JP4045579B2 - カラーホイール、およびそれを備えた分光装置並びに画像表示装置 - Google Patents

カラーホイール、およびそれを備えた分光装置並びに画像表示装置 Download PDF

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    • G02B26/008Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements the movable or deformable optical element controlling the colour, i.e. a spectral characteristic, of the light in the form of devices for effecting sequential colour changes, e.g. colour wheels

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、時分割型の分光装置のフィルタ素子として好適なカラーホイール、およびそのカラーホイールを備えた分光装置並びに投射型の画像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、投射型の画像表示装置における色合成の方式は、画素毎の光量を調節して画像を生成するライトバルブ素子を1つ使用し、画素ごとにR(赤色)光、G(緑色)光、B(青色)光に分光する単板式、R光用、G光用、B光用にライトバルブ素子を3つ使用して並列に生成したR画像、G画像、B画像を合成する3板式などの方式が一般的であった。近年、たとえば強誘電性液晶表示素子やデジタルマイクロミラーデバイスなどの高速スイッチング可能なライトバルブ素子が実用化されるにつれて、1つのライトバルブ素子にR光、G光、B光を順次入射させ、そのライトバルブ素子を入射光の切り替えに同期させて駆動してR画像、G画像、B画像を時系列的に生成し、それらを順次スクリーン等に投射する時分割型の単板方式が広く使用されるようになってきている。この場合、画像の色合成はいわゆる残像効果により観察者の視覚系において実行されるものである。この方式は、装置の小型化、軽量化という単板式の特徴を比較的単純な光学系を用いて達成できるため、低コストで投射型の画像表示装置を実現する上で好適な方式である。カラーホイールは、このような画像表示装置において白色光源から出射する光をR、G、Bそれぞれの波長帯域の光に順次分光するための時分割型分光装置用のフィルタ素子として好適に使用されるものである(たとえば、特許文献1参照)。
【0003】
このようなカラーホイールを備えた時分割型の分光装置の例を図7に示す。図7において、分光装置200はカラーホイール100と、ハブ105と、モータ106とを備えている。カラーホイール100は、たとえば光学ガラスなどの光透過性材料からなる円盤状の基板101上にたとえばR光のみを透過させるフィルタ領域102、G光のみを透過させるフィルタ領域103、B光のみを透過させるフィルタ領域104が形成され、ハブ105を介してモータ106に同軸に固定されている。この分光装置200は、モータ106の回転につれてカラーホイール100が回転し、カラーホイール100に入射する白色光Sの入射面に対するフィルタ領域がR領域102、G領域103、B領域104と順次切り替ることによって、入射白色光SをそれぞれR光、G光、B光に順次分光するものである。
【0004】
図8(a)は、上述したカラーホイール100を示す平面図、図8(b)は図8(a)のA−A'断面線による断面図である。フィルタ領域102、103、104を形成するフィルタには、通常、高屈折率の材料(例えば、TiO2 、ZrO2 、ZnS等)よりなる透明薄膜および低屈折率の材料(例えば、SiO2 、MgF2等)よりなる透明薄膜を、たとえば蒸着法やスパッタリング法等によって交互に複数積層した誘電体多層膜による光干渉フィルタが用いられる。この光干渉フィルタは、染色法や顔料分散法等で形成されるカラーフィルタに対し、耐久性(耐熱、耐光、耐薬品)に優れ、透過率が高く、シャープな分光特性が得やすい等の特長を有するため、高強度の光束の適用に耐え、かつ表示品位の高い画像を得るために好適なものである。
【0005】
一般にカラーホイールにおいて、隣接するフィルタ領域同士は、フィルタを形成しない無彩色領域を意図的に形成する場合を除いて、できるだけ突き合わせて形成することが望ましい。それは、所定の色のいずれとも確定しないフィルタ領域間の境界部を通過した結果、画像生成用として使用できずに捨てられる光を低減させて光の利用効率を高めるためである。
【0006】
一方、上記蒸着やスパッタリングによってカラーホイールのフィルタを形成する工程においてフィルタ領域を画定する手段としては、たとえば金属性の薄板からなり、フィルタ領域に対応する開口部を有するメタルマスクが好適に使用され、その際、すでに形成されたフィルタ領域に対するメタルマスクの位置合わせには、基準ピン等を使用した機械的な位置合わせ手段に加えて、すでに形成されたフィルタ領域の周縁部とメタルマスクの開口部とをたとえば顕微鏡等を用いて観察することによってその位置を調整するといった手段が取られている。
【0007】
しかしながら、フィルタ領域には、図8(b)に示す領域Fのように、メタルマスクの開口部を形成する側壁の影となって、フィルタを形成する誘電体多層膜が所定の膜厚にまで堆積されない領域がたとえば数100μm程度の幅をもって発生する場合があり、この場合フィルタ領域とその周囲のフィルタ未形成領域との境界を明瞭に判別し、それによってフィルタ領域の周縁部とメタルマスクとを十分な精度で一致させることは困難である。したがって、フィルタ領域はこの位置合わせ精度の範囲内で形成せざるを得ず、典型的には、図8(b)に示すようにフィルタ領域間の境界部Eはフィルタ未形成部分を残して形成されていた。そのため、カラーホイール100において画像生成用として使用できる入射光は、図9に示す光路Aおよび光路Dをとるものがほぼ限界であり、たとえば光路Bおよび光路Cをとって境界部Eの範囲内に入射した光は、画像生成用として使用されないといった問題があった。
【0008】
上記問題に関連して、従来、メタルマスク開口部側面による蒸着源からの粒子の入射制限を緩和し、開口周縁部の膜厚の均一化を達成することを目的として、メタルマスクの開口部に蒸着源に向かって孔径を大きくしたテーパを設けることなどが提案されている(たとえば、特許文献2参照)。
【0009】
【特許文献1】
特開平6−347639号公報
【特許文献2】
特開平11−222664号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、たとえば特許文献1には、フィルタ領域同士が突き合わされて形成されるのが望ましいことについての記載は存在するが、その具体的な実現方法については記載されていない。また、特許文献2に記載の方法は、周縁部までの膜厚の均一化に有効であって、かつテーパに沿った方向への膜の成長を促さない程度の最適なテーパ角度が存在し、かつそれを求めることが可能であれば、フィルタ領域の境界の明瞭化に一定の効果を奏することが予想されるものの、そのためにはその最適角度をたとえば膜材料、成膜方法およびその条件、所望の膜厚、使用するメタルマスクの厚さなどの様々な条件ごとに予め理論的、実験的に求める必要があり、少なくともカラーホイールへの製造に直ちに適用可能であるとは言えない。
【0011】
上記課題に鑑みて、本発明は、隣接するフィルタ領域同士が高精度に位置合わせされていなくとも、フィルタ領域間の境界部に入射する光を高効率に利用できるカラーホイールを提供し、かつそのカラーホイールを使用した時分割型の分光装置並びに画像表示装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1によれば、光透過性の材料からなる円盤状の基板に、それぞれ異なる波長帯域の光を透過する複数のフィルタ領域が形成されたカラーホイールであって、前記基板は、前記フィルタ領域間の理想境界線に沿って設けられた光路変更手段を備えており、前記光路変更手段は、前記フィルタ領域間の境界部に入射した光を、その光路に応じて、前記境界部を構成するフィルタ領域のいずれか一方の側に屈折することにより、前記各フィルタ領域に振り分けることを特徴とする。
【0013】
また、請求項2によれば、光透過性の材料からなる円盤状の基板に、それぞれ異なる波長帯域の光を透過する複数のフィルタ領域が形成されたカラーホイールであって、前記フィルタ領域間の境界部に入射した光を、前記境界部を構成するフィルタ領域に振り分けるための光路変更手段を備えており、前記光路変更手段は前記基板と一体に形成されたレンズ構造体であることを特徴とする。
【0014】
また、請求項3によれば、光透過性の材料からなる円盤状の基板に、それぞれ異なる波長帯域の光を透過する複数のフィルタ領域が形成されたカラーホイールであって、前記フィルタ領域間の境界部に入射した光を、前記境界部を構成するフィルタ領域に振り分けるための光路変更手段を備えており、前記基板は低屈率部分と高屈折率部分とを備え、前記光路変更手段は、前記高屈折率部分によって形成されたレンズ構造体であること特徴とする。
また、請求項4によれば、請求項3に記載のカラーホイールにおいて、前記レンズ構造体は、前記基板と一体に形成されることを特徴とする。
【0015】
また、請求項によれば、光透過性の材料からなる円盤状の基板に、それぞれ異なる波長帯域の光を透過する複数のフィルタ領域が形成されたカラーホイールと、それを回転させるモータとを有する分光装置であって、前記カラーホイールが請求項1ないしのいずれか1つに記載のカラーホイールであることを特徴とする。
【0016】
また、請求項によれば、光透過性の材料からなる円盤状の基板に、それぞれ異なる波長帯域の光を透過する複数のフィルタ領域が形成されたカラーホイールと、それを回転させるモータとを有する分光装置を備えた画像表示装置であって、前記カラーホイールは請求項1ないしのいずれか1つに記載のカラーホイールであることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1(a)は本発明の第1の実施形態であるカラーホイールを示す平面図、図1(b)は図1(a)のA−A'断面線による断面図である。このカラーホイール10は、たとえばガラスもしくは樹脂材料などの光透過性の材料からなる円盤状の基板1の一方の面に3ヶ所のフィルタ領域2、3、4を形成してなるものである。ここで、フィルタ領域2はR光のみを透過させるR透過フィルタ、フィルタ領域3はG光のみを透過させるG透過フィルタ、フィルタ領域4はB光のみを透過させるB透過フィルタとし、すべてのフィルタ領域2、3、4は、蒸着法やスパッタリング法などによって成膜された誘電体多層膜からなる公知の光干渉フィルタとする。上記基板1を形成する光透過性の材料としては、たとえばホウケイ酸ガラス等の光学ガラス材料、またはポリメチルメタクリレート、ポリカーボネート、ポリシクロオレフィン等の光学プラスチック材料が好適である。なお、図1(a)においてWとして示された線は、設計上の理想境界線を示すものである。
【0018】
本実施形態では、図1(b)に示すように、基板1は、フィルタ領域2、3、4が形成された面とは反対側の面に、本発明に係る光路変更手段であるレンズ構造体5a、5bを備えている。レンズ構造体5a、5bは、それぞれ理想境界線Wを対称軸としてほぼ左右対称な曲面6a、6bを有して理想境界線Wに沿って形成されるものであり、本実施形態では、このレンズ構造体5a、5bは後述する製造方法によって基板1と一体に形成されているものとする。ここで、図1(b)にはレンズ構造体5a、5bを構成する曲面6a、6bとして凸形状のものが示されているが、本発明に係るレンズ構造体は、この形状を平面もしくは凹形状として構成されるものを含むものである。なお、図示は省略するが、同様のレンズ構造体はフィルタ領域2とフィルタ領域3の境界部、フィルタ領域3とフィルタ領域4の境界部にも形成されている。
【0019】
カラーホイール10の境界部Eに入射する光の典型的な光路を図2に示す。本実施形態におけるカラーホイール10においては、レンズ構造体5a、5bの曲面6a、6bがそれぞれ凸レンズ作用を有するため、境界部Eの範囲内に入射した光であっても、たとえば光路Bで示される入射光はフィルタ領域4へ、光路Cで示される入射光はフィルタ領域2へと進行し、それぞれのフィルタ領域によってB光およびR光に確実に分光されるものである。
【0020】
このようなレンズ構造体5a、5bを基板1と一体に形成するには、たとえばレンズや回折格子等の光学素子の成形、またはCDやDVD等の光情報記録媒体の基板成形等に使用される、ガラス材料や樹脂材料を高精度に成形するための任意の方法が適用できる。具体的には、基板1がガラス材料からなる場合には、たとえば溶融プレス成形、基板21が樹脂材料からなる場合には、たとえば鋳造、射出成形、圧縮成形などの型成形が好適である。また、レンズ構造体5a、5bに要求される外径寸法や屈折率等の光学的性質によっては、たとえばレンズ構造体5a、5bを基板1とは個別に成形し、溶着等によって固着させる方法、またはたとえばエッチング等によって上記理想境界線Wに沿って基板1上に溝を形成し、その後、融点もしくは軟化点以上の温度にまで上記溝部を加熱して流動させることによってそのエッジにダレを生じさせ、屈折面を形成する方法などを適用することもできる。なお、図1(b)に示すレンズ構造体5a、5bは、境界部Eに局在する凸部として形成されているが、本発明に係るレンズ構造体は、基板1の平滑な表面上に曲面6a、6bを有する凹部のみが形成されている態様を含むものである。
【0021】
図3(a)は本発明の第2の実施形態であるカラーホイールを示す平面図、図3(b)は図3(a)のA−A'断面線による断面図である。このカラーホイール20は、上述した第1の実施形態におけるカラーホイール10と同様に、たとえばガラスもしくは樹脂材料などの光透過性の材料からなる円盤状の基板11の一方の面に3ヶ所のフィルタ領域12、13、14を形成してなるものである。ここで、フィルタ領域12はR光のみを透過させるR透過フィルタ、フィルタ領域13はG光のみを透過させるG透過フィルタ、フィルタ領域14はB光のみを透過させるB透過フィルタとし、すべてのフィルタ領域12、13、14は、蒸着法やスパッタリング法などによって成膜された誘電体多層膜からなる公知の光干渉フィルタとする。なお、図3(a)においてWとして示された線は、設計上の理想境界線を示すものである。
【0022】
本実施形態では、図3(b)に示すように、基板11は、低屈折率部分から形成される入射層19と、本発明に係る光路変更手段であり、高屈折率部分から形成されるレンズ構造体15a、15bによって構成されている。レンズ構造体15a、15bは、それぞれ理想境界線を対称軸としてほぼ左右対称な曲面16a、16bを有して理想境界線Wに沿って形成されるものである。ここで、図3(b)にはレンズ構造体15a、15bを構成する曲面16a、16bとして凸形状のものが示されているが、本発明に係るレンズ構造体は、この形状を平面もしくは凹形状として構成されるものを含むものである。なお、図示は省略するが、同様のレンズ構造体はフィルタ領域12とフィルタ領域13の境界部、フィルタ領域13とフィルタ領域14の境界部にも形成されている。
【0023】
カラーホイール20の境界部Eに入射する光の典型的な光路を図4に示す。本実施形態におけるカラーホイール20では、入射層19の屈折率に対して高い屈折率を有するレンズ構造体15a、15bの曲面16a、16bがそれぞれ凸レンズ作用を有するため、境界部Eの範囲内に入射した光であっても、たとえば光路Bで示される入射光はフィルタ領域14へ、光路Cで示される入射光はフィルタ領域12へと進行し、それぞれのフィルタ領域によってB光およびR光に確実に分光されるものである。
【0024】
ここで、本実施形態における基板11は、設計条件を勘案の上、種々の光学ガラス材料または光学プラスチック材料の中から適宜低屈折率材料および高屈折率材料の組を選択し、たとえば複合光学素子を製造するために使用されるインサート成形等を使用して形成することができる。たとえば、低屈折率材料として屈折率1.5程度のBKタイプの光学ガラス、高屈折率材料として屈折率1.7程度のLaKタイプの光学ガラスなどを選択してもよい。なお、図3(b)に示すレンズ構造体15a、15bは、基板11のフィルタ領域が形成された面と接して形成されているが、レンズ構造体15a、15bは基板11の内部に含まれるものであってもよく、その際、製造方法等の条件によっては、基板11全体に渡るレンズ層として形成されていてもよい。
【0025】
次に、本発明の第3の実施形態として本発明に係る分光装置を説明する。図5(a)は本発明に係る分光装置の一実施形態を示す正面図、図5(b)は同様に側面図である。本実施形態において分光装置60は、本発明に係るカラーホイール61と、カラーホイール61を回転させるモータ63と、カラーホイール61をモータ63に取り付けるためのハブ62を備えてなり、カラーホイール61は、その内周部がたとえば接着剤等によってハブ62に固着され、ハブ62とモータ63も接着剤もしくはねじ等の機械的手段によって固着されている。カラーホイール61は、境界部に入射した光を振り分けるための光路変更手段を備えたカラーホイールであって、具体的には上述した第1および第2の実施形態に記載されたようなカラーホイールである。なお、カラーホイール61は、ハブ62を介さずにモータ63と共通のシャフト等を使用してモータ63に固着するものであってもよい。
【0026】
次に、本発明の第4の実施形態として本発明に係る画像表示装置を説明する。図6は本発明に係る画像表示装置の一実施形態を示す概略構成図である。図6(a)には3色カラーホイール有する分光装置と1つのライトバルブ素子を備えた画像表示装置の例を示し、図6(b)には2色カラーホイールを有する分光装置と2つのライトバルブ素子を備えた画像表示装置の例を示す。図6(a)において画像表示装置70は、たとえばメタルハライドランプ等からなる白色光源71と、3色カラーホイールを有する分光装置72と、たとえばデジタルマイクロミラーデバイスのような反射型のライトバルブ素子73と、投射レンズ系74とを備えている。白色光源71から出射された白色光は、3色カラーホイールを有する分光装置72によってたとえばR光、G光、B光に順次分光されてライトバルブ素子73に入射し、ライトバルブ素子73は各入射光を変調してR画像、G画像、B画像を順次生成し、生成された各画像は投射レンズ系74によって順次投射されてフルカラー画像が合成される。ここで、分光装置72は、たとえば上述した第4の実施形態に記載された本発明に係る分光装置であり、第1および第2の実施形態に記載されたようなカラーホイールを有して入射光の分光を実行するものである。
【0027】
図6(b)において画像表示装置80は、たとえばメタルハライドランプ等からなる白色光源81と、2色カラーホイールを有する分光装置82と、ミラー83と、全反射プリズム84と、ダイクロイックプリズム85と、たとえばデジタルマイクロミラーデバイスのような反射型のライトバルブ素子86、87と、投射レンズ系88とを備えている。白色光源81から出射された白色光は、2色カラーホイールを有する分光装置72によってたとえばY光およびM光に順次分光され、ミラー83および全反射プリズム84によって光路が変更されてダイクロイックプリズム85に入射する。ダイクロイックプリズム85は、たとえばR光のみを透過させ、その他の波長帯域の光を反射する特性を有するものであり、入射したY光はR光およびG光に分光されてそれぞれライトバルブ素子86およびライトバルブ素子87に入射し、同様にM光はR光およびB光に分光されてそれぞれライトバルブ素子86およびライトバルブ素子87に入射する。ライトバルブ素子86は入射R光を変調してR画像を生成し、またライトバルブ素子87は入射G光および入射B光を変調してそれぞれG画像、B画像を生成する。生成されたR画像およびG画像、R画像およびB画像は、再びダイクロイックプリズム85に入射してそれぞれY画像およびM画像に順次合成され、合成されたY画像およびM画像は全反射プリズム84を透過した後投射レンズ系88によって順次投射されてフルカラー画像が合成される。ここで、分光装置82は、たとえば上述した第3の実施形態に記載された本発明に係る分光装置であり、第1および第2の実施形態に記載されたようなカラーホイールを有して入射光の分光を実行するものである。
【0028】
なお、上述した画像表示装置70および画像表示装置80において、ライトバルブ素子73およびライトバルブ素子86、87はすべて反射型のものとしたが、本発明に係る画像表示装置はこの態様に限定されるものではなく、これらのライトバルブ素子73またはライトバルブ素子86、87のいずれかもしくは両方を、たとえば液晶ライトバルブ素子のような透過型のライトバルブ素子としてもよい。また、本発明に係る画像表示装置において、図6(a)および図6(b)に図示されていない任意の光学系および制御系を追加できることは当業者にとって自明のことである。
【0029】
これまで、本発明の好ましい実施形態について説明してきたが、本発明はここに記載した実施形態に限定されるものではなく、種々の変更及び修正を含み、添付された特許請求の範囲またはその技術的思想から逸脱しないものを含むものである。
【0030】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明に係るカラーホイールによれば、フィルタ領域の境界部に備えられた光路変更手段によって、フィルタ領域間の境界部に入射した光を境界を構成する各フィルタ領域に振り分けるため、フィルタを形成する誘電体多層膜に所定の膜厚にまで堆積されない不完全な領域が形成されていたり、あるいは、隣接するフィルタ領域同士が高精度に位置合わせされていなくとも、境界部に入射した光を所定の波長帯域の光に確実に分光することが可能となる。
【0031】
特に、請求項2に記載のカラーホイールによれば、光路変更手段は基板と一体に形成されるレンズ構造体であるため、光学素子を成形するための通常の成形方法を用いて上記光路変更手段を精密に形成することが可能となる。
【0032】
また、請求項3及び4に記載のカラーホイールによれば、基板に凹凸構造を設けることなくレンズ構造体を形成することができるため、高速回転による風切り音の発生等を従来のカラーホイールと同等なレベルに維持することが可能となる。
【0033】
請求項に記載の分光装置によれば、使用されるカラーホイール上の各フィルタ領域の境界部分に入射した光が所定の波長帯域の光に確実に分光されるため、分光装置に入射する白色光を高効率に利用することが可能となる。
【0034】
請求項に記載の画像表示装置によれば、白色光を高効率に利用可能な分光装置を備えているため、表示品位の高い画像を表示することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態におけるカラーホイールを示す図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のA−A'における断面図である。
【図2】本発明の第1の実施形態において、カラーホイールに入射した光の光路の例を示す図である。
【図3】本発明の第2の実施形態におけるカラーホイールを示す図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のA−A'における断面図である。
【図4】本発明の第2の実施形態において、カラーホイールに入射した光の光路の例を示す図である。
【図5】本発明の第3の実施形態における分光装置を示す図であり、(a)は正面図、(b)は側面図である。
【図6】本発明の第4の実施形態における画像表示装置の概略を示す構成図であり、(a)は3色カラーホイールを使用した例を示し、(b)は2色カラーホイールを使用した例を示すものである。
【図7】カラーホイールを使用した従来の分光装置を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図である。
【図8】従来のカラーホイールと入射光の光路を示す図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のA−A'における断面図である。
【図9】従来のカラーホイールに入射した光の光路を示す図である。
【符号の説明】
1 基板
2 R光透過フィルタ領域
3 G光透過フィルタ領域
4 G光透過フィルタ領域
5a レンズ構造体
5b レンズ構造体
6a 凸状曲面
6b 凸状曲面
10 カラーホイール
11 基板
12 R光透過フィルタ領域
13 G光透過フィルタ領域
14 G光透過フィルタ領域
15a レンズ構造体(高屈折率部)
15b レンズ構造体(高屈折率部)
16a 凸状曲面
16b 凸状曲面
19 入射層
20 カラーホイール
60 分光装置
70 画像表示装置
80 画像表示装置

Claims (6)

  1. 光透過性の材料からなる円盤状の基板に、それぞれ異なる波長帯域の光を透過する複数のフィルタ領域が形成されたカラーホイールであって、
    前記基板は、前記フィルタ領域間の理想境界線に沿って設けられた光路変更手段を備えており、前記光路変更手段は、前記フィルタ領域間の境界部に入射した光を、その光路に応じて、前記境界部を構成するフィルタ領域のいずれか一方の側に屈折することにより、前記各フィルタ領域に振り分けることを特徴とするカラーホイール。
  2. 光透過性の材料からなる円盤状の基板に、それぞれ異なる波長帯域の光を透過する複数のフィルタ領域が形成されたカラーホイールであって、
    前記フィルタ領域間の境界部に入射した光を、前記境界部を構成するフィルタ領域に振り分けるための光路変更手段を備えており、前記光路変更手段は前記基板と一体に形成されたレンズ構造体であることを特徴とするカラーホイール。
  3. 光透過性の材料からなる円盤状の基板に、それぞれ異なる波長帯域の光を透過する複数のフィルタ領域が形成されたカラーホイールであって、
    前記フィルタ領域間の境界部に入射した光を、前記境界部を構成するフィルタ領域に振り分けるための光路変更手段を備えており、前記基板は低屈率部分と高屈折率部分とを備え、前記光路変更手段は、前記高屈折率部分によって形成されたレンズ構造体であること特徴とするカラーホイール。
  4. 前記レンズ構造体は、前記基板と一体に形成されることを特徴とする請求項3に記載のカラーホイール。
  5. 光透過性の材料からなる円盤状の基板に、それぞれ異なる波長帯域の光を透過する複数のフィルタ領域が形成されたカラーホイールと、それを回転させるモータとを有する分光装置であって、前記カラーホイールが請求項1ないしのいずれか1つに記載のカラーホイールであることを特徴とする分光装置。
  6. 光透過性の材料からなる円盤状の基板に、それぞれ異なる波長帯域の光を透過する複数のフィルタ領域が形成されたカラーホイールと、それを回転させるモータとを有する分光装置を備えた画像表示装置であって、前記カラーホイールは請求項1ないしのいずれか1つに記載のカラーホイールであることを特徴とする画像表示装置。
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