JP4003607B2 - 自動車用ウエザストリップの製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
カバーリップを有する自動車用ウエザストリップをそのカバーリップに皺を発生させずに曲げ加工してコーナー部を設ける自動車用ウエザストリップの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車用ウエザストリップは、自動車のドア、天井の開口部、トランク等の開口部をシールするために使用されるものである。この種のウエザストリップについて、図6に示す自動車の天井のスライドパネルに使用されるウエザストリップ10を例にとり説明する。
【0003】
このようなウエザストリップ10は、押出成形により直線状に形成されるが、自動車の開口部、即ち車体の開口縁端部あるいはパネル部材、例えばガラスパネルの外周部は、直線状ばかりでなくコーナー部をも有し、自動車の天井のスライドガラスパネルの周囲をシールする場合には、湾曲状に曲がったコーナー部があり、直線状のウエザストリップをコーナー部の湾曲に沿って曲げる必要があった。
直線状のウエザストリップを単に曲げた場合は、図6に示すように湾曲部の内周側、特にウエザストリップ10の本体から延出したカバーリップ14cに皺が発生し、外観上好ましくない。スライドガラスパネルの周囲をカバーするカバーリップ14cに皺が発生するとガラスパネル2との境界にあり、車外から見えるため皺が目立ったり皺の部分から水漏れが生じたりしてシール性が低下する恐れがあった。
【0004】
このため、図7に示すようにウエザストリップに湾曲状のコーナー部を設けるために直線状に形成したウエザストリップ10を型成形によるコーナー部11で接続する方法がある。このコーナー部11は、金型内に、直線状に形成したウエザストリップ10の端部をコーナー部11の分だけ離して設置し、このキャビティ部分に未加硫ゴムを注入成形、射出成形、トランスファー成形等してコーナー部11を成形して同時に加硫するものである。また、この時、同時に直線状のウエザストリップ10とコーナー部11とを加硫接着するものである。
【0005】
しかし、この金型キャビティ内に未加硫ゴムを注入成形等してコーナー部11を型成形する方法では、中空シール部12を形成するための中子を使用する必要があり、この中子を成形後に取り出すための穴をウエザストリップ10のコーナー部11あるいは、コーナー部11の近傍の押出成形部に設けなければならない。したがって、ウエザストリップ10に穴が残ってしまうばかりでなく、型成形部に穴を設けた場合には、穴の周りにバリが生じてこのバリを取り除くために穴周りの加工も必要になり手間がかかっていた。
さらに、直線状に形成した押出成形のウエザストリップ10と型成形のコーナー部11との継ぎ目には線状の段差が生じ、また、押出成形した部分と金型で注入成形等した部分とは表面状態が異なり、外観上好ましくなかった。
なお、意匠面となるカバーリップを残して他の部分を切り取り、カバーリップをコーナー部に沿って湾曲させ、金型にセットし、切り取り部分にゴム材料を注入成形等して湾曲したコーナー部を有するウエザストリップを成形することも行われているが、この方法でも、バリ等の発生しない精密な金型が必要となっていた。
【0006】
そのため、直線状に形成した押出成形のウエザストリップ10を加熱して曲げて付形する方法が提案されている(例えば、特許文献1および特許文献2参照。)。
この方法は、図8と図9に示すように直線状に形成したウエザストリップ10の一部を加熱用の金型20に取付けて行われる。金型20には、ウエザストリップ10を曲げるために上型21と下型22にウエザストリップ10を曲げて収容することができるキャビティ21b、22bが設けられている。さらに、ウエザストリップ10のスライドガラスパネル保持溝14bに中間型23の端部を挿入して、下型22のキャビティ22bにウエザストリップ10を置き、上型21を閉じる。なお、ウエザストリップ10の中空部に詰め物をして曲げた時のつぶれ変形を防止することも行われていた。この後、金型20を加熱して押出成形のウエザストリップ10に所定の湾曲を与えるように熱付形する。
その後、金型20から熱付形されたウエザストリップ10を取り出す。
【0007】
【特許文献1】
特開2001−287261号公報(第3―4頁、第7図)
【特許文献2】
特開2002−46550号公報(第4―5頁、第1図)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の方法では、金型20から取り出したウエザストリップ10は、何の拘束力もなしに徐冷されるので、そのまま放置すると、加熱して曲げたコーナー部は、曲がり部分が直線状に戻ってしまい十分な曲げ効果が得られなかった。また、ウエザストリップを冷えるまで金型内に置くことは、金型の冷却に時間がかかり、次にウエザストリップ10を加熱するときに金型を再度加熱する必要があるため、生産性がよくなかった。
そこで本発明は、加熱して曲げ付形したコーナー部が十分な曲げ効果が得られて、カバーリップ部に皺が発生しないウエザストリップを製造する方法を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1の本発明は、コーナー部と、コーナー部の内周側に延設されウエザストリップを取付ける自動車の開口縁端部又はパネル部材外周部をカバーするカバーリップを有する自動車用ウエザストリップの製造方法において、押出成形により未加硫ゴム製のウエザストリップを押出す押出工程と、加硫槽を用いて未加硫ゴムを加硫する加硫工程と、加硫後のウエザストリップを所定の寸法に裁断する裁断工程の後に、ウエザストリップを、ウエザストリップが取付けられる自動車の車体又はパネル部材のコーナー部の角度よりも小さい角度で、湾曲状態で金型に保持するとともに、カバーリップを金型で倒れないように保持してウエザストリップを加熱して付形する加熱付形工程と、加熱付形された上記ウエザストリップを、ウエザストリップが取付けられる自動車の車体又はパネル部材のコーナー部の角度よりも小さい角度で、湾曲状態で、冷却治具のウエザストリップ保持溝内に基盤から垂直かつ該保持溝に沿って形成されたフランジに取付けて保持するとともに、カバーリップの先端を上記冷却治具のリップ保持盤の上面に接触させて倒れないように保持し、少なくとも上記カバーリップに冷風を吹き付け冷却する冷却工程とを備えたものである。
【0010】
請求項1の本発明では、ウエザストリップのカバーリップを金型で倒れないように保持して加熱して付形する加熱付形工程を有するため、曲げ加工したカバーリップに皺が発生することがなく、また、金型への装着時にカバーリップが倒れすぎることもない。
また、加熱付形されたウエザストリップをそのままの状態でウエザストリップのカバーリップを倒れないように保持しつつ曲げた状態で冷却治具に固定するため、冷却治具に固定したときに、ウエザストリップのカバーリップが加熱付形時の形状を保ったままでいることができる。
冷却治具に保持させる冷却工程において、ウエザストリップは冷却治具のウエザストリップ保持溝内に基盤から垂直かつ該保持溝に沿って形成されたフランジに取付けられて保持されるため、ウエザストリップを自動車に組み付けたときと略同じ状態で金型内に保持することができ、その状態で曲げ形状を確定できる。そのため、製造後のウエザストリップの自動車組み付けをスムースにおこなうことができる。
さらに、カバーリップの先端を冷却治具のリップ保持盤の上面に接触させて倒れないように保持するので、カバーリップが倒れることを防止することができる。そのため、ドアパネルや、スライドガラスパネル等のパネル部材を挿入する溝の開口部を所定の寸法どおりに設定しておくことができ、ウエザストリップにドアパネルや、スライドガラスパネルを組み付けることが容易になる。また、カバーリップの先端を冷却治具のリップ保持盤の上面に接触させて保持するのみでカバーリップの形状を保持できるので、ウエザストリップを冷却治具に取付けることが容易である。
曲げ加工時のウエザストリップの曲げ角度は、ウエザストリップが取付けられる自動車の車体又はパネル部材のコーナー部の角度よりも小さいので、ウエザストリップを車体またはパネル部材のコーナー部に取付けたときに、ウエザストリップが若干開き気味にして取付けられるため、ウエザストリップ自体がコーナー部を挟みこむように作用し、ウエザストリップを車体等のコーナー部に密着させることができる。
さらに、固定されたウエザストリップを冷風で冷却するため、加熱付形された形状を保ったまま冷却治具上でウエザストリップを急速に冷却して、ウエザストリップの曲げ形状を確定することができる。
冷却治具上でウエザストリップを冷却するため、冷却治具はいつも冷却されたままであり、ウエザストリップの冷却時間は短くなり、早く冷却することができる。また、冷却治具で拘束された状態で少なくともカバーリップに冷風を当てて冷却するので、カバーリップが所定の曲げ形状で皺の発生もなく、素早く、その曲げ形状を確定させることができる。
さらに、カバーリップをリップ保持盤の上面に置くので、冷風を直接カバーリップに吹きつけることができ、カバーリップの冷却を速くすることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図1ないし図5に基づき説明する。本発明の実施の形態を図1に示すように自動車の天井のスライドパネルと車体との間をシールするウエザストリップ10を例にとって説明する。
まず、本発明で製造するウエザストリップ10の形状を説明する。
【0015】
図1は、ウエザストリップ10を自動車へ取付けた状態での断面図を示すものである。
ウエザストリップ10は、自動車の天井のスライドパネル1に取付けられるが、スライドパネル1はガラスパネル2とその外周下面を保持するフレーム3からなり、フレーム3によって車体の天井の開口部に取付けられる。
ウエザストリップ10は、フレーム3のフランジ部が挿入されウエザストリップを保持する断面略逆U字状のフランジ保持部13と、ガラスパネルの端部をカバーして保持するガラスパネル保持部14と、車体4の天井の開口部に当接してスライドパネル1と車体4との間をシールする中空シール部12からなる。
【0016】
上記フランジ保持部13は、断面略逆U字状の壁をなす中空シール部12側のフランジ保持壁13aと、ガラスパネル保持部14側のフランジ保持壁13bと、フレーム3を挿入するフランジ保持溝13cからなる。このフランジ保持溝13cにフレーム3が挿入されることによりウエザストリップ10はスライドパネル1に保持される。
ガラスパネル保持部14は、フランジ保持壁13bからガラスパネル2側に膨出してガラスパネル2の端面を保持するガラスパネル保持リップ14aと、同じくフランジ保持壁13bからガラスパネル2側に膨出してガラスパネル2の上面端部をカバーするカバーリップ14cと、ガラスパネル2の端部が挿入されるガラスパネル保持溝14bからなる。上記カバーリップ14cは、ウエザストリップ10がコーナー部で曲げられたときは、コーナー部の内周側に位置する。ガラスパネル保持溝14bにガラスパネル2が装着されることにより、ガラスパネル2の外周端部をウエザストリップ10がカバーして、スライドパネル1に保持される。
中空シール部12は、フランジ保持壁13aから外周側に膨出してフランジ保持壁13aとの間で中空状のシール部を形成している。この中空シール部12には、スライドパネル1が閉じられたときに、車体4の天井の開口部の周縁に当接して、車体4とスライドパネル1との間をシールする。
【0017】
このウエザストリップ10を製造するには、まず直線状のウエザストリップ10を成形する。
上記のような断面形状のウエザストリップ10を押出成形機(図示しない)で通常の方法で押出成形する。中空シール部12とカバーリップ14cの上面は、スポンジゴムであるため、2色押出成形で未加硫のスポンジゴム材料とソリッドゴム材料を同時に押出して成形する。
押出成形に使用するゴム材料は、EPDMのゴムを使用することができる。
【0018】
押出された未加硫ゴム製のウエザストリップ10は、加硫槽(図示しない)に移送されて加硫される。加硫槽はたとえば、熱風加硫槽、高周波加硫槽等の通常ゴムの加硫に使用される加硫槽を用いることができる。
加硫されたウエザストリップ10は、車両の組み付けに必要な所定の寸法、すなわち例えばスライドパネル1に使用する場合は、スライドパネル1の周囲を囲むことのできる長さの寸法に切断される。
【0019】
所定の寸法に切断されたウエザストリップ10は、自動車の天井のスライドパネルのコーナー部の形状に合わせて曲げて加熱付形加工される。
加熱付形加工は、まず図2と図3に示すようにウエザストリップ10を金型20に曲げた状態でセットして加熱して付形する。即ち、ウエザストリップ10のフランジ保持溝13cに金型20の下型22に設けられたフランジ22cを挿入する。このフランジ22cは下型22から垂直に上方に延設されているとともに、ウエザストリップ10を曲げるのに必要な曲線を描くように曲線状に曲がっている。このためウエザストリップ10をフランジ22cに取付けるとウエザストリップ10は、スライドパネルのコーナー部の形状に合わせることができるように曲げられる。
【0020】
ウエザストリップ10のガラスパネル保持溝14bに金型20の中間型23の先端を挿入する。これによって、加熱して曲げるときにウエザストリップ10のガラスパネル保持溝14bが塞がれることがない。そして、ウエザストリップ10を下型22に載置する。
下型22にはウエザストリップ10を取付けたときにガラスパネル保持リップ14aを収容することができるキャビティ22bが設けられている。このキャビティ22bによって、ガラスパネル保持リップ14aが形状を保ったまま曲げられる。
そして、次に上型21を閉じる。下型22と中間型23によりガラスパネル保持リップ14aが曲げたまま挟まれているため曲げて加熱するときにガラスパネル保持リップ14aに皺がよることがない。
金型20に取付けられたときのウエザストリップ10の曲げ角度(半径)は、ウエザストリップ10が自動車に取付けられるときの曲げ角度よりも小さく設定されているので、製造後にウエザストリップ10を車体のコーナー部に取付けるときに、ウエザストリップ10を若干曲げ方向に対して開き気味にして取付け、ウエザストリップ10がコーナー部を挟みこむように作用させて取付ける。このようにすれば、ウエザストリップ10が車体のコーナー部に密着することができる。
【0021】
カバーリップ14cは、中間型23と上型21とにより曲げたまま挟まれているため曲げて加熱するときにカバーリップ14cに皺がよることがない。また、カバーリップ14cがガラスパネル保持溝14b方向に倒れこむこともなく、形状が保持される。
また、中空シール部12は、上型21のキャビティ21b内に収容されるため潰れることはない。
このようにウエザストリップ10を金型20に挟んで曲げるとともに、金型20を蒸気や電気により180℃〜250℃に加熱する。
図2と図3の態様では、金型20はウエザストリップ10の曲げ加工用のキャビティは一箇所のみであるが、曲げ加工用のキャビティを2箇所設けてもよい。この場合は、一本のウエザストリップ10の2箇所のコーナー部を同時に曲げ加工することもできるし、2本のウエザストリップ10のコーナー部を同時に曲げ加工することもできる。
【0022】
次に、加熱付形されたウエザストリップ10を熱いままで金型20から外して冷却治具30に取付ける。冷却治具30は、基盤31の上にウエザストリップ10の車体等への装着時の曲がりに合わせたウエザストリップ保持溝35が設けられ、ウエザストリップ保持溝35の内周側にはカバーリップ14cを保持するカバーリップ保持盤32が設けられている。なお、ウエザストリップ保持溝35の外周側には、中空シール部12を保持する中空シール部保持盤33が設けられていてもよい。カバーリップ保持盤32、中空シール部保持盤33と基盤31によりウエザストリップ保持溝35が形成されている。
さらに、ウエザストリップ保持溝35には、基盤31から垂直にフランジ34がウエザストリップ保持溝35のほぼ中央を溝に沿って設けられている。
なお、ウエザストリップ保持溝35の曲がりの角度は、上記のように、製造後のウエザストリップ10が自動車に取付けられるときの曲げ角度よりも小さく設定されているので、上記のようにウエザストリップ10を車体のコーナー部に取付けるときに、ウエザストリップ10がコーナー部を挟みこむように作用し、ウエザストリップ10を車体のコーナー部に密着させることができる。
【0023】
フランジ34にウエザストリップ10のフランジ保持溝13cが挿入されて取付けられる。これにより、ウエザストリップ10は、湾曲状態を維持することができる。このとき、カバーリップ保持盤32の端部は、ウエザストリップ保持溝35に沿って設けられているので、ウエザストリップ10のカバーリップ14cの先端がカバーリップ保持盤32の上面に当接する。このためカバーリップ14cは、先端が下方に倒れこむことが防止でき、ガラスパネル2をガラスパネル保持溝14bに挿入することが容易となる。
なお、ウエザストリップ10の中空シール部12は、中空シール部保持盤33により保持されて、形状を保つことができる。
【0024】
冷却治具30に保持されたウエザストリップ10に対して、その上方から冷風を吹きつける。冷風は、例えばスポットクーラー等の冷風製造機(図示しない)で製造され、ダクトを通して送風口41に送られる。送風口41は、冷却治具30の上方に設置されて、ウエザストリップ10のみならず、冷却治具30全体を冷却できるように、冷却治具をもカバーする大きさである。冷却治具30も一緒に冷却することにより冷却を速くすることができる。
冷風は、ほぼ5℃〜25℃の温度で吹き付ける。
【0025】
この冷風を吹き付けることにより、ウエザストリップ10を急速に冷却して、湾曲した状態を確定することができる。これによってウエザストリップ10を冷却治具30から取り外してもウエザストリップ10の湾曲がもとに戻ることがない。また、ウエザストリップ10をスライドパネルのガラスパネルの外周に取付ける状態と同様の状態で冷却するため、ウエザストリップ10の取付け時に少なくともカバーリップ14cに皺が発生することがない。
このようにして、ウエザストリップ10の曲げ加工をすることができる。
【0026】
【発明の効果】
本発明によれば、簡単な装置でウエザストリップ10の曲げ加工及び加熱付形を確定することができ、成形後のウエザストリップ10の湾曲部分が戻ることがなく、曲げたコーナー部に皺の発生することがない自動車用ウエザストリップ10の製造方法をうることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明により製造したウエザストリップの使用状態を示すものであり、自動車のスライドパネルの部分断面図である。
【図2】本発明におけるウエザストリップの加熱付形工程を示すもので、金型にウエザストリップを載置した状態の斜視図である。
【図3】本発明における図2のA−A線に沿った部分断面図である。
【図4】本発明におけるウエザストリップの冷却工程を示すもので、冷却治具にウエザストリップを載置した状態の斜視図である。
【図5】本発明における図4のB−B線に沿った部分断面図である。
【図6】従来のウエザストリップを曲げ加工したときの状態を示す斜視図である。
【図7】従来のコーナー部を型成形により形成する方法で製造したウエザストリップを示す斜視図である。
【図8】従来のウエザストリップの曲げ加工を示すもので、金型にウエザストリップを載置した状態の斜視図である。
【図9】従来のウエザストリップの図8のC−C線に沿った断面図である。
【符号の説明】
10 ウエザストリップ
12 中空シール部
13 フランジ保持部
13c フランジ保持溝
14 パネル保持部
14b パネル保持溝
14c カバーリップ
20 金型
30 冷却治具
32 カバーリップ保持盤
41 送風口
Claims (1)
- コーナー部と、コーナー部の内周側に延設されウエザストリップを取付ける自動車の開口縁端部又はパネル部材外周部をカバーするカバーリップを有する自動車用ウエザストリップの製造方法において、
押出成形により未加硫のゴム製のウエザストリップを押出す押出工程と、加硫槽を用いて未加硫ゴムを加硫する加硫工程と、加硫後のウエザストリップを所定の寸法に裁断する裁断工程の後に、
上記ウエザストリップを、上記ウエザストリップが取付けられる自動車の車体又はパネル部材のコーナー部の角度よりも小さい角度で、湾曲状態で金型に保持するとともに、上記カバーリップを上記金型で倒れないように保持してウエザストリップを加熱して付形する加熱付形工程と、
加熱付形された上記ウエザストリップを、上記ウエザストリップが取付けられる自動車の車体又はパネル部材のコーナー部の角度よりも小さい角度で、湾曲状態で、冷却治具のウエザストリップ保持溝内に、基盤から垂直かつ該保持溝に沿って形成されたフランジに取付けて保持するとともに、上記カバーリップの先端を上記冷却治具のリップ保持盤の上面に接触させて倒れないように保持し、少なくとも上記カバーリップに冷風を吹き付け冷却する冷却工程とを備えた自動車用ウエザストリップの製造方法。
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