JP4158695B2 - 画像処理方法及び画像処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ページメモリに蓄積されている画像データを高速に回転させることができる画像処理方法及び画像処理装置に関する。
ファクシミリ装置、ディジタル複写機、プリンタ、これらの機能を統合した複合機等の画像データを処理する画像処理装置にあっては、該画像処理装置が読取った画像データ、又は外部装置から入力された画像データを、時計回り又は反時計回りに90度回転させて用紙に記録する機能を備えているものがある(例えば、特許文献1参照)。斯かる画像データの回転処理を用いて、画像データによって描画される図形の長短方向をプリント出力する用紙の長短方向に一致させており、所定の方向にセットされたプリント出力する用紙が用紙切れになった場合であっても、該用紙と90度方向を変えてセットされている他の用紙を用いてプリント出力処理を継続することが可能となる。
従来の画像処理における画像データの回転処理は、ページメモリを使用し、以下のように行われている。すなわち、画像処理装置が読取った画像データ、又は外部装置から入力された画像データを、一旦バッファに蓄積し、所定のページ分の画像データがバッファに蓄積された段階で、後の読出しを考慮して計算されたページメモリの所定のアドレスに、バッファに蓄積された1ページ分の画像データを展開し、展開された画像データを読出して記録部へ送出している。
画像データとして取り扱うカラー画像データの容量は一般に大容量であることから、より高速に画像データを読出し又は書込む必要がある。そのため、例えば4画素を一単位としたバースト読出し又はバースト書込みを行い、バンク単位でアクセスする場合に、例えばバンクを周回させる信号に基づきアドレス制御することで、バンク選択信号が周回するまでの間にプリチャージすることができ、メモリに間断なくアクセスすることで読出し又は書込みの高速化を図るランダムアクセス装置が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2000−268169号公報 特開2002−184175号公報
しかし、画像データの回転処理を行う従来の画像処理装置では、画像データを書込むべきページメモリのアドレスを例えば乗算処理によって計算するための演算装置が必要であり、装置構成の大嵩化及び高コスト化が避けられないという問題がある。また、少なくともページメモリと同容量のバッファを有する必要があり、装置構成の大嵩化及び高コスト化を増長させる原因の1つとなっている。
また、画像データの読出し又は書込みをより高速化するために、例えば4画素を一単位としたバースト読出し又はバースト書込みを行う場合、バンクアクセスの連続性は必ずしも保障されず、プリチャージ時間を十分に確保することができず、メモリに対して高速アクセスできない場合も存在するという問題点もあった。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、従来の装置より小型及び低コストの構成であっても、バースト読出し又はバースト書込み時に確実にデータ読出し又は書込みの高速化を実現し、画像データの回転処理を高速に行うことができる画像処理方法及び画像処理装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために第1発明に係る画像処理方法は、メモリに2次元に展開された1ページ分の画像データに対して、複数の画素を1バンクとしてバースト読出し又はバースト書込みを行う画像処理方法において、前記メモリの各ラインを跨ってバースト読出し又はバースト書込みを行う場合、前記メモリの各ラインの先頭バンクのバンク番号が連続しているか否かを判断し、連続していないと判断された場合、前記メモリの各ラインの最後尾に実データを有さない空きアドレスを1バンク分付加することとし、前記メモリに展開する一単位の行方向の画素の数に相当する複数ラインを1ブロックとし、該ブロックを跨ってバースト読出し又はバースト書込みを行う際に、前記メモリの各ラインの先頭バンクのバンク番号が連続していないと判断された場合、前記メモリの1ブロックの最後尾に実データを有さない空きアドレスを1バンク分付加することを特徴とする。
第1発明の画像処理方法では、メモリに2次元に展開された1ページ分の画像データに対して、複数の画素を1バンクとしてバースト読出し又はバースト書込みが行われ、バースト読出し又はバースト書込みを行う際に行方向の各ラインの先頭バンクのバンク番号が連続しない場合、各ラインの最後尾に実データを有さない空きアドレスを1バンク分付加し、行方向の各ラインの先頭バンクのバンク番号が連続するようにする。これにより、ページメモリにおける書込みアドレスを計算するための演算装置が不要であり、装置の構成の小型化及び低コスト化を図ることができる。また、画像データのバースト読出し又はバースト書込み時に、アクセスするバンク番号が連続していることから、バンク選択番号の周回中にプリチャージする時間を確保することができ、バースト読出し又はバースト書込み時においてもデータ読出し又は書込みの高速化を実現し、画像データの回転処理を高速に行うことが可能となる。
また、バースト読出し又はバースト書込みを行う際に行方向の各ラインの先頭バンクのバンク番号が連続しない場合、メモリの読出し又は書込み単位である1ブロックの最後尾に、実データを有さない空きアドレスを1バンク分付加し、行方向の各ラインの先頭バンクのバンク番号が連続するようにする。これにより、画像データのバースト読出し又はバースト書込み時に、アクセスするバンク番号が連続していることから、バンク選択番号の周回中にプリチャージする時間を確保することができ、バースト読出し又はバースト書込み時においてもデータ読出し又は書込みの高速化を実現し、画像データの回転処理を高速に行うことが可能となる。
発明に係る画像処理装置は、画像データを2次元に展開して蓄積するメモリと、該メモリに蓄積されている画像データに対して、複数の画素を1バンクとしてバースト読出し又はバースト書込みを行う手段とを含む画像処理装置において、前記メモリの各ラインを跨ってバースト読出し又はバースト書込みを行う際に、前記メモリの各ラインの先頭バンクのバンク番号が連続しているか否かを判断する第1判断手段と、該第1判断手段でバンク番号が連続していないと判断された場合、前記メモリの各ラインの最後尾に実データを有さない空きアドレスを1バンク分付加する第1付加手段と、前記メモリに展開する一単位の行方向の画素の数に相当する複数ラインを1ブロックとし、該ブロックを跨ってバースト読出し又はバースト書込みを行う際に、前記メモリの各ラインの先頭バンクのバンク番号が連続しているか否かを判断する第2判断手段と、該第2判断手段でバンク番号が連続していないと判断された場合、前記メモリの1ブロックの最後尾に実データを有さない空きアドレスを1バンク分付加する第2付加手段とを備えることを特徴とする
発明の画像処理装置では、1ページ分の画像データをページメモリに展開し、展開された画像データに対して、複数の画素を1バンクとしてバースト読出し又はバースト書込みが行われ、バースト読出し又はバースト書込みを行う際に各ラインの先頭バンクのバンク番号が連続しない場合、各ラインの最後尾に実データを有さない空きアドレスを1バンク分付加し、各ラインの先頭バンクのバンク番号が連続するようにする。これにより、ページメモリにおける書込みアドレスを計算するための演算装置が不要であり、装置の構成の小型化及び低コスト化を図ることができる。また、画像データのバースト読出し又はバースト書込み時に、アクセスするバンク番号が連続していることから、バンク選択番号の周回中にプリチャージする時間を確保することができ、バースト読出し又はバースト書込み時においてもデータ読出し又は書込みの高速化を実現し、画像データの回転処理を高速に行うことが可能となる。
また、バースト読出し又はバースト書込みを行う際に行方向の各ラインの先頭バンクのバンク番号が連続しない場合、メモリの読出し又は書込み単位である1ブロックの最後尾に、実データを有さない空きアドレスを1バンク分付加し、行方向の各ラインの先頭バンクのバンク番号が連続するようにする。これにより、画像データのバースト読出し又はバースト書込み時に、アクセスするバンク番号が連続していることから、バンク選択番号の周回中にプリチャージする時間を確保することができ、バースト読出し又はバースト書込み時においてもデータ読出し又は書込みの高速化を実現し、画像データの回転処理を高速に行うことが可能となる。
本発明によれば、複雑なアドレス計算を行う回路が不要であり、大容量のバッファを設ける必要もなく、ページメモリの記憶容量分だけ回転した画像データを生成することができることから、回路規模が小さく、必要最低限の容量のバッファを設けることで、画像データの回転処理を行うことができる。また、画像データのバースト読出し又はバースト書込み時に、アクセスするバンクが連続していることから、バンク選択信号の周回中にプリチャージする時間を確保することができ、バースト読出し又はバースト書込み時においてもデータ読出し又は書込みの高速化を実現し、画像データの回転処理を高速に行うことができる。この結果、小規模構成であっても画像データの読出し又は書込みを高速に行うことができ、画像データの回転処理を高速に行うことができる画像処理装置を実現することが可能となる。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面を参照して具体的に説明する。図1は、本発明の画像処理装置としてのファクシミリ複合装置20の構成を示すブロック図である。
ファクシミリ複合装置20は、制御部1、読取部2、記録部3、表示部4、操作部5、ROM6、RAM7、コーデック部8、画像メモリ9、ページメモリ10、バッファ11、モデム12、NCU(Network Control Unit)13、PCインタフェース部14などを備えている。ファクシミリ複合装置20は、読取部2にて原稿を読取って画像データを取得する読取り機能、読取った画像データ、ファクシミリ通信により受信した画像データ、又は外部接続されたPCから受信した画像データに応じた画像を記録部3にて記録する記録機能、及び読取った画像データ又は受信した画像データをファクシミリ送信する送信機能を備える。
制御部1は、具体的にはCPUで構成されており、バス15を介してファクシミリ複合装置20の上述したようなハードウェア各部と接続されており、上述したハードウェア各部を制御するとともに、ROM6に格納された制御プログラムに従って、種々のソフトウェア的機能を実行する。読取部2は、例えばCCDイメージセンサを利用して原稿を読取り、読取った画像データを出力する。具体的には、プラテンガラスに給送された原稿を光学ユニットが照射して走査し、原稿からの反射光をミラー、レンズ等を介してCCDイメージセンサに取り込み、走査された原稿の画像データを読取る。読取られた画像データは、例えばシェーディング処理が施された後に出力される。
記録部3は、電子写真方式のプリンタ装置であって、読取部2で読取った原稿の画像データ、ファクシミリ通信により受信した画像データ、外部のPCから送られてきた画像データ等に応じた画像を用紙にプリント出力する。表示部4は、液晶表示装置、CRTディスプレイ等の表示装置であり、ファクシミリ複合装置20の動作状態を表示したり、ユーザへ操作入力を促す画面を表示したり、送信すべく読取った原稿の画像データ、他のファクシミリ装置、PCから送信された画像データ等の表示を行う。
操作部5は、ファクシミリ複合装置20を操作するために必要な文字キー、テンキー、短縮ダイヤルキー、ワンタッチダイヤルキー、各種のファンクションキー等を備えている。操作部5は、ファンクションキーとして、ページメモリ10及びバッファ11を使用して画像データの回転処理を行うか否かを設定する回転処理設定キー5aを有する。なお、表示部4をタッチパネル方式とすることにより、操作部5の各種のキーの内の一部又は全部を表示部4が代用することも可能である。ROM6は、ファクシミリ複合装置20の動作に必要な種々のソフトウェアのプログラムを予め格納している。RAM7は、SRAM、フラッシュメモリ等で構成されソフトウェアの実行時に発生する一時的なデータを記憶する。コーデック部8は、画像データを符号化圧縮するとともに、符号化圧縮されている画像データを復号する。画像メモリ9は、原稿を読取って符号化した画像データを蓄積する。
ページメモリ10は、SDRAMで構成されており、読取部2にて読取られた1ページ分の画像データ、他のファクシミリ装置又はPCから受信された1ページ分の画像データを蓄積する。ページメモリ10に蓄積して展開された1ページ分の画像データは、記録部3へ読出され、読出された画像データに応じた画像が記録される。バッファ11は4×4のマトリクス状に構成された16個の画素ごとに24個のフリップフロップを有しており、フリップフロップ8個を一組とした多値データを、R、G、Bの値として保持する。そして、ページメモリ10とバッファ11との間では、ページメモリ10の4×4の16画素のデータを一単位としてデータの書込み又は読出しを行うことができ、必要に応じて、上述したデータの書込み又は読出し制御を行うことによって、画像データの回転処理における転置画像データを生成する。
モデム12は、バス15に接続されており、ファクシミリ通信が可能なファクシミリモデムである。また、モデム12は、バス15に接続されたNCU13とも接続されている。NCU13は、公衆電話回線網(PSTN:Public Switched Telephone Network)との回線L1の閉結及び開放の動作を行うハードウェアであり、必要に応じてモデム12をPSTNと接続する。そして、ファクシミリ複合装置20は、PSTNによって他のファクシミリ装置と接続されており、通常のファクシミリ通信が行うことができるようになっている。PCインタフェース部14は、例えばLANの通信線L2を介して外部のPCに接続されており、PCとの間でデータを送受信する。そして、外部のPCで作成・編集された各種の画像データが通信線L2を介してファクシミリ複合装置20(PCインタフェース部14)へ送信され、送信された画像データに応じた画像がファクシミリ複合装置20(記録部3)にて用紙にプリント出力される。
以下、上述した構成のファクシミリ複合装置20における記録処理の動作について説明する。図2は、本発明の実施の形態に係る画像処理装置での記録処理の動作手順を示すフローチャート、図3〜図5は、画像データの時計回り方向への90度回転処理を説明するための図である。
図2に示すように、読取部2で読取られた画像データ、又は他のファクシミリ装置、PCから受信された画像データの1ページ分をページメモリ10に蓄積する(ステップS1)。
次に制御部1は、回転処理設定キー5aが押下げられたか否かに基づいて、回転処理が設定されているか否かを判断する(ステップS2)。回転処理が設定されていない場合(ステップS2:NO)、ページメモリ10に書き込まれた順序と同じ順序で画像データをページメモリ10から記録部3へ読出し(ステップS8)、読出した画像データに対応する画像を記録部3で用紙にプリント出力する(ステップS9)。
画像データの回転処理が設定されている場合(ステップS2:YES)、ページメモリ10に蓄積されている画像データ中の4×4の方形状の16個の画素を一単位(ブロック)として、該1つのブロックのデータをページメモリ10から読出してバッファ11へ書込む(ステップS3)。バッファ11への書込み処理は、バッファ11の行方向にデータを書込む。バッファ11への書込み処理が終了した後、バッファ11に書込まれたデータを列方向から読出し、読出したデータをページメモリ10の元の4×4のメモリ領域に書込む(ステップS4)。これにより、回転処理のための中間データとして、転置画像データが生成される。制御部1は、ページメモリ10に蓄積されている1ページにわたって4×4画素を一単位とする転置画像データ生成が完了したか否かを判断し(ステップS5)、完了していない場合には(ステップS5:NO)、動作がステップS3に戻って、次のブロックにおける転置画像データを生成する。1ページにわたって転置画像データ生成が完了した場合には(ステップS5:YES)、動作がステップS6に進む。
図3は、ページメモリ10での最初のデータ蓄積状態を示す図である。図3に示すように、1ページ分の画像データは、行方向3個、列方向2個ずつの計6個のブロックに分けられている。図4は、バッファ11との間でのデータ読出し又は書込みによって得られた転置画像データを示す図である。図3及び図4での斜線部は、転置前に読出されたデータが、転置後にどの位置へ書込まれているのかを示している。
次いで、読出しアドレスを制御して、転置画像データをページメモリ10から記録部3へ読出し(ステップS6)、読出した転置画像データに応じた回転画像を、記録部3で用紙にプリント出力する(ステップS7)。ページメモリ10からの各ラインの読出しは、図4の左端欄外に記載した順序で行われ、2つのブロックで交互に1ラインずつ読出される。斯かる読出しアドレスの制御によって、図5に示すような時計回りに90度回転した画像が得られる。
ところで、本実施の形態では、4×4画素を一単位として転置画像データを生成するようにしているため、ページメモリ10へ1ページ分すべての画像データの蓄積が終了してから転置画像データの生成を開始する必要はなく、4ラインのデータ蓄積が終了する毎に転置画像データの生成を開始することが可能である。図6は、回転記録処理の動作手順を示すフローチャート、図7は、ページメモリ10のデータ書込み状態を示す図である。なお、図7において、ピッチが広いハッチング領域は転置前の画像データを示しており、ピッチが狭いハッチング領域は転置画像データを示している。なお、以下の説明は、カラー画像データを用いる場合を例に挙げて説明する。
図6で、ページメモリ10への画像データの蓄積を開始すると(ステップS61、図7(a))、制御部1は、4ライン分の画像データが蓄積されたか否かを判断する(ステップS62)。4ライン分が蓄積された場合(ステップS62:YES、図7(b))、ページメモリ10に蓄積されている4×4の方形状の16個の画素からなるブロックのデータをページメモリ10から読出してバッファ11の行方向に書き込み(ステップS63)、次いで、バッファ11に書込まれているデータを列方向から読出してページメモリ10の元の4×4のメモリ領域に書込む(ステップS64)ことにより、転置画像データを生成する(図7(c))。なお、この場合、以降のラインにおける画像データの蓄積処理は、該転置画像データ生成処理と並行して行われる。
制御部1は、1ページにわたって転置画像データ生成を完了したか否かを判断して(ステップS65)、完了していない場合には(ステップS65:NO)、動作がステップS62に戻り、同様に次の4ラインにおける転置画像データを生成する(図7(d)、(e))。1ページにわたって転置画像データ生成が完了した場合には(ステップS65:YES、図7(f)、図7(g))、読出しアドレスを制御して転置画像データを読出し(ステップS66、図7(h))、時計回りに90度回転した画像をプリント出力する(ステップS67)。
これにより、ページメモリ10への画像データの蓄積処理と転置画像データの生成処理とを並行して行うことができることから、1ページ分の画像データの蓄積完了から転置画像データの読出し開始までの遅延時間を、1ページ分の転置画像データ生成に要する時間まで短縮することができ、画像データの回転処理に必要な時間全体を大幅に短縮することが可能となる。
次に、SDRAMを使用するページメモリ10のアドレス制御について説明する。図8は、SDRAMにおけるデータの読出し動作を示すタイミングチャートである。図9は、SDRAMにおけるデータの書込み動作を示すタイミングチャートである。図8及び図9において、/ACKはDMA転送許可信号を、/RASはローアドレスストローブを、/CASはカラムアドレスストローブを、/WEは書込み許可信号を、BSはバンク選択信号を、A10はアドレスバス信号を、ADDは読出しアドレス又は書込みアドレス信号を、Dinは入力を、Doutは出力を、それぞれ示している。図8及び図9に示すように、バースト長を4ワード(4画素分)とし、4ワードを一組としてバースト読出し又はバースト書込みを行う。一組4ワードのデータのバースト読出し及びバースト書込みを完了した場合、次の一組のバースト読出し又はバースト書込みでは、異なるバンクにアクセスするようアドレス制御を行う。
図10(a)、(b)、図11(c)、(d)は、それぞれkを整数とし、1ラインが4kワード、(4k+1)ワード、(4k+2)ワード、(4k+3)ワードで構成される場合に、4ワードを一組としてバースト読出し又はバースト書込みを行う場合のアドレスとバンクとの関係を示す図である。1ラインが4kワードで構成される場合、すなわち1ラインのワード数が4の倍数である場合には、図10(a)に示すように、4ワードを一組としてデータのバースト書込みとバースト読出しを行ってもラインの後端部に端数アドレスが生じない。しかし、1ラインが4kワードで構成されない場合、すなわち1ラインのワード数が4の倍数でない場合には、図10(b)、図11(c)、図11(d)に示すように、4ワードを一組としてバースト読出し又はバースト書込みを行った場合、ラインの後端部に端数アドレスが生じる。したがって、バースト読出し又はバースト書込みを行った場合、複数ラインに跨るデータを、正しく読出し又は書込みすることができない。
そこで、1ラインが4kワード以外で構成される場合には、各ラインの最後に実データが存在しない所定の数の無効アドレスを付加する。つまり、各ラインのワード数を4の倍数にするために、所定の数の無効アドレスを最後尾に付加している。図10(b)、図11(c)、(d)は、それぞれ1ラインが(4k+1)ワード、(4k+2)ワード、(4k+3)ワードで構成される場合に、各ラインの最後尾に、それぞれ3ワード、2ワード、1ワードの無効アドレスを付加した場合のアドレスとバンクとの関係を示す図である。図10(b)、図11(c)、(d)からも明らかなように、それぞれ3ワード、2ワード、1ワードの無効アドレスを最後尾に付加することにより、次のラインに対するバースト読出し又はバースト書込みを行う場合に必ずバンクの先頭アドレスから開始することができ、4ワードを一組としたバーストアクセスを正しく行うことが可能となる。
次に、転置画像データを生成する場合について説明する。転置画像データを生成する場合、横方向(主走査方向)ではなく縦方向(副走査方向)でデータのバースト書込み又はバースト読出しを行う。図12(a)、(b)、図13(c)、(d)はそれぞれ、pを整数とし、1ラインが4p−3〜4pワード、4(p+1)−3〜4(p+1)ワード、4(p+2)−3〜4(p+2)ワード、4(p+3)−3〜4(p+3)ワードで構成される場合に、4ワードを一単位としたバースト書込み又はバースト読出しを行った場合のアドレスとバンクとの関係を示す図である。1ラインが4(p+1)−3〜4(p+1)ワード又は4(p+3)−3〜4(p+3)ワードで構成される場合には、1列目のアクセスバンクがそれぞれ0、1、2、3、・・・又は0、3、2、1、・・・となり、連続したバンクアクセスを行うことが可能である。これに対して、1ラインが4p−3〜4pワード、又は4(p+2)−3〜4(p+2)ワードで構成される場合には、1列目のアクセスバンクがそれぞれ0、0、0、0、・・・又は0、2、0、2、・・・となり、連続したバンクアクセスを行うことができない。
そこで、1ラインが4p−3〜4pワード、又は4(p+2)−3〜4(p+2)ワードで構成される場合には、各ラインの最後に実データが存在しない4個、すなわち1バンク分のアドレスを付加する。つまり、各ラインが奇数バンク数を有するようにするために、実データが存在しない1バーストアクセス分の無効アドレスを最後尾に付加している。図14(a)、(b)は、それぞれ1ラインが4p−3〜4pワード、又は4(p+2)−3〜4(p+2)ワードで構成される場合に、各ラインの最後尾に1バンク分(4ワード分)の無効アドレスを付加した場合のアドレスとバンクとの関係を示す図である。図14(a)、(b)からも明らかなように、1バンク分(4ワード分)の無効アドレスを最後尾に付加することにより、1列目のアクセスバンクがそれぞれ0、1、2、3、・・・又は0、3、2、1、・・・の順序で周回するようになり、連続したバンクアクセスを行うことが可能となる。
次に、生成した転置画像データを回転画像データとしてページメモリ10から読み出す場合について説明する。図15は、各ブロックの各ラインにおけるバンクを示す図である。4×4画素を一単位として転置画像データを生成しているため、図15において、1ブロックの1ライン1組目、2ブロックの1ライン1組目、3ブロックの1ライン1組目、・・・、最終ブロックの1ライン1組目、1ブロックの2ライン1組目、2ブロックの2ライン1組目、・・・、最終ブロックの2ライン1組目、・・・1ブロックの4ライン1組目、・・・、最終ブロックの4ライン1組目、1ブロックの1ライン2組目、・・・最終ブロックの4ライン8組目の順でアクセスすることになる。このとき、アクセスするバンクは、各ブロックの1ライン1組目で0、0、0、・・・、0、各ブロックの2ライン1組目で1、1、1、・・・、1、となり、同じバンクを周回することになるので、連続したバンクアクセスを行うことができない。
そこで、各ブロックでの4ライン(最終ライン)目の最後に実データが存在しない1組(1バンク分)の無効アドレスを付加する。つまり、4ライン(最終ライン)目の最後尾に、バースト読出し又はバースト書込みの一単位である1バンク分の無効アドレスを付加している(図16の黒矢印が示すアドレス)。図16は、4ライン(最終ライン)目の最後尾に1バンク分(4ワード)の無効アドレスを付加した場合のアドレスとバンクとの関係を示す図である。図16は、1ラインが4q−3〜4qワード(qは整数)で構成される場合の例を示しており、各ブロックの4ライン目の最後に1バンク分の無効アドレスを付加している。1ラインが4q−3〜4qワードで構成されているので、前述したように各ラインの最後に1バンク分の無効アドレスを設けており、4ライン目では2バンク分(8ワード)の無効アドレスが設けられることになる。なお、1ラインが(4k+1)ワード、(4k+2)ワード、(4k+3)ワードで構成される場合については図示しないが、1ラインが4kワードで構成される場合と同様に各ブロックの4ライン目の最後に1バンク分の無効アドレスを付加する。
このように1バンク分の無効アドレスを4ライン(最終ライン)目に付加することにより、図17に示すように、1ブロックの1ライン1組目、2ブロックの1ライン1組目、3ブロックの1ライン1組目、・・・の順にアクセスバンクが0、1、2、・・・となり、異なるバンクで周回するようになり、連続したバンクアクセスを行うことが可能となる。
なお、上述した実施の形態では、4×4画素を一単位として転置画像データを生成する場合について説明しているが、特に4×4画素に限定されるものではなく、例えば8×8画素を一単位としても良いし、正方の画素ブロックを一単位とするものであればnの値は任意で良い。
また、本実施の形態ではファクシミリ複合装置を例として説明しているが、ファクシミリ装置、ディジタル複写機、プリンタ等、取得した画像データを回転して出力する全ての装置に本発明を適用できることは言うまでもない。
本発明の画像処理装置(ファクシミリ複合装置)の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る画像処理装置での記録処理の動作手順を示すフローチャートである。 画像データの時計回り方向への90度回転処理を説明するための図である。 画像データの時計回り方向への90度回転処理を説明するための図である。 画像データの時計回り方向への90度回転処理を説明するための図である。 回転記録処理の動作手順を示すフローチャートである。 ページメモリのデータ書込み状態を示す図である。 SDRAMにおけるデータの読出し動作を示すタイミングチャートである。 SDRAMにおけるデータの書込み動作を示すタイミングチャートである。 1ラインが4kワード、又は(4k+1)ワードで構成される場合のアドレスとバンクとの関係を示す図である。 1ラインが(4k+2)ワード、又は(4k+3)ワードで構成される場合のアドレスとバンクとの関係を示す図である。 1ラインが4p−3〜4pワード、又は4(p+1)−3〜4(p+1)ワードで構成される場合のアドレスとバンクとの関係を示す図である。 1ラインが4(p+2)−3〜4(p+2)ワード、又は4(p+3)−3〜4(p+3)ワードで構成される場合のアドレスとバンクとの関係を示す図である。 本発明における各ラインでの無効アドレスを付加した場合のアドレスとバンクとの関係を示す図である。 各ブロックの各ラインにおけるバンクを示す図である。 4ライン目の最後尾に1バンク分の無効アドレスを付加した場合のアドレスとバンクとの関係を示す図である。 連続したバンクアクセスが可能であることを示す図である。
符号の説明
1 制御部
2 読取部
3 記録部
5 操作部
5a 回転処理設定キー
6 ROM
7 RAM
10 ページメモリ
11 バッファ

Claims (2)

  1. メモリに2次元に展開された1ページ分の画像データに対して、複数の画素を1バンクとしてバースト読出し又はバースト書込みを行う画像処理方法において、前記メモリの各ラインを跨ってバースト読出し又はバースト書込みを行う場合、前記メモリの各ラインの先頭バンクのバンク番号が連続しているか否かを判断し、連続していないと判断された場合、前記メモリの各ラインの最後尾に実データを有さない空きアドレスを1バンク分付加することとし、前記メモリに展開する一単位の行方向の画素の数に相当する複数ラインを1ブロックとし、該ブロックを跨ってバースト読出し又はバースト書込みを行う際に、前記メモリの各ラインの先頭バンクのバンク番号が連続していないと判断された場合、前記メモリの1ブロックの最後尾に実データを有さない空きアドレスを1バンク分付加することを特徴とする画像処理方法。
  2. 画像データを2次元に展開して蓄積するメモリと、該メモリに蓄積されている画像データに対して、複数の画素を1バンクとしてバースト読出し又はバースト書込みを行う手段とを含む画像処理装置において、前記メモリの各ラインを跨ってバースト読出し又はバースト書込みを行う際に、前記メモリの各ラインの先頭バンクのバンク番号が連続しているか否かを判断する第1判断手段と、該第1判断手段でバンク番号が連続していないと判断された場合、前記メモリの各ラインの最後尾に実データを有さない空きアドレスを1バンク分付加する第1付加手段と、前記メモリに展開する一単位の行方向の画素の数に相当する複数ラインを1ブロックとし、該ブロックを跨ってバースト読出し又はバースト書込みを行う際に、前記メモリの各ラインの先頭バンクのバンク番号が連続しているか否かを判断する第2判断手段と、該第2判断手段でバンク番号が連続していないと判断された場合、前記メモリの1ブロックの最後尾に実データを有さない空きアドレスを1バンク分付加する第2付加手段とを備えることを特徴とする画像処理装置。
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