそれぞれ入射された各ビームスポットの出力により、フォーカシングエラー信号FEを得るとともに再生信号を得る。
【0078】
また、一組の各サイドビーム用フォトディテクタ52,53は、第1の回折格子45で分割された±1次光のうち光ディスク2からの戻りの光ビームの各受光量を検出し、これら±1次光の各出力の差分を演算することによってトラッキングエラー信号TEを得る。
【0079】
以上のように光ディスク装置1は、光ピックアップ3により得られたフォーカシングエラー信号FE及びトラッキングエラー信号TEに基づいて、サーボ回路10がレンズ駆動機構を制御して対物レンズ34をフォーカシング方向及びトラッキング方向にそれぞれ駆動変位させることにより、光ディスク2の記録面2aに光ビームを合焦させて、光ディスク2から情報を再生する。
【0080】
上述したように、光ディスク装置1は、光ピックアップ3が、光ディスク2からの戻りの光ビームを回折する第2の回折格子46と、この第2の回折格子46により回折された−1次光を分割する分割プリズム47とを有する複合光学素子32を有することにより、前述した従来の光学系101のようにメインビーム用フォトディテクタの分割線によってビームスポットを分割する形式に比して光路上で戻りの光ビームが分割されるため、分割プリズム47で分割された4本の各戻りの光ビームを受光するようにメインビーム用フォトディテクタ51の各受光領域a,b,c,dを所定の大きさに確保することで、メインビーム用フォトディテクタの分割位置等に要求される精度が緩和される。このため、光ディスク装置1は、光ピックアップ3におけるメインビーム用フォトディテクタ51の製造コストを低減するとともに、光ピックアップ3の製造工程でメインビーム用フォトディテクタ51の位置調整を容易に行うことが可能とされて、得られるフォーカシングエラー信号FEの信頼性を向上することができる。
【0081】
本発明に係る光ディスク装置1は、光ピックアップ3において、複合光学素子32のみで、前述した従来の光学系101が有する回折格子112及びビームスプリッタ113の各機能を備えているため、光学部品の点数を必要最小限に留めて、光学系30の構成を簡素化、小型化を図るとともに製造コストを低減することが可能とされる。
【0082】
したがって、本発明に係る光ディスク装置1は、光ピックアップ3内の光学系30が複合光学素子32有することで、生産性が向上し、製造コストの低減を図り、信頼性を向上させることができる。
【0083】
本発明に係る光ディスク装置1は、図示しないが、光ピックアップ3を光源31と受光部35とが一体化された光学ユニットとして構成することにより、さらに部品点数を削減し、製造コストの低減を実現することが可能とされる。
【0084】
なお、本発明に係る光ディスク装置1は、上述した光ピックアップ3においてフォーカシングエラー信号FEを得るために、いわゆる非点収差法が採用されたが、フーコー法等の他の検出方法が用いられてもよい。
【0085】
【産業上の利用可能性】
上述したように本発明に係る複合光学素子、この光学素子を用いた光ピックアップ、さらには、光ディスク装置は、生産性が向上され、製造コストの低減が図られ、フォーカシングエラー信号の信頼性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、従来の光ピックアップ装置が備える光学系を示す模式図である。
【図2】 図2A〜図2Cは、従来の光学系が有するメインビーム用フォトディテクタの各受光領域のビームスポットを示し、図2Aは対物レンズが光ディスクに近い状態を示し、図2Bは対物レンズが合焦位置に位置する状態を示し、図2Cは対物レンズが光ディスクから遠い状態を示す図である。
【図3】 図3は、従来の光学系のメインビーム用フォトディテクタの受光面の中央に対してビームスポットの中心が外れた状態を示す図である。
【図4】 図4は、本発明に係る光ディスク装置を示す回路ブロック図である。
【図5】 図5は、本発明に係る光ディスク装置が備える光ピックアップを示す斜視図である。
【図6】 図6A〜図6Cは、本発明に係る光ピックアップが有するメインビーム用フォトディテクタの各受光領域のビームスポットを示し、図6Aは対物レンズが光ディスクに近い状態を示し、図6Bは対物レンズが合焦位置に位置する状態を示し、図6Cは対物レンズが光ディスクから遠い状態を示す図である。
【図7】 図7は、本発明に係る光ピックアップにおける複合光学素子が有する分割プリズムと同等の機能を有するグレーティングを示す平面図である。
【図8】 図8は、本発明に係る光ピックアップが有する複合光学素子が反射面を有する例を示す図である。
【図9】 図9は、本発明に係る光ピックアップが有する複合光学素子が反射面を有する他の例を示す図である。
【図10】 図10は、本発明に係る光ピックアップが有する複合光学素子の他の例を示す図である。
【図11】 図11A〜図11Cは、光ピックアップにおける複合光学素子が有する分割プリズムに入射される回折光を示し、図11Aは対物レンズが光ディスクに近い状態を示し、図11Bは対物レンズが合焦位置に位置する状態を示し、図11Cは対物レンズが光ディスクから遠い状態を示す図である。
【符号の説明】
1 光ディスク装置、 2 光ディスク、 3 光ピックアップ、 31 光源、 32 複合光学素子、 34 対物レンズ、 35 受光部、 45 第1の回折格子、 46 第2の回折格子、 47 分割プリズム、

Claims (44)

  1. 光源から光ディスクに向かって出射された光ビームを透過させ、上記光ディスクにより反射された戻りの光ビームを回折させる回折素子と、
    上記回折素子で回折された戻りの光ビームが略合焦位置で入射される位置に配置され、上記戻りの光ビームを上記略合焦位置で複数に分割して複数の受光領域を有する受光手段に導く光分割手段とを備え、
    上記光分割手段は、複数の平面又は曲面により構成されたプリズムであり、
    上記光分割手段は、それぞれに対応する上記受光領域の領域内にビームスポットを形成するように上記戻りの光ビームを複数に分割する複合光学素子。
  2. 上記回折素子と上記光分割手段とが樹脂材料により一体成型されてなる請求項1記載の複合光学素子。
  3. 上記回折素子は、ホログラムである請求項1記載の複合光学素子。
  4. 更に、上記光源から出射された光ビームを上記回折素子に反射させ、及び/又は上記回折素子で回折された戻りの光ビームを上記光分割手段に反射させる反射手段を備える請求項1記載の複合光学素子。
  5. 上記回折素子と上記光分割手段と上記反射手段とが樹脂材料により一体成型されてなる請求項4記載の複合光学素子。
  6. 上記プリズムは、略四角錐状に形成されてなり、上記回折素子で回折された戻りの光ビームを4分割する請求項1記載の複合光学素子。
  7. 上記プリズムは、上記回折素子で回折された戻りの光ビームの各面への入射角が45°以下となるようにされている請求項1記載の複合光学素子。
  8. 光源から光ディスクに向かって出射された光ビームを透過させ、上記光ディスクにより反射された戻りの光ビームを回折させる回折素子と、
    上記回折素子で回折された戻りの光ビームが略合焦位置で入射される位置に配置され、上記戻りの光ビームを上記略合焦位置で複数に分割して複数の受光領域を有する受光手段に導く光分割手段と、
    上記光源から出射された光ビームを上記回折素子に反射させ、及び/又は上記回折素子で回折された戻りの光ビームを上記光分割手段に反射させる反射手段とを備え
    上記光分割手段は、それぞれに対応する上記受光領域の領域内にビームスポットを形成するように上記戻りの光ビームを複数に分割する複合光学素子。
  9. 上記回折素子と上記光分割手段とが樹脂材料により一体成型されてなる請求項8記載の複合光学素子。
  10. 更に、上記光源と上記回折素子との間の光路上に設けられ、上記光源から出射された光ビームを0次光及び±1次光に3分割する更なる回折素子を備える請求項8記載の複合光学素子。
  11. 上記回折素子と上記光分割手段と上記更なる回折素子とが樹脂材料により一体成型されてなる請求項10記載の複合光学素子。
  12. 上記更なる回折素子は、ホログラムである請求項10記載の複合光学素子。
  13. 所定の波長の光ビームを出射する光源と、
    光ディスクに上記光源から出射された光ビームを集光するとともに上記光ディスクからの戻りの光ビームを集光する対物レンズと、
    上記光源から出射された光ビームを透過させ、上記光ディスクからの戻りの光ビームを回折する回折素子と、上記回折素子で回折された戻りの光ビームが略合焦位置で入射される位置に配置され、上記戻りの光ビームを上記略合焦位置で複数に分割する複数の平面又は曲面により構成されたプリズムからなる光分割手段とを有する複合光学素子と、
    上記光分割手段で分割された各戻りの光ビームを、フォーカシングエラー信号を得るために複数の受光領域で受光する受光手段とを備え
    上記光分割手段は、それぞれに対応する上記受光領域の領域内にビームスポットを形成するように上記戻りの光ビームを複数に分割する光ピックアップ装置。
  14. 上記回折素子と上記光分割手段とが樹脂材料により一体成型されてなる請求項13記載の光ピックアップ装置。
  15. 上記回折素子は、ホログラムである請求項13記載の光ピックアップ装置。
  16. 上記複合光学素子は、更に、上記光源から出射された光ビームを上記回折素子に反射させ、及び/又は上記回折素子で回折された戻りの光ビームを上記光分割手段に反射させる反射手段を有する請求項13記載の光ピックアップ装置。
  17. 上記回折素子と上記光分割手段と上記反射手段とが樹脂材料により一体成型されてなる請求項16記載の光ピックアップ装置。
  18. 上記プリズムは、略四角錐状に形成されてなり、上記回折素子で回折された戻りの光ビームを4分割するとともに、上記受光手段は、上記4分割された各戻りの光ビームを受光する上記受光領域が4分割された請求項13記載の光ピックアップ装置。
  19. 上記プリズムは、上記回折素子で回折された戻りの光ビームの各面への入射角が45°以下となるようにされている請求項13記載の光ピックアップ装置。
  20. 所定の波長の光ビームを出射する光源と、
    光ディスクに上記光源から出射された光ビームを集光するとともに上記光ディスクからの戻りの光ビームを集光する対物レンズと、
    上記光源から出射された光ビームを透過させ、上記光ディスクからの戻りの光ビームを回折する回折素子と、上記回折素子で回折された戻りの光ビームが略合焦位置で入射される位置に配置され、上記戻りの光ビームを上記略合焦位置で複数に分割する光分割手段とを有する複合光学素子と、
    上記光分割手段で分割された各戻りの光ビームを、フォーカシングエラー信号を得るために複数の受光領域で受光する受光手段と、
    上記光源から出射された光ビームを上記回折素子に反射させ、及び/又は上記回折素子で回折された戻りの光ビームを上記光分割手段に反射させる反射手段を備え
    上記光分割手段は、それぞれに対応する上記受光領域の領域内にビームスポットを形成するように上記戻りの光ビームを複数に分割する光ピックアップ装置。
  21. 上記回折素子と上記光分割手段と上記反射手段とが樹脂材料により一体成型されてなる請求項20記載の光ピックアップ装置。
  22. 上記複合光学素子は、更に、上記光源と上記回折素子との間の光路上に設けられ、上記光源から出射された光ビームを0次光及び±1次光に3分割する更なる回折素子を有し、
    上記受光手段は、上記光分割手段で分割された各戻りの光ビームのうち、上記更なる回折素子で分割された0次光を、フォーカシングエラー信号を得るために受光し、上記更なる回折素子で分割された±1次光を、トラッキングエラー信号を得るために受光する請求項20記載の光ピックアップ装置。
  23. 上記回折素子と上記光分割手段と上記更なる回折素子とが樹脂材料により一体成型されてなる請求項22記載の光ピックアップ装置。
  24. 上記更なる回折素子は、ホログラムである請求項22記載の光ピックアップ装置。
  25. 光ディスクに対して情報を記録及び/又は再生する光ピックアップと
    上記光ディスクを回転駆動するディスク回転駆動手段とを備え
    上記光ピックアップは
    所定の波長の光ビームを出射する光源と、
    上記光ディスクに上記光源から出射された光ビームを集光するとともに上記光ディスクからの戻りの光ビームを集光する対物レンズと、
    上記光源から出射された光ビームを透過させ、上記光ディスクからの戻りの光ビームを回折させる回折素子と、上記回折素子で回折された戻りの光ビームが略合焦位置で入射される位置に配置され、上記戻りの光ビームを上記略合焦位置で複数に分割する複数の平面又は曲面により構成されたプリズムからなる光分割手段とを有する複合光学素子と、
    上記光分割手段で分割された各戻りの光ビームをフォーカシングエラー信号を得るために複数の受光領域で受光する受光手段とを有し、
    上記光分割手段は、それぞれに対応する上記受光領域の領域内にビームスポットを形成するように上記戻りの光ビームを複数に分割する光ディスク装置。
  26. 上記回折素子と上記光分割手段とが樹脂材料により一体成型されてなる請求項25記載の光ディスク装置。
  27. 上記回折素子は、ホログラムである請求項25記載の光ディスク装置。
  28. 上記複合光学素子は、更に、上記光源から出射された光ビームを上記回折素子に反射させ、及び/又は上記回折素子で回折された戻りの光ビームを上記光分割手段に反射させる反射手段を有する請求項25記載の光ディスク装置。
  29. 上記回折素子と上記光分割手段と上記反射手段とが樹脂材料により一体成型されてなる請求項28記載の光ディスク装置。
  30. 上記プリズムは、略四角錐状に形成されてなり、上記回折素子で回折された戻りの光ビームを4分割するとともに、
    上記受光手段は、上記4分割された各戻りの光ビームを受光する受光領域が4分割された請求項25記載の光ディスク装置。
  31. 上記プリズムは、上記回折素子で回折された戻りの光ビームの各面への入射角が45°以下となるようにされている請求項25記載の光ディスク装置。
  32. 光ディスクに対して情報を記録及び/又は再生する光ピックアップと、
    上記光ディスクを回転駆動するディスク回転駆動手段とを備え、
    上記光ピックアップは、
    所定の波長の光ビームを出射する光源と、
    上記光ディスクに上記光源から出射された光ビームを集光するとともに上記光ディスクからの戻りの光ビームを集光する対物レンズと、
    上記光源から出射された光ビームを透過させ、上記光ディスクからの戻りの光ビームを回折させる回折素子と、上記回折素子で回折された戻りの光ビームが略合焦位置で入射される位置に配置され、上記戻りの光ビームを上記略合焦位置で複数に分割する光分割手段とを有する複合光学素子と、
    上記光分割手段で分割された各戻りの光ビームをフォーカシングエラー信号を得るために複数の受光領域で受光する受光手段とを備え、
    上記複合光学素子は、上記光源から出射された光ビームを上記回折素子に反射させ、及び/又は上記回折素子で回折された戻りの光ビームを上記光分割手段に反射させる反射手段を有し、
    上記光分割手段は、それぞれに対応する上記受光領域の領域内にビームスポットを形成するように上記戻りの光ビームを複数に分割する光ディスク装置。
  33. 上記回折素子と上記光分割手段と上記反射手段とが樹脂材料により一体成型されてなる請求項32記載の光ディスク装置。
  34. 上記複合光学素子は、更に、上記光源と上記回折素子との間の光路上に設けられ、上記光源から出射された光ビームを0次光及び±1次光に3分割する更なる回折素子を有し、
    上記受光手段は、上記光分割手段で分割された各戻りの光ビームのうち、上記更なる回折素子で分割された0次光を、フォーカシングエラー信号を得るために受光し、上記更なる回折素子で分割された±1次光を、トラッキングエラー信号を得るために受光する請求項32記載光ディスク装置
  35. 上記回折素子と上記光分割手段と上記更なる回折素子とが樹脂材料により一体成型されてなる請求項34記載の光ディスク装置。
  36. 上記更なる回折素子は、ホログラムである請求項34記載の光ディスク装置。
  37. 光源から光ディスクに向かって出射された光ビーム回折素子に導き、
    上記回折素子を透過した光ビームを上記光ディスクに入射させ、
    上記光ディスクにより反射された戻りの光ビーム上記回折素子により回折さ
    次いで、上記回折素子により回折された上記戻りの光ビームを、上記戻りの光ビームの略合焦位置で複数の平面又は曲面により構成されたプリズムにより複数の光ビームに分割さ
    その後、上記複数の光ビーム受光素子の複数の受光領域によりそれぞれ受光させ、
    上記プリズムにより複数の光ビームに分割させる際に、それぞれに対応する上記受光領域の領域内にビームスポットを形成するように上記戻りの光ビームを複数に分割させる光ビーム検出方法。
  38. 上記光源から出射された光ビームを0次光及び±1次光に3分割して上記回折素子に入射させる請求項37記載の光ビーム検出方法。
  39. 光源から光ディスクに向かって出射された光ビームを反射させて回折素子に導き、
    上記回折素子を透過した光ビームを光ディスクに入射させ、
    次いで、上記光ディスクにより反射された戻りの光ビームを上記回折素子に入射させて回折させるとともに、上記戻りの光ビームの略合焦位置で複数の平面又は曲面により構成されたプリズムにより複数の光ビームに分割させ
    その後、上記分割された複数の光ビーム受光素子の複数の受光領域によりそれぞれ受光させ、
    上記プリズムにより複数の光ビームに分割させる際に、それぞれに対応する上記受光領域の領域内にビームスポットを形成するように上記戻りの光ビームを複数に分割させる光ビーム検出方法。
  40. 上記光源から出射された光ビームを0次光及び±1次光に3分割して上記回折素子に入射させる請求項39記載の光ビーム検出方法。
  41. 光源から光ディスクに向かって出射された光ビームを回折素子に導き、
    上記回折素子を透過した光ビームを光ディスクに入射させ、
    次いで、上記光ディスクにより反射された戻りの光ビームを上記回折素子に入射させて回折させ
    上記回折された戻りの光ビームを反射させて、上記戻りの光ビームの略合焦位置で複数の平面又は曲面により構成されたプリズムに入射させ、上記プリズムより上記戻りの光ビームを上記略合焦位置で複数の光ビームに分割させ
    その後、上記分割された複数の光ビーム受光素子の複数の受光領域によりそれぞれ受光させ、
    上記プリズムにより複数の光ビームに分割させる際に、それぞれ対応する上記受光領域の領域内にビームスポットを形成するように上記戻りの光ビームを複数に分割させる光ビーム検出方法。
  42. 上記光源から出射された光ビームを0次光及び±1次光に3分割して上記回折素子に入射させる請求項41記載の光ビーム検出方法。
  43. 光源から光ディスクに向かって出射された光ビームを反射させて回折素子に導き、
    上記回折素子を透過した光ビームを光ディスクに入射させ、
    次いで、上記光ディスクにより反射された戻りの光ビームを上記回折素子に入射させて回折させ
    上記回折された戻りの光ビームを反射させて、上記戻りの光ビームの略合焦位置で複数の平面又は曲面により構成されたプリズムに入射させ、上記プリズムより上記戻りの光ビームを上記略合焦位置で複数の光ビームに分割させ
    その後、上記分割された複数の光ビーム受光素子の複数の受光領域によりそれぞれ受光させ、
    上記プリズムにより複数の光ビームに分割させる際に、それぞれ対応する上記受光領域の領域内にビームスポットを形成するように上記戻りの光ビームを複数に分割させる光ビーム検出方法。
  44. 上記光源から出射された光ビームを0次光及び±1次光に3分割して上記回折素子に入射させる請求項43記載の光ビーム検出方法。
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