JP4027133B2 - 画像処理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像処理装置に関し、特に、PCIバス等の汎用バスに接続される画像処理ユニット(ボード)の制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、複写(コピー)を行う原稿を読み取って、それらの画像データをハードディスクなどの記憶装置に記憶し、ネットワークを介して他のプリンタに出力する機能を備えたデジタル複写機が知られている。これらのデジタル複写機は、外部のコンピュータから印刷データを入力し、プリントアウトするプリント機能や公衆回線からのFAX受信機能など複数機能を搭載しており、マルチファンクション装置と呼ばれている。
【0003】
また、これらのマルチファンクション装置はPCIバスなどの汎用バスを備えており、ユーザの要望に応じて画像変倍処理などの複数の画像処理ボードを接続することが可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この様なマルチファンクション装置においてPCIバスにより画像処理ボードを追加する方式は、拡張性が高い反面、汎用バスを時分割で使用しているために、途中で処理を中断させない様に各々の画像処理ボードに多くの画像メモリ(ページメモリ)を必要とし、システム全体のコストアップの原因となっていた。
【0005】
また、PCIバスからのデータおよびタイミングをラスタ変換すると、FIFO等のラインメモリだけで処理が可能になるが、PCIバスが他のボードにより占有されている場合にはデータが入力できないあるいは処理された画像データが出力できないために、ラインメモリのFIFOがオーバフローして画像データが消えてしまうという問題が発生し安定性のあるシステムとは言えなかった。
【0006】
本発明は、このような状況のもとでなされたもので、変倍処理部における画像データの入出力を安定に行うことのできる画像処理装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明では、画像処理装置を次の(1)のとおりに構成する。
(1)画像データを記憶する記憶手段と、
前記記憶手段と汎用バスを介して接続され、前記記憶手段から前記汎用バスを介して入力された画像データに画像処理を行う画像処理手段とを有し、
前記画像処理手段は、
前記汎用バスを介して入力された画像データを記憶する第1記憶部と、
前記第1記憶部から転送される画像データに対して変倍処理を行う変倍処理部と、
前記第1記憶部から前記変倍処理部に画像データを転送するための同期信号を所定の周期で発生させる発生部と、
前記変倍処理部により変倍処理された画像データを記憶する第2記憶部と、
前記第2記憶部に記憶された画像データを前記汎用バスへ出力する出力部と、
前記発生部による同期信号の発生を制御する制御部とを有し、
前記制御部は、前記変倍処理部が拡大処理を行う場合の前記所定の周期が、前記変倍処理部が縮小処理を行う場合の前記所定の周期より長くなるよう制御するとともに、前記第2記憶部から前記出力部へ転送すべき画像データがない場合は前記同期信号を発生させ、前記第2記憶部から前記出力部へ転送すべき画像データがある場合は前記同期信号を発生させないよう制御する画像処理装置。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を画像処理装置の実施例により詳しく説明する。
【0013】
【実施例】
図1は、実施例である“画像処理装置”の構成を示すブロック図で、画像制御装置と、標準バスであるPCIバスにより接続された2値画像変倍等の画像処理ボードおよびその他の処理を行うPCIボードから構成されている。
【0014】
図1において、画像制御装置100は、画像入力デバイスであるスキャナ部200や画像出力デバイスであるプリンタ部300と接続し、一方ではLAN700や公衆回線(WAN)800と接続することで、画像情報やデバイス情報の入出力を行うコントローラである。
【0015】
この画像制御装置100は、多機能デジタル複写機、あるいは次世代複写機などとも呼ばれているスキャナ部200とプリンタ部300を備えたマルチファンクション装置に内蔵されている。
【0016】
CPU101はシステム全体を制御するコントローラである。RAM102はCPU101が動作するためのシステムワークメモリであり、画像データを一時記憶するための画像メモリとしても使用される共有メモリである。ROM103はブートROMであり、システムのブートプログラムが格納されている。HDD104はハードディスクドライブで、システムソフトウェア,画像データ,画像出力装置の機能情報を格納する。操作部I/F106は操作部(UI)170とのインタフェース部で、操作部170に表示する画像データを操作部170に対して出力する。また、操作部170から本システム使用者が入力した情報を、CPU101に伝える役割をする。Network110はLAN700に接続し、情報の入出力を行う。MODEM120は公衆回線800に接続し、情報の入出力を行う。以上のデバイスがシステムバス107上に配置される。
【0017】
Image Bus I/F105は、システムバス107と画像データを高速で転送する画像バス108を接続し、データ構造を変換するバスブリッジである。画像バス108は高速バスでシステムバス107に比べて高速に画像データがアクセスできるように構成される。画像バス108上には以下のデバイスが配置される。ラスターイメージプロセッサ(RIP)150はPDLコードをビットマップイメージに展開する。スキャナ画像処理部400は、スキャナ200からの入力画像データに対し補正,加工,編集を行う。例えばスキャナ部200の画像データのMTFを補正するための空間フィルタ、コピー動作時の拡大縮小など多値の変倍処理、スキャナ部200で読み取った輝度データである画像データを濃度データに変換する為に行うテーブル変換処理、多値の画像データを誤差拡散やスクリーン処理よって2値化処理が行われて画像バス108上に転送される。
【0018】
また編集処理においては、コピーする原稿に書かれたマーカペンで囲まれた閉領域を認識して、閉領域内の画像データに対して、影つけ,網掛け,ネガポジ反転等の画像加工処理を行う。プリンタ画像処理部500は、プリント出力画像データに対して、文字のエッジを滑らかにするためのスムージング処理等を行いプリンタ部300へデータを出力する。スムージング処理とは2値化された画像データに対してジャギー(斜め線等の白黒境界部に現れる画像のがさつき)を滑らかにする処理である。画像圧縮/伸張部140は、多値画像データはJPEG、2値画像画像データはJBIG,MMR,MHの圧縮伸張処理を行う。130はPCIブリッジでシステムバス107と後述するPCIバス109間のデータを変換するためのバスブリッジである。160はバスアービタでPCIバス109に接続されているPCIデバイスのバス調停を行う。
【0019】
PCIバス109は、全ての信号線がPCIクロックに同期した32ビットの信号を扱う同期バスで、アドレスとデータを同じ信号線で時分割(マルチプレクス)で使用してデータ転送が行われる。特に最初にアドレスを指定し以降はデータを連続して転送するバースト転送が可能で画像データなど高速に転送することが可能である。
【0020】
2値画像変倍処理部180は、本発明を特徴づける処理モジュールであり、詳しい処理内容は後述する。基本的には、2値画像データを入力し変倍処理を行い再び2値画像を出力する画像変倍手段である。PCIボード(1)190、PCIボード(2)191はPCIバス109に接続されるボードで例えばCPU101のアクセラレータや別の画像処理ボードであり、画像制御装置100に対してコネクタを介して必要に応じて接続される。
【0021】
図2はマルチファンクション装置であるスキャナ部200およびブリンタ部300の断面図を示したものである。スキャナ部200の原稿給送装置201は原稿を最終頁から順にl枚ずつプラテンガラス202上へ給送し、原稿の読み取り動作終了後、プラテンガラス202上の原稿を排出するものである。原稿がプラテンガラス202上に搬送されると、ランプ203を点灯し、そしてスキャナユニット204の移動を開始させて、原稿を露光走査する。この時の原稿からの反射光は、ミラー205,206,207およびレンズ208によってCCDイメージセンサ(以下CCDという)209へ導かれる。このように走査された原稿の画像はCCD209によって読み取られる。CCD209から出力される画像データは、スキャナ画像処理400で所定の処理が施される。プリンタ部300のレーザドライバ321はレーザ発光部301を駆動するものであり、プリンタ画像処理500で処理された画像データに応じたレーザ光をレーザ発光部301に発光させる。このレーザ光は感光ドラム302に照射され、感光ドラム302にはレーザ光に応じた潜像が形成される。この感光ドラム302の潜像の部分には現像器303によって現像剤が付着される。そして、レーザ光の照射開始と同期したタイミングで、カセット304およびカセット305のいずれかから記録紙を給紙して転写部306へ搬送し、感光ドラム302に付着された現像剤を記録紙に転写する。現像剤の乗った記録紙は定着部307に搬送され、定着部307の熱と圧力により現像剤は記録紙に定着される。定着部307を通過した記録紙は排出ローラ308によって排出され、ソータ320は排出された記録紙をそれぞれのビンに収納して記録紙の仕分けを行う。なお、ソータ320は仕分けが設定されていない場合は最上ビンに記録紙を収納する。また、両面記録が設定されている場合は、排出ローラ308のところまで記録紙を搬送した後、排出ローラ308の回転方向を逆転させ、フラッパ309によって再給紙搬送路へ導く。多重記録が設定されている場合は、記録紙を排出ローラ308まで搬送しないようにフラッパ309によって再給紙搬送路へ導く。再給紙搬送路へ導かれた記録紙は前述したタイミングで転写部306へ給紙される。
【0022】
また、本マルチファンクション装置においては、大容量の画像を記憶するハードディスク104を備えているので、スキャナ部200で読み取った画像やRIP150でPDL画像を展開したものをハードディスク104に記憶しておき順番を変えて読み出してソート機能を実現できる。その場合にはソータ320の各ビンをプリントする使用者別のメールボックスとして利用することが可能である。
【0023】
次に図1を用いて、本発明にかかる、PCIバスを使った機能ボード(特に2値画像変倍180)の動作フローについて説明する。
【0024】
スキャナ200で読み取られた画像データは、スキャナ画像処理400で所定の画像処理が行われて2値画像に変換されて画像バス108上に転送される。2値画像データは画像圧縮/伸張部140にてJBIGにより圧縮処理が行われ、画像バス108,Image Bus I/F105を介してシステムバス107上に転送されてハードディスク104で記憶される。
【0025】
同様にLAN700から入力されたデータは、圧縮された画像データであればNetwork110を介してハードディスク104に記憶される。非圧縮の画像データなら一度、画像圧縮/伸張部140で圧縮が行われてからハードディスク104に記憶されることになる。ハードディスク104に記憶した画像データのプリント,2値画像変倍処理を行う場合には、ハードディスク104から読み出された圧縮された画像データは、画像圧縮/伸張部140で伸張されてからRAM102に書き込まれる。RAM102に書き込まれた画像データは、プリントの場合にはプリンタ画像処理部500においてスムージング処理により画像のエッジ部を滑らかにしてからプリンタ300にて出力される。
【0026】
また、2値画像変倍処理が行われる場合には、システムにおける共有メモリであるRAM102に記憶された画像データは、システムバス107を介してPCIブリッジ130でタイミング変換が行われてPCIバス109上へ転送される。この際にPCIバス109に接続された他のPCIボード190,191とバス競合が発生しないようにバスアービタ160によりバスの調停が行われる。
【0027】
PCIバス109に接続された2値画像変倍処理部180は所定の倍率で変倍処理を行い、PCIバス109,PCIブリッジ130,システムバス107を経由してRAM102に書き込まれる。RAM102に書き込まれた後の画像データは、プリント画像処理部500で処理が行われてプリンタ300においてプリントされる。このように、プリンタあるいはスキャナなどリアルタイムで処理を行う場合には、非圧縮で一度RAM102に画像データを書き込み、その後に2値画像変倍処理やプリンタ出力される。
【0028】
以下、図3〜4において2値画像変倍の原理について説明する。処理の高速化のために演算処理はハードウエアにて行われるが具体的な回路構成等については後述する。
【0029】
画像を変倍する処理として、変倍後の注目画素に最も近い元の画像データの画素を選択するニアレスネイバー法が知られている。この方法は最近傍の画素データを使用するだけであるために、モアレの発生や拡大時の画素が荒く見えるなどの画像劣化がひどい。そこで本実施例で使用する2値画像変倍処理は、変倍率に応じてローパスフィルタの特性を制御可能な変倍処理を持ち、不必要に解像度を落とすこと無く、かつモアレなどの周期的な縞模様の発生を抑えた変倍画像を作成する。また2値画像を入力し、多値画像に変換するが続けて2値化まで行い2値画像出力として、画像記憶容量,転送量ともに最小限に抑えることができる。
【0030】
図3により、変倍率に応じてローパスフィルタの特性を制御する変倍処理部の構成,動作を説明する。1201は変倍率入力部、1202はアドレス演算処理部、1203は位相情報変更処理部、1204は係数演算処理部、1206はデジタルフィルタ処理部、1207はルックアップテーブル(LUT)処理部、1208は2値化処理部である。1205は画像記憶部で図1におけるRAM102と同じものである。変倍率入力部1201から変倍率が入力される。これは前述のCPU101から入力されることになる。
【0031】
位相情報変更手段1203は、該変倍率を受け取り、変倍率に応じて位相情報制御パラメータを出力し、また、変倍率に応じて初期位相パラメータをアドレス演算処理部1204に出力する。
【0032】
アドレス演算処理部1202は、該変倍率と初期位相パラメータを受け取り、出力画像の画素位置を1画素毎に移動させてアドレス演算をする。具体的には、出力画像上の注目画素が、元画像上のどの画素位置にあたるかを該変倍率から演算し、位相情報を係数演算処理部1204に、元画像の画素位置情報をフィルタ処理部1206に出力する。
【0033】
係数演算処理部1204は、位相情報と位相情報制御パラメータを入力し、注目画素の近傍に位置する元画像8×8画素それぞれと注目画素との距離を計算し、距離と位相情報制御パラメータに応じて、フィルタに用いるためのフィルタ係数を演算する。その後フィルタ処理部1206に各画素の係数をセットする。
【0034】
画像記憶部1205からフィルタ処理部1206に、画像データは入力される。画像記憶部1205(図1におけるRAM102)に記憶された1ビットの画像データはフィルタ処理部1206に入る前に擬似的に8ビットの画像データに変換される。
【0035】
フィルタ処理部1206は、アドレス演算処理部1202からの画素位置情報をもとに、処理される元画像の8×8画素のデータを画像記憶部1205から受け取り、該フィルタ係数をもとに畳み込み演算をし、多値画像データを出力する。LUT1207は、該多値画像データを受け取り、レベルに応じた出力値をテーブルを参照して出力する。2値化処理部1208は、LUT1207からの出力結果を2値化して、画像記憶部1205に2値画像データとして出力する。以上のような原理により2値画像変倍部180は、2値画像データを入力し変倍して再び2値画像データを出力することになる。本実施例では、中間状態の多値画像データをスプールすることなく、2値画像データを出力することで、画像記憶部1205の使用容量,画像転送量を最小限に抑えることができる。
【0036】
図4は、注目画素と注目画素近傍の元画像上の画素を表わした図であり、Xマークが注目画素で、○マークが元画像上の画素を表わす。本実施例では、8×8個のフィルタを用いるため、該注目画素近傍の元画像上の画素を8×8個だけ用いることになる。また、注目画素X(バツ)は、常に該注目画素近傍の元画像上の画素の
3≦i<4、3≦j<4
内にくるように設定される。また、アドレス演算処理で出力される該元画像の画素位置情報 OX,OYは、i=3、j=3の位置となるように設定される。
【0037】
ここで該注目画素近傍の元画像上の画素と注目画素との距離を主走査、副走査独立に求める。後述する回路では、副走査方向に処理を行い、次にその結果を元に主走査方向の処理を行っている。
【0038】
また、元画像の画素数に対して変換後の画素数(注目画素のこと)が、主/副走査方向で共に端部で8画素あるいは8ラインだけ少なくなってしまう。そこで端部処理として元画像に対してダミーデータを8画素/8ラインだけ追加後に行うことで処理後の画素数を減らさないようにしている。
【0039】
図5はPCIバスの機能ボードの一つである2値画像変倍部180の構成を示すブロック図である。
【0040】
PCIコア1800は、PCIバスの規格に準拠してプロトコル,タイミング,データの有効幅,エラー処理等を制御するもので、PCI転送のTarget動作,Master動作に対応している。1801はPCI・I/F回路でPCIバスからの転送される32ビット幅の画像データを後述の変倍処理部1802用に1ビットにラスタ変換したり、変倍処理部1802で変倍された1ビットのラスタデータをPCIバスに転送するために32ビット幅に変換するためのインタフェース回路である。またPCIバスと後段ブロックのラスタ処理におけるタイミング変換する制御回路およびライン変換用のFIFOを備えていて、ラスタ変換された1ビットの画像データIdata、副走査方向のイネーブル信号IVExと同期信号IVSx、主走査方向のイネーブル信号IHExと同期信号IHSxを生成したり、変倍処理部からのデータ要求信号IDataREQに基づいてラスタデータIdataを出力する機能を持っている。また、本発明にかかるエラー処理もこのブロック内で行われる。1802は変倍処理部でPCI・I/F回路1801からの主走査方向および副走査方向のタイミング信号に基づいて所定の倍率で画像データIdataの変換処理が行われる。このブロックは前述の図3,4で説明したアルゴリズムで実現されており、処理の関係で1ビットの画像データを擬似的に8ビットに置き換えてから変倍処理を行い、8ビットの画像信号Videoを出力する。この内部にはラインメモリのFIFOや演算処理のデータを記憶するSRAMがある。変倍処理部1802で変換された8ビットの画像信号Videoは、画像有効信号VExおよびHExと共に出力され、LUT部1803のテーブル(SRAMで構成)により例えば濃度変換等が行われる(LUT部1803は図3におけるLUT1207と同じものである)。その後、2値化回路部1804により擬似中間調処理やスクリーン処理などにより2値化処理が行われる。2値化回路部1804内にも数ラインのラインメモリを備えているが詳細は省略する(2値化回路部1804は、図3における2値化処理1208と同じものである)。2値化された1ビットの画像データOdataは、主走査有効信号OHEx、副走査有効信号OVExと共にPCI・I/F回路1801に出力されてPCIバスに必要な32ビットの画像データに変換される。
【0041】
図6,7を用いて2値画像変倍ボード180におけるラインメモリの動作について説明する。図6は、図5におけるPCI・I/F回路1801の内部、図7は、図5における変倍処理部1802の内部ブロックを示したものである。
【0042】
図6のPCIコア部1800は、PCIバスと2値画像変倍ボード180とのバス制御を行うためのPCIコアと呼ばれているもので、DMAコントローラであるDMA cont(Ch1)1814,DMA cont.(ch2)1815およびデータをバッファリングするFIFO1813,FIFO1816とそれぞれの制御行うコントローラブロック Target Controll1810,Master Controll1812、ターゲット動作のためのPeripheral I/F1811で構成されている。2値画像変換ボード180がマスタになり画像データの読み出し,書き込みを行う為にDMA回路が2チャンネル備えている。また、このボードがターゲットになり図1におけるCPU101がマスタで画像データが送られるターゲット回路を1チャンネル備えている。このターゲット動作では画像データが送られて来る以外に、2値画像変倍180の内部のSRAMへの変倍に必要なパラメータの書き込み、LUTメモリへの変換データの書き込み、動作モード等の設定のためのレジスタへの書き込みもこの動作モードを使って行われる。
【0043】
この2値画像変倍ボード180のPCIバス上でのデータの受け渡しには、32ビット画像を8回連続で転送するバーストモードが用いられている。そのために内部のFIFOは8ダブル・ワード(以下、8Dwordと表示)の容量を持っている。
【0044】
PCI・I/F回路部1801は、PCIバスと変倍処理に必要なラスタ変換を行うブロックでデータ幅の変換,ラスタ処理のためのタイミング信号生成、および本本発明にかかるエラー検知を行うブロックで構成されている。1820はFIFOで、FIFO control(3)1821により制御されてターゲット動作における画像データの一時保存が行われる。PCIコア内部と同様に8Dwordの容量を持っている。1827はFIFOで、FIFO control(1)1828により制御されてマスタ動作におけるFIFO1813からの読み出しデータの一時保存が行われる。
【0045】
1830はFIFOで、FIFO control(2)1831により制御されてマスタ動作における変倍処理データのFIFO1816への書き込みデータの一時保存が行われる。
【0046】
一般的には、PCIバスにおけるDMA転送は連続したアドレス空間に対して行われる(連続DMA転送と呼ぶ)。本実施例における2値画像変倍処理などはラスタ処理で行われるために連続したアドレス空間だけでなく矩形で切り出した領域に対してもDMA転送できるのが好ましい(ここでは矩形DMA転送と呼ぶ)。そこでマスタ動作において通常の連続DMA転送以外に所定の矩形領域を転送するための矩形DMA制御回路を2チャンネル備えている。1826は矩形DMA制御(1)でマスタリード用、1829は矩形DMA制御(2)でマスタライト用である。この矩形DMA制御は、PCIコア部1800内のDMA制御回路であるDMA cont(ch1)1814,DMA cont(ch2)1815をライン毎にPCI転送における先頭アドレスを制御して矩形制御を行う。この動作モードによりRAM102に記憶されている画像データより所定の矩形領域を切り出して2値画像処理を行ったり、処理結果をメモリ内の任意の位置に自由に書き込みを行うことが可能になる。
【0047】
1822はセレクタで、ターゲット動作時の画像データであるFIFO1820、マスタ動作時の画像データであるFIFO1827を動作モードに応じて選択する。1823はパラレル−シリアル変換を行う回路でPCIからの32ビットの画像データを1ビットの画像データに変換する回路である。1ビットに変換された画像データは、一度8192ビットの容量を持つFIFO1824に記憶されて順次後段の変倍処理1802へ要求信号IdataREQにより送られる。P−S変換1823およびFIFO1824はControl回路(Read)1825に制御される。この制御回路により有効画像信号IVEx,IHEx,同期信号IVSx,IHSxが作られる。また画像データIdataに端部処理のためのダミーデータの挿入が行われる。ダミーデータの値はPCIバスを介して内部レジスタへ設定可能であるが、通常は白データを意味する1の値を設定する。
【0048】
1832はシリアル−パラレル変換を行う回路で2値変倍処理が行われた1ビットの画像データをPCIバスのデータ幅32ビットに変換するための回路である。2値化処理が行われた画像データは一度8192ビットのFIFO1833に記憶されてからS−P変換部1832に転送される。S−P変換1832およびFIFO1833はControl回路(Write)1835に制御される。
この制御回路は2値化回路1804からのイネーブル信号OVEx,OHExに基づいて制御を行い、FIFO1830を介してFIFO1816へ画像データを転送する。
【0049】
図7は、変倍処理部1802の構成を示すブロック図である。図4で説明したとおり、副走査8ライン,主走査8画素の処理を行い変倍処理を行うので内部には8192ビットの容量をもつラインメモリが8ライン分、シフトレジスタで構成された8画素のデータを記憶するものである。それ以外に主走査方向の演算処理のために1ライン分のラインメモリを備えている。このFIFOのメモリ幅は、縮小時と拡大時では処理の順番が違うために縮小時に必要な10ビットで構成されている。また主走査,副走査を同時処理を行うと大きなメモリや制御回路が必要になる為に、副走査方向の処理を行った結果に対して主走方向の処理を行うことでメモリ容量や回路規模を節約している。
【0050】
PCI・I/F回路1801から入力された画像データは、8ライン分の容量を持つラインメモリ1840に書き込まれ、順にラインシフトが行われてライン毎の出力P0,P1,〜P7のデータが出力される。
【0051】
1843は主走査タイミング制御回路で、主走査変倍率の設定、各種タイミング信号により副走査におけるタイミングを生成する。1841は、Y係数テーブルで、図3における係数演算処理1204に相当する部分で予めSRAMに必要な係数データがPCIバスを介して書き込まれている。容量としては11ビット幅の係数データが8ライン分でかつ32個の位相(phase)に分けて記憶される。畳み込み演算部1842は図3におけるフィルタ処理1206に相当するもので、8ライン分のラインメモリ1840から入力された1ビットの画像データP0〜P7とY係数テーブル1841から読み出された11ビットの係数データC0〜C7の畳み込み演算を行うブロックである。演算結果としては符号付き10ビットのデータとして出力される。副走査方向の演算後に主走査方向の演算が行われる。この主走査方向の演算は、変倍率に応じて処理の順番が異なる。縮小時には元データから処理後のデータが減る方向にあるので最初に畳み込み演算を行ってから一度ラインメモリ1847に書き込み、結果を出力時には有効画像データのみを出力させるように制御される。拡大時には元データより処理結果のデータが増えるので、先にラインメモリにデータ1847を書き込み、読み出しに元データの読み出しを制御してから畳込み演算が行われる。このように変倍率により処理に順番を変えることで常に出力結果として有効データのみを後段の処理ブロックへ出力することが可能になる。
【0052】
1844はマルチプレクサで、縮小時は、畳み込み演算部1842のデータを選択、拡大時はラインメモリ1847から読み出されたデータを選択するものである。マルチプレクサ1844より出力されたデータは8段のフリップフロップで構成されたシフトレジスタ1845により主走査方向にビットシフトされる。1949はX係数テーブルで、Y係数テーブル1841と同様に予め変倍率に応じた係数データがPCIバスを介して書き込まれている。このメモリ容量もY係数テーブルと同じである。シフトレジスタ1845からのデータP0〜P7とX係数テーブル1849から読み出された係数データC0〜C7は同様に畳み込み演算が行われる。拡大時にはそのままマルチプレクサであるMUX1851を介して8ビットの画像データとして出力される。1846はマルチプレクサで拡大時には畳み込み演算部1842のデータ、縮小時には畳み込み演算部1850のデータを選択してラインメモリ1847へ転送する。ラインメモリ1847は拡大時にはMUX1844へ、縮小時にはMUX1851へ読み出しデータを出力する。主走査方向の演算も副走査タイミング制御回路1848により制御されている。副走査タイミング制御回路1848は、副走査変倍率により動作が制御されてラインメモリ1847,シフトレジスタ1845等に対してタイミング信号を与える。また後段ブロックに対して有効信号,同期信号などタイミング信号も出力する。このように変倍処理部1802においてラインメモリであるFIFOを用いてライン毎の処理が行われている。
【0053】
連続DMA転送における、元画像を読み込み時(マスタリード)におけるRAM102の関係を図8、処理結果の書き込み時(マスタライト)におけるRAM102の関係を図9に示す。図8と図9のRAM102のアドレスは重ならないように異なるアドレス領域に設定されている。またハッチング部のメモリ空間は連続アドレスになっている。
【0054】
図8のXsizeは元画像の主走査方向の画素数、Ysizは副走査方向のライン数を表している。図9のPixNoは処理後の主走査方向の画素数、LineNoは副走査方向のライン数を表しており、それらの関係は次の通りである。
【0055】
PixNo=Xsize×主走査方向の変倍率
LineNo=Ysize×副走査方向の変倍率
連続DMA転送におけるPCI転送数(32ビットを1回の転送数)は、主走査のPCI転送数にライン数をかけたものを設定することになる。また、PCIバスの転送単位は32ビット、主走査方向のデータ数は画素単位(1ビット)単位なので、主走査方向の最後で32ビットに満たない転送においては0または1のダミーデータを埋めて転送を行う。
【0056】
矩形DMA転送における元画像を読み込み時(マスタリード)におけるRAM102の関係を図10、処理結果の書き込み時(マスタライト)におけるRAM102の関係を図11に示す。図10と図11のRAM102のアドレスは重ならないように異なるアドレス領域に設定されている。図においてハッチング領域が連続したメモリ空間より矩形で切り出す領域である。
【0057】
図10のXwidth_RDは、元画像が記憶されたメモリ領域の主走査方向の幅(32ビット単位)、STADR_RDは読み出すメモリ領域の先頭アドレス、Xsizeは元画像の主走査方向の画素数、Ysizは副走査方向のライン数を表している。Xsize_startは、STADR_RDの32ビットのデータの先頭の何ビット目から矩形処理をするかを指定する値である。この値を設定することで矩形領域において画素単位での指定が可能になる。図11のXwidth_WRは、処理画像を記憶するメモリ領域の主走査方向の幅(32ビット単位)、STADR_WRは書き込むメモリ領域の先頭アドレス、PixNoは処理後の主走査方向の画素数、LineNoは副走査方向のライン数を表しており、それらの関係は次の通りである。
【0058】
PixNo=Xsize×主走査方向の変倍率
LineNo=Ysize×副走査方向の変倍率
次のラインの先頭アドレス=STADR_RD+Xwidth_RD
次のラインの先頭アドレス=STADR_WR+Xwidth_WR
矩形DMA転送におけるPCI転送数(32ビットを1回の転送数)は、主走査のPCI転送数を設定することになる。図6で説明した矩形DMA制御(1)1826、矩形DMA制御(2)1829の制御回路により主走査方向に1ライン分転送したら次のラインに相当するメモリの先頭アドレスが指定され、同様に所定の転送が行われる。また、PCIバスの転送単位は32ビット、主走査方向のデータ数は画素単位(1ビット)単位なので主走査方向の最後で32ビットに満たない転送においては0または1のダミーデータを埋めて転送を行う。
【0059】
前述したようにPCIバスからの入力された32ビット単位の画像信号は、図5のPCI・I/F回路1801において1ビットのシリアル信号に変換されると同時に2値変倍処理のためにタイミング信号も同期信号IHSxであるラスタ変換される。この同期信号IHSxの周期は主走査方向の倍率に応じてPCIバスを介して設定される内部レジスタの値により変更する必要がある。
【0060】
図12を用いてPCI・I/F回路1801から出力される主走査方向の同期信号IHSxの周期について説明する。IHSxの周期は、内部レジスタ(以下Hsx_Countと呼ぶ)に以下のルールに従って設定される。変倍率が等倍あるいは縮小の場合には、処理後の主走査方向のデータ数が元データに対して増えることがないのXsizeをもとに以下の様に設定される。
また、拡大時においては、PixNo(Xsize×主走査方向の変倍率)にもとづいて設定される。
【0061】
等倍/縮小の場合 HSx_Count=6+(Xsize+8)+20以上を設定
拡大の場合 HSx_Count=6+PixNo+20以上を設定
最後の20の値は、LUT回路1803,2値化回路部1804における処理の遅延量を表したものである。図12において有効画素領域の前後の4画素分は2値画像変倍における端部処理を行う際のダミー信号で、図5のPCI・I/F回路1801においてPCIバスから入力された元データに対して自動的に挿入される。
【0062】
主走査有効信号IHExは、元画像の有効幅を示す信号で主走査画素数Xsizeにダミー信号8クロック分を加えたものが有効期間としてLレベルで出力される。
【0063】
図13において副走査方向の同期信号IVSxおよび他の信号について説明する。IVSxは副走査同期信号で画像1ページに1回だけ最初に出力される。Idataは1ライン毎の画像信号を示したもので、先端および後端に4ライン分の端部処理に必要なダミー信号が出力される
IDataREQは変倍処理部1802からPCI・I/F回路部1801へのデータ出力を要求する信号で、倍率に応じて変倍処理部1802内のタイミング発生回路により作られる。図13は副走査方向を200%に拡大するために元画像の画像信号Idataの出力を1ライン毎に制限している。つまり画像信号Idataの出力がない期間を用いて拡大データを演算し後段のLUT1803以降のブロックへデータを転送する。
【0064】
IDataREQ信号は、Hレベルでデータ出力を要求、Lレベルでデータ出力を禁止する。等倍および縮小時においては元画像をそのまま出力する、あるいは元画像の全てから縮小画像データを演算ためにIDataREQ信号は常にHレベルの信号が出力されることになる。
【0065】
IVEx信号は副走査方向における画像有効信号で、変倍後のライン数LineNoにダミー信号8ライン分を加えたものが有効期間としてLレベルで出力される。
【0066】
図14において、画像処理結果をPCIバス109へ転送する際のエラー検出についてのタイミングを示す。2値画像変倍ボード180におけるエラー検知として、PCI関係のエラー検知の他に次の2種類のエラー検知動作を持っている。
【0067】
これらのエラー検知は、2値画像変倍180がFIFOなどのラインメモリしか持たないためPCIバスの動作速度が遅くなった場合でもデータが上書きされないようにし、所定時間以上(ラインカウント)経過した場合にはエラー信号を発生する。PCIバスで割込み許可になっている場合には、割込みINTA#が出力される。
【0068】
(1)PCIバス109へのデータ出力時に所定時間内にPCIバスが受け取れない場合
レジスタにエラーを検出する所定のライン数を設定する。ライン数とは、図5における主走査方向の同期信号IHSxの周期を1ラインとした時の数である。使用するPCIバスのパフォーマンスにより最適ならエラー検知のライン数を設定する。たとえばPCIバスのパフォーマンスが高い時には数値は小さくても良い。PCIバスからの応答しない時間がラインカウント値より長くなると、割込み要因レジスタを1にセットする。
【0069】
割込み許可ビットが1ならINTA#を出力する。
【0070】
(2)PCIバス109からのデータ入力時に所定時間内にPCIバスからのデータ入力されない場合
前述と同様にレジスタにエラーを検出する所定のライン数を設定する。PCIバスからの応答しない時間がラインカウント値より長くなると、割込み要因レジスタを1にセットする。
【0071】
割込み許可ビットが1ならINTA#を出力する。
【0072】
エラー検出の仕組みを、前記(1)の処理後のデータをPCIバスを介して書き込む際を例に説明する。(2)の場合においても同様の動作が行われる。
【0073】
変倍処理部1802から要求される主走査同期信号IHSxを所定の周期で発生させる際に、OdataREQのレベルを検知し、IHSxが出力されるタイミングでOdataREQ信号のレベルがHの場合にはIHSxを出力(Lレベル)する。OdataREQ信号のレベルがLベルの場合にはIHSxを出力させない(Hレベル)。次に再びIHSxが出力されるタイミングでOdataREQ信号を確認し有効になるまでIHSxを間引く処理を行う。ただし、図14において、IHSxが間引かれた場合でも、この期間における主走査有効信号IHExは一度だけ出力される。
【0074】
▲1▼OdataREQ信号は、2値化回路部1804の出力データOdataをPCI−I/F回路1801に転送するための出力用FIFO(ダブルバッファ方式を想定)の状態に応じて生成する。
【0075】
▲2▼前記出力用FIFOのリード側(PCI−I/F回路1801への出力側)の全データの出力が完了したことを条件として次ラインのIHSx信号の出力を許可する。
【0076】
▲3▼実際にはFIFOのリードアドレス(またリード側のempty情報)を監視して、そのラインの最終アドレス時点でOdataREQ信号をtrueにすればよい。
【0077】
▲4▼本来IHSx信号が出力されるタイミングであっても、OdataREQがfalseであればIHSxは出力しない(次ラインのタイミングまで休み)。
【0078】
▲5▼所定ライン期間待ってもOdataREQがtrueにならない(IHSx信号が出力できない)場合はエラーとみなす。
【0079】
▲6▼前記▲5▼の“エラーとみなす”ライン数は内部レジスタにより設定する。
【0080】
PCIバスにおける割込み出力INTA#の出力は、割込み要因レジスタによりPCIバスのエラー要因と一緒に論理和されて出力される。
【0081】
以上説明したように、本実施例によれば、PCIバスに接続された画像処理ボードにおいてラスタ変換する場合に、PCIバスのデータが入力あるいは出力できない場合にはラインメモリの処理に用いる同期信号を出力しないようにすることで、PCIバス上に接続された他のPCIボードによりバスが占有された場合においてもラインメモリのオーバフローを起こさせないようにすることができる。
【0082】
また、所定の期間たってもPCIバスに対してアクセスできない場合はエラー信号を発生して画像処理ボードの処理を停止することでシステムとして安定な動作を行うことができる。
【0083】
本実施例ではPCIバスを例に説明したが、時分割でバスを利用したり、共有メモリを持つ他の汎用バスあるいは独自バスにおいても同様の効果が得られる。
【0084】
本実施例では、PCIバスの32ビット幅のデータを1ビット幅のデータにラスタ変換する場合について説明したが、このビット幅に限定するものではなくページメモリを持たずラインメモリだけで処理を行う場合にも同じ効果が得られる。
【0085】
以上説明したように、本発明によれば、記憶部から変倍処理部に画像データを転送するための同期信号の発生周期を変倍率に応じて適切に制御するとともに、変倍処理された画像データを汎用バスに出力できない場合に同期信号を発生させないことで画像データを消失させずに変倍処理を中断する画像処理装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の構成を示すブロック図
【図2】 スキャナ部とプリンタ部の構成を示す断面図
【図3】 2値画像変倍の原理を示すブロック図
【図4】 2値画像変倍の注目画素と変換画素の関係を示す図
【図5】 2値画像変倍部の構成を示すブロック図
【図6】 図5のPCIコアとPCI・I/F回路の構成を示すブロック図
【図7】 図5の変倍処理部の構成を示すブロック図
【図8】 連続DMA転送における元画像のメモリ状態を示す図
【図9】 連続DMA転送における処理後のメモリ状態を示す図
【図10】 矩形DMA転送における元画像のメモリ状態を示す図
【図11】 矩形DMA転送における処理後のメモリ状態を示す図
【図12】 主走査同期信号とこれに関係するタイミング信号を示す図
【図13】 副走査同期信号とこれに関係するタイミング信号を示す図
【図14】 エラー検出のタイミングと原理を示す図
【符号の説明】
100 画像制御装置
102 RAM
180 2値画像変倍
1801 PCI・I/F回路
1802 変倍処理
Claims (1)
- 画像データを記憶する記憶手段と、
前記記憶手段と汎用バスを介して接続され、前記記憶手段から前記汎用バスを介して入力された画像データに画像処理を行う画像処理手段とを有し、
前記画像処理手段は、
前記汎用バスを介して入力された画像データを記憶する第1記憶部と、
前記第1記憶部から転送される画像データに対して変倍処理を行う変倍処理部と、
前記第1記憶部から前記変倍処理部に画像データを転送するための同期信号を所定の周期で発生させる発生部と、
前記変倍処理部により変倍処理された画像データを記憶する第2記憶部と、
前記第2記憶部に記憶された画像データを前記汎用バスへ出力する出力部と、
前記発生部による同期信号の発生を制御する制御部とを有し、
前記制御部は、前記変倍処理部が拡大処理を行う場合の前記所定の周期が、前記変倍処理部が縮小処理を行う場合の前記所定の周期より長くなるよう制御するとともに、前記第2記憶部から前記出力部へ転送すべき画像データがない場合は前記同期信号を発生させ、前記第2記憶部から前記出力部へ転送すべき画像データがある場合は前記同期信号を発生させないよう制御することを特徴とする画像処理装置。
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