JP3961603B2 - 紙巻き煙草用ヒンジ蓋付きパックの製造装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、パックの内容物を、紙、薄いカードボードまたは同様な薄い包装材から作られる少なくとも1枚のブランク内に包み込むことによって行われるパック、特に紙巻き煙草用のヒンジ蓋付きパックの製造装置に関し、個別のミシン目を有するブランクと折り曲げフラップが次々に折り曲げユニット、特に回転する折り曲げユニットに導入される。
【0002】
【従来の技術】
折り曲げユニット、特定すれば回転する折り曲げユニット内に導入されるブランクが正しい形状をなすことは、包装機の生産性にとって重要である。包装機の区域内において移送されるブランクをセンサーによってモニターすることは、原理的にはすでに知られているところである。センサーは、ブランクに施される印刷用のマークに反応する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、欠陥ブランクが混在することによる誤作動の発生を減少または回避する方策を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この目的の遂行に当たり、この発明の方策は、次の(a)〜(f)を特徴を備えている、すなわち、
(a)ブランクは、折り曲げフラップが側方を向くように移送方向に広がった状態でブランクの通路に移送されることができる
(b)折り曲げられていないブランクを、その折り曲げフラップの存在、および、それらフラップの正確な形成に関してモニターするために、検査ビームが前記折り曲げフラップによって遮光される光電スイッチの態様をなす電子工学的モニターユニットが、ブランクの通路の両側に組み込まれている
(c)各モニターユニットは、投光器と受光器とを有しており、検査ビームが投光器から、側部折り曲げフラップの区域においてブランクに投射され、もしも、折り曲げフラップが失われているか、または、不正に形成されている場合には受光器によって記録される
(d)モニターユニットが、二股状の光電スイッチとして設計され、側部フラップの区域においてブランクの通路上に互いに向き合って固定されて配置されており、各二股状光電スイッチは、一方の脚部に投光器を、他方の脚部に別の受光器を備えており、ブランクを、その折り曲げフラップの区域で前記二股状光電スイッチの両脚部の間に移送することができ、折り曲げフラップは、投光器によって両脚部の間を通過し受光器に向かう検査ビームを一時的に遮断する
(e)ブランクの通路は、モニターユニットの区域に、ブランクの案内部材として、上部案内壁と下部案内壁を備えており、ブランクを、その折り曲げフラップが、両案内壁の間隙部を通る態様で案内することができる
(f)両案内壁の間のスペースは、投光器と受光器の間のスペースよりも小さい
【0006】
したがって、この発明の装置においては、ブランクが、包装機の内部にあるブランクの通路に沿って移送される間に、広げられたフラットな、特に、展開された個々のブランクが、折り曲げフラップの区域において正しく形成されているかどうかという観点からチェックを受ける。この発明によれば、この目的で、ブランクまたは折り曲げフラップの輪郭が、検査ビーム、特に光ビームを投射するモニターユニットによって直接スキャンされる。この光ビームは、投光器から投射され受光器によって受光される。正しいブランクがスキャンを受けたときに受光器によって捕捉された信号は制御ユニット内に記憶される。もしブランクに欠陥があれば、特に、折り曲げフラップが誤って配置されていれば、受光器は欠陥を指摘する信号を捕捉する。こうして特定されたブランクは、移送の過程にあるブランクの流れから直ちに、例えば、それらが回転する折り曲げユニットに導入される以前に分離される。
【0007】
この発明は、ヒンジ蓋付きパックを製造するための薄いカードボード製のブランクのモニターに特別有利に応用される。このタイプのブランクにおいては、折り曲げフラップが、長手方向に延在する両側面に形成される。この発明によれば、これらのフラップは、ブランクがそれに沿って移送される通路の両側に固定して設けられたモニターユニットによって、検査ビームすなわち光ビームが該当する側にあるフラップに向けられるようにチェックされる。
【0008】
この発明の別の特徴は、欠陥ブランクをブランクが移送される通路から分離する装置にあり、この装置によれば、回転する折り曲げユニットに向かうブランクの連続する流れを中断するには及ばない。
【0009】
この発明の別の特徴は、モニターユニットを備え、ブランクが配列される通路の設計、欠陥ブランクを方向変換させる手段、および、ブランクの底面のコーナーフラップのためにブランクが配列される区域で作用する折り曲げユニットとの協働関係に関する。
【0010】
【発明の実施の形態】
この発明の装置の実施例を、添付図面を参照しつつ、例を挙げて詳細に説明する。
【0011】
添付図面には、ブランク10から、折り曲げボックスすなわちヒンジ蓋付きパックを製造する装置が好ましい適用区域として示される。これらのブランク10は、図1から分かるように、薄いカードボード製という特徴的な形態で示されている。
【0012】
図1によれば、ブランク10は、前部壁12、底部壁13および後部壁14を形成するための中間部11を有する細長い形をしている。折り曲げボックスの蓋部すなわち蓋の後部壁15、蓋の端部壁16、蓋の前部壁17は、前記の後部壁14に隣接する。内側フラップ18は、蓋の前部壁17と連続しており、完成状態のボックスにおいては、このフラップが蓋の前部壁17の内側に向かって丸く折り曲げられ、前記蓋の前部壁17の内側に接着される。
【0013】
形の異なる複数の折り曲げフラップが中間部11と隣接している。現実施例の場合これらは、前部壁12の区域にある2つの(外側)側部フラップ19、および、後部壁14の区域にある2つの(内側)側部フラップ20である。蓋の2つの(内側)側部フラップ21は、蓋の後部壁15と隣接し、蓋の2つの(外側)側部フラップ22は、蓋の前部壁と隣接する。さらに、底部壁13と同じ面で内側の側部フラップ20と接続する2つの底部コーナーフラップ23は、折り曲げボックス用のブランク10の典型的な設計をなしている。
【0014】
2つの底部コーナーフラップ23と対応する2つの蓋のコーナーフラップ24は、蓋の端部壁16と同じ面で蓋の(内側)側部フラップ21と接続している。前記の折り曲げフラップ19…24は、打ち抜き線またはエンボス線によって、互いに、または、中間部11から分けられている。
【0015】
ブランク10は通常、予め整形されて、パイルをなして包装機に導入される。移送または追加処理が行われる製造工程にある間、ブランク10には、例えば、折り曲げフラップまたはその一部分の折れ曲がりなどの望ましくない変形が発生する。図1には、この類いの欠陥例が、複数の折り曲げフラップすなわち蓋の側部フラップ21および蓋のコーナーフラップ24の折れ曲がりによって示されている。
【0016】
現実施例の場合、ブランク10は、次々にブランクマガジン25から取り出される。下方に位置するブランクが、移動部材ここではブランクローラー26によってブランクマガジンから移動されてブランクの通路27に送られる。
【0017】
好ましく展開されたフラットなブランクは、その長さが移送方向を指向しつつ、すなわち、その中間部11が図1の矢印に相当する移動方向に載置されつつブランクの通路27を移送される。この場合ブランク10は、蓋の前部壁17または内側フラップ18が先頭に来るように配置される。
【0018】
ブランクの通路27は、折り曲げユニットの上部の区域すなわち回転折り曲げユニット28まで延在する。回転折り曲げユニット28は、垂直軸の周りを回転することが可能な1つのディスクとして設計されており、それぞれが一枚のブランク10を収容する複数個のポケット29を備えている。ブランクの通路27と回転折り曲げユニット28は、重要な部分においてUS特許第4,084,393 号の実施例と対応する。したがって、フラットなブランク10は。ブランクの通路27を通過して回転折り曲げユニット28のポケット29の上方の位置に移送されて、押圧板30によって上から開いたポケット29内へ押圧される。この工程においては折り曲げフラップは、直立位置に来る。ブランク10は、長手方向の断面がL字状の形をなし、底部壁13と前部壁12が、側部折り曲げフラップとともに直立脚部を形成する。
【0019】
折り曲げフラップ10…24は、ブランク通路27の内部を移送される間は広げられている。上側および下側の案内壁31、32は案内部材として機能する。ブランク10はこれらの間の空隙部を移送される。
【0020】
移送手段として、複数の供給シリンダーが互いに距離を隔てて設置される。これらは、複数組のシリンダー33、34、35であり、それらの上部と下部でブランクを挟持し移送する。これらのシリンダー33、34、35の各組は、複数組のシリンダーディスク38が、共通の軸36または軸のジャーナルに設けられるように設計される。例えば図5を参照すれば、これらのディスクは、スリット39の区域内で案内壁31、32を通って上と下から移動し、ブランク10を上と下から挟持するように設計される。
【0021】
複数組のシリンダー33、34、35は、ブランクの移送方向に向かって、少なくとも一組のシリンダーが常時ブランク10を挟持してこれを移送するような間隔で設けられる。
【0022】
ブランク10は、ブランクの通路27の区域内を移送される間に、正しい状態にあるかどうかをチェックされる。この目的で、この実施例では検査またはモニターユニットが40、41が、ブランクの通路27の長手方向両側の位置に設置される。モニターユニット40、41は、どちらも、センサーすなわち投光器63と受光器64を備えている(図2)。検査ビーム65、特に光ビームが、投光器63から投射され受光器64に捕捉される。ブランク10は、投光器63と受光器64の間を移送されるので、検査ビームが、側部折り曲げフラップ19、20、21、22、23、24の区域において、例えば上から下へ向かって投射される。
【0023】
例示される実施例においては、モニターユニット40、41が、いわゆる二股状の(bifurcate) した光電スイッチとして設計されている。これらは、水平方向を向く脚部42、43と、これらの両脚部と連続する直立柱部44とで構成される。脚部42、43は、モニターユニット40、41を通過して移動するブランク10の上下方向に突出している。センサーすなわち投光器63と受光器64は、脚部42、43に設けられており、投光器63は、現実施例の場合はブランク10の移送通路の上方に設置される。投光器63と受光器64の間を伝わる検査ビーム65は、ブランク10または折り曲げフラップ19…24によって一時的に遮断される。ブランクがもし正しく形成されていれば、光電スイッチの一定区域のの遮断と一致するであろう。しかし、もし、折り曲げフラップが、図2から分かるように、正しい位置にないと、光ビームは、ブランクの通過中に、再度遮断から解放される。欠陥ブランクはこのようにして特定される。制御信号が作用してブランクの通路27から該当する欠陥ブランクを排出する。
【0024】
現実施例では、例示したように、制御ユニットすなわちモニターユニット40、41が、シリンダー33の第1の組の後方に配置される。したがって、欠陥のチェックはブランクの通路27の初めの位置で行われる。
【0025】
ブランク通路のもっと先の方に通常の接着装置が、通路の上方に設けられる。この装置は、移送中のブランクに、その選択された区域に接着剤のマークを付与するという課題を負っている。したがって、ブランクの通路の区域においては、ブランクは、その印刷面を下に、内側面を上に向けている。接着装置45の制御手段は、現実施例の場合、欠陥品として特定されたブランク10には接着剤を付与できないように設計されている。この実施例では、モニターユニット40、41から発せられた制御信号は、接着装置45にも送られる。
【0026】
欠陥ブランク10は、これらが折り曲げユニット28に到達する以前に分離される。すなわち、ブランク通路27から排出される。シリンダー35の(第3の)組の後には、この目的で、方向変換手段が組み込まれており、欠陥ブランクを、これが回転折り曲げユニット28に到達する前に分離する。欠陥ブランクは次いで移送トラック46上を、現実施例では、収集容器47へと運び去られる。少なくとも一組のシリンダー48が、分離されたブランク10を移送トラック46に運ぶため専用に供される。
【0027】
現実施例においては、方向変換手段が、例示によって示す通りトッラクプレート49によって形成される。この部材は、ブランクの通路27の上方に可動に装着されている。この区域においては、ブランク通路27の上部案内壁31が陥没しているかまたは不連続であり、欠陥ブランクが分離されたとき、前記上部案内壁31が下部案内壁32と接触するまで、揺動によって下降する結果を生じる。トラックプレート49の湾曲経路50は、ここでは、案内壁32の面に形成された凹部51に終わっている。トラックプレート49の下部案内壁32との静かな接触がこうして生じる。前記湾曲経路50に面する側においては、トラックプレート49は、直接移送トラック46に移行する(図4参照)。
【0028】
トラックプレート49は、ここでは、片腕レバーとして装着されており、前記片側腕の一方の側部または両側部に取り付けられた往復回動する回動軸52によって運動することができる。この回動軸52の一方の端部は、包装機の装着壁53に取り付けられる。
【0029】
トラックプレート49は、圧力媒体シリンダー54によって昇降または回動されることが可能である。圧力媒体シリンダー54は、その一部が前記装着壁53に回動可能に接続される。下方に向くピストンロッド55が、横方向に向く作動ロッド56を介してトラックプレート49に接続している。トラックプレート49の駆動部材は、したがって、ブランク通路27に対して偏心して設けられているので、往復による運動の乱れは発生しない。
【0030】
ブランク10のための第1の折り曲げユニット57には、専らブランク通路27用に使用される。このユニットは、空所58を備えるプレート状の部材である。前記空所58は、ブランクの通路27が空所58を通過するような大きさであり、そのように配置される。空所58の下方区画部は、互いに向き合って配置された折り曲げフィンガー59、60で構成される。これらの折り曲げフィンガー59、60は、ブランク10の両側部、中間部11の外側から、ブランクの移送区域に入り込んでいる。
【0031】
折り曲げフィンガー59、60は、底部コーナーフラップ23を、その一部が直立した中間的な折り曲げ状態に移行する課題を負う。この目的で、折り曲げフィンガー59、60は、ブランク10の下方であって、底部コーナーフラップ23に属する区域においてブランク10が静止する瞬間に位置決めされる。折り曲げユニットの上昇運動に伴う折り曲げフィンガー59、60の上昇によって、前記の底部コーナーフラップ23が移動傾斜して上方を向く中間的な折り曲げ状態となる。この折り曲げステップを実行するために、折り曲げユニット57は昇降を行って傾斜した折り曲げ面となる。この目的で、折り曲げユニット57は、矢印で方向を示す作動ロッド62を介して昇降することができる平行四辺形リンク機構61に装着される(図2、3参照)。
【0032】
折り曲げユニット57は、トラックプレート49が折り曲げユニット内にあるように配置される。トラックプレート49は、これに対応する大きな断面積を有する空所58内に導入される。このようにして、移送手段と折り曲げ手段との間の最も効率的な相対位置関係が生じる。
【0033】
ブランクの通路27の区域におけるブランク10の最終位置において、一度底部コーナーフラップ23が折り曲げられると、ブランクは押圧板30によって上向きに移動され、回転折り曲げユニット28のポケット29に収容される。
【0034】
ブランク10を、正しく形成されているかどうかという観点から検査を施すことは、他の区域または他のフラップの折り曲げにも拡大することが可能である。さらには、制御手段を、ブランクのその他の外面的特徴、例えば、印刷模様(下を向く)のモニター用に設計することもできる。
【0035】
ブランク10の移送通路の上方と下方に配置された投光器63と受光器64を備えるモニターユニット40、41の実施形態に代えて、反射光の原理に基づいて作動するモニターユニットを使用することもできる。この場合は、投光器と受光器が、例えばブランク通路の上方で共通のホルダーに設けられる。光反射手段によって、欠陥は以上に説明した態様で同様に特定される。
【0036】
【発明の効果】
この発明の装置によれば、欠陥ブランクが混在することによる誤作動の発生を減少または回避することができるとともに、欠陥ブランクをブランクが移送される通路から分離するので回転する折り曲げユニットに向かうブランクの連続する流れを中断することがないので、包装機の生産性を低下させることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 折り曲げ用ボックス(ヒンジ蓋付きパック)用の展開ブランクをモニターユニットとともに示す斜視図。
【図2】 図1のモニターユニットの細部の拡大側面図。
【図3】 包装機の一部分すなわちブランクを折り曲げユニットに導入する区域の概略的側面図。
【図4】 図3の装置の細部の拡大図。
【図5】 図3のVーV面に沿う断面図。
【図6】 図4のVIーVI面に沿う別の断面図。
【符号の説明】
10…ブランク,19,20,21,22,23,24…折り曲げフラップ,27…ブランク通路,28…折り曲げユニット,40,41…モニターユニット,42,43…脚部,49…トラックプレート,50…湾曲経路,58…凹部,59,60…折り曲げフィンガー,63…投光器,64…受光器。
Claims (5)
- パックの内容物を、薄いカードボードまたは類似の包装材から作られる少なくとも1枚のブランク(10)内に包み込むことによって紙巻煙草用のヒンジ蓋付きパックを製造する装置であって、
ミシン目および/または折り曲げ線によって区画された折り曲げフラップ、すなわち、側部フラップ(19,20)、蓋の側部フラップ(21,22)、底部コーナーフラップ(23)および蓋のコーナーフラップ(24)を備える個別のブランク(10)が、折り曲げられていないフラットな状態で、ブランクの通路(27)に沿って次々に、折り曲げユニット、すなわち、折り曲げタレット(28)に導入されることができ、これらのブランクは、ブランクの通路(27)に沿って移送される間に、電子工学的なモニターユニット(40,41)によって検査をされ、以下の(a)〜(f)を特徴とする装置。
(a)ブランク(10)は、折り曲げフラップ(19,20,21,22,23,24)が側方を向くように移送方向に広がった状態でブランクの通路(27)に移送されることができる
(b)折り曲げられていないブランク(10)を、その折り曲げフラップ(19-24)の存在、および、それらフラップの正確な形成に関してモニターするために、検査ビームが前記折り曲げフラップによって遮光される光電スイッチの態様をなす電子工学的モニターユニット(40,41)が、ブランクの通路(27)の両側に組み込まれている
(c)各モニターユニット(40,41)は、投光器(63)と受光器(64)とを有しており、検査ビーム(65)が投光器(63)から、側部折り曲げフラップ(19-24)の区域においてブランク(10)に投射され、もしも、折り曲げフラップ(19-24)が失われているか、または、不正に形成されている場合には受光器(64)によって記録される
(d)モニターユニット(40,41)が、二股状の光電スイッチとして設計され、側部フラップ(19-24)の区域においてブランクの通路(27)上に互いに向き合って固定されて配置されており、各二股状光電スイッチは、一方の脚部(42)に投光器(63)を、他方の脚部(43)に受光器(64)を備えており、ブランク(10)を、その折り曲げフラップ(19-24)の区域で前記二股状光電スイッチの両脚部(42,43)の間に移送することができ、折り曲げフラップ(19-24)は、投光器(63)によって両脚部(42,43)の間を通過し受光器(64)に向かう検査ビーム(65)を一時的に遮断する
(e)ブランクの通路(27)は、モニターユニット(40,41)の区域に、ブランク(10)の案内部材として、上部案内壁(31)と下部案内壁(32)を備えており、ブランク(10)を、その折り曲げフラップ(19…24)が、両案内壁(31,32)の間隙部を通る態様で案内することができる
(f)両案内壁(31,32)の間のスペースは、投光器(63)と受光器(64)の間のスペースよりも小さい - モニターユニット(40,41)は、ブランクの通路(27)の両側部に固定して配置されており、不正確に形成されたブランク(10)は、モニターユニットによって発せられる信号に基づいてブランク通路(27)から離脱して移送トラック ( 46 ) を介して収集容器 ( 47 ) に移送されることができる点を特徴とする請求項1記載の装置。
- ヒンジ蓋付きパック製造用のブランク(10)を加工する間に、ブランク(10)が、ブランクマガジン(25)から連続して排出されて、ブランクマガジン(25)の直後に位置するブランクの通路(27)に導入され、モニターユニット(40,41)は、移送方向において下に向かって傾斜したブランクの通路(27)の区域に配置されている点を特徴とする、請求項1または2記載の装置。
- ブランクの通路(27)には、欠陥ブランク(10)のための移動可能な方向変換部材、すなわち、トラックプレート(49)が割り当てられており、前記トラックプレートは、欠陥ブランク(10)が、移動運動によって前記トラックプレート(49)上に押送され、前記トラックプレートによってブランク通路(27)の区域から排出されるように、ある角度をなしてブランク(10)の移動経路内に突出する点を特徴とする請求項1記載の装置。
- トラックプレート(49)は、ブランク通路(27)の上方に回動可能に設けられており、欠陥ブランクを方向変換するために、通常の上方回動位置からフリーなまたは湾曲した経路(50)を描いて、ブランク通路(27)の下部案内壁(32)と接触するまで落下することができる点を特徴とする請求項4記載の装置。
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