JP4149751B2 - ブシュ付きリセットレバーを備えた電子時計 - Google Patents

ブシュ付きリセットレバーを備えた電子時計 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、伝達車を回転可能に支持するための軸受部を含むブシュを有するリセットレバーを備えた電子時計に関する。
【0002】
【従来の技術】
実公平5−45995号公報に開示されている従来のアナログ電子時計の構造及び作動を以下に説明する。図10および図11を参照すると、従来のアナログ電子時計のムーブメント(駆動部分を含む機械体)400は、ムーブメント400の基板を構成する地板402を有する。文字板404(図11に仮想線で示す)がムーブメント400に取付けられる。アナログ電子時計においては、地板402の両側のうちで、文字板404のある方の側をムーブメント400の「裏側」と称し、文字板404のある方の側と反対側をムーブメント400の「表側」と称する。ムーブメント400の「表側」に組み込まれる輪列を「表輪列」と称し、ムーブメント400の「裏側」に組み込まれる輪列を「裏輪列」と称する。巻真410が、地板402の巻真案内穴に回転可能に組み込まれる。ムーブメント400は、巻真410の中心軸線410Aの方向の位置を決めるための切換ばね(図示せず)を備える。つづみ車408が、巻真410と同軸に配置される。巻真410が0段目にあるとき、すなわち、時刻表示状態において、つづみ車408は、巻真410が回転しても回転しないように構成される。巻真410が1段目にあるとき、つづみ車408は、巻真410の回転により回転するように構成される。ムーブメント400の「表側」において、巻真410の中心軸線410Aの左側の領域(第1領域)と、巻真410の中心軸線410Aの右側の領域(第2領域)とを定義する。
【0003】
ムーブメント400の「表側」には、電池420、回路ブロック(図示せず)、ステップモータ428、表輪列、切換装置(図示せず)などが配置される。ステップモータ428の回転により表輪列が回転する。IC(図示せず)と水晶振動子422とが、回路ブロックに取り付けられる。電池420はアナログ電子時計の動力源を構成する。水晶振動子422は、アナログ電子時計の源振を構成し、例えば、32,768ヘルツで発振する。表輪列は地板402と輪列受412により、回転可能に支持される。ムーブメント400の「表側」において、電池420は、巻真410の中心軸線410Aの左側の領域(第1領域)に配置され、水晶振動子422は、巻真410の中心軸線410Aの左側の領域(第1領域)に配置される。
【0004】
ステップモータ428は、コイルブロック430と、ステータ432と、ロータ434とを含む。コイルブロック430は、ICが出力するモータ駆動信号を入力すると、ステータ432を磁化させて、ロータ434を回転させる。ロータ434は、例えば、1秒ごとに180度回転するように構成される。ムーブメント400の「表側」において、コイルブロック430のワイヤ巻線部は、巻真410の中心軸線410Aの右側の領域(第2領域)に配置され、ロータ434は、巻真410の中心軸線410Aの右側の領域(第2領域)に配置される。
ロータ434の回転に基づいて、五番車440の回転を介して四番車442が回転するように構成される。四番車442は、四番歯車442bと、四番かな442cと、四番上軸部442fと、そろばん玉部442gとを含む。四番車442は1分間に1回転するように構成される。秒針444が四番車442に取付けられる。四番車442の回転中心は、地板402の中心に配置される。
【0005】
三番車450が四番車442の回転に基づいて回転するように構成される。三番車450は、三番歯車450bと、三番かな450cと、三番上軸部450fと、三番下軸部450gとを含む。二番車452が三番車450の回転に基づいて回転するように構成される。二番車452は、二番歯車452bと、二番かな452cと、二番真452dとを含む。分針464が二番車452に取付けられている。二番車452は1時間に1回転するように構成される。三番車450の三番上軸部450fと、四番車442の四番上軸部442fとは、輪列受412に対して回転可能に支持される。二番真452dの外周部は地板402に対して回転可能に支持される。四番車442のそろばん玉部442gは、二番真452dの中心穴に対して回転可能に支持される。
日の裏車474が二番車452の回転に基づいて回転するように構成される。筒車460が日の裏車474の回転に基づいて回転するように構成される。筒車460の中心穴は、地板402の筒車支持部402bに対して回転可能に支持される。筒車460は12時間に1回転するように構成される。時針466が筒車460に取付けられる。
【0006】
リセットレバーと同様なリセット機能を有するクラッチ板480が地板402のクラッチ板ピン402cに対して回転可能に配置される。クラッチ板480は、巻真接触弾性部480aと、剛体部480bと、ばね部480cと、リセット作動部480fとを含む。三番車450の三番下軸部450gを回転可能に支持する三番下軸受部480dが剛体部480bに設けられる。巻真410が0段目にあるとき、クラッチ板480の位置を決めるためのクラッチ板位置決め部402fが地板402に設けられる。リセットピン426が地板402に取り付けられる。リセットピン426は、ICのリセット端子に導通するように構成される。クラッチ板480がリセットピン426に接触すると、リセット作動を行うように構成される。ムーブメント400の「表側」において、クラッチ板480は、巻真接触弾性部480aの先端部を除いて、巻真410の中心軸線410Aの右側の領域(第2領域)に配置される。
巻真410が0段目にあるとき、巻真410の先端は巻真接触弾性部480aを押し、リセット作動部480fがクラッチ板位置決め部402fに当たる。この状態では、三番かな450cは二番歯車452bと噛み合うように構成される。ムーブメント400の「表側」において、リセットピン426、クラッチ板位置決め部402fは、巻真410の中心軸線410Aの右側の領域(第2領域)に配置される。
【0007】
図12を参照すると、巻真410を1段目に引き出すと、すなわち、時刻修正状態において、巻真410の先端は巻真接触弾性部480aから離れ、ばね部480cのばね力によりクラッチ板480は回転して、リセット作動部480fがリセットピン426に当たる。この状態では、三番かな450cは二番歯車452bと噛み合わない。この状態で、巻真410を回転させると、つづみ車408が回転し、つづみ車408と噛み合う日の裏車474の回転を介して二番車452及び筒車460が回転する。この構造では、巻真410を1段目に引き出して針合わせをするときに、秒針444を停止させた状態で、巻真410を回転させることにより、分針464及び時針466を回転させることができる。リセット作動部480fがリセットピン426に当たると、ICはモータ駆動信号を出力しないように構成される。
さらに、このようなリセット機能を有するクラッチ板と三番車を備えた従来のアナログ電子時計の他の構造が、実開昭58−49281号公報、特開昭63−173991号公報、特開平10−227876号公報などに開示されている
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
実公平5−45995号公報に開示されている従来のアナログ電子時計では、三番車450の三番下軸部450gの軸受部を構成する円穴がクラッチ板480に直接形成されていた。したがって、巻真410を1段目に引き出して針合わせをするとき、三番車450の三番下軸部450gがクラッチ板480の円穴に対して傾き、クラッチ板480が三番車450の三番下軸部450gを曲げたり、三番車450の三番下軸部450gを傷つけたりするおそれがあった。また、クラッチ板480が三番車450の三番下軸部450gを曲げたり、傷つけたりするおそれを回避するために、クラッチ板480に設けられた円穴の内径寸法と、三番車450の三番下軸部450gの外径寸法との差を大きくすると、巻真410を0段目にした状態で、三番車450の三番下軸部450gの位置が正確に位置決めされないで、三番かな450cと二番歯車452bの噛み合い状態が不安定になるおそれがあった。
【0009】
さらに、実公平5−45995号公報に開示されている従来のアナログ電子時計では、ムーブメント400の「表側」において、電池420および水晶振動子422が、巻真410の中心軸線410Aの左側の領域(第1領域)に配置され、クラッチ板480、リセットピン426、クラッチ板位置決め部402fは、巻真410の中心軸線410Aの右側の領域(第2領域)に配置されるので、ムーブメントのサイズを小さくするのが困難であった。
【0010】
【発明の目的】
本発明の目的は、巻真を1段目に引き出して針合わせをするとき、リセットレバーにより、輪列の軸受部を曲げるおそれがなく、かつ、リセットレバーにより、輪列の軸受部を傷つけるおそれがない電子時計、特にアナログ電子時計を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、巻真を0段目にした作動状態で、輪列の噛み合い状態が安定している電子時計、特にアナログ電子時計を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、基板を構成する地板と、駆動源を構成するモータの作動により回転する輪列と、時刻修正を行うための巻真とを有する電子時計において、前記輪列は、伝達歯車及び伝達かなを有し、かつ、前記モータの作動により回転する伝達車と、表示歯車及び表示かなを有し、かつ、前記伝達車の回転により回転する表示車とを含むように構成される。この電子時計は、さらに、電子時計を時刻表示状態にセットしたときに巻真に接触し、電子時計を時刻修正状態にセットしたときに巻真に接触しないように構成され、かつ、地板に対して回転可能なように設けられ、かつ、ばね部を有するリセットレバーと、リセットレバーが接触すると、電子時計をリセットするように構成されたリセットピンとを備えるように構成される。この電子時計では、中心穴を有するブシュの案内部が、直径方向にすきまを設けて、リセットレバーのブシュ組み込み用穴に対して組み込まれている。また、この電子時計では、伝達車の下軸部は、前記ブシュの中心穴に回転可能なように組み込まれている。例えば、伝達車は三番車であり、表示車は、「分」を表示するように構成された分針を取り付けるための二番車である。
【0012】
この電子時計では、電子時計を時刻表示状態にセットしたとき、前記ブシュの一部分が地板のブシュ位置決め部に接触し、伝達かなは表示歯車と噛み合い、モータの作動により伝達車の回転を介して表示車は回転するように構成され、電子時計を時刻修正状態にセットしたとき、前記ばね部のばね力により、リセットレバーは回転して、リセットレバーの一部分がリセットピンに当たり、伝達かなは表示歯車に噛み合わないように構成されることを特徴とする。
この構成により、巻真を1段目に引き出して針合わせをするとき、リセットレバーにより伝達車の下軸受部を曲げるおそれがなく、リセットレバーにより伝達車の下軸受部を傷つけるおそれをなくすことができる。また、この構成により、巻真を0段目にした作動状態で、伝達車と表示車の噛み合い状態を安定させることができる。
【0013】
本発明の電子時計では、前記ブシュは、さらに、つば部と、先端軸部とを有し、固定枠が先端軸部に嵌め込まれ、リセットレバーの下面と、固定枠の上面との間には、軸線方向すきまが設けられるのが好ましい。
また、本発明の電子時計では、リセットレバーのブシュ組み込み用穴の内径寸法(DH)とブシュの案内部の外径寸法(DB)との差である案内部径差(DH−DB)は、ブシュの中心穴の内径寸法(DC)と、伝達車の下軸部の外径寸法(DJ)との差である軸受部径差(DC−DJ)より大きくなるように構成されるのが好ましい。
【0014】
さらに、この電子時計では、前記軸線方向すきま(TS)は、前記ブシュのつば部の下面と、前記固定枠の上面との間の寸法(TB)が、リセットレバーのブシュ組み込み用穴の内径寸法(DH)以下であるとき、前記案内部径差(DH−DB)より大きくなるように構成されるのが好ましい。
この構成により、巻真を1段目に引き出して針合わせをするとき、ブシュが傾くことを確保することができるので、リセットレバーにより伝達車の下軸受部を曲げるおそれを確実になくし、リセットレバーにより伝達車の下軸受部を傷つけるおそれを確実になくすことができる。
【0015】
【発明の効果】
本発明のアナログ電子時計においては、巻真を1段目に引き出して針合わせをするとき、伝達車、すなわち、三番車が傾いた状態においても、リセットレバーにより、伝達車の下軸受部、すなわち、三番車の下軸受部を曲げるおそれがなく、また、三番車の下軸受部を傷つけるおそれもない。
また、本発明のアナログ電子時計は、巻真を0段目にした作動状態において、伝達かな、すなわち、三番かなと、表示歯車、すなわち、二番歯車の噛み合い状態を安定させることができる。
さらに、本発明の時計においては、リセットレバーをムーブメントに効率的に配置することができるので、ムーブメントのサイズを小型にすることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明のアナログ電子時計の実施の形態を図面に基づいて説明する。以下の記載は、巻真が0段目にある状態でアナログ電子時計は時刻表示を行い、巻真が1段目にある状態でアナログ電子時計の作動が停止して、時刻修正を行うような構成のアナログ電子時計について説明する。
【0017】
(1)巻真が0段目にある状態(時刻表示状態)
図1〜図5を参照すると、本発明のアナログ電子時計の実施の形態において、アナログ電子時計のムーブメント100は、ムーブメントの基板を構成する地板102を有する。文字板104(図2および図3に仮想線で示す)がムーブメント100に取付けられる。巻真110が、地板102の巻真案内穴に回転可能に組み込まれる。ムーブメント100は、電池のプラスの導通をとり、かつ、巻真110の中心軸線410Aの方向の位置を決めるための電池プラス端子166を備える。すなわち、電池プラス端子166に設けられた巻真位置決め部166bが、巻真110の巻真位置決め帯部110dと、巻真110の外側壁部110fとの間に位置決めされることにより、巻真110の0段目の位置が決められる。
【0018】
アナログ電子時計においては、地板102の両側のうちで、文字板104のある方の側をムーブメント100の「裏側」と称し、文字板104のある方の側と反対側をムーブメント100の「表側」と称する。ムーブメント100の「表側」に組み込まれる輪列を「表輪列」と称し、ムーブメント100の「裏側」に組み込まれる輪列を「裏輪列」と称する。つづみ車108が、巻真110と同軸に配置される。巻真110は炭素鋼、ステンレス鋼などの金属で作られる。つづみ車108は、ポリアセタールなどのプラスチックで作られる。
巻真110が0段目にあるとき(アナログ電子時計を時刻表示状態にセットしたとき)、巻真110の先端軸部110bは、つづみ車108の作動用細径部108cと嵌め合わないように構成される。したがって、巻真110が0段目にあるとき、巻真110が回転してもつづみ車108は回転しないように構成される。
【0019】
ムーブメント100の「表側」において、巻真110の中心軸線110Aの左側の領域(第1領域)と、巻真110の中心軸線110Aの右側の領域(第2領域)とを定義する。
ムーブメント100の「表側」には、電池120、回路ブロック116、ステップモータ128、表輪列などが配置される。ステップモータ128の回転により表輪列が回転する。IC118と水晶振動子122とが、回路ブロック116に取り付けられる。電池120はアナログ電子時計の動力源を構成する。水晶振動子122は、アナログ電子時計の源振を構成し、例えば、32,768ヘルツで発振する。表輪列は地板102と輪列受112により、回転可能に支持される。ムーブメント100の「表側」において、電池120は、巻真110の中心軸線410Aの右側の領域(第2領域)に配置され、水晶振動子122は、巻真110の中心軸線110Aの左側の領域(第1領域)に配置される。
【0020】
IC118は発振部と、分周部と、駆動部とを含む。水晶振動子122の振動に基づいて発振部は基準信号を出力する。IC118の分周部は発振部の出力信号を分周する。IC118の駆動部は分周部の出力信号に基づいて、ステップモータ128を駆動するモータ駆動信号を出力する。
電池マイナス端子168が、輪列受112に対して保持される。電池マイナス端子170は、回路ブロック116のマイナスパターンを介して電池120の陰極とIC118のマイナス入力部Vssとを導通させる。電池プラス端子166は、回路ブロック116のプラスパターンを介して電池120の陽極とIC118のプラス入力部Vddとを導通させる。
【0021】
ステップモータ128は、コイルブロック130と、ステータ132と、ロータ134とを含む。コイルブロック130は、IC118が出力するモータ駆動信号を入力すると、ステータ132を磁化させて、ロータ134を回転させる。ロータ134は、ロータ磁石134bと、ロータかな134cと、ロータ上軸部134fと、ロータ下軸部134gとを含む。ロータ134は、例えば、1秒ごとに180度回転するように構成される。ムーブメント100の「表側」において、コイルブロック130のワイヤ巻線部は、巻真110の中心軸線410Aとオーバーラップするように配置される。好ましくは、コイルブロック130のワイヤ巻線部の半分が巻真110の中心軸線110Aの左側の領域(第1領域)に配置され、コイルブロック130のワイヤ巻線部の他の半分が巻真110の中心軸線110Aの右側の領域(第2領域)に配置される。ムーブメント100の「表側」において、ロータ134は、巻真110の中心軸線110Aの右側の領域(第2領域)に配置される。
【0022】
ロータ134の回転に基づいて、五番車140の回転を介して四番車142が回転するように構成される。五番車140は、五番歯車140bと、五番かな140cと、五番上軸部140fと、五番下軸部140gとを含む。五番歯車140bはロータかな134cと噛み合うように構成される。四番車142は、四番歯車142bと、四番かな142cと、四番上軸部142fと、そろばん玉部142gとを含む。四番歯車142bは五番かな140cと噛み合うように構成される。四番車142は1分間に1回転するように構成される。秒針144が四番車142に取付けられる。四番車142の回転中心は、地板102の中心に配置される。四番車142の回転中心は、地板102の中心に配置してもよいし、地板102の中心とは異なる位置に配置してもよい。
所望ならば、巻真110を1段目に引き出したときに回転作動し、四番車142又は五番車140の位置を規正するための規正レバー(図示せず)を設けることもできる。
【0023】
三番車150が四番車142の回転に基づいて回転するように構成される。三番車150は、三番歯車150bと、三番かな150cと、三番上軸部150fと、三番下軸部150gとを含む。三番歯車150bは四番かな142cと噛み合うように構成される。二番車152が三番車150の回転に基づいて回転するように構成される。二番車152は、二番歯車152bと、二番かな152cと、二番真152dとを含む。二番歯車152bは三番かな150cと噛み合うように構成される。分針164が二番車152に取付けられている。二番車152は1時間に1回転するように構成される。
日の裏車174が二番車152の回転に基づいて回転するように構成される。日の裏車174は、日の裏歯車174bと、日の裏かな174cと、日の裏上軸部174fと、日の裏下胴部174gとを含む。日の裏歯車174bは二番かな152cと噛み合うように構成される。筒車160が日の裏車174の回転に基づいて回転するように構成される。筒車160の歯車部160bは日の裏かな174cと噛み合うように構成される。筒車160の中心穴は、地板102の筒車支持部102bに対して回転可能に支持される。筒車160は12時間に1回転するように構成される。時針166が筒車160に取付けられる。
巻真110が0段目にあるときも、巻真110が1段目に引き出したときも、つづみ車108の歯部108fは日の裏歯車174bと噛み合うように構成される。
【0024】
ロータ134のロータ上軸部134fと、五番車140の五番上軸部140fと、三番車150の三番上軸部150fと、四番車142の四番上軸部142fと、日の裏車174の日の裏上軸部174fとは、輪列受112に対して回転可能に支持される。ロータ134のロータ下軸部134gと、五番車140の五番下軸部140gと、日の裏車174の日の裏下胴部174gとは、地板102に対して回転可能に支持される。二番真152dの外周部は地板102に対して回転可能に支持される。四番車142のそろばん玉部142gは、二番真152dの中心穴に対して回転可能に支持される。
【0025】
図1、図3〜図5を参照すると、リセット機能を有するリセットレバー180が、地板102のリセットレバーピン102cに対して回転可能に配置される。リセットレバー180は、巻真接触剛体部180aと、三番ブシュ支持剛体部180bと、ばね部180cと、弾性部180dと、リセット作動部180fとを含む。巻真110が0段目にあるとき、リセットレバー180の巻真接触剛体部180aは、弾性部180dのばね力により、巻真110の側面に当たるように構成される。従来構造のように、リセットレバーの巻真接触弾性部が巻真の側面に当たるように構成するのではなく、本発明では、リセットレバー180の巻真接触剛体部180aが巻真110の側面に当たるように構成することにより、リセットレバー180の回転作動を安定させ、リセットレバー180を確実に位置決めすることができる。三番車150の三番下軸部150gを回転可能に支持する三番ブシュ182が三番ブシュ支持剛体部180bに配置される。三番ブシュ182は、つば部182bと、案内部182cと、先端軸部182dとを含む。案内部182cはリセットレバー180の三番ブシュ支持剛体部180bに配置されたブシュ組み込み用穴180hに組み込まれる。案内部182cは、ブシュ組み込み用穴180hに、直径方向のすきまをもつように組み込まれる。リセットレバー180のブシュ組み込み用穴180hに組み込んだ後、三番ブシュ182の中心穴184cが固定枠184の先端軸部182dに嵌め込まれる。
【0026】
図5を参照すると、リセットレバー180のブシュ組み込み用穴180hの内径寸法DHと、三番ブシュ182の案内部182cの外径寸法DBとの差である案内部径差(DH−DB)は、三番ブシュ182の中心穴182hの内径寸法DCと、三番車150の三番下軸部150gの外径寸法DJとの差である軸受部径差(DC−DJ)より大きくなるように構成されるのが好ましい。例えば、リセットレバー180のブシュ組み込み用穴180hの内径寸法DHは、0.58mmであり、三番ブシュ182の案内部182cの外径寸法DBは、0.55mmであり、案内部径差(DH−DB)は、0.03mmであるように構成されるのがよい。また、三番ブシュ182の中心穴182hの内径寸法DCは、0.219mmであり、三番車150の三番下軸部150gの外径寸法DJは、0.205mmであり、軸受部径差(DC−DJ)は、0.014mmであるように構成されるのがよい。例えば、三番ブシュ182のつば部182bの下面と、固定枠184の上面との間の寸法TBは、0.26mmであり、リセットレバー180の厚さは、0.2mmであるのがよい。したがって、リセットレバー180の下面と固定枠184の上面との間には、例えば、0.06mmの軸線方向すきまTSが設けられる。
この構成により、巻真110を1段目に引き出して針合わせをするとき、三番ブシュ182が三番車150とともに、リセットレバー180に対して傾くことができる。したがって、この状態において、リセットレバー180により三番下軸受部150gを曲げるおそれをなくすことができ、また、リセットレバー180により三番下軸受部150gを傷つけるおそれをなくすことができる。
【0027】
上記案内部径差(DH−DB)は、0.01mm〜0.1mmであるように構成され、上記軸受部径差(DC−DJ)は、0.002mm〜0.03mmであるように構成されるのが好ましい。上記案内部径差(DH−DB)は、0.02mm〜0.04mmであるように構成され、上記軸受部径差(DC−DJ)は、0.004mm〜0.01mmであるように構成されるのが一層好ましい。また、リセットレバー180の下面と固定枠184の上面との間の軸線方向すきまTSは、0.02mm〜0.1mmであるように構成されるのが好ましい。いずれの構成においても、上記案内部径差(DH−DB)は、上記軸受部径差(DC−DJ)より大きくなるように構成されるのが好ましい。リセットレバー180の下面と固定枠184の上面との間の軸線方向すきまTSは、0.05mm〜0.07mmであるように構成されるのが一層好ましい。
また、リセットレバー180の下面と固定枠184の上面との間の軸線方向すきまTSは、三番ブシュ182のつば部182bの下面と、固定枠184の上面との間の寸法TBが、リセットレバー180のブシュ組み込み用穴180hの内径寸法DH以下であるとき、上記案内部径差(DH−DB)より大きくなるように構成されるのが好ましい。
この構成により、巻真を1段目に引き出して針合わせをするとき、三番ブシュ182が傾くことを確保することができるので、リセットレバー180により伝達車の下軸受部を曲げるおそれを確実になくし、リセットレバーにより三番下軸受部150gを傷つけるおそれを確実になくすことができる。
【0028】
三番ブシュ182のつば部182bの外径寸法DFは、1.0mmであり、つば部182bの厚さTFは、0.15mmであるように構成されるのがよい。三番ブシュ182のつば部182bの外径寸法DFは、0.75mm〜2.0mmであるのが好ましい。三番ブシュ182のつば部182bの厚さTFは、0.1mm〜0.3mmであるのが好ましい。
固定枠184の外径寸法DKは、1.0mmであり、固定枠184の厚さTKは、0.2mmであるように構成されるのがよい。固定枠184の外径寸法DKは、0.75mm〜2.0mmであるのが好ましい。固定枠184の厚さTKは、0.1mm〜0.5mmであるのが好ましい。いずれの構成においても、三番ブシュ182のつば部182bの外径寸法DFは、固定枠184の外径寸法DKと等しくなるように構成されるのがよい。
図1〜図5を参照すると、ムーブメント100の「表側」において、三番ブシュ182は、巻真110の中心軸線110Aの左側の領域(第1領域)に配置される。リセットレバー180のばね部180cの先端部は、電池プラス端子166のばね度当たり部166fに当たるように配置される。リセットレバー180は、電池プラス端子166と接触しているので、リセットレバー180は、回路ブロック116のプラスパターンを介して電池120の陽極とIC118のプラス入力部Vddとを導通している。
【0029】
巻真110が0段目にあるとき、二番車152の回転中心と三番車150の回転中心とを結ぶ直線の方向における三番ブシュ182の位置を決めるための三番ブシュ位置決め部102fが地板102に設けられる。巻真110が0段目にあるときには、三番ブシュ182のつば部182bの外周部と、固定枠184の外周部とが三番ブシュ位置決め部102fに当たることにより、二番車152の回転中心と三番車150の回転中心とを結ぶ直線の方向における三番ブシュ182の位置を決めることができるように構成される。この構成により、巻真を0段目にした作動状態で、三番かな150cと二番歯車152bの噛み合い状態を、高い精度で安定させることができる。
また、巻真110が0段目にあるときには、三番ブシュ182のつば部182bの外周部と、固定枠184の外周部とは、地板102に設けられた三番ブシュ案内部102dに案内されるように構成される。したがって、地板102に三番ブシュ案内部102dを設けることにより、巻真を0段目にした作動状態で、二番車152の回転中心と三番車150の回転中心とを結ぶ直線に対して直角方向における三番ブシュ182の位置を確実に決めることができる。地板102の三番ブシュ案内部102dは、例えば、三番ブシュ182のつば部182bの外周部と、固定枠184の外周部と、すきまをもって嵌め合うような寸法をもつ長穴形状に加工されるのがよい。この構成により、巻真を0段目にした作動状態で、三番かな150cと二番歯車152bの噛み合い状態を、高い精度で安定させることができる。
【0030】
変形例として、巻真110が0段目にあるとき、三番ブシュ182のつば部182bの外周部が三番ブシュ位置決め部102fに当たることにより、三番ブシュ182の位置を決めることができるように構成することもできる。この構成では、巻真110が0段目にあるとき、固定枠184の外周部は三番ブシュ位置決め部102fに当たらない。この構成においても、巻真を0段目にした作動状態で、三番かな150cと二番歯車152bの噛み合い状態を、高い精度で安定させることができる。
リセットピン126が地板102に取り付けられる。リセットピン126は、IC118のリセット端子に導通するように構成される。ムーブメント100の「表側」において、リセットピン126は、巻真110の中心軸線110Aの右側の領域(第2領域)に配置される。リセットレバー180がリセットピン126に接触すると、リセット作動を行うように構成される。ムーブメント100の「表側」において、リセットレバー180の回転中心は、巻真110の中心軸線110Aの右側の領域(第2領域)に配置される。ムーブメント100の「表側」において、リセットピン126は、巻真110の中心軸線110Aの左側の領域(第1領域)に配置される。巻真110が0段目にあるとき、リセットレバー180の巻真接触剛体部180aの先端は巻真110の側面に当たる。この状態では、三番かな150cは二番歯車152bと噛み合うように構成される。
【0031】
(2)巻真が1段目にある状態(時刻修正状態)
図6〜図9を参照すると、巻真110を0段目から1段目に引き出すと、電池プラス端子166に設けられた巻真位置決め部166bが、巻真110の巻真位置決め帯部110dと、巻真110の内側壁部110gとの間に位置決めされることにより、巻真110の1段目の位置が決められる。巻真110を0段目から1段目に引き出すと、巻真110の先端軸部110bは、つづみ車108の作動用細径部108cと嵌め合うように構成される。したがって、巻真110が1段目にあるとき(アナログ電子時計を時刻修正状態にセットしたとき)、つづみ車108は、巻真110の回転により、巻真110と一体となって回転するように構成される。
【0032】
また、巻真110を0段目から1段目に引き出すと、リセットレバー180の巻真接触剛体部180aは巻真110の側面から離れる。すると、リセットレバー180のばね部180cのばね力により、リセット作動部180fがリセットピン126に当たるまで、リセットレバー180は、図6において時計周り方向(右周り方向)に回転する。リセットレバー180のリセット作動部180fがリセットピン126に当たると、リセットレバー180の回転は終了する。リセットレバー180が、図6において時計周り方向(右周り方向)に回転するにつれて、三番ブシュ182は二番歯車152bから遠ざかる方向に移動する。したがって、リセットレバー180のリセット作動部180fがリセットピン126に当たっている状態では、三番かな150cは二番歯車152bと噛み合わない。リセットレバー180のリセット作動部180fがリセットピン126に当たると、IC118の駆動部は、ステップモータ128を駆動するためのモータ駆動信号を出力しないように構成される。
【0033】
巻真110が1段目にある状態で、巻真110を回転させると、つづみ車108が巻真110と一体になって回転する。すると、つづみ車108の回転により、つづみ車108の歯部108fと噛み合う日の裏車174が回転する。すると、日の裏車174の回転により、二番車152及び筒車160が回転する。巻真110が1段目にある状態で、巻真110を回転させても、三番車150、四番車142、五番車140、ロータ134は回転しない。この構成により、巻真110を1段目に引き出して針合わせをするときに、秒針144を停止させた状態で、巻真110を回転させることにより、分針164及び時針166を回転させることができる。
【0034】
(3)巻真を0段目に押しこむ状態
再び図1〜図5を参照すると、巻真110を1段目から0段目に押しこむと、電池プラス端子166に設けられた巻真位置決め部166bが、巻真110の巻真位置決め帯部110dと、巻真110の外側壁部110fとの間に位置決めされることにより、巻真110の0段目の位置が決められる。巻真110を1段目から0段目に押しこむと、巻真110の先端軸部110bは、つづみ車108の作動用細径部108cから離れる。
【0035】
また、巻真110を1段目から0段目に押しこむと、リセットレバー180の巻真接触剛体部180aは巻真110の側面に接触して押される。すると、三番ブシュ182のつば部182bの外周部と、固定枠184の外周部とが三番ブシュ位置決め部102fに当たるまで、リセットレバー180は、図1において反時計周り方向(左周り方向)に回転する。この巻真110が0段目にある状態では、リセットレバー180のリセット作動部180fはリセットピン126から離れている。リセットレバー180のリセット作動部180fがリセットピン126から離れると、IC118の駆動部は、ステップモータ128を駆動するためのモータ駆動信号を出力するように構成される。
三番ブシュ182のつば部182bの外周部と、固定枠184の外周部とが三番ブシュ位置決め部102fに当たると、リセットレバー180の回転は終了する。リセットレバー180が、図1において反時計周り方向(左周り方向)に回転するにつれて、三番ブシュ182は二番歯車152bに近づく方向に移動する。したがって、三番ブシュ182のつば部182bの外周部と、固定枠184の外周部とが三番ブシュ位置決め部102fに当たっている状態では、三番かな150cは二番歯車152bと噛み合うように構成される。
【0036】
(4)巻真を0段目、1段目、2段目に位置決めすることができる構造
上述した本発明の電子時計の実施形態についての説明は、巻真が0段目にある状態で時刻表示を行い、巻真が1段目にある状態で電子時計の作動が停止して、時刻修正を行うような構成のアナログ電子時計について説明している。
したがって、巻真を0段目、1段目、2段目にすることができる構造を有する電子時計(巻真が0段目にある状態でアナログ電子時計は時刻表示を行い、巻真が1段目にある状態でアナログ電子時計は時刻表示を行いかつ日修正及び/又は曜修正を行い、巻真が2段目にある状態でアナログ電子時計の作動が停止して、時刻修正を行うような構成の電子時計)の構造および作動は、上述した本発明の電子時計の実施形態についての説明において、「時刻表示状態」を「巻真が0段目及び1段目にある状態」と置き換え、「時刻修正状態」を「巻真が2段目にある状態」と置き換えれることにより、よく理解することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の時計の実施形態において、巻真が0段目にあるときのムーブメントを表側から見た概略形状を示す平面図である(図1では、一部の部品の記載を省略している)。
【図2】図2は、本発明の時計の実施形態において、巻真が0段目にあるときの巻真、日の裏車、表輪列の一部、ロータを示す概略部分断面図である。
【図3】図3は、本発明の時計の実施形態において、巻真が0段目にあるときの二番車、三番車を示す概略部分断面図である。
【図4】図4は、本発明の時計の実施形態において、巻真が0段目にあるときの巻真、リセットレバー、三番かな、二番歯車の概略形状を示す平面図である(図4では、他の部品の記載を省略している)。
【図5】図5は、本発明の時計の実施形態において、巻真が0段目にあるときの三番下軸部、三番ブシュ、固定枠の概略形状を示す概略部分断面図である。
【図6】図6は、本発明の時計の実施形態において、巻真が1段目にあるときのムーブメントを表側から見た概略形状を示す平面図である(図6では、一部の部品の記載を省略している)。
【図7】図7は、本発明の時計の実施形態において、巻真が1段目にあるときの巻真、日の裏車、表輪列の一部、ロータを示す概略部分断面図である。
【図8】図8は、本発明の時計の実施形態において、巻真が1段目にあるときの二番車、三番車を示す概略部分断面図である。
【図9】図9は、本発明の時計の実施形態において、巻真が1段目にあるときの巻真、リセットレバー、三番かな、二番歯車の概略形状を示す平面図である(図9では、他の部品の記載を省略している)。
【図10】図10は、従来の時計において、巻真が0段目にあるときのムーブメントを表側から見た概略形状を示す平面図である(図10では、一部の部品の記載を省略している)。
【図11】図11は、従来の時計において、巻真が0段目にあるときの二番車、三番車を示す概略部分断面図である。
【図12】図12は、従来の時計において、巻真が1段目にあるときの二番車、三番車を示す概略部分断面図である。
【符号の説明】
100 ムーブメント
102 地板
104 文字板
108 つづみ車
110 巻真
112 輪列受
116 回路ブロック
118 IC
120 電池
122 水晶振動子
126 リセットピン
128 ステップモータ
130 コイルブロック
132 ステータ
134 ロータ
140 五番車
142 四番車
150 三番車
152 二番車
160 筒車
166 電池プラス端子
168 電池マイナス端子
174 日の裏車
180 リセットレバー
182 三番ブシュ
184 固定枠

Claims (3)

  1. 基板を構成する地板と、駆動源を構成するモータの作動により回転する輪列と、時刻修正を行うための巻真とを有する電子時計において、
    前記輪列は、伝達歯車(150b)及び伝達かな(150c)を有し、かつ、前記モータの作動により回転する伝達車(150)と、表示歯車(152b)及び表示かな(152c)を有し、かつ、前記伝達車(150)の回転により回転する表示車(152)とを含み、
    電子時計を時刻表示状態にセットしたときに前記巻真(110)に接触し、電子時計を時刻修正状態にセットしたときに前記巻真(110)に接触しないように構成され、かつ、前記地板(102)に対して回転可能なように設けられ、かつ、ばね部(180c)を有するリセットレバー(180)と、
    前記リセットレバー(180)が接触すると、電子時計をリセットするように構成されたリセットピン(126)とを備え、
    中心穴(182h)を有するブシュ(182)の案内部(182c)が、直径方向にすきまを設けて、前記リセットレバー(180)のブシュ組み込み用穴(180h)に対して組み込まれており、
    前記伝達車(150)の下軸部(150g)は、前記ブシュ(182)の前記中心穴(182h)に回転可能なように組み込まれており、
    電子時計を時刻表示状態にセットしたとき、前記ブシュ(182)の一部分が前記地板(102)のブシュ位置決め部(102f)に接触し、前記伝達かな(150c)は前記表示歯車(152b)と噛み合い、前記モータの作動により前記伝達車(150)の回転を介して前記表示車(152)は回転するように構成され、
    電子時計を時刻修正状態にセットしたとき、前記ばね部(180c)のばね力により、前記リセットレバー(180)は回転して、前記リセットレバー(180)の一部分が前記リセットピン(126)に当たり、前記伝達かな(150c)は前記表示歯車(152b)に噛み合わないように構成される、
    ことを特徴とする電子時計。
  2. 前記ブシュ(182)は、さらに、つば部(182b)と、先端軸部(182d)とを有し、固定枠(184)が前記先端軸部(182d)に嵌め込まれ、前記リセットレバー(180)の下面と、前記固定枠(184)の上面との間には、軸線方向すきま(TS)が設けられることを特徴とする、請求項1に記載の電子時計。
  3. 前記リセットレバー(180)の前記ブシュ組み込み用穴(180h)の内径寸法(DH)と前記ブシュ(182)の前記案内部(182c)の外径寸法(DB)との差である案内部径差(DH−DB)は、前記ブシュ(182)の中心穴(182h)の内径寸法(DC)と、前記伝達車(150)の下軸部(150g)の外径寸法(DJ)との差である軸受部径差(DC−DJ)より大きくなるように構成されることを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載の電子時計。
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