JP4082253B2 - シート処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリンタ、複写機等の画像形成装置から排出される用紙(シート)を処理するシート処理装置に係り、より詳しくは、用紙(シート)のセット機構を備えたシート処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
プリンタや複写機等の画像形成装置から排出される記録済みの用紙(シート)を受け入れ、所定の後処理を施すシート処理装置が、近年、広く用いられている。これは、画像形成装置のオンライン化と共に、画像形成装置による記録の高生産性が進み、画像形成後の記録紙に対してステープル綴じ、パンチ(丸穴開け)、紙折り、などの後処理手段を装備しながら高生産性を確保する画像形成装置が一般的になってきたことによる。
【0003】
このようなシート処理装置としては、例えば、ステープル綴じを例に挙げると、記録済みの用紙を受け入れてコンパイラトレイ(コンパイルトレイ)上にスタックして整合し、所定枚数のシート束を生成した後、ステープラ部によるステープル綴じを実行する技術が存在する(特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平10−120284号公報(第3−4頁、図2)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
近年、画像形成装置の高速化、高生産性化と共に、一度にステープル綴じできる用紙枚数を増加させたシート処理装置の要求が市場で高まってきている。一度にステープル綴じできる用紙枚数を増加させるためには、コンパイルトレイの容積を大きく、具体的には、シートの厚さ方向の大きさを高くする必要がある。一方、この種のシート処理装置では、コンパイルトレイに積載されたシート束をステープル綴じ時に押さえ、また、シート束を外部に排出するための排出ロールが、コンパイルトレイに対して進退自在に設けられており、コンパイルトレイに対するシートの供給を妨げないためには、積載されるシート量を考慮して排出ロールの待避位置を設定することが必要になる。すると、コンパイルトレイの容積を大きくした場合には、排出ロールの待避位置がコンパイルトレイから遠くなるため、排出ロールを移動させるために必要な時間が長くかかってしまい、その結果、シート束にステープル綴じを行うために必要な時間が長時間化して生産性が低下するという技術的課題がみられた。なお、上述した特許文献1では、このような技術的課題については何等記載されておらず、示唆さえもされていない。
【0006】
本発明は、以上の技術的課題を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、シート束に対してステープル綴じを行うために必要な時間を短縮化し、高い生産性を確保することにある。
また、本発明の他の目的は、ステープル綴じを行う際の安全性を確保することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明では、シート束にステープル処理を行う場合と、ステープル処理を行わない場合とで、シート束の押さえ動作を異ならせることにより、高い生産性を確保するようにしている。
すなわち、本発明は、搬送される複数のシートを一つのシート束として整合するコンパイル機能を備えたシート処理装置であって、順次、供給されるシートを集積して、一つのシート束を形成するコンパイルトレイと、コンパイルトレイに供給されるシートの揃え処理を実行するシート揃え手段と、シート揃え手段にて揃えられたシート束を押さえると共にシート束を排出する押さえ排出手段と、コンパイルトレイに集積されたシート束のステープル処理を実行するステープル手段とを備え、押さえ排出手段が押さえ処理を開始するタイミングは、シート揃え手段によるシート束の揃えが終了するタイミングよりも早く、ステープル手段によりシート束にステープル処理を施す場合には、シート束にステープル処理を施さない場合と比べて押さえ排出手段によるシート束の押さえ処理を早く開始することを特徴としている。
【0008】
ここで、押さえ排出手段は、ステープル手段によりシート束にステープル処理を施す場合には、コンパイルトレイに最後に供給されるシートに対してシート揃え手段による揃え処理が行われている間に、シート束の押さえ処理を開始することを特徴とすることができる。また、押さえ排出手段は、シート束の押さえ処理に連動してコンパイルトレイのシート束排出部側に形成された開口部を閉じる方向に移動するカバー部材を含むことを特徴とすることができる。さらに、ステープル手段の電源をオン/オフするスイッチ手段をさらに備え、スイッチ手段は、押さえ排出手段によるシート束の押さえ処理に連動してオン操作されることを特徴とすることができる。
【0009】
また、他の観点から捉えると、本発明のシート処理装置は、順次、供給されるシートを集積して、一つのシート束を形成するコンパイルトレイと、コンパイルトレイに供給されるシートを揃えるシート揃え機構と、コンパイルトレイに集積されたシートを押さえる押さえ部材と、押さえ部材が取り付けられると共に、押さえ部材をコンパイルトレイに対するシートの供給を妨げない待避位置と、コンパイルトレイ上に積載されたシート束を押さえる進出位置との間で移動させるフレーム部材と、コンパイルトレイ上のシート束をステープル綴じするステープラと、フレーム部材の進退経路上に配設され、ステープラの電源をオン/オフするスイッチとを備え、フレーム部材は、ステープラによりシート束にステープル綴じを行う場合には、シート揃え機構によって最後のシートの揃えが行われている間に、待避位置からスイッチをオンし且つシート束の押さえを行わないスイッチ位置まで移動することを特徴としている。
【0010】
ここで、フレーム部材は、待避位置からスイッチ位置まで移動した後、スイッチ位置で一時停止することを特徴とすることができる。また、フレーム部材は、シート揃え機構によって最後のシートの揃えが行われた後、スイッチ位置から進出位置まで移動を完了することができる。さらに、フレーム部材における待避位置からスイッチ位置までの移動速度は、スイッチ位置から進出位置までの移動速度以上であることを特徴とすることができる。
【0011】
また、シート揃え機構は、押し付け面を用いてシートを横基準壁に押し付けて横揃えを行うと共に、横基準壁から押し付け面までの距離をD1、揃えられるシートのシート搬送方向に直交する方向のサイズをD2とすると、最後のシートの揃えは、押し付け面が、D1≦D2となる位置で停止した後、D1>D2となる位置に一旦、離れ、再度D1≦D2となる位置に移動するものであることを特徴とすることができる。さらに、フレーム部材は、待避位置からスイッチ位置へ移動する際、コンパイルトレイのシート束排出部側に形成された開口を覆う方向に移動することを特徴とすることができる。そして、フレーム部材は、シートの搬送方向に直交する方向のほぼ全域にわたって形成されていることを特徴とすることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照し、本発明の実施の形態について説明する。
図1は本実施の形態が適用されるシート処理装置の全体構成を示した図である。 シート処理装置(用紙処理装置)2は、例えば、電子写真方式によってカラー画像を形成するプリンタや複写機等の画像形成装置1に接続され、後処理装置として用いられる。このシート処理装置2は、画像形成装置1に接続されるトランスポートユニット3、このトランスポートユニット3にて取り込まれたシート(用紙)に対して折り処理を施す折りユニット4、この折りユニット4を通過したシートに対して所定の最終処理を施すフィニッシャ5、冊子の表紙などの合紙を供給するインターポーザ6、シート処理装置2の各機構部を制御する制御部7を備えている。尚、制御部7は、図1では、フィニッシャ5の筐体内に設けられているが、他のユニットの筐体内に設けることも可能である。また、画像形成装置1本体内に全ての制御機能を集約させるように構成することもできる。
【0013】
これらの各ユニットにて構成されるシート処理装置2を機能で分割すると、フィニッシャ5に設けられ、用紙束を生成してステープル綴じを実行するステープル機能部10、フィニッシャ5に設けられ、用紙束を中綴じして製本する中綴じ製本機能部30、折りユニット4に設けられ、シートに対して内三折り(C折り)や外三折り(Z折り)を施す折り機能部50、例えばフィニッシャ5に設けられ、2穴や4穴の穴あけ(パンチ)を施すパンチ機能部70、およびインターポーザ6などで構成され、用紙束の表紙に用いられる厚紙や窓空き用紙などの合紙を供給する合紙機能部80を有している。
【0014】
次に、本実施の形態における特徴的な構成である、ステープル機能部10について詳述する。
図2は、ステープル機能部10を示した構成図である。ステープル機能部10は、搬送される用紙をガイドする搬送ガイド101,102、用紙を検知して各機構部の動作を制御するための信号を出力するコンパイルイクジットセンサ103、搬送ガイド101,102の間を通って搬送された用紙を排出(搬送)する搬送ローラ対104、搬送ローラ対104により排出された用紙を積載するコンパイルトレイ105を備えている。また、ステープル綴じされた冊子を排出する排出トレイ109が設けられている。コンパイルトレイ105には、縦方向揃え(用紙搬送方向揃え)の基準壁となる縦基準壁(後述するエンドウォール151)が用紙排出方向と反対方向に設けられている。また、コンパイルトレイ105には、横方向揃え(用紙搬送方向と直交する方向)の基準壁となる横基準壁(図示せず)が、例えば装置の手前側(フロント側)に設けられている。
【0015】
また、各機能を実行する機構部として、コンパイルトレイ105に供給される用紙について、縦方向(用紙搬送方向)の用紙揃えを実行する縦方向揃え部110、縦方向揃え部110による用紙搬送方向(縦方向)の用紙揃えを補助する縦揃え補助部120、用紙束の整合性を良くするために、ステープル綴じを実行する際、用紙束を押さえると共に、ステープル綴じが終了した後の用紙束を排出する用紙束支持・排出部130、コンパイルトレイ105に供給される用紙について、用紙搬送方向に直交する方向(横方向)に対して用紙揃えを実行する横方向揃え部140、縦方向の用紙揃えに際して壁となって用紙揃えを行うエンドウォール151を含み、このエンドウォール151を駆動させる機構を有するエンドウォール部150、ステープルヘッド161を備え、コンパイルトレイ105に供給された用紙束に対してステープル綴じを施すステープル機構部160、コンパイルトレイ105内の用紙を支えるガイドであるシェルフ171を含み、このシェルフ171を駆動させる機構を有するシェルフ機構部170を備えている。
【0016】
まず、縦方向揃え部110について説明する。
縦方向揃え部110は、コンパイルトレイ105に順次、供給される用紙をエンドウォール151に押し当てるコンパイルパドル111、コンパイルパドル111を上下動(リトラクト/アドバンス動作)させるコンパイルパドルアップ/ダウンソレノイド112、コンパイルパドルアップ/ダウンソレノイド112に連動して回動やスライドをするリンク113,114、カールの強い用紙を押さえる等、用紙揃えを助けるための規制ガイド115,116を備えている。コンパイルパドル111は、例えばEPDMで形成され、1つのコンパイルパドル111に3本程度の羽根が取り付けられている。この羽根によって、コンパイルトレイ105に供給される用紙の後端をエンドウォール151に押し当てている。この押し当てによって、用紙の後端(縦方向)の揃えを実行している。
【0017】
図3は、縦方向揃え部110の各機構を説明するための斜視図である。ここでは、図面の見易さを考慮して、規制ガイド115を省略しているが、実際には、コンパイルパドル111と同軸に複数個(例えば3個)、設けられている。コンパイルパドルアップ/ダウンソレノイド112の軸には、バネ117が設けられている。コンパイルパドルアップ/ダウンソレノイド112およびバネ117の作用によってコンパイルパドルアップ/ダウンソレノイド112の軸が図の(A)方向に移動すると、リンク113は(B)方向に回動し、リンク114は(C)方向にスライドする。これらリンク113,114の動きによって、例えば、積載される用紙の枚数等、用紙束の厚さ等に基づき、必要なタイミングにて、コンパイルパドル111を上下動させることができる。一方、規制ガイド116は、リンク114の(C)方向の動作に連動して、(D)方向に回動する。これによって、カールの強い用紙の後端を押さえ込むことが可能となる。
【0018】
次に、縦揃え補助部120について説明する。
図2に示す縦揃え補助部120は、コンパイルトレイ105に供給される用紙をエンドウォール151に押し当てる動作を補助するサブパドル121、例えば、用紙枚数が所定枚数(50枚)になった時点でサブパドル121の位置を上昇させる等、サブパドル121を上下動(リトラクト/アドバンス動作)させるサブパドルアップ/ダウンソレノイド122、サブパドルアップ/ダウンソレノイド122に連動してサブパドル121を上下動させるリンク123,124を備えている。サブパドル121は、コンパイルパドル111と同様に、例えばEPDMで形成され、1つのサブパドル121に3本程度の羽根が取り付けられている。この羽根によって、コンパイルトレイ105に供給される用紙の縦揃えを補助している。
【0019】
図4は、縦揃え補助部120の各機構を説明するための斜視図である。この図4に示す斜視図は、装置のリア側(IN側)から縦揃え補助部120を眺めた図を示している。縦揃え補助部120では、用紙の整合時間を短縮するために、用紙が排出されるタイミングに基づいてギア125が1回転し、サブパドルクラッチ128を介してリンク126に連動させ、サブパドル121を動作(上下動)させている。この上下動によって、コンパイルトレイ105からの用紙排出時には、用紙束の排出を妨げることのないような上止点の位置にサブパドル121が移動するように制御され、用紙揃えに搬送力が必要であるときには、搬送力を大きくするために、必要なタイミングにて、下止点の位置にサブパドル121が移動するように制御されている。
【0020】
また、縦揃え補助部120では、コンパイルトレイ105に排出される用紙が、例えば50枚を超えると、サブパドルアップ/ダウンソレノイド122を吸引する。サブパドルアップ/ダウンソレノイド122の吸引により中心123aを中心として図の(G)方向にリンク123が回動し、連動するリンク124と、サブパドル121を含む全体が上方向(図の(F)方向)に動く。また、サブパドルアップ/ダウンソレノイド122を開放することにより、中心123aを中心として図の(H)方向にリンク123が回動し、連動するリンク124と、サブパドル121を含む全体が下方向に動き、コンパイルトレイ105に排出される用紙が1枚から50枚までに対応する高さに動く。このようにしてサブパドル121と用紙の積載面との高さを調整することで、用紙積載量が異なった場合であってもサブパドル121による搬送力を略一定の状態に保つことができる。更に、縦揃え補助部120には、用紙用面規制ガイド127が設けられており、サブパドル121によって予定以上の搬送力が用紙に付与された場合であっても、用紙が座屈することのないように構成されている。
【0021】
次に、用紙束支持・排出部130について説明する。
図2に示す用紙束支持・排出部130は、対向ロール139に押圧し、用紙の支持と用紙束の排出を行うイジェクトロール(保持排出部材、拘束部材)131、例えば、Z折りされた用紙の折部近傍を押さえ込む押さえ込みロール(押さえ部材、押圧部材)132を有している。この押さえ込みロール132は、イジェクトロール131よりもコンパイル方向側(用紙排出方向と反対側)に設けられ、例えばA3サイズの用紙(A3SEF)がZ形に折られてA4サイズとなったときおよびB4サイズの用紙(B4SEF)がZ型に折られてB5サイズとなったときの用紙の折部(山折部)近傍を押さえ込むことができるように構成されている。なお、この詳細については後述する。イジェクトロール131および押さえ込みロール132は、シャフト137を中心として回動する。
【0022】
図5は、用紙束支持・排出部130の各機構を説明するための図である。用紙束支持・排出部130は、イジェクトロール131および押さえ込みロール132を上下動させるイジェクトクランプモータ134、イジェクトロール131を回動させるイジェクトモータ135を備えている。イジェクトロール131および押さえ込みロール132はカバー部材あるいはフレーム部材としてのフレーム139aに取り付けられており、このフレーム139aをイジェクトクランプモータ134にて回動させることで、イジェクトロール131および押さえ込みロール132を上下動させる。押さえ込みロール132は、例えばPOM(ポリアセタールモノマー)により形成されており、板ばね(弾性部材)133によって回転自在に支えられている。イジェクトクランプモータ134の回転によってシャフト136bを中心としてリンク136が回動し、図2に示すシャフト137を中心に、図5に示す(I)方向に、イジェクトロール131および押さえ込みロール132を下降/上昇させる。
【0023】
イジェクトモータ135は、イジェクトロール131を回動させて、ステープル機構部160によってステープル綴じされた後の用紙を排出方向に向かって排出する。また、本実施の形態が適用されるイジェクトモータ135は、用紙束が排出された後、空のコンパイルトレイ105に最初に搬送される用紙を排出方向に回転しながら受け取り、搬送ローラ対104を用紙後端が排出された後、排出方向と反対方向であるコンパイル方向に向かって用紙を搬送するように、イジェクトロール131を逆回転させている。
【0024】
フレーム139aには上方に向かって伸びるアーム139bが取り付けられている。このアーム139bは、フレーム139aの回動に伴って図の(L)方向に揺動する。一方、本体のフレーム(図示せず)には、ステープル機構部160に対する電力供給をオン・オフするイジェクトセーフティスイッチ139cが取り付けられており、アーム139bの揺動軌跡上にイジェクトセーフティスイッチ139cのレバー139dが配置されている。
【0025】
更に、用紙束支持・排出部130は、スプリング138によって所定の押圧力で用紙を押圧している。このとき、スプリング138の圧縮伸張方向(図の(J)方向)とイジェクトロール131の移動方向(図の(I)方向)とが一致していないことから、スプリング138の圧縮または伸張によってイジェクトロール131にかかる圧力の変化を緩和させている。この結果、イジェクトロール131の用紙に対する押圧力が、積載される用紙の量によって大きく変化することを防ぐことができる。
【0026】
次に、横方向揃え部140について説明する。
図2に示す横方向揃え部140は、用紙搬送方向と直交する方向にスライドし、コンパイルトレイ105に搬入される用紙について、例えば装置のリア側からフロント側に向けて、1枚ごとに横揃えを行うタンパ141、タンパ141を往復動させる駆動源であるタンパモータ142、タンパモータ142の駆動力をタンパ141に伝達するベルト143を備えている。
【0027】
図6は、横方向揃え部140の各機構を説明するための斜視図である。横方向揃え部140は、タンパ141のホーム位置を検知するフォトセンサであるタンパホームセンサ144を備えており、このタンパホームセンサ144により検知されたホームポジションにて、タンパ141は待機状態にある。タンパ141のホームポジションは装置のリア側にあり、タンパ141は、装置のフロント側にある横基準壁(図示せず)に向けて用紙のサイドエッジを押さえつけるように機能している。この待機位置は、タンパホームセンサ144の位置に関わらず、用紙のサイズが小さい場合にはフロント側に近づいている。かかる場合に、待機位置は、タンパモータ142のステッピング制御によって決定される。横方向揃えでは、コンパイルトレイ105に対する用紙搬送のタイミングに合わせてタンパモータ142が回転し、タンパ141は、ベルト143の回動に伴って上記用紙サイズに応じた待機位置から図の(K)方向に移動する。この移動動作によって、コンパイルトレイ105に搬入される用紙に対する横揃えを可能としている。より具体的には、タンパ141に設けられた押し付け面である壁部141aを用紙のサイドエッジに押し付けることで、横基準壁(図示せず)に用紙を整合させている。
【0028】
次に、エンドウォール部150について説明する。
図7は、エンドウォール部150の各機構を説明するための斜視図である。エンドウォール部150は、縦方向揃えの基準となるエンドウォール151を備え、ステープル綴じの基準位置(縦方向)に用紙を整列させている。また、エンドウォール部150は、エンドウォール151を退避させる(開かせる)際の駆動源となるステッピングモータであるエンドウォールモータ152、エンドウォールモータ152の駆動力を伝達するベルト153、エンドウォール151の閉じた状態を検知するフォトセンサであるエンドウォールホームセンサ154、エンドウォール151の開いた状態を検知するフォトセンサであるエンドウォールオープンセンサ155、ベルト153からの駆動を受けてエンドウォール151の開閉を行う軸156、エンドウォール151の天井部151bの回動中心となる中心軸157、壁部151aに設けられ、開いた天井部151bを元の状態に戻すスプリング158を備えている。
【0029】
ここで、ステープル綴じは、積載された用紙束の角を1箇所、ステープルするシングル(1箇所綴じ)モードと、複数箇所をステープルするデュアル(2箇所)モードとを選択することができる。このシングル(1箇所綴じ)モードのときには、エンドウォール151は退避しない。デュアル(2箇所)モードのときには、ステープル動作とエンドウォール151とが干渉することから、エンドウォール151をコンパイルトレイ105の積載面から退避させることが必要である。エンドウォール151が退避のために回動する際、用紙束によって天井部151bが押され、中心軸157を介して天井部151bが開く。用紙束との接触がなくなった時点で、スプリング158によって、壁部151aとL字を形成する天井部151bが元の状態に戻り、壁部151a、天井部151bおよび底部151cによってコの字を形成することができる。この状態のまま、エンドウォール151を元の位置に戻すことで、次にコンパイルすることが必要となる用紙の受け入れが可能となる。
【0030】
次に、ステープル機構部160について説明する。
図8は、ステープル機構部160を説明するための斜視図である。ステープル機構部160は、ステープル綴じを実際に行うステープルヘッド161、ステープルヘッド161を支えるベース162、このベース162上に形成され、ステープルヘッド161が動く経路を形成するレール163、ステープルヘッド161を移動させるステッピングモータであるステープルムーブモータ164、ステープルヘッド161のホーム位置を検知するステープルムーブホームセンサ165、ステープルヘッド161の中央位置を検知するステープルセンターポジションセンサ166を備えている。
【0031】
前述のシングル(1箇所綴じ)を行う際には、ステープルヘッド161は、ステープルムーブホームセンサ165によって検知される第1のホームポジション位置に留まって、必要なタイミングにて、順次、ステープル綴じを実行する。一方、デュアル(2箇所)を実行する際には、まず、ステープルセンターポジションセンサ166によって検知される第2のホームポジション位置に待機している。その後、コンパイルトレイ105に一纏まりの用紙が積載され、エンドウォール151が開いた後に、ステープルムーブモータ164を駆動させてステープルヘッド161をステープル位置まで移動させ、2箇所にステープル綴じを施すように機能している。
【0032】
次に、シェルフ機構部170について説明する。
図9は、シェルフ機構部170を説明するための斜視図である。シェルフ機構部170は、コンパイルトレイ105内の用紙を支えるガイドであるシェルフ171、このシェルフ171を駆動するステッピングモータであるシェルフモータ172、シェルフモータ172からの駆動力を受けてシェルフ171を図の(N)方向にスライドさせるラック&ピニオン機構173、シェルフ171のホーム位置を検出するフォトセンサであるシェルフホームセンサ174を備えている。
【0033】
このシェルフ171は、コンパイルトレイ105内の用紙を支えるために、用紙搬送方向(用紙排出方向)に対して所定の長さが必要である。この所定の長さをもったコンパイルトレイ105の先をそのまま排出口とすると、図2に示す排出トレイ109がシート処理装置2から大きく突出してしまう。そこで、用紙束を排出する際には、用紙排出方向と反対方向にシェルフ171を引っ込めるように構成した。これによって、装置全体を小型化することが可能となる。
【0034】
次に、図1〜図9を用いて説明したステープル機能部10の一連の動作について、これらの図を用いて説明する。
画像形成装置1より画像形成された用紙(シート)は、図2に示す搬送ガイド101,102の間を通り、用紙排出手段を構成する搬送ローラ対104によりコンパイルトレイ105に供給される。供給された用紙は、縦方向揃え手段を構成する縦方向揃え部110のコンパイルパドル111および縦方向揃え補助手段を構成する縦揃え補助部120のサブパドル121により、縦基準壁であるエンドウォール151に寄せられる。このとき、横揃え手段を構成する横方向揃え部140のタンパ141により、コンパイルトレイ105の例えばフロント側に設けられた横基準壁(図示せず)に寄せられる。この動作を繰り返すことによって、コンパイルトレイ105の上面にて用紙は整然と集積される。
【0035】
縦方向揃え手段を構成する縦方向揃え部110では、図2に示すように、コンパイルパドル111を常時、回転させ、コンパイルトレイ105に供給される用紙の上面に当接して、用紙の後端側エッジ(リアエッジ)をエンドウォール151に押し当てている。このとき、前述のように、コンパイルトレイ105に積載される用紙が所定の厚み以上となったとき(例えば50枚を超えたとき)には、コンパイルパドルアップ/ダウンソレノイド112を動作させて、コンパイルパドル111を上昇させることで、コンパイルパドル111による搬送力が適度な状態に保たれる。
【0036】
一方、縦方向揃え補助手段を構成する縦揃え補助部120では、図4を用いて説明したように、用紙が供給される毎に、サブパドル121を上止点の位置から下止点の位置に移動させている。サブパドル121は常時、図2に示す右回り(時計回り)の方向に回転しており、下止点の位置への移動動作に伴い、用紙をエンドウォール151に押し当てる縦方向揃えを補助している。また、コンパイルトレイ105に積載される用紙が所定の厚み以上となったとき(例えば50枚を超えたとき)には、サブパドルアップ/ダウンソレノイド122を動作させて、サブパドル121の下止点の位置を上昇させることで、サブパドル121による搬送力が適度な状態に保たれる。
【0037】
ここで、横揃え手段を構成する横方向揃え部140では、用紙が供給される際、供給される用紙の奥エッジより更に奥に位置するサイズ位置に待機している。待機位置は、前述のように、図6に示すホームポジション位置である場合の他、搬送される用紙の主走査方向長さ(用紙搬送方向に直交する方向の長さ)が短い用紙が搬送される場合には、ホームポジション位置よりもフロント側に近い位置にある。搬送ローラ対104により用紙の後端が排出された後に、タンパ141が横基準壁方向に移動し、「横基準壁からタンパ141までの距離≦主走査方向長さ」となる位置で停止する。その後、再度、サイズ位置に戻る。この動作を、用紙がコンパイルトレイ105に供給される毎に繰り返すことで、横揃えを可能としている。
【0038】
その後、用紙束を形成する必要枚数の用紙が積載されて整合された後、用紙束支持・排出部130のイジェクトクランプモータ134(図5参照)が動作し、押さえ込みロール132およびイジェクトロール131が下降して、用紙面上に当接し、用紙束を押さえて支持する。そして、シングル(1箇所綴じ)モードの場合には、ステープルヘッド161に設けられたステープルモータ(図示せず)を動作させ、用紙束に対してステープル綴じを施す。その後、イジェクトモータ135(図5参照)が回転し、イジェクトロール131が排出方向に回転することで、用紙束(冊子)を排出トレイ109に向けて排出する。このとき、シェルフ機構部170では、図9に示したシェルフモータ172を動作させ、シェルフ171を引っ込める方向にスライドさせている。
【0039】
一方、デュアル(2箇所)モードの場合には、押さえ込みロール132およびイジェクトロール131が下降し、用紙束が押さえられて支持された後、エンドウォール部150のエンドウォールモータ152(図7参照)が動作する。これによって、エンドウォール151が回動され、コンパイルトレイ105からエンドウォール151が退避される。ここで、デュアル(2箇所)モードの場合、ステープルヘッド161はステープルセンターポジションセンサ166(図8参照)の位置に待機しているが、エンドウォール151が退避した後、ステープル手段としてのステープル機構部160のステープルムーブモータ164(図8参照)が駆動し、ステープルヘッド161をステープル位置に移動して、2箇所にステープル綴じが施される。その後、シングル(1箇所綴じ)モードの場合と同様にして用紙束(冊子)が排出トレイ109に排出される。
【0040】
次に、本実施の形態における用紙搬送のバッファ機能について説明する。
上述したようなステープル機能部10の構成によって、所定枚数の用紙を揃え、ステープル綴じを実行することが可能である。しかしながら、例えば、ステープル機構部160におけるステープル動作や横方向揃え部140の横揃え動作などのために、後処理の時間が多く必要となる場合があり、そのままでは、コンパイルトレイ105からステープル後の用紙束が排出される前に、コンパイルトレイ105に対して次のコンパイルのための用紙が供給されてしまう。例えば、横方向揃え部140では、最後の用紙が供給された後、最後の横揃えに際して、タンパ141を2度、動かしており、即ち、一度進んだ後に一回戻してから再度、たたくようにタンパ141を動かすことで、横揃えの品質を向上させている。かかる機能を採用したような場合には、横揃えに対する時間が多く必要となるが、全体の生産性を低くすることは好ましくない。そこで、本実施の形態では、コンパイルトレイ105に対して用紙を供給する前の搬送路に、用紙を重ねて時間を稼ぐバッファ部を設けるように構成している。
【0041】
図10は、コンパイルトレイ105に用紙が供給される前の(上流側の)搬送路上に設けられたバッファ部を説明するための図である。このバッファ部は、パンチ機能部70の下流側に設けられる第1搬送路91、第1搬送路91上の用紙を搬送する搬送ロール92、搬送路を切り替えるゲート93、搬送ガイド101,102によって形成される第2搬送路94、正転および逆転することにより、第2搬送路94に搬送された用紙を搬送するバッファリバースロール95、バッファリバースロール95によって反転された用紙を一旦、待機させる第3搬送路96、正転および逆転して、第3搬送路96上の用紙を搬送するバッファロール97を備えている。
【0042】
パンチ機能部70から搬送された1枚目の用紙(1つの用紙束を形成するジョブの1枚目の用紙)は、第1搬送路91に入り、図の(1)の方向に搬送される。搬送ロール92により更に下流側に搬送され、ゲート93を経由して第2搬送路94に入る。バッファリバースロール95により更に下流側に搬送された用紙は、コンパイルイクジットセンサ103によって搬送位置が検出され、制御部7は、用紙の後端が第1搬送路91を外れた後のタイミングを検出する。このタイミングにて、制御部7は、バッファリバースロール95を逆転させ、(1)とは反対方向の(2)方向に用紙を搬送する。反転された用紙は、バッファロール97の回転によって第3搬送路96に搬送される。その後、制御部7は、2枚目の用紙が搬送されるタイミングに合わせて、バッファロール97を逆転させ、(2)とは反対方向の(3)方向に1枚目の用紙を搬送する。これによって、1つのバッファを構成する1枚目の用紙と2枚目の用紙とが同じタイミングで、重なった状態でコンパイルトレイ105に供給されることから、1枚目の用紙が入り込むまでの時間を遅らせることが可能となり、ステープル処理などに要する時間を、用紙搬送の1枚分だけ稼ぐことができる。
【0043】
しかしながら、この用紙を重ねた分の生産性を向上させることは可能であるが、この用紙を重ねた分以上の生産性の向上が必要となる場合には、更なる対策を施す必要がある。例えば、横揃え処理やステープル処理などによって、バッファ部による2枚重ねよりも多くの時間が必要となる場合には、画像形成装置1に対して画像形成のタイミングを遅らせることが必要となり、その分、生産性が悪化する。
【0044】
そこで、本実施の形態では、バッファ部で重ね合わせた用紙のコンパイルトレイ105に供給するタイミングを遅らせ、その前の用紙束に対して行われる横揃え処理やステープル処理などに必要な時間を確保するように構成した(バッファコンパイル方式)。その一方で、バッファ部で重ね合わされた用紙が遅れてコンパイルトレイ105に供給された分、これらの用紙のコンパイル機能を強化することで、次の用紙束に対する揃えの時間に影響が出ないように構成している。
【0045】
より具体的には、重ね合わされた状態で用紙がコンパイルトレイ105に供給される際は、コンパイルトレイ105に対して最初(所定の用紙束を形成するジョブの最初)に用紙が供給されるときであり、このときに、図2および図5に示したイジェクトロール131をコンパイル方向(エンドウォール151の方向)に一定時間、回転させるように構成した。これによって、重ねられた1枚目と2枚目の用紙の、縦方向揃えに要する時間を短縮することが可能となり、次の用紙(3枚目)が供給されるまでの時間が短くなっても、集積機能を確保することが可能となる。
【0046】
図11(a)〜(c)は、本実施の形態における、バッファコンパイル方式を説明するための図である。ここでは、コンパイルトレイ105に供給される4枚の用紙をコンパイルして1つの用紙束を形成する場合を例に挙げている。図11(a)は、画像形成装置1から排出されたそのままの搬送タイミングでコンパイルトレイ105に用紙が供給された場合を示している。図11(b)は、図10に示したようなバッファ部を用いて1枚目の用紙を2枚目に重ねてコンパイルトレイ105にまとめて供給される場合を示している。更に、図11(c)は、バッファ部にて重ねられた用紙を、更に所定期間停止させ、遅らせてコンパイルトレイ105に供給される場合を示している。
【0047】
図11(b)に示すように、バッファ部によって1枚目の用紙を2枚目に重ねて供給される場合には、最後の用紙(最終紙)である4枚目が供給された後、次に用紙が供給されるまでは、通常の時間t1に対して時間t2だけ加算した時間が確保される。また、図11(c)に示すように、更に所定期間(例えば時間t3)だけ停止させ、遅らせてコンパイルトレイ105に供給させた場合には、確保される時間Tは、
T = t1 + t2 + t3
となる。このようにして時間Tを確保すると、3枚目の用紙が搬送されるまでの時間は、通常の用紙間隔の時間t4よりも短い、t5となる。本実施の形態では、前述のように、用紙揃えに際して強制的な動きを追加することで、用紙揃えに要する時間を短縮している。
【0048】
図12は、シングル(1箇所綴じ)モードが選択された場合における、ステープル機能部10の動作を示すタイミングチャートであり、制御部7によって制御されている。図12では、コンパイルトレイ105に用紙が供給される際におけるコンパイルイクジットセンサ103のタイミングが最下段に示されており、バッファコンパイル方式が採用された場合では、最初のタイミングで、1枚目および2枚目の用紙がコンパイルトレイ105に供給される。この用紙束の最初の用紙がコンパイルトレイ105に供給される場合、押さえ排出手段を構成する用紙束支持・排出部130のイジェクトロール131は、対向ロール139と共に、重ねて供給される用紙を搬送ローラ対104より受け取る。用紙後端が搬送ローラ対104から抜け出た後、イジェクトモータ135は、排出方向からコンパイル方向に回転を切り替え、イジェクトロール131と対向ロール139とを排出方向とは逆のコンパイル方向に逆転させる、所謂逆転動作を実施する。この逆転動作によって、コンパイルパドル111によりコンパイルトレイ105の底面に掻き落とされた用紙の後端を、縦基準壁であるエンドウォール151に向けて強制搬送することができる。
【0049】
次に、用紙の後端が、コンパイルパドル111とコンパイルトレイ105の底面とが接触する位置にほぼ達した位置にて、図12に示すように、イジェクトクランプモータ134は用紙の強制搬送を終了するようにUP動作を開始して次の用紙のコンパイルトレイ105への供給を妨げない待避位置へと移動し、イジェクトクランプモータ134がオフになり、イジェクトロール131が用紙の狭持を終了するように制御されている。イジェクトロール131による用紙の狭持が終了するタイミングに合わせて、タンパモータ142の動きによって、タンパ141がスライド移動し、横基準壁に用紙が寄せられる。
【0050】
その後、用紙束の最後の用紙に対して、横揃え手段である横方向揃え部140は、横基準壁からタンパ141の面までの距離をD1、供給される用紙について用紙搬送と直交するサイズをD2とすると、
D1 ≦ D2
となる位置で停止後、ステープルヘッド161のステープルモータの駆動によるステープル綴じ作業を実施した後、サイズ位置に戻る動作を実施する。
【0051】
尚、最後の用紙が供給された後、タンパモータ142は、一旦、タンパ141を用紙のエッジから所定の距離まで離した後、再度、用紙のエッジに向けて移動し、再度タンピングを実行している。即ち、D1≦D2となる位置で停止後、D1>D2となるように、一旦、基準壁から離れ、再度、D1≦D2となる位置に移動した後に、ステープル綴りを実施するように制御されている。これによって、最後の用紙が供給された際の用紙整合性を向上させることができる。
【0052】
このようにして、ステープル綴りを終了した後、イジェクトロール131が用紙束狭持位置への移動を完了し、用紙束を排出する。このとき、シェルフモータ172が動作し、シェルフ171を引っ込め、用紙束が排出された後、シェルフ171を出して待機し、次にコンパイルトレイ105に供給される用紙束のコンパイルに備えている。
【0053】
このように、本実施の形態では、重ねて排出(コンパイルトレイ105への供給)しない用紙の後端が用紙排出手段である搬送ローラ対104から排出された以後、横揃え手段である横方向揃え部140にて横揃えが終了するまでの時間に比べて、重ねられて排出された用紙を揃える場合の方が早く横揃えを終了するように、制御部7にて制御されている。このとき、搬送路で重ね合わされる用紙束を、横揃え時間のほぼ短縮時間分だけ遅らせて搬送ローラ対104から排出されるように制御されており、排出を遅らせたこの時間を、用紙束の最終用紙の横揃え時間に使用している。
【0054】
更に、本実施の形態にて、重ね合わされる用紙束の横揃え時間のほぼ短縮分だけ遅らせる動作は、コンパイルトレイ105で揃えられる用紙束の枚数と比較して、搬送路のバッファ部で重ね合わされる枚数が少ない場合に実施されるものと言える。また更に、本実施の形態では、再度タンピングを行うことで、用紙の整合性を高めることができると共に、その再度タンピングを行った場合でも生産性を低下させることがない。
【0055】
次に、ステープル綴りについて、詳細に説明する。本実施の形態では、図12に示すように、ステープル綴りを行う前に、イジェクトクランプモータ134を二段階で駆動して、イジェクトロール131が取り付けられたフレーム139aを降下させている。図13は、ステープル綴りを実施する際におけるフレーム139aおよびイジェクトロール131の動作を説明する正面図であり、図14はその側面図である。なお、図13および図14において、同じ符号((a)〜(c))で示す図面は、同じ状況における正面図と側面図とを示している。
【0056】
図13(a)および図14(a)は、図12に示すタイミング(ア)における状態、すなわち、用紙束Sを構成する最後の用紙(4枚目)に対して1度目のタンピングが行われる前の状態を示している。積載された4枚の用紙の後端はシート揃え手段としての縦方向揃え部110および縦揃え補助部120によりエンドウォール151に沿って揃えられ、側端側エッジはシート揃え手段としての横方向揃え部140により横基準壁(図示せず)に沿って揃えられる。この状態では、図13(a)に示すように、フレーム139aが、フレーム139aに取り付けられたアーム139bがスイッチ手段としてのイジェクトセーフティスイッチ139cのレバー139dから離間した第一の位置(待機位置)にある。その結果、ステープルモータに対する電力の供給は行われず、ステープルヘッド161による綴じ動作ができない状態になっている。また、第一の位置では、フレーム139aがコンパイルトレイ105から遠く離れているため、新たな用紙の供給を妨げないようになっている。
【0057】
一方、この状態では、図14(a)に示すように、フレーム139aはコンパイルトレイ105に対して離れており、外から見た場合に隠れている。このため、広い開口部が形成され、ユーザがコンパイルトレイ105内に手を入れることが可能である。ただし、上述したようにステープルヘッド161は動作不能な状態となっているため、仮にユーザがこの開口部に手を入れるようなことがあっても、その際にステープルヘッド161によるステープル綴じが実施されることはなく、安全性が確保される。
【0058】
図13(b)および図14(b)は、図12に示すタイミング(イ)における状態、すなわち、イジェクトクランプモータ134の一段階駆動を終了した状態を示している。積載された4枚目の用紙は横方向揃え部140により再度タンピングされ、用紙揃えの整合性が高められている。この状態では、フレーム139aが下方に向かって揺動し、図13(b)に示すように、フレーム139aが、フレーム139aに取り付けられたアーム139bがイジェクトセーフティスイッチ139cのレバー139dに当接する第二の位置(スイッチ位置)で一時停止している。その結果、ステープルモータに対する電力の供給が開始され、ステープルヘッド161による綴じ動作が可能な状態となっている。また、第二の位置では、フレーム139aに取り付けられたイジェクトロール131および押さえ込みロール132が、コンパイルトレイ105上の用紙に接触することはあっても、強く押圧しないことから、横方向揃え部140による最後の用紙に対する再度タンピングを阻害しないようになっている。
【0059】
一方、この状態では、図14(b)に示すように、フレーム139aはコンパイルトレイ105に対して(ア)のタイミングのときよりも近接した位置で一時停止しており、広かった開口部が狭くなることにより、ユーザがコンパイルトレイ105内に手を入れることができないようになっている。したがって、ステープルヘッド161が動作可能な状態となっていても、ユーザがコンパイルトレイ105内に手を入れることができなくなっているため、安全性が確保される。
【0060】
図13(c)および図14(c)は、図12に示すタイミング(ウ)における状態、すなわち、イジェクトクランプモータ134を二段階駆動した状態を示している。積載された4枚の用紙はイジェクトロール131および対向ロール139によって把持されている。この状態では、図13(c)に示すように、フレーム139aが、フレーム139aに取り付けられたアーム139bがイジェクトセーフティスイッチ139cのレバー139dに強く当接する第三の位置(進出位置)にある。その結果、ステープルモータに対する電力の供給は続行され、ステープルヘッド161による綴じ動作が可能な状態を維持している。
【0061】
一方、この状態では、図14(c)に示すように、フレーム139aはコンパイルトレイ105に対して(イ)のタイミングのときよりも近接した位置で停止しており、開口部が略完全に塞がれることにより、ユーザがコンパイルトレイ105内に手を入れることができない状態が維持される。したがって、この場合にも、安全性が確保されることになる。
【0062】
なお、本実施の形態では、ステープル綴りを行う場合において、フレーム139aを第二の位置から第三の位置へと移動させる速度V23≦フレーム139aを第一の位置から第二の位置に移動させる速度V12としている。ここで速度V23は、コンパイルトレイ105に積載される用紙束の揃えを乱すことのない範囲より適宜選定される。また、速度V23が速度V12以上に設定されるのは、移動に要する時間を短縮するためである。
【0063】
その後、イジェクトセーフティスイッチ139cは、次の用紙束を構成する用紙に対するイジェクトクランプモータ134のオン動作に伴ってオフされる。その際、開口部は、再び図14(a)に示すように広くなり、ユーザがコンパイルトレイ105内に手を入れることが可能になる。ただし、イジェクトセーフティスイッチ139cのオフに伴ってステープルヘッド161は動作不能な状態となっているため、仮にユーザがこの開口部に手を入れるようなことがあっても、そのときにステープルヘッド161によるステープル綴じが実施されることはなく、安全性は維持される。
【0064】
なお、ステープル綴じを行わない場合は、図12に破線で示すように、タンパ141による再度タンピングを行った後、フレーム139aを図13(a)および図14(a)に示す第一の位置から図13(c)および図14(c)に示す第三の位置に対して直接移動を完了させる。つまり、フレーム139aを図13(b)および図14(b)に示す第二の位置で一時停止させずに移動を完了させる。
【0065】
このように、本実施の形態では、用紙束に対してステープル綴じを行う場合、用紙束の最終用紙の用紙揃えを行っている早い段階(1度目のタンピング終了付近から)で、イジェクトロール131を第一の位置から用紙束に近接する第二の位置に移動させて待機させておくようにしたので、ステープル綴じを行う際に第三の位置に移動するのに必要な時間を、第一の位置から直接第三の位置に移動する場合に比べて減らすことができ、その分、生産性を高めることができる。これは、特に、一度にステープル綴じを行うことのできる用紙枚数が多く、その結果コンパイルトレイ105の容積、具体的にはコンパイルトレイ105上に形成される開口を大きくせざるを得ないような場合において有効である。
また、本実施の形態では、ステープルヘッド161によるステープル綴じが可能となるのに連動して、コンパイルトレイ105の開口部を閉じていくようにしたので、ユーザがこの開口部内に手を入れることができなくなり、安全性を高めることができる。
【0066】
【発明の効果】
このように、本発明によれば、シート束に対してステープル綴じを行うために必要な時間およびステープル綴じされたシート束を排出するために必要な時間を短縮化し、高い生産性を確保することができる。
また、本発明によれば、ステープル綴じを行う際の安全性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態が適用されるシート処理装置の全体構成を示した図である。
【図2】 ステープル機能部を示した構成図である。
【図3】 縦方向揃え部の各機構を説明するための斜視図である。
【図4】 縦揃え補助部の各機構を説明するための斜視図である。
【図5】 用紙束支持・排出部の各機構を説明するための図である。
【図6】 横方向揃え部の各機構を説明するための斜視図である。
【図7】 エンドウォール部の各機構を説明するための斜視図である。
【図8】 ステープル機構部を説明するための斜視図である。
【図9】 シェルフ機構部を説明するための斜視図である。
【図10】 コンパイルトレイに用紙が供給される前の搬送路上に設けられたバッファ部を説明するための図である。
【図11】 (a)〜(c)は、本実施の形態における、バッファコンパイル方式を説明するための図である。
【図12】 シングル(1箇所綴じ)モードが選択された場合における、ステープル機能部の動作を示すタイミングチャートである。
【図13】 (a)〜(c)は用紙束をシングルステープル処理する際におけるフレームの動作を説明するための正面図である。
【図14】 (a)〜(c)は用紙束をシングルステープル処理する際におけるフレームの動作を説明するための側面図である。
【符号の説明】
1…画像形成装置、2…シート処理装置、5…フィニッシャ、7…制御部、10…ステープル機能部、103…コンパイルイクジットセンサ、104…搬送ローラ対、105…コンパイルトレイ、110…縦方向揃え部、111…コンパイルパドル、120…縦揃え補助部、121…サブパドル、130…用紙束支持・排出部、131…イジェクトロール、139a…フレーム、139b…アーム、139c…イジェクトセーフティスイッチ、139d…レバー、140…横方向揃え部、141…タンパ、150…エンドウォール部、151…エンドウォール、160…ステープル機構部、161…ステープルヘッド、170…シェルフ機構部

Claims (11)

  1. 搬送される複数のシートを一つのシート束として整合するコンパイル機能を備えたシート処理装置であって、
    順次、供給されるシートを集積して、一つのシート束を形成するコンパイルトレイと、
    前記コンパイルトレイに供給されるシートの揃え処理を実行するシート揃え手段と、
    前記シート揃え手段にて揃えられたシート束を押さえると共に当該シート束を排出する押さえ排出手段と、
    前記コンパイルトレイに集積されたシート束のステープル処理を実行するステープル手段とを備え、
    前記押さえ排出手段が押さえ処理を開始するタイミングは、前記シート揃え手段によるシート束の揃えが終了するタイミングよりも早く、前記ステープル手段によりシート束にステープル処理を施す場合には、シート束にステープル処理を施さない場合と比べて当該押さえ排出手段によるシート束の押さえ処理を早く開始することを特徴とするシート処理装置。
  2. 前記押さえ排出手段は、前記ステープル手段によりシート束にステープル処理を施す場合には、前記コンパイルトレイに最後に供給されるシートに対して前記シート揃え手段による揃え処理が行われている間に、シート束の押さえ処理を開始することを特徴とする請求項1記載のシート処理装置。
  3. 前記押さえ排出手段は、前記シート束の押さえ処理に連動して前記コンパイルトレイのシート束排出部側に形成された開口部を閉じる方向に移動するカバー部材を含むことを特徴とする請求項1記載のシート処理装置。
  4. 前記ステープル手段の電源をオン/オフするスイッチ手段をさらに備え、
    前記スイッチ手段は、前記押さえ排出手段によるシート束の押さえ処理に連動してオン操作されることを特徴とする請求項1記載のシート処理装置。
  5. 順次、供給されるシートを集積して、一つのシート束を形成するコンパイルトレイと、
    前記コンパイルトレイに供給されるシートを揃えるシート揃え機構と、
    前記コンパイルトレイに集積されたシートを押さえる押さえ部材と、
    前記押さえ部材が取り付けられると共に、当該押さえ部材を前記コンパイルトレイに対するシートの供給を妨げない待避位置と、当該コンパイルトレイ上に積載されたシート束を押さえる進出位置との間で移動させるフレーム部材と、
    前記コンパイルトレイ上のシート束をステープル綴じするステープラと、
    前記フレーム部材の進退経路上に配設され、前記ステープラの電源をオン/オフするスイッチとを備え、
    前記フレーム部材は、前記ステープラにより前記シート束にステープル綴じを行う場合には、前記シート揃え機構によって最後のシートの揃えが行われている間に、前記待避位置から前記スイッチをオンし且つ前記シート束の押さえを行わないスイッチ位置まで移動することを特徴とするシート処理装置。
  6. 前記フレーム部材は、前記待避位置から前記スイッチ位置まで移動した後、当該スイッチ位置で一時停止することを特徴とする請求項5記載のシート処理装置。
  7. 前記フレーム部材は、前記シート揃え機構によって前記最後のシートの揃えが行われた後、前記スイッチ位置から前記進出位置まで移動を完了することを特徴とする請求項6記載のシート処理装置。
  8. 前記フレーム部材における前記待避位置から前記スイッチ位置までの移動速度は、当該スイッチ位置から前記進出位置までの移動速度以上であることを特徴とする請求項7記載のシート処理装置。
  9. 前記シート揃え機構は、押し付け面を用いてシートを横基準壁に押し付けて横揃えを行うと共に、当該横基準壁から当該押し付け面までの距離をD1、揃えられるシートのシート搬送方向に直交する方向のサイズをD2とすると、前記最後のシートの揃えは、当該押し付け面が、D1≦D2となる位置で停止した後、D1>D2となる位置に一旦、離れ、再度D1≦D2となる位置に移動するものであることを特徴とする請求項5記載のシート処理装置。
  10. 前記フレーム部材は、前記待避位置から前記スイッチ位置へ移動する際、前記コンパイルトレイのシート束排出部側に形成された開口を覆う方向に移動することを特徴とする請求項5記載のシート処理装置。
  11. 前記フレーム部材は、シートの搬送方向に直交する方向のほぼ全域にわたって形成されていることを特徴とする請求項5記載のシート処理装置。
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