JP4111286B2 - 建設機械の走行制御方法及び同装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、油圧ショベルなどクローラ式建設機械,作業車両等の走行制御方法及び同装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
以下、従来の油圧ショベルの一例を、その側面図である図4を参照しながら説明する。30は油圧ショベルである。この油圧ショベル30は、下部走行体31を有している。この下部走行体31は、トラックフレーム31bと、このトラックフレーム31bの前後端部に軸架されたアイドラホイール31cと走行モータ31dと、このアイドラホイール31cと走行モータ31dとにわたって巻装されたシュー31eとからなる一対のクローラ31aとを備えており、この一対のクローラ31aの間を図示しないセンターフレームで連結している。
【0003】
前記下部走行体31の上部には、上部旋回体32が旋回自在に搭載されている。この上部旋回体32は、後端に搭載されたカウンタウエイト32aと、前部に搭載された運転室37とを備えている。この運転室37は、運転室37内後部に配置された図示しないオペレータシートと、このオペレータシートの前方両側部に配置された図示しない一対の操作レバーと、前記オペレータシートの前方に配置された図示しない一対の走行レバーとを備えている。
【0004】
また、前記運転室37の前方には、ブーム34、アーム35、バケット36からなるアタッチメント33が、図示しないブームフットピンを支点として、伏仰自在に設けられている。前記ブーム34は、両端が前記上部旋回体32の前部とブーム34とに接続されたブームシリンダ34aによって伏仰自在とされている。また、このブーム34の先端には、前記アーム35が回動自在に連結されている。このアーム35は、前記ブーム34の背面とアーム35の端部との間に配置されたアームシリンダ35aによって回動可能とされている。さらに、前記アーム35の先端部には、前記バケット36が回動自在に搭載されている。このバケット36は、前記バケット36と前記アーム35の背面との間に配置されたバケットシリンダ36aによって回動可能とされている。
【0005】
オペレータは、前記オペレータシートに着座し、前記走行レバーの操作によって、上部旋回体32の内部に搭載される後述する油圧ポンプの作動油を前記走行モータ31dに供給し、ショベルの移動を行う。また、前記操作レバーの操作によって、油圧ポンプの作動油を後述する旋回モータに供給し、上部旋回体32を旋回させる他、前記シリンダ34a、35a、36aに作動油を供給することによって、アタッチメント33を操作し、掘削等の作業が行われる。
【0006】
上述した油圧ショベルでは、前記油圧ポンプを2つ装備し、そのポンプは走行制御弁の制御によって、例えば作業時には、第1ポンプをブームシリンダ34a,バケットシリンダ36a用、第2ポンプを、アームシリンダ35a,旋回モータ(図示しない)用としている。一方、走行時には、第1ポンプを右走行モータ(31d)用、第2ポンプを左走行モータ(31d)用としている。この状態を、走行制御弁がニュートラルファンクションの位置にあるという。
【0007】
また、走行モータ(31d)とブームシリンダ34a,バケットシリンダ36a,アームシリンダ35a,旋回モータ(図示しない)のいずれか(以下、作業機アクチュエータという)とが同時に駆動される場合には、例えば第1ポンプを作業機アクチュエータ専用ポンプ、第2ポンプを走行モータ専用ポンプとしている。この状態を、走行制御弁が走行独立ファンクションの位置にあるという。
【0008】
しかしながら、左右走行モータが駆動している状態で作業機アクチュエータの駆動を行う場合においても、走行制御弁はニュートラルファンクションの位置から走行独立ファンクションの位置に切り換わるので、今まで油圧ポンプへの油の分配が、右走行モータを第1ポンプ、左走行モータを第2ポンプで行っていたものから、左右走行モータを第2ポンプで行うように切り換わる。このため、第2ポンプにかかる負荷は倍増し、流量が半減して走行減速ショックが発生するという不具合があった。
【0009】
そのため、走行制御弁の走行独立ファンクションは、第1ポンプと第2ポンプとを連通する通路を設けて、走行直進ファンクションとするのが一般的である。これにより、走行モータと作業機アクチュエータとを同時駆動する場合においても、第1ポンプの油が第2ポンプに分配されるので走行減速ショック等のショックが一応緩和される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した走行制御弁の走行独立ファンクションを走行直進ファンクションに変更したものにおいても以下のような問題があった。
【0011】
油圧ショベルが急な坂道を登坂(例えば第2ポンプ圧300k)中、作業機アクチュエータの駆動を行う場合、この作業機アクチュエータによる作業が無負荷、或いは軽負荷(例えば第1ポンプ圧100k)時は、走行直進ファンクションの第1ポンプ、第2ポンプ連通路により第2ポンプ側の油が第1ポンプ側に流れ込むため、走行が停止し、逆に作業機は増速するという不具合が生じていた。
【0012】
逆に平地で吊り荷作業中等、走行モータ圧はさほど高くない(例えば第2ポンプ圧100k)状態で作業機であるブームの上げ操作を行うと、ブーム上げの負荷圧が高い(例えば200k)ため、走行直進ファンクションにより、第1ポンプ側の油が第2ポンプ側に流れ込み、走行が増速し、逆に作業機の動きが遅くなったり停止したりしていた。
【0013】
すなわち、走行制御弁が走行直進ファンクションの状態において、走行、又は作業機側どちらかの作動圧が大きくなったとき、走行直進ファンクションの第1ポンプ、第2ポンプ連通通路から油が低圧側に流入して、高圧側が作動しなくなったり、低圧側が増速したりするという不具合が生じる。
【0014】
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであって、走行操作と作業機操作との同時操作時に、走行モータ、又は作業機アクチュエータの作動圧力が大きくなっても、圧力干渉を防止できる建設機械の制御方法及び同装置を提供することを目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、建設機械に2つの油圧ポンプが搭載され、走行操作時には前記2つの油圧ポンプが左右の走行モータの一方ずつをそれぞれ駆動するように走行制御弁を切り換え、また走行操作と作業機操作との同時操作時には、一方の油圧ポンプで走行モータを駆動し、他方の油圧ポンプで作業機アクチュエータを駆動するように前記走行制御弁を切り換え、且つこの2つの油圧ポンプ間を前記走行制御弁内の連通路で連通するようにした建設機械の走行制御方法において、前記走行操作と作業機操作との同時操作時に、2つの油圧ポンプそれぞれに対する駆動信号を検出し、これらの検出した駆動信号の大きさを比較し、この比較した駆動信号の差が所定値より大きい場合に前記連通状態にある走行制御弁内の2つの油圧ポンプ間の連通路を絞る、或いは閉じるようにしたことを特徴とするものである。
【0016】
これによると、2つの油圧ポンプ間で圧力干渉が生じる心配がない。よって、高圧側から低圧側に油が流入して、高圧側が作動しなくなったり、低圧側が増速したりという不具合が生じる心配もない。
【0017】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の建設機械の走行制御方法であって、前記駆動信号を、2つの油圧ポンプから検出することを特徴とするものである。
【0018】
この場合、2つの油圧ポンプの駆動信号を直接検出するので、2つの油圧ポンプの駆動信号を容易に比較することができる。
【0019】
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の建設機械の走行制御方法であって、前記駆動信号を、走行モータ及び作業機アクチュエータから検出することを特徴とするものである。
【0020】
この場合、走行モータ及び作業機アクチュエータの駆動信号から、2つの油圧ポンプの連通路の制御が可能となる。
【0021】
請求項4に記載の発明は、建設機械に2つの油圧ポンプが搭載され、走行操作時には前記2つの油圧ポンプが左右の走行モータの一方ずつをそれぞれ駆動するように走行制御弁を切り換え、また走行操作と作業機操作との同時操作時には、一方の油圧ポンプで走行モータを駆動し、他方の油圧ポンプで作業機アクチュエータを駆動するように前記走行制御弁を切り換え、且つこの2つの油圧ポンプ間を前記走行制御弁内の連通路で連通するようにした建設機械の走行制御方法において、前記走行操作と作業機操作との同時操作時に、前記2つの油圧ポンプの駆動信号をそれぞれ検出し、これらの駆動信号のどちらか一方が所定値よりも大きい場合に前記連通状態にある走行制御弁内の2つの油圧ポンプ間の連通路を絞る、或いは閉じるようにしたことを特徴とするものである。
【0022】
この場合、2つの油圧ポンプ間で圧力干渉が生じる心配がない。よって、高圧側から低圧側に油が流入して、高圧側が作動しなくなったり、低圧側が増速したりという不具合が生じる心配もない。
【0023】
請求項5に記載の発明は、建設機械に2つの油圧ポンプが搭載され、走行操作時には前記2つの油圧ポンプが左右の走行モータの一方ずつをそれぞれ駆動し、また走行操作と作業機操作との同時操作時には、一方の油圧ポンプで走行モータを駆動し、他方の油圧ポンプで作業機アクチュエータを駆動するように切り換え、且つ切り換えられた状態で前記2つの油圧ポンプ間を連通する連通路を有する走行制御弁を備えた建設機械の走行制御装置において、前記走行操作と作業機操作との同時操作時に、2つの油圧ポンプそれぞれに対する駆動信号を検出する駆動信号検出手段と、この駆動信号検出手段によって検出された駆動信号の大きさの比較を行う駆動信号比較手段と、この駆動信号比較手段によって比較された駆動信号の差が大きい場合に、一方の油圧ポンプで走行モータを駆動し、他方の油圧ポンプで作業機アクチュエータを駆動するように切り換えられて連通状態にある前記走行制御弁内の2つの油圧ポンプ間の連通路を絞る、或いは閉じる連通路制御手段とを備えていることを特徴とするものである。
【0024】
この場合、2つの油圧ポンプ間で圧力干渉が生じる心配がない。よって、高圧側から低圧側に油が流入して、高圧側が作動しなくなったり、低圧側が増速したりという不具合が生じる心配もない。
【0025】
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の建設機械の走行制御装置であって、前記駆動信号検出手段を、2つの油圧ポンプに対してそれぞれ取り付けたことを特徴とするものである。
【0026】
この構成によると、2つの油圧ポンプの駆動信号を直接検出するので、2つの油圧ポンプの駆動信号を容易に比較することができる。
【0027】
請求項7に記載の発明は、請求項5に記載の建設機械の走行制御装置であって、前記駆動信号検出手段を、走行モータ及び作業機アクチュエータに対してそれぞれ取り付けたことを特徴とするものである。
【0028】
これによると、走行モータ及び作業機アクチュエータの駆動信号から、2つの油圧ポンプの連通路の制御が可能となる。
【0029】
請求項8に記載の発明は、建設機械に2つの油圧ポンプが搭載され、走行操作時には前記2つの油圧ポンプが左右の走行モータの一方ずつをそれぞれ駆動し、また走行操作と作業機操作との同時操作時には、一方の油圧ポンプで走行モータを駆動し、他方の油圧ポンプで作業機アクチュエータを駆動するように切り換え、且つ切り換えられた状態で前記2つの油圧ポンプ間を連通する連通路を有する走行制御弁を備えた建設機械の走行制御装置において、前記走行操作と作業機操作との同時操作時に、前記2つの油圧ポンプの駆動信号をそれぞれ検出する駆動信号検出手段と、この駆動信号検出手段で検出した駆動信号のどちらか一方が所定値よりも大きい場合に前記連通状態にある走行制御弁内の2つの油圧ポンプ間の連通路を絞る、或いは閉じることが可能な連通路制御手段とを備えていることを特徴とするものである。
【0030】
これによると、2つの油圧ポンプ間で圧力干渉が生じる心配がない。よって、高圧側から低圧側に油が流入して、高圧側が作動しなくなったり、低圧側が増速したりという不具合が生じる心配もない。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第一実施形態である建設機械の走行制御装置を図1に基づいて詳細に説明する。なお、従来技術と同一構成のものについては同符号を付す。
【0032】
図1において、31dL,31dRは下部走行体31に搭載されている左右の走行モータである。該左右の走行モータ31dL,31dRと走行用パイロット切換弁7,8とはそれぞれ管路で接続されている。この走行モータ31dL,31dRの制御は、前述した一対の走行レバーの操作によって随時走行用パイロット切換弁7,8が切り換わることにより行われている。
【0033】
13は上部旋回体32に搭載される旋回モータである。該旋回モータ13と旋回用パイロット切換弁11とは管路で接続されている。この旋回モータ13の制御は、前述した操作レバーの操作により随時旋回用パイロット切換弁11が切り換わることにより行われている。
【0034】
34a,35a及び36aはそれぞれアタッチメント33に搭載されているブームシリンダ,アームシリンダ及びバケットシリンダである。該シリンダ34a,35a,36aとブーム用パイロット切換弁10,アーム用パイロット切換弁9,バケット用パイロット切換弁12とはそれぞれ管路で接続されている。このシリンダ34a,35a,36aの制御は、前述した一対の操作レバーの操作により随時パイロット切換弁10,9,12が切り換わることにより行われている。
【0035】
なお、ここでは、上述した旋回モータ13,ブームシリンダ34a,アームシリンダ35a及びバケットシリンダ36aが作業機アクチュエータに該当するがこれに限定されるものではない。つまり、左右走行モータ31dL,31dR以外のアクチュエータがこれに該当する。
【0036】
1,2はそれぞれ作動油を吐出する第1,第2ポンプ(油圧ポンプ)であり、4は油タンク、6は走行制御弁である。
【0037】
前記第1ポンプ1によって前記油タンク4から吸い上げられた作動油は、前記走行制御弁6を介し、前記走行用パイロット切換弁8,ブーム用パイロット切換弁10,バケット用パイロット切換弁12を経て前記走行モータ31dR,ブームシリンダ34a,バケットシリンダ36aの駆動を行う。その後、前記油タンク4にリリーフされる。
【0038】
一方、前記第2ポンプ2によって前記油タンク4から吸い上げられた作動油は、前記走行制御弁6を介すると共に、前記走行用パイロット切換弁7,アーム用パイロット切換弁9,旋回用パイロット切換弁11を経て前記走行モータ31dL,アームシリンダ35a,旋回モータ13の駆動を行う。その後、前記油タンク4にリリーフされる。
【0039】
前記走行制御弁6は、ニュートラルファンクションaと、走行直進ファンクションbと、連通路開閉ファンクションcとを備えている。ここで、ニュートラルファンクションa及び走行直進ファンクションbは、上述した従来例に示すニュートラルファンクション及び走行直進ファンクションと略同様のものである。一方、連通路開閉ファンクションcについては後述する。
【0040】
前記走行制御弁6の各ファンクションa〜cへの切り換えは、走行制御弁6のパイロットポートに対してパイロットポンプ3から吐出されるパイロット圧が作用して行われている。また、この切り換えの制御は、前記走行制御弁6のパイロットポートとパイロットポンプ3との間に配されたリリーフ弁14を後述するコントローラ5によって制御することにより行われている。
【0041】
15,16は、それぞれ第1ポンプ1,第2ポンプ2から吐出されるポンプ圧を検出する駆動信号検出手段である圧力センサである。
【0042】
17〜20は、図示しない左右走行レバーと左右走行用パイロット切換弁7,8との間に設けられて左右走行操作を検出する圧力センサである。符号21〜28は、図示しない操作レバーと作業機用パイロット切換弁9〜12との間に設けられて各作業機操作を検出する圧力センサである。
【0043】
圧力センサ17〜28で検出された圧力は、操作信号としてコントローラ5に入力される。コントローラ5は、圧力センサ15〜28から入力された操作信号について下記の分別を行い、この分別された操作信号に基づく走行制御弁6の切り換えを行う。
【0044】
コントローラ5に入力された操作信号が、左右走行操作信号(圧力センサ17〜20)もしくは作業機操作信号(圧力センサ21〜28)のどちらか一方の操作信号のみであれば、コントローラ5は走行制御弁6をニュートラルファンクションaの位置に保持する。
【0045】
一方コントローラ5に入力された操作信号が、左右走行操作信号(圧力センサ17〜20)と作業機操作信号(圧力センサ21〜28)との両方であれば、コントローラ5は走行制御弁6を走行直進ファンクションbの位置に切り換える。
【0046】
ここでコントローラ5は、駆動信号検出手段である圧力センサ15,16で検出された双方の吐出圧力(駆動信号)の大きさの比較を行う駆動信号比較手段を備えている。この駆動信号比較手段で比較した双方の吐出圧力の差が大きい(例えば、100k以上)場合には、前記第1油圧ポンプ1と第2ポンプとの連通路を閉じる。すなわち、走行制御弁6の位置を走行直進ファンクションbから連通路制御手段である連通路開閉ファンクションcに切り換えるのである。
【0047】
次に一例として前記第1実施形態に係る走行制御装置を装備した建設機械の走行制御方法について述べる。
【0048】
例えば油圧ショベルの作業時には、前記操作レバーと走行レバーとが操作される。この操作レバーの操作は、圧力センサ21〜28で検出されて前記コントローラ5に作業機操作信号として入力される。また走行レバーの操作は、圧力センサ17〜20で検出されて左右走行操作信号としてコントローラ5に入力される。さらに、第1ポンプ1及び第2ポンプ2の吐出圧力が圧力センサ15,16でそれぞれ検出されてコントローラ5に駆動信号として入力される。
【0049】
そして、前記コントローラ5は、前記作業機操作信号と左右走行操作信号とが同時に入力された場合、前記走行制御弁6をニュートラルファンクションaから走行直進ファンクションbに切り換える命令を出力する。さらに、前記第1ポンプ1と第2ポンプ2との駆動信号の比較を行い、この比較した駆動信号の差が大きい(例えば100k以上)場合は、前記走行制御弁6を走行直進ファンクションbから連通路開閉ファンクションcに切り換える命令を出力する。
【0050】
図2は、本発明に係る建設機械の走行制御方法の第1実施形態を示すフローチャートである。
【0051】
この図2において、ステップS1では、走行操作と作業機操作とが同時に行われているか否かの判断を行い、同時操作している場合にはステップS2に移る。逆にどちらか一方の操作のみであればステップS1に戻る。
【0052】
ステップS2では、前記ステップS1の結果に基づき、走行制御弁6をニュートラルファンクションaから走行直進ファンクションbに切り換えてステップS3に移る。
【0053】
ステップS3では、第1ポンプ1と第2ポンプ2との吐出圧力の比較を行う。比較した吐出圧力の差(ΔP)が圧力干渉の生じやすいレベル(例えば100k)を越えていれば、ステップS4に移る。逆に吐出圧力の差(ΔP)が圧力干渉の生じにくいレベル(例えば100k以下)であればステップS5に移る。
【0054】
ステップS4では、前記ステップS3において、第1ポンプ1と第2ポンプ2との吐出圧力の差(ΔP)が大きく、圧力干渉の生じやすいレベルに達していると判断された為、圧力干渉を防ぐために走行制御弁6を走行直進ファンクションbから連通路開閉ファンクションcに切り換えてステップS6に移る。
【0055】
ステップS5では、前記ステップS3において、第1ポンプ1と第2ポンプ2との吐出圧力の差(ΔP)があまり大きくなく、圧力干渉の生じやすいレベルに到達していないと判断された為、走行制御弁6を走行直進ファンクションbに切り換えてステップS1に戻る。
【0056】
ステップS6以降では、作業内容、または第1ポンプ1及び第2ポンプ2それぞれの吐出圧力が時々刻々と変化する状況を考慮して、走行制御弁6をどのように切り換えるかの判断を繰り返す。すなわち、ステップS6では、なおも走行操作と作業機操作とが同時に行われているか否かの判断を行い、同時操作している場合には、吐出圧力の差(ΔP)の大きさを調べて走行制御弁6をどのファンクションにするべきかを判断するためにステップS7に移る。逆にどちらか一方の操作のみであれば、第1ポンプ1と第2ポンプ2との間に圧力干渉の生じる心配はないのでステップS8に移る。
【0057】
ステップS7では、なおも第1ポンプ1と第2ポンプ2との吐出圧力の差(ΔP)が圧力干渉の生じやすいレベルにあるか否かの判断を行う。比較した吐出圧力の差(ΔP)が、圧力干渉の生じる可能性が極めて低いレベル(例えば50k未満)であれば、圧力干渉の生じる心配がないのでステップS9に移る。逆に吐出圧力の差(ΔP)が圧力干渉の生じる可能性があるレベル(例えば50k以上)であれば、なおも圧力干渉が生じやすいレベル(例えば、100k以上)にあるか否かの判断を行うため、ステップS3に戻る。
【0058】
ステップS8では、前記ステップS6において、走行操作あるいは作業機操作どちらか一方のみの操作しかされていないので、走行制御弁6を走行直進ファンクションbからニュートラルファンクションaの位置に切り換えてステップS1に戻る。
【0059】
ステップS9では、前記ステップS7において、第1ポンプ1と第2ポンプ2との吐出圧力の差(ΔP)が、圧力干渉の生じる可能性が極めて低いレベル(例えば50k未満)と判断されたので、走行制御弁6を走行独立ファンクションcから走行直進ファンクションbに切り換えてステップS1に戻る。
【0060】
なお、ここでは、第1ポンプ1と第2ポンプ2とのそれぞれの吐出圧力を検出したが、これに限らず、左右走行モータ31dL,31dR及び作業機アクチュエータ13,34a,35a,36aの駆動圧力を検出するようにしてもよい。この場合、左右走行モータ31dL,31dRの駆動圧力の高い側を例えば第2ポンプ2の代わりとし、作業機アクチュエータ13,34a,35a,36aの内、一番駆動圧力が高い作業機アクチュエータを第1ポンプ1の代わりにしてもよい。また、作業機アクチュエータについてはある特定の駆動圧力(例えば、ブームヘッド圧)を第1ポンプ1の代わりにしてもよい。
【0061】
次に、本発明の第2実施形態である建設機械の走行制御装置について説明する。前述した第1実施形態に示す建設機械の走行制御装置に備えられるコントローラ5以外は、同様の構成であるため図1を引用し、ここでは説明を省略する。
【0062】
コントローラには、左右走行操作レバー及び操作レバーの操作が圧力センサ17〜28で検出されて操作信号として入力される。さらに、第1ポンプ1及び第2ポンプ2の吐出圧力が圧力センサ15,16でそれぞれ検出されて駆動信号として入力される。
【0063】
コントローラは、前記圧力センサ15〜28から入力された操作信号について下記の分別を行い、この分別された操作信号に基づく走行制御弁6の切り換えを行う。
【0064】
コントローラに入力された操作信号が、左右走行操作信号(圧力センサ17〜20)もしくは作業機操作信号(圧力センサ21〜28)のどちらか一方の操作信号のみであれば、コントローラは走行制御弁6をニュートラルファンクションaの位置に保持する。
【0065】
一方コントローラに入力された操作信号が、左右走行操作信号(圧力センサ17〜20)と作業機操作信号(圧力センサ21〜28)との両方であれば、コントローラは走行制御弁6を走行直進ファンクションbの位置に切り換える。
【0066】
ここでコントローラは、駆動信号検出手段である圧力センサ15,16で検出された第1ポンプ1及び第2ポンプ2の駆動信号の大きさをみる。この第1ポンプ1及び第2ポンプ2のどちらか一方の駆動信号が所定値よりも高い場合には、前記第1油圧ポンプ1と第2ポンプとの連通路を閉じる。すなわち、走行制御弁6の位置を走行直進ファンクションbから連通路制御手段である連通路開閉ファンクションcに切り換えるのである。
【0067】
次に一例として前記第2実施例に係る走行制御装置を装備した建設機械の走行制御方法について述べる。
【0068】
例えば油圧ショベルの作業時には、前記操作レバーと走行レバーとが操作される。この操作レバーの操作は、圧力センサ21〜28で検出されて前記コントローラに作業機操作信号として入力される。また走行レバーの操作は、圧力センサ17〜20で検出されて左右走行操作信号としてコントローラに入力される。さらに、第1ポンプ1及び第2ポンプ2の吐出圧力が圧力センサ15,16でそれぞれ検出されてコントローラに駆動信号として入力される。
【0069】
そして、前記コントローラは、前記作業機操作信号と左右走行操作信号とが同時に入力された場合、前記走行制御弁6をニュートラルファンクションaから走行直進ファンクションbに切り換える命令を出力する。さらに、前記第1ポンプ1及び第2ポンプ2の駆動信号の大きさをみてこの第1ポンプ1及び第2ポンプ2のどちらか一方の駆動信号が所定値よりも高い場合には、前記走行制御弁6を走行直進ファンクションbから連通路開閉ファンクションcに切り換える命令を出力する。
【0070】
図3は、本発明に係る建設機械の走行制御方法の第2実施形態を示すフローチャートである。
【0071】
この図3において、ステップS11では、走行操作と作業機操作とが同時に行われているか否かの判断を行い、同時操作している場合にはステップS12に移る。逆にどちらか一方の操作のみであればステップS11に戻る。
【0072】
ステップS12では、前記ステップS11の結果に基づき、走行制御弁6をニュートラルファンクションaから走行直進ファンクションbに切り換えてステップS13に移る。
【0073】
ステップS13では、第1ポンプ1(P1)及び第2ポンプ2(P2)の吐出圧力の大きさをみる。この第1ポンプ1及び第2ポンプ2のどちらか一方の吐出圧力が予め設定された第1の設定圧(圧力干渉が生じやすいとされる圧力)よりも高ければ、第1ポンプ1と第2ポンプ2との間に圧力干渉の生じる恐れがあるのでステップS14に移る。逆に低ければ第1ポンプ1と第2ポンプ2との間に圧力干渉が生じる可能性が低いのでステップS15に移る。
【0074】
ステップS14では、前記ステップS13において、第1ポンプ1と第2ポンプ2との間に圧力干渉が生じる恐れがあると判断されたので、圧力干渉を防止するために、走行制御弁6を走行直進ファンクションbから連通路開閉ファンクションcに切り換えてステップS16に移る。
【0075】
ステップS15では、前記ステップS13において、第1ポンプ1と第2ポンプ2との間に圧力干渉が生じる可能性が低いと判断されたので走行制御弁6を走行直進ファンクションbに切り換えてステップS11に戻る。
【0076】
ステップS16以降では、作業内容、及び第1ポンプ1,第2ポンプ2の吐出圧力が時々刻々と変化する状況を考慮して、走行制御弁6をどのように切り換えるのかの判断を繰り返す。すなわち、ステップS16では、なおも走行操作と作業機操作とが同時に行われているか否かの判断を行い、同時操作している場合には、第1ポンプ1及び第2ポンプ2の大きさを調べて走行制御弁6をどのファンクションにするべきかを判断するためにステップS17に移る。逆にどちらか一方の操作のみであれば第1ポンプ1と第2ポンプ2との間に圧力干渉が生じる可能性が低いのでステップS18に移る。
【0077】
ステップS17では、第1ポンプ1(P1)及び第2ポンプ2(P2)の吐出圧力の大きさについて、なおも圧力干渉の生じる恐れがあるか否かの判断を行う。この第1ポンプ1及び第2ポンプ2のどちらか一方の吐出圧力が予め設定された第2の設定圧(前記第1の設定圧よりも低く、圧力干渉の生じる可能性が極めて低いレベル)よりも低ければ、圧力干渉の生じる可能性が極めて低いと判断できるのでステップS19に移る。逆に高ければ、なおも圧力干渉の生じる恐れがあるのでステップS13に戻る。
【0078】
ステップS18では、前記ステップS16において、走行操作あるいは作業機操作のどちらか一方のみの操作しかされていないので、走行制御弁6を走行直進ファンクションbからニュートラルファンクションaの位置に切り換えてステップS11に戻る。
【0079】
ステップS19では、前記ステップS17において、第1ポンプ1及び第2ポンプ2のどちらか一方の吐出圧力が予め設定された第2の設定圧(前記第1の設定圧よりも低く、圧力干渉の生じる可能性が極めて低いレベル)よりも低く、圧力干渉の生じる可能性が極めて低いと判断されたので、走行制御弁6を走行独立ファンクションcから走行直進ファンクションbに切り換えてステップS11に戻る。
【0080】
なお、ここでは、第1ポンプと第2ポンプとの連通路を完全に閉じる為に、走行制御弁6に連通路開閉ファンクションcを設けたが、これに限らず、例えば第1ポンプ1と第2ポンプ2との連通路を絞るようにしてもよい。
【0081】
さらにまた、ここでは、駆動信号を検出するために圧力センサを用いたが圧力スイッチ等を利用してもよい。
【0082】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によると、2つの油圧ポンプ間で圧力干渉が生じる心配がない。よって、高圧側から低圧側に油が流入して、高圧側が作動しなくなったり、低圧側が増速したりという不具合が生じる心配もない。
【0083】
請求項2に記載の発明によると、2つの油圧ポンプの駆動信号を直接検出するので、2つの油圧ポンプの駆動信号を容易に比較することができる。
【0084】
請求項3に記載の発明によると、走行モータ及び作業機アクチュエータの駆動信号から、2つの油圧ポンプの連通路の制御が可能となる。
【0085】
請求項4に記載の発明によると、2つの油圧ポンプ間で圧力干渉が生じる心配がない。よって、高圧側から低圧側に油が流入して、高圧側が作動しなくなったり、低圧側が増速したりという不具合が生じる心配もない。
【0086】
請求項5に記載の発明によると、2つの油圧ポンプ間で圧力干渉が生じる心配がない。よって、高圧側から低圧側に油が流入して、高圧側が作動しなくなったり、低圧側が増速したりという不具合が生じる心配もない。
【0087】
請求項6に記載の発明によると、2つの油圧ポンプの駆動信号を直接検出するので、2つの油圧ポンプの駆動信号を容易に比較することができる。
【0088】
請求項7に記載の発明によると、走行モータ及び作業機アクチュエータの駆動信号から、2つの油圧ポンプの連通路の制御が可能となる。
【0089】
請求項8に記載の発明によると、2つの油圧ポンプ間で圧力干渉が生じる心配がない。よって、高圧側から低圧側に油が流入して、高圧側が作動しなくなったり、低圧側が増速したりという不具合が生じる心配もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る建設機械の走行制御装置の第1の実施形態を示す電気・油圧回路図である。
【図2】 本発明に係る建設機械の走行制御方法の第1の実施形態を示すフローチャートである。
【図3】 本発明に係る建設機械の走行制御方法の第2の実施形態を示すフローチャートである。
【図4】 従来の油圧ショベルの側面図である。
【符号の説明】
1 第1ポンプ
2 第2ポンプ
5 コントローラ
6 走行制御弁
13 旋回モータ
31dL,31dR 左右走行モータ
34a ブームシリンダ
35a アームシリンダ
36a バケットシリンダ
a ニュートラルファンクション
b 走行直進ファンクション
c 連通路開閉ファンクション

Claims (8)

  1. 建設機械に2つの油圧ポンプが搭載され、走行操作時には前記2つの油圧ポンプが左右の走行モータの一方ずつをそれぞれ駆動するように走行制御弁を切り換え、また走行操作と作業機操作との同時操作時には、一方の油圧ポンプで走行モータを駆動し、他方の油圧ポンプで作業機アクチュエータを駆動するように前記走行制御弁を切り換え、且つこの2つの油圧ポンプ間を前記走行制御弁内の連通路で連通するようにした建設機械の走行制御方法において、前記走行操作と作業機操作との同時操作時に、2つの油圧ポンプそれぞれに対する駆動信号を検出し、これらの検出した駆動信号の大きさを比較し、この比較した駆動信号の差が所定値より大きい場合に前記連通状態にある走行制御弁内の2つの油圧ポンプ間の連通を絞る、或いは閉じるようにしたことを特徴とする建設機械の走行制御方法。
  2. 前記駆動信号を、2つの油圧ポンプから検出することを特徴とする請求項1に記載の建設機械の走行制御方法。
  3. 前記駆動信号を、走行モータ及び作業機アクチュエータから検出することを特徴とする請求項1に記載の建設機械の走行制御方法。
  4. 建設機械に2つの油圧ポンプが搭載され、走行操作時には前記2つの油圧ポンプが左右の走行モータの一方ずつをそれぞれ駆動するように走行制御弁を切り換え、また走行操作と作業機操作との同時操作時には、一方の油圧ポンプで走行モータを駆動し、他方の油圧ポンプで作業機アクチュエータを駆動するように前記走行制御弁を切り換え、且つこの2つの油圧ポンプ間を前記走行制御弁内の連通路で連通するようにした建設機械の走行制御方法において、前記走行操作と作業機操作との同時操作時に、前記2つの油圧ポンプの駆動信号をそれぞれ検出し、これらの駆動信号のどちらか一方が所定値よりも大きい場合に前記連通状態にある走行制御弁内の2つの油圧ポンプ間の連通路を絞る、或いは閉じるようにしたことを特徴とする建設機械の走行制御方法。
  5. 建設機械に2つの油圧ポンプが搭載され、走行操作時には前記2つの油圧ポンプが左右の走行モータの一方ずつをそれぞれ駆動し、また走行操作と作業機操作との同時操作時には、一方の油圧ポンプで走行モータを駆動し、他方の油圧ポンプで作業機アクチュエータを駆動するように切り換え、且つ切り換えられた状態で前記2つの油圧ポンプ間を連通する連通路を有する走行制御弁を備えた建設機械の走行制御装置において、前記走行操作と作業機操作との同時操作時に、2つの油圧ポンプそれぞれに対する駆動信号を検出する駆動信号検出手段と、この駆動信号検出手段によって検出された駆動信号の大きさの比較を行う駆動信号比較手段と、この駆動信号比較手段によって比較された駆動信号の差が大きい場合に、一方の油圧ポンプで走行モータを駆動し、他方の油圧ポンプで作業機アクチュエータを駆動するように切り換えられて連通状態にある前記走行制御弁内の2つの油圧ポンプ間の連通路を絞る、或いは閉じる連通路制御手段とを備えていることを特徴とする建設機械の走行制御装置。
  6. 前記駆動信号検出手段を、2つの油圧ポンプに対してそれぞれ取り付けたことを特徴とする請求項5に記載の建設機械の走行制御装置。
  7. 前記駆動信号検出手段を、走行モータ及び作業機アクチュエータに対してそれぞれ取り付けたことを特徴とする請求項6に記載の建設機械の走行制御装置。
  8. 建設機械に2つの油圧ポンプが搭載され、走行操作時には前記2つの油圧ポンプが左右の走行モータの一方ずつをそれぞれ駆動し、また走行操作と作業機操作との同時操作時には、一方の油圧ポンプで走行モータを駆動し、他方の油圧ポンプで作業機アクチュエータを駆動するように切り換え、且つ切り換えられた状態で前記2つの油圧ポンプ間を連通する連通路を有する走行制御弁を備えた建設機械の走行制御装置において、前記走行操作と作業機操作との同時操作時に、前記2つの油圧ポンプの駆動信号をそれぞれ検出する駆動信号検出手段と、この駆動信号検出手段で検出した駆動信号のどちらか一方が所定値よりも大きい場合に前記連通状態にある走行制御弁内の2つの油圧ポンプ間 の連通路を絞る、或いは閉じることが可能な連通路制御手段とを備えていることを特徴とする建設機械の走行制御装置。
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