JP3984770B2 - 光記録媒体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、反射層を有し、好ましくはレーザーを照射することによりピットを形成する光記録媒体に関する。特に、記録再生波長が600〜680nmの光記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
本発明の発明者らは、CD(コンパクトディスク)規格に対応した記録可能な光記録媒体としてCD−R(追記型コンパクトディスク)を開発してきた。このCD−Rは、案内溝を有する基板上に、有機色素系からなる光記録層、金属からなる光反射層、UV硬化樹脂からなる保護層からなっており、波長780nmのレーザーで記録再生することができる。
【0003】
これに対し、近年、従来の780nmレーザーよりも短波長のレーザー光を用いたより高密度な光記録媒体が望まれている。その一つとして提案されているのが記録再生波長を635nm〜650nmに短波長化したDVD−Rである。
【0004】
この波長変更に伴い、記録層に用いる有機色素系も吸収波長の短波長化が必要となるが、現在提案されているものは、ディスクにした際の電気特性が不十分、特に記録感度、ジッターが悪いという問題、耐光性、信頼性が不十分であるという問題を有している。
【0005】
また、記録層に用いる色素としては、光学特性の点からアゾ系色素、インドレニン系シアニン色素等が提案されている。特開昭62−30090号では記録層にアゾ系化合物と金属との金属キレート化合物を含有する光記録媒体が提案されているが、溶解性が低く、ポリカーボネート基板を侵さない塗布溶剤に十分な溶解性をもたないという欠点を有する。
【0006】
一方、インドレニン系シアニン色素は、再生光の繰り返し照射による再生劣化や明室保存下での光劣化が生じやすい欠点を有する。このため、色素と金属錯体クエンチャーとを混合して用いたり、色素カチオンとクエンチャーアニオンとをイオン結合させて結合体として用いることが提案されている(特開昭60−118748号、同60−118749号等)。
【0007】
しかし、この系はスピンコート時に用いられる塗布溶媒に対する溶解度が著しく低下することと、安定化剤そのものが分解劣化してしまう欠点を有する。
【0008】
特公平7−51682号では記録層にアゾ系化合物と金属との金属キレート化合物およびインドレニン系シアニン色素を含有する光記録媒体が提案されているが、吸収波長が長く、635nm〜650nmでは十分な変調度、反射率を得られないという問題点を有している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、ポリカーボネート基板を侵さない塗布溶剤に十分な溶解性をもち、680nm以下の波長光で良好なジッターを示すなど、優れた記録再生特性を有する光記録媒体を提供することである。さらには耐光性、信頼性に優れた光記録媒体を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
このような目的は、下記(1)、(2)によって達成される。
(1) 記録および/または再生光の波長が680nm以下であり、基板上に色素を含有する記録層を有し、この記録層上に反射層を有し、光を照射することによってピットを形成して記録を行う光記録媒体において、
前記記録層が、下記式(I)で表される色素と金属との金属錯体色素を含有することを特徴とする光記録媒体。
【0011】
【化3】
Figure 0003984770
【0012】
[式(I)において、AおよびBはそれぞれ、それが結合している炭素原子および窒素原子と一緒になって複素環を形成するのに必要な原子群を表し、AまたはBで完成される複素環骨格はそれぞれ、同一でも異なるものであってもよい。Rは一価の置換基を表すが、RはAまたはBと複素環の一部を形成していてもよい。]
(2)前記記録層がさらに前記金属錯体系色素とは異なる光吸収色素を含有する上記(1)の光記録媒体。
(3)前記光吸収色素が、下記式(II)で表されるトリメチンシアニン色素である上記(2)の光記録媒体。
【0013】
【化4】
Figure 0003984770
【0014】
[式(II)において、Q1およびQ2はそれぞれ炭素原子および窒素原子とともに複素環を形成するのに必要な原子群を表し、Q1またはQ2で完成される複素環骨格は同一でも異なるものであってもよい。R11およびR12は、それぞれ脂肪族炭化水素基を表し、これらは同一でも異なるものであってもよい。R13は水素原子または一価の置換基を表す。X-は一価の陰イオンを表す。]
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明の光記録媒体は、記録および/または再生光の波長が680nm以下であり、記録層上に反射層を有し、光の照射によってピットと称される***を形成して記録を行うヒートモード方式のものであり、記録層に式(I)で表される色素と金属との金属錯体色素を含有する。
【0016】
【化5】
Figure 0003984770
【0017】
式(I)において、A、Bはそれぞれ、それが結合している炭素原子および窒素原子と一緒になって複素環を形成するのに必要な原子群を表し、単環でも、縮合多環等の多環であってもよく、縮合環を有していてもよい5または6員環が好ましく、AまたはBで完成される複素環骨格は同一でも異なるものであってもよい。
【0018】
このような複素環としては、例えば、ピロール環、ピラゾリン環、チアゾール環、べンゾチアゾール環、ナフトチアゾール環、オキサゾール環、ベンゾオキサゾール環、ナフトオキサゾール環、セレナゾール環、ベンゾセレナゾール環、ナフトセレナゾール環、チアゾリン環、オキサゾリン環、セレナゾリン環、キノリン環、イソキノリン環、インドール環、ベンゾインドール環、インドレニン環、ベンゾインドレニン環、ピリジン環、イミダゾール環、ベンゾイミダゾール環、キノキサリン環、イソインドール環、イソインドレニン環、イソインドリン環、チアジアゾール環等が挙げられる。
【0019】
中でもチアゾール環、ベンゾチアゾール環、キノリン環、インドレニン環、ピリジン環、チアジアゾール環が好ましい。
【0020】
これらの複素環は置換基を有していてもよく、こうした置換基としては、アルキル基、アリール基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アルキルチオ基、アリールチオ基、アラルキル基、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、エステル基、カルバモイル基、アミノ基、アシル基、アシルアミノ基、スルファモイル基、スルフォンアミド基等が挙げられ、これらの置換基はさらに置換基を有していてもよい。また、複素環は環状ケトンを形成していてもよい。
【0021】
アルキル基としては、総炭素数1〜12のものが好ましく、直鎖状であっても分岐を有していてもよく、場合によってはシクロアルキル基やシクロアルキル基を有するものであってもよい。さらには置換基を有していてもよく、このような置換基としてはハロゲン原子(フッ素原子、塩素原子等)などが好ましい。特に、総炭素数1〜4の直鎖ないし分岐の置換基を有していてもよいアルキル基が好ましく、具体的にはメチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、s−ブチル基、t−ブチル基、トリフルオロメチル基等が挙げられる。
【0022】
アルコキシ基としては、アルキル部分の総炭素数が1〜4のものが好ましく、ハロゲン原子(フッ素原子等)などで置換されていてもよい。このようなアルコキシ基の具体例としては、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基、ブトキシ基、ペンタフルオロプロポキシ基などが挙げられる。
【0023】
ハロゲン原子としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子等が挙げられる。
【0024】
アミノ基としては、置換基を有するものが好ましいが、無置換のものであってもよい。置換アミノ基としては特にジアルキルアミノ基が好ましい。この場合ジアルキルアミノ基のアルキル部分の炭素数は1〜12、さらには1〜4であることが好ましく、直鎖状であっても分岐を有するものであってもよい。また、2つのアルキル基は非対称であってもよい。アミノ基の具体例としては、アミノ基、メチルアミノ基、ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基、ジプロピルアミノ基、ジブチルアミノ基等が挙げられる。また、アミノ基の置換基同士が結合して含窒素複素環を形成してもよく、例えばピペリジン環等が挙げられる。
【0025】
アリール基としては、総炭素数6〜12のものが好ましく、単環でも縮合多環等の多環であってもよく、ハロゲン原子(塩素原子、臭素原子など)等で置換されていてもよい。このようなアリール基の具体例としては、フェニル基、クロロフェニル基、ブロモフェニル基などが挙げられる。
アリールオキシ基としては、アリール部分の総炭素数が6〜12のものが好ましく、置換基を有していてもよく、具体例としてはフェノキシ基等が挙げられる。
【0026】
アルキルチオ基としては、アルキル部分の総炭素数が1〜4のものが好ましく、置換基を有していてもよく、具体例としてはメチルチオ基、エチルチオ基等が挙げられる。
【0027】
アリールチオ基としては、アリール部分の総炭素数が6〜12のものが好ましく、置換基を有していてもよく、具体例としてはフェニルチオ基等が挙げられる。
【0028】
アラルキル基としては、総炭素数が7〜12のものが好ましく、置換基を有していてもよく、具体例としてはベンジル基、フェネチル基等が挙げられる。
【0029】
エステル基としては、総炭素数が2〜12のものが好ましく、置換基を有していてもよく、具体例としてはメトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、アセトキシ基、ベンゾイルオキシ基等が挙げられる。
【0030】
カルバモイル基としては、総炭素数が1〜12のものが好ましく、置換基を有していてもよく、具体例としてはカルバモイル基、メチルカルバモイル基、フェニルカルバモイル基等が挙げられる。
【0031】
アシル基としては、総炭素数が1〜12のものが好ましく、置換基を有していてもよく、具体例としてはアセチル基、プロピオニル基等が挙げられる。
【0032】
アシルアミノ基としては、総炭素数が1〜12のものが好ましく、置換基を有していてもよく、具体例としてはアセチルアミノ基、ベンジルアミノ基等が挙げられる。
【0033】
スルファモイル基としては、総炭素数が0〜12のものが好ましく、置換基を有していてもよく、具体例としてはスルファモイル基、メチルスルファモイル基、フェニルスルファモイル基等が挙げられる。
【0034】
スルフォンアミド基としては、総炭素数が0〜12のものが好ましく、置換基を有していてもよく、具体例としてはメチルスルフォンアミド基、ベンゼンスルフォンアミド基等が挙げられる。
【0035】
これらの置換基は2個以上存在していてもよく、2個以上のときは各々同一でも異なるものであってもよく、さらには隣接する置換基同士が結合して縮合環を形成してもよい。
【0036】
は一価の置換基を表す。Rで表される一価の置換基としては、アルキル基、アルケニル基、アリール基、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、カルバモイル基、アルコキシカルボニル基、アシル基、複素環基、アリールアゾ基等が挙げられる。
【0037】
アルキル基としては、総炭素数1〜12のものが好ましく、直鎖状であっても分岐を有していてもよく、場合によってはシクロアルキル基やシクロアルキル基を有するものであってもよい。さらには置換基を有していてもよく、このような置換基としてはハロゲン原子(フッ素原子、塩素原子等)などが好ましい。特に、総炭素数1〜4の直鎖ないし分岐の置換基を有していてもよいアルキル基が好ましく、具体的にはメチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、s−ブチル基、t−ブチル基、トリフルオロメチル基等が挙げられる。
【0038】
アルケニル基としては、総炭素数2〜12のものが好ましく、直鎖状であっても分岐を有していてもよく、さらには置換基を有していてもよく、このような置換基としてはシアノ基などが好ましく、具体的にはビニル基、トリシアノビニル基等が挙げられる。
【0039】
アリール基としては、総炭素数6〜12のものが好ましく、単環でも縮合多環等の多環であってもよく、ハロゲン原子(塩素原子、臭素原子など)等で置換されていてもよい。このようなアリール基の具体例としては、フェニル基、クロロフェニル基、ブロモフェニル基などが挙げられる。
【0040】
ハロゲン原子としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子等が挙げられる。
【0041】
カルバモイル基としては、総炭素数が1〜12のものが好ましく、置換基を有していてもよく、具体例としてはカルバモイル基、メチルカルバモイル基、フェニルカルバモイル基等が挙げられる。
【0042】
アルコキシカルボニル基としては、総炭素数が2〜12のものが好ましく、置換基を有していてもよく、具体例としてはメトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基等が挙げられる。
【0043】
アシル基としては、総炭素数が1〜12のものが好ましく、置換基を有していてもよく、具体例としてはアセチル基、プロピオニル基等が挙げられる。
【0044】
複素環基としては、さらに置換基を有するものであってもよく、具体例としてはピリジル基等が挙げられる。
【0045】
アリールアゾ基としては、さらに置換基を有するものであってもよい。
【0046】
また、RはAまたはBとともに複素環の一部を形成してもよい。
【0047】
Rとしては、シアノ基、ニトロ基、アルコキシカルボニル基、複素環基、アリール基、アルケニル基が好ましい。
【0048】
式(I)で示される化合物を配位させて得られる金属錯体系色素の中心金属はCo,Ni,Cu,Mn,Cr等であり、特にCo,Ni,Cuが好ましい。
【0049】
式(I)で示される化合物は3座配位子であり、金属と1:1錯体あるいは1:2錯体を形成する。
【0050】
中心金属の配位数を、式(I)で示される化合物の配位子のみで満たすことができないとき、上記の化合物のほかに他の配位子が配位してもよい。このような他の配位子としては塩素原子、水分子、ヒドロキソ等が挙げられるが、これらの配位子は原料や反応溶媒に由来する。
【0051】
また、金属錯体系色素が電荷をもつ場合の対イオンとしては、塩化物イオン(Cl-)、臭化物イオン(Br-)、ヨウ化物イオン(I-)、テトラフルオロホウ酸イオン(BF4 -)、ヘキサフルオロリン酸イオン(PF6 -)、ヘキサフルオロアンチモン酸イオン(SbF6 -)、テトラフェニルホウ酸イオン(B(C654 -)、過塩素酸イオン(ClO4 -)、タングステン酸イオン(WO4 2-)等が挙げられる。
【0052】
以下に、本発明に用いる金属錯体系色素の具体例を、式(I)で示される化合物と中心金属と対イオンとの組合せで示す。なお、式(I)の化合物は−NHの活性水素を取り除いた形で示している。Prはプロピル基、Phはフェニル基を表す。
【0053】
【化6】
Figure 0003984770
【0054】
【化7】
Figure 0003984770
【0055】
【化8】
Figure 0003984770
【0056】
【化9】
Figure 0003984770
【0057】
以下に合成例を示す。
【0058】
合成例1
色素No.3の合成
[配位子の合成]
DMF(ジメチルホルムアミド)150mlに2−ベンゾチアゾリルアセトニトリル8.7gを溶かし、2−アミノベンゾチアゾール7.5gから定法により調製したジアゾニウム溶液とカップリングした。生じた沈殿をろ過、洗浄、乾燥して、(ベンゾチアゾール−2−イルアゾ)ベンゾチアゾール−2−イルアセトニトリル12.6gを得た。
【0059】
[錯体の合成]
この配位子2.68gをTHF(テトラヒドロフラン)32mlに溶かし、ここに、酢酸ニッケル1.05gをメタノール16mlに溶かして加えた。3時間還流した後、メタノールを注加して錯体を沈殿させ、ろ過、メタノールで洗浄、乾燥して錯体色素(No.3)2.04gを得た。(収率75.0%)。
【0060】
質量分析値(M+):728
他の例示化合物も上記と同様にして合成し、同様に同定した。
【0061】
本発明の金属キレート化合物の融点(mp)は190〜330℃であり、λmax(50nm厚の色素薄膜で測定)は500〜620nmの範囲にある。
【0062】
また、635nmまたは650nmの波長における複素屈折率の実部(n)は1.90〜2.50であり、虚部(k)は0〜0.25である。
【0063】
なお、色素のnおよびkは、所定の透明基板上に色素膜を光記録媒体の記録層程度の厚さ、例えば40〜100nm程度の厚さに記録層と同条件で設層して、測定用サンプルを作製し、次いで、この測定用サンプルの635nmまたは650nmにおける反射率および透過率を測定し、これらの測定値から、例えば、共立全書「光学」石黒浩三P168〜178に準じ、算出したものである。反射率は測定用サンプルの基板を通しての反射率あるいは色素膜側からの反射率であり、鏡面反射(5°程度)にて測定したものである。
【0064】
本発明の金属錯体色素は、記録層用の色素として、1種のみを用いても2種以上を併用してもよい。
【0065】
これらの金属錯体色素は、耐光性に優れ、クエンチャー機能を有し、有機溶媒に対する溶解性が十分であり、光記録媒体の基板材料として汎用されているポリカーボネート樹脂(PC)を侵すことがない塗布溶媒に対して十分な溶解度を持つ。
【0066】
これらの色素を用いた記録層は、特に追記型の光記録ディスク(DVD−R)に用いることが好ましい。このような記録層は、色素含有塗布液を用いて設層することができ、特に、回転する基板上に塗布液を展開塗布するスピンコート法によることが好ましい。このほか、グラビア塗布、スプレーコート、ディッピングなどによってもよい。
【0067】
上記のようなスピンコートの後、必要に応じて塗膜を乾燥させる。このようにして形成される記録層の厚さは、目的とする反射率などに応じて適宜設定されるものであるが、通常、50〜300nm(500〜3000Å)である。
【0068】
なお、塗布液における色素含有量は、通常0.05〜10質量%とするのがよい。本発明の金属キレート化合物は溶解性が良好であるので、このような含有量の塗布液を調製することが容易である。具体的に言えば、本発明の金属キレート化合物はアルコールやセロソルブ系ないしアルコキシアルコール系、ジアセトンアルコールなどのケトアルコール、2,2,3,3−テトラフルオロプロパノールなどのフッ素化アルコールなどに0.5〜10質量%溶解する。特にポリカーボネート製ディスク基板に塗布する際に好適な塗布溶媒である、エチルセロソルブや2,2,3,3−テトラフルオロプロパノールに1質量%以上溶解し、短時間に良質なスピンコート膜を成膜することが可能である。
【0069】
本発明に用いられる塗布溶媒として、具体的には、アルコール系(ケトアルコール系、エチレングリコールモノアルキルエーテル系等のアルコキシアルコール系を含む。)、ケトン系、エステル系、エーテル系、芳香族系、ハロゲン化アルキル系等から適宜選択すればよい。
【0070】
このなかで、アルコール系が特に好ましい。アルコール系のなかでは、アルコキシアルコール系、ケトアルコール系などが好ましい。アルコキシアルコール系は、アルコキシ部分の炭素原子数が1〜4であることが好ましく、かつアルコール部分の炭素原子数が1〜5、さらには2〜5であることが好ましく、総炭素原子数が3〜7であることが好ましい。具体的には、エチレングリコールモノメチルエーテル(メチルセロソルブ)やエチレングリコールモノエチルエーテル(エチルセロソルブ、エトキシエタノールともいう)やブチルセロソルブ、2−イソプロポキシ−1−エタノール等のエチレングリコールモノアルキルエーテル(セロソルブ)系や1−メトキシ−2−プロパノール、1−メトキシ−2−ブタノール、3−メトキシ−1−ブタノール、4−メトキシ−1−ブタノール、1−エトキシ−2−プロパノール等が挙げられる。ケトアルコール系としてはジアセトンアルコール等が挙げられる。さらには2,2,3,3−テトラフルオロプロパノールなどのフッ素化アルコールも用いることができる。
【0071】
また、塗布液には適宜バインダー、分散剤、安定剤などを含有させてもよい。
【0072】
本発明の光記録媒体の記録層には本発明の金属錯体色素のほか、他の種類の光吸収色素を含有させてもよい。このような色素としては、上記とは別種の金属錯体系色素、シアニン色素、スチリル系色素、ポルフィリン系色素、ホルマザン金属錯体などが挙げられる。具体的にはトリメチンシアニン色素が好ましい。
【0073】
特に、式(II)で表されるトリメチンシアニン色素が好ましい。
【0074】
【化10】
Figure 0003984770
【0075】
式(II)について説明すると、Q1およびQ2は互いに同じであっても異なっていてもよく、それぞれ縮合環を有してもよい5員環の含窒素複素環を形成させるための原子群を表す。このような複素環としては、インドレニン環、4,5−ベンゾインドレニン環、オキサゾリン環、チアゾリン環、セレナゾリン環、イミダゾリン環等がある。特にインドレニン環、4,5−ベンゾインドレニン環が好ましい。
【0076】
また、これらの環は、置換基を有していてもよく、このような置換基としては、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、アリール基、アシル基、アミノ基、ニトロ基等がある。
【0077】
11およびR12はそれぞれ脂肪族炭化水素基、好ましくはアルキル基を表す。アルキル基は、置換基を有するものであってもよく、その炭素数は1〜5であることが望ましい。置換基としてはハロゲン原子、アルキル基、エーテル基等が挙げられる。
【0078】
13は水素原子または、ハロゲン原子、アルキル基などの一価の置換基を示す。
【0079】
-は一価の陰イオンを表し、具体的にはハロゲン化物イオン(Cl-、Br-、I-等)、ClO4 -、BF4 -等が挙げられる。
【0080】
以下に、トリメチンシアニン色素の具体例を示す。
【0081】
【化11】
Figure 0003984770
【0082】
【化12】
Figure 0003984770
【0083】
これらシアニン色素は市販されているものもあり、また公知の方法(特開昭58−112790号等に記載)にて容易に合成することができる。
【0084】
トリメチンシアニン色素への本発明の金属錯体色素の添加は、耐光性を向上させる上で、非常に有効である。本発明の金属錯体色素とトリメチンシアニン色素との混合比率は、本発明の金属錯体色素/トリメチンシアニン色素のモル比が90/10〜30/70であることが好ましい。
【0085】
シアニン色素は1種のみを用いても2種以上を併用してもよい。
【0086】
本発明の光記録媒体の好ましい態様である600nm〜680nm程度の短波長で記録・再生を行う追記型の光記録ディスク(DVD−R)の構成例を図1に示す。図1は部分断面図である。
【0087】
図1で示されるように光記録ディスク1は、DVD規格に対応した光記録ディスクであり、同様な構造のディスク2枚を用い、その保護膜5同士を接着剤層6を介して貼り合わせて形成する。接着剤層6の厚さは、10〜200μm 程度である。この場合の基板(通常、ポリカーボネート樹脂)一枚当たりの厚さは0.6mmであり、グルーブ23を有する基板2上に記録層3、反射層4、保護膜5を順次形成し、一方これと同構成のディスクを同様にして得、これらを上述のように貼り合わされて得られるものである。貼り合わせの方法としては、ホットメルト接着剤、遅効性UV接着剤、粘着シート等を利用できる。
【0088】
基板2は、ディスク状のものであり、基板2の裏面側からの記録および再生を可能とするために、記録光および再生光(波長600〜680nm経度、さらには波長630〜680nm程度、なかでも波長635〜680nm程度のレーザー光、特に635nmまたは650nm)に対し、実質的に透明(好ましくは透過率88%以上)な樹脂あるいはガラスを用いて形成するのがよい。また、大きさは、直径64〜200mm程度、厚さ0.6mm程度のものとする。
【0089】
基板2の記録層3形成面には、図1に示すように、トラッキング用のグルーブ23が形成される。グルーブ23は、スパイラル状の連続型グルーブであることが好ましく、深さは0.05〜0.20μm(500〜2000Å)、幅は0.20〜0.40μm 、グルーブピッチは0.65〜0.85μm であることが好ましい。グルーブをこのような構成とすることにより、グルーブの反射レベルを下げることなく、良好なトラッキング信号を得ることができる。特にグルーブ幅を0.20〜0.40μm に規制することは重要であり、グルーブ幅を0.2μm 未満とすると、十分な大きさのトラッキング信号が得られにくく、記録時のトラッキングのわずかなオフセットによって、ジッターが大きくなりやすい。またグルーブ幅が大きくなると隣接トラックの影響が大きくなり波形ひずみが生じやすくなる。
【0090】
基板2は、材質的には、樹脂を用いることが好ましく、ポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂、アモルファスポリオレフィン、TPX、ポリスチレン系樹脂等の各種熱可塑性樹脂が好適である。そして、このような樹脂を用いて射出成形等の公知の方法に従って製造することができる。グループ23は、基板2の成形時に形成することが好ましい。なお、基板2の製造後に2P法等によりグルーブ23を有する樹脂層を形成してもよい。また、場合によってはガラス基板を用いてもよい。
【0091】
図1に示されるように、基板2に設層される記録層3は、前記の色素含有塗布液を用い、前記のように、好ましくはスピンコート法により形成されたものである。スピンコートは通常の条件に従い、内周から外周にかけて、回転数を500〜5000rpmの間で調整するなどして行えばよい。
【0092】
このようにして形成される記録層3の厚さは、50〜300nm(500〜3000Å)であり、記録光および再生光波長における複素屈折率は実部n=2.0〜2.8、虚部k==0.4以下である。
【0093】
上記の範囲外の厚さではグルーブ部とランド部のコントラストが小さくなりトラッキングが掛かりにくくなる、あるいは、反射率が低下して、良好な再生を行うことが難しくなるという問題が生じる。
【0094】
また、上記のようにn、kを規制することによって、良好な記録、再生が行える。kが0.4を超えると、十分な反射率が得られない。nが2.0未満では信号の変調度が小さすぎる。nの上限には特に制限はないが、色素化合物の合成上の都合等から通常2.8程度である。kの下限には特に制限はないが、0程度である。
【0095】
なお、記録層のnおよびkは、所定の透明基板上に記録層を例えば40〜100nm程度の厚さに実際の条件にて設層して、測定用サンプルを作製し、次いで、この測定用サンプルの基板を通しての反射率あるいは記録層側からの反射率を測定することによって求める。この場合、反射率は、記録再生光波長(635nmまたは650nm)を用いて鏡面反射(5°程度)にて測定する。また、サンプルの透過率を測定する。そして、これらの測定値から、例えば、共立全書「光学」石黒浩三P168〜178に準じ、n、kを算出すればよい。
【0096】
図1に示されるように、記録層3上には、直接密着して反射層4が設層される。反射層4としては、Au、Cu、Al、Ag、AgCu等の高反射率金属ないし合金を用いるのがよい。反射層4の厚さは50nm(500Å)以上であることが好ましく、蒸着、スパック等により設層すればよい。また、厚さの上限に特に制限はないが、コスト、生産作業時間等を考慮すると、120nm(1200Å)程度以下であることが好ましい。これにより、反射層4単独での反射率は、90%以上となり、媒体の未記録部の基板を通しての反射率は十分である。
【0097】
図1に示されるように、反射層4上には、保護膜5が設層される。保護膜5は、例えば紫外線硬化樹脂等の各種樹脂材質から、通常は、0.5〜100μm 程度の厚さに設層すればよい。保護膜5は、層状であってもシート状であってもよい。保護膜5は、スピンコート、グラビア塗布、スプレーコート、ディッピング等の通常の方法により形成すればよい。
【0098】
このような構成の光記録ディスク1に記録ないし追記を行うには、例えば635 nmあるいは650nmの記録光を、基板2を通してパルス状に照射し、照射部の光反射率を変化きせる。なお、記録光を照射すると、記録層3が光を吸収して発熱し、同時に基板2も加熱される。この結果、基板2と記録層3との界面近傍において、色素等の記録層材質の融解や分解が生じ、記録層3と基板2との界面に圧力が加わり、グルーブの底面や側壁を変形させることがある。
【0099】
【実施例】
以下、本発明の具体的実施例を比較例とともに示し、本発明をさらに詳細に説明する。
【0100】
実施例1
光記録層用色素として、色素No.3を用い、プリグルーブ(深さ0.18μm 、幅0.28μm 、グルーブピッチ0.74μm )を有する直径120mm、厚さ0.6mmのポリカーボネート樹脂基板上に、スピンコート法により色素を含有する記録層を形成した。この場合の塗布液として、1.O質量%の2,2,3,3−テトラフルオロプロパノール溶液を用いた。次に、この記録層にAg反射層を85nm(850Å)の厚さにスパッタ法により形成し、さらに紫外線硬化型のアクリル樹脂の透明な保護膜(膜厚5μm )を形成した。同様にして形成したディスク2枚の保護膜を内側にして接着剤で貼り付けてディスクを作製した(図1参照)。
【0101】
これをサンプルNo.1とする。
【0102】
また、サンプルNo.1において、記録層用の色素として、色素No.3のかわりに、表1に示すような色素を用いるほかは同様にしてサンプルを作製した(表1)。
【0103】
実施例2
光記録層用色素として、色素No.1とシアニン色素No.A−9をモル比で50:50で混合したものを用いる以外は、実施例1と同様にしてサンプルを作製した。
【0104】
これをサンプルNo.11とする。
【0105】
また、サンプルNo.11において、記録層用の色素として、色素No.1とシアニン色素No.A−9の混合物のかわりに、表2に示すような色素混合物を用いるほかは同様にしてサンプルを作製した(表2)。
【0106】
このようにして作製した実施例1、2のサンプルNo.1〜20(表1、2)に対し、レーザー光650nmを使用して線速3.5m/sで8/16変調信号を記録した。最適記録パワーは記録評価に用いている評価機(パルステック社製)でアシンメトリが0%になる範囲を意味する。次にこのディスクを線速3.5m/sの650nmレーザー光で再生し、特性を評価した。なお対物レンズの開口数はNA=0.60である。特性は650nmでの反射率、変調度(I14 Mod.)、ジッター(Jitter)、650nmでの最適記録パワー(Po)について評価した。
【0107】
また、上記のサンプルNo.1〜20について耐光性を調ペた。耐光性は8万ルックスのキセノンランプ(島津社製キセノンフェードメーター)を40時間照射した後の、ディスクのジッターを測定することによって調べた。
【0108】
さらに、上記のサンプルNo.1〜20について、80℃80%RH500時間の信頼性試験を行った。
【0109】
結果を表1、2に示す。
【0110】
【表1】
Figure 0003984770
【0111】
【表2】
Figure 0003984770
【0112】
表1、2の結果より、反射率、変調度、ジッター共に良好であることがわかる。特に、サンプルNo.11〜20のように、光記録層色素として本発明の金属錯体色素とトリメチンシアニン色素との混合物を用いた場合、さらに良好なジッターを示すことがわかる。
【0113】
また、耐光性試験によれば、サンプルNo.1〜20についてジッターの変化は非常に小さかった。以下の比較例1に示すトリメチンシアニン色素を用いたサンプルよりもはるかに良化したレベルであった。本発明の金属錯体色素とトリメチンシアニン色素との混合物を用いたサンプルNo.11〜20でも非常に良好な結果が得られ、ジッターはほとんど変化しなかった。このことより、本発明の金属錯体色素は優れたクエンチャー機能を有することがわかる。
【0114】
さらに、信頼性試験によれば、サンプルNo.1〜20については特性の劣化がほとんどなく良好であった。以下の比較例1に示すトリメチンシアニン色素を用いたサンプルよりもはるかに良化したレベルであった。
【0115】
比較例1
シアニン色素(色素No.A−10)のみを使用したこと以外はサンプルNo.1と同様にディスクサンプルを作製し、上記と同様にして、初期特性、耐光性および信頼性を評価した。
【0116】
比較例2
本発明のアゾ金属錯体の代わりに特開平7−51682号公報に記載の下記構造のアゾ金属錯体R-1を用いる以外は、サンプルNo.11と同様にディスクサンプルを作製し、上記と同様にして、初期特性、耐光性および信頼性を評価した。
【0117】
【化13】
Figure 0003984770
【0118】
これら比較例の結果を表3に示す。
【0119】
【表3】
Figure 0003984770
【0120】
比較例1のサンプルでは、十分な耐光性が得られず、ジッターは測定不能であった。信頼性試験でも、変調度、ジッターの劣化が大きかった。
【0121】
比較例2のサンプルでは、記録感度が悪く、ジッターが大きかった。耐光性試験、信頼性試験でも、変調度、ジッターの劣化が大きかった。
【0122】
【発明の効果】
本発明によれば、溶解性に優れた本発明の金属錯体色素を光記録層として用いることにより、記録感度、反射率および変調度のバランスに優れ、ジッターが小さいなどの特性に優れた光記録媒体を得ることが出来る。特に、本発明の金属錯体色素とトリメチンシアニン色素との混合物を用いた場合、更にジッターが向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ディスクの一例を示す部分断面図である。
【符号の説明】
1 光記録ディスク
2 基板
23 グループ
3 記録層
4 反射層
5 保護膜
6 接着層

Claims (3)

  1. 記録および/または再生光の波長が680nm以下であり、基板上に色素を含有する記録層を有し、この記録層上に反射層を有し、光を照射することによってピットを形成して記録を行う光記録媒体において、
    前記記録層が、下記式(I)で表される色素と金属との金属錯体色素を含有することを特徴とする光記録媒体。
    Figure 0003984770
    [式(I)において、AおよびBはそれぞれ、それが結合している炭素原子および窒素原子と一緒になって複素環を形成するのに必要な原子群を表し、AまたはBで完成される複素環骨格はそれぞれ、同一でも異なるものであってもよい。Rは一価の置換基を表すが、RはAまたはBと複素環の一部を形成していてもよい。]
  2. 前記記録層がさらに前記金属錯体系色素とは異なる光吸収色素を含有する請求項1の光記録媒体。
  3. 前記光吸収色素が、下記式(II)で表されるトリメチンシアニン色素である請求項2の光記録媒体。
    Figure 0003984770
    [式(II)において、Q1およびQ2はそれぞれ炭素原子および窒素原子とともに複素環を形成するのに必要な原子群を表し、Q1またはQ2で完成される複素環骨格は同一でも異なるものであってもよい。R11およびR12は、それぞれ脂肪族炭化水素基を表し、これらは同一でも異なるものであってもよい。R13は水素原子または一価の置換基を表す。X-は一価の陰イオンを表す。]
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