JP4125852B2 - 合成樹脂製容器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は合成樹脂製容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば主として合成樹脂製のチューブ容器にあっては、収納物の注出を容易にするため、チューブ容器体の口頸部に嵌合させたキャップ頂板の上面を水平な接地面に形成して、通常容器を倒立状態に保持させ、容器内収納物が常に口頸部側にあるようにしたものが知られている。又容器体の肩部や口頸部は構造上弾性変形させ難く、よってそれ等口頸部内等に収納物を残したまま容器を廃棄することとなることから口頸部は可及的に短かく形成することも行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、容器を倒立状態に保ち、又口頸部を短かくした容器体であって、嵌合筒と該嵌合筒の後方上端部にヒンジを介して付設した蓋部とからなるキャップを、上記口頸部外面へ嵌合筒を嵌着させ、又ヒンジを中心とする正逆両方向回動で口頸部上面を蓋部で開閉するよう設けた容器は、開蓋の際に、ヒンジ上方の蓋部頂板の後縁と蓋部周壁の後部上端とが形成する角部が容器体肩部外周後部に接し、すると開蓋させ過ぎた際に、ヒンジが切れたり、又嵌合筒が口頸部から抜出す等のことがあった。
【0004】
本発明はこのような欠点を除去できるよう設けたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
第1の手段として、容器体胴部2の上端から、肩部3を介して起立する短小口頸部4外面へ嵌合筒22を嵌着させ、
該嵌合筒の後部上端に、頂板27外周から短周壁28を垂下する蓋部26をヒンジ32を介して付設させ、
該ヒンジを中心とする蓋部の正逆両方向への回動で容器体開口部を開閉自在とし、
又蓋部頂板27の上面を、容器倒立時用の接地面としての水平面に形成した合成樹脂製の容器において、
上記蓋部26は頂板27後部を斜下後方へ傾斜させて傾斜壁34に形成し、かつ該頂板7外周から短周壁28を垂下すると共に、短周壁28後部をヒンジを介して嵌合筒の後部上端に付設させ、
上記ヒンジ32上方の蓋部周壁28後部の上部と頂板27後部との連結部を斜下後方への傾斜壁34に形成して、
ヒンジ32を中心とする回動により蓋部26を容器体後方側へ移動させたとき、上記傾斜壁34上面が容器体肩部後外縁の角部12へ当接可能に形成したことを特徴とする。
【0006】
第2の手段として、上記第1の手段を有すると共に口頸部4の上端面を第1頂壁5で閉塞し、かつ該第1頂壁一部にノズル孔6を開孔して該開孔周縁から短小ノズル7を起立すると共に、蓋部頂板27の下面から上記ノズル7を密閉する栓30を垂設した。
【0007】
第3の手段として、上記第1の手段を有すると共に嵌合筒22上端面を第2頂壁13で閉塞し、かつ該第2頂壁一部にノズル孔6を開孔して該開孔周縁から短小ノズル7を起立すると共に、蓋部頂板27の下面から上記ノズル7を密閉する栓30を垂設した。
【0008】
第4の手段として、上記第1、第2又は第3の手段を有すると共に上記容器体1を、弾性圧搾可能な胴部を有するチューブ容器体で形成した。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下図1と図2とが示す第1実施形態について説明すると、1は合成樹脂製の容器体で、胴部2上端から肩部3を介して口頸部4を起立している。図示例では口頸部の下半4a上端から上向き段部を介して小外径の上半4bを起立し、その口頸部上面は第1頂壁5が閉塞し、該頂壁前部にノズル孔6を穿設し、該透孔周縁から短かいノズル7を起立している。口頸部上半の上端外周と口頸部下半の後部を除く上端外周とには第2、第1係合突条9、8を付設し、又下半後部には適当数の第1回り止め突条10を縦設している。又肩部3の中間部上面からは挾持筒11を起立している。
【0010】
キャップ21は、上記口頸部4外面へ嵌合させた嵌合筒22と、該嵌合筒後部へヒンジを介して付設した蓋部26とからなり、嵌合筒22は、上記口頸部下半外面へ嵌合させた下嵌合部22a 上端から上向き段部を介して口頸部上半外面へ嵌合させた上嵌合部22b を起立し、下嵌合部22a と上嵌合部22b とにそれぞれ上記第1、第2係合突条8、9下面へ係合させて第3、第4係合突条23、24を付設している。又下嵌合部22a の後部内面には第1回り止め突条10と噛合う第2回り止め突条25を縦設している。
【0011】
蓋部26は、ほぼ水平に設けた頂板27外周から周壁28を垂下して該周壁の前部下端内面に付設した突条29を上記上嵌合部22b の前部上端外面に横設した突条下面へ係合させ、かつ周壁28を下嵌合部22a 上面へ載置させている。又頂板27下面からはノズル7内へ密嵌させて筒状の栓30を垂下し、又ノズル7を囲んで短筒33を垂下させている。図2が示すように頂板27の前半外周部には開蓋時の指掛け用突条31を付設するとよい。
【0012】
上記嵌合筒22の下嵌合部22a 後部の外面上端と蓋部周壁28後部外面の下端とはヒンジ32で一体に連結させている。図示のように該ヒンジ上方の蓋部周壁28後部の上部と頂板27後部との連結部は斜下後方への傾斜壁34に形成する。該傾斜壁は開蓋時にその傾斜壁上面が容器体肩部外縁の角部12へ近接ないし当接するよう設けたものである。
【0013】
既述容器体1およびキャップ21はそれぞれ合成樹脂材で形成する。容器体は図1のように弾性圧搾可能に設けた胴部2下端を板状に挾着させる等したチューブ容器体とすることが望ましい。
【0014】
図3は第2実施形態を示す。該実施形態は、容器体上面を閉塞する、既述第1頂壁5該当の第2頂壁13を嵌合筒22上端に付設したものであり、その他部分は第1実施形態の場合とほぼ同様である。従って容器体は口頸部上端を開口し、上記第2頂壁13でその上面を閉塞している。第2頂壁13からは口頸部内面への内筒14を垂下している。
【0015】
第1実施形態と同一部分については同一符号を付することで説明を省略する。
【0016】
【発明の効果】
本発明は既述構成とするものであり、請求項1の場合は、ヒンジ32上方の蓋部周壁後部の上部と、頂板27後部との連結部に斜下後方への傾斜壁34を形成して、開蓋時にその傾斜壁上面が容器体肩部後外縁の角部へ近接ないし当接可能としたから、その傾斜壁34を設けない場合に比べて開蓋角度を大きく設定でき、従って多少大きく開蓋してもヒンジ32に無理な力が作用したり、又ヒンジを介して嵌合筒22後部が上方へ引上げられて口頸部外面から外れることを防止できる。又傾斜壁を設けない場合は、蓋部周壁後部上端と頂板後部との連結部に形成される角部が、開蓋時容器体肩部3の後部上面を傷つけることとなるが、傾斜壁34を設けることで上記角部を除くことが出来る。
【0017】
請求項2および3のようにすることで、ノズル孔6の開閉が容易な容器とすることが出来る。
【0018】
請求項4のようにすることで、倒立に便利な容器と出来、口頸部4も短かく形成することとなるから、廃棄時に容器体内に残る使い残しの収納物の量を減少できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態で示す本発明容器要部の拡大断面図である。
【図2】 チューブ容器を例示して示す、本発明容器の側面図である。
【図3】 第2実施形態で示す、容器要部の拡大断面図である。
【符号の説明】
1…容器体 3…肩部
4…口頸部 21…キャップ
22…嵌合筒 26…蓋部
32…ヒンジ 34…傾斜壁
Claims (4)
- 容器体胴部2の上端から、肩部3を介して起立する短小口頸部4外面へ嵌合筒22を嵌着させ、
該嵌合筒の後部上端に、頂板27外周から短周壁28を垂下する蓋部26をヒンジ32を介して付設させ、
該ヒンジを中心とする蓋部の正逆両方向への回動で容器体開口部を開閉自在とし、
又蓋部頂板27の上面を、容器倒立時用の接地面としての水平面に形成した合成樹脂製の容器において、
上記蓋部26は頂板27後部を斜下後方へ傾斜させて傾斜壁34に形成し、かつ該頂板7外周から短周壁28を垂下すると共に、短周壁28後部をヒンジを介して嵌合筒の後部上端に付設させ、
上記ヒンジ32上方の蓋部周壁28後部の上部と頂板27後部との連結部を斜下後方への傾斜壁34に形成して、
ヒンジ32を中心とする回動により蓋部26を容器体後方側へ移動させたとき、上記傾斜壁34上面が容器体肩部後外縁の角部12へ当接可能に形成したことを特徴とする合成樹脂製容器。 - 口頸部4の上端面を第1頂壁5で閉塞し、かつ該第1頂壁一部にノズル孔6を開孔して該開孔周縁から短小ノズル7を起立すると共に、蓋部頂板27の下面から上記ノズル7を密閉する栓30を垂設した
ことを特徴とする、請求項1記載の合成樹脂製容器。 - 嵌合筒22上端面を第2頂壁13で閉塞し、かつ該第2頂壁一部にノズル孔6を開孔して該開孔周縁から短小ノズル7を起立すると共に、蓋部頂板27の下面から上記ノズル7を密閉する栓30を垂設した
ことを特徴とする、請求項1記載の合成樹脂製容器。 - 上記容器体1を、弾性圧搾可能な胴部を有するチューブ容器体で形成した
ことを特徴とする、請求項1、2又は3記載の合成樹脂製容器。
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