JP3922842B2 - 抜け止め構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、筒状部材に挿入される部材の抜け止め構造に関し、例えばラックピニオン式油圧パワーステアリング装置に適用できる。
【0002】
【従来の技術】
ラックピニオン式油圧パワーステアリング装置においては、操舵により回転するピニオンに噛み合うラックを覆うシリンダチューブの内部に油室が形成される。その油室の一端は、そのシリンダチューブの内周とラックの外周との間に位置するラックブッシュにより閉鎖される。そのラックブッシュのシリンダチューブからの抜けと、そのラックの端部に連結されるボールョイント等の部材のシリンダチューブ内への移動を阻止するため、そのシリンダチューブにラックブッシュよりも外方側に位置するストッパーが挿入される。
【0003】
そのストッパーの抜け止めのため、そのシリンダチューブの内周に形成される第1の環状溝と、そのストッパーの外周に形成される第2の環状溝の間の環状領域に、鋼線材を湾曲させることで構成されるサークリップを配置することが行われている。そのサークリップが両環状溝の内面に接することで、そのシリンダチューブに対するストッパーの軸方向変位が規制される。
そのサークリップを構成するため、両環状溝の間の環状領域に通じる貫通孔をシリンダチューブに形成し、その貫通孔に鋼線材の先端を挿入し、しかる後にストッパーを回転させることで鋼線材を環状領域内で湾曲させていた。
しかし、その貫通孔からシリンダチューブ内に泥水や塵埃等が侵入するのを防止するため、そのシリンダチューブの端部開口を覆うカバーや、そのシリンダチューブを車体に固定するマウンティングラバー等により、その貫通孔を閉鎖しなければならない。そのため、伸縮カバーが必要以上に大きくなったり、マウンティングラバーの配置が制限され、設計の自由度が制限されるという問題がある。
【0004】
また、そのストッパーのシリンダチューブに対する軸方向変位を規制するため、シリンダチューブの内周に形成された環状溝に嵌め合わされる径方向に弾性変形可能な止め輪と、シリンダチューブの内周に形成される段差との間にストッパーを配置することが行われている。
しかし、シリンダチューブの内周に段差を形成する場合、シリンダチューブの拡管加工や内周加工が必要で、工数、コストが増大する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、シリンダチューブの内周に形成される第1の環状溝と、そのストッパーの外周に形成される第2の環状溝の間の環状領域に、径方向に弾性変形可能な止め輪を配置し、その止め輪を両環状溝の内面に当接させることで、そのストッパーのシリンダチューブに対する軸方向変位を規制し、その止め輪の弾性変形により止め輪の外径をシリンダチューブの内径よりも小さくすることで、ストッパーのシリンダチューブに対する抜き差しを可能にすることが考えられる。
【0006】
しかし、環状溝内で止め輪を径方向に弾性変形させる際、その環状溝の軸方向における幅と、その止め輪の軸方向における幅との差がないと、その止め輪の弾性変形を円滑に行うのが困難で組み付け性が低下する。一方、その環状溝の軸方向における幅と、その止め輪の軸方向における幅との差を大きくすると、組み付け後において、シリンダチューブに対するストッパーの軸方向におけるガタつきが大きくなってしまう。
【0007】
本発明は、上記問題を解決することのできる抜け止め構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の抜け止め構造は、筒状部材と、その筒状部材に挿入される挿入部材と、その筒状部材の内周に形成される第1の環状溝と、その挿入部材の外周に形成される第2の環状溝と、両環状溝の間の環状領域に配置され、且つ、その径方向に弾性変形可能な一対の端部を有する止め輪とを備える。その環状領域に配置された止め輪が両環状溝の内面に接することで、その挿入部材の筒状部材に対する軸方向変位が規制される。その止め輪の径方向における弾性変形により、その挿入部材の筒状部材に対する抜き差しが許容される。その第1の環状溝と第2の環状溝の中の一方は筒状部材の軸心と同心の円周に沿って形成され、他方は軸方向において互いに対してずれる一端と他端とを有するように筒状部材の軸心まわりの螺旋に沿って形成され両環状溝の中の他方の軸方向における幅は、その止め輪の軸方向における幅を超えるものとされ、両環状溝の中の他方の一端と他端との軸方向におけるずれ寸法は、両環状溝の中の他方の軸方向における幅から止め輪の軸方向における幅を差し引いた寸法以下とされている。
【0009】
この構成によれば、筒状部材に挿入部材を組み付けるに際しては、まず、第1の環状溝と第2の環状溝の中の他方に止め輪を嵌め合わせ、径方向に弾性変形させた状態で挿入部材を筒状部材に挿入する。しかる後に、止め輪を復元変形させることで両環状溝の間の環状領域に配置させる。これにより、止め輪が両環状溝の内面に接することで、挿入部材の筒状部材に対する軸方向変位が規制される。
両環状溝の中の他方の軸方向における幅は、その止め輪の軸方向における幅を超えるので、両環状溝の中の他方において止め輪を円滑に弾性変形させることができ、組み付け性の低下を防止できる。
そして、両環状溝の中の一方は筒状部材の軸心と同心の円周に沿って形成され、他方は筒状部材の軸心まわりの螺旋に沿って形成されるので、両環状溝の間の環状領域に配置された止め輪が両環状溝の中の一方の内面に接する状態では、止め輪の径方向は筒状部材の軸心方向と直角になる。よって、止め輪に対する挿入部材の軸方向相対変位は、両環状溝の中の他方の軸方向における幅から止め輪の軸方向における幅を差し引いた寸法よりも、両環状溝の中の他方の一端と他端との軸方向におけるずれ寸法だけ低減できる。これにより、止め輪に対する挿入部材の軸方向相対変位を低減し又はなくすことで、シリンダチューブに対する挿入部材の軸方向相対変位を低減し又はなくすことができる。
【0010】
本件第1発明において、両環状溝の中の他方の一端と他端との軸方向におけるずれ寸法は、両環状溝の中の他方の軸方向における幅から止め輪の軸方向における幅を差し引いた寸法以下とされているのが好ましい。
これにより、止め輪を両環状溝の間の環状領域に配置する際に、止め輪が両環状溝の中の他方の内面に過大な力で押し付けられることはないので、円滑に組み付けを行うことができる。
【0014】
本件発明において、前記筒状部材により、ラックピニオン式ステアリング装置において操舵により回転するように設けられるピニオンに噛み合うラックを覆うシリンダチューブが構成され、前記挿入部材に、そのラックの挿通用通孔が形成され、その挿入部材は、その筒状部材の内部に形成される油室の一端を閉鎖するラックブッシュよりも外方側に位置するように、その筒状部材に挿入され、その挿入部材により、そのラックブッシュの筒状部材外方への移動と、そのラックに一体化される部材の筒状部材内方への移動とが阻止可能であるのが好ましい。
この構成によれば、その筒状部材の外周に貫通孔を形成することなく止め輪により挿入部材の筒状部材からの抜けを阻止し、また、ラックブッシュの筒状部材外方への移動と、そのラックに一体化されるボールジョイント等の部材の筒状部材内方への移動を阻止できる。よって、その筒状部材の端部開口を覆う伸縮カバーや、その筒状部材を車体に固定するマウンティングラバー等の寸法や配置の制限を緩和できる。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1〜図6を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1、図2に示すラックピニオン式油圧パワーステアリング装置1は、ステアリングホイール(図示省略)に連結される入力シャフト2と、この入力シャフト2の回転により回転するピニオン3と、このピニオン3に噛み合うラック4と、そのピニオン3とラック4のかみ合い部を覆うハウジング5と、そのハウジング5から突出するラック4の一端側を覆うシリンダチューブ(筒状部材)6とを備えている。そのシリンダチューブ6の一端開口から突出するラック4の一端と、そのハウジング5に形成された開口5bから突出するラック4の他端は、それぞれボールジョイント7a、7bを介してタイロッド8a、8bに連結され、そのタイロッド8a、8bを介して車輪に連結される。これにより、操舵によりピニオン3が回転してラック4が車両幅方向に移動することで車両の転舵がなされる。
【0016】
そのシリンダチューブ6の内周とラック4の外周との間をシールする一対のシール部材10、11が設けられ、このシール部材10、11の間においてラック4にピストン12が取り付けられている。これにより、両シール部材10、11の間にピストン12によって仕切られる一対の油室13、14が形成されている。そのシリンダチューブ6の内部に形成される一方の油室13の一端を閉鎖するシール部材10は、ラック4を支持する環状のラックブッシュ30と、このラックブッシュ30の外周に形成された環状溝に嵌合されるOリング31と、そのラックブッシュ30の外端内周に形成された環状凹部に嵌合されるオイルシール32とで構成されている。
【0017】
その入力シャフト2の外周にコントロールバルブ15が設けられている。このバルブ15は圧油供給用ポンプに接続されると共に、各油室13、14に配管16、17を介して接続され、操舵方向と操舵抵抗に応じて油室13、14の一方に圧油を供給し、他方から油をタンクに還流する。これにより、そのピストン12に作用する油圧により操舵補助力を付与する。そのコントロールバルブ15は公知のものを用いることができる。
【0018】
そのシリンダチューブ6に、そのラック4の挿通用通孔22aを有する筒状ストッパー(挿入部材)22が、上記ラックブッシュ30よりも外方側に位置するように挿入されている。そのラック4の軸心と、そのシリンダチューブ6の内周が沿う円筒面の軸心と、そのストッパー22の外周が沿う円筒面の軸心とは略一致される。そのストッパー22により、そのラックブッシュ30のシリンダチューブ6外方への移動と、そのラック4に一体化されるボールジョイントのシリンダチューブ6内方への移動とが阻止される。
【0019】
図3、図4に示すように、そのシリンダチューブ6の内周に第1の環状溝25が形成され、そのストッパー22の外周に第2の環状溝26が形成されている。両環状溝25、26の間の環状領域に止め輪23が配置される。その止め輪23は、周方向の間隔をおいて互いに対向する一対の端部を有することで径方向に弾性変形可能な環状の本体23Aと、各端部から径方向内方に向かい延びる摘み部23a、23bとを有する。この止め輪23は、自然状態での外径がシリンダチューブ6の内径よりも大きく、且つ、両摘み部23a、23bの間隔を狭めることで、その外径がシリンダチューブ6の内径よりも小さくなるように弾性変形し、この止め輪23の弾性変形を許容するように第2の環状溝26の深さが設定されている。本実施形態では、止め輪23の断面は円形とされているが、特に限定されず、例えば正4角形でもよい。そのストッパー22に、その止め輪23の両端部と両摘み部23a、23bとを配置可能な凹部22bが、上記第2の環状溝26に連なると共にストッパー22の一端面22p側と内外周側とにおいて開口するように形成されている。その凹部22bの内面22b′はストッパー22の径方向に沿う。
【0020】
その止め輪23をストッパー22の第2の環状溝26に嵌め合わせ、凹部22b内に配置された一対の摘み部23a、23bの間隔を狭め、その第2の環状溝26内で外径がシリンダチューブ6の内径よりも小さくなるように径方向に弾性変形させることで、ストッパー22を止め輪23と共にシリンダチューブ6内に挿入できる。しかる後に、一対の摘み部23a、23bの間隔を狭める力を解除し、止め輪23を復元変形させることで、両環状溝25、26の間の環状領域に配置できる。その環状領域に配置された止め輪23が両環状溝25、26の内面に接することで、ストッパー22のシリンダチューブ6に対する軸方向変位が規制される。その止め輪23の径方向における弾性変形により止め輪23の外径がシリンダチューブ6の内径よりも小さくなることで、そのストッパー22のシリンダチューブ6に対する抜き差しが許容される。
【0021】
図5の(1)に示すように、その第1の環状溝25はシリンダチューブ6の軸心と同心の円周に沿って形成される。
図5の(2)に示すように、その第2の環状溝26はストッパー22の外周にシリンダチューブ6の軸心まわりの螺旋に沿って形成される。その第2の環状溝26の一端26aは、上記凹部22bを介して対向する他端26bよりも、ストッパー22の他端面22q側に配置される。すなわち、その第2の環状溝26の一端26aと他端26bとは、シリンダチューブ6の軸方向において互いに対して寸法Dだけずれる。
図6に示すように、その第2の環状溝26の軸方向における幅Aは、その止め輪23の軸方向における幅Cを超えるものとされている。
その第2の環状溝26の一端26aと他端26bとのシリンダチューブ6の軸方向におけるずれ寸法Dは、その第2の環状溝26の軸方向における幅Aから止め輪23の軸方向における幅Cを差し引いた差分寸法(A−C)以下とされる。そのずれ寸法Dと差分寸法(A−C)との差は小さい程好ましく、D=A−Cであるのが最も好ましい。例えば、その第2の環状溝26の軸方向における幅Aは2.4mmで公差が±0.05mmとされ、その止め輪23の軸方向における幅Cは2.2mmで公差が±0.04mmとされ、その第2の環状溝26の一端と他端とのシリンダチューブ6の軸方向におけるずれ寸法Dは0.11mmで公差が+0.04mm、−0mmとされる。これにより、その差分寸法(A−C)は0.11mm〜0.29mmとされる。
なお、第1の環状溝25の軸方向における幅Bと止め輪23の軸方向における幅Cとの差は小さい程好ましく、零であるのが最も好ましい。例えば、その第1の環状溝25の軸方向における幅Bは2.32mmで公差が±0.08mmとされる。
【0022】
上記構成によれば、シリンダチューブ6にストッパー22を組み付けるに際しては、まず、第2の環状溝26に止め輪23を嵌め合わせ、径方向に弾性変形させた状態でストッパー22をシリンダチューブ6に挿入する。しかる後に止め輪23を復元変形させることで止め輪23を両環状溝25、26の間の環状領域に配置する。これにより、ストッパー22のシリンダチューブ6に対する軸方向変位が規制される。
その第2の環状溝26の軸方向における幅Aは、その止め輪23の軸方向における幅Cを超えるものとされるので、第2の環状溝26内において止め輪23を円滑に弾性変形させることができ、組み付け性の低下を防止できる。
そして、第1の環状溝25はシリンダチューブ6の軸心と同心の円周に沿って形成され、第2の環状溝26はシリンダチューブ6の軸心まわりの螺旋に沿って形成されるので、両環状溝25、26の間の環状領域に配置された止め輪23が第1の環状溝25の内面に接する状態で、止め輪23の径方向はシリンダチューブ6の軸心方向と直角になる。よって、止め輪23に対するストッパー22の軸方向相対変位は、第2の環状溝26の軸方向における幅Aから止め輪23の軸方向における幅Cを差し引いた差分寸法(A−C)よりも、第2の環状溝26の一端26aと他端26bとのシリンダチューブ6の軸方向におけるずれ寸法Dだけ低減できる。これにより、止め輪23に対するストッパー22の軸方向相対変位を低減し又はなくすことで、シリンダチューブ6に対するストッパー22の軸方向相対変位を低減し又はなくすことができる。さらに、ずれ寸法Dは差分寸法(A−C)以下とされているので、止め輪23を両環状溝25、26の間の環状領域に配置する際に、止め輪23が第2の環状溝26の内面に過大な力で押し付けられることはなく、円滑に組み付けを行うことができる。
さらに、シリンダチューブ6の外周に貫通孔を形成することなく止め輪23によりストッパー22のシリンダチューブ6からの抜けを阻止し、また、ラックブッシュのシリンダチューブ6外方への移動と、そのラックに一体化されるボールジョイント等の部材のシリンダチューブ6内方への移動を阻止できる。よって、そのシリンダチューブ6の端部開口を覆う伸縮カバー9や、そのシリンダチューブ6を車体に固定するマウンティングラバー等の寸法や配置の制限を緩和できる。
【0025】
本発明は上記実施形態に限定されない。例えば上記実施形態において、第2の環状溝を筒状部材の軸心と同心の円周に沿って形成し、第1の環状溝を筒状部材の軸心まわりの螺旋に沿って形成し、第1の環状溝の軸方向における幅が止め輪の軸方向における幅を超えるものとしてもよい。この場合は、両環状溝の間の環状領域内で、止め輪の径方向における弾性変形により止め輪の内径が筒状部材の内径よりも大きくなることで、その挿入部材の筒状部材に対する抜き差しが許容されるようにする。また、ラックピニオン式油圧パワーステアリング装置以外における筒状部材からの挿入部材の抜け止め構造にも本発明を適用できる。
【0026】
【発明の効果】
本発明によれば、筒状部材に貫通孔や段差を形成することなく、組み付け性を低下させることなく、筒状部材に対する挿入部材の軸方向変位を低減し又はなくせる抜け止め構造を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のステアリング装置の部分断面図
【図2】本発明の実施形態のステアリング装置の要部の断面図
【図3】本発明の実施形態のステアリング装置の要部の拡大断面図
【図4】図2のIV‐IV線断面図
【図5】本発明の実施形態のステアリング装置の(1)はシリンダチューブの部分断面図、(2)はストッパーの部分側面図
【図6】本発明の実施形態のステアリング装置のシリンダチューブとストッパーとの組み付け状態を示す部分破断平面図
【符号の説明】
3 ピニオン
4 ラック
6 シリンダチューブ(筒状部材)
22 ストッパー(挿入部材)
22b 凹部
22b′ 内面
23 止め輪
23A 本体
23c、23d 摘み部
23p 押し付け部
25 第1の環状溝
26 第2の環状溝
30 ラックブッシュ

Claims (2)

  1. 筒状部材と、
    その筒状部材に挿入される挿入部材と、
    その筒状部材の内周に形成される第1の環状溝と、
    その挿入部材の外周に形成される第2の環状溝と、
    両環状溝の間の環状領域に配置され、且つ、その径方向に弾性変形可能な一対の端部を有する止め輪とを備え、
    その環状領域に配置された止め輪が両環状溝の内面に接することで、その挿入部材の筒状部材に対する軸方向変位が規制され、その止め輪の径方向における弾性変形により、その挿入部材の筒状部材に対する抜き差しが許容される抜け止め構造であって、
    その第1の環状溝と第2の環状溝の中の一方は筒状部材の軸心と同心の円周に沿って形成され、他方は軸方向において互いに対してずれる一端と他端とを有するように筒状部材の軸心まわりの螺旋に沿って形成され、
    両環状溝の中の他方の軸方向における幅は、その止め輪の軸方向における幅を超えるものとされ
    両環状溝の中の他方の一端と他端との軸方向におけるずれ寸法は、両環状溝の中の他方の軸方向における幅から止め輪の軸方向における幅を差し引いた寸法以下とされていることを特徴とする抜け止め構造。
  2. 前記筒状部材により、ラックピニオン式ステアリング装置において操舵により回転するように設けられるピニオンに噛み合うラックを覆うシリンダチューブが構成され、
    前記挿入部材に、そのラックの挿通用通孔が形成され、
    その挿入部材は、その筒状部材の内部に形成される油室の一端を閉鎖するラックブッシュよりも外方側に位置するように、その筒状部材に挿入され、
    その挿入部材により、そのラックブッシュの筒状部材外方への移動と、そのラックに一体化される部材の筒状部材内方への移動とが阻止可能である請求項1に記載の抜け止め構造。
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