JP4072348B2 - 振れ補正装置、撮像装置、振れ補正方法、振れ補正装置の制御プログラム、及び記憶媒体 - Google Patents

振れ補正装置、撮像装置、振れ補正方法、振れ補正装置の制御プログラム、及び記憶媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、振れ補正装置、撮像装置、振れ補正方法、振れ補正装置の制御プログラム、及び記憶媒体に関し、特に、カメラ、ビデオカメラ等における振れ補正に適用する場合に好適な振れ補正装置、撮像装置、振れ補正方法、振れ補正装置の制御プログラム、及び記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ビデオカメラ等の機器に搭載されている振れ補正機能に関わる方式としては、例えば、角速度センサ、角加速度センサ等を用いた振れ検出手段により機器の振れ成分を直接検出し、放送方式で必要とする標準の撮像素子に比べ画素数の多い撮像素子を用いて、該撮像素子の全撮像エリアから放送方式標準サイズのエリアを切り出す電子式の振れ補正方式がある。
【0003】
図13は電子式の振れ補正方式における撮像素子の撮像エリアのイメージを示す図である。図13において、601は撮像素子の全撮像エリアを表わし、602、603、604は放送方式標準サイズのエリアを表わす。振れ補正をしない場合は、エリア602〜604のうち、全撮像エリア601の中央に位置するエリア603を切り出し、映像を出力する。他方、振れ補正を行う場合は、振れ検出手段からの信号に応じて振れが除去されるように、切り出すエリアを例えばエリア602やエリア604などへずらし、映像を出力する。切り出し位置としては、全撮像エリア601内であれば任意の位置から切り出すことができ、手振れのない画像を提供することが可能となる。
【0004】
また、振れ補正方式の別の例としては、上述の振れ検出手段によりビデオカメラ等の機器の振れ成分を検出し、レンズの光軸に対して垂直に移動可能なレンズを用いて光軸を偏心することにより、振れを補正する光学式の振れ補正方式がある。
【0005】
図14は光学式の振れ補正方式におけるレンズ群の構成を示す図である。図14において、801はレンズ鏡筒に固定されている第1のレンズ群(固定レンズ)、802は光軸方向に移動可能で変倍を行うための第2のレンズ群(ズームレンズ)、803は光軸と垂直な方向に移動可能で光軸を偏心させるための第3のレンズ群(シフトレンズ)、804は光軸方向に移動し焦点調節と変倍による焦点面の移動を補正する第4のレンズ群(フォーカスコンペレンズ)、805は固体撮像素子(CCD)である。上記振れ検出手段の出力に応じて、シフトレンズ803を上下或いは左右方向に駆動して振れ補正を行う。
【0006】
ここで、振れ補正の制御方法に関して説明する。上述の切り出しによる電子式の振れ補正制御、或いは上述のシフトレンズによる光学式の振れ補正制御は、主に、通常の手振れ補正制御とパンニング制御によりなされる。そこで、まず、通常の手振れ補正制御について説明する。
【0007】
図1は角速度センサにより振れを検出し撮像素子から必要な画素を切り出すことにより振れ補正を行うビデオカメラ等の撮像装置の構成を示すブロック図である。図1において、101はレンズユニット、102は固体撮像素子(CCD)であり、レンズユニット101によりCCD102に被写体像が結像され、CCD102において光電変換が行われる。ここでのCCD102は、放送方式(例えばNTSC(National Television System Committee)方式)で必要とする標準のCCDに比べ画素数の多いCCDを用いている。104はCCD駆動回路であり、CCD102を駆動する。CCD駆動回路104は、後述のカメラシステム制御マイクロコンピュータ(以下マイコン)119からの制御命令に従い、どのラインから最終的に出力するエリアを切り出すかを上記図13のV方向に関して選択することができるよう工夫されている。
【0008】
上記図13における601が全イメージサイズ、602、603、604は放送方式に準ずる標準イメージサイズの例となる。例えば最上ラインからΔyaライン下のya+1ラインから有効とする場合、Δyaラインを高速に読み出し、垂直同期信号に対し標準サイズのCCDを用いた場合と同じタイミングでya+1ラインから読み出す。そして、残りのΔybラインを再び高速に読み出すことにより、実際にV方向に関して、標準イメージサイズのラインを切り出すことができる。
【0009】
図1に戻り、103はアナログ信号処理部であり、CCD102で得られた信号に所定の処理を施しアナログ撮像信号を生成するものであり、例えばCDS(co-related double sampling 相関二重サンプリング)回路、AGC(Automatic Gain Control)回路等から構成されている。106はラインメモリであり、メモリ制御回路107により、デジタル撮像信号を少なくとも1ライン分記憶することができる。更に、ラインメモリ106の所定の位置(アドレス)から画素を読み出すことが可能である。105はA/D変換器を内蔵しているデジタル信号処理を行うカメラ信号処理部であり、最終的な出力映像信号を生成する。尚、ラインメモリ106に記憶されるデジタル撮像信号は、標準イメージサイズに比べ画素数が多いままである。メモリ制御回路107は、後述のマイコン119からの制御命令に従い、ラインメモリ106から読み出す先頭の画素を選択することができ、標準イメージサイズ分だけ読み出すよう工夫されている。
【0010】
119はカメラシステム制御マイコンであり、CCD駆動回路104の制御、露出制御、ホワイトバランス制御、変倍レンズ制御、オートフォーカス制御、防振制御等、カメラシステム全体の制御を行う。ただし、ここでは、図面の簡略化のため、振れ補正に関連する部分のみ図示している。また、振れの検出は、ピッチ(垂直)方向、ヨー(水平)方向の2軸に関して検出しているが、2軸ともに同様の制御を行っているため、ここでは、片軸のみに関して図示している。111は角速度センサであり、カメラの振れを検出する。112は高域通過フィルタ(HPF:High Pass Filter)であり、角速度センサ111出力のDC成分のカットを行う。113はアンプであり、検出した角速度信号を増幅している。
【0011】
114はマイコン119に内蔵されているA/Dコンバータであり、2方向の角速度信号はこの内蔵A/Dコンバータ114によりデジタル信号に変換され角速度データとなる。そして、この角速度データに対し、HPF115、位相補償フィルタ116により所定の信号処理を施し、更にカットオフ周波数が変更可能となっている可変HPF117を通した後、積分器118により縦方向・横方向の振れ補正信号を生成する。120は補正系制御部であり、生成された振れ補正信号に関して、縦方向の振れ補正信号をCCD駆動回路104に伝達し、横方向の振れ補正信号をメモリ制御回路107に伝達する。先に述べたように、CCD駆動回路104、メモリ制御回路107は、それぞれ振れ補正信号に応じてCCD102の全イメージサイズにおける切り出す位置を可変する。
【0012】
この一連の動作により、上述の通り、CCD102の全イメージサイズ601から、例えば602、604のように標準イメージサイズを中央からずらして切り出すことができ、この結果、手振れ等による振れを補正することが可能となる。
【0013】
さて、上記にて説明した、切り出しによる電子式の振れ補正、或いはシフトレンズによる光学式の振れ補正を行う際、ズームレンズの後に補正部が構成されるが、この構成の場合、ズームレンズの移動により焦点距離が変化した時、同じ振れによる補正量を、焦点距離の変化に応じて補正を行う必要が生じる。その理由は、例えば、10倍ズームレンズのテレ端(焦点距離が長いほうの端部)にて振れ補正量が0.3degの補正を行う場合と同じ移動量をワイド端(焦点距離が短いほうの端部)で動かすと、ワイド端での振れ補正量は3.0deg相当となってしまうためである。以下では、切り出しによる電子式の振れ補正を行う場合の焦点距離に関する補正方法について説明する。
【0014】
図1に戻り、121はカメラシステム制御マイコン119内のレンズ系制御部であり、レンズユニット101内のズームレンズ・フォーカスレンズの駆動制御、オートフォーカス制御等を行う。レンズ系制御部121は、モータドライバ108を介してズームモータ109を制御し、ズームレンズを動かすことにより変倍動作を行う。従来例においては、ズームモータとしてステッピングモータを利用しており、モータ駆動時の駆動パルスによりズームレンズの位置検出を行っている。ズームモータとしてDCモータやリニアモータを使用する場合は、別途エンコーダを設けることにより、レンズ位置の検出を行うことができる。そして、検出されたズームレンズの位置情報から、現在のレンズの焦点距離がわかる。
【0015】
補正系制御部120は、レンズ系制御部121において検出された焦点距離情報を基に、積分器118の出力に対し焦点距離に応じた補正を行い、最終的な補正量を算出する。そして、この最終的な補正量を、上述のようにCCD駆動回路104、メモリ制御回路107に伝達して振れ補正を行う。以上により、焦点距離によらず、安定した手振れ補正を行うことができる。
【0016】
次に、パンニング制御に関して説明する。撮影者が撮像装置においてパンニングやチルティングを行った場合は、撮影者が意図した通りに画が動くことが望ましい。しかし、パンニング時に通常の振れ補正を行っていると、パンニング開始時は、振れ補正されるために画が動かず、補正範囲を超えたときに画が突然動き出し、画の動きに不連続感を与える。且つ、パンニング終了時には、補正端に張り付いたままとなり(張り付き:切り出しによる電子式の振れ補正では切り出しエリアがCCDの全撮像エリアの端部に張り付いた状態、シフトレンズによる光学式の振れ補正では鏡筒内でシフトレンズをそれ以上移動できない状態)、振れ補正が行えないという状態になってしまう。
【0017】
この現象を回避するために行われるのがパンニング制御である。これは、上述の積分器118の出力が予め決められた補正範囲を超えたら、例えば、上述のカットオフ可変HPF117のカットオフを、低域信号を除去するように変更し、補正量を制限する等の動作により実現される。このパンニング制御により、パンニング中は振れ補正信号が中心位置に近い信号となり、上述の不具合が解消される。
【0018】
図15は上記パンニング制御における積分器出力とHPFカットオフ周波数の関係を示す図である。図15において、301が積分器出力の変化に応じてHPFカットオフ周波数をどのように変更しているかを示している。積分器出力が設定値NAを超えた場合、設定値NAを超えた積分器出力の大きさに対し、図示のようにHPFカットオフ周波数を変更していく。更に、積分器出力が設定値NBを超えたら、HPFカットオフ周波数の変更の傾きを大きくして、より制限をかけるようにしている。尚、図15において、HPFカットオフ周波数を示している縦軸は対数表示となっている。このように、積分器出力の大きさに応じてHPFカットオフ周波数を変更することにより、パンニング時は補正量に制限がかかることになる。
【0019】
さて、図15において、303はレンズのテレ端でのHPFカットオフ周波数の変化を示し、また、302はテレ端近傍でのHPFカットオフ周波数の変化を示している。テレ端近傍においては、一般的にパンニングのスピードが落ちる。そのため、302、303のように、HPFカットオフ周波数の変更ポイントを積分器出力が小さいほうに動かすことでパンニング制御に入りやすくし、パンニング中の不具合を抑えるようにしている。
【0020】
図16は従来例に係るパンニング制御に関する補正系制御部120での処理を示すフローチャートである。以下、図16を参照しパンニング制御の処理について説明する。図16において、ステップS1001では、ズームレンズ位置が所定値以上か否かを調べている。上記図1におけるズームレンズの移動は、ステッピングモータ(ズームモータ)109で行われており、ズームレンズ位置は、ワイド端を0とした時の、ステッピングモータ109の駆動パルス数として表される。つまり、ステップS1001での比較は、ズームレンズ位置がテレ端近傍かどうかを判定していることになる。
【0021】
ズームレンズ位置と焦点距離の関係は図17のようになっているので、この関係を、例えばテーブルデータとして持っていれば、ズームレンズ位置を検出することにより、焦点距離が簡単に導出される。上記ステップS1001においてズームレンズ位置が所定値よりも大きい場合、即ち、ズームレンズ位置がテレ端近傍にある場合または焦点距離が長い場合は、ステップS1002において、上記図15のA、Bで示されている所定値A及び所定値Bの値を算出する。この算出方法は以下のようになっている。
【0022】
ズームレンズのテレ端での設定値をTA及びTB、ズームレンズ位置が所定値以下での設定値をNA及びNBとした時、現在のズームレンズ位置に応じたHPFカットオフ周波数の変更ポイントA及びBは、
Figure 0004072348
により算出される。
【0023】
上記ステップS1001においてズームレンズ位置が所定値以下である場合は、ステップS1003において、所定値A、Bを、NA、NBとする。次に、ステップS1004において、積分器出力の絶対値と所定値Bとを比較する。ステップS1004において積分器出力の絶対値が所定値Bを超えている場合は、ステップS1005において、HPFカットオフ周波数を算出する。
【0024】
ここで、HPFカットオフ周波数の算出方法であるが、実際に使用するHPFカットオフ周波数は、設定したいHPFカットオフ周波数に対応するインデックスデータとして計算される。このインデックスデータは、テーブルデータとして図18(a)のように規定されている。図18(a)はテーブルデータを示しており、このテーブルデータを図にすると図18(b)に示すようになっている。HPFカットオフ周波数としては、図18で示されるインデックスデータを求めることにより、対応するHPFカットオフ周波数が設定されることになる。そこで、ステップS1005では、上述のインデックスデータを算出している。また、ステップS1005において、k1は上記図15における所定値Aから所定値Bまでの傾きを示している。また、k2は所定値B以上での傾きである。
【0025】
上記ステップS1004において積分器出力の絶対値が所定値B以下である場合は、ステップS1006において、積分器出力の絶対値と所定値Aとを比較する。ステップS1006において積分器出力の絶対値が所定値Aを超えている場合は、ステップS1007において、上記ステップS1005と同様にインデックスデータを算出する。また、上記ステップS1006において積分器出力の絶対値が所定値A以下の場合は、ステップS1008において、インデックスデータを通常制御時の0としている。そして、ステップS1009において、算出されたインデックスデータに対応したHPFカットオフ周波数を設定する。以上の動作により、焦点距離を考慮した、パンニング時のHPFカットオフ周波数が設定され、パンニング制御がなされることになる。
【0026】
ここでは、パンニング制御として、HPFカットオフ周波数を変更する方法を示したが、積分器118の積分定数を変更することによっても同様の制御を行うことができる。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術においては次のような問題があった。即ち、最近、ビデオカメラ等の撮像装置に搭載されるレンズの高倍率化が進み、テレ端での焦点距離が非常に長くなっているが、レンズの焦点距離が長くなる程、電子防振時の補正角は狭くなる。CCDの全撮像エリアからの切り出し対象エリアの切り出し位置を決定する補正量は、
焦点距離 × tan(補正角) = 補正量 (式3)
により算出される。つまり、この式からも明らかなように、焦点距離が長くなる程、同じ補正角を得ようとした場合の補正量は大きくなる。
これに対し、中心位置からの最大補正量は、
Figure 0004072348
で表すことができる。
【0028】
例えば、有効42万画素1/4インチのCCDから、1/5インチ相当を切り出す(実効29万画素)ことにより電子防振を行う場合を考える。このCCDの場合、縦方向のユニットセルサイズは4.70μmであり、ワイド端焦点距離が4.2mmのレンズにおいて、倍率が10倍と25倍のレンズでの縦方向の補正角を算出すると、10倍レンズでは0.3degに対し、25倍レンズだと0.12degとなる。更に倍率が高くなると、補正角は更に狭くなってしまう。
【0029】
切り出しによる電子式の振れ補正では、このように補正角が狭くなると、振れ補正中やパンニング中でない通常制御中においても、補正端に張り付き(切り出しエリアがCCDの全撮像エリアの端部に張り付き)、防振が効かなくなる状態が発生しやすくなり、パンニング中は、従来のパンニング制御を行っても、切り出し位置がすぐに補正端まで動いてしまうという問題がある。従来例で示したパンニング制御の特性をそのまま用いて補正端への張り付きを回避しようとすると、積分器出力とHPFカットオフ周波数の関係を図19の点線で示した特性にしなければならず、常にパンニング制御状態となるため、小さな手振れであっても、抑振特性が悪くなるという問題が生じるのである。
【0030】
また、シフトレンズを用いて光学式の振れ補正を行う場合でも、ビデオカメラ本体の小型化に伴い、補正角を犠牲にしてレンズを小型化すると、同様に、防振が効かなくなる状態が発生しやすくなるという問題がある。
【0031】
その結果、このようなビデオカメラ等の撮像装置により撮影した映像は、パンニング制御を行わない場合と同様に、非常に違和感のある画となってしまうという問題がある。
【0032】
本発明は、上述した点に鑑みなされたものであり、高倍率化により補正角が非常に小さくなっても、良好な振れ補正を可能とした振れ補正装置、撮像装置、振れ補正方法、振れ補正装置の制御プログラム、及び記憶媒体を提供することを目的とする。
【0033】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、振れ検出手段の出力に基づいて振れ補正手段を制御し、結像光学系によって形成される像の振れを補正する振れ補正装置であって、カットオフ周波数が変更可能であって、前記振れ検出手段の出力に対し低周波数成分をカットするフィルタリング手段と、前記振れ検出手段の出力に応じて前記結像光学系がパンニング時であるか否かを判別するパンニング判別手段と、前記パンニング判別手段の判別結果に応じて、前記フィルタリング手段のカットオフ周波数をその最低値から高くするように変更制御を行う第1の制御手段と、前記結像光学系の焦点距離に応じて、前記第1の制御手段による前記フィルタリング手段のカットオフ周波数の変更範囲の最低値を含む全体をオフセットするよう変更制御する第2の制御手段とを有することを特徴とする。
【0034】
また、本発明は、振れ検出手段の出力に基づいて振れ補正手段を制御し、結像光学系によって形成される像の振れを補正する振れ補正装置であって、前記結像光学系の焦点距離に基づいて前記振れ補正手段による最大補正角を検出する最大補正角検出手段と、カットオフ周波数が変更可能であって、前記振れ検出手段の出力に対し低周波数成分をカットするフィルタリング手段と、前記振れ検出手段の出力に応じて前記結像光学系がパンニング時であるか否かを判別するパンニング判別手段と、前記パンニング判別手段の判別結果に応じて、前記フィルタリング手段のカットオフ周波数をその最低値から高くするように変更制御を行う第1の制御手段と、前記最大補正角検出手段によって検出される最大補正角に応じて、前記第1の制御手段による前記フィルタリング手段のカットオフ周波数の変更範囲の最低値を含む全体をオフセットするように変更制御する第2の制御手段とを有することを特徴とする。
【0036】
【発明の実施の形態】
先ず、本発明の実施の形態の概要を説明する。本発明の実施の形態では、ビデオカメラ等の撮像装置において、焦点距離が長く且つテレ端での補正角が非常に小さいレンズを使用して防振制御を行う場合、従来のパンニング処理に加えて、所定値以上の焦点距離となるズームレンズ位置に対しては、ズームレンズ位置がテレ端側になるに従い、撮像装置の振れを検出する角速度センサの出力のDC成分をカットするHPFのカットオフ周波数を高くする、或いは、ズームレンズ位置から補正角を算出し、補正角が所定の角度以下になった場合に、補正角が小さくなるに従い、HPFのカットオフ周波数を高くする、という処理を追加する。これにより、特に補正角が非常に小さい場合に振れ補正時の補正端付近へのズームレンズの移動に制限をかけることで、防振が効かなくなる状態をできる限り回避し、違和感のない画を提供するものである。以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0037】
[第1の実施の形態]
図1は本発明の第1の実施の形態に係る撮像装置の構成を示すブロック図である。撮像装置は、レンズユニット101、CCD102、アナログ信号処理部103、CCD駆動回路104、カメラ信号処理部105、ラインメモリ106、メモリ制御回路107、モータドライバ108、ズームモータ109、角速度センサ111、高域通過フィルタ(HPF)112、アンプ113、カメラシステム制御マイクロコンピュータ(以下マイコン)119を備えている。更に、マイコン119は、A/Dコンバータ114、高域通過フィルタ(HPF)115、位相補償フィルタ116、カットオフ周波数を変更可能な可変高域通過フィルタ(HPF)117、積分器118、補正系制御部120、レンズ系制御部121を備えている。図1の各部の構成は上記で詳述したので説明は省略する。
【0038】
次に、上記の如く構成された第1の実施の形態に係る撮像装置の動作を図1〜図5を参照しながら詳細に説明する。図2・図3は第1の実施の形態に係る撮像装置のマイコン119内の防振制御を示すフローチャートの一部であり、パンニング制御を含んだHPFカットオフ周波数変更動作を示している。
【0039】
図2・図3において、ステップS201では、撮像装置のレンズユニット101におけるズームレンズの位置が予め設定された設定値1を超えているかどうかの判定を行っている。ズームレンズ位置が設定値1以上の場合は、ステップS202において、ズームレンズ位置に応じたHPFカットオフ周波数のインデックスオフセットデータを算出している。ここで、インデックスオフセットデータは、従来例におけるHPFカットオフ周波数設定値に対し、通常制御時のHPFカットオフ周波数を、設定値1以上のズームレンズ位置に応じてどのくらい変化させるかを示している。ズームレンズ位置が設定値1以下の場合は、ステップS203において、HPFカットオフ周波数のインデックスオフセットデータを0とし、通常時のインデックスデータとなるようにしている。
【0040】
さて、上記ステップS202でのインデックスオフセットデータ算出方法は、テレ端でのインデックスオフセットデータの設定値をfct、通常時のインデックスオフセットデータをfcn、テレ端でのズームレンズ位置をzpt、設定値1をzpn、現在のズームレンズ位置をzpとすると、以下のようになる。
【0041】
インデックスオフセットデータ=(fct−fcn)×(zpzpn
/(zpt−zpn)+ fcn (式5)
ここで、テレ端でのインデックスオフセットデータの設定値fct及び通常時のインデックスオフセットデータfcnは、カメラシステム制御マイコンに接続されたEEPROM(不図示)に予め格納されているデータにより与えられ、ズームレンズの倍率に合わせて可変できるようになっている。この算出結果が、ズームレンズ位置によって設定されるインデックスオフセットデータとして記憶される。
【0042】
ステップS204〜ステップS211は、従来のパンニング制御時の設定と同じであり、上記図16のステップS1001〜ステップS1008と同じ処理を行っている。そして、ステップS212において、パンニング処理によるインデックスデータと、上記ステップS202、ステップS203において設定されたインデックスオフセットデータを加算し、最終的なインデックスデータを設定する。その後、ステップS213において、インデックスデータに対応するHPFカットオフ周波数を設定する。
【0043】
以上の動作により、HPFカットオフ周波数が図4に示すように設定される。また、上記ステップS201〜ステップS203の動作により設定されるインデックスオフセットデータに対応するHPFカットオフ周波数は、ズームレンズ位置に応じて図5で示されるような特性となる。ここで、zpwはズームレンズのワイド端位置である。この特性を持たせることにより、ズームレンズの焦点距離が非常に長く補正角が小さい場合に、補正量を制限することが可能となる。その結果、通常制御時においてもパンニング制御時においても、補正端に張り付き(切り出しによる電子式の振れ補正において切り出しエリアがCCDの全撮像エリアの端部に張り付く状態)、防振が効かなくなる現象を回避することができるようになる。
【0044】
ここで、ズームレンズの焦点距離が短く、最大補正角が実際の補正に対し十分確保できる場合は、上記ステップS201における設定値1をテレ端のズームレンズ位置とすることにより、或いは、テレ端でのインデックスオフセットデータの設定値fctを通常時のデータと同じにすることにより、全焦点距離において従来と同様の制御が可能となる。つまり、本発明の制御内容を撮像装置に適用した場合、焦点距離が短いレンズであっても焦点距離が長いレンズであっても最適な防振制御が可能となる。
【0045】
以上説明したように、本発明の第1の実施の形態によれば、手振れ補正機能を搭載したビデオカメラ等の撮像装置において、高倍率化により補正角が非常に小さくなっても、撮影者に違和感を与えることなく良好な撮影が可能となる。
【0046】
[第2の実施の形態]
図6は本発明の第2の実施の形態に係る撮像装置の構成を示すブロック図である。撮像装置は、固定レンズ801、ズームレンズ802、シフトレンズ803、フォーカスコンペレンズ804、CCD805、低域通過フィルタ(LPF:Low Pass Filter)701、比較回路702、アンプ703、ドライバ704、センサ705、アンプ706、モータドライバ108、ズームモータ109、角速度センサ111、高域通過フィルタ(HPF)112、アンプ113、カメラシステム制御マイクロコンピュータ(以下マイコン)709を備えている。更に、マイコン709は、A/Dコンバータ114、高域通過フィルタ(HPF)115、位相補償フィルタ116、カットオフ周波数を変更可能な可変高域通過フィルタ(HPF)117、積分器118、焦点距離補正部707、補正系制御部708、レンズ系制御部121を備えている。図6において上記図1及び図14と同じ構成のものは同じ符号を付し説明は省略する。図6と上記図1との違いは、振れ補正のブロックが電子式から光学式になっている点である。
【0047】
第2の実施の形態の特徴部分を説明すると、図6において、低域通過フィルタ(LPF)701は、マイコン709からのPWM(Pulse Width Modulation)等による出力信号をD/A変換する。比較回路702は、低域通過フィルタ701の出力信号とアンプ706の出力信号とを比較し、比較結果に基づく信号をアンプ703に出力する。アンプ703は、比較回路702の出力信号を増幅する。ドライバ704は、シフトレンズ803を駆動する。センサ705は、シフトレンズ803の位置を検出する。アンプ706は、センサ705の出力を増幅する。焦点距離補正部707は、積分器118の出力に対して、焦点距離による出力データの補正を行う部分である。補正系制御部708は、後述するような補正制御を行う。
【0048】
また、第2の実施の形態において、固定レンズ801、ズームレンズ802、シフトレンズ803、フォーカスコンペレンズ804から構成されるレンズユニットは、小型化のために補正角が犠牲にされていることが前提となっており、ここでは、テレ端での補正角が例えば0.12degとなるように設計されたレンズを使用しているとする。
【0049】
次に、上記の如く構成された第2の実施の形態に係る撮像装置の動作を図6〜図9を参照しながら詳細に説明する。図7・図8は第2の実施の形態に係る撮像装置のマイコン709内の防振制御を示すフローチャートの一部であり、パンニング制御を含んだHPFカットオフ周波数変更動作を示している。
【0050】
図7・図8において、ステップS501は、補正系制御部708がレンズ系制御部121から出力されるズームレンズ位置データから、最大補正角を算出する部分である。焦点距離は、上述のようにズームレンズ位置から導出されるため、現在のズームレンズ位置による焦点距離がテレ端焦点距離に対して何%のところにあるのかにより、最大補正角が算出されることになる。もし60%の焦点距離であるとすると、
Figure 0004072348
となる。
【0051】
次に、ステップS502において、最大補正角が予め設定された所定値θnよりも小さいかどうかを判定する。最大補正角が所定値θnよりも小さい場合は、ステップS503において、最大補正角から、HPFカットオフ周波数のインデックスオフセットデータを算出する。また、最大補正角が所定値θn以上である場合は、ステップS504において、インデックスオフセットデータを0とする。
【0052】
ステップS505〜ステップS512は、従来のパンニング制御時の設定と同じであり、上記図16のステップS1001〜ステップS1008と同じ処理を行っている。そして、ステップS513において、パンニング処理によるインデックスデータと、上記ステップS503、ステップS504において設定されたインデックスデータのオフセット値を加算し、最終的なインデックスデータを設定する。その後、ステップS514において、インデックスデータに対応するHPFカットオフ周波数を設定する。
【0053】
以上の動作により、HPFカットオフ周波数が、第1の実施の形態と同様に、図4に示すように設定される。また、ステップS502〜ステップS504の動作により設定されるインデックスオフセットデータに対応するHPFカットオフ周波数は、最大補正角に応じて、図9で示されるような特性となる。ここで、θtは、テレ端での最大補正角を示している。この特性を持たせることにより、補正角が小さい場合に、補正量を制限することが可能となる。その結果、通常制御時においてもパンニング制御時においても、補正端に張り付き(シフトレンズによる光学式の振れ補正において鏡筒内でシフトレンズをそれ以上移動できない状態)、防振が効かなくなる現象を回避することができるようになる。
【0054】
尚、第2の実施の形態においては、シフトレンズ803による光学式振れ補正について説明したが、電子式振れ補正であっても、光学式振れ補正と同様に最大補正角を算出することができ、最大補正角に応じた制御を行うことが可能である。
【0055】
以上説明したように、本発明の第2の実施の形態によれば、手振れ補正機能を搭載したビデオカメラ等の撮像装置において、高倍率化により補正角が非常に小さくなっても、撮影者に違和感を与えることなく良好な撮影が可能となる。
【0056】
[第3の実施の形態]
図10は本発明の第3の実施の形態に係る撮像装置の構成を示すブロック図である。撮像装置は、レンズユニット101、CCD102、アナログ信号処理部103、CCD駆動回路104、カメラ信号処理部105、ラインメモリ106、メモリ制御回路107、モータドライバ108、ズームモータ109、角速度センサ111、高域通過フィルタ(HPF)112、アンプ113、カメラシステム制御マイクロコンピュータ(以下マイコン)119を備えている。更に、マイコン119は、A/Dコンバータ114、高域通過フィルタ(HPF)115、位相補償フィルタ116、第2のカットオフ周波数が変更可能な可変高域通過フィルタ(HPF)1401、カットオフ周波数が変更可能な可変高域通過フィルタ(HPF)117、積分器118、補正系制御部120、レンズ系制御部121を備えている。図10において上記図1と同じ構成のものは同じ符号を付し説明は省略する。
【0057】
第3の実施の形態の特徴部分を説明すると、図10において、従来の可変HPF117に加えて、第2の可変HPF1401を併せ持つことが特徴となる。即ち、可変HPF117において、従来のパンニング処理を行い、第2の可変HPF1401が、焦点距離或いは最大補正角に応じたHPFカットオフ周波数の変更を行うという構成になっている。ここで、可変HPF117のHPFカットオフ周波数は上記図15に示すように変化し、第2の可変HPF1401のHPFカットオフ周波数は上記図5或いは上記図9に示すように変化する。
【0058】
第3の実施の形態では、上記の構成により、第1の実施の形態、第2の実施の形態と同様の効果を得ることが可能となり、レンズの焦点距離が長く補正角が小さい場合に、補正端に張り付き(切り出しによる電子式の振れ補正において切り出しエリアがCCDの全撮像エリアの端部に張り付く状態)、防振が効かなくなる現象を回避することが可能となる。
【0059】
以上説明したように、本発明の第3の実施の形態によれば、手振れ補正機能を搭載したビデオカメラ等の撮像装置において、高倍率化により補正角が非常に小さくなっても、撮影者に違和感を与えることなく良好な撮影が可能となる。
【0060】
[第4の実施の形態]
図11は本発明の第4の実施の形態に係る撮像装置の構成を示すブロック図である。撮像装置は、レンズユニット101、CCD102、アナログ信号処理部103、CCD駆動回路104、カメラ信号処理部105、ラインメモリ106、メモリ制御回路107、モータドライバ108、ズームモータ109、角速度センサ111、高域通過フィルタ(HPF)112、アンプ113、カメラシステム制御マイクロコンピュータ(以下マイコン)119を備えている。更に、マイコン119は、A/Dコンバータ114、高域通過フィルタ(HPF)115、位相補償フィルタ116、カットオフ周波数を変更可能な可変高域通過フィルタ(HPF)1501、積分器1502、補正系制御部120、レンズ系制御部121を備えている。図11において上記図1と同じ構成のものは同じ符号を付し説明は省略する。
【0061】
第4の実施の形態の特徴部分を説明すると、図10において、パンニング制御を積分器1502の積分定数を変更することにより行い、可変HPF1501によって、焦点距離或いは補正角に応じたHPFカットオフ周波数の変更を行うという構成になっている。
【0062】
積分器1502の積分定数は、積分器出力の大きさにより図12に示すように変化する。図12において、Kmaxは通常時の積分定数、Kminは積分定数の最小値、Ctは積分器出力の大きさによるテレ端での積分定数変更ポイント、Cnは焦点距離が所定値以下での積分定数変更ポイントを示している。積分定数の値が小さくなると、低域のゲインが下がるため、図12に示すような特性を持たせることにより、上述のHPFカットオフ周波数を変更した場合と同様にパンニング制御を行うことが可能となる。この上で、可変HPF1501に上記図5或いは上記図9に示すような特性を持たせることにより、第1〜第3の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0063】
第4の実施の形態では、その結果、図11の構成によっても、焦点距離が長く補正角が小さい場合に、補正端に張り付く(切り出しによる電子式の振れ補正において切り出しエリアがCCDの全撮像エリアの端部に張り付く状態)ことにより、防振が効かなくなる現象を回避することが可能となる。
【0064】
以上説明したように、本発明の第4の実施の形態によれば、手振れ補正機能を搭載したビデオカメラ等の撮像装置において、高倍率化により補正角が非常に小さくなっても、撮影者に違和感を与えることなく良好な撮影が可能となる。
【0065】
[他の実施の形態]
第1〜第4の実施の形態では、撮像装置単体の場合を例に挙げたが、本発明の撮像装置と、液晶ディスプレイ等の表示装置やパーソナルコンピュータ等の情報処理装置とを画像通信可能に構成したシステムに適用することも可能である。
【0066】
尚、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。上述した実施形態の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記憶した記憶媒体等の媒体をシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体等の媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、本発明が達成されることは言うまでもない。
【0067】
この場合、記憶媒体等の媒体から読み出されたプログラムコード自体が上述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体等の媒体は本発明を構成することになる。プログラムコードを供給するための記憶媒体等の媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、或いはネットワークを介したダウンロードなどを用いることができる。
【0068】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合も、本発明に含まれることは言うまでもない。
【0069】
更に、記憶媒体等の媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合も、本発明に含まれることは言うまでもない。
【0070】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、次のような効果を奏する。
【0071】
倍率が高いレンズを使用して電子防振を行う際、切り出しによる電子式の振れ補正において、焦点距離が非常に長くなり、最大補正角が非常に小さくなった場合に、焦点距離に応じて或いは最大補正角に応じてフィルタリング手段のカットオフ周波数を高くするように変更することにより、補正端に張り付いて(切り出しエリアが撮像素子の全撮像エリアの端部に張り付いて)、防振が効きにくくなる現象を回避することができる。
【0072】
また、光学式の振れ補正に関しても、ズームレンズのテレ端の補正角が非常に小さい場合には、焦点距離から算出される最大補正角が所定の補正角以下になった場合に、補正角に応じてフィルタリング手段のカットオフ周波数を高くするように変更することにより、補正端に張り付いて(鏡筒内でシフトレンズをそれ以上移動できない状態となり)、防振が効きにくくなる現象を回避することができる。
【0073】
その結果、手振れ補正機能を搭載したビデオカメラ等において、高倍率化により補正角が非常に小さくなっても、使用者者に違和感を与えることなく良好な振れ補正が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る撮像装置の構成を示すブロック図である。
【図2】第1の実施の形態に係る撮像装置のマイコン内の防振制御を示すフローチャートである。
【図3】第1の実施の形態に係る撮像装置のマイコン内の防振制御を示すフローチャートである。
【図4】第1の実施の形態に係る撮像装置における積分器出力とHPFカットオフ周波数の関係を示す図である。
【図5】第1の実施の形態に係る撮像装置におけるズームレンズ位置とHPFカットオフ周波数の関係を示す図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係る撮像装置の構成を示すブロック図である。
【図7】第2の実施の形態に係る撮像装置のマイコン内の防振制御を示すフローチャートである。
【図8】第2の実施の形態に係る撮像装置のマイコン内の防振制御を示すフローチャートである。
【図9】第2の実施の形態に係る撮像装置における最大補正角とHPFカットオフ周波数の関係を示す図である。
【図10】本発明の第3の実施の形態に係る撮像装置の構成を示すブロック図である。
【図11】本発明の第4の実施の形態に係る撮像装置の構成を示すブロック図である。
【図12】第4の実施の形態に係る撮像装置における積分器出力と積分器定数の関係を示す図である。
【図13】撮像装置の電子式の振れ補正方式における撮像素子の撮像エリアからの放送方式標準エリアの切り出し範囲を示す図である。
【図14】撮像装置の光学式の振れ補正方式におけるレンズ群の構成を示す図である。
【図15】撮像装置のパンニング制御時における積分器出力とHPFカットオフ周波数の関係を示す図である。
【図16】撮像装置のパンニング制御を示すフローチャートである。
【図17】撮像装置のズームレンズ位置と焦点距離の関係を示す図である。
【図18】撮像装置のHPFカットオフ周波数に対応するインデックスデータを示す図であり、(a)はインデックスデータのテーブルデータの一覧を示す図、(b)はテーブルデータのグラフを示す図である。
【図19】撮像装置のパンニング制御時における積分器出力に対しHPFカットオフ周波数を変化させた状態を示す図である。
【符号の説明】
101 レンズユニット
111 角速度センサ(振れ検出手段)
117 可変HPF(フィルタリング手段、第1のフィルタリング手段)
119、709 カメラシステム制御マイコン(制御手段)
120、708 補正系制御部(振れ補正手段、最大補正角検出手段、第1の特性変更手段、第2の特性変更手段)
121 レンズ系制御部
801 固定レンズ
802 ズームレンズ
803 シフトレンズ
804 フォーカスコンペレンズ
1401 第2の可変HPF(第2のフィルタリング手段)
1501 可変HPF(フィルタリング手段)

Claims (11)

  1. 振れ検出手段の出力に基づいて振れ補正手段を制御し、結像光学系によって形成される像の振れを補正する振れ補正装置であって、
    カットオフ周波数が変更可能であって、前記振れ検出手段の出力に対し低周波数成分をカットするフィルタリング手段と、
    前記振れ検出手段の出力に応じて前記結像光学系がパンニング時であるか否かを判別するパンニング判別手段と、
    前記パンニング判別手段の判別結果に応じて、前記フィルタリング手段のカットオフ周波数をその最低値から高くするように変更制御を行う第1の制御手段と、
    前記結像光学系の焦点距離に応じて、前記第1の制御手段による前記フィルタリング手段のカットオフ周波数の変更範囲の最低値を含む全体をオフセットするよう変更制御する第2の制御手段とを有することを特徴とする振れ補正装置。
  2. 前記第2の制御手段は、前記結像光学系の焦点距離が所定の焦点距離よりも長くなることに応答して、前記カットオフ周波数の変更範囲の最低値を高くするように前記オフセットを行うことを特徴とする請求項1記載の振れ補正装置。
  3. 振れ検出手段の出力に基づいて振れ補正手段を制御し、結像光学系によって形成される像の振れを補正する振れ補正装置であって、
    前記結像光学系の焦点距離に基づいて前記振れ補正手段による最大補正角を検出する最大補正角検出手段と、
    カットオフ周波数が変更可能であって、前記振れ検出手段の出力に対し低周波数成分をカットするフィルタリング手段と、
    前記振れ検出手段の出力に応じて前記結像光学系がパンニング時であるか否かを判別するパンニング判別手段と、
    前記パンニング判別手段の判別結果に応じて、前記フィルタリング手段のカットオフ周波数をその最低値から高くするように変更制御を行う第1の制御手段と、
    前記最大補正角検出手段によって検出される最大補正角に応じて、前記第1の制御手段による前記フィルタリング手段のカットオフ周波数の変更範囲の最低値を含む全体をオフセットするように変更制御する第2の制御手段とを有することを特徴とする振れ補正装置。
  4. 前記第2の制御手段は、前記検出される最大補正角が所定の補正角よりも小さくなることに応答して、前記カットオフ周波数の変更範囲の最低値を高くするように前記オフセットを行うことを特徴とする請求項3記載の振れ補正装置。
  5. 前記振れ補正手段は、電子式振れ補正手段であることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の振れ補正装置。
  6. 求項1乃至のいずれかに記載の振れ補正装置を搭載することを特徴とする撮像装置。
  7. 振れ検出手段の出力に基づいて振れ補正手段を制御し、結像光学系によって形成される像の振れを補正する振れ補正方法であって、
    前記振れ検出手段の出力に応じて前記結像光学系がパンニング時であるか否かを判別するパンニング判別ステップと、
    前記パンニング判別ステップの判別結果に応じて、カットオフ周波数が変更可能であって前記振れ検出手段の出力に対し低周波数成分をカットするフィルタリング手段の当該カットオフ周波数をその最低値から高くするように変更制御する第1の制御ステップと、
    前記結像光学系の焦点距離に応じて、前記第1の制御ステップによる前記フィルタリング手段のカットオフ周波数の変更範囲の最低値を含む全体をオフセットするよう変更制御する第2の制御ステップとを有することを特徴とする振れ補正方法。
  8. 振れ検出手段の出力に基づいて振れ補正手段を制御し、結像光学系によって形成される像の振れを補正する振れ補正方法であって、
    前記結像光学系の焦点距離に基づいて前記振れ補正手段による最大補正角を検出する最大補正角検出ステップと、
    前記振れ検出手段の出力に応じて前記結像光学系がパンニング時であるか否かを判別するパンニング判別ステップと、
    前記パンニング判別ステップの判別結果に応じて、カットオフ周波数が変更可能であって前記振れ検出手段の出力に対し低周波数成分をカットするフィルタリング手段の当該カットオフ周波数をその最低値から高くするように変更制御する第1の制御ステップと、
    前記最大補正角検出ステップで検出される最大補正角に応じて、前記第1の制御ステップによる前記フィルタリング手段のカットオフ周波数の変更範囲の最低値を含む全体をオフセットするように変更制御する第2の制御ステップとを有することを特徴とする振れ補正方法。
  9. 振れ検出手段の出力に基づいて振れ補正手段を制御し、結像光学系によって形成される像の振れを補正する振れ補正装置の制御プログラムであって、
    前記振れ検出手段の出力に応じて前記結像光学系がパンニング時であるか否かを判別するパンニング判別モジュールと、
    前記パンニング判別モジュールの判別結果に応じて、カットオフ周波数が変更可能であって前記振れ検出手段の出力に対し低周波数成分をカットするフィルタリング手段の当該カットオフ周波数をその最低値から高くするように変更制御する第1の制御モジュールと、
    前記結像光学系の焦点距離に応じて、前記第1の制御モジュールによる前記フィルタリング手段のカットオフ周波数の変更範囲の最低値を含む全体をオフセットするよう変更制御する第2の制御モジュールとを有することを特徴とする振れ補正装置の制御プログラム。
  10. 振れ検出手段の出力に基づいて振れ補正手段を制御し、結像光学系によって形成される像の振れを補正する振れ補正装置の制御プログラムであって、
    前記結像光学系の焦点距離に基づいて前記振れ補正手段による最大補正角を検出する最大補正角検出モジュールと、
    前記振れ検出手段の出力に応じて前記結像光学系がパンニング時であるか否かを判別するパンニング判別モジュールと、
    前記パンニング判別モジュールの判別結果に応じて、カットオフ周波数が変更可能であって前記振れ検出手段の出力に対し低周波数成分をカットするフィルタリング手段の当該カットオフ周波数をその最低値から高くするように変更制御する第1の制御モジュールと、
    前記最大補正角検出モジュールで検出される最大補正角に応じて、前記第1の制御モジュールによる前記フィルタリング手段のカットオフ周波数の変更範囲の最低値を含む全体をオフセットするように変更制御する第2の制御モジュールとを有することを特徴とする振れ補正装置の制御プログラム。
  11. 請求項9又は10記載の制御プログラムを格納することを特徴とする記憶媒体。
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