JP4144547B2 - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4144547B2
JP4144547B2 JP2004097787A JP2004097787A JP4144547B2 JP 4144547 B2 JP4144547 B2 JP 4144547B2 JP 2004097787 A JP2004097787 A JP 2004097787A JP 2004097787 A JP2004097787 A JP 2004097787A JP 4144547 B2 JP4144547 B2 JP 4144547B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image data
transposition
memory
page
partial image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004097787A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005286697A (ja
Inventor
敏行 惣司
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Machinery Ltd filed Critical Murata Machinery Ltd
Priority to JP2004097787A priority Critical patent/JP4144547B2/ja
Priority to US11/086,090 priority patent/US20050213163A1/en
Publication of JP2005286697A publication Critical patent/JP2005286697A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4144547B2 publication Critical patent/JP4144547B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Image Processing (AREA)
  • Storing Facsimile Image Data (AREA)
  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)

Description

本発明は、メモリに蓄積されている1ページ分の画像データの複数種の回転パターンに応じた回転出力が同時に得られる画像処理装置に関する。
ファクシミリ装置、ディジタル複写機、プリンタ、またはそれらの機能を統合した複合機などの画像データを処理する画像処理装置にあっては、自身が読み取った画像データ、または外部装置から入力された画像データを、時計回りまたは反時計回りに90度回転させて用紙に記録する機能を備えているものがある(例えば、特許文献1及び2参照)。このような画像データの回転処理は、画像データによって描画される図形の長短方向を用紙の長短方向に一致させて見やすくする場合、所定の方向にセットされた用紙がなくなってもこれと90度方向を変えてセットされている他の用紙で記録処理を継続する場合などに、有用である。
画像処理装置における画像データの回転処理は、ページメモリを使用して、従来、以下のように行われることが一般的である。自身が読み取った画像データ、または外部装置から入力された1ページ分の画像データを、一旦ページメモリに蓄積する。蓄積された画像データから行方向及び列方向に同数の画素を単位とする部分画像データを読み出し、読み出した部分画像データを転置させ、転置させた部分画像データをページメモリの元のアドレスに書き込む動作を、1ページ分の画像データにわたって行って、回転処理のための転置画像データを生成する。そして、この転置画像データを所望の順序で読み出すことにより、回転処理された画像データを出力する。
特開平6−105118号公報 特開2000−268169号公報
画像処理装置においては、処理効率の向上を図るために、1つの1ページ分の画像データについて、該画像データを第1回転パターン(例えば、時計回りに90度回転)で回転させた画像データと、該画像データを第2回転パターン(例えば、反時計回りに90度回転)で回転させた画像データとを、画像処理装置内の異なるハードウェアへそれぞれ送出する場合がある。一例として、記録装置へは時計回りに90度回転させた画像データを送出し、画像データの符号化処理を行うコーデック部へは反時計回りに90度回転させた画像データを送出する場合などが存在する。このような場合、これらの2種類の回転パターンにおける画像データを同時に得て、対応するハードウェアそれぞれへ同時に送出することが、処理効率の向上を図る観点において有効である。
しかしながら、上述した従来の画像処理装置では、ぺージメモリから読み出した部分画像データを転置させてぺージメモリの元のアドレスに書き込むようにしているため、複数種の回転パターンに応じた画像データ(例えば、時計回りに90度回転させた画像データと反時計回りに90度回転させた画像データ)を同時に出力することができないという問題がある。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、複数種夫々の回転パターンに応じて転置させた部分画像データを元の画像データとは異なる記憶領域に蓄積するようにすることにより、回転パターンが異なる複数種の画像データを同時に出力でき、また、元の画像データと転置させた部分画像データとを連続してメモリの記憶領域に蓄積することにより、メモリの記憶領域を有効に使用できる画像処理装置を提供することを目的とする。
第1発明に係る画像処理装置は、1ページ分の画像データを複数種の転置パターン夫々で転置して出力する処理を行う画像処理装置において、1ページ分の画像データを蓄積するメモリと、該メモリに蓄積されている前記画像データの一部である部分画像データを蓄積するバッファと、前記部分画像データの該バッファへの読出し及び前記部分画像データの該バッファから前記メモリへの書込みによって、前記複数種の転置パターン夫々に応じた前記部分画像データの転置処理を実行する手段と、前記メモリから前記複数種の転置パターン夫々に応じた転置処理後の部分画像データを同時に読み出す手段とを備え、前記メモリは、書き込まれるべき転置処理後の部分画像データのデータ量に応じた記憶領域を、前記1ページ分の画像データが蓄積される記憶領域に連続して設けてあることを特徴とする。
第1発明の画像処理装置にあっては、メモリに蓄積された1ページ分の画像データに対して、その1ページ分の画像データの一部である複数画素を単位とした部分画像データを読み取って行方向と列方向とを入れ替えた転置処理を複数種の回転パターン夫々に応じて施し、各回転パターンに対応する転置処理後の部分画像データを、メモリの元の1ページ分の画像データとは異なる記憶領域に書き込む。よって、元の1ページ分の画像データが書き換えられることがない。そして、複数種の転置処理後の部分画像データを、それらの読出しアドレスを制御して読み出すことにより、回転パターンが異なる複数種の画像データを同時に出力する。また、転置処理後の部分画像データを蓄積するために必要最低限の記憶領域を、メモリ内で、転置処理されていない元の画像データを蓄積する記憶領域に連続して確保する。よって、無駄な記憶領域を確保しておくことがなくなり、メモリの有効な利用を図れる。
第2発明に係る画像処理装置は、第1発明において、前記メモリは、転置処理後の部分画像データが書き込まれる記憶領域に連続して、次ページの転置処理されていない画像データが蓄積される記憶領域を設けてあることを特徴とする。
第2発明の画像処理装置にあっては、メモリ内で、前のページにおける転置処理後の部分画像データを蓄積する記憶領域に連続して、次の1ページ分の転置処理されていない画像データを蓄積する記憶領域を確保する。よって、記憶領域の使用に無駄がなく、メモリの有効な利用を図れる。
第3発明に係る画像処理装置は、第1または第2発明において、前記メモリは、前記複数種の転置パターン夫々に応じた転置処理後の部分画像データを書き込むための記憶領域を、各転置パターン毎に2つずつ有しており、各転置パターン毎の該2つの記憶領域における部分画像データの書込み動作と部分画像データの読出し動作とを、前記2つの記憶領域夫々で交互に行うようにしたことを特徴とする。
第3発明の画像処理装置にあっては、複数種の回転パターン夫々について、転置処理後の部分画像データを書き込むために2つずつの記憶領域がメモリに設定されており、各回転パターン毎の2つの記憶領域における部分画像データの書込み動作と部分画像データの読出し動作とを交互に行う。よって、少ない記憶領域の利用で効率良く転置処理後の部分画像データ(回転させた画像データ)を出力する。
本発明では、メモリに蓄積された1ページ分の画像データから読み出して複数種の回転パターン夫々に応じて転置処理した後の部分画像データを、メモリの元のアドレスではなく、1ページ分の画像データが蓄積されている記憶領域とは異なる記憶領域に書き込むようにしたので、回転パターンが異なる複数種の画像データを同時に出力することができる。また、転置処理後の部分画像データの書込み領域を、元の画像データの蓄積領域に連続して設けるようにしたので、メモリの記憶領域を無駄なく使用することができる。
また、転置処理後の部分画像データの書込み領域に連続して、次ページの転置処理されていない画像データの蓄積領域を設けるようにしたので、メモリの記憶領域を無駄なく使用することができる。
更に、2つの記憶領域を用いて交互に部分画像データの書込み動作と読出し動作とを行うようにしたので、少ない記憶領域の利用で効率良く回転させた画像データを出力することができる。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面を参照して具体的に説明する。図1は、本発明の画像処理装置としてのファクシミリ複合装置20の構成を示すブロック図である。
ファクシミリ複合装置20は、制御部1,読取部2,記録部3,表示部4,操作部5,ROM6,RAM7,コーデック部8,画像メモリ9,ページメモリ10,バッファ11,モデム12,NCU(Network Control Unit)13,PCインタフェース部14などを備えている。ファクシミリ複合装置20は、読取部2にて原稿を読み取って画像データを得る読取機能、読み取った画像データ、ファクシミリ通信により受信した画像データ、または外部接続されたPCから受信した画像データに応じた画像を記録部3にて記録する記録機能、及び、読み取った画像データまたは受信した画像データをファクシミリ送信する送信機能を併せ持っている。
制御部1は、具体的にはCPUで構成されており、バス15を介してファクシミリ複合装置20の上述したようなハードウェア各部と接続されていて、それらを制御すると共に、ROM6に格納された制御プログラムに従って、種々のソフトウェア的機能を実行する。読取部2は、例えばCCDイメージセンサを利用して原稿を読み取り、読み取った画像データを出力する。
記録部3は、電子写真方式のプリンタ装置であって、読取部2にて読み取った原稿の画像データ、ファクシミリ通信により受信した画像データ、外部のPCから送られてきた画像データなどに応じた画像を用紙にプリントアウトする。表示部4は、液晶表示装置またはCRTディスプレイ等の表示装置であり、ファクシミリ複合装置20の動作状態を表示したり、ユーザへ操作入力を促す画面を表示したり、送信すべく読み取った原稿の画像データ、他のファクシミリ装置またはPCから送信された画像データなどの表示を行う。
操作部5は、ファクシミリ複合装置20を操作するために必要な文字キー,テンキー,短縮ダイヤルキー,ワンタッチダイヤルキー,各種のファンクションキーなどを備えている。操作部5は、ファンクションキーとして、ページメモリ10及びバッファ11を使用して画像データの回転処理を行うか否か、及びその回転のパターン(時計回りに90度または反時計回りに90度)を設定する回転処理設定キー5aを有する。なお、表示部4をタッチパネル方式とすることにより、操作部5の各種のキーの内の一部または全部を代用することも可能である。
ROM6は、ファクシミリ複合装置20の動作に必要な種々のソフトウェアのプログラムを予め格納している。RAM7は、SRAMまたはフラッシュメモリ等で構成され、ソフトウェアの実行時に発生する一時的なデータを記憶する。コーデック部8は、画像データを圧縮符号化すると共に、圧縮符号化されている画データを復号する。画像メモリ9は、原稿を読み取って符号化した画データ、他のファクシミリ装置またはPCから受信して符号化した画データなどを蓄積する。
ページメモリ10は、例えばSDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)にて構成されており、読取部2にて読み取られた1ページ分の画像データ、他のファクシミリ装置またはPCから受信された1ページ分の画像データを蓄積する。また、ページメモリ10は元の画像データを複数種の回転パターン夫々に応じて転置してなる転置画像データを、元の画像データとは異なるバッファ領域に蓄積する。
図2は、ページメモリ10の構成を示す図であり、ページメモリ10は、転置されていない元の1ページ分の画像データを蓄積する元バッファ領域10aと、元の1ページ分の画像データの一部を第1回転パターン(時計回り90度回転)に応じて転置してなる第1転置部分画像データを蓄積する2個の第1転置バッファ領域10b及び第2転置バッファ領域10cと、元の1ページ分の画像データの一部を第2回転パターン(反時計回り90度回転)に応じて転置してなる第2転置部分画像データを蓄積する2個の第3転置バッファ領域10d及び第4転置バッファ領域10eとを有しており、第1,第2,第3,第4転置バッファ領域10b,10c,10d,10eは、元バッファ領域10aに連続している。これらの第1,第2,第3,第4転置バッファ領域10b,10c,10d,10eの大きさは、対象となる元の画像データの回転に最低限必要なサイズであり、元の画像データに応じて演算される。よって、これらの転置バッファ領域のアドレスは可変である。
ここで、各第1,第2,第3,第4転置バッファ領域10b,10c,10d,10eとして必要な記憶容量の具体的な演算手法について説明する。画像データを2値データとし、転置単位をn×n画素とし、1ページ分の蓄積画像データがyラインである場合、a,bを自然数(但し、0<b<n)として各転置バッファ領域10b,10c,10d,10eに必要な記憶容量Mは以下のようになる。
(1)y=a×nのとき
M=a×n2 (ビット) …(式1)
(2)y=a×n+bのとき
M=(a+1)×n2 (ビット) …(式2)
また、これらの第1,第2,第3,第4転置バッファ領域10b,10c,10d,10eに連続して、次ページ分の画像データを蓄積する元バッファ領域10aを設けている。このように、ページメモリ10内で、元バッファ領域10a及び必要最低限の第1,第2,第3,第4転置バッファ領域10b,10c,10d,10eを連続して設けているため、ページメモリ10の記憶領域の使用に全く無駄がない。
ページメモリ10に蓄積された元の画像データまたは複数種の転置部分画像データは記録部3に読み出されて、その画像データに応じた通常画像または回転画像がシートに記録されるようになっている。また、元の画像データまたは複数種の転置部分画像データは、圧縮符号化のためにコーデック部8へ出力されるようになっている。そして、効率性の向上を図るべく、同じページに基づく回転パターンが異なる転置部分画像データ(例えば、時計回り90度回転に応じた転置部分画像データと反時計回り90度回転に応じた転置部分画像データ)が、記録部3,コーデック部8夫々へ同時に出力されることがある。
バッファ11は、n×n(n;自然数)のマトリクス状に構成されたn2 個のフリップフロップを2組有しており、各フリップフロップは各画素の2値データを保持する。そして、ページメモリ10とバッファ11との間では、ページメモリ10のn×nのn2 画素のデータを単位としてデータの書込み/読出しが行えるようになっており、必要に応じて、このデータの書込み/読出し制御によって、画像データの複数種の回転パターン夫々に基づく回転処理における転置画像データの生成が行われる。
モデム12は、バス15に接続されており、ファクシミリ通信が可能なファクシミリモデムから構成されている。また、モデム12は、同様にバス15に接続されたNCU13と直接的に接続されている。NCU13は、公衆電話回線網(PSTN:Public Switched Telephone Network)との回線L1の閉結及び開放の動作を行うハードウェアであり、必要に応じてモデム12をPSTNと接続する。そして、ファクシミリ複合装置20は、PSTNによって他のファクシミリ装置と接続されており、通常のファクシミリ通信が行えるようになっている。PCインタフェース部14は、LAN等の通信線L2を介して外部のPCに接続されており、PCとの間でデータのやりとりを行う。そして、外部のPCで作成・編集された各種の画像データが通信線L2を介してファクシミリ複合装置20(PCインタフェース部14)へ送信され、送信された画像データに応じた画像がファクシミリ複合装置20(記録部3)にて用紙にプリントアウトされるようになっている。
以下、このような構成をなすファクシミリ複合装置20における画像データの出力処理について、転置単位であるnを8とすると共に、時計回り90度回転における転置画像データを記録部3へ、反時計回り90度回転における転置画像データをコーデック部8へ同時に出力する場合を例にして説明する。
1ページ分の画像データをページメモリ10の元バッファ領域10aへ蓄積する。図3は、この元バッファ領域10aにおける元の画像データの蓄積状態を示す図である。この例ではライン数はy=24である。記録部3及びコーデック部8へ、以下のように転置処理が施された転置画像データが出力される。
各第1,第2,第3,第4転置バッファ領域10b,10c,10d,10eとして必要な記憶容量を演算する。転置単位がn=8であり、ライン数がy=24であるため、a=3となり、上述した(式1)に従って、転置バッファ領域10b,10c,10d,10eそれぞれに必要な記憶容量Mは、M=3×82 =192(ビット)となる。
ページメモリ10の元バッファ領域10aに蓄積されている画像データ中の8×8の方形状の64個の画素を単位(ブロック)として、その1つのブロックのデータをページメモリ10から読み出してバッファ11にその行方向にデータを書き込み、この書込みが終了した後、バッファ11に書き込まれているデータをその列方向から読み出し、読み出したデータをページメモリ10の第1転置バッファ領域10bまたは第2転置バッファ領域10cに書き込む。このようにして、時計回り90度回転処理のための中間データとしての第1転置部分画像データを生成する。図4は、これらの第1転置バッファ領域10b及び第2転置バッファ領域10cにおける第1転置部分画像データの蓄積状態を示す図である。演算にて求めた必要最低限の第1転置バッファ領域10b及び第2転置バッファ領域10cを、元バッファ領域10aに連続して設けているため、無駄がなく、ページメモリ10の記憶領域を有効に使用できる。
一方、上記処理とは転置単位の処理順序を異ならせて、ページメモリ10の元バッファ領域10aに蓄積されている画像データ中の8×8の方形状の64個の画素を単位(ブロック)として、その1つのブロックのデータをページメモリ10から読み出してバッファ11にその行方向にデータを書き込み、この書込みが終了した後、バッファ11に書き込まれているデータをその列方向から読み出し、読み出したデータをページメモリ10の第3転置バッファ領域10dまたは第4転置バッファ領域10eに書き込むことにより、反時計回り90度回転処理のための中間データとしての第2転置部分画像データを生成する。図5は、これらの第3転置バッファ領域10d及び第4転置バッファ領域10eにおける第2転置部分画像データの蓄積状態を示す図である。この第3,第4転置バッファ領域10d,10eも第1,第2転置バッファ領域10b,10cに連続して設けて、ページメモリ10の記憶領域の有効利用を図っている。
そして、第1転置バッファ領域10b,第2転置バッファ領域10cに蓄積されている第1転置部分画像データを読み出して記録部3へ出力すると共に、第3転置バッファ領域10d,第4転置バッファ領域10eに蓄積されている第2転置部分画像データを読み出してコーデック部8へ出力する。この際、一方の転置バッファ領域がデータで一杯になった時点で、他方の転置バッファ領域を選択して同様の転置部分画像データ生成処理を続けると共に、一方の転置バッファ領域から転置部分画像データを読み出す。このように、第1転置バッファ領域10bと第2転置バッファ領域10c、及び、第3転置バッファ領域10dと第4転置バッファ領域10eとにおいて、転置部分画像データの書込み動作と転置部分画像データの読出し動作とを交互に行う。1ページ分の出力が完了するまで、このような処理を繰り返すことにより、図6に示すような時計回り90度回転に応じた1ページ分の転置画像データを記録部3へ出力できると共に、図7に示すような反時計回り90度回転に応じた1ページ分の転置画像データをコーデック部8へ出力できる。なお、元バッファ領域10aに蓄積されている元の画像データは書き換えられていないため、これらの転置画像データを記録部3,コーデック部8へ出力している間に、この転置されていない元の画像データを読み出して更に別のハードウェアへ同時に出力することも可能である。
以上のようにして、回転パターンが異なる複数種の画像データを、異なるハードウェア夫々へ同時に出力することが可能となる。
図8は、このような転置画像データ生成・出力処理の動作手順の一例を示すフローチャートである。
読取部2にて読み取られた画像データ、または他のファクシミリ装置,PCから受信された画像データの1ページ分をページメモリ10の元バッファ領域10aに蓄積する(ステップS1)。制御部1は、読出し指示があったか否かを判断し(ステップS2)、ない場合には(S2:NO)、読出し指示の監視を続ける。読出し指示があった場合(S2:YES)、制御部1は、設定されている回転パターンの種類(時計回りに90度及び反時計回りに90度)を検出すると共に(ステップS3)、各第1,第2,第3,第4転置バッファ領域10b,10c,10d,10eとして必要な記憶容量を演算し、演算した容量分の記憶領域をページメモリ10に確保する(ステップS4)。そして、以下に述べるS5〜S12の動作を、第1回転パターン(時計回り90度回転)と第2回転パターン(反時計回り90度回転)とに関して並列的に行う。
元バッファ領域10aに蓄積されている画像データ中の8×8の方形状の64個の画素を単位(ブロック)として、その1つのブロックのデータを元バッファ領域10aから読み出してバッファ11に書き込む(ステップS5)。この場合、バッファ11の行方向にデータを書き込んでいく。この書込みが終了した後、バッファ11に書き込まれているデータをその列方向から読み出し、読み出したデータをページメモリ10の一方の転置バッファ領域(例えば第1転置バッファ領域10bまたは第3転置バッファ領域10d)に書き込む(ステップS6)。
制御部1は、1ページ分の画像データにわたる転置処理(バッファ11への書込み/読出し動作)が完了したか否かを判断する(ステップS7)。完了していない場合に(S7:NO)、制御部1は、その一方の転置バッファ領域が空いているか否かを判断する(ステップS8)。空いている場合には(S8:YES)、動作がS5に戻って、一方の転置バッファ領域に対する転置部分画像データの生成処理を繰り返す。
一方の転置バッファ領域が空いていない場合に(S8:NO)、制御部1は、他方の転置バッファ領域(例えば第2転置バッファ領域10cまたは第4転置バッファ領域10e)を選択すると共に(ステップS9)、その一方の転置バッファ領域に蓄積されている転置部分画像データの読出し/出力を開始し(ステップS10)、動作がS5に戻って、他方の転置バッファ領域に対する転置部分画像データの生成処理を行う。本発明ではこのように、一方の転置バッファ領域において転置部分画像データの読出し動作がなされている間に、他方の転置バッファ領域において転置部分画像データの書込み動作を行い、一方の転置バッファ領域において転置部分画像データの書込み動作がなされている間に、他方の転置バッファ領域において転置部分画像データの読出し動作を行うようにしており、即ち、転置部分画像データの書込み動作と転置部分画像データの読出し動作とを、2つの第1転置バッファ領域10bと第2転置バッファ領域10c、及び、第3転置バッファ領域10dと第4転置バッファ領域10eとで交互に行うようにしており、少ない記憶領域の使用でも、その動作効率が極めて良い。
1ページ分の画像データにわたる転置処理が完了した場合に(S7:YES)、制御部1は、1ページ分にわたる転置部分画像データの出力が完了したか否かを判断する(ステップS11)。完了していない場合に(S11:NO)、その出力処理を続けて(ステップS12)、動作がS11に戻る。時計回り90度回転または反時計回り90度回転に対応した1ページ分にわたる転置部分画像データを出力した場合には(S11:YES)、動作が終了する。
本発明では、上述したS5〜S12の動作を、第1回転パターン(時計回り90度回転)と第2回転パターン(反時計回り90度回転)とにおいて、夫々並行して行うようにしたので、時計回り90度回転に応じた転置画像データを記録部3へ出力すると共に、反時計回り90度回転に応じた転置画像データをコーデック部8へ出力することができ、回転パターンが異なる複数種の画像データを異なるハードウェア夫々へ同時に出力することが可能である。
上述した例では、画像データを2値データとしたが、多値データであっても良い。画像データがtビットの多値データである場合、各第1,第2,第3,第4転置バッファ領域10b,10c,10d,10eに必要な記憶容量Mは以下のようになる。但し、n,y,a,bは上述の(式1),(式2)の場合と同一のものを表す。
(3)y=a×nのとき
M=a×n2 ×t(ビット) …(式3)
(4)y=a×n+bのとき
M=(a+1)×n2 ×t(ビット) …(式4)
なお、上述した実施の形態では、2種類の回転パターン(時計回り90度回転と反時計回り90度回転)を例として説明したが、これに180度回転の回転パターンを追加するなど、3種類以上の回転パターンを設定する場合についても本発明を同様に適用できることは勿論である。また、上述した実施の形態では、8×8画素を単位として転置画像データを生成するようにしたが、これは一例であり、その単位となる画素数は任意の値であってよい。更に、ファクシミリ複合装置を例として説明したが、ファクシミリ装置、ディジタル複写機、プリンタなど、取得した画像データを回転して出力する全ての装置に本発明を適用できることは勿論である。
本発明の画像処理装置(ファクシミリ複合装置)の構成を示すブロック図である。 ページメモリの構成を示す図である。 元バッファ領域における元の画像データの蓄積状態を示す図である。 第1転置バッファ領域及び第2転置バッファ領域における第1転置部分画像データの蓄積状態を示す図である。 第3転置バッファ領域及び第4転置バッファ領域における第2転置部分画像データの蓄積状態を示す図である。 時計回り90度回転処理のための1ページ分の転置画像データを示す図である。 反時計回り90度回転処理のための1ページ分の転置画像データを示す図である。 ファクシミリ複合装置における転置画像データ生成・出力処理の動作手順の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
1 制御部
2 読取部
3 記録部
5 操作部
5a 回転処理設定キー
6 ROM
7 RAM
10 ページメモリ
10a 元バッファ領域
10b 第1転置バッファ領域
10c 第2転置バッファ領域
10d 第3転置バッファ領域
10e 第4転置バッファ領域
11 バッファ
20 ファクシミリ複合装置(画像処理装置)

Claims (3)

  1. 1ページ分の画像データを複数種の転置パターン夫々で転置して出力する処理を行う画像処理装置において、1ページ分の画像データを蓄積するメモリと、該メモリに蓄積されている前記画像データの一部である部分画像データを蓄積するバッファと、前記部分画像データの該バッファへの読出し及び前記部分画像データの該バッファから前記メモリへの書込みによって、前記複数種の転置パターン夫々に応じた前記部分画像データの転置処理を実行する手段と、前記メモリから前記複数種の転置パターン夫々に応じた転置処理後の部分画像データを同時に読み出す手段とを備え、前記メモリは、書き込まれるべき転置処理後の部分画像データのデータ量に応じた記憶領域を、前記1ページ分の画像データが蓄積される記憶領域に連続して設けてあることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記メモリは、転置処理後の部分画像データが書き込まれる記憶領域に連続して、次ページの転置処理されていない画像データが蓄積される記憶領域を設けてあることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記メモリは、前記複数種の転置パターン夫々に応じた転置処理後の部分画像データを書き込むための記憶領域を、各転置パターン毎に2つずつ有しており、各転置パターン毎の該2つの記憶領域における部分画像データの書込み動作と部分画像データの読出し動作とを、前記2つの記憶領域夫々で交互に行うようにしたことを特徴とする請求項1または2記載の画像処理装置。
JP2004097787A 2004-03-29 2004-03-30 画像処理装置 Expired - Fee Related JP4144547B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004097787A JP4144547B2 (ja) 2004-03-30 2004-03-30 画像処理装置
US11/086,090 US20050213163A1 (en) 2004-03-29 2005-03-21 Image processing device and image processing method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004097787A JP4144547B2 (ja) 2004-03-30 2004-03-30 画像処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005286697A JP2005286697A (ja) 2005-10-13
JP4144547B2 true JP4144547B2 (ja) 2008-09-03

Family

ID=35184618

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004097787A Expired - Fee Related JP4144547B2 (ja) 2004-03-29 2004-03-30 画像処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4144547B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005286697A (ja) 2005-10-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4341653B2 (ja) 画像処理装置、画像読取装置、画像処理方法及び画像処理プログラム
JP2011066720A (ja) 画像処理装置、制御方法、及びプログラム
JP2006121347A (ja) 画像処理装置
JP4144547B2 (ja) 画像処理装置
JP4144548B2 (ja) 画像処理装置
JP2005286486A (ja) 画像処理装置
JP4201031B2 (ja) 画像処理装置
JP4172410B2 (ja) 画像処理方法及び画像処理装置
JP2005286542A (ja) 画像処理装置
JP4144544B2 (ja) 画像処理方法及び画像処理装置
US20050213163A1 (en) Image processing device and image processing method
JP2004328571A (ja) 画像処理装置
JP2005174142A (ja) 画像処理装置
JP5326882B2 (ja) 画像処理装置
JPH11306343A (ja) 2次元データ回転処理装置
JP2005176129A (ja) 画像処理方法及び画像処理装置
JP2005176127A (ja) 画像処理方法及び画像処理装置
JP4158695B2 (ja) 画像処理方法及び画像処理装置
JP3167684B2 (ja) 小画面のためのコンテキスト発生回路及びその方法
JP2005176128A (ja) 画像処理方法及び画像処理装置
JP2005176130A (ja) 画像記録方法及び画像記録装置
JP2005277662A (ja) 画像処理装置
JP2011188050A (ja) 画像処理方法、画像処理装置および画像形成装置
JP2007053615A (ja) 通信装置
JP2008125026A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061218

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080423

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080527

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080609

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110627

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110627

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120627

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130627

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130627

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140627

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees