JP4012365B2 - 昇降装置 - Google Patents

昇降装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4012365B2
JP4012365B2 JP2000300886A JP2000300886A JP4012365B2 JP 4012365 B2 JP4012365 B2 JP 4012365B2 JP 2000300886 A JP2000300886 A JP 2000300886A JP 2000300886 A JP2000300886 A JP 2000300886A JP 4012365 B2 JP4012365 B2 JP 4012365B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
suspension
lifting device
rotation
lifting
winding drum
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000300886A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002104785A (ja
Inventor
稔之 清水
康弘 宮崎
史朗 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP2000300886A priority Critical patent/JP4012365B2/ja
Priority to EP00125499A priority patent/EP1193442B1/en
Priority to DE60020707T priority patent/DE60020707T2/de
Priority to AT00125499T priority patent/ATE297525T1/de
Priority to US09/716,996 priority patent/US6520484B1/en
Priority to CNB001336495A priority patent/CN1140444C/zh
Publication of JP2002104785A publication Critical patent/JP2002104785A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4012365B2 publication Critical patent/JP4012365B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66DCAPSTANS; WINCHES; TACKLES, e.g. PULLEY BLOCKS; HOISTS
    • B66D1/00Rope, cable, or chain winding mechanisms; Capstans
    • B66D1/28Other constructional details
    • B66D1/40Control devices
    • B66D1/48Control devices automatic
    • B66D1/50Control devices automatic for maintaining predetermined rope, cable, or chain tension, e.g. in ropes or cables for towing craft, in chains for anchors; Warping or mooring winch-cable tension control
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F21LIGHTING
    • F21VFUNCTIONAL FEATURES OR DETAILS OF LIGHTING DEVICES OR SYSTEMS THEREOF; STRUCTURAL COMBINATIONS OF LIGHTING DEVICES WITH OTHER ARTICLES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F21V21/00Supporting, suspending, or attaching arrangements for lighting devices; Hand grips
    • F21V21/14Adjustable mountings
    • F21V21/16Adjustable mountings using wires or cords
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F21LIGHTING
    • F21VFUNCTIONAL FEATURES OR DETAILS OF LIGHTING DEVICES OR SYSTEMS THEREOF; STRUCTURAL COMBINATIONS OF LIGHTING DEVICES WITH OTHER ARTICLES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F21V21/00Supporting, suspending, or attaching arrangements for lighting devices; Hand grips
    • F21V21/36Hoisting or lowering devices, e.g. for maintenance
    • F21V21/38Hoisting or lowering devices, e.g. for maintenance with a cable

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Storing, Repeated Paying-Out, And Re-Storing Of Elongated Articles (AREA)
  • Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)
  • Electric Cable Arrangement Between Relatively Moving Parts (AREA)
  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、高所に取付けられる照明器具のような負荷の昇降装置、特に負荷の下降位置の微調整を安全且つ容易に行える昇降装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、コンサートホールや体育館、コンベンションホール等の比較的天井の高い大きな構造物では、天井に装着された照明器具のメインテナンスを容易にするために照明器具の昇降装置が利用されている。昇降装置は、主として、照明器具が接続される昇降部と、昇降部を吊り下げるための吊材と、吊材を介して昇降部を上昇/下降させるための駆動手段と、駆動手段を天井に固定する固定部とで構成される。
【0003】
この種の昇降装置においては、通常、昇降装置を構造物の天井等に設置する際にその構造物の床面から天井までの距離に応じて吊材の適当な使用長さが設定される。それにより、昇降部は、照明器具が使用される天井付近に上昇させた位置と、照明器具のメインテナンスを行うために床面近くに下降させた位置との間で移動が可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前途したように、吊材長さの調整は昇降装置を構造物に設置する際に行われるので、その後にレイアウト変更等の要請が生じ、昇降部の下降位置を微妙に調整したいような場合は、その都度施工時に行ったのと同様の天井での作業が必要となる。したがって、面倒な吊材長さの微調整を頻繁に行うことは現実的でなく、吊材長さの微調整を行わずにメインテナンス作業が強いられる結果、照明器具のメインテナンスが行い難いといった不具合が生じたり、メインテナンスの作業効率が低下するという問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、昇降装置の構造物への施工後であっても、高所での作業を必要とすることなく、負荷の下降位置がそのメインテナンスに適した位置となるように吊材長さの微調整を安全且つ容易に行うことができて、結果的にメインテナンスの作業環境および作業効率を改善することができる昇降装置を提供することにある。
【0006】
すなわち、本発明の請求項1にかかる昇降装置は、一対の吊材と、負荷を接続可能なハウジングを有する昇降部と、構造物の天井に固定され、一対の吊材を介して昇降部に連結される固定部と、固定部から昇降部までの距離が最小となる最上位置と、固定部から昇降部までの距離が最大となる最下位置との間で一対の吊材の使用により昇降部の昇降を可能にする駆動手段とを具備する昇降装置であって、
しかるに、昇降部は最上位置と最下位置との間の所望の下降位置に昇降部を停止させるために一対の吊材の長さを調節する吊材長さ微調整手段を有し、前記吊材長さ微調整手段は、所定量の吊材を巻き取るために前記一対の吊材の一端が接続されて前記ハウジング内に回転可能に保持される単一の軸部材を有し、前記軸部材の両端部はハウジングの側面に露見されており、そこから前記軸部材を回転させることで吊材の巻き取り量が調整されることを特徴とする。
【0007】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、吊材の一端が昇降部に接続され、その他端が固定部に配設した駆動手段に接続されることを特徴とする
請求項3の発明は、請求項1あるいは2の発明において、吊材は一対の帯材で構成されることを特徴とする。
【0008】
請求項4の発明は、請求項3の発明において、帯材の相互の平面は、実質的に同一方向にあることを特徴とする。
【0009】
請求項5の発明は、請求項1乃至4のいずれかの発明において、吊材長さ微調節手段は回転止め部材を含み、上記軸部材はその軸方向に略直交する方向に貫通する穴を有し、上記ハウジングの上面に設けたスリットを介して前記回転止め部材を前記穴に挿入することで、巻き取った吊材が軸部材から解けないように上記軸部材の回転ロックすることを特徴とする。
【0010】
請求項6の発明は、請求項5の発明において、軸部材は、軸方向に分割可能な一対の細長片で構成され、この一対の細長片間に吊材の一端を挟持することを特徴とする。
【0011】
請求項7の発明は、請求項1乃至4のいずれかにおいて、軸部材は、回転止め部材が係合可能な係合部を有し、軸部材に巻き取られた所定量の吊材が解けるのを防ぐため、係合部に係合した回転止め部材が軸部材の回転を抑止することを特徴とする。
【0012】
請求項8の発明は、請求項1乃至7のいずれかの発明において、駆動手段は固定部に配置され、吊材を巻き取るために吊材の一端が接続される巻取ドラムと、巻取ドラムを回転させるための電動機とを含むことを特徴とする。
【0013】
請求項9の発明は、請求項8の発明において、固定部は、巻取ドラムから解かれる吊材の長さを決定するための吊材長さ粗調整手段を有することを特徴とする。
【0014】
請求項10の発明は、請求項9の発明において、吊材長さ粗調整手段は、電動機の駆動により昇降部を下降させて巻取ドラムから吊材を完全に解く間に1回転以内の回転を提供する回転体と、回転体の回転量が所定量に達した時に昇降部の下降を止めるために電動機への電力供給を停止する停止スイッチとを具備することを特徴とする。
【0015】
請求項11の発明は、請求項10の発明において、回転体は、巻取ドラムに減速用歯車を介して連結可能に配置される終段歯車であり、終段歯車は、終段歯車と減速用歯車との噛合わせを外して終段歯車の回転量を所定量に設定するために使用されるツマミを有することを特徴とする。
【0016】
請求項12の発明は、請求項11の発明において、ツマミは、外部から操作可能となるように固定部の表面に露見されることを特徴とする。
【0017】
請求項13の発明は、請求項11の発明において、終段歯車は、軸方向にバネ付勢されており、終段歯車の回転量を所定量に設定する際、終段歯車をそのバネ付勢に逆らって軸方向に移動させ、終段歯車と減速用歯車との噛合わせを外すことを特徴とする。
【0018】
請求項14の発明は、請求項8の発明において、吊材の張力によって可動となるように支持される可動部材と、可動部材に連結されて吊材の張力変化に応じて弾性変形可能な弾性部材と、吊材の張力の増加により弾性部材に所定量以上の変形が生じる時、電動機への電力供給を停止する第1スイッチとを具備することを特徴とする。
【0019】
請求項15の発明は、請求項14の発明において、可動部材は巻取ドラムから提供される吊材を昇降部に向かわせる滑車であり、弾性部材はスプリングであって、しかるにスプリングの変形に基いて滑車の位置が下降した時、電動機への電力供給を停止することを特徴とする。
【0020】
請求項16の発明は、請求項8の発明において、最上位置で電動機の回転を抑止する回転抑止手段を含むことを特徴とする。
【0021】
請求項17の発明は、請求項16の発明において、抑止手段は、弾性材料でなる押圧部材であり、最上位置において、昇降部が押圧部材を弾性変形させ、弾性変形した押圧部材が電動機の駆動軸の回転を抑止することを特徴とする。
【0022】
請求項18の発明は、請求項8もしくは14の発明において、巻取ドラムから提供される吊材を昇降部に向かわせる吊材受け部材と、吊材受け部材と巻取ドラムの間に延出する吊材によって作動可能に配置され、その作動時に電動機への電力供給を停止する第2スイッチとを具備することを特徴とする。
【0023】
請求項19の発明は、請求項18の発明において、第2スイッチは、吊材の張力の減少によって生じる吊材の撓みが所定量以上に達した時に撓んだ吊材によって作動される位置に配されることを特徴とする。
【0024】
請求項20の発明は、請求項18の発明において、第2スイッチは、巻取ドラムから吊材が実質的に完全に解かれた状態にある時、吊材受け部材と巻取ドラムの間に延出する吊材によって作動される位置に配されることを特徴とする。
【0025】
請求項21の発明は、請求項8もしくは18のいずれかの発明において、巻取ドラムは、吊材の一端を保持する吊材保持部と、巻取ドラムが所定方向に回転する時にのみ吊材の巻取が容易となるように形成される円弧状部とを有することを特徴とする。
【0026】
請求項22の発明は、請求項11の発明において、巻取ドラムと終段歯車の間に配される減速用歯車は複数の歯車で構成され、複数の歯車は、各先端に歯車の支軸を保持する軸受凹部を有する突出高さの異なる複数の突起体を備えた軸受部材によって保持され、しかるに、突出高さの最も高い突起体の軸受凹部に配置される歯車の支軸のみを保持部材により保持することで、保持された歯車に相互に噛み合う残りの歯車のすべてが保持部材なしで軸受部材に保持されることを特徴とする。
【0027】
請求項23の発明は、請求項1乃至22のいずれかの発明において、駆動手段は、吊材の一端が接続されて吊材を巻き取るための巻取ドラムと、巻取ドラムを回転させるための永久磁石と整流ブラシを有する直流電動機とを含むことを特徴とする。
【0028】
請求項24の発明は、請求項8もしくは23の発明において、電動機の駆動軸の回転は、巻取ドラムの回転の電動機への伝達を阻止するためのセルフルロック機能を有する減速歯車を介して巻取ドラムに伝達され、セルフルロック機能付き減速歯車は、電動機側のウォームギアと、このウォームギアに噛み合う巻取ドラム側のウォームホイールとで構成されることを特徴とする。
【0029】
請求項25の発明は、請求項1乃至7のいずれかの発明において、昇降部のハウジングは、内部に吊材長さ微調整手段を収納するとともに、吊材長さ微調整手段の上方において突出する一対の吊材ガイド用突起を備え、ガイド用突起の先端間に定義される空間が、ハウジング内部から吊材を外部に通すための開口として使用され、ガイド用突起の少なくとも一方は円弧状の先端を有することを特徴とする。
【0030】
請求項26の発明は、請求項1乃至7のいずれかの発明において、昇降部のハウジングは、昇降部が誤って回転し吊材に捩れが生じるのを防ぐための昇降部回転防止用突起を備え、突起は吊材よりもハウジングの外周側の位置で各吊材に隣接して上方に向かって突出することを特徴とする。
【0031】
請求項27の発明は、請求項26の発明において、固定部は昇降部の最上位置において前記のハウジングを収納する凹所を有し、昇降部回転防止用突起は、この凹所へのハウジングの収納をガイドする円弧状の先端を有することを特徴とする。
【0032】
【発明の実施の形態】
添付図面を参照して、本発明の昇降装置の好ましい実施の形態ついて以下に詳細に説明する。負荷としては、特に限定されないが、高所(天井付近)に配置して使用され、そのメインテナンスを行うために地上(床面)付近まで降下させる必要があるもの、例えば、照明器具、防犯カメラ、火災感知器、垂れ幕等を挙げることができる。
【0033】
図1に、本実施例に基づく照明器具の昇降装置の外観を示す。この昇降装置は、主要構成要素として、一対の帯材でなる吊材2と、下部に照明器具を接続可能な昇降部3と、構造物の天井に固定され、吊材を介して昇降部に連結される固定部1とを含む。
【0034】
吊材2は、剛性を有する金属材料等で作製されることが好ましい。尚、吊材の本数について特に限定はないが、2本以上とする場合は万が一そのうちの一本が切れたとしても残りで昇降部3を保持できて安全性の面で好ましい。
【0035】
固定部1は、図2及び図3に示すように、昇降部3を収容可能な凹部13を下面に有するケース10を有し、その内部に吊材を使用して昇降部の昇降を可能にする駆動ユニットが配設されている。ケース10は、構造物の天井に固定されるアルミダイカスト製のベース12と、ベースに着脱可能に取り付けられる樹脂製のカバー14とでなる。図2中、番号7で示される領域には所定の電気回路等が配置される。
【0036】
駆動ユニットは、各吊材2を巻き取るために吊材の一端が接続される一対の巻取ドラム20と、巻取ドラムを回転させるための永久磁石と整流ブラシを有する直流モーター22と、モーターの駆動軸の回転を巻取ドラムに伝達する減速ユニット26とを含む。尚、直流モーターの代わりに交流モーターを使用しても良い。
【0037】
減速ユニット26は、直流モーターから巻取ドラムへ動力を伝達するが、巻取ドラム20の回転が直流モーターに対して逆に伝達されるのを阻止するためのセルフルロック機能を有する。このセルフルロック機能付き減速ユニット26は、図4に示すように、直流モーター22側のウォームギア27と、このウォームギアに噛み合う巻取ドラム20側のウォームホイール28とを含む。ウォームホイール28の回転は、一対の巻取ドラム20の回転軸であるメインシャフト21の一端に設けられた平歯車24に伝達される。これにより、一対の巻取ドラム20を同時に且つ同一方向に回転させることができる。
【0038】
巻取ドラム20は、図5に示すように、巻取ドラムが所定方向に回転する時に吊材の巻取りが容易となるように形成されるR状部62を有するドラム本体60と、吊材の一端を保持する吊材保持部64とで構成される。吊材保持部64とドラム本体60の間に吊材2の一端を挟んでその摩擦力により吊材保持力をアップするとともに、R状部62を設けることで吊材を巻き取る際に吊材2に局所的な力が加わらないようにしている。図5中、番号67は、巻取ドラム20をメインシャフト21に連結するための連結用ピンである。
【0039】
各一端が巻取ドラム20に接続された吊材2は、滑車5を介して鉛直下方に昇降部3に向かって延出する。また、一対の吊材2は、略平行に、且つ帯材の相互の平面が実質的に同一方向となるように延出する。
【0040】
上記構成において直流モーター22を駆動させることにより、昇降部3が固定部1のケース10の凹部13に収納される最上位置(図3)と、巻取ドラム20から吊材2を完全に解くことにより固定部1と昇降部3との間の距離が最大となる最下位置との間で昇降部を上下移動させることができる。
【0041】
本実施例の昇降装置は、構造物に昇降装置を設置する際、構造物の床面から天井までの高さに応じて昇降部の下降位置が適当な位置となるように吊材2の使用長さを設定する吊材長さ粗調整ユニットを固定部に有するとともに、昇降装置の設置が完了した後で昇降部の下降位置を微調整したい場合に、固定部1が設置された天井に登って吊材長さ粗調整ユニットを設定し直す必要が無く、昇降部3の下降位置において容易に吊材長さの微調整を行える吊材長さ微調整ユニットを昇降部に有する。
【0042】
まず、吊材長さ微調整ユニットについて説明する。図6〜図9に示すように、昇降部3は、各吊材2の端部が接続され、所定量の吊材を巻き取るための単一の軸部材40を回転可能に保持することができる略円盤形状のハウジング30を有する。この軸部材40は、図10に示すように、軸方向に分割可能な実質的に同形状の一対の細長片42で構成され、細長片間に各吊材2の一端が挟持される。細長片42同士は、ネジ43の使用によりネジ止めされ、吊材2は細長片との間の摩擦力によって安定に保持される。上記構成でなる軸部材40は、軸部材の回転方向に関わらず吊材2を巻取ることができるという特徴がある。
【0043】
軸部材40は、図7に示すように、その軸方向に略直交する方向に貫通する細長穴44を有する。この細長穴には、図8(a)に示すように、ハウジング30の上面に設けたスリット32を介して回転止め部材48を挿入することができる。さらに、軸部材40の両端面には、昇降部の外部から吊材の巻き取り量を調整するために使用される巻取調整部として、回転止め部材48が係合可能な溝45が設けられており、ハウジング30の側面に露見されている。
【0044】
また、ハウジング30は、軸部材40の軸回りに昇降部全体が誤って1回転し(図8(b)中の矢印参照)、吊材2に捩れが生じるのを防ぐための昇降部回転防止用突起37を有する。この突起37は、図9に示すように、吊材2よりもハウジング30の外周側に位置するとともに各吊材に隣接して上方に向かって突出する。また、突起37の先端は円弧状に形成されており、昇降部3の最上位置においてハウジング30が固定部1の凹部13に安定して収納されるようにガイド機能も有する。尚、吊材が誤って突起37に接触しても吊材にキズ等のダメージが生じないように、突起37のエッジ部38にはR加工が施されている。
【0045】
さらに、昇降部3のハウジング30は、図11に示すように、各吊材2に関して、軸部材40の上方に突出する一対の吊材ガイド用突起34を有する。ガイド用突起34の先端間に形成される隙間が、軸部材40に接続された吊材2を通すための開口33として使用される。ガイド用突起34の各々は、円弧状の先端を有するように形成されている。照明器具を取りつけた昇降部の重量は、この一対の吊材2によって保持されることになるので、吊材がハウジング30内において線接触すると吊材に局所的な力が作用し、吊材の劣化を早める恐れがある。上記したように、ガイド用突起34の先端を円弧状とすることによって、吊材2をハウジング30と面接触させて吊材に局所的な力がかかるのを防げるので、吊材の劣化防止に効果的である。
【0046】
上記構成を有する吊材長さ微調整ユニットの使用により、以下のようにして吊材長さを微調整することができる。すなわち、図12に示すように、回転止め部材48を軸部材40の端部の溝45に係合させて回転させることにより吊材2の所定量を軸部材に巻き取る。昇降部3の自重による張力が吊材にかかった状態で吊材の巻取りを行えるので、吊材が弛むことなく容易に且つスムーズに吊材を巻き取ることができる。
【0047】
次に、所定量の吊材2を軸部材40に巻き取った後、溝45から外した回転止め部材48をハウジング30のスリット32を介して軸部材40の細長穴44に挿入する。これにより、巻き取った吊材2が軸部材40から解けないように軸部材40の回転をロックすることができる。尚、回転止め部材の代わりに、電動ドライバー等を軸部材の溝45に係合させて吊材を巻き取っても良い。
【0048】
上記例では、巻取調整部を溝45として、これに回転止め部材48や電動ドライバーを係止させて軸部材40を回す構成としたが、ハウジング30の側面から突出するツマミを設け、これを回すことで吊材を軸部材に巻き取る構成としても良い。
【0049】
図7中、番号36は昇降部3に取りつけられる照明器具(図示せず)との電気接続に使用されるコネクターを示す。尚、昇降部への照明器具の取付けは、照明器具の種類に応じて最適な固定手段を選択し、昇降部3に設けることで行えるので説明を省略する。
【0050】
次に、固定部1に設けられる吊材長さ粗調整ユニットについて説明する。本実施例の吊材長さ粗調整ユニットは、図13に示すように、直流モーター22の駆動により昇降部3を下降させて巻取ドラム20から吊材2を完全に解く間に1回転以内の回転を提供する終段歯車50と、上記巻取ドラムの回転を減速して終段歯車に伝達する減速歯車ユニット55と、終段歯車の回転量が所定量に達した時に昇降部の下降を止めるため、モーターへの電力供給を停止する停止スイッチ58とを具備する。
【0051】
減速歯車ユニット55は、複数個の歯車(55a〜55c)を含む。これらの歯車は、ベース12と一体成形された軸受部材によって保持される。この軸受部材は、例えば、図14に示すように、各先端に歯車の支軸を保持する軸受凹部16を有する突出高さの異なる複数の突起体(15a〜15c)を有し、突出高さの最も高い突起体15bの軸受凹部16に配置される歯車55bの支軸のみを保持部材17の使用により保持することで、保持された歯車に相互に噛み合う残りの歯車(55a,55c)のすべてを保持部材なしで軸受部材に保持することができる。尚、保持部材17をカバー14の内面に一体に設けておき、カバーをベース12に装着することによって対応する軸受凹部16と保持部材17との間に歯車の支軸が保持される構成とすることも好ましい。
【0052】
また、上記したような軸受部材の構成は、必要に応じて直流モーター22から巻取ドラム20に回転を伝達するための歯車系に対しても応用可能である。このようなベースと一体型の軸受部材の採用は、部品数の低減により固定部の構造をシンプル化するとともに、昇降装置のコストダウンを図る上で有効である。
【0053】
減速歯車ユニット55は、メインシャフト21の他端に設けられた平歯車25と終段歯車50のそれぞれに噛み合うように配置される。終段歯車50には、図13に示すように、終段歯車と減速歯車ユニット55との噛合わせを外して終段歯車の回転量を所定量に設定するために使用されるツマミ51が設けられている。また、終段歯車50は、停止スイッチ58のレバー59に接触可能な突起52と、終段歯車の回転量設定用の目盛53とを有する。
【0054】
ツマミ51は、図1に示すように、外部から操作可能なようにカバー14表面に露見されており、回転量目盛53は窓穴18を介して見ることができる。また、終段歯車50は、スプリング54により軸方向にバネ付勢されており、終段歯車50の回転量の設定は、終段歯車をスプリング54のバネ力に逆らって軸方向に移動させて終段歯車と減速歯車ユニットの歯車との噛合わせを外して行われる。
【0055】
上記構成を有する吊材長さ粗調整ユニットの使用により、以下のようにして吊材の使用長さを決定することができる。すなわち、目盛53の表示を参照して終段歯車50の回転量を所定量に設定する。ケース10の凹部13に収容された昇降部3を下降させるために直流モーター22を駆動させると、巻取ドラム20の回転が減速歯車ユニット55を介して伝達され、終段歯車50がゆっくり回転し始める。図13に示すように、終段歯車の回転量が所定量に達した時、突起52が停止スイッチ58のレバー59を押し下げ、モーターへの電力供給が停止されて昇降部3が所定の下降位置で停止する。
【0056】
また、本実施例の昇降装置には、以下に述べるような昇降部3の第1および第2自動停止ユニットが装備されている。
【0057】
第1自動停止ユニットは、昇降部3を上昇させて巻取ドラム20への吊材2の巻取りを完了した時にモーター22への電力供給を自動的に停止するためのものである。図15に示すように、この第1自動停止ユニットは、各吊材に対して設けられた滑車5を連結する連結棒74と、滑車5に連結された連結棒74を保持するばね部材70と、吊材2の張力増加によるばね部材70の変形に基いてモーター22への電力供給を停止する第1スイッチ72とを含む。
【0058】
図16(a)に示すように、昇降部3が天井に向かって昇降している間は、連結棒が第1スイッチ72に常時接触してモーターへの電力供給が継続される。そして、昇降部3が最上位置に達すると昇降部は停止するが、さらに巻取ドラム20が吊材2を巻き取ろうとすると、図16(b)に示すように、吊材2を介して滑車5にかかる力が増大し、ばね部材70を変形させて滑車5が下方に移動する。これに伴い、連結棒74が第1スイッチ72から離れると、モーターへの電力供給が停止されるしくみになっている。第1自動停止ユニットは、昇降部3が昇降中に何等かの障害物によってその移動が妨げられた場合にも同様に作動するので、異常時における自動停止ユニットとしても機能する。
【0059】
一方、第2自動停止ユニットは、吊材が完全に解かれた状態、あるいは吊材のたるみを検知してモーター22への電力供給を自動的に停止するためのものである。この第2自動停止ユニットは、図17に示すように、昇降部3の下降時における滑車5と巻取ドラム20の間を結ぶ吊材2の方向が、昇降部が最下位置にある時における滑車と巻取ドラムの間を結ぶ吊材2の方向に実質的に一致した時に、滑車と巻取ドラムの間を延出する吊材自体が吊材の上方に配置された第2スイッチ80を作動させ、それによりモーターへの電力供給を停止するものである。
【0060】
すなわち、図17の点線Aで示されるように、吊材2が巻取ドラムに巻取られている状態では、滑車と巻取ドラムの間に延出する吊材が第2スイッチ80のレバー81を押し上げないのでモーターへの電力供給が継続されるが、図17の実線Bで示されるように、吊材が巻取ドラムから完全に解かれた状態では、滑車と巻取ドラムの間に延出する吊材が第2スイッチ80のレバー81を押し上げるのでモーターへの電力供給が停止される。これにより、巻取ドラムから吊材2が完全に解かれた後もそのまま巻取ドラム20の回転が継続し、巻取ドラムに吊材が逆巻きに巻き取られるという不具合が生じるのを防ぐことができる。
【0061】
尚、本実施例では、昇降部の下降時において滑車5と巻取ドラム20の間を結ぶ吊材の方向(図17の点線A)が、吊材が巻取ドラムから完全に解かれた時における滑車と巻取ドラムの間を結ぶ吊材の方向(図17の実線B)に実質的に一致した時、滑車と巻取ドラムの間を延出する吊材自体がスイッチ80を作動させる設定としているが、必要に応じて、滑車5と巻取ドラム20の間を結ぶ吊材の方向が、巻取ドラムから吊材が完全に解かれた時における滑車と巻取ドラムの間を結ぶ吊材の方向(図17の実線B)に対して所定角度に達した時、その時点において滑車と巻取ドラムの間に延出する吊材自体がスイッチ80を作動させる設定とすることも可能である。
【0062】
また、図18に示すように、昇降部3が床面に達したり、障害物等によって昇降部の下降が妨害されると、吊材2の張力が低下し、剛性材料で形成される吊材に撓みが生じ、この撓んだ吊材自体がスイッチ80をヒットする。すなわち、巻取ドラムから吊材が完全に解かれた場合(図18の実線B)と実質的に等しい位置もしくはそれ以上に撓んだ吊材2(図18の点線C)が第2スイッチ80のレバー81を押し上げてモーターへの電力供給を停止するのである。このように、第2自動停止ユニットは、昇降部の下降が正常に行われないような場合においても作動するので、異常時における自動停止ユニットとしても機能する。
【0063】
さらに、本実施例の昇降装置には、昇降部3が自重により自然降下するのを防止する安全装置が搭載されている。すなわち、昇降部3を上昇させて、巻取ドラム20への吊材2の巻取りが完了されると、前記したようにモーターへの電力供給が停止される。しかしながら、直流モーターへの電力供給が停止されると照明器具4が装着された昇降部の自重により、巻取ドラムが逆回転して昇降部が自然降下する恐れがある。このような昇降部の自重による巻取ドラムの回転は、前記したセルフロック機構によって一応の防止がなされているが、二重の安全対策として以下に述べるモーターの駆動軸の回転抑止ユニットを設けている。したがって、この回転抑止ユニットとセルフロック機構のいずれか一方のみを採用しても良い。
【0064】
この回転抑止ユニットは、図19(a)および図20に示すように、一端部がケース10の昇降部収納用の凹部13内に突出し、他端部がモーター22の駆動軸80に隣接するように配置される板バネ部材85で構成される。図19(b)及び図20に示すように、昇降部3が上昇して凹部13内に収容されると、昇降部3が凹部13内に突出した板バネ部材85を押し上げて弾性変形させるとともに、モーター22の駆動軸に弾性変形した板バネ部材が押し当てられる。この板バネ部材85とモーター22の駆動軸との間の摩擦力が、電力供給されていない時のモーターの回転を抑止する。この回転抑止ユニットは、構造がシンプルで低コストで実施できる点でも好ましい。
【0065】
尚、上記例では、弾性変形したバネ部材がモーターの駆動軸の回転を摩擦力により直接抑止する場合について説明したが、モーターと巻取ドラムの間に配置される動力伝達系の一部に摩擦力を提供し、間接的にモーターの駆動軸の回転を抑止する構成としても良い。
【0066】
上記実施例においては、軸部材40に巻き取った吊材が解けないように回転止め部材48を使用したが、以下のような変更例を採用しても良い。すなわち、図21に示すように、各吊材2Aに所定のピッチで穴90Aを設け、この穴を介してハウジング30Aの上面に設けた吊材止め部91Aに吊材2Aを固定する。吊材の固定には、ボルトとナットを使用しても良いが、図示されているようなピン94Aとピン固定部材95Aを用いると取り外しが簡単に行える点でより好ましい。このような機構により、上記と同様に軸部材40に巻き取られた吊材を安定に保持することができる。
【0067】
また、図22に示すように、吊材2を結ぶ方向に延出する吊材止め部材91Bをハウジング30Bの上面に設け、この吊材止め部材91Bと保持片93Bとの間に吊材2を挟み、ボルトとナット等の固定具の使用により固定することで軸部材40に巻き取られた吊材が解けるのを防止することができる。この例は、軸部材への吊材の巻取り量を自由に設定することができる点で好ましい。尚、図21および図22の場合におけるその他の構成は上記実施例と実質的に同じであるので、その説明を省略する。
【0068】
上記実施例においては、駆動ユニットを構成するモーターと巻取ドラムを天井に配置する場合について説明したが、駆動ユニットを昇降部に設けることも可能である。この場合は、吊材長さ微調整ユニットとして、昇降部内に配置した巻取ドラムへ吊材を所定量巻き取った後、その巻き取り量がそれ以後解けないようにロックする機構を設けることで吊材の長さを微調整することができる。
【0069】
【発明の効果】
本発明の昇降装置によれば、照明器具などの負荷が接続される昇降部に吊材微調整手段を設けることにより、構造物への昇降装置の施工時に吊材の使用長さを設定した後で昇降部の下降位置を微調整する必要が生じた場合であっても、高所で吊材長さを再調整する必要がなく、下降させた昇降部の吊材長さ微調整手段を操作することによって安全且つ容易に吊材長さの微調整を行うことができる。
【0070】
また、巻取ドラムを回転させるモーターへの電力供給時間をタイマー等で設定して昇降部の下降位置を制御するような場合に比して、モーターの回転速度のバラツキによって昇降部の下降位置に変動が生じることがないので、昇降部を再現性良く所定の下降位置に降ろすことができる点も注目に値する。
【0071】
上記した吊材長さ微調整手段を有する本発明の昇降装置をコンサートホールや体育館、コンベンションホール等の比較的天井の高い大きな構造物に利用する場合は、高所に配された照明器具のメインテナンス作業が容易になるとともに、作業の安全性向上が図れる点でその利用価値が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に基づく照明器具の昇降装置の外観を示す斜視図である。
【図2】同上の昇降装置の固定部の内部構成を示す概略上面図である。
【図3】同上の固定部の内部構成を示す概略断面図である。
【図4】同上の固定部の内部構成を示す別の概略断面図である。
【図5】同上の昇降装置の巻取ドラムの分解斜視図である。
【図6】同上の昇降装置の昇降部の斜視図である。
【図7】同上の昇降部の内部構成を示す概略平面図である。
【図8】 (a)は同上の昇降部の概略断面図であり、(b)は同昇降部の側面図である。
【図9】同上の昇降部の別の概略断面図である。
【図10】同上の昇降装置の吊材長さ微調整ユニットの分解斜視図である。
【図11】同上の昇降部の吊材ガイド用突起を示す概略図である。
【図12】同上の吊材長さ微調整ユニットの動作説明図である。
【図13】同上の昇降装置の吊材長さ粗調整ユニットを示す概略図である。
【図14】同上の固定部の軸受部を示す分解斜視図である。
【図15】同上の昇降装置の第1自動停止ユニットを示す概略斜視図である。
【図16】(a)および(b)は、同上の第1自動停止ユニットの動作説明図である。
【図17】同上の昇降装置の第2自動停止ユニットの動作例を示す概略断面図である。
【図18】同上の第2自動停止ユニットの別の動作例を示す概略断面図である。
【図19】(a)および(b)は、同上の昇降装置の回転抑止ユニットの動作説明図である。
【図20】同上の回転抑止ユニットの動作状態を示す部分断面図である。
【図21】本発明の吊材長さ微調整ユニットの変更例を示す部分斜視図である。
【図22】本発明の吊材長さ微調整ユニットのさらなる変更例を示す部分斜視図である。
【符号の説明】
1 固定部
2 吊材
3 昇降部
5 滑車
10 ケース
12 ベース
14 カバー
20 巻取ドラム
22 直流モーター
30 ハウジング
40 軸部材
50 終段歯車
72 第1スイッチ
80 第2スイッチ
85 板バネ部材

Claims (27)

  1. 一対の吊材と、
    負荷を接続可能なハウジングを有する昇降部と、
    構造物の天井に固定され、前記一対の吊材を介して前記昇降部に連結される固定部と、
    前記固定部から昇降部までの距離が最小となる最上位置と、前記固定部から昇降部までの距離が最大となる最下位置との間で前記一対の吊材の使用により昇降部の昇降を可能にする駆動手段とを具備する昇降装置であって、
    しかるに、前記昇降部は、前記最上位置と最下位置との間の所望の下降位置に昇降部を停止させるために前記一対の吊材の長さを調節する吊材長さ微調整手段を有し、前記吊材長さ微調整手段は、所定量の吊材を巻き取るために前記一対の吊材の一端が接続されて前記ハウジング内に回転可能に保持される単一の軸部材を有し、前記軸部材の両端部は前記ハウジングの側面に露見されており、そこから前記軸部材を回転させることで吊材の巻き取り量が調整されることを特徴とする昇降装置。
  2. 上記一対の吊材の他端が固定部に配設した上記駆動手段に接続されることを特徴とする請求項1に記載の昇降装置。
  3. 上記一対の吊材は、一対の帯材で構成されることを特徴とする請求項1あるいは2に記載の昇降装置。
  4. 上記帯材の相互の平面は、実質的に同一方向にあることを特徴とする請求項3に記載の昇降装置。
  5. 上記吊材長さ微調節手段は回転止め部材を含み、上記軸部材はその軸方向に略直交する方向に貫通する穴を有し、上記ハウジングの上面に設けたスリットを介して前記回転止め部材を前記穴に挿入することで、巻き取った吊材が軸部材から解けないように上記軸部材の回転をロックすることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の昇降装置。
  6. 上記軸部材は、軸方向に分割可能な一対の細長片で構成され、この一対の細長片間に吊材の一端を挟持することを特徴とする請求項5に記載の昇降装置。
  7. 上記軸部材は、回転止め部材が係合可能な係合部を有し、軸部材に巻き取られた所定量の吊材が解けるのを防ぐため、前記係合部に係合した回転止め部材が上記軸部材の回転を抑止することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の昇降装置。
  8. 上記駆動手段は固定部に配置され、吊材を巻き取るために吊材の一端が接続される巻取ドラムと、前記巻取ドラムを回転させるための電動機とを含むことを特徴とする請求項1乃至7いずれかに記載の昇降装置。
  9. 上記固定部は、上記巻取ドラムから解かれる吊材の長さを決定するための吊材長さ粗調整手段を有することを特徴とする請求項8に記載の昇降装置。
  10. 上記吊材長さ粗調整手段は、上記電動機の駆動により昇降部を下降させて巻取ドラムから吊材を完全に解く間に1回転以内の回転を提供する回転体と、前記回転体の回転量が所定量に達した時に昇降部の下降を止めるために上記電動機への電力供給を停止する停止スイッチとを具備することを特徴とする請求項9に記載の昇降装置。
  11. 上記回転体は、上記巻取ドラムに減速用歯車を介して連結可能に配置される終段歯車であり、前記終段歯車は、終段歯車と減速用歯車との噛合わせを外して上記終段歯車の回転量を所定量に設定するために使用されるツマミを有することを特徴とする請求項10に記載の昇降装置。
  12. 上記ツマミは、外部から操作可能となるように上記固定部の表面に露見されることを特徴とする請求項11に記載の昇降装置。
  13. 上記終段歯車は、軸方向にバネ付勢されており、上記終段歯車の回転量を所定量に設定する際、上記終段歯車を前記バネ付勢に逆らって軸方向に移動させ、終段歯車と減速用歯車との噛合わせを外すことを特徴とする請求項11に記載の昇降装置。
  14. 上記吊材の張力によって可動となるように支持される可動部材と、前記可動部材に連結されて吊材の張力変化に応じて弾性変形可能な弾性部材と、吊材の張力の増加により弾性部材に所定量以上の変形が生じる時、上記電動機への電力供給を停止する第1スイッチとを具備することを特徴とする請求項8に記載の昇降装置。
  15. 上記可動部材は巻取ドラムから提供される吊材を昇降部に向かわせる滑車であり、上記弾性部材はスプリングであって、しかるに前記スプリングの変形に基づいて滑車の位置が下降した時、上記電動機への電力供給を停止することを特徴とする請求項14に記載の昇降装置。
  16. 上記最上位置で上記電動機の回転を抑止する回転抑止手段を含むことを特徴とする請求項8に記載の昇降装置。
  17. 上記抑止手段は、弾性材料でなる押圧部材であり、上記最上位置において、昇降部が押圧部材を弾性変形させ、弾性変形した押圧部材が上記電動機の駆動軸の回転を抑止することを特徴とする請求項16に記載の昇降装置。
  18. 巻取ドラムから提供される吊材を昇降部に向かわせる吊材受け部材と、前記吊材受け部材と巻取ドラムの間に延出する吊材によって作動可能に配置され、その作動時に電動機への電力供給を停止する第2スイッチとを具備することを特徴とする請求項8もしくは14に記載の昇降装置。
  19. 上記第2スイッチは、吊材の張力の減少によって生じる吊材の撓みが所定量以上に達した時、撓んだ吊材によって作動される位置に配されることを特徴とする請求項18に記載の昇降装置。
  20. 上記第2スイッチは、巻取ドラムから吊材が実質的に完全に解かれた状態にある時、吊材受け部材と巻取ドラムの間に延出する吊材によって作動される位置に配されることを特徴とする請求項18に記載の昇降装置。
  21. 上記巻取ドラムは、吊材の一端を保持する吊材保持部と、巻取ドラムが所定方向に回転する時にのみ吊材の巻取が容易となるように形成される円弧状部とを有することを特徴とする請求項8もしくは18のいずれかに記載の昇降装置。
  22. 上記巻取ドラムと終段歯車の間に配される減速用歯車は複数の歯車で構成され、前記複数の歯車は、各先端に歯車の支軸を保持する軸受凹部を有する突出高さの異なる複数の突起体を備えた軸受部材によって保持され、しかるに、突出高さの最も高い突起体の軸受凹部に配置される歯車の支軸のみを保持部材により保持することで、保持された前記歯車に相互に噛み合う残りの歯車のすべてが保持部材なしで軸受部材に保持されることを特徴とする請求項11に記載の昇降装置。
  23. 上記駆動手段は、吊材の一端が接続されて吊材を巻き取るための巻取ドラムと、前記巻取ドラムを回転させるための永久磁石と整流ブラシを有する直流電動機とを含むことを特徴とする請求項1乃至22のいずれかに記載の昇降装置。
  24. 上記電動機の駆動軸の回転は、巻取ドラムの回転の電動機への伝達を阻止するためのセルフルロック機能を有する減速歯車を介して巻取ドラムに伝達され、前記セルフルロック機能付き減速歯車は、電動機側のウォームギアと、このウォームギアに噛み合う巻取ドラム側のウォームホイールとで構成されることを特徴とする請求項8もしくは23に記載の昇降装置。
  25. 上記昇降部のハウジングは、内部に上記吊材長さ微調整手段を収納するとともに、吊材長さ微調整手段の上方において突出する一対の吊材ガイド用突起を備え、前記ガイド用突起の先端間に定義される空間が、上記ハウジング内部から吊材を外部に通すための開口として使用され、前記ガイド用突起の少なくとも一方は円弧状の先端を有することを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の昇降装置。
  26. 上記昇降部のハウジングは、昇降部が誤って回転し吊材に捩れが生じるのを防ぐための昇降部回転防止用突起を備え、前記突起は吊材よりも前記ハウジングの外周側の位置で各吊材に隣接して上方に向かって突出することを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の昇降装置。
  27. 上記固定部は、昇降部の上記最上位置において上記ハウジングを収納する凹所を有し、上記昇降部回転防止用突起は、上記凹所へのハウジングの収納をガイドする円弧状の先端を有することを特徴とする請求項26に記載の昇降装置。
JP2000300886A 2000-09-29 2000-09-29 昇降装置 Expired - Fee Related JP4012365B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000300886A JP4012365B2 (ja) 2000-09-29 2000-09-29 昇降装置
EP00125499A EP1193442B1 (en) 2000-09-29 2000-11-21 Hoisting apparatus
DE60020707T DE60020707T2 (de) 2000-09-29 2000-11-21 Hebevorrichtung
AT00125499T ATE297525T1 (de) 2000-09-29 2000-11-21 Hebevorrichtung
US09/716,996 US6520484B1 (en) 2000-09-29 2000-11-22 Hoisting apparatus
CNB001336495A CN1140444C (zh) 2000-09-29 2000-11-30 提升设备

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000300886A JP4012365B2 (ja) 2000-09-29 2000-09-29 昇降装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002104785A JP2002104785A (ja) 2002-04-10
JP4012365B2 true JP4012365B2 (ja) 2007-11-21

Family

ID=18782501

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000300886A Expired - Fee Related JP4012365B2 (ja) 2000-09-29 2000-09-29 昇降装置

Country Status (6)

Country Link
US (1) US6520484B1 (ja)
EP (1) EP1193442B1 (ja)
JP (1) JP4012365B2 (ja)
CN (1) CN1140444C (ja)
AT (1) ATE297525T1 (ja)
DE (1) DE60020707T2 (ja)

Families Citing this family (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6921061B2 (en) 2003-02-27 2005-07-26 Matsushita Electric Works, Ltd. Hoisting apparatus with horizontal stabilizing means for a load holder
CH697591B1 (de) * 2005-05-20 2008-12-15 Nivatec Europoles Gmbh Vorrichtung zum Anheben und Absenken von Lasten, insbesondere von Hangarbeleuchtungen.
US20080193291A1 (en) * 2007-02-12 2008-08-14 Ware Randall C Descendable Ceiling Fixture
JP5184143B2 (ja) * 2008-02-26 2013-04-17 パナソニック株式会社 昇降装置
GB0904522D0 (en) * 2009-03-17 2009-04-29 Bond Peter M Lord Bonds hoisting system
DE202011004998U1 (de) 2010-04-16 2011-10-12 Nivatec Europoles Gmbh Vorrichtung zum Anheben und Absenken von Lasten
US8348215B1 (en) * 2010-10-28 2013-01-08 Smith Christopher A System for raising and lowering ceiling fans and light fixtures
EP2466252B1 (en) * 2010-12-20 2013-07-10 Christopher Bauder Winch for providing a predetermined length of unwound cable
US20130014985A1 (en) * 2011-07-12 2013-01-17 Ferrara Vincent M Ceiling Deployable Electric and Data Ports Module
US10463563B2 (en) 2013-01-20 2019-11-05 Bioness Inc. Methods and apparatus for body weight support system
US9682000B2 (en) * 2013-01-20 2017-06-20 Bioness, Inc. Methods and apparatus for body weight support system
US9855177B2 (en) 2013-01-20 2018-01-02 Bioness Inc. Methods and apparatus for body weight support system
ITGE20130043A1 (it) * 2013-04-23 2014-10-24 Flexso S R L "dispositivo di movimentazione per apparecchi luminosi"
CN106276648A (zh) * 2015-06-03 2017-01-04 贵州航天天马机电科技有限公司 一种自锁性防乱绳吊装装置
CA3003057A1 (en) 2015-11-11 2017-05-18 Bioness Inc. Apparatus and methods for support track and power rail switching in a body weight support system
CN105947944B (zh) * 2016-06-03 2019-02-26 广东华晨影视舞台专业工程有限公司 一种提升设备自动安全排绳机构
JP7088909B2 (ja) 2016-09-09 2022-06-21 バイオネス インコーポレイテッド 体重支持システムのための方法及び装置
WO2018152190A1 (en) 2017-02-14 2018-08-23 Bioness Inc. Methods and apparatus for body weight support system
KR102088492B1 (ko) * 2017-10-27 2020-03-12 주식회사 릴테크 고소 설치 기기용 승강장치
WO2019083314A1 (ko) 2017-10-27 2019-05-02 주식회사 릴테크 고소 설치 기기용 승강장치
EP3755945B1 (en) * 2018-02-23 2024-04-03 LMPG Inc. Suspended luminaire levelling systems
US11072518B2 (en) * 2018-12-06 2021-07-27 Dmitrijs Volohovs Winch
JP7231429B2 (ja) * 2019-02-12 2023-03-01 トヨタホーム株式会社 建物の機器設置構造
US11703213B2 (en) * 2019-09-03 2023-07-18 Robe Lighting S.R.O. Braking system for an automated luminaire
KR102338279B1 (ko) * 2021-01-11 2021-12-09 금오공과대학교 산학협력단 실내공간을 살균하는 uv로봇
DE102021134133A1 (de) * 2021-12-21 2023-06-22 Occhio GmbH Höhenverstellungseinrichtung für eine Pendelleuchte mit selbsttätig einstellbarer Endposition und Leuchtvorrichtung mit höhenverstellbarem Leuchtenkopf

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2564328A (en) * 1945-04-23 1951-08-14 Thompson Electric Company Overhead mounting for tubular lighting fixtures
US2609170A (en) * 1948-03-19 1952-09-02 Thompson Electric Company Motor-driven lamp hanger
DE2513980A1 (de) * 1975-03-29 1976-10-07 Josef Bachmann Kg Haengeleuchte
US4125908A (en) * 1977-05-18 1978-11-21 Vail Dottie J Invalid transfer lift
NL7906475A (nl) * 1978-08-31 1980-03-04 Lohmann Werke Gmbh & Co Inrichting voor het in hoogterichting verstelbaar ophangen van een met lampen, straalorganen of dergelijke uitgerust gestel.
US4243147A (en) * 1979-03-12 1981-01-06 Twitchell Brent L Three-dimensional lift
US4944056A (en) * 1988-09-28 1990-07-31 The Research Foundation Of State University Of Ny Method and apparatus for transporting a disabled person
US5263687A (en) * 1991-09-27 1993-11-23 Garbiso Michael J Automobile hardtop storage apparatus
US5361565A (en) * 1993-01-19 1994-11-08 Bayer Robert F Elevating system
JPH06290626A (ja) 1993-03-31 1994-10-18 Toshiba Lighting & Technol Corp 照明器具用昇降装置
US5556195A (en) * 1995-02-07 1996-09-17 Suhar Corporation Motorized electrical apparatus for movement of an electrical fixture with uninterrupted electricity
EP0757204B1 (en) * 1995-06-09 1998-10-21 Matsushita Electric Works, Ltd. Hoisting device for lighting fixture
US5694654A (en) * 1996-05-01 1997-12-09 Roy; Duane L. Patient lifting and transfer system
JP2883060B2 (ja) * 1997-01-20 1999-04-19 株式会社アラマキテクニカ 昇降装置
JPH10241448A (ja) 1997-02-26 1998-09-11 Tec Corp 照明器具用昇降装置
JP3755261B2 (ja) * 1997-11-14 2006-03-15 松下電工株式会社 昇降装置
US6241215B1 (en) * 1998-10-30 2001-06-05 Mannesmann Ag Portable winch

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002104785A (ja) 2002-04-10
CN1140444C (zh) 2004-03-03
DE60020707D1 (de) 2005-07-14
DE60020707T2 (de) 2006-05-04
ATE297525T1 (de) 2005-06-15
CN1345691A (zh) 2002-04-24
EP1193442A3 (en) 2004-01-28
US6520484B1 (en) 2003-02-18
EP1193442B1 (en) 2005-06-08
EP1193442A2 (en) 2002-04-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4012365B2 (ja) 昇降装置
KR890002276B1 (ko) 엘레베이터 장치
EP0516798B1 (en) Safety anchorages for controlling pay-out of a safety line
US4660679A (en) Safety alarm tripod
US7963505B2 (en) Self-contained self-elevating platform lift
US20090173924A1 (en) Hoist with detachable power and control unit
US5899401A (en) Counterbalance device, in particular for a medical x-ray unit, having plural safety devices
WO2013055752A1 (en) Cable drive and tension assembly
US5420772A (en) Chandelier positioning system
KR100430113B1 (ko) 엘리베이터 장치
US11661321B2 (en) Lifting device
KR20100013144A (ko) 등기구 승강식 조명탑의 안전장치
JPH08208149A (ja) エレベータの安全ブレーキ
US6921061B2 (en) Hoisting apparatus with horizontal stabilizing means for a load holder
EP0757204B1 (en) Hoisting device for lighting fixture
EP0876987A1 (en) Outside up-down elevator
KR100772203B1 (ko) 타워크레인의 승강장치
CN109642450B (zh) 遮阳帘悬架装置
JP4018871B2 (ja) 昇降装置
JPH05325624A (ja) 電気機器の昇降装置
JP4025496B2 (ja) 昇降装置
JPH0544995U (ja) 電動昇降装置
JPH0714512U (ja) 電気機器用昇降装置
JP2002104779A (ja) 昇降装置
JP2679919B2 (ja) 昇降装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040913

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070123

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070326

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070904

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070907

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100914

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100914

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100914

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110914

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110914

Year of fee payment: 4

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110914

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120914

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120914

Year of fee payment: 5

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120914

Year of fee payment: 5

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120914

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130914

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees