JP3910091B2 - 層間材挿入装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、光ファイバケーブル用スペーサを巻取る際に挿入される層間材の挿入装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、主としてポリエチレン(PE)で成形される光ファイバケーブル用スペーサは、押出し成形した後、円筒状の巻胴部とその両端に固着されたフランジ部よりなるボビンに巻き取る巻取り工程を経て、光ファイバケーブルの製造工程に供給される。光ファイバの製造では、集合工程においてスペーサの複数の溝内にそれぞれ光ファイバが収納される。
【0003】
上記ボビンヘの巻取り工程において、スペーサ同士が交差するとリブの変形が生じやすく、リブの変形は、光ファイバ集合工程で集合異常や、最終製品である光ファイバケーブルの光伝送性能の低下を来すので、隣接するスペーサが交差しない巻き取り方法、いわゆる整列巻きが推奨されている。
【0004】
ところで、最近、光ファイバケーブルの価格や布設コストを低減するため、ケーブルの細径化、軽量化、光(ファイバ)高密度化の検討が進められており、光ファイバを収納するPEスペーサに関しても細径化の要求が厳しくなってきている。
【0005】
一方、最近の架空光ファイバケーブルには、光高密度化に加えて光ファイバの中間での分岐性能が必要とされはじめ、光ファイバ収納溝の撚り方向が交互反転状に設けられたSZ型PEスペーサを使用しかつ、各溝に複数のテープ状光ファイバを収納したSZ型光ファイバケーブルが多く使用されてきている。
【0006】
このようにスペーサの細径化が進むと、光ファイバ収納溝の寸法は変わらないため収納溝を画成するリブの厚みが薄くなり、結果として隣接したスペーサにおいて、リブが隣のスペーサの溝に入り込む、いわゆる、噛み合いが生じやすくなる。
【0007】
また、SZ型スペーサの場合、溝の撚り方向が切り変わる、いわゆる、反転部においてこのような噛み合いが生じやすく、細径化によりその傾向は、より一層顕著になる。
【0008】
ここで、下層のスペーサとの噛み合いの問題に関しては、従来から、0.1mm厚程度のクラフト紙や、厚みが1.1〜1.3mm程度のクッション性のあるダンボール等の層間材を各巻き層間に挿入することにより解消していた。
【0009】
しかしながら、このような従来の層間材の挿入方法には、以下に説明する問題があった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
すなわち、従来の層間材の挿入方法では、各層の最終巻きとボビンのフランジ部との間に、巻き取るスペーサ径の1/2以上の間隙が発生すると、上層側への乗り上げができずに、落込んで噛み合いの発生に繋がる。
【0011】
そこで、最終巻きの5巻き程度前から、巻き不良や落込みに注意を払い、不良などがあると巻きを修正して、最終巻きの乗り上げ時に、層間材を人手により挿入していたので、多大な人手と時間がかかるという問題があった。
【0012】
一方、スペーサ自体にテープ状物を巻き付けて、溝の噛み合いを防止する方法も提案されているが、この方法では、テープ状物の脱着設備の新設などにより、工程が増加して生産効率が低下し、コストも大きく増加する。
【0013】
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、自動的ないしは半自動的に層間材を挿入することにより、コストと人手の低減を可能にする光ファイバケーブル用スペーサを巻取る際に挿入される層間材の挿入装置および挿入方法を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、回転駆動されるボビンの外周に、光ファイバケーブル用スペーサを、トラバース機構を介して、多層状に巻き付ける際に、クラフト紙やダンボール状シートなどのシート状層間材を、巻き付けられる前記スペーサの上下層間に挿入する層間材挿入装置において、前記シート状層間材のストック部から送り出された前記層間材の端部を吸引して保持するとともに、前記トラバース機構により案内された前記スペーサが下層側の既巻付けスペーサ上に乗り上げる前に、前記層間材を前記既巻付けスペーサに押圧して、これを前記ボビンとともに回転させて、前記スペーサが下層側の既巻付けスペーサ上に乗り上げる直前に、前記層間材の端部をこれらの間に挿入させる層間材巻付け機構と、前記層間材巻付け機構が前記層間材を前記既巻付けスペーサに押圧する状態を解除した後に、前記ボビンの回転に伴って、前記既巻付けスペーサ上に捲回される前記層間材のまくれ上がりを、その上方から規制する巻付け補助機構とを設けた。
【0015】
このように構成した層間材挿入装置によれば、自動的ないしは半自動的に層間材を挿入することができ、コストと人手の低減を可能にする。
【0016】
前記ストック部は、所定長さに切断された前記層間材を収納する複数の円筒状ホルダを備え、前記ホルダ内に収納された前記層間材の一端側を、前記ホルダのスリットからそれぞれ突出させるとともに、突出された各層間材の端部を引き揃えて積層することができる。
【0017】
前記ストック部は、ロール状に捲回された前記層間材の端部を、前記層間材巻付け機構側に送り出す送出し部と、前記層間材が所定長さ送り出された際に、その長さ部分で前記層間材を切断するカット部とを有することができる。
【0018】
前記ストック部は、前記送出し部で送り出された前記層間材の幅方向の端部にスリットを形成する耳カッター部を有することができる。
【0019】
前記ストック部は、前記送出しで送り出された前記層間材のストックスペースを有することができる。
【0020】
前記層間材巻付け機構は、前記層間材の端部を吸引して保持する前後自在な層間材吸着保持部と、前記既巻付けスペーサに当接して、その位置を検知する前後移動自在な位置検出ローラと、前記層間材の端部を前記既巻付けスペーサに押圧する前後移動自在な押圧ローラと、前記層間材吸着保持部に保持されている前記層間材の端部を前記押圧ローラ側に付勢するエアーを噴出するエアーノズルと、前記層間材吸着保持部と前記位置検出および押圧ローラを支持する支持体と、前記支持体の旋回移動部と、前記エアーノズルと前記支持体および前記旋回移動部が搭載され、これらを前記ボビンに対して、近接ないしは離間移動させる台車とで構成することができる。
【0021】
前記巻付け補助機構は、前記台車に搭載されたプラチェーンと、その繰り出し部とを備え、前記プラチェーンは、屈曲方向が1方向に規制された板状リンクを連結したものであり、前記繰り出し部により前記ボビン側に繰り出された際に、前記既巻付けスペーサの外周に沿って湾曲するように構成することができる。
【0022】
前記巻付け補助機構は、前記プラチェーンの繰り出し角度を可変とする揺動部を有することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態について、添付図面に基づいて詳細に説明する。図1から図3は、本発明にかかる層間材挿入装置の第1実施例を示している。これらの図に示した挿入装置は、回転駆動されるボビン10の外周に、光ファイバケーブル用スペーサ12を、トラバース機構14を介して、多層状に巻き付ける際に用いられるものである。
【0024】
ボビン10は、円筒状の巻胴部10aと、巻胴部10aの両端に設けられた一対のフランジ10bとを備え、巻胴部10aがほぼ水平になるように支持され、図1の矢印方向に回転させることで、巻胴部10aの外周にスペーサ12を多層状に整列巻きする。
【0025】
このとき、巻付けられるスペーサ12の上下層間に、クラフト紙やダンボール状シートなどのシート状層間材16がそれぞれ介装される。トラバース機構14は、例えば、本出願人の提案にかかる特願2000−72035号に開示されている構成と実質的に同一のものであって、先端側にスペーサ12のトラバースガイド14aを備えている。
【0026】
このトラバースガイド14aは、ほぼ水平に支持されているボビン10の軸方向に沿って移動するとともに、ボビン10に対して、上下方向に移動できるように構成されていて、トラバースガイド14aの先端から、その直下に位置するボビン10の巻胴部10aにスペーサ12を巻付けるようになっている。
【0027】
本実施例の層間材挿入装置は、層間材16のストック部18と、層間材16の巻付け機構20と、巻付け補助機構26と、制御部28とを備えている。ストック部18は、その詳細を図3に示すように、所定長さに切断された層間材16を保持する複数の円筒状ホルダ18aを備えている。
【0028】
円筒状ホルダ18aには、片端側にフランジ18bが固定されていて、シート上の層間材16は、φ65mmの中空体状に一部が巻かれた状態で、円筒状ホルダー18aの外周に嵌め込まれ、反対端を脱着可能なストッパ18dが、円筒状ホルダ18aに嵌め込まれた回転可能な状態にセットされている。
【0029】
シート状層間材16は、例えば、クラフト紙やダンボール状シートなどのシート状のものであって、ボビン10の巻胴部10aとほぼ同じ幅を有し、巻き付ける層に応じて長さが調整されている。
【0030】
すなわち、シート状層間材16は、ボビン10の巻胴部10aに巻回されているスペーサ12の一層分の全周をほぼ覆う長さを基本的に備えているが、スペーサ12を順次層状に巻回すると、上層になるほど径が太り、その外周を覆う長さが異なってくるので、これに合せて長さが調整されている。
【0031】
また、ストック部18は、支持台18cと、この支持台18c一端に、面が直交するように固設されたストッパ18dを備えている。支持台18c上には、複数のホルダ18aが載置され、各ホルダ18aから突出された層間材16の端面部が、ストッパ18dに突き当てることで引き揃えられて、積層されている。
【0032】
ストック部18及び巻きつけ機構20、巻付け補助機構26共に、移動台車20gに搭載されていて、全体がシリンダー20hにより移動する。又、巻きつけ機構20、巻付け補助機構26は、移動台20fに搭載されていて移動台モータ35aの駆動により移動台車20gと切り離して独自に移動できるようになっている。そしてホルダ18aの層間材16がなくなった場合などには、ストック部18と巻きつけ機構20、巻付け補助機構26全体を後方移動させた後、移動台20fを前方に移動させスペーサ12の巻取りに干渉しない位置での、挿入作業などが行えるようになっている。
【0033】
巻付け機構20は、図4に拡大して示すように、層間材16の吸着保持部20aと、位置検出ローラ20bと、押圧ローラ20cと、エアーノズル20dと、支持体20eと、支持体20eの旋回移動部20fと、移動台車20hとを有している。
【0034】
吸着保持部20aは、層間材16の幅より85mm程短い中空角形パイプ200aを備え、この角形パイプ200aの一側面に吸引用の複数の貫通孔を設けて、角形パイプ200aを図外の真空ポンプに接続しており、角形パイプ200a内の空気を吸引することにより、支持台18c上に積層されている1枚の層間材16の端部を吸着して保持する。
【0035】
この場合、吸着保持部20aの角形パイプ200aによる層間材16の吸着位置は、層間材16の端から約75mm程度内側に偏移した位置になっている。角形パイプ200aは、シリンダー201aの伸縮端に取り付けられていて、シンリダ201aの作動により、前後移動するようになっている。
【0036】
位置検出ローラ20bは、後述するように、ボビン10の既巻付けスペーサ12’に当接して、その位置を検知するものであって、先端に設けられたローラ本体200bと、ローラ本体200bを回転自在に支持し、かつ、ローラ本体200bを前後移動させるシリンダー201bとを備えている。
【0037】
押圧ローラ20cは、層間材16の端部を既巻付けスペーサ12’に押圧するものであって、先端に設けられたローラ本体200cと、ローラ本体200cを回転自在に支持し、かつ、ローラ本体200cを前後移動させるシリンダー201cとを備えている。
【0038】
エアーノズル20dは、吸着保持部20aに保持されている層間材16の端部を押圧ローラ20c側に付勢するエアーを噴出するものであって、支持台18cの側方において、前後方向にスライド移動する移動台車20hに支持されている。
【0039】
支持体20eは、吸着保持部20aと押圧ローラ20c及び位置検出ローラ20bを、この順に一列状に配列して支持するものであって、この支持体20eは、旋回移動部20fの伸縮作動により旋回移動させられる。
【0040】
移動台車20hは、層間材16の吸着保持部20a,位置検出ローラ20b,押圧ローラ20c,エアーノズル20d,支持体20e,支持体20eの旋回移動部20fとを搭載し、これらをボビン10に対して、近接ないしは離間移動させる。
【0041】
巻付け補助機構26は、移動台車20hに搭載されたプラチェーン26aと、その繰り出し部26bと、プラチェーン26aのガイド部26cとを備えている。
【0042】
プラチェーン26aは、図5に示すように屈曲方向が1方向に規制された一対の板状リンク260aを平行に配置して、先端側に連結ロッド261aを設けて連結したものであり、板状リンク260a間の間隔は、ボビン10のフランジ10b間の間隔よりも小さくなっている。
【0043】
このプラチェーン26aは、繰り出し部26bによりボビン10側に繰り出された際に、ガイド部26cにより案内されて、既巻付けスペーサ12’の外周に沿って湾曲するように構成されている。
【0044】
繰り出し部26bは、プラチェーン26aと歯合するスプロケットホイール260bと、このスプロケットホイール260bを回転駆動するブレーキ付きモータ261bとから構成されている。
【0045】
制御部28は、図6に示すように、シーケンス制御部29と操作部30とからなり、操作部30は、操作入力部30aと操作出力部30bとを有している。操作入力部30aには、操作スイッチ類31および各シリンダーのセンサ類32が接続されている。
【0046】
操作出力部30bには、電磁弁類33,表示灯類34,モータ類35,インバータ36が接続され、インバータ36には、プラチェーン26aの繰り出し用モータ261bが接続されている。
【0047】
一方、シーケンス制御部29には、準備信号aと巻付け開始信号bとが入力されるようになっている。準備信号aは、本実施例の層間材挿入装置の駆動を開始させる信号であって、例えば、操作スイッチ類31から入力される。
【0048】
シーケンス制御部29がこの準備信号aを受けると、ボビン10にスペーサ12が巻きつけられていること、所定の層間材16がストック部18にあることや、巻付け機構20ないしは巻付け補助機構26の初期位置などを確認して、巻付け機構20を待機位置Aにセットさせる。
【0049】
この待機位置Aは、図1に細線で示した位置Aないしは図7に示す位置であり、この待機位置Aに巻付け機構20を移動させる際には、まず、吸着保持部20aのシリンダー201aを伸張させて、角パイプ200aで、ストック部18の支持台18c上に載置されている最上段の1枚の層間材16を吸着保持させて、シリンダー201aを収縮して、元の位置に戻す。
【0050】
次に、支持体20eの旋回移動部20fを駆動させて、支持体20eを約90°旋回させて、図1にBで示した状態にする。この状態Bでは、角パイプ200aに吸着保持されている層間材16の端部は、その下方側に位置するエアーノズル20dから噴出されるエアーを受けて、押圧ローラ20cのローラ本体200cの前面側に当接するように付勢されている。
【0051】
また、状態Bでは、角パイプ200aがボビン10に対して、もっとも後退した位置にあって、その若干前方に押圧ローラ20cのローラ本体200cがあり、このローラ本体200cの先端よりも前進した位置に位置検出ローラ20bのローラ本体200bが位置していて、角パイプ200aとローラ本体200cとの間に、ボビン10の中心軸が位置している。
【0052】
旋回移動部20fを駆動させて、支持体20eを約90°旋回させて状態Bに位置させられた巻付け機構20は、その後、位置検出ローラ本体201bの動作により位置検出ローラ20bが前方移動する。そして移動台20gを前方、すなわち、ボビン10に近接する方向に移動させることにより、位置検出ローラ20bがスペーサ12と接触して巻き径を位置検出ローラのセンサ201cが検出して移動台20gを停止させ、位置検出ローラ20bは、スペーサ12と接触しながら回転をする。そしてこの位置で層間紙を吸引しながら待機する。
【0053】
この待機位置Aは、もっとも前側に位置して回転する位置検出ローラ20bそして押圧ローラ20cローラ本体200cは、ボビン10に巻付けられている既巻付けスペーサ12’から所定間隔L(約10〜25mm)だけ離間した位置になっている。
【0054】
また、巻付け機構20がこの待機位置Aに移動すると、移動台20gに搭載されている巻付け補助機構26も同様に前進させられる。そして、この状態でシーケンス制御部29に巻付け開始信号bが入力されると、層間材挿入装置は、図7から図10に示すようにして、吸着保持部20aの角パイプ200aで保持している層間材16を1層目の既巻付けスペーサ12’とその上方に巻き付けられる2層目のスペーサ12との間に挿入する。
【0055】
巻付け開始信号bは、トラバース機構14でボビン10に巻付けられているスペーサ12の位置と、ボビン10の巻取り速度とを考慮して、その送出タイミングが設定される。
【0056】
すなわち、層間材16は、待機位置Aの近傍で押圧ローラ20cのローラ本体200cを前方に押し出すことにより、既巻付けスペーサ12’上に押圧されると同時に位置検出ローラ20bを元に戻す。その後は、ボビン10の回転に伴って、既巻付けスペーサ12’上に順次巻きつけられて、これが、スペーサ12が既巻付けスペーサ12’に乗り上げようとする位置(図9に示した位置d)に到達すると、その直前に、既巻付けスペーサ12’とこれからその上層に巻付けられるスペーサ12との間に挿入されることになる。
【0057】
この挿入位置を適確に設定するためには、スペーサ12の巻付け位置と、待機位置Aとの間の距離と、ボビン10の巻取り速度とを考慮して、その送出タイミングを設定する。
【0058】
この場合、既巻付けスペーサ12’は、巻付けの進行に伴ってその径が太るので、待機位置Aは、巻付け層の回数によって異なるので、これを考慮して巻付け開始信号bは、巻付け層の回数ごとに設定する必要がある。
【0059】
シーケンス制御部29は、巻付け開始信号bを受けると、図9に示すように、押圧ローラ20cを伸張させて、ローラ本体200cの外周に、エアーノズル20dからの噴出エアーで付勢されている層間材16を既巻付けスペーサ12’に押圧させる。
【0060】
このとき、この押圧操作と同時に、エアーノズル20dによるエアー付勢を停止し、吸着保持部20aの角パイプ200aによる吸着も解除し、ローラ本体200cだけで押圧する。
【0061】
ローラ本体200cだけで層間材16を押圧すると、層間材16は、図9に点線で示すように、ローラ本体200cで押圧された状態で、ボビン10の回転に伴って送り出される。
【0062】
そして、ボビン10が所定角度、例えば、25〜30°程度回転して、送り出された層間材16の先端が巻付け補助機構26の近傍に到達すると、巻付け補助機構26の繰り出し部26bが駆動されて、プラチェーン26aがボビン10側に繰り出される。
【0063】
なお、押圧ローラ20cによる層間材16の押圧は、送り出された層間材16が既巻付けスペーサ12’とスペーサ12との間に挿入されると、ローラ本体200cを後退させて、その押圧を解除する。
【0064】
繰り出し部26bの駆動により繰り出されたプラチェーン26aは、屈曲方向が1方向に規制された一対の板状リンク260aを平行に配置して、先端側に連結ロッド261aを設けて連結したものであり、繰り出し部26bによりボビン10側に繰り出されると、図9に示すように、既巻付けスペーサ12’の外周に沿って湾曲するようになり、層間材16の上方へのまくれ上がりを規制する。
【0065】
この場合のプラチェーン26aの繰り出し量は、例えば、図10に示すように、ボビン10の巻胴部10aをほぼ半周する程度でよく、その位置まで繰り出されたプラチェーン26aは、その後、層間材16の後端部検出光電スイッチ201dと反射ミラー201eの検出により繰り出し部26bの逆操作により元の位置に復帰される。
【0066】
以上の一連の動作が完了すると、巻付け機構20と巻付け補助機構26とは、図1に実線で示した位置に復帰され、次層への層間材16の挿入準備に入り、その後は、上述した動作が順次継続される。
【0067】
さて、以上のように構成された層間材挿入装置によれば、自動的に層間材を挿入することができ、コストと人手の低減を可能にする。なお、上記実施例で示した層間材挿入装置では、準備信号aや巻付け開始信号bを受けて自動的に層間材16を挿入する場合を例示したが、例えば、巻付け開始信号bは、作業者がボビン10に巻き付けられているスペーサ12の状態を目視して、所定のタイミングで人為的に送出するようにしてもよい。
【0068】
図11から図13は、本発明にかかる層間材挿入装置の第2実施例を示しており、上記第1実施例と同一もしくは相当する部分には、同一符号を付してその説明を省略するとともに、以下にその特徴点についてのみ説明する。
【0069】
図11は、本実施例の層間材挿入装置のストック部180を示していて、このストック部180は、上記第1実施例のストック部18に代替されるものであり、このストック部180は、第1実施例と同様に、支持台18cと、この支持台18c一端に、面が直交するように固設されたストッパ18dを備えている。
【0070】
また、本実施例のストック部180は、層間材16を層間材巻付け20側に送り出す送出し部181と、カット部182と、耳カッター部183と、ストックスペース184と、ゲート185とを備えている。
【0071】
層間材16は、本実施例の場合には、巻き芯16aにロール状に捲回されていいて、支持台18cのストッパ18dの反対側に回転自在に設置されている。送り出し部181は、ロール状に捲回された層間材16の近傍に配置され、層間材16を上下に挟む一対の上,下ローラ181a,181bと、下ローラ181bを回転駆動させるモータ181cと、上ローラ181aの回転量を検出して、層間材16の送り出し量を測定するエンコーダ181dと、上ローラ181aの降下移動用シリンダー181eとを備えている。
【0072】
送り出し部181の上,下ローラ181a,181bに層間材16の端部を挟持させて、モータ181cを回転駆動すると、層間材16が層間材巻付け20側に送り出され、その時の送り出し量がエンコーダ181dにより測定される。
【0073】
カット部182は、送り出し部181の上,下ローラ181a,181bに近接配置され、切断刃182aと、切断刃182aをカット位置に上昇移動させる駆動シリンダー182bと、押さえシリンダー182cと、層間材16の幅方向に伸縮するロッドレスシリンダー182dとを有している。
【0074】
切断刃182aは、厚みが1.2mmで、長さが60mmの両刃形のものであって、ロッドレスシリンダー182dに斜めに傾斜した状態で取り付けれられており、層間材16の下方に配置され、押さえシリンダー182cは、層間材16の上方に配置されている。
【0075】
このカット部182は、層間材16が送り出し部181により所定長さ送り出されると、その長さ部分で、切断刃182aが取り付けられたロッドシリンダー182dを駆動シリンダー182bにより上昇させる。
【0076】
LS14が作動した後、切断刃182aをロッドレスシリンダー182dにより、層間材16の幅方向に前進させて、層間材16を切断する。なお、層間材16の所定長さは、巻き層数に応じて異なるので、予め巻き層毎に必要な長さを演算して、所定長さを設定しておく。
【0077】
また、層間材16の切断の際には、押さえシリンダー182cは、所定の位置まで下降させておく。その後、切断刃182aとロッドレスシリンダー182dをシリンダー182bにより下降させる。そして、ロッドレスシリンダー182dにより切断刃182aを元の位置に戻す。
【0078】
耳カッター部183は、カット部182の近傍に配置され、スリット刃183aと、その駆動シリンダー183bとを有している。この耳カッター部183は、スリット刃183aが、支持台18cの上方に位置していて、シリンダー183bを駆動すると、スリット刃183aが層間材16を支持台18cに押圧して、図13に示すように、層間材16の幅方向の両端にスリットsを形成するようになっている。
【0079】
なお、本実施例の場合には、スリットsが層間材16の幅方向の両端に形成されるので、図11においては、一対の耳カッター部183が所定の間隔を設けて配置されている。
【0080】
スリットsは、所定の幅を有し、一端が層間材16に到達するように、かつ、層間材16の長手方向に沿って所定の間隔を隔てて複数形成され、本実施例の場合には、層間材16の幅方向の端部で同じ場所に設けられている。
【0081】
このようなスリットsを設けておくと、層間材16を巻き付ける際に、層間材16自身の剛性により、巻き付けが困難になることが防げる。
【0082】
ゲート185は、支持台18cのストッパ18d側に上方に配置され、押え板185aと、駆動シリンダー185bとを備えている。このゲート185は、送り出し部181で送り出された層間材16の端部がPH5で検出されると、シリンダー185bにより押え板185aが支持台18cの上で下降し層間材16を挟持する一方、それ以後に送り出される層間材16を、ストックスペース184にジグザクに折り畳むようにして収容する。
【0083】
なお、このストックスペース184は、上板184aと、L字板184bとで隔成されている。また、図11にLS符号で示した部材は、シリンダーなどの移動ストロークを検出するリミットスイッチであり、また、PH5,6は、それぞれ層間材16の前、後端部を検出する光電方式の近接センサである。
この場合のプラチェーン26aの繰り出し量は、前述の図10に示すように、ボビン10の巻胴部10aをほぼ半周する程度でよく、その位置まで繰り出されたプラチェーン26aは、その後、層間材16の後端部が近接センサPH6により検出されると繰り出し部26bの逆操作により元の位置に復帰される。
【0084】
以上のように構成されたストック部180は、上記実施例と同様に、制御装置28によりその作動が制御され、本実施例の場合には、図12に示すように、送り出し部モータ181c,耳カッター部駆動シリンダー183bなどが、シーケンサ制御部29の制御信号を受けて、操作出力部30bから送出される信号により駆動が制御されるとともに、カット信号cがシーケンサ制御部29に入力され、このカット信号cは、各層毎にスペーサ12の巻取機側から送出される。
【0085】
カット信号cが入力されると、送り出し部181に駆動信号が送出され、層間材16が所定の長さだけ送り出される。この際に、まず、所定時間層間材16の先端位置が定まり易いように低速で送り出して停止する。
【0086】
そして、この送り出し後の所定時間後(0.5秒程度)に耳カッター部183を駆動させて、層間材16にスリットsを形成する。このような層間材16の送り出しと耳カッター部183の駆動とを交互に繰り返しながら層間材16を送り出す。
【0087】
そして、層間材16の先端を近接センサPH5が検出すると、ゲート185が下降駆動され、ローラ185bにより層間材16を支持台18c上に押さえ込んで、層間材16の吸着位置ズレを防止する。
【0088】
その後は、操作時間を短縮するために、送り出し部181の送り出し速度を高速にして、ストックスペース184に貯める。送り出し部181の送り出し量が所定量になると、送り出しを停止して、 カット部182に駆動信号を送出して、層間材16をその部分で切断する。
【0089】
カット部182を下方移動させて待機状態にすると、層間材16の巻き付け準備が完了する。この状態で吸引角パイプ200aが下降して、層間材16の端部を吸着保持して上昇し、巻き付け機構20が水平移動した後、吹き付けエアーノズル40aにより、端部が吸着保持されている層間材16の後方にアシストエアーを吹き付ける。
【0090】
このエアー噴き付けは、先端側を吸着保持されている層間材16の後端側が、自重により垂れ込んで、ボビン10のフランジに内に入り込んで、早めに巻き付いたり、あるいは、最終巻きの巻き付け時に、重なって巻き付いて、上下のスペーサ同士が直接巻き付く項を防止するために行う。
【0091】
以上のように構成したストック部180を採用した場合には、上記実施例の作用効果に加えて、以下の効果が得られる。
【0092】
すなわち、本実施例の場合には、層間材16は、ロール状に捲回したものを用い、自動的にカット部182で所定長さに切断するようにしているので、各層に対応させて長さを設定する必要がなく、また、カセットに装着する必要がなく、作業時間の大幅な省略が図れる。
【0093】
また、本実施例の場合には、プラチェーン26aの繰り出し速度とスペーサ12の巻取り速度とを同期させている。この理由は、以下の知得に基づいている。すなわち、プラチェーン26aの繰り出し速度がスペーサ12の巻取り速度よりも遅くなると、層間材16の送り速度は、押圧ローラ本体200cによりスペーサ12と同じ速度で進行しており、その上から速度の遅いプラチェーン26aの先端部分で押さえられることになる。
【0094】
このような状態になると、後から送り出された層間材16がスペーサ12の巻きに添わず、しわになって折れ曲がったり、膨らみ曲がったりする。また、速度が速いと、層間材16の先端からプラチェーン26aが出て、層間材16を上手く押さえ込むことができなかったり、既巻き付けスペーサ12’と直接接触して進むため、傷がつくなど巻き付け不良となる。
【0095】
そこで、本実施例では、図12に示すように、スペーサ12の巻取り信号(図示省略のスペーサ12の製造装置の引取機から送出される。)36aを、F/V変換36b,電流変換(4〜20mA)を介して、プラチェーン26aの繰り出しモータ261bを制御するインバータ36に入力している。
【0096】
このようなインバータ36の制御を採用すると、プラチェーン26aの繰り出し速度とスペーサ12の巻取り速度とを同期させることができ、前述した不都合を回避できる。
【0097】
図14及び図15は、本発明にかかる層間材挿入装置の第3実施例を示しており、上記実施例と同一もしくは相当する部分には、同一符号を付してのその説明を省略するとともに、以下にその特徴点についてのみ詳述する。
【0098】
本実施例は、第1実施例の巻付け補助機構26の変形例であり、第1実施例で示したプラチェーン26aの繰り出し角度Kを可変とする揺動部50を設けている。
【0099】
巻付け補助機構26のガイド部26cは、プラチェーン26aが上方に載置されるレール260cと、このレール260cを覆うカバー261cとを備えており、レール260cの先端側を切断して、ピン262cで連結することにより、上下方向に揺動自在に結合している。
【0100】
一方、揺動部50は、レール260cの先端側下方に、一端が固設されたL字部材50aと、L字部材の他端に設けられたギア50bとを備え、これらの各部材は、所定間隔を隔てて平行に配置される一対のレール260cにそれぞれ配置されている。
【0101】
一対のギア50bは、ロッド50cにより連結されているとともに、一方のギア50bには、駆動モータ50dの回転軸に固設された原動ギア50eが歯合している。
【0102】
他方のギア50bには、ギア50bの回転量を検出するアブソリュートエンコーダ50fが結合され、その絶対値パルス出力をカムポジショナ50gで取り込んでいる。カムポジショナ50gでプラガイト角度が、例えば、20°,30°,40°であれば、その角度に変換して前後±2°に入ると、それぞれの角度にあわせて操作入力部30aへ制御出力してプラガイド260cの角度を調整できるようになっている。
【0103】
このように構成した揺動部50によれば、駆動モータ50dを回転駆動すると、これに伴って、ピン262cから先端側のレール260cが、上下方向に揺動移動し、レール260cに載置されているプラチェーン26aの繰り出し角度Kを、例えば、20°,30°,40°等の角度に調整できるようになっている。
【0104】
この場合、カムポジショナ50gは、エンコーダ50fの出力を角度に換算して、設定されたプラチェーン26aの繰り出し角度Kに対して、これが±2°程度の範囲内になると、操作出力部30aに制御信号を出力して、駆動モータ50dの回転制御を行う。
【0105】
なお、図14,15に符号263cで示した部材は、レール260cの先端に立設されたプラチェーン26aの横ズレ防止用ガイド片である。
【0106】
以上のような揺動部50を採用すると、プラチェーン26aの繰り出し角度Kを一定にした場合の不都合を回避することができる。すなわち、層間材16を挿入する際に、スペーサ12のボビン10に対する巻き付けが進行して、巻き径が極端に大きくなり、これが、例えば、φ1650mm程度になると、巻き径への乗りあがり角度が大きくなる。
【0107】
この際に、層間材16の繰り出し角度Kが一定の場合には、巻き径との角度差が大きくなって、プラチェーン26aを角度Kで繰り出しても、これがスペーサ12’に沿って前方に進まず、スペーサ12’上で山なりになったりして、層間材16を円滑に挿入することが困難になる。
【0108】
このような場合に、プラチェーン26aの繰り出し角度Kを変更すると、このような不都合を回避することができる。なお、プラチェーン26aの先端側に一部上面側に粘着テープなどを貼り付けると、上述した不都合をより一層確実に防止することができる。
【0109】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明にかかる層間材挿入装置によれば、自動的に層間材を挿入することができ、コストと人手の低減を可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる層間材挿入装置の第1実施例を示す全体側面図である。
【図2】図1の層間材挿入装置の上面図である。
【図3】図1に示した層間材挿入装置のストック部の詳細説明図である。
【図4】図1の要部拡大図である。
【図5】図1に示した層間材挿入装置の巻付け補助機構の要部拡大図である。
【図6】図1に示した層間材挿入装置の制御部のブロック図である。
【図7】図1に示した層間材挿入装置の巻付け機構の待機位置Aにおける状態説明図である。
【図8】図6に示した待機位置Aから巻付け開始信号を受けて作動する巻付け機構の作動初期の状態説明図である。
【図9】図7に示した状態から引き続いて行われる巻付け機構の作動説明図である。
【図10】図8に示した状態から引き続いて行われる巻付け機構の作動説明図である。
【図11】本発明にかかる層間材挿入装置の第2実施例を示すストック部の側面説明図である。
【図12】図11に示したストック部の制御部のブロック図である。
【図13】図11に示した耳カット部で形成されるスリットの説明図である。
【図14】本発明にかかる層間材挿入装置の第3実施例を示す巻付け補助機構の斜視図である。
【図15】図14の要部側面図である。
【符号の説明】
10 ボビン
10a 巻胴部
12 スペーサ
12’ 既巻付けスペーサ
14 トラバース機構
14a トラバースガイド
16 層間材
18 ストック部
18a 円筒ホルダ
18b 固定フランジ18c支持台
18d 脱着ストッパ
20 巻付け機構
20a 吸着保持部
20b 位置検出ローラ
20c 押圧ローラ
20d エアーノズル
20e 支持体
20f 移動台車シリンダー
22g 移動台車
26 巻付け補助機構
26a プラチェーン
26b 繰り出し部
28 制御部
29 シーケンス制御部
30 操作部
30a 操作入力部
30b 操作出力部
31 操作スイッチ類
32 センサ類
33 電磁弁
34 表示灯類
35 モータ類
35a 移動台モータ
36 インバータ
200a 角パイプ
200b ローラ本体
201a 角パイプシリンダー
201b 位置検出ローラシリンダー
201c 位置検出ローラセンサ
201d 後端検出光電スイッチ
261b 繰り出しモータ

Claims (8)

  1. 回転駆動されるボビンの外周に、光ファイバケーブル用スペーサを、トラバース機構を介して、多層状に巻き付ける際に、クラフト紙やダンボール状シートなどのシート状層間材を、巻き付けられる前記スペーサの上下層間に挿入する層間材挿入装置において、
    前記シート状層間材のストック部から送り出された前記層間材の端部を吸引して保持するとともに、前記トラバース機構により案内された前記スペーサが下層側の既巻付けスペーサ上に乗り上げる前に、前記層間材を前記既巻付けスペーサに押圧して、これを前記ボビンとともに回転させて、前記スペーサが下層側の既巻付けスペーサ上に乗り上げる直前に、前記層間材の端部をこれらの間に挿入させる層間材巻付け機構と、
    前記層間材巻付け機構が前記層間材を前記既巻付けスペーサに押圧する状態を解除した後に、前記ボビンの回転に伴って、前記既巻付けスペーサ上に捲回される前記層間材のまくれ上がりを、その上方から規制する巻付け補助機構とを備えたことを特徴とする層間材挿入装置。
  2. 前記ストック部は、所定長さに切断された前記層間材を収納する複数の円筒状ホルダを備え、
    前記ホルダ内に収納された前記層間材の一端側を、前記ホルダのスリットからそれぞれ突出させるとともに、突出された各層間材の端部を引き揃えて積層することを特徴とする請求項1記載の層間材挿入装置。
  3. 前記ストック部は、ロール状に捲回された前記層間材の端部を、前記層間材巻付け機構側に送り出す送出し部と、前記層間材が所定長さ送り出された際に、その長さ部分で前記層間材を切断するカット部とを有することを特徴とする請求項1記載の層間材挿入装置。
  4. 前記ストック部は、前記送出し部で送り出された前記層間材の幅方向の端部にスリットを形成する耳カッター部を有することを特徴とする請求項3記載の層間材挿入装置。
  5. 前記ストック部は、前記送出しで送り出された前記層間材のストックスペースを有することを特徴とする請求項3記載の層間材挿入装置。
  6. 前記層間材巻付け機構は、
    前記層間材の端部を吸引して保持する前後自在な層間材吸着保持部と、
    前記既巻付けスペーサに当接して、その位置を検知する前後移動自在な位置検出ローラと、
    前記層間材の端部を前記既巻付けスペーサに押圧する前後移動自在な押圧ローラと、
    前記層間材吸着保持部に保持されている前記層間材の端部を前記押圧ローラ側に付勢するエアーを噴出するエアーノズルと、
    前記層間材吸着保持部と前記位置検出および押圧ローラを支持する支持体と、前記支持体の旋回移動部と、前記エアーノズルと前記支持体および前記旋回移動部が搭載され、これらを前記ボビンに対して、近接ないしは離間移動させる台車とを有することを特徴とする請求項2記載の層間材挿入装置。
  7. 前記巻付け補助機構は、前記台車に搭載されたプラチェーンと、その繰り出し部とを備え、
    前記プラチェーンは、屈曲方向が1方向に規制された板状リンクを連結したものであり、前記繰り出し部により前記ボビン側に繰り出された際に、前記既巻付けスペーサの外周に沿って湾曲することを特徴とする請求項3記載の層間材挿入装置。
  8. 前記巻付け補助機構は、前記プラチェーンの繰り出し角度を可変とする揺動部を有することを特徴とする請求項7記載の層間材挿入装置。
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