JP3977819B2 - 紙葉類重送防止部材 - Google Patents

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Description

本発明は、紙葉類重送防止部材に関し、詳しくは、紙葉類の重送防止と、鳴き(異音)防止と、耐摩耗性の向上とを、バランス良く達成し得る紙葉類重送防止部材に関する。
各種プリンタ、静電式複写機、ファクシミリ装置、自動預金支払機(ATM)等の紙送り機構には、紙送りローラと、分離シートもしくは分離パッドと称される紙葉類重送防止部材が設けられている。紙送り機構は、紙送りローラの回転によって、トレイ内の紙葉類を一枚ずつ分離して、トレイ内から送り出すものである。しかし、トレイ内の紙葉類の残り枚数が少なくなると、残りの紙葉類が一度に送られることがある。このような重送は、トレイと紙葉類との摩擦係数が紙葉類同士の摩擦係数よりも小さいために発生する。これを防止するには、トレイと紙葉類との摩擦係数をある程度高める必要がある。ところが、トレイと紙葉類との摩擦係数が大きすぎると、トレイ内の最後の紙葉類を送ることが困難になる。
そこで、適度な摩擦係数を有する紙葉類重送防止部材が必要となる。紙葉類重送防止部材は、従来、エチレン−プロピレン−ジエン(EPDM)ゴム、天然ゴム、ポリウレタン、クロロプレンゴム、NBR等を含む組成物から製造されている。また、摩擦係数の他、耐摩耗性の向上、通紙時における鳴き(異音)発生の防止等の観点からも、紙葉類重送防止部材の改良が検討されている。
例えば、EPDMゴムを含む組成物を、過酸化物およびメタクリル酸高級エステルで架橋することにより、耐摩耗性に優れ、鳴き(異音)の発生が抑制された紙葉類重送防止部材を得ることが提案されている(特許文献1)。
熱可塑性エラストマーを用いた紙葉類重送防止部材の検討も行われている。
熱可塑性エラストマーとしては、オレフィン系共重合ゴムと熱可塑性樹脂とを混練りしたものが一般的である。従来の紙葉類重送防止部材には、EPDMゴムおよびポリプロピレンからなる熱可塑性エラストマーを用いたものが多い。しかし、ポリプロピレンを含む紙葉類重送防止部材には、耐摩耗性および摩擦係数が低いという問題がある。
そこで、ゴムと、熱可塑性樹脂もしくは熱可塑性エラストマーと、アクリル酸エステル等を含む組成物を、樹脂架橋剤や過酸化物を用いて動的に架橋することにより、摩擦係数および耐摩耗性に優れた紙葉類重送防止部材を得ることが提案されている(特許文献2)。
一方、用途は特に限定されていないが、ゴムおよびポリエステル系共重合体を用いることにより、耐熱性、耐油性、耐衝撃性、射出成形性、高温時の変形回復性および耐加水分解性に優れた熱可塑性エラストマー組成物が得られるという提案がある(特許文献3)。
また、シリコーンエラストマーを含む摺動部材の分野では、ポリエステル系熱可塑性エラストマーを用いることにより、摺動部材の耐摩耗性等を向上させる提案がなされている(特許文献4)。
特開2002−19986号公報 特開2003−321580号公報 特開平9−137045号公報 特開平8−283552号公報
上述のように、紙葉類重送防止部材の摩擦係数および耐摩耗性の向上と、鳴きの発生を防止する観点から、様々な検討がなされている。しかし、摩擦係数が向上すると、紙葉類の重送防止効果は向上するが、鳴きが発生しやすくなるという問題がある。そのため、紙葉類の重送防止と耐摩耗性の向上は同時に達成できても、紙葉類の重送防止と、耐摩耗性の向上と、鳴き防止との3つの要求を同時にバランス良く達成することは困難である。また、紙葉類重送防止部材は、低温でも高い摩擦係数を維持することが要求される一方で、耐熱性や耐油性にも優れることが要求される。
本発明は前記した要求に答えるために、紙葉類の重送防止と、耐摩耗性の向上と、鳴き防止との3つの要求をバランス良く達成することができる紙葉類重送防止部材を提供することを課題としている。
前記課題を解決するため、本発明は、樹脂成分を含む組成物からなり、前記樹脂成分100質量部中にポリエステル系熱可塑性エラストマーを10質量部以上100質量部以下含み、
前記ポリエステル系熱可塑性エラストマーが、ハードセグメントおよびソフトセグメントからなり、前記ハードセグメントが、芳香族ジカルボン酸ジエステル基からなり、前記ソフトセグメントが、脂肪族カルボン酸エステル基または脂肪族ポリエーテル基からなることを特徴とする紙葉類重送防止部材を提供している。
ポリエステル系熱可塑性エラストマーは、配合量を調節することで硬度の容易に調節でき、所要の高さの反発係数を有するものとすることができる。このように、ポリエステル系熱可塑性エラストマーは、適度に高い反発係数を有すると共に低いtanδより、鳴き防止機能を備え、かつ、通紙に適した硬度となる。即ち、硬度が高すぎると耐摩耗性は良いが摩擦係数が低くなり重送が発生しやすくなるが、適度に硬度を高くしているため、鳴きの発生を防止しながら重送の発生も防止できる。さらに、引張強度、伸びにも優れていることが耐摩耗性も向上する。このように、重送防止と、鳴き防止と、耐摩耗性の向上の3つの要求をバランス良く達成することができる。
また、ポリエステル系熱可塑性エラストマーは、低温特性に優れ、耐油性および耐熱性にも優れている。従って、ポリエステル系熱可塑性エラストマーを含む紙葉類重送防止部材は、低温でも高い摩擦係数を維持し、紙葉類の重送を確実に防止できるとともに、優れた耐久性を有する。
前記樹脂組成物から形成する紙葉類重送防止部材は、その全質量部を100質量部とすると、ポリエステル系熱可塑性エラストマーを10重量%以上含んでいる必要がある。樹脂成分に占めるポリエステル系熱可塑性エラストマーの含有量が10重量%未満では、紙葉類の重送防止と、鳴き防止と、耐摩耗性の向上とを、バランス良く達成することができない。ポリエステル系熱可塑性エラストマーの含有量が少ないと、特に鳴きの発生を防止することが困難になり、十分な低温特性が得られなくなることもある。紙葉類の重送防止と、鳴き防止と、耐摩耗性の向上とのバランスを向上させる観点からは、樹脂成分に占めるポリエステル系熱可塑性エラストマーの含有量を20質量部以上とすることが好ましく、40重量%以上、さらに60重量%以上でもよく、全てポリエステル系熱可塑性エラストマーとしてもよい。
また、本発明は、樹脂成分を含む組成物からなり、前記樹脂成分100質量部中にポリエステル系熱可塑性エラストマーを10質量部以上100質量部以下含み、
前記樹脂成分は、オレフィン系ゴムまたはジエン系ゴムを含み
前記ポリエステル熱可塑性エラストマーの配合量Aと前記ゴムの配合量Bと配合比A:Bは6:4〜4:6の範囲内としていることを特徴とする紙葉類重送防止部材を提供している。
前記ゴムはEPDM(エチレン−プロピレン−ジエンゴム)が好ましく、EPDMを配合することにより、摩擦係数の調節が容易となり、かつ耐候性を高めることができる。
さらに、本発明は、樹脂成分を含む組成物からなり、前記樹脂成分100質量部中にポリエステル系熱可塑性エラストマーを10質量部以上100質量部以下含み、
前記樹脂成分は、オレフィン系ゴムまたはジエン系ゴムと、水素添加スチレン基を含むスチレン系エラストマーを含み、
前記ポリエステル熱可塑性エラストマーの配合量Aと前記スチレン系エラストマーの配合量Cと配合比A:Cは4:1〜1:1の範囲内としていることを特徴とする紙葉類重送防止部材を提供している。
前記水素添加スチレン基を含むスチレン系エラストマー、一般にポリスチレン基からなる末端ブロックと、ソフトセグメントとなる中間ブロックとで構成されている。水素添加されたスチレン系エラストマーにおいては二重結合が消失しているため、スチレン系エラストマーは動的架橋時に架橋されることがない。従って、動的架橋による弾性の制御等が容易となる。前記樹脂成分は過酸化物で動的架橋されていることが好ましい。
前記樹脂組成物を動的架橋して得られた紙葉類重送防止部材は、硬度がJIS−A硬度で65以上90以下に調節される。これは、硬度が65未満であると耐摩耗性が悪化となり、90を超えると摩擦係数が低すぎるためである。
また、摩擦係数はヘイドン14型試験機による摩擦係数測定機での測定で0.7以上1.2以下としている。
本発明によれば、紙葉類重送防止部材の摩擦係数を高めると同時に、鳴きの発生を従来よりも格段に低減することが可能であり、さらに耐摩耗性も向上する。すなわち、本発明の紙葉類重送防止部材は、紙葉類の重送防止と、鳴き防止と、耐摩耗性の向上とを、バランス良く達成し得る。また、本発明の紙葉類重送防止部材は、低温特性、耐熱性および耐油性にも優れる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、紙葉類重送防止部材を含む給紙機構の一例の断面模式図である。
この給紙機構は、紙送りローラ2と、トレイ4と、紙葉類重送防止部材としての分離シート6とを備える。紙送りローラ2は、トレイ4の上方の一端部寄りに配置される。トレイ4の上面の紙送りローラ2寄りの位置には、分離シート6が配置される。分離シート6の下方のトレイ4の下面には、バネ(図示されず)が設けられている。分離シート6の上面を含むトレイ4の上面は面一であり、そこに複数枚の紙葉類8が重ねられる。
分離シート6と紙送りローラ2との間には、紙葉類8の一端部10が挟まれている。トレイ4の下面のバネによって、トレイ4の一端は常に上方に押し上げられている。従って、最上部の紙葉類の一端部10は、紙送りローラ2と接触する。その状態で、紙送りローラ2が図中の矢印Rで示される方向に回転することにより、紙葉類8が1枚ずつ送り出される。
本発明の紙葉類重送防止部材は、樹脂成分を含む組成物からなり、樹脂成分はポリエステル系熱可塑性エラストマーを10質量部で含んでいる。ポリエステル系熱可塑性エラストマーは、ハードセグメントおよびソフトセグメントからなる。
ハードセグメントは、一般に芳香族ジカルボン酸ジエステル基からなる。
ハードセグメントを構成する原料芳香族ジカルボン酸としては、テレフタル酸、イソフタル酸等のフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸等が挙げられる。これらのなかでは、特にテレフタル酸が好ましい。芳香族ジカルボン酸とエステルを形成するアルコールとしては、一般式HO(CH2nOH(nは2〜12の整数であり、好ましくは2〜6である)で表される脂肪族ジオール、1,1−シクロヘキサンジメタノール、1,4−シクロヘキサンジメタノール等の脂環式ジオール等が好ましい。ハードセグメントの具体例として、例えばポリブチレンテレフタレート基:{CO−C64−COO(CH24−O−}が挙げられる。
ソフトセグメントは、例えば、脂肪族カルボン酸エステル基、脂肪族ポリエーテル基等からなる。ソフトセグメントを構成する原料脂肪族カルボン酸としては、両端にそれぞれカルボキシル基および水酸基を有する直鎖脂肪族ヒドロキシカルボン酸を挙げることができる。また、ソフトセグメントを構成する原料脂肪族ポリエーテルとしては、ポリアルキレンエーテルグリコールが好ましい。ポリアルキレンエーテルグリコールの重量平均分子量は、一般に400〜6000である。脂肪族ポリエーテル基からなるソフトセグメントは、さらにエステル基を含む場合もある。脂肪族ポリエーテルとエステルを形成するカルボン酸としては、フタル酸 等が好ましい。ソフトセグメントの具体例として、例えば[CO−C64−COO−{(CH24O}5−](CO−CH2CH2CH2CH2CH2O)m等が挙げられる。
ポリエステル系熱可塑性エラストマーにおいては、ハードセグメントとソフトセグメントとがブロック共重合体を構成している。ブロック共重合体に占めるハードセグメントおよびソフトセグメントのモル比は、一般に前者が15〜90%、後者が85〜10%である。
ポリエステル系熱可塑性エラストマーの硬度はJISAで75〜85であることが好ましい。
前記ポリエステル系熱可塑性エラストマーは、tanδが低く、このため反発係数が高い。tanδが低い方が、分離パッドがスティックおよびスリップしにくく、鳴きが発生しにくくなる。
また、ポリエステル系熱可塑性エラストマーを用いれば、TPEE(ポリエステルエラストマー)がハードセグメントとソフトセグメントの比率などにより硬度の調整が容易となり、紙葉類重送防止部材の硬度は、摩擦係数と耐摩耗性との関係を考慮し適度な硬度に設計することができる。
また、ポリエステル系熱可塑性エラストマーは、低温特性に優れ、耐油性および耐熱性にも優れている。従って、ポリエステル系熱可塑性エラストマーを含む紙葉類重送防止部材は、低温でも高い摩擦係数を維持し、紙葉類の重送を確実に防止できるとともに、優れた耐久性を有する。
樹脂組成物には、さらに、EPDM等からなるゴム成分を含めるとともに、動的架橋を行うことが好ましい。動的架橋によれば、ゴム成分とポリエステル系熱可塑性エラストマーとの効果的なアロイ化が可能であり、ポリエステル系熱可塑性エラストマーからなるマトリックスに、ゴムの島を分散させることができる。このような組成物によれば、ポリエステル系熱可塑性エラストマーの利点と、ゴムの優れた物性とを、両立することが可能である。従って、紙葉類重送防止部材の耐摩耗性の更なる向上が可能であり、鳴き防止効果も高められる。
ゴム成分の種類は、特に限定されないが、前記エチレン−プロピレン−ジエン(EPDM)ゴムが好ましい。該EPDM以外に、ブチルゴム(IIR)、ブタジエンゴム(BR)、イソプレンゴム(IR)、スチレンブタジエンゴム(SBR)、クロロプレンゴム(CR)、天然ゴム(NR)、1,2―ポリブタジエン、アクリロニトリル−ブタジエンゴム(NBR)、エチレンプロピレンゴム、アクリルゴム(ACM)、クロロスルフォン化ポリエチレン、ポリトランスペンテナマー(PTPR)、エチレン酢酸ビニルコポリマー(EVA)、塩素化ポリエチレン(CPE)等が挙げられる。これらは単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。これらのなかでは、オレフィン系ゴムまたはジエン系ゴムが好ましい。なお、本発明においては、ゴム成分のみからなる非油展タイプおよびゴム成分とともに伸展油を含む油展タイプのいずれのゴムでも使用可能である。
紙葉類重送防止部材の耐候性および耐酸化性を高める観点からは、前記エチレン−プロピレン−ジエンゴム(EPDM)を用いることが特に好ましい。エチレン−プロピレン−ジエンゴムの主鎖は、飽和炭化水素からなり、二重結合を含まないため、劣化が起こりにくいからである。エチレン−プロピレン−ジエンゴムを用いた紙葉類重送防止部材は、高濃度オゾン雰囲気、光線照射等の環境下に長時間曝されても劣化しにくい。エチレン−プロピレン−ジエンゴムと他のゴムとを併用する場合においても、耐候性および耐酸化性を高める効果を得る観点からは、エチレン−プロピレン−ジエンゴムをゴム成分全体の50質量部以上、さらには80質量部以上とすることが好ましい。
前記熱可塑性エラストマーは過酸化物により動的架橋させることが好ましい。
過酸化物としては、有機過酸化物が好ましく、例えばジクミルパーオキサイド(DCP)、1,3−ビス(t−ブチルパーオキシイソプロピル)ベンゼン、1,4−ビス(t−ブチルパーオキシイソプロピル)3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、2,5−ジメチル−2,5−ジ−(t−ブチルパーオキシ)ヘキシン、n−ブチル−4,4−ビス(t−ブチルパーオキシ)バレレート、2,5−ジメチル−2,5−ビス(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン等を挙げることができる。これらは単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。エチレン−プロピレン−ジエンゴムを用いる場合には、架橋効率が高いことから、特にジクミルパーオキサイドが好適である。
なお、樹脂架橋剤を用いた場合、ポリエステル系熱可塑性エラストマーを分解させる可能性があるため、本発明では、動的架橋剤として、樹脂架橋剤よりも過酸化物が好適に用いられる。
紙葉類重送防止部材を構成する組成物には、オイル、可塑剤等の軟化剤が配合されてもよい。軟化剤を配合することにより、紙葉類重送防止部材の硬度を下げて、その摩擦係数を向上させることができる。
オイルとしては、例えばパラフィン系鉱物油、ナフテン系鉱物油、芳香族系鉱物油、炭化水素系オリゴマー等が挙げられる。また、可塑剤としては、ジオクチルフタレート、ジブチルフタレート、ジオクチルセパケート、ジオクチルアジペート等が挙げられる。
紙葉類重送防止部材を構成する組成物には、必要に応じて、充填剤、補強剤、老化防止剤、ワックス、着色剤、架橋助剤等が適量添加されてもよい。
組成物に含ませることのできる充填剤としては、タルク、シリカ、カーボン、酸化チタン、アルミ、ウィスカー、炭ル、ウレン、グラスファイバー、カーボンファイバー等を挙げることができる。充填剤の添加により、紙葉類重送防止部材の機械的強度を向上させることができる。充填剤の配合量は、樹脂成分100質量部あたり、例えば30質量部以下であることが好ましい。
組成物に含ませることのできる補強剤としては、カーボンブラック等が用いられる。カーボンブラックの添加により、紙葉類重送防止部材の耐摩耗性を向上させることが可能である。カーボンブラックとしては、例えばHAF、MAF、FEF、GPF、SRF、SAF、MT、FT等のカーボンブラックを用いることができるカーボンブラックの配合量は、樹脂成分100質量部あたり、例えば0.1質量部以上30質量部以下であることが好ましい。
組成物の調製は、従来から行われている通常の方法で行えばよい。例えば、所定の配合物を、オープンロール、バンバリーミキサー、ニーダー、単軸押出機、二軸押出機等の公知の混練装置を用いて混練りすることにより、組成物を得ることができる。組成物がゴム成分を含む場合には、混練時に動的架橋が進行し、架橋されたゴムが微細粒子となってポリエステル系熱可塑性エラストマーからなるマトリックス中に分散する。混練り中の配合物の温度は、例えば160℃〜220℃である。得られた組成物は、押出成形、射出成形、圧縮成形等の既知の成形手段により、シート状に成形される。
以下、本発明の実施例および比較例について詳述する。
[実施例1]
エチレン−プロピレン−ジエン(EPDM)ゴム40質量部、ポリエステル系熱可塑性エラストマーA 60質量部、水素添加スチレン基を含むスチレン系エラストマーA 15質量部、カーボンブラック1質量部および架橋剤A 1.1質量部を配合し、タンブラーを用いてドライブレンドして組成物を得た。次いで、得られた組成物を、2軸押出機(アイペック社「HTM38」)に投入し、200℃で混練し、同時に動的架橋を行いシート状に押し出した。得られたシートをスライスもしくは研磨して、厚さ2.0mmのシート状の紙葉類重送防止部材を得た。
ここで、前記の各成分としては、以下を使用した。
EPDMゴム:デュポン・ダウ・エラストマー(株)製の「ノーデルIP(商品名)」
ポリエステル系熱可塑性エラストマーA:東洋紡(株)製で、ハードセグメントとして{CO−C64−COO(CH24−O−}xを含み、ソフトセグメントとして[CO−C64−COO{(CH24C}y]yを含むものである。
スチレン系エラストマーA:(株)クラレ製の「セプトンHG252(商品名)」を用いている。
カーボンブラック:東海カーボン(株)製の「シーストSO(商品名)」
架橋剤A:日本油脂(株)製の有機過酸化物架橋剤「パーヘキサ25B(商品名)」
[実施例2〜4および比較例1〜2]
組成物の配合を表1記載のように変更しこと以外、実施例1と同様にして、実施例2〜4および比較例1〜2の紙葉類重送防止部材を作製した。表1中、成分量を示す数値の単位は質量部である。
表1中の各成分としては、実施例1と重複する成分については、実施例1と同じ商品名のものを用い、他の成分については、以下を使用した。
ポリエステル系熱可塑性エラストマーB:東洋紡績(株)製で、ハードセグメントとして{CO−C64−COO(CH24−O−}xを含み、ソフトセグメントとして[CO−C64−COO{(CH24O}y]yを含むものある。
ポリエステル系熱可塑性エラストマーC:東洋紡績(株)製で、ハードセグメントとして{CO−C−COO(CH−O−}xを含み、ソフトセグメントとして[CO−C64−COO{(CH24O}y]yを含むものである。
ポリエステル系熱可塑性エラストマーD:東レ・デュポン(株)製の「ハイトレル3046(商品名)」、ハードセグメントとして[CO−C64−COO(CH24−O−]xを含み、ソフトセグメントとして[CO−C64−COO{(CH2)PO}y]yを含むものである。
スチレン系エラストマーB:(株)クラレ製の「セプトン2063(商品名)」を用いた。
ポリプロピレン:日本ポリケム(株)製の「ノバテックPPBC6(商品名)」、
架橋剤B:田岡化学工業(株)製の樹脂架橋剤「タッキロール250−III(商品名)」
[評価]
前記のように作製した各実施例および各比較例の紙葉類重送防止部材について、下記の測定および評価を行った。その結果を表1に示す。
Figure 0003977819
(硬度)
JIS−K6253に規定されるスプリング式硬度計A型を用いて、紙葉類重送防止部材の試料のJIS−A硬度を測定した。
(摩擦係数)
ヘイドン14型の摩擦係数測定機(新東科学(株)製の「トライボギア TYPE:HEIDON−14DR(商品名)」)を用意した。普通紙(キャノン(株)製の「プロパーボンド紙(商品面)」)を測定紙として用い、23℃、相対湿度55%で、紙葉類重送防止部材の試料の摩擦係数を測定した。測定時の荷重は200gf、速度は600mm/分とした。試料のサイズは10mm×30mmとした。また、10℃、相対湿度15%(LL条件)でも摩擦係数を測定した。
(tanδ:損失係数)
レオロジー社製の粘弾性スベクトルを使用して、紙葉類重送防止部材の試料の粘弾性を測定し、tanδを求めた。測定条件を次に示す。
治具:引っ張り、波形:正弦波、チャック間距離:20mm、基本周波数:10Hz、変位振幅:50μm、初期制御:歪み2mm、温度23℃、サンプル形状:4mm×30mm×1mm
(摩耗量)
初期重量を測定した紙葉類重送防止部材の試料をプリンタ(キャノン(株)製の「LBP1310(商品名)」)に装着した。そして、23℃、相対湿度55%で、プリンタにPPC用紙を30000枚を通紙した。通紙後の試料の重量を測定し、初期重量との差を求め、これを摩耗量とした。数値が小さいほど試料の耐摩耗性は優れている。
(通紙時の重送)
プリンタにPPC用紙30000枚を通紙して前記の摩耗量を求める際に、重送が全く発生しなかった場合を「○」、数回程度の重送が発生した場合を「△」とした。
(鳴き評価)
プリンタにPPC用紙30000枚を通紙して前記の摩耗量を求める際に、異音(鳴き)の発生の有無を確認した。鳴きが全く発生しなかった場合を「◎」、僅かに鳴きが発生した場合を「○」、鳴きが発生した場合を「×」とした。
[結果考察]
表1に示されるように、所定量のポリエステ系熱可塑性エラストマーを含む組成物からなる実施例の紙葉類重送防止部材は、いずれも摩擦係数が高いにもかかわらず、tanδが低いため鳴きの発生が抑制されている。すなわち、摩擦係数と鳴き性能のバランスが改善されている。また、実施例の紙葉類重送防止部材は、重送が全く発生せず、耐摩耗性にも優れている。さらに、実施例の紙葉類重送防止部材は、LL条件でも摩擦係数の低下が見られない。
一方、ポリエステ系熱可塑性エラストマーの配合量が少ない比較例2の紙葉類重送防止部材は、重送は発生しないが、鳴き性能に問題がある。また、ポリエステ系熱可塑性エラストマーを全く含まない比較例1の紙葉類重送防止部材は、初期摩擦係数、LL条件における摩擦係数ともに低く、重送の発生も見られ、鳴きも発生している。
本発明の紙葉類重送防止部材は、各種プリンタ、静電式複写機、普通紙ファクシミリ装置、自動預金支払機(ATM)等の紙送り機構に用いることができる。本発明の紙葉類重送防止部材は、紙葉類の重送防止と、鳴き防止と、耐摩耗性の向上とを、バランス良く達成し得るものであり、極めて有用である。
紙葉類重送防止部材を含む給紙機構の一例の断面模式図である。
符号の説明
2 紙送りローラ
4 トレイ
6 分離シート
8 紙葉類
10 紙葉類の一端部

Claims (6)

  1. 樹脂成分を含む組成物からなり、前記樹脂成分100質量部中にポリエステル系熱可塑性エラストマーを10質量部以上100質量部以下含み、
    前記ポリエステル系熱可塑性エラストマーが、ハードセグメントおよびソフトセグメントからなり、前記ハードセグメントが、芳香族ジカルボン酸ジエステル基からなり、前記ソフトセグメントが、脂肪族カルボン酸エステル基または脂肪族ポリエーテル基からなることを特徴とする紙葉類重送防止部材。
  2. 樹脂成分を含む組成物からなり、前記樹脂成分100質量部中にポリエステル系熱可塑性エラストマーを10質量部以上100質量部以下含み、
    前記樹脂成分はオレフィン系ゴムまたはジエン系ゴムを含み、
    前記ポリエステル熱可塑性エラストマーの配合量Aと前記ゴムの配合量Bと配合比A:Bは6:4〜4:6の範囲内としていることを特徴とする紙葉類重送防止部材。
  3. 樹脂成分を含む組成物からなり、前記樹脂成分100質量部中にポリエステル系熱可塑性エラストマーを10質量部以上100質量部以下含み、
    前記樹脂成分は、オレフィン系ゴムまたはジエン系ゴムと、水素添加スチレン基を含むスチレン系エラストマーを含み、
    前記ポリエステル熱可塑性エラストマーの配合量Aと前記スチレン系エラストマーの配合量Cと配合比A:Cは4:1〜1:1の範囲内としていることを特徴とする紙葉類重送防止部材。
  4. 前記樹脂成分は動的架橋剤を含み、動的架橋されるものである請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の紙葉類重送防止部材。
  5. JIS−A硬度が65以上90以下、摩擦係数が0.7以上1.2以下である請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の紙葉類重送防止部材。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の紙葉類重送防止部材を紙送り機構に備えた画像形成装置。
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