JP4109974B2 - 車両用アウタミラー装置 - Google Patents

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  • Rear-View Mirror Devices That Are Mounted On The Exterior Of The Vehicle (AREA)
  • Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、後方視認用のミラーを有し車体の外側に取り付けられる車両用アウタミラー装置に関し、特に、照明機能及び撮像機能を内蔵した車両用アウタミラー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両には、運転者が後方を視認するための車両用アウタミラー装置が設けられている。この車両用アウタミラー装置は、車両のドアにステーを介して取り付けられたミラーバイザにおける車両後方を向く開口端近傍に、後方視認用のミラーを配置して構成されている。すなわち、ミラーの背面側がミラーバイザによって被覆されており、ミラーとミラーバイザとの間には空間が形成されている。
【0003】
このミラーとミラーバイザとの間の空間(ミラーバイザ内)には、例えば、車両用アウタミラー装置をドアに沿って格納する位置と後方の視認を可能とする使用位置との間で移動させる電動格納ユニットや、ミラーの鏡面角度を電動で調整するための鏡面角度調整ユニットが配設されている。
【0004】
このような車両用アウタミラー装置において、ミラーバイザ内に照明装置を内蔵した構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。この車両用アウタミラー装置では、例えば、遠隔操作によって車両のドアロックが解除された際に照明装置を作動して、ドア側方の路面すなわち車両に乗り込もうとする人の足元を照らすようになっている。
【0005】
さらに、ミラーバイザ内に運転者の死角をカバーするために撮像装置を内蔵した車両用アウタミラー装置が考えられている(例えば、特許文献2参照)。この車両用アウタミラー装置では、撮像装置によって運転者の死角となる運転席とは反対側のフロントフェンダ側方を撮像し、この撮像画像をインストルメントパネル等に配設したモニタ画面に表示させるようになっている。これにより、ミラーによって視認できない死角がモニタ画面を見ることで確認することができる。また、この特許文献2記載の車両用アウタミラー装置には、撮像装置による撮像範囲を照射するためのものではあるが、照明装置が内蔵されている。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−294081号公報
【特許文献2】
特開平10−44863号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような撮像装置を内蔵した従来の車両用アウタミラー装置では、撮像装置が前方へ向けて配置されていたため、この撮像装置が外部から見えやすく見栄えが悪いという問題があった。また、撮像装置のレンズ部または該レンズ部をカバーするカバーレンズが傷つきやすいという問題があった。
【0008】
さらに、上記従来の車両用アウタミラー装置では、照明装置と撮像装置とが互いに離間して配置されていたため、これらを別個にミラーバイザに組み付けたり、光の照射または撮像を可能としつつそれぞれの窓部を閉塞する透明または半透明の照明用レンズやカバーレンズを取り付けたりする必要があり、部品点数及び組付工数が多く、高コストの原因となっている。
【0009】
本発明は、上記事実を考慮して、撮像機能及び照明機能を、見栄えを損なうことなくかつ低コストで内蔵することができる車両用アウタミラー装置を得ることが目的である。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1記載の発明に係る車両用アウタミラー装置は、後方視認用のミラーの背面を被覆して該ミラーとの間に空間を形成すると共に、下方に開口した窓部を有するミラーバイザと、有底の箱状に形成され、開口部を前記窓部に臨ませて前記空間内に配置されるケースと、前記ケース内に収容される発光装置と、本体と該本体から突出したレンズ部とを有し、該レンズ部のみが前記開口部側に位置するように前記ケースに保持される撮像装置と、を備え、前記ケースにレンズ部材を固定し、該レンズ部材によって前記発光装置が発した光の透過及び前記撮像手段による前記ミラーバイザ外の撮像を可能に前記開口部を閉塞し、前記撮像装置は、内部に吸湿材を備えており、かつ前記ケースとレンズ部材によって閉塞された空間に開口する通気孔を有する、ことを特徴としている。
【0011】
請求項1記載の車両用アウタミラー装置では、後方視認用のミラーの背面がミラーバイザによって被覆されて該ミラー(の背面)とミラーバイザ(の内面)との間に空間が形成されており、この空間内にはケースが開口部を窓部に臨ませて配置されている。ケースは、発光装置を収容してミラーバイザの窓部に臨ませると共に、撮像装置を保持して該撮像装置のレンズ部を開口部側に位置させることでミラーバイザの窓部に臨ませている。これにより、窓部を通して、発光装置の発した光のミラーバイザ下方への照射、及び撮像装置によるミラーバイザ外下方の撮像が可能である。
【0012】
ここで、ミラーバイザの窓部が下方に開口しているため、発光装置及び撮像装置が外部から目立たず見栄えが良好である。特に、撮像装置の本体部がケースによって外部から見えないように隠されるため、見栄えが一層良好である。また、発光装置と撮像装置とは、共通のケースに収容または保持されているため、これらを一体のアセンブリとして扱うことができ、組付性が向上して低コスト化が図られる。
【0013】
このように、請求項1記載の車両用アウタミラー装置では、撮像機能及び照明機能を、見栄えを損なうことなくかつ低コストで内蔵することができる。
また、車両用アウタミラー装置では、発光装置を収容すると共に撮像装置を保持するケースの開口部が、該ケースに固定されたレンズ部材によって、発光装置が発した光の透過及び撮像手段による前記ミラーバイザ外の撮像を可能に閉塞されている。これにより、発光装置の発した光のミラーバイザ下方への照射及び撮像装置によるミラーバイザ外下方の撮像を可能としつつ、ケース内への開口部を経由した異物や水等の進入が防止され、発光装置及び撮像装置がレンズ部材によって保護される。また、レンズ部材も下方を向くため、見栄えが損なわれることなく或いは見栄えが一層向上し、さらに飛来物によるレンズ部材の傷つきや汚れの付着等も抑制される。そして、発光装置及び撮像装置が共通のレンズ部材によって上記の通り保護等されるため、換言すれば、レンズ部材が照明用レンズと撮像装置用のカバーレンズとを兼ねる構成とされているため、部品点数(組付工数)が少なく一層の低コスト化が図られる。また、それぞれケースに収容または保持される発光装置と撮像装置とは、共通のレンズ部材を含めて一体のアセンブリとして扱うことができ、組付性が損なわれることもない。さらに、開口部をレンズ部材によって閉塞することでケースを防水構造とすれば、発光装置と撮像装置とで防水構造を共通化することも可能である。
しかも、本車両用アウタミラー装置では、レンズ部材によって開口部が閉塞され発光装置及び撮像装置のレンズ部が配置されたケース内の空間に、内部に吸湿材を有する撮像手段の通気孔が開口しているため、この空間内の湿気が吸湿材によって吸収され、上記空間内では温度低下に伴う結露が防止される。このため、発光装置側の結露対策が不要となり、換言すれば、発光装置と撮像装置とで結露対策構造も共通化され、より一層の低コスト化を図ることができる。
【0014】
請求項2記載の発明に係る車両用アウタミラー装置は、後方視認用のミラーの背面を被覆して該ミラーとの間に空間を形成すると共に、下方に開口した窓部を有するミラーバイザと、有底の箱状に形成され、開口部を前記窓部に臨ませて前記空間内に配置されるケースと、前記ケース内に収容される発光装置と、本体と該本体から突出したレンズ部とを有し、該レンズ部のみが前記開口部側に位置するように前記ケースに保持される撮像装置と、を備え、前記ケースにレンズ部材を固定し、該レンズ部材によって前記発光装置が発した光の透過及び前記撮像手段による前記ミラーバイザ外の撮像を可能に前記開口部を閉塞し、前記レンズ部材における前記撮像手段の画角に対応する部分を、該撮像手段の焦点位置を中心とする球面形状に形成した、ことを特徴とする
【0015】
請求項2記載の車両用アウタミラー装置では、後方視認用のミラーの背面がミラーバイザによって被覆されて該ミラー(の背面)とミラーバイザ(の内面)との間に空間が形成されており、この空間内にはケースが開口部を窓部に臨ませて配置されている。ケースは、発光装置を収容してミラーバイザの窓部に臨ませると共に、撮像装置を保持して該撮像装置のレンズ部を開口部側に位置させることでミラーバイザの窓部に臨ませている。これにより、窓部を通して、発光装置の発した光のミラーバイザ下方への照射、及び撮像装置によるミラーバイザ外下方の撮像が可能である。ここで、ミラーバイザの窓部が下方に開口しているため、発光装置及び撮像装置が外部から目立たず見栄えが良好である。特に、撮像装置の本体部がケースによって外部から見えないように隠されるため、見栄えが一層良好である。また、発光装置と撮像装置とは、共通のケースに収容または保持されているため、これらを一体のアセンブリとして扱うことができ、組付性が向上して低コスト化が図られる。このように、請求項2記載の車両用アウタミラー装置では、撮像機能及び照明機能を、見栄えを損なうことなくかつ低コストで内蔵することができる。また、本車両用アウタミラー装置では、発光装置を収容すると共に撮像装置を保持するケースの開口部が、該ケースに固定されたレンズ部材によって、発光装置が発した光の透過及び撮像手段による前記ミラーバイザ外の撮像を可能に閉塞されている。
【0016】
これにより、発光装置の発した光のミラーバイザ下方への照射及び撮像装置によるミラーバイザ外下方の撮像を可能としつつ、ケース内への開口部を経由した異物や水等の進入が防止され、発光装置及び撮像装置がレンズ部材によって保護される。また、レンズ部材も下方を向くため、見栄えが損なわれることなく或いは見栄えが一層向上し、さらに飛来物によるレンズ部材の傷つきや汚れの付着等も抑制される。
【0017】
そして、発光装置及び撮像装置が共通のレンズ部材によって上記の通り保護等されるため、換言すれば、レンズ部材が照明用レンズと撮像装置用のカバーレンズとを兼ねる構成とされているため、部品点数(組付工数)が少なく一層の低コスト化が図られる。また、それぞれケースに収容または保持される発光装置と撮像装置とは、共通のレンズ部材を含めて一体のアセンブリとして扱うことができ、組付性が損なわれることもない。さらに、開口部をレンズ部材によって閉塞することでケースを防水構造とすれば、発光装置と撮像装置とで防水構造を共通化することも可能である。
しかも、本車両用アウタミラー装置では、撮像手段によるミラーバイザ外の撮像を可能とするレンズ部材における撮像装置の画角に対応する部分が、該撮像手段の焦点位置を中心とする球面形状であるため、レンズ部材による撮像画像の歪みが抑制される。すなわち、歪みの少ない良好な画像を得ることができる。なお、レンズ部材における撮像装置の画角に対応する部分を含む部分が、上記球面形状に形成されても良いことは言うまでもない。
【0018】
請求項3記載の発明に係る車両用アウタミラー装置は、請求項2記載の車両用アウタミラー装置において、前記撮像装置は、内部に吸湿材を備えており、かつ前記ケースとレンズ部材によって閉塞された空間に開口する通気孔を有する、ことを特徴としている。
【0019】
請求項3記載の車両用アウタミラー装置では、レンズ部材によって開口部が閉塞され発光装置及び撮像装置のレンズ部が配置されたケース内の空間に、内部に吸湿材を有する撮像手段の通気孔が開口しているため、この空間内の湿気が吸湿材によって吸収され、上記空間内では温度低下に伴う結露が防止される。このため、発光装置側の結露対策が不要となり、換言すれば、発光装置と撮像装置とで結露対策構造も共通化され、より一層の低コスト化を図ることができる。
【0020】
また、上記目的を達成するために請求項4記載の発明に係る車両用アウタミラー装置は、後方視認用のミラーの背面を被覆して該ミラーとの間に空間を形成すると共に、下方に開口した窓部を有するミラーバイザと、前記空間内に前記窓部に臨んで配置された発光装置と、前記空間内に前記窓部に臨んで配置された撮像装置と、前記ミラーバイザに固定され、前記窓部を前記発光装置が発した光の透過及び前記撮像手段による前記ミラーバイザ外の撮像を可能に閉塞するレンズ部材と、を備え前記レンズ部材における前記撮像手段の画角に対応する部分を、該撮像手段の焦点位置を中心とする球面形状に形成した、ことを特徴としている。
【0021】
請求項4記載の車両用アウタミラー装置では、後方視認用のミラーの背面がミラーバイザによって被覆されて、該ミラー(の背面)とミラーバイザ(の内面)との間に空間が形成されており、この空間内には発光装置及び撮像装置が配置されている。発光装置及び撮像装置はそれぞれミラーバイザの下方に開口した窓部から外部に臨んでおり、この窓部は、直接的または間接的にミラーバイザに固定されたレンズ部材によって、発光装置が発した光の透過及び撮像手段による前記ミラーバイザ外の撮像を可能に閉塞されている。
【0022】
これにより、発光装置の発した光のミラーバイザ下方への照射及び撮像装置によるミラーバイザ外下方の撮像を可能としつつ、ミラーバイザ内への窓部を経由した異物や水等の進入が防止され、発光装置及び撮像装置がレンズ部材によって保護される。
【0023】
ここで、ミラーバイザの窓部が下方に開口しているため、発光装置及び撮像装置が外部から目立たず見栄えが良好である。また、この窓部がレンズ部材によって被覆されるため、見栄えが向上する。さらにレンズ部材も下方を向くため、飛来物によるレンズ部材の傷つきや汚れの付着等も抑制される。
【0024】
そして、発光装置及び撮像装置が共通のレンズ部材によって上記の通り保護等されるため、換言すれば、レンズ部材が照明用レンズと撮像装置用のカバーレンズとを兼ねる構成とされているため、部品点数(組付工数)が少なく一層の低コスト化が図られる。
【0025】
このように、請求項4記載の車両用アウタミラー装置では、撮像機能及び照明機能を、見栄えを損なうことなくかつ低コストで内蔵することができる。
また、本車両用アウタミラー装置では、撮像手段によるミラーバイザ外の撮像を可能とするレンズ部材における撮像装置の画角に対応する部分が、該撮像手段の焦点位置を中心とする球面形状であるため、レンズ部材による撮像画像の歪みが抑制される。すなわち、歪みの少ない良好な画像を得ることができる。なお、レンズ部材における撮像装置の画角に対応する部分を含む部分が、上記球面形状に形成されても良いことは言うまでもない。
【0026】
請求項5記載の発明に係る車両用アウタミラー装置は、請求項乃至請求項4の何れか1項記載の車両用アウタミラー装置において、前記レンズ部材は、前記ミラーバイザの外面と連続的な面を構成して前記窓部を閉塞する、ことを特徴としている。
【0027】
請求項5記載の車両用アウタミラー装置では、上記の通りケースまたはミラーバイザに固定されたレンズ部材が、ミラーバイザの外面と連続的な面を構成して窓部を閉塞するため、換言すれば、レンズ部材がミラーバイザと共に車両用アウタミラー装置の外郭を構成するため、意匠性が向上すると共に、この外郭における不連続形状に起因する風切り音が防止または抑止される。
【0028】
請求項6記載の発明に係る車両用アウタミラー装置は、請求項5記載の車両用アウタミラー装置において、前記レンズ部材は、前記窓部の縁部に係合して前記ミラーバイザに保持される、ことを特徴としている。
【0029】
請求項6記載の車両用アウタミラー装置では、レンズ部材がミラーバイザにおける窓部の縁部に係合して該ミラーバイザに直接的に保持されるため、レンズ部材とミラーバイザとの間に寸法誤差等に基づく段差等の不連続部が生じ難く、見栄えが一層良好で、またこの外郭における不連続部形状に起因する風切り音が確実に防止または抑止される。
【0032】
請求項記載の発明に係る車両用アウタミラー装置は、請求項乃至請求項の何れか1項記載の車両用アウタミラー装置において、前記レンズ部材における前記撮像手段の画角に対応する部分の廻りにレンズカットを施した、ことを特徴としている。
【0033】
請求項記載の車両用アウタミラー装置では、レンズ部材における撮像手段の画角に対応する部分(例えば、請求項2〜4における球面形状とされた部分)の廻りにレンズカットが施されているため、照明機能が良好であり、かつ撮像装置が外部から一層目立たなくなる。これにより、車両用アウタミラー装置の見栄えがより一層向上する。なお、レンズ部材における撮像手段の画角に対応する部分と、それ以外の部分との境界部にまでレンズカットを施す必要がないことは言うまでもない。
【0034】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態に係る車両用アウタミラー装置10について、図1乃至図4に基づいて説明する。
【0035】
図1には、車両用アウタミラー装置10の概略全体構成が底面図にて示されており、図2及び図3には、それぞれ図1の2−2線、3−3線に沿った概略の断面図が示されている。なお、図1及び図2に記す矢印Aは、車両用アウタミラー装置10が取り付けられる車両の前方を示している。
【0036】
図2に示される如く、車両用アウタミラー装置10は、後方視認用のミラー12を備えている。ミラー12の背面側はドアミラーバイザ14によって被覆されている。
【0037】
ドアミラーバイザ14は、略枠状に形成されたバイザリム16と、バイザリム16の車両前方側を覆うバイザカバー18とが互いに接合されて構成されている。このドアミラーバイザ14は、バイザリム16の車両後方側の開口端近傍にミラー12を位置させて、該ミラー12によって閉塞された(ミラー12との間に)内部空間を形成するようになっている。このドアミラーバイザ14が車両用アウタミラー装置10の意匠を構成している。
【0038】
また、バイザリム16とバイザカバー18との間には、フレーム20が固定されている。このフレーム20には、ミラー12を向きの変更可能に保持する図示しない鏡面角度調整ユニットが取り付けられている。
【0039】
このドアミラーバイザ14は、長手方向一端部(図1の左端、図3の右端)において、ステーに固定された回動軸を介して車両のドアに回動可能に支持されている。これにより、車両用アウタミラー装置10は、電動または手動にて、ドアに沿って折り畳まれた格納位置と、運転者がミラー12によって後方を視認可能な使用位置との間で移動可能とされている。
【0040】
図1にも示される如く、ドアミラーバイザ14は、下方に開口してドアミラーバイザ14の内外を連通する窓部22を有している。窓部22は、バイザカバー18の底板部を切り欠いた切欠き部18Aの車両後方側に開口した部分がバイザリム16の底板部に閉塞されて形成されている。
【0041】
図2及び図3に示される如く、ドアミラーバイザ14内には、ケース24が配設されている。ケース24は、底部26と周壁28とを有し、樹脂成形によって全体としてドアミラーバイザ14の長手方向(車両の略左右方向)に長手の略矩形箱状に形成されている。このケース24の底部26とは反対側は開口部30とされており、周壁28の開口端からは外側へ向けて接合部28Aが全周に亘り延設されている。
【0042】
このケース24は、開口部30を下方へ向け窓部22に対し若干車両前方側にオフセットして配置され、この状態で、開口部30の大部分をドアミラーバイザ14の窓部22に臨ませるようになっている。
【0043】
また、ケース24における周壁28の内側では、該ケース24の長手方向におけるドア側部分の底部26が略有定円筒状に内方へ***されて、略上方に開口するカメラ保持部32が一体に形成されている。一方、ケース24の長手方向におけるカメラ保持部32とは反対側の部分は、LED収容部34とされている。
【0044】
そして、LED収容部34内には、発光装置36が収容されている。発光装置36は、発光素子である複数のLED(発光ダイオード)38と、LED38を保持すると共に該LED38を発光させる回路が設けられたLED基板40とを有して構成されており、LED基板40がケース24に固定されている。この状態で各LED38は下方を向いており、ドアミラーバイザ14の窓部22に臨んでいる。
【0045】
LED基板40は、車両側の制御装置に電気的に接続されており、例えば遠隔操作によってドアロックが解除されると上記制御装置から受電してLEDを発光させる制御回路が設けられている。
【0046】
また、ケース24のカメラ保持部32には、撮像装置としてのカメラ42が保持されている。カメラ42は、その撮像した画像を所定の場合にインストルメントパネル等に配設されたモニタ画面に表示させる車両側の制御装置に電気的に接続されている。
【0047】
このカメラ42は、本体部44と、対物レンズ46Aを有し本体部44から同軸的に突出したレンズ部46とを有して構成されている。本体部44の長手(車両の略上下方向)方向中間部には、複数の透孔48Aを有するフランジ部48が設けられている。
【0048】
そして、カメラ42は、フランジ部48がカメラ保持部32の上側端面に当接した状態で、各透孔48Aにそれぞれ挿通されたビス50がカメラ保持部32のねじ孔51にねじ込まれてケース24に固定されている。この状態では、カメラ42のレンズ部46がカメラ保持部32の底板部32Aを貫通してケース24の開口部30側に位置している。すなわち、カメラ42は、そのレンズ部46(対物レンズ46A)がドアミラーバイザ14の窓部22に臨むように固定配置されている。またこの状態で、底板部32Aとレンズ部46との間には、Oリング52が配設されており、本体部44の被水を防止するようになっている。
【0049】
また、車両用アウタミラー装置10は、ドアミラーバイザ14の窓部22を閉塞するレンズ部材54を備えている。レンズ部材54は、全体として透明な樹脂材の成形より成り、LED38の発した光のドアミラーバイザ14外への照射、カメラ42によるドアミラーバイザ14外の撮像を可能としている。以下、具体的に説明する。
【0050】
レンズ部材54は、底面視で窓部22に対応して形成されたレンズ本体56を備えている。レンズ本体56の外縁部の近傍には、該レンズ本体56の内面と対向する複数の係合片58が設けられている。これにより、レンズ本体56は、ドアミラーバイザ14の窓部22の内縁部における内面側から張り出した保持片22Aを係合片58との間に入り込ませ、該窓部22の内縁部に嵌まり込んだ状態でドアミラーバイザ14に保持される構成である。
【0051】
また、レンズ本体56の前縁部からは、ドアミラーバイザ14の窓部22の前縁部よりも前側に入り込む延設部60が一体に形成されている。延設部60は、底面視で窓部22に対し若干オフセットしたケース24の部分に略対応した形状とされている。この延設部60及びレンズ本体56の内面(上面)からは、ケース24の接合部28A(開口部30)に対応して枠壁状の接合リブ62が立設されている。
【0052】
接合リブ62は、その端面を接合部28Aに突き当てた状態で、超音波溶着等によって該接合部28Aに固着されている。これにより、レンズ部材54は、ケース24の開口部30を防水状態で閉塞している。また、レンズ部材54を、ケース24及びこれに収容または保持される発光装置36及びカメラ42と一体のアセンブリとして取り扱うことが可能な構成である。
【0053】
また、レンズ本体56は、ケース24のカメラ保持部32すなわちカメラ42の対物レンズ46Aの略下方に位置する部分がカバーレンズ部64とされると共に、カバーレンズ部64を囲む残余の部分が照明用レンズ部66とされている。
【0054】
照明用レンズ部66は、上記レンズ本体56のドアミラーバイザ14への保持状態で、該ドアミラーバイザ14の外面(車両用アウタミラー装置10の意匠面)と滑らかに連続する曲面形状とされている。また、照明用レンズ部66の内面には、全体的にレンズカット66Aが施されている(図3参照)。これにより、照明用レンズ部66は、LED38が発した光を適度に拡散(内部反射)させつつ透過させ、該光によってドアミラーバイザ14下方の路面等が照射される構成である。
【0055】
一方、図2に示される如く、カバーレンズ部64は、カメラ42の画角範囲よりも若干大とされ、組付状態でカメラ42の焦点位置Fを中心とする球面形状となる形状に形成されている。具体的には、カバーレンズ部64は、その内面が焦点位置Fから半径riの球面で形成されると共に、その外面が焦点位置Fから半径roの球面で形成されている。これにより、カバーレンズ部64は、照明用レンズ部66よりも若干外方へ突出している。なお、このカバーレンズ部64と照明用レンズ部66との境界部分は、外面側において滑らかな曲面とされている。
【0056】
また、カバーレンズ部64は、底面視で若干歪んだ略円形状とされており、その中心位置がカメラ42(対物レンズ46A)の光軸に対し車両後方及びドア側にオフセットしている。このカバーレンズ部64は、照明用レンズ部66とは異なりレンズカットが施されない(透明に仕上げられている)ことによって、上記の通りカメラ42によるドアミラーバイザ14外の撮像を可能としている。
【0057】
これにより、車両用アウタミラー装置10では、運転者にとって死角となりミラー12によっても視認不能な車両のドア側方からフロントフェンダにかけての部分を、所定の場合に、カメラ42によって撮像することによって、モニタ画面に表示させることができる構成である。このため、略下方を向くカメラ42の画角を広角または全方位(魚眼)とすることが望ましいが、この場合、上記制御装置によってモニタ画面に表示される画像は、カメラ42による撮像画像の一部(カメラ42に対し前方側であるドア側方からフロントフェンダにかけての部分)であっても良い。
【0058】
さらに、レンズ本体56の内側(ケース24側)には、カバーレンズ部64の周縁部に沿ってフレア防止リブ68が立設されている。フレア防止リブ68は、有色の樹脂材より成り、例えば2色成形によってレンズ部材54と一体に形成されている。
【0059】
このフレア防止リブ68は、ケース24におけるカメラ保持部32とLED収容部34との境界に対応する部分では、該ケース24のカメラ保持部32下端面と突き当たる程度に高くされており、LED38の発した光が直接的にカメラ保持部32とカバーレンズ部64との間の空間Rに照射されることを防止するようになっている。
【0060】
一方、図3に示される如く、フレア防止リブ68は、カバーレンズ部64を挟んでLED収容部34とは反対側(車両ドア側)では低く形成され、上記空間RとLED収容部34との連通を維持するようになっている。そして、カメラ42における空間R内に位置するレンズ部46には、通気孔70が設けられている。通気孔70は、カメラ42における吸湿材(図示省略)を収容している本体部44の内部に連通されている。
【0061】
すなわち、開口部30がレンズ部材54によって閉塞されたケース24における閉塞空間である空間RとLED収容部34とが、通気孔70を通じて本体部44(吸湿材)に連通されており、この閉塞空間内の湿度が低く維持される構成である。
【0062】
以上により、レンズ部材54は、ケース24の開口部30及びドアミラーバイザ14の窓部22を共に閉塞している。これにより、LED38の発した光のミラーバイザ14下方への照射及びカメラ42によるミラーバイザ14外の撮像を可能としつつ、窓部22または開口部20を経由したドアミラーバイザ14内またはケース24内への異物や水等の進入が防止され、発光装置36及びカメラ42がレンズ部材54によって保護される構成である。
【0063】
以上説明した発光装置36、カメラ42及びレンズ部材54が取り付けられたケース24(すなわち、ケース24に一体化されたアセンブリ)は、レンズ部材54のレンズ本体56と係合片58との間にドアミラーバイザ14の保持片22Aを入り込ませることで、該レンズ部材54を介してドアミラーバイザ14に固定保持される構成である。そして、このケース24のドアミラーバイザ14への固定保持を容易にするために、該固定保持前にケース24をフレーム20に仮保持するようになっている。
【0064】
具体的には、図2に示される如く、ケース24の周壁28からは、ビスボス72が突設されており、このビスボス72にはフレーム20に設けられビスボス72の外径よりも小径の透孔20Aに挿通されたビス74がねじ込まれている。そして、図4に示される如く、ビスボス72の端面をフレーム20に突き当てた状態で、ビス74の透孔20Aよりも大径とされた頭部74Aとフレーム20との間には隙間G1が形成されている。また、透孔20Aの内縁とビス74との間には、片側G2の隙間が径方向両側に形成されている。
【0065】
これにより、ケース24は、フレーム20からの脱落が阻止された仮保持状態で、隙間G1分だけ前後方向への移動が許容されると共に、隙間G2の2倍分だけそれぞれ左右方向及び上下方向への移動が許容されており、上記固定保持前における姿勢変化が可能とされている。このため、この仮保持状態からバイザリブ16とバイザカバー18との接合に伴って、これらの間(窓部22の内縁)にレンズ部材54を挟み込む際の見切り合わせが容易な構成とされている。すなわち、レンズ部材54及びケース24が一体化されたアセンブリがドアミラーバイザ14に容易に固定される構成である。
【0066】
次に、本実施の形態の作用を説明する。
【0067】
上記構成の車両用アウタミラー装置10では、例えば、夜間等に遠隔操作によってドアロックが解除されると、制御装置から発光装置36のLED基板40が受電してLED38が発光する。この光はレンズ部材54の照明用レンズ部66を適宜拡散しつつ透過し、ドアミラーバイザ14下方をの路面に照射される。これにより、車両に乗り込もうとする視との足元が照らされる。
【0068】
また、車両用アウタミラー装置10では、例えば、エンジン始動から車両が所定速度に達するまでの間や、車両速度が所定速度以下まで減速されたときに、制御装置によってカメラ42が作動され、このカメラ42がカバーレンズ部64を通して撮像したドアミラーバイザ14外の画像が制御装置によってモニタ画面に表示される。これにより、運転者は、その死角となる車両のドア側方からフロントフェンダにかけての部分を、モニタ画面を介して視認可能となる。そして、レンズ部材54のカバーレンズ部64は透明であるため、クリアで良好な画像が得られる。
【0069】
ここで、ドアミラーバイザ14の窓部22が下方に開口しているため、発光装置36及びカメラ42が外部から目立たず見栄えが良好である。また、この窓部22を閉塞(被覆)するレンズ部材54も下方を向くため、該レンズ部材54の飛来物による傷つきや汚れの付着等も抑制される。そして、このレンズ部材54は、照明用レンズ部66とカバーレンズ部64とを備えて一体に形成されているため、部品点数(組付工数)が少なく低コスト化が図られる。
【0070】
また、カメラ42を保持するケース24のカメラ保持部32が、該カメラ42の本体部44を外部から見えないように隠すため、見栄えが一層良好である。
【0071】
そして、このケース24がカメラ保持部32とLED収容部34とを共に備えているため、換言すれば、発光装置36とカメラ42とが共通のケース24に収容または保持されているため、これらの発光装置36及びカメラ42を一体のアセンブリとして扱うことができ、組付性が向上して低コスト化が図られる。
【0072】
特に、ドアミラーバイザ14の窓部22を閉塞するレンズ部材54が超音波溶着等によってケース24に固着されるため、発光装置36、カメラ42、ケース24、レンズ部材54を一体のアセンブリとして扱うことができ、組付性が一層向上して一層の定コスト化が図られる。また特に、ケース24の接合部28Aとレンズ部材54の接合リブ62とが接合されて該ケース24の開口部30がレンズ部材54によって防水状態で閉塞されるため、互いに連通された空間R及びLED収容部34すなわちカメラ42及び発光装置36の防水構造の共通化を図ることもできた。
【0073】
このように、本実施の形態に係る車両用アウタミラー装置10では、撮像機能を果たすカメラ42及び照明機能果たす発光装置36を、見栄えを損なうことなくかつ低コストで内蔵することができる。
【0074】
また、レンズ部材54のレンズ本体56が窓部22の内縁部に嵌まり込んでドアミラーバイザ14の外面と滑らかに連続する曲面を構成するため、換言すれば、レンズ本体56がドアミラーバイザ14と共に車両用アウタミラー装置10の外郭を構成するため、車両用アウタミラー装置10の意匠性が向上すると共に、この外郭における不連続形状に起因する風切り音が防止または抑止される。
【0075】
特に、レンズ本体56は、窓部22の内縁部に嵌まり込んだ状態で、その内面と係合片58との間にドアミラーバイザ14の保持片22Aを挟みこんで該ドアミラーバイザ14に直接的に保持されるため、その外面とドアミラーバイザ14の外面との間に寸法誤差や変形による段差等の不連続部を生じ難く、外面とドアミラーバイザ14の外面とが滑らかに連続する状態が確実に維持される。
【0076】
さらに、車両用アウタミラー装置10では、カメラ42のレンズ部46に、レンズ部材54によって開口部30が閉塞されたケース24の空間Rとカメラ42の本体部44内(の吸湿材配設部位)とを連通する通気孔70が設けられているため、該空間R内の湿度(絶対湿度)が低く維持され、気温の低下による結露が防止される。そして、この空間RがLED収容部34と連通しているため、レンズ部材54によって閉塞されたLED収容部34内の結露も防止される。このように、車両用アウタミラー装置10では、カメラ42及び発光装置36の結露対策構造が共通化されているため、より一層の低コスト化が図られる。
【0077】
さらにまた、車両用アウタミラー装置10では、レンズ部材54のカバーレンズ部64がカメラ42の焦点位置Fを中心とする球面状に形成されているため、撮像を可能としつつカメラ42を保護するためのカバーレンズ部64を設けることによる画像の歪みを抑制して良好な画像を得ることができる。
【0078】
そして、レンズ部材54における外部に露出される部分であるレンズ本体56のカバーレンズ部64以外の部分が照明用レンズ部66とされ、この照明用レンズ部66にはLED38の発した光を適度に拡散(内部反射及び透過)させるレンズカット66Aが施されているため、この照明用レンズ部66を通して直接的にドアミラーバイザ14内を視認することができない。このため、車両用アウタミラー装置10では、カバーレンズ部64の直下方からでなければカメラ42を目視することができができず、見栄えがより一層良好である。
【0079】
なお、上記の実施の形態では、発光装置36とカメラ42とが共通のケース24に収容または保持されると共に、共通のレンズ部材54によって被覆される好ましい構成としたが、本発明はこれに限定されず、例えば、発光装置36とカメラ42とが共通のケース24に収容または保持される場合には、共通のレンズ部材54に代えて別個のレンズ部材によってそれぞれ被覆される構成としても良く、発光装置36とカメラ42とが共通のレンズ部材54によって被覆される場合には、共通のケース24に代えて別個のケースや保持部材によってそれぞれドアミラーバイザ14(フレーム20)に固定される構成としても良い。
【0080】
また、上記の実施の形態では、レンズ部材54がケース24の開口部30及びドアミラーバイザ14の窓部22を共に閉塞する好ましい構成としたが、本発明はこれに限定されず、例えば、レンズ部材54が延設部60を備えずケース24の開口部30の一部がドアミラーバイザ14や他の部材によって閉塞される構成としても良い。さらに、レンズ部材54は、カバーレンズ部64が上記球面状に形成される好ましい構成に現にされず、該球面以外の平板状や曲面状に形成されても良く、また照明用レンズ部66にレンズカット66Aが施されていなくても良い。また、レンズ部材54は、そのレンズ本体56がドアミラーバイザ14の外面と滑らかに連続する好ましい構成、ドアミラーバイザ14への保持用の係合片58を有する好ましい構成に限定されないことは言うまでもない。
【0081】
さらにまた、上記の実施の形態では、発光装置36とカメラ42が共通の結露対策構造を有する好ましい構成としたが、本発明はこれに限定されず、これらが別個の結露対策を施されていても良い。したがって、例えば、発光装置36とカメラ42とは、フレア防止リブ68またはこれに相当する部分によって、気密状態で仕切られていても良い。また、結露対策が防湿材に限定され内ことは言うまでもない。
【0082】
また、上記の実施の形態では、発光装置36が発光素子としてのLED38を備えた好ましい構成としたが、本発明はこれに限定されず、例えば、発光装置36がLED38に代えて電球を備えた構成とすることも可能である。
【0083】
さらに、本発明は、ケース24やレンズ部材54(窓部22)の形状等によって限定されないことは言うまでもない。したがって、例えば、ケース24は、筒状のカメラ保持部32に代えて、単に底部26に形成された透孔にレンズ部46を挿通させてカメラ42を保持する構成としても良い。
【0084】
【発明の効果】
以上説明したように本発明に係る車両用アウタミラー装置は、撮像機能及び照明機能を、見栄えを損なうことなくかつ低コストで内蔵することができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る車両用アウタミラー装置の底面図である。
【図2】図1の2−2線に沿った断面図である。
【図3】図1の3−3線に沿った断面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る車両用アウタミラー装置を構成するケースの仮保持状態を示す拡大断面図である。
【符号の説明】
10 車両用アウタミラー装置
12 ミラー
14 ドアミラーバイザ(ミラーバイザ)
22 窓部
24 ケース
30 開口部(ケースの開口部)
36 発光装置
42 カメラ(撮像装置)
44 本体部
46 レンズ部
54 レンズ部材
56 レンズ本体(レンズ部材)
64 カバーレンズ部(撮像手段の画角に対応する部分)
66 照明用レンズ部(撮像手段の画角に対応する部分以外の部分)
70 通気孔

Claims (7)

  1. 後方視認用のミラーの背面を被覆して該ミラーとの間に空間を形成すると共に、下方に開口した窓部を有するミラーバイザと、
    有底の箱状に形成され、開口部を前記窓部に臨ませて前記空間内に配置されるケースと、
    前記ケース内に収容される発光装置と、
    本体と該本体から突出したレンズ部とを有し、該レンズ部のみが前記開口部側に位置するように前記ケースに保持される撮像装置と、
    を備え
    前記ケースにレンズ部材を固定し、該レンズ部材によって前記発光装置が発した光の透過及び前記撮像手段による前記ミラーバイザ外の撮像を可能に前記開口部を閉塞し、
    前記撮像装置は、内部に吸湿材を備えており、かつ前記ケースとレンズ部材によって閉塞された空間に開口する通気孔を有する、
    ことを特徴とする車両用アウタミラー装置。
  2. 後方視認用のミラーの背面を被覆して該ミラーとの間に空間を形成すると共に、下方に開口した窓部を有するミラーバイザと、
    有底の箱状に形成され、開口部を前記窓部に臨ませて前記空間内に配置されるケースと、
    前記ケース内に収容される発光装置と、
    本体と該本体から突出したレンズ部とを有し、該レンズ部のみが前記開口部側に位置するように前記ケースに保持される撮像装置と、
    を備え、
    前記ケースにレンズ部材を固定し、該レンズ部材によって前記発光装置が発した光の透過及び前記撮像手段による前記ミラーバイザ外の撮像を可能に前記開口部を閉塞し
    前記レンズ部材における前記撮像手段の画角に対応する部分を、該撮像手段の焦点位置を中心とする球面形状に形成した、ことを特徴とする車両用アウタミラー装置。
  3. 前記撮像装置は、内部に吸湿材を備えており、かつ前記ケースとレンズ部材によって閉塞された空間に開口する通気孔を有する、ことを特徴とする請求項2記載の車両用アウタミラー装置。
  4. 後方視認用のミラーの背面を被覆して該ミラーとの間に空間を形成すると共に、下方に開口した窓部を有するミラーバイザと、
    前記空間内に前記窓部に臨んで配置された発光装置と、
    前記空間内に前記窓部に臨んで配置された撮像装置と、
    前記ミラーバイザに固定され、前記窓部を前記発光装置が発した光の透過及び前記撮像手段による前記ミラーバイザ外の撮像を可能に閉塞するレンズ部材と、
    を備え、
    前記レンズ部材における前記撮像手段の画角に対応する部分を、該撮像手段の焦点位置を中心とする球面形状に形成した、ことを特徴とする車両用アウタミラー装置。
  5. 前記レンズ部材は、前記ミラーバイザの外面と連続的な面を構成して前記窓部を閉塞する、ことを特徴とする請求項乃至請求項4の何れか1項記載の車両用アウタミラー装置。
  6. 前記レンズ部材は、前記窓部の縁部に係合して前記ミラーバイザに保持される、ことを特徴とする請求項5記載の車両用アウタミラー装置。
  7. 前記レンズ部材における前記撮像手段の画角に対応する部分の廻りにレンズカットを施した、ことを特徴とする請求項乃至請求項6の何れか1項記載の車両用アウタミラー装置。
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