JP4063541B2 - 電子写真記録装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真記録装置の構成に関し、特に電子写真記録装置におけるスタッカカバーの開閉機構の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
図16は、従来の電子写真記録装置の要部構成を示す図で、同図(a)は、記録紙の搬送方向と直交する方向からみた要部構成図、同図(b)は、スタッカカバーに保持されるLEDヘッドの取付け機構の構成を示す部分斜視図である。
【0003】
図16(a)に示す電子写真記録装置101は、カラー記録対応のもので、装置本体102には、記録紙の搬送方向を示す矢印A方向において、その上流側から順にイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(B)に対応する4つのイメージドラムユニット(以下IDユニットと称す)103が着脱可能に配置されている。
【0004】
各IDユニット103には、矢印C方向に回転する感光体103aが備えられ、対応して回転する転写ローラ104との協働で、図示しない搬送ベルトに吸着されて矢印A方向に搬送される記録紙に、順次所定色の画像を転写する。
【0005】
一方、スタッカカバー107は、記録用紙の搬送方向である矢印A方向と直交する方向に延在する回動軸108によって装置本体102に回動自在に保持され、各IDユニット103の感光体103aの周面に対応する位置で4つのLEDヘッド111を保持している。
【0006】
図16(b)は、このスタッカカバー107によるLEDヘッド111の保持機構の一部を示すものである。この保持機構は、スタッカカバー107の両側縁部から突出する一対の支持凸部107aに形成された支持穴107bに、LEDヘッド111の両端部に形成された支持突起111aが遊嵌し、更に、LEDヘッド111とスタッカカバー107の間に圧縮されたスプリング115が配設された構成となっている。従って、LEDヘッド111は、スタッカカバー107に対して、離間する方向に付勢されて安定しているものの、この付勢力に抗して多少の位置変位が可能となっている。
【0007】
尚、図16(b)には、1つのLEDヘッド111の一端部側の保持機構の構成が示されているが、その他端部側においても同様な構成の保持機構が対称的に形成され、更に4つのLEDヘッド111が、以上説明した保持機構と同一な構成の保持機構によって保持されるものである。
【0008】
また、各LEDヘッド111の両端近傍には、一対の規制突起111bが形成されており、スタッカカバー107が閉められた段階で、各規制突起111bが対応するIDユニット103に形成された図示しない規制孔に嵌入してLEDヘッド111がIDユニット103に位置決めされる。このとき各LEDヘッド111が各々対応する感光体103aの周面に近接配置され、LEDヘッドによる感光体周面の露光が可能となる。
【0009】
一方、図17は、従来の別の電子写真記録装置121の要部構成を模式的に示す概略図である。同図(a)は、記録紙の搬送方向の上流側から電子写真記録装置121を見た要部概略図で、スタッカカバー123が、記録紙の搬送方向に平行に配設された軸124を回動軸として装置本体122に回動自在に保持され、他端部が上方に開放された状態を示している。
【0010】
この電子写真記録装置121が、前記した図16に示す従来装置101と基本的に異なる点は、スタッカカバーの回動軸の方向である。前記した電子写真記録装置101の場合は、この回動軸108が記録紙の搬送方向と直交する方向に形成されたが、この電子写真記録装置121の場合、回動軸124が記録紙の搬送方向と平行な方向となっている。その他の配置関係は共通するため、相違する点を主に説明する。
【0011】
このスタッカカバー123には、LEDヘッド126がスタッカカバー123から離間する方向に付勢されながら保持されている。この保持機構は、図16(b)に示す前記従来例の保持機構と同構成のものであり、LEDヘッド126の両端部に形成された図示しない一対の支持突起が、スタッカカバー123に形成された図示しない支持穴に遊嵌し、スタッカカバー123とLEDヘッド126間に圧縮した状態で配設された一対のスプリング127で付勢されるものである。
【0012】
また、LEDヘッド126の両端近傍には、一対の規制突起126a、126bが形成されており、スタッカカバー123が閉められた段階で、各規制突起126a,126bが、各々対応するIDユニット125に形成された規制孔125a,規制長孔125bに嵌入して、IDユニット125に対してLEDヘッド126が位置決めされる。尚、回動軸124に近い方の規制長孔125bは、スタッカカバー123の回動に伴なう規制突起126bの嵌入を可能とするため、搬送方向と直交する方向に延びる長孔となっている。
【0013】
同図(b)は、スタッカカバー123が閉められた動作位置にあるときの各部の状態を示す要部概略図であり、同図(a)には、スタッカカバー123がこの動作位置に移動したときに、付勢力に抗して変位するLEDヘッド126の変位動作位置が点線で示されている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
図16に示す従来の電子写真記録装置によれば、同図(a)に示す様に、回動軸108から4つの各LEDヘッド111に形成された支持突起111a(図16(b))までの回転半径L1,L2,L3,L4が異なる。従って、各部に形成された支持突起111aが各々対応するIDユニット103の図示しない規制孔に嵌入する際の位置合わせの条件が異なり、これらを共に円滑に係合させるには、同図(b)に示すスタッカカバー107に形成されたLEDヘッド111の支持穴107bの形状を、各回転条件に合わせてそれぞれ異なった形状にするか、或いは全ての条件を満たすべく精度的には妥協した形状とするため、構成上の煩雑さを伴なったり、取付け精度が甘くなって焦点ボケなどが発生する可能性があった。
【0015】
一方、図17に示す従来の電子写真記録装置によれば、スタッカカバー123は、図17(a)に示す開放された状態から、同図(b)に示す動作位置までオペレータによって回動されるが、この際に、LEDヘッド126は、同図(a)に点線で示す動作位置から更にスタッカカバー123から離間した位置にある。従って、同図(c)に示す様にスタッカカバー123が動作位置近傍まで回動した段階で、回動中心に近い方の規制突起126bは、前記したようにIDユニット125の対応する位置に形成された規制長孔125bに問題なく嵌入するが、もう一方の規制突起126aは、対応する規制孔125aの近傍に当接してしまい上手く嵌入できない。
【0016】
本発明の目的は、以上の問題を解消し、スタッカカバーに保持された複数のLEDヘッドを、各LEDヘッドに各々対応して装置本体に装着されたIDユニットに、しっかりと位置決めすることができる電子写真記録装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明の電子写真記録装置は、
感光体を配置し、記録媒体を所定の方向に搬送する装置本体と、前記感光体の近傍に位置決めされる露光ヘッドを保持する開閉カバーと、前記露光ヘッドを付勢する付勢手段と、前記開閉カバーを回動自在に保持する開閉カバー保持手段と、前記開閉カバーを前記開閉カバー保持手段に対し閉じた状態で保持し、前記開閉カバー保持手段を前記装置本体へ向けて略直線に移動する昇降手段と
を有することを特徴とする。
【0018】
本発明の別の電子写真記録装置は、
感光体を配置し、記録媒体を所定の方向に搬送する装置本体と、前記記録媒体の搬送方向に平行な回動軸を中心に回動自在に前記装置本体に保持され、前記感光体の近傍に位置決めされる露光ヘッドを保持する開閉カバーとを有する電子写真記録装置であり、
前記露光ヘッドを付勢すると共に付勢に抗して傾斜可能に保持し、且つ前記露光ヘッドの長手方向に第1と第2の係合突起部を有する露光ヘッド保持手段と、前記第1と第2の係合突起部と各々対応し係合可能な第1と第2の係合部を有するスライドレバーと、該スライドレバーを前記記録媒体の搬送方向と直交する方向に移動可能に保持する保持手段から成る移動規制部とを有し、
前記開閉カバーが閉じる方向に回動する際に、先ず前記第1と第2の係合突起部の内、前記回動軸に近い方の一方の係合突起部が前記第1の係合部に当接して前記露光ヘッドの移動を規制することで規制状態とし、前記露光ヘッドの移動を部分的に規制して前記開閉カバーに対して傾斜させ、続いて他方の前記係合突起部が前記第2の係合部と係合し前記露光ヘッドが前記感光体の回転軸と略平行となる段階で前記スライドレバーを移動するように作用し、前記規制状態を解除するように構成したことを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1(a)は、本発明による実施の形態1の電子写真記録装置1の外形斜視図であり、同図(b)は、この電子写真記録装置1の後述するSC保持フレーム4が垂直上方に上がった時の状態を示している。
【0024】
同図に示すX,Y,Z座標軸は、この電子写真記録装置内で記録媒体としての記録紙が搬送される方向と平行にX軸を設定し、記録紙の搬送平面に平行で且つX軸と直交する方向にY軸を設定し、更にこれら両軸と直交する方向にZ軸を設定している。また、後述する各実施の形態の他の図中の座標軸においても共通する座標を示すものである。
【0025】
図1(b)に示すように、電子写真記録装置1は、装置本体2と、装置本体2に対して上下方向(Z軸方向に相当する)にスライドする開閉カバー保持手段としてのスタッカカバー保持フレーム(以下、SC保持フレームと称す)4と、このSC保持フレーム4に、回動自在に保持された開閉カバーとしてのスタッカカバー3とを有する。
【0026】
図2は、装置本体2に対して、SC保持フレーム4をその移動領域の上端に位置する上位開放位置に移動し、更にSC保持フレーム4に対してスタッカカバー3を最大に開いた開放角位置に回動した状態を示す開放状態図である。図2に示すように、装置本体2の内部には、カラー記録に対応して4つのIDユニット6が装着されている。この4つのIDユニット6は、電子写真記録装置1が図2に示す開放状態にあるとき挿脱可能に装着され、記録紙の搬送方向を示す矢印A方向において、その上流側から順にイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(B)に対応するIDユニットが装着される。
【0027】
同図に示すように、スタッカカバー3には、装置本体2に装着された4つの各IDユニット6に対応する位置に、4つの露光ヘッドに相当するLEDヘッド7が各々LEDヘッドホルダ8を介して配設されてる。これらの各LEDヘッド7は、図示しない保持手段によって、前記した図16(b)に示す従来の保持機構と同様に、スタッカカバー3から離間される方向に付勢されながら、僅かに所定方向に変位可能に保持されている。
【0028】
また、各LEDヘッド7の両端部には、それぞれ一対の位置決め突起7aが形成され、これらの各LEDヘッド7に対向する4つの各IDユニット6には、一対の位置決め突起7aを受入れる位置決め孔6aが形成されている。後述するように、これらの位置決め孔6aに、それぞれ対応する位置決め突起7aが嵌入することにより、対応するLEDヘッドとIDユニットとが相対的に位置決めされる。
【0029】
図3は、電子写真記録装置1が、図1(a)に示すように、そのSC保持フレーム4に対してスタッカカバー3が閉じた動作位置角にあり、更にSC保持フレーム4が下位動作位置に移動した動作可能状態にあるときの各IDユニット6とLEDヘッド7の位置関係を模式的に示した概略説明図である。
【0030】
同図に示すように、記録紙の搬送方向(矢印A方向)の上流側から順に配列された(Y),(M),(C),(B)の各IDユニット6には、Y軸回りの矢印C方向に回転する感光体10が備えられ、装置本体2内において各感光体10に対応して配置されて回転する転写ローラ11との協働で、図示しない搬送ベルトに吸着されて矢印A方向に搬送される記録紙に、順次所定色の画像を転写する。
【0031】
一方、スタッカカバー3に、LEDヘッドホルダ8を介して保持される4つのLEDヘッド7は、このとき後述するように対応する各IDユニット6に対して位置決めされる。これにより各LEDヘッド7は、各々対応するIDユニットの各感光体10の周面に近接配置され、各LEDヘッドによる対応する感光体周面の露光が可能となる。
【0032】
次に、装置本体2に対してSC保持フレーム4を昇降させる昇降機構について説明する。
【0033】
図2に示すように、装置本体2の外筐5の上部面5dには、SC保持フレーム4のSC保持プレート4aの4隅から下方に垂下する4つのガイドシャフト9をそれぞれ嵌入し、SC保持フレーム4をZ軸方向に移動可能に保持する4つのガイド孔5fが形成されている。
【0034】
図4は、装置本体2の外筐5の側壁部5a,5b,5c(図2)に沿って配設されたSC保持フレーム4の昇降機構を、Z軸のプラス側から見た要部構成図である。
【0035】
同図に示すように、スライドプレート12,13は、それぞれ側壁部5a,5cに、X軸に平行にスライド可能に保持されている。各スライドプレート12,13の各々の両端部には、SC保持プレート4aから垂下するガイドシャフト9が貫通する規制長孔12a,12b及び13a,13bが形成されている。更に各スライドプレート12,13は、それぞれ図示しない付勢手段によってX軸のマイナス方向に付勢され、各規制長孔12a,12b及び13a,13bの右端側(X軸のプラス側)の縁部が各々ガイドシャフト9に当接している。
【0036】
一方、図5は、ガイドシャフト9とスライドプレート12の規制長孔12bの係合関係を説明するための部分構成図で、同図(a)はSC保持フレーム4が図1(a)に示す様に下位動作位置にあるときの状態を示し、同図()はSC保持フレーム4が図1(b)に示す様に上位開放位置にあるときの状態を示している。尚、他の規制長孔12a,13a,13bとガイドシャフト9の関係も、全く同じに構成されて同じ動作をするため、ここでは図5に示すガイドシャフト9と規制長孔12bの関係のみを説明する。
【0037】
SC保持フレーム4は、図示しない付勢手段で上方(Z軸のプラス方向)に付勢されている。しかしながら、図5(a)に示す様に、ガイドシャフト9に形成された突起部9aの規制面9bがスライドプレート12の下面12cに当接してその上方移動が規制されて下位動作位置に止まっている。
【0038】
図4に示す作用プレート14は、外筐5の側壁部5bに、Y軸に平行にスライド可能に保持されている。この作用プレート14の両端部近傍には、各スライドプレート12,13に形成された傾斜辺12d,13dに、各々当接する作用傾斜辺を有する係合突起14a,14bが形成されている。更にこの作用プレート14には、外筐5の側壁部5aに形成された開口から外部に臨み、オペレータによる押圧操作を可能とする端部ボタン14cが形成されている。
【0039】
従って、SC保持フレーム4を図1(b)に示す上位開放位置に上昇させたい場合、オペレータは、端部ボタン14cを押圧して作用プレート14をY軸のプラス方向に移動する。この移動に伴なう係合突起14a,14bの作用によって、各スライドプレート12,13は、共にX軸のプラス方向に移動する。
【0040】
これにより、SC保持フレーム4は、図5(a)に示す状態、即ちそのガイドシャフト9の規制面9bがスライドプレート12の下面12cに当接してその上方移動が規制された状態から、同図(b)に示す様にこの移動規制が解除され、図1(b)に示す上位開放位置に上昇する。尚、SC保持フレーム4は、図示しない規制手段によってこの上位開放位置から更に上方に移動するのが規制されてこの上位開放位置に止まる。
【0041】
また、SC保持フレーム4を再び図1(a)に示す下位動作位置に下降させたい場合、オペレータは、SC保持フレーム4自体を下方に押し下げる。このとき、ガイドシャフト9とスライドプレート12の関係は、図5(c)に示すように、ガイドシャフト9の突起部9aがスライドプレート12の上方に位置し、規制長孔12bの右端側縁部がガイドシャフト9に当接した状態となっている。この状態から、SC保持フレーム4が下方移動すると、規制長孔12bの右端側縁部は、やがて突起部9aの傾斜部9cに摺接しながら付勢力に抗してX軸のプラス方向に移動し、突起部9aが規制長孔12bを通過した段階で速やかにX軸のマイナス方向に移動して図5(a)に示す規制状態に復帰する。これにより、SC保持フレーム4は再び下位動作位置に止まる。
【0042】
尚、この昇降動作にかかわる、スライドプレート12,13、作用プレート14、ガイド孔5f、ガイドシャフト9、及び図示しない付勢手段等は、昇降手段に相当する。
【0043】
次に、SC保持フレーム4に回動自在に保持されるスタッカカバー3の回動機構について説明する。
【0044】
図2に示すように、スタッカカバー3の蓋体20には、上平面20a(図1(b))に対してその長手方向の両側で90度折り曲がった側縁部20b,20cが形成されている。この側縁部20b、20cの各一方の端部には、外方に向かって一対の突起軸20d,20eがY軸に平行な一直線上に形成されている。一方、SC保持プレート4aには、この一対の突起軸20d,20eをY軸に平行な回動軸130上で保持する一対の軸受孔4d、4eが形成されている。これにより、スタッカカバー3は、矢印A方向で示す記録紙の搬送方向における下流側端部において、搬送方向と直交する方向に形成された回動軸130回りに回動自在に保持される。
【0045】
また、突起軸20dの周辺には同軸にギア20fが形成されている。このギア20fは、SC保持プレート4cに回転自在に保持されたダンパーギア15と歯合している。また、スタッカカバー3は、図示しない付勢手段によってY軸回りの矢印D方向に付勢され、更に図2に示す開放角位置において、図示しない規制手段によってそれ以上の回動が規制されている。
【0046】
一方、スタッカカバー3の蓋体20の両側縁部20b,20cには、各他方の端部に一対の係止部16が配設されている。この係止部は、その先端部の係止爪16aと中間部の押圧ボタン16bとが一体的に形成されている。SC保持プレート4aの、係止部16に対向する位置には、一対の係止突起17が形成されている。
【0047】
以上の構成において、図2に示すように、電子写真記録装置1のSC保持フレーム4が上位開放位置にあり、更にスタッカカバー3が最大に開いた開放角位置にある状態から、図1(a)に示す動作可能状態まで変位する間の動作について説明する。
【0048】
先ず、オペレータが、付勢力に抗してスタッカカバー3をY軸回りの矢印C方向に回動し、一対の係止部16の係止爪16aが、それぞれSC保持プレート4aの係止突起17に引っ掛かって係止されるまで同方向に回動する。図1(b)は、このときの状態を示すもので、回動軸130(図2)の位置は、スタッカカバー3の蓋体20の上平面20aと、SC保持プレート4aの上平面4gとが面一となるように設定されている。
【0049】
次に、オペレータは、この状態からSC保持フレーム4自体を下方に押し下げる。これによるSC保持フレーム4の下方移動により、やがて前記したようにガイドシャフト9の突起部9aの規制面9b(図5(a))がスライドプレート12によって上方移動が規制される下位動作位置に至り、SC保持フレーム4がこの位置に止まる。図1(a)は、このときの状態を示している。
【0050】
また、このとき、各LEDヘッド7に形成された個々の位置決め突起7a(図2)は、対応するIDユニット6の位置決め孔6aに垂直に嵌入し、各LEDヘッドと対応するIDユニットとが相対的に位置決めされる。
【0051】
この状態から再び図2の状態にするには、オペレータは、前記したように先ず端部ボタン14cを押し、スライドプレート12(図4)によるSC保持フレーム4の上方動移動規制を解除してこれを図1(b)に示す上位開放位置まで移動させる。次に、オペレータは、SC保持プレート4aに形成された一対の係止部16の押圧ボタン16bを押して、係止爪16aと係止突起17の係合による回動規制状態を解除する。これにより、スタッカカバー3は、Y軸回りの矢印D方向の付勢力により、回動軸130(図2)を中心として同方向への回動を開始する。この回動時に、ギア20fと歯合して回転するダンパーギア15の働きにより、回動速度が調整される。
【0052】
やがてスタッカカバー3は図2に示す開放角位置まで回動した段階で、図示しない規制手段によってそれ以上の回動が規制され、この回動位置に止まる。
【0053】
以上のように、実施の形態1の電子写真記録装置によれば、スタッカカバーに保持される複数の各LEDヘッド7の両端部に形成される位置決め突起7aが、装置本体に保持されたIDユニット6に形成されて対向する位置決め孔6aに嵌入する際に、全ての位置決め突起7aが垂直に嵌入できるため、配置等の条件に拘わらず、LEDヘッドとIDユニットとの相対的な位置決めを円滑に行なうことができる。
【0054】
実施の形態2.
図6(a)は、本発明による実施の形態2の電子写真記録装置31の外形斜視図であり、同図(b)は、その電子写真記録装置31のSC保持フレーム34が垂直上方に上がった時の状態を示している。
【0055】
図7は、装置本体2に対して、SC保持フレーム34をその移動領域の上端に位置する上位開放位置に移動し、更にSC保持フレーム34に対してスタッカカバー33を最大に開いた開放角位置に回動した状態を示す開放状態図である。
実施の形態2の電子写真記録装置31が、図2に示す前記した実施の形態1の電子写真記録装置1に対して異なる点は、図7に示すように、SC保持フレーム34に回動自在に保持されるスタッカカバー33の回動軸131が、記録紙の搬送方向を示す矢印A方向と平行に形成されている点である。従って、実施の形態1と共通する構成部分には、同符号を付してその説明を省略し、異なる点を重点的に説明する。
【0056】
図7に示すように、スタッカカバー33の蓋体40には、上平面40aに対してその短手方向の両側で90度折り曲がった側縁部40b,40cが形成されている。この側縁部40b、40cの各一方の端部には、外方に向かって一対の突起軸40d,40eがX軸に平行な一直線上に形成されている。一方、SC保持プレート34aには、この一対の突起軸40d,40eをX軸に平行な回動軸131上で保持する一対の軸受孔34d、34eが形成されている。これにより、スタッカカバー33は、端部ボタン14cが配設される電子写真記録装置31の正面側と反対の装置背面側において、記録紙の搬送方向と平行な方向に形成された回動軸131回りに回動自在に保持される。
【0057】
また、突起軸40の周辺に同軸に形成されたギア40f、このギア40fと歯合してSC保持プレート34aに回転自在に保持されたダンパーギア15、蓋体40の両側縁部40b,40cに形成された一対の係止部16、及びSC保持プレート34aの、係止部16に対向する位置に形成された一対の係止突起17は、それぞれ、前記した実施の形態1の電子写真記録装置1と配設位置が異なるが、それらの個々の構成及び動作は全く同じであるため、説明を省略する。
【0058】
この電子写真記録装置31におけるCS保持フレーム34の下方移動は、オペレータによって、CS保持フレーム34自体を下方に押し下げることによって行われ、またその上方移動は、端部ボタン14cを押圧することによって行われる。このときの昇降動作は、実施の形態1と全く同じである。
【0059】
一方、スタッカカバー33を閉じる際には、オペレータによって、付勢力に抗してX軸回りの矢印H方向に回動して行い、スタッカカバー33を開ける際には、一対の係止部16の押圧ボタン16bを押すことによって行われる。このときの開閉動作は、実施の形態1と全く同じである。
【0060】
以上のように、実施の形態2の電子写真記録装置によれば、実施の形態1と同様の効果が得られる上、スタッカカバー33の回動軸を、記録紙の搬送方向に設定したため、回動半径がその短辺側となり、スタッカカバーが開いた時にその端部が高い位置まで上がってしまうことがなく、更に回動に要する力も少なくてすむため、オペレータにとってスタッカカバーの開閉が容易となる。
【0061】
実施の形態3.
図8及び図9は、本発明による実施の形態3の電子写真記録装置51を、それぞれ記録紙の搬送方向の上流側からみた構成図である。図9は後述するスタッカカバー53が閉じた動作位置にある状態を示し、図8はこのスタッカカバー53が最大に開いた開放角位置(同図に点線で示す)に対して半分程度に開いた半開きの状態を示している。
【0062】
装置本体52は、上方が開いた外筐55の正面側壁部55aと反対の背面側壁部55bの上端部に設けた、X軸と平行な、即ち記録紙の搬送方向に延在する回動軸56によって、スタッカカバー53を回動自在に保持している。このスタッカカバー53は、図示しない付勢手段によってX軸回りの矢印G方向に付勢され、更に図8に点線で示す開放角位置において、図示しない規制手段によってそれ以上の回動が規制されている。また、この装置本体52は、外筐55内において、図2に示す実施の形態1の装置本体2と同様に、カラー記録に対応する構成とするため、X軸方向に配列される4つのIDユニット57(図8)を挿脱可能に保持している。
【0063】
従ってこの4つのIDユニット57は、スタッカカバー53が図8に点線で示す示す開放角位置にあるとき必要に応じて着脱され、記録紙の搬送方向の上流側から順にイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(B)に対応するIDユニットが装着される。一方、スタッカカバー53には、装置本体52に装着された4つの各IDユニット57に対応する位置に、図7に示す実施の形態2のスタッカカバー33と同様に4つのLEDヘッド58(図8)が、後述するように各々ヘッドカバー59及びLEDヘッドホルダ60を介して配設されている。
【0064】
図11は、スタックカバー53が、図8(b)に示す閉じた動作位置にあるとき、対になった1組のIDユニット57とLEDヘッド58の位置関係を、模式的に示した概略説明図である。
【0065】
同図に示すように、記録紙の搬送方向(矢印A方向)の上流側から順に配列された(Y),(M),(C),(B)の各IDユニット57には、Y軸回りの矢印C方向に回転する感光体10が備えられている。この感光体10は、装置本体52内において対応して配置されて回転する転写ローラ11との協働で、図示しない搬送ベルトに吸着されて矢印A方向に搬送される記録紙に、順次所定色の画像を転写する。
【0066】
一方、スタッカカバー53に保持される4つのLEDヘッド58は、このとき後述するように対応する各IDユニット57に対して位置決めされる。これにより各LEDヘッド58は、各々対応するIDユニットの各感光体10の周面に近接配置され、対応する感光体周面の露光が可能となる。
【0067】
また図8に示すように、各IDユニット57は、ヘッドカバー59に対向する対向側面57dを有し(図11参照)、この面の所定位置に配設された保持手段としてのレバーガイド63によって、スライドレバー64をY軸と平行にスライド可能に保持する。更にLEDヘッド58を載置する載置面57cの両端部に、LEDヘッド58の対応部分に形成された位置決め突起58a,58bを各々受入れて、LEDヘッド58を位置決めするための位置決め孔57a,57bを形成している。
【0068】
一方ヘッドカバー59の、各IDユニット57の対向側面57dと対向する側面部59e(図10(a))には、後述するように、スライドレバー64と係合する一対の係合突起59a,59bが形成されている。
【0069】
スライドレバー64は、図8に示すように、両端部がコ字状に上方に曲がって形成された係合部64a,64bを有し、外筐55の背面側壁部55に向かう矢印E方向に図示しない付勢手段によって付勢され、更に図示しない規制手段によって同図の位置で、同方向への移動が規制されている。また背面側壁部55から遠い方の係合部64aの先端部には、係合斜面64cが形成されている。
【0070】
図10(a)は、LEDヘッド58の取付け部を図8の矢印B方向からみた要部構成図であり、同図(b)は、同図(a)における指示線135での断面を矢印J方向からみた部分断面図である。
【0071】
図8及び図10(a)、(b)に示すように、スタッカカバー53に配設されたLEDホルダー60の両端部には、スタッカカバー53から離間する方向に突出して延在する一対の突出壁60aが形成されている。この一対の突出壁60aには、それぞれその延在方向である矢印J,K方向に沿う長孔60bが形成されている。
【0072】
一方、LEDヘッド58に一体的に取付けられてこれを保持するヘッドカバー59は、両端部からその長手方向に突出する一対の突起軸59cを有し、これらの突起軸59cがそれぞれ突出壁60aの対向する長孔60bに遊嵌する状態に配置されることにより、図8に示すように、一対の突出壁60aの間にあってLEDホルダー60に保持される。更に突起軸59c(図10)の先端部には、面広の係止部59dが形成されており、通常の使用において、ヘッドカバー59がLEDホルダー60から脱落しないように形成されている。
【0073】
また、図8に示すように、LEDホルダー60とヘッドカバー59間には、圧縮した状態の一対のコイルスプリング61,62が端部近傍で配設されている。従って、ヘッドカバー59は、LEDホルダー60に対して近接、離間する矢印J,K方向に移動可能とされるものの、LEDホルダー60から離間する方向に付勢され、図10(a)に示すように、突起軸59cが長孔60bの端部に当接してその移動が規制された状態となっている。
【0074】
そして、後述するように、LEDホルダー60に対してヘッドカバー59が所定量だけ傾斜できるようにするため、図10(b)に示すように、LEDホルダー60の一対の突出壁60aとヘッドカバー59の端部間には、それぞれ隙間Cが確保できるように形成されている。
【0075】
尚、LEDホルダー60、ヘッドカバー59、及びコイルスプリング61,62によってLEDヘッド保持手段を構成している。
【0076】
以上の構成において、スタッカカバー53を、図8に点線で示す開放角位置から、図9に示す閉じた動作位置まで回動する時の、LEDヘッド58と一体となってこれを保持するヘッドカバー59とスライドレバー64の動きについて、図12の動作説明図を参照しながら説明する。
【0077】
先ず、オペレータによって、スタッカカバー53を付勢力に抗してX軸回りの矢印H方向に回動すると、やがて図12(a)に示すように、ヘッドカバー59の係合突起59bが、IDユニット57に保持されたスライドレバー64の係合部64bの先端部に当接する。この状態から更に同方向への回動を続けると、係合突起59bが移動を妨げられるため、その分コイルスプリング62が圧縮してLEDホルダー60に対してヘッドカバー59が傾斜し、更なるスタッカカバー53の回動を許容する。
【0078】
やがて、ヘッドカバー59のもう一方の係合突起59aが、図12(b)に示すようにスライドレバー64の係合部64aの係合斜面64cに当接する。この状態からさらに同方向に回動を続けると、スライドレバー64は、係合斜面64cを摺動する係合突起59aによって、矢印F方向に押圧されて同方向への移動を開始する。
【0079】
このスライドレバー64の移動によって、ヘッドカバー59と一体となったLEDヘッド58がIDユニット57の載置面57cに対して略平行状態となった段階で、ヘッドカバー59の各係合突起59a,59bとスライドレバー64の各係合部64a,64bとのそれぞれの係合状態が解除される。
【0080】
従って、LEDヘッド58は、コイルスプリング61,62の押力及び自重によって、その各位置決め突起58a,58bが、各々が対向するIDユニット57の位置決め孔57a,57bに略垂直に円滑に嵌入し、IDユニット57に対して所定の位置に位置決めされる。尚、スタッカカバー53は、図9に示すこの閉じた動作位置まで回動した段階で、図示しないロック手段によってこの動作位置にロックされる。
【0081】
一方、スタッカカバー53を開く際には、オペレータがこのロック状態を解除する。これによって、スタッカカバー53は、X軸回りの矢印G方向の付勢力により同方向に回動を開始する。その際、ヘッドカバー59の各係合突起59a,59bは、スライドレバー64の各係合部64a,64bを押圧し、これを僅かに矢印F方向に移動させながら変位して各係合部と離間する。その後、スタッカカバー53は、同方向への回動を続け、やがて図8に点線で示す開放角位置に至る。
【0082】
以上の様に、実施の形態3の電子写真記録装置によれば、前記した実施の形態2と同様の効果を得ることができる上、昇降手段が必要ないため構成がより簡単となり、装置のコストダウンに貢献できる。
【0083】
実施の形態4.
図13は、本発明による実施の形態4の電子写真記録装置71を記録紙の搬送方向の上流側からみた構成図であり、スタッカカバーが半開きの状態を示している。
【0084】
この電子写真記録装置71が、図8に示す前記した実施の形態3の電子写真記録装置51に対して異なる点は、ヘッドカバー59の一対の係合突起59a,59b(図8)の代りに、その長手方向と直角に延在する半円柱状の棒状突起74(図13)が形成されている点と、IDユニット57の対向側面57dにおいて、スライドレバー64(図8)を保持する代りに、ガイドリブ73(図13)を形成した点である。従って、実施の形態3と共通する構成部分には、同符号を付してその説明を省略し、異なる点を重点的に説明する。
【0085】
ガイドリブ73は、IDユニット57が装置本体52の所定位置に装着されたとき、Z軸と平行に延在する一対のリブ73a,73bからなり、背面側壁部55bから遠い方のリブ73aの先端部には、係合斜面73cが形成されている。
【0086】
以上の構成において、スタッカカバー53を、図13の角位置から閉じた動作位置まで回動する時の、LEDヘッド58と一体となってこれを保持するヘッドカバー59の動きについて、図14及び図15の動作説明図を参照しながら説明する。尚、図15は、このときのガイドリブ73と棒状突起74の係合状態の変化を示す模式図である。
【0087】
先ず、オペレータによって、スタッカカバー53を付勢力に抗してX軸回りの矢印H方向に回動すると、やがて図14及び図15(a)に示すように、ヘッドカバー59の棒状突起74の端部が、IDユニット57に形成されたガイドリブ73の傾斜面73cに当接する。この状態から更に同方向への回動を続けると、棒状突起74が移動を妨げられるため、その分コイルスプリング62が圧縮してLEDホルダー60に対してヘッドカバー59が傾斜し、更なるスタッカカバー53の回動を許容する。
【0088】
やがて、ヘッドカバー59と一体となったLEDヘッド58が、IDユニット57の載置面57cに対して略平行状態となると、図15(b)に示すように、傾斜面73cによって移動が規制されていた棒状突起74が、リブ73a,73bによって形成されたガイド溝73dと略平行状態となって同溝に沿っての移動が可能となる。
【0089】
従って、LEDヘッド58は、コイルスプリング61,62の押力及び自重によって、棒状突起74がガイド溝73dに沿って図15(c)に示すように移動すると共に、その各位置決め突起58a,58bが、各々が対向するIDユニット57の位置決め孔57a,57bに略垂直に円滑に嵌入し、IDユニット57に対して所定の位置に位置決めされる。
【0090】
一方、スタッカカバー53を開ける場合には、各部の動きが上記した閉める場合と全く反対に動作するため、その詳細な説明を省略する。
【0091】
以上の様に、実施の形態4の電子写真記録装置によれば、前記した実施の形態3と同様の効果を得ることができる上、スライドレバーが必要ないために更に構成が簡単となり、部品点数が減って更なる装置のコストダウンに貢献できる。
【0092】
【発明の効果】
請求項1、3、又は4の電子写真記録装置によれば、露光ヘッドとIDユニットとの相対的な位置決めを行なう際、両者が直線移動によって接近するように構成されるため、これらの一方に位置決め突起を形成し、他方に位置決め孔を形成して行う際にも円滑に行われる。特にカラー印刷対応の電子写真記録装置のように、複数組の露光ヘッドとIDユニットを各々位置決めする場合に有効である。また、スタッカカバーの回動軸の、記録媒体の搬送方向に対する配置方向が自由に選択できるため、用途に応じて最適な設計が可能となり、操作性に優れた電子写真記録装置を提供できる。
【0093】
請求項の電子写真記録装置によれば、請求項1の効果に加え、前記露光ヘッドとIDユニットとの相対位置を確実に位置決めすることが出来る。
【0094】
請求項の電子写真記録装置によれば、請求項と同様の効果が得られるのに加え、昇降手段がないために構成がより簡単になり、装置のコストダウンに貢献できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 同図(a)は、本発明による実施の形態1の電子写真記録装置1の外形斜視図であり、同図(b)は、この電子写真記録装置1のSC保持フレーム4が垂直上方に上がった時の状態を示す図である。
【図2】 装置本体2に対して、SC保持フレーム4が上位開放位置に移動し、更にスタッカカバー3が最大に開いた開放角位置にあるときの状態を示す開放状態図である。
【図3】 電子写真記録装置1が、動作可能状態にあるときの各IDユニット6とLEDヘッド7の位置関係を模式的に示した概略説明図である。
【図4】 SC保持フレーム4の昇降機構を、Z軸のプラス側から見た要部構成図である。
【図5】 (a)、(b)、(c)は、ガイドシャフト9とスライドプレート12の規制長孔12bの係合関係を説明するための部分構成図である。
【図6】 (a)は、本発明による実施の形態2の電子写真記録装置31の外形斜視図であり、(b)は、その電子写真記録装置31のSC保持フレーム34が垂直上方に上がった時の状態を示す図である。
【図7】 電子写真記録装置31の装置本体2に対して、SC保持フレーム34が上位開放位置に移動し、更にスタッカカバー33が最大に開いた開放角位置にあるときの状態を示す開放状態図である。
【図8】 本発明による実施の形態3の電子写真記録装置51を、記録紙の搬送方向の上流側からみた構成図であり、スタッカカバー53が半開きの状態を示している。
【図9】 本発明による実施の形態3の電子写真記録装置51を、記録紙の搬送方向の上流側からみた構成図であり、スタッカカバー53が閉じた動作位置ある状態を示している。
【図10】 (a)は、LEDヘッド58の取付け部を図8の矢印B方向からみた要部構成図であり、同図(b)は、同図(a)における指示線135での断面を矢印J方向からみた断面図である。
【図11】 対になった1組のIDユニット57とLEDヘッド58の位置関係を、模式的に示した概略説明図である。
【図12】 (a)、(b)、(c)は、それぞれヘッドカバー59とスライドレバー64の動きの変化を示す動作説明図である。
【図13】 本発明による実施の形態4の電子写真記録装置71を記録紙の搬送方向の上流側からみた構成図であり、スタッカカバーが半開きの状態を示している。
【図14】 LEDヘッド58と一体となってこれを保持するヘッドカバー59の動きの変化を説明するための動作説明図である。
【図15】 ヘッドカバー59の動きの変化に対応するガイドリブ73と棒状突起74の係合状態の変化を示す模式図である。
【図16】 従来の電子写真記録装置の要部構成を示す図で、同図(a)は、記録紙の搬送方向と直交する方向からみた要部構成図、同図(b)は、スタッカカバーに保持されるLEDヘッドの取付け機構の構成を示す部分斜視図である。
【図17】 従来の別の電子写真記録装置の要部構成を模式的に示す概略図であり、同図(a)は、記録紙の搬送方向の上流側から装置本体を見た要部概略図、同図(b)は、スタッカカバーが閉められたときの各部の状態を示す要部概略図、同図(c)は、スタッカカバーが閉められる過程の動作状態を示す要部概略図である。
【符号の説明】
1 電子写真記録装置、 2 装置本体、 3 スタッカカバー、 4 SC保持フレーム、 4a SC保持プレート、 4d,4e 軸受孔、 4g 上平面、 5 外筐、 5a,5b,5c 側壁部、 5d 上部面、 5f ガイド孔、 6 IDユニット、 6a 位置決め孔、 7 LEDヘッド、 7a 位置決め突起、 8 LEDヘッドホルダ、 9 ガイドシャフト、 9a突起部、 9b 規制面、 9c 傾斜部、 10 感光体、 11 転写ローラ、 12 スライドプレート、 12a,12b 規制長孔、 12c 下面、 12d 傾斜辺、 13 スライドプレート、 13a,13b 規制長孔、 13d 傾斜辺、 14 作用プレート、 14a,14b 係合突起、14c 端部ボタン、 15 ダンパーギア、 16 係止部、 16a 係止爪、 16b 押圧ボタン、 17 係止突起、 20 蓋体、 20a 上平面、 20b,20c 側縁部、 20d,20e 突起軸、 20f ギア、 31 電子写真記録装置、 33 スタッカカバー、 34 SC保持フレーム、 34a SC保持プレート、 34d,34e 軸受孔、 40 蓋体、 40a 上平面、 40b,40c 側縁部、 40d,40e 突起軸、40f ギア、 51 電子写真記録装置、 52 装置本体、 53 スタッカカバー、 55 外筐、 55a 正面側壁部、 55b 背面側壁部、 56 回動軸、 57 IDユニット、 57a,57b 位置決め孔、 57c 載置面、 57d 対向側面、 58 LEDヘッド、 58a,58b 位置決め突起、 59 ヘッドカバー、 59a,59b 係合突起、 59c突起軸、 59d 係止部、 59e 側面部、 60 LEDヘッドホルダ、 61,62 コイルスプリング、 63 レバーガイド、 64 スライドレバー、 64a,64b 係合部、 64c 係合斜面、 71 電子写真記録装置、 73 ガイドリブ、 73a,73b リブ、 73c 係合斜面、73d ガイド溝、 74 棒状突起。

Claims (5)

  1. 感光体を配置し、記録媒体を所定の方向に搬送する装置本体と、
    前記感光体の近傍に位置決めされる露光ヘッドを保持する開閉カバーと、
    前記露光ヘッドを付勢する付勢手段と、
    前記開閉カバーを回動自在に保持する開閉カバー保持手段と、
    前記開閉カバーを前記開閉カバー保持手段に対し閉じた状態で保持し、前記開閉カバー保持手段を前記装置本体へ向けて略直線移動を可能とする昇降手段と
    を有することを特徴とする電子写真記録装置。
  2. 前記露光ヘッドと前記感光体を含むIDユニットとの、どちらか一方に位置決め突起を形成し、その他方に位置決め孔を形成し、前記位置決め突起が位置決め孔に嵌入することによって、位置決めすることを特徴とする請求項1記載の電子写真記録装置。
  3. 前記開閉カバーが、前記記録媒体の搬送方向と直角な軸を中心に回動自在に保持されることを特徴とする請求項1又は2記載の電子写真記録装置。
  4. 前記開閉カバーが、前記記録媒体の搬送方向に平行な軸を中心に回動自在に保持されることを特徴とする請求項1又は2記載の電子写真記録装置。
  5. 感光体を配置し、記録媒体を所定の方向に搬送する装置本体と、
    前記記録媒体の搬送方向に平行な回動軸を中心に回動自在に前記装置本体に保持され、前記感光体の近傍に位置決めされる露光ヘッドを保持する開閉カバーとを有する電子写真記録装置であり、
    前記露光ヘッドを付勢すると共に付勢に抗して傾斜可能に保持し、且つ前記露光ヘッドの長手方向に第1と第2の係合突起部を有する露光ヘッド保持手段と、
    前記第1と第2の係合突起部と各々対応し係合可能な第1と第2の係合部を有するスライドレバーと、該スライドレバーを前記記録媒体の搬送方向と直交する方向に移動可能に保持する保持手段から成る移動規制部と
    を有し、
    前記開閉カバーが閉じる方向に回動する際に、
    先ず前記第1と第2の係合突起部の内、前記回動軸に近い方の一方の係合突起部が前記第1の係合部に当接して前記露光ヘッドの移動を規制することで規制状態とし、前記露光ヘッドの移動を部分的に規制して前記開閉カバーに対して傾斜させ、続いて他方の前記係合突起部が前記第2の係合部と係合し前記露光ヘッドが前記感光体の回転軸と略平行となる段階で前記スライドレバーを移動するように作用し、前記規制状態を解除するように構成したことを特徴とする電子写真記録装置。
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