JPH11155850A - X線撮影装置 - Google Patents

X線撮影装置

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JPH11155850A
JPH11155850A JP32801697A JP32801697A JPH11155850A JP H11155850 A JPH11155850 A JP H11155850A JP 32801697 A JP32801697 A JP 32801697A JP 32801697 A JP32801697 A JP 32801697A JP H11155850 A JPH11155850 A JP H11155850A
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JP
Japan
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ray
image
photographing
ray tube
imaging
Prior art date
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Application number
JP32801697A
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English (en)
Inventor
Toshio Kadowaki
利生 門脇
Goro Hirata
五郎 平田
Toshiaki Nakamura
俊晶 中村
Masahiro Kono
昌弘 河野
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Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】撮影結果の適否が撮影後に直ちに分かり、撮り
直しの際の撮影設定状態の修正処置が容易に行え、構成
のシンプルなX線撮影装置を提供する。 【解決手段】この発明のX線撮影装置は、X線管1のX
線照射に伴って生じるX線透過像をフラットパネル型X
線センサ2,3で検出するとともに、得られたX線画像
をX線管1と一緒に保持されている画像表示モニタMT
の画面に表示する構成を備えていて、撮影後、画像表示
モニタMTのX線画像で直ぐ撮影結果の適否が分かり、
画像表示モニタMTのX線画像を見ながら、撮り直しの
際の撮影設定状態の修正処置が容易に行え、しかもパネ
ル型X線センサ2,3は薄型・軽量であるので、頑丈な
取り付け構造が要らず、シンプルな装置構成で事足り
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、被検体(患者)
の関心部位(患部)を一般X線撮影する時に用いられる
X線撮影装置に係り、X線撮影後に撮影結果の適否が直
ちに分かるようにするとともに、撮影結果が不適切な場
合に被検体に対する撮影設定状態の修正処置が容易に行
えるようにするための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の最も基本的な汎用タイプのX線撮
影装置と言えば、撮影対象である患者の関心部位のX線
透過像を焼き付けたフィルム写真を得るという一般X線
撮影専用の装置である。すなわち、従来の一般X線撮影
専用の装置によりX線撮影を行う場合、図7に示すよう
に、患者Mを載せた撮影テーブル50の上方に撮影用の
X線を照射するX線管51を配するとともに、撮影テー
ブル50の下側にフィルム53を装填したフィルムカセ
ッテ52を配しておいて、X線管51からX線を照射す
れば、透過X線によりフィルムカセッテ52の中のフィ
ルムが露光されて患者Mの関心部位のX線透過像がフィ
ルム53に写される。勿論、露光されたフィルム53は
現像されてから、フィルム写真として、医師の診断に供
される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来のX線撮影装置の場合、撮影結果が適切か否かの判
定が、フィルム53を現像してからでなければ出来ない
という問題がある。現像して出来上がったフィルム写真
を見て、撮影中の患者Mの体動やポジショニング(位置
設定)の不備あるいは露光不足または露光過度によっ
て、フィルム写真が不適切で撮影ミスだった場合は、X
線撮影をやり直さなければならない。患者Mを呼び戻
し、再び時間をかけて面倒な撮影設定を繰り返さなけれ
ばならず、非常に手間である上、容態によっては患者M
が受ける苦痛も少なくない。
【0004】一般X線撮影だけでなく、イメージインテ
ンシファイアを備えることによりX線透視撮影も可能と
なっているX線透視撮影装置も従来から使われている。
このX線透視撮影装置の場合、予めX線透視画像を観察
しながら撮影設定状態をチェックしてから、良しとなれ
ばフィルムを患者Mの下に移動させてX線撮影を行う構
成となっている。確かにポジショニングは正確に行える
が、撮影中の患者Mの体動による撮影ミスは、依然とし
て現像後でないと分からない。また、X線透視撮影の露
光条件は一般X線撮影の露光条件と異なることが多く、
露光不足または露光過度による撮影ミスも、現像後でな
いと分からない。それに、イメージインテンシファイア
は大容積の重量物であり、頑丈な取り付け構造が必要で
あるので、どうしても装置構成が大がかりとなる。
【0005】この発明は、上記の事情に鑑み、X線撮影
のあと撮影結果の適否が直ちに分かるようにするととも
に、撮り直しの際の被検体に対する撮影設定状態の修正
処置が容易に行え、しかも、シンプルな装置構成で事足
りるX線撮影装置を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、この発明のX線撮影装置は、被検体へX線を照射す
るX線管と、X線検出素子が縦横に配列されている透過
X線検出用のX線面センサと、被検体を挟んでX線面セ
ンサと対向する位置にX線管を設定支持できるようにし
て保持するX線管保持手段と、X線照射に伴ってX線面
センサから出力されるX線検出データを収集する信号収
集手段と、信号収集手段により収集されるX線検出デー
タを処理してX線画像を得るデータ処理手段と、データ
処理手段により得られたX線画像を記憶する画像記憶手
段と、X線管の近傍に設置されているとともに画像記憶
手段に記憶されているX線画像を映し出す画像表示モニ
タとを備えている。
【0007】また、請求項2の発明は、請求項1に記載
のX線撮影装置において、画像表示モニタが、X線管と
一緒にX線管保持手段によって保持されるよう構成され
ている。
【0008】〔作用〕次に、この発明のX線撮影装置に
よりX線撮影を実行する際の作用について説明する。こ
の発明のX線撮影装置によるX線撮影の場合、撮影対象
である被検体の関心部位にX線管の照準を定めておい
て、X線管から被検体の関心部位にX線を照射すると同
時に、被検体を挟んでX線管と対向する位置にあるX線
面センサによって関心部位の透視X線像を検出する。X
線照射に伴ってX線面センサから出力されるX線検出デ
ータを信号収集手段により収集するとともに、収集され
たX線検出データをデータ処理手段により処理してX線
画像を得て、これを画像記憶手段で記憶する。そして、
この画像記憶手段に記憶されたX線画像を、撮影後、速
やかにX線管の傍に設置された画像表示モニタの画面に
映し出すようにする。
【0009】したがって、オペレータや医師は、画像表
示モニタの画面に映し出されたX線画像により、撮影
後、直ちに撮影結果の適否を知ることができる。撮影結
果が不適切であって、撮り直しする場合、X線管の傍に
ある画像表示モニタの画面のX線画像を見ながら、被検
体の撮影設定状態の修正処置を行う。さらに、X線検出
素子が縦横に配列されているX線面センサの場合、解像
度が高い上にイメージインテンシファイアと違って画像
周辺の歪みが殆どなくて、高画質のX線画像が得られる
ので、フィルムに焼き付けて記録した画像写真は、従来
のフィルム写真と同等のものである。加えて、X線面セ
ンサは薄型・軽量であるので、設置するために頑丈な取
り付け構造を必要としない。
【0010】また、請求項2のX線撮影装置では、画像
表示モニタがX線管と一緒にX線管保持手段によって保
持されていて、画像表示モニタが常にX線管の至近に存
在することから、被検体の撮影設定状態の修正処置を、
X線画像を間近に見ながら行える。
【0011】
【発明の実施の形態】続いて、この発明の一実施例を図
面を参照しながら説明する。図1は実施例に係るX線撮
影装置の全体構成を示すブロック図、図2は実施例装置
の撮像系部分の構成を示す正面図である。実施例のX線
撮影装置は、X線照射室RMの中に、図1に示すよう
に、患者(被検体)Mへ撮影用のX線を照射するX線管
1を1個と、X線検出素子が縦横に配列されている透過
X線検出用のフラットパネル型X線センサ(X線面セン
サ)2,3を2個、備えている。
【0012】X線管1は、図2に示すように、X線管保
持部(X線管保持手段)4に装備さている伸縮可能な支
持アーム4aの下端側に首振り移動などが可能なように
して取り付けられているとともに、X線管保持部4全体
が天井に敷設されたレール5に沿って往復走行可能に吊
設されていて、患者Mを挟んでフラットパネル型X線セ
ンサ(以下、適宜「パネル型X線センサ」と略記)2,
3と対向する位置にX線管1を設定支持できる構成とな
っている。
【0013】支持アーム4aは、繰り出し式の伸縮構造
となっていて、支持アーム4aの伸び縮みに伴ってX線
管1が上下方向に移動する。また、操作桿4b,4bを
掴んで、図2に一点鎖線で示すように、X線管1の首を
上に振らせて持ち上げ、X線照射方向を水平に向けさせ
た状態で保持することも出来る。また、X線管1の前方
に装備されているコリメータ1Aは、X線の照射域を調
節するためのものであるとともに、コリメータ1Aの中
に光源1Bが設置されており、これを点灯すれば、ちょ
うどX線の照射域に相当する部分だけが、光源1Bの光
で照らされるようになっている通常構成のコリメータで
ある。
【0014】一方、図2に示すように、実施例装置は、
撮影テーブル6と撮影スタンド7の両方を備えており、
撮影テーブル6と撮影スタンド7のどちらを使ってもX
線撮影が行える。撮影テーブル6の下側には、パネル型
X線センサ2が水平状態で設置されていて、撮影スタン
ド7の表側にはパネル型X線センサ3が垂直状態で設置
されている。さらに、図1に示すように、両パネル型X
線センサ2,3に近接して、パネル型X線センサ2,3
から出力されるX線検出データを収集し画像信号処理部
10,11へ送り出すデータ収集部(信号収集手段)
8,9が、それぞれ設置されている。
【0015】そして、データ収集部8の後段の画像処理
部10は、データ収集部8で収集されたX線検出データ
をデジタル信号に変換するAD変換部12,デジタル化
されたX線検出データを記憶する検出データメモリ1
3、検出データメモリ13に記憶されたX線検出データ
にエッジ強調やフィルタリングなどの必要な画像処理を
施すことによりX線画像を作成するデータ処理部14、
および、得られたX線画像を記憶するX線画像メモリ1
5を具備している。
【0016】データ収集部9の後段の画像処理部11
は、上記の画像処理部10と同様に、X線検出データを
デジタル信号に変換するAD変換部16,デジタル化さ
れたX線検出データを記憶する検出データメモリ17、
検出データメモリ17に記憶されたX線検出データにエ
ッジ強調やフィルタリングなどの必要な画像処理を施す
ことによりX線画像を作成するデータ処理部18、およ
び、得られたX線画像を記憶するX線画像メモリ19を
具備している。
【0017】また、X線管2は、高電圧発生器などを含
む照射制御部20のコントロールにより、管電圧・管電
流や等の設定照射条件に従ってX線を患者Mに照射する
よう構成されている。照射制御部20によるコントロー
ルは、キーボード21やマウス22からの設定操作に伴
って撮影制御部23から送出される指令信号に従って行
われる。
【0018】さらに、実施例のX線撮影装置では、液晶
タイプの画像表示モニタMTがX線管1の側方にX線管
1と一緒にX線管保持部4により保持される形で取り付
けられていて、X線画像メモリ15,19に記憶された
X線画像を表示するよう構成されているとともに、X線
画像メモリ15,19に記憶されるX線画像をフィルム
に焼き付けて画像写真として出力する画像焼付け記録部
24が設けられている。そして、キーボード21やマウ
ス22からの操作入力により撮影制御部23から送出さ
れる指令信号に従って、X線画像メモリ15,19に記
憶されたX線画像が画像表示モニタMTへ出力されて表
示されたり、画像焼付け記録部24から画像写真として
送り出されるよう構成されている。
【0019】実施例装置における照射制御部20やキー
ボード21とマウス22および画像焼付け記録部24な
どは、X線照射室RMに隣接する操作室(図示省略)の
方に設置されるのが普通である。また、必要に応じて操
作室にも、別の画像表示モニタを設置し、X線画像や操
作用画面を表示させる構成にすると、いっそう操作性の
良い便利な装置となる。
【0020】続いて、X線検出データを出力するパネル
型X線センサ2,3について説明する。パネル型X線セ
ンサ2,3でのX線検出素子の配列は、例えば横(x)
方向1024,縦(y)方向1024の正方形マトリッ
クス構成が挙げられる。また、パネル型X線センサ2,
3の平面寸法としては、例えば縦横約30cmが挙げら
れる。このパネル型X線センサ2,3は、矩形の平面形
状を有することから、胸部や腹部など大きな部位を撮影
するのに適した方形の検出面が可能である他、画像周辺
の像歪みが殆どなく解像度も高い上、また薄型・軽量で
あるなど多くの利点を有する。
【0021】フラットパネル型X線センサ2,3は、図
3に示すように、入射X線を電荷あるいは光に変換する
X線変換層25と、X線変換層25で生じた電荷あるい
は光を検出する素子が縦横にマトリックス状に配置形成
されている検出アレイ層26との積層構造となってお
り、図4(a)に示す直接変換タイプのセンサと、図4
(b)に示す間接変換タイプのセンサとがある。
【0022】前者の直接変換タイプの場合、X線変換層
25が入射X線を直に電荷に変換するセレン層やCdZ
nTe層などからなり、検出アレイ層26の表面に電荷
検出素子27として表面電極28に対向形成された電荷
収集電極群でもって電荷の検出を行い検出信号を送出す
る構成となっていて、各電荷検出素子27とその上のX
線変換層25の一部分とで1個のX線検出素子XDが形
成される。
【0023】後者の間接変換タイプの場合、X線変換層
25が入射X線を光に変換するシンチレータ層からな
り、検出アレイ層26の表面に光検出素子29として形
成されたフォトダイオード群でもって光の検出を行いX
線検出信号を送出する構成となっていて、各光検出素子
29とその上のX線変換層25の一部分とで1個のX線
検出素子XDが形成される。
【0024】そして、パネル型X線センサ2,3では、
図5に示すように、各X線検出素子XD,…,XDがそ
れぞれTFT(Thin Film Transister:薄膜トランジス
タ)30を介して縦横に走る読出し配線31,32に接
続されているとともに、読出し配線31,32は、それ
ぞれ横読出し駆動部33あるいは縦読出し駆動部34に
接続されており、横・縦読出し駆動部33,34へ読出
し用の走査信号が送り込まれることになる。パネル型X
線センサ2,3の各X線検出素子XDの特定は横方向・
縦方向の配列に沿って各X線検出素子XDへ順番に割り
付けられている0〜1023のアドレスに基づいて行わ
れるので、読出し用の走査信号は、それぞれ横方向アド
レスまたは縦方向アドレスを指定する信号となる。
【0025】横・縦の走査信号に従って横読出し駆動部
33あるいは縦読出し駆動部34から読出し配線31,
32に対して読出し用の電圧が印加されるのに伴い、各
検出素子XD,…,XDより順番にX線検出信号がTF
T30から読出し配線31を通り、さらに透視用X線検
出データとしてデータ収集部5の各プリアンプ35およ
びマルチプレクサ36を経て収集されることになる。
【0026】上記のことから、パネル型X線センサ2,
3からの検出信号の読出し方式は、概ね通常のTVカメ
ラなどの映像検出器に準ずる構成である。実施例では、
データ収集部8,9を構成する両読出し駆動部33,3
4や、プリアンプ35およびマルチプレクサ36も、パ
ネル型X線センサ2,3の検出アレイ層26の表面周縁
に設置されていて、一段と集積化が図られた構成となっ
ている。
【0027】また、パネル型X線センサ2,3から得ら
れたX線検出データを記憶する検出データメモリ13,
17やX線画像を記憶するX線画像メモリ15,19
は、X線センサ2,3でのX線検出素子DXの縦横マト
リック構成に対応するマトリックス構成を持つフレーム
メモリ方式の記憶デバイスとなっている。
【0028】続いて、上述した構成を有する実施例の装
置によって、撮影テーブル6を使ったX線撮影を実行す
る際の装置動作を図6のフローチャートを参照して説明
する。 〔ステップS1〕先ず、撮影テーブル6の上に、図2に
示すように、患者Mを仰臥させる。
【0029】〔ステップS2〕オペレータは、X線管保
持部4をX線管1ごとレール5に沿って移動させ、パネ
ル型X線センサ2の真上にX線管1を位置させておい
て、コリメータ1Aの中の光源1Bを点灯しX線の照射
域を光で照らして確認しながら、支持アーム4aを伸縮
させてX線管1を上下に移動させて患者Mの関心部位と
X線管1の距離を調節し、患者Mに対する撮影設定を行
う。
【0030】〔ステップS3〕オペレータは、X線照射
室RMから出て操作室に移り、キーボード21またはマ
ウス22からX線照射開始を指令する。
【0031】〔ステップS4〕X線照射開始の指令を受
けて、X線管1からX線が患者Mの関心部位に設定され
た時間だけ照射される。
【0032】〔ステップS5〕X線照射に伴ってパネル
型X線センサ2から出力されるデータは検出データメモ
リ13に格納されるとともに、データ処理部14により
X線検出データに対して必要な画像処理が行われて、患
者Mの関心部位のX線画像がX線画像メモリ15に記憶
される。
【0033】〔ステップS6〕キーボード21またはマ
ウス22からの入力操作により、X線画像メモリ15に
記憶されたX線画像を画像表示モニタMTの画面に表示
させるとともに、必要に応じて画像焼付け記録部24よ
り画像写真を出力させてからオペレータはX線照射室R
Mに移る。
【0034】〔ステップS7〕X線照射室MRに再び入
って来たオペレータは、画像表示モニタMTのX線画像
を先ず適切か否かを観察する。
【0035】〔ステップS8〕画像表示モニタMTに表
示されたX線画像が適切であれば、X線撮影は終了であ
る。X線画像が適切でなければ、次のステップS9に進
む。
【0036】〔ステップS9〕画像表示モニタMTのX
線画像を見ながら、患者Mに対するX線管1などの撮影
設定状態の修正処置を行ってから、ステップS3へ戻
る。
【0037】なお、撮影スタンド7を使ってX線撮影を
実行する場合は、図2に一点鎖線で示すように、X線管
1の首を横に振り上げ、X線照射方向が水平に向くよう
に設定する他は、撮影テーブル6を使って撮影する場合
と実質的に同一である。
【0038】この発明は上記実施の形態に限られること
はなく、下記のように変形実施することができる。 (1)実施例装置は、X線管1が天井側を移動するX線
管支持部に取り付けられた構成であったが、X線管1が
床側を移動するX線管支持部に取り付けられた構成のも
のが、変形例として挙げられる。
【0039】(2)実施例装置は、パネル型X線センサ
が撮影テーブルと撮影スタンドの両方に配置されていた
が、パネル型X線センサが1個だけ備え、撮影テーブル
と撮影スタンドの間でパネル型X線センサを付け替えて
使用する構成のものが変形例として挙げられる。
【0040】(3)実施例装置は、撮影テーブルと撮影
スタンドの両方を備えている構成であったが、撮影テー
ブルと撮影スタンドのいずれか一方だけを備えている構
成のものが変形例として挙げられる。
【0041】(4)実施例装置では、画像表示モニタが
X線管と一緒に保持される構成であったが、画像表示モ
ニタはX線管とは別体の据え置きタイプであって、移動
可能な台車に載せられて、X線管の近くに設置される構
成のものが変形例として挙げられる。
【0042】(5)また、実施例では、画像表示モニタ
が液晶タイプのものであったが、この発明の場合、画像
表示モニタは液晶タイプに限られず、例えば陰極線管
(CRT)タイプであってもよい。
【0043】
【発明の効果】この発明のX線診断装置によれば、解像
度が高くて画像周辺の像歪みが殆どないX線面センサで
得られるX線画像は、従来の一般X線撮影で得られるフ
ィルム写真の代わりとして使えるとともに、X線撮影に
より得られたX線画像を映し出せる画像表示モニタを備
えているので、撮影後、直ちに撮影結果を知ることがで
きる上、画像表示モニタがX線管の近傍に配置されてお
り、撮り直しする場合、画像表示モニタの画面のX線画
像を見ながら被検体の撮影設定状態の修正処置が行える
ので、撮影設定状態の修正処置と容易となる。
【0044】加えて、この発明のX線撮影装置によれ
ば、X線透過像検出用のX線面センサは、イメージイン
テンシファイアに比べて遙に薄型・軽量であるので、設
置にあたって頑丈な取り付け構造を必要とせず、シンプ
ルな装置構成で事足りる。
【0045】また、請求項2のX線撮影装置によれば、
画像表示モニタが常にX線管の至近に存在することか
ら、被検体の撮影設定状態の修正処置を、X線画像を間
近に見ながら行えるので、撮影設定状態の修正処置を、
より容易かつ正確に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係るX線撮影装置の全体構成を示すブ
ロック図である。
【図2】実施例装置の撮像系部分の構成を示す正面図で
ある。
【図3】フラットパネル型X線センサの概略構成を示す
斜視図である。
【図4】フラットパネル型X線センサの層構造を示す断
面図である。
【図5】フラットパネル型X線センサまわりの回路構成
を示すブロック図である。
【図6】実施例装置によるX線撮影動作の一連の流れを
示すフローチャートである。
【図7】従来装置によるX線撮影の状況を示す正面図で
ある。
【符号の説明】
1 …X線管 2,3 …フラットパネル型X線センサ 4 …X線管保持部 8,9 …データ収集部 14,18 …データ処理部 15,19 …X線画像メモリ M …患者 DX …X線検出素子 MT …画像表示モニタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河野 昌弘 京都市中京区西ノ京桑原町1番地 株式会 社島津製作所三条工場内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検体へX線を照射するX線管と、X線
    検出素子が縦横に配列されている透過X線検出用のX線
    面センサと、被検体を挟んでX線面センサと対向する位
    置にX線管を設定支持できるようにして保持するX線管
    保持手段と、X線照射に伴ってX線面センサから出力さ
    れるX線検出データを収集する信号収集手段と、信号収
    集手段により収集されるX線検出データを処理してX線
    画像を得るデータ処理手段と、データ処理手段により得
    られたX線画像を記憶する画像記憶手段と、X線管の近
    傍に設置されているとともに画像記憶手段に記憶されて
    いるX線画像を映し出す画像表示モニタとを備えている
    ことを特徴とするX線撮影装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のX線撮影装置におい
    て、画像表示モニタが、X線管と一緒にX線管保持手段
    によって保持されるよう構成されているX線撮影装置。
JP32801697A 1997-11-28 1997-11-28 X線撮影装置 Pending JPH11155850A (ja)

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