JP4138124B2 - 金型の一時型開き保持装置 - Google Patents

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秀樹 中野
秀昭 梅本
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山一精工株式会社
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、金型の一時型開き保持装置、特に射出発泡成形に適する金型の一時型開き保持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
射出成形による発泡成形には数種あるがその中で、ポリプロピレン材のペレットに発泡材ペレットを混合して射出発泡成形を行う成形法が知られている。この種の射出発泡成形法においては金型に混合樹脂を射出したのち、発泡材が発泡するためには樹脂が固化する前に金型の分割面(以下、P.L面という。)を樹脂の発泡分だけ一時型開き保持することが必要で、この一時型開き量内で樹脂が発泡する。
【0003】
成形品の精度を得るためには、正確な型開き量の精度得ることが必要であり、安定した型開き精度が成形品の品質を大きく決める。特に、最近使用される発泡成形による樹脂製のスピーカコーンは製品の軽量化と音質の高品位が要求され、薄肉の肉厚と発泡状態がスピーカコーンより発生する音質に多大に影響を与えるため、一時型開き量を正確に管理することが重要となっている。
【0004】
射出成形機に不動状に取り付けられた固定側金型に対して射出成形機に可動状に取り付けられた可動側金型を所定の時期に所定量だけ一時的に型開き保持して発泡成形によるスピーカコーンを成形するための金型の一時型開き保持装置について、その従来例を以下に例示する。
【0005】
以下に例示する金型で成形される成形品としての、スピーカコーン40は図18(a)、(b)に示すような概形をしている。これら図の状態は金型から取り出した直後の状態を示しているので湯口固形部41が着いたままで示している。
図19において、固定側プラテン16はタイバー19、20に螺合された上で、ナット42により固定されている。固定側プラテン16と対向するようにして可動側プラテン17がタイバー19、20に摺動可能に設けられている。固定側プラテン16の可動側プラテン17と対向する側の面には固定側取付板23、固定側オモ板24が積層状に固定されている。固定側オモ板24の中心部には固定側入れ子22が装着されている。固定側入れ子22の湯口21と、固定側プラテン16に形成されたノズル挿入口15とは連通している。このようなスピーカコーンの厚さは0.1〜0.7mm程度の範囲で適宜設定される。
【0006】
可動側プラテン17の固定側プラテン16と対向する側の面には可動側取付板33が固定されていて、この可動側取付板33にはスペーサブロック30a,30bが固定されている。スペーサブロック30a,30bの間にはエジェクタプレート32、ピンプレート31等が設けられ、図示しない付勢手段により型開き方向Aに付勢され、この付勢手段による移動はエジェクタプレート32が可動側取付板33に当接することにより阻止されている。これらスペーサブロック30a,30b上には可動側オモ板27が固定されている。可動側オモ板27の中心部には可動側入れ子26が装着されている。
【0007】
可動側オモ板27とスペーサブロック30bを共通に貫通して丸い穴があけられていて、この穴にはロッド先端部50、ストローク調整スペーサ51、ロッド基端部53及びこれらを一体的に結合するスペーサ取付ボルト52からなる一時型開き量の調節手段が装備されている。
【0008】
可動側プラテン17の裏面側には射出成形機に設けられた駆動手段としてのトラクターユニット14が装着されている。このコアトラクターユニット14はコアトラクターロッド14a、シリンダ部14d、ピストン部14b、ガイド部14c等からなる。コアトラクターロッド14aはロッド基端部53の端部を押圧可能な位置で可動側プラテン17に摺動可能に保持されている。コアトラクターロッド14aと一体なピストン部14bはシリンダ部14dの内部にある。
【0009】
固定側取付板23、固定側入れ子22を具備した固定側オモ板24等は固定側金型の主要部材を構成している。可動側取付板33、スペーサブロック30a、30b、ピンプレート31、エジェクタプレート32、可動側入れ子26を具備した可動側オモ板27や前記一時型開き量手段等は可動側金型の主要部材を構成している。可動側プラテン17は射出成形機により型開き方向A及び型閉じ方向Bに移動させられるようになっている。図19に示す状態では固定側入れ子22と可動側入れ子26とが射出成形機にとり閉じられた状態にあり、P.L面で密着している。
【0010】
突出しロッド18は成形品を取り出すためのロッドである。成形後、可動側プラテン17が型開き方向に製品取り出し可能量だけ移動したのち、この突出しロッド18が型閉じ方向Bに押動させられて突出しピン29を押出し、固定側22と可動側入れ子間26との間にあるスピーカコーンを離型させる。これにより、スピーカコーンは地側に落下する。
【0011】
このような金型の構成では、射出終了後、樹脂が固化する前に射出成形機の型締め油圧を解除し、ポートCより油圧をかけるとともにポートDより圧油を送り出してコアトラクターロッド14aを押し出すことで可動側金型を型開き方向Aに移動させてP.L面を開いて一時型開きを行い樹脂の発泡を行っていた。
【0012】
この場合の一時型開き量は、ロッド基端部53の段部とスペーサブロック30bに形成した穴の段部との隙間t3に規制されるが、油圧をかけるだけの機構であり、型開きの機械的なロック機構がないので一時型開き量を正確に管理することに難点がある。さらに、製品の量産中にも発泡量の微調整が必要な場合があるがそのような微調整作業も煩雑である。
【0013】
また、発泡量、つまり一時型開き量を調整するときにはストローク調整用スペーサ51の厚さを変えねばならないが、所望の厚さのストローク調整用スペーサ51を得るためには種々の厚さのスペーサの組合せを変えねばならず作業が煩雑である、等の問題があった。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、上記問題を解消し、金型の一時型開き量を正確に簡単に設定し、かつ、成形中にも設定値がずれることなく安定した連続成形が可能な金型の一時型開き保持装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記目的を達成するため、以下の構成とした。
(1).射出成形機に不動状に取り付けられた固定側金型に対して前記射出成形機に可動状に取り付けられた可動側金型を所定の時期に所定量だけ一時的に型開き保持する金型の一時型開き保持装置において、少なくとも型閉じ状態において前記固定側金型から離間する型開き方向に前記可動側金型を付勢する付勢手段と、前記付勢手段による前記可動側金型の移動を前記所定量の位置で阻止して一時型開き量を規制する型開き規制手段と、この型開き規制手段による可動側金型の移動が阻止可能な状態と、阻止不能な状態とを切り換える切り換え手段を有すると共に、
前記型開き規制手段は前記固定側金型に設けられ断面形状が略L字状をした掛止部を有する固定側掛止手段と、前記可動側金型に設けられ前記掛止部に掛止され得る断面形状が略L字状の被掛止部を有する可動側被掛止手段とを有することとした(請求項1)。
【0016】
(2).(1)記載の金型の一時型開き保持装置において、前記付勢手段は前記固定側金型又は前記移動側金型に着脱可能に取り付けられることとした(請求項2)。
【0017】
(3).(1)又は(2)記載の金型の一時型開き保持装置において、前記付勢手段は前記移動側金型の中心のまわりに等分に複数設けられていることとした(請求項3)。
【0019】
).(1)乃至(3)の何れかに記載の金型の一時型開き保持装置おいて、前記固定側掛止手段は前記固定側金型に回転可能に保持されていてめねじを有する調整ダイヤルとこの調整ダイヤルの前記めねじに螺合するロックピンと、このロックピンの位置を固定し又固定を解除する手段からなり、前記調整ダイヤルの回転に応じて前記ロックピンの先端部に形成された前記掛止部が型開き方向に移動するように方向を定めて前記固定側金型に設けられていることとした(請求項)。
【0020】
).(1)乃至(4)の何れかに記載の一時型開き保持装置において、前記可動側被掛止手段は前記可動側金型に設けたガイド手段に案内されて前記被掛止部が前記固定側掛止手段の前記掛止部に掛止され得る掛止位置と掛止され得ない非掛止位置との間を前記型開き方向と直交するスライド方向に移動可能なロックスライドからなることとした(請求項)。
【0021】
).(5)に記載の一時型開き保持装置において、前記切り換え手段は前記ロックスライドを前記非掛止位置側から前記掛止位置側に向けて付勢するロックスライドばねと、前記ロックスライドに形成されていて前記型開き方向に対して傾斜した斜面と、 前記可動側金型に往復動可能に保持されていて前記型開き方向に往復動自在なロックピンとを有し、前記ロックピンの先端部が前記斜面に当接するように設定されていて、前記ロックスライドばねの弾性による前記ロックスライドの移動を前記斜面が前記ロックピンの先端部に当接することにより阻止した状態のもとで、前記ロックピンを往動、復動させて前記掛止位置と前記非掛止位置とを切り換えることとした(請求項)。
【0022】
).(6)に記載の一時型開き保持装置において、前記ロックスライドの前記斜面はテーパ部からなり、前記ロックピンの先端部は前記テーパ部に嵌合可能な軸で構成されていることとした(請求項)。
【0023】
).(5)乃至(7)の何れかに記載の一時型開き保持装置において、前記ロックピンは当該射出成形機に設けられた駆動手段により駆動されるものであり、前記移動側金型には前記ロックスライドを前記非掛止位置に保持するためのロックスライド位置保持手段が着脱可能に設けられていることとした(請求項)。
【0024】
).(1)乃至(8)の何れかに記載の一時型開き保持装置において、前記所定の時期は金型に射出された混合樹脂が発泡、固化する前の時点であり、前記所定量が発泡成形に必要な量であることとした(請求項)。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。以下に説明する例は、発泡成形によるスピーカコーンを成形するための金型についての一時型開き保持装置について説明するが、本発明はスピーカコーン成形の金型ばかりでなくP.L面の一時型開きが必要な金型の全てについて適用可能である。
【0026】
[1]金型の一時型開き保持装置の全体構成
図1において、図19において説明したもののうち、同じ符号を付したものについては、共通の機能を有し同様に構成されている。本例において固定側金型35は、固定側取付板23、固定入れ子22を具備した固定側オモ板24及びこれらの付帯物からなる。また、可動側金型34は可動側取付板33、スペーサブロック30a、スペーサブロック30b、ピンプレード31、エジェクタプレート32、可動側入れ子26を具備した可動側オモ板27及びこれらの付帯物からなる。
【0027】
[2]固定側金型の構成
固定側金型35の構成を説明する。図1、図2、図3において、可動側から固定側に向かって見たときに四角形をした固定側オモ板24の四隅にはそれぞれガイドブッシュ25が全部で4本、埋め込まれている。固定側金型35の中心O(移動側金型34の中心Oと共通)のまわりには2個で一対をなすリング座24aが等分に4個所に分布して形成されている。又、固定側オモ板24の天側、地側、操作側、反操作側のそれぞれの側面には調整ダイヤル1がそれぞれ回転操作可能に一部が露出した状態で設けられている。
【0028】
この調整ダイヤル1の組み付け状態について説明する。4つの調整ダイヤル1まわりは全部共通の構成であるので、任意の1つについて説明する。図7において、固定側オモ板24には固定側−可動側方向に穴24hが形成されていて、この穴24hにはロックピン2が移動可能に嵌入されている。固定側に向けて螺合されている。このロックピン2の可動側の端部は固定側オモ板24より露出している。
【0029】
この穴の途中の位置には、穴24hの向きと直交する向きに調整ダイヤル1の厚さよりも少し大きい厚さ寸法で溝が切ってあり、この溝に調整ダイヤル1が入り、かつ、この調整ダイヤルに形成されためねじがロックピン2のねじ部2bと螺合している。このとき、調整ダイヤル1の一部は固定側オモ板24の外側に回転操作可能に露出している。
【0030】
ロックピン2の可動側の端部には爪面2c、テーパ面2d、底面2eを有する頭部が形成されている。爪面2cはロックピン2の軸部と直交する面からなり軸部とは断面形状がL字状をした形状をなし掛止部を構成している。このロックピン2は固定側掛止手段である。固定側オモ板24には、ロックピン2のねじ部2bと対向する位置にはこのロックピンの位置を固定し又固定を解除する手段としてのロックピン固定ボルト11が螺入されていて、その先端がねじ部2bに形成されたキー溝2aの底に離接可能になっている。
【0031】
この構成では、調整ダイヤル1を回転すると回転方向に応じてロックピン2が可動側或いは固定側に移動する。ねじ部2bはねじ山強度アップのため台形ねじとしている。調整ダイヤル1を回転させるときには予めロックピン固定ボルト11を弛め、回転により位置を調整した後はロックピン固定ボルト11を締めることによりロックピン2の位置を固定する。図3に示すように、調整ダイヤル1の可動側の面には目盛が刻んであり、この目盛の位置を確認するための基準マーク1aが固定側オモ板24の側面部に印してある。
【0032】
[3]可動側金型の構成
可動固定側金型35の構成を説明する。図1、図4、図5において、固定側から可動側に向かってみたときに四角形をしている可動側オモ板27の四隅であって、ガイドブッシュ25に対応する位置にはガイドピン28が全部で4本、固定側に向けて可動側オモ板27から突出して設けられている。また、可動側金型34の中心Oのまわりには2個で一対をなすばね座穴27b等分に4個所に分布して形成されている。
【0033】
固定側金型35に可動型金型34を組み合わせるとき、ガイドピン28はガイドブッシュ25に嵌入し、この状態で、ばね座穴27bとリング座24aとが対向する関係になる。なお、図5、図14等に示すように、ばね座穴27bの底部にねじ穴27b1が形成されていて、このねじ穴27b1に伸張性のコイルばねからなる型開きばね6及びリングカラー9を挿通したストッパボルト8が螺入され得る。
【0034】
図8に示すようにストッパボルト8を締めきった状態では、型開きばね6の弾性によりリングカラー9が該ストッパボルト8の頭に当接するまで持ち上げられていて、可動側オモ板27の面から浮いている。なお、固定側金型35のリング座24aはこのリングカラー9を収め得る大きさに形成されている。なお、型開きばね6やリングカラー9、ストッパボルト8等は固定側金型35側に設けることもできる。
【0035】
図4、図5において、ロックピン2と対向する部位にはロックピン2bが入る大きさの穴27aが形成されている。穴27aの直下には図4或いは図8等に示すように可動側金型34の中心に向かう向きに円柱状のロックスライド3が嵌入可能な穴44が形成されていて、この穴44にはロックスライド3が嵌入されている。この穴44は図1における型開き方向Aと直交しかつ可動側金型34の中心に向かうスライド方向にロックスライド3の移動を案内する。
【0036】
図6、図8によりロックスライド3について説明する。ロックスライド3は円柱状のブロックの一部にいくつかの加工を施したものからなる。円周面の一部には外部に開放された溝かならなる制御溝3dが形成されている。制御溝3dの縁部であって、当該移動側金型34の中心O側の部位には上から第1斜面3d1と、基準面3d2と、第2斜面3d3とが形成され、また底面3d4が形成されている。第1斜面3d1と第2斜面3d3はテーパ面2dの傾斜と合致する傾斜になっている。
【0037】
基準面3d2は断面形状が略L字状をなしていて、爪面2cに掛止される被掛止部を構成している。制御溝3dはロックピン2の頭部の通過を許容する大きさをしている。固定側金型35に対して可動側金型34を組み合わせたとき、定位置にあるロックピン2に対して、ロックスライド3はガイド手段としての穴44に案内されてスライド方向に可動である。図8に示すように制御溝3dがロックピン2と対向したとき、ロックピン2は可動側の移動により制御溝3dに入ることができる。
【0038】
このような状態でのロックスライド3の位置を、被掛止部としての基準面3d2が掛止部としての爪面2cに掛止され得ない非掛止位置という。この状態のもとでロックスライド3をスライド方向上であって、移動側金型34の中心Oに向かう向きに移動すると、図12に示すように被掛止部としての基準面3d2が掛止部としての爪面2cに重なる位置にあって、この状態で仮に可動側金型34を型開き方向Aに移動させようと場合には基準面2d2は爪面2cに掛止される。このようなロックスライド2の位置を掛止位置という。
【0039】
図6において、ロックスライド2の移動側金型34の中心O側の端面には、伸張性のコイルばねからなるロックスライドばね7を受けるための円形穴からなるばね座3aが形成されている。このばね座3aには伸張性のコイルばねからなるロックスライドばね7の一端側が嵌入されている。ロックスライドばね7は穴44の底面との間に介在してロックスライド3を、ロックピン2による非掛止位置側から掛止位置側に向けて付勢する付勢手段である。
【0040】
ロックスライド3の円周面には内側から外側に向けて広がる傾向のテーパ穴3bが形成されている。このテーパ穴3bの面を構成する部分は、図1に示すように型開き方向Aに対して傾斜した斜面を有している。また、図1に示すように、可動側オモ板27には可動ロックピン5が型開き方向Aに摺動可能に保持されている。この可動ロックピン5は図8にも示すように、先端のテーパ軸5aと、軸部5bと、ばねストッパ部5cと、端部5dとからなる。軸部5bはスペーサブロック30aの部位まで及んでいて該スペーサブロック30aの部位には伸張性の戻しばね10が収容されるスペースが確保されている。
【0041】
戻しばね10は軸部5bに巻かれた状態で設けられ、可動側オモ板27とばねストッパ部5cとの間に作用して可動ロックピン5を型開き方向Aに付勢する。この付勢による可動ロックピン5の移動は、ばねストッパ部5cが可動側取付板33に当接することにより阻止されている。端部5dは可動側取付板33に形成された穴に入っている。この端部5dがコアトラクタロッド14aにより押動されると、テーパ軸5aがテーパ穴3bに作用してロックスライド3が移動される。
【0042】
通常、図8に示すようにテーパ軸5aは掛止位置あるロックスライド3のテーパ穴3b内に少しだけ入った状態になっていて、この位置でロックスライドばね7により押されてテーパ軸5aがテーパ穴3bに当接してストッパの機能を果たしている。
【0043】
この状態からコアトラクタユニット14を駆動してコアトラクタロッド14aにより可動ロックピン5を型閉じ方向Bに押し出すとテーパ軸5aがロックスライド3のテーパ穴3bに作用して例えば図17に示すようにテーパ軸5aがテーパ穴3bに嵌合したとき、ロックスライド3は非掛止位置まで移動させられている。コアトラクタロッド14aを型開き方向に移動すれば、可動ロックピン5は戻しばね10によりもとに戻る。また、ロックスライド3もロックスライドばね7により図12に示すような掛止位置に移動する。このように、ロックスライドばね7とテーパ穴3bとロックピン5は、ロックスライド3を掛止位置と非掛止位置とに切り換える切り換え手段を構成する。
【0044】
ロックスライド3は図6に示すように円柱状をしてるので、移動動作中に回転してしまうおそれがある。そこで、可動側オモ板27及びロックスライド3に共通の回り止め溝3cを形成し、この回り止め溝3cに軸状のロックスライド回り止め12を挿入し、抜け止めボルト13で抜け止めをしている。これにより、ロックスライド3は円周方向にずれることなくスライド方向に移動可能である。
【0045】
図5に示すように、可動側オモ板27の各側面には板状のストッパー4をボルト4で締め付け固定することができるようになっている。ストッパー4がボルト4aにより完全に固定されたときロックスライド3の端部は可動側オモ板27と同一面のレベルまでストッパー4により押し動かされた状態で保持されることになる。
【0046】
この状態は、例えば図5に示す状態であり、可動ロックピン5の動作とは無関係にロックスライド3は非掛止位置に移動された状態に保持される。可動側金型34を射出成形機から外した状態では、コアトラクターユニット14により可動ロックピン5を駆動することができないので、このように、ストッパー4によりロックスライド3を非掛止位置にした上で、固定側金型35と組み合わせる。射出成形機に取付た後はロックスライド3の移動の自由を確保するためストッパー4を取り外さねばならない。このため、ストッパー4はボルト4aにより着脱可能になっている。ストッパー4はロックスライド位置保持手段の位置態様である。また、この例では、ボルト4aによる一個所の止め位置ではストッパー4が不安定であるので、支え用のピン4bを設けている。
【0047】
[4]成形準備の手順
金型の組付及び一時型開き量の調整手順を以下に述べる。
(手順1)
図2、図3、図7等に示すように固定側金型35を組み付ける。同様に図4、図5、図8に示すように可動側金型34を組み付ける。なお、図8においてばね座穴27bにはストッパボルト8、リングカラー9、型開きばね6等が図示されているが、これは、装着した場合を想定して図示したものにすぎず、実際には段階ではまだこれらの部材は未装着である。
【0048】
可動側金型34については、図9に示すようにストッパー4を締め込むことで、ロックスライド3をスライド方向の前進限まで移動させた状態に保持する。このときロックスライド3は非掛止位置ある。一方、固定側金型35については図10に示すように調整用ダイヤル1を回してロックピン2を図の上で上方に引っ込めておく。なお、以後に説明においても、調整ダイヤル1を回転させてロックピン2を移動させるときには常にロックピン固定ボルト11を弛め、設定が終わったら締めておく。
【0049】
(手順2)
固定側金型35と可動側金型34とを閉じる。つまり、ガイドブッシュ25にガイドピン25を挿入し、P.Lを合わせる。ストッパボルト8、リングカラー9、型開きばね6等を外しておいたのは、このときにばねの付勢力があると金型を閉じた状態に保持するのが困難だからである。
【0050】
(手順3)
固定側金型35と可動側金型34とを閉じた状態を図11に示す。図11に示すように、調整ダイヤル1を回転させてロックピン2を可動側金型34側に出していく。このとき、ロックスライド3はストッパー4により既に非掛止位置あるので、ロックピン2の頭部は制御溝3d内に入ることができる。底面2eが底面3d4に当接する寸前の位置まで移動させる。これにより、底面2eが基準面3d2と干渉しないレベルが確保された。
【0051】
(手順4)
図11においてストッパー4を取外す。これにより、ロックスライドばね7の付勢力によってロックスライド3が図中地側と表示された方向に移動する。この移動は、図12に示すようにテーパ穴3bがテーパ軸5aに当接することによりロックスライド3が掛止位置に位置した状態で止まる。
【0052】
(手順5)
図12において、調整ダイヤル1を回転させて爪面2cが基準面3d2に当接するまで移動させる。移動後の状態を図13に示す。図13において爪面2cが基準面3d2に当接してクリアランスが0の調整ダイヤル1の目盛位置を確認しておく。このとき、底面2eと底面3d4との間はt2だけあいている。その後、移動時の抵抗がないように調整ダイヤル1を回して爪面2cと基準面3d2とのクリアランスを少しあける。
【0053】
(手順6)
図14に示すように、再度ストッパー4を締め込み、ロックスライド3を非掛止位置移動させる。このようにして、ロックピン2の頭部と制御溝3dとを非干渉状態にした上で、固定側金型35と可動側金型34とを射出成形機に取り付ける。これにより、金型の開閉動作が射出成形機により行われる状態になった。
【0054】
(手順7)
図14において、射出成形機によりこれら固定側金型35と可動側金型34とをP.Lで開き、開いた状態もとでストッパーボルト8で型開きばね6及びリングカラー9をばね座穴27bに取り付ける。
【0055】
(手順8)
射出成形機により金型を閉じる。
(手順9)
射出成形の初期成形条件の設定を行う。図14に示すように、樹脂の発泡量に基づき、前記手順5で確認した調整ダイヤル1の目盛位置を基準に所定の一時型開き量t1を設定する。つまり、爪面2cと基準面3d2とが当接した位置から一時型開き量t1だけあける。このとき、底面2eと底面3d4との間は、(t2−t1)のすきまがある。また、リングカラー9とストッパボルト7の頭部との隙間tはt>t1、また、t>t2の関係となっていることが必要である。ここで、t2は一時型開き量の最大量であり、このときにも、型開きばね6の弾性が十分に作用することが必要だからである。
【0056】
(手順10)
手順10で諸条件の設定が終了し、成形開始まで金型開閉の必要性がなくなった時点でストッパー4を外す。▲1▼これにより、図15に示すようにロックスライド3は掛止位置に移動する。▲2▼或いは、金型を開いた状態でストッパー4を外す。その場合にはロックピン2は図15とは異なり制御溝3dの外部にある。
【0057】
[5]成形動作及び金型の操作手順
(手順11)
手順10で▲1▼の場合はそのまま射出成形機で型を閉じる。▲2▼の場合には射出成形機で型を閉じるとき、テーパ面2dが第1斜面3d1を乗り越える際に、ロックスライド3はスライド方向に前後動し、その後、掛止位置に位置する。何れにしても、射出直前には図15に示す状態になっている。
【0058】
(手順12)
射出を行う。
(手順13)
金型内に射出された樹脂が固化する前に射出成形機の型締め機構部の型締めの油圧圧力を抜く。すると、型開き規制手段としてのロックピン2の爪面2cが可動側被掛止手段としてのロックスライド3の基準3d2と当接して付勢手段である型開きばね6の付勢力による移動が金型34の移動を阻止した状態となり、型開きばね6の付勢力により図16に示すように、固定側金型35に対して可動側金型34が設定した一時型開き量t1だけ開く。
【0059】
(手順14)
金型内に充填された樹脂が発泡状態になる。
(手順15)
冷却タイムをおく。
【0060】
(手順16)
冷却タイム終了後、図16に示す状態のもとで、射出成形機側のコアトラクターユニット14を駆動させてコアトラクタロッド14aを型閉じ方向Bに移動し、可動ロックピン5を移動させる。これにより、図17に示すようにテーパ軸5aがテーパ穴3bに係合しロックスライド3が非掛止位置に移動する。これで、爪面2cと第1斜面3d1とは非干渉状態になり、金型を開いても部材の干渉は生じない。
【0061】
(手順17)
射出成形機により可動側金型34を型開き方向Aに移動させ、金型を開く。
【0062】
(手順18)
コアトラクタロッド14aを型開き方向Aに移動させる。これに伴い、ロックスライド3がロックスライドばね7により掛止位置に移動する。
(手順19)
突出しロッド18を移動させて突出しピン29を動かし、成形品(スピーカコーンを取り出す。
(手順20)
再度型締めを行い、連続成形を行う。
【0063】
[6]途中の調整
成形品の状態を見ながら、一時型開き量t1の再調整を行う。また、成形品全体の充填パランスが適正となるように4つの調整ダイヤル1により、一時型開き量t1の微調整を個々に行うなどの調整を行う。
【0064】
【発明の効果】
請求項1記載の発明では、型開き規制手段により付勢手段による可動側金型の一時型開き量を規制するので、正確な設定を行うことができまた、発泡成形中にも設定値がずれることなく安定した連続成形が可能であると共に掛止部と被掛止部との当接状態が確実に得られる。
【0065】
請求項2記載の発明では、付勢手段を外した状態での型合せが容易であり、また、交換が容易である。
請求項3記載の発明では一時型開き量のバランス調整が可能出ある。
請求項記載の発明によれば調整ダイヤルの回転により調整作業が簡単になる。また、調整ダイヤルの回転量に対応したロックピンの移動量の減速比が大であるので調整量を精密に設定できる。
請求項記載の発明では型合わせ、型開きなどに際しての部材の干渉を避けることができる。
請求項記載の発明では、掛止位置と非掛止位置との切り換え動作を自動化することができる。
請求項記載の発明では、テーパ面同士の嵌合を利用するので移動が円滑に行われるし、加工も容易である。
請求項記載の発明ではロックスライドを非掛止位置に暫定的に保持することにより、型合わせなどの調整作業が容易である。
請求項記載の発明では高品位な発泡成形品を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】射出成形装置に装着された本発明にかかる固定側金型、移動側金型の断面図である。
【図2】固定側金型の平面図である。
【図3】固定側金型の斜視図である。
【図4】移動側金型の平面図である。
【図5】移動側金型の斜視図である。
【図6】ロックスライド及び付帯部材の斜視図である。
【図7】固定側金型の要部断面図である。
【図8】可動側金型の要部断面図である。
【図9】可動側金型の要部断面図である。
【図10】固定側金型の要部断面図である。
【図11】固定側金型と可動側金型の要部断面図である。
【図12】固定側金型と可動側金型の要部断面図である。
【図13】固定側金型と可動側金型の要部断面図である。
【図14】固定側金型と可動側金型の要部断面図である。
【図15】固定側金型と可動側金型の要部断面図である。
【図16】固定側金型と可動側金型の要部断面図である。
【図17】固定側金型と可動側金型の要部断面図である。
【図18】図18(a)、図18共に、スピーカコーンの斜視図である。
【図19】射出成形装置に装着された従来技術にかかる固定側金型、移動側金型の断面図である。
【符号の説明】
1 調整ダイヤル
2 ロックピン
2c 爪面
3 ロックスライド
3d2 基準面
6 型開きばね
34 移動型金型
35 固定側金型

Claims (9)

  1. 射出成形機に不動状に取り付けられた固定側金型に対して前記射出成形機に可動状に取り付けられた可動側金型を所定の時期に所定量だけ一時的に型開き保持する金型の一時型開き保持装置において、少なくとも型閉じ状態において前記固定側金型から離間する型開き方向に前記可動側金型を付勢する付勢手段と、前記付勢手段による前記可動側金型の移動を前記所定量の位置で阻止して一時型開き量を規制する型開き規制手段と、この型開き規制手段による可動側金型の移動が阻止可能な状態と、阻止不能な状態とを切り換える切り換え手段を有すると共に、
    前記型開き規制手段は前記固定側金型に設けられ断面形状が略L字状をした掛止部を有する固定側掛止手段と、前記可動側金型に設けられ前記掛止部に掛止され得る断面形状が略L字状の被掛止部を有する可動側被掛止手段とを有することを特徴とする金型の一時型開き保持装置。
  2. 請求項1に記載の金型の一時型開き保持装置において、前記付勢手段は前記固定側金型又は前記移動側金型に着脱可能に取り付けられることを特徴とする金型の一時型開き保持装置。
  3. 請求項1又は2に記載の金型の一時型開き保持装置において、前記付勢手段は前記移動側金型の中心のまわりに等分に複数設けられていることを特徴とする金型の一時型開き保持装置。
  4. 請求項1乃至3の何れかに記載の金型の一時型開き保持装置おいて、前記固定側掛止手段は前記固定側金型に回転可能に保持されていてめねじを有する調整ダイヤルとこの調整ダイヤルの前記めねじに螺合するロックピンと、このロックピンの位置を固定し又固定を解除する手段からなり、前記調整ダイヤルの回転に応じて前記ロックピンの先端部に形成された前記掛止部が型開き方向に移動するように方向を定めて前記固定側金型に設けられていることを特徴とする一時型開き保持装置。
  5. 請求項1乃至4の何れかに記載の一時型開き保持装置において、前記可動側被掛止手段は前記可動側金型に設けたガイド手段に案内されて前記被掛止部が前記固定側掛止手段の前記掛止部に掛止され得る掛止位置と掛止され得ない非掛止位置との間を前記型開き方向と直交するスライド方向に移動可能なロックスライドからなることを特徴とする一時型開き保持装置。
  6. 請求項5に記載の一時型開き保持装置において、前記切り換え手段は前記ロックスライドを前記非掛止位置側から前記掛止位置側に向けて付勢するロックスライドばねと、前記ロックスライドに形成されていて前記型開き方向に対して傾斜した斜面と、 前記可動側金型に往復動可能に保持されていて前記型開き方向に往復動自在なロックピンとを有し、前記ロックピンの先端部が前記斜面に当接するように設定されていて、前記ロックスライドばねの弾性による前記ロックスライドの移動を前記斜面が前記ロックピンの先端部に当接することにより阻止した状態のもとで、前記ロックピンを往動、復動させて前記掛止位置と前記非掛止位置とを切り換えることを特徴とする一時型開き保持装置。
  7. 請求項6に記載の一時型開き保持装置において、前記ロックスライドの前記斜面はテーパ部からなり、前記ロックピンの先端部は前記テーパ部に嵌合可能な軸で構成されていることを特徴とする一時型開き保持装置。
  8. 請求項5乃至7の何れかに記載の一時型開き保持装置において、 前記ロックピンは当該射出成形機に設けられた駆動手段により駆動されるものであり、前記移動側金型には前記ロックスライドを前記非掛止位置に保持するためのロックスライド位置保持手段が着脱可能に設けられていることを特徴とする一時型開き保持装置。
  9. 請求項1乃至8の何れかに記載の一時型開き保持装置において、前記所定の時期は金型に射出された混合樹脂が発泡、固化する前の時点であり、前記所定量が発泡成形に必要な量であることを特徴とする一時型開き保持装置。
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