JP3932718B2 - ラベルライター用テープ、ラベルライター用テープカセット及びラベルライター - Google Patents

ラベルライター用テープ、ラベルライター用テープカセット及びラベルライター Download PDF

Info

Publication number
JP3932718B2
JP3932718B2 JP08556299A JP8556299A JP3932718B2 JP 3932718 B2 JP3932718 B2 JP 3932718B2 JP 08556299 A JP08556299 A JP 08556299A JP 8556299 A JP8556299 A JP 8556299A JP 3932718 B2 JP3932718 B2 JP 3932718B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tape
printing
label writer
platen roller
spool
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP08556299A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000272183A (ja
Inventor
晃志郎 山口
宏和 桑原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP08556299A priority Critical patent/JP3932718B2/ja
Publication of JP2000272183A publication Critical patent/JP2000272183A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3932718B2 publication Critical patent/JP3932718B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Printers Characterized By Their Purpose (AREA)
  • Handling Of Sheets (AREA)
  • Labeling Devices (AREA)
  • Unwinding Webs (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、印刷後に貼り付け可能なラベルについてのラベルライター用テープ、ラベルライター用テープカセット及びラベルライターに関し、特に粘着面を覆う剥離紙を不用とするものに関する。
【0002】
【従来の技術】
表面側の印刷面に所望の文字等を印刷し、裏面側の粘着面で所望の場所に貼り付けるラベルが使用されている。このようなラベルは、印刷媒体であるテープを収納したカセットが装着自在であり、前記カセットから引き出されたテープに予め入力されたデータに応じて文字や図形等の画像を印刷する印刷手段を有するラベルライターを用いることにより作製される。
【0003】
このラベルライターで印字されるテープとして、印刷後に任意の場所に貼り付けし易いように、例えば被印刷テープと剥離テープとが粘着層を介して積層された積層テープが用いられる。粘着層を剥離テープで保護することにより、印刷時に粘着層が邪魔にならず、印刷後も剥離テープを剥がすだけで印刷されたテープを簡単に所望の場所に貼り付けることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、積層テープから剥離テープを剥がす作業は、細かい作業であって、時間を要すると共に面倒な作業である。また、不要な剥離紙が生じ、ゴミが増えるという環境問題が生じる。そこで、剥離紙を備えていないテープを用いたラベルライターが考えられるが、ラベルライターの搬送面に粘着層からの粘着材が付着するという問題点が生じる。また、剥離紙が無いと印刷後にところかわまず粘着しようとするため、扱いにくくなるという問題点も生じる。
【0005】
そこで、本発明の主たる目的は、粘着層に対する剥離紙を用いないテープであって、ラベルライターへの搬送面への粘着を防止でき、印刷後の取り扱い性も改善されたラベルライター用テープ、ラベルライター用テープカセット及びラベルライターを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1のラベルライター用テープは、印字ヘッドとテープ搬送ローラとを備えたラベルライターに使用するテープであって、表面側に印刷面を有し、裏面側が粘着面となり、前記粘着面は、幅方向両端の強粘着部と、幅方向中央部分の弱粘着部又は無粘着部とで形成され、前記幅方向中央部分の幅は、前記テープ搬送ローラの幅よりも広く設定され、前記弱粘着部又は無粘着部が前記テープ搬送ローラに接触した状態で、前記テープ搬送ローラに搬送されるものである。
請求項1のテープによれば、幅方向中央部分の弱粘着部又は無粘着部をラベルライターの搬送路に沿わせることにより、前記搬送路への粘着材の付着による不都合を阻止できる。また、印刷後における所定場所への粘着は、幅方向両端の強粘着部により支障なく行える。
また、請求項1のテープによれば、弱粘着部又は無粘着部がテープ搬送ローラに接触した状態で搬送されるので、粘着剤がテープ搬送ローラへ移行することがなくなる。そのため、剥離紙を用いないテープであっても、ラベルライターでの印刷において搬送時の支障が生じない。
【0007】
請求項2のラベルライター用テープは、前記印刷面の印刷幅が、前記幅方向中央部分の幅以内である請求項1記載のものである。
請求項2のテープによれば、印刷幅に対応する前記幅方向中央部分にプラテンローラを押し当てるようにすると、印刷に支障がないと共に、プラテンローラへの粘着材の付着を阻止できる。
【0008】
請求項3のラベルライター用テープは、前記印刷面は感熱により印刷可能になっている請求項1記載のものである。
請求項3のテープによれば、感熱により印刷層が化学的に変化するため、インクを塗布するタイプの印刷と異なり、印刷部分が剥がれるということがない。そのため、印刷した後に印刷面に粘着層を重ねて更に巻き取ることができる。
請求項4のラベルライター用テープは、前記テープ搬送ローラはプラテンローラであることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のものである。
【0009】
請求項のラベルライター用テープカセットは、表面側が印刷面、裏面側が粘着面となり、前記粘着面が、幅方向両端の強粘着部と、幅方向中央部分の弱粘着部又は無粘着部とで形成されたテープを収納するカセットであって、印刷前のテープが装着される第1スプールと、印刷後のテープが巻き取られる第2スプールと、前記第1スプールから前記第2スプールに至る前記テープの裏面側を案内し、印刷ヘッドに対向できるプラテンローラと、を備え、前記プラテンローラの幅は、前記テープの幅方向中央部分の幅よりも狭く設定され、前記プラテンローラは、前記弱粘着部又は無粘着部を前記プラテンローラに接触させた状態で、前記テープを案内するものである。
請求項のテープカセットによれば、印刷後のテープを第2スプールに巻き取ることにより、特定の画像の繰り返しをテープ一本分まとめて印刷して貯めることができる。
また、請求項5のテープカセットによれば、プラテンローラは、弱粘着部又は無粘着部をプラテンローラに接触させた状態でテープを案内するので、粘着剤がプラテンローラへ移行することがなくなる。そのため、剥離紙を用いないテープであっても、ラベルライターでの印刷において搬送時の支障が生じない。
【0010】
請求項のラベルライター用テープカセットは、前記第2スプールから繰り出される前記テープの切断手段を、更に備える請求項記載のものである。
請求項のテープカセットによれば、特定の画像の繰り返しをテープ一本分まとめて印刷して貯めた後、第2スプールから引き出したテープを特定の画像毎に分離切断して使用できる。
【0011】
請求項のラベルライター用テープカセットは、前記第1スプールにはコアに巻かれた印刷前のテープが装着され、前記第2スプールには印刷後のテープを巻くことができるコアが装着された請求項記載のものである。
請求項のテープカセットによれば、印刷後のテープを繰り出して使用した後の残りのテープを第2スプールから外し、第1スプールに残ったコアを第2スプールに移し、第1スプールに新たなコア付きのテープを装着して、コアを再使用する。
【0012】
請求項のラベルライターは、請求項記載のテープカセットを装着して印刷するラベルライターであって、前記プラテンローラと前記第2スプールを駆動する駆動手段と、前記プラテンローラに向かって押圧される印刷手段と、前記印刷手段を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、文字等の画像を前記テープの後端側から印刷するよう前記印刷手段を制御することを特徴とするものである。
請求項のラベルライターによれば、文字等の画像を後端から印刷すると、一本分のテープの印刷が終わった後、テープカセットをラベルライターから取り出す。そして、テープカセットからテープを引き出して使用する際に、文字等の画像の前端から順に引き出すことができ、画像の確認ができる。
【0013】
請求項のラベルライター用テープカセットは、表面側が印刷面、裏面側が粘着面となり、前記粘着面が、幅方向両端の強粘着部と、幅方向中央部分の弱粘着部又は無粘着部とで形成されたテープを収納するカセットであって、印刷前のテープが装着されるスプールと、前記スプールからの前記テープの裏面側を案内し、印刷ヘッドに対向できるプラテンローラと、を備え、前記プラテンローラの幅は、前記テープの幅方向中央部分の幅よりも狭く設定され、前記プラテンローラは、前記弱粘着部又は無粘着部を前記プラテンローラに接触させた状態で、前記テープを案内するものである。
請求項のテープカセットによれば、文字等の画像を印刷したあと、印刷したテープを貯めること無く、切断して直ちに貼り付けるという使用ができる。
また、請求項9のテープカセットによれば、プラテンローラは、弱粘着部又は無粘着部をプラテンローラに接触させた状態でテープを案内するので、粘着剤がプラテンローラへ移行することがなくなる。そのため、剥離紙を用いないテープであっても、ラベルライターでの印刷において搬送時の支障が生じない。
【0014】
請求項10のラベルライターは、請求項記載のテープカセットを装着して印刷するラベルライターであって、前記プラテンローラと前記スプールを駆動する駆動手段と、前記プラテンローラに向かって押圧される印刷手段と、前記テープカセットから繰り出される前記テープに対する切断手段と、前記印刷手段及び前記切断手段を制御する制御手段と、を備えてなることを特徴とするものである。
請求項10のラベルライターによれば、文字等の画像を印刷したあと、テープを貯めずに使用する際に、所定の画像毎に自動的にテープを分離切断する。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
【0016】
図1は、本発明の一実施形態のラベルライター用テープ1の概略の構成を示す図であり、図1(a)は、印刷後のテープの断面図であり、図1(b)は、印刷後のテープの上面図である。
【0017】
図1(a)において、テープ1は、テープ本体11の印字側に印刷面として感熱発色層12が塗布され、テープ本体11の裏面側に粘着面として粘着層13が塗布されて形成されたものである。感熱発色層12は、熱により発色する層であり、テープ本体11の印字側の全面に形成されている。粘着層13は、テープ本体11の幅方向の両端側の強粘着部13a,13bと、強粘着部13a,13bに挟まれた弱粘着部13cとからなる。強粘着部13a,13bは、テープ本体11の全幅Lの両端の幅Mに対して、厚い粘着層を塗布して形成されている。弱粘着部13cは、テープ本体11の幅方向中央部分L1に対して、薄い粘着層を塗布して形成されている。
【0018】
強粘着部13a,13bと弱粘着部13cとの区別は、粘着層13のうち幅方向中央部分の粘着材をはぎ取ることでも形成でき、粘着層13のうち幅方向中央部分の粘着材に対して粘着力を弱める化学物質を塗布することでも形成できる。また、弱粘着部13cを、粘着材が全く塗布されない無粘着部とすることもできる。また、強粘着部13a,13bと弱粘着部13cとで粘着力の異なる別々の粘着剤を塗布することもできる。すなわち、弱粘着部13cに強粘着部13a,13bの粘着剤よりも粘着力の弱い粘着剤を塗布することで形成できる。
【0019】
弱粘着部13c又は無粘着部の幅L1より狭い幅L2を搬送幅にすることができる。この搬送幅L2には、例えばプラテンローラが当たる。プラテンローラは弱粘着部13c又は無粘着部に当たることにより、粘着材がプラテンローラに移行することが無くなる。そのため、剥離紙を用いないテープであっても、ラベルライターでの印刷において搬送時の支障が生じない。
【0020】
図1(b)に示されるように、有効印刷幅L3は、搬送幅L2より更に狭く設定されている。印刷が行われる際には、印刷面と反対側の裏面側を支える必要がある。例えば熱転写式の印字であると、プラテンローラがテープ1の裏面側を支える。このプラテンローラの搬送幅L2より狭い有効印刷幅L3とすることにより、鮮明な印字が可能になる。
【0021】
図1(b)のような印刷後のテープ1は、自動又は人手により所定長さに切断分離されると、直ちに貼り付け可能である。テープ本体11の幅方向両端の強粘着部13a,13bは、粘着保持に必要な幅になっているため、実際の貼り付けに支障がない。また、幅方向の両端が強粘着部13a,13bとなり、幅方向中央部分が弱粘着部13c又は無粘着部になっていると、貼り付け後に、幅方向中央部分に気泡が入りにくく、皺が発生しにくくなる。
【0022】
印刷後のテープ1は、再び巻き取って貯めておくこともできる。このとき、感熱発色層12は、粘着層13のうちの弱粘着部13cに重なり、強粘着部13a,13bほどではないが剥離作用を受ける。しかし、感熱発色層12は、感熱により印刷層が化学的に変化して形成されているため、インクを塗布するタイプの印刷と異なり、印刷部分が剥がれるということがない。
【0023】
図2は、本発明の一実施形態の他のラベルライター用テープ2の断面図である。テープ2は、テープ本体15の表面側の印刷面を、インクリボン等からの転写印刷層16とこれを覆うラミネートテープ17とから形成し、テープ本体15の裏面側の粘着面としての粘着層18を幅方向両端の強粘着部18a,18bと幅方向中央部分の弱粘着部18cとで形成したものである。
【0024】
転写印刷層16は、ラミネートテープ17により密着状態で覆われるため、印刷後の状態が良好に保存される。また、印刷後のテープを巻き重ね、粘着層18はラミネートテープ17を介して粘着層18に重なるため、図1の感熱印刷層12と同様に剥がれる心配がない。なお、ラミネートテープ17のテープ本体15への密着力を、強粘着部18a,18bのラミネートテープ17への粘着力より強くしておくことにより、ラミネートテープ17の剥離が阻止される。
【0025】
図3は、本発明の一実施形態の更に他のラベルライター用テープ3の断面図である。テープ3は、テープ本体20の表面側の印刷面を、インクリボン等からの転写印刷層21で形成し、テープ本体20の裏面側の粘着層としての粘着層22を幅方向両端の強粘着部22a,22bと幅方向中央部分の無粘着部22cとで形成したものである。
【0026】
印刷後に巻き重ねて貯めずに、印刷後に直ちに切断分離して使用する場合に、インクリボン等の転写印刷層21で印刷することができる。また、図示のように幅方向中央部分を無粘着部22cにすると、この幅方向中央部分より狭い印刷幅とすることにより、印刷後のテープを巻き重ねても、転写印刷層21が剥がれることがない。
【0027】
図4は、本発明の第1実施形態のラベルライター用カセットの半断面の上面図であり、図1のテープ1を収納するのに適したカセット5を示す。
【0028】
カセット5は、透明な材質で成形され、上下に分離可能な容器25内に、第1スプール26、第2スプール27及びプラテンローラ28と回動自在に支持する構造である。第1スプール26には、コア29に巻かれた印刷前のテープ(二点鎖線で図示されるもの)を装着する。第2スプール27にて、装着されたコア30に印刷後のテープ(実線で図示されるもの)を巻き取る。プラテンローラ28は、第1スプール26と第2スプール27の間であって、実線又は二点鎖線の満巻きテープと干渉しない位置に配設され、第1スプール26から第2スプール27に至るテープ1の裏面側を案内する。
【0029】
プラテンローラ28は、図1のテープ1の搬送幅L2に相当する長さを有し、表面が樹脂でコーティングされたものである。したがって、剥離紙がなく裏面側が粘着面となったテープ1であっても、弱粘着部13cに当たることにより、プラテンローラ28への粘着材の移行が起こらない。なお、プラテンローラ28をテフロン材のような粘着しにくい素材で形成すると、裏面側の全体が強粘着層となったテープ1であっても使用可能である。
【0030】
容器25の第1スプール26の側の端は、手動で操作する切断手段31が設けられている。切断手段31は、切断刃31aと受け台31bと、空間部31cとからなる。図示例は、第2スプール27に印刷後のテープ1の一本分が巻き取られ、印刷後のテープ1の端を容器25から引出して切断刃31aで余分な端を切り落とし、テープ1の裏面側の粘着層が受け台31bに貼り付けられた状態を示している。使用時には、空間部31cに指を入れ、印刷されたテープ1の必要長さを引き出し、切断位置を切断刃31aに当ててテープ1の端を図4の下方に向かって引っ張ることによりテープ1を切断刃31aで切断すると、セロテープのホルダと同じ感覚で印刷済みテープ1を順次繰り出して使うことができ、使い勝手が良い。
【0031】
第2スプール27に装着された印刷後のテープ1を使用し、残り少なくなると、第2スプール27からコア30に巻かれた残余のテープ1を抜き取る。このとき、第1スプール26には、印字前のテープ1が巻かれていたコア29が残っているため、このコア29を第2スプール27に装着し、第1スプール26に新しいコアに巻かれたテープを装着する。このような使い方にすると、コアを順送りで使用でき、破棄するコアの数を減らすことができる。
【0032】
図5は、本発明の第1実施形態のラベルライターの上面図であり、図4のカセット5を装着して使用するのに適したラベルライター8を示す。
【0033】
図5において、ラベルライター8は、カセット5を装着できる印刷ユニット35と、この印刷ユニット35を収容する本体フレーム36とからなる。本体フレーム36の正面左側にはキーボード37が配設され、本体フレーム36の正面右側には液晶ディスプレイ38が配設され、本体フレーム36の正面下側の内部には電池39が収容されている。キーボード37には、アルファベットや平仮名や片仮名を入力するための文字キー、数字キー等のほか、リターンキー、印刷を実行するための印刷キー、テープ送りするためのテープ送りキー、余白設定モードを選択するための余白設定キーなどが設けられている。また、キーボード37の横の液晶ディスプレイ38には、文字、記号、画像などの印刷内容が表示可能である。
【0034】
印刷ユニット35の詳細構造が図6〜図8に示される。図6は、本発明の第1実施形態のラベルライターの印刷ユニットの上面図であり、図7は、図6のX−X断面図であり、図8は、図6のA方向の部分側面図である。
【0035】
図6及び図7において、印刷ユニット35は、ベース41上に、カセット5の第1スプール26に対応する第1軸42、カセット5の第2スプール27に対応する第2軸43、及びカセット5のプラテンローラ28に対応する第3軸44を回転自在に立設し、第3軸44に向かって進退自在にサーマルヘッド45(印字手段)を配設する構造である。
【0036】
カセット5の第2スプールに対応する第2軸43とカセットのプラテンローラに対応する第3軸44は、モータ46で回転駆動される。モータ46の出力軸に嵌入されたウォームギア47、ウォームギア47と噛み合うウォームホイール48、ウォームホイール48と同軸の小歯車49、小歯車49と噛み合う大歯車50、大歯車50に噛み合い第3軸44に嵌入された歯車51、および大歯車50に噛み合い第2軸43にクラッチ52を介して連結された歯車53から、第2軸43と第3軸44の駆動手段が形成されている。第1軸42には、回転摩擦を付与するためのラッチ54が設けられている。また、ベース41の上には、カセット5を受けるための台55が立設されている。
【0037】
図9に、カセット5を印刷ユニット35に装着した状態が示される。カセット5の第1スプール26は第1軸42に係合するように装着され、カセット5の第2スプール27は第2軸43に係合するように装着され、カセット5のプラテンローラ28は第3軸44に係合するように装着され、カセット5の全体が台55で支持される。この状態でモータ46を駆動すると、プラテンローラ28が所定回転数で駆動され、第2スプール27はスリップを許容しながら回転駆動される。第2スプール27には印刷後のテープ1が巻かれるため、巻き太りと共に第2スプール27の回転数は少なくなるが、第2スプール27はスリップを許容されているため、テープ1の巻き太りに関係なく、所定の張力で引き取ることができる。
【0038】
図6に戻り、印字手段としてのサーマルヘッド45は、アーム57の一端に発熱素子群57aを列設し、アーム57の中央付近に軸57bを設け、発熱素子群57aを第3軸44に向けて付勢するバネ57cを設け、アーム57の他端に開閉レバー58を設けて形成される。
【0039】
図8に示されるように、開閉レバー58は、軸58aを支点として水平位置又は倒立位置になることができ、サーマルヘッド45のアーム57の他端に係合する湾曲部58bが軸58aの回りに設けられたものである。開閉レバー58を二点鎖線の倒立位置にすると、サーマルヘッド45のアーム57の他端が押され、サーマルヘッド45の一端の発熱素子群57aが第3軸44から離れる。この状態にすると、サーマルヘッド45が邪魔にならずにカセット5を装着することができる。カセット5を装着した後、開閉レバー58を実線の水平位置にすると、サーマルヘッド45の一端の発熱素子群57aが第3軸44(プラテンローラ28)に向かい、図9の如く発熱素子群57aがテープ1を介してプラテンローラ28に押圧される。
【0040】
図9において、プラテンローラ28が回転駆動され、テープ1がサーマルヘッド45の発熱素子群57aとプラテンローラ28との間を通過するとき、発熱素子群57aがプラテンローラ28に向かって付勢されるとともに発熱素子群57aが選択的に通電駆動されることにより感熱発色層12が発色して、所望の画像がテープ1の感熱発色層12に形成されて印刷が行われる。
【0041】
図9のカセット5は、同じ画像を繰り返し印刷し、テープ一本分の印刷を行った後、カセット5を印字ユニット35から取り出し、セロテープと同じ要領で使用するのに適している。そのため、図10(a)のように、印刷前のテープに対しては、文字を含む画像の後端側から印刷し、図10(b)のように、印刷後のテープに対しては、文字を含む画像の先端側から引き出すことができるものが好ましい。何故ならば、文字を含む画像を確認し、その終端で間違いなく切断分離できるからである。
【0042】
そこで、文字を含む画像の後端側から印刷するように印刷手段を制御する制御手段を図11により説明する。図11は、本発明の第1実施形態のラベルライター8の機器ブロック図である。
【0043】
ラベルライター8の動作は、制御手段60によって制御される。制御手段60は、CPU62、ROM63、RAM64、CGROM65および入出力インターフェイス66を含んでおり、これらはバス67を介して互いに接続されている。ROM(プログラムメモリ)63には、液晶ディスプレイ(LCD)38の表示制御プログラム、サーマルヘッド45やテープ送り用のモータ46などの駆動制御プログラムなどラベルライター8を動作させるために必要なプログラムやその他必要なデータなどが格納されている。CGROM(パターンデータメモリ)65には、多数のキャラクタに関するドットパターンデータが格納されている。RAM64には、印刷内容を記憶する印刷バッファや、CPU62の演算結果を一時的に格納するバッファなどが設けられる。
【0044】
入出力インターフェイス66には、液晶ディスプレイ38に接続されたディスプレイコントローラ(LCDC)68、サーマルヘッド45を駆動するヘッド駆動回路69、テープ送り用のモータ25を駆動するモータ駆動回路70、装着されたテープカセットの種類等を検出する図示されないセンサー類、がそれぞれ接続されている。
【0045】
このような制御手段60によるラベルライター8の動作を以下に説明する。なお、以下に説明する動作は、特に記載する場合を除いて、図11のROM63から供給されたプログラムなどに基づいてCPU62からの命令によって行われる。
【0046】
キーボード37により入力された文字データは、RAM64内のテキストバッファ領域に記憶される。印字に際には、RAM64内のテキストバッファ領域の最後の文字データから、例えば20文字分読みだして、そのビットデータをRAM64内のワーク領域に格納する。つぎに、このビットデータを180度回転させたビットイメージデータをRAM64内のイメージバッファ領域に格納する。このイメージバッファ領域に格納したビットイメージデータに基づいて、ヘッド駆動回路69を介してサーマルヘッド45を駆動して印字する。
【0047】
すなわち、図10に示されるように、印刷時には文字が逆立ちした状態になって後端側から印刷される。なお、文字データを一文字ずつ読み出し、180度回転させたデータに変換し印字することにより、文字をテープの後端側から印刷することもできる。このような印刷が進むと同時に、モータ駆動回路70を介してテープ送り用モータ46が駆動され、テープ1が第1スプール26から繰り出され、テープ1が第2スプール27のコア30に巻き取られる。このように、テープ1の一本分の印刷が行われる。一本分の印刷が行われるため、同じ文字列の多数のラベルが繰り返し使用される場合に適している。
【0048】
テープ1の一本分の印刷が終わると、図5の本体フレーム35から印刷ユニット36を取り出す。そして、図9の開閉レバー58を倒立位置にすると、サーマルヘッド45の発熱素子群57aがプラテンローラ28から離れ、カセット5を上方に向けて取り出すことができる。図4の実線で示されるように、取り出したカセット5からテープ1の終端を取り出し、印刷の始めの部分を切断手段31を用いて人手で切断分離すると、セロテープのホルダと同じ要領で必要な印刷部分を引き出して切断できる。このテープ1の印刷面と反対側は剥離紙がない粘着面となっており、必要な印刷部分が分離されると、そのまま手で持って所定場所に貼り付けることができる。無駄な剥離紙が発生しない。また、カセット5から引き出すときに、文字の始まりから引き出せるため、文字列の終端位置即ち切断位置が明確に判る。なお、印刷手段により、切断位置に実線や破線等のマークを印刷することもできる。
【0049】
つぎに、図12〜図17により、本発明の第2実施形態のラベルライター用カセット及びラベルライターを説明する。図12は、本発明の第2実施形態のラベルライター用カセットの半断面の上面図であり、図1のテープ1を収納するのに適したカセット6を示す。
【0050】
カセット6は、透明な材質で成形され、上下に分離可能な容器125内に、スプール126及びプラテンローラ128と回動自在に支持する構造である。スプール126は、コア129に巻かれた印刷前のテープを装着するものである。プラテンローラ128は、満巻きテープと干渉しない位置に配設され、第1スプール126からのテープの裏面側を案内するものである。
【0051】
プラテンローラ128は、図1のテープ1の搬送幅L2に相当する長さを有し、表面が樹脂でコーティングされたものである。したがって、剥離紙がなく裏面側が粘着面となったテープ1であっても、弱粘着部13cに当たることにより、プラテンローラ128への粘着材の移行が起こらない。なお、プラテンローラ128をテフロン材のような粘着しにくい素材で形成すると、裏面側の全体が粘着層となったテープでも使用可能である。
【0052】
このカセット6は、文字列等の所定の画像を印刷したテープ1が順次送りだされ、所定の画像が印刷されると、切断分離し、直ちに貼り付けができるという使い方に適したものである。そのため、印刷後のテープ1の容器125からの出口付近に対面する位置、二点鎖線で示される自動的な切断手段180が配置されるラベルライターになっている。
【0053】
図13は、本発明の第2実施形態のラベルライターの上面図であり、図12のカセット6を装着して使用するのに適したラベルライター9を示す。
【0054】
図13において、ラベルライター9は、カセット6を装着できる印刷ユニット135と、この印刷ユニット135を収容する本体フレーム136とからなる。本体フレーム136の正面左側にはキーボード137が配設され、本体フレーム136の正面右側には液晶ディスプレイ138が配設され、本体フレーム136の正面下側の内部には電池139が収容されている。キーボード137には、アルファベットや平仮名や片仮名を入力するための文字キー、数字キー等のほか、リターンキー、印刷を実行するための印刷キー、テープ送りするためのテープ送りキー、余白設定モードを選択するための余白設定キーなどが設けられている。また、キーボード137の横の液晶ディスプレイ138には、文字、記号、画像などの印刷内容が表示可能である。
【0055】
印刷ユニット135の詳細構造が図14〜図15に示される。図14は、本発明の第2実施形態のラベルライターの印刷ユニットの上面図であり、図15は、図14のY−Y断面図である。
【0056】
図14及び図15において、印刷ユニット135は、ベース141上に、カセット6のスプール126に対応する第1軸142及びカセット6のプラテンローラ128に対応する第2軸143を回転自在に立設し、第2軸143に向かって進退自在にサーマルヘッド145(印字手段)を配設し、サーマルヘッド145の排出側の横に切断手段180を配設する構造である。
【0057】
カセット6のプラテンローラ128に対応する第2軸143は、モータ146で回転駆動される。モータ146の出力軸に嵌入されたウォームギア147、ウォームギア147と噛み合うウォームホイール148、ウォームホイール148と同軸の小歯車149、小歯車149と噛み合う大歯車150、大歯車150に噛み合い第2軸143に嵌入された歯車151から、第2軸143からなる駆動手段が形成されている。第1軸142には、回転摩擦を付与するためのラッチ154が設けられている。また、ベース141の上には、カセット6を受けるための台155が立設されている。
【0058】
切断手段180は、切断刃180aを電磁ソレノイド180bで突出自在としたものである。切断刃180aが突出すると、図示されないテープ1が自動的に切断させる。
【0059】
図16に、カセット6を印刷ユニット135に装着した状態が示される。カセット6のスプール126は第1軸142に係合するように装着され、カセット6のプラテンローラ128は第2軸143に係合するように装着され、カセット6の全体が台155で支持される。この状態でモータ146を駆動すると、プラテンローラ128が所定回転数で駆動される。そのため、第1軸142に装着されたスプール126はテープの繰り出しと共に回転するが、ラッチ154で適度の抵抗が付与される。
【0060】
図14に戻り、印字手段としてのサーマルヘッド145は、アーム157の一端に発熱素子群157aを列設し、アーム157の中央付近に軸157bを設け、発熱素子群157aを第2軸143に向けて付勢するバネ157cを設け、アーム157の他端に開閉レバー158を設けて形成される。開閉レバー158の構造と作動は、図8で説明したものと同様である。
【0061】
図16において、プラテンローラ128が回転駆動され、テープ1がサーマルヘッド145の発熱素子群157aとプラテンローラ128との間を通過するとき、発熱素子群57aがプラテンローラ128に向かって付勢されるとともに発熱素子群157aが選択的に通電駆動されることにより、所望の画像がテープ1の感熱発色層に形成されて印刷が行われる。そして、所定の画像の印刷が終わったテープ1が排出状態になると、切断手段180の切断刃180aが容器125に向かって突出し、容器125に沿って位置する印刷済みテープ1を切断刃180aが切断する。切断されたテープ1は、剥離紙が無いため、直ぐに所定場所に貼り付けることができる。無駄な剥離紙も発生しない。
【0062】
このように、印字が終わったテープ1を自動的に切断分離するように印刷手段及び切断手段を制御する制御手段を図17により説明する。図17は、本発明の第2実施形態のラベルライターの機器ブロック図である。
【0063】
ラベルライターの動作は、制御手段160によって制御される。制御手段160は、CPU162、ROM163、RAM164、CGROM165および入出力インターフェイス166を含んでおり、これらはバス167を介して互いに接続されている。ROM(プログラムメモリ)163には、液晶ディスプレイ(LCD)138の表示制御プログラム、サーマルヘッド145やテープ送り用のモータ146やカッター(切断手段)180などの駆動制御プログラムなどラベルライター9を動作させるために必要なプログラムやその他必要なデータなどが格納されている。CGROM(パターンデータメモリ)165には、多数のキャラクタに関するドットパターンデータが格納されている。RAM164には、印刷内容を記憶する印刷バッファや、CPU162の演算結果を一時的に格納するバッファなどが設けられる。
【0064】
入出力インターフェイス166には、液晶ディスプレイ138に接続されたディスプレイコントローラ(LCDC)168、サーマルヘッド145を駆動するヘッド駆動回路169、テープ送り用のモータ146を駆動するモータ駆動回路170、カッター(切断手段)180を駆動するカッター駆動回路181、装着されたテープカセットの種類等を検出する図示されないセンサー類、がそれぞれ接続されている。
【0065】
このような制御手段160によるラベルライターの動作を以下に説明する。なお、以下に説明する動作は、特に記載する場合を除いて、図17のROM163から供給されたプログラムなどに基づいてCPU162からの命令によって行われる。
【0066】
キーボード137により入力された文字データは、RAM164内のテキストバッファ領域に記憶される。印字の際には、RAM164内のテキストバッファ領域に記憶した文字データを先頭から一文字づつ読み出して、ビットイメージデータを作成し、RAM164内のイメージバッファ領域に格納する。このイメージバッファ領域に格納したビットイメージデータに基づいて、ヘッド駆動回路169を介してサーマルヘッド145を駆動し印刷する。印刷が進むと同時に、モータ駆動回路170を介してテープ送り用モータ146が駆動され、テープ1が送りだされる。印刷が終わると、カッター駆動回路181を介してカッター(切断手段)180を作動させ、印刷が終わった所定長さのテープ1を切断分離する。このテープ1の印刷面と反対側は剥離紙がない粘着面となっており、切断分離されたテープ1を手で持って所定場所に貼り付けることができる。無駄な剥離紙が発生しない。このように、第2実施形態のラベルライター9は、文字列等の画像を印刷すると、直ぐに貼り付けるという使用に適している。
【0067】
なお、以上説明した第1実施形態及び第2実施形態のカセット及びラベルライターは、図1の形式のテープに適したものとして説明した。しかし、ラベルライター又はカセットの側のいずれかの側にインクリボンとラミネートテープとをプラテンローラ28,128に向かって巻き出せる構造にすると、図2のテープ2に対しても、第1実施形態及び第2実施形態と同様のカセット及びラベルライターを使用できる。また、ラベルライターの側にインクリボンをプラテンローラ28,128に向かって巻き出せる構造にすると、図3のテープ3に対しても、第1実施形態及び第2実施形態と同様のカセット及びラベルライターを使用できる。
【0068】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1のテープによると、テープ幅方向中央部分の弱粘着部又は無粘着部を搬送路に沿わせることができ、搬送経路に粘着材が移行して障害を起こすことがない。印刷後のテープを貼り付ける際には、テープ幅方向両端の強粘着部によって強固に貼り付けることができる。また、テープ幅方向両端に強粘着部があった方が、貼り付け後に、気泡が入りにくいと共に、皺も発生しにくい。
また、請求項1のテープによると、弱粘着部又は無粘着部がテープ搬送ローラに接触した状態で搬送されるので、粘着剤がテープ搬送ローラへ移行することがなくなる。そのため、剥離紙を用いないテープであっても、ラベルライターでの印刷において搬送時の支障が生じない。
【0069】
請求項2のテープによると、テープに印刷する際に、印刷ヘッドを受けるプラテンローラをテープ幅方向中央部分の弱粘着部又は無粘着部の幅以内とすることができ、プラテンローラへの粘着材の付着を防止できる。強粘着部を含めて案内する幅を有するプラテンローラとするためには、テフロンのような引っつきにくい材料で形成する必要があるが、弱粘着部又は無粘着部の幅以内のプラテンローラにすると、材質の選定がし易くなる。
【0070】
請求項3のテープによると、テープに印刷して更に巻き取る場合には、表面側の印刷が裏面側の粘着面に重なるが、熱転写による印刷はインクリボンによる転写印刷と異なり、熱変化で発色させるものであるため、印刷後に粘着面に重なっても、巻き戻し時に印刷が剥がれたり転写することがない。
【0071】
請求項のテープカセットによると、第1スプールに装着されたテープの一本分の印刷をまとめて行い、第2スプールに巻き取ることにより、印刷後のテープ即ちラベルの連続としての貯めができ、印刷後直ちに貼り付ける必要がなくなる。そして、テープ一本分の印刷が終わり、ラベルライターから取り出すと、テープカセットが印刷済みテープのホルダになり、必要量のテープをその都度繰り出して貼り付けるという使用ができる。
また、請求項5のテープカセットによると、プラテンローラは、弱粘着部又は無粘着部をプラテンローラに接触させた状態でテープを案内するので、粘着剤がプラテンローラへ移行することがなくなる。そのため、剥離紙を用いないテープであっても、ラベルライタ ーでの印刷において搬送時の支障が生じない。
【0072】
請求項のテープカセットによると、ラベルの使用時にカセットをラベルライターから取り出した後、セロテープのホルダと同じ感覚で、第2スプールに巻かれたテープを繰り出し、切断手段で所定長さのラベルにして、直ちに貼り付けることができる。
【0073】
請求項のテープカセットによると、ラベルの使用時にカセットをラベルライターから取り出し、ラベルを使用したあと、残りのテープをコア毎取り出し、第1スプールに残ったコアを第2スプール側に写し、第1スプールに新たなテープを装着するというコアの再利用ができる。
【0074】
請求項のラベルタイターによると、テープ一本分の印刷が終わり、使用するときに、文字等の画像の前端側から引き出せるため、画像を確認しながら所定量のテープを繰り出せるため、使い勝手が良い。
【0075】
請求項のテープカセットによると、スプールから引き出された剥離紙レスのテープの印字面に印刷し、印刷後のテープの必要量を切断して直ちに使い、貯めないで使用することに対応できる。
また、請求項9のテープカセットによると、プラテンローラは、弱粘着部又は無粘着部をプラテンローラに接触させた状態でテープを案内するので、粘着剤がプラテンローラへ移行することがなくなる。そのため、剥離紙を用いないテープであっても、ラベルライターでの印刷において搬送時の支障が生じない。
【0076】
請求項10のラベルライターによると、印刷後のテープを所定長さに自動的に切断するため、直ちに使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態のラベルライター用テープの概略の構成を示す図である。
【図2】 本発明の一実施形態の他のラベルライター用テープの断面図である。
【図3】 本発明の一実施形態の更に他のラベルライター用テープの断面図である。
【図4】 本発明の第1実施形態のラベルライター用カセットの半断面の上面図である。
【図5】 本発明の第1実施形態のラベルライターの上面図である。
【図6】 本発明の第1実施形態のラベルライターの印刷ユニットの上面図である。
【図7】 図6のX−X断面図である。
【図8】 図6のA方向の部分側面図である。
【図9】 図6の内部機構にカセットを装着した状態の状面図である。
【図10】 本発明の第1実施形態のラベルライターによる印字前テープ及び印字後テープの状態を示す図である。
【図11】 本発明の第1実施形態のラベルライターの機器ブロック図である。
【図12】 本発明の第2実施形態のラベルライター用カセットの半断面の上面図である。
【図13】 本発明の第2実施形態のラベルライターの上面図である。
【図14】 本発明の第2実施形態のラベルライターの印刷ユニットの上面図である。
【図15】 図14のY−Y断面図である。
【図16】 図14の内部機構にカセットを装着した状態の状面図である。
【図17】 本発明の第2実施形態のラベルライターの機器ブロック図である。
【符号の説明】
1,2,3 テープ
5,6 カセット
8,9 ラベルライター
11,15,20 テープ本体
12 感熱発色層(印刷面)
16,21 熱転写層(印刷面)
13,18,22 粘着層(粘着面)
13a,13b,18a,18b,22a,22b 強粘着部
13c,18c 弱粘着部
22c 無粘着部
26 第1スプール
126 スプール
28,128 プラテンローラ
29,129 コア
31 切断手段
35,135 印刷ユニット
45,145 サーマルヘッド
46,146 モータ(駆動手段)
60,160 制御手段
180 切断手段

Claims (10)

  1. 印字ヘッドとテープ搬送ローラとを備えたラベルライターに使用するテープであって、
    表面側に印刷面を有し、裏面側が粘着面となり、前記粘着面は、幅方向両端の強粘着部と、幅方向中央部分の弱粘着部又は無粘着部とで形成され
    前記幅方向中央部分の幅は、前記テープ搬送ローラの幅よりも広く設定され、
    前記弱粘着部又は無粘着部が前記テープ搬送ローラに接触した状態で、前記テープ搬送ローラに搬送されることを特徴とするラベルライター用テープ。
  2. 前記印刷面の印刷幅は、前記幅方向中央部分の幅以内である請求項1記載のラベルライター用テープ。
  3. 前記印刷面は感熱により印刷可能になっている請求項1記載のラベルライター用テープ。
  4. 前記テープ搬送ローラはプラテンローラであることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のラベルライター用テープ。
  5. 表面側が印刷面、裏面側が粘着面となり、前記粘着面が、幅方向両端の強粘着部と、幅方向中央部分の弱粘着部又は無粘着部とで形成されたテープを収納するカセットであって、印刷前のテープが装着される第1スプールと、印刷後のテープが巻き取られる第2スプールと、前記第1スプールから前記第2スプールに至る前記テープの裏面側を案内し、印刷ヘッドに対向できるプラテンローラと、を備え
    前記プラテンローラの幅は、前記テープの幅方向中央部分の幅よりも狭く設定され、
    前記プラテンローラは、前記弱粘着部又は無粘着部を前記プラテンローラに接触させた状態で、前記テープを案内することを特徴とするラベルライター用テープカセット。
  6. 前記第2スプールから繰り出される前記テープの切断手段を、更に備える請求項記載のラベルライター用テープカセット。
  7. 前記第1スプールにはコアに巻かれた印刷前のテープが装着され、前記第2スプールには印刷後のテープを巻くことができるコアが装着された請求項記載のラベルライター用テープカセット。
  8. 請求項記載のテープカセットを装着して印刷するラベルライターであって、前記プラテンローラと前記第2スプールを駆動する駆動手段と、前記プラテンローラに向かって押圧される印刷手段と、前記印刷手段を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、文字を前記テープの後端側から印刷するよう前記印刷手段を制御することを特徴とするラベルライター。
  9. 表面側が印刷面、裏面側が粘着面となり、前記粘着面が、幅方向両端の強粘着部と、幅方向中央部分の弱粘着部又は無粘着部とで形成されたテープを収納するカセットであって、印刷前のテープが装着されるスプールと、前記スプールからの前記テープの裏面側を案内し、印刷ヘッドに対向できるプラテンローラと、を備え
    前記プラテンローラの幅は、前記テープの幅方向中央部分の幅よりも狭く設定され、
    前記プラテンローラは、前記弱粘着部又は無粘着部を前記プラテンローラに接触させた状態で、前記テープを案内することを特徴とするラベルライター用テープカセット。
  10. 請求項記載のテープカセットを装着して印刷するラベルライターであって、前記プラテンローラと前記スプールを駆動する駆動手段と、前記プラテンローラに向かって押圧される印刷手段と、前記テープカセットから繰り出される前記テープに対する切断手段と、前記印刷手段及び前記切断手段を制御する制御手段と、を備えてなることを特徴とするラベルライター。
JP08556299A 1999-03-29 1999-03-29 ラベルライター用テープ、ラベルライター用テープカセット及びラベルライター Expired - Fee Related JP3932718B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08556299A JP3932718B2 (ja) 1999-03-29 1999-03-29 ラベルライター用テープ、ラベルライター用テープカセット及びラベルライター

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08556299A JP3932718B2 (ja) 1999-03-29 1999-03-29 ラベルライター用テープ、ラベルライター用テープカセット及びラベルライター

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000272183A JP2000272183A (ja) 2000-10-03
JP3932718B2 true JP3932718B2 (ja) 2007-06-20

Family

ID=13862265

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP08556299A Expired - Fee Related JP3932718B2 (ja) 1999-03-29 1999-03-29 ラベルライター用テープ、ラベルライター用テープカセット及びラベルライター

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3932718B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4853203B2 (ja) * 2006-09-28 2012-01-11 ブラザー工業株式会社 テープカセット
JP5012556B2 (ja) * 2007-03-15 2012-08-29 セイコーエプソン株式会社 印刷装置
JP5578435B2 (ja) * 2010-11-30 2014-08-27 ブラザー工業株式会社 ラベル作成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000272183A (ja) 2000-10-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3994804B2 (ja) テープ印字装置及びテープカセット
JPH0434048Y2 (ja)
WO2009107534A1 (ja) テープカセット、テープ作成装置及びテープ作成システム
JP4998103B2 (ja) レタリングテープ及びテープカセット
US5409317A (en) Tape printing device capable of setting appropriate margin
JPH0768814A (ja) テープ印字装置
JP2008080668A (ja) 印字テープ、テープカセット及びテープ印字装置
JP2008221553A (ja) レタリングテープ及び印字装置
JP2009544496A (ja) テーププリンタ及びテープカセット
JP3882742B2 (ja) 感熱記録装置
JP2591355B2 (ja) 剥離紙の剥離方法
JP2009214433A (ja) テープカセット
JP3932718B2 (ja) ラベルライター用テープ、ラベルライター用テープカセット及びラベルライター
JP3948157B2 (ja) ラベルライター用テープ及びラベルライター
JP2009255334A (ja) 印字装置
JP3392460B2 (ja) テープ印字装置
JP3941106B2 (ja) 印字用テープ及びテープ印字装置
JP3873162B2 (ja) 印字装置
JP4720604B2 (ja) 印字装置
JP4635596B2 (ja) 包装装置
JP2009073135A (ja) テープカセット
KR100520578B1 (ko) 열전사리본 및 기록매체 일체형 카트리지를 구비하는열전사 프린터
JP2583622Y2 (ja) テープ作成装置
JPH07246759A (ja) テープカセット
JP4073827B2 (ja) プリンタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040913

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060721

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060801

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060927

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070227

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070312

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100330

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110330

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120330

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120330

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130330

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130330

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140330

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees