JP4158701B2 - 映像伝送システム - Google Patents

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Description

本発明は平衡伝送路でリアルタイムのデジタル映像を伝送する映像伝送システムを提供する。
従来、玄関子器に設けた撮像カメラで訪問者を撮像するインターホンシステムでは、インターホン線などの安価な平衡伝送路を構成するケーブルを用いて、ベースバンドやFM変調などのアナログ伝送方式により撮像カメラからの映像信号を居室内の親器へ伝送するの一般的であった。
しかし、近年撮像カメラに用いる撮像素子やモニタ装置においてデジタル化が進展し、使用される入出力のインターフェースの殆どは、デジタルのRGB信号或いはYUV信号、又はそのどちらかに切り替え可能なものとなっている。
このような状況で、アナログ伝送方式を用いる場合は、映像のデジタルRGB信号或いはYUV信号を、一旦アナログのNTSC(Nationa1 Te1evision Standard Committee:EIA RS−170A規格<コンポジット信号とも呼ばれる>)信号に変換してから、映像伝送を行っていた。
また、受信側でも同様にNTSC信号をA/D変換などを経て、デジタルRGB信号又はYUV信号に変換し直してから、モニタ装置に出力していた。
従って、アナログ伝送方式を用いた場合、デジタル映像信号をアナログ変換するためにコストアップし、それに加えて撮像素子からのデジタル信号をアナログ信号に変換して伝送するため、量子化歪みの増加や伝送路の減衰等により映像品質が劣化するという問題があった。
また、映像信号の伝送にFM変調方式を採用している場合には、これに加えてFM変復調処理をする必要があり、コストアップの更なる要因となっていた。
一方、これらの問題を解決するためにデジタル式に映像伝送を行う試みがなされている。
(例えば特許文献1)
特開2003−244686号公報(図1参照)
上記の特許文献1に記載されているものは伝送方式は、イーサネット(R)方式であって、必要とする伝送帯域が広いため伝送路としてはCAT5のケーブル以上のツイストペア線を用いることが必要な上に、複数対の線の使用を前提とし、その結果従来のインターホン線を使用しているインターホンシステム(例えば、インターホンの場合の玄関子器と居室内の親器との間に、1ペアのインターホン線を用いている)との互換性がなく、置き換えができないなどの問題があった。
本発明は、上述の点に鑑みて為されたもので、その目的とするところは、インターホンシステム等に用いられる安価なペア線を使用することが可能で、しかも簡単な構成でデジタル映像信号の伝送が行える映像伝送システムを提供することにある。
上述の目的を達成するために、請求項1の発明では、映像を撮影する撮像手段を含み、撮像手段で撮影された映像を、赤色信号、緑色信号、青色信号及び、垂直・水平同期信号からなるデジタルRGB信号又は輝度信号、色差信号、水平・垂直同期信号からなるデジタルYUV信号からなるデジタル映像信号として出力する撮像回路と、前記撮像回路からのデジタルRGB信号又はデジタルYUV信号からなるデジタル映像信号を取り込む映像入力回路、前記デジタル映像信号をデジタル変調に適合したIQ信号に変換する信号変換回路、該信号変換回路で変換されたIQ信号を多値変調によってデジタル変調するデジタル変調回路、該デジタル変調回路でデジタル変調された映像データ信号をペア線やインターホン線のような平衡伝送路の使用可能帯域内で伝送する送信回路を備えたデジタル映像送信装置と、前記平衡伝送路を介して伝送されてくる前記映像データ信号を受信する受信回路、前記映像データ信号からIQ信号に復調するデジタル復調回路、該デジタル復調回路からの復調されたIQ信号をデジタルRGB信号又はデジタルYUV信号形式のデジタル映像信号に変換する信号変換回路、変換されたデジタル映像信号を表示回路へ送出して表示させる映像出力回路を有するデジタル映像受信装置と、前記平衡伝送路及び前記表示回路とから成り、前記垂直・水平同期信号を、デジタル変調された信号のクロック同期再生用のプリアンブル信号と兼用することを特徴とする。
請求項1の発明によれば、デジタル変調が多値変調であるため必要な伝送帯域が狭くてもよくなり、そのため従来のアナログ伝送方式のインターホンシステムに用いられているペア線やインターホン線のような伝送帯域の狭い平衡伝送路を用いても映像をリアルタイムに伝送することが可能となり、そのため既存のインターホンシステムの配線を変更することなしに、デジタル映像送信装置、デジタル映像受信装置のみを変えることで、従来品との置き換えが可能であり、更にデジタル変調を行って伝送するので、長距離の伝送でも映像品質の劣化がない上に、撮像回路からのデジタル映像信号をそのままデジタル変復調するので、量子化ノイズが発生せず、映像品質の劣化が発生せず、しかも映像信号の水平・垂直同期信号も含めてデジタル変調した映像データ信号を伝送するので、デジタル映像受信装置側で映像の同期信号も再生でき、またデジタル映像入出力インターフェースを撮像回路、及び表示回路のインターフェース構成に応じて構成することで、回路ブロックが少なく構成することができ、安価に製作できる。また、デジタル映像信号の水平・垂直同期信号をプリアンブル信号と兼用することにより、伝送に必要となる帯域を減らすことができ、その結果、同期信号の伝送に1ペアの線路を用いる場合に比べて、信号伝送に必要なペア数が一つ削減できる。
請求項2の発明では、請求項1の発明において、前記デジタル変調回路に用いるデジタル変調方式として、シングルキャリア方式を用いることを特徴とする。
請求項2の発明によれば、シングルキャリア方式を用いることにより、デジタル変調回路の構成が簡単になる。
請求項3の発明では、請求項1の発明において、前記デジタル変調回路に用いるデジタル変調方式として、マルチキャリア方式を用いることを特徴とする。
請求項3の発明によれば、インターホン線、ペア線等の平衡伝送路の伝送帯域を最大限に利用することができ、そのため映像の画面サイズを大きく、また高精細にでき、更に必要な帯域のみを利用できるので、他の信号を同一線路上に重畳して伝送することが可能となり、そのためインターホンの場合、音声や、制御信号を、必要な送信帯域に重畳して伝送することが可能となり、また更にノイズが発生しやすい周波数や、他のシステムに影響を与えやすい周波数をマスクすることにより映像データ信号の伝送に用いないようにすることも容易に可能であり、更に周波数による信号減衰の差が大きい伝送路でも、各キャリア1つ1つの帯域が狭いため、減衰に対する等化が容易であり、その結果信号エラーが発生しにくくなり、更に1次変調に多値PSKを用いることにより、各キャリアについて請求項2の発明と同様にデジタル変調回路が簡単な構成で済み、しかも多くのキャリアを用いて伝送することにより、各キャリアの伝送速度は比較的低速でよく、ノイズ耐性に優れ、エラーの発生を少なくできる。
請求項の発明では、請求項1乃至3の何れかの発明において、前記プリアンブル信号として、前記デジタル映像信号の垂直・水平同期信号のそれぞれを識別できるように2種類の信号を用意し、該2種類のプリアンブル信号は、プリアンブル長の長さの違いによって識別することを特徴とする。
請求項の発明によれば、デジタルRGB信号又はデジタルYUV信号からなるデジタル映像信号の水平・垂直同期信号の区別ができる。
請求項の発明では、請求項1乃至3の何れかの発明において、前記プリアンブル信号として、デジタル映像信号の垂直・水平同期信号のそれぞれを識別できるように2種類の信号を用意し、該2種類のプリアンブル信号は、プリアンブルの信号パターンの違いによって識別することを特徴とする。
請求項の発明によれば、簡単な構成でデジタル映像信号の水平・垂直同期信号を区別することができ、またプリアンブル信号長を長くする必要はないので、伝送帯域を減少させずに済む。
請求項の発明では、請求項乃至の何れかの発明において、デジタル変調された信号のプリアンブル信号及び映像データからなるデジタルデータ部分を含めた伝送速度を、RGB信号又はYUV信号の伝送速度に対して余裕を持つように設定し、前記デジタルデータ部分がない期間を誤り検出用信号に割り当て、前記映像受信装置ではデジタル復調後に、垂直・水平同期信号の期間を前記デジタル部分がない期間で再生することを特徴とする。
請求項の発明によれば、デジタルデータのない期間を誤り検出用に利用していることで、デジタルデータの誤り検出ができ、データ伝送の信頼性を向上できる。
請求項の発明では、請求項1乃至の何れかの発明において、前記デジタル映像受信装置には少なくとも2走査線分以上の走査線データを記憶するメモリ回路を備え、受信した1走査線にエラーが含まれている場合、以前の走査線のデータを前記メモリ回路から読み出してエラー走査線のデータに代えて使用することを特徴とする。
請求項の発明によれば、メモリ回路に記憶している前の走査線のデータを利用して映像の乱れを抑えることができる。
請求項の発明では、請求項1乃至の何れかの発明において、前記デジタル映像受信装置には少なくとも1フィールド分又は1画面分のデータを記憶するメモリ回路を備え、次の1フィールド又は1画面分の受信期間に受信した走査線にエラーが含まれている場合、前記メモリ回路に記憶している1フィールド分又は1画面のデータから対応する当該走査線のデータを読み出してエラー走査線のデータに代えて使用することを特徴とする。
請求項の発明によれば、受信した1フィールド又は1画面に1又は複数の走査線にエラーがある場合にも、映像の乱れを抑えることが可能となる。
請求項の発明では、請求項又はの発明において、前記映像データ信号を伝送する時の送信データ単位のデータ長を、1走査線を複数に分割した長さとしたことを特徴とする。
請求項の発明によれば、送信データ単位にエラーが発生しても、エラーの影響は画面サイズに対して小さい範囲で済み、万一、エラー復旧できない場合でも、画面に与える影響を小さくできる。
本発明は、従来のアナログ伝送方式のインターホンに用いられているインターホン線を用いることができるため、配線を変更することなしに、映像送信装置、映像受信装置のみを変えることで、従来品と置き換えすることも可能となり、更にデジタル変調を行って伝送するので、長距離の伝送でも映像品質の劣化がなく、また撮像回路からのデジタル信号をそのままデジタル変復調するので、量子化ノイズが発生せず、映像品質の劣化が発生せず、また更にデジタル変調が多値変調であるので、インターホン線やペア線など伝送帯域の狭い平衡伝送路であっても映像をリアルタイムで伝送可能で、しかも映像信号の水平・垂直同期信号も含めてデジタル変調した映像データ信号を伝送するので、映像受信装置側で映像の同期信号も再生でき、またデジタル映像入出力インターフェースを撮像回路、及び表示装置のインターフェース構成に応じて構成することで、回路ブロックを少なく構成することも可能となり、製造コストを安価することもできるという効果がある。また、デジタル映像信号の水平・垂直同期信号をプリアンブル信号と兼用することにより、伝送に必要となる帯域を減らすことができ、その結果、同期信号の伝送に1ペアの線路を用いる場合に比べて、信号伝送に必要なペア数が一つ削減できるという効果がある。
以下本発明を実施形態により説明する。
(実施形態1)
図1は本実施形態のシステム構成を示しており、本実施形態では、デジタル映像送信装置1はインターホンの玄関子器20に設けられ、デジタル映像受信装置2は居室内の親器(以下居室親機という)Bに設けられ、後述する伝送帯域の狭い伝送方式を採用することで、両装置1,2間を平衡伝送路たる1ペア線のケーブル3により接続してある。
デジタル映像送信装置1の撮像回路4はカラーの撮像カメラ(図示せず)で撮影した映像信号を例えば赤色信号、緑色信号、青色信号及び水平・垂直同期信号からなるデジタルRGB信号(又は輝度信号、色差信号及び水平・垂直同期信号からなるYUV信号)として出力するものであって、デジタルRGB信号の場合、デジタルRGB信号は、映像入力回路5を経て、RGB−YUV変換回路6で、YUV信号に変換され、信号変換回路7で、デジタル変調信号に適したIQ信号に変換され、デジタル変調回路8でデジタル変調される。ここで各色のデータは例えば8ビットデータからなる
ここで送信回路9によりデジタル変調された信号を映像データ信号として伝送する際、デジタルRGB信号の場合には、画面サイズがQVGA(320×240)サイズで、毎秒30フレーム、デジタルRGB信号の各色が8ビットデータとすると、1秒間の映像データ量は、320×240×30×8×3=55.296Mbpsとなる。
一方、YUV信号で伝送する場合、人間の目が色よりも明るさに対する感度がよいため、色差を圧縮して伝送しても影響が少ないため、輝度:8ビット、色差:8ビット(4ビット×2)で伝送すると、同様に1秒間の映像データは、320×240×30×8×2=36.864Mbpsとなる。この場合デジタルYUV信号が撮像回路4の出力である場合にはRGB−YUV変換回路6は不要である。またRGB信号とYUV信号で、画面の見え方に余り差がないことから、伝送帯域の狭いインターホン線などを用いる場合、YUV信号で伝送した方が効率がよく、RGB信号に比べ大画面のデータを送信することができ、また画面サイズが同じ場合には、より狭い帯域で伝送が可能となる。
このようにデジタル映像信号は伝送データ量が37〜55Mbpsに及ぶため、高々20〜30MHzまでの伝送帯域しか使用できないインターホン線のようなケーブル3を用いる本実施形態では、デジタル変調回路8の変調方式としてデジタルの多値変調方式を採用している。この多値変調方式としては例えばシングルキャリアの場合、QPSK<4位相偏移変調>(2ビット/シンボル)或いは、8PSK<8位相変調>(3ビット/シンボル)以上の多値変調を採用する。勿論QPSKや8PSKを1次変調とし、SS(スペクトラム拡散)変調する方式を採用してもよい。
以上のデジタル映像送信装置1に対応して、居室親器21に設けられるデジタル映像受信装置2は、送信されてくる映像データ信号を受信する受信回路10と、受信された映像データ信号からIQ信号を復調する、上記変調方式に対応したデジタル復調回路11と、このデジタル復調回路11で復調されたIQ信号をYUV信号に変換する信号変換回路12と、このYUV信号をデジタルRGB信号に変換するYUV−RGB変換回路13と、変換されたデジタルRGB信号を取り込み液晶ディスプレイ等からなる表示回路15へ出力する映像出力回路14とから構成される。
ところで本実施形態では、デジタル映像送信装置1の送信回路9からデジタル変調した映像データ信号をパケット形式で送信するようになっている。
つまり、図2に示すように各パケットは映像データDと、映像データDの前に配置される水平同期に対応するプリアンブル信号A又は、垂直同期に対応するプリアンブル信号Bと、映像データDの後ろに配置される誤り検出信号Cとからなり、プリアンブル信号A,Bを用いてデジタル映像受信装置2の受信回路10において、デジタル変調信号のクロック再生をするとともに、映像信号の水平・垂直同期信号の再生を行っている。
水平・垂直同期信号の再生は、受信後再生することが好ましいが、デジタル映像受信装置2のどの回路ブロックで再生してもよい(最終的に表示回路に同期信号が出力されればよいため)。
映像データDの後の誤り検出信号Cは、例えばCRC符号を用いたものや、簡単な構成であればパリティなどでもよい。また、誤り検出だけでなく、誤り訂正機能も持った信号でもよい。
またプリアンブル信号A,Bは例えば、図3に示したようなパターンでもよい。デジタル変調信号の同期再生を容易にするため、信号パターンは0101…の繰り返しパターンなどを用いるとよい。
尚後述するマルチキャリア方式で、例えばOFDM方式などを採用している場合、プリアンブルの一つの信号期間をデータ部分より長くすることにより、プリアンブル信号をノイズや雑音に対して強化することなども考えられる。
図4も図2と同様、デジタル映像送信装置1から、デジタル変調した映像データDをパケット形式で送信している様子を表している。
ここでは、図5で示すようにプリアンブル信号A,Bの長さが同じで、信号パターンが異なる場合を表している。また、デジタル変調信号のデータが連続して(切れ目なく)送られている様子を表している。つまり図2に示すように完全にパケットに分割されていなくてもよい。)
上述のように構成した本実施形態では、多値変調方式を採用することで、伝送帯域が狭いインターホン線からなるケーブル3を平衡伝送路として使用することができ、既存のインターホンシステムとの置換が可能となる。
勿論コスト的に問題がなければCPEV線(2又は3対)や、LAN用に用いられているCAT5のケーブル(4対)やCAT6ケーブルなどを使用することも可能である。
(実施形態2)
本実施形態はデジタル変調及び映像データ信号の伝送にマルチキャリア方式(OFDM方式等)を用いたもので、図6に示すように映像送信装置1の信号変換回路7で複数のIQ信号形式に変換してマルチキャリア方式を採用したデジタル変調回路8に入力している点、実施形態1と相違する。勿論デジタル映像受信装置2側のデジタル復調回路11はマルチキャリア方式の変調に対応したもので、受信回路10で受信した映像データ信号から複数のIQ信号を復調している。尚映像データ信号の送信は実施形態1と同様にパケット形式で送信する方法を採用している。
而して本実施形態にあっても、デジタル映像送信装置1の送信回路9と、デジタル映像受信装置2の受信回路10との間のケーブル3には実施形態1と同様に伝送帯域の狭いインターホン線等の1ペアのペア線からなるケーブルを採用している。
勿論コスト的に問題がなければCPEV線(2又は3対)や、LAN用に用いられているCAT5のケーブル(4対)やCAT6ケーブルなどを使用することも可能である。
尚その他の構成は実施形態1と同じであるので、図6において、図1の構成要素と同じ構成要素には同じ符号を付し説明は省略する。
(実施形態3)
本実施形態は、実施形態2の構成において、受信エラーが起こった場合の対処を施した実施形態であり、図7に示すようにデジタル映像受信装置2の受信回路10とデジタル復調回路11との間にメモリ回路16を設けた点で実施形態2と相違する。尚メモリ回路16は、必ずしもこの位置になければならないわけではない。またメモリ回路16に対する読み書き処理は信号処理部(図示せず)により行われる。
次に図8を用いて本実施形態の特徴である受信エラーが起きた場合の対処方式を説明する。
まず図8(a)の例では、走査線A…中、走査線DにエラーXが起こった場合を示している。この場合受信した走査線Dを破棄する処理を行い、メモリ回路16に記憶している一つ前の走査線Cのデータを出力する。
この方式では、走査線の1本間の映像の差が小さいという点に着目したもので、画面上で一つ前の走査線のデータを用いて映像表示を行うことで、画像に乱れが起きるのを抑えている。
図8(b)の例では、同じく走査線DにエラーXが起こった場合を示しており、この場合再生するのはメモリ回路16に保存していた一つ前の画面Fでの同じ走査線Dのデータを出力する。この方式は、1画面間の映像の差が小さいという点に着目したもので、エラーが起きた走査線に対して前の画面の同じ走査線のデータを用いることで、画像に乱れが起きるのを抑えている。この場合は、バーストノイズなどで複数の走査線にエラーが起きてしまった場合などにも対処でき、非常に有効な方式である。尚この方式では1画面分のメモリ容量を必要とする。
(実施形態4)
上記実施形態3は、メモリ回路16を用いてエラー発生時にメモリ回路16にて記憶した一つ前の走査線のデータ若しくは一つ前の画面のデータを用いるものであったが、本実施形態は、図9に示すようにデジタル映像送信装置1から送信するパケットを1走査線よりも小さくして伝送する方式である。即ち1走査線を分割して複数のパケットで伝送するのである。本実施形態の場合でも、実施形態3の図8(a)又は(b)に示すエラー回復方法も適用できるが、連続してエラーが発生するなど、万一メモリ回路16を用いたエラー回復方法が有効に働かなかった場合でも、画面上の乱れは小さい面積で済むように画面データを細かく区切って伝送する点に特徴がある。
図9の右側において点線で示すように走査線Dのエラーはメモリ回路16の前の走査線のデータで回復しているが、Eの点線部分で示したように、万一エラー回復できなくても、画面(図9の左側)に(エラーパケット破棄によって)大きな筋が入ったりせず、一部分Yのみの画像乱れで済み、ユーザーに不快感を与えにくくなる。
尚本実施形態の構成も実施形態2の構成を用いるので、ここでは構成及びその説明を省略する。
(実施形態5)
本実施形態は図10に示すように同一シースにそれぞれが平衡伝送路を構成する複数のペア線を設けたケーブル3を用いるもので、デジタルRGB信号を伝送する場合、各ペア線を、R信号、G信号、B信号に割り当て、複雑な信号変換(信号分配)を行う必要をなくしたもので、簡単な構成で、それぞれの信号に対応した送信回路9R、9G,9Bを設けて3ペア線のパラレル伝送を行うようにしたものである。勿論デジタル映像受信装置2側においても、各信号に対応する受信回路10R,10G,10Bを設けててある。尚その他の構成は実施形態2と同じであるので、同じ構成要素には同じ符号を付して説明は省略する。
而して本実施形態では、LANなどで用いられるCAT5ケーブルなどに比べて伝送帯域が狭いインターホン線を3ペア分同一シース内に設けたケーブル3を用いることでも、より大画面、或いはより高精細な映像を伝送することが可能となり、しかもケーブルは1本で済む。その上複数のペア線によりR信号、G信号、B信号の各映像データを独立させてパラレル伝送するため、大画面(例えばVGAサイズ)や、高精細な映像を伝送できるようになる。しかも各伝送路が独立するため回路構成が簡単になり、またR信号、G信号、B信号の内の少なくとも一つの信号で同期信号を送信すればよい。
尚同様にデジタルYUV信号の場合も複数のペア線を用いて並行伝送すれば同様な利点がある。
また図9では3ペア線の場合で示したが、ペア数は特に制限しないし、また必ずしも同一シースでなければならないということでもない。
実施形態1の構成図である。 実施形態1に用いるパケット構成の信号例の説明図である。 図2の信号例の場合のプリアンブル信号例図である。 実施形態1に用いるパケット構成の別の信号例の説明図である。 図4の信号例のプリアンブル信号例図である。 実施形態2の構成図である。 実施形態3の構成図である。 (a)は実施形態3の受信エラー発生時のエラー回復方法の一例の説明図、(b)は実施形態3の受信エラー発生時のエラー回復方法の別の例の説明図である。 実施形態4の受信エラー発生時のエラー回復方法の説明図である。 実施形態5の構成図である。
符号の説明
1 デジタル映像送信装置
2 デジタル映像受信装置
3 ケーブル
4 撮像回路
5 映像入力回路
6 RGB−YUV変換回路
7 信号変換回路
8 デジタル変調回路
9 送信回路
10 受信回路
11 デジタル復調回路
12 信号変換回路
13 YUV−RGB変換回路
14 映像出力回路
15 表示回路
20 玄関子器
21 居室親器

Claims (9)

  1. 映像を撮影する撮像手段を含み、撮像手段で撮影された映像を、赤色信号、緑色信号、青色信号及び、垂直・水平同期信号からなるデジタルRGB信号又は輝度信号、色差信号、水平・垂直同期信号からなるデジタルYUV信号からなるデジタル映像信号として出力する撮像回路と、
    前記撮像回路からのデジタルRGB信号又はデジタルYUV信号からなるデジタル映像信号を取り込む映像入力回路、前記デジタル映像信号をデジタル変調に適合したIQ信号に変換する信号変換回路、該信号変換回路で変換されたIQ信号を多値変調によってデジタル変調するデジタル変調回路、該デジタル変調回路でデジタル変調された映像データ信号をペア線やインターホン線のような平衡伝送路の使用可能帯域内で伝送する送信回路を備えたデジタル映像送信装置と、
    前記平衡伝送路を介して伝送されてくる前記映像データ信号を受信する受信回路、前記映像データ信号からIQ信号に復調するデジタル復調回路、該デジタル復調回路からの復調されたIQ信号をデジタルRGB信号又はデジタルYUV信号形式のデジタル映像信号に変換する信号変換回路、変換されたデジタル映像信号を表示回路へ送出して表示させる映像出力回路を有するデジタル映像受信装置と、
    前記平衡伝送路及び前記表示回路とから成り、
    前記垂直・水平同期信号を、デジタル変調された信号のクロック同期再生用のプリアンブル信号と兼用することを特徴とする映像伝送システム。
  2. 前記デジタル変調回路に用いるデジタル変調方式として、シングルキャリア方式を用いることを特徴とする請求項1記載の映像伝送システム。
  3. 前記デジタル変調回路に用いるデジタル変調方式として、マルチキャリア方式を用いることを特徴とする請求項1記載の映像伝送システム。
  4. 前記プリアンブル信号として、前記デジタル映像信号の垂直・水平同期信号のそれぞれを識別できるように2種類の信号を用意し、該2種類のプリアンブル信号は、プリアンブル長の長さの違いによって識別することを特徴とする請求項1乃至3の何れか記載の映像伝送システム。
  5. 前記プリアンブル信号として、前記デジタル映像信号の垂直・水平同期信号のそれぞれを識別できるように2種類の信号を用意し、該2種類のプリアンブル信号は、プリアンブルの信号パターンの違いによって識別することを特徴とする請求項1乃至3の何れか記載の映像伝送システム。
  6. デジタル変調された信号のプリアンブル信号及び映像データからなるデジタルデータ部分を含めた伝送速度を、RGB信号又はYUV信号の伝送速度に対して余裕を持つように設定し、前記デジタルデータ部分がない期間を誤り検出用信号に割り当て、前記映像受信装置ではデジタル復調後に、垂直・水平同期信号の期間を前記デジタル部分がない期間で再生することを特徴とする請求項1乃至5の何れか記載の映像伝送システム。
  7. 前記デジタル映像受信装置には少なくとも2走査線分以上の走査線データを記憶するメモリ回路を備え、受信した1走査線にエラーが含まれている場合、以前の走査線のデータを前記メモリ回路から読み出してエラー走査線のデータに代えて使用することを特徴とする請求項乃至6の何れか記載の映像伝送システム。
  8. 前記デジタル映像受信装置には少なくとも1フィールド分又は1画面分のデータを記憶するメモリ回路を備え、次の1フィールド又は1画面分の受信期間に受信した走査線にエラーが含まれている場合、前記メモリ回路に記憶している1フィールド分又は1画面のデータから対応する当該走査線のデータを読み出してエラー走査線のデータに代えて使用することを特徴とする請求項1乃至7の何れか記載の映像伝送システム。
  9. 前記映像データ信号を伝送する時の送信データ単位のデータ長を、1走査線を複数に分割した長さとしたことを特徴とする請求項7又は8記載の映像伝送システム。
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