JP3991406B2 - X線ct装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、被検体のX線断層撮影を行うX線CT装置に係り、特にX線断層撮影(CT撮影)に加えて、被検体の関心部位全体の透視撮影も行うことができるようにするための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、病院等で使われるX線CT装置は、図14に示すように、X線ビームを扇形状(ファン状)に整形するコリメータ(図示省略)を装備したX線ビーム照射用のX線管51と、扇形状に整形されたX線ビーム(ファン状X線ビーム)FBの広がりに合わせて多数のX線検出素子52a,…,52aがライン状に配列されているCT用X線検出器52を、天板53に載置された被検体Mを挟んで対向配置したかたちで備えており、CT撮影を実行する場合、X線管51およびCT用X線検出器52を対向配置状態を維持したまま被検体Mの体軸(紙面に対し垂直方向の軸)Zまわりに矢印RA,RBで示す向きへ回転させながらファン状X線ビームFBを被検体Mに照射するとともに、ファン状X線ビームの照射に伴ってCT用X線検出器52から出力されるCT用X線検出データに基づき画像再構成を行うという装置構成となっている。
【0003】
しかし、X線CT装置によるCT撮影は、断層撮影面を特定するために、CT撮影の他に、関心部位全体を1枚のフィルムに透視像を撮るいわゆる一般X線撮影(フィルム透視撮影)も必要とされる場合が多い。そこで、従来、図15(a)に示すように、ファン状X線ビームFBを照射するためのX線管51とは別に、錐形状(コーン状)に整形されたX線ビーム(コーン状X線ビーム)を照射するための追加のX線管54を、天井面に配備されたレール55に沿って移動可能なように設置している。透視撮影用のX線管54は、CT撮影用のX線管51と共通の制御部によりコントロールされる。CT撮影に入る前に、天板51の下側にフィルムカセッテ56をセットするとともに、適当な位置に移動させたX線管55からコーン状X線ビームCBを被検体Mの関心部位全体に照射してフィルムカセッテ56の中のフィルム57にX線像を写し込んで一般X線撮影することができる装置がある。
【0004】
もちろん、一般X線撮影が終了した後、図15(b)に示すように、被検体Mを前進させてから、X線管51からファン状X線ビームFBを被検体Mに照射してCT撮影を実行しCT画像(X線断層画像)を得る。なお、この装置の場合、CT撮影に先立ち、一般X線撮影したフィルムを直ちに現像し、オペレータや医師が、関心部位全体の写ったフィルムをみながらCT撮影の撮影位置を決定するというようなことも行われる。
このように、被検体Mにおける関心部位のCT画像に加えて関心部位全体を撮ったフィルムがあれば、CT撮影の撮影位置を適切に決定できるし、患部の局所的情報だけでなく全体的情報も提供されることからより、医師の下す診断もより的確なものとなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の従来装置の場合、一般X線撮影あるいは透視撮影のために追加のX線管54が必要となるので、装置が高価なものとなる上、X線管54を移動させるためのレール55の敷設が必要となるので、装置の設置が大変である。
それだけでなく、従来装置の場合、一般X線撮影の時に被検体Mの真上からしかコーン状X線ビームを照射することが出来ないので、被検体Mの真上以外の方向から関心部位全体の透視像を撮影することは難しいという問題がある。
【0006】
この発明は、上記の事情に鑑み、CT撮影だけでなく関心部位全体の透視撮影が行えるX線CT装置を提供することを第1の課題とし、加えて、関心部位全体の透視撮影の際に撮影方向の選択が可能なX線CT装置を提供することを第2の課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記第1の課題を達成するため、この発明のX線CT装置は、X線ビームを扇形状(ファン状)に整形する扇形状ビーム形成手段を装備したX線ビーム照射用のX線管と、扇形状に整形されたX線ビームの広がりに合わせて多数のX線検出素子がライン状に配列されているCT用X線検出器とを被検体を挟んでガントリの内部に対向配置したかたちで備えるとともに、X線管およびCT用X線検出器を対向配置状態を維持したまま被検体の体軸まわりに回転させる回転駆動手段と、X線管にX線ビームの照射をおこなわせるX線照射制御手段と、扇形状のX線ビームの照射に伴ってCT用X線検出器から出力されるCT用X線検出データに基づき画像再構成を行うCT画像用データ処理手段を備えているX線CT装置において、X線検出素子が縦横に配列されているX線面センサまたはX線撮影用フィルムカセッテを、前記ガントリのトンネル内で被検体を挟んで前記X線管と対向する位置に離脱可能に支持する支持手段と、X線ビームを錐形状(コーン状)に整形するとともに前記X線管に装備されている錐形状ビーム形成手段と、錐形状に整形されたX線ビームの照射に伴ってX線面センサから出力される透視用X線検出データに基づいてX線透視画像作成を行う透視画像用データ処理手段とを備えている。
【0008】
さらに、上記第2の課題を達成するため、請求項1の発明は、X線面センサまたはフィルムカセッテが、回転駆動手段によるX線管の回転と連動して回転するサポート部材に取り付けられて支持されるとともに、X線面センサまたはフィルムカセッテがX線管との対向配置状態を維持したままX線管の回転に伴って被検体の体軸まわりを移動するよう構成されている。
【0010】
また、請求項2の発明は、請求項1に記載のX線CT装置において、X線面センサがフラットパネル型X線面センサである。
【0011】
〔作用〕
次に、この発明のX線CT装置によりX線撮影が行われる際の作用について説明する。
この発明のX線CT装置でCT撮影を行う場合、先ず、扇形状ビーム形成手段によりX線管からファン状X線ビームが照射されるようにセットしておいて撮影をスタートさせると、回転駆動手段により、X線管およびCT用X線検出器が対向配置状態を維持したまま被検体の体軸まわりに回転しながら、X線管からファン状X線ビームの照射が行われると同時に、CT用X線検出器からCT用X線検出データがCT画像用データ処理手段へ出力される。このCT用X線検出データはCT画像用データ処理手段に送られて画像再構成が行われ、最終的にCT画像が得られる。
【0012】
また、この発明のX線CT装置により透視撮影をおこなう場合、先ず、X線撮影用フィルムカセッテまたはX線面センサを被検体を挟んでX線管と対向する位置へ支持配置するとともに錐形状ビーム形成手段によりX線管からコーン状X線ビームが照射されるようにセットしておいて撮影をスタートさせる。
X線撮影用フィルムカセッテが配置された場合は、コーン状X線ビームの照射により被検体の関心部位が透視されてカセッテに装填したフィルムにX線像が撮影される。X線面センサが配置された場合は、コーン状X線ビームの照射と同時にX線面センサから透視用X線検出データが出力される。この透視用X線検出データは透視画像用データ処理手段に送られて画像処理が行われ、最終的にX線透視画像が得られる。勿論、CT撮影を行う場合は、配置したX線撮影用フィルムカセッテまたはX線面センサを外して撮影することになる。
【0013】
この発明のX線CT装置では、同一のX線管に対し、CT用X線検出器だけでなく、X線撮影用フィルムカセッテまたはX線面センサが対向配置させられるとともに同一のX線管がファン状X線ビームとコーン状X線ビームの両方を照射できる構成となっていることから、関心部位全体を透視撮影するために、透視撮影専用のX線管は必要がなく、また透視撮影専用のX線管に付随する設備も不要である。
【0014】
請求項1のX線CT装置では、X線管を回転に連れてサポート部材が連動して回転し、サポート部材に取り付けられて支持されているX線面センサまたはフィルムカセッテもX線管との対向配置状態を維持したまま自動的に移動する構成となっており、透視撮影の時の撮影方向を変える場合、X線管を回転させて撮影方向を規定するコーン状X線ビームの照射方向を変えればよいだけであり、簡単に撮影方向の選択が出来る。
【0016】
請求項2のX線CT装置では、X線面センサがフラットパネル型X線面センサであり、解像度が高い上に周辺像歪みがないので、高画質のX線透視画像が得られるだけでなく、さらに薄型・軽量であって取扱いが容易である。
【0017】
【発明の実施の形態】
この発明の一実施例を図面を参照しながら説明する。図1は第1実施例に係るX線CT装置の全体構成を示すブロック図、図2は第1実施例装置によるCT撮影時の状態を示す模式図、図3は第1実施例装置による透視撮影時の状態を示す模式図である。
【0018】
図1のX線CT装置は、被検体Mを載置する天板1と、天板1の上に載置された被検体MにX線を照射するX線管2と、被検体Mを挟んでX線管2に対向して配置されているCT用X線検出器3を備えている他、図中に一点鎖線で示すように、被検体Mを挟んでX線管2と対向する位置へ離脱可能に支持されるX線撮影用フィルムカセッテ4および透視撮影用の2次元アレイ方式フラットパネル型X線センサ(X線面センサ)5を備えている。
【0019】
X線管2は、X線ビームを扇形状(ファン状)に整形したり、錐形状(コーン状)に整形したりするコリメータ6を前面に装備しており、コリメータ6はCT撮影時にはファン状X線ビームを被検体Mに照射するようセットされ、透視撮影時にはコーン状X線ビームを被検体Mに照射するようセットされる。
【0020】
CT用X線検出器3は、ファン状X線ビームの広がりに合わせて多数のX線検出素子3a,…3aがライン状に配列された通常の構成の検出器である。フラットパネル型X線センサ(以下、適宜「パネル型X線センサ」と略記)5は、詳しくは後述するように多数のX線検出素子が縦横に配列された構成となっているセンサである。また、フィルムカセッテ4は内側にフィルム4aが装填されている通常の構成のカセッテである。
【0021】
CT撮影では、X線管2およびCT用X線検出器3が対向配置状態を維持したまま被検体Mの体軸Zまわりを矢印RA,RBで示す向きへ回転しながら、X線管2がファン状X線ビームを被検体Mに照射するとともに、このファン状X線ビームの照射に伴ってCT用X線検出器3からCT用X線検出データが出力される。CT用X線検出データはCT用データ収集部7により収集されるとともにAD変換部8でディジタル化されてからCT用X線検出データメモリ9に記憶される。CT用X線検出データメモリ9に記憶されたデータは適時に読み出されて、データ処理部10により信号処理が施されて画像再構成が行われ、最終的にCT画像としてモニタ11の画面に映し出されたり、プリンタ12によりシートに印刷出力されたりする構成になっている。
【0022】
透視撮影では、図1に一点鎖線で示すように、先ずフィルムカセッテ4またはパネル型X線センサ5のどちらかをX線管2と対向する位置へセットしておいて、コーン状X線ビームを被検体Mに照射することになる。
フィルムカセッテ4の方がセットされた場合は、コーン状X線ビームの照射に伴ってX線像がフィルム4aに写されることになる。
【0023】
パネル型X線センサ5の方がセットされた場合は、コーン状X線ビームの照射に伴ってパネル型X線センサ5から透視用X線検出データが出力される。そして、透視用X線検出データは透視用データ収集部13により収集されるとともに、AD変換部14でディジタル化されてから透視用X線検出データメモリ15に記憶される。透視用X線検出データメモリ15に記憶されたデータは適時に読み出されて、データ処理部10により必要な画像処理が施されてから、最終的にX線透視画像としてモニタ11の画面に映し出されたり、プリンタ12によりシートに印刷出力されたりする構成になっている。なお、第1実施例の場合のデータ処理部10は、CT画像用データ処理手段と透視画像用データ処理手段とを兼ねた構成となっている。
【0024】
以下、第1実施例のX線CT装置の主要構成部分について、より具体的に説明する。
天板1は被検体Mを載せたままの状態で、天板駆動部16のコントロールにより前後・左右の他、上下に移動させられるよう構成されている。この天板駆動部16は、キーボード17やマウス18からの操作入力により撮影制御部19から送出される指令信号に従って、天板1の動きをコントロールすることになる。
X線管2は、高電圧発生器などを含む照射制御部21のコントロールにより、設定された照射条件に従ってX線ビームを被検体Mに照射するよう構成されている。照射制御部21によるコントロールも、キーボード17やマウス18からの操作入力により撮影制御部19から送出される指令信号に従って行われる。
【0025】
また、X線管2およびCT用X線検出器3やフィルムカセッテ4またはパネル型X線センサ5は、回転駆動部20のコントロールにより、対向配置状態を維持したままの状態で連動して自動的に移動させられるよう構成されている。
【0026】
すなわち、図2に示すように、X線管2とCT用X線検出器3が回転リング22により結合されているとともに、モータ(図示省略)から回転動力を受けるプーリ23aおよびベルト23bにより回転リング22全体が矢印RA,RBで示す方向へ回転させられることにより、X線管2とCT用X線検出器3が対向配置状態を維持したままで移動するのである。さらに、図3に示すように、フィルムカセッテ4またはパネル型X線センサ5も、回転リング22に取り付けられて支持されるので、モータ(図示省略)から回転動力を受けるプーリ23aおよびベルト23bにより回転リング22全体が矢印RA,RBで示す方向へ回転させられることにより、X線管2とフィルムカセッテ4またはパネル型X線センサ5が対向配置状態を維持したままで移動することになる。
これらX線管2やCT用X線検出器3、フィルムカセッテ4、パネル型X線センサ5の移動も、やはり撮影制御部19から送出される指令信号に従ってコントロールされる。
【0027】
フィルムカセッテ4またはパネル型X線センサ5の回転リング22への取り付けは、図3に示すように、フィルムカセッテ4の側面に設けられている2個の支持ピース4bないしパネル型X線センサ5の側面に設けられている2個の支持ピース5aを、回転リング22に設けられている一対の支持アーム22aへ、例えばボルト止めすることにより行うことができる。フィルムカセッテ4またはパネル型X線センサ5を離脱させる際は、ボルト止め外して引き出すことになる。
【0028】
なお、X線管2やCT用X線検出器3は、図4に示すように、ガントリ24の内側に設けられているけれども、ガントリ24のトンネル25の内面には周方向に沿ってスリット25aが切れ目なく開けられており、図5に示すように、回転リング22からの支持アーム22aはスリット25aから突き出すように設けられていて、回転リング22が回るのに連れて支持アーム22aがスリット25aに沿って速やかに移動し、フィルムカセッテ4またはパネル型X線センサ5がトンネル25の内を支障なく移動できる構成となっている。
【0029】
次に、コリメータ6について具体的に説明する。図6に示すように、コリメータ6はX方向に開閉する一対のXリーフ26と、Y方向に開閉する一対のYリーフ27を備えている。X線ビームをファン状X線ビームFBとする場合には、図中に一点鎖線で示すように、Yリーフ27が互いに近接させられ、Xリーフ26が大きく開かれてX線ビームをファン状に整形するよう構成されている。また、X線ビームをコーン状X線ビームCBとする場合には、図中に実線で示すように、Xリーフ26とYリーフ27の両方ともが一定程度開かれてX線ビームをコーン状に整形するよう構成されている。Xリーフ26およびYリーフ27の開き度合いの調整は、リーフ移動用の電気モータ(図示省略)等を装備したコリメータ駆動部28により行われる。このコリメータ駆動部28によるリーフの開き度合いの調整は、キーボード17やマウス18からの操作入力により撮影制御部19から送出される指令信号に従って行われる。つまり、コリメータ6およびコリメータ駆動部28によって、扇形状ビーム形成手段および錐形状ビーム形成手段が構成されているのである。
【0030】
続いて、X線透視画像を得るのに用いられるパネル型X線センサ5の説明を行う。パネル型X線センサ5でのX線検出素子の配列は、例えば横(x)方向1024,縦(y)方向1024の正形マトリックス構成が挙げられる。また、パネル型X線センサ5の平面寸法としては、例えば縦横約30cmが挙げられる。このパネル型X線センサ5は、矩形の平面形状を有することから、胸部や腹部など大きな部位を撮影するのに適した方形の検出面が可能である他、周辺像歪みがなく解像度も高い上、また薄型・軽量であって、扱いが容易であるなど多くの利点を有する。
【0031】
フラットパネル型X線センサ5は、図7に示すように、入射X線を電荷あるいは光に変換するX線変換層29と、X線変換層29で生じた電荷あるいは光を検出する素子が縦横にマトリックス状に配置形成されている検出アレイ層30との積層構造となっており、図8(a)に示す直接変換タイプのセンサと、図8(b)に示す間接変換タイプのセンサとがある。
前者の直接変換タイプの場合、X線変換層29が入射X線を直に電荷に変換するセレン層やCdZnTe層などからなり、検出アレイ層30の表面に電荷検出素子31として表面電極32に対向形成された電荷収集電極群でもって電荷の検出を行いX線検出信号を送出する構成となっていて、各電荷検出素子31とその上のX線変換層29の一部分とで1個のX線検出素子XDが形成される。
【0032】
後者の間接変換タイプの場合、X線変換層29が入射X線を光に変換するシンチレータ層からなり、検出アレイ層30の表面に光検出素子33として形成されたフォトダイオード群でもって光の検出を行いX線検出信号を送出する構成となっていて、各光検出素子33とその上のX線変換層29の一部分とで1個のX線検出素子XDが形成される。
【0033】
そして、パネル型X線センサ5では、図9に示すように、各X線検出素子XD,…,XDがそれぞれTFT(Thin Film Transister:薄膜トランジスタ) 34を介して縦横に走る読出配線35,36に接続されているとともに、読出し配線35,36は、それぞれ横読出し駆動部37あるいは縦読出し駆動部38に接続されており、横,縦読出し駆動部37,38へ読み出し用の走査信号が送り込まれることになる。パネル型X線センサ5の各X線検出素子XDの特定は横方向・縦方向の配列に沿って各X線検出素子XDへ順番に割り付けられている0〜1023のアドレスに基づいて行われるので、読み出し用の走査信号は、それぞれ横方向アドレスまたは縦方向アドレスを指定する信号となる。
横,縦走査信号に従って横読出し駆動部37あるいは縦読出し駆動部38から読出し配線35,36に対して読み出し用の電圧が印加されるのに伴い、各検出素子XD,…,XDより順番にX線検出信号がTFT34から読出し配線36を通り、さらに透視用X線検出データとして透視用データ収集部13の各プリアンプ39およびマルチプレクサ40を経て収集されることになる。
【0034】
すなわち、パネル型X線センサ5からの検出信号の読み出し方式は、概ね通常のTVカメラなどの映像検出器に準ずる構成である。
第1実施例では、両読出し駆動部37,38や、プリアンプ39およびマルチプレクサ40も、パネル型X線センサ5の検出アレイ層30の表面周縁に設置されていて、一段と集積化が図られた構成となっている。
また、パネル型X線センサ5から得られた透視用X線検出データを記憶する透視用X線検出データメモリ15は、X線センサ5でのX線検出素子DXの縦横マトリック構成に対応するマトリックス構成を持つフレームメモリ方式の記憶デバイスとなっている。
【0035】
続いて、上述した構成を有する第1実施例装置によりX線撮影を実行する時の動作を説明する。先ず、パネル型X線センサ5を用いて行う透視撮影を先に説明する。
〔ステップS1〕図3に示すように、パネル型X線センサ5を回転リング22に取り付けることにより、X線管2と対向する位置へパネル型X線センサ5を支持配置する。
【0036】
〔ステップS2〕天板1の上に被検体Mを載せてから天板1をガントリ24のトンネル25内の撮影位置へ移動させる。
【0037】
〔ステップS3〕キーボード17またはマウス18からの入力操作によりコリメータ6の各リーフ26,27をコーン状X線ビーム照射用にセットする。
【0038】
〔ステップS4〕キーボード17またはマウス18からの入力操作により撮影を開始させる。
【0039】
〔ステップS5〕図3に示すように、X線管2からコーン状X線ビームCBが被検体Mの関心部位全体に照射される。
【0040】
〔ステップS6〕パネル型X線センサ5から出力されるデータが透視用X線検出データメモリ15に格納されるとともに、データ処理部10により透視用X線検出データに対して画像処理が行われ、X線透視画像がモニタ11の画面に映し出される。
【0041】
〔ステップS7〕必要に応じて、適当な画像を選び出しプリンタ12により印刷して出力する。
【0042】
〔ステップS8〕撮影方向を変更して撮影する必要があれば、次のステップS9に進む。撮影方向を変更して撮影する必要がなければ、透視撮影は終了することなる。
【0043】
〔ステップS9〕例えば、図3の中に二点鎖線で示すように、新たな撮影方向となる位置へX線管2およびパネル型X線センサ5を移動させてから、ステップS4に戻る。
ステップS1〜S9の順序で行われる透視撮影時の動作の一連の流れを図10のフローチャートに纏めて示す。なお、上記のステップS5では、X線管2とパネル型X線センサ5とを回転移動させながらX線ビームを照射し、連続的にデータを採取することもある。
【0044】
なお、フィルムカセッテ4を用いて一般X線撮影を行う場合は、パネル型X線センサ5の代わりに、フィルムカセッテ4を回転リング22に取り付けることによりX線管2と対向する位置へ支持配置しておき、X線管2からコーン状X線ビームを照射することになる。
【0045】
次に、第1実施例のX線CT装置によるCT撮影を説明する。
〔ステップF1〕フィルムカセッテ4やパネル型X線センサ5が回転リング22に取り付けられていれば、取り外して、図2に示すように、CT用X線検出器3だけにする。
【0046】
〔ステップF2〕天板1の上に被検体Mを載せてから天板1をガントリ24のトンネル25内の撮影位置へ移動させる。
【0047】
〔ステップF3〕キーボード17またはマウス18からの入力操作によりコリメータ6の各リーフ26,27をファン状X線ビーム用の位置にセットする。
【0048】
〔ステップF4〕キーボード17またはマウス18からの入力操作により撮影を開始させる。
【0049】
〔ステップF5〕図3に示すように、X線管2とCT用X線検出器3が対向配置状態を維持したまま被検体Mの回りを回転しながら適当な位置でファン状X線ビームを被検体Mに照射する。
【0050】
〔ステップF6〕CT用X線検出器3から出力されるデータがCT用X線検出データメモリ9に格納されるとともに、データ処理部10により収集されたCT用X線検出データに対する信号処理により画像再構成が行われる。
【0051】
〔ステップF7〕新たにデータ収集を行う関心部位がなければ、ステップF9へ進む。新たにデータ収集を行う関心部位が尚あれば、ステップF8へ進む。
【0052】
〔ステップF8〕被検体Mの新たにデータ収集を行う関心部位を撮影位置へ移動させて、ステップF4に戻る。
【0053】
〔ステップF9〕データ収集の終了後、必要に応じて適当なCT画像をモニタ11に表示したり、プリンタ12により印刷出力すれば、CT撮影は全て完了となる。
ステップF1〜F9の順序で行われるCT撮影時の動作の一連の流れを図11のフローチャートに纏めて示す。
【0054】
続いて、この発明のX線CT装置の第2実施例を説明する。第2実施例の装置は、第1実施例の装置がフィルムカセット4またはパネル型X線センサ5を回転リング22に取り付けて支持配置する構成であったのに対し、図12に示すように、フィルムカセット4またはパネル型X線センサ5が、装置本体と独立して移動可能な台車WGに支持された状態でX線管2と対向する位置に配置される構成である他は、実質的に同一の構成であるので、異なる部分のみを説明し、共通する部分の図示及び説明は省略する。
【0055】
図12の台車WGは、X線CT装置本体とは別体となっており、脚部41に付いている車輪42で床を自由に動けるよう構成されている。脚部41から垂直に立つ支柱43の頂部へ二重リング体44がリングが周面を下にして立ち姿勢となるように取り付けられている。二重リング体44は支柱43に固定された外リング45は不動であるが、両リング45,46の間に設けられたベアリング構造により内リング46が周方向47に回転できる構成となっている。そして、回転が可能な内リング46にフィルムカセット4またはパネル型X線センサ5が面方向を内リング46の軸48の方向と平行となるように取り付けられて支持されている。
したがって、内リング46を回転させると、図12に一点鎖線で示すように、フィルムカセット4またはパネル型X線センサ5が内リング46の軸47のまわりに回転して位置が変化することになる。
【0056】
第2実施例の場合、図13に示すように、フィルムカセット4またはパネル型X線センサ5をX線管2と対向する位置へセットするには、台車WGをガントリ24に近づけ、フィルムカセット4またはパネル型X線センサ5をトンネル25の内に差し入れ、必要があれば内リング46を回転させてフィルムカセット4またはパネル型X線センサ5をX線管2と正確に対向する位置へ移動させればよい。
【0057】
第2実施例の装置において、撮影方向を変更した場合、X線管2を回転させてX線管2の位置を変更するとともに、内リング46を回転させてフィルムカセット4またはパネル型X線センサ5を新たな位置に変化したX線管2と対向する位置へ移動させればよい。
フィルムカセット4またはパネル型X線センサ5を離脱させる必要のある場合は、台車WGを移動させてX線面センサ5またはフィルムカセッテ4をトンネル25の内から台車WGごと引き出せばよい。
【0058】
この発明は上記実施の形態に限られることはなく、下記のように変形実施することができる。
(1)第1,第2実施例の装置は、いずれも、フィルムカセット4とパネル型X線センサ5の両方を備えていたが、フィルムカセット4とパネル型X線センサ5のいずれか一方だけを備える構成の装置が変形例として挙げられる。
【0059】
(2)第2実施例の装置は、内リング46を手動で回転させて、フィルムカセット4やパネル型X線センサ5を移動させる構成であったが、内リング46を電動機構で回転させるよう構成し、X線管2の回転と連動して内リング46を回転させ、第1実施例のように、X線面センサ5またはフィルムカセッテ4とX線管2が対向配置状態を維持したまま移動するよう構成した装置が、変形例として挙げられる。
【0060】
(3)第1,第2実施例の装置は、いずれも、フィルムカセット4やパネル型X線センサ5が、新たな位置に変化したX線管2と対向する位置へ移動させられて撮影方向の選択が可能な構成であったが、X線管2の一つの位置に対してだけ、フィルムカセット4やパネル型X線センサ5がX線管2と対向する位置にセットできるだけであって撮影方向の選択が出来ない構成ものも、変形例として挙げることができる。
【0061】
(4)第1,第2実施例の装置は、データ処理部や表示用モニタがCT撮影・透視撮影で共用される構成であったが、CT撮影と透視撮影で個別にCT画像用データ処理手段または透視画像用データ処理手段や表示用モニタが設けられている構成であってもよい。
【0062】
(5)この発明のX線CT装置のX線面センサはフラットパネル型X線センサに限られるものではない。
【0063】
【発明の効果】
この発明のX線CT装置によれば、同一のX線管に対し、CT用X線検出器だけでなく、X線撮影用フィルムカセッテまたはX線面センサが対向配置させられるとともに、同一のX線管がファン状X線ビームとコーン状X線ビームの両方を照射できる構成となっており、透視撮影専用のX線管がなくても関心部位全体を透視撮影することができるので、装置の高騰なくして関心部位の全体的な透視撮影が行えるのに加え、透視撮影専用のX線管に付随する設備も不要であるので、装置の設置も容易である。
【0064】
請求項1のX線CT装置によれば、X線管を回転させてX線管の位置を変更すれば、X線面センサまたはフィルムカセッテもX線管との対向配置状態を維持したまま連動して自動的に移動することから、コーン状X線ビームの照射方向の異なる透視撮影が行える結果、透視撮影の時の撮影方向の選択が可能である。
【0066】
請求項2のX線CT装置では、X線面センサがフラットパネル型X線面センサであり、解像度が高い上に周辺像歪みがないので、高画質のX線透視画像が得られるのに加え、さらに薄型・軽量であって取扱いが容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係るX線診断装置の全体構成を示すブロック図である。
【図2】第1実施例装置によるCT撮影時の状態を示す模式図である。
【図3】第1実施例装置による透視撮影時の状態を示す模式図である。
【図4】第1実施例装置のガントリまわりの構成を示す斜視図である。
【図5】パネル型X線センサおよびフィルムカセッテの取付構造を示す図である。
【図6】第1実施例装置で使われるファン状X線ビームおよびコーン状X線ビームを示す図である。
【図7】フラットパネル型X線センサの大略構成を示す斜視図である。
【図8】フラットパネル型X線センサの層構造を示す断面図である。
【図9】フラットパネル型X線センサまわりの回路構成を示すブロック図である。
【図10】第1実施例装置による透視撮影動作の一連の流れを示すフローチャ−トである。
【図11】第1実施例装置によるCT撮影動作の一連の流れを示すフローチャ−トである。
【図12】第2実施例におけるパネル型X線センサおよびフィルムカセッテを支持するための台車を示す斜視図である。
【図13】第2実施例におけるフラットパネル型X線センサおよびフィルムカセッテの支持配置状態を示す正面図である。
【図14】従来装置の撮像系の概略構成を示す模式図である。
【図15】従来装置による一般X線撮影およびCT撮影の状況を示す正面図である。
【符号の説明】
1 …天板
2 …X線管
3 …CT用X線検出器
3a …X線検出素子
4 …フィルムカセッテ
5 …フラットパネル型X線センサ
6 …コリメータ
9 …CT用X線検出データメモリ
10 …データ処理部
15 …透視用X線検出データメモリ
19 …撮影制御部
20 …回転駆動部
21 …照射制御部
22 …回転リング
CB …コーン状X線ビーム
FB …ファン状X線ビーム
WG …台車
M …被検体
XD …X線検出素子

Claims (2)

  1. X線ビームを扇形状(ファン状)に整形する扇形状ビーム形成手段を装備したX線ビーム照射用のX線管と、扇形状に整形されたX線ビームの広がりに合わせて多数のX線検出素子がライン状に配列されているCT用X線検出器とを被検体を挟んでガントリの内部に対向配置したかたちで備えるとともに、X線管およびCT用X線検出器を対向配置状態を維持したまま被検体の体軸まわりに回転させる回転駆動手段と、X線管にX線ビームの照射をおこなわせるX線照射制御手段と、扇形状のX線ビームの照射に伴ってCT用X線検出器から出力されるCT用X線検出データに基づき画像再構成を行うCT画像用データ処理手段を備えているX線CT装置において、X線検出素子が縦横に配列されているX線面センサまたはX線撮影用フィルムカセッテを、前記ガントリのトンネル内で被検体を挟んで前記X線管と対向する位置に離脱可能に支持する支持手段と、X線ビームを錐形状(コーン状)に整形するとともに前記X線管に装備されている錐形状ビーム形成手段と、錐形状に整形されたX線ビームの照射に伴ってX線面センサから出力される透視用X線検出データに基づいてX線透視画像作成を行う透視画像用データ処理手段とを備え、X線面センサまたはフィルムカセッテが、回転駆動手段によるX線管の回転と連動して回転するサポート部材に取り付けられて支持されるとともに、X線面センサまたはフィルムカセッテがX線管との対向配置状態を維持したままX線管の回転に伴って被検体の体軸まわりを移動するよう構成されていることを特徴とするX線CT装置。
  2. 請求項1に記載のX線CT装置において、X線面センサがフラットパネル型X線面センサであるX線CT装置。
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