JPS5811268B2 - パイプ洗浄方法 - Google Patents

パイプ洗浄方法

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JPS5811268B2
JPS5811268B2 JP53114960A JP11496078A JPS5811268B2 JP S5811268 B2 JPS5811268 B2 JP S5811268B2 JP 53114960 A JP53114960 A JP 53114960A JP 11496078 A JP11496078 A JP 11496078A JP S5811268 B2 JPS5811268 B2 JP S5811268B2
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JP
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pipe
flow
water
speed
silica sand
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JP53114960A
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清憲 新納
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NIPPON PURANTO SAABISU SENTAA KK
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NIPPON PURANTO SAABISU SENTAA KK
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は給水本管や団地等の給水管、家庭用水道管等
の既設配管路の洗浄方法に関する。
上水道設備や冷暖房設備の配管には、鋼管や鋳鉄管等の
鉄製パイプが多く用いられている。
鉄製パイプは堅牢でかつ安価であるかうである。
しかし、鉄製パイプは長年の使用によって内面に錆を生
じ易く、この錆は次第に成長してやがてこぶ状になり、
パイプ断面積を甚しく減するに至る。
実際、埋設工事後10年以上を経過したビル、社宅、マ
ンション等の給水管にあっては、その殆んどについて錆
こぶ(スケール)によるトラブルが発生している。
錆は酸化第二鉄よりなるので上水道の水を赤く濁らせ、
飲用や洗濯用水として不適当になる。
また、錆こぶが大きく成長するさパイプ管内が閉塞され
、水の出が悪くなって流量不足となる。
さらに、錆が拡大してゆくさ管が脆くなり、外部衝撃に
よって亀裂が入ったりする。
そこで、これら既設配管路を埋設したまま錆落しをする
必要がある。
従来は、砲弾形のピグと呼ぶ物体を管路の一端から入れ
、圧縮空気や高速の水によって管内を高速で飛翔させ、
管内に耐着した錆こぶ等との衝突によりこれを剥離せし
める方法が採用されていた。
しかしこの方法では、スケールの剥離力がピグの運動量
に依存するため一定以上の重量のピグを用いねばならな
いが、最初から大きいピグを使うと途中で止まってしま
うため、小径のピグからはじめて徐々に大きいピグを使
うようにする必要がある。
つまり、いろいろなサイズのピグを用意しなければなら
ず、又、ピグを通す回数も多いので時間が掛かつて重鎖
な作業となる。
一方、今ひとつの周知の洗浄方法は電動カッターを用い
るものである。
これは先端に回転刃を持ち、フレクシプルチューブによ
って回転力を伝達されて、管内を漸進しながらスケール
を掻き取るしかし、この方法はフレクシプルチューブの
長さまでしかパイプを研磨できないので、長い配管路に
は向かない。
しかも、回転刃はパイプ直径よりかなり小さい寸法のも
のを使うから、壁面の仕上げが滑らかではない。
第3の方法は薬品を使う洗浄方法であり、最もオーツド
ックスなものである。
この方法は、例えば硫酸を配管路内へ通す事によりスケ
ールを溶かして除去するものであり、物理的な力を用い
ずに化学反応による。
しかし、薬品を用いる方法は毒性の点で問題があり、人
体への影響の点で必ずしも満足できない。
本発明は、従前の既設配管路の洗浄方法に於ける上述の
如き問題の解決を課題とするものであり、30〜100
m位いの比較的長く且つ曲がりの多い配管路で、しかも
スケールが厚く固着している場合であっても、短時間で
安全に、しかも完全にスケールを研削剥離して平滑な仕
上面が得られるようにした洗浄方法の提供を目的とする
ものである。
本発明は、混合エジェクター6内で空気流に適宜の粒径
の珪砂を混入せしめて空気と珪砂の混合流を形成し、次
に加速エジェクター7内で高速空気流に前記混合流を当
てて旋回する高速の珪砂と空気の混合流を形成し、該高
速混合流をIB〜3Bの既設配管路の一端から一定流量
を維持する様に噴出させ、管路内壁面に固着したスケー
ル等と研削剥離することを基本構成とするものである。
又、当該構成とすることにより、曲がりの多い比較的長
い配管路で、然かもスケールが厚く固着している様な場
合でも、短時間内で安全に且つ完全にスケールを除去す
ることが可能となる。
以下、第1図乃至第6図に示す本発明の実施例に基づい
てその詳細を説明する。
第1図は、本発明方法の第1実施例を示す系統図である
1は洗浄されるべき既設配管路であり、Uはその内面に
耐着したスケールである。
被洗浄管路1は、都市給水本管、工業用水管、集合住宅
の給水管、熱交換器、冷却水管、油送パイプライン、ガ
ス管等の任意の既設配管路である。
勿論施工に当っては、サンドジェットの入口と出口を作
らねばならず、これには適当な位置の継手や弁を取外し
て、そこをサンドジェットの入口及び出口とする。
2はコンプレッサー、3はドレンセパレータであり、こ
れによって乾燥高圧空気が作られ、三つのパスa、b、
cに振り分けられる。
5は乾燥した珪砂を内蔵したサンドタンクであり、珪砂
は4〜6号(20〜48メツシユ)のものを用いる。
パスaより来る空気は弁14、レギュレータ4を通って
サンドタンク5の中へ導かれる。
サンドタンク5の下端には、弁18を介して混合エジェ
クター6を設ける。
パスbより来る空気は弁15を通り、混合エジェクター
6へ入る。
ここで、サンドタンク5より供給される乾燥珪砂を吹き
飛ばし、珪砂と空気の混合気流となり、該混合気流はパ
スdを経て、加速エジェクタγに至る。
一方、パスCを通る高速気流は弁17を通って加速エジ
ェクタ7へ入る。
加速エジェクタγでは、第1図に示す如く、高速空気流
に前記混合流が略直角方向に当てられており、その結果
両者は混り合って旋回する高速の混合気流となる。
尚、当該高速混合気流の搬送圧は1〜5kg/cm2で
ある。
加速エジェクター7を出た旋回する高速混合気流は、噴
出弁21を経て被洗浄配管路1の中へ噴射され、その流
速は100m/s以上である。
管路内へ入った珪砂を含む混合流Sは、高速で、然かも
旋回しながらスケールUに衝突しつつ前進し、これによ
ってスケールUは運動量を与えられて変位し、やがて剥
離してゆく。
尚、珪砂は連続的に飛来するから、スケールは徐々に削
られて磨損し、前方へ運ばれて消えてゆく。
暫くすると、錆こぶ等大きいスケールは全て剥離するこ
とになる。
大きいスケールが除去された後も、珪砂流は管路内壁面
をこすりながら飛翔し、然かも高速飛行するから表面の
凹凸は完全に抹消されて表面平滑度が甚しく高揚し、ピ
グや薬品洗浄法では到底望むことのできない程の滑らか
な面にする事ができる。
実際、本方法によれば、パイプ内面の鏡面反射率は80
%にも達する。
化学洗浄では高々70%に過ぎず、また電動カッターを
用いるものは60%を越えることがないのに比較して、
本発明の秀れた平滑度の達成が実証されている。
スケールを含んだ混合流体Sは、配管路1を通り抜ける
とウォーターミキサー8に至り、ここで水を含まされた
うえ回収タンク9に入る。
ウォーターミキサー8で混合流体Sに水を噴射するのは
、珪砂を湿らせて重くし、タンク9から外へ飛散しない
ようにするためである。
水量は弁24で調節される。
混合流体S(サンドジェット)によるスケール除去工程
が完了すると、弁14,15.17゜21等を閉じサン
ドジェットを停止する。
次に弁23,22を開き、ウォーターミキサー10を通
って水を含んだ高速空気流を管路1内に流し、管内をフ
ラッシングする。
即ち、当該フラッシングにより、管内の珪砂を除き清浄
にする。
さらに、弁23を閉じ、空気流だけを管路内に通して充
分乾燥させる。
これで洗浄作業が終了する。
ひきつづいて、内壁面をなんらかの方法でライニングし
Cもよい。
そして、配管路1から洗浄装置を取外し、逆に継手や蛇
口などを取着ける。
こうして元の状態に戻る。
第2図は団地等の集合住宅に用いる場合の系統図である
団地等では、通常水はいったん高架タンク30へ押し上
げられ、ここから各階、各室へ送られるようになってい
る。
本洗浄方法を実施するには、各室の水道の蛇ロヲ外して
これをサンドジェットの入口とする。
又、高架タンク30下方の継手部を外して、サンドジェ
ットの排出口とする。
本発明の洗浄系統は破線で示しであるが、サンドジェッ
トによって、蛇口から高架タンクに至る管路を洗浄でき
る。
勿論、各室ごとに順次洗浄作業を行わなくてはならず、
その都度サンドジェットの入口が変わるから、蛇口の取
外し、ノズルの取着等の操作を必要とする。
しかし、排出口の方は共通であるから便利である。
第3図は熱交換器35のパイプ洗浄に用いる場合を示す
加速エジェクタ7で旋回する高速の一合流となったサン
ドジェットは、噴射ノズル36からパイプ内へ突入する
スケールを取除きながら進行したサンドジェットは排出
ノズル3γより排除され、続いて水噴射を受けて回収タ
ンク9に回収される訳である。
本発明による既設配管路の洗浄法は、旋回する高速硅砂
流を用いるから管内スケールをほぼ完全に除くことがで
き、表面の平滑度は理想的な状態となる。
第4図、第5図、第6図は、各々本発明方法、薬品洗浄
法、電動カッタ一方法を用いた場合の内壁面の長手方向
に沿う凹凸度の実測例である。
本発明によれば、±10μを越える凹凸は全て消えてし
まう。
また薬品を使わないから毒性等の心配がなく、衛生上の
点でも好ましい。
更に、電動カッター法やピグ法に比して、より小口径の
チューインチ)〜3B(3インチ)内径の管路に広く適
用できる。
勿論、配管径が異なるとサンドジェット流量も適当に変
える必要がある。
洗浄試験の結果によれば、各パイプ径に対し、次の流量
を維持するのが最も良い。
すなわち、である。
尚、前記各数値は最適流量値であり、流量がこれより多
少増減しても洗浄施工が可能であることは勿論である。
しかし、洗浄能率や管路内壁面の損傷防止という点から
、混合流体の流量は前記最適流量値の±15%位いの範
囲内とするのが望ましい。
本発明に於いては、比較的粒径の大きな珪砂と空気の高
速混合流体を用いるため、前述の如く管路内壁面を極め
て平滑に研削仕上げすることができるだけでなく、混合
流体は自由に曲がることができるため、エルボ等を管路
の途中にあっても差支えなく、団地の水道管の様にエル
ボの多い管路でも十分な効果を発押すやことが出来る。
また縮径部や拡径部が管路途中にあっても問題はなく、
ざらに珪砂等の材料費は安価であり且つ作業に要する時
間も短いので、洗浄費の大幅な削減を図り得る。
上述の如く、本発明は秀れた実用的効用を有するもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す系統図、第2図は団地に
応用した場合の配管図、第3図は熱交換器に応用した配
管図、第4図、第5図、第6図は本発明方法、薬品洗浄
法、電動カッター法による場合の管路内壁凹凸側定例図
である。 1は被洗浄配管路、2はコンプレッサー、3はドレンセ
パレータ、4はレギュレータ、5はサンドタンク、6は
混合エジェクター、7は加速エジェクター、8はウォー
ターミキサー、9は回収タンク、Uはスケール、Sは混
合流体(サンドジェット)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 混合エジェクター6内で空気流に珪砂を混入せしめ
    て空気と珪砂の混合流を形成し、次に加速エジェクター
    7内で高速空気流に前記混合流を当てて旋回する高速の
    珪砂と空気の混合流を形成し、該高速混合流をIB〜3
    Bの既設配管路の一端から各管路サイズに対して下記の
    範囲の流量を維持する様に噴出し、 1B……2.6〜3.5m3/m1n 2B……10.8〜13.8m3/m1n3B…=23
    .θ〜3i、1m3/min管路内壁面のスケール等を
    研削剥離することを特徴とする既設配管路の洗浄方法。
JP53114960A 1978-09-18 1978-09-18 パイプ洗浄方法 Expired JPS5811268B2 (ja)

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JPS5541852A JPS5541852A (en) 1980-03-24
JPS5811268B2 true JPS5811268B2 (ja) 1983-03-02

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60239075A (ja) * 1984-05-11 1985-11-27 Toshiba Corp 固体レ−ザ発振装置
JPS61168976A (ja) * 1985-01-22 1986-07-30 Hoya Corp 固体レ−ザ装置

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JPS5175624A (ja) * 1974-12-27 1976-06-30 Nippon Packaging Kk
JPS5258019A (en) * 1975-11-09 1977-05-13 Kihara Seisakusho Method of derusting* cleaning and polishing inner surface of metal tube of small diameter

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