JP4078122B2 - 自動車用シートバック - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、自動車用シートバック、特に自車が追突された時の乗員の頸椎を保護することと、乗員の腰椎を常時押圧可能な自動車用シートバックに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のかかる自動車のシートバックとしては、特開2001−253282号公報に開示されている。
【0003】
このシートバック100は、図4に示すように、鉄板製のシートバックフレーム2と、このシートバックフレーム2のアッパフレーム2aに前後に回転自在なると共に上下に移動自在に支持されてなる支持パイプ3、3と、この各支持パイプ3のそれぞれの上端部に支持されてなるヘッドレスト(図示せず)と、この各支持パイプ3のそれぞれの下端部に支持されてなると共に図示しない乗員の背中による衝撃圧力を受けてのみ移動可能なる作動部材4と、上部が作動部材4に支持されると共に下部がシートバックフレーム2のアンダーフレーム2cに支持されてなるランバーサポート部材5と、シートバックフレーム2の前後に配されてなるポリウレタンフォームなどより形成されてなる図示しないパッドと、パッドを覆う布製などの図示しない表皮とより、少なくとも構成されている。
【0004】
そして、このシートバック100においては、ランバーサポート部材5は、その上部が作動部材4に支持されているので、乗員の背中による衝撃圧力を受けてのみの移動が可能であるばかりでなく、衝撃を受けない状態では、乗員の腰椎を保持可能である。
【0005】
この状態で、自車が追突されて、着座した乗員が二次衝突により後ろ側に押されてパッド等が後ろ側に移動すると、該乗員の背中によりパッド等を介して作動部材4が後ろ側に押される。
【0006】
この作動部材4の移動に伴い、支持パイプ3、3とヘッドレストステイ(図示せず)とが、ホルダ6,6を中心に、共に移動するので、ステイに支持されたヘッドレスト(図示せず)は、乗員の頭部に当接して支持することになる。こうして、乗員の上半身が後ろ側に移動することで、残される挙動をする乗員の頭部が、ヘッドレストの移動により、確実に保持されることになる。
【0007】
なお、図4中、符号70は、図示しないシートバックパッドを介して乗員の背面を弾力的に支持するように、作動部材4の配される位置より下側で、かつサイドフレーム2b、2b間に懸架されるSばねである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、シートバック100は、乗員が着座した通常の使用状態では、ランバーサポート部材5自体が、撓まない構造になっているので、ランバーサポート部材5(特にランバーサポート部材5の中央部分)による底突き感を乗員に体感させることになり、ひいては居住性の低下を招く、という課題を有している。
【0009】
そこで、本発明は、このような従来の技術に着目してなされたものであり、自車が追突された時の乗員の頸椎保護と、日常の乗員の居住性の双方を満足させることができる自動車用シートバックを提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記した目的を達成するために、請求項1の発明は、シートバックフレームと、このシートバックフレームの上端部に両端を枢支されて取り付けられヘッドレストがステイを介して上下動可能に支持されているヘッドレストホルダと、前記シートバックフレームに横架されているばね手段と、このばね手段に支持されると共に乗員の背中を押圧するランバサポート部材とを備えて構成されている自動車用シートバックであって、
前記ばね手段は、後方に突出するばね凹部を中央部分に有して形成されており、
前記ランバサポート部材は、その上部が前記ばね凹部の両側部位の前記ばね手段に連結されて取り付けられており、かつ
前記ヘッドレストホルダは、上端がヘッドレストホルダの中央部分に固定されると共に、下端が、前記ランバサポート部材の上部との間に適宜のクリアランスを有して、前記ランバサポート部材と前記ばね凹部との間に挿入されて取り付けられる作動棹を有して形成されており、
前記ランバサポート部材の上部が、乗員の背中を押圧する日常的な負荷時には、前記クリアランスの範囲内で前後方向に進退動すると共に、前記日常的な負荷を越える負荷時には、前記下端を押圧して前記作動棹を介して、前記ヘッドレストホルダを前部方向に回動させるように構成されていることを特徴とする。
【0011】
このため請求項1の発明では、ランバサポート部材は、その上部がばね手段を介して弾持されているので、乗員の背中を押圧する日常的な負荷時にも、作動棹の下端とのクリアランスの範囲以内で進退動することができ、この進退動により底突き感を無くしてクッション性を得ることができる。
【0012】
また、日常的な負荷を越える負荷時には、ランバサポート部材は、作動棹の下端とのクリアランスを越えて後方に移動し、この移動により作動棹の下端を押圧して作動棹を介して、ヘッドレストホルダを前部方向に回動させることができる。この回動に伴ってヘッドレストホルダに支持されたヘッドレストは、前部方向に移動することができ、この移動により乗員の頭部に当接して支持することができる。
【0013】
また、請求項2の発明は、請求項1に記載の自動車用シートバックであって、前記ランバサポート部材は、上端が前記ばね凹部の両側の前記ばね手段に結合すると共に下端が前記シートバックフレームの下端部に結合したワイヤを介して前記シートバックフレームに取り付けられていることを特徴とする。
【0014】
このため請求項2の発明では、ランバサポート部材への負荷は、ワイヤを介してばね手段に伝達されることになるので、ワイヤの撓みが付加され、その分ランバサポート部材の上部の前後方向の進退動をよりスムーズに行うことができる。
【0015】
また、請求項3の発明は、請求項1または2に記載の自動車用シートバックであって、
前記ばね手段は、シートバックの背面と略平行となるように取り付けられるジグザグ状の撓み部と、この撓み部に対して略直角状に後方にコ字状に折曲されて形成される前記ばね凹部とを少なくとも有するSばねで構成されていることを特徴とする。
【0016】
このため請求項3の発明では、ジグザグ状の撓み部により大きな撓み代を確保することができると共に、ばね凹部内に作動棹の下端を挿入することにより、作動棹の下端とランバサポート部材の上部との間に適宜のクリアランスを容易に確保することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明する。尚、FRを前側、RRを後ろ側、UPは上側、LWRは下側として説明する。
【0018】
図1は、この発明の一実施形態としての自動車用シートバック1のフレーム部分を示す。シートバック1は、このフレーム部分に、ヘッドレストや、ポリウレタンフォームなどより形成されるパッドや、このパッドを覆う布製などの表皮を少なくとも付加して全体構成される。
【0019】
シートバック1のフレーム部分は、シートバックフレーム2と、このシートバックフレーム2の上端部(アッパフレーム2a)に両端を枢支8、8されて取り付けられヘッドレスト(図示せず)がステイを介して上下動可能に支持されているヘッドレストホルダ7と、シートバックフレーム2に横架されているばね手段10と、このばね手段10に支持されると共に乗員の背中を押圧するランバサポート部材11とを備えて大略構成されている。ヘッドレストは、ヘッドレストホルダ7に穿設した支持孔9、9にステイを上下動可能に挿入することによって取り付けられる。ばね手段10は、シートバックフレーム2のサイドフレーム2b、2b間に懸架されて取り付けられている。
【0020】
このとき、ばね手段10は、後方に突出するばね凹部12を中央部分に有して形成されており、ランバサポート部材11は、その上部がばね凹部12の両側部位のばね手段10に連結されて取り付けられており、かつヘッドレストホルダ7は、上端がヘッドレストホルダ7の中央部分に固定されると共に、下端13aが、ランバサポート部材11との間に適宜のクリアランスdを有して、ランバサポート部材11とばね凹部12との間に挿入されて取り付けられる作動棹13を有して形成されている。
【0021】
そして、乗員の背中を押圧する日常的な負荷時には、ランバサポート部材11が、クリアランスdの範囲内の間隙を維持して前後方向(前側FR方向あるいは後ろ側RR方向)に進退動すると共に、日常的な負荷を越える負荷時には、ランバサポート部材11が、下端13aを押圧して作動棹13を介して、ヘッドレストホルダ7を前部方向に回動させるように全体構成されている。
【0022】
本実施形態では、作動棹13は、金属製の長尺材で形成されており、その下端13aは、金属製の長尺材の下端に結合される、長尺材よりも幅広の樹脂製キャップで構成されている。また、ヘッドレストホルダ7は、例えば自車の衝突により日常的な負荷を越える負荷がランバサポート部材11に作用したときは、ランバサポート部材11が、樹脂製キャップ13aを後方RRへ押圧して作動棹13を介して、ヘッドレストホルダ7を枢支8部位を回転中心として、矢印aで示す前部方向に回動させることになる。
【0023】
また、ランバサポート部材11は、シートバックフレーム2のロアフレーム2cに、前側FRおよび後ろ側RRに回転自在に支持される下部11aと、ばね凹部12の両側部位のばね手段10に、上側UPおよび下側LWRに移動自在に連結されて取り付けられる上部11bと、図示しない乗員の腰椎を押圧支持することが可能となるように前側FRに迫り出し可能に形成されている本体部11cとを有して、合成樹脂材により一体に形成されている。このランバサポート部材11の後ろ側RR部分には、本体部11cを前側FRに迫り出すための迫り出し機構(図示せず)が設けられている。この迫り出し機構には、操作手段14のケーブル15が連結されており、この操作手段14を操作してケーブル15を巻き取ることにより、ランバサポート部材11の本体部11cを前側FRに迫り出すことができるように全体構成されている。この迫り出し機構は、例えば、特開2001−253282号公報に記載のものが適用される。
【0024】
このように構成されたフレーム部分を有するシートバック1では、ランバサポート部材11は、その上部11bがばね手段10を介して弾持されているので、乗員の背中を押圧する日常的な負荷時にも、作動棹13の樹脂製キャップ13aとのクリアランスdの範囲以内で進退動することができ、この進退動により底突き感を無くしてクッション性を得ることができる。
【0025】
また、日常的な負荷を越える負荷時には、ランバサポート部材11は、作動棹13の樹脂製キャップ13aとのクリアランスdを越えて後ろ側RR方向に移動し、この移動により作動棹13の樹脂製キャップ13aを押圧して作動棹13を介して、ヘッドレストホルダ7を前側FR方向に回動させることができる(このときの回動を図1中、矢印aで示す)。この回動に伴ってヘッドレストホルダ7に支持されたヘッドレストは、前側FR方向に移動することができ、この移動により乗員の頭部(図示せず)に当接して支持することができる。
【0026】
また、本実施形態では、ランバサポート部材11は、図2に示すように、上端16aがばね凹部12の両側のばね手段10に結合すると共に下端16bがシートバックフレーム2の下端部(アンダフレーム2c)に結合したワイヤ16を介してシートバックフレーム2に取り付けられている。
【0027】
このとき、ワイヤ16は、一本のワイヤを略U字形状に折曲すると共に、両端をそれぞれ外向きに折曲し、さらに両端を小U字形状に折曲して上端16a、16aを形成し、かつU字形状の折曲部位よりも幾分中央よりの両側部分をそれぞれ外向きに膨出するようにU字形状に折曲して下端16b、16bを形成して大略構成されている。
【0028】
また、ランバサポート部材11は、その下部11aの両側部分に形成される切欠部11d、11dと、その上部11bの後面に形成される溝部11e、11eを有して構成されている。
【0029】
そして、ランバサポート部材11は、取り付けられたワイヤ16の下端16b、16bの根本部分にそれぞれ切欠部11d、11dを係合させて、下部11aを前側FRおよび後ろ側RRに回転自在に支持すると共に、ワイヤ16の両側の直線部16c、16cにそれぞれ溝部11e、11eを係合させて、上部11bを上側UPおよび下側LWRに移動自在に連結することによって取り付けられている。
【0030】
この構成では、ランバサポート部材11への負荷は、ワイヤ16を介してばね手段10に伝達されることになるので、ワイヤ16の撓みが付加され、その分ランバサポート部材11の上部11bの前後方向の進退動をよりスムーズに行うことができ、これにより一層良好なクッション性を得ることができる。
【0031】
また、本実施形態では、ばね手段10は、図3に示すように、シートバック1の背面と略平行となるように取り付けられるジグザグ状の撓み部10aと、この撓み部10aに対して略直角状に後方にコ字状に折曲されて形成されるばね凹部12とを少なくとも有するSばねで構成されている。
【0032】
このときワイヤ16は、その上端16a、16aを、撓み部10aとばね凹部12との間にある垂直線部10b、10bに連結されて取り付けられる。なお、図3中、符号10cは、シートバックフレーム2のサイドフレーム2bに結合するための結合端である。
【0033】
この構成では、ジグザグ状の撓み部10aにより大きな撓み代を確保することができると共に、ばね凹部12内に作動棹13の下端の樹脂キャップ13aを挿入することにより、樹脂キャップ13aとランバサポート部材11の上部11bとの間に、前記した適宜のクリアランスdを容易に確保することができる。
【0034】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明によれば、次の効果を奏することができる。
【0035】
すなわち、請求項1の発明によれば、乗員の背中を押圧する日常的な負荷時には、ランバサポート部材の上部が、作動棹の下端とのクリアランスの範囲以内で進退動することができ、この進退動により底突き感を無くしてクッション性を得ることができると共に、日常的な負荷を越える負荷時には、その負荷によりランバサポート部材が、作動棹の下端とのクリアランスを越えて後方に移動することにより、ヘッドレストホルダに支持されたヘッドレストを、前部方向に移動させて乗員の頭部に当接させて支持することができるので、自車が追突された時の乗員の頸椎保護と、日常の乗員の居住性の双方を満足させることができる自動車用シートバックを提供することができる。
【0036】
また、請求項2の発明によれば、ランバサポート部材をワイヤを介してばね手段に連結したので、ワイヤの撓みが付加され、その分ランバサポート部材の上部の前後方向の進退動をよりスムーズに行うことができるので、請求項1の発明の効果に加えて、一層良好なクッション性を奏することができる。
【0037】
また、請求項3の発明によれば、ジグザグ状の撓み部により大きな撓み代を確保することができると共に、ばね凹部内に作動棹の下端を挿入することにより、作動棹の下端とランバサポート部材の上部との間に適宜のクリアランスを容易に確保することができるので、請求項1または2の発明の効果に加えて、構造の複雑化、および装置の大型化を伴うことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態としての自動車用シートバックのフレーム部分の斜視図である。
【図2】図1の自動車用シートバックに適用されるランバサポート部材の斜視図である。
【図3】図1の自動車用シートバックに適用されるばね手段の斜視図である。
【図4】従来の自動車用シートバックのフレーム部分の正面図である。
【符号の説明】
1 シートバック(自動車用シートバック)
2 シートバックフレーム
2a アッパフレーム(シートバックフレームの上端部)
2c アンダフレーム(シートバックフレームの下端部)
7 ヘッドレストホルダ
8 枢支部位
10 Sばね(ばね手段)
10a ジグザグ状の撓み部
11 ランバサポート部材
11b 上部(ランバサポート部材の)
12 ばね凹部
13 作動棹
13a 樹脂キャップ(作動棹の下端)
16 ワイヤ
16a 上端(ワイヤの)
16b 下端(ワイヤの)
a 前部方向の回動
d クリアランス
FR 前側
RR 後ろ側
UP 上側
LWR 下側
【発明の属する技術分野】
この発明は、自動車用シートバック、特に自車が追突された時の乗員の頸椎を保護することと、乗員の腰椎を常時押圧可能な自動車用シートバックに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のかかる自動車のシートバックとしては、特開2001−253282号公報に開示されている。
【0003】
このシートバック100は、図4に示すように、鉄板製のシートバックフレーム2と、このシートバックフレーム2のアッパフレーム2aに前後に回転自在なると共に上下に移動自在に支持されてなる支持パイプ3、3と、この各支持パイプ3のそれぞれの上端部に支持されてなるヘッドレスト(図示せず)と、この各支持パイプ3のそれぞれの下端部に支持されてなると共に図示しない乗員の背中による衝撃圧力を受けてのみ移動可能なる作動部材4と、上部が作動部材4に支持されると共に下部がシートバックフレーム2のアンダーフレーム2cに支持されてなるランバーサポート部材5と、シートバックフレーム2の前後に配されてなるポリウレタンフォームなどより形成されてなる図示しないパッドと、パッドを覆う布製などの図示しない表皮とより、少なくとも構成されている。
【0004】
そして、このシートバック100においては、ランバーサポート部材5は、その上部が作動部材4に支持されているので、乗員の背中による衝撃圧力を受けてのみの移動が可能であるばかりでなく、衝撃を受けない状態では、乗員の腰椎を保持可能である。
【0005】
この状態で、自車が追突されて、着座した乗員が二次衝突により後ろ側に押されてパッド等が後ろ側に移動すると、該乗員の背中によりパッド等を介して作動部材4が後ろ側に押される。
【0006】
この作動部材4の移動に伴い、支持パイプ3、3とヘッドレストステイ(図示せず)とが、ホルダ6,6を中心に、共に移動するので、ステイに支持されたヘッドレスト(図示せず)は、乗員の頭部に当接して支持することになる。こうして、乗員の上半身が後ろ側に移動することで、残される挙動をする乗員の頭部が、ヘッドレストの移動により、確実に保持されることになる。
【0007】
なお、図4中、符号70は、図示しないシートバックパッドを介して乗員の背面を弾力的に支持するように、作動部材4の配される位置より下側で、かつサイドフレーム2b、2b間に懸架されるSばねである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、シートバック100は、乗員が着座した通常の使用状態では、ランバーサポート部材5自体が、撓まない構造になっているので、ランバーサポート部材5(特にランバーサポート部材5の中央部分)による底突き感を乗員に体感させることになり、ひいては居住性の低下を招く、という課題を有している。
【0009】
そこで、本発明は、このような従来の技術に着目してなされたものであり、自車が追突された時の乗員の頸椎保護と、日常の乗員の居住性の双方を満足させることができる自動車用シートバックを提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記した目的を達成するために、請求項1の発明は、シートバックフレームと、このシートバックフレームの上端部に両端を枢支されて取り付けられヘッドレストがステイを介して上下動可能に支持されているヘッドレストホルダと、前記シートバックフレームに横架されているばね手段と、このばね手段に支持されると共に乗員の背中を押圧するランバサポート部材とを備えて構成されている自動車用シートバックであって、
前記ばね手段は、後方に突出するばね凹部を中央部分に有して形成されており、
前記ランバサポート部材は、その上部が前記ばね凹部の両側部位の前記ばね手段に連結されて取り付けられており、かつ
前記ヘッドレストホルダは、上端がヘッドレストホルダの中央部分に固定されると共に、下端が、前記ランバサポート部材の上部との間に適宜のクリアランスを有して、前記ランバサポート部材と前記ばね凹部との間に挿入されて取り付けられる作動棹を有して形成されており、
前記ランバサポート部材の上部が、乗員の背中を押圧する日常的な負荷時には、前記クリアランスの範囲内で前後方向に進退動すると共に、前記日常的な負荷を越える負荷時には、前記下端を押圧して前記作動棹を介して、前記ヘッドレストホルダを前部方向に回動させるように構成されていることを特徴とする。
【0011】
このため請求項1の発明では、ランバサポート部材は、その上部がばね手段を介して弾持されているので、乗員の背中を押圧する日常的な負荷時にも、作動棹の下端とのクリアランスの範囲以内で進退動することができ、この進退動により底突き感を無くしてクッション性を得ることができる。
【0012】
また、日常的な負荷を越える負荷時には、ランバサポート部材は、作動棹の下端とのクリアランスを越えて後方に移動し、この移動により作動棹の下端を押圧して作動棹を介して、ヘッドレストホルダを前部方向に回動させることができる。この回動に伴ってヘッドレストホルダに支持されたヘッドレストは、前部方向に移動することができ、この移動により乗員の頭部に当接して支持することができる。
【0013】
また、請求項2の発明は、請求項1に記載の自動車用シートバックであって、前記ランバサポート部材は、上端が前記ばね凹部の両側の前記ばね手段に結合すると共に下端が前記シートバックフレームの下端部に結合したワイヤを介して前記シートバックフレームに取り付けられていることを特徴とする。
【0014】
このため請求項2の発明では、ランバサポート部材への負荷は、ワイヤを介してばね手段に伝達されることになるので、ワイヤの撓みが付加され、その分ランバサポート部材の上部の前後方向の進退動をよりスムーズに行うことができる。
【0015】
また、請求項3の発明は、請求項1または2に記載の自動車用シートバックであって、
前記ばね手段は、シートバックの背面と略平行となるように取り付けられるジグザグ状の撓み部と、この撓み部に対して略直角状に後方にコ字状に折曲されて形成される前記ばね凹部とを少なくとも有するSばねで構成されていることを特徴とする。
【0016】
このため請求項3の発明では、ジグザグ状の撓み部により大きな撓み代を確保することができると共に、ばね凹部内に作動棹の下端を挿入することにより、作動棹の下端とランバサポート部材の上部との間に適宜のクリアランスを容易に確保することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明する。尚、FRを前側、RRを後ろ側、UPは上側、LWRは下側として説明する。
【0018】
図1は、この発明の一実施形態としての自動車用シートバック1のフレーム部分を示す。シートバック1は、このフレーム部分に、ヘッドレストや、ポリウレタンフォームなどより形成されるパッドや、このパッドを覆う布製などの表皮を少なくとも付加して全体構成される。
【0019】
シートバック1のフレーム部分は、シートバックフレーム2と、このシートバックフレーム2の上端部(アッパフレーム2a)に両端を枢支8、8されて取り付けられヘッドレスト(図示せず)がステイを介して上下動可能に支持されているヘッドレストホルダ7と、シートバックフレーム2に横架されているばね手段10と、このばね手段10に支持されると共に乗員の背中を押圧するランバサポート部材11とを備えて大略構成されている。ヘッドレストは、ヘッドレストホルダ7に穿設した支持孔9、9にステイを上下動可能に挿入することによって取り付けられる。ばね手段10は、シートバックフレーム2のサイドフレーム2b、2b間に懸架されて取り付けられている。
【0020】
このとき、ばね手段10は、後方に突出するばね凹部12を中央部分に有して形成されており、ランバサポート部材11は、その上部がばね凹部12の両側部位のばね手段10に連結されて取り付けられており、かつヘッドレストホルダ7は、上端がヘッドレストホルダ7の中央部分に固定されると共に、下端13aが、ランバサポート部材11との間に適宜のクリアランスdを有して、ランバサポート部材11とばね凹部12との間に挿入されて取り付けられる作動棹13を有して形成されている。
【0021】
そして、乗員の背中を押圧する日常的な負荷時には、ランバサポート部材11が、クリアランスdの範囲内の間隙を維持して前後方向(前側FR方向あるいは後ろ側RR方向)に進退動すると共に、日常的な負荷を越える負荷時には、ランバサポート部材11が、下端13aを押圧して作動棹13を介して、ヘッドレストホルダ7を前部方向に回動させるように全体構成されている。
【0022】
本実施形態では、作動棹13は、金属製の長尺材で形成されており、その下端13aは、金属製の長尺材の下端に結合される、長尺材よりも幅広の樹脂製キャップで構成されている。また、ヘッドレストホルダ7は、例えば自車の衝突により日常的な負荷を越える負荷がランバサポート部材11に作用したときは、ランバサポート部材11が、樹脂製キャップ13aを後方RRへ押圧して作動棹13を介して、ヘッドレストホルダ7を枢支8部位を回転中心として、矢印aで示す前部方向に回動させることになる。
【0023】
また、ランバサポート部材11は、シートバックフレーム2のロアフレーム2cに、前側FRおよび後ろ側RRに回転自在に支持される下部11aと、ばね凹部12の両側部位のばね手段10に、上側UPおよび下側LWRに移動自在に連結されて取り付けられる上部11bと、図示しない乗員の腰椎を押圧支持することが可能となるように前側FRに迫り出し可能に形成されている本体部11cとを有して、合成樹脂材により一体に形成されている。このランバサポート部材11の後ろ側RR部分には、本体部11cを前側FRに迫り出すための迫り出し機構(図示せず)が設けられている。この迫り出し機構には、操作手段14のケーブル15が連結されており、この操作手段14を操作してケーブル15を巻き取ることにより、ランバサポート部材11の本体部11cを前側FRに迫り出すことができるように全体構成されている。この迫り出し機構は、例えば、特開2001−253282号公報に記載のものが適用される。
【0024】
このように構成されたフレーム部分を有するシートバック1では、ランバサポート部材11は、その上部11bがばね手段10を介して弾持されているので、乗員の背中を押圧する日常的な負荷時にも、作動棹13の樹脂製キャップ13aとのクリアランスdの範囲以内で進退動することができ、この進退動により底突き感を無くしてクッション性を得ることができる。
【0025】
また、日常的な負荷を越える負荷時には、ランバサポート部材11は、作動棹13の樹脂製キャップ13aとのクリアランスdを越えて後ろ側RR方向に移動し、この移動により作動棹13の樹脂製キャップ13aを押圧して作動棹13を介して、ヘッドレストホルダ7を前側FR方向に回動させることができる(このときの回動を図1中、矢印aで示す)。この回動に伴ってヘッドレストホルダ7に支持されたヘッドレストは、前側FR方向に移動することができ、この移動により乗員の頭部(図示せず)に当接して支持することができる。
【0026】
また、本実施形態では、ランバサポート部材11は、図2に示すように、上端16aがばね凹部12の両側のばね手段10に結合すると共に下端16bがシートバックフレーム2の下端部(アンダフレーム2c)に結合したワイヤ16を介してシートバックフレーム2に取り付けられている。
【0027】
このとき、ワイヤ16は、一本のワイヤを略U字形状に折曲すると共に、両端をそれぞれ外向きに折曲し、さらに両端を小U字形状に折曲して上端16a、16aを形成し、かつU字形状の折曲部位よりも幾分中央よりの両側部分をそれぞれ外向きに膨出するようにU字形状に折曲して下端16b、16bを形成して大略構成されている。
【0028】
また、ランバサポート部材11は、その下部11aの両側部分に形成される切欠部11d、11dと、その上部11bの後面に形成される溝部11e、11eを有して構成されている。
【0029】
そして、ランバサポート部材11は、取り付けられたワイヤ16の下端16b、16bの根本部分にそれぞれ切欠部11d、11dを係合させて、下部11aを前側FRおよび後ろ側RRに回転自在に支持すると共に、ワイヤ16の両側の直線部16c、16cにそれぞれ溝部11e、11eを係合させて、上部11bを上側UPおよび下側LWRに移動自在に連結することによって取り付けられている。
【0030】
この構成では、ランバサポート部材11への負荷は、ワイヤ16を介してばね手段10に伝達されることになるので、ワイヤ16の撓みが付加され、その分ランバサポート部材11の上部11bの前後方向の進退動をよりスムーズに行うことができ、これにより一層良好なクッション性を得ることができる。
【0031】
また、本実施形態では、ばね手段10は、図3に示すように、シートバック1の背面と略平行となるように取り付けられるジグザグ状の撓み部10aと、この撓み部10aに対して略直角状に後方にコ字状に折曲されて形成されるばね凹部12とを少なくとも有するSばねで構成されている。
【0032】
このときワイヤ16は、その上端16a、16aを、撓み部10aとばね凹部12との間にある垂直線部10b、10bに連結されて取り付けられる。なお、図3中、符号10cは、シートバックフレーム2のサイドフレーム2bに結合するための結合端である。
【0033】
この構成では、ジグザグ状の撓み部10aにより大きな撓み代を確保することができると共に、ばね凹部12内に作動棹13の下端の樹脂キャップ13aを挿入することにより、樹脂キャップ13aとランバサポート部材11の上部11bとの間に、前記した適宜のクリアランスdを容易に確保することができる。
【0034】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明によれば、次の効果を奏することができる。
【0035】
すなわち、請求項1の発明によれば、乗員の背中を押圧する日常的な負荷時には、ランバサポート部材の上部が、作動棹の下端とのクリアランスの範囲以内で進退動することができ、この進退動により底突き感を無くしてクッション性を得ることができると共に、日常的な負荷を越える負荷時には、その負荷によりランバサポート部材が、作動棹の下端とのクリアランスを越えて後方に移動することにより、ヘッドレストホルダに支持されたヘッドレストを、前部方向に移動させて乗員の頭部に当接させて支持することができるので、自車が追突された時の乗員の頸椎保護と、日常の乗員の居住性の双方を満足させることができる自動車用シートバックを提供することができる。
【0036】
また、請求項2の発明によれば、ランバサポート部材をワイヤを介してばね手段に連結したので、ワイヤの撓みが付加され、その分ランバサポート部材の上部の前後方向の進退動をよりスムーズに行うことができるので、請求項1の発明の効果に加えて、一層良好なクッション性を奏することができる。
【0037】
また、請求項3の発明によれば、ジグザグ状の撓み部により大きな撓み代を確保することができると共に、ばね凹部内に作動棹の下端を挿入することにより、作動棹の下端とランバサポート部材の上部との間に適宜のクリアランスを容易に確保することができるので、請求項1または2の発明の効果に加えて、構造の複雑化、および装置の大型化を伴うことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態としての自動車用シートバックのフレーム部分の斜視図である。
【図2】図1の自動車用シートバックに適用されるランバサポート部材の斜視図である。
【図3】図1の自動車用シートバックに適用されるばね手段の斜視図である。
【図4】従来の自動車用シートバックのフレーム部分の正面図である。
【符号の説明】
1 シートバック(自動車用シートバック)
2 シートバックフレーム
2a アッパフレーム(シートバックフレームの上端部)
2c アンダフレーム(シートバックフレームの下端部)
7 ヘッドレストホルダ
8 枢支部位
10 Sばね(ばね手段)
10a ジグザグ状の撓み部
11 ランバサポート部材
11b 上部(ランバサポート部材の)
12 ばね凹部
13 作動棹
13a 樹脂キャップ(作動棹の下端)
16 ワイヤ
16a 上端(ワイヤの)
16b 下端(ワイヤの)
a 前部方向の回動
d クリアランス
FR 前側
RR 後ろ側
UP 上側
LWR 下側
Claims (3)
- シートバックフレームと、このシートバックフレームの上端部に両端を枢支されて取り付けられヘッドレストがステイを介して上下動可能に支持されているヘッドレストホルダと、前記シートバックフレームに横架されているばね手段と、このばね手段に支持されると共に乗員の背中を押圧するランバサポート部材とを備えて構成されている自動車用シートバックであって、
前記ばね手段は、後方に突出するばね凹部を中央部分に有して形成されており、
前記ランバサポート部材は、その上部が前記ばね凹部の両側部位の前記ばね手段に連結されて取り付けられており、
前記ヘッドレストホルダは、上端がヘッドレストホルダの中央部分に固定されると共に、下端が、前記ランバサポート部材の上部との間に適宜のクリアランスを有して、前記ランバサポート部材と前記ばね凹部との間に挿入されて取り付けられる作動棹を有して形成されており、かつ
乗員の背中を押圧する日常的な負荷時には、前記ランバサポート部材の上部が、前記クリアランスの範囲内で前後方向に進退動すると共に、前記日常的な負荷を越える負荷時には、前記ランバサポート部材の上部が、前記下端を押圧して前記作動棹を介して、前記ヘッドレストホルダを前部方向に回動させるように構成されていることを特徴とする自動車用シートバック。 - 請求項1に記載の自動車用シートバックであって、
前記ランバサポート部材は、上端が前記ばね凹部の両側の前記ばね手段に結合すると共に下端が前記シートバックフレームの下端部に結合したワイヤを介して前記シートバックフレームに取り付けられていることを特徴とする自動車用シートバック。 - 請求項1または2に記載の自動車用シートバックであって、
前記ばね手段は、シートバックの背面と略平行となるように取り付けられるジグザグ状の撓み部と、この撓み部に対して略直角状に後方にコ字状に折曲されて形成される前記ばね凹部とを少なくとも有するSばねで構成されていることを特徴とする自動車用シートバック。
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