JP3245286B2 - キャップ - Google Patents

キャップ

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JP3245286B2
JP3245286B2 JP30941193A JP30941193A JP3245286B2 JP 3245286 B2 JP3245286 B2 JP 3245286B2 JP 30941193 A JP30941193 A JP 30941193A JP 30941193 A JP30941193 A JP 30941193A JP 3245286 B2 JP3245286 B2 JP 3245286B2
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JP
Japan
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lid
cap
plug shaft
cap body
shaft
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JPH07165249A (ja
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次男 荒井
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は容器の口部に装着される
樹脂製キャップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のキャップには、実公昭55-22348
号公報や実開昭62-174059 号公報等に開示されているよ
うに、容器の口部に固定されるキャップ本体とこのキャ
ップ本体にヒンジ部を介して回動可能に支持された蓋体
とを有し、蓋体を閉じたときに、前記キャップ本体の天
板部に設けた注出孔に、前記蓋体の裏面から突出する栓
軸を液密状態に挿入するようにした構造のものがある。
【0003】従来の前記キャップの蓋体は背の低い有頂
円筒形をなしているので、その天板部中央に上方から力
が加わった場合に強度的に弱かった。この問題を解決す
る一手段が蓋体の裏面に設けた補強リブであり、これは
実開昭62-174059 号公報に開示されているとおりであ
る。
【0004】ところで、前記蓋体の強度不足の解決策と
して、蓋体の形状を凸球殻状にすることが考えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに蓋体を凸球殻状にすると、栓軸の長さを従来よりも
長くせざるを得ず、これによって新たな問題が生じた。
【0006】即ち、一般に蓋体を開けるときには、蓋体
の前面下端に付設した指掛け突部へ親指を引っ掛けて持
ち上げるようにするが、蓋体を開けた時に親指が蓋体の
裏側に入り込んで、小外径とした蓋体の栓軸下端が親指
の爪の間に入り、親指を傷めることがある。栓軸がキャ
ップ本体の注出孔にきつく嵌入している場合には特に注
意が必要である。なんとなれば、そのような場合には、
栓軸を注出孔から抜き出すのに大きな力が必要であり、
しかも栓軸が抜け出ると蓋体が一気に開くので、指に対
する栓軸の当りが強くなるからである。従来は栓軸が短
かったので栓軸が指に当たっても衝撃が小さく、問題に
はならなかった。
【0007】本発明はこのような従来の技術の問題点に
鑑みてなされたものであり、蓋体を開ける時の安全性を
向上させたキャップを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の手段として容器の
口部へ装着させるキャップ本体と、該キャップ本体後部
にヒンジ部を介して回動可能に支持され、キャップ本体
上部へ着脱自在に嵌合された蓋体とを有し、蓋体閉塞時
において蓋体裏面から垂下する少くとも下部小径の栓軸
がキャップ本体天板部に穿設された注出孔を密閉すると
共に、蓋体前面の下端に開蓋用指掛け突部を付設する合
成樹脂製のキャップにおいて、上記蓋体を凸球殻状とな
し、かつ上記栓軸の少なくとも前半部を囲んで栓軸下端
よりも下方まで保護壁を垂下させた。
【0009】第2の手段として、上記第1の手段を有す
ると共に上記キャップ本体の上部外面と、上記蓋体の下
端内縁とに、互いに係合離脱可能な係止部を周方向に離
間して複数設けた。
【0010】
【作用】栓軸の少なくとも前半部を保護壁が取り囲み、
しかも栓軸の下端よりも保護壁の下端を下方まで垂下さ
せているので、蓋体を開けた時に、蓋体前面下端の指掛
け突部に掛けていた指は保護壁には当たるが栓軸には当
たらない。したがって、栓軸下端が指の爪の間に差し込
まれることはない。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1から図4の図面
に基いて説明する。図1は本発明のキャップ1の蓋体を
開いた状態を示す断面図であり、図2はその要部拡大断
面図であり、図3は同平面図であり、図4は蓋体を閉じ
た状態を示す断面図である。
【0012】キャップ1はポリプロピレン等の樹脂製で
あり、容器の口部(図示せず)に装着されるキャップ本
体2と、このキャップ本体2後部にヒンジ部3を介して
回動自在に支持された蓋体4とを具備している。
【0013】キャップ本体2の周壁部5の内面には容器
口部外周面の雄ねじに螺合する雌ねじ部6が設けられて
いる。キャップ本体2の天板部7の上面中央からは注出
筒8が突出しており、この注出筒8に注出孔9が設けら
れている。天板部7の裏面からは容器口部の注出口に嵌
入する嵌合リング10が突出している。
【0014】前記キャップ本体2の上端後部にヒンジ部
3が設けられている。ヒンジ部3は所謂三点ヒンジと言
われるもので、一対の薄肉ヒンジ部3aと、薄肉ヒンジ部
3aの間に設けた弾性アーム部3bとから構成されている。
【0015】このヒンジ部3に支持された蓋体4は略半
球殻状(凸球殻状)をなしており、開蓋状態で蓋体4の
裏面4aの中央からは上部を小外径とした栓軸13が垂直に
起立して突出し、この栓軸13と同心上に栓軸13を取り囲
むように保護壁14が起立して突出している。保護壁14は
前記ヒンジ部3の弾性アーム部3bの付け根部分で途切れ
ており、C字状をなしている。
【0016】図2の拡大断面図に示すように、栓軸13
は、蓋体4の裏面4aから延出する大径テーパー軸部13a
に凹曲面状の湾曲テーパー軸部13b が連なり、更に小径
ストレート軸部13c が連なり、更に先端が平坦面の小径
テーパー軸部13d が連なって構成されている。
【0017】蓋体4の裏面4aの中央からの栓軸13の高さ
寸法H1 は前記保護壁14の高さ寸法H2 よりも小さく、
軸栓13の先端は保護壁14の内側に若干引っ込んで位置し
ている。
【0018】蓋体4の裏面4aの周縁部にはヒンジ部3か
ら周方向90度おきに3つの係止突起(係止部)15が設
けられており、蓋体4の表面の周縁部4bにおいてヒンジ
部3と反対側の部分つまり図4が示す閉塞時の前面下端
には指掛け突部16が突設されている。
【0019】一方、キャップ本体2の上端周縁部にはヒ
ンジ部3から周方向90度おきに3つの係止突起(係止
部)17が設けられており、前記蓋体4の係止突起15に対
して係合離脱可能になっている。又、キャップ本体2の
周壁部5においてヒンジ部3と反対側の前面部分には、
周壁部5の他の部分よりも凹む凹部18が形成されてい
て、蓋体4が閉じている時に指掛け突部16に指を掛け易
いようになっている。
【0020】このキャップ1では蓋体4を閉じると、図
4に示すように蓋体4の係止突起15がキャップ本体2の
係止突起17に係合し、栓軸13の小径ストレート軸部13c
がキャップ本体2の注出孔9に侵入し、湾曲テーパー軸
部13b が注出孔9に密着して注出孔9を密閉する。蓋体
4は凸球殻状をなしているので、蓋体4に加わる内向き
の力に対する機械的強度が極めて高い。
【0021】この状態から、蓋体4の指掛け突部16に親
指を掛けて蓋体4を上方に持ち上げると、前記係止突起
15,17 の係合が解除されるとともに、栓軸13が注出孔9
から抜け出る。この係合解除と同時に蓋体4は一気に開
方向へ回転する。
【0022】このキャップ1では、蓋体4の指掛け突部
16に掛けていた親指が開操作の終了時点で勢い余って蓋
体4前部の裏側に入り込んだとしても、栓軸13の周囲に
保護壁14が設けられており、しかも栓軸13よりも保護壁
14が下方まで垂下されているので、栓軸13の下端が親指
の爪の間に侵入することはなく、極めて安全性が高い。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
蓋体を凸球殻状にしたので、蓋体に加わる内向きの力に
対する機械的強度が極めて高くすることができる。
【0024】又、蓋体の裏面の栓軸の少なくとも前半部
を取り囲むように保護壁を設け、小外径とした栓軸の下
端を保護壁下端よりも上方に位置させたことによって、
蓋体を開いたときに指が蓋体の内側に入り込んだとして
も、栓軸の下端が指の爪の間に入ることがなく、安全性
を向上させることができるという優れた効果が奏され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るキャップの一実施例における蓋体
を開いた状態を示す断面図である。
【図2】前記キャップの要部拡大断面図である。
【図3】前記キャップの蓋体を開いた状態を示す平面図
である。
【図4】前記キャップの蓋体を閉じた状態を示す断面図
である。
【符号の説明】
1 キャップ 2 キャップ本体 3
ヒンジ部 4 蓋体 4a 裏面 7
天板部 9 注出孔 13 栓軸 14
保護壁 15,17 係止部 16 指掛け突部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 47/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器の口部へ装着させるキャップ本体
    と、該キャップ本体後部にヒンジ部を介して回動可能に
    支持され、キャップ本体上部へ着脱自在に嵌合された蓋
    体とを有し、蓋体閉塞時において蓋体裏面から垂下する
    少くとも下部小径の栓軸がキャップ本体天板部に穿設さ
    れた注出孔を密閉すると共に、蓋体前面の下端に開蓋用
    指掛け突部を付設する合成樹脂製のキャップにおいて、 上記蓋体を凸球殻状となし、かつ上記栓軸の少なくとも
    前半部を囲んで栓軸下端よりも下方まで保護壁を垂下さ
    せたことを特徴とするキャップ。
  2. 【請求項2】 上記キャップ本体の上部外面と、上記蓋
    体の下端内縁とに、互いに係合離脱可能な係止部を周方
    向に離間して複数設けたことを特徴とする請求項1記載
    のキャップ。
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