JP4053808B2 - 排水枝管の更生方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は排水枝管の更生方法に関し、更に詳細には、例えばマンションのような複数階建ての集合住宅等において、共用排水設備である1つの排水竪主管に接続されている各階の生活水廻り設備から延びている専有の排水枝管を更生(リニューアル)する排水枝管の更生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えばマンションのような中高層の集合住宅では、各階におけるトイレ、台所、風呂場等の生活水廻り設備から延びた排水管(各階専有部分における排水枝管)は共用配水設備である1つの排水竪主管に接続され、この排水竪主管に各階からの生活排水を集合して下水若しく浄化槽などに排水している。言い換えれば、中高層の集合住宅等においては、少なくとも1つの排水竪主管に各階ごとの排水枝管が接続されている。
【0003】
このような排水枝管についてその更生は、排水口の形状が非常に複雑であり、また仮設配管の設置が困難であると共に工期に制約があるなどの理由から従来ほとんど実施されてはない。最近になって、排水竪主管の末端から大型の吸引装置で管内を真空にし、各階専有部分における排水枝管に排水口から空気と共に研磨材や塗料を吸引させて排水枝管の内面を研磨及び塗装する技術が提案され、その実用化を目指して更に具体的な施工技術が検討されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の排水枝管の更生工法では、次に説明するように、本来の清掃口、点検口以外に排水管が詰まったときにやむを得ず床、天井を開口して掃除をする排水管専用プラグ止めチーズ継手が使用されている場合、このプラグ止めチーズ継手を十分に更生することが困難であり、排水枝管を更生したにも拘わらず、プラグ止めチーズ継手から腐食が進行するという問題があった。
【0005】
すなわち、プラグ止めチーズ継手は、必然的に流路から側方に突出した部分にプラグ取付用ネジなどを設けることになり、これによって、流水に対してデッドスペースがあることになり、上述した従来の排水枝管の更生工法では十分に更生することが困難になる。
【0006】
本発明の目的は、かかる従来の問題点を解決するためになされたもので、例えばマンションのような複数階建ての建造物において、排水枝管及びこの排水枝管に接続された排水管専用プラグ止めチーズ継手を十分に更生することができる排水枝管の更生方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は排水枝管の更生方法であり、前述した技術的課題を解決するために以下のように構成されている。すなわち、本発明は、排水竪主管に接続された枝管と、この枝管を清掃又は点検するため外部から操作可能なプラグを有する排水管専用プラグ止めチーズ継手とを備えた排水枝管を更生する方法において、前記枝管内又は前記排水管専用プラグ止めチーズ継手内に配置した塗装用スプレーノズル装置の先端部から、塗料を前記排水管専用プラグ止めチーズ継手の前記プラグ側に向けて噴出して、前記排水管専用プラグ止めチーズ継手の内面に前記塗料を吹き付け、同時に前記排水竪主管の下端から管内部の空気を吸引することにより、前記排水管専用プラグ止めチーズ継手の内壁を塗装する工程、及び前記枝管内壁を塗装する工程、を含むことを特徴とする。
【0008】
この発明によれば、塗料を排水管専用プラグ止めチーズ継手内のプラグ側に向けて噴出することにより、その内壁に吹き付けて塗装をするので、排水管専用プラグ止めチーズ継手の更生を十分に行うことができ、排水枝管を更生した後、排水管専用プラグ止めチーズ継手から腐食が進行するのを抑制できる。
【0009】
また、前記排水管専用プラグ止めチーズ継手及び前記枝管の塗装工程の前に、研磨材を圧縮空気に混合して前記枝管内又は前記排水管専用プラグ止めチーズ継手内に配置した研磨用ブラストノズル装置の先端部から、前記排水管専用プラグ止めチーズ継手内の前記プラグ側に向けて噴出して、前記研磨材を前記排水管専用プラグ止めチーズ継手の内壁に吹き付け、同時に前記排水竪主管の下端から管内部の空気を吸引することにより、前記排水管専用プラグ止めチーズ継手における内壁に付着している錆などの付着物を除去すると共に内壁を研磨する工程、及び前記枝管内壁の研磨を行う工程、を含むことができる。
【0010】
この場合は、排水管専用プラグ止めチーズ継手内に錆などが付着している場合、研磨材を排水管専用プラグ止めチーズ継手内のプラグ側に向けて噴出することにより、その内壁に吹き付けて研磨をするので、排水管専用プラグ止めチーズ継手の更生を十分に行うことができる。
【0011】
また、前記研磨用ブラストノズル装置及び前記塗装用スプレーノズル装置は、研磨材及び塗料をその流入方向に対して所定の角度で傾斜する方向に噴出することができ、この場合には、研磨材及び塗料を排水管専用プラグ止めチーズ継手内のプラグ側まで確実に吹き付けることができる。
【0012】
また、上述した所定の角度は略45°とすることができ、この場合は、排水管専用プラグ止めチーズ継手の上面側にも研磨材及び塗料を確実に吹き付けることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る排水枝管の更生方法の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0014】
図1は、本発明の排水枝管の更生方法を示すフローチャートである。この更生方法においては、先ず排水管専用プラグ止めチーズ継手の研磨を行い(ステップ1)、続いて枝管の研磨を行う(ステップ2)。その後、排水管専用プラグ止めチーズ継手の塗装を行い(ステップ3)、最後に枝管の塗装を行う(ステップ4)。なお、排水管専用プラグ止めチーズ継手と枝管の研磨はどちらを先行しても良く、塗装もどちらを先行しても良い。
【0015】
次に、上述した各工程について説明する。図2は、複数階建て建造物に設置されている排水竪主管10に接続されている専有排水枝管11a,11b・・・を更生する場合であり、図2にはこの集合住宅における排水竪主管10とこれに接続されている各階専有部分に配管された専有排水枝管11a,11b・・・とが概略的に示されている。
【0016】
図3は、専有排水枝管11aを天井70内に配管した場合を示す。図3から分かるように、この専有排水枝管11aは、排水竪主管10に直接接続された主枝管12と、この主枝管12に接続され水平方向に延びる分岐枝管13と、主枝管12又は分岐枝管13に接続され鉛直方向に延びる竪枝管14,15,16とを有している。
【0017】
また、主枝管12の末端には、専有排水枝管11aに排水管専用プラグ止めチーズ継手(以下プラグ止めチーズ継手という)17が接続されている。本実施形態では、このプラグ止めチーズ継手17に竪枝管14が接続されている。
【0018】
各竪枝管14,15,16の上端には、それぞれ排水口18,19,20が接続されている。例えば、この建造物が集合住宅の場合、排水口18は台所排水用、排水口19は浴室排水用、排水口20は洗面排水用などである。なお、図2中の符号21a,21b・・・は各階の専有排水枝管11a,11b・・・と排水竪主管10との接続点を示す。
【0019】
このような既設の専有排水枝管11a,11b・・・の内面を更生する場合には、上述したように、先ず構造が複雑で従来の方法では更生が困難なプラグ止めチーズ継手17の研磨を行い、その内面に付着している鉄錆や汚れ等を除去する。
【0020】
プラグ止めチーズ継手17の研磨方法としては、図2に示されるように、チーズ継手17に最も近い竪枝管、ここではプラグ止めチーズ継手17に直接接続されている竪枝管14の排水口18から、研磨用ブラストノズル装置22を先端に取り付けた可撓性を有する供給ホース23を、当該研磨用ブラストノズル装置22を竪枝管14の内部に挿入し、プラグ止めチーズ継手17内に配置する。
【0021】
供給ホース23は、縦枝管14の排水口18から研磨材投入機25へ延び、その投入口に接続されている。この投入口には、空気圧縮機26から延びる圧縮空気供給管27が接続されている。
【0022】
研磨用ブラストノズル装置22は、図4に示すように、ノズル本体22aと、供給ホース23を接続する流入口22bと、研磨材を噴出する噴出口22cと、ノズル本体22aを包囲する中空状の球体カバー22dとを有している。噴出口22cは、流入口22bに対して所定の角度αで傾斜している。本実施形態では、角度αが略45°に設定されている。
【0023】
この研磨用ブラストノズル装置22は、図5に示すように、竪枝管14を介してチーズ継手17の内部に配置される。このとき、研磨用ブラストノズル装置22の噴出口22cがプラグ止めチーズ継手17のプラグ17d側に向くように調整される。
【0024】
研磨用ブラストノズル装置22は、球体カバー22dを有しているので、プラグ止めチーズ継手17の内部通路が複雑であっても、噴出口22cなどが凹凸部分に引っかかることなく所定の位置にスムーズに移動させることができる。
【0025】
プラグ止めチーズ継手17は、一方の接続口17aに主枝管12が接続され、他方の接続口17bに竪枝管14が接続されている。また、主枝管12が接続された接続口17aの反対側にプラグ取付部17cが突出しており、このプラグ取付部17cに外部から操作可能なプラグ17dが螺入されている。
【0026】
図5に示すように、このプラグ止めチーズ継手17内に配置された研磨用ブラストノズル22の噴出口22cは、その流入口22bに対して略45°の角度で傾斜しているので、流入口22bが上方に配置されたときには、噴出口22cは水平方向又は斜め上方を向くようになる。
【0027】
これにより、供給ホース23から所定の圧力で送られる研磨材と圧縮空気との混合物30は、噴出口22cからプラグ17d側に向けて噴出され、プラグ取付部17c及びプラグ17dの内壁面、特にその上面側に衝突することになる。その結果、プラグ止めチーズ継手17の内面に付着している錆や汚れ等の付着物31が研磨材と圧縮空気の混合物30による衝突によって除去されると共に併せてその内面が研磨される。
【0028】
このとき、排水竪主管10の最下端には、図2に示されるように、研磨材回収用の管32の一端が接続され、その他端は研磨材セパレーター33に接続されている。この研磨材セパレーター33にはホース34を介して集塵機35及び吸引装置36が接続されている。
【0029】
前述した装置を用いて、専有排水枝管11aのプラグ止めチーズ継手17の内面に付着した付着物31を除去すると共に、内面を研磨する実際の例について説明する。まず、図2に示すように、専有排水枝管11aの排水口18から専有排水枝管11a内に空気(必要に応じて温風)を流して、プラグ止めチーズ継手17の錆瘤や汚れなどの付着物31を乾燥させる。汚れが激しい場合には、予め高圧水ジェット洗浄で予洗浄をしておくことも好ましい。
【0030】
その後、排水口18から、研磨用ブラストノズル装置22を先端に取り付けた供給ホース23を縦枝管14内に挿入し、研磨用ブラストノズル装置22を研磨しようとするプラグ止めチーズ継手17内に配置する。次に、空気圧縮機26から供給管27を介して供給ホース23に加圧空気を送り、この空気中に研磨材投入機25で研磨材を投入する。
【0031】
研磨材と加圧空気との混合物30は供給ホース23を通り、研磨用ブラストノズル装置22から、プラグ止めチーズ継手17の内面に吹き付けられ、この吹き付け力で付着物31が除去されると共に研磨がなされる。この方法によって専有排水枝管11aのプラグ止めチーズ継手17の内面を、ISO D Sa2 1/2程度に仕上げることができる。研磨用ブラストノズル装置22から混合物30を噴射する際の空気の元圧力は600KPaとされる。
【0032】
また、研磨用ブラストノズル装置22から混合物30を噴射している間に、吸引装置36及び集塵機35が作動され、専有排水枝管11a内の空気は排水竪主管10の下端開放部に接続された研磨材回収用の管32、研磨材セパレーター33及びホース34を介して集塵機35に吸引され、これにより研磨用ブラストノズル装置22からプラグ止めチーズ継手17内に噴出された研磨材が研磨材セパレーター33により回収される。
【0033】
この実施形態の場合、プラグ止めチーズ継手17の内面に、加圧空気で研磨材を吹き付けて研磨するため、空気量は小量ですむ。このように使用する空気流量が少ないことと、排水竪主管10の下端開放部から吸引式集塵機35により排水竪主管10内及び専有排水枝管11a,11b・・・内の空気が吸引されていることもあって、専有排水枝管11a,11b・・・及び排水竪主管10内の圧力は大気圧以上にはなることはない。
【0034】
その結果、プラグ止めチーズ継手17内を洗浄研磨する時に、排水竪主管10及び専有枝管11a,11b・・・内が大気圧以上になることがなく、従って各階の専有枝管11a,11b・・・に加圧空気が逆流して排水口18,19,20から噴出するのを防ぐことができる。
【0035】
同様にして他の専有排水枝管11b,11c・・・に接続されたプラグ止めチーズ継手17の研磨を行い、これが終了すると、次に、専有排水枝管11a,11b・・・全体の研磨が行われる。この場合には、最初に、内面に付着している鉄錆や汚れ等を除去すべく研磨される。
【0036】
この時の研磨方法としては、図6に示されるように、専有排水枝管11aを更生する場合、排水口18から空気を流して排水枝管11a内を乾燥する。管内の汚れが激しい場合には各専有排水枝管11a,11b・・・を高圧ジェット水で事前に粗洗浄しておく。
【0037】
次いで、排水竪主管10の最上部に連通する開口40及びこの排水竪主管10に接続されている更生対象以外の各排水枝管11b,11c・・・の排水口を適当な手段により塞ぐ。
【0038】
そして、更生を行う専有排水枝管11aの例えば排水口18に、空気圧縮機26にホース41でつながった空気分配器42に一端が接続され、研磨材投入機25を介在させたホース43の他端が入れられる。他の排水口19,20も空気分配器42とホース44,45で接続する。更に、排水竪主管10の上部の圧力を検出するための圧力計46を空気分配器42の近くに設置する。
【0039】
その後、空気圧縮機26を運転し、研磨材投入機25において研磨材を混ぜた加圧空気が専有排水枝管11a内に送り込まれる。この時、送り込む空気の圧力は、この専有排水枝管11aの管径を50Aとした時、この管径内での流速が100m/秒となるように、空気流量計47で空気流量を見ながら空気分配器42の分配弁が調整される。この時、排水口19,20に接続されている空気分配器42の分配弁を僅かに開けて空気を流し研磨材が排水口19,20に逆流するのを防止する。
【0040】
一方、このときには、上述したプラグ止めチーズ継手17の研磨時と同様に、排水竪主管10の下部末端に、吸引装置36から集塵機35及び研磨材セパレータ33を介して延びるホース32が接続され、排水竪主管10内の空気が吸引される。この時、排水竪主管10と専有排水枝管11aとの接続点21aでの管内圧力がほぼ大気圧かそれより低くなるようにする。そして、排水竪主管10内の圧力を、排水竪主管10の上部圧力を検出する圧力計46で確認する。
【0041】
通常、排水竪主管10の管径は専有排水枝管11a,11b・・・の管径よりも1〜2サイズ大きい。従って、専有排水枝管11a,11b・・・の研磨空気量に対して排水竪主管10での圧力損失は少なく、吸引装置36の吸引能力はマイナス20KPa程度あればよく、全て吸引のみで行う場合に比べて使用する吸引装置36の能力を大幅に軽減することができる。
【0042】
これにより、専有排水枝管11aと排水竪主管10との接続点21a以外の同様な接続点21b,21c,21dでは、管内圧力が大気圧か若しくはそれ以下となり、各階専有部分に配管された専有排水枝管11b,11c・・・の各排水口から加圧空気が噴出したりすることはない。
【0043】
他の専有排水枝管11b,11c・・・を更生のために研磨する場合には、まったく同じ手順で行われる。その際、専有排水枝管11aの内面から剥がれた付着物や研磨材は、排水竪主管10の末端に接続さているホース32を介して研磨材セパレータ33に吸い込まれ、ここで空気と分離されて集塵機34に捕捉され、空気は吸引装置36から排気される。
【0044】
この結果、専有排水枝管11a,11b・・・の内面は、各階専有部分に配管された排水枝管の排水口18,19,20から加圧空気を噴出することなく、その後の塗装に必要な程度まで良好に研磨できる。なお、この専有排水枝管11aの主枝管12に接続されている更なる分岐管13,14,15,16についても同様に洗浄、研磨することができ、また、他の専有排水枝管11b,11c・・・についてもまったく同様に洗浄、研磨することができる。
【0045】
上述のようにして洗浄、研磨された専有排水枝管11a,11b・・・及びそのプラグ止めチーズ継手17の内面は、その後、塗装される。塗装の順序は、どちらが先行しても良いが、ここではプラグ止めチーズ継手17を先に塗装する場合について説明する。
【0046】
図7は、プラグ止めチーズ継手17を塗装する場合の状態を概略的に示している。チーズ継手17の塗装に用いる塗料としては、ビニルエステル樹脂塗料やエポキシ塗料等のライニング塗料が用いられる。
【0047】
ビニルエステル樹脂塗料を使用する場合には硬化剤・硬化促進剤を入れ、場合によっては遅延剤を入れて、均一に混合攪拌する。使用する塗料が加圧容器50に収容されると、この加圧容器50はデジタル式の秤51に乗せられ、塗装中に刻々と変化する塗料の使用量がg/秒単位で計量される。このようにして加圧容器50をデジタル秤51に乗せて重量減少を計測することにより、塗料の吐出量を常時測定して塗装の良否を判断することができる。
【0048】
加圧容器50には空気圧縮機(図示せず)から延びるホース52が接続されており、加圧容器50の内部が空気圧縮機から送られる加圧空気で、使用条件に応じて最大600KPaに加圧され、これにより塗料がチューブ53を経て、図8に示されるような塗装用スプレーノズル装置55に圧送される。
【0049】
この塗装用スプレーノズル装置55は、図7に示すように、研磨の場合と同様に専有排水枝管11aの排水口18から竪枝管14内に吊り下げられる。この塗装用スプレーノズル装置55は、図8にも示されるように、ノズル口から塗料を渦状の気流にして噴出できるように特殊な構造をしたものである。
【0050】
この塗装用スプレーノズル装置55の構造を簡単に説明すると、図8に示すように、前端部にノズルチップが形成されたノズル本体55aのその前端部にディスクが装着され、更にこのディスクを覆うようにキャップ55bが装着されている。ノズル本体55aの前端部に取り付けられたディスクとキャップ55bの中心軸線上には貫通穴が形成され、ノズルチップはこの貫通穴を通ってキャップ55bの前面側に僅かに突出している。
【0051】
ノズルチップに形成されている液体噴射通路は、ノズル本体55aの中心軸線上に形成された塗料供給用の通路55cに連通している。また、ノズル本体55aの後端部には圧縮空気流入口が形成され、この流入口は小径噴気口を介して液体噴射通路に連通され、またこの液体噴射通路に平行し且つ径方向外側に形成されているバイパス通路55dに連通されている。
【0052】
ノズル本体55aの後端部には、接続部材56を介して上述のホース53が接続され、圧縮空気流入口に圧縮空気が供給される。接続部材56は略V字状であり、ノズル本体55の噴出口が水平方向に対して適宜な噴出角度β、本実施形態ではβ=45°となるように設定されている。
【0053】
また、ノズル本体55aの側面には、塗料を供給するためのホース77を接続するネジ孔55eが形成され、このネジ孔55eが通路55cに連通している。ディスクの表面には、複数の放射状溝部が中心の穴に向かって渦状に形成されており、圧縮空気供給用のバイパス通路55dの先端部はディスクの径方向外側において各放射状溝部に連通されている。
【0054】
このような塗装用スプレーノズル装置55によると、圧力約200KPaに調整されたスプレー用圧縮空気がホース53を介してバイパス通路55dと液体噴射通路に導入される。
【0055】
このスプレー用圧縮空気は、ディスクの表面に形成された渦状の複数の溝部に沿って径方向外側から中心の穴に向かって渦流を作るように流れ、ノズルチップ先端のノズル口外周面とキャップ中心の貫通穴内周面との環状間隙部から噴射する。その結果、この噴射流は前方へ広がりながら螺旋状の気流となる。
【0056】
一方、ホース53からノズル本体55a内の通路55cを介して供給された塗料は、ノズル口で圧縮空気の螺旋状噴射流に乗り、これにより塗料57は、図9に示されるように、ノズル口から螺旋状に噴射されることになる。その結果、塗料57をプラグ止めチーズ継手17の内壁面、特に上面側に吹き付けることができる。
【0057】
また、図7に示すように、塗装用スプレーノズル装置55から塗料57を噴射している間、研磨の場合と同様に吸引式集塵機36を作動し、排水竪主管10及び専有排水枝管11a,11b・・・内の空気を吸引式集塵機36に吸引することができる。
【0058】
これにより塗装用スプレーノズル装置55からプラグ止めチーズ継手17内に噴出された圧縮空気と塗料57中の揮発成分が排水竪主管10の下端及び排水口18,19,20から室内に拡散することを防ぐことができる。
【0059】
同様にして、他の専有排水枝管11b,11c・・・に接続されているプラグ止めチーズ継手17の塗装を行う。この後、専有排水枝管11a,11b・・・自体の塗装を行う。
【0060】
例えば、図10に示すように、専有排水枝管11aを塗装する場合、排水口18から加圧空気で塗料を適切な空気流量で管内に送りながら排水竪主管10の末端から吸引式集塵機36により排水専有枝管11aと排水竪主管10との接続点21aでの管内圧力が大気圧若しくはそれ以下になるように吸引するものである。
【0061】
具体的には、図10示されるように、排水竪主管10の最上部に連通する開口40及びこの排水竪主管10に接続されている更生対象以外の各専有排水枝管11b,11c・・・の排水口18,19,20を適宜な手段により塞ぐ。そして、更生を行う専有排水枝管11aの排水口18に、塗料供給器60が取り付けられ、この塗料供給器60には空気圧縮機26にホース41を介して接続された空気分配器42につながったホース61の他端が入れられる。他の排水口19,20も空気分配機42とホース62,63で接続される。
【0062】
その後、空気圧縮機26を運転し、加圧空気と共に塗料が排水口18から送り込まれる。塗料は、ビニルエステル塗料やエポキシ塗料等のライニング塗料を用いることが望ましい。
【0063】
その際、排水竪主管10の末端に接続されたホース32を介して吸引装置36によりマイナス10KPaの吸引力で管内を吸引する時、排水口18からの加圧空気圧力を20KPaとすると、空気流量が7m3/分で接続点12aでの管内圧力は大気圧かそれより低くなる。
【0064】
そして、排水竪主管10内の圧力を、排水竪主管10の上部圧力を検出する圧力計46で確認する。この条件で、管長によって定められた時間、塗料を流して専有排水枝管11aが塗装される。以下、同様にして排水枝管11aの分岐枝管13,15,16が塗装される。
【0065】
このようにしてすべての専有排水枝管11a,11b・・・の塗装が終了した後に、各排水口18,19,20から空気を流して塗膜を硬化させる。所定の硬化剤、硬化促進剤を混合したビニルエステル塗料の場合、約15〜20分で塗膜は硬化することが確かめられている。
【0066】
上述したように、本発明の排水枝管の更生方法によれば、研磨用ブラストノズル装置22及び塗装用スプレーノズル装置55によって、研磨材と空気の混合物30及び塗料57を、チーズ継手17内のプラグ17d側に向けて噴出することにより、従来の方法では十分に研磨及び塗装をすることができなかったプラグ止めチーズ継手17の内面を短時間で研磨及び塗装して更生を十分に行うことができるので、専有排水枝管11a,11b・・・を更生した後、プラグ止めチーズ継手17から腐食が進行するのを抑制できる。
【0067】
なお、プラグ止めチーズ継手17及び専有排水枝管11a,11b・・・を研磨又は塗装するときに、その内部が外部から見にくい場合には、図11に示すような管内カメラ70を専有排水枝管11a,11b・・・内に挿入し、その照明装置で管内を照明すると共に、カメラで細部を確認しながら作業を正確に行うことができる。
【0068】
この管内カメラ70は、各種の管内作業などに一般的に使用されているものであり、カメラ本体71、このカメラ本体71の周囲に配置された照明装置72、スキッド73、カメラ本体71とスキッド73の接続部を保護するスプリングガード74、カメラケーブル75とを有している。
【0069】
管内カメラ70は、上述した研磨用ブラストノズル装置22又は塗装用スプレーノズル装置55とは別個にして専有排水枝管11a,11b・・・内に挿入してもよく、或いは一体にして挿入することもできる。
【0070】
また、上述の実施形態では、専有排水枝管11aを天井に配置し、プラグ止めチーズ継手17に鉛直方向に延びる竪枝管14を接続して、その上端に設けられた排水口18から研磨用ブラストノズル装置22及び塗装用スプレーノズル装置55を挿入したが、図12に示すように、専有排水用枝管11nを床面64上に配管し(水平配管)、プラグ止めチーズ継手17の接続口17a,17bに接続される枝管65,66を水平に配管した場合にも、本発明を適用することができる。
【0071】
この場合には、プラグ止めチーズ継手17の最も近い位置にある竪枝管67の排水口68から、研磨用ブラストノズル装置22及び塗装用スプレーノズル装置55を挿入して、チーズ継手17内に移動させることにより、プラグ止めチーズ継手17の研磨及び塗装をすることができる。
【0072】
また、上述の実施形態では、プラグ止めチーズ継手17を塗装する際に、塗装専用のスプレーノズル装置55を使用したが、図4に示した研磨用ブラストノズル装置22と同一形状のノズル装置を塗装用スプレーノズル装置として使用することもできる。
【0073】
また、上述の実施形態では、プラグ止めチーズ継手17及び専有排水枝管11a,11b・・・の更生をする際に、研磨工程と塗装工程の両方を行う場合について説明したが、プラグ止めチーズ継手17又は専有排水枝管11a,11b・・・の内部が新品に近く錆などが付着していない場合には、研磨工程を省略して塗装工程だけ行えばよい。
【0074】
更に、上述の実施形態では、プラグ止めチーズ継手17を更生する場合について説明したが、本発明は専有枝管に接続された点検用継手を更生する場合にも適用できる。
【0075】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の排水枝管の更生方法によれば、例えばマンションのような複数階建ての建造物において、排水竪主管に接続されている各階専有部分の専有排水枝管の内面と、この専有排水枝管に接続されている排水管専用プラグ止めチーズ継手の内面とを塗装し、内部に錆などが付着している場合には研磨を行った後、塗装して更生することができるので、枝管を更生した後、排水管専用プラグ止めチーズ継手から腐食が進行するのを抑制でき、排水枝管の更正の効果を十分発揮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の排水枝管の更生方法の工程を示すフローチャートである。
【図2】本発明の排水枝管の更生方法における排水管専用プラグ止めチーズ継手の研磨方法を示す図である。
【図3】図2のA矢視図である。
【図4】本発明の研磨用ブラストノズルを示す断面図である。
【図5】本発明の排水管専用プラグ止めチーズ継手の研磨状態を示す図である。
【図6】本発明の排水枝管の更生方法における専有枝管の研磨方法を示す図である。
【図7】本発明の排水枝管の更生方法における排水管専用プラグ止めチーズ継手の塗装方法を示す図である。
【図8】本発明の排水枝管の更生方法における塗装用スプレーノズル装置を示す図である。
【図9】本発明の排水枝管の更生方法における排水管専用プラグ止めチーズ継手の塗装状態を示す図である。
【図10】本発明の排水枝管の更生方法における専有枝管の塗装方法を示す図である。
【図11】本発明の排水枝管の更生方法で使用する管内カメラを示す図である。
【図12】本発明の排水枝管の更生方法の別の実施形態を示す図である。
【符号の説明】
10 排水竪主管
11a,11b・・・ 専有排水枝管
17 排水管専用プラグ止めチーズ継手
17d プラグ
22 研磨用ブラストノズル装置
30 研磨材と空気の混合物
31 付着物
55 塗装用スプレーノズル装置
57 塗料

Claims (6)

  1. 排水竪主管に接続された枝管と、この枝管を清掃又は点検するため外部から操作可能なプラグを有する排水管専用プラグ止めチーズ継手とを備えた排水枝管を更生する方法において、
    前記枝管内又は前記排水管専用プラグ止めチーズ継手内に配置した塗装用スプレーノズル装置の先端部から、塗料を前記排水管専用プラグ止めチーズ継手の前記プラグ側に向けて噴出して、前記排水管専用プラグ止めチーズ継手の内面に前記塗料を吹き付け、同時に前記排水竪主管の下端から管内部の空気を吸引することにより、前記排水管専用プラグ止めチーズ継手の内壁を塗装する工程、
    及び前記枝管内壁を塗装する工程、を含むことを特徴とする排水枝管の更生方法。
  2. 前記排水管専用プラグ止めチーズ継手及び前記枝管の塗装工程の前に、研磨材を圧縮空気に混合して前記枝管内又は前記排水管専用プラグ止めチーズ継手内に配置した研磨用ブラストノズル装置の先端部から、前記排水管専用プラグ止めチーズ継手内の前記プラグ側に向けて噴出して、前記研磨材を前記排水管専用プラグ止めチーズ継手の内壁に吹き付け、同時に前記排水竪主管の下端から管内部の空気を吸引することにより、前記排水管専用プラグ止めチーズ継手における内壁に付着している錆などの付着物を除去すると共に内壁を研磨する工程、
    及び前記枝管内壁の研磨を行う工程、を含むことを特徴とする請求項1に記載の排水枝管の更生方法。
  3. 前記塗装用スプレーノズル装置は、前記塗料をその流入方向に対して所定の角度で傾斜する方向に噴出することを特徴とする請求項1又は2に記載の排水枝管の更生方法。
  4. 前記研磨用ブラストノズル装置は、前記研磨材をその流入方向に対して所定の角度で傾斜する方向に噴出することを特徴とする請求項2又は3に記載の排水枝管の更生方法。
  5. 前記所定の角度は略45°であることを特徴とする請求項3または4に記載の排水枝管の更生方法。
  6. 前記排水枝管は、集合住宅における各階毎の生活水廻り設備からの排水用であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の排水枝管の更生方法。
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