JP3928420B2 - 助手席用エアバッグ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、折り畳まれて収納されて、インフレーターから吐出される膨張用ガスを流入させて展開膨張するエアバッグを備える助手席用エアバッグ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術とその課題】
従来、トップマウントタイプの助手席用エアバッグ装置では、エアバッグは、インストルメントパネル(以下「インパネ」と略す)の内部に配置されたケース内に、折り畳まれて収納されて、膨張用ガスの流入時に、インパネの上面側の開口から突出して、車両後方側へ展開膨張していた(特開平11−278192号公報参照)。
【0003】
そして、従来の助手席用エアバッグ装置では、エアバッグの乗員側基布が、乗員に対して相対移動し難かった。そのため、何ら、手段を講じないと、エアバッグの展開膨張途中において、乗員側基布が、一旦、乗員と接触した場合に、乗員側壁部における乗員との接触部位が、膨張完了位置へ移動することに伴って、乗員側基布と乗員との間に生ずる摩擦力により、乗員に対し、乗員を移動させるような不要な負荷を与える虞れがあった。
【0004】
そこで、この種のエアバッグ装置では、エアバッグの折り畳み形状を考慮したり、エアバッグ内に整流布を配置させる等して、乗員側壁部を、エアバッグの展開膨張完了前から、極力、鉛直方向に沿わせた広い面を確保しつつ、乗員側壁部の各部分における展開膨張完了前の移動を抑えた状態で、車両後方側へ移動させるように、エアバッグを展開膨張させる必要が生じていた。
【0005】
本発明は、上述の課題を解決するものであり、折り畳み形状や整流布等に依存する割合を抑えて、展開膨張途中のエアバッグが乗員と接触しても、乗員に対する負荷を抑えることが可能な助手席用エアバッグ装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る助手席用エアバッグ装置は、インパネの上面側の内部に折り畳まれて収納されて、インフレーターから吐出される膨張用ガスを流入させて展開膨張するエアバッグを備えるトップマウントタイプの助手席用エアバッグ装置であって、
エアバッグが、エアバッグ本体と、エアバッグ本体の外表面側に配設される当て布と、を備えて構成され、
エアバッグ本体が、展開膨張完了時に、乗員側で略鉛直方向に沿って配置される乗員側壁部と、乗員側壁部の外周縁から車両前方側に略円錐状に狭まる周壁部と、を備え、
当て布が、乗員側壁部の表面を覆うように配設されるとともに、エアバッグ本体の展開膨張途中において、乗員と接触した際に、乗員側壁部に対して上方に相対的に移動可能とされるように、上端側を、エアバッグ本体における乗員側壁部の上縁側付近に固定させ、下端側を、自由端として、配設され、
エアバッグが、
乗員側壁部を平らに展開させるように周壁部側を折り畳む予備折り工程を経た後、横折りと縦折りとを経て折り畳まれる構成とされ、
予備折りされたエアバッグ本体における乗員側壁部上に、当て布を平らに展開した状態で重ねて、当て布とエアバッグ本体とを、後端を周壁部側に巻くようにロール折りされる横折り後に、縦折りされて、折り畳まれていることを特徴とする。
【0007】
また、当て布を、エアバッグ本体の展開膨張途中において、乗員と接触した際に、乗員側壁部に対して少なくとも上下方向に相対的に移動可能とした構成とすることが好ましい。
【0008】
さらに、当て布が、上端側を、エアバッグ本体における乗員側壁部の上縁側付近に固定させ、下端側を、自由端として、配設される構成とすることが好ましい。
【0009】
さらにまた、当て布の下端側が、エアバッグ本体における乗員側壁部の下縁側付近となる部位とともに折り畳まれて、エアバッグが収納されている構成とすることが好ましい。
【0010】
【発明の効果】
本発明の助手席用エアバッグ装置では、当て布が、エアバッグ本体における乗員側壁部の表面を覆うように配設されていることから、エアバッグ本体の展開膨張途中において、仮に、エアバッグが乗員と接触しても、エアバッグ本体の乗員側壁部は、乗員と直接接触せず、当て布が乗員と接触することとなる。そして、当て布は、乗員を接触させた状態で、乗員側壁部に対して、相対的に移動可能とされている。そのため、エアバッグの展開膨張途中において、当て布が乗員と接触して移動しなくとも、乗員側壁部が当て布に対して移動することから、乗員側壁部は、エアバッグ本体の展開膨張に伴って円滑に移動できて、エアバッグの折り畳み形状や整流布に依存しなくとも、乗員に与える負荷を、極力抑えることができる。
【0011】
従って、本発明の助手席用エアバッグ装置では、折り畳み形状や整流布等に依存する割合を抑えて、展開膨張途中のエアバッグが乗員と接触しても、乗員に対する負荷を抑えることができる。
【0012】
また、本発明の助手席用エアバッグ装置では、当て布が、乗員と接触した状態で、乗員側基布に対して上下方向に相対的に移動可能とされていることから、エアバッグ本体の展開膨張に伴って、乗員側壁部の各部分が上下方向に移動しても、乗員に与える上下方向の負荷を抑えることができ、小柄な乗員や、エアバッグの展開膨張時にインパネに接近している乗員に対して、好適となる。すなわち、上記のような構成とすれば、エアバッグ本体の展開膨張途中において、当て布が乗員と接触しても、乗員側壁部が当て布に対して上方に移動可能となり、エアバッグ本体が、乗員に対してすり抜けつつ上方若しくは下方に向かうようにして、膨張を完了させることができる。その結果、小柄な乗員や接近している乗員が、エアバッグ本体の展開膨張途中において当て布と接触しても、乗員に対する負荷を抑えて、エアバッグ本体の膨張を完了させることが可能となる。
【0013】
さらに、本発明の助手席用エアバッグ装置では、当て布の上端側だけを、エアバッグ本体における乗員側壁部の上縁側付近に固定させればよいことから、当て布のエアバッグ本体への固定作業が容易である。勿論、当て布における下端側の自由端は、エアバッグの展開膨張途中において、重力により、下方位置を維持し易いことから、当て布は、乗員側壁部の表面を、上下方向に沿って円滑に覆うことができる。
【0014】
さらにまた、請求項2に記載したような構成とすれば、当て布の下端側が、エアバッグ本体における乗員側壁部の下縁側付近となる部位とともに折り畳まれて、エアバッグが収納されることから、当て布の下端側は、エアバッグ本体の膨張初期においては、乗員側壁部の下縁側付近となる部位とともに折り畳まれた状態として保持され、その後のエアバッグ本体における乗員側壁部の下縁側付近となる部位の折りの解消に伴って展開して自由端となる。そのため、エアバッグ本体の膨張途中において、当て布の下端側がエアバッグ本体から捲れあがることを防ぐことができて、当て布が、エアバッグ本体の膨張途中において、乗員側壁部表面を、一層、的確に覆うことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
【0016】
本発明の一実施形態である助手席用エアバッグ装置(以下「エアバッグ装置」と略す)Mは、図1・2に示すように、インパネ(インストルメントパネル)1の表面における上面1a側の内部に配置されるトップマウントタイプである。このエアバッグ装置Mは、折り畳まれたエアバッグ10と、エアバッグ10に膨張用ガスを供給するインフレーター58と、エアバッグ10及びインフレーター58を収納保持するケース60と、エアバッグ10をケース60に取り付けるためのリテーナ55と、折り畳まれたエアバッグ10を覆うエアバッグカバー71と、エアバッグカバー71をケース60に強固に連結させるための2つの押え板69と、を備えて構成されている。
【0017】
なお、本明細書での前後左右は、直進状態の車両にエアバッグ装置Mを搭載した状態を基準に、その車両の前後左右に対応する方向とし、エアバッグ10の後述する乗員側壁部13の上縁14や下縁15、及び、エアバッグ10に配設される後述する当て布38の上端38aや下端38bは、エアバッグ10の展開膨張完了時の状態を基準としている。
【0018】
エアバッグ10をケース60に取り付けるリテーナ55は、四角環状の板金製として、所定位置に下方へ伸びる複数のボルト55aを備えて構成されている。リテーナ55は、各ボルト55aを、エアバッグ10の後述する取付孔24に挿通させるとともに、ケース60の後述する底壁部67や押え板69の後述する横板部69aに挿通させて、各ボルト55aにナット55bを螺合させることにより、ケース60に取り付けられることとなる。
【0019】
インフレーター58は、シリンダタイプとして、ケース60の後述する下部室65内に収納保持されている。
【0020】
エアバッグカバー71は、オレフィン系やエステル系等の熱可塑性エラストマー等から形成されて、インパネ1の長方形状に開口する開口2を塞ぐように配置される天井壁部72と、天井壁部72の下面から下方へ延びる略四角筒形状の側壁部75と、から構成されている。天井壁部72は、側壁部75に囲まれた内側に、周囲に薄肉の破断予定部74を配置させて、前後2つの扉部73を配設させている。破断予定部74は、天井壁部72の上方から見て、略H字形状に配置されている。各扉部73は、膨張時のエアバッグ10に押されて破断した際、図2・14の二点鎖線で示すように、破断予定部74から離れた前後方向の端部側をヒンジ部73aとして、車両の前後方向両側に開くこととなる。また、天井壁部72の車両前後方向の縁には、下方へ突出する複数の係止脚72aが形成されている。各係止脚72aは、インパネ1の開口2の周縁に段差を有して設けられたフランジ部3の下面側に、係止されている。側壁部75には、車両の前後方向の部位に、車両の前後方向に貫通する複数の係止孔75aが、形成されており、これらの係止孔75aと押え板69とを使用して、側壁部75がケース60の後述する上部室61に連結されている。
【0021】
押え板69は、板金から形成されるとともに、横板部69aと横板部69aの端部から上方へ延びる縦板部69bとを備えた断面L字形として、ケース60の車両の前後方向の部位に、それぞれ、配置されている。そして、各横板部69aには、リテーナ55の各ボルト55aを挿通させる貫通孔(図符号省略)が形成され、各縦板部69bの上端は、ケース60の後述する係止突起62aに挿通可能に形成されている。
【0022】
ケース60は、板金製として、上方を開口させた直方体形状の上部室61と、上部室61と連通するように、ケース60の下部側に配置される下部室65と、から構成されている。
【0023】
上部室61は、略四角筒形状の周壁部62と、周壁部62の下部に配置される底壁部63と、から構成されている。周壁部62には、エアバッグカバー側壁部75の各係止孔75aに挿入される係止突起62aが、外側に突出するように複数形成されている。底壁部63には、リテーナ55の各ボルト55aを挿通させるための貫通孔(図符号省略)が形成され、車両の前後方向の部位の下面には、それぞれ、押え板69の横板部69aが当接して配置されることとなる。
【0024】
下部室65は、底壁部63の内側端部から下方へ延びるような略四角筒形状の周壁部66と、周壁部66の下端を塞ぐ底壁部67と、を備えて構成されている。底壁部67には、ケース60をボディ5に取り付けるためのナット67aが取り付けられている。底壁部67は、ボディ5側のリインフォース5aから延びるブラケット5bに取り付けられるものであり、ボルト6を、ブラケット5bに設けられた連結孔(図符号省略)を経て、ナット67aに螺合させることにより、ブラケット5bに取り付けられている。
【0025】
エアバッグ10は、図3〜5に示すように、エアバッグ本体11と、エアバッグ本体11の外表面側に配設される当て布38と、を備えて構成される。エアバッグ本体11は、展開膨張完了時の形状として、乗員側で略鉛直方向に沿って配置される乗員側壁部13と、乗員側壁部13の外周縁から車両前方側に略円錐状に狭まる周壁部20と、を備える形状としている。展開膨張完了時の周壁部20における下部側となる下部側周壁21の前部側には、膨張用ガスG(図4参照)をエアバッグ本体11内に流入させるように、長方形状に開口するガス流入口22が、設けられている。当て布38は、実施形態では、乗員側壁部13の表面を略全面にわたって覆うように配設されている。
【0026】
また、実施形態の場合、エアバッグ本体11の内部には、ガス流入口22を覆うように、エアバッグ本体11内に流入する膨張用ガスGの流れを前後方向両側に変える整流布44が、配設されている。
【0027】
そして、ガス流入口22の周縁23には、複数の取付孔24が貫通されており、これらの取付孔24には、リテーナ55の各ボルト55aが挿通されて、エアバッグ本体11(エアバッグ10)が、ケース60の底壁部63に保持されることとなる。また、周壁部20の左右の側面部位には、それぞれ、余剰の膨張用ガスを排気するベントホール36が設けられている。さらに、エアバッグ本体11の内周面側におけるガス流入口22周縁の取付孔24付近には、略四角環状のポリエステルやポリアミド等の糸から織成された補強布42が配設されている。
【0028】
そして、エアバッグ本体11がリテーナ55によってケース底壁部63に保持され、ケース60がボディ5に取り付けられて、エアバッグ装置Mが車両に搭載された際には、ガス流入口22の開口面は、開口周縁23の前縁23a側が後縁23b側より若干高くなって、開口周縁23とともに、略水平方向に沿うように、配置されることとなる(図14参照)。
【0029】
当て布38は、図3・5に示すように、膨張を略完了させたエアバッグ本体11における乗員側壁部13の表面を略全面にわたって覆うように配設されており、エアバッグ本体11の展開膨張途中において、乗員と接触した際に、乗員側壁部13に対して相対的に移動可能とされている。また、当て布38は、上端38aを、エアバッグ本体11の周壁部20における上部側周壁31の乗員側壁部上縁14近傍部位に、縫合糸Sにより縫着されて、下端38b側を自由端とされて、エアバッグ本体11に固定されている。
【0030】
さらに、エアバッグ本体11は、図6・7に示すように、ポリエステルやポリアミド等の糸から織成された第1・2基布40・41を縫合して製造されている。第1基布40は、略正六角形状の2つの布材(上側部40aと下側部40e)を連結させた形状として、中央付近の左右両縁を凹ませた瓢箪形に形成されている。第2基布41は、略正六角形状に近似した略円形状に形成されている。これらの基布40・41は、平面的な縫合作業によって立体的なエアバッグ本体11を縫製できるように、設定されている。
【0031】
なお、第2基布41は、エアバッグ本体11の乗員側壁部13の略全域を構成し、第1基布40は、エアバッグ本体11の周壁部20の略全域を構成することとなる。第1基布40の上側部40aは、周壁部20の上部側となる上部側周壁31の略全域を構成し、第1基布40の下側部40eは、周壁部20の下部側となる下部側周壁21の略全域を構成することとなる。
【0032】
当て布38は、図5に示すように、ポリエステルやポリアミド等の糸から織成された略長方形状の当て布素材45から構成される。当て布素材45は、上下方向の幅寸法を、エアバッグ本体11の乗員側壁部13を構成する第2基布41の上下方向の幅寸法より大きく設定されている。また、当て布素材45は、左右方向の幅寸法を、第2基布41の上縁付近における左右方向の寸法と略同一に設定されて、第2基布41の中間部位付近における左右両縁付近を除いた略全域を覆い可能な幅寸法に設定されている。なお、当て布素材45は、さらに幅広に、第2基布41の中間部位付近における左右方向の幅寸法と略同一となるように設定してもよい。
【0033】
整流布44は、図3・5に示すように、エアバッグ本体11内でガス流入口22を覆い可能に、ガス流入口22の前後左右の寸法より大きな形状として、かつ、エアバッグ本体11の展開膨張時に、ガス流入口22の中央付近と対向する前後方向の断面形状を、ガス流入口22から離れる上方向へ膨らむ円弧状の曲線状としている。
【0034】
実施形態の場合、整流布44は、図6に示すように、エアバッグ本体11に取り付ける前の状態では、ポリエステルやポリアミド等の糸から織成された整流布素材43として構成されている。整流布素材43は、ガス流入口22に対応した開口43aを備えるとともに、開口43aの車両左右方向両側から延びる帯部43b・43bを備え、帯部43b・43b先端相互を縫合して、整流布44が形成されている。なお、整流布素材43には、取付孔44に対応する孔(図符号省略)も配設されている。
【0035】
次に、エアバッグ10の製造について述べる。まず、図6・7のAに示すように、第1基布40におけるエアバッグ本体11の内周面側となるガス流入口22の開口周縁23に、縫合糸Sを利用して、補強布42と整流布素材43とを縫合する。次いで、図7のBに示すように、整流布素材43の帯部43bの端部相互を、縫合糸Sを利用して円弧状に縫合し、整流布44を所定形状に形成する。
【0036】
その後、第1基布40におけるガス流入口22の近傍の左右両縁において、図7のB・Cに示すように、上側部40aと下側部40eとの間で左右方向に延びる第1基準線L1で折り返し、縫合糸Sを利用して、基準線L1の近傍の上側・下側部40a・40eの一方の直線状の片縁部40b・40f相互を縫合するとともに、他方の直線状の片縁部40c・40g相互を縫合する。
【0037】
次いで、図7のC・Dに示すように、上側部40aの左右方向に膨出した位置の左右方向に延びる第2基準線L2で折り曲げて、上側・下側部40a・40eの縫合していない残部周縁40d・40h相互を離隔するように広げる。これらの残部周縁40d・40hを広げた外形形状は、第2基布41の外形形状と同形状としている。
【0038】
そして、第2基布41を重ね、図7のD・Eに示すように、縫合糸Sを利用して、重ねた外周縁相互を縫合すれば、エアバッグ本体11を袋状に形成することができる。
【0039】
さらに、各部位を縫合した縫い代が、エアバッグ本体11の外表面側に露出しないように、エアバッグ本体11を袋状に形成した後には、ガス流入口22を利用して、エアバッグ本体11を裏返す。
【0040】
次いで、上記のようにして形成したエアバッグ本体11の周壁部20における上部側周壁31の乗員側壁部上縁14近傍部位に、当て布素材44(当て布38)の上端38a付近を、縫合糸Sにより縫着させて、エアバッグ本体11の乗員側壁部13表面を覆うように、当て布38を配置させれば、エアバッグ10を形成することができる。
【0041】
上記のように製造したエアバッグ10の車両への搭載を説明すると、まず、各取付孔24からボルト55aを突出させるように、内部にリテーナ55を配設させた状態で、エアバッグ10を折り畳み、さらに、折り崩れしないように、折り畳んだエアバッグ10を破断可能な図示しないラッピングシートでくるんでおく。
【0042】
そして、このエアバッグ10の折り畳みは、予備折り工程を経た後、横折り工程と縦折り工程とを経て、折り畳む。
【0043】
予備折り工程では、図9・10に示すような予備折りエアバッグ47を形成することとなる。この予備折りでは、乗員側壁部13における上縁14の近傍部位18を、ガス流入口22と上下方向で対向するように、ガス流入口22の上方位置に、配置させて(図11参照)、乗員側壁部13を周壁部20の下部側周壁21に重ねて平らにした形状としている。さらに、実施形態の場合には、周壁部20側を折り畳んで、乗員側壁部13の左縁16付近と右縁17付近との一部を除いて、乗員側壁部13の略全域が、当て布38の上端38a付近を除いた部位とともに、平らに展開されるように、予備折りしている。
【0044】
周壁部20の予備折りは、実施形態の場合、図8〜12に示すように、周壁部20におけるガス流入口22の左右の部位25・26と、周壁部20における乗員側壁部上縁14との連結部位の近傍部位32と、が、谷折りの折目CL・CR・CHを付けて、折り畳まれている。ガス流入口22の左方側部位25と右方側部部位26とは、折目CL・CRをガス流入口22に接近させつつ、ガス流入口周縁23の乗員側壁部13側に配置されるように、折り込まれている。そして、折目CL・CRは、前後方向に沿うように配置されている。また、周壁部20における乗員側壁部上縁13側の近傍部位32は、折目CHをガス流入口22に接近させつつ、ガス流入口周縁23の乗員側壁部13側に配置されるように、折り込まれている。そして、折目CHは、左右方向に沿うように配置されている。
【0045】
このような予備折りは、周壁部20におけるガス流入口22の前縁23a側における左右方向の中央付近から乗員側壁部上縁14における左右方向の中央付近までの略中間部位(突出頂部33となる)と、周壁部20におけるガス流入口22の後方側部位28の左右方向の中央付近28aと、を把持して、把持箇所33・28a相互を離すように、前後方向に引っ張ることにより、行える。
【0046】
なお、周壁部20におけるガス流入口22の前方側部位27から突出頂部33までの部位34では、実施形態の場合、ガス流入口22の開口周縁23を、乗員側壁部13と平行として平らにするために、ガス流入口22側に接近させるように、谷折りしている。
【0047】
そして、このように予備折りした後には、図9・図13のA・Bに示すように、予備折りエアバッグ47におけるガス流入口22の後方側部位48と前方側部位49とについて、左右方向に沿う折目をつけて、端部48a・49aをガス流入口22に接近させるように、横折りを行う。実施形態の場合、後方側部位48は、後端48aを下部側周壁21側(インパネ1側)に巻いて、乗員側壁部13の上に載せるロール折りとしている。また、前方側部位49は、蛇腹折りとしている。このとき、当て布38は、平らに展開した状態で乗員側壁部13上に重ねられて、下端38b付近を、エアバッグ本体11の乗員側壁部13における下縁近傍部位19となる後方側部位48の後端48aとともに下部側周壁21側に巻いて、エアバッグ本体11とともにロール折りされることとなる。
【0048】
横折りを行った後には、横折り工程後のエアバッグ10におけるガス流入口22の左方側部位50と右方側部位51とについて、図13のC・Dに示すように、前後方向に沿う折目を付けて、端部50a・51aをガス流入口22に接近させるように、縦折りを行う。実施形態の場合、左方側・右方側部位50・51は、端部50a・51a側を下部側周壁21側に折り返した後、乗員側壁部13側の上に載せる蛇腹折りとしている。
【0049】
縦折り工程を経てエアバッグ10の折り畳みが完了したならば、既述したように、折り崩れしないように、折り畳んだエアバッグ10を破断可能な図示しないラッピングシートでくるんでおく。
【0050】
そして、ケース60の下部室65内にインフレーター58を収納させておくとともに、リテーナ55の各ボルト55aをケース60の各底壁部63から突出させるように、折り畳んだエアバッグ10を上部室61内に収納させ、さらに、上方から、エアバッグカバー71の側壁部75を上部室61に外装し、側壁部75の各係止孔75aに周壁部62の係止突起62aを挿入させる。
【0051】
次いで、各縦板部69bの上端を、側壁部75から突出している係止突起62aに挿通させるとともに、各横板部69aにボルト55aを挿通させて、ケース60の前後部位に押え板69・69を配置させ、さらに、各ボルト55aにナット55bを螺合させれば、エアバッグ装置Mを組み立てることができる。
【0052】
そして、このように組み立てた助手席用エアバッグ装置Mは、車両に組み付けた状態のインパネ1の開口2から挿入させて、各係止脚72aをフランジ部3に係止させるとともに、ブラケット5bを経て、ナット67aにボルト6を螺合させ、ケース60をボディ5に連結すれば、車両に搭載することができる。
【0053】
エアバッグ装置Mの車両への搭載後、インフレーター58から膨張用ガスGが吐出されれば、エアバッグ10が、横折りや縦折りの折目を解消しつつ展開膨張して、図示しないラッピングシートを破断するとともに、エアバッグカバー71の破断予定部74を破断させて扉部73・73を図2・14の二点鎖線に示すように開かせることにより、ケース上部室61から、インパネ1の開口2を経て、大きく突出することとなる。
【0054】
このとき、エアバッグ装置Mでは、当て布38が、エアバッグ本体11における乗員側壁部13の表面を覆うように配設されていることから、エアバッグ本体11の展開膨張途中において、仮に、エアバッグ10が乗員P1と接触しても、エアバッグ本体11の乗員側壁部13は、乗員P1と直接接触せず、図14の二点鎖線に示すように、当て布38が乗員P1と接触することとなる。そして、当て布38は、乗員P1を接触させた状態で、乗員側壁部13に対して、相対的に移動可能とされている。そのため、エアバッグ10の展開膨張途中において、当て布38が乗員P1と接触して移動しなくとも、乗員側壁部13が当て布38に対して移動することから、乗員側壁部13は、エアバッグ本体11の展開膨張に伴って円滑に移動できて、エアバッグ10の折り畳み形状や整流布に依存しなくとも、乗員P1に与える負荷を、極力抑えることができる。
【0055】
従って、実施形態のエアバッグ装置Mでは、折り畳み形状や整流布等に依存する割合を抑えて、展開膨張途中のエアバッグ10が乗員P1と接触しても、乗員P1に対する負荷を抑えることができる。
【0056】
また、実施形態のエアバッグ装置Mでは、当て布38が、乗員P1と接触した状態で、乗員側基布13に対して上下方向に相対的に移動可能とされていることから、エアバッグ本体11の展開膨張に伴って、乗員側壁部13の各部分が上下方向に移動しても、乗員P1に与える上下方向の負荷を抑えることができ、小柄な乗員P1や、エアバッグの展開膨張時にインパネ1に接近している乗員P2に対して、好適となる。
【0057】
すなわち、実施形態のエアバッグ装置Mにおけるエアバッグ10では、当て布38が、上端38a側をエアバッグ本体11に縫着されて、乗員側壁部13に対して上方に相対的に移動可能とされている構成である。そのため、エアバッグ本体11の展開膨張途中において、当て布38が小柄な乗員P1と接触した場合に、図14の二点鎖線に示すように、上端38a側が縫着された当て布38が、乗員P1を接触させた状態で上方側に移動するのに対し、乗員側壁部13が下方へ相対的に移動することとなる。そのため、エアバッグ本体11が、乗員P1に対してすり抜けつつ下方に向かうようにして、膨張を完了させることとなる。その結果、小柄な乗員P1が、エアバッグ本体11の展開膨張途中において当て布38と接触しても、乗員P1に対する負荷を抑えて、エアバッグ本体11の膨張を完了させることが可能となる。
【0058】
また、エアバッグ78として、図15に示すように、当て布38の下端38b側をエアバッグ本体11における乗員側壁部13の下縁15近傍となる下部側周壁21に縫着させる構成のものを使用してもよい。このエアバッグ78では、当て布38が、下端38b側をエアバッグ本体11に縫着されて、乗員側壁部13に対して下方に相対的に移動可能とされている構成である。このようなエアバッグ78を使用すれば、エアバッグ本体11の展開膨張途中において、当て布38がインパネ1に接近している乗員P2と接触した場合に、図16の二点鎖線に示すように、下端38b側が縫着された当て布38が、乗員P2を接触させた状態で下方側に移動するのに対し、乗員側壁部13が上方へ相対的に移動することとなる。そのため、エアバッグ本体11が、乗員P2に対してすり抜けつつ上方に向かうようにして、膨張を完了させることとなる。その結果、インパネ1に接近している乗員P2が、エアバッグ本体11の展開膨張途中において当て布38と接触しても、乗員P2に対する負荷を抑えて、エアバッグ本体11の膨張を完了させることが可能となる。また、エアバッグ78をこのような構成とする場合、当て布38の上端38a側を、エアバッグ本体11の展開膨張時に破断可能なように、エアバッグ本体11に縫着させる構成としてもよい。
【0059】
さらに、エアバッグ79として、図17に示すように、当て布38を、右端側と左端側とをエアバッグ本体11における乗員側壁部の左右両縁近傍となる部位に、縫着させたものを使用してもよい。エアバッグ79をこのような構成とすれば、当て布38が、上端側及び下端側をエアバッグ本体11に縫着されていないことから、エアバッグ本体11の乗員側壁部13に対して、上下方向両側に相対的に移動しやすい。
【0060】
また、実施形態のエアバッグ装置Mでは、エアバッグ10における当て布38が、上端38a側だけを、エアバッグ本体11における乗員側壁部13の上縁14側付近に固定させればよいことから、当て布38のエアバッグ本体11への固定作業が容易である。勿論、当て布38における下端38b側の自由端は、エアバッグ10の展開膨張途中において、重力により、下方位置を維持し易いことから、当て布38は、乗員側壁部13の表面を、上下方向に沿って円滑に覆うことができる。
【0061】
さらにまた、実施形態のエアバッグ装置Mでは、当て布38の下端38b側が、エアバッグ本体11における乗員側壁部13の下縁15側付近となる下縁近傍部位19とともに折り畳まれて、エアバッグ10が収納されることから、当て布38の下端38b側は、エアバッグ本体11の膨張初期においては、乗員側壁部13の下縁15側付近となる下縁近傍部位19とともに折り畳まれた状態として保持され、その後、下縁近傍部位19の折りの解消に伴って展開して自由端となる。そのため、エアバッグ本体11の膨張途中において、当て布38の下端38b側がエアバッグ本体11から捲れあがることを防ぐことができて、当て布38が、エアバッグ本体11の膨張途中において、乗員側壁部13表面を、一層、的確に覆うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である助手席用エアバッグ装置が搭載されたインパネを示す斜視図である。
【図2】同実施形態の使用態様を示す車両前後方向の断面図である。
【図3】同実施形態に使用するエアバッグを単体で膨張させた状態の車両前方側から見た斜視図である。
【図4】同実施形態に使用するエアバッグを単体で膨張させた状態の車両後方側から見た斜視図である。
【図5】同実施形態に使用するエアバッグを単体で膨張させた状態の車両前後方向の断面図である。
【図6】同実施形態に使用するエアバッグを構成する部材を示す平面図である。
【図7】同実施形態に使用するエアバッグにおけるエアバッグ本体の製造工程を示す図である。
【図8】同実施形態に使用するエアバッグの予備折りする際の折目を示す斜視図である。
【図9】同実施形態に使用するエアバッグを予備折りした後を示すもので、ガス流入口側から見た図である。
【図10】同実施形態に使用するエアバッグを予備折りした後を示すもので、乗員側壁部側から見た図である。
【図11】図8のXI−XI部位の端面図である。
【図12】図8のXII−XII部位の端面図である。
【図13】同実施形態に使用するエアバッグの予備折り後の折り畳み工程を示す図である。
【図14】同実施形態の作動時を説明する図であり、車両の側方から見た状態を示す。
【図15】本発明の他の実施形態であるエアバッグを単体で膨張させた状態の斜視図である。
【図16】同実施形態のエアバッグを用いたエアバッグ装置の作動図を説明する図であり、車両の側方から見た状態を示す。
【図17】本発明のさらに他の実施形態であるエアバッグを単体で膨張させた状態の斜視図である。
【符号の説明】
10・78・79…エアバッグ、
11…エアバッグ本体、
13…乗員側壁部、
14…上縁、
15…下縁、
19…下縁近傍部位、
20…周壁部、
22…ガス流入口、
38…当て布、
38a…上端、
38b…下端、
G…膨張用ガス、
P1・P2…乗員、
M…助手席用エアバッグ装置。
Claims (3)
- インストルメントパネルの上面側の内部に折り畳まれて収納されて、インフレーターから吐出される膨張用ガスを流入させて展開膨張するエアバッグを備えるトップマウントタイプの助手席用エアバッグ装置であって、
前記エアバッグが、エアバッグ本体と、該エアバッグ本体の外表面側に配設される当て布と、を備えて構成され、
前記エアバッグ本体が、展開膨張完了時に、乗員側で略鉛直方向に沿って配置される乗員側壁部と、該乗員側壁部の外周縁から車両前方側に略円錐状に狭まる周壁部と、を備え、
前記当て布が、前記乗員側壁部の表面を覆うように配設されるとともに、前記エアバッグ本体の展開膨張途中において、前記乗員と接触した際に、前記乗員側壁部に対して上方に相対的に移動可能とされるように、上端側を、前記エアバッグ本体における前記乗員側壁部の上縁側付近に固定させ、下端側を、自由端として、配設され、
前記エアバッグが、
前記乗員側壁部を平らに展開させるように前記周壁部側を折り畳む予備折り工程を経た後、横折りと縦折りとを経て折り畳まれる構成とされ、
予備折りされた前記エアバッグ本体における前記乗員側壁部上に、前記当て布を平らに展開した状態で重ねて、前記当て布と前記エアバッグ本体とを、後端を前記周壁部側に巻くようにロール折りされる横折り後に、縦折りされて、折り畳まれていることを特徴とする助手席用エアバッグ装置。 - 前記当て布の下端側が、前記エアバッグ本体における前記乗員側壁部の下縁側付近となる部位とともに折り畳まれて、前記エアバッグが収納されていることを特徴とする請求項1記載の助手席用エアバッグ装置。
- インストルメントパネルの上面側の内部に折り畳まれて収納されて、インフレーターから吐出される膨張用ガスを流入させて展開膨張するエアバッグを備えるトップマウントタイプの助手席用エアバッグ装置であって、
前記エアバッグが、エアバッグ本体と、該エアバッグ本体の外表面側に配設される当て布と、を備えて構成され、
前記エアバッグ本体が、展開膨張完了時に、乗員側で略鉛直方向に沿って配置される乗員側壁部と、該乗員側壁部の外周縁から車両前方側に略円錐状に狭まる周壁部と、を備え、
前記当て布が、前記乗員側壁部の表面を覆うように配設されるとともに、前記エアバッグ本体の展開膨張途中において、前記乗員と接触した際に、前記乗員側壁部に対して少なくとも上下方向に相対的に移動可能とされるように、左右両端側を、前記乗員側壁部の左右両縁側付近に固定させるように配設され、
前記エアバッグが、
前記乗員側壁部を平らに展開させるように前記周壁部側を折り畳む予備折り工程を経た後、横折りと縦折りとを経て折り畳まれる構成とされ、
予備折りされた前記エアバッグ本体における前記乗員側壁部上に、前記当て布を平らに展開した状態で重ねて、前記当て布と前記エアバッグ本体とを、後端を前記周壁部側に巻くようにロール折りされる横折り後に、縦折りされて、折り畳まれていることを特徴とする助手席用エアバッグ装置。
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