JP4148637B2 - 油圧式チェーンテンショナ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、カム軸駆動用チェーンの張力を一定に保持する油圧式のチェーンテンショナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、自動二輪車のカム軸駆動用チェーンの張力調整には、ラチェット式あるいはねじ式の機械式のチェーンテンショナが使用されている。このような機械式のチェーンテンショナにおいては、経年変化による特性変化が大きく、初期の特性を維持できなくなり、異音発生等の問題がある。
【0003】
一方、普通自動車のカム軸駆動用チェーンの張力調整には油圧式のチェーンテンショナが用いられている。この油圧式チェーンテンショナはシリンダブロックに取付けられるハウジングにガイド孔と、そのガイド孔の底部において開口する給油孔とを設け、前記ガイド孔内にプランジャを摺動自在に組み込んでその背部に油圧ダンパ室を設け、この油圧ダンパ室内にプランジャを外方向に押圧するリターンスプリングと、油圧ダンパ室内の作動油が給油孔側に逆流するのを防止するチェックバルブを設け、チェーンからプランジャに付与される押し込み力を油圧ダンパ室内に封入された作動油によって緩衝するようにしている。
【0004】
上記油圧式チェーンテンショナにおいては、プランジャに付与される衝撃を油圧ダンパ機構によって緩衝するため、異音を発生することがなく、耐久性に優れているという特徴を有する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記油圧式チェーンテンショナにおいては、作動油としてのエンジン油を給油孔から油圧ダンパ室に導入させるため、エンジンブロックに孔明け加工を施して給油通路を設けるようにしている。このとき、上記給油通路は比較的長く、また、小径であるため、加工に非常に手間がかかり、加工コストが高くつくという不都合がある。
【0006】
自動二輪車では、上記の給油通路をエンジンブロックに確保することが困難であるため、前記のようにラチェット式あるいはねじ式のチェーンテンショナを用いるようにしており、油圧式チェーンテンショナを採用していないのが現状である。
【0007】
この発明の課題は、エンジンブロックに対する孔明け加工を不要とすることができると共に、自動二輪車にも適用することができる組付け性に優れた油圧式チェーンテンショナを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、この発明においては、ハウジングにガイド孔と、ハウジングの後端面からそのガイド孔に貫通するねじ孔を設け、そのねじ孔に給油孔を有する栓体をねじ係合し、前記ガイド孔内にプランジャを摺動自在に組み込んでその背部に油圧ダンパ室を形成し、その油圧ダンパ室にプランジャを外方向に押圧するリターンスプリングと、前記給油孔から油圧ダンパ室内に送り込まれた作動油が給油孔側に逆流するのを防止するチェックバルブを組み込んだ油圧式チェーンテンショナにおいて、前記栓体の締付けによってハウジングの後端面にホース接続具を取付け、そのホース接続具に油圧導入用の油圧ホースを接続し、前記栓体に、前記チェックバルブおよびリターンスプリングの後端部を収容する嵌合孔を形成した構成を採用している。
【0009】
上記のように、給油ホースを用いて給油孔から油圧ダンパ室内に作動油を導入することにより、エンジンブロックに給油通路を孔明け加工する必要が無くなり、加工コストの低減を図ることができると共に、自動二輪車のチェーンの張力調整にも用いることができる。
【0010】
ここで、前記ガイド孔の開口部内周にクリップ装着溝を形成し、そのクリップ装着溝にレジスタクリップに設けられた径方向に弾性変形可能なリング部を装着し、プランジャの外周には前記リング部によって締付けられる複数の円周溝を軸方向に間隔をおいて設け、各円周溝の外周に前記レジスタクリップのリング部に対する係合によってプランジャの後退動を阻止する係合面と、プランジャの前進時にリング部を拡径させるテーパ面とを設けることにより、エンジンの停止時に、カムの停止位置によりチェーンが緊張し、そのチェーンによりプランジャが押し込まれても、プランジャは円周溝の係合面がレジスタクリップのリング部に係合する位置まで後退するだけであって大きく後退することはない。このため、エンジンが再始動されても、チェーンはプランジャの後退量に相当する量だけ弛みが生じて大幅に弛みが生じるのを防止することができ、常に適切なダンピング特性を得ることができる。
【0011】
また、プランジャの軸方向に並ぶ複数の円周溝の最後端の円周溝より後側に、前記レジスタクリップのリング部の係合によってプランジャを抜け止めするストッパ溝を設けると、チェーンを取り外すエンジン周りのメンテナンス時、ストッパ溝に対するレジスタクリップのリング部の係合によってプランジャを抜け止めすることができるため、プランジャやリターンスプリング等の部品が分解するのを防止することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1に示すように、エンジンブロック1にはカム軸駆動用のチェーン伝動装置2を収容する収容部3が設けられている。その収容部3に収容されたチェーン伝動装置2は、クランクシャフト4の端部および2本のカム軸5の端部にスプロケット4a、5aを取付け、そのスプロケット4a、5aにチェーン6をかけ渡している。
【0013】
チェーン6の弛み側チェーン6aにはチェーンガイド7が設けられている。チェーンガイド7は軸8を中心として揺動自在に支持され、そのチェーンガイド7に油圧式チェーンテンショナ10の調整力が付与されて弛み側チェーン6aに圧接されている。
【0014】
なお、前記収容部3は図示省略したカバーの取付けにより密封された内部にエンジン油(作動油)が封入されている。
【0015】
図2は、参考例としての油圧式チェーンテンショナを示す。この油圧式チェーンテンショナ10は、鋳物もしくはアルミ合金等の軽合金から成るハウジング11を有し、その外周には取付フランジ12が設けられている。
【0016】
前記ハウジング11は、収容部3の周壁3aに形成された取付け孔9に先端部が挿入され、前記周壁3aの外表面に衝合された取付フランジ12がボルト13の締付けによって周壁3aに固定されている。
【0017】
ハウジング11にはガイド孔14が形成されている。また、ハウジング11には、上記ガイド孔14の開口部内周にクリップ装着溝15と、そのクリップ装着溝15を横切ってハウジング11の先端面で開口する切欠部16とが設けられ、前記クリップ装着溝15にレジスタクリップ17が装着されている。
【0018】
図4に示すように、レジスタクリップ17は径方向に弾性変形可能なリング部17aの両端に一対の操作片17bを設けており、前記リング部17aがクリップ装着溝15に装着されている。また、一対の操作片17bは切欠部16に挿通されて先端部がハウジング11の外部に臨み、その一対の操作片17bを摘むことによってリング部17aが拡径するようになっている。
【0019】
図2に示すように、ガイド孔14内にはプランジャ18が摺動自在に組み込まれている。プランジャ18の外周には前記レジスタクリップ17のリング部17aによって弾性的に挟持される複数の円周溝19が軸方向に等間隔に形成されている。また、プランジャ18の外周には軸方向に並ぶ複数の円周溝19の最後端の円周溝19より後側にストッパ溝20が設けられている。
【0020】
複数の円周溝19のそれぞれ外周には、係合面19aとテーパ面19bとが設けられ、上記係合面19aはプランジャ18の後退時にレジスタクリップ17のリング部17aに係合してプランジャ18の後退動を阻止するようになっている。一方、テーパ面19bはプランジャ18の前進時にレジスタクリップ17のリング部17aを拡径させるようになっている。
【0021】
前記ストッパ溝20のプランジャ前進時における後行側の側面20aはプランジャ18の軸心に直交する略垂直面とされ、その側面20aがレジスタクリップ17のリング部17aに係合することによってプランジャ18は抜け止めされる。
【0022】
図2および図3に示すように、ハウジング11には後端面からガイド孔14に貫通するねじ孔21が設けられ、そのねじ孔21にねじ係合される頭部付き栓体22の締付けによってハウジング11の後端面にホース接続具23が取付けられている。ホース接続具23には油圧ホース24が接続されている。
【0023】
油圧ホース24は図示省略した油圧ポンプの吐出口に接続され、上記油圧ポンプの駆動によって図1に示す収容部3内のエンジン油(作動油)が油圧ホース24内に供給される。
【0024】
油圧ホース24内に送り込まれた作動油は、ホース接続具23に形成された油通路23aから栓体22に形成された給油孔25に流れてプランジャ18の背部に形成された油圧ダンパ室26内に導入される。
【0025】
ここで、栓体22に形成された給油孔25は、半径方向の貫通孔25aと、軸方向の孔25bから成り、軸方向の孔25bは栓体22の先端面で開口し、その開口端にシート面25cが設けられている。
【0026】
前記油圧ダンパ室26内にはプランジャ18を外方向に押圧するリターンスプリング27と、チェックバルブ28とが組み込まれている。
【0027】
チェックバルブ28は栓体22に形成された前記シート面25cに対して接触、離反自在に設けられた弁体28aと、その弁体28aの開閉量を制限するリテーナ28bとから成り、前記リテーナ28bは栓体22の先端面に形成された突出部22aに圧入され、その圧入によってチェックバルブ28は栓体22に一体化されている。
【0028】
参考例としての油圧式チェーンテンショナは上記の構造から成り、図2は油圧式チェーンテンショナ10のプランジャ18がチェーンガイド7を押圧して、図1に示すチェーン6に張力を付与する状態を示し、レジスタクリップ17のリング部17aはプランジャ18の一つの円周溝19のテーパ面19bを締付けている。
【0029】
上記のようなチェーン6の張力調整状態においてエンジンを駆動すると、カム軸5の回転により図示省略した吸排気弁が開閉し、その開閉に伴ってチェーン6に変動荷重が付与される。このため、チェーン6が振動し、その振動によってチェーン6が緊張と弛緩を繰り返す。
【0030】
チェーン6の緊張時、プランジャ18に押し込み力が付与される。このとき、チェックバルブ28は給油孔25を閉じるため、上記押し込み力は油圧ダンパ室26内に封入された作動油によって緩衝される。その押し込み力がリターンスプリング27の弾力と作動油圧の合力を超える大きな押し込み力の場合、その合力と上記押し込み力とが釣り合う位置までプランジャ18が後退する。
【0031】
このとき、レジスタクリップ17のリング部17aは円周溝19のテーパ面19bに沿って縮径し、プランジャ18の後退動を阻止することはない。また、油圧ダンパ室26内の作動油は、ガイド孔14とプランジャ18の摺動面間より外部にリークする。
【0032】
一方、チェーン6に弛みが生じると、リターンスプリング27の弾力と作動油圧の合力によりプランジャ18が前進してチェーン6の弛みを吸収し、チェーン6の張力を一定に保持する。
【0033】
チェーン6が摩耗によって伸びが生じると、プランジャ18はリターンスプリング27の押圧により前進してチェーン6の伸びを吸収する。このとき、チェーン6の伸び量が円周溝19の形成ピッチより大きい場合、レジスタクリップ17のリング部17aは次の円周溝19内に嵌り込んで、その円周溝19の内周を締付ける。
【0034】
エンジンを停止すると、カムの停止位置の関係からプランジャ18が押し込まれることがある。また、登りの坂道において、チェンジレバーを前進ギヤに入れた状態、あるいは下り坂でバックギヤに入れたまま停止したとき、チェーン6の弛み側チェーン6aが緊張してプランジャ18が押し込まれる。
【0035】
このとき、プランジャ18は後退し、円周溝19の係合面19aがレジスタクリップ17のリング部17aとクリップ装着溝15のロック面15aに係合すると、プランジャ18は停止する。
【0036】
このため、チェーン6はプランジャ18の後退量に相当する分だけ弛みが生じるだけであって大幅に弛みが生じることはない。したがって、エンジンが再始動されてもチェーン6に大幅な弛みが生じることがなく、スプロケット4a、5aからチェーン6が外れたり、あるいは歯飛びが生じたりするのを防止することができる。
【0037】
上記のような参考例としての油圧式チェーンテンショナ10の組付けに際しては、先ず、クリップ装着溝15にレジスタクリップ17のリング部17aが嵌合されるようにして上記レジスタクリップ17を取付けたのち、ガイド孔14の先端開口から内部にプランジャ18を挿入する。このとき、レジスタクリップ17の操作片17bを摘み、リング部17aを拡径してプランジャ18を挿入し、軸方向に並ぶ最先端の円周溝19がリング部17aと対応する位置までプランジャ18を挿入したのち、操作片17bの摘みを解除して、リング部17aで円周溝19を締付ける。
【0038】
上記のようなプランジャ18の組立て後、ハウジング11の先端部をエンジンブロック1に形成された取付け孔9に挿入し、エンジンブロック1の外表面に衝合された取付フランジ12をボルト13の締付けによってエンジンブロック1に固定する。
【0039】
このとき、取付フランジ12とエンジンブロック1との間に、図2に示すように、ガスケット30を介在させて取付フランジ12とエンジンブロック1の衝合面間をシールする。
【0040】
ハウジング11の取付け後、ねじ孔21からプランジャ18内にリターンスプリング27を組込み、その組込み後、チェックバルブ28が一体化された栓体22をねじ孔21にねじ係合し、その栓体22の締付けによってその外側に予め嵌合されたホース接続具23を固定する。
【0041】
ホース接続具23の取付け後、そのホース接続具23に油圧ホース24の一端を接続すると共に、油圧ホース24の他端を図示省略した油圧ポンプに接続する。なお、ホース接続具23と油圧ホース24を予め一体化しておいてもよい。
【0042】
上記のように、油圧式チェーンテンショナにおいては、油圧ホース24を用いて油圧ダンパ室26内に作動油を導入する構成であるため、エンジンブロック1にはハウジング11の先端部を挿入する取付け孔9を加工するだけでよく、加工コストの低減を図ることができると共に、シリンダブロックに対して給油通路の孔明け加工を不要とすることができるので自動二輪車におけるチェーンの張力調整にも適用することができる。
【0043】
また、ねじ孔21からリターンスプリング27を組み込むことができると共に、そのねじ孔21に栓体22をねじ込むことによってチェックバルブ28を組み込むことができるため、油圧式チェーンテンショナを簡単に組み立てることができ、しかも、前記ねじ孔21からチェックバルブ28およびリターンスプリング27を着脱することができるので、メンテナンスも容易に行なうことができる。
【0044】
図5は、この発明に係る油圧式チェーンテンショナ10を示す。この油圧式チェーンテンショナ10と先に述べた図2に示す参考例としての油圧式チェーンテンショナ10とはねじ孔21の大きさおよびチェックバルブ28の構成並びに栓体22の構成が相違する。すなわち、ねじ孔21の内径をハウジング11に形成されたガイド孔14の内径と同径としている。また、チェックバルブ28は、バルブシート28cと、そのバルブシート28cに形成された弁孔28dを開閉する弁体28eと、その弁体28eの開閉量を制限するリテーナ28fで形成している。
【0045】
さらに、栓体22は、前記ねじ孔21にねじ係合可能な外径とし、その栓体22にチェックバルブ28を嵌合する嵌合孔31と、ホース接続具23の油通路23aを上記嵌合孔31に連通させる給油孔32とを設け、その給油孔32を半径方向に貫通する貫通孔32aと、嵌合孔31の底面からその貫通孔32aに貫通する孔32bとで形成している。
【0046】
上記のように、ねじ孔21をガイド孔14の内径と同径とすることにより、ガイド孔14の形成後にその内周に雌ねじを形成すればよいため、ねじ孔21の形成が容易である。
【0047】
また、栓体22にチェックバルブ28を嵌合する嵌合孔31を形成することにより、その嵌合孔31内にリターンスプリング27を収容することができるため、プランジャ18を中実のシャフトとすることができ、プランジャ18のコストの低減を図ることができる。
【0048】
【発明の効果】
以上のように、この発明においては、油圧ホースを用いて油圧ダンパ室内に作動油を導入するようにしたので、シリンダブロックに給油通路を孔明け加工する必要が無くなり、加工コストの低減を図ることができる。また、給油通路の加工を不要とすることができるため、この発明に係る油圧式チェーンテンショナを自動二輪車におけるチェーンの張力調整に用いることができる。
【0049】
さらに、油圧ホースからの作動油を油圧ダンパ室内に導入する給油孔が形成された栓体をハウジングに設けられたねじ孔にねじ係合したことにより、前記ねじ孔から油圧ダンパ室内にチェックバルブやリターンスプリングを組み込むことができるため、組立ての容易な油圧式チェーンテンショナを得ることができると共に、メンテナンスによる組替えも容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る油圧式チェーンテンショナの使用例を示す一部切欠正面図
【図2】 参考例としての油圧式チェーンテンショナの縦断正面図
【図3】 図2のIII−III線に沿った断面図
【図4】 図2のIV−IV線に沿った断面図
【図5】 この発明に係る油圧式チェーンテンショナを示す断面図
【符号の説明】
11 ハウジング
14 ガイド孔
15 クリップ装着溝
17 レジスタクリップ
17a リング部
18 プランジャ
19 円周溝
19a 係合面
19b テーパ面
20 ストッパ溝
21 ねじ孔
22 栓体
23 ホース接続具
24 油圧ホース
25 給油孔
26 油圧ダンパ室
27 リターンスプリング
28 チェックバルブ
31 嵌合孔

Claims (3)

  1. ハウジングにガイド孔と、ハウジングの後端面からそのガイド孔に貫通するねじ孔を設け、そのねじ孔に給油孔を有する栓体をねじ係合し、前記ガイド孔内にプランジャを摺動自在に組み込んでその背部に油圧ダンパ室を形成し、その油圧ダンパ室にプランジャを外方向に押圧するリターンスプリングと、前記給油孔から油圧ダンパ室内に送り込まれた作動油が給油孔側に逆流するのを防止するチェックバルブを組み込んだ油圧式チェーンテンショナにおいて、前記栓体の締付けによってハウジングの後端面にホース接続具を取付け、そのホース接続具に油圧導入用の油圧ホースを接続し、前記栓体に、前記チェックバルブおよびリターンスプリングの後端部を収容する嵌合孔を形成したことを特徴とする油圧式チェーンテンショナ。
  2. 前記ガイド孔の開口部内周にクリップ装着溝を形成し、そのクリップ装着溝にレジスタクリップに設けられた径方向に弾性変形可能なリング部を装着し、プランジャの外周には前記リング部によって締付けられる複数の円周溝を軸方向に間隔をおいて設け、各円周溝の外周に前記レジスタクリップのリング部に対する係合によってプランジャの後退動を阻止する係合面と、プランジャの前進時にリング部を拡径させるテーパ面とを設けた請求項1に記載の油圧式チェーンテンショナ。
  3. 前記プランジャの軸方向に並ぶ複数の円周溝の最後端の円周溝より後側に、前記レジスタクリップのリング部の係合によってプランジャを抜け止めするストッパ溝を設けた請求項2に記載の油圧式チェーンテンショナ。
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