JP2596270B2 - 自動車用ウエザストリップの型成形方法 - Google Patents

自動車用ウエザストリップの型成形方法

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JP2596270B2
JP2596270B2 JP23983791A JP23983791A JP2596270B2 JP 2596270 B2 JP2596270 B2 JP 2596270B2 JP 23983791 A JP23983791 A JP 23983791A JP 23983791 A JP23983791 A JP 23983791A JP 2596270 B2 JP2596270 B2 JP 2596270B2
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政博 野崎
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、断面U字状取付部を
挟んで室内リップ部とシール部とが一体に形成され、取
付部から室内リップ部にわたりその外周面に加飾部材を
被覆させてなる自動車用ウエザストリップの型成形方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用ウエザストリップとして、断面
U字状取付部を挟んで室内リップ部と中空状のシール部
とが一体に形成され、取付部から室内リップ部にわたっ
てその外周面に加飾部材が被覆された自動車用ウエザス
トリップが知られている。
【0003】ここで、加飾部材は通常、ファブリックや
塩化ビニルシート等の合成樹脂シートからなり、取付部
の底部下面から室内リップ部の先端にわたってその外周
面に貼着し、その外周面を被覆するものである。
【0004】上述したような構成のウエザストリップを
製造するにあたっては、通常、取付部、室内リップ部、
中空状のシール部を多色押出機で一体成形し、自動車ボ
デーのドア開口部のコーナーに配置される部位(コーナ
ー部)では、その押出成形体をコーナーに沿って湾曲さ
せると、中空状のシール部が変形して所定のシール性が
得られないため、この中空状のシール部の一部を切り欠
き、このシール部が切り欠かれた部位をコーナーに沿っ
て湾曲させて金型にセットし、この金型内のキャビティ
にシール部成形用のゴム材料を注入して上記コーナー部
のシール部だけを型成形して上記構成のウエザストリッ
プを製造する。
【0005】ここで、加飾部材が貼着された取付部およ
び室内リップ部が配置される金型の温度は、コーナー部
のシール部の型成形時のゴム加硫のために180度程度
の高温とされている。そのため、加飾部材である合成樹
脂シートの表面が溶融、変色等し、シボ模様のある加飾
部材の場合、シボ模様が消失してしまう場合がある。
【0006】また、従来、金型の温度を制御する方法と
して、金型に冷却水通路を設けて金型温度を低下させる
ようにしたものがあった(特開昭52ー64724号公
報参照)。
【0007】このため、この冷却水通路を備えた金型を
用いて、加飾部材が貼着されたウエザストリップのコー
ナー部を型成形することが行なわれていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の方
法によると、冷却水通路のため金型構造が複雑になると
ともに、冷却水の漏れ防止のために金型の加工精度を向
上させなければならず、ひいては、金型の加工に費用と
工数がかかってしまうという問題があった。
【0009】この発明は、上記問題点を解決し、金型構
造が簡単でしかも冷却水漏れのおそれが全くなく、安価
な金型を用いての自動車用ウエザストリップの型成形方
法の提供を課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく、
この発明に係る自動車用ウエザストリップの型成形方法
は、断面U字状取付部を挟んで室内リップ部とシール部
とが一体に形成され、前記取付部から前記室内リップ部
にわたりその外周面に加飾部材を被覆させてなる自動車
用ウエザストリップの型成形方法であって、前記加飾部
材が貼着された取付部および室内リップ部が配置される
金型のセット用凹部に複数の支持ピンを突設し、該支持
ピンの端面で前記加飾部材が貼着された取付部および室
内リップ部を支持し、かつ、前記セット用凹部と、前記
複数の支持ピンの外周面と、前記加飾部材の表面との間
に形成される空間に、冷風を送りながらシール部を型成
形することを特徴とする。
【0011】
【発明の作用・効果】この発明に係る自動車用ウエザス
トリップの型成形方法によると、加飾部材が貼着された
取付部および室内リップ部が配置されるセット用凹部の
表面と、この凹部の表面から突出する複数の支持ピンの
外周面と、加飾部材の表面との間に形成される空間に送
られる冷風により、加飾部材が貼着された取付部等が配
置されるセット用凹部を備えた金型が冷却され、また支
持ピン自体も冷却されるようになる。このため、コーナ
ー部の型成形の加硫時においても加飾部材を端面で支持
する支持ピンを低温に維持することができるとともに、
加飾部材の表面温度が低温に維持される。従って加飾部
材表面が高熱で溶融、変色等しシボ模様が消失するよう
なことはなくなる。
【0012】また、冷風で冷却することから冷却水漏れ
の心配はない。さらに、支持ピンで支持するだけの構成
であることから、金型構造が簡単になり、また、その
数、長さ、太さ等を適宜選定することが容易で、設計の
自由度が増すという効果も生じる。
【0013】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面に基づいて
説明する。
【0014】この実施例に係る自動車用ウエザストリッ
プの型成形方法は、自動車ボデー2のドア開口部3に配
設されるウエザストリップ1(図3(1),(2) 参照)のコ
ーナー部4を型成形する方法に関する。
【0015】ここで、ウエザストリップ1は、図3(2)
に示すように、ルーフサイドパネル5の合わせフランジ
部6にウエザストリップ1が保持されるようにするため
の複数の挟持リップ7、7、7を内周面に形成した断面
U字状取付部8を有し、取付部8内部には取付部8を保
形するための断面U字状インサート9が埋設されてい
る。取付部8の一方の側面には、ドアフレーム10に当
接される中空状シール部11が伸びて形成され、他方の
側面には、天井12下面の縁に圧接されるように室内リ
ップ部13が伸びて形成されている。取付部8及び室内
リップ部13は硬質のEPDMゴム、一方、中空状シー
ル部11は軟質ゴム例えばEPDMスポンジゴムからな
る。取付部8の底部下面から室内リップ部13の先端に
わたりその外周面に加飾部材14が貼着、被覆されてい
る。加飾部材14は塩化ビニルシート等合成樹脂シート
からなり、接着剤等で上記外周面に貼着されている。な
お、加飾部材14には必要に応じてシボ模様が形成され
ている。
【0016】次に、上記構成のウエザストリップ1を製
造する方法について説明する。
【0017】まず、多色押出機(図示せず。)を使用し
て、取付部8内にインサート9が埋設された図3(2) に
示すような断面形状を有する略真直なウエザストリップ
1を形成する。
【0018】そして、ボデー2のドア開口部3のコーナ
ーに配置される部位、すなわちコーナー部4の中空状の
シール部11の一部を切欠く。
【0019】そして、上記コーナー部のシール部11の
切欠かれたウエザストリップ1をボデーのコーナー部4
に沿うように湾曲させて下型15のセット用凹部15a
にセットし、この下型15の上に中子型16、16、1
6をセットして上、下の金型15、17を型締めする。
ここで、加飾部材14がセットされる下型15のセット
用凹部15aには、複数の支持ピン18、…、18が突
設され、その端面18a、…、18aで加飾部材14は
支持される(図1参照)。
【0020】そして、上記のセット用凹部15aの表面
と、複数の支持ピン18、…、18の外周面18b、
…、18bと、加飾部材14の表面14aとの間に形成
される空間19に冷風を送りながら、金型のキャビティ
20にゴム材料を注入し、加硫してシール部11′を型
成形する。この成形時、上記空間19は冷風で冷却さ
れ、また支持ピン18、…、18自体も冷却されること
から、加飾部材表面14aの温度の上昇は抑えられ、加
飾部材表面14aが溶融、変色等しシボ模様が消失する
ようなことを回避することができる。
【0021】そして、型開き、離型等することで、コー
ナー部4が図2で示されるようなウエザストリップ1が
得られる。なお、図2において符号11′で示す部位
が、上述したような型成形により形成されたシール部で
ある。
【0022】以上説明したように、この実施例に係る自
動車用ウエザストリップの型成形方法によると、セット
用凹部15aの表面と、複数の支持ピン18、…、18
の外周面18b、…、18bと、加飾部材表面14aと
の間に形成される空間19に送られる冷風により、加飾
部材14が配置される金型15が冷却され、支持ピン1
8、…、18自体も冷却されるようになる。このため、
加飾部材14を端面18a、…、18aで支持する支持
ピン18、…、18を低温に維持することができ、加飾
部材表面14aの温度が低温に維持され、従って加飾部
材表面14aが高熱で溶融、変色等しシボ模様が消失す
るようなことはなくなる。
【0023】また、冷風で冷却することから冷却水漏れ
の心配はなく、金型の加工精度も冷却水を用いたものよ
り低くすることができる。さらに、支持ピン18、…、
18で支持するだけの構成であることから、金型構造が
簡単になり、また、その数、長さ、太さ等を適宜選定す
ることが容易で、設計の自由度が増すという効果も生じ
る。
【0024】さらに、室内リップ部側の支持ピンを長く
形成しておき、加飾部材を介して室内リップ部を押込み
にすることで、この室内リップ部を若干内側へ倒れるよ
うに付形させることによって、コーナー部での室内リッ
プ部の浮き上りを防止することができる効果もある。
【0025】さらにまた、上記の実施例ではコーナー部
の型成形を例にとり示したが、ウエザストリップの端末
の型成形部に本発明の方法を適用させてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例に係る自動車用ウエザストリップの型
成形方法を実施するための金型における型締め状態を示
す断面図
【図2】シール部が型成形されたウエザストリップのコ
ーナー部の斜視図
【図3】ウエザストリップの取付状態を説明するための
図であって、(1) は自動車の斜視図、(2) は上記(1) 図
示のIIーII線における断面図
【符号の説明】
1 ウエザストリップ 4 コーナー部 8 取付部 11′ 型成形されたシール部 13 室内リップ部 14 加飾部材 14a 表面 15 金型(下型) 15a セット用凹部 18 支持ピン 18a 支持ピンの端面 18b 支持ピンの外周面 19 空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 31:58 (56)参考文献 特開 平4−305415(JP,A) 特開 平4−5006(JP,A) 特開 昭59−22715(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面U字状取付部を挟んで室内リップ部
    とシール部とが一体に形成され、前記取付部から前記室
    内リップ部にわたりその外周面に加飾部材を被覆させて
    なる自動車用ウエザストリップの型成形方法であって、 前記加飾部材が貼着された取付部および室内リップ部が
    配置される金型のセット用凹部に複数の支持ピンを突設
    し、該支持ピンの端面で前記加飾部材が貼着された取付
    部および室内リップ部を支持し、かつ、前記セット用凹
    部と、前記複数の支持ピンの外周面と、前記加飾部材の
    表面との間に形成される空間に、冷風を送りながらシー
    ル部を型成形することを特徴とする自動車用ウエザスト
    リップの型成形方法。
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