JP4153972B1 - 生体圧迫装置及び血圧測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】過挿入防止部材を設けることにより、上腕から外して保管する際、帯状体の他端部が留め金具に挿入され過ぎてしまうことを防止し、操作性を向上させるとともに、一端部近傍の表面カバーの擦れによる毛羽立を防止することの可能な生体圧迫装置及び血圧測定装置の提供を目的とする。
【解決手段】生体圧迫装置1は、帯状体10と、留め金具14と、面ファスナー2と、帯状体10の一端部から他端部に向かって所定の距離だけ離れた位置に、留め金具14と当接する過挿入防止部材5が設けられた構成としてある。
【選択図】 図1

Description

本発明は、生体圧迫装置及び血圧測定装置に関し、特に、自動血圧計に使用される生体圧迫装置であり、保管する際、帯状体の直径を小さくしすぎることを防止し、操作性などを向上させることができる生体圧迫装置及び血圧測定装置に関する。
近年、血圧計は、病院等に限らず、健康管理を目的として、一般家庭にも広く普及してきた。これら一般家庭用の血圧計は、通常、操作が簡単な自動血圧計である。
自動血圧計は、様々な測定方式や構成のものが開発されているが、その一つに、オシロメトリック式電子血圧計がある。このオシロメトリック式電子血圧計は、空気袋の内圧に重畳した脈波を検出し、この脈波の振幅変化にもとづいて血圧を算出する。このオシロメトリック式電子血圧計は、上腕に巻き付けられ空気袋を有する生体圧迫装置(一般的に、カフとも呼称される。)と、配管を介して空気袋と連通した、圧力センサ、ポンプ及び排気弁と、圧力センサ、ポンプ及び排気弁と接続された情報処理装置と、情報処理装置と接続された操作スイッチ及び表示器などとからなっている。
また、自動血圧計には、様々な構成の生体圧迫装置が用いられている。その一つとして、空気袋を表面カバーと裏面カバーで挟んだ帯状体と、この帯状体の長手方向の一端部に取り付けられた環状の留め金具と、この留め金具に挿入され、該留め金具を介して折り返された帯状体の他端部を固定する面ファスナーとを備え、使用者の上腕に巻き付けられる生体圧迫装置がある。
この生体圧迫装置は、シンプルな構成としてあり、操作が単純であることや販売価格が廉価であるなどの利点によって、根強い人気を有している。また、生体圧迫装置は、使い易さを向上させることなどを目的として、様々な技術的改良が施されてきた。
(従来例)
例えば、実用新案文献1には、上述した生体圧迫装置とほぼ同様の構成を有し、さらに、留め金具に挿入された帯状体の他端部に、抜け止め拡大部を形成し、他端部が留め金具から抜けないようにした血圧測定用腕帯(生体圧迫装置)の技術が開示されている。
この技術によれば、使用者が生体圧迫装置を上腕に巻く度に、環状の留め金具に他端部を挿入しなければならないといった面倒な作業を排除することができた。
実開昭48−20282号公報
しかしながら、実用新案文献1に記載された生体圧迫装置は、使用者が血圧測定後に、上腕から外して保管する際、帯状体の他端部が留め金具に挿入され過ぎてしまうことがあった。かかる場合、使用者は、過挿入によって縮径された生体圧迫装置を、上腕を挿入可能な直径まで拡開する必要があった。この拡開作業は、面倒な作業であり、操作性が低下するといった問題があった。
また、一般的に、生体圧迫装置は、保管される際、まず所定の直径まで縮径され、次に他端部が留め金具を介して折り返され、続いて他端部のフック面が一端部のループ面に接合される。ただし、上腕から外して保管する際、帯状体の他端部が留め金具に過挿入されると、他端部のフック面が一端部のループ面を通り越して、一端部近傍の表面カバーと接する。かかる場合、一端部近傍の表面カバーが、他端部のフック面によって擦れて毛羽立ってしまい美観を損ねるといった問題があった。
本発明は、以上のような従来の技術が有する問題を解決するために提案されたものであり、過挿入防止部材を設けることにより、上腕から外して保管する際、帯状体の他端部が留め金具に挿入され過ぎてしまうことを防止し、操作性を向上させるとともに、一端部近傍の表面カバーの擦れによる毛羽立を防止することの可能な生体圧迫装置及び血圧測定装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の生体圧迫装置は、空気袋を表面カバーと裏面カバーで挟んだ帯状体と、この帯状体の長手方向の一端部に取り付けられ前記帯状体の他端部が挿入される環状の留め金具とを備えた生体圧迫装置において、前記帯状体の他端部を前記環状の留め金具に挿入し、前記帯状体の直径を前記生体圧迫装置の測定可能最小直径としたときに前記留め金具と当接する過挿入防止部材を、前記帯状体に設けた構成としてある。
このようにすると、帯状体が所定の距離に対応した直径より縮径されるといった不具合を確実に防止することができる。すなわち、帯状体の直径を小さくしすぎることを確実に防止することができるので、腕に巻き付ける際、直径をその分よけいに広げるといった煩わしい作業を行う必要がなくなり、操作性を向上させることができる。
なお、本発明において、環状とは、完全に環状のものだけでなく、環状の一部が切り欠いてあるもの、あるいは、環状の一部が着脱可能なものなどを含む意味である。
また、このようにすると、使用者は、測定可能最小直径の条件を満足しているか否かを容易に確認することができ、付加価値を向上させることができる。
なお、一般的に、帯状体は、可撓性を有しており、自ら円形を維持することができない。したがって、本明細書において、帯状体の直径とは、帯状体が円形を維持したと仮定した際の仮想的な直径をいう。
また、好ましくは、前記留め金具を介して折り返された前記帯状体の他端部を固定する、固定手段を備え、該固定手段を面ファスナーとし、さらに、前記表面カバーの前記他端部側にフック面が設けられ、前記フック面から前記一端部付近までにわたってループ面が設けられるとよい。
このようにすると、容易に着脱することができ、例えば、左上腕に装着する場合、他端部を右手で撮んで、容易に着脱することができる。
また、好ましくは、前記帯状体の全長をL としたとき、前記帯状体の一端部から前記他端部までの所定の距離L が、L /3<L <L /2であるとよい。
このようにすると、生体圧迫装置を保管する際、過挿入防止部材が留め金具と当接するまで帯状体を縮径させ、留め金具を介して帯状体を折り返すと、面ファスナーのフック面がループ面上に収まる。すなわち、フック面がループ面を通り越すことはなく、一端部近傍の表面カバーと当接しないので、フック面によって、表面カバーが擦れて毛羽立ってしまい美観を損ねるといった不具合を回避することができる。
また、好ましくは、前記過挿入防止部材より前記一端部側に、前記空気袋のジョイントが突設されるとよい。
このようにすると、ジョイントが留め金具と当接し、ジョイントやジョイントの付け根部分が損傷するといった不具合を防止することができる。
また、好ましくは、前記過挿入防止部材が、細長い矩形板状の弾性体からなり、該弾性体の長手方向が前記帯状体の長手方向と交差する状態で、前記表面カバーと空気袋の間に設けられるとよい。
このようにすると、空気袋に空気が注入された際、過挿入防止部材による異物感を低減することができる。また、帯状体の可撓性が損なわれるといった不具合を回避することができる。
なお、過挿入防止部材の構成は、上記に限定されるものではなく、たとえば、前記過挿入防止部材が、裏面にフック面が設けられており、前記面ファスナーのループ面に着脱自在に取り付けられてもよい。このようにすると、過挿入防止部材の位置を自在に調整することができる。したがって、例えば、使用者の上腕の太さに適した位置に過挿入防止部材を取り付けることができ、巻き付け量(巻き付けの締め付け具合)を安定化させることができる。
また、好ましくは、前記帯状体の他端部に、前記留め金具と当接する抜け防止部材を備えるとよい。
このようにすると、帯状体の直径を広げすぎても、帯状体の他端部が留め金具から抜けてしまうといった不都合を回避することができる。
上記目的を達成するため、本発明の血圧測定装置は、上記請求項1〜7のいずれか一項に記載の前記生体圧迫装置を用いた構成としてある。
このように、本発明は血圧測定装置としても有効であり、操作性などに優れた血圧測定装置を提供することができる。
本発明の生体圧迫装置及び血圧測定装置によれば、過挿入防止部材を設けることにより、保管する際、帯状体の他端部が留め金具に挿入され過ぎてしまうことを防止し、操作性を向上させることができる。
また、生体圧迫装置を保管する際、フック面と一端部近傍の表面カバーが擦れることによって、一端部近傍の表面カバーが毛羽立ってしまい、美観を損ねるといった不具合を効果的に回避することができる。
[生体圧迫装置の一実施形態]
以下、本発明の生体圧迫装置の一実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る生体圧迫装置の概略図であり、(a)は表面側展開図を示しており、(b)は裏面側展開図を示している。
また、図2は、本発明の一実施形態に係る生体圧迫装置の概略図であり、(a)は拡径された腕方向の図を示しており、(b)は縮径された腕方向の図を示している。
図1、2において、生体圧迫装置1は、自動血圧計用腕帯(カフ)として用いられており、使用者の上腕に巻き付けられる。
この生体圧迫装置1は、帯状体10と、留め金具14と、面ファスナー2と、抜け防止部材4と、過挿入防止部材5とを備えている。
(帯状体)
帯状体10は、空気袋3を表面カバー11と裏面カバー12で挟んだ構成としてある。
空気袋3は、ほぼ矩形状としてあり、帯状体10の長手方向に沿って、表面カバー11の内側に両面テープ(図示せず)で貼り付けられている。本実施形態では、表面カバー11と空気袋3の長手方向両端とが、二枚の両面テープによって貼り付けられている。このように両面テープを用いると、空気袋3を容易に固着することができるので、製造原価のコストダウンが図られる。なお、この構成に限定されるものではなく、たとえば、空気袋3の長手方向両端の外周部に縫製しろを設け、空気袋3の縫製しろと表面カバー11とを縫合することによって、空気袋3を表面カバー11に固定してもよい。
また、空気袋3は、外側の面に、上述したオシロメトリック式電子血圧計の配管と連結するためのジョイント31が突出してある。このジョイント31は、表面カバー11及びループ面22を貫通して外側に露出している。
さらに、空気袋3は、帯状体10の長手方向のほぼ中央から一端部側の領域に収納されている。
表面カバー11と裏面カバー12は、通常、樹脂製のほぼ矩形状の布が用いられ、空気袋3を挟んだ状態で、周縁部が、縁部カバー13を介して糸101によって縫合されている。また、長手方向のほぼ中央部では、腕方向に沿って、糸103によって縫合されている。
また、表面カバー11及び裏面カバー12は、腕形状に対応しやすいように、糸103の他端部側の幅寸法が、一端部側より短くなっている。
(留め金具)
留め金具14は、丸鋼からなる環状体であり、帯状体10の他端部が挿入される。この留め金具14は、帯状体10の長手方向の一端部に取り付けられている。すなわち、折り返された表面カバー11及び裏面カバー12に挟まれた状態で、留め金具14が移動しないように、一対の表面カバー11及び裏面カバー12が糸141によって縫合されている。
この留め金具14は、帯状体10の下辺(肩側の辺)から約80°の角度で斜めに取り付けられている。これにより、筋肉質の上腕に対してもほぼ密着した状態で巻き付けることができる。
なお、折り返された表面カバー11及び裏面カバー12の端部は、糸102によって縫合されている。
(面ファスナー)
本実施形態では、留め金具14に挿入され、この留め金具14を介して折り返された帯状体10の他端部を固定する固定手段として、面ファスナー2を設けてある。
面ファスナー2は、フック面21とループ面22とからなっている。フック面21は、ほぼ正方形状としてあり、表面カバー11の他端部側の表面に、糸211によって縫合されている。また、ループ面22は、ほぼ矩形状としてあり、フック面21から一端部付近までにわたって、表面カバー11の表面に、糸221によって縫合されている。
このようにすると、容易に着脱することができ、例えば、左上腕に装着する場合、他端部を右手で撮んで、容易に着脱することができる。
なお、本実施形態では、固定手段として面ファスナー2を用いているが、これに限定されるものではない。
(抜け防止部材)
抜け防止部材4は、樹脂製の円筒部材としてあり、帯状体10の他端部に、表面カバー11と裏面カバー12に挟まれた状態で設けられている。本実施形態の抜け防止部材4は、移動しないように、両側の表面カバー11及び裏面カバー12が糸401によって縫合されている。
抜け防止部材4は、円筒部材がつぶされるように弾性変形することにより、留め金具14に挿入される(図2(a)参照)。ただし、留め金具14を通り抜けた抜け防止部材4は、再び円筒形状にもどるので、他端部が留め金具14から抜け出ようとしても、留め金具14と当接する。したがって、帯状体10の直径を広げても、帯状体10の他端部が留め金具14から抜けてしまうといった不都合を回避することができる。
(過挿入防止部材)
過挿入防止部材5は、留め金具14と当接する部材であり、帯状体10の一端部から他端部に向かって所定の距離Lだけ離れた位置に設けられている。このようにすると、帯状体10が所定の距離に対応した直径より縮径されるといった不具合を確実に防止することができる(図2(b)参照)。すなわち、帯状体10の直径を小さくしすぎることを確実に防止することができるので、腕に巻き付ける際、直径をその分(直径を小さくしすぎた分)よけいに広げるといった煩わしい作業を行う必要がなくなり、操作性が向上する。
本実施形態の過挿入防止部材5は、細長い矩形板状の弾性体からなり、この弾性体の長手方向が帯状体10の長手方向と交差する状態で、表面カバー11と空気袋3の間に設けられている。すなわち、過挿入防止部材5は、図示してないが、糸によって表面カバー11に縫合されている。このようにすると、空気袋3に空気が注入された際、過挿入防止部材5による異物感を低減することができる。また、帯状体10の可撓性が損なわれるといった不具合を回避することができる。
ここで、好ましくは、帯状体10の全長(幅方向の中央部における全長(図1(b)参照))をLとしたとき、帯状体10の一端部から他端部までの所定の距離Lが、L/3<L<L/2であるとよい。
このようにすると、生体圧迫装置1を保管する際、過挿入防止部材5が留め金具14と当接するまで帯状体10を縮径させ、留め金具14を介して帯状体10を折り返すと、面ファスナー2のフック面21がループ面22上に収まる(図3参照)。すなわち、フック面21がループ面22を通り越すことはなく、一端部近傍の表面カバー11と当接しないので、フック面21によって、表面カバー11が擦れて毛羽立ってしまい美観を損ねるといった不具合を回避することができる。
また、帯状体10の直径を生体圧迫装置1の測定可能最小直径としたとき、過挿入防止部材5が留め金具14と当接する位置に、過挿入防止部材5を設けてもよい。このようにすると、使用者は、測定可能最小直径の条件を満足しているか否かを容易に確認することができ、付加価値を向上させることができる。
さらに、本実施形態の空気袋3のジョイント31は、表面カバー11及びループ面22を貫通して表面側に突設された構造としてある。このような場合、過挿入防止部材5より一端部側に、空気袋3のジョイント31が突設された構成とするとよい。このようにすると、ジョイント31が留め金具14と当接する前に、過挿入防止部材5が留め金具14と当接し、過挿入を防止するので、留め金具14と当接することにより、ジョイント31やジョイント31の付け根部分が損傷するといった不具合を確実に防止することができる。
次に、上記構成の生体圧迫装置1の動作及び効果について、説明する。
まず、血圧を測定しようとする使用者は、帯状体10が最も広がった状態の生体圧迫装置1に腕を挿入し、生体圧迫装置1が上腕に達したところで、他端部を引っ張る。これにより、帯状体10が上腕に巻き付き、さらに、留め金具14を介して折り返され、フック面21がループ面22に接合される。ここで、生体圧迫装置1は、図2(a)に示すように、抜け防止部材4が、帯状体10を最も広げた状態に維持することができるので、操作性が向上する。
次に、使用者が血圧の測定を終了すると、帯状体10の他端部が引っ張られ、フック面21がループ面22から離れ、帯状体10が広がった状態で、生体圧迫装置1は腕から取り外される。
次に、使用者は、生体圧迫装置1を保管する。すなわち、まず、図2(b)に示すように、過挿入防止部材5が留め金具14と当接するまで、帯状体10を縮径する。続いて、帯状体10の他端部を折り返し方向に移動させ、フック面21をループ面22に接合させる。この状態は、図3(a)に示すように、帯状体10が四段に重ねられた状態となり、保管スペースの省スペース化が図られる。さらに、この状態の生体圧迫装置1は、図3(b)に示すように、面ファスナー2のフック面21が、距離Δの余裕を持ってループ面22上に収まる。すなわち、フック面21がループ面22を通り越すことはなく、フック面21が一端部近傍の表面カバー11と当接しないので、フック面21によって、表面カバー11が擦れて毛羽立ってしまい美観を損ねるといった不具合を回避することができる。
次に、保管状態の生体圧迫装置1を用いて血圧測定を行う使用者は、まず、上記図3(a)の状態から、帯状体10の他端部を引っ張り、フック面21をループ面22から離し、生体圧迫装置1を図2(b)に示す状態とする。ここで、生体圧迫装置1は、帯状体10が縮径されているものの、過挿入防止部材5によって規制された所定の直径を有しているので、帯状体10を手で撮んで、容易に拡径することができる(図2(a)参照)。
このように、本実施形態の生体圧迫装置1によれば、過挿入防止部材5を設けることにより、帯状体10の他端部が留め金具14に挿入され過ぎてしまうことを防止し、操作性を大幅に向上させることができる。さらに、コンパクトな保管状態を容易に実現することができる。また、生体圧迫装置1を保管する際、フック面21と一端部近傍の表面カバー11が擦れることによって、一端部近傍の表面カバー11が毛羽立ってしまい、美観を損ねるといった不具合を効果的に回避することができる。
なお、本発明は、生体圧迫装置1を用いた血圧測定装置の発明としても有効であり、生体圧迫装置1とほぼ同じ効果を奏することができ、操作性などに優れた血圧測定装置を提供することができる。
以上、本発明の生体圧迫装置及び血圧測定装置について、好ましい実施形態を示して説明したが、本発明に係る生体圧迫装置及び血圧測定装置は、上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更実施が可能であることは言うまでもない。
例えば、生体圧迫装置1は、オシロメトリック式電子血圧計に用いられる場合に限定されるものではなく、たとえば、コロトコフ音にもとづいて血圧を測定する自動血圧計にも適用することができる。
また、過挿入防止部材5は、上記構成に限定されるものではなく、たとえば、図示してないが、過挿入防止部材が、裏面にフック面が設けられており、表面カバー11に縫合された面ファスナー2のループ面22に着脱自在に取り付けられる構成としてもよい。このようにすると、過挿入防止部材の位置を自在に調整することができる。したがって、例えば、使用者の上腕の太さに適した位置に過挿入防止部材を取り付けることができ、巻き付け量(巻き付けの締め付け具合)を安定化させることができる。
以上説明したように、本発明の生体圧迫装置は、血圧計用腕帯に用いられる場合に限定されるものではなく、たとえば、加圧中の脈波を精度よく測定する必要のある、止血用の生体圧迫装置などとしても有効に適用することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る生体圧迫装置の概略図であり、(a)は表面側展開図を示しており、(b)は裏面側展開図を示している。 図2は、本発明の一実施形態に係る生体圧迫装置の概略図であり、(a)は拡径された腕方向の図を示しており、(b)は縮径された腕方向の図を示している。 図3は、本発明の一実施形態に係る生体圧迫装置の概略図であり、(a)は折り畳まれた腕方向の図を示しており、(b)はA部の拡大図を示している。
符号の説明
1 生体圧迫装置
2 面ファスナー
3 空気袋
4 抜け防止部材
5 過挿入防止部材
10 帯状体
11 表面カバー
12 裏面カバー
13 縁部カバー
14 留め金具
21 フック面
22 ループ面
31 ジョイント
101、102、103 糸
141 糸
211、221 糸
401 糸

Claims (7)

  1. 空気袋を表面カバーと裏面カバーで挟んだ帯状体と、この帯状体の長手方向の一端部に取り付けられ前記帯状体の他端部が挿入される環状の留め金具とを備えた生体圧迫装置において、
    前記帯状体の他端部を前記環状の留め金具に挿入し、前記帯状体の直径を前記生体圧迫装置の測定可能最小直径としたときに前記留め金具と当接する過挿入防止部材を、前記帯状体に設けたことを特徴とする生体圧迫装置。
  2. 前記留め金具を介して折り返された前記帯状体の他端部を固定する固定手段を備え、該固定手段を面ファスナーとし、さらに、前記表面カバーの前記他端部側にフック面が設けられ、前記フック面から前記一端部付近までにわたってループ面が設けられたことを特徴とする請求項1に記載の生体圧迫装置。
  3. 前記帯状体の全長をLとしたとき、前記帯状体の一端部から前記過挿入防止部材までの距離Lが、L/3<L<L/2であることを特徴とする請求項2に記載の生体圧迫装置。
  4. 前記過挿入防止部材より前記一端部側に、前記空気袋のジョイントが突設されたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の生体圧迫装置。
  5. 前記過挿入防止部材が、細長い矩形板状の弾性体からなり、該弾性体の長手方向が前記帯状体の長手方向と交差する状態で、前記表面カバーと空気袋の間に設けられたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の生体圧迫装置。
  6. 前記帯状体の他端部に、前記留め金具と当接する抜け防止部材を備えたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の生体圧迫装置。
  7. 上記請求項1〜6のいずれか一項に記載の前記生体圧迫装置を用いたことを特徴とする血圧測定装置。
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