JP3941954B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像が形成された記録媒体を所定の位置(切断線)で切断して排紙方向に排出する画像形成装置に関する。
A1サイズやA0サイズの幅をもつ大判サイズのロール状記録紙(ロ−ル紙)に印字ヘッドなどからインクを吐出して画像を形成するインクジェットプリンタが広く使用されている。このインクジェットプリンタでは、画像を形成した後(印字終了後)、用紙搬送方向に直交する切断方向にカッタを移動させてロ−ル紙を切断する。この場合、ロ−ル紙の幅方向一端から他端にカッタを移動させながらロ−ル紙を所定の長さにカッタで切断する。切断されたロ−ル紙は排出されてバスケットに収納される。
ところが、上記のように大判サイズのロ−ル紙に画像を形成する場合、画像が形成された部分(画像形成部分)の排紙方向長さが長いときは、ロ−ル紙をその一端からカッタで切断している途中に画像形成部分がその自重で垂れ下がって傾斜することがある。このため、排紙方向に交差する切断方向に延びるはずの切り口が傾斜したり跳ね上がった形状になったりする。このような切り口は不良であるので画像形成部分を切断し直して切り口を直線にする。
本発明は、上記事情に鑑み、一回の切断動作で記録媒体を真っ直ぐに切断できる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の第1の画像形成装置は、画像が形成された記録媒体を、所定の排紙方向に交差する切断線で切断して前記排紙方向に排出する画像形成装置において、
(1)記録媒体のうち前記切断線よりも排紙方向下流側の部分を押え付けておく押付手段を備えたことを特徴とするものである。
ここで、
(2)前記押付手段は、記録媒体のうち前記切断線よりも排紙方向下流側の直近部分を押え付けるものであってもよい。
また、
(3)前記押付手段は、記録媒体のうち前記排紙方向に直交する幅方向の中央部分を押え付けるものであってもよい。
さらに、
(4)前記押付手段は、
(4−1)記録媒体をその上面から押え付ける押付部と、
(4―2)該押付部の下方から記録媒体の下面を押し上げる凸部とを有するものであってもよい。
さらにまた、
(5)前記押付部は、前記切断方向に自在に回転するものであってもよい。
また、上記目的を達成するための本発明の第2の画像形成装置は、画像が形成された記録媒体を、所定の排紙方向に交差する切断線で切断して前記排紙方向に排出する画像形成装置において、
(6)切断されて排出される記録媒体の排紙方向上流側部分を押え付けるベルト状部材を備え、
(7)該ベルト状部材は、記録媒体の上面からこの記録媒体を押え付けるものであり、
(8)前記ベルト状部材の下方に配置されて該ベルト状部材を吸着する吸着部材を備えてもよい。
また、
(9)前記ベルト状部材は、磁性体のものであり、
(10)前記吸着部材は、前記ベルト状部材の長手方向に並んで配置された複数の電磁石からなるものであり、
(11)前記複数の電磁石は、画像が形成されて切断される記録媒体のサイズに応じたものだけが前記ベルト状部材を吸着するように動作するものであってもよい。
本発明の第1の画像形成装置では、記録媒体を切断する際に、記録媒体のうち切断線の近傍部分を押付手段で押し付けておくことにより、排出される記録媒体が自重で傾く事が防止される。従って、記録媒体を切断線で真っ直ぐに切断できる。この結果、切断されて排出された記録媒体を切断し直すなどの作業は不要となる。
本発明の第2の画像形成装置では、記録媒体を切断する際に、切断されて排出される記録媒体の排紙方向上流側部分をベルト状部材で押え付けておくことにより、排出される記録媒体が自重で傾く事が防止される。従って、記録媒体を切断線で真っ直ぐに切断できる。この結果、切断されて排出された記録媒体を切断し直すなどの作業は不要となる。
大判サイズのロ−ル紙に画像を形成する画像形成装置に本発明を実現した。
図1を参照して、第1実施形態の画像形成装置を説明する。
図1は、第1実施形態のインクジェットプリンタ(プロッタ)を示す斜視図である。
プロッタ10は、矢印A方向(本発明にいう排紙方向の一例である)に搬送される記録紙12が載置されるプラテン14を備えている。このプラテン14の上方には、プラテン14に平行に2本の走査レール(図示せず)が掛け渡されている。この走査レールにはモータ16とベルト18によって矢印B,C方向(矢印A方向に直交する方向であり、主走査方向である)に往復運動するキャリッジ20がスライド軸受け(図示せず)を介して取り付けられている。
キャリッジ20の移動経路に沿ってリニアスケール(図示せず)が配置されている。リニアスケールには、キャリッジ20の位置検出およびインク吐出タイミングを定めるための規則的なスリットが設けられている。また、このリニアスケールのスリットを読み取るために、キャリッジ20に光学式リニアスケールセンサ(図示せず)が搭載されている。この光学式リニアスケールセンサから出力されるパルスをカウントすることにより、矢印B,C方向におけるキャリッジ20の位置が決定される。パルスカウントの初期化は、電源オン時に走査レールの端部にあるホームポジション(HP)センサ(図示せず)の位置へキャリッジ20を移動させることによって行われる。
また、キャリッジ20には反射型光学センサ(図示せず)が搭載されており、これにより後述するように記録紙12の端部が検出される。また、反射型光学センサで記録紙12の主走査方向両端部を検出することによって、この記録紙12の主走査方向の長さWを測定できる。
上記したプロッタ10で記録媒体に画像を形成する動作を説明する。
画像を形成するに先立って、ロール紙など記憶媒体のサイズを測定して記録可能範囲を検出するために、プラテン14に記録紙12を載置する。続いて、プラテン14に形成された開口部から外周面の一部を露出した搬送ローラ24と、記録紙12を上方から押えるピンチローラ26とによって記録紙12を狭持しながら、媒体搬送モータ17によって搬送ローラ24を回転させて記録紙12の先端をプラテン14から排出させるまで搬送する。また、キャリッジ20を記録媒体載置基準位置27から矢印B方向へ最小記録媒体サイズ(ISOA4 210mm×297mm)よりも短い距離(ここでは30mm)移動させる。
次に搬送ローラ24を逆転させて、キャリッジ20に備えられている反射式光学センサでプラテン14を検出するまで記録紙12を矢印A方向とは反対の方向に搬送する。プラテン14を検出した位置が記録紙12の先端位置である。
続いて、記録紙12を所定距離(例えば100mm)だけ矢印A方向に搬送して、キャリッジ20を記録媒体載置基準位置27から矢印C方向へ外れた位置へ移動し、その後、キャリッジ20を矢印B方向へ一定速度で移動させる。キャリッジ20を移動させながら、反射式光学センサが記録紙12からの反射光を検出した時点の位置が記録紙12の矢印C方向の側端部である。さらに、キャリッジ20の移動を継続してプラテン14を検出した時点の位置が記録媒体の矢印B方向の側端部である。
以上の処理により、プラテン14に載置された記録紙12の先端位置、および両側端部(横幅Wである)が決定し画像形成可能となる。この動作はロード処理と呼ばれており、新規に記録媒体をプロッタ10に装着した際に必ず行われる動作である。
記録紙12に画像を記録する(形成する)にあたっては、プラテン14上に記録紙12を載置し、記録紙12の上方でキャリッジ20を矢印B,C方向に往復動させて(走査させて)、所定のデータをヘッドノズル列方向へデータ変換し、変換されたデータをリニアスケール(図示せず)のカウントパルスに同期して順次にヘッド制御部(図示せず)へ送信する。ヘッド制御部から印字ヘッド22に送信された画像情報を含む画像信号に基づいてノズルからインクを吐出して、記録紙12上の、印字ヘッド22に対応する領域に帯状(バンド)の画像を形成する。記録紙12を順次に所定の搬送量だけ移動させながら、このような帯状の画像を繰り返して形成する。これにより1ページ分の画像形成が完了する。1ページ分の画像を形成し終わった後、キャリッジ20に搭載されたカッタ(図示せず)をカッタガイド(図示せず)内の所定位置まで突出させて、キャリッジ20を移動させることにより記録紙12を所定サイズに裁断する。記録紙12のうち画像が形成された画像形成部分12aは排紙ガイド30に載置されて案内されながら排出される。
上記したようにカッタで記録紙12を切断する際は、切断される位置(切断線32)よりも排紙方向下流側の部分が押え付けられる。この結果、記録紙12を真っ直ぐに切断できるので、画像形成部分12aを切断し直すなどの作業は不要となる。このように記録紙12を押え付けて切断する技術について、図2から図8までを参照して説明する。
図2は、記録媒体を押し付けておく押付ユニットが備えられたキャリッジを示す斜視図であり、部品や部材を省略している。図3は、凸部が形成された排紙ガイドを上面から見た斜視図である。図4は、押付ユニットを示す側面図である。図5は、キャリッジに固定された押付ユニットを示す斜視図である。図6は、押付ユニットの内部を示す斜視図である。図7は、切断手順を示すフローチャートである。
押付ユニット(本発明にいう押付手段の一例である)50は、記録媒体のうち排紙方向(矢印A方向)に直交する幅方向(矢印B,C方向に平行な方向)の中央部分を押え付けておくものである。また、押圧ユニット50は、排紙ガイド30に載置された記録媒体のうち、排紙方向に直交する幅方向に延びる切断線32よりも排紙方向下流側の直近部分を押え付ける。押圧ユニット50の動作を説明する。
押圧ユニット50は、キャリッジ20の側壁に固定された固定ユニット60と、排紙ガイド30のうち幅方向中央部に形成された凸部52と、固定ユニット60の押付部62を押付位置に移動させるトリガー54と、押付部62を収納位置に移動させる収納用傾斜部56から構成されている。トリガー54は、図2では空中に浮いているように見えるが、実際は、プロッタ10の壁に固定されている。
固定ユニット60はキャリッジ20と共に移動する。記録媒体を押え付ける必要の無いときは、押付部62は収納位置に収納されている。記録媒体を押え付けるに際しては、先ず、キャリッジ20をトリガー54に向けて移動させて押付部62を押付位置に移動させる。その後、キャリッジ20を幅方向中央部に移動させて、記録媒体のうち凸部52に載置されている部分(この部分の下面が凸部52に接触している)を押付部62がその記録媒体の上面から押し付ける。これにより、記録媒体は、その幅方向中央部分が押え付けられることとなる。この状態で、丸刃(図示せず)を備えた切断装置90を下刃92に沿って(切断線32に沿って)移動させる。この結果、記録媒体は切断線32で切断されるが、排紙方向に排出される記録媒体の幅方向中央部が押付部62と凸部52によって押え付けられているので、記録媒体は自重で傾かない。従って、記録媒体を切断線32で真っ直ぐに切断できるので、切断面を切断し直すなどの作業は不要となる。
上記のようにして記録媒体が切断された後は、キャリッジ20を収納傾斜部56に向けて移動させて押付部62を固定ユニット60の収納位置に収納させる。
押圧ユニット50の構造を説明する。
固定ユニット60は、押付部62を保持する箱形の押付部ホルダ64を備えており、固定ユニット60のほとんどの部品が押付部ホルダ64の内部に収容されている。押付部ホルダ64の外壁には、「U」字を横にした形状のフック(図示せず)が形成されている。このフックによってキャリッジ20に固定ユニット60を着脱自在に固定できる。
押付部ホルダ64の内部(図6参照)の上部には、上下方向(矢印D方向及びその反対方向)に伸縮するように圧縮コイルばね66が配置されている。この圧縮コイルばね66の上端は押付部ホルダ64の内壁64bに固定されており、その下端は、押付部ホルダ64の内部を上下動する押付部スライド68に固定されている。
押付部ホルダ64の側壁64cの上部には、4つの開口74a,74b,76a,76bが上下左右に並んで形成されている。これら4つの開口74a,74b,76a,76bには、押付部スライド68のうち側壁64cに近い部分から上に延びる一対のアーム72a,72bの係止突起72c,72dが選択的に入り込む。
押付部スライド68の下部には、記録媒体を凸部52に押し付ける押付部62が回転自在に固定されている。押付部62はゴムのような弾性体で構成されており、切断線方向に自在に回転する。押付部62を弾性体で作成した場合、グリップ力が生じるので記録媒体を押し付けるためには有利である。
記録紙を切断するとき以外のとき(例えば画像形成動作中)、押付部スライド68は押付部ホルダ64の中央部付近に位置している。この状態では押付部62は、押付部ホルダ64内部の収納位置に位置している。この状態では、一対のアーム72a,72bの係止突起72c,72dが開口74a,74bの下壁に当接して係止されている。このため、圧縮コイルばね66が押付部スライド68を下方に付勢しても、押付部62は収納位置に位置したままである。
記録紙を切断する切断動作の指令が送信されたとき、図7に示すフローのように、キャリッジ20が所定位置に向けて移動する(S801)。ここで、所定位置とは、画像形成領域から外れた領域のうち矢印B方向(図1参照)の端の位置をいい、トリガー54が配置されている位置である。キャリッジ20が所定位置に到達する(S802)ことにより、トリガー54が2つの係止突起72c,72dを内側に押してアーム72a,72bを撓ませる。これにより、2つの係止突起72c,72dの係止が解除されて、圧縮コイルばね66が押付部スライド68を下方に付勢する。この結果、押付部62が押付位置に移行し、押付部62が押付部ホルダ64から飛び出る(S803)。
上記の所定位置に位置するキャリッジ20は矢印C方向に移動して幅方向中央部に向かう(S804)。この場合、押圧部62は排紙ガイド30の上方に位置しており、排紙ガイド30の表面は凸部52よりも低いので、押圧部62が排紙ガイド30から離れている。従って、排紙ガイド30に載置された記録媒体を押圧部62が皺にしたり破損させたりすることはない。
キャリッジ20が幅方向中央部に移動して、上述したように、記録媒体のうち凸部52に載置されている部分を押付部62がその記録媒体の上面から押し付ける。即ち、凸部52と押付部62によって記録媒体が挟み込まれる(S805)。これにより、記録媒体は、その幅方向中央部分が押え付けられることとなる。この状態で、丸刃(図示せず)を備えた切断装置90を下刃92に沿って(切断線32に沿って)移動させて記録媒体を切断線32で切断する(S806)。
上記の切断の後、キャリッジ20を矢印C方向に移動させる(S807)。押付部62が収納用傾斜部56に乗り上げる(S808)。キャリッジ20がさらに矢印C方向に移動する(S809)ことにより、押付部62が収納用傾斜部56の斜面を上り、これにより、押付部62と押付部スライド68が上昇して、2つの係止突起72c,72dが開口74a,74bに嵌り込んで係止される。この結果、押付部62が押付位置から収納位置に移行して収納位置に位置したままとなり(S810)、一連の記録紙切断動作が終了する。
上記の幅方向中央部に位置するキャリッジ20が矢印C方向に移動して収納用傾斜部56に向かう場合、押付部62は排紙ガイド30の上方に位置しており、排紙ガイド30の表面は凸部52よりも低いので、押付部62が排紙ガイド30から離れている。従って、排紙ガイド30に載置された記録媒体を押圧部62が皺にしたり破損させたりすることはない。
図8から図20までを参照して本発明の実施例2について説明する。
図8は、本発明の画像形成装置の一例であるインクジェットプリンタを示し、大判サイズのロール状記録紙に画像を形成できるものである。図9は、図8に示すインクジェットプリンタの断面を示す模式図である。
インクジェットプリンタ100を使用して記録紙102に画像を形成するためには、記録紙102の先端を搬送ローラ104とピンチローラ106で記録紙102を挟持させてセットし、所定の操作をして印字動作を開始させる。これにより、搬送ローラ104とピンチローラ106に挟持された記録紙102は所定の制御に従って搬送される。搬送途中で所定のタイミングで記録紙102が一旦停止し、この停止中に、キャリッジ108が、搬送方向(矢印A方向)に直交する主走査方向(矢印B,C方向)に往復動(走査)しながら、キャリッジ108に搭載されたインクジェットヘッド(図示せず)からインクを吐出する。この吐出されたインクによって、記録紙102のうちプラテン110に載置された部分に画像が形成される(印字される)。なお、プラテン110には、記録紙102を平滑に保持するためのエアーを吸引する多数の吸引孔110a(図11参照)が形成されている。
プラテン110上で記録紙102に印字され、印字済みの記録紙102は排紙ガイド103に案内されながら搬送されて用紙受け用バスケット114に収容される。この用紙受け用バスケット114は、本体101が載置されているスタンド112に設けられている。印字が終了し、印字後の用紙を取り出すときは、本体操作部(図示せず)を操作し、後述する用紙切断用の切断装置120(図10参照)を作動させる。
ここで、図10を参照して、切断された記録紙102が自重で傾く例を説明する。
図10は、切断された記録紙が自重で傾いた例を示す模式図である。
従来のインクジェットプリンタでは、図10に示すように、記録紙102の幅方向(矢印W方向)一端から切断作業が開始されて、幅方向他端に向かって切断装置120が移動することにより印字済用紙を切断して取り出す。記録紙102が大判サイズの場合、記録紙102を切断する切断作業途中で、切り離そうとする印字済用紙の自重により、印字済用紙にモーメント(矢印M)が働いて切り口が乱れてしまう。
上記した切断装置120について図11と図12を参照して説明する。
図11は、カッタ装置を側面から示す説明図である。図12は、カッタ装置を正面から示す説明図である。
プラテン110のうち搬送方向(矢印A方向)下流側部分には、カッタガイド板122が固定されている。プラテン110の上面とカッタガイド板122の上面とは同一面上に配置されている。カッタガイド板122よりも搬送方向下流側部分にはカッタ基板124が配置されている。カッタ基板124は、案内コロ126と押えコロ128aとによってカッタガイド板122に摺動自在に保持されている。また、カッタ基板124には、カッタ刃131が一対の押えコロ128a,128bに挟持されて回転自在に固定されている。
カッタガイド板122は、一方の押えコロ128aと案内コロ126によって挟持されるように配置されている。また、カッタガイド板122の上面を、プラテン110を通過した記録紙102が通過する。従って、カッタガイド板122と押えコロ128aとによって、カッタガイド板122上の記録紙102が挟持されることとなる。カッタ基板124には、ワイヤ固定具130によってカッタ刃駆動用ワイヤ132が固定されている。図12に示すように、カッタ刃駆動用ワイヤ132は本体101の巾方向にループ状に配置されており、駆動用モータ134によって駆動される。
駆動モータ134が制御部(図示せず)からカッタ動作の信号を受けたときは、駆動モータ134が駆動し始めて、切断装置120をカッタガイド板122に沿って矢印B,C方向に移動させる。このときに、押えコロ128aと案内コロ126でカッタガイド板122上の記録紙102を挟持しながらカッタ刃131が回転移動して記録紙102を切断する。なお、図12に示すように、切断装置120に並んだ矢印B方向下流側であって印字領域から外れた位置には、後述する押付ユニット140が配置されている。
図13から図20までを参照して、切断されて排出される記録媒体の排紙方向上流側部分を押え付けるベルト状部材について説明する。
図13は、ベルト状部材を備えた押付ユニットを示す模式図である。図14は、押付ユニットと切断装置を連結する連結器機構を示す模式図である。図15は、図14の連結器の連結カムを示す斜視図である。図16は、切断装置が押付ユニットに接近してから連結されるまでを示す模式図である。図17は、切断装置によって引き出されたベルト状部材を示す模式図である。図18は、電磁石を作動させる制御器等を示す模式図である。図19は、押付ユニットと切断装置の連結が解除される状態を示す模式図である。図20は、ベルト状部材で押え付けられながら切断されている記録紙を示す斜視図である。
押付ユニット140は、上述したように、切断装置120に並んだ矢印B方向下流側であって印字領域から外れた位置に配置されている。
押付ユニット140は、半円板状の筐体142と、この筐体142の内部で巻かれた所定幅で磁性体のスチールベルト144(本発明にいうベルト状部材の一例である)とを備えている。巻かれたスチールベルト144の中心端部には、スチールベルト144を巻き戻すためのスプリング機構146(本発明にいう巻き戻し機構の一例である)に接続されている。また、スチールベルト144の外側端部144aは、切断装置120に連結するフック部材148に接続されている。フック部材148を矢印C方向に引き出すことによりスチールベルト144が繰り出されていく。このスチールベルト144が繰り出される回転によってスプリング機構146に巻き戻し用のばね力が貯えられる。この機構は、いわゆる「巻き尺」で一般的な構造である。
スチールベルト144と切断装置120との連動について説明する。
記録紙102を切断する場合、図21に示すように、切断装置120は待機位置からその反対位置、即ち押付ユニット140の位置に移動し(S211)、図16に示すように、切断装置120のフック部121がフック部材148に引っ掛かる(S212)。切断装置120のフック部121は、可撓性の支持棒121aとその先端部の引掛部121bからなる。フック部121がフック部材148に引っ掛かることにより、切断装置120とスチールベルト144が連結される(S213)。この連結された状態で切断装置120は切断作業を開始し(S214)、切断装置120はスチールベルト144を繰り出しながら矢印C方向に移動する。繰り出されたスチールベルト144は、図17,図18に示すように、切り離されようとする記録紙102aの後端部(排紙方向上流側部分)を押え付ける(S215)。
切り離されようとする記録紙102aが載置されている排紙ガイド103の内側には、用紙サイズに対応した位置に電磁石150が複数個設置されている。ここでいう用紙サイズに対応した位置とは、どのようなサイズの用紙が搬送されてきても少なくとも1つの電磁石150がその用紙の下(好ましくはその用紙の幅方向中央部よりも矢印B方向上流側)にあるような位置である。
本体101の制御部(図示せず)から、使用している用紙のサイズの信号を受け、図18に示すように、サイズに対応した位置の電磁石150が働くように制御器152で電磁石用電源154を制御する。例えば42インチ巾の記録紙102の場合は、そのサイズに対応した電磁石150aを働かせるように制御器152で制御する。スチールベルト144はその吸着力を受けて記録紙102aを軽く押え込みながら切断方向(矢印C方向)に切断装置120と共に移動して(S216)、図20に示すように、切断巾全域を覆っていく。このようにスチールベルト144で切断巾全域を覆いながら切断装置120で記録紙を切断する(S217)。ここでスチールベルト144が電磁石150によって吸着される吸着力は、スチールベルト144の移動を妨げないが、記録紙102aの自重による傾斜を防止できる吸着力である。
切断終了直前までは電磁石150による吸着を働かせ、切断終了の信号を制御器152が受けて(S218)電磁石150はオフとされる(S219)。これにより記録紙102aを押え付ける力は解除され、記録紙102aは用紙受け用バスケット114に収納される。
切断動作が終了した後、切断装置120に押付ユニット140に向かう方向(矢印B方向)へ移動する信号を与える。この信号によって、フック部材148とフック部121が連結した状態で切断装置120が移動する(S220)。スチールベルト144が切断装置120と共に移動しながらスプリング部146によって巻き戻されて元の位置に戻る。
押付ユニット140の近傍には、切断装置120とスチールベルト144との連結を解除する連結解除ユニット160が配置されている。連結解除ユニット160は、中心軸162を中心にして所定角度だけ回動する解除アーム164を有する。解除アーム164の長手方向中央部に中心軸162が位置している。解除アーム164の長手方向一端部には凸部166が形成されており、長手方向他端部168はスライドカム170の溝172に嵌まり込んでいる。スライドカム170はソレノイド172によって矢印D方向及びその反対方向に移動する。
切断装置120とスチールベルト144との連結を解除するときには、切断装置120を矢印B方向に移動させて凸部166の真上にフック部121の引掛部121bを位置させる(S221)。この状態でスライドカム170が矢印D方向とは反対方向に移動して凸部166を上昇させることによりフック部121の引掛部121bを押し上げる(S222)。この状態で切断装置120が矢印C方向に移動する(S223)ことにより、切断装置120とスチールベルト144との連結が解除される(S224)。この解除後は、スライドカム170が矢印D方向に移動して凸部166を下降させる。これにより、フック部121の引掛部121bがフック部材148に引っ掛かれる状態となる。
以上説明したように、大判サイズの記録紙102を切断する際に、切断されて排出される記録紙102aをスチールベルト144で押え付けておくことにより、排出される記録紙102aが自重で傾く事が防止される。従って、記録紙102を切断装置120で真っ直ぐに切断できる。この結果、切断されて排出された記録紙102aを切断し直すなどの作業は不要となる。
大判サイズの記録紙であってもそれを切断するときに自重で傾かせることがないので真っ直ぐに切断できる。
第1実施形態のインクジェットプリンタ(プロッタ)を示す斜視図である。 記録媒体を押し付けておく押付ユニットが備えられたキャリッジを示す斜視図であり、部品や部材を省略している。 凸部が形成された排紙ガイドを上面から見た斜視図である。 押付ユニットを示す側面図である。 キャリッジに固定された押付ユニットを示す斜視図である。 押付ユニットの内部を示す斜視図である。 実施例1の切断手順を示すフロー図である。 本発明の画像形成装置の一例であるインクジェットプリンタを示し、大判サイズのロール状記録紙に画像を形成できるものである。 図8に示すインクジェットプリンタの断面を示す模式図である。 切断された記録紙が自重で傾いた例を示す模式図である。 カッタ装置を側面から示す説明図である。 カッタ装置を正面から示す説明図である。 ベルト状部材を備えた押付ユニットを示す模式図である。 押付ユニットと切断装置を連結する連結器機構を示す模式図である。 図14の連結器の連結カムを示す斜視図である。 切断装置が押付ユニットに接近してから連結されるまでを示す模式図である。 切断装置によって引き出されたベルト状部材を示す模式図である。 電磁石を作動させる制御器等を示す模式図である。 押付ユニットと切断装置の連結が解除される状態を示す模式図である。 ベルト状部材で押え付けられながら切断されている記録紙を示す斜視図である。 実施例2の切断手順を示すフロー図である。
符号の説明
10 プロッタ
30 排紙ガイド
32 切断線
50,140 押付ユニット
52 凸部
54 トリガー
56 収納傾斜部
60 固定ユニット
62 押付部
100 インクジェットプリンタ
144 スチールベルト
146 スプリング機構
148 フック部材

Claims (4)

  1. 画像が形成された記録媒体を、所定の排紙方向に交差する切断線で切断して前記排紙方向に排出する画像形成装置において、
    記録媒体のうち前記切断線よりも排紙方向下流側の直近部分であって、且つ、前記排紙方向に直交する幅方向の中央部分を押え付ける押付手段を備え、
    該前記押付手段は、
    記録媒体をその上面から押え付ける、前記切断方向に自在に回転する押付部を有するものであること特徴とする画像形成装置。
  2. 前記前記押付手段は、
    前記押付部の下方から記録媒体の下面を押し上げる凸部とを有するものであることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 画像が形成された記録媒体を、所定の排紙方向に交差する切断線で切断して前記排紙方向に排出する画像形成装置において、
    切断されて排出される記録媒体の排紙方向上流側部分を押え付けるベルト状部材を備え、
    該ベルト状部材は、記録媒体の上面からこの記録媒体を押え付けるものであり、
    前記ベルト状部材の下方に配置されて該ベルト状部材を吸着する吸着部材を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  4. 前記ベルト状部材は、磁性体のものであり、
    前記吸着部材は、前記ベルト状部材の長手方向に並んで配置された複数の電磁石からなるものであり、
    これら複数の電磁石は、
    画像が形成されて切断される記録媒体のサイズに応じたものだけが前記ベルト状部材を吸着するように動作するものであることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
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