JP4038443B2 - コンテナ装置及びコンテナ管理システム - Google Patents

コンテナ装置及びコンテナ管理システム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンテナ装置及びコンテナ管理システムに係り、特に、複数の輸送手段を利用して、複数のコンテナによって複数の荷物を輸送し、コンテナの状態と位置情報及びコンテナ内の荷物の積載情報を管理するためのコンテナ装置及びコンテナ管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
以下の説明において、用語「送信局」は送信局や無線タグ等を含む。また、用語「コンテナ」とはコンテナ、パレット等を含む。集配拠点として出発地、港等を想定し、以下、チェックポイントと呼称する。
【0003】
従来の第1の方法として、コンテナに送信局を設置し、外部の受信局と通信を行い、コンテナの輸送経路、存在位置を管理し、コンテナの在庫状況・輸送ダイヤ等から、需要予測・回送計画・経路探索を行うシステムがある。
【0004】
図26は、従来のシステムの形態を示し、図27は、従来のシステム構成を示す。
【0005】
送信局20をコンテナ10に貼付し、各チェックポイントに設置されている受信局30で送信局20が発信する固有の標識番号を受信する。受信局30で受信した標識番号データは、ネットワークを介してデータ処理装置80に送られる。データ処理装置80は、送信元受信局30と標識番号の対応付けを行うことで、コンテナ10の位置を把握することが可能である。このコンテナ位置データを用いることで、各チェックポイントのコンテナ在庫状況を更新し、輸送ダイヤと組み合わせて、将来のコンテナ需要予測を可能とし、今後の回送計画・経路探索を行うことが可能である(例えば、特許文献1参照。)。
【0006】
また、従来の第2の方法として、コンテナターミナルに一定間隔で送信局を埋設し、荷役機械に受信局を設置してコンピュータに無線送信し、コンテナの所在位置情報を管理するシステムがある。このシステムは、コンテナに何も貼付することなく、コンテナの所在を管理することが可能である(例えば、特許文献2参照。)。
【0007】
また、従来の第3の方法として、コンテナ内に送信局とデータ管理部、振動センサや温度センサを搭載し、さらにコンテナ牽引ユニットにはデータ管理部と、衛星通信手段を備えるシステムがある。このシステムは、牽引ユニット内のデータ管理部とコンテナ内のデータ管理部の間で、無線回線を介してデータの送受信を行うことを特徴とする。同様にコンテナ内のデータ管理部は、チェックポイントに備えられたデータ管理部とも無線回線を介してデータの送受信が可能である。牽引ユニット及びコンテナ内のデータ管理部は、アンテナを介して、道路、船舶、駐車場等に設置されている送信局からの信号を受信することが可能である。これにより、コンテナの移動監視を行うことが可能である。さらに、コンテナ内の振動センサや温度センサによってコンテナの異常を検知した場合、牽引ユニットに備えられた衛星通信手段、または、チェックポイントに備えられた衛星通信手段によって外部に警報を発信することが可能である(例えば、特許文献3参照。)。
【0008】
【特許文献1】
特許第2944922号公報
【0009】
【特許文献2】
特開平11−20951号公報
【0010】
【特許文献3】
特表平10−509259号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、コンテナの管理だけでなく、コンテナに積載されている荷物の積載状況、積み込み・積み下ろし管理を行おうとした場合、上記従来の第1の方法及び第2の方法は、受信機がコンテナ外部に存在し、特に殆どのコンテナは内部が金属遮蔽されていることから、コンテナ内部の荷物の情報を得ることができないという問題がある。
【0012】
また、従来の第3の方法におけるアンテナもコンテナ外部の信号を受信することを目的としており、コンテナ内部の荷物の情報を得ることができないという問題がある。
【0013】
また、コンテナに貼付される送信局は、マルチバンド(複数周波数を送信可能)に対応していない。一般的に、各国家の無線周波数利用制限が異なるため、複数の国家にまたがるコンテナ輸送を行う場合、従来システムの適用が困難である。
【0014】
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、コンテナとコンテナに積載される荷物の所在把握・確認や集配の計算策定を効率的に行うことを可能にすると共に、コンテナに積載された荷物のセキュリティを向上させることが可能なコンテナ装置及びコンテナ管理システムを提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
図1は、本発明の原理構成図である。
【0017】
本発明(請求項1)は、コンテナ装置10と、該コンテナ装置10及び集配地点から取得したデータを用いて、該コンテナ装置10の所在把握及び輸送ルートの管理、荷物の所在把握、該コンテナ装置10への該荷物の搬入・搬出の確認、及び該荷物の集配ルートの作成を行う手段を有するデータ処理装置80と、からなるコンテナ管理システムであって、
出発地や港を含む複数の集配地点及び前記コンテンツ装置を輸送する輸送手段に設置され、自局に一意に付与される標識番号を定期的に送信する送信局C20aを有し、
コンテナ装置10は、
輸送される荷物15に貼付され、自局に一意に付与される標識番号を定期的に送信する送信局A20bと、
外部から受ける変化を検知するセンサと、
自局に一意に付与される標識番号及びセンサ固有の標識番号を送信する送信局B21と、
送信局Aの標識番号、送信局Bの標識番号、センサ固有の標識番号、送信局Cの標識番号を受信する受信局30と、
受信局30から受信した各標識番号及び該標識番号を受信した受信時刻を含むデータを記憶するデータ管理部40と、
データ管理部40に保持されているデータをデータ処理装置80に送信する無線端末50と、を有し、
データ処理装置80は、
コンテナ毎に一意に付与されるコンテナID毎に、コンテナ装置より受信した標識番号と受信時刻を標識番号データ管理表で管理するデータ管理手段81と、
標識番号に基づいて、標識番号データ管理表を参照し、該標識番号に対応する状態を管理するコンテナ状態管理手段82と、
を有し、
センサとして、コンテナのコンテナ扉の開閉状態及び該コンテナ扉の開閉動作を検知する扉開閉センサを用いる場合に、
扉開閉センサは、開状態を検知した場合には、起動信号を送信局B21に送信する手段を含み、
送信局B21は、扉開閉センサの起動信号に基づいて、コンテナ扉の開閉状態を判断するマイクロコントローラを有し、該コンテナ扉が開状態であると判断した場合に、開状態に対応する固有の標識番号を受信局30に送信する手段を含み、
無線端末50は、データ管理部40から、開状態に対応する固有の標識番号と受信時刻及び、送信局C20aの標識番号と受信時刻を取得してデータ処理装置80に送信する手段を含み、
データ処理装置80のコンテナ状態管理手段82は、
無線端末50から受信した開状態に対応する固有の標識番号と、受信局30が該固有の標識番号を受信した受信時刻に基づいて、標識番号データ管理表の送信局Cの標識番号の受信時刻を参照し、コンテナ扉が開けられた位置を特定し、表示する手段を含む
【0018】
また、本発明(請求項2)は、送信局Bのマイクロコントローラにおいて、
扉開閉センサから受信した起動信号の受信回数が奇数回である場合は、コンテナ扉が開状態であると判断し、開状態を意味する固有の標識番号を発生させ、該受信回数が偶数回である場合は、コンテナ扉が閉状態であると判断し、閉状態を意味する固有の標識番号を発生させる手段を含む。
【0019】
これにより、コンテナとコンテナに積載する荷物の所在把握、搬出・搬入の確認、集配ルート計画の作成・指示、積み込み・積み下ろしの指示・確認、積載・移動報告の作成を行うことが可能となる。
【0021】
このように、無線端末及び無線基地局を利用することで、データ管理部が管理するデータを自動的にデータ処理装置へ送信することが可能になる。
【0022】
また、本発明(請求項3)は、コンテナ装置において、
GPS端末を用いてコンテナの位置座標情報を取得する位置測位手段を更に有し、
無線端末は、位置測位手段で取得したコンテナの位置座標情報をデータ処理装置に送信する手段を含み、
データ処理装置のコンテナ状態管理手段は、
無線端末から取得したコンテナの位置座標情報と送信局Bの開状態を意味する標識番号とに基づいてコンテナ装置の位置を特定する手段を含む
【0023】
これにより、コンテナの位置情報を正確に知ることが可能となる。
【0025】
また、本発明(請求項4)は、センサとして、コンテナに加わった振動を検知し、起動信号を送信局Bに送信する振動センサを含む。
【0026】
また、本発明(請求項5)は、センサとして、コンテナ内の温度変化を検知し、起動信号を送信局Bに送信する温度変化センサを含む。
【0027】
また、本発明(請求項6)は、コンテナ装置において、
LED(Light Emitting Diode)または、レーザダイオードであって、1度でも扉開状態を検知した場合に点灯し続ける扉開状態通知手段を更に有する
【0028】
これにより、扉開閉センサを設けることによりコンテナ扉の異常開放を知ることができ、コンテナとコンテナ積載の荷物のセキュリティを向上させることが可能である。また、センサに振動センサまたは、温度変化センサを用いることにより、輸送過程によって規定以上の振動及び温度変化があったことを知ることが可能になる。
【0029】
また、本発明(請求項7)は、集配地点及びコンテナ装置内の荷物にそれぞれ2個以上の送信局を具備し、
コンテナ装置内に、センサ及び該センサと接続される送信局を2個以上設ける。
【0030】
このように、送信局または、センサを2個以上設置することにより、荷物、送信局または、センサが盗難されたのか、送信局またはセンサが故障したのかを容易に判別することが可能となる。
【0031】
また、本発明(請求項8)は、受信局において、複数の受信部を備え、
複数の受信部により同時に2つ以上の標識番号を受信する機能を有する。
【0032】
これにより、コンテナ内部の送信局が発信する標識番号情報とコンテナ外部の送信局が発信する標識番号情報を、同時に1台の受信局で受信することが可能となる。
【0033】
また、本発明(請求項9)は、データ処理装置へアクセスするためのアクセス手段を有し、
アクセス手段は、指紋認識または、パスワードを含む認証機能を用いる。
【0034】
これにより、データ処理装置へアクセスする人間を限定できるため、データの改竄、盗難等を防ぐことが可能となる。
【0037】
また、本発明(請求項10)は、データ管理部と接続され、該データ管理部に蓄積されたデータを、遠隔地にあるデータ処理装置へ衛星通信回線を介して送信する衛星通信手段を更に有する。
【0038】
また、本発明(請求項11)は、衛星通信手段において、扉開閉センサ、振動センサ、または、温度変化センサによって、異常を検出した場合に、データ管理部に蓄積されているデータを、衛星通信回線を介してデータ処理装置へ送信する手段を含む。
【0039】
これにより、衛星通信回線によってリアルタイムにコンテナの位置や荷物の情報を知ることが可能となる。また、扉開閉センサと組み合わせ、コンテナ扉開放等の異常時のみの通信を限定することで、衛星通信回線使用料を節約することが可能となる。
【0040】
また、本発明(請求項12)は、コンテナ装置において、受信局、データ管理部、衛星通信手段及び位置測位手段に対して電源を供給するための蓄電池を更に有する。
【0041】
また、本発明(請求項13)は、コンテナ装置において、受信局、データ管理部、衛星通信手段及び位置測位手段に対して電源を供給するための太陽電池を更に有する。
【0042】
また、本発明(請求項14)は、コンテナ装置において、受信局、データ管理部、衛星通信手段及び位置測位手段に対して電源を供給するための蓄電池の機能と、太陽電池の機能を併せ持った太陽蓄電池を更に有する。
【0043】
これにより、コンテナ内にAC電源を用意する必要がない。
【0044】
また、本発明(請求項15)は、コンテナ装置において、受信局、データ管理部、衛星通信手段及び位置測位手段の電源の入(ON)/切(OFF)を制御するための電力制御手段を更に有する。
【0045】
また、本発明(請求項16)は、電源制御手段において、扉開閉センサが接続され、
扉開閉センサが扉開状態を検知した場合には、受信局、データ管理部、衛星通信手段、及び位置測位手段の電源を電源入(ON)とする手段と、
扉開閉センサが扉閉状態を検知した場合には、受信局、データ管理部、衛星通信手段、及び位置測位手段の電源を切(OFF)とする手段とを有する。
【0046】
また、本発明(請求項17)は、電力制御手段において、電源入(ON)の時間をN、該電源切(OFF)の時間をMで、繰り返す手段を含む。
【0047】
また、本発明(請求項18)は、電力制御手段において、集配地点及び集配過程に基づいて、時間Nと時間Mの値を変更する手段を含む。
【0048】
また、本発明(請求項19)は、コンテナ装置において、
人感センサを備え、
人感センサが人を検知した場合、電力制御手段が、時間Nと時間Mの値を変更する。
【0049】
本発明(請求項20)は、コンテナ装置において、
コンテナリフトアップダウン検出センサを備え、
コンテナリフトアップダウン検出センサが、コンテナリフトアップを検知した場合と、コンテナリフトダウンを検知した場合に、電力制御手段は、時間Nと時間Mの値を変更する。
【0050】
このように、電力制御手段によって蓄電池または、太陽電池の消費電力を抑えることが可能となる。さらに、扉開閉センサと組み合わせることによって、コンテナ扉開放等の異常時にも電源をONにすることができ、異常時のデータ取得も可能である。また、電源のON/OFFの間隔をチェックポイント以外の輸送過程など、無駄な標識番号のデータを記録する必要がなくなり、さらに、蓄電池の節電が可能となる。
【0051】
また、本発明(請求項21)は、受信局において、送信局に、標識番号の送信を開始させるための起動信号を発生させる起動信号発生手段と、
起動信号を送信局に対して送信する起動信号送信手段と、を有し、
送信局において、起動信号に応じて、固有の標識番号を発生させる標識番号発生手段を有する。
【0052】
また、本発明(請求項22)は、送信局において、遠隔地の無線局から送信される起動信号を受信し、該起動信号に応じて固有の標識番号を発生させる手段を有する。
【0053】
これにより、受信局の電源がOFFまたは、受信局が存在しない場合において、送信局が標識番号を必要以上に送信することを抑えることが可能となる。
【0055】
また、本発明(請求項23)は、送信局において、集配地点及び集配過程に基づいて、固有の標識番号の送信時間間隔を変更する手段を含む。
【0056】
これにより、集配地点以外の輸送過程において無駄な標識番号データの発信及び記録をする必要がなくなる。
【0057】
また、本発明(請求項24)は、受信局において、送信局からの複数の周波数帯の信号を受信する手段を含む。
【0058】
また、本発明(請求項25)は、送信局において、無線通信媒体の周波数、送信出力を変更する手段を含む。
【0059】
これにより、受信局または、送信局の周波数をマルチバンドに対応させることによって、無線機器利用制限の異なる国家間の輸送も可能となる。
【0060】
また、本発明(請求項26)は、無線通信媒体において、電磁波、音波、光、または、これらの組み合わせを用いる。
【0061】
これにより、受信局と送信局の無線通信媒体を赤外線等に変更することによって、無線機器利用制限のない規格の送信局を利用することができ、複数国家間で統一送信局を利用することが可能となる。
【0062】
【発明の実施の形態】
以下、図面と共に、本発明の好適な実施の形態を説明する。
【0063】
なお、以下の説明において使用される用語「送信局」は送信局、無線タグ等を含む。また、用語「コンテナ」はコンテナ、パレット等を含む。集配地点として、出発地、港等を想定し、チェックポイントと呼称する。
【0064】
最初に、本発明の動作の概要を説明する。
【0065】
図2は、本発明の第1の実施の形態における輸送手段がチェックポイントに到着してから次の目的地へ出発するまでの処理フローの例を示す。
【0066】
ステップ101) 輸送手段(車両、船舶等)がチェックポイントに到着する。
【0067】
ステップ102) 輸送手段からコンテナを降ろす。
【0068】
ステップ103)・コンテナに搭載されている無線端末と無線基地局を介してコンテナ内のデータ管理部に蓄積されたデータを、コンテナ外部のデータ処理装置に送信する。
【0069】
・チェックポイントに存在する送信局が発信する標識番号をコンテナ内の受信局が受信し、データ管理部に蓄積する。
【0070】
・データ管理部は、蓄積されたデータを定期的にデータ処理装置に送信する。ステップ104) コンテナから荷物を降ろす。
【0071】
ステップ105)・扉開放センサが接続されたコンテナ内に設置される送信局の標識番号がデータ管理部に蓄積される。
【0072】
・降ろされた荷物の標識番号がデータ管理部に蓄積されなくなる。
【0073】
・データ管理部に蓄積されたデータを定期的にデータ処理装置に送信する。
【0074】
ステップ106) コンテナを輸送手段に載せる。
【0075】
ステップ107) 輸送手段に設置された送信局の標識番号がデータ管理部に蓄積される。
【0076】
ステップ108) 輸送手段が次の目的地に出発する
ステップ109) ・荷物の標識番号がデータ管理部に蓄積される。
【0077】
・コンテナ内に振動センサ、温度センサが接続された送信局がある場合、センサが反応した送信局の標識番号がデータ管理部に蓄積される。
【0078】
・コンテナ内に電力制御手段がある場合には、定期的にシステムの電源をONにする。
【0079】
・コンテナ内に電力制御手段がある場合、輸送過程で扉が開閉された場合、システムの電源をONとする。
【0080】
・扉が開閉された場合、その標識番号をデータ管理部が蓄積する。
【0081】
・扉が開閉され、衛星通信端末が存在する場合、衛星回線を介してデータを送信する。
【0082】
[第1の実施の形態]
図3は、本発明の第1の実施の形態を示す。
【0083】
同図では、A国の出発地においてコンテナ10に荷物15を積載し、車両12によってコンテナ10を陸路輸送、港にてコンテナ10を船舶13に積載し海路輸送、B国の港にてコンテナ10を陸揚げする場合を示している。
【0084】
ここで、車両12は、トラックであっても鉄道であっても構わない。また、海路輸送は、航空機を利用した空路輸送であっても構わない。
【0085】
図4は、本発明の第1の実施の形態におけるシステム構成を示す。
【0086】
港や車両ステーション等のチェックポイントには、定期的に固有の標識番号を発信する送信局20aが設置してある。また、コンテナ10で搬送する荷物にも定期的に固有の標識番号を発信する送信局20bが貼付してある。
図5は、本発明の第1の実施の形態におけるチェックポイント及び荷物の送信局の構成を示す。
【0087】
同図に示すチェックポイントの送信局20は、標識番号発生部201、送信部202及びマイクロコントーラ203から構成され、マイクロコントローラ203により、標識番号発生部201及び送信部202を制御することにより、定期的に固有の標識番号を発信する。
【0088】
図6は、本発明の第1の実施の形態におけるコンテナの送信局の構成を示す。
同図に示すコンテナの送信局21は、図5の送信局20の構成に加えて、外部のセンサ(例えば、扉開閉センサ25、振動センサ26、温度変化センサ27)と接続可能なセンサインタフェース部204を備える。マイクロコントローラ203は、センサインタフェース部204より第1の起動信号を受信しない限り、標識番号発生部201及び送信部202に対して、定期的に第1の固有の標識番号を発信するように制御する。また、マイクロコントーラ203は、センサインタフェース部204より第1の起動信号を受信した場合、標識番号発生部201及び送信部202に対して、第2の固有の標識番号を発信するように制御する。ここで、外部センサ(例えば、扉開閉センサ25、振動センサ26、温度変化センサ27)とセンサインタフェース部204を一体化し、送信局21に外部センサを組み込んでも構わない。
【0089】
図4に示すコンテナ10のコンテナ扉11には、扉の開閉を検知する扉開閉センサ25が設置してあり、当該扉開閉センサ25は、送信局21のセンサインタフェース204と接続されている。また、扉開閉センサ25は、コンテナ扉11が“OPEN”状態である場合、第1の起動信号を出力し続けるセンサであることが望ましい。また、扉開閉センサ25は、コンテナ扉11の開閉動作によって、第1の起動信号を出力するセンサであっても構わない。この場合、送信局21のマイクロコントローラ203は、第1の起動信号の受信回数でコンテナ扉11の状態を識別する機能を必要とする。例えば、第1の起動信号の受信回数が奇数回である場合は、コンテナ扉11が“OPEN”状態であると識別し、第2の固有の標識番号を発信する。第1の起動信号の受信回数が偶数回である場合、コンテナ扉11が“CLOSE”状態であると識別し、第1の固有の標識番号を発信する。
【0090】
コンテナ10には外部から見える位置に扉開閉センサ25と接続されるLEDまたはレーザダイオードを設置することが望ましい。LEDまたは、レーザダイオードは、扉開閉センサが1度でも扉開状態を検知した場合に、発光し続けることが望ましい。
【0091】
また、コンテナ10内には、振動センサ26と接続された送信局21を設置しておくことが望ましい。例えば、振動に弱い荷物を輸送する場合において、規定以上の振動がコンテナ10内に加わった場合、送信局21は、第3の固有の標識番号を発信する。
【0092】
また、コンテナ10内には、温度センサ27と接続された送信局21を設置しておくことが望ましい。例えば、低温状態で輸送する荷物を輸送する場合において、規定以上の温度変化がコンテナ10内に検出された場合、送信局21は、第4の固有の標識番号を発信する。
【0093】
コンテナ10内には、送信局20a,20b、21がそれぞれ発信する標識番号を受信するための受信局30が設置されている。
【0094】
図7は、本発明の第1の実施の形態における受信局の構成を示す。
【0095】
受信局30は、2つの受信部301a及び受信部301bを備えており、受信部301aはアンテナ35aと、受信部301bはアンテナ35bと接続される。
【0096】
アンテナ35aは、送信局21が発信する固有の標識番号と、荷物15に設置されている送信局20bの固有の標識番号を受信するためのコンテナ10の内側に配線設置される。アンテナ35bは、チェックポイントの送信局20aが発信する固有の標識番号を受信するために、コンテナ10の外側に配線及び設置される。
【0097】
受信部301a及び受信部301bが受信したそれぞれの標識番号は、アンチコリジョン判定部302において、衝突信号の有無の判読、衝突信号の分離・抽出を行い、マイクロコントローラ304の制御によって、インタフェース部303を介して、データ管理部40に送られる。
【0098】
データ管理部40は、受信したそれぞれの標識番号を受信時刻と共に記憶する。データ管理部40に記憶されたデータは、無線端末50と、チェックポイントに設置された無線基地局60を介してデータ処理装置80へ送信される。例えば、コンテナ10が無線基地局60の通信範囲に入った場合、無線端末50は、無線基地局60及びデータ処理装置80との2段階認証処理を行う。
【0099】
認証が確認できた後、データ管理部40は、管理するデータを無線端末50から無線基地局60を介し、データ処理装置80に送信する。ここで、無線端末50のアンテナは必要に応じてコンテナ10の外側に配線及び設置しても構わない。また、無線端末50及び無線基地局60は、無線LAN(例えば、IEEE802.11bや、IEEE802.11a等)を用いてもよい。この場合、国際標準化システムであることから、シームレスにデータの読み出しを行うことが可能である。
【0100】
コンテナ10内には、蓄電池70が設置され、受信局20及びデータ管理部40に電源を供給する。蓄電池70は、各チェックポイントで充電するかまたは、充電済の別の蓄電池70と交換して利用する。ここで、蓄電池70の代わりに太陽電池を用いても構わない。また、太陽電池と蓄電池を併用しても構わない。た、太陽電池と蓄電池の双方の機能を有する太陽蓄電池を用いることも可能である。
【0101】
データ管理部40から無線端末50及び無線基地局60を介してネットワークへ送信されたデータは、データ処理装置80に集約される。
【0102】
図8は、本発明の第1の実施の形態におけるデータ処理装置の構成を示す。同図に示すデータ処理装置80は、コンテナID同定部90、標識番号識別部91、コンテナ情報更新部92、コンテナルート情報表示部93、コンテナ扉開閉履歴表示部94、コンテナ積載荷物履歴表示部95から構成される。
【0103】
ネットワークを介して送られてくるデータがどのコンテナ10から送られてくるかは、コンテナ10内の無線端末50のMACアドレスやデータ管理部40のIPアドレス等とコンテナ10を対応付けることによって同定可能である。
【0104】
コンテナID同定部90は、例えば、図9に示すような無線端末50のMACアドレスとコンテナIDの対応表からネットワークから受信した信号の送信元コンテナ10のIDを同定する。データ処理装置80では、それぞれの標識番号と、当該標識番号の意味を示す対応表を備える。例えば、図10に示すように、各チェックポイントに設置された送信局20aの標識番号管理表であり、図11は、荷物に貼付された送信局20bの標識番号管理表である。図12は、コンテナ扉の状態と送信局21が発信する第1及び第2の固有の標識番号を管理する表である。
【0105】
標識番号識別部91は、ネットワークから受信した標識番号からチェックポイント、荷物及びコンテナ扉11の情報を識別する。コンテナ情報更新部92は、コンテナID同定部90及び標識番号識別部91の結果から、現状のコンテナ情報(例えば積載荷物情報、コンテナ扉情報、最終データ読み出しチェックポイント等)を更新する。
【0106】
例えば、図13は、コンテナIDが「JPN00X」のコンテナ10内のデータ管理部40が記録した標識番号のデータである。図14は、「JPN00X」のコンテナ10のデータが港(香港)のチェックポイントで無線端末50、無線基地局60及びネットワークを介してデータ処理装置80に送られた場合、コンテナ情報更新部92によって更新された情報の例である。
【0107】
コンテナ管理者は、データ処理装置80において、集約されたコンテナ情報から、コンテナルート表示部93、コンテナ扉開閉履歴表示部94及びコンテナ積載荷物履歴表示部95によってコンテナ10のルート情報、コンテナ扉11の異常開閉情報、コンテナ積載荷物の情報を容易に知ることが可能となる。
【0108】
ここで、コンテナ管理者がデータ処理装置80にアクセスする場合、指紋認識あるいはパスワードなどにより認証を介した方がよい。認証を介することで、セキュリティを強化し、データの改竄や盗難を防ぐことが可能である。
【0109】
図15に、コンテナIDが「JPN00Y」のコンテナのルート情報の表示例を示す。また、図16に「JPN00Y」のコンテナ10の扉開閉情報の表示例を示す。図16では、コンテナ10が“OPEN”の状態を抽出して表示した場合であり、コンテナ扉11が“OPEN”である時刻前後において、チェックポイントを示す標識番号を検索することで、コンテナ扉11の“OPEN”位置を同定することが可能である。コンテナ扉11が“OPEN”である時刻前後において、チェックポイントを示す標識番号が見つからない場合(例えば、1日の範囲内で)、チェックポイント以外でコンテナ扉11が開けられたことがわかり、異常を知ることが可能である。図16の例では、「上海」と「ロンドン」の間の海路上でコンテナ扉11が“OPEN”され、異常があったことを示している。上記の実施の形態において、コンテナ10を運搬する船舶等の輸送手段に送信局を設けることにより、コンテナ10が正しい輸送手段に積載されたかを知ることが可能になる。
【0110】
また、受信局30は、複数の周波数の信号を受信できるほうがよい。なぜならば、各チェックポイントは複数の国にまたがって設置されており、同一規格の受信局30が利用可能でない限り、異なった周波数の受信局30が利用される場合が多いためである。
【0111】
また、送信局20b及び送信局21は、コンテナ10で複数国家を移動することになるため、経由する各国家において利用可能な規格の送信局を用いることが望ましい。または、送信局20b及び送信局21の送信周波数及び出力電力が変更できることが望ましい。
【0112】
さらに、チェックポイント・荷物15に設置される送信局20a,20b、センサ及びセンサに接続される送信局21は、それぞれ2個以上備えられることが望ましい。例えば、荷物に付加された送信局20bが故障した場合、送信局20bが1個だけであると、荷物及び送信局20bが盗難にあったのか、送信局20bが故障したのかが判別不可能である。送信局20bが2個付加されていれば、送信局20bの1個が故障した場合、別の送信局20bのみが固有の標識番号を発信するため、対の送信局20bが故障していることが簡単に判別することができる。
【0113】
また、無線通信媒体として、電磁波・音波・光を用いても構わない。例えば、音波や赤外線などの場合、複数国家で同一規格の送信局や受信局を利用することが可能である。
【0114】
[第2の実施の形態]
図17は、本発明の第2の実施の形態におけるシステム構成を示す。同図において、図4の構成と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。
【0115】
本実施の形態は、前述の第1の実施の形態に対し、コンテナ10内のデータ管理部40と接続され、コンテナ外部に設置された位置測位装置100(例えば、GPS端末)を備えるものである。例えば、図18に示すように、位置測位装置100を備えることで、データ管理部40に記憶された標識番号の受信位置を正確に知ることが可能となる。第1の実施の形態において例示した図16に示すような扉開閉情報では、「上海」と「ロンドン」間の海路上でドアが“OPEN”状態になったことを知ることは可能であるが、正確な位置を知ることはできない。図19に示すように、位置測位装置100を備えることによって、コンテナ扉11が「上海」と「ロンドン」間の北緯NX度、東経EEY度の位置で開かれたことを、より正確に知ることが可能となる。
【0116】
[第3の実施の形態]
図20は、本発明の第3の実施の形態を示す。また、図21は、本発明の第3の実施の形態におけるシステム構成を示す。図21において、図4及び図17と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。
【0117】
本実施の形態は、第1または、第2の実施の形態に対して、コンテナ10内のデータ管理部40と接続された衛星通信装置110と、衛星通信装置110が送信するデータを中継する通信衛星120(図20)を備えるものである。
【0118】
衛星通信装置110を備えることにより、通信衛星120を介してデータ処理装置80と接続されることにより、チェックポイント以外の輸送過程における標識番号データをリアルタイムに集約することが可能である。
【0119】
また、扉開閉センサ25とデータ管理部40を接続し、扉開閉センサ25がコンテナ扉11の“OPEN”状態を検知した場合、データ管理部40は、衛星通信装置110を介して記録済の標識番号データの送信制御を行う。つまり、コンテナ扉11が輸送過程で“OPEN”状態である場合のみ、緊急通信を行うことで、衛星通信回線費用を節約することが可能である。
【0120】
本実施の形態の場合、扉開閉センサ25とデータ管理部40は有線で接続されているため、送信局21を設置しなくても構わない。その場合、データ管理部40は、扉開閉センサ25が検知する扉開閉履歴データと標識番号データの2系統のデータを管理する必要がある。もしくは、標識番号データを扉開閉履歴データを結合する処理が必要となる。送信局21を併用する場合、データ管理部40は、標識番号データのみを管理するだけの処理でよい。
【0121】
[第4の実施の形態]
図22は、本発明の第4の実施の形態を示す。同図において、図4、図17、及び図20と同一構成部分には、同一符号を付し、その説明を省略する。
【0122】
本実施の形態では、第1、第2または、第3の実施の形態に対して、蓄電池70に接続された電力制御装置71を付加した構成である。また、本実施の形態では、図23及び図24に示す送信局22、23を用いる。
【0123】
図23に本実施の形態におけるチェックポイント及び荷物の送信局22a,22bの構成例を、図24にコンテナ10の第4の送信局23の構成を示す。
【0124】
それぞれの送信局22a、22b、23には、外部からの起動信号(電磁波、光、音波など)を受信するための受信部205を備える。
【0125】
図25は、本発明の第4の実施の形態における受信局の構成を示す。同図に示す受信局31は、図7の構成に起動信号発生部305、送信部306a、306bを付加した構成である。送信部306aは、コンテナ10内部のアンテナ35aに接続され、送信部306bはコンテナ10外部のアンテナ35bに接続される。
【0126】
電力制御装置71は、コンテナ10内の受信局31、データ管理部40、位置測位装置100及び衛星通信装置110の電源を任意の時間Nだけ電源入り(ON)にし、任意の時間Mだけ電源切(OFF)とする。このように定期的に電源切をすることで、蓄電池70の消費電力を抑えることが可能となる。
【0127】
ここで、電力制御装置71は、前述の時間NとMの値を変更できることが望ましい。例えば、受信局31がチェックポイントを示す標識番号を受信した場合、電力制御装置71は、受信局31、データ管理部40、位置測位装置100及び衛星通信装置110の電源を常時電源入(N=任意の値、M=0)とするように制御する。受信局31がある一定時間以上の間、チェックポイントを示す標識番号を受信しなかった場合、電力制御装置71は、前述のNとMの値を初期値に設定し、電力節約モードに移行する。これにより、チェックポイントにコンテナ10が存在する間は、常にコンテナ扉やコンテナ積載荷物を監視することが可能となる。
【0128】
例えば、コンテナ10外部から見える位置に人感センサを設置する。人感センサが人を検知し続けている場合には、電力制御装置71は、受信局31、データ管理部40、位置測位装置100及び衛星通信装置110の電源を常時入り(N=任意の値、M=0)とするように制御する。人感センサが人を検知しなくなった場合に、電力制御装置71は、前述のNとMの値を初期値に設定し、電力節約モードに移行する。例えば、コンテナ10にはコンテナリフトアップダウンセンサを設置する。コンテナリフトアップを検知した場合には、電力制御装置71は、受信局31、データ管理部40、位置測位装置100及び衛星通信装置100の電源を常時入り(N=任意の値、M=0)とするように制御する。コンテナリフトダウンを検知した場合には電力制御装置71は、前述のNとMの値を初期値に設定し、電力節約モードに移行する。
【0129】
また、電力制御装置71は、扉開閉検出センサ25と接続することにより、定期的な電源入(ON)、電源切(OFF)の操作の他に、扉開閉センサ25がコンテナ扉11の“OPEN”状態を検知した場合にも電源入(ON)の操作を行うことが望ましい。この場合、コンテナ扉11が“OPEN”状態の場合のコンテナ位置状況や、荷物情報のデータを漏れなく記録することが可能である。例えば、電力制御装置71によって受信局31の電源が電源入(ON)になった場合、マイクロコントローラ304は、起動信号発生部305及び送信部306a,306bに対して、第1の起動信号を発信するように制御する。
【0130】
送信局22bのマイクロコントローラ203は、受信部205を介して外部からの第2の起動信号を受信した場合、標識番号発生部201及び送信部202に対して、第1の固有の標識番号を発信するように制御する。
【0131】
コンテナ10の送信局23のマイクロコントローラ203は、受信部205を介して外部からの第2の起動信号を受信した場合、センサインタフェース部204から起動信号を受信していない場合は、第1の固有の標識番号を発信するように制御する。また、センサインタフェース部204から第1の起動信号を受信している場合には、第2の固有の標識番号を発信するように制御する。この場合、受信局31の電源入(ON)の状態において、必ず近傍の送信局22b、23がそれぞれ固有の標識番号を発信するため、受信漏れのないデータ記録が可能となる。
【0132】
ここで、第2の起動信号を送信するのは、受信局31でなくても構わない。例えば、チェックポイントに設置されている送信局22aに対しては、外部の起動信号送信用無線局を設置しても構わない。外部の起動信号送信用無線局は、前述の無線基地局60を利用することが望ましい。この場合、コンテナ10内の無線端末50と無線基地局60の認証処理により認証が確認された後、無線基地局60から第2の起動信号を送信する。つまり、コンテナ10が無線基地局60の通信範囲に入った場合に、自動で第2の起動信号を送信することが可能となる。これにより、送信局22bは、コンテナ10がチェックポイントに存在しない限り、標識番号を必要以上に送信することを抑えることが可能となる。また、電源を有する送信局であれば、送信局の節電が可能となる。
【0133】
また、送信局22b、23は、第1の固有の標識番号を発信する時間間隔を変更できることが望ましい。例えば、受信局31がチェックポイントを示す標識番号を受信した場合、マイクロコントローラ304は、起動信号発生部305及び送信部306a,306bに対して、第3の起動信号を発信するように制御する。
【0134】
送信局22b及び23のマイクロコントローラ203は、受信部205を介して外部からの第3の起動信号を受信した場合、標識番号発生部201及び送信部202に対して、第1の固有の標識番号の送信時間間隔を短くするように制御する。
【0135】
逆に、受信局31がある一定時間以上、チェックポイントを示す標識番号を受信しなかった場合、受信局31は第4の起動信号を送信し、送信局22b及び23に対して第1の固有の標識番号の送信時間間隔を長くするように制御する。
【0136】
以上により、海路上など監視間隔が長くても構わない輸送過程では、固有の標識番号の送信時間間隔を長くし、チェックポイントなど監視間隔が短い必要のある状況では、送信時間間隔を短くすることが可能である。これにより、輸送過程の無駄な標識番号データの記録を行う必要がなくなる。また、電源を有する送信局であれば、送信局の節電が可能となる。
【0137】
また、無線通信媒体として、電磁波、音波、光あるいは、これらの組み合わせを用いても構わない。例えば、起動信号は、音波や赤外線などを利用して、標識番号は電磁波を用いるといった方法でもよい。
【0138】
なお、本発明は、上記の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲内において、種々変更・応用が可能である。
【0139】
【発明の効果】
上記のように、本発明によれば、コンテナとコンテナに積載する荷物の所在把握、搬出・搬入の確認、集配ルート計画の作成・指示、積み込み・積み下ろしの指示・確認、積載・移動報告の作成を行うことができると共に、無線端末及び無線基地局を利用することで、データ管理部が管理するデータを自動的にデータ処理装置へ送信することが可能になる。
【0140】
さらに、コンテナ扉の異常開放を知ることができ、コンテナとコンテナ積載の荷物のセキュリティを向上させることが可能である。また、センサに振動センサまたは、温度変化センサを用いることにより、輸送過程によって規定以上の振動及び温度変化があったことを知ることができる。また、送信局または、センサを2個以上設置することにより、荷物、送信局または、センサが盗難されたのか、送信局またはセンサが故障したのかを容易に判別することができる。さらに、コンテナ内部の送信局が発信する標識番号情報とコンテナ外部の送信局が発信する標識番号情報を、同時に1台の受信局で受信することが可能となる。
【0141】
また、本発明では、データ処理装置へアクセスする人間を限定できるため、データの改竄、盗難等を防ぐことができる。
【0142】
また、本発明では、コンテナの位置情報を正確に知ることが可能となる。
【0143】
また、本発明では、衛星通信回線によってリアルタイムにコンテナの位置や荷物の情報を知ることが可能となる。また、扉開閉センサと組み合わせ、コンテナ扉開放等の異常時のみの通信を限定することで、衛星通信回線使用料を節約することができる。
【0144】
また、本発明は、電力制御手段によって蓄電池または、太陽電池の消費電力を抑えることが可能となる。さらに、扉開閉センサと組み合わせることによって、コンテナ扉開放等の異常時にも電源をONにすることができ、異常時のデータ取得も可能である。また、電源のON/OFFの間隔を変更できることで、チェックポイントや人が近づいたとき、コンテナが持ち上げられたとき以外の状況で、無駄な識別番号のデータを記録する必要がなくなり、さらに、蓄電池の節電ができる。また、受信局の電源がOFFまたは、受信局が存在しない場合において、送信局が標識番号を必要以上に送信することを抑えることが可能となる。
【0145】
さらに、チェックポイント以外の輸送過程において無駄な標識番号データの発信及び記録をする必要がなくなる。
【0146】
また、本発明は、受信局または、送信局の周波数をマルチバンドに対応させることによって、無線機器利用制限の異なる国家間の輸送も可能となる。
【0147】
さらに、本発明は、受信局と送信局の無線通信媒体を赤外線等に変更することによって、無線機器利用制限のない規格の送信局を利用することができ、複数国家間で統一送信局を利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】本発明の一実施の形態における輸送手段がチェックポイントに到着してから次の目的地へ出発するまでの処理フローである。
【図3】本発明の第1の実施の形態を示す図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態におけるシステム構成を示す図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態におけるチェックポイント及び荷物の送信局の構成を示す図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態におけるコンテナの送信局の構成を示す図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態における受信局の構成を示す図である。
【図8】本発明の第1の実施の形態におけるデータ処理装置の構成を表す図である。
【図9】本発明の第1の実施の形態におけるコンテナ搭載のネットワーク機器とコンテナIDの対応例を示す図である。
【図10】本発明の第1の実施の形態における送信局20aの標識番号とチェックポイントの対応例を示す図である。
【図11】本発明の第1の実施の形態における送信局20bの標識番号と荷物の対応例を示す図である。
【図12】本発明の第1の実施の形態における送信局21の標識番号とコンテナ扉状態の対応例を示す図である。
【図13】本発明の第1の実施の形態におけるデータ管理部において取得した標識番号データの例を示す図である。
【図14】本発明の第1の実施の形態におけるデータ処理装置で管理するコンテナ情報の例を示す図である。
【図15】本発明の第1の実施の形態におけるコンテナのルート情報の表示例を示す図である。
【図16】本発明の第1の実施の形態におけるコンテナ扉の開閉情報の表示例を示す図である。
【図17】本発明の第2の実施の形態におけるシステム構成例を示す図である。
【図18】本発明の第2の実施の形態におけるデータ管理部において取得した標識番号データの例を示す図(位置情報あり)である。
【図19】本発明の第2の実施の形態におけるコンテナ扉の開閉情報の表示例を示す図である。
【図20】本発明の第3の実施の形態を示す図である。
【図21】本発明の第3の実施の形態におけるシステム構成を示す図である。
【図22】本発明の第4の実施の形態におけるシステム構成を示す図である。
【図23】本発明の第4の実施の形態における送信局22の構成を示す図である。
【図24】本発明の第4の実施の形態における送信局23の構成を示す図である。
【図25】本発明の第4の実施の形態における受信局の構成を示す図である。
【図26】従来のシステムの形態を示す図である。
【図27】従来技術のシステム構成図である。
【符号の説明】
10 コンテナ
11 コンテナ扉
12 車両
13 船舶
15 荷物
20,20a,20b,21,22,22a,22b,23 送信局
25 扉開閉センサ
26 振動センサ
27 温度変化センサ
30,31 受信局
40 データ管理部
50 無線端末
60 無線基地局
70 蓄電池
71 電力制御装置
80 データ処理装置
81 データ管理手段
82 コンテナ情報管理手段

Claims (26)

  1. コンテナ装置と、該コンテナ装置及び集配地点から取得したデータを用いて、該コンテナ装置の所在把握及び輸送ルートの管理、前記荷物の所在把握、該コンテナ装置への該荷物の搬入・搬出の確認、及び該荷物の集配ルートの作成を行う手段を有するデータ処理装置と、からなるコンテナ管理システムであって、
    出発地や港を含む複数の集配地点及び前記コンテナ装置を輸送する輸送手段に設置され、自局に一意に付与される標識番号を定期的に送信する送信局Cを有し、
    前記コンテナ装置は、
    輸送される荷物に貼付され、自局に一意に付与される標識番号を定期的に送信する送信局Aと、
    外部から受ける変化を検知するセンサと、
    自局に一意に付与される標識番号及びセンサ固有の標識番号を送信する送信局Bと、
    前記送信局Aの標識番号、前記送信局Bの標識番号、前記センサ固有の標識番号、前記送信局Cの標識番号を受信する受信局と、
    前記受信局から受信した各標識番号及び該標識番号を受信した受信時刻を含むデータを記憶するデータ管理部と、
    前記データ管理部に保持されているデータを前記データ処理装置に送信する無線端末と、を有し、
    前記データ処理装置は、
    前記コンテナ毎に一意に付与されるコンテナID毎に、前記コンテナ装置より受信した標識番号と受信時刻を標識番号データ管理表で管理するデータ管理手段と、
    前記標識番号に基づいて、前記標識番号データ管理表を参照し、該標識番号に対応する状態を管理するコンテナ状態管理手段と、
    を有し、
    前記センサとして、前記コンテナのコンテナ扉の開閉状態及び該コンテナ扉の開閉動作を検知する扉開閉センサを用いる場合に、
    前記扉開閉センサは、開状態を検知した場合には、起動信号を前記送信局Bに送信する手段を含み、
    前記送信局Bは、前記扉開閉センサの前記起動信号に基づいて、前記コンテナ扉の開閉状態を判断するマイクロコントローラを有し、該コンテナ扉が開状態であると判断した場合に、開状態に対応する固有の標識番号を前記受信局に送信する手段を含み、
    前記無線端末は、前記データ管理部から、前記開状態に対応する固有の標識番号と前記受信時刻及び、前記送信局Cの標識番号と受信時刻を取得して前記データ処理装置に送信する手段を含み、
    前記データ処理装置の前記コンテナ状態管理手段は、
    前記無線端末から受信した前記開状態に対応する固有の標識番号と、前記受信局が該固有の標識番号を受信した受信時刻に基づいて、前記標識番号データ管理表の前記送信局Cの標識番号の受信時刻を参照し、前記コンテナ扉が開けられた位置を特定し、表示する手段を含む
    ことを特徴とするコンテナ管理システム。
  2. 前記マイクロコントローラは、
    前記扉開閉センサから受信した起動信号の受信回数が奇数回である場合は、前記コンテナ扉が開状態であると判断し、開状態を意味する固有の標識番号を発生させ、該受信回数が偶数回である場合は、前記コンテナ扉が閉状態であると判断し、閉状態を意味する固有の標識番号を発生させる手段を含む
    請求項1記載のコンテナ管理システム。
  3. 前記コンテナ装置は、
    GPS端末を用いてコンテナの位置座標情報を取得する位置測位手段を更に有し、
    前記無線端末は、前記位置測位手段で取得したコンテナの位置座標情報を前記データ処理装置に送信する手段を含み、
    前記データ処理装置の前記コンテナ状態管理手段は、
    前記無線端末から取得した前記コンテナの位置座標情報と前記送信局Bの前記開状態を意味する標識番号とに基づいて前記コンテナ装置の位置を特定する手段を含む
    請求項2記載のコンテナ管理システム。
  4. 前記センサは、
    前記コンテナに加わった振動を検知し、起動信号を前記送信局Bに送信する振動センサを含む
    請求項記載のコンテナ管理システム。
  5. 前記センサは、
    前記コンテナ内の温度変化を検知し、起動信号を前記送信局Bに送信する温度変化センサを含む
    請求項1記載のコンテナ管理システム。
  6. 前記コンテナ装置は、
    LED(Light Emitting Diode)または、レーザダイオードであって、1度でも扉開状態を検知した場合に点灯し続ける扉開状態通知手段を更に有する
    請求項1記載のコンテナ管理システム。
  7. 前記集配地点及び前記コンテナ装置内の前記荷物にそれぞれ2個以上の送信局を具備し、
    前記コンテナ装置内に、前記センサ及び該センサと接続される送信局を2個以上設ける請求項1乃至5記載のコンテナ管理システム。
  8. 前記受信局は、複数の受信部を備え、
    前記複数の受信部により同時に2つ以上の標識番号を受信する機能を有する請求項1乃至7記載のコンテナ管理システム。
  9. 前記データ処理装置へアクセスするためのアクセス手段を有し、
    前記アクセス手段は、
    指紋認識または、パスワードを含む認証機能を用いる
    請求項1乃至8記載のコンテナ管理システム。
  10. 前記データ管理部と接続され、該データ管理部に蓄積されたデータを、遠隔地にある前記データ処理装置へ衛星通信回線を介して送信する衛星通信手段を更に有する
    請求項1乃至9記載のコンテナ管理システム。
  11. 前記衛星通信手段は、
    前記扉開閉センサ、前記振動センサ、または、前記温度変化センサによって、異常を検出した場合に、前記データ管理部に蓄積されているデータを、前記衛星通信回線を介して前記データ処理装置へ送信する手段を含む
    請求項10記載のコンテナ管理システム。
  12. 前記コンテナ装置は、
    前記受信局、前記データ管理部、前記衛星通信手段及び前記位置測位手段に対して電源を供給するための蓄電池を更に有する
    請求項1乃至11記載のコンテナ管理システム。
  13. 前記コンテナ装置は、
    前記受信局、前記データ管理部、前記衛星通信手段及び前記位置測位手段に対して電源を供給するための太陽電池を更に有する
    請求項1乃至11記載のコンテナ管理システム。
  14. 前記コンテナ装置は、
    前記受信局、前記データ管理部、前記衛星通信手段及び前記位置測位手段に対して電源を供給するための蓄電池の機能と、太陽電池の機能を併せ持った太陽蓄電池を更に有する請求項1乃至11記載のコンテナ管理システム。
  15. 前記コンテナ装置は、
    前記受信局、前記データ管理部、前記衛星通信手段及び前記位置測位手段の電源の入(ON)/切(OFF)を制御するための電力制御手段を更に有する請求項12乃至14記載のコンテナ管理システム。
  16. 前記電源制御手段は、前記扉開閉センサが接続され、
    前記扉開閉センサが扉開状態を検知した場合には、前記受信局、前記データ管理部、前記衛星通信手段、及び前記位置測位手段の前記電源を電源入(ON)とする手段と、
    前記扉開閉センサが扉閉状態を検知した場合には、前記受信局、前記データ管理部、前記衛星通信手段、及び前記位置測位手段の前記電源を切(OFF)とする手段とを有する請求項15記載のコンテナ管理システム。
  17. 前記電力制御手段は、
    前記電源入(ON)の時間をN、該電源切(OFF)の時間をMで、繰り返す手段を含む請求項15記載のコンテナ管理システム。
  18. 前記電力制御手段は、
    前記集配地点及び集配過程に基づいて、前記時間Nと前記時間Mの値を変更する手段を含む請求項17記載のコンテナ管理システム。
  19. 前記コンテナ装置は、
    人感センサを備え、
    前記人感センサが人を検知した場合、前記電力制御手段が、前記時間Nと前記時間Mの値を変更する
    請求項18記載のコンテナ管理システム。
  20. 前記コンテナ装置は、
    コンテナリフトアップダウン検出センサを備え、
    前記コンテナリフトアップダウン検出センサが、コンテナリフトアップを検知した場合と、コンテナリフトダウンを検知した場合に、前記電力制御手段は、前記時間Nと前記時間Mの値を変更する請求項18記載のコンテナ管理システム。
  21. 前記受信局は、
    前記送信局に、前記標識番号の送信を開始させるための起動信号を発生させる起動信号発生手段と、
    前記起動信号を前記送信局に対して送信する起動信号送信手段と、を有し、
    前記送信局は、
    前記起動信号に応じて、固有の標識番号を発生させる標識番号発生手段を有する
    請求項1乃至20記載のコンテナ管理システム。
  22. 前記送信局は、
    遠隔地の無線局から送信される前記起動信号を受信し、該起動信号に応じて固有の標識番号を発生させる手段を有する
    請求項1乃至21記載のコンテナ管理システム。
  23. 前記送信局は、
    前記集配地点及び集配過程に基づいて、固有の標識番号の送信時間間隔を変更する手段を含む
    請求項1乃至22記載のコンテナ管理システム。
  24. 前記受信局は、
    前記送信局からの複数の周波数帯の信号を受信する手段を含む
    請求項1乃至23記載のコンテナ管理システム。
  25. 前記送信局は、
    無線通信媒体の周波数、送信出力を変更する手段を含む
    請求項1乃至24記載のコンテナ管理システム。
  26. 前記無線通信媒体は、
    電磁波、音波、光、または、これらの組み合わせを用いる
    請求項1乃至25記載のコンテナ管理システム。
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