JP2003316088A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003316088A
JP2003316088A JP2002117929A JP2002117929A JP2003316088A JP 2003316088 A JP2003316088 A JP 2003316088A JP 2002117929 A JP2002117929 A JP 2002117929A JP 2002117929 A JP2002117929 A JP 2002117929A JP 2003316088 A JP2003316088 A JP 2003316088A
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潔 高東
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眞司 今川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 転写ベルトや中間転写ベルトの耐用期間内で
の出力画像の画質差を少なくする画像形成装置を提供す
る。 【解決手段】 感光体ドラム222a〜222dに形成
したトナー像を転写ベルト216で搬送する用紙Pに転
写する画像形成装置であり、転写ベルトの回転履歴を監
視する回転履歴監視装置35aと、該回転履歴監視装置
により得られた回転履歴情報を記憶する回転履歴記憶メ
モリ35bと、入力画像のデジタル画像信号に対してフ
ィルタ係数を用いた空間フィルタ処理を行う空間フィル
タ処理装置35dと、該空間フィルタ処理装置で用いる
該フィルタ係数を該回転履歴記憶メモリに記憶された回
転履歴情報に応じて変化させるフィルタ係数制御装置3
5cとを備え、該空間フィルタ処理装置は、該転写ベル
トの耐用期間内において、複数のフィルタ係数を用いた
空間フィルタ処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、入力デジタル画像
信号に対しデジタル信号処理を経た後、さらに空間フィ
ルタによるフィルタ処理を施し、処理後の画像信号に基
づいて電子写真方式により画像を形成する複写機、レー
ザービームプリンタ、ファクシミリ装置等の画像形成装
置に関するものである。
【0002】
【従来技術】一般にデジタル複写機などの電子写真装置
では、図14に示すように、スキャナなどの画像入力装
置から入力されたデジタル画像信号は、画像処理部1お
いて領域分離処理3、色補正処理、黒生成処理5などの
デジタル信号処理が施された後、さらに空間処理フィル
タ処理部7において空間フィルタテーブル7bの空間フ
ィルタを使用したフィルタ処理7aが施され、さらに中
間調補正処理9がなされてから図示しない画像形成部に
送られ、画像形成に使用される。
【0003】そして、前記画像形成部では、感光体、現
像剤および転写材などの経時変化による画像特性の変化
を抑えるために、露光量やトナー濃度の補正量などのプ
ロセス条件設定を変化させることによって、画像形成部
の使用開始初期から寿命期まで一定の画像出力が得られ
るよう制御されていた。
【0004】しかしながら、画像処理部1、主に空間フ
ィルタによるフィルタ処理7や中間調特性の補正処理9
など出力画像の画像品位に大きな影響を与える画像処理
については、画像形成部の転写ベルトや中間転写ベルト
などの経時変化によっても特性が劣化するにもかかわら
ず、その補正が行なわれていなかった。
【0005】そこで中間調補正に関しては、画像形成部
の制御目的も含めて転写材などに複数個の中間調トナー
パッチを形成し、これを光学的読み取り装置で読み取
り、中間調特性の変動を一定に保つように調整する方法
がよく用いられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ベタ濃度や中
間調特性を一定に保った状態であっても、転写ベルトや
中間転写ベルトなどが寿命に近づくに従い、ドット再現
性や細線の再現性、または均一濃度領域でのガサツキ
感、解像度、見かけ上の画質劣化による全体の印象など
に変化が生じてしまい、寿命期における画質と初期状態
での画質とにかなりの差ができてしまっていた。
【0007】本発明は、前記の問題点を解消するために
なされたものであって、空間フィルタのフィルタ強度を
決めるフィルタ係数を、画像形成部の構成要素である転
写ベルトや中間転写ベルトなどの累積回転時間や累積回
転数などに応じて連続的にあるいは段階的に変えていく
ことによって、転写ベルトや中間転写ベルトの使用初期
における画像と寿命期の画像との画質差を少なくするこ
とができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するため、次の構成を有する。本発明の第1の要旨
は、入力画像に応じた静電潜像を感光体の表面に形成
し、該感光体上の静電潜像をトナーで現像することによ
り、当該感光体の表面にトナー像を形成し、該トナー像
を転写ベルトにより搬送される転写材に転写することで
該転写材に画像を形成する画像形成装置において、前記
転写ベルトの回転履歴を監視する回転履歴監視手段と、
前記回転履歴監視手段により得られた回転履歴情報を記
憶する回転履歴記憶手段と、前記入力画像のデジタル画
像信号に対して、フィルタ強度を示すフィルタ係数を用
いた空間フィルタ処理を行う空間フィルタ処理手段と、
前記空間フィルタ処理手段で用いる前記フィルタ係数
を、前記回転履歴記憶手段に記憶された回転履歴情報に
応じて変化させるフィルタ係数制御手段と、を備え、前
記空間フィルタ処理手段は、前記転写ベルトの耐用期間
内において、複数のフィルタ係数を用いた空間フィルタ
処理を行うことを特徴とする画像形成装置にある。
【0009】本発明の第2の要旨は、前記回転履歴情報
は、前記転写ベルトの累積回転時間であることを特徴と
する要旨1に記載の画像形成装置にある。
【0010】本発明の第3の要旨は、前記回転履歴情報
は、前記転写ベルトの累積回転数であることを特徴とす
る要旨1に記載の画像形成装置にある。
【0011】本発明の第4の要旨は、前記回転履歴情報
は、前記転写ベルトにより搬送される転写材の搬送枚数
又は搬送量であることを特徴とする要旨1に記載の画像
形成装置にある。
【0012】本発明の第5の要旨は、前記回転履歴情報
に応じて変化するフィルタ係数は、画像処理の種類を示
す画像モードに応じて、変化量を変えることを特徴とす
る要旨2乃至4に記載の画像形成装置にある。
【0013】本発明の第6の要旨は、前記回転履歴情報
に応じて変化するフィルタ係数は、カラー画像形成モー
ドと単色画像形成モードとで、変化量を変えることを特
徴とする要旨2乃至4に記載の画像形成装置にある。
【0014】本発明の第7の要旨は、前記回転履歴情報
に応じて変化するフィルタ係数は、前記画像内の各画像
領域の特徴毎に、変化量を変えることを特徴とする要旨
2乃至4に記載の画像形成装置にある。
【0015】本発明の第8の要旨は、前記回転履歴情報
に応じて変化するフィルタ係数は、入力画像全体の画像
濃度を調整するための画像濃度調整量に応じて、変化量
を変えることを特徴とする要旨2乃至4に記載の画像形
成装置にある。
【0016】本発明の第9の要旨は、前記回転履歴情報
に応じて変化するフィルタ係数は、前記入力画像に対す
る彩度、明度またはコントラストの調整量に応じて、変
化量を変えることを特徴とする要旨2乃至4に記載の画
像形成装置にある。
【0017】本発明の第10の要旨は、前記フィルタ係
数制御手段は、前記転写ベルトの耐用期間の所定期間だ
け、フィルタ係数を変更することを特徴とする要旨2乃
至4に記載の画像形成装置にある。
【0018】本発明の第11の要旨は、前記フィルタ係
数制御手段は、前記転写ベルトの耐用期間を複数の期間
に分けた期間毎に、前記フィルタ係数を変化させること
を特徴とする要旨2乃至4に記載の画像形成装置にあ
る。
【0019】本発明の第12の要旨は、入力画像に応じ
た静電潜像を感光体の表面に形成し、該感光体上の静電
潜像をトナーで現像することにより、当該感光体の表面
にトナー像を形成し、該トナー像を中間転写ベルトに転
写し、該中間転写ベルトから該トナー像を転写材に転写
することで該転写材に画像を形成する画像形成装置にお
いて、前記中間転写ベルトの回転履歴を監視する回転履
歴監視手段と、前記回転履歴監視手段により得られた回
転履歴情報を記憶する回転履歴記憶手段と、前記入力画
像のデジタル画像信号に対して、フィルタ強度を示すフ
ィルタ係数を用いた空間フィルタ処理を行う空間フィル
タ処理手段と、前記空間フィルタ処理手段で用いる前記
フィルタ係数を、前記回転履歴記憶手段に記憶された回
転履歴情報に応じて変化させるフィルタ係数制御手段
と、を備え、前記空間フィルタ処理手段は、前記中間転
写ベルトの耐用期間内において、複数のフィルタ係数を
用いた空間フィルタ処理を行うことを特徴とする画像形
成装置にある。
【0020】本発明の第13の要旨は、前記回転履歴情
報は、前記中間転写ベルトの累積回転時間であることを
特徴とする要旨12に記載の画像形成装置にある。
【0021】本発明の第14の要旨は、前記回転履歴情
報は、前記中間転写ベルトの累積回転数であることを特
徴とする要旨12に記載の画像形成装置にある。
【0022】本発明の第15の要旨は、前記回転履歴情
報は、前記中間転写ベルトにより搬送される転写材の搬
送枚数又は搬送量であることを特徴とする要旨12に記
載の画像形成装置にある。
【0023】本発明の第16の要旨は、前記回転履歴情
報に応じて変化するフィルタ係数は、画像の種類を示す
画像モードに応じて、変化量を変えることを特徴とする
要旨13乃至15に記載の画像形成装置にある。
【0024】本発明の第17の要旨は、前記回転履歴情
報に応じて変化するフィルタ係数は、カラー画像形成モ
ードと単色画像形成モードとで、変化量を変えることを
特徴とする要旨13乃至15に記載の画像形成装置にあ
る。
【0025】本発明の第18の要旨は、前記回転履歴情
報に応じて変化するフィルタ係数は、前記画像内の各画
像領域の特徴毎に、変化量を変えることを特徴とする要
旨13乃至15に記載の画像形成装置にある。
【0026】本発明の第19の要旨は、前記回転履歴情
報に応じて変化するフィルタ係数は、入力画像全体の画
像濃度を調整するための画像濃度調整量に応じて、変化
量を変えることを特徴とする要旨13乃至15に記載の
画像形成装置にある。
【0027】本発明の第20の要旨は、前記回転履歴情
報に応じて変化するフィルタ係数は、前記入力画像に対
する彩度、明度またはコントラストの調整量に応じて、
変化量を変えることを特徴とする要旨13乃至15に記
載の画像形成装置にある。
【0028】本発明の第21の要旨は、前記フィルタ係
数制御手段は、前記転写ベルトの耐用期間の所定期間だ
け、フィルタ係数を変更することを特徴とする要旨13
乃至15に記載の画像形成装置にある。
【0029】本発明の第22の要旨は、前記フィルタ係
数制御手段は、前記転写ベルトの耐用期間を複数の期間
に分けた期間毎に、前記フィルタ係数を変化させること
を特徴とする要旨13乃至15に記載の画像形成装置に
ある。
【0030】本発明の第1、第12の要旨によれば、空
間フィルタ処理手段のフィルタ係数を、使用している転
写ベルト或は中間転写ベルトの耐用期間内における経時
変化に応じて随時変更でき、転写ベルト或は中間転写ベ
ルトの使用開始初期の段階から寿命期まで画質変動の少
ない画像を得ることができる。
【0031】本発明の第2〜第4、第13〜第15の要
旨によれば、転写ベルト或は中間転写ベルトの劣化を適
切に把握でき、フィルタ係数の変更を適切に行うことが
できる。
【0032】本発明の第5、第16の要旨によれば、さ
らに画像モードに応じて、回転履歴情報に対するにフィ
ルタ係数の変化量を変えることにより、画像モードごと
に強調フィルタや平滑フィルタのようにフィルタ処理が
異なる場合でも、転写ベルト或は中間転写ベルトの使用
開始初期の段階から寿命期まで画質変動の少ない画像を
得ることができる。
【0033】本発明の第6、第17の要旨によれば、さ
らにカラー画像形成モードと単色画像形成モードとで回
転履歴情報に対するにフィルタ係数の変化量を変えるこ
とにより、転写ベルト或は中間転写ベルトの経時変化に
応じて、それぞれのモードごとに最適なフィルタ係数を
設定できるので、転写ベルト或は中間転写ベルトの使用
開始初期の段階から寿命期まで画質変動の少ない画像を
得ることができる。
【0034】本発明の第7、第18の要旨によれば、さ
らに文字エッジ領域や網点写真領域などの画像領域ごと
に回転履歴情報に対するフィルタ係数の変化量を変える
ことにより、転写ベルト或は中間転写ベルトの経時変化
に応じて、それぞれの画像領域に合ったフィルタ係数を
設定することができるので、転写ベルト或は中間転写ベ
ルトの使用開始初期の段階から寿命期まで画質変動の少
ない画像を得ることができる。
【0035】本発明の第8、第19の要旨によれば、さ
らに画像濃度調整量に応じて、回転履歴情報に対するフ
ィルタ係数の変化量を変えることにより、マニュアル操
作で画像濃度の設定を変更した場合でも、転写ベルト或
は中間転写ベルトの経時変化に応じて、それぞれの画像
濃度調整量に合ったフィルタ係数を設定することができ
るので、転写ベルト或は中間転写ベルトの使用開始初期
の段階から寿命期まで画質変動の少ない画像を得ること
ができる。
【0036】本発明の第9、第20の要旨によれば、さ
らに彩度、明度またはコントラストの調整量に応じて、
に対するフィルタ係数の変化量を変えることにより、彩
度、明度またはコントラストを適宜調整した場合でも、
転写ベルト或は中間転写ベルトの経時変化に応じて、全
ての画像調整範囲で、それぞれの調整量に合ったフィル
タ係数を設定することができるので、転写ベルト或は中
間転写ベルトの使用開始初期の段階から寿命期まで画質
変動の少ない画像を得ることができる。
【0037】本発明の第10、第21の要旨によれば、
本発明の要旨のように空間フィルタ処理手段が回転履歴
情報に応じてフィルタ係数を用いた空間フィルタ処理を
行う場合と、従来のように空間フィルタ処理手段が耐用
期間内で単一のフィルタ係数を用いた空間フィルタ処理
を行う場合とで、出力画像の変化が所定の期間に顕著に
表れる場合があるので、本発明の要旨と従来の構成とで
画質変化のある期間のみフィルタ係数の変更による画質
補正を行ない、画質変化の少ない、例えば使用開始初期
からしばらくの間はフィルタ係数の変更による画質補正
を行わなくすることにより、補正処理を簡素化すること
ができる。
【0038】本発明の第11、第22の要旨によれば、
さらにフィルタ係数を段階的に変化させることにより、
フィルタ係数の補正処理を簡素化することができる。
【0039】
【発明の実施の形態】[第1の実施の形態]以下、図面
を参照して本発明の第1の実施形態を詳細に説明する。
本発明に係る実施の一形態を、図1〜図12に基づいて
説明すれば、以下の通りである。図1は、本発明の実施
形態に係る画像形成装置であるデジタルカラー複写機1
00の構成を示す正面断面略図である。複写機本体10
0は、上部に原稿台111及び図示しない操作パネルが
設けられ、内部に画像読み取り部110および画像形成
部210が設けられた構成である。
【0040】また、原稿台111の上面には原稿台11
1に対して開閉可能な状態で支持され、原稿台111面
に対して所定の位置関係をもって両面自動原稿送り装置
(RADF;Reversing Automatic Document Feeder)
112が装着されている。
【0041】さらに、両面自動原稿送り装置112は、
まず、原稿の一方の面が原稿台111の所定位置におい
て画像読み取り部110に対向するよう原稿を搬送し、
この一方の面についての画像読み取りが終了した後に、
他方の面が原稿台111の所定位置において画像読み取
り部110に対向するよう原稿を反転して原稿台111
に向かって搬送するようになっている。
【0042】そして、両面自動原稿送り装置112は、
1枚の原稿について両面の画像読み取りが終了した後に
この原稿を排出し、次の原稿についての両面搬送動作を
実行する。以上の原稿搬送、および原稿面の表裏反転の
動作は、複写機1全体の動作に関連して制御されるもの
である。
【0043】画像読み取り部110は、両面自動原稿送
り装置112により原稿台111上に搬送されてきた原
稿の画像を読み取るために、原稿台111の下方に配置
されている。この画像読み取り部110は、該原稿台1
11の下面に沿って平行に往復移動する原稿走査体11
3、114と、光学レンズ115と、光電変換素子であ
るCCDラインセンサ116とを有している。
【0044】この原稿走査体113、114は、第1、
第2の走査ユニット113、114とから構成されてお
り、第1の走査ユニット113は原稿画像表面を露光す
る露光ランプと、原稿からの反射光像を所定の方向に向
かって偏向する第1ミラーとを有し、原稿台111の下
面に対して一定の距離を保ちながら所定の走査速度で平
行に往復移動するものである。また、第2の走査ユニッ
ト114は、第1の走査ユニット113の第1ミラーに
より偏向された原稿からの反射光像をさらに所定の方向
に向かって偏向する第2および第3ミラーとを有し、第
1の走査ユニット113と一定の速度関係を保って平行
に往復移動するものである。
【0045】光学レンズ115は、第2の走査ユニット
の第3ミラーにより偏向された原稿からの反射光像を縮
小し、縮小された光像をCCDラインセンサ116上の
所定位置に結像させるものである。
【0046】CCDラインセンサ116は、結像された
光像を順次光電変換して電気信号として出力するもので
ある。CCDラインセンサ116は、白黒画像あるいは
カラー画像を読み取り、R(赤)、G(緑)、及びB
(青)の各色成分に色分解したラインデータを出力する
ことのできる3ラインのカラーCCDである。このCC
Dラインセンサ116により電気信号に変換された原稿
画像情報は、さらに、後述する画像データ入力部(原稿
読み取り部)11(図2)、画像処理部23(図2)に
転送されて所定の画像データ処理が施される。
【0047】次に、画像形成部210の構成、および画
像形成部210に係わる各部の構成について説明する。
まず、画像形成部210の下方には、用紙トレイ内に積
載収容されている用紙(記録媒体)Pを1枚ずつ分離し
て画像形成部210に向かって供給する給紙機構211
が設けられている。
【0048】そして1枚ずつ分離供給された用紙Pは、
画像形成部210の手前に配置された一対のレジストロ
ーラ212によりタイミングが制御されて画像形成部2
10に搬送される。
【0049】さらに、片面に画像が形成された用紙P
は、画像形成部210の画像形成にタイミングを合わせ
て画像形成部210に再供給搬送される。
【0050】画像形成部210の下部には、転写搬送ベ
ルト機構213が配置されている。この転写搬送ベルト
機構213は、駆動ローラ214と従動ローラ215と
の間に略平行に伸びるように張架された転写ベルト21
6に用紙Pを静電吸着させて搬送する構成となってい
る。そして、転写ベルト216の下側に近接して、パタ
ーン画像検出ユニット232が設けられている。
【0051】さらに、用紙搬送路における転写搬送ベル
ト機構213の下流側には、用紙P上に転写形成された
トナー像を用紙P上に定着させるための定着装置217
が配置されている。この定着装置217の一対の定着ロ
ーラ間におけるニップ部を通過した用紙Pは、搬送方向
切り換えゲート218を経て、排出ローラ219により
複写機本体1の外壁に取り付けられている排紙トレイ2
20上に排出される。
【0052】切り換えゲート218は、定着後の用紙P
の搬送経路を、複写機本体1へ用紙Pを排出する経路
と、画像形成部210に向かって用紙Pを再供給する経
路との間で選択的に切り換えるものである。切り換えゲ
ート218により再び画像形成部210に向かって搬送
方向が切り換えられた用紙Pは、スイッチバック搬送経
路221を介して表裏反転された後、画像形成部210
へと再度供給される。
【0053】また、画像形成部210における転写ベル
ト216の上方には、転写ベルト216に近接して、第
1〜第4の画像形成ステーションPa、Pb、Pc及び
Pdが、用紙搬送経路上流側から順に並設されている。
【0054】転写ベルト216は、駆動ローラ214に
よって図1において矢印Zで示す方向に摩擦駆動され、
前述したように給紙機構211を通じて給送される用紙
Pを支持し、用紙Pを画像形成ステーションPa〜Pd
へと順次搬送する。
【0055】各画像ステーションPa〜Pdは、実質的
に同一の構成を有している。各画像ステーションPa,
Pb,Pc,及びPdは、図1に示す矢印F方向に回転
駆動される感光体ドラム222a,222b,222
c、及び222dをそれぞれ含んでいる。
【0056】各感光体ドラム222a〜222dの周辺
には、感光体ドラム222a〜222dをそれぞれ一様
に帯電する帯電器223a,223b,223c,22
3dと、感光体ドラム222a〜222d上に形成され
た静電潜像をそれぞれ現像する現像装置224a,22
4b,224c,224dと、現像された感光体ドラム
222a〜222d上のトナー像を用紙Pへ転写する転
写用放電器(転写ローラ)225a,225b,225
c,225dと、感光体ドラム222a〜222d上に
残留するトナーを除去するクリーニング装置226a,
226b,226c,226dとが各々感光体ドラム2
22a〜222dの回転方向に沿って順次1つずつ配置
されている。
【0057】また、各感光体ドラム222a〜222d
の上方には、レーザービームスキャナユニット227
a,227b,227c,227dがそれぞれ設けられ
ている。このレーザービームスキャナユニット227a
〜227dは、画像データに応じて変調されたドット光
を発する半導体レーザ素子(図示せず)、半導体レーザ
素子からのレーザービームを主走査方向に偏向させるた
めのポリゴンミラー(偏向装置)240a〜240d
と、ポリゴンミラー240a〜240dにより偏向され
たレーザービームを感光体ドラム222a〜222d表
面に結像させるためのfθレンズ241a〜241dや
ミラー242a〜242d、243a〜243dなどか
ら構成されている。
【0058】レーザービームスキャナ227aには、カ
ラー原稿画像の黒色成分像に対応する画素信号が、レー
ザービームスキャナ227bには、カラー原稿画像のシ
アン色成分像に対応する画素信号が、レーザービームス
キャナ227cには、カラー原稿画像のマゼンタ色成分
像に対応する画素信号が、そして、レーザービームスキ
ャナ227dには、カラー原稿画像のイエロー色成分像
に対応する画素信号がそれぞれ入力される。これにより
色変換された原稿画像情報に対応する静電潜像が各感光
体ドラム222a〜222d上に形成される。そして、
現像装置224aには黒色のトナーが、現像装置224
bにはシアン色のトナーが、現像装置224cにはマゼ
ンタ色のトナーが、現像装置224dにはイエロー色の
トナーがそれぞれ収容されており、感光体ドラム222
a〜222d上の静電潜像は、これら各色のトナーによ
り現像される。これにより、画像形成部210にて色変
換された原稿画像情報が各色のトナー像として再現され
る。
【0059】また、第1の画像形成ステーションPaと
給紙機構211との間には用紙吸着用帯電器(帯電ロー
ラ)228が設けられており、この吸着用帯電器228
は転写ベルト216の表面を帯電させ、給紙機構211
から供給された用紙Pは、転写ベルト216上に確実に
吸着させた状態で第1の画像形成ステーションPaから
第4の画像形成ステーションPdの間をずれることなく
搬送させる。
【0060】一方、第4の画像ステーションPdと定着
装置217との間で駆動ローラ214のほぼ真上部には
除電器229が設けられている。この除電器229には
搬送ベルト216に静電吸着されている用紙Pを転写ベ
ルト216から分離するための交流電流が印加されてい
る。
【0061】上記構成のデジタルカラー複写機100に
おいては、用紙Pとしてカットシート状の紙が使用され
る。この用紙Pは、給紙カセットから送り出されて給紙
機構211の給紙搬送経路のガイド内に供給されると、
その用紙Pの先端部分がセンサ(図示せず)にて検知さ
れ、このセンサから出力される検知信号に基づいて一対
のレジストローラ212により一旦停止される。そし
て、用紙Pは各画像ステーションPa〜Pdとタイミン
グをとって図1の矢印Z方向に回転している転写ベルト
216上に送られる。このとき転写ベルト216には前
述したように吸着用帯電器228により所定の帯電が施
されているので、用紙Pは、各画像ステーションPa〜
Pdを通過する間、安定して搬送供給される。
【0062】各画像ステーションPa〜Pdにおいて
は、各色のトナー像が所定のタイミングでもってそれぞ
れ形成され、転写ベルト216により静電吸着されて搬
送される用紙Pの支持面上で重ね合わされる。
【0063】第4の画像ステーションPdによる画像の
転写が完了すると、用紙Pは、その先端部分から順次、
除電用放電器229により転写ベルト216上から剥離
され、定着装置217へと導かれる。最後に、トナー画
像が定着された用紙Pは、用紙排出口(図示せず)から
排紙トレイ220上へと排出される。
【0064】なお、上述の説明ではレーザービームスキ
ャナユニット227a〜227dによって、レーザービ
ームを走査して露光することにより、感光体ドラム22
2への光書き込みを行なう。しかし、レーザービームス
キャナユニットの代わりに、発光ダイオードアレイと結
像レンズアレイからなる書き込み光学系(LEDヘッ
ド)を用いても良い。このLEDヘッドはレーザービー
ムスキャナユニットに比べ、サイズも小さく、また可動
部分がなく無音である。よって、複数個の光書き込みユ
ニットを必要とするタンデム方式のデジタルカラー複写
機などの画像形成装置では、好適に用いることができ
る。以上が、デジタルカラー画像形成装置(デジタルカ
ラー複写機100)の全体構成についての説明である。
【0065】図2は、デジタルカラー画像形成装置10
0における画像処理をブロック図にて示すものである。
このデジタル複写機100に含まれている画像処理部
は、画像データ入力部11、画像処理部23、ハードデ
ィスク装置もしくはRAM(ランダムアクセスメモリ)
等から構成される画像メモリ41、画像データ出力部3
9、中央処理装置(CPU)43、および外部インター
フェース部45、47を備え、互いに画像データバスD
Bを介してデータの送受信可能に接続されている。
【0066】画像データ入力部(原稿読み取り部)11
は、白黒原稿あるいはカラー原稿画像を読み取りRGB
の色成分に色分解したラインデータを出力することので
きる3ラインのカラーCCD116(図1,図2)にて
読み取られたラインデータのライン画像レベルを補正す
るシェーディング補正回路13、3ラインのカラーCC
D40aにて読み取られた画像ラインデータのずれを補
正するラインバッファなどのライン合わせ部15、3ラ
インのカラーCCD40aから出力される各色のライン
データの色データを補正するセンサ色補正部17、各画
素の信号の変化にめりはりを持たせるよう補正するMT
F補正部19、画像の明暗を補正して視感度補正を行う
γ補正部21等から概略構成されている。
【0067】画像処理部23は、画像データ入力部11
から入力されるカラー画像信号であるRGB信号よりモ
ノクロデータを生成するモノクロデータ生成部25(白
黒原稿)と、RGB信号を記録装置の各記録部に対応し
たYMC信号に変換し、またクロック変換する、すなわ
ちCMY変換、クロック変換、AEヒストグラム処理
(濃度調整、明度・彩度・コントラスト調整を含む)す
る入力信号処理部27、入力された画像データが文字部
なのか網点写真なのか印画紙写真なのかをそれぞれを分
離する領域分離処理部29、入力信号処理部27から出
力されるYMC信号に基づいて下色除去処理を行い黒生
成する黒生成処理部31、各色変換テーブルに基づいて
カラー画像信号の各色を調整する色補正処理部33、及
び文字/線画の鮮鋭再生のためのエッジ強調やMTF補
正に用いる強調フィルタや印刷などで使用するスクリー
ンによる中間調を滑らかに再生するスムージングやモア
レ除去に用いる平滑フィルタなどを行う空間フィルタ処
理部35、多値誤差拡散や多値ディザなどの階調性を表
現するための中間調補正処理部37等から構成されてい
る。
【0068】以上の画像処理部23で各種処理が施され
た各色画像データは、画像データバスDBを介して一旦
画像メモリ41に貯えられる。
【0069】画像メモリ部41は、画像処理部23から
シリアル出力される8ビット4色(32ビット)の画像
データを順次受け取り、バァファに一時的に貯えながら
32ビットのデータから8ビット4色の画像データに変
換して色毎の画像データとして記憶管理する4基のハー
ドディスク(回転記憶媒体)41a、41b、41c、
及び41dからなる。
【0070】また、各画像ステーションPa〜Pd(図
1)の位置が異なるため、画像メモリ部41の遅バッフ
ァメモリ41e(半導体メモリ)に各色画像データを一
旦記憶させ、それぞれ時間をずらすことにより、各レー
ザービームスキャナユニット227a〜227d(図
1,図2)に画像データを送るタイミングを調整するこ
とで色ずれを防ぐ。
【0071】画像データ出力部39は、中間調補正処理
部37からの各色画像データに基づいてパルス幅変調を
行うレーザコントロールユニット39a、レーザコント
ロールユニット39aから出力される各色の画像信号に
応じたパルス幅変調信号に基づいてレーザ記録を行う各
色の前記レーザービームスキャナユニット227a〜2
27d(図1,図2)を有している。
【0072】中央処理装置(CPU)43は、画像デー
タ入力部11、画像処理部23、画像メモリ41、画像
データ出力部39、および外部インターフェース部4
5、47を所定のシーケンスに基づいてコントロールす
るものである。
【0073】インターフェース45は、デジタルカラー
複写機1とは別に設けられた外部の画像入力処理装置
(通信携帯端末、デジタルカメラ、デジタルビデオカメ
ラ等)からの画像データを受け入れるための通信インタ
ーフェース手段である。なお、このインターフェース4
5から入力される画像データも、一旦画像処理部23に
入力して色空間補正などを行うことでデジタル複写機1
の画像記録部210で取扱うことのできるデータレベル
に変換してハードディスク41b、41c、41d、及
び41eに記憶管理されることとなる。
【0074】さらに、インターフェース47はパーソナ
ルコンピュータなどにより作成された画像データを入力
するプリンタインタフエースであり、またFAX受信し
た画像データを受け入れるための白黒またはカラーFA
Xインターフェースである。
【0075】このインターフェース47から入力される
画像データは、すでにCMYK信号であるので、画像処
理部23の途中から空間フィルタ処理部35などの処理
を施して画像メモリ41のハードディスク41b、41
c、41d、41eにそれぞれ記憶管理されることとな
る。
【0076】図3は、本実施形態にかかる電子写真方式
の画像形成装置における画像処理部23のフローチャー
トを示している。ここに示すフローの全体的構成は従来
の画像形成装置にも共通するものであるが、後に詳しく
述べるように本実施形態の画像形成装置と従来のものと
では空間フィルタ処理の内容が相違する。
【0077】画像処理部23には、画像データ入力部1
1やインターフェース45、47を通して入力されたデ
ジタル画像信号が入力される(S100)。
【0078】前記入力されたデジタル画像信号は、まず
入力信号処理部27に送られ、後に行われる画像処理に
対する前処理がなされる(S101)。
【0079】次に、前記画像信号は領域分離処理部29
に送られて文字部、網点写真部などの領域判定が行なわ
れ、領域ごとにそれを示す識別信号が加えられる(S1
02)。この識別信号は、以降の処理である空間フィル
タ処理部35や中間調補正処理部37にて、各領域別に
異なった処理、例えば網点領域であれば平滑フィルタ処
理をその領域に対して行い、また、文字領域であればエ
ッジ強調フィルタ処理を行ったり中間調のγ特性を濃淡
差のよりはっきりした特性に変更したりする場合に用い
られる。
【0080】次に、黒生成処理部31での黒生成処理
(S103)と色補正処理部33での色補正処理(S1
04)とは、カラー対応の画像形成装置の場合に必要と
なる処理で、領域分離処理部29からのCMY画像信号
を、CMYKの画像信号に変換する処理である。CMY
Kに変換された画像信号には、更に前記した領域分離識
別信号や画像モードの設定状態などに応じて、空間フィ
ルタ処理部35(図2、図6)にて、強調フィルタ処理
や平滑フィルタ処理などの空間フィルタ処理が施される
(S105)。
【0081】最後に、中間調補正処理部37での中間調
補正処理(S106)で、画像形成部210(図1)で
の出力特性を補正する目的で、中間調γ特性の補正が行
われる。
【0082】画像形成部210(図1)では、前記中間
調補正処理(S106)後の画像信号に応じて、潜像の
形成、トナーによる現像、転写ベルト216により搬送
される用紙(紙、OHP用シートなどの記録媒体)Pへ
のトナー像転写処理が順次実施され、最後に定着装置2
17によってトナー像が用紙P上に定着される(S10
7)。
【0083】図4は、前記従来技術として説明した画像
形成部210におけるトナー濃度制御処理のフローチャ
ートを簡単に示したものである。図示するようにトナー
濃度制御処理では、CPU43や画像メモリ41で管理
するライフカウンタの計数値によるトナー濃度制御値の
補正処理(S201)、図示しない環境センサの検出値
によるトナー濃度制御値の補正処理(S202)によ
り、図示しないトナー濃度センサによる制御値が決めら
れる。そして、その制御値に従って、トナー濃度が低い
場合(S203)は、該当する現像装置224a〜22
4d(図1)にトナーを補給(S204)することによ
り、トナー濃度を常に一定に保つように制御する。
【0084】図5は、前記従来技術として説明した中間
調補正処理部37での中間調γ補正処理のフローチャー
トを簡単に示したものである。図示するように中間調γ
補正処理では、予め設定された固定入力値による中間調
ハーフトーンパターンでトナーパッチを転写ベルト21
6(図1)等に転写して作像し(S301〜S30
3)、そのトナーパッチを光学センサ、例えばパターン
画像検出ユニット232(図1)などで読み取り(S3
04)、読み取ったトナーパッチのセンサ出力値と、目
標値となる基準ターゲット値とを比較して補正量を算出
する(305)。この算出された補正量に従って、現在
の中間調γ補正テーブルを修正し、常に一定の中間調γ
特性を得る(S306)。
【0085】図6は、本実施の形態に係る電子写真方式
の画像形成装置100における画像処理部23の制御ブ
ロック図を示しており、図14に示した従来の画像処理
部とは空間フィルタ処理部を異にしている。以下、本実
施形態に係る空間フィルタ処理部35を中心に説明す
る。
【0086】―般に、転写ベルト216の使用に伴う経
時変化による表面の状態の変化は、画質全体を徐々に劣
化させることとなる。そこで、本実施形態では、転写ベ
ルト216の回転履歴情報を空間フィルタ処理部35に
フィードバックし、空間フィルタ係数テーブルの係数を
転写ベルト216の回転履歴情報に従って変化させるも
のである。
【0087】空間フィルタ処理部35は、転写ベルト2
16(図1)の回転履歴を監視する回転履歴監視装置3
5aと、回転履歴監視装置35fにより得られた回転履
歴情報を記憶する回転履歴メモリ35bと、色補正・黒
生成処理部31,33からのデジタル画像信号ISに対
して空間フィルタ処理を行う空間フィルタ処理装置35
dと、空間フィルタ処理装置35dのフィルタ強度を決
める空間フィルタ設定テーブルのフィルタ係数を回転履
歴メモリ35bに記憶されている回転履歴情報に応じて
変化させるフィルタ係数制御装置35cと、を備えてい
る。
【0088】フィルタ係数制御装置35cは、空間フィ
ルタ係数設定装置35eおよび空間フィルタ設定テーブ
ル35fとを有している。
【0089】前記空間フィルタ設定テーブル35fは、
空間フィルタ係数テーブル群を有し、状況に応じて任意
のテーブルを選択できるようになっている。
【0090】図14に示す従来の空間フィルタ処理部7
では、空間フィルタ係数をテーブル群のうちの選択され
た空間フィルタテーブル7bを固定して使用し、空間フ
ィルタ処理装置7aは、その選択された固定のテーブル
7bに従って、色補正・黒生成処理部5からの画像信号
に対して空間フィルタ処理を行っていた。
【0091】一方、図6に示す本実施形態の空間フィル
タ係数設定装置35eでは、回転履歴メモリ35bから
回転履歴情報を読み出し、空間フィルタ処理装置35d
が参照する空間フィルタ係数テーブル、つまり空間フィ
ルタ係数によって構成されるテーブルの空間フィルタ係
数を、回転履歴情報に従って変更する。
【0092】具体的には、回転履歴監視装置35aによ
って、転写ベルト216(図1)の回転履歴を常に回転
履歴メモリ35bに保持しておき、その転写ベルト21
6の回転履歴情報、つまりカウンタ値によって、空間フ
ィルタ係数設定装置35eが空間フィルタ設定テーブル
35fのフィルタ係数を変更できるように構成してお
く。
【0093】また、空間フィルタ係数設定装置35e
は、空間フィルタ係数の設定をCPU43からの制御信
号によっても任意に変更可能であり、また、領域分離処
理部29からの領域分離識別信号29aや画像モードな
どの情報に基づいてCPU43が空間フィルタ係数の変
更を可能な構成としている。
【0094】以上のようにして決定された空間フィルタ
係数テーブルを用いて、色補正・黒生成処理部31,3
3から出力された画像信号に対して空間フィルタ処理部
35にて転写ベルト216(図1)の回転履歴に対応し
た各々の空間フィルタ処理が行われ、該空間フィルタ処
理された信号が、中間調処理部37を経て出力画像信号
として画像データ出力部39(図2)に出力される。
【0095】このように、空間フィルタ処理部35が空
間フィルタ係数テーブルのフィルタ係数を転写ベルト2
16の回転履歴情報によって自由に変更できるようにす
ることによって、例えば転写ベルト216の使用に伴う
経時変化による画質劣化に対しても最適な空間フィルタ
の設定が行えるので、転写ベルト216の初期から寿命
期に到るまで画質変動の少ない画像を得ることができ、
空間フィルタの設定にも、より自由度をもたせることが
できる。
【0096】<実施例1>次に、実施例1として、前記
転写ベルト216の回転履歴情報として転写ベルト21
6の累積回転時間を用いる場合を説明する。すなわち、
回転履歴監視装置35aが転写ベルト216の累積回転
時間を監視し、回転履歴監視装置35aにより得られた
累積回転時間を回転履歴メモリ35bが記憶し、空間フ
ィルタ処理装置35dが参照する空間フィルタ係数テー
ブルのフィルタ係数を、フィルタ係数制御部35cが回
転履歴メモリ35bに記憶されている累積回転時間に応
じて変化させるように構成した場合について説明する。
【0097】ここで先ず、空間フィルタ係数テーブルの
差によるフィルタ特性の違いについて説明する。
【0098】図7は、一般的な強調フィルタにおける空
間フィルタ係数テーブルの差によるフィルタ特性の違い
について説明したものである。図7中の(a)〜(c)
は、強調フィルタの強度を変えていった場合の空間フィ
ルタ係数テーブルの変化を表している。ただし説明を簡
単にするため、各々の係数の正規化は行わず、空間フィ
ルタ係数テーブルのマトリクスサイズも3×3を用い、
その係数も代表的なものを使用して説明する。
【0099】図7中の(a)は強調度合いの弱い空間フ
ィルタ係数テーブルを示し、(b)から(c)になるに
従って強調度合いが強くなる。つまり、(a)の3×3
マトリクスサイズで表わされた空間フィルタ係数テーブ
ルの中で、中央の係数、ここでは「78」で表わされる
係数が、「32」、「22」となるに従って、強調フィ
ルタの強調度合いが強まっていく。
【0100】従って、図7中に(a)〜(c)で示した
各強調フィルタの強調度合いの強さは、強調[弱]←
(a)<(b)<(c)→強調[強]、となる。
【0101】また、図7中の(d)〜(f)は、上記
(a)〜(c)の強調フィルタそれぞれに対する周波数
特性を示している。
【0102】図8は、一般的な平滑フィルタにおける空
間フィルタ係数テーブルの差によるフィルタ特性の違い
について説明したものである。強調フィルタの場合と同
様に、フィルタ係数の違いにより、図8中に(a)〜
(c)で示した各平滑フィルタの平滑度合いの強さを表
わすと、平滑[弱]←(a)<(b)<(c)→平滑
[強]、のように表わせる。
【0103】ここで、図7の強調フィルタの場合と同様
に、図8中の(d)〜(f)は、図8中に(a)〜
(c)で示した平滑フィルタそれぞれに対する周波数特
性を示している。
【0104】このように、強調フィルタでも平滑フィル
タでも、空間フィイルタ係数テーブル(正確にはテーブ
ルの中央の値)を変えることによって空間フィルタの強
弱を自由に変えることができる。
【0105】次に、転写ベルト216(図1)の経時変
化による画像のガサツキ感の変化を図10(a)に示
す。―般に、転写ベルト216を使用し続けていくと、
図10(a)のように、ガサツキ感などが増大し、全体
の画質が徐々に劣化していく。この原因として、転写ベ
ルト216の使用に伴う経時変化による表面の状態の変
化やトナーに含まれる帯電制御剤または用紙に含まれる
タルク等の成分が転写ベルト216上に付着するとによ
って起こる特性変化などが考えられる。
【0106】そこで、図6に示した構成において、空間
フィルタ係数テーブルの係数を、転写ベルト216の累
積回転時間に従って変化させていく制御を行う。
【0107】具体的に平滑フィルタの場合を例にとって
説明する。まず、転写ベルト216が初期の状態であれ
ば、図10(a)に示すように、ガサツキによる画質劣
化はほとんどない。この状態では平滑フィルタはあまり
強くする必要がないため、図8(a)に示したような弱
めの空間フィルタ係数テーブルを設定するのが望まし
い。
【0108】逆に、転写ベルト216が寿命に近い状態
ならば、図10(a)のグラフ右辺に示すように、ガサ
ツキによる画質劣化が初期に比べかなり大きくなるの
で、平滑フィルタは強めのものにすべきである。
【0109】このことから、転写ベルト216の累積回
転時間に従って、平滑フィルタの空間フィルタ係数テー
ブルを、初期状態なら図8(a)の係数テーブルに、寿
命に近いなら図8(c)の係数テーブルにすればよいこ
とが分かる。
【0110】平滑フィルタの係数テーブルは、CPU4
3から指示することにより任意に書き換えることができ
るようにしてあるので、転写ベルト216の累積回転時
間、もしくはそのカウンタをCPU43が常に監視し、
転写ベルト216のその時々の状態にあった平滑フィル
タの係数テーブルを設定することができる。
【0111】従って、転写ベルト216の累積回転時間
をCPU43が監視し続け、転写ベルトが初期と判断す
れば、平滑フィルタの係数テーブルを図8(a)のよう
に設定し、転写ベルト216が寿命に近い状態と判断す
れば、平滑フィルタの係数テーブルを図8(c)のよう
に設定するようにする。
【0112】さらに、この平滑フィルタの係数テーブル
設定(変更)を、転写ベルト216の初期状態から寿命
までの間で連続的に行うには、図9(c)に示すフィル
タ中央部で変化させている係数「50」〜「1」を、図
9(d)のように係数「J」で置き換えて、図6の回転
履歴メモリ35b、つまり転写ベルト216の累積回転
時間カウンタが保持しているカウンタ値に従って「5
0」から「1」に連続的に変化させればよい。
【0113】前記可変フィルタ係数による制御の効果を
表したものが、図10(b)であり、符号Iが本実施例
(可変フィルタ係数による制御)の結果を示しており、
符号Pが従来(固定フィルタ係数による制御)の結果を
示している。
【0114】図10(b)に示するように、転写ベルト
216の累積回転時間による画質劣化幅は、可変フィル
タ係数による本実施例1によるもの(I)がフィルタ係
数が固定された空間フィルタ係数テーブルを使用する従
来のもの(PA)よりもかなり抑えられることになり、
初期から寿命期まで画質変動の少ない画像を得ることが
できる。
【0115】また、上記では平滑フィルタを例にとり説
明したが、強調フィルタについても同様のことが言え、
図7に示すような空間フィルタ係数テーブルのフィルタ
係数の変化、つまり図9(a)に示す係数「78」から
係数「22」への変化を図9(b)のように可変係数
「k」に置き換えることによって、平滑フィルタと同様
の制御を行うことができる。
【0116】<実施例2>次に、実施例2として、前記
転写ベルト216の回転履歴情報として転写ベルト21
6の累積回転数を用いる場合を説明する。すなわち、上
記空間フィルタ処理部35において、回転履歴監視装置
35aが転写ベルト216の累積回転数を監視し、回転
履歴監視装置35aにより得られた累積回転数を回転履
歴メモリ35bが記憶し、空間フィルタ処理装置35d
が参照する空間フィルタ係数テーブルのフィルタ係数
を、フィルタ係数制御部35cが回転履歴メモリ35b
に記憶されている累積回転数に応じて変化させるように
構成する。
【0117】このように、空間フィルタ処理装置35d
のフィルタ強度を決める空間フィルタ係数テーブルのフ
ィルタ係数を、転写ベルト216の累積回転数に応じて
変化させることにより、転写ベルト216の使用開始初
期の段階から寿命期まで画質変動の少ない画像を得るこ
とができる。
【0118】<実施例3>次に、実施例3として、前記
転写ベルト216の回転履歴情報として転写ベルト21
6で搬送する累積コピー枚数もしくは累積プリント枚数
を用いる場合を説明する。すなわち、上記空間フィルタ
処理部35において、回転履歴監視装置35aが転写ベ
ルト216の使用開始時からの累積画像出力枚数(累積
コピー枚数もしくは累積プリント枚数)を監視し、回転
履歴監視装置35aにより得られた累積画像出力枚数を
回転履歴メモリ35bが記憶し、空間フィルタ処理装置
35dが参照する空間フィルタ係数テーブルのフィルタ
係数を、フィルタ係数制御部35cが回転履歴メモリ3
5bに記憶されている累積画像出力枚数に応じて変化さ
せる構成とする。
【0119】このように、空間フィルタ処理装置35d
のフィルタ強度を決める空間フィルタ係数テーブルのフ
ィルタ係数を、転写ベルト216の使用開始時からの累
積画像出力枚数に応じて変化させることにより、転写ベ
ルト216の使用開始初期の段階から寿命期まで画質変
動の少ない画像を得ることができる。
【0120】<実施例4>次に、実施例4としては、上
記実施例1〜3において、例えば領域分離処理部29に
より判断された領域分離識別信号に基づいて、CPU4
3が文字モードや写真モード等の画像モードに応じてフ
ィルタ係数制御部35cを制御し、フィルタ係数の変化
量を変える。係る構成により、画像モードごとに強調フ
ィルタや平滑フィルタのようにフィルタ処理が異なる場
合でも、転写ベルト216の使用開始初期の段階から寿
命期まで画質変動の少ない画像を得ることができる。
【0121】<実施例5>また、実施例5としては、上
記実施例1〜3において、例えば色補正・黒生成処理部
31、33により判断されたカラー画像形成モードと単
色画像形成モードとでフィルタ係数の変化量を変える。
係る構成により、転写ベルト216の経時変化に応じ
て、それぞれのモードごとに最適なフィルタ係数を設定
できるので、転写ベルト216の使用開始初期の段階か
ら寿命期まで画質変動の少ない画像を得ることができ
る。
【0122】<実施例6>また、実施例6としては、上
記実施例1〜3において、領域分離処理部29での領域
分離処理により得られた各画像領域の特徴ごとにフィル
タ係数の変化量を変える。係る構成により、文字エッジ
領域や網点写真領域などの画像領域ごとに、転写ベルト
216の経時変化に応じて、それぞれの画像領域に合っ
たフィルタ係数を設定することができる。
【0123】<実施例7>また、実施例7としては、上
記実施例1〜3において、マニュアル操作などによる入
力画像全体の画像濃度調整量に応じてフィルタ係数の変
化量を変える。係る構成により、マニュアル操作などに
より画像全体濃度の設定を変更した場合でも、転写ベル
ト216の経時変化に応じて、それぞれの画像濃度調整
量に合ったフィルタ係数を設定することができる。
【0124】<実施例8>また、実施例8としては、上
記実施例1〜3において、マニュアル操作などによる入
力画像に対する彩度、明度またはコントラストの調整量
に応じてフィルタ係数の変化量を変える。係る構成によ
り、彩度、明度またはコントラストを適宜調整した場合
でも、転写ベルト216の経時変化に応じて、全ての画
像調整範囲で、それぞれの調整量に合ったフィルタ係数
を設定することができる。
【0125】<実施例9>また、実施例9としては、上
記実施例において、図11に示すように、出力画像の画
質変化が大きい範囲(所定閾値以上の画質変化範囲)で
のみ空間フィルタ係数を変化させる処理を行う。係る構
成により、画質変化の少ない使用開始初期からしばらく
の間はフィルタ係数の変更による画質補正を行わなくし
て、補正処理を簡素化することができる。
【0126】すなわち、図11には、横軸に転写ベルト
累積回転時間をとり、縦軸にガサツキ感の良悪の度合い
をとり、可変フィルタ係数による制御結果をI2とし、
従来の固定フィルタ係数による制御結果をPA2として
示している。
【0127】本実施例では、図11に示す従来の固定フ
ィルタ係数による空間フィルタ処理結果PA2では、単
位時間当たりの画質劣化の単位時間当たりの変化量が少
ない初期から時間T1まで(I2、PA2の差が所定量
以下)は、従来の固定フィルタ係数による空間フィルタ
処理を行い、単位時間当たりの画質劣化の変化量が大き
い時間T1から時間T2(I2、PA2の差が所定量以
上)は、可変フィルタ係数による空間フィルタ処理を行
う。
【0128】言い換えれば、図11に示す従来の固定フ
ィルタ係数による空間フィルタ処理結果P2と、可変フ
ィルタ係数による空間フィルタ処理結果I2のガサツキ
感の差が少ない初期から時間T1までは従来の固定フィ
ルタ係数による空間フィルタ処理を行い、結果PA2と
I2でガサツキ感の差が多い時間T1から時間T2は、
可変フィルタ係数による空間フィルタ処理を行う。
【0129】<実施例10>また、実施例10として
は、上記実施例において、図12に示すように、転写ベ
ルト216の累積使用時間の初期からライフ(寿命)ま
での転写ベルト216の耐用期間を一定時間間隔(期
間)ごとの複数の制御エリアA1〜A4に分け、各々の
制御エリアごとに空間フィルタ処理35におけるフィル
タ係数を切り換えるようにする。係る構成によれば、フ
ィルタ係数の補正処理を簡素化することができる。
【0130】上記第1の実施形態では、転写ベルト21
6の回転履歴に基づいて空間フィルタ処理部35の空間
フィルタ係数を変更するものを説明したが、次に中間転
写ベルトの回転履歴に基づいて空間フィルタ処理部35
の空間フィルタ係数を変更する場合について、第2の実
施の形態として以下説明する。
【0131】[第2の実施の形態]以下、図面を参照し
て本発明の第2の実施形態を詳細に説明する。図13
は、本実施形態に係る画像形成装置であるデジタルカラ
ー複写機300の画像形成部の概略構成図である。前記
した構成と同一部分には同一符号を付して説明を省略す
る。画像形成装置300は、露光手段であるLSU(レ
ーザ・スキャナ・ユニット)39と、静電潜像担持体で
ある無端のOPC(Organic Photoconductor:感光体)
ベルト301と、中間転写ユニット307と、各色トナ
ー毎の現像器224a〜224dと、制御部(CPU)
43と、CCD116と、記憶装置41とを備えた構成
である。
【0132】前記LSU39は、帯電された感光体ベル
ト301をレーザー光によって露光することにより、そ
の感光体ベルト301表面に画像データに応じた静電潜
像を形成する。
【0133】CPU43は、感光体ベルト301に各色
に応じた潜像を順次的に形成するようにLSU39を制
御する。
【0134】感光体ベルト301は、感光体駆動ローラ
303,感光体従動ローラ305及び図示しない帯電器
およびクリーナユニットを備えている。
【0135】感光体駆動ローラ303および感光体従動
ローラ305は、感光体ベルト301を張架し、矢印A
方向に回転駆動させるものである。感光体ベルト301
の表面は、図示しない例えば、チャージャー型の帯電器
等により、所定の電位に均一に帯電されている。
【0136】中間転写ユニット307は、転写ベルト駆
動ローラ309、転写ベルトテンションローラ311、
中間転写ベルト313および転写ローラ315,317
を備えている。
【0137】転写ベルト駆動ローラ309および転写ベ
ルトテンションローラ311は、中間転写ベルト313
を張架し、矢印B方向に回転駆動させるものである。転
写ベルトテンションローラ311は、その回転軸の両端
に図示しないバネ(転写テンション)によって中間転写
ベルト313の外側へ向かう向きの力がかけられてい
る。これにより、中間転写ベルト313をすべりなく回
転させることができるとともに、中間転写ベルト313
を感光体ベルト301に対して100〜300gの圧接
力で圧接させている。
【0138】転写ローラ315、317は、転写ベルト
駆動ローラ309および転写ベルトテンションローラ3
11とともに、中間転写ベルト313を張架している。
この転写ローラ315、317は、感光体ベルト301
のトナー像を、中間転写ベルト313に転写するもので
ある。
【0139】中間転写ベルト313は、感光体ベルト3
01に接触するように設けられている、そして、感光体
ベルト301に形成された各色のトナー像を順次的に重
ねて転写することによって、カラーのトナー像(多色ト
ナー像)を一時的に保持する機能を有している。この中
間転写ベルト313は、厚さ100〜150μmのポリ
カーボネートのフィルムを用いている。
【0140】感光体ベルト301から中間転写ベルト3
13へのトナー像の転写は、感光体ベルト301と中間
転写ベルト313との接触部の前後において中間転写ベ
ルト313の裏側に接触している転写ローラ315,3
17によって行われる。
【0141】前記転写ローラ315,317は、感光体
ベルト301と中間転写ベルト313との接触ポイント
から中間転写ベル313の長手方向にほぼ等しい位置
(10〜60mm)に設けられている。転写ローラ31
5,317には、トナー像を転写するために高圧電源V
Sより高電圧(トナーの帯電極性(−)とは逆極性
(+)の高電圧)が印加されている。転写ローラ31
5,317は、金属(例えばステンレス)ローラであ
り、その表面は、導電性の弾性材(例えばEPDM,発
泡ウレタン等)により覆われている。この導電性の弾性
材により、中間転写ベルト313に対して均一に高電圧
を印加することができる。
【0142】シート転写ローラ225は、中間転写ベル
ト313に対して離接可能に設置されており、中間転写
ベルト313とともに用紙Pを挟み込んで回転するよう
に設定されている。そして、高圧電源VSの電力を用い
て、中間転写ベルト313上に形成された多色(多層)
のトナー像を、用紙Pに一括転写するものである。
【0143】本実施形態の空間フィルタ処理部35で
は、前記第1の実施形態の転写ベルト216の回転履歴
に基づいて空間フィルタ処理部35の空間フィルタ係数
を変更したのに替えて、次に中間転写ベルト313の回
転履歴に基づいての空間フィルタ係数を変更する。係る
構成により、前記説明した第1の実施形態と同様の作用
効果を奏する。
【0144】また、前記実施例1〜10についても、転
写ベルト216の回転履歴に替えて中間転写ベルト31
3の回転履歴を用いることで、前記実施例と同様の作用
効果を奏する。
【0145】
【発明の効果】以上説明したように本発明の第1、第1
2の要旨によれば、空間フィルタ処理手段のフィルタ係
数を、画像形成部の構成要素である転写ベルト或は中間
転写ベルトの耐用期間内における経時変化に応じて随時
変更でき、転写ベルト或は中間転写ベルトの使用開始初
期の段階から寿命期まで画質変動の少ない画像を得るこ
とができる。
【0146】本発明の第2〜第4、第13〜第15の要
旨によれば、さらに転写ベルト或は中間転写ベルトの劣
化を適切に把握でき、フィルタ係数の変更を適切に行う
ことができる。
【0147】本発明の第5、第16の要旨によれば、さ
らに画像モードに応じて、回転履歴情報に対するにフィ
ルタ係数の変化量を変えることにより、画像モードごと
に強調フィルタや平滑フィルタのようにフィルタ処理が
異なる場合でも、転写ベルト或は中間転写ベルトの使用
開始初期の段階から寿命期まで画質変動の少ない画像を
得ることができる。
【0148】本発明の第6、第17の要旨によれば、さ
らにカラー画像形成モードと単色画像形成モードとで回
転履歴情報に対するにフィルタ係数の変化量を変えるこ
とにより、転写ベルト或は中間転写ベルトの経時変化に
応じて、それぞれのモードごとに最適なフィルタ係数を
設定できるので、転写ベルト或は中間転写ベルトの使用
開始初期の段階から寿命期まで画質変動の少ない画像を
得ることができる。
【0149】本発明の第7、第18の要旨によれば、さ
らに文字エッジ領域や網点写真領域などの画像領域ごと
に回転履歴情報に対するフィルタ係数の変化量を変える
ことにより、転写ベルト或は中間転写ベルトの経時変化
に応じて、それぞれの画像領域に合ったフィルタ係数を
設定することができるので、転写ベルト或は中間転写ベ
ルトの使用開始初期の段階から寿命期まで画質変動の少
ない画像を得ることができる。
【0150】本発明の第8、第19の要旨によれば、さ
らに画像濃度調整量に応じて、回転履歴情報に対するフ
ィルタ係数の変化量を変えることにより、マニュアル操
作で画像濃度の設定を変更した場合でも、転写ベルト或
は中間転写ベルトの経時変化に応じて、それぞれの画像
濃度調整量に合ったフィルタ係数を設定することができ
るので、転写ベルト或は中間転写ベルトの使用開始初期
の段階から寿命期まで画質変動の少ない画像を得ること
ができる。
【0151】本発明の第9、第20の要旨によれば、さ
らに彩度、明度またはコントラストの調整量に応じて、
に対するフィルタ係数の変化量を変えることにより、彩
度、明度またはコントラストを適宜調整した場合でも、
転写ベルト或は中間転写ベルトの経時変化に応じて、全
ての画像調整範囲で、それぞれの調整量に合ったフィル
タ係数を設定することができるので、転写ベルト或は中
間転写ベルトの使用開始初期の段階から寿命期まで画質
変動の少ない画像を得ることができる。
【0152】本発明の第10、第21の要旨によれば、
本発明の要旨のように空間フィルタ処理手段が回転履歴
情報に応じてフィルタ係数を用いた空間フィルタ処理を
行う場合と、従来のように空間フィルタ処理手段が耐用
期間内で単一のフィルタ係数を用いた空間フィルタ処理
を行う場合とで、出力画像の変化が所定の期間に顕著に
表れる場合があるので、本発明の要旨と従来の構成とで
画質変化のある期間のみフィルタ係数の変更による画質
補正を行ない、画質変化の少ない、例えば使用開始初期
からしばらくの間はフィルタ係数の変更による画質補正
を行わなくすることにより、補正処理を簡素化すること
ができる。
【0153】本発明の第11、第22の要旨によれば、
さらにフィルタ係数を段階的に変化させることにより、
フィルタ係数の補正処理を簡素化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るデジタルカラ
ー複写機100の断面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係るデジタルカラ
ー複写機100の画像処理部のブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る画像処理部2
3における画像処理のフローチャートである。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る画像形成部2
10におけるトナー濃度制御処理のフローチャートであ
る。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る中間調処理部
37における中間調γ補正処理のフローチャートであ
る。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係る画像処理部2
3の制御ブロック図である。
【図7】強調フィルタにおけるフィルタ係数の差による
フィルタ強度の違いについての説明図である。
【図8】平滑フィルタにおけるフィルタ係数の差による
フィルタ強度の違いについての説明図である。
【図9】固定フィルタ係数および可変フィルタ係数の説
明図である。
【図10】転写用無端走行ベルトの経時変化と画像のガ
サツキ感との相関関係および可変フィルタ係数を使用す
ることによる効果に関する説明図である。
【図11】出力画像の画質変化が大きい範囲でのみ可変
フィルタ係数を使用した場合の画像のガサツキ感の変化
の様子と従来の固定フィルタ係数を使用した場合の画像
のガサツキ感の変化の様子を示した説明図である。
【図12】転写ベルト累積使用時間によって制御エリア
ごとにフィルタ係数を段階的に切り換えた場合の画像の
ガサツキ感の変化の様子と従来の固定フィルタ係数を使
用した場合の画像のガサツキ感の変化の様子を示した説
明図である。
【図13】本発明の第2の実施の形態に係るデジタルカ
ラー複写機の概略構成図である。
【図14】従来の画像形成装置における画像処理部の制
御ブロック図である。
【符号の説明】
100 デジタルカラー複写機 110 画像読み取り部 210 画像形成部 216 転写ベルト 222a〜222d 感光体ドラム 224a〜224d 現像装置 2227a〜227d レーザビームスキャナユニット 11 画像データ入力部 23 画像処理部23 29 領域分離処理部 29a 領域分離識別信号 31 黒生成処理部 33 色補正処理部 IS デジタル画像信号 35 空間フィルタ処理部 35a 回転履歴監視装置 35b 回転履歴メモリ 35c フィルタ係数制御装置 35d 空間フィルタ処理装置 35e 空間フィルタ係数設定装置 35f 空間フィルタ設定テーブル 37 中間処理部 43 CPU P 用紙 301 感光体ベルト 313 中間転写ベルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 21/00 384 G03G 21/00 384 (72)発明者 高東 潔 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 今川 眞司 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 河野 浩史 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 2H027 DA39 DA45 DC04 DE07 DE09 EA02 EA18 EB06 EC06 EC11 EC15 EC18 EC20 ED06 ED24 EE07 FA28 FB19 2H200 FA02 FA18 GA12 GA23 GA34 GA47 GB25 HA03 HB12 HB22 JA02 JB07 JB16 JB50 JC04 JC20 PA23 PA26 PB33 PB34 PB35 PB38 PB40 2H300 EB04 EB12 EB13 EC02 EC05 EC15 ED05 ED09 EF02 EF03 EF06 EF08 EF13 EF16 EF19 EH01 EH16 EH17 EJ09 EJ13 EK03 FF08 FF20 GG01 GG02 GG03 GG08 GG13 GG14 GG37 GG48 GG49 HH18 HH40 QQ09 QQ10 QQ11 QQ32 RR43 RR44 RR45 RR49 SS05 SS07 SS08 SS09 SS14 SS15 SS20 TT04

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力画像に応じた静電潜像を感光体の表
    面に形成し、該感光体上の静電潜像をトナーで現像する
    ことにより、当該感光体の表面にトナー像を形成し、該
    トナー像を転写ベルトにより搬送される転写材に転写す
    ることで該転写材に画像を形成する画像形成装置におい
    て、 前記転写ベルトの回転履歴を監視する回転履歴監視手段
    と、 前記回転履歴監視手段により得られた回転履歴情報を記
    憶する回転履歴記憶手段と、 前記入力画像の画像信号に対して、フィルタ強度を示す
    フィルタ係数を用いた空間フィルタ処理を行う空間フィ
    ルタ処理手段と、 前記空間フィルタ処理手段で用いる前記フィルタ係数
    を、前記回転履歴記憶手段に記憶された回転履歴情報に
    応じて変化させるフィルタ係数制御手段と、を備え、 前記空間フィルタ処理手段は、前記転写ベルトの耐用期
    間内において、複数のフィルタ係数を用いた空間フィル
    タ処理を行うことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記回転履歴情報は、前記転写ベルトの
    累積回転時間であることを特徴とする請求項1に記載の
    画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記回転履歴情報は、前記転写ベルトの
    累積回転数であることを特徴とする請求項1に記載の画
    像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記回転履歴情報は、前記転写ベルトに
    より搬送される転写材の搬送枚数又は搬送量であること
    を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記回転履歴情報に応じて変化するフィ
    ルタ係数は、画像処理の種類を示す画像モードに応じ
    て、変化量を変えることを特徴とする請求項2乃至4に
    記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記回転履歴情報に応じて変化するフィ
    ルタ係数は、カラー画像形成モードと単色画像形成モー
    ドとで、変化量を変えることを特徴とする請求項2乃至
    4に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記回転履歴情報に応じて変化するフィ
    ルタ係数は、前記画像内の各画像領域の特徴毎に、変化
    量を変えることを特徴とする請求項2乃至4に記載の画
    像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記回転履歴情報に応じて変化するフィ
    ルタ係数は、入力画像全体の画像濃度を調整するための
    画像濃度調整量に応じて、変化量を変えることを特徴と
    する請求項2乃至4に記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記回転履歴情報に応じて変化するフィ
    ルタ係数は、前記入力画像に対する彩度、明度またはコ
    ントラストの調整量に応じて、変化量を変えることを特
    徴とする請求項2乃至4に記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記フィルタ係数制御手段は、前記転
    写ベルトの耐用期間の所定期間だけ、フィルタ係数を変
    更することを特徴とする請求項2乃至4に記載の画像形
    成装置。
  11. 【請求項11】 前記フィルタ係数制御手段は、前記転
    写ベルトの耐用期間を複数の期間に分けた期間毎に、前
    記フィルタ係数を変化させることを特徴とする請求項2
    乃至4に記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 入力画像に応じた静電潜像を感光体の
    表面に形成し、該感光体上の静電潜像をトナーで現像す
    ることにより、当該感光体の表面にトナー像を形成し、
    該トナー像を中間転写ベルトに転写し、該中間転写ベル
    トから該トナー像を転写材に転写することで該転写材に
    画像を形成する画像形成装置において、 前記中間転写ベルトの回転履歴を監視する回転履歴監視
    手段と、 前記回転履歴監視手段により得られた回転履歴情報を記
    憶する回転履歴記憶手段と、 前記入力画像のデジタル画像信号に対して、フィルタ強
    度を示すフィルタ係数を用いた空間フィルタ処理を行う
    空間フィルタ処理手段と、 前記空間フィルタ処理手段で用いる前記フィルタ係数
    を、前記回転履歴記憶手段に記憶された回転履歴情報に
    応じて変化させるフィルタ係数制御手段と、を備え、 前記空間フィルタ処理手段は、前記中間転写ベルトの耐
    用期間内において、複数のフィルタ係数を用いた空間フ
    ィルタ処理を行うことを特徴とする画像形成装置。
  13. 【請求項13】 前記回転履歴情報は、前記中間転写ベ
    ルトの累積回転時間であることを特徴とする請求項12
    に記載の画像形成装置。
  14. 【請求項14】 前記回転履歴情報は、前記中間転写ベ
    ルトの累積回転数であることを特徴とする請求項12に
    記載の画像形成装置。
  15. 【請求項15】 前記回転履歴情報は、前記中間転写ベ
    ルトにより搬送される転写材の搬送枚数又は搬送量であ
    ることを特徴とする請求項12に記載の画像形成装置。
  16. 【請求項16】 前記回転履歴情報に応じて変化するフ
    ィルタ係数は、画像の種類を示す画像モードに応じて、
    変化量を変えることを特徴とする請求項13乃至15に
    記載の画像形成装置。
  17. 【請求項17】 前記回転履歴情報に応じて変化するフ
    ィルタ係数は、カラー画像形成モードと単色画像形成モ
    ードとで、変化量を変えることを特徴とする請求項13
    乃至15に記載の画像形成装置。
  18. 【請求項18】 前記回転履歴情報に応じて変化するフ
    ィルタ係数は、前記画像内の各画像領域の特徴毎に、変
    化量を変えることを特徴とする請求項13乃至15に記
    載の画像形成装置。
  19. 【請求項19】 前記回転履歴情報に応じて変化するフ
    ィルタ係数は、入力画像全体の画像濃度を調整するため
    の画像濃度調整量に応じて、変化量を変えることを特徴
    とする請求項13乃至15に記載の画像形成装置。
  20. 【請求項20】 前記回転履歴情報に応じて変化するフ
    ィルタ係数は、前記入力画像に対する彩度、明度または
    コントラストの調整量に応じて、変化量を変えることを
    特徴とする請求項13乃至15に記載の画像形成装置。
  21. 【請求項21】 前記フィルタ係数制御手段は、前記転
    写ベルトの耐用期間の所定期間だけ、フィルタ係数を変
    更することを特徴とする請求項13乃至15に記載の画
    像形成装置。
  22. 【請求項22】 前記フィルタ係数制御手段は、前記転
    写ベルトの耐用期間を複数の期間に分けた期間毎に、前
    記フィルタ係数を変化させることを特徴とする請求項1
    3乃至15に記載の画像形成装置。
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