JP3986161B2 - 信号伝送用ドライバ回路 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は信号伝送用ドライバ回路に関し、特に、LSI(Large Scale Integration Circuit)チップ間の信号伝送、或いは、チップ内の複数の素子や回路ブロック間での信号伝送に用いる信号伝送用ドライバ回路に関する。
近年、LSIの高速動作に伴って、LSIチップ間やチップ内の複数の素子や回路ブロック間での信号伝送、例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)とプロセッサ(論理回路)との間の信号伝送においても高速化することが必要となっている。さらに、マルチプロセッサのサーバを構成するための筐体間の接続やサーバと周辺回路との接続においても高速な信号の伝送が必要とされている。そこで、高速の信号伝送が可能な信号伝送用ドライバ回路の提供が要望されている。
【0002】
【従来の技術】
近年、コンピュータやその他の情報処理機器を構成する部品の性能は大きく向上してきた。具体的に、例えば、近年のDRAMおよびプロセッサの性能向上は著しいものがあり、これに伴って、これらの部品や要素間の信号伝送速度を向上していかなければ、システム全体の性能を向上することができないという事態になっている。
【0003】
すなわち、例えば、DRAMとプロセッサとの間の速度のギャップは大きくなる傾向にあり、近年はこの速度ギャップがコンピュータの性能向上の妨げになりつつある。また、これらチップ間の信号伝送だけでなく、チップの大型化に伴って、チップ内の素子や回路ブロック間の信号伝送速度も、チップの性能を制限する大きな要因となってきている。さらに、マルチプロセッサのサーバを構成するための筐体間の接続やサーバと周辺回路との接続においても高速な信号の伝送が可能な信号伝送用ドライバ回路が必要とされて来ている。
【0004】
図1は従来の信号伝送用ドライバ回路の一例を概略的に示すブロック図である。図1において、参照符号301は出力段ドライバ、302はレシーバ、303は信号伝送路、そして、304は前段ドライバを示している。
図1に示されるように、従来の信号伝送用ドライバ回路は、出力段ドライバ301および前段ドライバ304を備え、例えば、数Gbps程度の高速信号SSを前段ドライバ304および出力段ドライバ301により増幅し、信号伝送路303を介してレシーバ302へ伝えるようになっている。ここで、信号伝送路303は、例えば、マルチプロセッサのサーバを構成するための筐体間の接続やサーバと周辺回路との接続を行うための長さが数メートル〜数十メートルのケーブルであり、具体的に、AWG(American Wire Gauge)30程度の細い銅線として構成される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述の図1に示されるように、例えば、数Gbps程度の高速信号SSを前段ドライバ304および出力段ドライバ301により増幅し、出力段ドライバ301の出力信号S2を、例えば、長さが数メートルでAWG30程度の細い銅線により構成された信号伝送路(ケーブル)303により伝送すると、ケーブルの表皮効果による高周波成分の減衰が生じ、レシーバ302における受信波形S3は歪んだものになってしまう。また、レシーバ302における受信波形S3は、符号間の干渉も大きくなり、通常の受信回路では受信できないことにもなりかねない。
【0006】
本発明は、上述した従来の信号伝送用ドライバ回路が有する課題に鑑み、信号が伝送路を介して伝送される過程で生じる波形の歪みや符号間の干渉を防いで、正確な信号伝送の可能な信号伝送用ドライバ回路の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の形態によれば、信号を伝送するための信号伝送用ドライバ回路であって、前段ドライバと、該前段ドライバの出力レベルを調整するレベル調整手段とを具備し、前記レベル調整手段は、前記前段ドライバの出力を、該前段ドライバが過去に出力したディジタル信号の系列に応じて変化させ、伝送路特性の等化効果を得るようにしたことを特徴とする信号伝送用ドライバ回路が提供される。
本発明の第2の形態によれば、信号を伝送するための信号伝送用ドライバ回路であって、2つの前段ドライバと、該2つの前段ドライバの出力レベルを調整するレベル調整手段とを具備し、前記2つの前段ドライバにおいて、一方の前段ドライバには、前記信号伝送用ドライバ回路に入力されたディジタル信号系列を1ビットタイムだけ遅延させたディジタル信号系列を反転して入力することにより、伝送路特性の等化効果を得るようにしたことを特徴とする信号伝送用ドライバ回路が提供される。
本発明の第3の形態によれば、信号を伝送するための信号伝送用ドライバ回路であって、出力段ドライバと、該出力段ドライバを駆動する前段ドライバと、該前段ドライバの出力レベルを調整するレベル調整手段とを具備し、前記出力段ドライバが前記前段ドライバの出力レベルに応じた可変のレベルの信号を出力し、且つ、前記前段ドライバは複数設けられ、該複数の前段ドライバを共通の前記出力段ドライバに接続し、該各前段ドライバに該出力段ドライバから過去に出力されたディジタル系列より生成されたデータを入力することにより、伝送路特性の等化効果を得るようにしたことを特徴とする信号伝送用ドライバ回路が提供される。
本発明の第4の形態によれば、信号を伝送するための信号伝送用ドライバ回路であって、出力段ドライバと、該出力段ドライバを駆動する前段ドライバと、該前段ドライバの出力レベルを調整するレベル調整手段とを具備し、前記出力段ドライバが前記前段ドライバの出力レベルに応じた可変のレベルの信号を出力し、前記前段ドライバは複数組設けられ、該各複数組の前段ドライバをそれぞれインターリーブ動作させて並列−直列変換することを特徴とする信号伝送用ドライバ回路が提供される。
【0008】
本発明の信号伝送用ドライバ回路によれば、出力段ドライバは、レベル調整手段により出力レベルが調整される前段ドライバの出力に応じて、可変のレベルを出力する。これにより、信号が伝送路を介して伝送される過程で生じる波形の歪みや符号間の干渉を防いで、正確な信号伝送を行うことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
まず、本発明に係る信号伝送用ドライバ回路の実施例を詳述する前に、本発明の原理構成を図2を参照して説明する。
図2は本発明に係る信号伝送用ドライバ回路の原理構成を概略的に示すブロック図である。図2において、参照符号1は出力段ドライバ、2はレシーバ、3は信号伝送路、4は前段ドライバ、そして、5はレベル調整回路を示している。ここで、信号伝送路3は、例えば、AWG30等の細い銅線で長さが数メートル程度として構成されている。
【0010】
図2に示されるように、本発明の信号伝送用ドライバ回路は、高周波成分の減衰を補償する回路(レベル調整回路5および前段ドライバ4)を設け、信号伝送路3における高周波成分の減衰を補償するようになっている。
すなわち、ドライバ側で信号を送り出すときに、レベル調整回路5および前段ドライバ4により、信号SSの高周波成分を強調し、その信号S1を出力段ドライバ1で増幅し、出力段ドライバ1の出力信号S2を信号伝送路3へ伝えるようになっている。これにより、信号伝送路3を通ってレシーバ2に供給される信号S3は、信号伝送路3による高周波成分の減衰が補償され、歪みや符号間干渉のない波形になる。なお、受信側(レシーバ2側)に、信号伝送路3の周波数特性を補償する回路を設けるようにしても同様の効果が得られる。
【0011】
一般に、信号伝送路3の長さや構造が変化すれば、伝送される信号における高周波側の減衰量も変化する。従って、ドライバ側で特性補償するにせよレシーバ側で行うにせよ、ドライバ側の信号送信レベルを可変にすることが必要となる。具体的に、ドライバ側で離散時間のフィルタを構成することによりドライバに所望の周波数特性を持たせることができるが、そうすると、ドライバはアナログ的なレベルを出力する必要が生じる。
【0012】
そのため、本発明の信号伝送用ドライバ回路では、図2に示されるように、レベル調整回路5により出力レベルを可変にすることのできる前段ドライバ4で出力段ドライバ1を駆動してアナログレベルを得るようになっている。
図3は本発明に係る信号伝送用ドライバ回路の動作を従来のドライバ回路と比較して示す波形図であり、図3(a)は従来の出力段ドライバの出力を示し、図3(b)は本発明の信号伝送用ドライバ回路における出力段ドライバ1の出力を示している。なお、図3(a)および(b)は、相補信号における電位差ΔVの時間tに関する変化を示すもので、具体的に、データが『0,1,1,0,0,0,1』と変化する場合の波形を示している。
【0013】
従来の出力段ドライバ(301)の出力波形の電位差は、図3(a)に示されるように、データ『1』および『0』に従って、+V0および−V0となる。
これに対して、本発明の信号伝送用ドライバ回路における出力段ドライバ1の出力波形の電位差は、図3(b)に示されるように、データが『0』から『1』へ変化する場合には+V2(大きな電位差)とされ、データが『1』から『0』へ変化する場合には−V2(大きな電位差)とされ、データが『1』のままおよび『0』のままの場合には+V1および−V1(小さな電位差)とされる。
【0014】
以上の説明では、各データ『1』および『0』のレベルをそれぞれ2つ設定しているが、このレベルは2つに限定されず、複数個設定することができる。また、図3(a)における電圧レベル+V0は、例えば、図3(b)における電圧レベル+V1に対応している。
このように、本発明の信号伝送用ドライバ回路では、ドライバ(出力段ドライバ1)が二値のディジタル値ではなく、アナログ的なレベル(図3(b)では合計4レベル)を出力するようになっており、ドライバ回路側において信号伝送路3の周波数特性を補償する等化処理(イコライゼーション)を行って、容易に信号伝送の高速化を可能にすることができる。
【0015】
以下、添付図面を参照して、本発明に係る信号伝送用ドライバ回路の各実施例を詳述する。
図4は本発明の信号伝送用ドライバ回路の第1実施例を概略的に示す回路図である。また、図5は図4の信号伝送用ドライバ回路におけるゲイン可変部の一構成例を示す回路図であり、図6は図4の信号伝送用ドライバ回路における増幅回路の一構成例を示す回路図である。
【0016】
図4に示されるように、本第1実施例の信号伝送用ドライバ回路おいて、前段ドライバ4は、増幅部41、ゲイン可変部42、および、フィードバック抵抗43を備えて構成され、また、出力段ドライバ1はnチャネル型MOSトランジスタ(nMOSトランジスタ)11およびpチャネル型MOSトランジスタ(pMOSトランジスタ)12を備えて構成されている。
【0017】
出力段ドライバ1は、例えば、数十オームの負荷抵抗を駆動するためにサイズの大きなnMOSトランジスタ11およびpMOSトランジスタ12を使用したゲインが約1のソースフォロア回路として構成されている。
図5に示されるように、ゲイン可変部42は、制御信号発生回路(レベル調整回路)5からの制御信号(制御コード)φ1〜φnによりスイッチング制御される複数のトランスファゲート421〜42nにより構成され、各制御信号(例えば、φ1)が高レベル“H”となることにより対応するトランスファゲート(421)がオンとなって、入力信号(SS)の入力電圧ゲインを可変にするようになっている。ここで、各トランスファゲート421〜42nのnMOSトランジスタのゲートには制御信号φ1〜φnが直接供給され、また,pMOSトランジスタのゲートにはインバータを介して反転した制御信号φ1〜φnが供給されるようになっている。なお、制御信号φ1〜φnおよび対応するトランスファゲート421〜42nの数は、例えば、16個または32個程度に設定することができるが、最小の場合として2つ(φ1,φ2および421,422)に設定してもよい。
【0018】
図6に示されるように、増幅部41は、pMOSトランジスタ411〜413およびnMOSトランジスタ414〜417よりなる差動増幅回路として構成され、トランジスタ416および417のゲートに供給される信号φEによりアクティブ状態が制御されるようになっている。
本第1実施例によれば、出力信号S2(S1)における出力の『0』および『1』のレベルを可変にすることができるため、ケーブル3の減衰量に応じてドライバの出力信号S2を変化させることができ、高速性と低消費電力性を満足させることができる。
【0019】
図7は本発明の信号伝送用ドライバ回路の第2実施例を概略的に示す回路図である。
図7および図4の比較から明らかなように、本第2実施例は、前段ドライバ4(制御信号発生回路5)が第1実施例と同じ構成とされ、出力段ドライバ1が第1実施例とは異なる構成とされている。
【0020】
すなわち、本第2実施例において、出力段ドライバ1は、フィードバックをかけた増幅回路11により構成するようになっている。ここで、フィードバック抵抗13の抵抗値は、入力(反転入力)側に設けた抵抗12の抵抗値の2〜4倍程度となるように設定され、2〜4倍程度のゲインを与えるようになっている。具体的に、例えば、抵抗12の抵抗値を1KΩとし、フィードバック抵抗13の抵抗値を3KΩとして増幅回路11のゲインを3程度に設定することができる。
【0021】
本第2実施例は、前段ドライバ4の可変レベルの出力S1を出力段ドライバ1によりさらに増幅して出力する(S2)が、出力段ドライバ1のループゲインが低いために容量性の負荷を駆動するときに発振等の不安定性が生じにくいという利点がある。また、前段ドライバ4と出力段ドライバ1の両方のゲインを可変とすることにより、出力段ドライバ1の出力信号S2におけるゲインの変化レンジを広げることが可能となる。
【0022】
図8および図9は本発明の信号伝送用ドライバ回路の第3実施例を示すものであり、図8は前段ドライバの一構成例を示し、また、図9は出力段ドライバの一構成例を示す回路図である。
図8に示されるように、本第3実施例において、前段ドライバ4は、電流制限インバータとして構成されている。すなわち、電流制限インバータ(前段ドライバ)4は、直列接続されたpMOSトランジスタ44,45およびnMOSトランジスタ46,47により構成され、信号SSは、pMOSトランジスタ44およびnMOSトランジスタ47のゲートに共通に供給されるようになっている。また、pMOSトランジスタ45のゲートには制御電圧Vcpが印加され、また、nMOSトランジスタ46のゲートには制御電圧Vcnが印加されるようになっている。
【0023】
図9に示されるように、本第3実施例において、出力段ドライバ1は、カレントミラー回路を用いた定電流回路として構成することができ、この定電流回路1の出力端(S2)に抵抗負荷10を設けることにより、入力電流(前段ドライバ4の出力)S1を出力電圧S2に変換する電流−電圧変換回路を構成するようになっている。
【0024】
定電流回路(出力段ドライバ)1は、pMOSトランジスタ14,15,16およびnMOSトランジスタ17,18,19を備えて構成され、その出力端には、抵抗負荷10が設けられている。ここで、pMOSトランジスタ15および16はカレントミラー接続され、また、nMOSトランジスタ18および19はカレントミラー接続されている。
【0025】
このように、電流−電圧変換回路(定電流回路1および負荷抵抗10)を駆動する前段ドライバ4としては、図8に示すような電流制限インバータ4を使用するが、電流制限インバータ(前段ドライバ)4の制御電圧(Vcp,Vcn)を変化させることで前段ドライバ4の出力電流が制御され、これが出力段ドライバ1の電流にカレントミラーにより増幅されて現れることになる。この第3実施例によれば、出力段ドライバ1の入力端(S1)において、電流加算により出力レベルを制御することができるため、レベル制御が容易に行なえる利点がある。なお、後述するように、前段ドライバ4の制限電流は、電流出力D/Aコンバータ等を用いて容易に制御することができる。
【0026】
図10は本発明の信号伝送用ドライバ回路の第3実施例の変形例を示す回路図である。
図10に示されるように、本第3実施例の変形例は、電流制限インバータ(前段ドライバ)4の出力端に抵抗負荷40を設けて電圧出力(S1)とし、この電圧信号S1を図7の第2実施例と同様の出力段ドライバ1でリニアに増幅して可変電圧のレベルの出力信号S2を得るようになっている。
【0027】
図11は本発明の信号伝送用ドライバ回路の第4実施例としての出力段ドライバを概略的に示す回路図である。
図11に示されるように、本第4実施例において、出力段ドライバ1は、pMOSトランジスタ101およびnMOSトランジスタ102で構成されたインバータと、出力から入力へのフィードバック抵抗(回路)103とにより構成されている。
【0028】
本第4実施例の出力段ドライバ1は、インバータ(101,102)の出力インピーダンスをフィードバック抵抗103により小さくする(例えば、数十Ω程度)ようになっている。すなわち、フィードバック抵抗103を使用することにより、出力インピーダンスをフィードバック回路を設けないときのループゲイン分の一に低下させるようになっている。
【0029】
このように、本第4実施例によれば、小さなサイズの出力トランジスタ(101,102)により、例えば、数10オーム程度の出力インピーダンスを得ることができる。
図12は本発明の信号伝送用ドライバ回路の第5実施例を概略的に示す回路図である。
【0030】
図12に示されるように、本第5実施例において、前段ドライバ4は、図8に示すものと同様の構成とされ、出力段ドライバ1は、増幅回路104およびフィードバック抵抗105により構成されている。制御信号発生回路(レベル調整回路)5は、それぞれ1ビット毎の遅延を与える3つの遅延段531,532,533と、デコーダ54と、デコーダ54の出力により重み付けを行う重み付け回路51と、この重み付け回路51により得られた電流から制御電圧VcpおよびVcnを生成する制御電圧生成部55を備えている。
【0031】
デコーダ54は、直列接続された各遅延段531,532,533によりそれぞれ遅延された信号(1ビット,2ビット,並びに,3ビット分遅延された信号)および直接入力される信号SSの時間的な4ビット分のデータ系列を受け取り、この4ビット分のデータ系列に応じた重み付け信号CS1〜CSnを出力する。重み付け回路51は、複数対(例えば、16個)のpMOSトランジスタ511,521;512,522;…51n,52nを備え各対の一方のトランジスタ511〜51nのゲートには、バイアス電圧Vcが印加され、他方のトランジスタ521〜52nのゲートに対してデコーダ54からの重み付け信号CS1〜CSnが供給されるようになっている。ここで、デコーダ54は、例えば、スタティックRAM(SRAM)により構成され、電源オン時等において、テスト用のビット系列を信号伝送路3を介して受信側に伝送し、その結果に応じて入力される4ビット分のデータ系列と出力する重み付け信号CS1〜CSnとの対応を書き込むようになっている。
【0032】
トランジスタ511,521;512,522;…51n,52nは、各対毎にサイズが異なっており、デコーダ54から出力される重み付け信号CS1〜CSnの任意の1つが低レベル“L”となることにより、対応する1つのトランジスタ(521〜52n)がオンとなって、そのオンとなったトランジスタのサイズに応じた電流が制御電圧生成部55(トランジスタ551)を介して流れるようになっている。ここで、重み付け信号CS1〜CSnは、直前のビット(1ビット前)のデータによる影響が最も大きく、以後、2ビット前のデータおよび3ビット前のデータと影響が小さくなるように、出力信号S1(S2)のレベルを制御するようになっている。なお、重み付け回路51のトランジスタ511,521;512,522;…51n,52nを同じサイズのトランジスタとし、デコーダ54から出力される重み付け信号CS1〜CSnを入力される4ビット分のデータ系列に応じて任意の数だけ低レベル“L”とすることにより、所定数のトランジスタ(521〜52n)をオンとし、そのオンとなったトランジスタの数に応じた電流をトランジスタ551に流すように構成してもよい。
【0033】
制御電圧生成部55は、nMOSトランジスタ551,553およびpMOSトランジスタ552を備えて構成され、重み付け回路51により重み付けされた電流をトランジスタ551に流し、このトランジスタ551とカレントミラー接続されたトランジスタ553および該トランジスタ553に直列接続されたトランジスタ552により、制御電圧VcnおよびVcpを生成するようになっている。これら制御電圧VcnおよびVcpは、それぞれ前段ドライバ4におけるトランジスタ46および45のゲートに印加され、出力段ドライバ1を介して出力される信号S2のレベルを制御するようになっている。
【0034】
このように、本第5実施例によれば、信号伝送線3の周波数特性をドライバ側で補償して正確な信号の伝送を行うことができる。
図13は本発明の信号伝送用ドライバ回路の第6実施例を概略的に示す回路図である。
図13に示されるように、本第6実施例において、前段ドライバ4は、それぞれ1ビット毎の遅延を与える4つの遅延段401,402,403,404と、5つの電流制限インバータ405,406,407,408,409とにより構成されている。ここで、電流制限インバータ405は信号SSを直接入力とするものであり、電流制限インバータ406は遅延段401により1ビット前の信号SSを入力とするものであり、電流制限インバータ407は遅延段401および402により2ビット前の信号SSを入力とするものであり、電流制限インバータ408は遅延段401〜403により3ビット前の信号SSを入力とするものであり、そして、電流制限インバータ409は遅延段401〜404により4ビット前の信号SSを入力とするものである。
【0035】
各電流制限インバータ405〜409は、図8に示すような構成とされており、これら各電流制限インバータ405〜409に供給する制御信号(Vcp,Vcn)および極性を選ぶことにより、信号伝送路3の伝送特性と逆の周波数特性をドライバに持たせるようになっている。なお、電流制限インバータ405〜409を構成するトランジスのサイズは、例えば、電流制限インバータ405に使用するトランジスタを最大のサイズとし、順次トランジスタサイズを小さくして、電流制限インバータ409に使用するトランジスタのサイズを最小とするようになっている。また、出力段ドライバ1は、図12に示す第5実施例と同様の構成とされている。
【0036】
このように、本第6実施例は、信号SSの時間的なビット系列のデータを複数の定電流出力のドライバ(電流制限インバータ405〜409)で受け、これらの共通出力(S1)を電流−電圧変換ドライバ(出力段ドライバ)1の入力端子に供給するようになっている。これにより、本第6実施例においても、信号伝送線3の周波数特性をドライバ側で補償して正確な信号の伝送を行うことができる。
【0037】
図14は本発明の信号伝送用ドライバ回路の第7実施例を概略的に示す回路図である。
図14と図15との比較から明らかなように、本第7実施例において、前段ドライバ4は、1つの遅延段411と、インバータ412と、2つの電流制限インバータ413および414とを備えて構成されている。電流制限インバータ413は、信号SSを遅延段411により遅延すると共に、該遅延信号をインバータ412により反転した信号を受け取り、その信号を電流制限インバータ414に対してx倍(0<x<1)して出力するようになっている。従って、前段ドライバ4の出力信号S1は、S1=1−xDとなる。これは、いわゆるPRD(Partial Response Detection)と同じ等化処理(イコライゼーション操作)を出力段ドライバ1に行わせることに相当する。
【0038】
このように、本第6実施例は、簡単な回路ながら帯域制限された信号伝送路に高速の信号伝送を行う上で効果がある。
図15は本発明の信号伝送用ドライバ回路の第8実施例を概略的に示す回路図である。
図15に示されるように、本第8実施例において、前段ドライバ4は、例えば、300MHzの4相クロックE1,E2,E3,E4によりイネーブル制御される4つの電流制限インバータ421,422,423,424により構成されている。ここで、各電流制限インバータ421〜424には、例えば、それぞれ300MHzのクロックに同期した異なる信号(データ)SS1〜SS4が供給され、4相クロックE1〜E4により順次イネーブルとされ、出力信号S1が1.2GHz(300MHz×4)のシリアルデータとなるように構成されている。なお、各電流制限インバータ421〜424の構成は図8と同様であり、また、出力段ドライバ1は前述した第5実施例〜第7実施例と同様の構成とされている。
【0039】
このように、本第8実施例は、前段ドライバ4を4相クロックでインターリーブして動作する4つの電流制限インバータ421〜424により4対1のマルチプレクサとして構成し、これにより、高速信号伝送で必ず必要になる並列−直列変換をドライバ(前段ドライバ4)内で行うようになっている。なお、図15では、前段ドライバ4として、300MHzのクロックに同期した4つの異なる入力信号SS1〜SS4を300MHzの4相クロックE1〜E4によりイネーブル制御される4つの電流制限インバータ421〜424で処理する例を示したが、本発明の信号伝送用ドライバ回路は、この構成に限定されず、例えば、100MHzのクロックに同期した10個の異なる入力信号を100MHzの10相クロックによりイネーブル制御される10個の電流制限インバータにより構成(前段ドライバ4を10対1のマルチプレクサとして構成)することもできる。
【0040】
図16は図15の信号伝送用ドライバ回路における前段ドライバの具体的な構成例を示す回路図である。
図16に示されるように、前段ドライバ4は、4対1のマルチプレクサとして動作するように構成され、入力信号SS1〜SS4がそれぞれ供給されるデータラッチ431〜434と、フリップフロップ451〜454と、4チャネルマルチプレクサ部400とを備えている。
【0041】
マルチプレクサ部400は、各チャネル(ch1〜ch4)400a〜400d毎に、インバータ461、プリエンファシスドライバ462、および、プリドライバ463を備えて構成されている。ここで、入力信号SS1〜SS4がデータラッチ431〜434に供給される信号線、データラッチ431〜434の出力がフリップフロップ451〜454に供給される信号線、および、フリップフロップ451〜454の出力がマルチプレクサ部400に供給される信号線等は、例えば、4チャネルの312.5MHzのデータ線として構成され、また、マルチプレクサ部400(各チャネル400a〜400d)のプリエンファシスドライバ462およびプリドライバ463の出力DD,/DD(S1,/S1)が供給される信号線は、例えば、相補(差動)の1.25Gbpsの信号線として構成されている。
【0042】
ここで、プリエンファシスドライバ462は、供給される信号(SS1〜SS4)のデータ系列に応じて出力信号のレベル調整(信号波形のエッジ部の強調処理)を行って相補の信号を出力するものであり、図16では、制御信号(エンファシス制御信号)CS0に応じた出力レベルの調整を行うようになっている。
図17は図15の信号伝送用ドライバ回路における出力段ドライバの具体的な構成例を示す回路図である。
【0043】
上述した図16における前段ドライバ4のマルチプレクサ部400から出力される信号DD,/DD(S2,/S2)は、例えば、1.25Gbpsの相補信号であるが、出力段ドライバ1に供給されて相補信号DDo,/DDo(S2,/S2)として信号伝送路3に伝えられる。出力段ドライバ1は、図17に示されるように、相補信号DD(S2)および/DD(/S2)のそれぞれを増幅するために、インバータ111およびトランスファゲート112を備えた2組のドライバとして構成されている。ここで、トランスファゲート112は、インバータ111の出力を入力へフィードバックさせるために使用されている。
【0044】
図18は図16の前段ドライバにおけるプリドライバ回路の具体的な構成例を示す回路図である。
プリドライバ回路463は、各チャネルCh1〜Ch4に対して、相補の信号Data,/Data(出力信号DD,/DD)毎に2つずつ設けられている。ここで、4相のクロック信号Clk(A),Clk(B),Clk(C),Clk(D)は、立ち上がりのタイミングが90度ずつ異なる信号であり、これにより、例えば、312.5MHzの各チャネルCh1〜Ch4のデータが順次選択(マルチプレックス)されて、1.25Gbpsの相補の出力信号DD,/DDが生成される。
【0045】
また、プリエンファシスドライバ462も、基本的には、図18に示すプリドライバ回路463と同様の構成とされている。ただし、プリエンファシスドライバ462においては、エンファシス制御信号CS0により出力レベルの調整(強調処理)を行うようになっており、具体的に、例えば、出力段の電流源IAおよびIBをpMOSトランジスタおよびnMOSトランジスタで構成し、これら電流源トランジスタのゲートにエンファシス制御信号CS0(電流制御電圧CS0p,CS0n)を印加して出力レベルの強調処理を行うようになっている。
【0046】
なお、この図18に示す回路は、プリドライバ回路463(プリエンファシスドライバ462)の単なる一例であり、様々な回路構成のものを使用することができる。
図19および図20は図16〜図18に示す回路を適用した信号伝送用ドライバ回路におけるシミュレーション波形の一例を示す図である。
【0047】
図19に示されるように、マルチプレクサ部400(各チャネル400a〜400d)において、例えば、各チャネルCH1〜CH4(400a〜400d)における312.5MHzの入力データ信号(T−1,T)は、4相のクロックClk(A)〜Clk(D)により制御される各プリドライバ回路463で順次選択され、1.25Gbpsの相補信号に変換される。このとき、マルチプレクサ部400の各チャネルCH1〜CH4におけるプリエンファシスドライバ462も、出力信号の系列に応じて信号レベルの強調処理を行う1.25Gbpsの相補信号を出力し、これら各チャネルのプリドライバ回路463およびプリエンファシスドライバ462により、相補の出力信号DD,/DDが得られることになる。
【0048】
すなわち、図19および図20中の参照符号PEで示されるように、連続する出力信号の系列においてレベルが反転(「1」→「0」または「0」→「1」)する位置において、出力信号の波形のエッジ部を強調する処理(強調処理)が行われる。なお、図20において、参照符号Tは、312.5MHzで供給される各チャネルCh1〜Ch4のデータの周期(3.2ns)を示し、tはマルチプレックスされた1.25Gbpsの相補の出力信号DD,/DDの周期(0.8ns)を示している。
【0049】
図21は本発明の信号伝送用ドライバ回路の第9実施例としての出力段ドライバを概略的に示す回路図である。
図21に示されるように、本第9実施例は、出力段ドライバ1をソース接地のpMOSトランジスタ121およびソース接地のnMOSトランジスタ122より成るプッシュプル回路(インバータ)として構成したものである。このように、出力段ドライバ1をインバータとして構成すると、高電位電源Vddの電位と低電位電源Vssの電位をフルにカバーする出力範囲(rail−to−rail)の出力が得られるという利点がある。
【0050】
図22は本発明の信号伝送用ドライバ回路の第10実施例としての出力段ドライバを概略的に示す回路図である。
図22に示されるように、本第10実施例は、出力段ドライバ1をドレイン接地のnMOSトランジスタ133およびドレイン接地のpMOSトランジスタ134より成るソースフォロア回路として構成したものである。なお、増幅器131および132は、それぞれトランジスタ133および134のゲート電圧を該各トランジスタの閾値電圧分だけシフトさせるためのものであり、本実施例では、これら増幅器131および132によって、nMOSトランジスタ133およびpMOSトランジスタ134が同時にオンしている期間が最小になるようなオフセットを与えるようにもなっている。
【0051】
このように、出力段ドライバ1をnMOSトランジスタ133およびpMOSトランジスタ134のソースフォロア回路として構成すると、出力インピーダンスを低くして広帯域の出力を得ることができる。
図23は本発明の信号伝送用ドライバ回路の第11実施例を概略的に示す回路図である。
【0052】
図23に示されるように、本第11実施例は、出力段ドライバ1の最終段は、pMOSトランジスタ145およびnMOSトランジスタ148より成るインバータとして構成し、高電位電源Vddの電位と低電位電源Vssの電位をフルにカバーする出力範囲の出力を得るようになっている。さらに、最終段のインバータのpMOSトランジスタ145のゲートに対してプルアップ素子(ダイオード接続のpMOSトランジスタ144)を設け、該pMOSトランジスタ145のゲート電位を高電位(Vdd)側へシフトし、且つ、nMOSトランジスタ148のゲートに対してプルダウン素子(ダイオード接続のnMOSトランジスタ147)を設け、該nMOSトランジスタ148のゲート電位を低高電位(Vss)側へシフトするようになっている。これにより、インバータを構成する両トランジスタ145および148が同時にオン状態となって貫通電流が流れるのをなくし、消費電流を低減するようになっている。なお、pMOSトランジスタ143およびnMOSトランジスタ146は、回路を安定させるために抵抗として機能するものである。また、信号S1が入力されるインバータ141および142は、サイズの小さいトランジスタにより構成されており、最終段のインバータ(145,148)におけるような消費電流の問題は生じない。
【0053】
図24は図23の第11実施例の変形例を概略的に示す回路図である。
図24に示されるように、本変形例は、図23の第11実施例と同様に、出力段ドライバ1の最終段を、pMOSトランジスタ154およびnMOSトランジスタ157より成るインバータとして構成し、高電位電源Vddの電位と低電位電源Vssの電位をフルにカバーする出力範囲の出力を得るようになっている。本変形例においては、最終段のインバータのpMOSトランジスタ154のゲートに対してpMOSトランジスタ152およびnMOSトランジスタ153より成るインバータの出力を供給し、nMOSトランジスタ157のゲートに対してpMOSトランジスタ155およびnMOSトランジスタ156より成るインバータの出力を供給するようになっている。
【0054】
ここで、最終段のインバータにおけるpMOSトランジスタ154を駆動するインバータにおけるpMOSトランジスタ152は、そのサイズが通常のものよりも大きく(約30パーセント程度大きく)形成され、実質的には、プルアップ素子(図23の第11実施例におけるトランジスタ144)として機能するようになっている。同様に、最終段のインバータにおけるnMOSトランジスタ157を駆動するインバータにおけるnMOSトランジスタ156は、そのサイズが通常のものよりも大きく(約30パーセント程度大きく)形成され、実質的には、プルダウン素子(図23の第11実施例におけるトランジスタ147)として機能するようになっている。さらに、本変形例においては、出力側(S2)と入力側(S1)とをフィードバック抵抗158で接続し、出力インピーダンスを低下させるようになっている。
【0055】
図25は本発明の信号伝送用ドライバ回路の第12実施例としての出力段ドライバを概略的に示す回路図である。
図25に示されるように、本第12実施例は、出力段ドライバ1の初段としてnMOSトランジスタ161およびpMOSトランジスタ164より成るソースフォロア回路とし、制御電圧Vcpゲートに印加されたpMOSトランジスタ(プルアップ素子)162および制御電圧Vcnゲートに印加されたnMOSトランジスタ(プルダウン素子)165を介して、最終段のソース接地されたpMOSトランジスタ163およびnMOSトランジスタ166を駆動するようになっている。
【0056】
本第12実施例によれば、初段のソースフォロア回路(161,164)による閾値電圧分のシフトにより、出力段のpMOS163およびnMOSトランジスタ166が同時にオン状態となる期間を短縮して消費電力を低減するようになっている。また、本第12実施例によれば、出力段ドライバ1を二段の増幅回路(ソースフォロア回路161,164およびソース接地回路163,166)で構成することができるため、周波数特性が良好となる利点がある。
【0057】
図26は本発明の信号伝送用ドライバ回路の第13実施例としての出力段ドライバを概略的に示す回路図である。
図26に示されるように、本第13実施例は、基本的には、出力段ドライバ1をpMOSトランジスタ174およびnMOSトランジスタ175より成るインバータと、このインバータの出力と入力とを接続するフィードバック抵抗177により構成し、インバータ(174,175)に与える電源電圧を通常の電源電圧(VddおよびVss)よりも小さくして貫通電流を低減させるようになっている。すなわち、pMOSトランジスタ174のソース(ノードN1)に与える電圧をVddiとし、且つ、nMOSトランジスタ175のソース(ノードN2)に与える電圧をVssiとするようになっている。ここで、例えば、高電位の電源電圧Vddが2.5Vのとき、ノードN1の電圧Vddiは2.1V程度であり、また、低電位の電源電圧Vddが0Vのとき、ノードN2の電圧Vssiは0.4V程度であり、これにより、インバータ(174,175)を流れる貫通電流を一桁程度減少することが可能となる。
【0058】
図26において、増幅回路171およびpMOSトランジスタ173は、電圧Vddiを発生するためのものであり、また、増幅回路172およびnMOSトランジスタ176は、電圧Vssiを発生するためのものである。ここで、増幅回路(演算増幅器)171の負論理側の入力には基準電圧Vref+(=Vddi)が与えられ、増幅回路171の正論理側の入力はノードN1に接続され、そして、増幅回路171の出力はトランジスタ173のゲートに供給されている。これにより、増幅器171は、ノードN1の電位を基準電圧Vref+(=Vddi)となるようにトランジスタ173を制御する。同様に、増幅回路(演算増幅器)172の負論理側の入力には基準電圧Vref-(=Vssi)が与えられ、増幅回路172の正論理側の入力はノードN2に接続され、そして、増幅回路172の出力はトランジスタ176のゲートに供給されている。これにより、増幅器172は、ノードN2の電位を基準電圧Vref-(=Vssi)となるようにトランジスタ176を制御する。
【0059】
このように、本第13実施例は、出力段ドライバ1を基本的には、フィードバック抵抗(177)を有するインバータ(174,175)として構成し、該インバータに与える高電位側の電源電圧(Vddi)を通常の高電位電源電圧(Vdd)よりも低い電圧とし、且つ、低電位側の電源電圧(Vssi)を通常の低電位電源電圧(Vss)よりも高い電圧として、そのインバータに流れる貫通電流を低減させるようになっている。これにより、消費電力を抑えつつ、出力段ドライバとしての十分な周波数特性を持たせることができる。
【0060】
図27は図26の第13実施例の変形例を概略的に示す回路図である。
図27に示されるように、本第13実施例の変形例は、上述した第13実施例と同様に、基本的には、出力段ドライバ1をpMOSトランジスタ184およびnMOSトランジスタ185より成るインバータと、このインバータの出力と入力とを接続するフィードバック抵抗187により構成し、インバータ(184,185)に与える電源電圧を通常の電源電圧(VddおよびVss)よりも小さくして貫通電流を低減させるようになっている。すなわち、pMOSトランジスタ184のソース(ノードN1)に与える電圧をVddiとし、且つ、nMOSトランジスタ185のソース(ノードN2)に与える電圧をVssiとするようになっている。ここで、電圧Vddiを発生するための増幅回路(演算増幅器)181およびpMOSトランジスタ183は、図26に示す第13実施例と同様であるが、電圧Vssiを発生するための回路が異なっている。
【0061】
すなわち、本変形例においては、増幅回路(演算増幅器)182の負論理側の入力には基準電圧として中間電圧Vdd/2が印加され、増幅回路182の正論理側の入力には抵抗189および190によるレプリカドライバ188の中間電圧が印加され、そして、増幅回路182の出力はトランジスタ186のゲートに供給されるようになっている。ここで、レプリカドライバ188の電源電圧としてはノードN1およびN2の電圧VddiおよびVssiが使用され、これら電圧VddiおよびVssiの中間の電圧が、通常の電源電圧VddおよびVssの中間電圧(Vdd/2)に一致するように制御される。
【0062】
図28は図27の変形例におけるレプリカドライバの一構成例を示す回路図である。
図28に示されるように、レプリカドライバ188は、低電位の電源電圧Vssを入力とするインバータ1881および高電位の電源電圧Vddを入力とするインバータ1882により構成されている。ここで、これらインバータ1881および1882にはノードN1の電圧VddiおよびノードN2の電圧Vssiが電源電圧として与えられている。また、これらインバータ1881および1882を構成するトランジスタは、小さいサイズのトランジスタとして構成され定常的に流れる電流を微小なものとするようになっている。
【0063】
インバータ1881の出力である電圧Vssiおよびインバータ1882の出力である電圧Vddiは、同じ抵抗値の2つの抵抗189および190の両端に印加され、これら抵抗189および190の接続ノードN3から増幅器182の正論理入力に供給される信号(電圧)が取り出される。ここで、ノードN3の電圧は、電圧VssiおよびVddiの中間の電圧であり、電源電圧VddおよびVssの中間電圧Vdd/2に等しければよく、そのように、増幅器182はトランジスタ186を制御して、ノードN2の電圧を制御することになる。
【0064】
このように、図27および図28に示す第13実施例の変形例では、たとえ半導体の製造段階においてトランジスタの特性等に差が生じていたとしても、出力段ドライバ1における最終段のインバータ(184,185)に与える電圧(Vddi,Vssi)のレベルを正しく制御することができる。
【0065】
【発明の効果】
以上、詳述したように、本発明の信号伝送用ドライバ回路によれば、信号が伝送路を介して伝送される過程で生じる波形の歪みや符号間の干渉を防いで、正確な信号伝送を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の信号伝送用ドライバ回路の一例を概略的に示すブロック図である。
【図2】本発明に係る信号伝送用ドライバ回路の原理構成を概略的に示すブロック図である。
【図3】本発明に係る信号伝送用ドライバ回路の動作を従来のドライバ回路と比較して示す波形図である。
【図4】本発明の信号伝送用ドライバ回路の第1実施例を概略的に示す回路図である。
【図5】図4の信号伝送用ドライバ回路におけるゲイン可変部の一構成例を示す回路図である。
【図6】図4の信号伝送用ドライバ回路における増幅回路の一構成例を示す回路図である。
【図7】本発明の信号伝送用ドライバ回路の第2実施例を概略的に示す回路図である。
【図8】本発明の信号伝送用ドライバ回路の第3実施例における前段ドライバの一構成例を示す回路図である。
【図9】本発明の信号伝送用ドライバ回路の第3実施例における出力段ドライバの一構成例を示す回路図である。
【図10】本発明の信号伝送用ドライバ回路の第3実施例の変形例を示す回路図である。
【図11】本発明の信号伝送用ドライバ回路の第4実施例としての出力段ドライバを概略的に示す回路図である。
【図12】本発明の信号伝送用ドライバ回路の第5実施例を概略的に示す回路図である。
【図13】本発明の信号伝送用ドライバ回路の第6実施例を概略的に示す回路図である。
【図14】本発明の信号伝送用ドライバ回路の第7実施例を概略的に示す回路図である。
【図15】本発明の信号伝送用ドライバ回路の第8実施例を概略的に示す回路図である。
【図16】図15の信号伝送用ドライバ回路における前段ドライバの具体的な構成例を示す回路図である。
【図17】図15の信号伝送用ドライバ回路における出力段ドライバの具体的な構成例を示す回路図である。
【図18】図16の前段ドライバにおけるプリドライバ回路の具体的な構成例を示す回路図である。
【図19】図16〜図18に示す回路を適用した信号伝送用ドライバ回路におけるシミュレーション波形の一例を示す図(その1)である。
【図20】図16〜図18に示す回路を適用した信号伝送用ドライバ回路におけるシミュレーション波形の一例を示す図(その2)である。
【図21】本発明の信号伝送用ドライバ回路の第9実施例としての出力段ドライバを概略的に示す回路図である。
【図22】本発明の信号伝送用ドライバ回路の第10実施例としての出力段ドライバを概略的に示す回路図である。
【図23】本発明の信号伝送用ドライバ回路の第11実施例としての出力段ドライバを概略的に示す回路図である。
【図24】図23の第11実施例の変形例を概略的に示す回路図である。
【図25】本発明の信号伝送用ドライバ回路の第12実施例としての出力段ドライバを概略的に示す回路図である。
【図26】本発明の信号伝送用ドライバ回路の第13実施例としての出力段ドライバを概略的に示す回路図である。
【図27】図26の第13実施例の変形例を概略的に示す回路図である。
【図28】図27の変形例におけるレプリカドライバの一構成例を示す回路図である。
【符号の説明】
1…出力段ドライバ
2…レシーバ
3…信号伝送路
4…前段ドライバ
5…レベル調整回路(制御信号発生回路)

Claims (19)

  1. 信号を伝送するための信号伝送用ドライバ回路であって、
    段ドライバと、
    該前段ドライバの出力レベルを調整するレベル調整手段とを具備し、
    前記レベル調整手段は、前記前段ドライバの出力を、該前段ドライバが過去に出力したディジタル信号の系列に応じて変化させ、伝送路特性の等化効果を得るようにしたことを特徴とする信号伝送用ドライバ回路。
  2. 信号を伝送するための信号伝送用ドライバ回路であって、
    2つの前段ドライバと、
    該2つの前段ドライバの出力レベルを調整するレベル調整手段とを具備し、
    前記2つの前段ドライバにおいて、一方の前段ドライバには、前記信号伝送用ドライバ回路に入力されたディジタル信号系列を1ビットタイムだけ遅延させたディジタル信号系列を反転して入力することにより、伝送路特性の等化効果を得るようにしたことを特徴とする信号伝送用ドライバ回路。
  3. 請求項2に記載の信号伝送用ドライバ回路において、前記一方の前段ドライバは、所定の係数を有すると共に、他方の前段ドライバと並列に設けられ、該一方の前段ドライバにより前記1ビットタイムだけ遅延および反転された信号を係数倍して前記他方の前段ドライバの出力に加算することを特徴とする信号伝送用ドライバ回路。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の信号伝送用ドライバ回路において、さらに、前記前段ドライバの出力に応じて駆動される出力段ドライバを備えることを特徴とする信号伝送用ドライバ回路。
  5. 信号を伝送するための信号伝送用ドライバ回路であって、
    出力段ドライバと、
    該出力段ドライバを駆動する前段ドライバと、
    該前段ドライバの出力レベルを調整するレベル調整手段とを具備し、
    前記出力段ドライバが前記前段ドライバの出力レベルに応じた可変のレベルの信号を出力し、且つ、
    前記前段ドライバは複数設けられ、該複数の前段ドライバを共通の前記出力段ドライバに接続し、該各前段ドライバに該出力段ドライバから過去に出力されたディジタル系列より生成されたデータを入力することにより、伝送路特性の等化効果を得るようにしたことを特徴とする信号伝送用ドライバ回路。
  6. 請求項5に記載の信号伝送用ドライバ回路において、前記複数の前段ドライバはそれぞれ所定の係数を有し、前記ディジタル系列より生成されたデータをそれぞれ係数倍して前記出力段ドライバに供給することを特徴とする信号伝送用ドライバ回路。
  7. 信号を伝送するための信号伝送用ドライバ回路であって、
    出力段ドライバと、
    該出力段ドライバを駆動する前段ドライバと、
    該前段ドライバの出力レベルを調整するレベル調整手段とを具備し、
    前記出力段ドライバが前記前段ドライバの出力レベルに応じた可変のレベルの信号を出力し、前記前段ドライバは複数組設けられ、該各複数組の前段ドライバをそれぞれインターリーブ動作させて並列−直列変換することを特徴とする信号伝送用ドライバ回路。
  8. 請求項4〜7のいずれか1項に記載の信号伝送用ドライバ回路において、前記出力段ドライバは、pMOSトランジスタおよびnMOSトランジスタを用いたドレイン接地プッシュプル構造になっていることを特徴とする信号伝送用ドライバ回路。
  9. 請求項4〜8のいずれか1項に記載の信号伝送用ドライバ回路において、前記出力段ドライバは、電圧増幅回路であることを特徴とする信号伝送用ドライバ回路。
  10. 請求項4〜8のいずれか1項に記載の信号伝送用ドライバ回路において、前記出力段ドライバは、電流−電圧変換回路であることを特徴とする信号伝送用ドライバ回路。
  11. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の信号伝送用ドライバ回路において、前記前段ドライバは、前記レベル調整手段により入力信号のレベル調整を行うゲイン可変部と、該レベル調整された入力信号を増幅する増幅部とを備えていることを特徴とする信号伝送用ドライバ回路。
  12. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の信号伝送用ドライバ回路において、前記前段ドライバは、入力信号が供給された電流制限インバータとして構成され、該電流制限インバータは、前記レベル調整手段により流れる電流を制御して出力レベルの調整が行われることを特徴とする信号伝送用ドライバ回路。
  13. 請求項〜12のいずれか1項に記載の信号伝送用ドライバ回路において、前記出力段ドライバは、出力インピーダンスを下げるためのフィードバック回路を備えていることを特徴とする信号伝送用ドライバ回路。
  14. 請求項4〜13のいずれか1項に記載の信号伝送用ドライバ回路において、前記出力段ドライバは、pMOSトランジスタおよびnMOSトランジスタを用いたソース接地プッシュプル構造になっていることを特徴とする信号伝送用ドライバ回路。
  15. 請求項14に記載の信号伝送用ドライバ回路において、前記出力段ドライバが高電位側電源電圧と低電位側電源電圧のほぼ中央の中間電圧を出力する際に、前記pMOSトランジスタのゲート電圧を該中間電圧よりも高く設定すると共に、前記nMOSトランジスタのゲート電圧を該中間電圧よりも低く設定することを特徴とする信号伝送用ドライバ回路。
  16. 請求項14に記載の信号伝送用ドライバ回路において、前記nMOSトランジスタのゲートはnMOSトランジスタのドレイン接地回路で駆動され、且つ、前記pMOSトランジスタのゲートはpMOSトランジスタのドレイン接地回路で駆動されることを特徴とする信号伝送用ドライバ回路。
  17. 請求項14に記載の信号伝送用ドライバ回路において、前記出力段ドライバは、高電位側電源電圧よりも所定電圧だけ低い電圧、および、低電位側電源電圧よりも所定電圧だけ高い電圧により駆動されることを特徴とする信号伝送用ドライバ回路。
  18. 請求項17の信号伝送用ドライバ回路において、前記出力段ドライバは、前記低電位側電源電圧を入力とする第1のインバータおよび前記高電位側電源電圧を入力とする第2のインバータにより構成され、前記出力段ドライバに与える電圧のレベルを制御するレプリカドライバを有し、該第1および第2のインバータには、前記高電位側電源電圧よりも所定電圧だけ低い電圧および前記低電位側電源電圧よりも所定電圧だけ高い電圧が電源電圧として与えられ、該レプリカドライバにより、前記出力段ドライバを駆動する電圧の中間電圧を前記高電位側電源電圧および低電位側電源電圧の中間電圧に一致させるように制御することを特徴とする信号伝送用ドライバ回路。
  19. 請求項4〜18のいずれか1項に記載の信号伝送用ドライバ回路において、前記伝送路特性の等化効果は、前記出力段ドライバの出力信号が該伝送路を介して伝えられる時の高周波成分の減衰を補償するものであることを特徴とする信号伝送用ドライバ回路。
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