JP3948806B2 - ダイレクトドライブのシールレス電動ポンプの製造方法 - Google Patents

ダイレクトドライブのシールレス電動ポンプの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP3948806B2
JP3948806B2 JP36805497A JP36805497A JP3948806B2 JP 3948806 B2 JP3948806 B2 JP 3948806B2 JP 36805497 A JP36805497 A JP 36805497A JP 36805497 A JP36805497 A JP 36805497A JP 3948806 B2 JP3948806 B2 JP 3948806B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pump
motor
casing
direct drive
resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP36805497A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11196547A (ja
Inventor
晴彦 森川
昭人 茨木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanso Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanso Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanso Electric Co Ltd filed Critical Sanso Electric Co Ltd
Priority to JP36805497A priority Critical patent/JP3948806B2/ja
Publication of JPH11196547A publication Critical patent/JPH11196547A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3948806B2 publication Critical patent/JP3948806B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
  • Motor Or Generator Frames (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ポンプ分野におけるダイレクトドライブのシールレス電動ポンプの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ダイレクトドライブのシールレスポンプ等の電動ポンプは、モータとポンプとを仕切るポンプバックケーシングを配設して、モータ側に水が浸入しないようにしている。
【0003】
しかし、上記したシールレスポンプの電動ポンプでは、ポンプ部の通水がモータ固定子の内側面の位置まで入り込んだ構造となっている。
【0004】
そのため、電動ポンプに室温以下の温度の液体を通水すると、ポンプの背面側の、いわゆるポンプバックケーシングの外周面であるモータの巻線を施しているモータ固定子や、電子回路を組み込んだ駆動回路部が、結露で水滴が付着して絶縁不良や錆のため動作不良を生じるもので、室温以上の温度の液体にしか使用できないものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
そのため、固定子の歯面や駆動回路部を防湿剤を塗布したり、樹脂を被覆したりして対処することもあるが、手間がかかるものであった。
【0006】
また、モータ部を樹脂モールドすることも考えられるが、大掛かりな金型装置が必要で、大きな圧力で樹脂を注入して充填する必要があり、コスト高となる。さらに、固定子鉄心の内径側の歯面が露出しているため、毛細管現象での水分の侵入は完全に防げないものであった。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記のような点に鑑みたもので、上記の課題を解決するために、筒状のモータケーシングの内側にモータ固定子を内装し、そのモータ固定子の内側にポンプの後部形状にそった帽子状のポンプバックケーシングを水密的に装着して、このポンプバックケーシングの内側に軸支部を設けてマグネットを軸対称に埋設して一体的に形成したインペラをポンプケーシングとの間に枢支して内装し、上記モータ固定子およびその駆動回路部に樹脂材を充填してこのモータ固定子でダイレクトにインペラを回転駆動自在にしているダイレクトドライブのシールレスの電動ポンプの製造方法であって、モールド用の特設の金型を使用せずに構成部材であるモータケーシング、ポンプバックケーシングを利用するもので、上記ダイレクトドライブのシールレスポンプのマグネットポンプのモータ部のモータケーシングとポンプの後部形状にそった帽子状のポンプ部のポンプバックケーシングを組み立ててモータ固定子部およびその駆動回路部を囲んだ筒状のモータケーシング内にそのモータケーシングのリード線引き込み口の樹脂注入口から樹脂を流入して充填して巻線部や駆動回路に結露が生じるのを防止するようにしたことを特徴とするダイレクトドライブのシールレス電動ポンプの製造方法を提供するにある。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明のダイレクトドライブのシールレス電動ポンプの製造方法は、筒状のモータケーシングの内側にモータ固定子を内装し、そのモータ固定子の内側にポンプの後部形状にそった帽子状のポンプバックケーシングを水密的に装着して、このポンプバックケーシングの内側に軸支部を設けてマグネットを軸対称に埋設して一体的に形成したインペラをポンプケーシングとの間に枢支して内装し、上記モータ固定子およびその駆動回路部に樹脂材を充填してこのモータ固定子でダイレクトにインペラを回転駆動自在にしているダイレクトドライブのシールレスの電動ポンプの製造方法であって、モールド用の特設の金型を使用せずに構成部材であるモータケーシング、ポンプバックケーシングを利用するもので、上記ダイレクトドライブのシールレスポンプのマグネットポンプのモータ部のモータケーシングとポンプの後部形状にそった帽子状のポンプ部のポンプバックケーシングを組み立ててモータ固定子部およびその駆動回路部を囲んだ筒状のモータケーシング内にそのモータケーシングのリード線引き込み口の樹脂注入口から樹脂を流入して充填して巻線部や駆動回路に結露が生じるのを防止するようにしたことを特徴としている。
【0009】
電動ポンプ1は、図1のようにモータ2のダイレクトドライブでシールレスのポンプ3を駆動するもので、モータケーシング4の内側にモータ固定子5を内装し、その後部にエンドモータケーシング6を取り付け、エンドモータケーシング6に内装した駆動回路部7でモータ固定子5の巻線8に通電制御してポンプ3を駆動するようにしている。
【0010】
ポンプ3は、図1のようにモータ2のモータ固定子5の内側にポンプ2の後部形状にそった帽子状のポンプバックケーシング9を水密的に装着し、その内側にマグネット10を軸対称に埋設して一体的に形成したインペラ11を回転自在にポンプケーシング12に内装して組み立てている。13はインペラ回転軸、14、15は軸支部、16は吸入口、17は吐出口である。
【0011】
このように組み立てて形成した電動ポンプ1は、図1のようにエンドモータケーシング6に開口したリード線引き出し口18から流動性を有する所要の樹脂材19を流入して、モータケーシング4とポンプバックケーシング9、エンドモータケーシング6で固定子5部、駆動回路部7を囲んだモータケーシング内に樹脂材19を充填し、硬化して一体化している。
【0012】
このようにして電動ポンプ1の組み立てたモータ2内部に樹脂注入口20から樹脂材19を充填することにより、外気を遮断し、モータ2の固定子鉄心21や駆動回路部7に結露が生じるのを防止でき、室温より低い温度の液体にも使用できるものである。
【0013】
また、電動ポンプを組み立ててから樹脂材を閉塞状態としたモータケーシング内に流入して充填するので、特にモールド用の金型が不要となって充填装置が簡易化できるとともに、樹脂材が各ケーシングに密着した気密状態にできる。
【0014】
上記では、エンドモータケーシングのリード線引き出し口から樹脂材を流入するように説明したが、モータケーシング、ポンプバックケーシングの適宜の位置に樹脂注入口を配設することもできる。
【0015】
また、上記では、モータケーシングとポンプバックケーシングを別体のものとしたが、一体化するなど本発明の趣旨にもとづいて適宜な実施が可能である。
【0016】
【実施例】
図1は、本発明の一実施例を示すもので、ダイレクトドライブのシールレスポンプの一例である。電動ポンプ1は、図1のようにモータケーシング4にエンドモータケーシング6、ポンプバックケーシング9、ポンプケーシング12を結合して組み立てたものである。
【0017】
このモータ固定子5、駆動回路部7、リード線21等を一式取り付けたものに、リード線引き込み口18から所要の樹脂材19を流入してをモータケーシング内に樹脂材19を充填し、リード線引き込み口18にリード線固定用ブッシュ22を樹脂材19の柔らかいうちに装着して密封したものである。
【0018】
したがって、電動ポンプのモータケーシングとポンプバックケーシングで囲んだモータ内部に樹脂材を充填することにより、外気を遮断し、モータの固定子鉄心や駆動回路部に結露が生じるのを防止し、室温より低い温度の液体にも使用できる。特に、電動ポンプを組み立ててから樹脂材をケーシング内に流入して充填するので、特にモールド用の金型が不要となって充填装置が簡易化できる。
【0019】
また、リード線引き込み口を樹脂材の注入口として利用するので、樹脂注入口の開口が不要で、かつリード線引き込み口も確実にシール状態とすることができる。
【0020】
図2は、本発明の他の実施例で、モータケーシング4をエンドモータケーシングの外周部とポンプバックケーシングを一体化したもので、この一体化したモータケーシング4を縦状にしてエンドカバー23側から樹脂材19を流入してモータケーシング内に充填したものである。
【0021】
特に、図2のように樹脂材19の充填面をモータケーシング4のエンドカバー22よりもやや内方とすることにより、樹脂材19の注入時の漏出を防止できて、かつ上記と同様に外気を遮断し、モータの固定子鉄心や駆動回路部に結露が生じるのを防止できる。
【0022】
&n
bsp;
【発明の効果】
以上のように本発明にあっては、ダイレクトドライブのシールレスポンプのいわゆるマグネットポンプであって、モールド用の特設の金型を使用せずに構成部材であるモータケーシング、ポンプケーシングを利用するもので、そのダイレクトドライブのシールレスポンプのモータ部のモータケーシングとポンプの後部形状にそった帽子状のポンプ部のポンプバックケーシングを組み立ててモータ固定子部および駆動回路部を囲んだ筒状のモータケーシング内にそのモータケーシングのリード線引き込み口の樹脂注入口から樹脂を流入して充填するので、モールド用の金型が不要となって充填装置を簡易化できるとともに、電動ポンプに樹脂材をケーシングと一体的に形成できて樹脂材が各ケーシングに密着した気密状態にでき、巻線部や駆動回路部に結露が生じるのを防止できる。そのため、絶縁不良をなくして品質を向上できるとともに、室温より低い温度の液体にも使用できるものである。
【0023】
そして、モータとポンプとを結合して組み立ててモータケーシングのリード線引き込み口から樹脂材を充填することによって、樹脂注入口の開口が不要で、かつリード線引き込み口も確実にシール状態とし、上記のようにすることができる。
【0024】
また、樹脂注入口がリード線引き出し口であり、このリード線引き込み口にリード線固定用ブッシュを樹脂材の柔らかいうちに装着して密封して形成することによって、上記したように樹脂注入口の開口が不要で、かつリード線引き込み口も確実にシール状態にできて、上記のようにすることができる。
特に、電動ポンプが室温以下の温度の液体を通水して使用すると、上記のようにして外気を遮断でき、モータの固定子鉄心や駆動回路部に結露が生じるのを防止でき、室温以下の温度の液体を通水する用途に対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の一部省略した説明用側断面図、
【図2】同上の他の実施例のエンドカバーを分解し、一部省略した説明用側断面図。
【符号の説明】
1…電動ポンプ 2…モータ 3…ポンプ
4…モータケーシング 5…モータ固定子 6…エンドモータケーシング
7…駆動回路部 8…巻線 9…ポンプバックケーシング
11…インペラ

Claims (2)

  1. 筒状のモータケーシングの内側にモータ固定子を内装し、そのモータ固定子の内側にポンプの後部形状にそった帽子状のポンプバックケーシングを水密的に装着して、このポンプバックケーシングの内側に軸支部を設けてマグネットを軸対称に埋設して一体的に形成したインペラをポンプケーシングとの間に枢支して内装し、上記モータ固定子およびその駆動回路部に樹脂材を充填してこのモータ固定子でダイレクトにインペラを回転駆動自在にしているダイレクトドライブのシールレスの電動ポンプの製造方法であって、
    モールド用の特設の金型を使用せずに構成部材であるモータケーシング、ポンプバックケーシングを利用するもので、上記ダイレクトドライブのシールレスポンプのマグネットポンプのモータ部のモータケーシングとポンプの後部形状にそった帽子状のポンプ部のポンプバックケーシングを組み立ててモータ固定子部およびその駆動回路部を囲んだ筒状のモータケーシング内にそのモータケーシングのリード線引き込み口の樹脂注入口から樹脂を流入して充填して巻線部や駆動回路に結露が生じるのを防止するようにしたことを特徴とするダイレクトドライブのシールレス電動ポンプの製造方法。
  2. 樹脂注入口のリード線引き込み口にリード線固定用ブッシュを樹脂材の柔らかいうちに装着して密封して形成する請求項1に記載のダイレクトドライブのシールレス電動ポンプの製造方法。
JP36805497A 1997-12-26 1997-12-26 ダイレクトドライブのシールレス電動ポンプの製造方法 Expired - Fee Related JP3948806B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36805497A JP3948806B2 (ja) 1997-12-26 1997-12-26 ダイレクトドライブのシールレス電動ポンプの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36805497A JP3948806B2 (ja) 1997-12-26 1997-12-26 ダイレクトドライブのシールレス電動ポンプの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11196547A JPH11196547A (ja) 1999-07-21
JP3948806B2 true JP3948806B2 (ja) 2007-07-25

Family

ID=18490867

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP36805497A Expired - Fee Related JP3948806B2 (ja) 1997-12-26 1997-12-26 ダイレクトドライブのシールレス電動ポンプの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3948806B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001317483A (ja) * 2000-05-11 2001-11-16 Sanso Electric Co Ltd ダイレクトドライブのシールレスポンプ
JP4797429B2 (ja) * 2005-04-27 2011-10-19 日産自動車株式会社 回転電機のステータ樹脂成型方法
CN101203999A (zh) * 2005-05-31 2008-06-18 株式会社美姿把 电动机及定子的制造方法以及电动机的制造方法
US10574114B2 (en) 2017-05-02 2020-02-25 Moog Inc. Electric motor for use in pressurized fluid environment
WO2020054199A1 (ja) * 2018-09-12 2020-03-19 パナソニックIpマネジメント株式会社 モールドモータ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11196547A (ja) 1999-07-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3213465B2 (ja) 燃料供給ポンプ
KR20020064360A (ko) 전기 모터 구동식 펌프 및 펌프 제조 방법
JP6104566B2 (ja) 電動式ウォーターポンプ
KR20100129127A (ko) 배수 펌프
JP3948806B2 (ja) ダイレクトドライブのシールレス電動ポンプの製造方法
TW201411992A (zh) 密封結構,具有該密封結構之真空幫浦馬達,以及真空幫浦
CN111492143B (zh) 摆线转子泵及其制造方法
CN102155432A (zh) 一种液体排出装置
US10833554B2 (en) Circulation pump assembly
KR101296390B1 (ko) 영구자석이 삽입된 외장형 회전자를 갖는 자동차용 워터펌프
US7814889B2 (en) Electric fuel pump
JP2001343085A (ja) 電動弁用防水コイル
JP2009222055A (ja) 燃料ポンプ
JPH073211Y2 (ja) 空気調和機等の排水装置
JP2003172300A (ja) 軸流ファン
JP5308722B2 (ja) 電動圧縮機
TWI747065B (zh) 薄型泵浦
JP3905186B2 (ja) ポンプ用モータ
JP4774574B2 (ja) ポンプ
JP2001317482A (ja) ダイレクトドライブのシールレスポンプ
JP6064578B2 (ja) ポンプおよびポンプの製造方法
CN102062101B (zh) 一种排水泵及包括该排水泵的热交换装置
JP6940947B2 (ja) 回転機械用モータ、回転機械及び回転機械用モータの製造方法
JPS6344969Y2 (ja)
JP2005110477A (ja) モータ及びポンプ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041224

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060808

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060928

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070109

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070207

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20070315

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070410

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070417

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100427

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130427

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160427

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees