JP2022109570A - 位置情報管理用通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】自デバイスの電池の消費電力を抑えつつ、位置情報の管理対象の環境情報を送信することが可能な位置情報管理用通信装置を提供する。【解決手段】自装置の識別情報を記憶する記憶部と、自装置に付帯されたセンサ装置が検出する管理対象の環境情報を取得し記憶部に記憶させる環境情報取得部と、電源部から供給される電力で第1の通信規格の通信を行う第1の通信部と、第1の通信規格とは異なる第2の通信規格の通信を読取装置と行う第2の通信部と、記憶部が記憶する識別情報を第1の通信部から位置情報を管理するサーバへ送信させる第1の通信制御部と、第2の通信部が読取装置から環境情報の読取信号を受信した場合、読取装置との通信で受信する電波から得た電力で記憶部の環境情報を読み出し第2の通信部に読取装置へ送信させる第2の通信制御部とを備える、管理対象に設けられる位置情報管理用通信装置。【選択図】図9

Description

本発明は、位置情報管理用通信装置に関する。
近年、対象の位置情報を取得し、対象の所在を把握するシステムが広く活用されている。当該システムは、例えば、物流における荷物や運搬用具の所在確認に利用されている。
下記特許文献1には、GNSS(Global Navigation Satellite System)受信機を有する通信機器が対象に配置され、GNSS受信機が受信した位置情報を対象の位置情報として取得する技術が開示されている。当該通信機器は、自デバイスのバッテリから供給される電力によって動作するLPWA(Low Power Wide Area)通信部から、取得した位置情報をサーバへ送信する。
特開2020-100297号公報
ところで、位置情報の管理対象に関して、位置情報以外の情報も取得できることが管理者にとっては好ましい。例えば、管理対象の環境に関する環境情報(例えば温度や湿度等)を取得できた場合、管理者は、取得した環境情報を活用して管理対象を管理することができる。例えば、特許文献1の通信機器の場合、LPWA通信部から環境情報をサーバへ送信することができる。しかしながら、環境情報も送信する場合、位置情報のみを送信する場合と比較して送信する情報量が増加するため、バッテリの消費電力も増加してしまう。
上述の課題を鑑み、本発明の目的は、自デバイスの電池の消費電力を抑えつつ、位置情報の管理対象の環境情報を送信することが可能な位置情報管理用通信装置を提供することにある。
上述の課題を解決するために、本発明の一態様に係る位置情報管理用通信装置は、位置情報を管理される管理対象に設けられる位置情報管理用通信装置であって、前記位置情報管理用通信装置の識別情報を記憶する記憶部と、前記位置情報管理用通信装置に付帯されたセンサ装置によって検出される前記管理対象の環境に関する情報を示す環境情報を取得し、前記記憶部に記憶させる環境情報取得部と、電源部から供給される電力を用いて第1の通信規格による通信を行う第1の通信部と、前記第1の通信規格とは異なる第2の通信規格による通信を読取装置と行う第2の通信部と、前記記憶部に記憶された前記識別情報を前記第1の通信部から前記位置情報の管理に関するサーバへ送信させる第1の通信制御部と、前記第2の通信部が前記読取装置から前記環境情報の読取信号を受信した場合、前記読取装置との通信にて受信する電波を変換して得られた電力を用いて、前記記憶部から前記環境情報を読み出して、前記第2の通信部によって前記読取装置へ送信させる第2の通信制御部と、を備える。
本発明によれば、自デバイスの電池の消費電力を抑えつつ、位置情報の管理対象の環境情報を送信することができる。
第1の実施形態に係る位置情報管理システムの構成の一例を示す図である。 第1の実施形態に係る積荷情報の一例を示す図である。 第1の実施形態に係る位置管理情報の一例を示す図である。 第1の実施形態に係る照合情報の一例を示す図である。 第1の実施形態に係る位置情報管理用通信装置の機能構成の一例を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る位置情報管理用通信装置における処理の流れの一例を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る位置情報管理用通信装置の機能構成の一例を示すブロック図である。 第2の実施形態に係る位置情報管理用通信装置における処理の流れの一例を示すフローチャートである。 第3の実施形態に係る位置情報管理用通信装置の機能構成の一例を示すブロック図である。 第3の実施形態に係る出力情報の一例を示す図である。 第3の実施形態に係る位置情報管理用通信装置における処理の流れの一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳しく説明する。
<<1.第1の実施形態>>
まず、図1から図6を参照して、本発明の第1の実施形態について説明する。
<1-1.位置情報管理システムの構成>
図1を参照して、第1の実施形態に係る位置情報管理システムの構成の一例について説明する。図1は、第1の実施形態に係る位置情報管理システムの構成の一例を示す図である。図1に示すように位置情報管理システム1は、位置情報管理用通信装置10、積荷管理サーバ20、Sigfox管理サーバ30、位置情報管理サーバ40、Wi-Fi管理サーバ50、及びユーザ端末60を備える。Sigfox管理サーバ30、位置情報管理サーバ40、及びWi-Fi管理サーバ50は、管理対象の位置情報の管理に関するサーバ(以下、「管理サーバ」とも称される)の一例である。
第1の実施形態に係る位置情報管理システム1は、管理対象の位置(所在)を把握するためのシステムである。管理対象は、例えば、物流におけるパレット、カゴ車、コンテナ、梱包箱等の物流資材や荷物等である。
以下、第1の実施形態では、管理対象が荷物12(12A、12B)であるものとし、荷物12が車両14によって複数のユーザ拠点2(2A、2B)の間を運搬される例について説明する。
位置情報管理用通信装置10は、荷物12の位置情報を取得するための電子機器である。位置情報管理用通信装置10は、位置情報を管理される管理対象である荷物12に備え付けられる。即ち、位置情報管理用通信装置10の位置を示す位置情報は、荷物12の位置を示す位置情報でもある。なお、荷物12において、位置情報管理用通信装置10が備え付けられる位置は特に限定されない。第1の実施形態では、図1に示すように、位置情報管理用通信装置10Aが荷物12Aに備え付けられ、位置情報管理用通信装置10Bが荷物12Bに備え付けられる。
ユーザ拠点2には、例えば、積荷管理サーバ20と通信可能な拠点端末13が設けられている。拠点端末13は、例えば、スマートフォンやタブレット端末等の携帯端末、PC(パーソナルコンピュータ)等の端末である。なお、拠点端末13は、かかる例に限定されない。拠点端末13は、例えば、ユーザによって入力される位置情報管理用通信装置10の識別情報と、当該位置情報管理用通信装置10が備え付けられた荷物12の識別情報を積荷管理サーバ20へ送信する。
位置情報管理用通信装置10の識別情報は、例えば、位置情報管理用通信装置10の識別ID(Identification)(以下、「通信装置ID」とも称される)である。荷物12の識別情報は、例えば、荷物12の識別ID(以下、「荷物ID」とも称される)である。通信装置IDと荷物IDは、例えば任意の文字(アルファベット、数字、記号等)を組み合わせた文字列である。
第1の実施形態に係る位置情報管理用通信装置10は、他の装置と各種情報の送受信を行うために、各種の通信機能を有する。位置情報管理用通信装置10は、例えば、Wi-Fi通信機能、Sigfox通信機能、及びRFID(Radio Frequency Identifier)通信機能を有する。
Wi-Fi通信機能は、通信規格としてWi-Fiを用いてWi-Fiのアクセスポイントと通信を行う機能である。位置情報管理用通信装置10が通信を行うアクセスポイントは、例えば、荷物12の周辺の通信可能な範囲に設けられたアクセスポイントである。位置情報管理用通信装置10は、Wi-Fi通信機能によって、Wi-Fiのアクセスポイントに関する情報(以下、「Wi-Fi情報」とも称される)を所定のタイミングで取得する。位置情報管理用通信装置10がWi-Fi情報を取得する所定のタイミングは、例えば、位置情報管理用通信装置10の電源がオンになったタイミングや、所定の時間が経過したタイミングである。
Wi-Fi情報は、例えば、アドレス情報と、受信レベル情報を含む。アドレス情報は、アクセスポイントのアドレスを示す情報である。具体的に、アクセスポイントのアドレスは、MACアドレス(Media Access Control address)である。以下、第1の実施形態ではアドレス情報がMACアドレスである例について説明する。また、受信レベル情報は、位置情報管理用通信装置10がアクセスポイントから受信する信号の強度を示す情報である。
なお、位置情報管理用通信装置10がWi-Fi情報を取得するアクセスポイントは、位置情報管理用通信装置10が信号を受信可能であれば、建物や車両等の内部と外部のいずれに設けられていてもよい。
また、位置情報管理用通信装置10は、複数のWi-FiのアクセスポイントからWi-Fi情報を受信した場合、即ち複数のWi-Fi情報を取得した場合、取得したWi-Fi情報の中から任意のWi-Fi情報を抽出してよい。例えば、位置情報管理用通信装置10は、アクセスポイントからの信号の受信レベルに応じて、Wi-Fi情報を抽出する。一例として、位置情報管理用通信装置10は、信号の受信レベルが高いアクセスポイントから受信したWi-Fi情報を優先的に抽出する。
位置情報管理用通信装置10は、通信装置IDと、Wi-Fi通信機能によって取得したWi-Fi情報を荷物12の位置情報の管理に関するサーバへ送信する。荷物12の位置情報の管理に関するサーバは、例えば、荷物12の位置情報を取得するサーバや、各サーバによって取得された位置情報を管理するサーバ等である。
Sigfox通信機能は、通信規格としてSigfox(第1の通信規格の一例)を用いてSigfox管理サーバ30と通信を行う機能である。Sigfoxは、LPWA(Low Power Wide Area)の規格の1つである。位置情報管理用通信装置10は、通信装置IDと、Wi-Fi通信機能によって取得されたMACアドレスを、Sigfox通信機能によってSigfox管理サーバ30へ所定のタイミングで送信する。位置情報管理用通信装置10が通信装置IDとMACアドレスを送信する所定のタイミングは、例えば、Wi-Fi通信機能によってMACアドレスが取得されたタイミングや、所定の時間が経過したタイミングである。
なお、位置情報管理用通信装置10が通信装置IDとMACアドレスを送信する際に用いるLPWAの規格は、Sigfoxに限定されない。例えば、位置情報管理用通信装置10は、NB-IoT、LoRa(LoRa WAN)、ELTRES、ZETA、Wi-SUN等の規格をLPWAの規格として用いてもよい。また、位置情報管理用通信装置10が用いる通信規格は、LPWAに限定されない。例えば、位置情報管理用通信装置10は、3G(第3世代移動通信システム)、LTE(Long Term Evolution)、5G(第5世代移動通信システム)等の通信規格を用いてもよい。
なお、位置情報管理用通信装置10が通信装置IDとMACアドレスを送信するサーバは、位置情報管理用通信装置10が用いる通信規格に応じたサーバである。第1の実施形態の場合、位置情報管理用通信装置10が用いる通信規格はSigfoxである。そのため、位置情報管理用通信装置10は、図1に示すようにSigfox基地局を介して、通信装置IDとMACアドレスをSigfox管理サーバ30へ送信する。
RFID通信機能は、通信規格として近距離無線通信(NFC)のRFID(第2の通信規格の一例)を用いてRFIDリーダ15(読取装置の一例)と通信を行う機能である。RFIDは、1回の通信でLPWAよりも多くの情報を送受信可能である。RFIDリーダ15は、RFIDにより位置情報管理用通信装置10と通信を行い、当該通信によって取得した情報を位置情報管理サーバ40へ送信する装置である。
位置情報管理用通信装置10は、RFID通信機能によって、通信装置IDをRFIDリーダ15へ所定のタイミングで送信する。位置情報管理用通信装置10が通信装置IDを送信する所定のタイミングは、例えば、位置情報管理用通信装置10がRFIDリーダ15から通信装置IDの読取信号を受信したタイミングである。
積荷管理サーバ20は、位置情報管理用通信装置10と荷物12との対応関係を管理するサーバである。積荷管理サーバ20は、拠点端末13から受信した通信装置IDと荷物IDを対応付けて記憶する。以下、通信装置IDと荷物IDが対応付けられた情報は、「積荷情報」とも称される。積荷管理サーバ20は、積荷情報を位置情報管理サーバ40へ送信して共有してもよい。
図2は、第1の実施形態に係る積荷情報の一例を示す図である。図2に示すように、積荷情報は、通信装置IDと荷物IDで構成される。なお、図2に示す積荷情報は一例であり、積荷情報は図2に示す例に限定されない。
図2に示す表の1レコード目には、通信装置IDが「001」、荷物IDが「101」である例が示されている。これは、通信装置IDが「001」である位置情報管理用通信装置10が、荷物IDが「101」である荷物12に備え付けられていることを示している。
図2に示す表の2レコード目には、通信装置IDが「002」、荷物IDが「102」である例が示されている。これは、通信装置IDが「002」である位置情報管理用通信装置10が、荷物IDが「102」である荷物12に備え付けられていることを示している。
図2に示す表の3レコード目には、通信装置IDが「003」、荷物IDが「103」である例が示されている。これは、通信装置IDが「003」である位置情報管理用通信装置10が、荷物IDが「103」である荷物12に備え付けられていることを示している。
Sigfox管理サーバ30は、Sigfox基地局を介して位置情報管理用通信装置10から受信する情報に基づき、位置情報管理用通信装置10の位置情報を取得する。例えば、Sigfox管理サーバ30は、基地局測位によって位置情報管理用通信装置10の位置情報を取得する。Sigfox管理サーバ30は、取得した位置情報管理用通信装置10の位置情報を、位置情報管理用通信装置10が備え付けられた荷物12(管理対象)の位置情報として取得する。
第1の実施形態に係るSigfox管理サーバ30は、Sigfoxを用いた通信を行う基地局から送信される情報に基づき、基地局測位を行う。なお、Sigfox管理サーバ30は、Sigfox以外のLPWAの規格を用いた通信を行う基地局から送信される情報に基づき、基地局測位を行ってもよいし、LPWA以外の通信規格を用いた通信を行う基地局から送信される情報に基づき基地局測位を行ってもよい。Sigfox管理サーバ30の名称は、用いる通信規格に応じた名称であってよい。
以下では、基地局測位によって取得された荷物12の位置情報は、「基地局測位情報」とも称される。基地局測位によって取得される基地局測位情報には、例えば、荷物12の現在位置の緯度と経度を示す座標が含まれる。なお、基地局測位情報には、信用度が含まれてもよい。信用度は、例えば、基地局測位情報に含まれる座標を中心とする円の半径で示される。当該円は、荷物12の位置が含まれ得る範囲を示している。即ち、基地局測位による測位誤差を示しているともいえる。
Sigfox管理サーバ30は、取得した基地局測位情報を含む情報を位置情報管理サーバ40へ送信する。なお、Sigfox管理サーバ30は、位置情報管理用通信装置10から受信した通信装置IDとMACアドレスも位置情報管理サーバ40へ送信する。
なお、Sigfox管理サーバ30と位置情報管理サーバ40との通信において、1回の通信で送信可能な情報量が制限される場合がある。そのため、Sigfox管理サーバ30は、送信可能な情報量に応じて、基地局測位情報及びWi-Fi情報の2つの情報を位置情報管理サーバ40へ送信する。
例えば、1つの信号に2つの情報を含めることができる場合、Sigfox管理サーバ30は、2つの情報を1つの信号に含めて、1回の通信で2つの情報を送信してもよい。一方、1つの信号に1つの情報しか含めることができない場合、Sigfox管理サーバ30は、2つの情報をそれぞれ異なる信号に含めて、2回の通信に分けて2つの情報を送信してもよい。1つの信号に1つの情報を全て含めることができない場合、Sigfox管理サーバ30は、送信可能な情報量に応じて1つの情報を分割し、分割数に応じた回数の通信で情報を送信してもよい。
位置情報管理サーバ40は、荷物12の位置情報を管理する位置情報管理装置である。位置情報管理サーバ40は、積荷管理サーバ20から受信する積荷情報と、Sigfox管理サーバ30から受信する通信装置ID、基地局測位情報、及びWi-Fi情報に基づき、荷物12の位置情報を管理する。
例えば、位置情報管理サーバ40は、Wi-Fi情報に含まれるMACアドレスをWi-Fi管理サーバ50へ送信し、Wi-Fi測位を行わせる。これにより、位置情報管理サーバ40は、Wi-Fi測位により取得された荷物12の位置情報を取得することができる。以下では、Wi-Fi測位によって取得された荷物12の位置情報は、「Wi-Fi測位情報」とも称される。Wi-Fi測位によって取得されるWi-Fi測位情報には、例えば、荷物12の現在位置の緯度と経度を示す座標が含まれる。なお、Wi-Fi測位情報にも、基地局測位情報と同様の信用度が含まれてもよい。
位置情報管理サーバ40は、Sigfox管理サーバ30から受信する通信装置ID及び基地局測位情報と、Wi-Fi管理サーバ50から取得するWi-Fi測位情報とを取得日時ごとに対応付けて記憶する。以下、通信装置ID、基地局測位情報、Wi-Fi測位情報、及び日時が対応付けられた情報は、「位置管理情報」とも称される。
図3は、第1の実施形態に係る位置管理情報の一例を示す図である。図3に示すように、位置管理情報は、通信装置ID、基地局測位情報、Wi-Fi測位情報、及び日時で構成される。
図3に示す表の1レコード目には、通信装置IDが「001」、基地局測位情報が(XB1,YB1)、Wi-Fi測位情報が(XW1,YW1)、日時が「2020/12/01 10:00:00」である例が示されている。これは、通信装置IDが「001」である位置情報管理用通信装置10に関して、「2020/12/01 10:00:00」に取得された基地局測位情報が(XB1,YB1)であり、Wi-Fi測位情報が(XW1,YW1)であることを示している。
図3に示す表の2レコード目には、通信装置IDが「002」、基地局測位情報が(XB2,YB2)、Wi-Fi測位情報が(XW2,YW2)、日時が「2020/12/01 11:00:00」である例が示されている。これは、通信装置IDが「002」である位置情報管理用通信装置10に関して、「2020/12/01 11:00:00」に取得された基地局測位情報が(XB2,YB2)であり、Wi-Fi測位情報が(XW2,YW2)であることを示している。
図3に示す表の3レコード目には、通信装置IDが「003」、基地局測位情報が(XB3,YB3)、Wi-Fi測位情報が「-」、日時が「2020/12/01 14:00:00」である例が示されている。これは、通信装置IDが「003」である位置情報管理用通信装置10に関して、「2020/12/01 14:00:00」に取得された基地局測位情報が(XB3,YB3)であり、Wi-Fi測位情報は取得されなかったことを示している。
なお、図3に示す位置管理情報は一例であり、位置管理情報は図3に示す例に限定されない。例えば、図3に示した位置管理情報の基地局測位情報及びWi-Fi測位情報には、座標の他に信用度が含まれてもよい。
位置情報管理サーバ40は、生成した位置管理情報に基づき、荷物12の現在位置の推定を行う。一般的に、基地局測位とWi-Fi測位の測位精度は、Wi-Fi測位の精度の方が高くなる。即ち、基地局測位情報に含まれる測位誤差の方が、Wi-Fi測位に含まれる測位誤差よりも大きくなる。よって、第1の実施形態に係る位置情報管理サーバ40は、位置管理情報に含まれる情報の内、Wi-Fi測位情報を優先的に用いて荷物12の現在位置の推定を行う。そして、位置情報管理サーバ40は、推定した荷物12の現在位置を示す情報をユーザ端末60へ送信する。
例えば、位置情報管理サーバ40は、各測位情報が示す座標を荷物12の現在位置と推定し、座標情報を荷物12の現在位置を示す情報としてユーザ端末60へ送信する。
また、位置情報管理サーバ40は、照合情報に基づき、荷物12が保管されている拠点名を推定し、当該拠点名を荷物12の現在位置を示す情報としてユーザ端末60へ送信してもよい。
図4は、第1の実施形態に係る照合情報の一例を示す図である。図4に示すように、照合情報は、拠点名と拠点位置情報で構成される。拠点名は、拠点の名称を示す。拠点位置情報は、拠点が位置する座標を示す。なお、図4に示す照合情報は一例であり、照合情報は図4に示す例に限定されない。
図4に示す表の1レコード目には、拠点名が「拠点I」、基地位置情報が(XK1,YK1)である例が示されている。これは、「拠点I」が(XK1,YK1)に存在することを示している。
図4に示す表の2レコード目には、拠点名が「拠点II」、基地位置情報が(XK2,YK2)である例が示されている。これは、「拠点II」が(XK2,YK2)に存在することを示している。
図4に示す表の3レコード目には、拠点名が「拠点III」、基地位置情報が(XK3,YK3)である例が示されている。これは、「拠点III」が(XK3,YK3)に存在することを示している。
位置情報管理サーバ40は、例えば、照合情報と、各測位情報が示す座標とを照合し、荷物12が保管されている拠点名を取得する。照合では、例えば、各測位情報が示す座標と照合情報の拠点位置情報が示す座標とが一致するか否かが判定され、座標が一致した拠点位置情報と対応する拠点名が取得される。取得後、位置情報管理サーバ40は、取得した拠点名をユーザ端末60へ送信する。なお、一致する座標が存在しない場合、位置情報管理サーバ40は、荷物12が保管されている拠点の名称を取得せず、荷物12が拠点に保管されていないことを示す情報を出力してもよい。例えば、位置情報管理サーバ40は、荷物12が拠点間を移動(運搬)されている最中、または照合情報にない場所への流出、盗難等の所在不明であることを示す情報を出力する。
Wi-Fi管理サーバ50は、位置情報管理サーバ40から受信するMACアドレスに基づき、位置情報管理用通信装置10に対するWi-Fi測位を行う。当該Wi-Fi測位により、位置情報管理用通信装置10の位置情報が取得される。Wi-Fi管理サーバ50は、取得した位置情報管理用通信装置10の位置情報を、位置情報管理用通信装置10が備え付けられた荷物12のWi-Fi測位情報として取得する。Wi-Fi管理サーバ50は、取得したWi-Fi測位情報を位置情報管理サーバ40へ送信する。
ユーザ端末60は、ユーザが各種情報を参照するために操作する装置である。ユーザ端末60は、例えば、スマートフォンやタブレット端末等の携帯端末、PC等の端末である。なお、ユーザ端末60は、かかる例に限定されない。
ここで、図1を参照して、各通信機能による通信の一例について説明する。
図1に示すように、まず、ユーザ拠点2Aにて、荷物12Aに位置情報管理用通信装置10A、荷物12Bに位置情報管理用通信装置10Bがそれぞれ備え付けられ、位置情報管理用通信装置10A及び10Bの電源がオン(初期状態)になったとする。この時、信号を受信可能な範囲にアクセスポイントが存在する場合、位置情報管理用通信装置10A及び10Bは、Wi-Fi通信機能を用いて、当該アクセスポイントのWi-Fi情報を取得する。例えば、位置情報管理用通信装置10A及び10Bは、図1に示すように、Wi-Fi通信機能を用いてユーザ拠点2A内に設けられたアクセスポイントAP1のWi-Fi情報を取得する。
Wi-Fi情報の取得後、位置情報管理用通信装置10A及び10Bは、Sigfox通信機能を用いて、Sigfox基地局BS1を介してWi-Fi情報をSigfox管理サーバ30へ送信する。
次いで、図1に示すように、荷物12が車両14によってユーザ拠点2Aとユーザ拠点2Bの間を運搬される。荷物12の運搬中に、信号を受信可能な範囲にアクセスポイントが存在する場合、位置情報管理用通信装置10A及び10Bは、Wi-Fi通信機能を用いて、当該アクセスポイントのWi-Fi情報を取得する。例えば、位置情報管理用通信装置10A及び10Bは、図1に示すように、Wi-Fi通信機能を用いて車両14の車外に設けられたアクセスポイントAP2のWi-Fi情報を取得する。
Wi-Fi情報の取得後、位置情報管理用通信装置10A及び10Bは、Sigfox通信機能を用いて、Sigfox基地局BS2を介してWi-Fi情報をSigfox管理サーバ30へ送信する。
次いで、図1に示すように、荷物12が車両14によってユーザ拠点2Bへ運搬されたとする。ユーザ拠点2Bにて、信号を受信可能な範囲にアクセスポイントが存在する場合、位置情報管理用通信装置10A及び10Bは、Wi-Fi通信機能を用いて、当該アクセスポイントのWi-Fi情報を取得する。例えば、位置情報管理用通信装置10A及び10Bは、図1に示すように、Wi-Fi通信機能を用いてユーザ拠点2B内に設けられたアクセスポイントAP3のWi-Fi情報を取得する。
Wi-Fi情報の取得後、位置情報管理用通信装置10A及び10Bは、Sigfox通信機能を用いて、Sigfox基地局BS3を介してWi-Fi情報をSigfox管理サーバ30へ送信する。
なお、位置情報管理用通信装置10A及び10BがWi-Fi情報を取得するアクセスポイントは、信号を受信可能な範囲であれば、ユーザ拠点2の内部と外部のいずれに設けられていてもよいし、車両14の車内と車外のいずれに設けられていてもよい。
第1の実施形態に係る位置情報管理用通信装置10には電池が内蔵されている。位置情報管理用通信装置10は、当該電池から供給される電力によって動作し、Wi-Fi通信機能とSigfox通信機能を利用することができる。また、位置情報管理用通信装置10は、RFIDリーダ15との通信によって得られる電力を用いてRFID通信機能を利用可能な構成(即ちパッシブ型の構成)を有する。位置情報管理用通信装置10は、RFIDリーダ15からの電波を電気エネルギーに変換し、得られた電気エネルギーによってRFID通信機能を利用可能なため、RFID通信機能を利用するための電池を内蔵する必要がない。そのため、位置情報管理用通信装置10に内蔵された電池から供給される電力が不足している場合、あるいは電池が切れた場合であっても、位置情報管理用通信装置10は、RFIDリーダ15からの読み取りがあればRFID通信機能を利用することができる。
第1の実施形態における位置情報管理用通信装置10は、RFIDリーダ15による読み取りが行われた場合、自位置情報管理用通信装置10の通信装置IDをRFIDリーダ15へ送信する。一例として、図1に示すように、RFIDリーダ15によって読み取りが行われた位置情報管理用通信装置10Bは、自位置情報管理用通信装置10Bの通信装置IDをRFIDリーダ15へ送信する。RFIDリーダ15は、受信した通信装置IDを位置情報管理サーバ40へ送信する。
<1-2.位置情報管理用通信装置の機能構成>
以上、第1の実施形態に係る位置情報管理システム1の構成の一例について説明した。続いて、図5を参照して、第1の実施形態に係る位置情報管理用通信装置10-1の機能構成の一例について説明する。図5は、第1の実施形態に係る位置情報管理用通信装置10-1の機能構成の一例を示すブロック図である。
図5に示すように、位置情報管理用通信装置10-1は、Wi-Fi通信部100-1、Sigfox通信部110-1、制御部120-1、記憶部130-1、電源部140-1、及びRFID通信制御部200-1を備える。なお、Sigfox通信部110-1は、第1の通信部の一例である。
(1)Wi-Fi通信部100-1
Wi-Fi通信部100-1は、Wi-Fi通信機能を有し、Wi-Fiによる通信を行う機能を有する。Wi-Fi通信部100-1は、電源部140-1から供給される電力によって動作する。
Wi-Fi通信部100-1は、Wi-Fi通信機能によってWi-Fiのアクセスポイントと通信を行い、Wi-Fi情報を取得する。第1の実施形態において取得されるWi-Fi情報には、アクセスポイントのMACアドレスと、アクセスポイントからの信号の受信レベルが含まれる。Wi-Fi通信部100-1は、取得したWi-Fi情報を記憶部130-1に記憶させてもよい。
(2)Sigfox通信部110-1
Sigfox通信部110-1は、Sigfox通信機能を有し、Sigfoxによる通信を行う機能を有する。Sigfox通信部110-1は、電源部140-1から供給される電力を用いて通信を行う。
Sigfox通信部110-1は、Sigfox通信機能によって、Wi-Fi通信部100-1が取得したWi-Fi情報と記憶部130-1が記憶している自位置情報管理用通信装置10-1の通信装置IDを含む送信情報をSigfox管理サーバ30へ送信する。
(3)制御部120-1
制御部120-1は、位置情報管理用通信装置10-1の動作全体を制御する機能を有する。制御部120-1は、電源部140-1から供給される電力によって動作する。制御部120-1の機能は、例えば、位置情報管理用通信装置10-1がハードウェアとして備えるCPU(Central Processing Unit)にプログラムを実行させることによって実現される。
図5に示すように、制御部120-1は、送信情報取得部121-1、及び通信制御部122-1を備える。通信制御部122-1は、第1の通信制御部の一例である。
(3-1)送信情報取得部121-1
送信情報取得部121-1は、Sigfox通信部110-1がSigfox管理サーバ30へ送信する送信情報を取得する機能を有する。当該送信情報には、Wi-Fi情報と通信装置IDが含まれる。例えば、送信情報取得部121-1は、Wi-Fi通信部100-1あるいは記憶部130-1からWi-Fi情報を取得する。また、送信情報取得部121-1は、記憶部130-1から自位置情報管理用通信装置10-1の通信装置IDを読み出して取得する。なお、送信情報取得部121-1は、所定のタイミングで送信情報を取得する。例えば、送信情報取得部121-1が送信情報を取得する所定のタイミングは、Wi-Fi通信部100-1がWi-Fi情報を取得したタイミング、所定の時間が経過したタイミング、荷物12が移動したタイミング等である。
(3-2)通信制御部122-1
通信制御部122-1は、位置情報管理用通信装置10-1における通信を制御する機能を有する。例えば、通信制御部122-1は、電源部140-1から供給される電力を用いて、Wi-Fi通信部100-1における通信と、Sigfox通信部110-1における通信を制御する。
具体的に、通信制御部122-1は、Wi-Fi通信部100-1にWi-Fiのアクセスポイントと通信を行わせ、Wi-Fi情報を取得させる。なお、通信制御部122-1は、所定のタイミングでWi-Fi通信部100-1にWi-Fi情報を取得させる。例えば、通信制御部122-1がWi-Fi情報を取得させる所定のタイミングは、位置情報管理用通信装置10-1の電源がオンになったタイミング、所定の時間が経過したタイミング、荷物12が移動したタイミング等である。
また、通信制御部122-1は、送信情報取得部121-1が取得した自位置情報管理用通信装置10-1の通信装置IDを含む送信情報をSigfox通信部110-1からSigfox管理サーバ30へ送信させる。なお、通信制御部122-1は、所定のタイミングでSigfox通信部110-1に送信情報を送信させる。例えば、通信制御部122-1が送信情報を送信させる所定のタイミングは、送信情報取得部121-1が送信情報を取得したタイミング、所定の時間が経過したタイミング、荷物12が移動したタイミング等である。
(4)記憶部130-1
記憶部130-1は、各種情報を記憶する機能を有する。記憶部130-1は、記憶媒体、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、RAM(Random Access read/write Memory)、ROM(Read Only Memory)、またはこれらの記憶媒体の任意の組み合わせによって構成される。
記憶部130-1は、電源部140-1から供給される電力、あるいはRFID通信部210-1から供給される電力によって動作する。記憶部130-1は、例えば、自位置情報管理用通信装置10-1の通信装置IDを記憶する。なお、記憶部130-1に記憶される通信装置IDは、RFID通信制御部200-1の識別IDとは異なる識別情報である。また、記憶部130-1は、Wi-Fi通信部100-1によって取得されるWi-Fi情報を記憶してもよい。
(5)電源部140-1
電源部140-1は、電力を供給する機能を有する。電源部140-1は、例えば、円筒型又ボタン型の乾電池(一次電池)やバッテリ(二次電池)等の電池である。電源部140-1は、Wi-Fi通信部100-1、Sigfox通信部110-1、制御部120-1、及び記憶部130-1へ電力を供給する。
(6)RFID通信制御部200-1
RFID通信制御部200-1は、RFID通信機能による通信を制御する機能を有する。RFID通信制御部200-1の機能は、例えば、位置情報管理用通信装置10-1がハードウェアとして備えるアンテナとIC(集積回路)によって実現される。RFID通信制御部200-1は、RFID通信機能によってRFIDリーダ15と通信を行う。RFID通信制御部200-1は、RFIDリーダ15との通信によって生じる電力によって動作する。そのため、RFID通信制御部200-1には電源部140-1から電力が供給されない。
図5に示すように、RFID通信制御部200-1は、RFID通信部210-1、及び制御部220-1を備える。RFID通信部210-1は、第2の通信部の一例である。
(6-1)RFID通信部210-1
RFID通信部210-1は、RFID通信機能を有し、RFIDによる通信を行う機能を有する。RFID通信部210-1の機能は、例えば、RFID通信制御部200-1がハードウェアとして備えるアンテナによって実現される。RFID通信部210-1は、RFID通信機能によって、RFIDリーダ15と通信を行う。RFID通信部210-1は、RFIDリーダ15との通信にて受信する電波を変換して得られる電力を用いて通信を行う。RFID通信部210-1は、制御部220-1及び記憶部130-1へ得られた電力を供給する。なお、RFID通信部210-1で得られた電力の記憶部130-1への供給は、電源部140-1から記憶部130-1へ供給される電力が不足している場合のみであってもよい。
RFID通信部210-1は、RFID通信機能によって、記憶部130-1が記憶している自位置情報管理用通信装置10-1の通信装置IDを含む送信情報をRFIDリーダ15へ送信する。
(6-2)制御部220-1
制御部220-1は、RFID通信制御部200-1の動作全体を制御する機能を有する。制御部220-1は、RFID通信部210-1から供給される電力によって動作する。制御部220-1の機能は、例えば、RFID通信制御部200-1がハードウェアとして備えるICによって実現される。
図5に示すように、制御部220-1は、読取検出部221-1、送信情報取得部222-1、及び通信制御部223-1を備える。通信制御部223-1は、第2の通信制御部の一例である。
(6-2-1)読取検出部221-1
読取検出部221-1は、RFIDリーダ15による読み取りを検出する機能を有する。例えば、読取検出部221-1は、RFID通信部210-1がRFIDリーダ15から通信装置IDの読取信号を受信した場合に、RFIDリーダ15による通信装置IDの読み取りがあったことを検出する。
(6-2-2)送信情報取得部222-1
送信情報取得部222-1は、RFID通信部210-1がRFIDリーダ15へ送信する送信情報を取得する機能を有する。当該送信情報には、通信装置IDが含まれる。例えば、送信情報取得部222-1は、読取検出部221-1によってRFIDリーダ15による読み取りが検出された場合に、記憶部130-1から自位置情報管理用通信装置10-1の通信装置IDを読み出して取得する。
(6-2-3)通信制御部223-1
通信制御部223-1は、RFID通信部210-1における通信を制御する機能を有する。例えば、通信制御部223-1は、送信情報取得部222-1が取得した自位置情報管理用通信装置10-1の通信装置IDを含む送信情報をRFID通信部210-1からRFIDリーダ15へ送信させる。なお、通信制御部223-1は、所定のタイミングでRFID通信部210-1に送信情報を送信させる。例えば、通信制御部223-1は、RFID通信部210-1がRFIDリーダ15から通信装置IDの読取信号を受信したタイミングで、送信情報をRFID通信部210-1からRFIDリーダ15へ送信させる。
<1-3.処理の流れ>
以上、第1の実施形態に係る位置情報管理用通信装置10-1の機能構成の一例について説明した。続いて、図6を参照して、第1の実施形態に係る位置情報管理用通信装置10-1における処理の流れの一例について説明する。図6は、第1の実施形態に係る位置情報管理用通信装置10-1における処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図6に示すように、まず、位置情報管理用通信装置10-1のRFID通信制御部200-1の読取検出部221-1は、RFIDリーダ15による通信装置IDの読み取りの検出を行う(ステップS100)。RFIDリーダ15による通信装置IDの読み取りが検出された場合(ステップS100/YES)、処理をステップS101へ進める。一方、RFIDリーダ15による通信装置IDの読み取りが検出されなかった場合(ステップS100/NO)、処理をステップS103へ進める。
RFIDリーダ15による通信装置IDの読み取りが検出された場合、RFID通信制御部200-1の送信情報取得部222-1は、RFID通信機能で送信する送信情報を取得する。送信情報取得部222-1は、記憶部130-1に記憶されている自位置情報管理用通信装置10-1の通信装置IDを読み出して送信情報として取得する(ステップS101)。
送信情報の取得後、RFID通信制御部200-1の通信制御部223-1は、RFID通信部210-1のRFID通信機能によって、自位置情報管理用通信装置10-1の通信装置IDを含む送信情報をRFID通信部210-1からRFIDリーダ15へ送信させる(ステップS102)。
RFIDリーダ15による通信装置IDの読み取りの検出の有無に関わらず、通信制御部122-1は、所定のタイミングであるか否かを判定する(ステップS103)。所定のタイミングでない場合(ステップS103/NO)、処理をステップS100から繰り返す。一方、所定のタイミングである場合(ステップS103/YES)、処理をステップS104へ進める。
所定のタイミングである場合、送信情報取得部121-1は、Sigfox通信機能で送信する送信情報を取得する。通信制御部122-1は、Wi-Fi通信部100-1のWi-Fi通信機能によって取得されるWi-Fi情報と、記憶部130-1に記憶されている自位置情報管理用通信装置10-1の通信装置IDを送信情報として取得する(ステップS104)。
送信情報の取得後、通信制御部122-1は、Sigfox通信部110-1のSigfox通信機能によって、Wi-Fi情報と自位置情報管理用通信装置10-1の通信装置IDを含む送信情報をSigfox通信部110-1からSigfox管理サーバ30へ送信させる(ステップS105)。送信情報の送信後、処理をステップS100から繰り返す。
以上説明したように、第1の実施形態に係る位置情報管理用通信装置10-1は、記憶部130-1、通信制御部122-1、RFID通信部210-1、及び通信制御部223-1を備える。
記憶部130-1は、自位置情報管理用通信装置10-1の通信装置IDを記憶する。通信制御部122-1は、記憶部130-1に記憶された通信装置IDを、電源部140-1から供給される電力を用いてSigfoxによる通信を行うSigfox通信部110-1によって管理サーバへ送信させる。RFID通信部210-1は、LPWAとは異なる通信規格であるRFIDによる通信をRFIDリーダ15と行う。通信制御部223-1は、RFID通信部210-1がRFIDリーダ15から通信装置IDの読取信号を受信した場合、RFIDリーダ15との通信にて受信する電波を変換して得られた電力を用いて、記憶部130-1から通信装置IDを読み出して、RFID通信部210-1によってRFIDリーダ15へ送信させる。
かかる構成により、第1の実施形態に係る位置情報管理用通信装置10-1は、電源部140-1から供給される電力によって、自位置情報管理用通信装置10-1の通信装置IDを記憶部130-1から読み出してSigfox通信部110-1によって管理サーバへ送信できる。また、位置情報管理用通信装置10-1は、RFIDリーダ15との通信にて受信する電波を変換して得られた電力を用いて、自位置情報管理用通信装置10-1の通信装置IDを記憶部130-1から読み出してRFID通信部210-1によってRFIDリーダ15へ送信することもできる。これにより、ユーザは、電源部140-1にSigfox通信部110-1が通信装置IDを送信可能な電力が残っている場合、Sigfox通信部110-1とRFID通信部210-1の少なくともいずれから位置情報管理用通信装置10-1の通信装置IDを取得し、当該位置情報管理用通信装置10-1が備え付けられた対象の位置を把握することができる。一方、ユーザは、電源部140-1にSigfox通信部110-1が通信装置IDを送信可能な電力が残っていない場合であっても、RFID通信部210-1から位置情報管理用通信装置10-1の通信装置IDを取得し、当該位置情報管理用通信装置10-1が備え付けられた対象の位置を把握することができる。なお、位置情報管理用通信装置10-1の通信制御部122-1と通信制御部223-1は、記憶部130-1に記憶された通信装置IDを共有しているため、Sigfox通信部110-1とRFID通信部210-1は、それぞれ同一の通信装置IDを管理サーバへ送信する。そのため、管理サーバは、Sigfox通信部110-1とRFID通信部210-1いずれから通信装置IDを受信しても、同様に荷物12の位置情報を管理することができる。
よって、第1の実施形態に係る位置情報管理用通信装置10-1は、自デバイスの電池の残量に関わらず対象の位置を把握することを可能とする。
<<2.第2の実施形態>>
以上、本発明の第1の実施形態について説明した。続いて、図7及び図8を参照して、本発明の第2の実施形態について説明する。
上述した第1の実施形態では、RFIDリーダ15による通信装置IDの読み取りが検出された場合、位置情報管理用通信装置10-1が通信装置IDをRFID通信機能によってRFIDリーダ15へ送信する例について説明した。第2の実施形態では、管理対象場所に設置されたRFIDリーダ15による通信装置IDの読み取りが検出された場合、位置情報管理用通信装置10-1が通信装置IDをSigfox通信機能によってSigfox管理サーバ30へ送信する例について説明する。
管理対象場所は、例えば、荷物12の運搬する目的地や、荷物12を目的地へ運搬する際の経由地等である。目的地や経由地の一例として、荷物12を保管する拠点、荷物12の納品先の施設が挙げられる。拠点や施設は、例えば、工場、倉庫、オフィス等である。なお、拠点や施設は、納品者(運搬の依頼主)が所属する会社(自社)と他社のいずれが所有するものであってもよい。
なお、第1の実施形態と重複する説明は省略する。
<2-1.位置情報管理システムの構成>
第2の実施形態に係る位置情報管理システムの構成は、図1を参照して説明した第1の実施形態に係る位置情報管理システム1の構成と同様であるため、その説明を省略する。
<2-2.位置情報管理用通信装置の機能構成>
続いて、図7を参照して、第2の実施形態に係る位置情報管理用通信装置10-2の機能構成の一例について説明する。図7は、第2の実施形態に係る位置情報管理用通信装置10-2の機能構成の一例を示すブロック図である。
図7に示すように、位置情報管理用通信装置10-2は、Wi-Fi通信部100-2、Sigfox通信部110-2、制御部120-2、記憶部130-2、電源部140-2、及びRFID通信制御部200-2を備える。
(1)Wi-Fi通信部100-2
Wi-Fi通信部100-2の機能は、図5を参照して説明した第1の実施形態に係るWi-Fi通信部100-1の機能と同様であるため、その説明を省略する。
(2)Sigfox通信部110-2
Sigfox通信部110-2の機能は、図5を参照して説明した第1の実施形態に係るSigfox通信部110-1の機能と同様であるため、重複する説明は省略する。
Sigfox通信部110-2は、RFIDリーダ15による通信装置IDの読み取りが検出された場合、Sigfox通信機能によって、記憶部130-2が記憶している通信装置IDを含む送信情報をSigfox管理サーバ30へ送信する。
(3)制御部120-2
制御部120-2の機能は、図5を参照して説明した第1の実施形態に係る制御部120-1の機能と同様であるため、重複する説明は省略する。
図7に示すように、制御部120-2は、送信情報取得部121-2、及び通信制御部122-2を備える。通信制御部122-2は、第1の通信制御部の一例である。
(3-1)送信情報取得部121-2
送信情報取得部121-2の機能は、図5を参照して説明した第1の実施形態に係る送信情報取得部121-1の機能と同様であるため、重複する説明は省略する。
送信情報取得部121-2は、RFIDリーダ15による通信装置IDの読み取りが検出された場合、記憶部130-2に記憶されている通信装置IDと、後述する読取検出部221-1から入力される読取情報を送信情報として取得する。読取情報は、RFIDリーダ15による読み取りが行われたことを示す情報である。読取情報には、RFIDリーダ15の識別IDや、RFIDリーダ15による読み取りが行われた日時が含まれてもよい。また、読取情報には、RFIDリーダ15の識別IDや読み取り日時の他に、記憶部130-2に記憶されているWi-Fi情報を含めることも考えられる。
(3-2)通信制御部122-2
通信制御部122-2の機能は、図5を参照して説明した第1の実施形態に係る通信制御部122-1の機能と同様であるため、重複する説明は省略する。
通信制御部122-2は、RFIDリーダ15による通信装置IDの読み取りが検出された場合、通信装置IDと読取情報を含む送信情報を、Sigfox通信部110-2からSigfox管理サーバ30へ送信させる。Sigfox管理サーバ30は、受信した通信装置IDと読取情報を位置情報管理サーバ40へ送信する。
かかる構成により、位置情報管理サーバ40は、積荷管理サーバ20が記憶している積荷情報を参照することで、受信した通信装置IDに対応付けられた荷物IDを取得することができる。位置情報管理サーバ40は、取得した各情報を対応付け、ユーザ端末60に出力させる出力情報を生成することができる。ユーザは、ユーザ端末60に出力された出力情報を参照することで、RFIDリーダ15による通信装置IDの読み取りが行われた位置情報管理用通信装置10-2が備え付けられた荷物12を把握することができる。
例えば、ユーザが、客先への納品物であり、位置情報管理用通信装置10-2が備え付けられた荷物12を車両14で運搬したとする。客先へ荷物12が到着した際に、客先の担当者が納品物のチェックを行うために、RFIDリーダ15で位置情報管理用通信装置10-2に対する通信装置IDの読み取りを行ったとする。この時、客先で通信装置IDの読み取りが行われた位置情報管理用通信装置10-2から読取情報が管理サーバへ送信される。位置情報管理サーバ40は、通信装置IDに基づき取得した荷物IDを示す出力情報を生成し、ユーザ端末60へ送信する。そして、ユーザは、ユーザ端末60が出力する出力情報を参照することで、荷物12が無事に客先へ納品されたか否かを容易に確認することができる。
(4)記憶部130-2
記憶部130-2の機能は、図5を参照して説明した第1の実施形態に係る記憶部130-1の機能と同様であるため、その説明を省略する。
(5)電源部140-2
電源部140-2の機能は、図5を参照して説明した第1の実施形態に係る電源部140-1の機能と同様であるため、その説明を省略する。
(6)RFID通信制御部200-2
RFID通信制御部200-2の機能は、図5を参照して説明した第1の実施形態に係るRFID通信制御部200-1の機能と同様であるため、重複する説明は省略する。
図7に示すように、RFID通信制御部200-2は、RFID通信部210-2、及び制御部220-2を備える。RFID通信部210-2は、第2の通信部の一例である。
(6-1)RFID通信部210-2
RFID通信部210-2の機能は、図5を参照して説明した第1の実施形態に係るRFID通信部210-1の機能と同様であるため、重複する説明を省略する。
RFID通信部210-2は、RFIDリーダ15からRFIDリーダ15の識別IDを受信してもよい。
(6-2)制御部220-2
制御部220-2の機能は、図5を参照して説明した第1の実施形態に係る制御部220-1の機能と同様であるため、重複する説明は省略する。
図7に示すように、制御部220-2は、読取検出部221-2、送信情報取得部222-2、及び通信制御部223-2を備える。通信制御部223-2は、第2の通信制御部の一例である。
(6-2-1)読取検出部221-2
読取検出部221-2の機能は、図5を参照して説明した第1の実施形態に係る読取検出部221-1の機能と同様であるため、重複する説明は省略する。
読取検出部221-2は、RFIDリーダ15による通信装置IDの読み取りがあったことを検出した場合、読取情報を制御部120-2へ出力する。
(6-2-2)送信情報取得部222-2
送信情報取得部222-2の機能は、図5を参照して説明した第1の実施形態に係る送信情報取得部222-1の機能と同様であるため、その説明を省略する。
(6-2-3)通信制御部223-2
通信制御部223-2の機能は、図5を参照して説明した第1の実施形態に係る通信制御部223-1の機能と同様であるため、その説明を省略する。
<2-3.処理の流れ>
以上、第2の実施形態に係る位置情報管理用通信装置10-2の機能構成の一例について説明した。続いて、図8を参照して、第2の実施形態に係る位置情報管理用通信装置10-2における処理の流れの一例について説明する。図8は、第2の実施形態に係る位置情報管理用通信装置10-2における処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図8に示すように、まず、位置情報管理用通信装置10-2のRFID通信制御部200-2の読取検出部221-2は、RFIDリーダ15による通信装置IDの読み取りの検出を行う(ステップS200)。RFIDリーダ15による通信装置IDの読み取りが検出された場合(ステップS200/YES)、処理をステップS201へ進める。一方、RFIDリーダ15による通信装置IDの読み取りが検出されなかった場合(ステップS200/NO)、処理をステップS203へ進める。
RFIDリーダ15による通信装置IDの読み取りが検出された場合、送信情報取得部121-2は、Sigfox通信機能で送信する送信情報を取得する。送信情報取得部121-2は、RFID通信制御部200-2の読取検出部221-2から入力される読取情報と記憶部130-1に記憶されている通信装置IDを送信情報として取得する(ステップS201)。
送信情報の取得後、通信制御部122-2は、Sigfox通信部110-2のSigfox通信機能によって、読取情報と通信装置IDを含む送信情報をSigfox通信部110-2からSigfox管理サーバ30へ送信させる(ステップS202)。
RFIDリーダ15による通信装置IDの読み取りの検出の有無に関わらず、通信制御部122-2は、所定のタイミングであるか否かを判定する(ステップS203)。所定のタイミングでない場合(ステップS203/NO)、処理をステップS200から繰り返す。一方、所定のタイミングである場合(ステップS203/YES)、処理をステップS204へ進める。
所定のタイミングである場合、送信情報取得部121-2は、Sigfox通信機能で送信する送信情報を取得する。通信制御部122-1は、Wi-Fi通信部100-2のWi-Fi通信機能によって取得されるWi-Fi情報と、記憶部130-2に記憶されている通信装置IDを送信情報として取得する(ステップS204)。
送信情報の取得後、通信制御部122-2は、Sigfox通信部110-2のSigfox通信機能によって、Wi-Fi情報と通信装置IDを含む送信情報をSigfox通信部110-2からSigfox管理サーバ30へ送信させる(ステップS205)。送信情報の送信後、処理をステップS200から繰り返す。
なお、上述したステップS201及びステップS202の処理は、所定の時間間隔で実行されてもよい。これにより、位置情報管理用通信装置10-2は、ステップS200にてRFIDリーダ15による通信装置IDの読み取りが検出された際の読取情報及び通信装置IDの取得やSigfoxを用いた通信が行われる頻度を減らすことができる。これにより、位置情報管理用通信装置10-2は、読取情報及び通信装置IDの取得やSigfoxを用いた通信による、電源部140-2の電力の消費を抑えることができる。
以上説明したように、第2の実施形態に係る位置情報管理用通信装置10-2は、記憶部130-2、Sigfox通信部110-2、RFID通信部210-2、通信制御部122-2、及び通信制御部223-2を備える。
記憶部130-2は、位置情報管理用通信装置10-2の通信装置IDを記憶する。Sigfox通信部110-2は、Sigfoxによる通信を行う。RFID通信部210-2は、RFIDによる通信を管理対象場所に設定されたRFIDリーダ15と行う。通信制御部122-1は、RFID通信部210-2がRFIDリーダ15から通信装置IDの読取信号を受信した場合、記憶部130-2に記憶された通信装置IDとRFIDリーダ15による読み取りが行われたことを示す読取情報をSigfox通信部110-2から管理サーバへ送信させる。通信制御部223-2は、記憶部130-2に記憶された通信装置IDをRFID通信部210-2からRFIDリーダ15へ送信させる。
かかる構成により、管理サーバは、管理対象場所にてRFIDリーダ15による読み取りが行われたことを示す情報、即ち、管理対象場所に荷物12が存在することを示す情報を位置情報管理用通信装置10-2のSigfox通信機能によって取得することができる。ユーザは、管理サーバが取得した情報を確認することで、荷物12は管理対象場所に存在することを把握することがきる。
よって、第2の実施形態に係る位置情報管理用通信装置10-2は、リーダが設置された場所に管理対象が存在することをリーダと直接通信を行わずに把握することを可能とする。
<<3.第3の実施形態>>
以上、本発明の第2の実施形態について説明した。続いて、図9から図11を参照して、本発明の第3の実施形態について説明する。
上述した第1及び第2の実施形態では、RFIDリーダ15による通信装置IDの読み取りが検出された場合、位置情報管理用通信装置10-1及び10-2が通信装置IDをRFID通信機能によってRFIDリーダ15へ送信する例について説明した。第3の実施形態では、RFIDリーダ15による環境情報の読み取りが検出された場合、位置情報管理用通信装置10-3が環境情報をRFID通信機能によってRFIDリーダ15へ送信する例について説明する。環境情報は、荷物12(位置情報管理用通信装置10-3)の環境に関する情報である。環境情報は、例えば、荷物12の周囲の温度あるいは位置情報管理用通信装置10-3の温度や、荷物12の周囲の湿度や、荷物12に対して衝撃が加わった回数等を含む。
なお、第1及び第2の実施形態と重複する説明は省略する。
<3-1.位置情報管理システムの構成>
第3の実施形態に係る位置情報管理システムの構成は、図1を参照して説明した第1の実施形態に係る位置情報管理システム1の構成と同様であるため、その説明を省略する。
<3-2.位置情報管理用通信装置の機能構成>
続いて、図9を参照して、第3の実施形態に係る位置情報管理用通信装置10-3の機能構成の一例について説明する。図9は、第3の実施形態に係る位置情報管理用通信装置10-3の機能構成の一例を示すブロック図である。
図9に示すように、位置情報管理用通信装置10-3は、Wi-Fi通信部100-3、Sigfox通信部110-3、制御部120-3、記憶部130-3、電源部140-3、環境情報検出部150、及びRFID通信制御部200-3を備える。
(1)Wi-Fi通信部100-3
Wi-Fi通信部100-3の機能は、図5を参照して説明した第1の実施形態に係るWi-Fi通信部100-1及び図7を参照して説明した第2の実施形態に係るWi-Fi通信部100-2の機能と同様であるため、その説明を省略する。
(2)Sigfox通信部110-3
Sigfox通信部110-3の機能は、図5を参照して説明した第1の実施形態に係るSigfox通信部110-1及び図7を参照して説明した第2の実施形態に係るSigfox通信部110-2の機能と同様であるため、その説明を省略する。
(3)制御部120-3
制御部120-3の機能は、図5を参照して説明した第1の実施形態に係る制御部120-1及び図7を参照して説明した第2の実施形態に係る制御部120-2の機能と同様であるため、重複する省略する。
図9に示すように、制御部120-3は、送信情報取得部121-3、通信制御部122-3、及び環境情報取得部123を備える。通信制御部122-3は、第1の通信制御部の一例である。
(3-1)送信情報取得部121-3
送信情報取得部121-3の機能は、図5を参照して説明した第1の実施形態に係る送信情報取得部121-1及び図7を参照して説明した第2の実施形態に係る送信情報取得部121-2の機能と同様であるため、その説明を省略する。
(3-2)通信制御部122-3
通信制御部122-3の機能は、図5を参照して説明した第1の実施形態に係る通信制御部122-1及び図7を参照して説明した第2の実施形態に係る通信制御部122-2の機能と同様であるため、その説明を省略する。
(3-3)環境情報取得部123
環境情報取得部123は、環境情報を取得する機能を有する。例えば、環境情報取得部123は、後述する環境情報検出部150が検出した情報を環境情報として取得する。環境情報取得部123は、取得した環境情報を記憶部130-3に記憶させる。
(4)記憶部130-3
記憶部130-3の機能は、図5を参照して説明した第1の実施形態に係る記憶部130-1及び図7を参照して説明した第2の実施形態に係る記憶部130-2の機能と同様であるため、重複する説明を省略する。
記憶部130-3は、環境情報取得部123によって取得された環境情報を記憶する。
(5)電源部140-3
電源部140-3の機能は、図5を参照して説明した第1の実施形態に係る電源部140-1及び図7を参照して説明した第2の実施形態に係る電源部140-2の機能と同様であるため、その説明を省略する。
(6)環境情報検出部150
環境情報検出部150は、環境情報を検出する機能を有する。環境情報検出部150の機能は、位置情報管理用通信装置10-3がハードウェアとして備える(位置情報管理用通信装置10-3に付帯された)各種センサ装置によって実現される。
例えば、位置情報管理用通信装置10-3が温度センサを備える場合、環境情報検出部150は、温度センサによって荷物12の周辺の温度あるいは位置情報管理用通信装置10-3の温度を検出する。また、位置情報管理用通信装置10-3が湿度センサを備える場合、環境情報検出部150は、湿度センサによって荷物12の周辺の湿度を検出する。また、位置情報管理用通信装置10-3が加速度センサを備える場合、環境情報検出部150は、加速度センサによって荷物12の加速度を検出する。環境情報検出部150は、例えば加速度を検出した回数を、荷物12に対して衝撃が加わった回数として検出してもよい。
なお、位置情報管理用通信装置10-3がハードウェアとして備えるセンサ装置の種類は、かかる例に限定されない。また、位置情報管理用通信装置10-3がハードウェアとして備えるセンサ装置の数も特に限定されない。即ち、環境情報検出部150が検出する環境情報の種類はかかる例に限定されず、検出する環境情報の数も限定されない。
(7)RFID通信制御部200-3
RFID通信制御部200-3の機能は、図5を参照して説明した第1の実施形態に係るRFID通信制御部200-1及び図7を参照して説明した第2の実施形態に係るRFID通信制御部200-2の機能と同様であるため、重複する説明を省略する。
図9に示すように、RFID通信制御部200-3は、RFID通信部210-3、及び制御部220-3を備える。RFID通信部210-3は、第2の通信部の一例である。
(7-1)RFID通信部210-3
RFID通信部210-3の機能は、図5を参照して説明した第1の実施形態に係るRFID通信部210-1及び図7を参照して説明した第2の実施形態に係るRFID通信部210-2の機能と同様であるため、重複する説明を省略する。
RFID通信部210-3は、RFIDリーダ15による環境情報の読み取りが検出された場合、RFID通信機能によって、記憶部130-3が記憶している環境情報を含む送信情報をRFIDリーダ15へ送信する。
(7-2)制御部220-3
制御部220-3の機能は、図5を参照して説明した第1の実施形態に係る制御部220-1及び図7を参照して説明した第2の実施形態に係る制御部220-2の機能と同様であるため、重複する説明を省略する。
図9に示すように、制御部220-3は、読取検出部221-3、送信情報取得部222-3、及び通信制御部223-3を備える。通信制御部223-3は、第2の通信制御部の一例である。
(7-2-1)読取検出部221-3
読取検出部221-3の機能は、図5を参照して説明した第1の実施形態に係る読取検出部221-1及び図7を参照して説明した第2の実施形態に係る読取検出部221-2の機能と同様であるため、重複する説明を省略する。
読取検出部221-3は、RFID通信部210-3がRFIDリーダ15から環境情報の読取信号を受信した場合に、RFIDリーダ15による環境情報の読み取りがあったことを検出する。
(7-2-2)送信情報取得部222-3
送信情報取得部222-3の機能は、図5を参照して説明した第1の実施形態に係る送信情報取得部222-1及び図7を参照して説明した第2の実施形態に係る送信情報取得部222-2の機能と同様であるため、重複する説明を省略する。
送信情報取得部222-3は、RFIDリーダ15による読み取りが検出された場合、記憶部130-3に記憶されている通信装置IDと環境情報を送信情報として取得する。送信情報取得部222-3は、送信情報に読取情報を含めてもよい。
(7-2-3)通信制御部223-3
通信制御部223-3の機能は、図5を参照して説明した第1の実施形態に係る通信制御部223-1及び図7を参照して説明した第2の実施形態に係る通信制御部223-2の機能と同様であるため、重複する説明を省略する。
通信制御部223-3は、RFIDリーダ15による環境情報の読取が検出された場合、通信装置IDと環境情報を含む送信情報を、RFID通信部210-3からRFIDリーダ15へ送信させる。RFIDリーダ15は、受信した通信装置IDと環境情報を位置情報管理サーバ40へ送信する。
かかる構成により、位置情報管理サーバ40は、積荷管理サーバ20が記憶している積荷情報を参照することで、受信した通信装置IDに対応付けられた荷物IDを取得することができる。位置情報管理サーバ40は、取得した各情報を対応付け、ユーザ端末60に出力させる出力情報を生成することができる。ユーザは、ユーザ端末60に出力された出力情報を参照することで、RFIDリーダ15による読み取りが行われた位置情報管理用通信装置10-3が備え付けられた荷物12に関する情報を、容易に把握することができる。
図10は、第3の実施形態に係る出力情報の一例を示す図である。図10に示すように、出力情報は、例えば通信装置ID、荷物ID、環境情報、及び読取日時で構成される。通信装置IDは、位置情報管理サーバ40が位置情報管理用通信装置10-3から受信した情報である。荷物IDは、位置情報管理サーバ40が積荷情報から取得した情報である。環境情報は、位置情報管理サーバ40が位置情報管理用通信装置10-3から受信した情報である。環境情報には、例えば温度、湿度、衝撃回数、及び取得日時が含まれる。読取日時は、RFIDリーダ15による読み取りが行われた日時であり、読取情報に含まれる情報である。なお、図10に示す出力情報は一例であり、出力情報は図10に示す例に限定されない。
図10に示す表の1レコード目には、通信装置IDが「001」、荷物IDが「101」、温度が「12℃」、湿度が「61%」、衝撃回数が「0回」、取得日時が「2020/12/01 10:00:00」、読取日時が「2020/12/02 9:00:00」である例が示されている。これは、通信装置IDが「001」である位置情報管理用通信装置10-3が備え付けられた荷物IDが「101」の荷物12に関して、「2020/12/01 11:00:00」に取得された具体的な環境情報と、「2020/12/02 9:00:00」にRFIDリーダ15による読み取りが行われたことを示している。取得された環境情報は、具体的に、荷物12の周囲の温度が「12℃」、湿度が「61%」であり、荷物12に対して衝撃が加わった回数が「0回」であったことを示している。
図10に示す表の2レコード目には、通信装置IDが「002」、荷物IDが「102」、温度が「5℃」、湿度が「52%」、衝撃回数が「1回」、取得日時が「2020/12/01 12:00:00」、読取日時が「-」である例が示されている。これは、通信装置IDが「002」である位置情報管理用通信装置10-3が備え付けられた荷物IDが「102」の荷物12に関して、「2020/12/01 12:00:00」に取得された具体的な環境情報と、RFIDリーダ15による読み取りが行われていないことを示している。取得された環境情報は、具体的に、荷物12の周囲の温度が「5℃」、湿度が「52%」であり、荷物12に対して衝撃が加わった回数が「1回」であったことを示している。
図10に示す表の3レコード目には、通信装置IDが「003」、荷物IDが「103」、温度が「25℃」、湿度が「90%」、衝撃回数が「5回」、取得日時が「2020/12/01 15:00:00」、読取日時が「2020/12/03 18:00:00」である例が示されている。これは、通信装置IDが「003」である位置情報管理用通信装置10-3が備え付けられた荷物IDが「103」の荷物12に関して、「2020/12/01 15:00:00」に取得された具体的な環境情報と、「2020/12/03 18:00:00」にRFIDリーダ15による読み取りが行われたことを示している。取得された環境情報は、具体的に、荷物12の周囲の温度が「25℃」、湿度が「90%」であり、荷物12に対して衝撃が加わった回数が「5回」であったことを示している。
また、RFID通信部210-3は、1回の通信において、Sigfox通信部110-3よりも多くの情報量を扱うことができる。そのため、位置情報管理用通信装置10-3は、Sigfox通信部110-3が1回の通信で送信できない情報量を有する情報であっても、RFID通信部210-3から1回の通信で送信できる場合がある。この場合、位置情報管理用通信装置10-3は、RFID通信部210-3からRFIDリーダ15を経由して管理サーバへ情報を送信することで、Sigfox通信部110-3からは送れないような情報量を有する情報でも通信回数を増やすことなく管理サーバへ送信することができる。これにより、位置情報管理サーバ40は、消費電力を抑えつつ、荷物12に関する情報をより多く取得することができる。
<3-3.処理の流れ>
以上、第3の実施形態に係る位置情報管理用通信装置10-3の機能構成の一例について説明した。続いて、図11を参照して、第3の実施形態に係る位置情報管理用通信装置10-3における処理の流れの一例について説明する。図11は、第3の実施形態に係る位置情報管理用通信装置10-3における処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図11に示すように、まず、位置情報管理用通信装置10-3のRFID通信制御部200-3の読取検出部221-3は、RFIDリーダ15による環境情報の読み取りの検出を行う(ステップS300)。RFIDリーダ15による環境情報の読み取りが検出された場合(ステップS300/YES)、処理をステップS301へ進める。一方、RFIDリーダ15による環境情報の読み取りが検出されなかった場合(ステップS300/NO)、処理をステップS303へ進める。
RFIDリーダ15による環境情報の読み取りが検出された場合、RFID通信制御部200-3の送信情報取得部222-3は、RFID通信機能で送信する送信情報を取得する。送信情報取得部222-3は、記憶部130-3に記憶されている環境情報と通信装置IDを送信情報として取得する(ステップS301)。
送信情報の取得後、RFID通信制御部200-3の通信制御部223-3は、RFID通信部210-3のRFID通信機能によって、環境情報と通信装置IDを含む送信情報をRFID通信部210-3からRFIDリーダ15へ送信させる(ステップS302)。
RFIDリーダ15による環境情報の読み取りの検出の有無に関わらず、通信制御部122-3は、所定のタイミングであるか否かを判定する(ステップS303)。所定のタイミングでない場合(ステップS303/NO)、処理をステップS300から繰り返す。一方、所定のタイミングである場合(ステップS303/YES)、処理をステップS304へ進める。
所定のタイミングである場合、送信情報取得部121-3は、Sigfox通信機能で送信する送信情報を取得する。通信制御部122-3は、Wi-Fi通信部100-3のWi-Fi通信機能によって取得されるWi-Fi情報と、記憶部130-3に記憶されている通信装置IDを送信情報として取得する(ステップS304)。
送信情報の取得後、通信制御部122-3は、Sigfox通信部110-3のSigfox通信機能によって、Wi-Fi情報と通信装置IDを含む送信情報をSigfox通信部110-3からSigfox管理サーバ30へ送信させる(ステップS305)。送信情報の送信後、処理をステップS300から繰り返す。
以上説明したように、第3の実施形態に係る位置情報管理用通信装置10-3は、記憶部130-3、環境情報取得部123、Sigfox通信部110-3、RFID通信部210-3、通信制御部122-3、及び通信制御部223-3を備える。
記憶部130-3は、位置情報管理用通信装置10-3の通信装置IDを記憶する。環境情報取得部123は、位置情報管理用通信装置10-3に付帯されたセンサ装置によって検出される荷物12の環境に関する情報を示す環境情報を取得し、記憶部130-3に記憶させる。Sigfox通信部110-3は、電源部140-3から供給される電力を用いてSigfoxによる通信を行う。RFID通信部210-3は、RFIDによる通信をRFIDリーダ15と行う。通信制御部122-3は、記憶部130-3に記憶された通信装置IDとSigfox通信部110-3から管理サーバへ送信させる。通信制御部223-3は、RFID通信部210-3がRFIDリーダ15から環境情報の読取信号を受信した場合、RFIDリーダ15との通信にて受信する電波を変換して得られた電力を用いて、記憶部130-3から環境情報を読み出して、RFID通信部210-2によってRFIDリーダ15へ送信させる。
かかる構成により、第3の実施形態に係る位置情報管理用通信装置10-3は、荷物12の位置情報の把握に必要な情報(例えば通信装置ID)のみを電源部140-3の電力を用いて管理サーバへ送信し、位置情報の把握に必ずしも必要でない付加的な情報(例えば環境情報)を電源部140-3の電力を用いずに管理サーバへ送信することができる。
よって、第3の実施形態に係る位置情報管理用通信装置10-3は、自デバイスの電池の消費電力を抑えつつ、位置情報の管理対象の環境情報を送信することを可能とする。
以上、本発明の実施形態について説明した。
なお、各実施形態で説明した各構成は、他の実施形態で説明した構成に代えて適用されてもよいし、各実施形態で説明した構成に対して追加的に適用されてもよい。
なお、上述した各実施形態では、管理対象が荷物12であり、位置情報管理用通信装置10を荷物12に備え付けることで荷物12の位置情報を管理する例について説明したが、かかる例に限定されない。例えば、管理対象はカゴ車、パレット、コンテナ、梱包箱等の物流資材であってもよい。各々の物流資材に対して位置情報管理用通信装置10を備え付けることで、各物流資材の位置情報を管理してもよい。なお、各物流資材における位置情報管理用通信装置10が備え付けられる位置は特に限定されず、任意の位置に備え付けられてよい。
管理対象が物流資材である場合、位置情報管理用通信装置10の通信装置IDに対して、当該位置情報管理用通信装置10が備え付けられた物流資材の識別IDである物流資材ID(例えば物流資材がカゴ車の場合はカゴ車ID)が対応付けられる。これにより、上述した実施形態と同様にして、通信装置IDに基づき、位置情報管理用通信装置10が備え付けられた物流資材の位置情報の管理が可能となる。
さらに、物流資材IDに対して、荷物IDを対応付けてもよい。例えば、物流資材がカゴ車である場合、当該カゴ車のカゴ車IDに対して当該カゴ車に積載された荷物12の荷物IDを対応付ける。これにより、通信装置ID及び物流資材IDに基づき、カゴ車に積載された荷物12の位置情報を管理することも可能である。また、複数の荷物12を管理する際に、荷物12の各々に対して位置情報管理用通信装置10を備え付ける必要がないため、複数の荷物12の位置情報の管理における位置情報管理用通信装置10にかかるコストを削減することができる。
また、上述した各実施形態では、第2の通信規格としてRFIDを用いる例について説明したが、かかる例に限定されない。例えば、第2の通信規格は、Bluetooth Low Energy(BLE)(登録商標)であってもよい。なお、第2の通信規格としてBLEを用いる場合、位置情報管理用通信装置10は、電源部140以外に、BLEを用いるための電力を供給可能な構成を有する。例えば、エナジーハーベストによる発電が可能な構成である。具体的に、振動や、室内光や太陽光等の光や、廃熱等の熱を電力に変換可能な構成である。
また、上述した各実施形態では、位置情報管理用通信装置10が、荷物12の位置を測位するための構成として、Wi-Fi測位を行うためのWi-Fi通信部100と基地局測位を行うためのSigfox通信部110を備える例について説明したが、かかる例に限定されない。例えば、位置情報管理用通信装置10は、GPS(Global Positioning System)測位が可能な構成を有してもよい。具体的に、位置情報管理用通信装置10は、GPSからGPS信号を受信可能な受信部を備えてもよい。
また、上述した各実施形態における位置情報管理用通信装置10が備える各部の機能の一部又は全部をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよく、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のプログラマブルロジックデバイスを用いて実現されるものであってもよい。
以上、図面を参照してこの発明の実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。
1 位置情報管理システム
2A、2B ユーザ拠点
10、10A、10B、10-1~10-3 位置情報管理用通信装置
12A、12B 荷物
13 拠点端末
14 車両
15 RFIDリーダ
20 積荷管理サーバ
30 Sigfox管理サーバ
40 位置情報管理サーバ
50 Wi-Fi管理サーバ
60 ユーザ端末
100-1~100-3 Wi-Fi通信部
110-1~110-3 Sigfox通信部
120-1~120-3 制御部
121-1~121-3 送信情報取得部
122-1~122-3 通信制御部
123 環境情報取得部
130-1~130-3 記憶部
140-1~140-3 電源部
150 環境情報検出部
200-1~200-3 RFID通信制御部
210-1~210-3 RFID通信部
220-1~220-3 制御部
221-1~221-3 読取検出部
222-1~222-3 送信情報取得部
223-1~223-3 通信制御部
AP1、AP2、AP3 アクセスポイント
BS1、BS2、BS3 Sigfox基地局

Claims (3)

  1. 位置情報を管理される管理対象に設けられる位置情報管理用通信装置であって、
    前記位置情報管理用通信装置の識別情報を記憶する記憶部と、
    前記位置情報管理用通信装置に付帯されたセンサ装置によって検出される前記管理対象の環境に関する情報を示す環境情報を取得し、前記記憶部に記憶させる環境情報取得部と、
    電源部から供給される電力を用いて第1の通信規格による通信を行う第1の通信部と、
    前記第1の通信規格とは異なる第2の通信規格による通信を読取装置と行う第2の通信部と、
    前記記憶部に記憶された前記識別情報を前記第1の通信部から前記位置情報の管理に関するサーバへ送信させる第1の通信制御部と、
    前記第2の通信部が前記読取装置から前記環境情報の読取信号を受信した場合、前記読取装置との通信にて受信する電波を変換して得られた電力を用いて、前記記憶部から前記環境情報を読み出して、前記第2の通信部によって前記読取装置へ送信させる第2の通信制御部と、
    を備える、位置情報管理用通信装置。
  2. 前記第2の通信制御部は、前記第2の通信部が管理対象場所に設置された前記読取装置から前記識別情報の読取信号を受信した場合、前記記憶部から前記識別情報を読み出して、前記第2の通信部によって前記読取装置へ送信させる、
    請求項1に記載の位置情報管理用通信装置。
  3. 前記第1の通信制御部は、前記第2の通信部が前記読取装置から前記識別情報の読取信号を受信した場合、前記記憶部に記憶された前記識別情報と前記読取装置による読み取りが行われたことを示す読取情報を、前記第1の通信部によって前記サーバへ送信させる、
    請求項1又は請求項2に記載の位置情報管理用通信装置。
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