JPH0740600A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH0740600A
JPH0740600A JP5206831A JP20683193A JPH0740600A JP H0740600 A JPH0740600 A JP H0740600A JP 5206831 A JP5206831 A JP 5206831A JP 20683193 A JP20683193 A JP 20683193A JP H0740600 A JPH0740600 A JP H0740600A
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JP
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data
enlargement
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image
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Application number
JP5206831A
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English (en)
Inventor
Tomokazu Kaneko
智一 金子
Masashi Asada
真史 浅田
Takenori Obara
丈典 小原
Kenichi Sonobe
賢一 園部
Toshifumi Nakamura
利文 中村
Tatsuhisa Suzuki
達久 鈴木
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 2値プラスmカラー(mは1以上の整数)の
画像データを品質の劣化を起こすことなく拡大処理でき
る画像処理装置を提供すること。 【構成】 2値プラスmカラーの原稿データは画像読取
装置で読取られ、蓄積メモリ6に濃度および色別に記憶
される。該濃度データおよび色データは伸長器4で別々
に伸長され、画情報補正回路8にて拡大補間処理をうけ
る。そして、それぞれ、濃度メモリ9aと色画素メモリ
9bに記憶される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は画像処理装置に関し、
特に2値で表わされる基本の2色(例えば、白黒)とそ
れ以外のm個(mは1以上の整数)の色(以下、2値プ
ラスmカラーと呼ぶ)からなる画像データを任意の倍率
に拡大補間処理をすることができる画像処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、画像データの色調に関する1画素
当りの画情報を複数ビットの符号化信号で表し、該符号
化信号を2値信号に変換することにより、1画素当りの
画情報を単色情報として取出すようにした画像処理の技
術が提案されている(特開昭54−113722号)。
【0003】この技術によれば、相手機がカラーファク
シミリ装置であれば該複数ビットのカラー情報で送り、
単色ファクシミリ装置であれば単色情報に変換して送出
することができるので、カラーファクシミリ装置と単色
ファクシミリ装置との相互通信が可能になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この技
術では、カラー情報の拡大処理には何らの配慮もされて
いないため、拡大処理をすると画質が劣化してしまうと
いう問題があった。
【0005】この発明の目的は、前記した従来技術の問
題点を除去し、2値プラスmカラーからなる画像データ
を画質の劣化を起こすことなく任意の倍率に拡大するこ
とができる画像処理装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、2値プラスmカラーからなる画像データ
を濃度データおよび色データ別に記憶する手段と、該濃
度データおよび色データの各々を拡大補間処理する手段
とを具備した点に特徴がある。
【0007】
【作用】本発明によれば、2値プラスカラーからなる画
像データが別々に拡大補間処理されるので、画質の劣化
を起こすことなく任意の倍率に拡大処理することができ
る。
【0008】
【実施例】以下に、図面を参照して、本発明を詳細に説
明する。図1は本発明の一実施例の複写装置のハード構
成を示すブロック図である。なお、本実施例は複写装置
によって説明するが、本発明はこれに限定されるもので
はない。図において、1は装置全体の制御処理を行うC
PU、2は装置全体を制御するプログラムが格納されて
いるROM、3は2値画像データを符号データに圧縮す
る圧縮器、4は該符号データを読出して2値画像データ
に伸長する伸長器、5はメッセージを表示する表示部を
もつパネルである。また、6は符号データが格納される
蓄積メモリ、7は制御プログラムが使用するワークエリ
アとなるRAM、8は2値画像データの拡大・平滑化処
理を行う画情報補正回路、9は少なくとも濃度メモリ9
aと色画素メモリ9bとを含む画像メモリである。さら
に、20、21は画像読取装置と画像記録装置とを切換
える切換器、22は画像読取装置、23は画像記録装
置、24は操作手段が配置された操作表示装置であり、
25は前記した各構成要素を接続し、相互にデータのや
り取りを行えるようにするシステムバスである。
【0009】次に、本実施例の動作を説明する。画像読
取装置22から2値プラス1カラーからなる原稿、例え
ば白黒と赤色で表された原稿が読み取られると、該原稿
の濃度情報は切換器20を介して濃度メモリ9aに格納
され、色(赤)情報は切換器21を介して色画素メモリ
9bに格納される。この時、図2に示されているよう
に、原稿の白情報は両メモリ9a、9bに0の画像デー
タが格納され、黒情報は濃度メモリ9aに1、色画素メ
モリ9bに0の画像データが格納され、さらに赤情報は
両メモリに1の画像データが格納される。画像メモリ9
に原稿の画像データが格納されると、該画像データは両
メモリ9a、9bから読み出され、圧縮器3により符号
データに圧縮される。生成された符号データは蓄積メモ
リ6へ送られ、一旦記憶される。
【0010】次いで、図3に示されているように、蓄積
メモリ6の符号データ(濃度および色データ)は同期信
号と同期して読み出され、伸長器4に送られる。伸長器
4は送られてきた符号データを伸長し、画情報補正回路
8に送出する。画情報補正回路8は伸長されたデータ4
aに対して拡大補間処理を行い、画像メモリ9に送る。
両メモリ9a、9bに拡大補間処理を受けた濃度情報と
色(赤)情報とが蓄積されると、これらの画像情報は切
換器20、21を介して画像記録装置23に送られ、プ
リントアウトされる。この結果、2値プラス1カラーか
らなる画像データを画質の劣化を大して起こすことなく
任意の倍率に拡大することができる。
【0011】なお、上記の実施例では2値プラス1カラ
ーの例で説明したが、本発明はこれに限定されず、2値
プラスmカラーにも応用できることは勿論である。
【0012】次に、前記画情報補正回路8の構成と動作
を詳細に説明する。図4は画情報補正回路8の一具体例
の構成を示すブロック図である。図4において、11は
マルチプレクサ(MUX)であり、前記伸長器4を経て
蓄積メモリ6から入力されてくる濃度データおよび色デ
ータ4a、白(“0”)データ18および前ラインデー
タ12aの三つのデータから一つを選択して、ラインバ
ッファ12に出力する。このラインバッファ12は、
(2n+1)ラインバッファ(nは正の整数)であり、
本具体例では7ラインバッファ(n=3)の例が示され
ている。該ラインバッファ12は、補正対象となるライ
ンとその前後の3ラインの画像データを格納する。
【0013】13は補正対象となるラインの注目画素の
周囲の画素を記憶する(2n+1)×(2n+1)レジ
スタマトリックスである。本実施例では、n=3のレジ
スタマトリックス、すなわち7×7レジスタマトリック
スが示されており、注目画素の周囲の49画素を記憶す
る。14はk×l(kは主走査方向拡大率、lは副走査
方向拡大率)の拡大処理を行う拡大処理ブロックであ
り、本実施例では、k=l=6の拡大処理ブロックが示
されている。該拡大処理ブロック14は、1×1から6
×6までの拡大と平滑化処理を行うことができる。
【0014】15は主走査方向の拡大率を設定するレジ
スタ、16は副走査方向の拡大率を設定するレジスタで
ある。制御回路17は前記マルチプレクサ11に入力し
てくる画像データ、すなわち濃度データおよび色データ
4a、白データ18および前ラインデータ12aを選択
する選択信号17a2 を出力すると共に、拡大処理ブロ
ック14の中の拡大率の一つを選択する選択信号17b
1 、17c1 および平滑化処理時に使用される指定位置
17b2 、17c2 を出力する。
【0015】ここに、該前ラインデータ12aはライン
バッファ12に格納されている7ライン分のデータか
ら、各ライン当り1ビットのデータを取出した7ビット
のデータである。また、18は前記白(“0”)データ
である。
【0016】次に、前記制御回路17の主要部の構成の
一具体例を、図5および図6を参照して説明する。図5
は副走査方向の制御部を示し、図6は主走査方向の制御
部を示す。なお、図5、図6中の図4と同符号は同一物
を示すので、説明を省略する。
【0017】図5において、31は画像記録装置23か
ら送られてくる出力ページ先頭信号36によりクリアさ
れる副走査方向拡大率ワークレジスタ、32は加算器、
33は副走査方向拡大ブロックブロック内位置カウン
タ、34は比較器である。
【0018】前記加算器32は副走査方向拡大率レジス
タ16に予めセットされた拡大値と副走査方向拡大率ワ
ークレジスタ31に格納された値とを加算し、加算結果
の整数部は副走査方向拡大ブロック選択信号17b1 と
して前記拡大処理ブロック14(図4参照)に送出す
る。また、前記加算結果の小数部は、前記副走査方向拡
大率ワークレジスタ31に記憶される。
【0019】例えば、前記副走査方向拡大率レジスタ1
6に予めセットされた拡大値が4.4倍であれば、最初
は副走査方向拡大率ワークレジスタ31はクリアされて
0であるから、加算器32は1回目の加算で4.4を出
力し、整数部の4は副走査方向拡大ブロック選択信号1
7b1 として前記拡大処理ブロック14に送出される。
一方小数部の0.4は前記副走査方向拡大率ワークレジ
スタ31に格納される。
【0020】次に、2回目の加算結果は4.8になるの
で、整数部の4は副走査方向拡大ブロック選択信号17
b1 として前記拡大処理ブロック14に送出され、小数
部の0.8は前記副走査方向拡大率ワークレジスタ31
に格納される。以下、同様の動作が行われ、加算器32
から出力される整数部の値は、順次、4、4、5、4、
4、…となる。
【0021】前記拡大処理ブロック14はこの整数部の
データに応じた副走査方向の拡大ブロックを選択するの
で、画像データは平均すると約4.4倍の拡大処理をさ
れることになる。
【0022】次に、図6により、主走査方向の制御部の
構成を説明する。図において、51は主走査方向拡大率
ワークレジスタ、52は加算器、53は主走査方向拡大
ブロックブロック内位置カウンタ、54は比較器であ
る。
【0023】前記主走査方向拡大率ワークレジスタ51
は前記画像記録装置23から送られてくる出力ライン先
頭信号37によりクリアされる。主走査方向拡大率レジ
スタ15には、主走査方向の拡大率が予めセットされ
る。加算器52の動作は前記加算器32の動作と同じで
あるから、説明を省略する。
【0024】次に、図5および図6の副走査方向拡大ブ
ロックブロック内位置カウンタ33、主走査方向拡大ブ
ロックブロック内位置カウンタ53、比較器34および
54の動作について、図7のデータ例を参照して説明す
る。図7の57は前記レジスタマトリックス13に一時
的に格納された濃度データおよび色データ4aのデータ
例を示し、58は指定倍率の指定位置を示している。
【0025】該副走査方向拡大ブロックブロック内位置
カウンタ33には前記画像記録装置23から送られてく
る出力ライン先頭信号37が入力し、前記主走査方向拡
大ブロックブロック内位置カウンタ53には1画素出力
信号55が入力する。
【0026】さて、いま主走査方向の整数部17c1 が
「2」で、副走査方向の整数部17b1 が「4」であっ
たとすると、図7に示されているように、注目画素d4
は主走査方向に2倍、副走査方向に4倍に拡大されるこ
とになる。この拡大処理と平滑化処理の指定位置となる
のが、図5、図6の副走査方向拡大ブロックブロック内
位置17b2 および主走査方向拡大ブロックブロック内
位置17c2 である。
【0027】図6により説明すると、整数部17c1 が
「2」であるので、比較器54のA端子には2が入力し
ている。主走査方向拡大ブロックブロック内位置カウン
タ53は1画素出力信号55が入力するとカウントアッ
プし、カウント出力は主走査方向拡大ブロックブロック
内位置17c2 として出力される。この具体例では、該
カウント出力が2になると比較器54は一致信号17a
3 を出力するので、主走査方向拡大ブロックブロック内
位置17c2 としては、0、1が順次出力され、該出力
は、図7に示されているように、指定位置の主走査方向
のアドレス0,1となる。
【0028】同様に、図5の副走査方向拡大ブロックブ
ロック内位置17b2 としては、0、1、2、3が出力
され、図7に示されているように、指定位置の副走査方
向のアドレス0〜3となる。
【0029】次に、図4の全体の動作を、図7および図
8を参照して説明する。まず、拡大処理が起動される前
に、図4のマルチプレクサ11は白データ18を選択
し、7ラインバッファ12の全部に白データが格納され
る。すなわち、7ラインバッファ12はクリアされる。
【0030】拡大処理をする時には、前記主走査方向拡
大率レジスタ15および副走査方向拡大率レジスタ16
に拡大率が設定され、スタート信号23aが制御回路1
7に入力される。そうすると、マルチプレクサ11は入
力画像データ選択信号17a2 にしたがって、入力画像
データ4aを7ラインバッファ12に順次読み込む。
【0031】7ラインバッファ12に入力画像データ4
aが4ライン分格納されると、拡大処理が開始される。
図8(a) は前記7ラインバッファ12に白データ3ライ
ン分を含む7ライン分の画像データが格納された状態を
示している。
【0032】動作開始直後に、前記副走査方向拡大率ワ
ークレジスタ31は出力ページ先頭信号36によりクリ
アされ、また前記主走査方向拡大率ワークレジスタ51
は出力ライン先頭信号37によりクリアされる。
【0033】次に、図6の加算器52に動作開始信号が
入力する。これにより、加算器52は前記主走査方向拡
大率レジスタ15に設定された拡大率と主走査方向拡大
率ワークレジスタ51の値とを加算し、その整数部17
c1 を主走査方向拡大ブロック選択信号として拡大処理
ブロック14に送る。また、図5の加算器32にも動作
開始信号が入力する。これにより、加算器32は前記副
走査方向拡大率レジスタ16に設定された拡大率と副走
査方向拡大率ワークレジスタ31の値とを加算し、その
整数部17b1 を副走査方向拡大ブロック選択信号とし
て拡大処理ブロック14に送る。
【0034】該拡大処理ブロック14は前記主、副走査
方向拡大ブロック選択信号17b1、17c1 を受ける
と、拡大処理ブロックを選択する。例えば、前記主、副
走査方向拡大ブロック選択信号がそれぞれ2、4であれ
ば、拡大処理ブロック14は2×4の拡大処理ブロック
を選択する。
【0035】次に、図6の主走査方向拡大ブロックブロ
ック内位置カウンタ53に、図9に示されているような
1画素出力信号55が次々と入力すると、主走査方向拡
大ブロックブロック内位置17c2 は0、1、2と1ず
つ増加し、2になると比較器が一致信号17a3 を出力
する。
【0036】この信号17a3 は前記加算器52のトリ
ガ信号になると共に、主走査方向拡大ブロックブロック
内位置カウンタ53のクリア信号にもなる。よって、前
記一致信号17a3 が出力されると、加算器52は加算
動作を行い、また主走査方向拡大ブロックブロック内位
置カウンタ53はクリアされる。
【0037】一方、図5の副走査方向拡大ブロックブロ
ック内位置カウンタ33には出力ライン先頭信号37が
入力し、該カウンタ33はカウントアップする。該カウ
ンタ33は、カウント値を副走査方向拡大ブロックブロ
ック内位置17b2 として出力すると共に、加算器34
からの一致信号17a2 によりクリアされる。比較器3
4の一致信号17a2 は加算器32のトリガ信号にな
る。
【0038】前記比較器54の一致信号17a3 は、前
記7ラインバッファ12およびレジスタマトリックス1
3にも入力される。そうすると、該7ラインバッファ1
2は7ライン分の各1ビットを並列的にシフトする。こ
のシフトにより7ビットのデータ12aがマルチプレク
サ1を通って7ラインバッファ12の先頭に移される。
この時の様子を、図8の(c) に示す。
【0039】また、前記動作と同時に、レジスタマトリ
ックス13内に新たな7ビットのデータが取込まれ、古
い7ビットのデータは消去される。この様子は、図8の
(b)に示されている。この結果、注目画素は、d4から
d5に変えられる。
【0040】以上の動作が繰返されて、1ライン分の処
理が終わると、図4に示されているマルチプレクサ11
に選択信号17a2 が入力する。該選択信号17a2 が
入力すると、該マルチプレクサ11は一定期間、入力画
像データ4aを選択する。これによって、入力画像デー
タ4aは1ライン分、7ラインバッファ12に取り込ま
れる。この時、7ラインバッファ12中の一番古い1ラ
イン分の画像データは消去される。この様子は、図8の
(d) に示されている。
【0041】次に、本発明で適用される拡大補間処理に
ついて説明する。図10は拡大補間処理装置の概略のブ
ロック図であり、61は注目画素61aを中央に有する
(1+2n)×(1+2n)(nは正の整数)のレジス
タマトリックス、62は注目画素61aの周辺の画素の
パターンを検出するパターン検出部、63は主・副走査
方向の拡大率に対応した拡大処理と該パターンに対応し
た平滑化処理とを行う拡大・平滑化処理部である。
【0042】前記拡大・平滑化処理部63には、主・副
走査方向の拡大率17c1 、17b1 と、主・副走査方
向拡大ブロックブロック内位置17c2 、17b2 とが
入力する。拡大・平滑化処理部63は、注目画素61a
を前記拡大率17c1 、17b1 に応じた大きさに拡大
すると共に、該拡大された画素の一つ一つの位置、すな
わち前記位置17c2 、17b2 で指定される画素に対
して、補間する、補間しないの決定をする。
【0043】例えば、前記拡大率17c1 、17b1 が
それぞれ2、4の場合(すなわち、2×4の倍率)に
は、図11(a) 〜(e) に示されているように、注目画素
61aは2×4倍に拡大され、この拡大により生成され
る8個の画素のそれぞれについて、補間する、補間しな
いの判断がなされる。なお、図11の技術的意味につい
ては、後で詳述する。
【0044】次に、本実施例の動作を、図12のフロー
チャートを参照して説明する。
【0045】ステップS1では、パターン検出部62が
注目画素61aの周辺黒画素の連結パターンが、1対1
の4方向のいずれかであるか否かの検出をする。この判
断が否定の時には、ステップS2に進んで注目画素61
aの周辺黒画素の連結パターンが、1対2の8方向のい
ずれかであるか否かの検出をする。また、ステップS3
では、注目画素61aの周辺黒画素の連結パターンが、
1対n(n=3、4、…)の8方向のいずれかであるか
否かの検出をする。
【0046】すなわち、注目画素61aの周辺黒画素の
連結パターンが、例えば図11の(a) 〜(e) のパターン
に属する場合には前記ステップS1〜S3のどれかが肯
定となり、ステップS5に進む。なお、図11に示した
パターンは、ごく一例が示されているのみであり、同類
のパターンが多数存在することは明らかである。
【0047】前記ステップS1〜S3が全て否定の時に
は、ステップS4に進んで、補間しないと決定される。
次いでステップS8に進んで、1個の注目画素の指定倍
率の全ての位置を処理したか否かの判断に移る。
【0048】一方、前記ステップS1〜S3のいずれか
が肯定になった時には、ステップS5に進んで、指定倍
率の指定位置(17c1 、17b1 ,17c2 ,17b
2 )において、補間する必要があるか否かを判断する。
まず、指定位置(0,0)(図7の58参照)の補間が
必要か否かの判断がなされ、この判断が否定であれば、
ステップS6に進んで補間しないの処理が行われる。逆
に、肯定であれば、ステップS7に進んで補間するの処
理が行われる。
【0049】次に、ステップS8で、1個の注目画素の
全ての位置を補間処理したか否かの判断が行われ、この
判断が否定の時には、ステップS9に進んで位置のカウ
ントアップがなされ、次の指定位置(0,1)が指定さ
れる。そして、ステップS1〜S3の判断に戻り、再び
ステップS5において、該指定位置(0,1)の補間が
必要か否かの判断がなされる。以上の処理を繰返し行
い、ステップS8の判断が肯定になると、ステップS1
0に進んで、入力画素データの全部の処理が終了したか
否かの判断が行われる。この判断が否定の時には、ステ
ップS11に進んで、注目画素を次の注目画素に移し、
前記と同様の処理を繰返す。
【0050】前記の処理を繰返し行った結果、ステップ
S10の判断が肯定になると、拡大・平滑化処理を終了
する。なお、前記ステップS5の処理は、前記指定倍
率、指定位置および連結パターンに応じて、補間する、
しないを決めるアルゴリズムにより実行される。このア
ルゴリズムの具体的内容については、説明を省略する。
【0051】この実施例によれば、注目画素の周辺画素
が、例えば、図11の(a) 〜(e) のパターンに該当した
場合には、注目画素61aの斜線が施された指定位置が
補間されることになる。よって、画像データの斜めの部
分が平滑化され、文字等の図形の質を向上させることが
できる。
【0052】次に、第2の拡大・平滑化処理の動作を、
図13のフローチャートを参照して説明する。
【0053】ステップS11では、前記図12のステッ
プS1〜S3と同じ処理、すなわち、注目画素の周辺画
素が、1対1の4方向の黒画素連結パターンか、1対2
の8方向の黒画素連結パターンか、…、あるいは1対n
の8方向の黒画素連結パターンかの検出をする。また、
ステップS12、S13、S14、S15の処理は、図
12のステップS4、S5、S6、S7の処理と同じで
あるので、説明を省略する。
【0054】ステップS16に進むと、注目画素の周辺
画素が、1対1の4方向の白画素連結パターンか、1対
2の8方向の白画素連結パターンか、…、あるいは1対
nの8方向の白画素連結パターンかの検出をする。
【0055】ステップS16の判断が否定の時にはステ
ップS17に進んで、注目画素を全く削除せずに、ステ
ップS21に進む。一方、ステップS16が肯定になる
と、ステップS18に進んで、指定倍率の指定位置(1
7c1 、17b1 、17c2,17b2 )において、削
除する必要があるか否かの判断がなされる。そして、こ
の判断が否定の時には、ステップS19に進んで、削除
しないの処理、該判断が肯定の時には、ステップS20
に進んで削除する処理が行われる。
【0056】次いで、ステップS21に進んで、1個の
注目画素の指定倍率の全ての位置を処理したか否かの判
断がなされ、この判断が否定の時には、ステップS22
に進んで、前記指定位置のカウントアップが行われる。
そして、ステップS11に戻って、前記の処理が繰返さ
れる。
【0057】以上の処理が繰返し行われ、前記指定位置
の処理が全部終了すると、ステップS21が肯定にな
り、ステップS23に進む。
【0058】ここで、前記ステップS21が肯定になる
までのステップS16〜S20の動作につき、図14を
参照して説明する。
【0059】図14(a) に示されているように、注目画
素61aに対する周辺画素が1対1の白画素連結の場合
には、位置(0,0)の画素が削除される。また、同図
(b)の白画素連結の場合には、位置(0,0)と(0,
1)の画素が削除される。また、同図(c) 、(d) 、(e)
の場合には、それぞれ図示されている位置の画素が削除
される。
【0060】なお、前記ステップS18の処理は、前記
指定倍率、指定位置および連結パターンに応じて、削除
する、しないを決めるアルゴリズムにより実行される。
このアルゴリズムの具体的内容については、説明を省略
する。
【0061】本実施例によれば、画素の削除により、文
字等の斜め部の角を削除することができ滑らかにできる
と共に、ステップS11〜S15の補間処理により太く
なった線を、ステップS16〜S20の処理により細く
修正することができる。よって、見栄えの良い、高品質
の文字等の図形データを提供することができる。
【0062】次に、第3の拡大・平滑化処理を、図15
のフローチャートを参照して説明する。この実施例の特
徴は、前記第2の拡大・平滑化処理に、ステップS31
〜S34を追加した点に特徴があり、他のステップは第
2の拡大・平滑化処理と同じであるので、ステップS3
1〜S34についてのみ説明する。
【0063】ステップS31では、黒画素の1対1〜1
対nの連結がイメージ画像を劣化させるパターンか否か
の判断を行う。そして、イメージ画像を劣化させるパタ
ーンであれば、補間せずに(ステップS32)、ステッ
プS16に進む。一方、ステップS31が否定の時に
は、ステップS13の処理に進む。
【0064】例えば、図16(a) に示されているよう
に、注目画素61aの参照画素が黒の3×3連結パター
ンである時には、それら以外の周辺画素、すなわち画素
61b、61cおよび61dをも参照し、これらの画素
61b、61cおよび61dが全部白画素であれば、注
目画素61aの補間を行うようにする。すなわち、ステ
ップS31からS13に処理を進める。
【0065】一方、例えば、図16(b) に示されている
ように、前記画素61b、61cおよび61dの中のい
ずれか一つでも黒画素であれば、注目画素61aの補間
を行わないようにする。すなわち、ステップS31から
S32に処理を進める。これは、補間を行うと、注目画
素61aの白画素が潰れてしまい、イメージの劣化を招
くからである。
【0066】ステップS33では、白画素の1対1〜1
対nの連結がイメージ画像を劣化させるパターンか否か
の判断を行う。そして、イメージ画像を劣化させるパタ
ーンであれば、削除せずに(ステップS34)、ステッ
プS21に進む。一方、ステップS33が否定の時に
は、ステップS18の処理に進む。
【0067】例えば、図16(c) に示されているよう
に、注目画素61aの参照画素が白の2×2連結パター
ンである時には、それら以外の周辺画素61b〜61d
が全て白画素であれば、黒画素の削除をせずにステップ
S21に進むようにする。これは、孤立黒画素が消えて
しまわないようにするためである。前記画素61b〜6
1dの中のいずれか一つでも黒画素であれば、ステップ
S18の処理をするようにする。
【0068】この第3の拡大・平滑化処理によれば、白
画素の潰れや、黒画素の消滅を防止することができるの
で、イメージ画像を劣化させない平滑化処理を行うこと
ができるという効果がある。
【0069】次に、第4の拡大・平滑化処理を、図17
を参照して説明する。ステップS41では、指定位置の
指定方向において黒画素の1対1の4方向の連結パター
ンか否かの判断がなされる。この判断が肯定の場合に
は、ステップS13に進む。一方、否定の場合には、ス
テップS42に進む。
【0070】ステップS42では、指定位置の指定方向
において黒画素の1対2〜1対nの8方向の連結パター
ンか否かの判断がなされ、この判断が否定の時にはステ
ップS43に進む。一方、この判断が肯定の時には、ス
テップS44に進んで、直交角パターンか否かの判断が
なされる。この判断が肯定の時には、ステップS45に
進んで補間しない処理をする。直交角パターンでない時
には、ステップS13に進む。ステップS13では前記
と同様の補間処理を行う。
【0071】本実施例によれば、例えば、図18に示さ
れているように、注目画素61aに対して、周辺の黒画
素が直交角パターンである場合には、注目画素61aに
ついてステップS13〜S15の1対1の補間処理のみ
を行うようにする。すなわち、補間処理を弱めるように
する。
【0072】本実施例によれば、補間処理を弱めること
ができるので、文字等の図形の直角部分に対して、周辺
とのバランスを保った平滑化処理を行うことができる。
なお、該直角部分に対して完全に直角保存すると、該直
角部分が周辺に比べてシャ―プに表現され過ぎ、違和感
を与えることになることが、本発明者の研究で判明し
た。
【0073】前記の各実施例は、主・副走査方向に2×
4倍の拡大をする例で説明したが、本発明はこれに限定
されず、1×1〜6×6倍に拡大する場合にも適用でき
ることは勿論である。
【0074】
【発明の効果】本発明によれば、2値プラスmカラーの
画像データに対して、濃度データと色データとが別々に
拡大補間処理されるので、品質の良い拡大画像データを
得ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の概略の構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】 濃度データと色データの説明図である。
【図3】 本実施例の動作の流れを示すブロック図であ
る。
【図4】 本発明に使用される拡大・平滑化処理装置の
概略の構成を示すブロック図である。
【図5】 図4の制御回路において、副走査方向の処理
を行う部分のブロック図である。
【図6】 図4の制御回路において、主走査方向の処理
を行う部分のブロック図である。
【図7】 主、副走査方向拡大ブロックブロック内位置
の技術的意味を説明する説明図である。
【図8】 図4の動作の説明図である。
【図9】 図6の要部の信号のタイミングチャートであ
る。
【図10】 画像データの拡大・平滑化処理装置の概略
の構成を示すブロック図である。
【図11】 第1の補間の一例を示す図である。
【図12】 第1の補間動作を示すフローチャートであ
る。
【図13】 第2の補間動作を示すフローチャートであ
る。
【図14】 第2の補間における削除の一例を示す図で
ある。
【図15】 第3の補間動作を示すフローチャートであ
る。
【図16】 第3の補間におけるイメージを劣化させる
パターンの一例を示す図である。
【図17】 第4の補間動作を示すフローチャートであ
る。
【図18】 第4の補間における直交角パターンの一例
を示す図である。
【符号の説明】
4…伸長器、6…蓄積メモリ、8…画情報補正回路、9
a…濃度メモリ、9b…色画素メモリ、11…マルチプ
レクサ、12…7ラインバッファ、13、61…レジス
タマトリックス、14…拡大処理ブロック、15…主走
査方向拡大率レジスタ、16…主走査方向拡大率レジス
タ、17…制御回路、62…パターン検出部、63…拡
大・平滑化処理部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G09G 5/02 L 9471−5G H04N 1/393 4226−5C 1/60 1/46 8420−5L G06F 15/66 355 C 4226−5C H04N 1/40 D 4226−5C 1/46 Z (72)発明者 園部 賢一 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士ゼ ロックス株式会社内 (72)発明者 中村 利文 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士ゼ ロックス株式会社内 (72)発明者 鈴木 達久 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士ゼ ロックス株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2値で表わされる基本の2色とそれ以外
    のm個(mは1以上の整数)の色からなる画像データを
    濃度データおよび色データ別に記憶する手段と、 該濃度データおよび色データの各々を拡大補間処理する
    手段とを具備したことを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の画像処理装置において、 前記拡大補間処理をする手段は、 前記濃度データおよび色データの(2n+1)(ただ
    し、nは正の整数)ラインを蓄積するラインバッファ
    と、 該ラインバッファに蓄積されたデータのうちの(2n+
    1)×(2n+1)個のデータを記憶するレジスタマト
    リックスと、 k×l(ただし、kは主走査方向の拡大率、lは副走査
    方向の拡大率)の拡大補間処理を行う拡大補間処理部と
    を具備したことを特徴とする画像処理装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6023096A (en) * 1997-03-01 2000-02-08 Nitto Denko Corporation Semiconductor device having metal foil integral with sealing resin
US7352480B2 (en) 2002-03-22 2008-04-01 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus and image processing method

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6023096A (en) * 1997-03-01 2000-02-08 Nitto Denko Corporation Semiconductor device having metal foil integral with sealing resin
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