JP2004104447A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004104447A JP2004104447A JP2002263349A JP2002263349A JP2004104447A JP 2004104447 A JP2004104447 A JP 2004104447A JP 2002263349 A JP2002263349 A JP 2002263349A JP 2002263349 A JP2002263349 A JP 2002263349A JP 2004104447 A JP2004104447 A JP 2004104447A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image
- input
- output
- data
- transfer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Storing Facsimile Image Data (AREA)
Abstract
【解決手段】データ入出力のためのデータ転送を一定期間内で行う必要がある場合に、記憶装置および画像入出力手段に対して画像データ入出力プロセスを要求する時に、メモリ制御部4−3に画像信号入出力動作単位にその実行の優先度を指定する手段を設けた。また、複数の画像入出力動作を同時に実行可能な構成を有する場合で、同時に実行すると指定された処理時間内に画像信号転送処理が完了しない可能性がある場合に、メモリ制御部4−3に画像信号入出力動作単位にその実行の優先度を指定し、実行順序の制御や実行中の動作の中断、再開を制御する手段を設けた。これにより、画像形成装置における画像信号入出力動作を効率的に処理することが可能になる。
【選択図】 図4
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像読み取り手段、もしくはデジタル画像入力手段と、読み取った画像信号をデジタル信号に変換した画像データやデジタル画像入力手段から入力された画像データを記憶する半導体メモリとハードディスクドライブ等の大容量の記憶装置で構成される装置におけるデータ転送開始タイミングと、半導体メモリ、大容量記憶装置のリソース占有のタイミングの管理・制御する画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、複写機のデジタル化が進むと共に画像メモリを応用した、加工、編集が盛んとなってきている。その中で、原稿複数枚分の画像データをメモリに記憶することで、指定部数まとめてコピー出力し、仕分けの作業をなくす電子ソートという機能がある。複数枚の画像データを保持するため、そのままの画像データを半導体メモリに蓄積するには蓄積枚数分のデータ量に相当するメモリが必要になりメモリコストが膨大になるという理由から、下記の構成・方法が一般的に用いられる。
【0003】
第1に、半導体メモリ+蓄積用メモリの構成とし、蓄積メモリとして半導体メモリより安価なハードディスク等の2次記憶装置を使用するものである。
第2に、蓄積メモリとして半導体メモリを使用し、圧縮処理を用いて画像データを圧縮し、1枚あたりのデータ量を減らすことでトータルのメモリ量を減らすものである。
第3に、複数の画像入出力手段(イメージスキャナ、プリンタコントローラ、ファイルサーバー、FAXコントローラ等)が同一の画像メモリを共有するものである。
【0004】
画像メモリに対し、画像データの入出力を実行するためにはDMA( Direct Memory Access )データ転送方式を用いたメモリ制御コントローラ(以下DMAコントローラ)が使用されることが多い。DMAコントローラはディスクリプタと呼ばれるメモリ領域管理情報を元に画像メモリの特定の領域に対してデータの転送を行う。1画像が格納されるメモリ領域を複数のディスクリプタに分割してデータ転送を行うことも可能であり、例えば画像メモリをリングバッファの形態で利用することにより、画像データの容量よりも少ないメモリ容量で画像データの入出力を実行する場合もある。
【0005】
DMAコントローラを用いたメモリ制御では、各ディスクリプタで指定されたデータ転送の進行状況(開始、終了)や、データ転送の実行タイミング制御(画像メモリ領域の途中でデータ転送を中断したり、再開する等)も可能であるため、DMAコントローラに接続された半導体メモリや、大容量の2次記憶装置のデータ転送のタイミング制御の自由度が高く、応用範囲が広い。
【0006】
上述のように蓄積メモリとして半導体メモリより安価なハードディスク等の2次記憶装置を使用する場合、通常単一の記憶装置に対して複数のデータ転送(データ書込み、読み出し動作)を行うことはできないため、DMAコントローラのディスクリプタを用いて2次記憶装置へのデータ転送単位を分割し、これを時分割に実行することで、複数のデータ転送動作をあたかも並行して実行しているようにすることが一般的である。
【0007】
しかしながら、このような時分割処理を用いる場合、データ転送に要する時間が短くなることはないため、画像形成装置のように画像データの入出力に要する時間を最短にすることが装置の生産性に影響を及ぼす場合には、時分割処理を行うことが逆に生産性の低下を招くこともある。よって、画像データを圧縮し、データ転送量を小さくしたり、データ転送速度の速い2次記憶装置を搭載して、2次記憶装置へのデータ転送に要する時間を短くするような構成を採っていた(たとえば、特許文献1参照)。また従来では、メモリ制御の簡素化を計る理由からも積極的に時分割転送を行わずに、画像入出力手段を用いた画像データ入出力動作と略同期して2次記憶装置のリソースとして占有してデータ転送を行う手段が用いられていた。
【0008】
従来用いられていた2次記憶装置は、画像入出力手段から半導体メモリへの画像データ転送速度に比較して、半導体メモリの画像データを2次記憶装置へ転送する速度が遅く、画像データの圧縮を行って2次記憶装置のデータ処理容量を小さくしても、画像入出力手段−半導体メモリ間のデータ処理速度との差がなかったために、半導体メモリと、2次記憶装置のデータ転送処理(データ圧縮等のデータ変換処理も含む)の転送タイミングの制御を独立にかつ最適に制御することによる画像形成装置の生産性の向上度はあまり高くなかった。
【0009】
しかし上記問題もハードディスクのように2次記憶装置の転送処理速度は年々向上してきており、最適に制御することで生産性の向上度も高くなってきたが、近年の高速機では原稿の表裏同時読取が可能になり画像入出力手段の処理能力も向上し、かつ生産性を達成するためには画像入力装置の原稿搬送処理をノンインターバルで動作させないと生産性が実現できないメカ制約が発生する機種もあり、画像入力手段からのデータ転送後のメモリタイミング制御だけではなく、画像入力手段に対する事前予測通知手段を設けて、メモリ制御の現状の状態、記憶装置の特性等の条件から画像入力手段への原稿搬送ノンインターバル制御可否判定を通知し、画像入力装置側で原稿搬送のインターバル、ノンインターバル制御の切り替え処理を行うような機能が必要になってきた。
【0010】
【特許文献1】
特開平6−103225号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
近年の技術の進歩に伴い、ハードディスク等大容量の記憶装置のデータ転送速度の向上やデータ圧縮手段のデータ圧縮率および処理速度の向上が著しい。このような大容量の記憶装置を2次記憶装置として接続可能な本発明のような記憶装置においては、接続される画像入出力手段のデータ入力、および出力速度と比較して、2次記憶装置に対するデータ転送速度が速い場合が考えられる。このため複数の画像信号の入出力を同時に並行して実行可能な構成を有する場合には、2次記憶装置に対する画像信号データの入力(保存)、出力(読み出し)の処理をいかに効率良く行うかが画像形成装置の生産性向上の課題となっている。画像形成装置に接続する画像入出力手段も多様を極めている状況では、従来のようなメモリ制御では記憶装置やデータ圧縮手段の能力を最大限に利用して生産性を確保することが難しくなっている。
【0012】
本発明はこのような状況を鑑み、DMAを用いたメモリ制御方式を応用し、記憶装置の処理能力に応じて最大の利用効率を得るためのリソースの取得、開放の管理と、データ転送動作の処理を効率良く制御する手段を利用している。
【0013】
本発明では、さらに画像形成装置に接続された画像入出力手段やその周辺制御装置の構成により決定される画像入出力手段−記憶装置間の画像信号転送速度と、画像形成装置の生産性を実現する上での処理時間上の条件に応じた制御が可能か否かを判定し装置の誤動作を防止するための手段を装置の構成を変更することなく実現することを目的としている。例えば、FAX送信処理においては、電話回線を用いたデータ転送のプロトコルにおいて、データ転送時間に規約があるため、一定時間内にデータ送信を行わないと電話回線が切断されてしまいデータ転送が異常となる。また、カラーの画像形成装置において、複数色の画像データを一定の間隔で出力し重ね合わせることでカラー画像を得るような構成を有する場合には、2次記憶装置に保存された画像データを決められた時間内で読み出して出力可能な状態にしないと、カラー画像の形成ができないか、もしくは生産性が著しく低下することになる。
【0014】
請求項1、2に係る発明では予め画像信号の入出力動作の実行要求時に画像信号の入出力処理動作の優先度を指定する手段を設け、要求された動作が実行可能か否かを判定する手段、および現在実行中の他の画像信号の転送処理の状況に応じて、要求動作および実行中の動作の中断、再開等の制御を行う手段を設けることで、要求動作の制御と画像形成装置全体の画像信号の処理効率を良くするための手段を提供することを目的とする。本発明では特に要求動作の優先度によってのみ画像信号転送動作の制御を行うため、画像入出力手段の処理性能等の情報が分からない場合(ただし、必要最低限の性能は保証されている場合)でも、複雑な判定処理を行うことなく、問題解決することを目的とする。
【0015】
また、請求項3に係る発明では上述のような制御を有効にするか否かの選択手段を設け、画像形成装置に接続された画像入出力手段や記憶装置の構成、および画像形成装置の機能に応じて、処理時間の制御が不要な場合等に冗長な判定処理を行わないための手段を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を解決するため、請求項1に記載の発明は、画像入力手段から入力された少なくとも1つ以上の画像信号を記憶するための1次記憶部と、1次記憶部の画像信号を保存するための2次記憶部から構成される記憶装置を有し、2次記憶部に保存された画像信号を読み出して1次記憶部に記憶し、画像出力手段に出力する手段と、画像入力手段−記憶装置間、および画像出力手段−記憶装置間の画像信号の画像信号データ転送能力を計測し、結果を保存する手段と、画像信号の入力、もしくは出力動作の要求時に画像信号転送動作の優先度を指定する手段とを設けたことを特徴とする。
【0017】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、記憶装置が、同時に複数の画像信号入出力動作の要求受け付けが可能な手段と、要求された複数の画像信号入出力手段動作の順序制御を行う手段と、実行中の画像信号入出力処理の中断が可能か否かを判定する手段と、中断が可能か否かの判定結果と指定された画像信号転送動作の優先度に基づき、実行中の動作の中断/再開の制御を行う手段とを有することを特徴とする。
【0018】
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、指定された画像信号入出力動作の優先度を元に動作の実行、中断、再開を行う制御を有効にするか否かを選択する手段を設けたことを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
【0020】
本発明の画像データ出力装置をデジタル複写機に用いた例を図1に示す。これに基づき、読取部の読み取りプロセス、像形成部の像形成プロセスを簡単に説明する。原稿を原稿台に沿って可動な露光ランプによってスキャン露光を行い、その反射光をCCD(イメージセンサー)によって光電変換を行い、光の強弱に応じた電気信号とする。IPU(イメージプロセッシングユニット)により、その電気信号をシェーディング補正等の処理を行いA/D変換し、8ビットのデジタル信号とし、さらに変倍処理、ディザ処理等の画像処理を行い、画像同期信号と共に画像信号を像形成部に送る。
【0021】
図2は原稿台を上方から見た図である。スキャナ制御部は以上のプロセスを実行するために、各種センサーの検知、駆動モータ等の制御を行い、また、IPUに各種パラメータの設定を行う。以上が読み取りプロセスである。
【0022】
像形成部では、帯電チャージャによって一様に帯電された一定回転する感光体を、書き込み部からの画像データによって変調されたレーザー光により露光する。感光体には静電潜像ができ、それを現像装置によりトナーで現像することにより顕像化したトナー像となる。あらかじめ給紙コロによって給紙トレイより給紙搬送されレジストローラで待機していた転写紙を、感光体とタイミングを図って搬送し、転写チャージャによって感光体上のトナーを転写紙に静電転写し、分離チャージャによって転写紙を感光体より分離する。その後、転写紙上のトナー像を定着装置により加熱定着し、排紙ローラにより排紙トレイに排紙する。一方、静電転写後の感光体に残留したトナー像は、クリーニング装置が感光体に圧接、除去し、感光体は除電チャージャにより除電される。プロッタ制御部は以上のプロセスを実行するために、各種センサーの検知、駆動モータ等の制御を行う。以上が像形成プロセスである。
【0023】
ここで、読取部のIPUより出力される画像同期信号の様子を図3に示し説明する。フレームゲート信号(/FGATE)は副走査方向の画像エリアに対しての画像有効範囲を表す信号でこの信号がローレベル(ローアクティブ)の間の画像データが有効とされる。また、この/FGATEはライン同期信号(/LSYNC)の立ち下がりエッジでアサート、あるいはネゲートされる。/LSYNCは画素同期信号(PCLK)の立ち上がりエッジで所定クロック数だけアサートされ、この信号の立ち上がり後、所定クロック後に主走査方向の画像データが有効とされる。送られてくる画像データは、PCLKの1周期に対して1つであり、図2の矢印部分より400DPI相当に分割されたものである。画像データは矢印部分を先頭にラスタ形式のデータとして送出される。また、画像データの副走査有効範囲は、通常、転写紙サイズによって決まる。
【0024】
システム制御部は、オペレータによる操作部への入力状態を検知し、読取部、記憶部、像形成部、FAX部への各種パラメータの設定、プロセス実行指示等を、通信にて行う。また、システム全体の状態を操作部にて表示する。システム制御部への指示はオペレータの操作部へのキー入力にてなされる。
【0025】
FAX部は、制御部からの指示により、送られてきた画像データをG3、G4FAXのデータ転送規定に基づき2値圧縮を行い、電話回線へ転送する。また、電話回線よりFAX部に転送されたデータは復元されて2値の画像データとされ、像形成部の書き込み部へ送られ顕像化される。
【0026】
セレクタ部は、システム制御部からの指示により、セレクタの状態を変化させ、像形成を行う画像データのソースを読取部、記憶部、FAX部の何れかより選択する。
【0027】
記憶部は、通常はIPUから入力される原稿の画像データを記憶することで、リピートコピー、回転コピー等の複写アプリケーションに使用される。また、FAX部からの2値画像データを一時記憶させるバッファメモリとしても使用する。これらデータ記憶の指示は制御部によってなされる。
【0028】
図4は記憶部の構成図である。以下、ブロック毎に機能説明を行う。
【0029】
<4−1(画像入出力DMAC)の説明>
画像入出力DMAC4−1はCPU及びロジックで構成され、メモリ制御部4−3と通信を行ってコマンドを受信し、そのコマンドに応じた動作設定を行い、また、画像入出力DMAC4−1の状態を知らせるためステータス情報として送信する。画像入力のコマンドを受けた場合、入力画像データを入力画像同期信号に従って8画素単位のメモリデータとしてパッキングして、メモリ制御部4−3にメモリアクセス信号と共に随時出力する。画像出力のコマンドを受けた場合、メモリ制御部4−3からの画像データを出力画像同期信号に同期させて出力する。
【0030】
<4−2(画像メモリ)の説明>
画像メモリ4−2は画像データを記憶するところで、DRAM等の半導体記憶素子で構成され、メモリ量の合計は400DPI、2値画像データのA3サイズ分の4Mバイトと、電子ソート蓄積用のメモリ4Mバイト、データ変換後のデータ蓄積用メモリ1Mバイトの合計9MBとしている。メモリ制御部4−3から読み出し、書き込みの制御をされる。
【0031】
<4−3(メモリ制御部)の説明>
メモリ制御部4−3はCPU及びロジックで構成され、システム制御部と通信を行ってコマンドを受信し、そのコマンドに応じた動作設定を行い、また、記憶部の状態を知らせるためステータス情報として送信する。
システム制御部からの動作コマンドには、画像入力、画像出力、圧縮、伸長等があり、画像入力、画像出力のコマンドは画像入出力DMAC4−1に、圧縮関連のコマンドは画像転送DMAC4−4、符号転送DMAC4−5、圧縮伸長器4−6に送信される。
【0032】
図5にメモリ制御部4−3のアドレス発生部及び比較部の構成を示し、各ブロック毎に機能説明を行う。
【0033】
<5−1(入出力画像アドレスカウンタ)の説明>
入出力メモリアクセス要求信号に応じてカウントアップするアドレスカウンタで、入出力画像データが格納される格納場所を示す22ビットのメモリアドレスを出力する。メモリアクセス開始時にアドレスはいったん初期化される。
【0034】
<5−2(転送画像アドレスカウンタ)の説明>
転送メモリアクセス許可信号に応じてカウントアップするアドレスカウンタで、転送画像データが格納される格納場所を示す22ビットのメモリアドレスを出力する。メモリアクセス開始時にいったんアドレスは初期化される。
【0035】
<5−3(ライン設定部)の説明>
画像入力時のバッファとして半導体メモリを使用する場合の、差分比較部5−5で差分算出部5−4から出力された入力処理ラインと転送ラインの差分結果と比較する値をシステム制御部から設定する。任意の値を設定することが可能である。
【0036】
<5−4(差分算出部)の説明>
画像入力時には、圧縮伸長部が出力する転送処理ライン数から画像入出力部が出力する入出力処理ライン数を減算し、結果を差分比較部5−5に出力する。
【0037】
<5−5(差分比較部)の説明>
画像入力時には、差分算出部5−4が出力する差分ライン数と、ライン設定部5−3が出力する設定値とを大小比較し、「差分ライン数=設定値」となったならばエラー信号を出力し、また、差分ライン数が0となったならばアービタ5−7に出力する比較結果の転送要求マスク信号をアクティブとする。それ以外、または入出力画像が動作中でない状態では、アクティブを出力しない。
【0038】
<5−6(アドレスセレクタ)の説明>
アービタ5−7により選択されるセレクタで、入力画像または転送画像のアドレスのどちらが選択される。
【0039】
<5−7(アービタ)の説明>
圧縮伸張部のアクセスのためのメモリアクセス許可信号を出力する。アドレス比較信号がアクティブで入出力メモリアクセス信号が非アクティブの条件でメモリアクセス許可信号を出力する。
【0040】
<5−8(要求マスク)の説明>
処理ライン数比較器からの比較結果にて圧縮伸張部のアクセスのための転送メモリアクセス要求信号をマスク(ディスイネーブル状態とすること)し、転送処理を停止させる。
【0041】
<5−9(アクセス制御回路)の説明>
入力される物理アドレスをアクセス制御回路5−9からの信号により半導体メモリであるDRAMに対応したロウアドレス、カラムアドレスに分割し11ビットのアドレスバスに出力する。また、アービタ5−7からのアクセス開始信号に従い、DRAM制御信号(RAS、CAS、WE)を出力する。
【0042】
システム制御部からの画像入力指示により、メモリ制御部4−3は初期化され画像データの待ち状態となり、スキャナが動作することにより記憶部に画像データが入力される。入力された画像データはいったん半導体メモリに書き込まれる。また、書き込まれた画像データの処理ライン数は画像入出力DMAC4−1で計数され、メモリ制御部4−3へと入力される。圧縮伸長器4−6は、画像転送のコマンドを受けて転送メモリアクセス要求信号を出力しているが、メモリ制御部の要求マスク部5−8により要求信号がマスクされ、実際のメモリアクセスは行われていない。画像入出力部からの入力データが1ライン終了することで、転送メモリアクセス要求信号のマスクが解除され、半導体メモリの読み出しが行われ画像データの圧縮伸長部への転送動作が開始される。また、動作中も差分算出部5−4で2つの処理ライン数の差を算出し、0となればアドレスの追い越しがない様に転送メモリアクセス要求信号にマスクをかけている。
以上がメモリ制御部4−3の構成の説明である。
【0043】
<4−4(画像転送DMAC)の説明>
画像転送DMAC4−4はCPU及びロジックで構成され、メモリ制御部4−3と通信を行ってコマンドを受信し、そのコマンドに応じた動作設定を行い、また、状態を知らせるためステータス情報として送信する。圧縮のコマンドを受けた場合、メモリ制御部4−3にメモリアクセス要求信号を出力し、メモリアクセス許可信号がアクティブの場合に画像データを受け取って圧縮伸長器4−6に転送する。また、メモリアクセス要求信号に応じてカウントアップするアドレスカウンタを内蔵し、画像データが格納される格納場所を示す22ビットのメモリアドレスを出力する。
【0044】
<4−5(符号転送DMAC)の説明>
符号転送DMAC4−5はCPU及びロジックで構成され、メモリ制御部4−3と通信を行ってコマンドを受信し、そのコマンドに応じた動作設定を行い、また、状態を知らせるためステータス情報として送信する。伸長のコマンドを受けた場合、メモリ制御部4−3にメモリアクセス要求信号を出力し、メモリアクセス許可信号がアクティブの場合に画像データを受け取って圧縮伸長器4−6に転送する。また、メモリアクセス要求信号に応じてカウントアップするアドレスカウンタを内蔵し、画像データが格納される格納場所を示す22ビットのメモリアドレスを出力する。DMACのディスクリプタアクセス動作については後述する。
【0045】
<4−6(圧縮伸長器)の説明>
CPU及びロジックで構成され、メモリ制御部4−3と通信を行ってコマンドを受信し、そのコマンドに応じた動作設定を行い、また、状態を知らせるためステータス情報として送信する。2値データをMH符号化方法にて処理する。
【0046】
<4−7(HDDコントローラ)の説明>
CPU及びロジックで構成され、メモリ制御部4−3と通信を行ってコマンドを受信し、そのコマンドに応じた動作設定を行い、また、状態を知らせるためステータス情報として送信する。HD4−8のステータスのリード、データ転送を行う。
【0047】
<4−8(HD)の説明>
2次記憶装置でハードディスクである。
以上が記憶部の構成の説明である。
【0048】
記憶部の全体の動作としては、画像入力、及びデータ蓄積に際してはシステム制御部からの指示により、画像データを画像メモリの所定の画像領域に画像転送DMAC4−4により書き込む、または、読み出す。このとき画像転送DMAC4−4では画像ライン数をカウントしている。
【0049】
図6はビデオ入力DMACのディスクリプタアクセス動作、及びデータ転送動作を説明するためのものである。図中の画像データは4つのバンドに分割されており、各バンドで設定されているライン数の画像データを転送する。
【0050】
以下に1画像中の総転送ライン数を加算する手順を説明する。まず、ビデオ入力DMACが転送コマンドを受けるとDMAが起動し、あらかじめ内部のディスクリプタ格納レジスタにCPUによって設定されたチェーン先アドレス(a)にディスクリプタ1をリードアクセスし、メモリ中のディスクリプタ1の内容をディスクリプタ格納レジスタにロードする。そのロードされた内容には、4ワードで構成されており、次のディスクリプタの格納アドレスを示すチェーン先アドレス、格納するデータの先頭アドレスを示すデータ格納先アドレス、転送するデータのデータ量をライン数で示すデータ転送ライン数、及び設定されたライン数転送が終了した場合、CPU割り込みを発生するか否かのフォーマット情報がある。フォーマット情報の最下位ビットには、設定されたライン数転送終了の場合にCPU割り込みを発生させるか否かを表わすビットが配置されている。0でCPU割り込みを発生、1でCPU割り込みをマスクする。
【0051】
図6の例では、画像を4つのバンドに分割し、各ディスクリプタのフォーマット情報の最下位1ビットには1から4まで順に、0、0、0、0となっている。各バンドの画像データ転送が終了するとCPU割り込みが発生し、その割り込み発生により、各ディスクリプタに設定されているライン数を加算することにより転送終了タイミング、及びライン数を検出しながら転送可能である。
【0052】
同様にして画像メモリ4−2から、圧縮伸長器4−6を通してHD4−8にデータを転送(1次記憶装置→2次記憶装置)する場合、画像転送DMAC4−4のディスクリプタの設定は1バンドで転送するため、ディスクリプタのライン数の設定は画像ライン数として設定し転送を行う。そのときに符号転送DMAC4−4の転送先をHDDコントローラ4−7に設定する。HDDコントローラ4−7には格納アドレスを設定し、画像メモリ→画像転送DMAC→圧縮伸長器→符号転送DMAC→HDDコントローラ→HDというパスを通して画像データの転送を行うことが可能となる。データ転送終了後に、HDDコントローラ4−7よりHD4−8へ蓄積した際の使用データ量が通知され、このHD4−8へ格納したアドレスと使用データ量を1次記憶装置に確保しているHDD管理領域に記憶しておく。また、メモリ制御部4−3は画像データの圧縮伸長器4−6への転送が、画像入力DMAC4−1からの転送を追い越さないように転送メモリアクセス要求にマスクをかけている(2次記憶部へのデータ転送が画像入力のデータ転送を追い越さないように制御している)。
【0053】
逆にHD4−8から圧縮伸長器4−6を通して画像メモリ4−2にデータを転送(2次記憶装置→1次記憶装置)する場合、1次記憶装置に確保しているHDD管理領域に記憶しているHD4−8へ蓄積した際の格納アドレスと使用データ量を取得し、HDDコントローラ4−7に格納アドレスを設定し、符号転送DMAC4−5には使用データ量を、画像転送DMAC4−4には伸長後のライン数を設定して、HD→HDDコントローラ→符号転送DMAC→圧縮伸長器→画像転送DMAC→画像メモリというパスを通して画像データの転送を行うことが可能となる。
【0054】
図7、図8と図9を用いて画像信号入力機器から1次記憶部、1次記憶部から2次記憶部、2次記憶部から1次記憶部、1次記憶部から画像信号出力機器への転送速度を求め、結果を保存する手段を説明する。
図7は、画像信号の流れの概略図である。
図8は、メモリ制御部4−3を用いて各部の転送速度を取得する動作フローである。
図9は、メモリ転送速度を計測する手段の動作フローである。
【0055】
画像信号入力機器から1次記憶部の転送速度を求めるために[8−1]、画像信号入力開始時間[9−1]と、画像信号のデータ値[9−2]を取得し格納する。
画像信号入力動作を実行して[9−3]、入力動作が終了したか判定する[9−4]。
【0056】
終了したら画像信号入力終了時間を取得し[9−5]、画像信号入力終了時間と画像信号入力開始時間の差を求め、画像信号のデータ値を除算し、
データ値/(終了時間−開始時間) = 転送速度
という式により画像信号入力機器から1次記憶部への転送速度を求め[9−6]、格納する[9−7]。
ここで図7の▲1▼▲2▼の矢印の転送速度が求められる。
【0057】
これを使用して、1次記憶部から2次記憶部への転送を行う際にも、同じ手法を用いて、画像転送開始時間と、画像転送データ値と、画像転送終了時間から、1次記憶部から2次記憶部への転送速度を求め[8−2]、格納する[9−1]〜[9−7]。
ここで図7の▲3▼▲4▼の矢印の転送速度が求められる。
【0058】
また同じように使用して、2次記憶部から1次記憶部への転送速度を求め[8−3]、格納する[9−1]〜[9−7]。
ここで図7の▲5▼▲6▼の矢印の転送速度が求められる。
【0059】
最後に1次記憶部から画像信号出力機器への転送速度を、画像信号出力開始時間と、画像信号出力データ値と、画像信号出力終了時間から求め[8−4]、格納する[9−1]〜[9−7]。
ここで図7の▲7▼▲8▼の矢印の転送速度が求められる。
【0060】
[実施の形態1]
図10を用いて実施の形態1を説明する。
図10は画像信号の入出力動作の実行要求時に画像信号転送動作の優先度を指定する動作フローである。
【0061】
画像信号の入出力動作の実行要求を受信した場合は、操作部のキー入力により、優先度の指定を行い[10−1]、優先度を設定する[10−2]。操作部から優先度指定要求を受信しなかった場合は優先度をデフォルト値に設定する[10−3]。
【0062】
以上の動作フローにより、画像信号の入出力動作の実行要求を行うときに優先度を指定することが可能となり、優先順位を判定することが可能となる。
【0063】
[実施の形態2]
図11〜図15を用いて、実施の形態1の内容をふまえて実施の形態2を説明する。
図11は複数の画像信号入出力動作の順序制御と、優先順位度により、実行中の動作の実行/中断/再開の制御をおこなう動作フローである。
【0064】
まず、複数の処理要求を受信し[11−1]、受信した要求の中で最も優先度が高い処理を検索する[11−2]。
つぎに、実行中の処理の中断が可能か否かを判定し[11−3]、実行中の処理の中断が可能であるときは、実行中の処理の優先度と受信した処理の優先度を比較する[11−4]。
実行中の処理の中断が不可能であるときは、実行中の処理を継続する。
受信した処理の優先度の方が実行中の処理の優先度よりも高い場合には、実行中の処理を中断し[11−5]、受信した処理を実行する[11−6]。
反対に実行中処理の優先度の方が受信した処理の優先度よりも高い場合は、実行中の処理を継続して終了する。
実行中の処理を中断し[11−5]、受信した処理が終了したら、[11−5]にて中断した処理を再開する[11−7]。
【0065】
つぎに複数の画像信号入出力動作の要求受信について図12の動作フローを用いて説明する。
【0066】
複数の画像信号入出力の要求を受信した場合[12−1]は、複数回に分割して1次記憶の領域のデータを2次記憶部へデータ転送を行う[12−2]。
複数の画像信号入出力の要求を受信しなかった場合[12−1]は、1回のデータ転送で1次記憶のデータ転送を行う[12−3]。
データ転送終了まで複数のデータ転送要求の受信がないかをチェックを行い[12−4]、データ転送が終了していない場合は、複数の画像信号入出力の要求を受信しているか[12−1]においてデータ転送を選択する。
このことから複数の処理要求の受信は、分割データ転送を行うことで可能となる。
【0067】
圧縮伸長器4−6によりデータ圧縮(データ変換)された画像データを1次記憶領域の取得手段と2次記憶領域の取得手段を用いることで各領域の任意の容量取得も、固定の容量取得も可能となる。また、データ転送を分割する場合は、1次記憶領域を固定容量で確保し固定容量分データ変換完了してから2次記憶装置に転送することを繰り返すことで分割転送が可能になる。
【0068】
1回のデータ転送で1次記憶領域のデータ転送を制御する動作フローを図13に示す。
【0069】
まず、データ変換後の領域が全て確保できるだけの領域を確保する[13−1]。この領域は圧縮伸長器の特性によりデータ圧縮前の容量を越えてしまう可能性がある時はその分も考慮して確保する必要がある。
次に圧縮伸長器を用いデータ圧縮させ[13−2]、圧縮した画像データを[13−1]で確保した1次記憶領域に保存する[13―3]。保存完了後、2次記憶領域にデータ圧縮後の容量を確保する[13−4]。確保後、2次記憶領域に1次記憶領域のデータを転送する[13−5]。転送終了後、1次記憶領域に確保した領域を解放する[13−6]。
【0070】
つぎに複数回に分割して1次記憶領域のデータ転送を制御する動作フローを図14に示す。
【0071】
まず、データ変換後の領域を固定容量で確保する[14−1]。この領域は固定容量であるためデータ圧縮後のサイズと関連性がない。次に圧縮伸長器4−6を用いデータを圧縮させ[14−2]、圧縮した画像データを[14−1]で確保した1次記憶領域に保存する[14−3]。このとき確保した固定容量ではデータ圧縮が完了しない場合があるため圧縮伸長器4−6の終了応答により処理を変える必要がある。1次記憶領域で確保した固定領域中、使用した容量分を2次記憶領域に領域確保[14−4]し、転送する[14−5]。
転送完了後、データ圧縮未完了の場合[14−6]はデータ圧縮を完了させるために圧縮処理を継続するために[14−2]へ戻る。ここで圧縮処理を継続する場合はデータ圧縮後のデータは前に転送完了した固定領域に上書きされる。データ圧縮が完了すると1次領域に確保した固定容量の記憶領域を解放する[14−7]。
【0072】
データ変換、記憶手段の選択は2次記憶部へのデータ転送速度からデータ転送能力を推測できることが可能となり、またデータ転送能力で手段を選択することで1次記憶領域、2次記憶領域の占有率を効率良く選択することが可能となる。
【0073】
最後に、画像信号の入出力動作の実行要求時に画像信号転送動作の中断が可能か否かを指定する手段について図15の動作フローを用いて説明する。
【0074】
画像信号の入出力動作の実行要求を受信した場合に、データ転送能力の計測結果により、実行中のデータ転送画像信号転送動作の中断が可能か否かの指定を行い[15−1]、実行中の処理完了時間よりも受信した処理完了時間が短い場合には、中断可の設定を行う[15−2]。
実行中の処理完了時間よりも受信した処理完了時間が長い場合には、画像信号転送動作の中断不可の設定を行う[15−3]。
【0075】
このことにより、実行中の処理の中断が可能か否かを指定することが可能となり、中断が可能か否かを判定することが可能となる。
【0076】
以上の動作フローにより優先順位に応じて処理順序を決定し、さらに実行中の処理に関して中断が可能か否かを判定し、処理の中断することが可能である場合は中断/再開の制御を行うことにより、優先順位の高い処理に要する時間を短縮することが可能となる。
【0077】
[実施の形態3]
図16を用いて、実施の形態1、2の内容をふまえて実施の形態3を説明する。
図16は指定された画像信号転送動作の優先度を元に動作の実行/中断/再開の制御を有効にするか否かの選択をする動作フローである。
【0078】
操作部のキー入力により優先度に基づき順序制御を行う要求を受信した場合[16−1]は、優先度を基にした動作の実行/中断/再開の制御を有効にする[16−2]。
制御要求を受信しなかった場合は、優先度を基にした制御を無効にする[16−3]。
【0079】
順序制御の有効/無効を切り替え可能にすることにより、必要に応じて処理を行うことが可能となる。
【0080】
【発明の効果】
以上の説明からも明らかなように本発明によればつぎの効果が得られる。
【0081】
請求項1に係る構成によれば、記憶装置、および画像入出力手段の構成に応じて優先度(優先順位)の指定と、要求された優先順位に応じた動作が実行可能かを判定することが可能となるため、画像形成装置を構成する記憶装置、画像出力手段の構成に応じて利用者の意図通りの生産性の実現と管理を行うための手段を提供することが可能になる。また本発明では、特に画像形成装置の構成を意識することなく、一連の動作を効率よく実行するための手段として個々の画像入出力動作の優先度(順位)を指定して要求するための手段を設けて、比較的簡易に生産性の実現を可能にしている。
【0082】
請求項2に係る構成によれば、画像形成装置に複数の画像入出力手段(例えば、スキャナ、プリンタ、データ配信(入出力)可能なコンピュータを接続可能なインターフェース等)が接続され、同時に複数の画像信号の入出力が可能な構成を有する場合、要求された画像入出力動作に対し、要求時点の記憶装置の動作状態と、要求された優先度の指定の指定内容に応じて画像入出力動作の順序制御(動作単位の順序入れ替え、もしくは記憶装置内部の動作(1次記憶部−2次記憶部間のデータ転送処理等)の順序入れ替え)が可能な手段を設けることで動作の要求通りに実行することが可能になる。
さらに実行中の画像信号入出力処理の中断が可能か否かを判定し、必要に応じて中断処理を実行することで、要求された優先度の高い動作を即時に実行することができる。
以上の構成により、複数の画像信号入出力操作の実行を要求通りに効率良く制御する手段を提供することが可能となる。
【0083】
請求項3に係る構成によれば、画像形成装置に接続される記憶装置の構成、優先度指定の要求が不要な場合(接続される各構成要素の処理性能が向上し、優先順位の管理が不要な場合など)に、優先度に応じた実行可否の判定や、実行中の動作状態の管理などの制御を選択的に実行するか否かを指定する手段を設けることにより、画像形成装置の構成に応じて冗長な制御に関わる処理を行う必要がなくなる。よって、画像形成装置の構成に応じて最適な制御が可能でかつ汎用的な制御手段を提供することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像データ出力装置をデジタル複写機に用いた例である。
【図2】原稿台を上方から見た図である。
【図3】読取部のIPUより出力される画像同期信号の様子を示す図である。
【図4】記憶部の構成図である。
【図5】メモリ制御部4−3のアドレス発生部及び比較部の構成を示す図である。
【図6】ビデオ入力DMACのディスクリプタアクセス動作、及びデータ転送動作を表す図である。
【図7】画像信号の流れの概略図である。
【図8】メモリ制御部4−3を用いて各部の転送速度を取得する動作フローである。
【図9】メモリ転送速度を計測する手段の動作フローである。
【図10】画像信号の入出力動作の実行要求時に画像信号転送動作の優先度を指定する動作フローである。
【図11】複数の画像信号入出力動作の順序制御と、優先順位度により、実行中の動作の実行/中断/再開の制御をおこなう動作フローである。
【図12】複数の画像信号入出力動作の要求受信に関する動作フローである。
【図13】1回のデータ転送で1次記憶領域のデータ転送を制御する動作フローである。
【図14】複数回に分割して1次記憶領域のデータ転送を制御する動作フローである。
【図15】画像信号の入出力動作の実行要求時に画像信号転送動作の中断が可能か否かを指定する手段に関する動作フローである。
【図16】指定された画像信号転送動作の優先度を元に動作の実行/中断/再開の制御を有効にするか否かの選択をする動作フローである。
【符号の説明】
4−1 画像入出力DMAC
4−2 画像メモリ
4−3 メモリ制御部
4−4 画像転送DMAC
4−5 符号転送DMAC
4−6 圧縮伸長器
4−7 HDDコントローラ
4−8 HD
5−1 入出力画像アドレスカウンタ
5−2 転送画像アドレスカウンタ
5−3 ライン設定部
5−4 差分算出部
5−5 差分比較部
5−6 アドレスセレクタ
5−7 アービタ
5−8 要求マスク
5−9 アクセス制御回路
Claims (3)
- 画像入力手段から入力された少なくとも1つ以上の画像信号を記憶するための1次記憶部と、前記1次記憶部の画像信号を保存するための2次記憶部から構成される記憶装置を有し、
前記2次記憶部に保存された画像信号を読み出して前記1次記憶部に記憶し、画像出力手段に出力する手段と、
画像入力手段−記憶装置間、および画像出力手段−記憶装置間の画像信号の画像信号データ転送能力を計測し、結果を保存する手段と、
画像信号の入力、もしくは出力動作の要求時に画像信号転送動作の優先度を指定する手段とを設けたことを特徴とする画像形成装置。 - 前記記憶装置が、
同時に複数の画像信号入出力動作の要求受け付けが可能な手段と、
要求された複数の画像信号入出力手段動作の順序制御を行う手段と、
実行中の画像信号入出力処理の中断が可能か否かを判定する手段と、
前記中断が可能か否かの判定結果と指定された画像信号転送動作の前記優先度に基づき、実行中の動作の中断/再開の制御を行う手段とを有することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 指定された画像信号入出力動作の前記優先度を元に動作の実行、中断、再開を行う制御を有効にするか否かを選択する手段を設けたことを特徴とする請求項1または2記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002263349A JP2004104447A (ja) | 2002-09-09 | 2002-09-09 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002263349A JP2004104447A (ja) | 2002-09-09 | 2002-09-09 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004104447A true JP2004104447A (ja) | 2004-04-02 |
Family
ID=32263114
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002263349A Pending JP2004104447A (ja) | 2002-09-09 | 2002-09-09 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004104447A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8059299B2 (en) | 2006-09-07 | 2011-11-15 | Ricoh Company, Limited | Apparatus and method for controlling an image-data imput/output process performed by an image forming apparatus connected to an image data input unit and an image data output unit |
US8724161B2 (en) | 2006-11-06 | 2014-05-13 | Ricoh Company, Ltd. | Method, apparatus, and computer program product for processing image data of plural images to combine for output to a recording medium |
-
2002
- 2002-09-09 JP JP2002263349A patent/JP2004104447A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8059299B2 (en) | 2006-09-07 | 2011-11-15 | Ricoh Company, Limited | Apparatus and method for controlling an image-data imput/output process performed by an image forming apparatus connected to an image data input unit and an image data output unit |
US8724161B2 (en) | 2006-11-06 | 2014-05-13 | Ricoh Company, Ltd. | Method, apparatus, and computer program product for processing image data of plural images to combine for output to a recording medium |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7185151B2 (en) | Data processing device characterized in its data transfer method, program for executing on a computer to perform functions of the device, and computer readable recording medium storing such a program | |
JP2002140286A (ja) | 情報処理装置及びdma転送方法 | |
JP2004104447A (ja) | 画像形成装置 | |
JP3967074B2 (ja) | 画像処理装置および画像形成装置 | |
JP3903464B2 (ja) | 画像形成装置、並びに画像信号の入力処理方法及び出力処理方法 | |
JP4253138B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP3932275B2 (ja) | 画像入出力装置 | |
JP4359047B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP4197916B2 (ja) | データ処理装置、データ処理方法、データ処理プログラム及び記録媒体 | |
JP4061200B2 (ja) | 画像形成システム及び画像形成装置 | |
JP2002140288A (ja) | 情報処理装置及びdma転送方法 | |
JP2004222090A (ja) | 画像形成装置 | |
JP4076224B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2005079646A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2004040585A (ja) | 画像処理装置及び画像形成装置 | |
JP2004112363A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2004112533A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2004040489A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2000069257A (ja) | 画像処理装置 | |
JP2004080135A (ja) | 画像処理装置 | |
JP2005260846A (ja) | 画像情報装置および画像データ転送方法 | |
JP4133394B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2004289229A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2005067004A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2005072987A (ja) | 画像形成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040916 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060904 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20060912 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20061113 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20061212 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |