JP4115098B2 - 画像形成装置及びマスキング係数算出方法並びにマスキング係数算出プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

画像形成装置及びマスキング係数算出方法並びにマスキング係数算出プログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、プリンタ、FAX等の画像形成装置に係り、特にカラー画像を扱うための色変換機能を有する画像形成装置に係る。
【0002】
【従来の技術】
従来の技術において、デジタル方式の画像形成装置における色補正を行う技術として、像担持体上に形成したパターン像を転写材に転写、定着したものをスキャナーで読取り、その読み取ったデータに基づいて階調補正テーブルの選択・作成を行いプリンタ部の階調補正や、濃度の補正を行う技術がある。
【0003】
特開平10-191061には、スキャナの分光特性のばらつきまでを考慮して、階調補正テーブルを補正しCMYKの濃度値及びグレーバランスを補正する技術が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
さて、カラー複写機のスキャナーのCCD(charge coupled device)のRGBフィルターの分光特性の経時変化や、機械毎の特性のばらつきにより、同じカラーパッチ・パターンを読み取っても、使用する機械によりスキャナーの読取り値が異なる。
【0005】
図1は、CCDのB(ブルー)フィルターの分光透過特性のばらつきを説明するための図である。同図中、a)はCCDのブルー(B)フィルター1の分光透過率を示し、b)はCCDのブルー(B)フィルター2の分光透過率を示す。また、イエロー(Y)パッチの分光反射率c)、及びブラック(K)パッチの分光反射率 d)とを図示している。横軸は波長であり、縦軸は CCD の分光透過率、あるいは、分光反射率を表す。
【0006】
同図に示す例において、a)、b)に示す分光特性は、h) の分シフトしたものであると仮定するが、このような仮定をしない場合についても同様に考察することができる。
【0007】
ここで、ブラックパッチの分光反射率d)に対して、a)のブルーフィルター1を透過した光と、b)のブルーフィルター2を透過した光とを比較すると、領域 e)の分、a)のブルーフィルター1を透過した光が多く、領域f)及びg)を透過した光の分、a)のブルーフィルター1を透過した光が少ない。
図1に示すように、a)のブルーフィルター1とb)のブルーフィルター2の分光特性は、h)に示す分シフトしたものであるので、a)のブルーフィルター1に対し、e)の領域で示す透過した光量と、領域f)及びg)に示す遮光された光量とが等しくなり、ブラックパッチについては、ブルー信号に対するフィルター1とフィルター2の間の差は小さい。
【0008】
上記の差を、厳密に比較するためには、光源の分光特性とCCDの感度の波長依存性とを考慮する必要があるが、スキャナーのシェーディング補正の際に、グレー等の分光反射率の可視光領域に対する波長依存性が少ない無彩色の反射板を使用することにより、フィルター1とフィルター2の間の差は補正される。
【0009】
一方、イエロー(Y)パッチに対しては、a)、b)のフィルターの差は、領域 g)の透過/遮断光量の差として表れ、明らかに、ブラックパッチに対する差より大きくなる。また、この差は、無彩色の反射板を利用したシェーディング補正によっては補正されない。
【0010】
このようにCCDフィルターの分光透過率のばらつきは、白やグレー等の無彩色に対しては、RGBデータが揃うように、シェーディング補正により補正されるが、分光特性に波長依存性を有する原稿に対しては、十分に補正されず、出力されるRGBの値が機械毎に異なる場合がある。
【0011】
このCCDの分光特性のばらつきの影響により、CCDの分光透過特性に類似した分光反射特性を有する色について、同じパッチを読み込ませて、無彩色を用いたシェーディングの時に、同じRGB出力に設定した場合でも、機械毎にその出力差が生じる。
【0012】
この差は、スキャナより読取られた原稿のRGB読取り値から、その色の再現に最適なシアン、マゼンタ、イエロー及びブラックの記録値を求める色補正処理において、忠実な色再現を狂わせる原因となる。
【0013】
スキャナの分光特性のばらつきを補正するために、上記従来の技術における特開平10-191061に開示されているように階調補正テーブルの補正を行うことは無彩色のグレーバランス補正に対しては有効であるが、有彩色の色再現を忠実に補正するには十分ではないという問題がある。
【0014】
すなわち、特開平10-191061に開示された発明は、パッチデータをスキャナで読み取り、ACC実行後に最終のプリンタ出力での出力濃度が機種などが変わっても一定濃度になるように、階調補正テーブルであるプリンタテーブルの特性値を実験等により調整することで、良好な階調を得ることができるようにする発明である。従って、特開平10-191061における画像処理部では、スキャナ部のCCDの分光特性のバラツキの補正は何もしていないため、プリンタ部の入力段階ではこのバラツキは補正されず、プリンタ内の階調補正テーブルにより補正される。また、当該補正はあくまでも階調補正であるため、無彩色のグレーバランスには有効であるが、有彩色の色再現を忠実に補正するには十分でないという問題点がある。
【0015】
本発明は、スキャナCCDの分光特性のばらつきを画像処理手段で補正して、有彩色の原稿に対しても前記バラツキの無い、忠実な色再現を表現可能なCMYK出力画像信号を得る技術を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために本発明は次のように構成することができる。
【0021】
請求項に記載の発明は、CCDを有しカラー原稿を光学的に走査して読み取る画像読み取り手段と、該画像読み取り手段にて原稿を読み取って得たRGB入力画像信号をマスキング係数を用いて現像部記録用のCMYK出力画像信号に色変換を行う画像処理手段とを有する画像形成装置において、該画像読み取り手段にて分光特性が既知の原稿を読み取って得たRGB入力画像信号を、所定のマスキング係数により色変換したCMYK出力画像信号と、標準的な分光特性を持つ画像読み取り手段で該分光特性が既知の原稿を読み取った場合に得られるRGB入力画像信号を該所定のマスキング係数により色変換したCMYK出力画像信号との差分値を算出し、該差分値を用いて、色変換に使用するマスキング係数を算出する。
【0022】
本発明によれば、従来技術のようにプリンタ部における階調補正テーブルの補正を行うのではなく、画像処理部の色変換処理に用いる有彩色あるいは無彩色に関わらない色空間を無彩色軸を中心に放射状に広がる平面で分割する点に基づいたマスキング係数を補正(算出)するので、有彩色あるいは無彩色に関わらずスキャナCCD分光特性のばらつきを補正して忠実な色再現を行うことができる。
【0023】
すなわち、分光特性が既知の原稿を実際のスキャナCCDで読み取って得たRGB入力画像信号を、所定のマスキング係数により色変換したCMYK出力画像信号と、その原稿を標準的な分光特性を持つスキャナCCDで読み取った場合に得られるRGB入力画像信号を該所定のマスキング係数により色変換したCMYK出力画像信号との差分値を算出し、その差分値を用いて、色変換に使用するマスキング係数を算出する。当該差分値を用いることにより、当該差分値で表される誤差(スキャナの分光特性のばらつきによる)を補正するようなマスキング係数を算出でき、実際のスキャナCCDで読み取って得たRGB入力画像信号から色再現に最適なCMYK値を得ることができる。従って、有彩色あるいは無彩色に関わらずスキャナCCD分光特性のばらつきを補正して忠実な色再現を行うことができる。
【0024】
請求項に記載の発明は、請求項の記載において、前記所定のマスキング係数は、無彩色軸上の2点の分光データと、無彩色軸上に無く前記原稿の分光特性に対応する色空間の境界面を形成する2境界面上にある2点の分光データと、それらの色を再現するのに最適な4点のCMYK出力画像信号データとから算出し、該4点のCMYK出力画像信号を前記差分値を用いて補正することにより、前記所定のマスキング係数を補正する。
【0025】
本発明によれば請求項と同様の作用効果を奏する。
【0026】
請求項に記載の発明は、請求項の記載において、前記所定のマスキング係数は、無彩色軸上の2点の分光データと無彩色軸上に無く前記原稿の分光特性に対応する色空間の境界面を形成する2境界面上にある2点の分光データと、それらの色を再現するのに最適な4点のCMYK出力画像信号データとから算出し、該無彩色軸上の2点に関しては補正せず、該2境界面上の2点の色を再現するのに最適なCMYK出力画像信号を前記差分値を用いて補正することにより、前記所定のマスキング係数を補正する。
【0027】
本発明によれば、マスキング係数の算出において、白点、黒点のプリンタベクタについては上記差分値を加えないようにし、他の2点の色のプリンタベクタについては、その色に対応する上記差分値を用いるようするので、各境界面での不連続性を防止することができる。
【0028】
請求項に記載の発明は、請求項1の記載において、前記分光特性が既知の原稿を標準的な分光特性をもつ読取り装置で読取った場合の入力画像信号、又は、その入力画像信号から変換される出力画像信号を予め記憶しておく手段を有する。
【0029】
本発明によれば、マスキング係数算出のために必要なデータを記憶しておくので、製造工程や、サービスマンが調整を行う際に、容易に必要なデータを得ることが可能となる。
【0030】
請求項に記載の発明は、請求項ないしのうちいずれか1項の記載において、前記差分値を記憶する手段を更に有する。
【0031】
本発明によれば、差分値を記憶するので、マスキング係数を算出し易くなる。また、差分値を他の装置等で使用することも可能となる。
【0032】
請求項に記載の発明は、請求項の記載において、前記分光特性が既知の原稿として、前記色空間を分割する分割点と同等の分光特性をもつカラーパッチを用い、該分割点に対応する各差分値を算出し、該各差分値を用いる。
【0033】
本発明によれば、色相を分割する境界点に近い色のカラーパッチを用いることとしたので、境界点の色を忠実に再現することができる。
【0036】
請求項に記載の発明は、CCDを有しカラー原稿を光学的に走査して読み取る画像読み取り手段と、該画像読み取り手段にて原稿を読み取って得たRGB入力画像信号をマスキング係数を用いて現像部記録用のCMYK出力画像信号に色変換を行う画像処理手段とを有する画像形成装置においてマスキング係数を算出する方法であって、該画像読み取り手段にて分光特性が既知の原稿を読み取って得たRGB入力画像信号を、所定のマスキング係数により色変換したCMYK出力画像信号と、標準的な分光特性を持つ画像読み取り手段で該分光特性が既知の原稿を読み取った場合に得られるRGB入力画像信号を該所定のマスキング係数により色変換したCMYK出力画像信号との差分値を算出し、該差分値を用いて、色変換に使用するマスキング係数を算出する。
【0037】
請求項に記載の発明は、請求項の記載において、前記所定のマスキング係数は、無彩色軸上の2点の分光データと、無彩色軸上に無く前記原稿の分光特性に対応する色空間の境界面を形成する2境界面上にある2点の分光データと、それらの色を再現するのに最適な4点のCMYK出力画像信号データとから算出し、該4点のCMYK出力画像信号を前記差分値を用いて補正することにより、前記所定のマスキング係数を補正する。
【0038】
請求項に記載の発明は、請求項の記載において、前記所定のマスキング係数は、無彩色軸上の2点の分光データと無彩色軸上に無く前記原稿の分光特性に対応する色空間の境界面を形成する2境界面上にある2点の分光データと、それらの色を再現するのに最適な4点のCMYK出力画像信号データとから算出し、該無彩色軸上の2点に関しては補正せず、該2境界面上の2点の色を再現するのに最適なCMYK出力画像信号を前記差分値を用いて補正することにより、前記所定のマスキング係数を補正する。
【0039】
請求項10に記載の発明は、請求項の記載において、前記分光特性が既知の原稿を標準的な分光特性をもつ読取り装置で読取った場合の入力画像信号、又は、その入力画像信号から変換される前記出力画像信号の値として、予め記憶しておいた値を用いるようにする。
【0040】
請求項11に記載の発明は、請求項ないしのうちいずれか1項の記載において、前記差分値として予め記憶した値を用いるようにする。
【0041】
請求項12に記載の発明は、請求項11の記載において、前記分光特性が既知の原稿として、前記色空間を分割する分割点と同等の分光特性をもつカラーパッチを用い、該分割点に対応する各差分値を算出し、該各差分値を用いるようにする。
【0042】
請求項13に記載の発明は、上記方法の発明の実施に適したプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。上記の発明によっても、上記の画像形成装置の発明と実質的に同様な作用効果を奏する。
【0043】
なお、本発明は主に、後述する色補正回路で行う色補正処理のためのマスキング係数の補正又は算出に係るものであるが、まず、図2〜図4を用いて複写機の構成及び動作を説明し、その後に色補正処理について詳細に説明する。
【0044】
図2は複写機本体101の機構を示す機構図である。図2を用いて本実施例における複写機本体101の機構の概略を説明する。
【0045】
図2に示すように、複写機本体101のほぼ中央部に、像担持体としてのφ120[mm] の有機感光体(OPC)ドラム102が配置される。その感光体ドラム102の周囲には、感光体ドラム102の表面を帯電する帯電チャージャー103、一様帯電された感光体ドラム102の表面上に半導体レーザ光を照射して静電潜像を形成するレーザ光学系104、静電潜像に各色トナーを供給して現像し、各色毎にトナー像を得る黒現像装置105及びイエローY、マゼンタM,シアンCの3つのカラー現像装置106、107、108、感光体ドラム102上に形成された各色毎のトナー像を順次転写する中間転写ベルト109、上記中間転写ベルト109に転写電圧を印加するバイアスローラ110、転写後の感光体ドラム102の表面に残留するトナーを除去するクリーニング装置111、転写後の感光体ドラム102の表面に残留する電荷を除去する除電部112等が順次配列されている。
【0046】
また、上記中間転写ベルト109には、転写されたトナー像を転写材に転写する電圧を印加するための転写バイアスローラ113及び転写材に転写後に残留したトナー像をクリーニングするためのベルトクリーニング装置114が配設されている。
【0047】
中間転写ベルト109から剥離された転写材を搬送する搬送ベルト115の出口側端部には、トナー像を加熱及び加圧して定着させる定着装置116が配置されているとともに、この定着装置116の出口部には、排紙トレイ117が取り付けられている。
【0048】
レーザ光学系104の上部には、複写機本体101の上部に配置された原稿載置台としてのコンタクトガラス118、このコンタクトガラス118上の原稿に走査光を照射する露光ランプ119が配置され、原稿からの反射光は反射ミラー121によって結像レンズ122に導かれ、光電変換素子であるCCD(Charge Coupled Device)のイメージセンサアレイ123に入光される。CCDのイメージセンサアレイ123で電気信号に変換された画像信号は図示しない画像処理装置を経て、レーザ光学系104中の半導体レーザのレーザ発振を制御する。
【0049】
次に、上記複写機に内蔵される制御系について説明する。図3に制御系の構成を示す。
【0050】
図3に示すように、制御系は、メイン制御部(CPU)130を備え、このメイン制御部130に対して所定のROM131及びRAM132が付設されているとともに、上記メイン制御部130には、インターフェースI/O133を介してレーザ光学系制御部134、電源回路135、光学センサー136、トナー濃度センサー137、環境センサー138、感光体表面電位センサー139、トナー補給回路140、中間転写ベルト駆動部141、操作部142、がそれぞれ接続されている。
【0051】
上記レーザ光学系制御部134は、レーザ光学系104のレーザ出力を調整するものであり、また上記電源回路135は、帯電チャージャー113に対して所定の帯電用放電電圧を与えると共に、現像装置105、106、107、108に対して所定電圧の現像バイアスを与え、かつ前記バイアスローラ110及び転写バイアスローラ113に対して所定の転写電圧を与えるものである。
【0052】
光学センサー136は発光ダイオード等の発光素子とフォトセンサー等の受光素子とからなり、感光体ドラム102の転写後の領域に近接配置される。光学センサー136により、感光体ドラム102上に形成される検知パターン潜像のトナー像におけるトナー付着量及び地肌部におけるトナー付着量が各色毎にそれぞれ検知されるとともに、感光体除電後のいわゆる残留電位が検知される。
【0053】
この光電センサー136からの検知出力信号は、図示を省略した光電センサー制御部に印加される。光電センサー制御部は、検知パターントナー像に於けるトナー付着量と地肌部におけるトナー付着量との比率を求め、その比率値を基準値と比較して画像濃度の変動を検知し、トナー濃度センサー137の制御値の補正を行なっている。更に、光電センサー制御部は、それに対応した露光ランプ電圧値を求める機能と、感光体のいわゆる残留電位を検知して基準値と比較し、それに対応する現像バイアス電圧値と求める機能とを備えている。この光電センサー制御部において検出された露光ランプ電圧値信号及び現像バイアス電圧値信号は、前記露光ランプ119の駆動電源電圧を制御する露光制御回路及び現像装置105から108に現像バイアスで電圧を印加する現像バイアス制御回路にそれぞれ印加されている。
【0054】
更に、トナー濃度センサー137は、現像装置105から108内に存在する現像剤の透磁率変化に基づいてトナー濃度を検知する。トナー濃度センサー137は、検知されたトナー濃度値と基準値と比較し、トナー濃度が一定値を下回ってトナー不足状態になった場合に、その不足分に対応した大きさのトナー補給信号をトナー補給回路140に印加する機能を備えている。
【0055】
電位センサー139は、像担持体である感光体102の表面電位を検知し、中間転写ベルト駆動部141は、中間転写ベルトの駆動を制御する。
【0056】
現像器105〜108内部には、感光体102に対し所定のギャップを持って、現像剤保持手段としての非磁性の円筒状の現像スリーブ201B、201Y、201M、201Cが配置されている(図3には201Mを示している)。なお、感光体ドラム102とのギャップ は0.60mmである。この現像スリーブ201B、201Y、201M、201C内部には、図示しない複数の異なる磁極が交互に配置されてなる現像磁石や磁性体より成る磁気シールド板がそれぞれ設けられ、これらは不回転状態に保持されている。
【0057】
これに対し、各現像スリーブ201B、201Y、201M、201Cは、それぞれ図示されないイエロー現像スリーブ駆動モータ、マゼンタ現像スリーブ駆動モータ、シアン現像スリーブ駆動モータ等によって、現像時には、矢印の向きに回転駆動する。この向きに回転する場合を、「正転」という。
【0058】
黒現像器105内に黒トナーとキャリアを含む現像剤が収容されていて、これは、剤撹拌部材202の回転によって撹拌され、現像スリーブ201B上で、現像剤規制部材202によってスリーブ上に汲み上げられる現像剤量を調整する。この供給された現像剤は、現像スリーブ201B上に磁気的に担持されつつ、磁気ブラシとして現像スリーブ201Bの回転方向に回転する。
【0059】
次に、図4のブロック図に基づいて、本発明における色補正処理が行われる画像処理部の電気的な構成を説明する。なお、画像処理部は上記の画像処理装置に対応し、上記複写機本体内に内蔵されるが、図1、図2には特に図示していない。
【0060】
図4において、401はスキャナ、402はシェーディング補正回路、403はRGBγ補正回路、404は画像分離回路、404はMTF補正回路、406は色補正処理回路、407は変倍回路、408は画像加工(クリエイト)回路、409はMTFフィルター、410はγ補正回路、411は階調処理回路、412はプリンタ部である。
【0061】
なお、スキャナ401は図2におけるCCDのイメージセンサアレイ123に対応し、プリンタ部412は、上記のレーザ光学系104以降の画像形成に係る部分に対応する。
【0062】
複写すべき原稿は、カラースキャナ401によりR、G、Bに色分解されて読み取られる。シェーディング補正回路402では、撮像素子のムラ、光源の照明ムラ等が補正される。RGBγ補正回路403では、スキャナ401からの読取り信号が反射率データから明度データに変換される。404の画像分離回路では、文字部と写真部の判定、及び有彩色、無彩色判定が行われる。MTF補正回路405では、入力系の、特に高周波領域でのMTF特性の劣化を補正する。
【0063】
本発明の色補正処理に関する色補正処理回路406は、入力系の色分解特性と出力系の色材の分光特性の違いを補正し、忠実な色再現に必要な色材CMYKの量を計算する色補正処理部4061とUCR部4062(下色除去)からなる。詳細については後述する。
【0064】
変倍回路407では、縦横変倍が行われ、画像加工(クリエイト)回路408では、リピート処理等が行われる。
【0065】
MTFフィルター409では、シャープな画像やソフトな画像等、使用者の好みに応じてエッジ強調や平滑化等、画像信号の周波数特性を変更する処理が行われる。
【0066】
γ補正回路410では、プリンターの特性に応じて、画像信号の補正が行われる。また、地肌飛ばし等も同時に行うこともできる。階調処理回路411でディザ処理又はパターン処理が行われる。
【0067】
また、スキャナー401で読み込んだ画像データを外部の画像処理装置等で、処理したり、外部の画像処理装置からの画像データをプリンタ412で出力するためのインターフェースI/F413、414が備えられている。
【0068】
以上の画像処理回路を制御するためのCPU415及びROM416、RAM417とはBUS418で接続されている。CPU415はシリアルI/Fを通じて、システムコントローラー419と接続されており、操作部等からのコマンドが送信される。なお、ここでのCPU415、ROM416、RAM417及び操作部は図3に示した制御系におけるCPU130、ROM131、RAM132及び操作部142と同一でもよいし異なっていてもよい。
【0069】
本実施例の色補正処理は上述した色補正回路406にて行われる。その処理の方法について図5の色空間の図を用いて説明する。
【0070】
図5(a)に示すように本実施例の色補正処理は、無彩色軸(R=G=B)を中心として放射状に広がる平面で、色空間(R,G,B)を分割して行われる。入力された画像信号(R,G,B)が分割された空間の何処に属するのかを色相判定回路422で判定し、その後、各空間毎に予め設定しておいたマスキング係数を用いて次の式を用いて色補正処理を行う。その際、必要に応じて線形処理等を行う。なお、以下、分割点とは例えば図5(a)における点Aのように、境界面と辺が交わった点である。
【0071】
【数1】
Figure 0004115098
尚、通常、各空間のマスキング係数は、図5(b)に示すような無彩色軸上の異なる2点(R1,G1,B1)及び(R2,G2,B2)と、無彩色軸上にない2境界面上の2点(R3,G3,B3)及び(R4,G4,B4)の計4点のR,G,Bの値とその色再現に最適な現像部C、M、Y及びKの記録値(C1,M1,Y1,K1)、(C2,M2,Y2,K2)、(C3,M3,Y3,K3)及び(C4,M4,Y4,K4)を予め決めておき、以下に示す演算により求める。
【0072】
【数2】
Figure 0004115098
ここで、各点のC、M、Y及びKの記録値はUCR(下色除去)前の等価無彩色濃度換算値とする。尚、以下では説明を簡略にするために、無彩色軸上の2点を白点と黒点とする。この場合、等価無彩色濃度換算値が取得る最大値をXmaxとすれば、各値には以下のような関係がある。 白点の場合 R1=G1=B1=C1=M1=Y1=0≧K1
【0073】
黒点の場合 R1=G1=B1=C1=M1=Y1=Xmax≧K2
また、境界面上の2点は、現像部C、M、Y及びKの記録値の最小値が0で、記録値の最大値がXmaxとなる点、即ち、各境界面上で記録可能な、最も彩度の高い点とすると良い。すなわち、
Min(C3,M3,Y3)=0≧K3
Max(C3,M3,Y3)=Xmax
Min(C4,M4,Y4)=0≧K4
Max(C4,M4,Y4)=Xmax
が成立する。
【0074】
現像部Kの記録値を現像部C、M、及びYのうちの最小値から、例えば以下のように決定しておくことで、UCR率を制御することもできる。
UCR率100%の場合: K=Min(C,M,Y)
UCR率 70%の場合: K=Min(C,M,Y)×0.7
図5(a)のように6つの境界面で色空間(R,G,B)を分割する場合、少なくとも各境界面上の6点と無彩色軸上の2点の、計8点のR,G,Bの値と、その色の再現に最適な現像部のC、M、Y及びKの記録値を予め決めておき、これらに基づいて各空間のマスキング係数を求める。なお、上述にように各空間のマスキング係数を予め求めてROM、RAM等に記憶しておき、色補正処理において、色相判定で判定された色に応じて適切なマスキング係数を選択し、色補正を行うことができる。
【0075】
本発明の色補正処理においては、CCD毎の分光特性の違いを補正するために上記のマスキング係数を補正する。すなわち、補正されたマスキング係数を算出する。以下、その方法について説明する。
【0076】
無彩色軸上にない境界面上の点を、例えば標準的な分光特性を示すスキャナCCDで読取った場合の値を(R3,G3,B3)とする。同じ点を他のスキャナで読み取った場合、スキャナCCDの分光特性のばらつきによりこの点は(R3,G3,B3)とは異なる値である(R3',G3',B3')として読取られる。この結果、式(1)により現像部C、M、Y及びKの記録値は(C3',M3',Y3',K3')として計算される。すなわち、式(3)のように表すことができる。
【0077】
【数3】
Figure 0004115098
しかし、(R3,G3,B3)の色においてその色再現に最適な現像部のC、M、Y及びKの記録値は(C3,M3,Y3,K3)でなけらばならず、式(4)に示す差分値が忠実な色再現を妨げる要因となる。
【0078】
【数4】
Figure 0004115098
本実施例ではこの差分値を用いてスキャナCCDの分光特性のばらつきを補正する。その処理内容を次に説明する。
【0079】
マスキング係数を求める式(2)の右辺1項目の各成分に式(4)の差分値を加算する。すなわち、
【0080】
【数5】
Figure 0004115098
とする。ここで、
【0081】
【数6】
Figure 0004115098
とすると、この式(6)より、次の式(7)が成り立つから、
【0082】
【数7】
Figure 0004115098
ベクトルの4行目を比較し、R"+G"+B"+T=1
となる。
【0083】
式(6)を式(5)に代入すると、次の式(8)が得られる。
【0084】
【数8】
Figure 0004115098
ベクトル内の第1要素の第1項は、(1)式、(2)式及び(6)式の定義より、式(3)のC3'と等しい。また、R"+G"+B"+T=1であるから式(8)は、
【0085】
【数9】
Figure 0004115098
となり、式(4)の差分値を用いることで求めるべき(C3,M3,Y3,K3)を得ることができる。
【0086】
上記のように補正したマスキング係数を算出し、そのマスキング係数を用いて境界面上の点の現像部C、M、Y及びKの記録値を補正することで、線形計算等によって、その境界内の空間における色の補正を行うことができる。
【0087】
このように、標準的な分光特性を持つスキャナCCDの読取り値で(R,G,B)を示す色の再現に最適な現像部C、M、Y及びKの記録値と、スキャナCCDの分光特性のばらつきにより(R',G',B')として読取られた読取り値に補正前のマスキング係数をかけて演算されたC'、M'、Y'、及びK'との差分値を算出する。そして、その差分値を用いて、式(10)を用いてマスキング係数を求めることによってマスキング係数が補正される。
【0088】
【数10】
Figure 0004115098
これにより、スキャナCCDの分光特性のばらつきを補正し忠実な色再現を行うことができる。
【0089】
次に、上記の方法を用いた色補正処理における差分値の求め方の手順を図6のフローチャートを用いて具体的に説明する。
【0090】
ここでは、例として色空間をレッド(R)、イエロー(Y)、グリーン(G)、シアン(C)、ブルー(B)、マゼンタ(M)の点で分割することとし、図7に示すような分光特性が既知のレッド、イエロー、グリーン、シアン、ブルー、マゼンタを有するパッチのチャートを用いる。なお、色相を分割する境界点に近い色の原稿をもちいることで、境界点の色の再現性を忠実にすることができる。
【0091】
また、予め図7のチャートを標準的な分光特性を示すスキャナCCDで読取った場合の読取り値(Rs[i],Gs[i],Bs[i]:i=R,G,B,C,M,Y)と、(Rs[i],Gs[i],Bs[i]:i=R,G,B,C,M,Y)から演算される現像部C、M、Y及びKの記録値(Cs[i],Ms[i],Ys[i],Ks[i] :i=R,G,B,C,M,Y)を算出し、その値を以下の処理で用いる。なお、これらの値は予めROMやRAMに記憶しておくことができる。
【0092】
まず、スキャナで図7のチャートを読取り、各パッチの読取り値(R'[i],G'[i],B'[i])を得る (ステップ1)。次に、読取った値(R'[i],G'[i],B'[i])にRGBγ補正を行う(ステップ2)。そして、色判定回路が各パッチの色判定を行い、各パッチの色に対応するマスキング係数を選択し式(3)を用いて(C'[i],M'[i],Y'[i],K'[i])を算出する(ステップ3)。
【0093】
そして、得られた値(C'[i],M'[i],Y'[i],K'[i])と標準的なスキャナによる読取り値により算出された(Cs[i],Ms[i],Ys[i],Ks[i])との差分値(C[i],M[i],Y[i],K[i])を算出する(ステップ4)。この差分値(C[i],M[i],Y[i],K[i])を補正値として記億する(ステップ5)。上記の処理を各色毎に行う。
【0094】
差分値の演算における一連の処理は、標準的な分光特性をもつスキャナCCDによる読取り値(Rs[i],Gs[i],Bs[i])と、(Rs[i],Gs[i],Bs[i])から演算される現像部C、M、Y及びKの記録値(Cs[i],Ms[i],Ys[i],Ks[i])を画像形成装置内のROM416又はRAM417内に記憶させておくことで、RGBγ補正回路403及び色補正処理回路406を用いて演算することができる。
【0095】
次に、補正したマスキング係数を算出する処理について具体的に説明する。
【0096】
マスキング係数は前述したように白点、黒点及び無彩色軸上にない境界面上の2点の(R,G,B)値とその色を再現するのに最適な現像部の(C,M,Y,K)値から演算する。上記の通り、本実施例では色空間(R,G,B)をR、Y、G、C、B、Mの6空間に分割しており、各分割点の値を(R[i],G[i],B[i]:i=R,Y,G,C,B,M)とする。また、(R[i],G[i],B[i]:i=R,Y,G,C,B,M)をスキャナベクタとよぶ。また、各分割点の色の再現に最適な現像部C、M、Y及びKの記録値を(C[i],M[i],Y[i],K[i]:i=R,Y,G,C,B,M)とし、以下の説明ではこれをプリンタベクタとよぶ。また、白点及び黒点に関しても(R[j],G[j],B[j]:i=W,K)、(C[j],M[j],Y[j],K[j]:j=W,K)とする。スキャナベクタ及びプリンタベクタは予めROM416もしくはRAM417に記憶しておく。
【0097】
例えば、補正値算出時に読み込んだRパッチがM−R空間にあるとすると、式(10)より、M−R空間のマスキング係数を構成する全てのプリンタベクタに補正値(C[R],M[R],Y[R],K[R])を加えることにより、補正されたマスキング係数を算出できる。すなわち、式(11)のように表すことができる。
【0098】
【数11】
Figure 0004115098
このようにして求めたマスキング係数をROMやRAM等に記憶しておくことにより、入力画像の色相判別結果に応じて適切なマスキング係数を選択して使用することができる。
【0099】
上記の処理を、図8に示す色補正処理回路406の処理ブロック図を用いて説明する。カラーパッチを読み取って得た入力信号及びその色相判定結果が色補正処理部4061に入力される。次に、ROM等から基準となるマスキング係数及びCMYK値を読み込み、差分値を算出する。そして、式(11)を用いてマスキング係数を算出し、そのマスキング係数を保持しておく。通常の画像処理においては、そのマスキング係数を用いて色補正処理を行い、UCR部4062にて下色除去処理を行う。
【0100】
ステップ1〜ステップ5の処理、及びマスキング係数の演算は、通常、製造工程で行うようにするが、上記のようにスキャナベクタ及びプリンタベクタを装置内に記憶しておくことで、例えばサービスマンもしくはユーザが差分値やマスキング係数の算出を行うことができ、CCDの経時変化の補正も行うことが可能となる。また、上記のカラーパッチを複写機内に備えておくことによって、補正時の操作性を向上させることができる。

【0101】
更に、定期的にもしくはCCDの経時変化が見出された時に、内蔵されたカラーパッチを読み取るようにし、補正値及びマスキング係数を自動的に算出するようにしてもよい。
【0102】
また、スキャナCCDによる読み取り値をI/F413より外部画像処理装置により取込み、補正値の算出を行った後、算出された補正値(C[i],M[i],Y[i],K[i])を画像形成装置内のROM416又はRAM417に記憶しておき、マスキング係数の演算は画像形成装置内で行うようにすることができる。更に、その外部画像処理装置にてマスキング係数の演算まで行っておき、そのマスキング係数を画像形成装置内のROM416又はRAM417に記憶しても良い。また、上記補正値の算出、マスキング係数の算出を行うプログラムをコンピュータに搭載することにより、そのコンピュータにスキャナCCDによる読取り値を取り込んで、補正値やマスキング係数の算出を行うことが可能となる。
【0103】
(第2の実施例)
第1の実施例では、補正したマスキング係数を算出する際に、全てのプリンタベクタに差分値を加算していた(式11)。式8及び式9に示したように、これにより色補正を有効に行うことができる。
【0104】
しかし、白点、黒点のプリンタベクタは全ての分割された色空間のマスキング係数の演算で用いられるため、各空間で異なる補正値を用いた場合、白点、黒点に近い境界面付近で不連続な空間ができる場合がある。
【0105】
また、境界点のもう1点のプリンタベクタに対しては、その点に対応する差分値を用いることで、各境界面での不連続性を防ぐことができる。
【0106】
これらの点を考慮して、上記のRパッチを使用した例において、M、及びRのプリンタベクタにROM416もしくはRAM417に記憶されている各々対応する補正値(C[R],M[R],Y[R],K[R])及び(C[M],M[M],Y[M],K[M])をそれぞれ対応するプリンタベクタに加算し色補正処理回路406によってマスキング係数を演算する。すなわち、式(12)に示す演算を行う。
【0107】
【数12】
Figure 0004115098
実際の画像形成過程において、スキャナにより読み取った画像情報に対して式(12)で演算されたマスキング係数を用い色補正処理回路406により式(1)の演算を行うことで、スキャナCCDの分光特性のばらつきを補正し、連続的でかつ忠実な色再現を行うことができる。
【0108】
(第3の実施例)
第1の実施例及び第2の実施例においては、式4に示す差分値を用いてマスキング係数を算出していた。第3の実施例では、差分値を用いずにマスキング係数を算出する方法について説明する。
【0109】
上記の実施例と同様に、色空間をレッド(R)、イエロー(Y)、グリーン(G)、シアン(C)、ブルー(B)、マゼンタ(M)の点で分割した場合の例において、RとY間の色相の(補正なしの場合の)マスキング係数は式(13)のように表される。
【0110】
【数13】
Figure 0004115098
例えば、Rパッチを分光特性にばらつきのあるスキャナCCDで読み取った値を(R'[R],G'[R],B'[R])とした場合、式(13)のマスキング係数で計算される値は、
【0111】
【数14】
Figure 0004115098
となり、Rパッチの色再現に最適な(C[R],M[R],Y[R],K[R])を得ることができない。
【0112】
そこで、第3の実施例では、式(13)のスキャナベクタ部に機械固有のスキャナベクタを使用することでスキャナCCDの分光特性のばらつきを補正する。すなわち、図7のカラーパッチを読み取ったRGB値(R'[i],G'[i],B'[i]:i=R,Y,G,C,B,M)をスキャナベクタとして使用する。従って、
【0113】
【数15】
Figure 0004115098
が成立し、図7のRパッチの色再現に最適な(C[R],M[R],Y[R],K[R])を得ることが出来る。このように、色相を分割する分割点のスキャナの読み取り値(スキャナベクタ)とその分割点の色再現に最適な現像部C、M、YおよびKの記録値(プリンタベクタ)を用いてマスキング係数を演算し、そのマスキング係数を用いることによりスキャナCCD分光特性のばらつきを補正して忠実な色再現を行うことができる。
【0114】
第3の実施例によれば、第1、第2の実施例と異なり、差分値(C[i],M[i],Y[i],K[i])を保持する必要がなくなり、忠実な色再現を行うことができる。
【0115】
なお、読み取ったパッチの色の色相を色相判定回路により判定し、その色相に応じた最適なCMYK出力画像信号をメモリー等から読み出し、それを第3の実施例におけるマスキング係数算出に使用することが可能である。
【0116】
(第4の実施例)
さて、上記の色補正処理は図2に示した複写機に限らず、その他の画像形成装置に適用できる。以下、複写機以外の装置の例としてプリンタ500を用いた場合について第4の実施例として説明する。
【0117】
図9に第4の実施例におけるプリンタ500の構成図を示す。図9において、501はベルト状像担持体たる可撓性のベルト状感光体であり、感光体ベルト501は、回動ローラ2、3間に架設され、回動ローラ502の回転駆動により図中矢印A方向(時計方向)に搬送される。図中504は、前記感光体ベルト501表面を均一に帯電する帯電手段たる帯電チャージャ、図中505は、静電像露光手段たるレーザー書き込み系ユニットである。また、図中506は、後述するイエロー、マゼンタ、シアン、黒の現像剤(トナー)を有する4つの現像器を一体的に形成したカラー現像装置である。
【0118】
更に、図中510は、中間転写体たる中間転写ベルト510であり、中間転写ベルト510は回動ローラ511、512の間に架設され、回動ローラ511の回転駆動により図中矢印B方向(反時計方向)に搬送される。前記感光体ベルト501と、中間転写ベルト510は、感光体ベルト501の回動ローラ503部で接触している。その接触部の中間転写ベルト510側には、導電性を有するバイアスローラ513が中間転写ベルト510裏面に所定の条件で接触している。ここで、上記プリンタの画像形成動作について説明する。図9において、ベルト状の感光体(潜像担持体)501は帯電チャージャ504により一様に帯電された後、レーザ光学装置505により、画像情報に基づき走査露光されて表面に静電潜像が形成される。ここで、露光する画像情報は所望のフルカラー画像をイエロー、シアン、マゼンタ、及び黒の色情報に分解した単色の画像情報であり、この情報により半導体レーザー(図示せず)で発生されたレーザービームLは、図示を省略した光学装置により走査、及び光路調整されたものである。
【0119】
ここで形成された静電潜像は、後述する回転型現像装置506により各々所定のイエロー、シアン、マゼンタ、及び黒トナーで各々単色現像され、感光体ベルト1上に各々の色画像が順次形成される。
【0120】
図中矢印A方向に回転する感光体ベルト501上に形成された各単色画像像は、感光体ベルト501と同期して図中矢印B方向に回転する中間転写ベルト510上に、イエロー、シアン、マゼンタ、及び黒の単色毎に、バイアスローラ513に印加された所定の転写バイアスにより順次重ね転写される。中間転写ベルト510上に重ね合わされたイエロー、シアン、マゼンタ、及び黒の画像は、給紙台(給紙カセット)517から給紙ローラ518、搬送ローラ対519a、519b、レジストローラ対520a、520bを経て転写部へ搬送された転写紙517a上に転写ローラ514により一括転写される。転写終了後、転写紙517aは定着装置580により定着されて、フルカラー画像が完成し、排紙ローラ対581a、581bを経て排紙スタック部582にプリント画像を排出する。
【0121】
本発明における色補正処理は、所望のフルカラー画像をイエロー、シアン、マゼンタ、及び黒の色情報に分解し露光するレーザー書き込み系ユニット505又は、その制御装置(図示していない)にて行われる。すなわち、入力された画像情報をマスキング係数により変換し、それにより得られたイエロー、シアン、マゼンタ、及び黒の色情報に基づき露光を行う。
【0122】
なお、その制御装置はプリンタ内部にあってもよいし外部にあってもよい。制御装置(色補正部)を外部に有する場合、例えば図10に示す構成をとることができる。図10において、画像入力部700はスキャナ等であるが、画像をR,G,Bデータとして出力する装置であればどのような装置(例えばカメラ)でもよい。また、画像入力部700は、実際に画像を入力せず、他の装置等で取得した画像データを蓄積しておく装置でもよい。色補正部600にて、RGBγ補正、上記実施例1〜3で説明したマスキング係数により色再現に必要なCMYKを算出する処理、UCR処理、その他必要な処理が行われる。また、マスキング係数の補正は、画像入力部700から基準となる色(カラーパッチ等)を読み込ませることにより行うことができる。これにより、画像入力部700の機械毎のばらつきや経時変化を補正することができる。
【0123】
色補正に係る処理をソフトウェアを用いて行うことにより色補正部600は汎用のコンピュータで構成することができる。また、画像処理用のハードウェアを用いて構成することもできる。更に、画像入力部と色補正部600とを一体として構成してもよい。
【0124】
本発明は、上記の実施例に限定されることなく、特許請求の範囲内で種々変更・応用が可能である。
【0125】
【発明の効果】
これまでの説明から明らかなように、発明によれば、有彩色であってもスキャナCCDの分光特性の機械毎のばらつきを補正することが可能となる。従って、忠実な色再現を行う画像形成装置を提供することが可能となる。
【0126】
請求項に記載の発明によれば、上記の効果に加え、各境界面での不連続性を防止し、連続性を失うことなく忠実な色再現を行うことが可能となる。
【0127】
請求項に記載の発明によれば、製造工程や、サービスマンが調整を行う際に、容易に基準となる値を得ることが可能となる。
【0128】
請求項記載の発明によれば、差分値を記憶することにより、マスキング係数を算出し易くなる。また、差分値を他の装置等で使用することも可能となる。
【0129】
請求項記載の発明によれば、色相を分割する境界点に近い色の原稿を用いることで、境界点の色の再現性を忠実にすることができる。
【0130】
請求項から12に記載の方法によっても、実質的に上記と同様の効果を得ることができる。また、請求項13に記載の記録媒体に記録されたプログラムにより、マスキング係数を算出することが可能となり、上記と同様の効果が得られる。
【0131】
【図面の簡単な説明】
【図1】CCDのB(ブルー)フィルターの分光透過特性のばらつきを説明するための図である。
【図2】複写機本体101の機構を示す機構図である。
【図3】複写機本体101における制御系の構成を示す図である。
【図4】画像処理部の電気的な構成を説明するための図である。
【図5】色補正処理を説明するための色空間の図である。
【図6】差分値を求める手順を示すフローチャートである。
【図7】カラーパッチの例を示す図である。
【図8】色補正処理回路の構成を示すブロック図である。
【図9】第4の実施例におけるプリンタ500の構成図である。
【図10】色補正部600が外部にある場合の構成を示す図である。
【符号の説明】
101 複写機本体
102 感光体ドラム
104 レーザ光学系
123 イメージセンサアレイ
401 スキャナ
402 シェーディング補正回路
403 RGBγ補正回路
404 画像分離回路
405 MTF補正回路
406 色補正処理回路
4061 色補正処理部
4062 UCR部
407 変倍回路
408 画像加工(クリエイト)回路
409 MTFフィルター
410 γ補正回路
411 階調処理回路
412 プリンタ部
500 プリンタ
600 色補正部
700 画像入力部

Claims (13)

  1. CCDを有しカラー原稿を光学的に走査して読み取る画像読み取り手段と、該画像読み取り手段にて原稿を読み取って得たRGB入力画像信号をマスキング係数を用いて現像部記録用のCMYK出力画像信号に色変換を行う画像処理手段とを有する画像形成装置において、
    該画像読み取り手段にて分光特性が既知の原稿を読み取って得たRGB入力画像信号を、所定のマスキング係数により色変換したCMYK出力画像信号と、標準的な分光特性を持つ画像読み取り手段で該分光特性が既知の原稿を読み取った場合に得られるRGB入力画像信号を該所定のマスキング係数により色変換したCMYK出力画像信号との差分値を算出し、該差分値を用いて、色変換に使用するマスキング係数を算出することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記所定のマスキング係数は、無彩色軸上の2点の分光データと、無彩色軸上に無く前記原稿の分光特性に対応する色空間の境界面を形成する2境界面上にある2点の分光データと、それらの色を再現するのに最適な4点のCMYK出力画像信号データとから算出し、
    該4点のCMYK出力画像信号を前記差分値を用いて補正することにより、前記所定のマスキング係数を補正する請求項に記載の画像形成装置。
  3. 前記所定のマスキング係数は、無彩色軸上の2点の分光データと、無彩色軸上に無く前記原稿の分光特性に対応する色空間の境界面を形成する2境界面上にある2点の分光データと、それらの色を再現するのに最適な4点のCMYK出力画像信号データとから算出し、
    該無彩色軸上の2点に関しては補正せず、該2境界面上の2点の色を再現するのに最適なCMYK出力画像信号を前記差分値を用いて補正することにより、前記所定のマスキング係数を補正する請求項に記載の画像形成装置。
  4. 前記分光特性が既知の原稿を標準的な分光特性をもつ読取り装置で読取った場合のRGB入力画像信号、又は、そのRGB入力画像信号から変換されるCMYK出力画像信号を予め記憶しておく手段を有する請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記差分値を記憶する手段を更に有する請求項ないしのうちいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記分光特性が既知の原稿として、前記色空間を分割する際の分割点と同等の分光特性をもつカラーパッチを用い、該分割点に対応する各差分値を算出し、該各差分値を用いる請求項に記載の画像形成装置。
  7. CCDを有しカラー原稿を光学的に走査して読み取る画像読み取り手段と、該画像読み取り手段にて原稿を読み取って得たRGB入力画像信号をマスキング係数を用いて現像部記録用のCMYK出力画像信号に色変換を行う画像処理手段とを有する画像形成装置においてマスキング係数を算出する方法であって、
    該画像読み取り手段にて分光特性が既知の原稿を読み取って得たRGB入力画像信号を、所定のマスキング係数により色変換したCMYK出力画像信号と、標準的な分光特性を持つ画像読み取り手段で該分光特性が既知の原稿を読み取った場合に得られるRGB入力画像信号を該所定のマスキング係数により色変換したCMYK出力画像信号との差分値を算出し、該差分値を用いて、色変換に使用するマスキング係数を算出することを特徴とする方法。
  8. 前記所定のマスキング係数は、無彩色軸上の2点の分光データと、無彩色軸上に無く前記原稿の分光特性に対応する色空間の境界面を形成する2境界面上にある2点の分光データと、それらの色を再現するのに最適な4点のCMYK出力画像信号データとから算出し、
    該4点のCMYK出力画像信号を前記差分値を用いて補正することにより、前記所定のマスキング係数を補正する請求項に記載の方法。
  9. 前記所定のマスキング係数は、無彩色軸上の2点の分光データと無彩色軸上に無く前記原稿の分光特性に対応する色空間の境界面を形成する2境界面上にある2点の分光データと、それらの色を再現するのに最適な4点のCMYK出力画像信号データとから算出し、
    該無彩色軸上の2点に関しては補正せず、該2境界面上の2点の色を再現するのに最適なCMYK出力画像信号を前記差分値を用いて補正することにより、前記所定のマスキング係数を補正する請求項に記載の方法。
  10. 前記分光特性が既知の原稿を標準的な分光特性をもつ読取り装置で読取った場合の入力画像信号、又は、その入力画像信号から変換される前記出力画像信号の値として、予め記憶しておいた値を用いる請求項に記載の方法。
  11. 前記差分値として予め記憶した値を用いる請求項ないしのうちいずれか1項に記載の方法。
  12. 前記分光特性が既知の原稿として、前記色空間を分割する分割点と同等の分光特性をもつカラーパッチを用い、該分割点に対応する各差分値を算出し、該各差分値を用いる請求項11に記載の方法。
  13. CCDを有しカラー原稿を光学的に走査して読み取る画像読み取り手段と、該画像読み取り手段にて原稿を読み取って得たRGB入力画像信号をマスキング係数を用いて現像部記録用のCMYK出力画像信号に色変換を行う画像処理手段とを有する画像形成装置で使用するマスキング係数を算出する処理をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体において、
    該画像読み取り手段にて分光特性が既知の原稿を読み取って得たRGB入力画像信号を、所定のマスキング係数により色変換したCMYK出力画像信号と、標準的な分光特性を持つ画像読み取り手段で該分光特性が既知の原稿を読み取った場合に得られるRGB入力画像信号を該所定のマスキング係数により色変換したCMYK出力画像信号との差分値を算出し、該差分値を用いて、色変換に使用するマスキング係数を算出する手順をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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