JP3830693B2 - 合成樹脂製キャップ付き容器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は合成樹脂製のキャップ付き容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
合成樹脂製のキャップ本体と、該キャップ本体上面を開閉自在に閉塞する合成樹脂製の蓋体とからなり、上記キャップ本体を容器体口頸部外面へ嵌着させたキャップ付き容器が広く使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
近時廃棄物減少のために、又資材再活用のために、廃棄物を分別して回収することが行われている。
【0004】
上記容器にあっても、容器体とキャップとは通常材質を異にするから、容器体からキャップを外して別々に廃棄することが望ましいが、容器体口頸部に対してキャップ本体は容易に外れないようきつく嵌着させてあるから、その取外しは困難であり、そのためキャップ付きのままで廃棄されることが多かった。
【0005】
本発明は、キャップ本体周壁の一部に付設した横設板の上方引上げでそのキャップ本体周壁の一部が周壁下端から上端まで一定範囲で破断され、更に上方へ引上げることでキャップ本体全体を容器体口頸部から外すことが容易であるよう設けたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
第1の手段として口頸部2を起立すると共に、該口頸部の上端外周に第1係合突条3を周設する容器体1と、
上記口頸部外面へ嵌合させた適宜弾性を有する合成樹脂製のキャップ11とからなり、
該キャップは、上記口頸部2の上端面へ載置させた鍔状頂板13の外周から第1周壁14を垂下し、該周壁内面へ周設した第2係合突条15を上記第1係合突条3下面へ抜出し不能に係合すると共に、鍔状頂板から注出筒17を起立するキャップ本体12と、
上記注出筒17へ水密に嵌合するシール筒20を頂壁21下面から、かつ頂壁外周から外周壁22を、それぞれ垂下する蓋体19とで形成し、
上記キャップ本体12は、第1周壁14の上半一部を連結板部31として、該連結板部の左右両側に第1肉薄縦溝32,32 を縦設すると共に、これ等両第1肉薄縦溝下端から左右反対周方向へほぼ同一長さの肉薄横溝33,33 を横設し、更にこれ等肉薄横溝の各先端から第2肉薄縦溝34,34 を第1周壁下端まで縦設することで、肉薄横溝および連結板部31下方の第1周壁部分を第1横設板35となし、
更に該第1横設板35の一端から他端までの前面に沿って第2横設板36を横設してこれ等第1、第2横設板の両端相互を連結し、
上記各第1、第2肉薄縦溝32,34 および肉薄横溝33は、第2横設板36の中間部強制引上げにより破断可能に形成した。
【0007】
第2の手段として上記第1の手段を有すると共に第2横設板36の左右方向中間部上縁から張出し板37を前方突出すると共に、該張出し板の左右側縁および前縁から上記第2横設板とほぼ同一縦巾の覆合板38を垂下し、該覆合板と、該覆合板後方の第2横設板部分とで、第2横設板引上げ用の摘み部39を形成した。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下図面について従来公知の構造部分を説明すると、1は容器体で胴部上端から上部小径のテーパ状肩部を介して口頸部2を起立する。その口頸部の上端外周には第1係合突条3が周設してあり、その下方には凸条4を周設している。該容器体は合成樹脂製でも、又硝子製でもよく、材質は問わない。
【0009】
上記口頸部の上端には合成樹脂製のキャップ11を嵌合させている。該キャップはキャップ本体と該キャップ本体上面を開閉自在に閉塞する蓋体とからなり、キャップ本体12は、上記口頸部2の上端面へ載置させた鍔状頂板13の外周から第1周壁14を垂下し、該周壁内面に周設した第2係合突条15を、第1係合突条3下面へ抜出し不能に係合させている。又鍔状頂板13からは口頸部2内面へ嵌合させてシール用嵌合筒16を垂下させている。更に鍔状頂板の内方部分上面からは上端部を上外方へ拡開する注出筒17を起立し、鍔状頂板上面の前部からは、後述蓋体外周壁を嵌合させるための弯曲突条18を起立している。
【0010】
19は蓋体で、既述注出筒17の内面へ水密に嵌合させたシール筒20を頂壁21下面から垂下すると共に、その頂壁外周から外周壁22を垂下させて、該外周壁下端面を、キャップ本体鍔状頂板13の外周部上面へ載置させている。外周壁前面の下端からは蓋体開蓋用の指掛け片23を前方突出するとよい。
【0011】
既述キャップ本体第1周壁14の後面上端と蓋体外周壁22の後面下端とはヒンジ24で連結してキャップ本体と蓋体とを一体成形している。尚蓋体外周壁22前部の下端内面には第4係合突条を一定範囲横設し、既述キャップ本体の弯曲突条18の上端前面に横設した第3係合突条下面へ係合させることで、キャップ本体に対する蓋体19の嵌合を確実とすることが出来る。
【0012】
本発明にあっては、キャップ本体12の第1周壁上半の前部を連結板部31として、該連結板部の左右両側に第1肉薄縦溝32,32 を縦設すると共に、これ等両第1肉薄縦溝下端から左右反対周方向へほぼ同一長さの肉薄横溝33,33 を横設し、更にこれ等肉薄横溝の各先端から第2肉薄縦溝34,34 を第1周壁下端まで縦設することで、肉薄横溝33,33 および連結板部31下方の第1周壁部分を第1横設板35としている。更にその第1横設板35の一端から他端までの前面に沿って第2横設板36を横設して、これ等第1、第2横設板の右端相互および左端相互を連結している。尚図示例においては第2横設板36の左右方向中間部上縁から張出し板37を前方突出すると共に、該張出し板の左右両側縁および前縁から第1横設板35とほぼ同一縦巾の覆合板38を垂下し、該複合板と、該複合板後方の第2横設板部分とで、第2横設板引き上げ用の摘み部39を形成している。尚上記各第1、第2肉薄縦溝32,34 および肉薄横溝33は、第2横設板36強制引上げで破断可能に形成する。
【0013】
上記キャップ付き容器は、蓋体19を開き容器体内液体を注出し、又蓋体を閉蓋して使用する。
【0014】
使用済み後、廃棄の際は、上記摘み部39ないし第2横設板36の左右方向中間部を持ち、上外方へ引上げると、まず第2肉薄縦溝34,34 が下端から破断された後、次いで図4のように肉薄横溝33,33 が外端から第1肉薄縦溝32,32 下端まで破断され、更に上方へ引上げることで第1肉薄縦溝32,32 を下端から上端まで破断することが出来る。該状態では第1横設板35内面が有する第2係合突条15部分が第1係合突条3下面から外れるため、そのまま更に上方へ引上げると鍔状頂板13の前縁部分が引上げられることとなり、よってキャップ本体12は容器体口頸部外面から容易に外れることとなる。
【0015】
【発明の効果】
本発明は既述構成とするもので、第1横設板35の一端から他端までの前面に沿って、第2横設板36を横設して、それ等第1、第2横設板の両端相互を連結したから、キャップ本体第1周壁の一部をなして口頸部外面へ嵌合する第1横設板35を直接引上げる場合に比べて、第2横設板36は口頸部外面へ嵌合されていないから、その上方引上げが容易であり、又第1、第2肉薄縦溝34,34 および肉薄横溝33は破断可能としてあるから、第2横設板引上げによってキャップ本体第1周壁14の前部を下端から上端まで破断することが出来る。又第1横設板35が有する第2係合突条15部分を口頸部が有する第1係合突条3前部から外すことが出来、よって更に第2横設板36を上方引上げすることでキャップ本体12を容器体口頸部から外し、このようにして容器体からキャップ11を容易に分別することが出来る。
【0016】
請求項2のように第2横設板36の左右方向中間に第2横設板引上げ用の摘み部39を形成することで、第2横設板を直接引上げる場合に比べて摘み部を介して第2横設板36を引上げでき、その引上げによる第1周壁14の部分引裂きを容易とすることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明容器の半断面図である。
【図2】 その容器要部を斜前方からみた斜視図である。
【図3】 図1が有するキャップ本体の横断面図である。
【図4】 図2の状態から第2横設板を前方へ引出した状態で示す斜視図である。
【符号の説明】
31…連結板部 32…第1肉薄縦溝
33…肉薄横溝 34…第2肉薄縦溝
35…第1横設板 36…第2横設板
Claims (2)
- 口頸部2を起立すると共に、該口頸部の上端外周に第1係合突条3を周設する容器体1と、
上記口頸部外面へ嵌合させた適宜弾性を有する合成樹脂製のキャップ11とからなり、
該キャップは、上記口頸部2の上端面へ載置させた鍔状頂板13の外周から第1周壁14を垂下し、該周壁内面へ周設した第2係合突条15を上記第1係合突条3下面へ抜出し不能に係合すると共に、鍔状頂板から注出筒17を起立するキャップ本体12と、
上記注出筒17へ水密に嵌合するシール筒20を頂壁21下面から、かつ頂壁外周から外周壁22を、それぞれ垂下する蓋体19とで形成し、
上記キャップ本体12は、第1周壁14の上半一部を連結板部31として、該連結板部の左右両側に第1肉薄縦溝32,32 を縦設すると共に、これ等両第1肉薄縦溝下端から左右反対周方向へほぼ同一長さの肉薄横溝33,33 を横設し、更にこれ等肉薄横溝の各先端から第2肉薄縦溝34,34 を第1周壁下端まで縦設することで、肉薄横溝および連結板部31下方の第1周壁部分を第1横設板35となし、
更に該第1横設板35の一端から他端までの前面に沿って第2横設板36を横設してこれ等第1、第2横設板の両端相互を連結し、
上記各第1、第2肉薄縦溝32,34 および肉薄横溝33は、第2横設板36の中間部強制引上げにより破断可能に形成した
ことを特徴とする合成樹脂製キャップ付き容器。 - 第2横設板36の左右方向中間部上縁から張出し板37を前方突出すると共に、該張出し板の左右側縁および前縁から上記第2横設板とほぼ同一縦巾の覆合板38を垂下し、該覆合板と、該覆合板後方の第2横設板部分とで、第2横設板引上げ用の摘み部39を形成した
ことを特徴とする、請求項1記載の合成樹脂製キャップ付き容器。
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