JP2008003402A - 画像形成装置の開閉カバーのスナップフィット機構 - Google Patents

画像形成装置の開閉カバーのスナップフィット機構 Download PDF

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Abstract

【課題】開閉カバーの開閉に必要な力が急激に変化することがなく、開閉時の操作性や感触を良好にすることができる画像形成装置の開閉カバーのスナップフィット機構を提供すること。
【解決手段】ジャムアクセスカバー20に回動自在に取り付けた手差トレイ30と、手差トレイ30の側面30aに形成した突起部34と、ジャムアクセスカバー20に形成した係止部24とを備え、手差トレイ30がその開位置と閉位置との間で回動して開閉する際に突起部34が係止部24を乗り越えるように構成した画像形成装置の開閉カバーのスナップフィット機構において、突起部34を、その長手方向が手差トレイ30の回動方向に沿う円弧形状に形成したことで、手差トレイ30を開閉する途中で開閉操作に必要な力が急に変化することを防ぐことができるようにした。
【選択図】図6

Description

本発明は、画像形成装置の手差トレイなどの開閉カバーを開閉する際に突起部が係止部を乗り越えるように構成した画像形成装置の開閉カバーのスナップフィット機構に関するものである。
複写機、プリンタ、ファクシミリ又はこれらのうちの複数の機能を兼ね備えたいわゆる複合機などの画像形成装置がある。この画像形成装置は、その本体部が合成樹脂製の本体カバーで覆われていて、該本体カバーの側面部に、本体部内に設置された用紙搬送機構へ手差しで用紙を供給する手差給紙口が設けられ、この手差給紙口には、その下端部を支点として回動自在に設置された手差トレイが取り付けられている。用紙搬送機構へ手差しで用紙を供給する際には、手差トレイを開いてその上に用紙を載置することで、手差トレイ上の用紙が手差給紙口から本体部内の用紙搬送機構へ送られるようになっている(特許文献1)。
上記の手差トレイには、その側面部に形成した突起部と、本体カバー側の該側面部に面する位置に形成された段形状の係止部とで構成されるスナップフィット機構を備えたものがある。このスナップフィット機構は、手差トレイを閉位置で係止する一方で、操作者によって手差トレイに開こうとする力が掛かった場合には、突起部が係止部を乗り越えることで手差トレイが開くようになっている。このようにスナップフィット機構は、手差トレイを開閉しようとする力に対して一定の抵抗力を付与することで、手差トレイが不用意に開閉することを防いでいる。
特開2005−138965号公報
ところが、従来のスナップフィット機構では、上記の突起部の形状が釦形状であったために、突起部が係止部に乗り上げる際には大きな力が必要である一方、手差トレイが完全に開く手前の位置で突起部が係止部を乗り越えてしまい、その途端に手差トレイを開く力が殆ど必要無くなってしまうという問題があった。このように開閉操作の途中で必要な力が急に変化することで、手差トレイがその慣性力で急激に回動して強い衝撃や大きな衝突音を生じたりするなど、操作者にとって開閉時の操作性や感触があまり良くなく、また装置への負担も大きいものとなっていた。
本発明は上述の点に鑑みてなされたものでありその目的は、開閉カバーの開閉に必要な力が急激に変化することがなく、開閉時の操作性や感触を良好にすることができる画像形成装置の開閉カバーのスナップフィット機構を提供することにある。
上記課題を解決するため本願の請求項1に記載の発明は、画像形成装置のカバー部材に回動自在に取り付けた開閉カバーと、前記開閉カバー又は前記カバー部材のいずれか一方に形成した突起部と、前記開閉カバーがその開位置と閉位置との間で回動して開閉する際に前記突起部が乗り越える前記カバー部材又は前記開閉カバーのいずれか他方に形成した係止部と、を備えた画像形成装置の開閉カバーのスナップフィット機構において、前記突起部を、その長手方向が前記開閉カバーの回動方向に向かう長尺形状に形成したことを特徴とする。
本願の請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置の開閉カバーのスナップフィット機構において、前記突起部を、前記開閉カバーの回動方向に沿う円弧形状に形成したことを特徴とする。
本願の請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の画像形成装置の開閉カバーのスナップフィット機構において、前記突起部の長手方向の少なくとも一方の端部を、その先端に向かうにつれて突出寸法が小さくなる傾斜形状に形成したことを特徴とする。
本願の請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置の開閉カバーのスナップフィット機構において、前記開閉カバーの閉位置で、前記突起部の長手方向の一方の端部が前記係止部に当接して係止され、前記開閉カバーの開位置で、前記突起部の長手方向の他方の端部が前記係止部に当接して係止されることを特徴とする。
本願の請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置の開閉カバーのスナップフィット機構において、前記開閉カバーは、載置した用紙を画像形成装置内の用紙搬送機構へ供給する手差トレイであることを特徴とする。
本願の請求項1に記載の発明によれば、突起部を、その長手方向が開閉カバーの回動方向に向かう長尺形状に形成したので、突起部が係止部に乗り上げている間の開閉カバーの回動範囲が大きくなり、開閉の途中で開閉操作に必要な力が急に変化することを防止できるので、開閉カバーの開閉時の操作性や感触が良好になる。特に、開閉カバーを開く途中で、該開閉カバーを開く力が急に必要無くなることを防げるので、開閉カバーが慣性力で急激に回動して開くことがなくなり、衝撃や衝突音が生じるおそれがなくなる。
本願の請求項2に記載の発明によれば、突起部を、開閉カバーの回動方向に沿う円弧形状に形成したので、突起部が係止部に乗り上げている間の開閉カバーの回動範囲をより大きくでき、開閉の途中で開閉操作に必要な力が急に変化することを防止できるので、開閉カバーの開閉時の操作性や感触が良好になる。
本願の請求項3に記載の発明によれば、突起部の長手方向の少なくとも一方の端部を、その先端に向かうにつれて突出寸法が小さくなる傾斜形状に形成したので、突起部が係止部に乗り上げる際や、乗り上げている係止部から降りる際に開閉カバーの開閉操作に必要な力が急に変化することを防止でき、開閉カバーの開閉時の操作性や感触が良好になる。また、開閉カバーの開閉がスムーズになるので、より小さな力で開閉カバーを開閉できるようになる。
本願の請求項4に記載の発明によれば、開閉カバーの閉位置と開位置で、突起部の端部が係止部に当接して係止されるので、開閉カバーを開位置及び閉位置で係止することができ、それらの位置での開閉カバーのガタつきを防止することができる。
本願の請求項5に記載の発明によれば、開閉カバーは、載置した用紙を画像形成装置内の用紙搬送機構へ供給する手差トレイであるので、手差トレイの開閉時の操作性や感触を良好にすることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態にかかる開閉カバーのスナップフィット機構を備えた画像形成装置の概略正面図である。なお本発明の画像形成装置としては、複写機、プリンタ、ファクシミリ又はこれらのうちの複数の機能を兼ね備えたいわゆる複合機のいずれであってもよい。同図に示す画像形成装置1は、記録用紙を搬送する用紙搬送機構や、記録用紙に画像を形成する感光体ドラムや転写ローラなどからなる画像形成機構(いずれも図示せず)を内部に設置した本体部2を備え、本体部2の下段側に、記録用紙を収納する給紙カセット3を設置し、本体部2の上段側に、原稿トレイ5上に載置された原稿を本体部2の上面に設けたプラテンガラス(図示せず)上へ送る原稿自動送り装置(ADF装置)4を設置している。本体部2は、合成樹脂製のカバー部材である本体カバー6で覆われていて、本体カバー6の一方の側面部6aには、本体部2内の用紙搬送機構や画像形成機構にアクセスするためのジャムアクセス用開口部7(下記の図3参照)が設けられている。そしてこのジャムアクセス用開口部7には、下記するジャムアクセスカバー20と手差トレイ30とがいずれも開閉自在に取り付けられている。
図2は、画像形成装置1の本体カバー6の側面部6aを示す斜視図である。また、図3はジャムアクセスカバー20と手差トレイ30を一体に開いた状態を示す図で、図4は、手差トレイ30のみを開いた状態を示す図である。また、図5はジャムアクセスカバー20と手差トレイ30の概略側面図(一部断面図)である。図3、図4に示すようにジャムアクセス用開口部7は、その上部側が用紙搬送機構に手差しで用紙を供給するための手差給紙口7aになっている。
また、ジャムアクセスカバー20と手差トレイ30はいずれも合成樹脂製の成型品で、略長方形の平板形状に形成されている。そして図5に示すようにジャムアクセスカバー20は、その両側面の下端部近傍に、両外側に突出する一対の円柱状の軸部21(手前側のみ図示)を備え、該軸部21が本体カバー6のジャムアクセス用開口部7の内周側面に設けた図示しない円形の開口からなる挿入部に挿入されて回動自在に取り付けられ、これら軸部21と挿入部とで第1回動支点15が構成されている。またジャムアクセスカバー20は、図2に示すようにその上端の両側部に上方に突出する一対の突出部22を備えており、両突出部22の間が略コ字状に切り欠かれた形状に形成されている。
また図3に示すように、ジャムアクセスカバー20の内面側には、ジャムアクセスカバー20を閉じた位置でロックするロック機構が設けられている。このロック機構は、ジャムアクセスカバー20の内面の両側近傍に取り付けた一対の係合フック50(手前側のみ図示)と、本体カバー6のジャムアクセス用開口部7の内周端部の裏面側に形成された被係合部8とを備え、係合フック50が回動軸部52を中心に回動してその先端の係合部54が被係合部8に係合するとジャムアクセスカバー20が閉じた状態でロックされるように構成されている。
一方、本発明の開閉カバーである手差トレイ30は、図5に示すようにその下端部の両側面に、両外側に突出する一対の円柱状の軸部31(手前側のみ図示)を備え、該軸部31がジャムアクセスカバー20の一対の突出部22の内側面に設けた円形の開口からなる挿入部22aに挿入されて回動自在に取り付けられ、これら軸部31と挿入部22aとで第2回動支点16が構成されている。手差トレイ30は、この第2回動支点16を支点として、ジャムアクセスカバー20と略同一平面上に位置する閉位置(図5に示す位置)と、ジャムアクセスカバー20に対して所定角度傾斜して位置する開位置(下記する図7(b)に示す位置)との間で回動自在となるように取り付けられている。
そして手差トレイ30にはスナップフィット機構が設けられている。図6は、このスナップフィット機構の詳細構成を示す図で、手差トレイ30を一方の側面側から見た部分拡大図である。同図に示すようにスナップフィット機構40は、手差トレイ30の側面(回動軸31を設けている面)30aに一体に形成した突起部34と、ジャムアクセスカバー20の突出部22の内側面(側面30aに面する側面)22bに一体に形成した段部状の係止部24とを備えている。突起部34は、その長手方向が手差トレイ30の回動方向(第2回動支点16を中心とする回動方向)に向かう長尺形状であり、より詳細には、手差トレイ30の前記回動方向に沿う円弧形状(第2回動支点16を中心とする円弧形状)に形成されている。一方、係止部24は、内側面22bに形成された略矩形の板状部分であって、手差トレイ30の回動方向の一方の辺(本体部2側の辺)24aと他方の辺(本体部2と反対側の辺)24bとがいずれもジャムアクセスカバー20の上下方向に向かう直線状に形成されている。
また突起部34は、手差トレイ30が閉位置にある状態で、その長手方向の一方の端部(本体部2と反対側の端部)34bが係止部24の一方の辺(本体部2側の辺)24aに当接して係止されると共に、手差トレイ30が開位置にある状態で、その長手方向の他方の端部(本体部2側の端部)34aが係止部24の他方の辺(本体部2と反対側の辺)24bに当接して係止される長さ寸法(円弧方向の長さ寸法)に形成されている。さらに突起部34は、その長手方向の両端部34a,34b以外の部分が同一の突出寸法に形成されている一方、両端部34a,34bはその表面形状が略球面形状に形成されていることで、それらの先端に向かうにつれて突出寸法が小さくなる傾斜形状になっている。なお、各図面では、手差トレイ30の手前側の側面30aのスナップフィット機構40のみを示しているが、反対側の側面にも同様の構成のスナップフィット機構40が設けられている。
ここで、上記構成のジャムアクセスカバー20及び手差トレイ30の開閉動作について説明する。図7は、これらの開閉動作を説明するための動作説明図である。まず、図2に示すようにジャムアクセスカバー20が閉じている状態では、係合フック50の係合部54が本体カバー6の被係合部8に係合してロックされているので、そのままではジャムアクセスカバー20を開くことができない。また、手差トレイ30が図5に示す閉位置にある状態では、突起部34の長手方向の一方の端部34bが係止部24の一方の辺24aに当接して係止されている。そしてこの図5の状態から、手差トレイ30の上端の把持部35を手前側に引くと、その力によって手差トレイ30の側面30a又はジャムアクセスカバー20の係止部24に撓みが生じ、図7(a)に示すように突起部34の一方の端部34bが係止部24に乗り上げる。ここで、端部34bが傾斜面状に形成されていることで、突起部34が係止部24にスムーズに乗り上げることができるので、突起部34が係止部24に乗り上げる際に手差トレイ30を開くために必要な力が急に大きくならずに済む。
その状態からさらに手差トレイ30の把持部35を手前に引くと、手差トレイ30がさらに開く方向に回動する。この際、突起部34が手差トレイ30の回動方向に沿う円弧形状(長尺形状)に形成されていることで、突起部34が係止部24に乗り上げている状態のまま手差トレイ30が開かれてゆく。したがって手差トレイ30を開く途中で開く操作に必要な力が急に変化することが無く、常にほぼ一定の力が掛かった状態で手差トレイ30を開くことができ、手差トレイ30を開く操作の操作性や操作感覚が良好になる。
手差トレイ30をさらに開いていくと、図7(b)に示すように、突起部34が係止部24を完全に乗り越えて、突起部34の他方の端部34aが係止部24から降りる。この端部34aも傾斜面状に形成されているので、該端部34aが係止部24からスムーズに降りることができるので、この際にも手差トレイ30を開くために必要な力が急に変化することがない。また、突起部34が係止部24から降りた際に、図7(b)に示すように手差トレイ30が開位置に位置し、突起部34の端部34aが係止部24の辺24bに当接して係止された状態になる。
この開位置で、図4に示すように手差トレイ30の内面37側に取り付けた給紙パッド32が、手差給紙口7aに設けた給紙ローラ38に対向して配置される。また手差トレイ30の内面37側に設置した折畳みトレイ36を引き出して展開すれば、手差トレイ30の内面37と折畳みトレイ36の面とが手差給紙口7aに連通する状態になるので、手差トレイ30上に載置した記録用紙を、給紙ローラ38で順次本体部2内の用紙搬送機構へ供給することができる。
また、手差トレイ30がこの開位置にある状態から、把持部35を持ち上げて手差トレイ30を閉じると、突起部34が上記とは逆方向に移動して係止部24を乗り越える。その際にも、突起部34の端部34aと端部34bが傾斜面状に形成されていることで、手差トレイ30を閉じるために必要な力が急に変化することがない。また、突起部34が回動方向に沿う円弧形状(長尺形状)に形成されていることで、突起部34が係止部24に乗り上げている状態のまま手差トレイ30が閉じられるので、常にほぼ一定の力が掛かった状態で手差トレイ30を閉じることができ、手差トレイ30を閉じる操作の操作性や操作感覚が良好になる。手差トレイ30が図5に示す閉位置まで戻ったら、スナップフィット機構40が再び係止状態になる。
一方、図5に示す状態で、ジャムアクセスカバー20の外面に露出するロック解除レバー70を上方に引き上げると、回動部材60を介して係合フック50が回動し、係合部54が被係合部8との係合位置からずれて、ジャムアクセスカバー20のロックが解除される。その状態で手差トレイ30の把持部35を手前側に引くと、図7(c)に示すように、スナップフィット機構40で係合しているジャムアクセスカバー20と手差トレイ30とが第1回動支点15を支点として手前側に一体に回動して開く。この手順でジャムアクセスカバー20と手差トレイ30を開くと、図3に示すようにジャムアクセス用開口部7の全体が開放されるので、用紙搬送機構の紙詰まりなどの不具合を解消するメンテナンスを行なうことができる。
上記のスナップフィット機構40では、突起部34をその長手方向が手差トレイ30の回動方向に向かう円弧形状の長尺形状に形成したので、手差トレイ30の開閉動作の途中で開閉操作に必要な力が急に変化することを防止でき、手差トレイ30の開閉時の操作性や感触が良好になる。特に、手差トレイ30を開く際に、その途中で手差トレイ30を開く力が急に殆ど必要無くなるということを防げるので、手差トレイ30が慣性力で急激に回動して開くことがなくなり、強い衝撃や大きな衝突音を生じるおそれがなくなる。
また、突起部34の長手方向の両端部34a,34bを、その先端に向かうにつれて突出寸法が小さくなる傾斜形状に形成したことで、突起部34が係止部24に乗り上げる際や、乗り上げた係止部24から降りる際に手差トレイ30の開閉操作に必要な力が急に変化することを防止できるので、手差トレイ30の開閉時の操作性や感触が良好になる。また、手差トレイ30の開閉がスムーズになるので、より小さな力で手差トレイ30を開閉できるようになる。
さらに、上記のスナップフィット機構40では、手差トレイ30の閉位置で突起部34の端部34bが係止部24の辺24aに当接して係止され、手差トレイ30の開位置で突起部34の端部34aが係止部24の辺24aに当接して係止されるので、手差トレイ30をその開位置及び閉位置で係止することができ、それらの位置での手差トレイ30のガタつきを防止することができる。
特に、上記のようなジャムアクセスカバー20の上端部に回動自在に取り付けた手差トレイ30では、ロック機構がロックされている状態で手差トレイ30のみを開閉する際に、突起部34が係止部24を乗り越えて開閉する。そのため突起部34が係止部24を乗り越える際に係止部24に強い力や衝撃が加わると、ジャムアクセスカバー20に開閉方向に回動する力が掛かるので、手差トレイ30を開閉する毎にジャムアクセスカバー20がガタついてしまい、手差トレイ30の開閉操作性が悪くなるおそれがあった。しかしながら本発明のスナップフィット機構40を備えていれば、ジャムアクセスカバー20を閉じている状態で手差トレイ30のみを開閉する際に、係止部24に大きな力が掛からずに済み、且つ衝撃なども生じないので、ジャムアクセスカバー20のガタつきを効果的に防止できる。したがって手差トレイ30の開閉操作性や操作感覚が良好になる。
以上本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。なお直接明細書及び図面に記載のない何れの形状・構造・材質であっても、本願発明の作用・効果を奏する以上、本願発明の技術的思想の範囲内である。例えば、上記実施形態では、本発明の開閉カバーである手差トレイ30がジャムアクセスカバー20の上端部に回動自在に取り付けられている場合を説明したが、本発明の開閉カバーとしてはこれ以外にも、本体カバー6に直接回動自在に取り付けられている手差トレイでもよい。その場合は、手差トレイの突起部34が乗り越える係止部を本体カバー6に設けてスナップフィット機構を構成する。さらに本発明のスナップフィット機構を適用する開閉カバーは、手差トレイには限定されず、画像形成装置の本体カバー等のカバー部材に開閉自在に取り付けた開閉カバーであれば、他の用途の開口部等を開閉する開閉カバーであってもよい。
また上記実施形態では、開閉カバーである手差トレイ30に突起部34が設けられ、手差トレイ30を回動自在に取り付けているカバー部材であるジャムアクセスカバー20に突起部34が乗り越える係止部24が設けられているが、本発明のスナップフィット機構を構成する突起部と係止部は、これとは逆に、カバー部材側に突起部を形成し、開閉カバー側に突起部が乗り越える係止部を形成したものでも良い。また突起部や係止部の具体的な形状や長さ寸法などは、上記実施形態に示すものには限定されず、本発明のスナップフィット機構の作用を奏することができる形状等であれば、これらを適宜他の形状とすることも可能である。例えば、上記実施形態では突起部34の長手方向の両端部34a,34bを共に傾斜形状に形成した場合を示したが、いずれか一方の端部34a又は34bのみを傾斜形状にすることもできる。また傾斜形状にする場合の具体的な形状は球面形状に限定されず、それ以外にも突起部34の長手方向に沿って傾斜する傾斜平面状など他の形状に形成しても良い。
画像形成装置の外観構成例を示す概略正面図である。 画像形成装置の本体カバーの側面部を示す斜視図で、該側面部に設けたジャムアクセス用開口部(手差給紙口)に取り付けたジャムアクセスカバーと手差トレイを示す図である。 ジャムアクセスカバーと手差トレイの両方を開いた状態を示す図である。 手差トレイのみを開いた状態を示す図である。 ジャムアクセスカバーと手差トレイの概略側面図(一部断面図)である。 スナップフィット機構の詳細構成を示す部分拡大図で、手差トレイを側面側から見た部分拡大図である。 手差トレイ及びジャムアクセスカバーの開閉動作を説明するための図である。
符号の説明
1 画像形成装置
2 本体部
3 給紙カセット
4 原稿自動送り装置(ADF装置)
5 原稿トレイ
6 本体カバー
6a 側面部
7 ジャムアクセス用開口部
7a 手差給紙口
15 第1回動支点
16 第2回動支点
20 ジャムアクセスカバー
22 突出部
24 係止部
24a 辺(本体部2側の辺)
24b 辺(本体部2と反対側の辺)
30 手差トレイ(開閉カバー)
30a 側面
34 突起部
34a 端部(本体部2側の端部)
34b 端部(本体部2と反対側の端部)
35 把持部
40 スナップフィット機構
50 係合フック

Claims (5)

  1. 画像形成装置のカバー部材に回動自在に取り付けた開閉カバーと、前記開閉カバー又は前記カバー部材のいずれか一方に形成した突起部と、前記開閉カバーがその開位置と閉位置との間で回動して開閉する際に前記突起部が乗り越える前記カバー部材又は前記開閉カバーのいずれか他方に形成した係止部と、を備えた画像形成装置の開閉カバーのスナップフィット機構において、
    前記突起部を、その長手方向が前記開閉カバーの回動方向に向かう長尺形状に形成したことを特徴とする画像形成装置の開閉カバーのスナップフィット機構。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置の開閉カバーのスナップフィット機構において、
    前記突起部を、前記開閉カバーの回動方向に沿う円弧形状に形成したことを特徴とする画像形成装置の開閉カバーのスナップフィット機構。
  3. 請求項1又は2に記載の画像形成装置の開閉カバーのスナップフィット機構において、
    前記突起部の長手方向の少なくとも一方の端部を、その先端に向かうにつれて突出寸法が小さくなる傾斜形状に形成したことを特徴とする画像形成装置の開閉カバーのスナップフィット機構。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置の開閉カバーのスナップフィット機構において、
    前記開閉カバーの閉位置で、前記突起部の長手方向の一方の端部が前記係止部に当接して係止され、前記開閉カバーの開位置で、前記突起部の長手方向の他方の端部が前記係止部に当接して係止されることを特徴とする画像形成装置の開閉カバーのスナップフィット機構。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置の開閉カバーのスナップフィット機構において、
    前記開閉カバーは、載置した用紙を画像形成装置内の用紙搬送機構へ供給する手差トレイであることを特徴とする画像形成装置の開閉カバーのスナップフィット機構。
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