JP5208656B2 - 生体圧迫装置及び血圧測定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、保管性、経済性、安全性及び使い勝手などに優れた生体圧迫装置、及び、この生体圧迫装置を用いた血圧測定装置に関する。
近年、血圧計は、病院等に限らず、健康管理を目的として、一般家庭にも広く普及してきた。これら一般家庭用の血圧計は、通常、操作が簡単な自動血圧計である。
自動血圧計は、様々な測定方式や構成のものが開発されているが、その一つに、オシロメトリック式電子血圧計がある。このオシロメトリック式電子血圧計は、空気袋の内圧に重畳した脈波を検出し、この脈波の振幅変化にもとづいて血圧を算出する。また、オシロメトリック式電子血圧計は、上腕に巻き付けられ空気袋を有する生体圧迫装置(一般的に、カフとも呼称される。)と、配管を介して空気袋と連通した、圧力センサ、ポンプ及び排気弁と、圧力センサ、ポンプ及び排気弁と接続された情報処理装置と、情報処理装置と接続された操作スイッチ及び表示器などとからなっている。
また、上記自動血圧計は、様々な構成の生体圧迫装置が用いられている。
これらの生体圧迫装置は、ほぼ三つのタイプに大別される。第一のタイプは、非伸縮性の布などを有する帯状体、この帯状体に収納された空気袋、留め金具及び面ファスナーなどを備えたソフトカフタイプである。第二のタイプは、弾性及び可撓性を有する樹脂製のコア、このコアの内側に取り付けられる空気袋、及び、コアを生体の一部に締め付ける締付手段などを備えたハードコアタイプである。第三のタイプは、圧力センサ、ポンプ、排気弁、情報処理装置、操作スイッチ及び表示器などとともに、一体的に組み立てられる生体圧迫装置であり、載置された自動血圧計の生体圧迫装置に、上腕をセットする必要があるアームインタイプである。
上記のソフトカフタイプの生体圧迫装置は、廉価であり、また、コンパクトに折り畳めるといった長所を有している。ただし、正しく巻き付けられない場合が発生したり、あるいは、折畳みによって、空気袋に負荷がかかるといった短所を有している。
また、アームインタイプの生体圧迫装置は、自動血圧計として高価かつ大型であり、さらに、上述したように、使用者が正しい測定姿勢で上腕を生体圧迫装置にセットしなければならないといった短所を有している。
これらに対し、ハードコアタイプの生体圧迫装置は、上述した短所を改善できる可能性を有しており、近年、様々なコアを有する生体圧迫装置が開発されている。
たとえば、特許文献1には、空気袋、可撓性腕帯(コア)、ラック及び保持用孔の形成された締付ベルト、ピニオンギア、保持用ピン、並びに、ピニオンギアを回転させる撮み(ダイヤル)などを備えた血圧計用腕帯(生体圧迫装置)の技術が開示されている。
この血圧計用腕帯によれば、耐久性を向上させるとともに小型化することができ、さらに、血圧の測定精度及び操作性を向上させることができる。
また、特許文献2には、空気袋と、この空気袋の外側に配置されたコアとを有する血圧計用腕帯の技術が開示されている。このコアは、可撓性を有するシート状の第一コアと、湾曲形状に形成され、第一コアに重ねて取り付けられるとともに、第一コアを湾曲させる第二コアとを有している。
この血圧計用腕帯によれば、腕を挿脱する際の操作性及び腕を締め付けた際のフィット性を向上させるとともに、製造原価のコストダウンを図ることができる。
さらに、特許文献3には、送り出し用ローラ及び従動ギアを備える回転軸を内装装備したケース体と、このケース体に対し上方へばね付勢され、下端に従動ギアと螺合する駆動ギアを備えるとともに、上端にはスプリングボールを介して撮みケースを嵌着し、撮みケースの回動によって回動し、かつ、一定回転負荷のもとで撮みケースを空回りさせるインナーホイールを備えた撮み軸と、一端がケース体の適所に固定され、他端が送り出し用ローラを介してケース体に挿通配備されるカフ本体(コア)とからなる血圧測定用カフ(生体圧迫装置)の技術が開示されている。
また、特許文献4には、カフ収納筒、カフ、操作筒、カフ送り筒、回転筒、付勢ロック軸、回転伝達用コイルバネ、及び回転制御手段からなる血圧計用カフの巻付け装置の技術が開示されている。
また、特許文献5には、上腕を圧迫する筒状の加減圧部材と、加減圧部材の上部に配設され、この加減圧部材を加圧して上腕の血圧を検出表示する計器本体と、加減圧部材の筒状空間の上腕への挿入方向と平行に、計器本体の上面側に設けられた把持用グリップとからなる携帯用血圧測定装置の技術が開示されている。
特開2007−260293号公報 特開2007−268052号公報 実開平2−37604号公報 実開平2−82308号公報 実用新案第2560475号公報
しかしながら、上述した特許文献1及び2に記載された血圧計用腕帯(生体圧迫装置)は、可撓性腕帯(コア)及び第一コアの長手方向の両端がフリーであるために、使用しないときの保管の状態によっては、可撓性腕帯及び第一コアが、型くずれを起こす可能性があった。これらの血圧計用腕帯は、最大径の円筒状態から撮み(ダイヤル)を回すことによって、生体の一部を締め付けるので、適正な巻付けを容易かつ確実に行うことができ、このことは、長所の一つである。すなわち、上記の長所を確実に発揮させるために、可撓性腕帯及び第一コアの保管性を向上させ、型くずれを防止する必要があった。
さらに、特許文献1に記載された血圧計用腕帯(生体圧迫装置)は、ラック及び保持用孔の形成された締付ベルトが露出しており、この締付ベルトが、移動する。したがって、移動中のラックが指などと直接的に接触しないように、安全性をさらに向上させる必要があった。
また、特許文献1に記載された血圧計用腕帯(生体圧迫装置)は、腕に締め付ける際、ピニオンギアによって送り出された締付ベルトの先端側の部分が、外側に突き出るように移動し、邪魔になる可能性があった。すなわち、たとえば、使用者がベットに寝ている場合、外側に突き出た締付ベルトの先端側の部分が、ベットに突き当たることによって、締付けが適正に行われないことが想定された。したがって、外側に突き出た締付ベルトの先端側の部分が、邪魔にならないように、使い勝手をさらに向上させる必要があった。
さらに、製造メーカにとって、製品の製造原価のさらなるコストダウンを図ることは、常に要望されている。
そして、上述した特許文献3〜5に記載された技術についても、カフの先端が外側に出ているため、カフの装着時や血圧の測定時に邪魔になる可能性があり、使い勝手をさらに向上させる必要があった。
本発明は、以上のような従来の技術が有する課題を解決するために提案されたものであり、保管性、経済性、安全性及び使い勝手などに優れた生体圧迫装置、及び、この生体圧迫装置を用いた血圧測定装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の生体圧迫装置は、空気袋と、前記空気袋の外側に配置される可撓性を有するコアと、前記空気袋及び前記コアを収納する収納カバーとを備え、前記収納カバーが、長手方向の一方の端部に開口部を有し、この開口部に前記収納カバーの長手方向の他方の端部が挿入されている。
このようにすると、肌触りなどを向上させるための収納カバーを利用して、コアをほぼ円筒形状に保持することができる。すなわち、コアがほぼ円筒形状に保持された状態で保管されるので、型くずれを起こすといった不具合を防止することができる。
また、好ましくは、前記コアの長手方向の一方の端部が、長手方向の他方の端部の内側に巻き込まれるとともに、前記コアの長手方向の他方の端部が、前記収納カバーの開口部に挿入されているとよい。
このようにすると、構造を単純化でき、製造原価のコストダウンを図ることができる。
また、好ましくは、前記生体圧迫装置は、前記コアを生体の一部に締め付ける締付手段を有し、前記締付手段は、前記収納カバー内に設けられているとよい。
このようにすると、締付手段が収納カバーによって覆われるので、安全性を向上させることができる。また、締付手段が、収納カバーによって覆われるので、美観を向上させることができる。
また、好ましくは、前記締付手段は、締め付けた状態を保持する保持機構を有する締付ベルトであるとよい。
このようにすると、締付ベルトが収納カバーによって覆われる。ここで、通常、締付ベルトには、ラック及び保持用孔などの係止部が形成されている。すなわち、係止部の形成されている締付ベルトが、収納カバーによって覆われるので、安全性を向上させることができる。
さらに、締付ベルトの先端側の部分が、収納カバーによって、内側方向に送り出される。これにより、たとえば、使用者がベットに寝ている場合、外側に突き出た締付ベルトの先端側の部分が、ベットに突き当たることによって、締付けが適正に行われないといった不具合を防止することができる。
また、好ましくは、前記締付ベルトの先端部分を内側に方向付ける、ベルト収納ガイドを備えるとよい。
このようにすると、締付ベルトの先端側の部分を、確実に内側に方向付けることができる。
また、好ましくは、前記コア及び前記締付手段の少なくとも一方を拡径する方向に付勢する弾性部材を備えるとよい。
このようにすると、たとえば、開放レバーを押下することにより、自動的に最大径まで拡径されるべきコアが、収納カバーとの摩擦抵抗によって、自動的に最大径まで拡径されなくなるといった不具合を防止することができる。
上記目的を達成するため、本発明の血圧測定装置は、上述した本発明に係る生体圧迫装置を用いた構成としてある。
このように、本発明は血圧測定装置としても有効であり、保管性、経済性、安全性及び使い勝手などに優れた血圧測定装置を提供することができる。
本発明の生体圧迫装置及び血圧測定装置によれば、保管性、経済性、安全性及び使い勝手などを向上させることができる。
[生体圧迫装置の第一実施形態]
以下、本発明の生体圧迫装置の第一実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第一実施形態に係る生体圧迫装置の概略斜視図を示している。
図1において、生体圧迫装置1は、血圧計用腕帯(カフ)として用いられており、使用者の上腕に装着される。
この生体圧迫装置1は、パイプ123の取り付けられた空気袋12と、この空気袋12の外側に配置された可撓性を有するコア11と、コア11を上腕に締め付け、さらに、締め付けた状態を保持する締付手段3と、締付手段3を保護する保護プレート13と、空気袋12、コア11及び締付ベルト32を収納する収納カバー2とを備えている。
(コア)
図2は、本発明の第一実施形態に係る生体圧迫装置の、保護カバーが取り外された状態の概略斜視図を示している。
また、図3は、図2のA−A概略断面図を示している。なお、図3においては、理解しやすいように、コア11、空気袋12、締付ベルト32及び収納カバー2の各隙間を大きくしてある。
さらに、図4は、図2の概略側面図を示している。
図2〜4において、コア11は、樹脂製の薄肉平板シートからなっており、展開すると、周方向に長いほぼ矩形状としてある。また、コア11は、四隅が円弧状に形成されている。図示されたコア11は、締付ベルト32によって湾曲され、円筒形状となっている。本実施形態では、展開されたコア11の長手方向の一方の端部111が、展開されたコア11の長手方向の他方の端部112の内側に巻き込まれている。
なお、展開されたコア11の短手方向は、腕軸方向となる。また、コア11の素材を、既製の薄肉平板シートとしてあるが、これに限定されるものではなく、たとえば、射出成形などで製造した薄肉シートとしてもよい。
コア11は、通常、約1mm、あるいは、コンマ数mmの薄さとすることにより、様々な腕形状に追随可能な可撓性を有しており、腕(図示せず)を締め付ける際には、優れたフィット性を発揮する。また、このコア11は、適度な弾性を有している。したがって、コア11は、締付手段3によって縮径されても、締付ベルト32が緩められると、生体圧迫装置1の最大径(腕を挿脱する際の直径)まで上記の弾性によって、自ら拡径する。
また、コア11は、ほぼ中央部に、接着、溶着、縫付け又は鳩目鋲などによって、締付手段3の基台31が取り付けられている。また、図示してないが、コア11に、基台31との連結を容易に行うための、連結部を設けてもよい。
なお、本実施形態では、コア11は、一つの部材から形成されているが、これに限定されるものではない。たとえば、図示してないが、コア11が、可撓性を有するシート状の平らな第一コアと、この第一コアの外側に重ねるようにして取り付けられ、湾曲状に形成された、コア11より強い弾性を有する第二コアとからなる構成としてもよい。このようにすると、腕を挿脱する際の操作性及び腕を締め付けた際のフィット性などをさらに向上させるとともに、収納カバー2との摩擦抵抗による悪影響(収納カバー2との摩擦抵抗によって、自動的に最大径まで拡径されなくなるといった悪影響)を低減することができる。
(空気袋)
空気袋12は、弾性あるいは伸縮性を有する、樹脂製のシート部材からなっている。この空気袋12は、展開すると、周方向に長いほぼ矩形状であり、四隅が円弧状に形成されている。
また、空気袋12は、コア11の内面に、長手方向の両端部が、両面テープ又は接着剤などによって取り付けられている。この空気袋12は、腕軸方向にパイプ123が突設されており、血圧を測定する際には、パイプ123を介して空気が送圧される。
なお、空気袋12は、通常、コア11が測定可能最小径まで縮径されても、一方の端部121と他方の端部122が重ならないように、長手方向の寸法が設定されている。
(収納カバー)
収納カバー2は、全方向に伸びるとともに、伸びた状態から元の形状に復元する折り曲げ自在な織布(たとえば、2WAY生地)からなっている。また、収納カバー2は、展開すると、周方向に長いほぼ矩形状の袋であり、空気袋12、コア11及び締付ベルト32を収納する。すなわち、コア11の長手方向の他方の端部112は、収納カバー2の長手方向の他方の端部22に突き当たる状態で、収納カバー2に挿入され、さらに、収納カバー2の他方の端部22は、縫付け、接着又は溶着などによって、コア11の他方の端部112に取り付けられている。また、収納カバー2の長手方向の一方の端部21における内側の織布は、縫付け、接着又は溶着などによって、コア11の長手方向の一方の端部111に取り付けられている。
また、本実施形態では、折り曲げられた一枚の織布を縫付け、接着又は溶着することによって、収納カバー2を製造しているが、これに限定されるものではない。たとえば、内側用の織布及び外側用の織布を縫付け、接着又は溶着することによって、収納カバー2を製造してもよい。さらに、内側用の織布と外側用の織布は、特性(たとえば、伸縮性、復元力、摩擦抵抗又は厚さなど)又は形状などが異なっていてもよい。
さらに、図示してないが、収納カバー2は、短手方向の両端部付近であり、かつ、コア11の周方向の複数箇所において、縫付け、接着又は溶着によって、コア11と接合されているとよい。このようにすると、コア11に対する収納カバー2のずれを、抑制することができる。
本実施形態の収納カバー2は、長手方向の一方の端部21に収納カバー用開口部23が形成され、長手方向の他方の端部22に締付ベルト用開口部24が形成され、長手方向のほぼ中央部の外側に開口部25が形成され、さらに、短手方向の手側の端部にパイプ用開口部26が形成されている。
上記収納カバー用開口部23は、腕軸方向に細長い形状としてあり、収納カバー2の他方の端部22、コア11の他方の端部112及び締付ベルト32が、周方向に移動自在に挿入されている。
ここで、上記の「周方向に移動自在に」とは、コア11が縮径又は拡径される際、収納カバー用開口部23に対して、周方向に移動自在に、といった意味である。すなわち、本実施形態においては、収納カバー2の他方の端部22、コア11の他方の端部112及び締付ベルト32が、周方向に移動自在に挿入されていることによって、コア11が縮径又は拡径される際、空気袋12の一方の端部121、コア11の一方の端部111及び収納カバー2の一方の端部21も、周方向に自由に移動することができる。
なお、通常、収納カバー2の一方の端部21(収納カバー用開口部23)は、織布がほぐれないように、内部に折り返され、縫付け、接着又は溶着されている。
また、生体圧迫装置1は、使用されないとき、通常、最大径まで拡径された状態(図示せず)で保管される。このとき、収納カバー2の他方の端部22は、収納カバー用開口部23に接近するものの、収納カバー用開口部23に挿入された状態を維持する。そして、一方の端部21と他方の端部22との間の、他方の端部側の収納カバー2によって、コア11の両端部は、囲まれている。すなわち、一方の端部21と他方の端部22との間の、他方の端部側の収納カバー2によって、コア11の長手方向の一方の端部111、及び、コア11の長手方向の他方の端部112は、勘合するように短手方向の所定の位置に規制される。
ここで、「短手方向の所定の位置」とは、コア11がほぼ円筒形状となる位置をいい、「勘合するように短手方向の所定の位置に規制する」とは、展開すると矩形状のコア11の長手方向の中心線を、一方の端部111及び他方の端部112においてほぼ一致させることをいう。なお、収納カバー2は、適度な伸縮性を有しているので、筋肉質の上腕(ほぼ截頭円錐形状の上腕)を締め付ける場合であっても、コア11は、優れたフィット性を発揮することができる。
このように、生体圧迫装置1は、他方の端部側の収納カバー2によって、コア11がほぼ円筒形状に保持された状態で保管されるので、型くずれを起こすといった不具合を防止することができる。さらに、本実施形態では、肌触りなどを向上させるための収納カバー2を利用して、コア11をほぼ円筒形状に保持することができるので、製造原価のコストダウンを図ることができる。
また、締付ベルト用開口部24は、締付ベルト32の幅とほぼ同じ長さを有する、腕軸方向に細長い形状としてある。締付ベルト32は、収納カバー2に挿入されてきた締付ベルト32の先端側の部分321が、収納カバー用開口部23を通り抜けるようにして、収納カバー用開口部23に挿入されている。なお、収納カバー用開口部23を通り抜けた締付ベルト32の先端側の部分321は、基台31に装入される。
このようにすると、連結板35と基台31との間の締付ベルト32が、収納カバー2によって覆われる。ここで、本実施形態の締付ベルト32には、係止部としてラック37及び保持用孔38が形成されている。すなわち、凹凸を有する締付ベルト32が、収納カバー2によって覆われるので、安全性を向上させることができる。また、締付ベルト32が、収納カバー2によって覆われるので、美観を向上させることができる。
さらに、開口部25は、ほぼ長円又は矩形状としてあり、この開口部25を介して、締付手段3の撮み33及び開放レバー34が露出している。
また、開口部25の周縁の収納カバー2は、基台31の上部及び開放レバー34に掛けられている。これにより、ピニオンギア36によって基台31から送り出される締付ベルト32の先端側の部分321は、収納カバー2に収納される。これにより、締付ベルト32は、上述したように、連結板35と基台31との間の締付ベルト32、及び、基台31から送り出される締付ベルト32が、収納カバー2を貫くように、収納カバー2に収納され、すなわち、収納カバー2内に貫設されている。
このようにすると、送り出された締付ベルト32の先端側の部分321は、収納カバー2と当接し、内側方向に向きを変える。すなわち、締付ベルト32の先端側の部分321は、図3に示すように、接線方向に送り出されることはない。これにより、たとえば、使用者がベットに寝ている場合であっても、送り出された締付ベルト32の先端側の部分321がベットに突き当たることによって、締付けが適正に行われないといった不具合を防止することができる。また、送り出された締付ベルト32の先端側の部分321がベット又は使用者の胸などに突き当たり、邪魔になるといった不具合を防止することができる。
また、締め付けた際、送り出された締付ベルト32の先端側の部分321が、収納カバー2に収納され、ラック37などが収納カバー2によって覆われるので、安全性をさらに向上させることができる。
さらに、コア11、空気袋12及び締付ベルト32が、収納カバー2によって覆われるので、スマートな印象を見る者に与え、美観を大幅に向上させることができる。
また、パイプ用開口部26は、ほぼ円形状としてあり、パイプ123が挿入されている。
なお、通常、パイプ123は、収納カバー2がコア11に取り付けられた後に、パイプ用開口部26を介して、空気袋12と連結されるが、これに限定されるものではない。たとえば、収納カバー2にコア11及び空気袋12を収納する際に、空気袋12に連結されたパイプ123を、パイプ用開口部26に通してもよい。
なお、収納カバー2は、コア11、空気袋12及び締付ベルト32を収納する一つの袋としてあるが、これに限定されるものではない。たとえば、図示してないが、収納カバーは、コア11及び空気袋12を収納する一つの袋と、この袋の外側に接合された、締付ベルト32を覆い隠すカバーとを有する構成としてもよい。このようにすると、たとえば、締付ベルト32を覆い隠すカバーを、摩擦抵抗の小さい形状としたり、あるいは、締付ベルト32を覆い隠すカバーに、摩擦抵抗の小さい素材を使用することができる。また、締付ベルト32を覆い隠すカバーを設けず、収納カバー2が、コア11と空気袋12を収納する構成としてもよく、このようにすると、コア11をほぼ円筒形状に保持された状態で保管することができる。
また、本実施形態の収納カバー2の取付け方法は、まず、空気袋12の取り付けられたコア11が、収納カバー2に収納され、収納カバー2とコア11が接合される。次に、基台31から取り外された締付ベルト32の先端側の部分321が、開口部25から収納カバー2内に挿入され、締付ベルト用開口部24を通り、基台31を経由して再び収納カバー2の内側に挿入される。続いて、コア11と基台31が接合され、ピニオンギア36及び撮み33が組み立てられる。ただし、この取付け方法に限定されるものではない。
(締付手段)
本実施形態の締付手段3は、基台31、締付ベルト32、撮み33、開放レバー34、連結板35、ピニオンギア36及び保持用ピン39などを備えている。基台31は、接着、溶着、縫付け又は鳩目鋲などによって、コア11と接合されている。この基台31には、回動自在に取り付けられた連結板35、締付機能を実現するための、撮み33と連結されピニオンギア36、保持機能を実現するための保持用ピン39、及び、保持用ピン39による保持状態を解除するための開放レバー34などが取り付けられている。また、締付ベルト32は、幅方向のほぼ中央部であって、かつ、長手方向に、ピニオンギア36と噛み合うラック37が形成され、さらに、幅方向の両端部に、保持用ピン39が係入される保持用孔38が並設されている。この締付ベルト32は、一端が連結板35に取り付けられ、かつ、コア11の外周に巻かれた状態で、他端(先端側の部分321)が基台31に装入されている。このようにすると、コア11を締め付ける際、コア11の円周方向全体から締め付けることができ、使用者にとって違和感なく腕への締付けを行うことができる。
上記構成の締付手段3は、使用者が、コア11に腕を挿入し、撮み33を締付方向に回転させると、ピニオンギア36がラック37に作用し、締付ベルト32を締付方向に移動させ、コア11を全体的に締め付ける。この際、保持用ピン39は、ラチェット機構のように保持用孔38に対する抜け及び係入を繰り返し、撮み33の回転が停止されたところで、保持用孔38に係入し、締付ベルト32が開放方向に戻らないように保持する。また、血圧測定が終わり、使用者が、開放レバー34を押下すると、保持用ピン39が保持用孔38から抜け、コア11及び締付ベルト32の復元力によって、コア11及び締付ベルト32は、最大径まで自動的に拡径される。
なお、本実施形態の締付手段3は、コア11の一端が該コア11の他端の内側に巻き込まれた状態を保持する固定手段としての機能と、コア11を腕に締め付ける締付機能を有する構成としてあるが、この構成に限定されるものではない。たとえば、面ファスナーなどの固定手段を用いた単純な構成、あるいは、ピニオンギア36をモータなどの駆動手段を用いて回転させる構成としてもよい。
次に、上記構成の生体圧迫装置1の使用方法及び動作について説明する。
まず、血圧を測定する生体圧迫装置1の使用者は、コア11及び締付ベルト32の周回径が最大径まで大きくなっていることを確認する。ここで、生体圧迫装置1は、ほぼ収納カバー2で覆われているので、大幅に美観が向上しており、使用者は、測定に伴う煩わしさを紛らすことができる。
通常、前回の使用が終了したとき、コア11及び締付ベルト32の周回径は、最大径まで大きくなっており、この状態で、生体圧迫装置1は、保管されている。
そして、縮径されている場合、開放レバー34を押下する。これにより、生体圧迫装置1は、コア11及び締付ベルト32の復元力により、締付ベルト32が開放方向に移動し、コア11及び締付ベルト32の周回径が最大径まで大きくなる。
ここで、締付ベルト32は、収納カバー2によって覆われているので、締付ベルト32のラック37及び保持用孔38などに、指などを引っ掛けてしまうといった不具合を防止することができる。
続いて、使用者は、撮み33が上方を向くように、生体圧迫装置1を横置きとして、円筒形状の収納カバー2に、たとえば、左腕を挿入する。
次に、使用者は、撮み33を締付方向に回転させる。この操作により、ピニオンギア36がラック37を締付方向に送り出し、保持用ピン39が保持用孔38に対する抜けと係入を繰り返しながら、締付ベルト32が締付方向に移動し、コア11及び空気袋12の周回径が減少する。続いて、使用者が、測定可能な状態まで、コア11を締め付け、撮み33の回転を停止すると、保持用ピン39が保持用孔38に係入し、コア11の締付け状態を良好に保持する。
このとき、ピニオンギア36によって送り出された締付ベルト32の先端側の部分321は、収納カバー2と当接し、内側方向に送り出される。したがって、たとえば、使用者がベットに寝ている場合であっても、締付けが適正に行われないといった不具合を防止することができる。また、送り出された締付ベルト32の先端側の部分321がベット又は使用者の胸などに突き当たり、邪魔になるといった不具合を防止し、使い勝手を向上させることができる。
次に、空気袋12に空気が送圧され、血圧が測定される。続いて、血圧の測定結果が表示され、空気袋12から空気が抜かれると、使用者は、開放レバー34を押下する。これにより、生体圧迫装置1は、コア11及び締付ベルト32の復元力により、締付ベルト32が開放方向に移動し、コア11及び空気袋12の周回径が大きくなるとともに、拡開状態が保持される。したがって、使用者は、腕をコア11から容易に抜くことができ、さらに、次の測定の際、腕を容易に挿入することができる。また、上述したように、締付ベルト32は、収納カバー2によって覆われているので、締付ベルト32のラック37及び保持用孔38などに、指などを引っ掛けてしまうといった不具合を防止することができる。
そして、使用者は、生体圧迫装置1を棚などに保管する。
ここで、生体圧迫装置1は、他方の端部側の収納カバー2によって、コア11がほぼ円筒形状に保持された状態で保管されるので、型くずれを起こすといった不具合を防止することができる。さらに、本実施形態では、肌触りなどを向上させるための収納カバー2を利用して、コア11をほぼ円筒形状に保持することができるので、製造原価のコストダウンを図ることができる。
以上説明したように、本実施形態の生体圧迫装置1によれば、保管性、経済性、安全性及び使い勝手などを向上させることができる。さらに、生体圧迫装置1は、締付ベルト32及びコア11などを収納カバー2で覆うことによって、大幅に美観が向上しており、使用者は、測定に伴う煩わしさを忘れ、快く血圧測定を行うことができる。
また、本実施形態の生体圧迫装置1は、様々な応用例を有している。
次に、その応用例について、図面を参照して説明する。
<生体圧迫装置の応用例>
図5は、本発明の第一実施形態に係る生体圧迫装置の応用例の、締付ベルトの概略平面図を示している。
図5において、本応用例の生体圧迫装置は、第一実施形態の生体圧迫装置1と比べると、締付ベルト32の代わりに、締付ベルト32´を用いている点が相違する。本応用例の生体圧迫装置の他の構成は、生体圧迫装置1とほぼ同様としてある。
また、図5において、上述した図面と同様の構成部分については同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
締付ベルト32´は、短手方向の一方の端部に、保持用孔38及びラック37を形成してある。また、締付ベルト32´は、ラック37が形成された部分と対向する、短手方向の他方の端部が切り欠かれた形状としてある。これにより、締付ベルト32´のラック37の形成された部分の幅Wを、締付ベルト32´のラック37の形成されていない部分の幅Wの約25%としてある。
このようにすると、締付ベルト32´の先端側の部分321が、湾曲しやすくなるので、締め付けた際、送り出された締付ベルト32´の先端側の部分321が、収納カバー2に収納されやすくなる。すなわち、先端側の部分321が、収納カバー2と当接した際、収納カバー2を大きく外側に突っ張らせたり、あるいは、先端側の部分321の形がはっきり浮き出るといった不具合を防止することができる。
また、本実施形態では、上記の幅Wを、幅Wの約25%としてあるが、これに限定されるものではない。通常、幅Wを、幅Wの20〜80%とするとよい。この理由は、20%より短くすると、機械的強度が低下して、係止部としての機能を発揮できなくなるからであり、また、80%を超えると、先端側の部分321が、収納カバー2に収納されやすくなるといった効果が大幅に低減されるからである。
このように、本応用例の生体圧迫装置によれば、上述した第一実施形態の生体圧迫装置1とほぼ同様の効果を得ることができ、さらに、締め付けた際、送り出された締付ベルト32´の先端側の部分321が、収納カバー2に収納されやすくなる。
[生体圧迫装置の第二実施形態]
図6は、本発明の第二実施形態に係る生体圧迫装置の、腕軸方向の概略断面図を示している。
図6において、本実施形態の生体圧迫装置1aは、上述した応用例の生体圧迫装置と比べると、ベルト収納ガイド4及び引っ張りばね5を備えている点が相違する。なお、生体圧迫装置1aの他の構成は、上述した応用例の生体圧迫装置とほぼ同様としてある。
したがって、図6において、図3及び図5と同様の構成部分については同一の符号を付付して、その詳細な説明を省略する。
(ベルト収納ガイド)
ベルト収納ガイド4は、ピニオンギア36によって、締付方向に送り出される締付ベルト32´の先端側の部分321を、内側に方向付けるガイドであり、基台31に設けられている。
本実施形態のベルト収納ガイド4は、樹脂製の湾曲板41、平板42及び側板43を有している。湾曲板41は、一端が基台31と連結され、他端が平板42と連結された円弧状に湾曲した板である。平板42は、一端が湾曲板41と連結されたほぼ平らな板である。また、側板43は、ほぼ平行四辺形状の平板であり、三つの辺がそれぞれ基台31、湾曲板41及び平板42と連結されている。このベルト収納ガイド4は、通常、基台31と一体的に成形されている。また、ベルト収納ガイド4は、収納カバー2に収納されている。
上記のベルト収納ガイド4を備えることにより、生体圧迫装置1aは、締付ベルト32´の先端側の部分321を、確実に内側に方向付けることができる。また、先端側の部分321がベルト収納ガイド4に当接しても、ベルト収納ガイド4を覆う収納カバー2に、先端側の部分321の形が浮き出るといった不具合を確実に防止することができる。さらに、引っ張りばね5を保護することができる。
なお、ベルト収納ガイド4は、上記構成(材質、形状、又は、取り付け部位(本実施形態では基台31)など)に限定されるものではない。たとえば、一つの部品としてベルト収納ガイド4を製造し、基台31に取り付けてもよい。
(引っ張りばね)
引っ張りばね5は、一端が、基台31の突起部311の先端に係止され、他端が、連結板35と連結された締付ベルト32´に係止されている。この引っ張りばね5は、縮径された締付ベルト32´を外側に引っ張る。
ここで、突起部311は、基台31から締付方向に突き出すように形成されている。また、引っ張りばね5の他端が係止される締付ベルト32´の位置は、連結板35から所定の距離だけ離れている。すなわち、締付ベルト32´が縮径されると、引っ張りばね5が伸び、締付ベルト32´を元の状態(最大径の状態)に復帰させようとするばね力が、締付ベルト32´に作用する。したがって、開放レバー34が押下されると、自動的に最大径まで拡径されるべき締付ベルト32´が、収納カバー2との摩擦抵抗によって、拡径されなくなるといった不具合を防止することができる。
また、本実施形態では、引っ張りばね5が、縮径された締付ベルト32´を外側に引っ張り、締付ベルト32´を拡径する構成としてあるが、これに限定されるものではない。たとえば、図示してないが、引っ張りばね5の他端を、連結板35と連結された締付ベルト32´の内側に位置するコア11に係止し、締付ベルト32´に、引っ張りばね5が通る開口部を形成してもよい。このようにすると、この引っ張りばね5が、縮径されたコア11を外側に引っ張るので、コア11を元の状態(最大径の状態)に復帰させようとするばね力が、コア11に作用する。
すなわち、上記のコア11と連結された引っ張りばね5は、縮径されたコア11を拡径する弾性部材として機能し、コア11と収納カバー2との摩擦抵抗によって、コア11が拡径できなくなるといった不具合を防止することができる。さらに、コア11が拡径するとき、コア11が締付ベルト32´と当接するので、締付ベルト32´が拡径できない場合であっても、縮径された締付ベルト32´を外側に押し上げる。したがって、コア11と収納カバー2との摩擦抵抗、及び、締付ベルト32´と収納カバー2との摩擦抵抗に打ち勝って、コア11を確実に拡径させることができる。
なお、縮径されたコア11を拡径する弾性部材として、上記の引っ張りばね5を用いたが、この構成(材質、形状、又は、復元力を作用させる部位など)に限定されるものではない。たとえば、弾性部材として、紐状、帯状又はシート状のゴム製の部材を用いてもよい。
以上説明したように、本実施形態の生体圧迫装置1aによれば、上述した第一実施形態の生体圧迫装置1とほぼ同様の効果を得ることができる。
さらに、締付ベルト32´の先端側の部分321を、確実に内側に方向付けることができる。また、先端側の部分321がベルト収納ガイド4に当接しても、ベルト収納ガイド4を覆う収納カバー2に、先端側の部分321の形が浮き出るといった不具合を確実に防止することができる。
また、開放レバー34が押下されると、自動的に最大径まで拡径されるべきコア11が、収納カバー2との摩擦抵抗によって、拡径されなくなるといった不具合を防止することができる。
[血圧測定装置の一実施形態]
本発明は、血圧測定装置(適宜、血圧計と略称する。)の発明としても有効である。
図7は、本発明の一実施形態に係るオシロメトリック式電子血圧計の要部の概略ブロック図を示している。
図7において、オシロメトリック式電子血圧計6は、空気袋12を内蔵した生体圧迫装置1と、配管61及びパイプ123を介して空気袋12と連通した、圧力センサ62、ポンプ63及び排気弁64と、圧力センサ62、ポンプ63及び排気弁64と接続された情報処理装置65と、情報処理装置65と接続された操作スイッチ66及び表示器67とからなっている。
ここで、本実施形態のオシロメトリック式電子血圧計6は、上述した実施形態の生体圧迫装置1を備えた構成としてある。
このようにすると、本実施形態のオシロメトリック式電子血圧計6は、上述したように、生体圧迫装置1の保管性、経済性、安全性及び使い勝手などを向上させることができる。さらに、オシロメトリック式電子血圧計6は、生体圧迫装置1が、締付ベルト32及びコア11などを収納カバー2で覆うことによって、大幅に美観が向上しており、使用者は、測定に伴う煩わしさを忘れ、快く血圧測定を行うことができる。
なお、本実施形態では、生体圧迫装置1を用いる構成としてあるが、これに限定されるものではなく、たとえば、応用例の生体圧迫装置又は第二実施形態の生体圧迫装置1aを用いた構成としてもよい。
以上、本発明の生体圧迫装置及び血圧測定装置について、好ましい実施形態を示して説明したが、本発明に係る生体圧迫装置及び血圧測定装置は、上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更実施が可能であることは言うまでもない。
例えば、生体圧迫装置1、1aなどは、オシロメトリック式電子血圧計に用いられる場合に限定されるものではなく、たとえば、コロトコフ音にもとづいて血圧を測定する自動血圧計にも適用することができる。
以上説明したように、本発明の生体圧迫装置は、血圧計用腕帯に用いられる場合に限定されるものではなく、たとえば、加圧中の脈波を精度よく測定する必要のある、止血用の生体圧迫装置などにも利用することができる。
図1は、本発明の第一実施形態に係る生体圧迫装置の概略斜視図を示している。 図2は、本発明の第一実施形態に係る生体圧迫装置の、保護カバーが取り外された状態の概略斜視図を示している。 図3は、図2のA−A概略断面図を示している。 図4は、図2の概略側面図を示している。 図5は、本発明の第一実施形態に係る生体圧迫装置の応用例の、締付ベルトの概略平面図を示している。 図6は、本発明の第二実施形態に係る生体圧迫装置の、腕軸方向の概略断面図を示している。 図7は、本発明の一実施形態に係るオシロメトリック式電子血圧計の要部の概略ブロック図を示している。
符号の説明
1、1a 生体圧迫装置
2 収納カバー
3 締付手段
4 ベルト収納ガイド
5 引っ張りばね
6 オシロメトリック式電子血圧計
11 コア
12 空気袋
13 保護プレート
21 一方の端部
22 他方の端部
23 収納カバー用開口部
24 締付ベルト用開口部
25 開口部
26 パイプ用開口部
31 基台
32、32´ 締付ベルト
33 撮み
34 開放レバー
35 連結板
36 ピニオンギア
37 ラック
38 保持用孔
39 保持用ピン
41 湾曲板
42 平板
43 側板
61 配管
62 圧力センサ
63 ポンプ
64 排気弁
65 情報処理装置
66 操作スイッチ
67 表示器
111 一方の端部
112 他方の端部
121 一方の端部
122 他方の端部
123 パイプ
311 突起部
321 先端側の部分

Claims (7)

  1. 空気袋と、前記空気袋の外側に配置される可撓性を有するコアと、前記コアを生体の一部に締め付ける締付ベルトと、前記空気袋、前記コア及び前記締付ベルトを収納する収納カバーとを備え、
    前記収納カバーが、長手方向の一方の端部に開口部を有し、この開口部に前記収納カバーの長手方向の他方の端部が挿入されていることを特徴とする生体圧迫装置。
  2. 前記コアの長手方向の一方の端部が、長手方向の他方の端部の内側に巻き込まれるとともに、前記コアの長手方向の他方の端部が、前記収納カバーの開口部に挿入されていることを特徴とする請求項1に記載の生体圧迫装置。
  3. 前記締付ベルトの長手方向に、ピニオンギヤと噛み合うラックを形成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の生体圧迫装置。
  4. 前記締付ベルトの長手方向に、締め付けた状態を保持する保持機構を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の生体圧迫装置。
  5. 前記締付ベルトのラックの形成されている部分の短手方向寸法が、ラックの形成されていない部分の短手方向寸法より短いことを特徴とする請求項3又は4に記載の生体圧迫装置。
  6. 前記締付ベルトの先端部分を内側に方向付ける、ベルト収納ガイドを備えたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の生体圧迫装置。
  7. 生体圧迫装置を用いる血圧測定装置において、
    上記請求項1〜6のいずれか一項に記載の前記生体圧迫装置を用いたことを特徴とする血圧測定装置。
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