JPH11275431A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JPH11275431A
JPH11275431A JP10069596A JP6959698A JPH11275431A JP H11275431 A JPH11275431 A JP H11275431A JP 10069596 A JP10069596 A JP 10069596A JP 6959698 A JP6959698 A JP 6959698A JP H11275431 A JPH11275431 A JP H11275431A
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JP
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shake
shake correction
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unit
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JP10069596A
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English (en)
Inventor
Hiroto Okawara
裕人 大川原
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パンニング動作への移行や復帰の応答性を改
善する。 【解決手段】 防振制御回路22は、角速度センサ18
a,18bにより検知された角速度から角変位θを算出
し、焦点距離fと角変位θとから対応する振れ補正量を
算出する。振れ補正量から、検出した角速度信号を帯域
制限するカットオフ周波数を決定する。カットオフ周波
数は、振れ補正量の小さいところでは振れ補正量の2乗
で変化させ、振れ補正量の増加に対して急激にカットオ
フ周波数が高くなるようにする。振れ補正量に応じて、
撮像素子12から読み出すラインと、ラインメモリ28
から読み出す水平位置を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮像装置に関し、
より具体的には、手振れ補正機能を備えた、ビデオ・カ
メラ等の撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年のビデオ・カメラには、手振れ防止
が搭載された防振機能付きカメラが一般的となってい
る。手振れ防止機能の方式としては、光学式補正と電子
式補正とがある。
【0003】光学式手振れ補正では、撮像素子に入射さ
れる撮影光の光路途中に、光軸変位が可能なプリズムや
レンズ部材を配置し、手振れに応じ光軸を偏向すること
で、手振れによる画像の動きを相殺する。手振れ検出手
段としては、振動ジャイロ等の角速度センサで、直接、
カメラに加わる揺れ成分を検出し、この出力を積分する
ことでカメラの角変位を検出するのが一般的となってい
る。
【0004】一方、電子式手振れ補正は、フィールド間
での映像信号の変化からカメラの動き量を算出する動き
ベクトル検出方式と併用される場合が多く、動きベクト
ル検出用フィールド・メモリに記憶される画像から、そ
の画像の動きが除去されるように一部を抽出する方法を
採用する。電子式手振れ補正の別の方式として、ぶれ検
出には角速度センサを用い、撮像素子から出力される画
像から、その画像の動きを相殺するような一部を切り出
して出力する方式も提案されている。
【0005】電子式の場合、映像信号に対する電子的処
理によるので、その補正周期はフィールド周期となる。
従って、露光時間中の手振れを除去することが出来ない
反面、光学方式よりも小型軽量に出来るというメリット
がある。また、撮像素子に高密度の大型タイプのものを
用いることで、撮像信号から切り出される画像の解像度
を上げ、光学式に比べ不利であった画質劣化も改良され
つつある。
【0006】ところで、ビデオ・カメラでは、カメラを
意図的に動かすパンニングやチルティング等のカメラワ
ークを行いながら撮影を行う場合がある。これらのカメ
ラワークでの撮影時には、手振れ補正をそまま有効にし
たのでは、補正範囲の端に突き当たって撮影画像に乱れ
が生じたり、撮影者の意図する方向への応答が遅くなる
といった弊害があるので、これを防止する手段として、
手振れ補正に制限をかけて補正能力を低下させる構成が
提案されている(例えば、平成5年特許出願公開第14
2614号公報参照)。また、焦点距離が超望遠域にな
っても撮影者に違和感を与えないようなバンニング動作
を実現する発明も提案されている(平成9年特許出願公
開第51466号公報)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のパンニング動作
制御では、手振れ検出信号(又はその加工信号)レベル
が所定しきい値を越えたに、振れ補正能力を低下させる
ようにしている。従って、動画撮影という連続的な映像
の撮影では、パンニングモード移行時の動きが画面上で
明確になり、不自然な映像になっていた。
【0008】この問題を回避するために、振れ補正能力
が時間的に滑らかに変化するように振れ補正特性を変化
させる発明も提案されているが(平成8年特許出願公開
第313950号公報)、逆に、パンニング動作への移
行や復帰の応答性が劣化してしまっていた。
【0009】更に、極めて複雑な防振制御処理により、
振れ補正特性の円滑な変化と応答性劣化の防止を実現す
る構成も、提案されている。しかし、この提案は、振れ
補正手段がズームレンズより前に置かれる光学式手振れ
補正装置で実現できているが、振れ補正手段がズームレ
ンズより後ろに置かれる光学式防振装置又は電子式防振
装置では、焦点距離の変化毎にパンニング動作用の設定
パラメータを用意しなければならず、現実的ではなかっ
た。
【0010】本発明は、これらの問題点を解決した撮像
装置を提示することを目的とする。
【0011】即ち、本発明は、防振機能を具備していて
も、パンニング又はチルティングの際に自然な映像を得
られる撮像装置を提示することを目的とする。
【0012】本発明はまた、交換レンズ方式でレンズ交
換されても、同じ特性の手振れ補正機能を実現できる撮
像装置を提示することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本出願の請求項1に係る
発明の撮像装置は、変倍撮影光学系と、当該変倍撮影光
学系による光学像を電気信号に変換する撮像手段と、当
該撮像手段に加わる振れを検出する振れ検出手段と、当
該振れ検出手段により検出された振れを補正する振れ補
正手段と、当該振れ補正手段の振れ補正量に応じた所定
特性の制限値で当該振れ補正手段の補正動作を制限する
制限手段とを有することを特徴とする。
【0014】当該制限手段は、当該所定特性を当該変倍
撮影光学系の焦点距離に応じて変更する請求項1に記載
の撮像装置。
【0015】当該制限手段は、当該振れ補正手段の振れ
補正量を規格化する規格化手段と、当該規格化手段によ
り規格化された当該振れ補正量に所定制限値特性を適用
して、制限値を算出する制限値算出手段と、当該制限値
算出手段により算出された制限値により当該振れ補正手
段の補正動作を制限する振れ制限手段とからなる。
【0016】当該規格化手段は、当該振れ補正手段の振
れ補正量を焦点距離と当該振れ補正手段の最大振れ補正
範囲で規格化する。
【0017】当該振れ補正手段は、当該変倍撮影光学系
の光軸を移動させる光学素子を具備する。
【0018】当該制限手段は、当該振れ検出手段により
検出された振れ信号の帯域を制限する帯域制限手段を有
する。
【0019】当該振れ補正手段が、当該撮像手段の全撮
像画面から一部を電子的に抽出する電子抽出手段であ
る。
【0020】更に、当該変倍撮影光学系の焦点距離、当
該全撮像画面における抽出画像の位置変更余剰量及び画
素サイズ、並びに出力ビデオ形式を記憶する記憶手段を
具備する。
【0021】出力ビデオ形式に応じて、当該振れ検出手
段の検出周波数をフィールド周波数の最小公倍数の整数
倍に設定する。
【0022】当該所定特性の制限値は、当該振れ補正量
のn乗(但し、nは1以上の整数)に比例して決定され
る。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施例を詳細に説明する。
【0024】図1は、ビデオ・カメラに電子防振機能を
搭載した本発明の一実施例の概略構成ブロック図を示
す。10は撮影レンズ、12は撮影レンズ10による光
学像を電気信号に変換するCCD式撮像素子である。撮
像素子12の出力信号はアンプ14により増幅され、カ
メラ信号処理回路16に入力される。カメラ信号処理回
路16はアンプ14からの画像信号に利得調整、色バラ
ンス調整及びγ補正などの周知のカメラ信号処理を施
し、標準形式の映像信号を形成して出力する。
【0025】18aはピッチ方向の角速度センサ、18
bはヨー方向の角速度センサ、20a,20bは角速度
センサ18a,18bの出力を増幅するアンプ、22は
アンプ20a,20bの出力(即ち、ピッチ方向の角速
度及びヨー方向の角速度)からカメラ本体の手振れとそ
の角度を検出し、手振れを相殺する防振制御回路であ
る。防振制御回路22は具体的にはマイクロコンピュー
タからなり、アンプ20a,20bの出力をディジタル
信号に変換するA/D変換器を内蔵する。24は防振オ
ン/オフを防振制御回路22にユーザが指示する防振オ
ン/オフ・スイッチ、26は防振制御回路22からの指
令に従い撮像素子12を駆動して、所望のライン部分を
読み出させるCCD駆動回路、28は、ライン方向で出
力画像部分を選択するためのライン・メモリ、30は防
振制御回路22からの指令に従いライン・メモリ28を
制御するメモリ制御回路である。
【0026】防振制御回路22は、検出された角速度
(アンプ20a,20bの出力)を積分して角変位を算
出し、得られた角変位、即ち、カメラの振れ角θと撮影
レンズ10の焦点距離fから、撮像素子12上の振れに
よる画素移動分(ほぼ、f×tanθに相当する。)を
算出し、この画素移動を相殺するように、撮像素子の撮
像面又はメモリの該当領域から画像信号を読み出す。
【0027】電子的な防振制御で抽出される画像領域を
簡単に説明する。図2は、撮像素子12の全撮像エリア
から得られる画像と、そこから切り出されて出力される
画像の関係を示す。32は、撮像素子12の全撮像エリ
ア、34は全撮像エリア32から出力用に画像を切り出
す切出し範囲であり、その左上隅の座標(V0,H0)
を、切出し範囲34の位置座標とする。切出し範囲34
から切り出された又は抽出された画像は、図2(b)に
示すように、出力用の画像サイズ又は画素構成に再編さ
れて出力される。
【0028】全撮像エリア32上で切出し範囲34の位
置を、手振れを相殺するように移動することで、手振れ
を補正できる。切出し範囲34の位置変更可能範囲、即
ち、手振れ補正能力は、全撮像エリア32と切出し範囲
34の水平/垂直の画素数差(以下では、余剰画素数と
呼ぶ。)で決定される。切出し範囲34は、手振れ補正
オフの場合の基準位置(初期位置)が予め決定されてい
る。その基準位置は、通常、全撮像エリア32の中央で
ある。
【0029】切出し範囲34の画像を抽出する方法とし
て、全撮像エリア32の画像全体をフィールド・メモリ
に記憶し、切出し範囲34の画像のみを読み出しなが
ら、表示サイズになるように水平及び垂直方向で補間す
る方法と、切出し範囲34が予め標準映像信号に必要な
走査線数と水平画素数を満足するように、高密度で高画
素タイプの大型撮像素子を用いる方法がある。
【0030】本実施例では、撮像素子12に汎用のPA
L用CCD撮像素子を使用し、出力映像信号はNTSC
方式に準拠するものとする。PAL用CCD撮像素子
は、垂直方向の画素密度が高いので、垂直走査方向につ
いては、CCD駆動回路26により、NTSC規格に対
して余分になるライン数の範囲内で高速掃き出しすべき
ライン数を角変位に応じて変化させれば、垂直方向の切
り出し位置を変化させることができる。また、水平走査
方向については、ライン・メモリ28とメモリ制御回路
30により、縦横比分だけ拡大処理を行ないつつ、ライ
ン・メモリ28ヘの書き込み開始画素位置と読み出し開
始画素位置との関係を変化させることで、水平方向の画
面位置を変更できる。
【0031】図1に示す実施例では、防振制御回路22
は、垂直方向についてはCCD駆動回路26に高速掃き
出し制御を行わせることで、所望の走査線部分を撮像素
子12から読み出し、水平走査方向については、カメラ
信号処理回路16で処理されたライン画像をライン・メ
モリ28に書き込み、メモリ制御回路30によりライン
メモリ28のライン画像の読み出位置を、振れ補正の画
素移動量に応じて変更しつつ、縦横比に見合うだけ拡大
処理(メモリ読み出しレートを変更し、間引いて読み出
すことで拡大できる。)を行う。ライン・メモリ28か
ら読み出された信号は、カメラ信号処理回路16で色処
理等を施され、標準形式の映像信号に変換されて出力さ
れる。
【0032】次に図3及び図4を参照して、防振制御回
路22による防振制御動作を詳細に説明する。本実施例
の目的の1つは、パンニング操作に対して、防振制御を
円滑に切り換えることにある。本実施例では、振れ補正
量に応じて、振れ補正量のn乗(nは1以上の整数)に
比例する特性で制限量を変更して振れ補正の効き具合を
自動調整する。
【0033】図3は、角速度センサ18a,18bで検
出した角速度信号を積分することで、角変位を算出する
処理のフローチャートを示す。この処理は、一定周期の
割込み処理になっており、本実施例では、フィールド周
波数の10倍、つまり、NTSC方式の場合600Hz
の周波数で実行される。この周波数は、角速度信号のサ
ンプリング周波数、即ち、角変位の算出周波数に相当す
る。この処理のための割り込み信号は、周知の方法で生
成できるが、例えば、クロック信号をアップ又はダウン
カウントし、1/600秒相当分を計数したら、割り込
み信号を発生させる。防振制御回路22は、角速度信号
を内蔵するA/D変換器によりディジタル信号に変換し
て取り込むが、本実施例では、理解を容易にするため、
A/D変換器はスキャンモードで動作しており、常時、
入力信号をディジタル信号に変換しているものとする。
【0034】先ず、A/D変換でサンプリングした角速
度信号からDC成分を除去し(S1)、角速度信号のA
C成分を帯域制限する(S2)。この帯域制限は、実際
には、DC成分を除去するのと同様のハイパスフィルタ
処理であり、そのカットオフ周波数が、S1では固定値
なのに対して、S2では可変になってる点が異なる。こ
のカットオフ周波数を低域から高域まで変化させること
により、所望の帯域成分を抽出する。本実施例では、パ
ンニング等のカメラワーク動作中には、カットオフ周波
数を上げて振動抑制能力を低下させ、通常撮影時には、
手振れ補正のためにカットオフ周波数を低下させる。ま
た、振れ補正可能範囲の限界よりも大きな手振れを補正
しようとして、補正端に衝突したときの画面の不自然さ
を防止するためにも、S2のカットオフ周波数が調整さ
れる。カットオフ周波数をどのように制御するかは、図
4を参照して、後述する。
【0035】帯域制限された角速度信号を積分して、角
変位を算出する(S3)。算出された角変位が、カメラ
本体に加わる振れ角に相当する。振れ角計算回数の変数
mをインクリメントし(S4)、mが10に等しければ
(S5)、mに0を代入して(S6)、割り込み処理を
終了し、mが10に等しくなければ(S5)、そのまま
終了する。即ち、1フィールド期間に10回の割り込み
があれば、mを0で初期化する。
【0036】S1〜S3は、ピッチ方向とヨー方向のそ
れぞれについて実行される。
【0037】図4に示す処理は、1フィールドに1回、
実行される。具体的には、具体的には、m=0のとき、
即ち、現フィールドの最後に実行される。
【0038】mが0になるのを待機する(S11)。現
フィールドで図3に示す割込処理が10回、実行される
と、mが初期化される(S6)。m=0になると(S1
1)、振れ補正量を算出する(S12)。振れ補正量は
前述したように、振れ角θと光学系の焦点距離fとか
ら、f×tanθで求められる。算出された振れ補正量
から、振れ補正能力を制限する制限値を算出する(S1
3)。算出される制限値は、具体的には、図3のS2で
適用されるカットオフ周波数である。
【0039】次に、切り出し範囲の目標位置座標(V
0,H0)を算出する(S14)。ここで目標位置座標
は、下記式で与えられる。即ち、 V0=垂直の原点位置±ピッチ方向の振れ角を補正する移動画素数 =垂直の原点位置±(−1)×焦点距離×tan(ピッチ振れ角)/垂直 セルサイズ H0=垂直の原点位置±ヨー方向の振れ角を補正する移動画素数 =垂直の原点位置±(−1)×焦点距離×tan(ヨー振れ角)/水平セ ルサイズ である。これらの式により、振れ補正に必要な移動画素
数が得られる。
【0040】算出された目標位置座標(V0,H0)を
切り出し範囲の基準座標として、CCD駆動回路26及
びメモリ制御回路30に所定の指令を出力する(S1
5)。CCD駆動回路26及びメモリ制御回路30は、
次のフィールドで命令通りの切出しを実行するように動
作する。この後、次のフィールドに備えてS11に戻
り、10回の積分処理が実行されるのを待機する。
【0041】図5及び図6は、振れ補正量に対するカッ
トオフ周波数特性を示す。図5は、テレ端での特性を示
し、図6は、ワイド端での特性を示す。図5及び図6共
に、横軸は振れ補正量、縦軸はカットオフ周波数を示
す。カットオフ周波数が、振れ補正量の関数になってい
るので、振れ補正の程度に応じて細かく振動抑制能力を
制御することになり、パンニング動作時にも円滑な切り
替えが行える。本実施例では、最大カットオフ周波数を
6Hzとした。これは、主となる手振れ周波数成分が5
Hz以下であることによる。
【0042】また、手振れ補正量が少ない部分では、カ
ットオフ周波数を補正量の2乗に比例させているのは、
振れ補正量が上がったときに急峻にカットオフ周波数を
上げるためであり、また振れ補正量がゼロ近傍の場合に
はカットオフ周波数を出来るだけ低くして防振効果を高
めるためである。
【0043】防振効果が高い範囲(振れ補正量がゼロ近
傍の範囲)を出来るだけ拡大したい場合には、振れ補正
量に対する次数を増し、振れ補正量がより大きくなった
時に、カットオフ周波数が急峻に立ち上がるように係数
等を設定すればよい。
【0044】焦点距離が長いテレ領域では、ワイドの場
合に比べ同じ振れ補正量での被写体の変位速度が速くな
りやすい傾向がある。といのは、同じ振れ補正量が算出
される振れ角変位は、焦点距離が長いテレ領域の方が小
さく、パンニングの速度により振れ角は簡単に大きくな
ってしまうためである。従って、振れ角が大きくなり振
れ補正端に衝突して撮影画像が乱れる現象を防止するに
は、図5に示すようにテレ端側では、より速くカットオ
フ周波数を上げる必要がある。
【0045】このように、焦点距離に応じてカットオフ
周波数特性を変更することにより、同一の制限パラメー
タで、パンニング動作用防振制御と端衝突防止とを両立
することが可能となる。
【0046】図3〜図6を参照して説明した処理によ
り、本実施例では、振れ補正量に対する制限量、つまり
カットオフ周波数を、振れ補正量に応じて変化させるこ
とで、振れ補正量に対する制限が連続的に変化すること
になり、通常撮影時の防振制御とパンニング時の防振制
御の切替わりが円滑になる。特に、カットオフ周波数を
振れ補正量のn乗(nは1以上の整数)に比例して変化
させることにより、所定の振れ補正量時に急峻に制限を
掛けたり、出来るだけ制限を掛けない補正量範囲を広く
とるなど、柔軟な設定が可能になる。焦点距離に応じて
適切な制限特性に設定することで、振れ補正端への衝突
による撮影画像の乱れの防止と、パンニング動作時の防
振制御とを、帯域制限用の同じパラメータで実現でき
る。
【0047】本実施例では、PAL用CCD撮像素子と
ライン・メモリを使っているが、フィールド・メモリ上
で画像の抽出位置を制御することでも、同様の作用効果
を実現できる。拡大制御しなくとも済む大型又は超高画
素タイプのCCD撮像素子を使ってもよい。本実施例で
は、振れ検出手段として角速度センサを用いたが、加速
度センサでも良く、その場合は、防振制御回路22の内
部又は外部で更に1回積分処理を行えば良い。振れ角変
位量の算出はソフトウエア処理でも、ハードウエア処理
でもよいことは明らかである。更に、本実施例では、振
れ補正制限手段として振れ信号の帯域を制限する帯域制
限手段を使用したが、これに限定されない。例えば、振
れ補正ゲインの変更によって制限してもよい。その場
合、動きベクトル検出手段を、振れ検出手段として使用
できる。
【0048】図4〜図6を参照して説明した処理では、
主としてパンニング・モード時の制限値が振れ補正量に
応じて決定されるとしたが、焦点距離毎に制限値特性を
設定する必要が有り、ズームレンズを使用する撮像装置
にはやや複雑になる。
【0049】次に、ズームレンズを使用する撮像装置又
はレンズ交換式の撮像装置に適した実施例を説明する。
図7は、その実施例の概略構成ブロック図を示す。この
実施例では、手振れ補正用のシフトレンズを光軸に垂直
に移動させることで手振れを補正する光学式手振れ補正
装置を使用する。
【0050】110は、インナーフォーカスタイプの撮
影レンズであり、固定レンズ112、ズームレンズ11
4、絞り116、防振用シフトレンズ118及びフォー
カスレンズ120からなる。
【0051】122は、撮影レンズ110による光学像
を電気信号に変換する撮像素子、124は撮像素子12
2の出力を増幅するアンプ、126はアンプ124の出
力信号に周知のカメラ信号処理を施すカメラ信号処理回
路である。
【0052】モータ駆動回路128は、ステッピング・
モータ130によりズームレンズ114を光軸方向に移
動させる。モータ駆動回路132は、ステッピング・モ
ータ134により防振用シフトレンズ118を光軸に垂
直な方向に移動させる。エンコーダ136は防振用シフ
トレンズ118の位置を検出する。アンプ138はエン
コーダ136の出力を増幅し、減算器140は後述する
システム制御回路146からの制御信号からアンプ13
8の出力を減算してモータ駆動回路132に印加する。
モータ駆動回路142は、ステッピング・モータ144
によりフォーカスレンズ120を光軸方向に移動させ
る。
【0053】システム制御回路146は、全体の制御を
司るマイクロコンピュータであり、モータ駆動回路12
8,142を制御し、減算器140に防振制御の目標値
を出力する。
【0054】148はユーザが焦点距離を変更するため
に操作するズームキーであり、システム制御回路146
は、ズーム・キー148の操作に応じてモータ駆動回路
128及びモータ130によりズームレンズ114を指
定の方向に移動させる。
【0055】150aはピッチ方向の角速度センサ、1
50bはヨー方向の角速度センサである。角速度センサ
150a,150bの検出出力は、アンプ152a,1
52bにより増幅されてシステム制御回路146に印加
される。154は、防振オン/オフ・スイッチである。
【0056】システム制御回路146は、アンプ152
a,152bのアナログ出力をディジタル信号に変換
し、積分して角速度を各変位に変換する。システム制御
回路146は、得られた角変位、即ち揺れ角θと撮影レ
ンズ110の焦点距離fから、撮像素子122上の振れ
による撮影像の移動分(ほぼ、f×tanθに相当す
る。)を振れによる移動方向とは逆方向に動かすように
シフトレンズ118を光軸に垂直に移動させることで、
振れを補正する。具体的には、システム制御回路146
は減算器140に振れ補正の目標値を出力する。減算器
140は、アンプ138の出力(具体的には、シフトレ
ンズ118の位置を示す信号)と目標値とを比較し、そ
の差信号をモータ駆動回路132に印加する。これによ
り、目標値に相当する位置にシフトレンズ118が移動
する。
【0057】システム制御回路146はまた、ズームレ
ンズ114及びフォーカスレンズ120も制御する。即
ち、押し圧により抵抗値が変化する回転操作タイプのズ
ームスイッチ148からの信号に応じ、システム制御回
路146は、モータ駆動回路128を制御して、ズーム
レンズ114を指定の方向に移動させる。システム制御
回路146は、カメラ信号処理回路126から得られる
焦点信号が最大となるように、モータ駆動回路142を
制御して、フォーカスレンズ120を前後に移動させ、
撮像素子122の撮像面上に光学像が結像するようにす
る。
【0058】図8を参照して、システム制御回路146
における防振制御動作を説明する。本実施例では、振れ
補正量は焦点距離と最大補正限界で規格化されており、
規格化振れ補正量に応じて制限値が所定の制限特性で算
出される。従って、1種類の制限特性を有するだけで、
すべての焦点距離に対応可能となる。
【0059】本実施例でも、角速度センサ150a,1
50bで検出された角速度信号を積分することで角変位
を算出し、振れ補正量とその制限値を算出する。第1の
実施例では、振れ補正周期がフィールド周期であった
が、本実施例は、光学式防振であるので、振れサンブリ
ングと振れ補正周期を一致させ、撮像素子の電荷蓄積時
間中にも手振れを補正することが可能になる。図8に示
す処理は、実際には、システム制御回路146でで実行
される定周期の割込み処理であり、本実施例では、例え
ば、1kHzの周波数で実行される。例えば、発振クロ
ックを所定分周率で分周したものをアップ(又はダウ
ン)カウントし、1ミリ秒に相当する時間を計数して、
割り込みを掛ければよい。システム制御回路146は、
アンプ152a,152bのアナログ出力をディジタル
信号に変換するA/D変換器を内蔵するが、そのA/D
変換器は、スキャンモードで常時動作しているものとす
る。
【0060】システム制御回路146は、A/D変換で
サンプリングした角速度信号からDC成分を除去し(S
21)、角速度信号のAC成分を帯域制限する(S2
2)。この帯域制限は、実際には、DC成分を除去する
のと同様のハイパスフィルタ処理であり、そのカットオ
フ周波数が、S11では固定値なのに対して、S22で
は可変になってる点が異なる。このカットオフ周波数を
低域から高域まで変化させることにより、所望の帯域成
分を抽出する。本実施例では、先の実施例と同様に、パ
ンニング等のカメラワーク動作中には、カットオフ周波
数を上げて振動抑制能力を低下させ、通常撮影時には、
手振れ補正のためにカットオフ周波数を低下させる。ま
た、振れ補正可能範囲の限界よりも大きな手振れを補正
しようとして、補正端に衝突したときの画面の不自然さ
を防止するためにも、S22のカットオフ周波数が調整
される。
【0061】帯域制限された角速度信号を積分して、角
変位を算出する(S23)。算出された角変位が、カメ
ラ本体に加わる振れ角に相当する。次に、振れ補正量
(シフト目標値)を算出する(S24)。振れ補正量は
前述したように、振れ角θと光学系の焦点距離fとか
ら、f×tanθで求められる。算出された振れ補正量
を最大補正限界(シフトレンズ118の移動限界)で規
格化する(S25)。即ち 、ピッチ規格化振れ補正量=ピッチ振れ補正量/ピッチ
最大シフト限界×100(%) ヨー規格化振れ補正量=ヨー補正量/ヨー最大シフト限
界×100(%) とする。
【0062】このように算出した規格化振れ補正量か
ら、振れ補正能力を制限する制限値を算出する(S2
6)。算出される制限値は、具体的には、S22で適用
されるカットオフ周波数である。算出されたカットオフ
周波数は、次回の帯域制限処理で適用される。例えば、
カットオフ周波数が大きい場合には、カットオフ周波数
以下の手振れ周波数の振れに対し振れ補正効果が減少す
る。次に、S24で算出した補正量(シフトレンズ11
8の目標値)を減算器140に出力する(S27)。
【0063】図9は、振れ補正量の規格値に対する制限
値(カットオフ周波数)の特性を示す。横軸は、規格化
振れ補正量を示し、最大シフト限界までシフトして補正
する場合を100%としている。規格化振れ補正量は、
いわば、現在の振れを補正するのに必要な補正量の割合
を示す。縦軸は、制限値となるカットオフ周波数であ
る。先の実施例と同様に、カットオフ周波数は、規格化
振れ補正量の2乗の関数になっている。
【0064】最大シフト限界は、次のように決定され
る。図10(a)は、焦点距離変化に対する有効像円径
の変化を示し、図10(b)は、焦点距離に対する最大
補正範囲(最大シフト限界)の変化を示す。図10
(a)で、横軸は焦点距離、縦軸は有効像円径をそれぞ
れ示す。図10(b)で、横軸は焦点距離、縦軸は最大
補正範囲を示す。
【0065】図10(a)で、Aは、シフトレンズ11
8の機械的な最大移動距離を有効像円径に換算したもの
であり、160は、ワイドからテレまでの全ての焦点距
離で、機械的にシフトレンズ118が最大移動限界まで
移動したとしても、撮影画面にはケラレが生じない撮影
レンズの特性を示す。特性160のレンズに対する最大
補正範囲は、図10(b)に示す一定値Bとなる。一
方、特性162に示すように、焦点距離Cよりテレ側で
しかAより大きな像円径にならない場合には、焦点距離
Cよりワイド側では、シフトレンズ118を機械的に移
動可能な最大までシフトすると、撮影画面の一部がケラ
れることになる。従って、特性162のレンズに対する
最大補正範囲は、図10(b)に特性164として図示
するように、焦点距離Cよりワイドでは減少することに
なる。一般には、特性162になるようにレンズ光学系
が設計され、レンズの小型化が図られる場合が多い。こ
の様に、最大補正範囲が焦点距離に応じて特性164の
ように変化する場合であっても、振れ補正量は最大補正
範囲で規格化されるので、焦点距離毎に制限特性を変更
しなくとも(即ち、特性変更パラメータを多数持たなく
ても)、端衝突の防止と円滑なパンニング動作移行・解
除を実現できる。
【0066】規格化振れ補正量による制限値の決定は、
図1に示す実施例での電子式振れ補正系にも適用でき
る。図11は、図1に示す実施例に規格化振れ補正量に
よる制限値の決定を導入したフローチャートを示す。
【0067】mが0になるのを待機する(S31)。現
フィールドで図3に示す割込処理が10回、実行される
と、mが初期化される(S6)。m=0になると(S3
1)、振れ補正量を算出する(S32)。振れ補正量は
前述したように、振れ角θと光学系の焦点距離fとか
ら、f×tanθで求められる。算出された振れ補正量
から、S14と同様に、切り出し範囲の目標位置座標
(V0,H0)を算出する(S33)。これにより、振
れ補正に必要な移動画素数が得られる。
【0068】算出された振れ補正量を以下の式に従い規
格化する(S34)。即ち、 ピッチ規格化振れ補正量=ピッチ振れ補正量/垂直画素
サイズ/垂直余剰画素数/2×100(%) ヨー規格化振れ補正量=ヨー振れ補正量/水平画素サイ
ズ/水平余剰画素数/2×100(%) である。図1に示す実施例では、NTSCのカメラにP
AL用CCD撮像素子12(582V×752H)を用
いた。PAL用撮像素子12から、NTSC規格の垂直
485ラインを切り出すとすると、縦横比から水平方向
の抽出画素は627Hとなる。従って、余剰画素は97
V×125Hとなり、手振れの方向に応じて補正方向が
正負をとるので、規格化には余剰画素数の1/2が使用
される。
【0069】得られた規格化振れ補正量から制限値(カ
ットオフ周波数)を算出する(S35)。S33で算出
された目標位置座標(V0,H0)を切り出し範囲の基
準座標として、CCD駆動回路28及びメモリ制御回路
30に切出し命令を出力する(S36)。そして、次フ
ィールドに備えてS31に戻り、10回の積分処理が実
行されるまで待機する。
【0070】図12は、図11のS35で使用する、規
格化振れ補正量に対する制限値(カットオフ周波数)の
特性図を示す。横軸は規格化振れ補正量、縦軸はカット
オフ周波数をそれぞれ示す。但し、横軸では、最大補正
限界である余剰画素の1/2すべてを使って補正する場
合を100%としている。先の実施例と同様に、カット
オフ周波数は規格化振れ補正量の2乗の関数になってい
る。ここで、振れ角が大きくなって振れ補正端に衝突し
撮影画像が乱れる現象を防止するためにも、図12で
は、振れ補正が最大補正限界に近いほどより急峻にカッ
トオフ周波数が高くなるように設定されている。
【0071】手振れに応じて算出される振れ補正量を最
大振れ補正範囲で規格化し、規格化振れ補正量に応じて
振れ信号の制限値を決定するので、焦点距離が変化する
カメラ又は焦点距離に応じて有効像円径が変化するカメ
ラでも、円滑なパンニングモード遷移を実現できる。ま
た、簡単なパラメータ設定で、防振の方式によらず同様
のパンニング特性を得ることができる。
【0072】上記実施例では、簡単な設定パラメータで
円滑なパンニング処理が実現できるが、次に、防振方式
のみでなくレンズ、撮像素子及びビデオ信号形式が異な
った場合でも、同様なパンニング処理が行え、均一な防
振性能を引き出せる実施例を説明する。図13は、その
実施例の概略構成ブロック図を示す。この実施例は、レ
ンズ交換式のビデオカメラに適用されている。
【0073】本実施例は、レンズユニット210とカメ
ラ本体240とからなり、レンズユニット210はカメ
ラ本体242から取り外し自在である。
【0074】レーズユニット210はインナーフォーカ
スタイプであり、固定レンズ212、ズームレンズ21
4、絞り216、固定レンズ218及びフォーカスレン
ズ220を具備する。モータ駆動回路222は、ステッ
ピング・モータ224によりズームレンズ214を光軸
方向に移動させる。モータ駆動回路226は、ステッピ
ング・モータ228によりフォーカスレンズ220を光
軸方向に移動させる。230はカメラ本体240と通信
してレンズユニット210を制御し、レンズユニット2
10の情報をカメラ本体240に送出するマイクロコン
ピュータからなるカメラ制御回路である。232は、押
し圧により抵抗値が可変する回転操作タイプのズームス
イッチである。
【0075】レンズ制御回路230は、ズームスイッチ
232の操作に応じてモータ駆動回路222を制御しズ
ームレンズ214を指示の方向に移動させる。レンズ制
御回路230はまた、カメラ本体240からの焦点信号
情報に基づき、それが最大となるように、モータ駆動回
路226及びモータ228によりフォーカスレンズ22
0を光軸方向に移動させる。
【0076】カメラ本体240において、242はレン
ズユニット210による光学像を電気信号に変換するC
CD式撮像素子である。撮像素子242の出力信号はア
ンプ244により増幅され、カメラ信号処理回路246
に入力される。カメラ信号処理回路246はアンプ24
4からの画像信号に利得調整、色バランス調整及びγ補
正などの周知のカメラ信号処理を施し、標準形式の映像
信号を形成して出力する。
【0077】248aはピッチ方向の角速度センサ、2
48bはヨー方向の角速度センサ、250a,250b
は角速度センサ248a,248bの出力を増幅するア
ンプである。252はレンズユニット210のレンズ制
御回路230と通信し、全体を制御するマイクロコンピ
ュータからなるシステム制御回路であり、アンプ20
a,20bの出力(即ち、ピッチ方向の角速度及びヨー
方向の角速度)からカメラ本体の手振れとその角度を検
出し、手振れを相殺する防振制御モジュール254を具
備する。システム制御回路252は、アンプ250a,
250bの出力をディジタル信号に変換するA/D変換
器を内蔵する。256は防振オン/オフをシステム制御
回路252にユーザが指示する防振オン/オフ・スイッ
チである。258は、 EEPROM等のメモリであ
り、カメラ固有情報、例えば、撮像素子242の画素サ
イズ、余剰画素数、及び出力ビデオ形式などの情報が記
憶される。
【0078】260はシステム制御回路252の防振制
御モジュール254からの指令に従い撮像素子242を
駆動して、所望のライン部分を読み出させるCCD駆動
回路、262は、ライン方向で出力画像部分を選択する
ためのラインメモリ、264は防振制御モジュール25
4からの指令に従いラインメモリ262を制御するメモ
リ制御回路である。
【0079】撮像素子242はレンズユニット210に
よる光学像を電気信号に変換し、その出力がアンプ24
4により増幅されてカメラ信号処理回路246に印加さ
れる。カメラ信号処理回路246はアンプ244の出力
に周知のカメラ信号処理を施し、NTSC方式の映像信
号を出力する。カメラ信号処理回路246はまた、アン
プ244の出力から焦点信号を生成し、システム制御回
路252に供給する。システム制御回路252はカメラ
信号処理回路246からの焦点信号をレンズユニット2
10のレンズ制御回路230に送信する。
【0080】システム制御回路252の防振制御モジュ
ール254は、角速度センサ248a,248bにより
検出された角速度(アンプ20a,20bの出力)を積
分して角変位を算出し、得られた角変位、即ちカメラの
振れ角θとレンズユニット210の焦点距離fから、撮
像素子242上の振れによる画素移動分(ほぼ、f×t
anθに相当する。)を算出し、この画素移動を相殺す
るように、CCD駆動回路26及びメモリ制御回路26
4を図1に示す実施例と同様に制御する。
【0081】次に、図14、図15及び図16を参照し
て、防振制御モジュール254の動作を説明する。図1
4は、防振制御モジュール254の初期設定ルーチンの
フローチャートであり、電源投入後に1回実行される。
図15は、振れ角を算出するルーチンのフローチャート
であり、図3と同様の割り込み処理ルーチンである。図
16は、図4と同様の処理のフローチャートであり、1
フィールドに1回実行される。
【0082】先ず、図14を説明する。カメラ固有情報
をメモリ258から読み込む(S41)。撮像素子24
2の垂直/水平方向の画素サイズをそれぞれメモリα
v,αhに格納し、垂直/水平方向の余剰画素数をそれ
ぞれメモリβv,βhに格納する。NTSC方式のカメ
ラにPAL用撮像素子を用いた場合、βv=97、βh
=125である。次に、読み込んだ出力ビデオ形式情報
からカメラがNTSC方式かPAL方式かを判別する
(S42)。
【0083】出力ビデオ形式に応じて、図15の割り込
み処理の割り込み周波数、即ち、1フィールドに何回割
り込むかを決定する(S43,S44)。割り込み周波
数は、角速度信号のサンプリング周波数であり、各種フ
ィルタ処理による角変位算出の周波数でもある。サンプ
リング周波数は出力ビデオ形式によらず一定であるのが
望ましい。というのは、サンプリング周波数が異なる
と、各種フィルタ処理での周波数特性が変化してしまう
からである。また、手振れ補正の周波数は、電子式補正
であるのでフィールド周波数単位となり、サンプリング
はフィールド周期に同期したほうが扱いが容易となり好
ましい。本実施例では、サンプリング周波数として1フ
ィールドに何回割り込むかを示す情報をメモリKに設定
する。なお、 サンプリング周波数を、NTSC方式と
PAL方式のフィールド周波数の最小公倍数(300H
z)の整数倍とし、本実施例では600Hzと設定する
ことで、 NTSC方式とPAL方式のどちらでも、プ
ログラムによる角速度信号処理での周波数特性を同一に
できる。
【0084】NTSC方式の場合(S42)、割り込み
周波数を600Hzに設定すると共に、1フィールドで
の割り込み回数Kを10回と設定する(S43)。PA
L方式の場合(S42)、割り込み周波数を600Hz
に設定すると共に、1フィールドでの割り込み回数Kを
12回と設定する(S44)。
【0085】レンズ制御回路230と初期の相互通信を
行い、レンズ制御回路230から焦点距離情報(ズーム
レンズ位置情報)を得る。特に、テレ端及びワイド端で
の焦点距離ft,fwと位置情報を記憶して(S4
6)、この初期設定処理を終了する。
【0086】図15は、角速度センサ150a,150
bで検出した角速度信号を積分して角変位を算出する処
理のフローチャートを示す。この処理は、システム制御
回路252で実行される定周期の割込み処理であり、S
43,S44で決定された周波数(本実施例では、60
0Hz(NTSCの場合でフィールド周波数の10倍、
PALの場合でフィールド周波数の12倍))で実行さ
れる。この周波数は、角速度信号のサンプリング周波数
に相当し、角変位の算出周波数に相当する。この処理の
ための割り込み信号は、周知の方法で生成できるが、例
えば、クロック信号をアップ又はダウンカウントし、1
/600秒相当分を計数したら、割り込み信号を発生さ
せる。先に説明した実施例と同様に、システム制御回路
252は、角速度信号を内蔵するA/D変換器によりデ
ィジタル信号に変換して取り込むが、本実施例でも、A
/D変換器はスキャンモードで動作しており、常時、入
力信号をディジタル信号に変換しているものとする。
【0087】先ず、A/D変換でサンプリングした角速
度信号からDC成分を除去し(S51)、角速度信号の
AC成分を帯域制限する(S52)。この帯域制限は、
実際には、DC成分を除去するのと同様のハイパスフィ
ルタ処理であり、そのカットオフ周波数が、S51では
固定値なのに対して、S52では可変になってる点が異
なる。このカットオフ周波数を低域から高域まで変化さ
せることにより、所望の帯域成分を抽出する。本実施例
では、パンニング等のカメラワーク動作中には、カット
オフ周波数を上げて振動抑制能力を低下させ、通常撮影
時には、手振れ補正のためにカットオフ周波数を低下さ
せる。また、振れ補正可能範囲の限界よりも大きな手振
れを補正しようとして、補正端に衝突したときの画面の
不自然さを防止するためにも、S52のカットオフ周波
数が調整される。カットオフ周波数をどのように制御す
るかは、図16を参照して、後述する。
【0088】帯域制限された角速度信号を積分して、角
変位を算出する(S53)。算出された角変位が、カメ
ラ本体に加わる振れ角に相当する。振れ角計算回数の変
数mをインクリメントし(S54)、mがメモリKの値
に等しければ(S55)、mに0を代入して(S5
6)、割り込み処理を終了し、mがメモリKの値に等し
くなければ(S55)、そのまま終了する。即ち、1フ
ィールド期間にK回の割り込みがあれば、mを0で初期
化する。
【0089】S51〜S53は、ピッチ方向とヨー方向
のそれぞれについて実行される。
【0090】図16に示す処理は、1フィールドに1回
実行される。即ち、処理され、図15に示す処理がK回
実行されて、次の1回目が実行されるまでの間、つまり
現フィールドの最後に、図16に示す処理が実行され
る。
【0091】mが0になるのを待機する(S61)。現
フィールドで図15に示す割込処理がK回、実行される
と、mが初期化される(S56)。m=0になると(S
61)、レンズ制御回路230に問い合わせて現在のズ
ームレンズ位置情報を取得する(S62)。先に取得し
たテレ端及びワイド端での焦点距離ft,fwと現在の
ズームレンズ位置から、現在の焦点距離fを算出する
(S63)。即ち、 f=ft−(ft−fw)/ズームストローク×(テレ
端位置−現在位置) 但し、ズームストローク=テレ端位置−ワイド端位置で
ある。得られた現在の焦点距離fから振れ補正量を算出
する(S64)。振れ補正量は前述したように、振れ角
θと光学系の焦点距離fとからf×tanθで求められ
る。算出された振れ補正量から、以下の式に従い切り出
し範囲の目標位置座標(V0,H0)を算出する(S6
5)。即ち、 V0=垂直の原点位置±ピッチ方向の振れ角を補正する移動画素数 =βv/2±(−1)×ピッチ振れ補正量/αv H0=垂直の原点位置±ヨー方向の振れ角を補正する移動画素数 =βh/2±(−1)×ヨー振れ補正量/αh これにより、振れ補正に必要な移動画素数が得られる。
【0092】算出された振れ補正量を以下の式に従い規
格化する(S66)。即ち、 ピッチ規格化振れ補正量=ピッチ振れ補正量/αv/β
v/2×100(%) ヨー規格化振れ補正量=ヨー振れ補正量/αh/βh/
2×100(%) である。NTSCのカメラにPAL用CCD撮像素子1
2(582V×752H)を用いた場合、PAL用撮像
素子からNTSC規格の垂直485ラインを切り出すと
すると、縦横比から水平方向の抽出画素は627Hとな
る。従って、余剰画素βは97V×125Hとなる。
【0093】得られた規格化振れ補正量から制限値(カ
ットオフ周波数)を算出する(S67)。カットオフ周
波数は、例えば12に示すような特性になっており、振
れ補正量が最大補正限界に近いほど、より急峻にカット
オフ周波数が高くなる。
【0094】S65で算出された目標位置座標(V0,
H0)を切り出し範囲の基準座標として、CCD駆動回
路260及びメモリ制御回路264に切出し命令を出力
する(S68)。そして、次フィールドに備えてS61
に戻り、K回の積分処理が実行されるまで待機する。
【0095】図13に示す実施例では、カメラやレンズ
の固有状態を初期設定するだけで、共通の防振制御プロ
グラムで防振動作を実現できる。また、パンニング時の
振動抑制能力の制限値も規格化された特性とすることが
できるので、レンズユニットとカメラ本体の異なる組合
せにも同一の防振制御モジュールを利用できる。例え
ば、同一のカメラ本体に異なるレンズ特性のレンズユニ
ットが装着されても、また、同じ特性のレンズに異なる
性能のカメラ本体、例えば、高密度タイプの大型CCD
撮像素子を用いるカメラ、若しくは、NTSC方式及び
PAL方式などのビデオ方式の異なるカメラが装着され
たとしても、同じ防振性能を引き出せる。特に、同一の
防振制御モジュールをレンズとカメラ本体のあらゆる組
み合わせに適用できるので、コストを大幅に低減でき
る。
【0096】
【発明の効果】以上の説明から容易に理解できるよう
に、本発明によれば、振れ信号の制限値(例えば、カッ
トオフ周波数)を振れ補正量に応じて決定することによ
り、振れ信号を連続的に制限することを可能にし、通常
撮影時の防振制御とパンニング時の制御とのモード遷移
を円滑なものとすることができる。特に、制限値を振れ
補正量のn乗(nは1以上の整数)に比例させることに
より、所定の振れ補正量時に、急峻に制限を掛けたり、
出来るだけ制限を掛けないといった、状況に応じた柔軟
な防振特性の設定が可能になる。また、焦点距離に応じ
て適切な制限特性に設定することで、振れ補正端への衝
突による撮影画像の乱れの防止と、パンニング動作時の
防振制御とを帯域制限用の同じパラメータで実現でき
る。
【0097】更に、振れ補正量を焦点距離と最大補正限
界で規格化することにより、規格化振れ補正量に対する
制限特性を用意するだけで、焦点距離及び/又は有効像
円径が変化する撮像装置でも、円滑なパンニングモード
遷移と復帰を円滑で自然なものとすることができる。簡
単なパラメータ設定で、防振方式の如何にかかわらず、
均一なパンニング特性を得ることができる。
【0098】防振制御プログラムをモジュール化するこ
とにより、カメラ及び/又はレンズの固有状態を初期設
定するだけで、共通の防振制御プログラムで幅広い機器
に対応する防振動作を実現できる。また、パンニング時
の振動抑制能力の制限値も規格化された特性と出来るの
で、交換レンズ方式のカメラなど、あらゆるレンズが装
着されても、また、同一のレンズに高密度タイプの大型
CCD撮像素子を用いるカメラや、NTSC方式及びP
AL方式などのビデオ形式の異なるカメラが装着された
としても、同じ特性の手振れ補正機能を実現できる付加
価値の高い撮像装置を提供することが可能となる。特
に、同一モジュールをあらゆる組み合わせのカメラシス
テムに適用できるので、コストを大幅に低減でき、安価
な撮像装置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の概略構成ブロック図であ
る。
【図2】 全撮像エリアと切出し範囲との関係を示す図
である。
【図3】 角速度センサ18a,18bで検出した角速
度信号から角変位を算出する処理のフローチャートであ
る。
【図4】 図3に示す処理で算出した角変位から切出し
範囲を決定する処理のフローチャートである。
【図5】 テレ端での振れ補正量に対するカットオフ周
波数特性である。
【図6】 ワイド端での振れ補正量に対するカットオフ
周波数特性である。
【図7】 本発明の第2実施例の概略構成ブロック図で
ある。
【図8】 図7に示す実施例の防振制御動作のフローチ
ャートである。
【図9】 規格化振れ補正量に対する制限値(カットオ
フ周波数)の特性である。
【図10】 焦点距離変化に対する有効像円径と最大補
正範囲(最大シフト限界)の変化例である。
【図11】 図1に示す実施例に規格化振れ補正量によ
る制限値の決定を導入したフローチャートである。
【図12】 図11のS35で使用する、規格化振れ補
正量に対する制限値(カットオフ周波数)の特性図であ
る。
【図13】 本発明の第3実施例の概略構成ブロック図
である。
【図14】 防振制御モジュール254の初期設定ルー
チンのフローチャートである。
【図15】 振れ角を算出するルーチンのフローチャー
トである。
【図16】 角変位から切出し範囲を決定する処理のフ
ローチャートである。
【符号の説明】
10:撮影レンズ 12:CCD式撮像素子 14:アンプ 16:カメラ信号処理回路 18a:ピッチ方向の角速度センサ 18b:ヨー方向の角速度センサ 20a,20b:アンプ 22:防振制御回路 24:防振オン/オフ・スイッチ 26:CCD駆動回路 28:ライン・メモリ 30:メモリ制御回路 32:撮像素子12の全撮像エリア 34:切出し範囲 110:撮影レンズ 112:固定レンズ 114:ズームレンズ 116:絞り 118:防振用シフトレンズ 120:フォーカスレンズ 122:撮像素子 124:アンプ 126:カメラ信号処理回路 128:モータ駆動回路 130:ステッピング・モータ 132:モータ駆動回路 134:ステッピング・モータ 136:エンコーダ 138:アンプ 140:減算器 142:モータ駆動回路 144:ステッピング・モータ 146:システム制御回路 148:ズームキー 150a:ピッチ方向の角速度センサ 150b:ヨー方向の角速度センサ 152a,152b:アンプ 154:防振オン/オフ・スイッチ 210:レンズユニット 212:固定レンズ 214:ズームレンズ 216:絞り 218:固定レンズ 220:フォーカスレンズ 222:モータ駆動回路 224:ステッピング・モータ 226:モータ駆動回路 228:ステッピング・モータ 230:カメラ制御回路 232:ズームスイッチ 240:カメラ本体 242:CCD式撮像素子 244:アンプ 246:カメラ信号処理回路 248a:ピッチ方向の角速度センサ 248b:ヨー方向の角速度センサ 250a,250b:アンプ 252:ステム制御回路 254:防振制御モジュール 256:防振オン/オフ・スイッチ 258:EEPROM等のメモリ 260:CCD駆動回路 262:ラインメモリ 264:メモリ制御回路

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変倍撮影光学系と、 当該変倍撮影光学系による光学像を電気信号に変換する
    撮像手段と、 当該撮像手段に加わる振れを検出する振れ検出手段と、 当該振れ検出手段により検出された振れを補正する振れ
    補正手段と、 当該振れ補正手段の振れ補正量に応じた所定特性の制限
    値で当該振れ補正手段の補正動作を制限する制限手段と
    を有することを特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 当該制限手段は、当該所定特性を当該変
    倍撮影光学系の焦点距離に応じて変更する請求項1に記
    載の撮像装置。
  3. 【請求項3】 当該制限手段は、当該振れ補正手段の振
    れ補正量を規格化する規格化手段と、当該規格化手段に
    より規格化された当該振れ補正量に所定制限値特性を適
    用して、制限値を算出する制限値算出手段と、当該制限
    値算出手段により算出された制限値により当該振れ補正
    手段の補正動作を制限する振れ制限手段とからなる請求
    項1又は2に記載の撮像装置。
  4. 【請求項4】 当該規格化手段は、当該振れ補正手段の
    振れ補正量を焦点距離と当該振れ補正手段の最大振れ補
    正範囲で規格化する請求項3に記載の撮像装置。
  5. 【請求項5】 当該振れ補正手段は、当該変倍撮影光学
    系の光軸を移動させる光学素子を具備する請求項1乃至
    4の何れか1項に記載の撮像装置。
  6. 【請求項6】 当該制限手段は、当該振れ検出手段によ
    り検出された振れ信号の帯域を制限する帯域制限手段を
    有する請求項1乃至5の何れか1項に記載の撮像装置。
  7. 【請求項7】 当該振れ補正手段が、当該撮像手段の全
    撮像画面から一部を電子的に抽出する電子抽出手段であ
    る請求項1に記載の撮像装置。
  8. 【請求項8】 更に、当該変倍撮影光学系の焦点距離、
    当該全撮像画面における抽出画像の位置変更余剰量及び
    画素サイズ、並びに出力ビデオ形式を記憶する記憶手段
    を具備する請求項7に記載の撮像装置。
  9. 【請求項9】 出力ビデオ形式に応じて、当該振れ検出
    手段の検出周波数をフィールド周波数の最小公倍数の整
    数倍に設定する請求項1に記載の撮像装置。
  10. 【請求項10】 当該所定特性の制限値は、当該振れ補
    正量のn乗(但し、nは1以上の整数)に比例して決定
    される請求項1乃至9の何れか1項に記載の撮像装置。
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